JP2001131448A - 塗料の剥離剤 - Google Patents
塗料の剥離剤Info
- Publication number
- JP2001131448A JP2001131448A JP31263499A JP31263499A JP2001131448A JP 2001131448 A JP2001131448 A JP 2001131448A JP 31263499 A JP31263499 A JP 31263499A JP 31263499 A JP31263499 A JP 31263499A JP 2001131448 A JP2001131448 A JP 2001131448A
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- JP
- Japan
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- solvent
- organic
- paint
- peeling agent
- peeling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 環境を汚染せず、無公害であると共に再塗装
面の体裁をよくする塗料の剥離剤を提供する。 【解決手段】 低級アルキルピロリドン系溶剤:40%
±10%,有機芳香族有機溶剤:20±5%,エステル
類:15±5%,低級アルキルホルムアミド系溶剤:1
0±3%,アルカノールアミン等アミン系剥離助剤:4
±1%,有機系増粘剤:5±1%,界面活性剤:2±1
%とからなるアルキルピロリドン等とこれにセルローズ
系増粘剤による膨潤した芳香族有機溶剤とを混合する。
面の体裁をよくする塗料の剥離剤を提供する。 【解決手段】 低級アルキルピロリドン系溶剤:40%
±10%,有機芳香族有機溶剤:20±5%,エステル
類:15±5%,低級アルキルホルムアミド系溶剤:1
0±3%,アルカノールアミン等アミン系剥離助剤:4
±1%,有機系増粘剤:5±1%,界面活性剤:2±1
%とからなるアルキルピロリドン等とこれにセルローズ
系増粘剤による膨潤した芳香族有機溶剤とを混合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飛行機,船舶,自動
車等の車両或いは風呂桶等の塗料の剥離剤、特にガラ
ス,カーボン,鉱物の繊維(ロックウール)等の繊維強
化プラスチックよりなるFRPゲルコート母材の塗料の
剥離剤に関する。
車等の車両或いは風呂桶等の塗料の剥離剤、特にガラ
ス,カーボン,鉱物の繊維(ロックウール)等の繊維強
化プラスチックよりなるFRPゲルコート母材の塗料の
剥離剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の斯種塗料の剥離剤は塩素を含有す
るメチレンクロライド(ジクロルメタン)を主体とする
ものを用いていた。
るメチレンクロライド(ジクロルメタン)を主体とする
ものを用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる従来のも
のはその処理後、ダイオキシンを発生し、環境を汚染す
るばかりでなく、人間の健康にも有害であり、またその
溶解性によってFRPゲルコート母材を傷め、強度を低
下させ、表面を汚くすると共に再塗装面が不体裁となる
欠点がある。
のはその処理後、ダイオキシンを発生し、環境を汚染す
るばかりでなく、人間の健康にも有害であり、またその
溶解性によってFRPゲルコート母材を傷め、強度を低
下させ、表面を汚くすると共に再塗装面が不体裁となる
欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる欠点を除
去するもので、低級アルキルピロリドン系溶剤:40%
±10%,有機芳香族有機溶剤:20±5%,エステル
類:15±5%,低級アルキルホルムアミド系溶剤:1
0±3%,アルカノールアミン等アミン系剥離助剤:4
±1%,有機系増粘剤:5±1%,界面活性剤:2±1
%とからなるピロリドン等とこれにセルローズ系増粘剤
による膨潤した芳香族有機溶剤との混合による塗料の剥
離剤である。
去するもので、低級アルキルピロリドン系溶剤:40%
±10%,有機芳香族有機溶剤:20±5%,エステル
類:15±5%,低級アルキルホルムアミド系溶剤:1
0±3%,アルカノールアミン等アミン系剥離助剤:4
±1%,有機系増粘剤:5±1%,界面活性剤:2±1
%とからなるピロリドン等とこれにセルローズ系増粘剤
による膨潤した芳香族有機溶剤との混合による塗料の剥
離剤である。
【0005】
【発明の実施の形態】(実験例1)N−メチルピロリド
