JP2001130622A - 箱体の梱包枠具 - Google Patents
箱体の梱包枠具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異なる大きさの箱体であっても、繰り返して
使用できるとともに、梱包、開梱、回収作業が容易な箱
体の梱包枠具を提供する。 【解決手段】 自動販売機Aが載置されるパレット部7
0と、自動販売機Aの四隅に対応する位置に配設され、
パレット部70に立ち上げ支持された4本の支柱10〜
13を備える。前方の2本の支柱10,11の上端間、
後方の2本の支柱12,13の上端間を、それぞれ水平
方向の上部連結棒40,41によって連結する。前方の
2本の支柱10,11の中間部間、後方の2本の支柱1
2,13の中間部間を、それぞれ水平方向の中間連結棒
21によって連結する。前方の2本の支柱10,11
に、スライド連結棒30〜33の一端を回動可能に取り
付け、後方の2本の支柱12,13に、スライド連結棒
30〜33の他端を回動可能に且つ上下に位置調整可能
に取り付ける。
使用できるとともに、梱包、開梱、回収作業が容易な箱
体の梱包枠具を提供する。 【解決手段】 自動販売機Aが載置されるパレット部7
0と、自動販売機Aの四隅に対応する位置に配設され、
パレット部70に立ち上げ支持された4本の支柱10〜
13を備える。前方の2本の支柱10,11の上端間、
後方の2本の支柱12,13の上端間を、それぞれ水平
方向の上部連結棒40,41によって連結する。前方の
2本の支柱10,11の中間部間、後方の2本の支柱1
2,13の中間部間を、それぞれ水平方向の中間連結棒
21によって連結する。前方の2本の支柱10,11
に、スライド連結棒30〜33の一端を回動可能に取り
付け、後方の2本の支柱12,13に、スライド連結棒
30〜33の他端を回動可能に且つ上下に位置調整可能
に取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動販売
機等の箱体の運搬時に使用する梱包枠具に係り、特に、
梱包作業、開梱作業、回収作業の点について改良を施し
た梱包枠具に関する。
機等の箱体の運搬時に使用する梱包枠具に係り、特に、
梱包作業、開梱作業、回収作業の点について改良を施し
た梱包枠具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機などの大型の箱体を小型フォ
ークリフト等で運搬する際には、例えば、図5に示すよ
うな木製の梱包枠具Xによって梱包していた。この梱包
枠具Xは、箱体の四隅に対応する位置に立設された4本
の木製支柱1と、4本の木製支柱1の間を水平方向に連
結する複数の横連結板3,4と、短辺側の横連結板3を
補強する補強連結板5と、4本の木製支柱1の上端に設
けられた発泡スチロール製のパッキン部材6と、4本の
木製支柱1の下端を支持するパレット部7によって構成
されている。
ークリフト等で運搬する際には、例えば、図5に示すよ
うな木製の梱包枠具Xによって梱包していた。この梱包
枠具Xは、箱体の四隅に対応する位置に立設された4本
の木製支柱1と、4本の木製支柱1の間を水平方向に連
結する複数の横連結板3,4と、短辺側の横連結板3を
補強する補強連結板5と、4本の木製支柱1の上端に設
けられた発泡スチロール製のパッキン部材6と、4本の
木製支柱1の下端を支持するパレット部7によって構成
されている。
【0003】パレット部7は、複数の水平板8を格子状
に組み合わせることによって構成され、箱体の重量を支
えるとともに、運搬時のクッションの役割を果たす。か
かる梱包枠具Xは、運搬の際には、パレット部7に載置
した箱体を覆うように、釘打ちによって組み立てられ
て、スチールバンド等で固定される。
に組み合わせることによって構成され、箱体の重量を支
えるとともに、運搬時のクッションの役割を果たす。か
かる梱包枠具Xは、運搬の際には、パレット部7に載置
した箱体を覆うように、釘打ちによって組み立てられ
て、スチールバンド等で固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の木製の梱包枠具は、使用の度に組み立てて、使
用後は廃棄するので、環境調和上好ましくない。また、
梱包及び開梱作業には、釘打ちや釘抜きのために工具が
必要になるとともに、その作業は大変手間がかかる。さ
らに、自動販売機の奥行きが異なると、それに合わせて
異なる枠具を使用する必要があり、管理が難しい。
な従来の木製の梱包枠具は、使用の度に組み立てて、使
用後は廃棄するので、環境調和上好ましくない。また、
梱包及び開梱作業には、釘打ちや釘抜きのために工具が
必要になるとともに、その作業は大変手間がかかる。さ
らに、自動販売機の奥行きが異なると、それに合わせて
異なる枠具を使用する必要があり、管理が難しい。
【0005】これに対処するため、実開平4−9186
9号公報に示すような梱包枠具が提案されている。この
梱包枠具は、各支柱間を角度変更可能な連結棒で連結し
たものであり、奥行きが異なる自動販売機に対しても同
じ梱包枠具を使用できる。しかし、組み立ての際には、
工具を用いて多数の部材を連結する必要があり、手間が
かかる。特に、組み立て前の状態で分離している各部材
は、紛失しやすい。
9号公報に示すような梱包枠具が提案されている。この
梱包枠具は、各支柱間を角度変更可能な連結棒で連結し
たものであり、奥行きが異なる自動販売機に対しても同
じ梱包枠具を使用できる。しかし、組み立ての際には、
工具を用いて多数の部材を連結する必要があり、手間が
かかる。特に、組み立て前の状態で分離している各部材
は、紛失しやすい。
【0006】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
異なる大きさの箱体であっても、繰り返して使用できる
とともに、梱包、開梱、回収作業が容易な