ン(NMP):40%±10%,キシレン等の芳香族有
機溶剤:20±5%,酢酸エチル:15±5%,N・N
ジメチルホルムアミド(DMF):10±3%,モノエ
タノールアミン:4±1%,メチルセルローズ(M
C):5±1%,界面活性剤:2±1%とからなるN−
メチルピロリドンとこれにメチルセルローズによる膨潤
した芳香族有機溶剤との混合による塗料の剥離剤で各種
の実験を行った。塗膜の種類、塗膜の厚み、剥離時間と
の関係は以下の通りである。
ン(NMP):40%±10%,キシレン等の芳香族有
機溶剤:20±5%,酢酸エチル:15±5%,N・N
ジメチルホルムアミド(DMF):10±3%,モノエ
タノールアミン:4±1%,メチルセルローズ(M
C):5±1%,界面活性剤:2±1%とからなるN−
メチルピロリドンとこれにメチルセルローズによる膨潤
した芳香族有機溶剤との混合による塗料の剥離剤で各種
の実験を行った。塗膜の種類、塗膜の厚み、剥離時間と
の関係は以下の通りである。
【0006】 塗膜の種類 塗膜の厚み 剥離時間 ラッカー 100 ミクロン 5-109 分 メラミン 80 ミクロン 5-109 分 ウレタン 80 ミクロン 30-50 分 その他市販の塗料 100 ミクロン 30-50 分
【0007】(実験例2)N−メチルピロリドン(NM
P):40%±10%,N・Nジメチルホルムアミド
(DMF):20±3%,モノエタノールアミン:4±
1%,トルエン等の芳香族有機溶剤:20±5%,酢酸
ブチル:15±5%,これらに界面活性剤および粘性の
ためのメチルセルローズを加えた塗料の剥離剤で各種の
実験を行った。
P):40%±10%,N・Nジメチルホルムアミド
(DMF):20±3%,モノエタノールアミン:4±
1%,トルエン等の芳香族有機溶剤:20±5%,酢酸
ブチル:15±5%,これらに界面活性剤および粘性の
ためのメチルセルローズを加えた塗料の剥離剤で各種の
実験を行った。
【0008】 塗膜の種類 塗膜の厚み 被塗物損傷 剥離時間 従来品 ラッカー 80 ミクロン なし 10-20 分 同等 メラミン焼き付け 80 ミクロン なし 10-20 分 同等 ウレタン 80 ミクロン なし 10-30 分 劣る エポキシ 80 ミクロン なし 20-50 分 同等 FRP 素材の成形品の剥離効果がよく、従来品の様に素材
を損傷することがなく、使用できるのが特徴である。
を損傷することがなく、使用できるのが特徴である。
【0009】なお、N−メチルピロリドン(NMP)の
かわりにフルフラール、キシレン等のかわりにトルエ
ン,ベンゼン,メチルナフタレン,ジメチルナフタレ
ン,イソプロピルナフタレン,低級アルキルナフタレ
ン,ジアルキルジアルカン、
かわりにフルフラール、キシレン等のかわりにトルエ
ン,ベンゼン,メチルナフタレン,ジメチルナフタレ
ン,イソプロピルナフタレン,低級アルキルナフタレ
ン,ジアルキルジアルカン、
【0010】酢酸エチルのかわりに酢酸ブチル,蓚酸ジ
メチル(C1−C4 ),クエン酸ジメチル(C1−C
4 )およびジエチル,酒石酸ジメチル(C1−C4)お
よびジエチル,MEK,MIBK,エチレンカーボネー
ト,脂肪酸(C8−C22)エステル(C1−C4 )、
メチル(C1−C4 ),クエン酸ジメチル(C1−C
4 )およびジエチル,酒石酸ジメチル(C1−C4)お
よびジエチル,MEK,MIBK,エチレンカーボネー
ト,脂肪酸(C8−C22)エステル(C1−C4 )、
【0011】N・Nジメチルホルムアミド(DMF)の
かわりにジメチルスルホオキサイド(DMSO),テト
ラハイドロフラン(THF),N・Nジメチルアセトア
ミド(DMAC)、
かわりにジメチルスルホオキサイド(DMSO),テト
ラハイドロフラン(THF),N・Nジメチルアセトア
ミド(DMAC)、
【0012】モノエタノールアミンのかわりにジエタノ
ールアミン,モノプロパノールアミン,ジプロパノール
アミン,低級アルキルアミン(C1−C6),ジエチレン
トリアミンのアルキレン付加物(アルキレンとして酸化
エチレン,酸化プロピレン,ブチレンオキサイドの1−
3モル付加物)、
ールアミン,モノプロパノールアミン,ジプロパノール
アミン,低級アルキルアミン(C1−C6),ジエチレン
トリアミンのアルキレン付加物(アルキレンとして酸化
エチレン,酸化プロピレン,ブチレンオキサイドの1−
3モル付加物)、
【0013】メチルセルローズ(MC)のかわりにエチ
ルセルローズ(EC),ヒドロキシエチルセルローズ
(HEC),ポリビニルアルコール(PVA),ポリビ
ニルピロリドンを夫々用いてもよい。
ルセルローズ(EC),ヒドロキシエチルセルローズ
(HEC),ポリビニルアルコール(PVA),ポリビ
ニルピロリドンを夫々用いてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は塩素系溶剤は一切使用しないの
で、ダイオキシンを発生せず、環境を汚染しないばかり
でなく、人間の健康にも無害であるから、無公害であ
り、また有機系増粘剤とアルキルホルムアミド系溶剤に
よって剥離性が向上し、芳香族有機溶剤によって浸透力
が向上し、また溶解性がないのでFRPゲルコート母材
を傷めたり、強度を低下させたりせず、表面を平坦に保
って再塗装面の体裁をよくするものである。
で、ダイオキシンを発生せず、環境を汚染しないばかり
でなく、人間の健康にも無害であるから、無公害であ
り、また有機系増粘剤とアルキルホルムアミド系溶剤に
よって剥離性が向上し、芳香族有機溶剤によって浸透力
が向上し、また溶解性がないのでFRPゲルコート母材
を傷めたり、強度を低下させたりせず、表面を平坦に保
って再塗装面の体裁をよくするものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 低級アルキルピロリドン系溶剤:40%
±10%,有機芳香族有機溶剤:20±5%,エステル
類:15±5%,低級アルキルホルムアミド系溶剤:1
0±3%,アルカノールアミン等アミン系剥離助剤:4
±1%,有機系増粘剤:5±1%,界面活性剤:2±1
%とからなるアルキルピロリドン等とこれにセルローズ
系増粘剤による膨潤した芳香族有機溶剤との混合による
塗料の剥離剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31263499A JP2001131448A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | 塗料の剥離剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31263499A JP2001131448A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | 塗料の剥離剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001131448A true JP2001131448A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18031578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31263499A Withdrawn JP2001131448A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | 塗料の剥離剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001131448A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014177599A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Sansai Kako Kk | 塗膜剥離用組成物 |
JP2018104571A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 菊水化学工業株式会社 | 塗膜剥離剤 |
JP2021095437A (ja) * | 2019-12-13 | 2021-06-24 | 株式会社Uacj製箔 | 洗浄剤 |
-
1999
- 1999-11-02 JP JP31263499A patent/JP2001131448A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014177599A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Sansai Kako Kk | 塗膜剥離用組成物 |
JP2018104571A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 菊水化学工業株式会社 | 塗膜剥離剤 |
JP2021095437A (ja) * | 2019-12-13 | 2021-06-24 | 株式会社Uacj製箔 | 洗浄剤 |
JP7286527B2 (ja) | 2019-12-13 | 2023-06-05 | 株式会社Uacj製箔 | 洗浄剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |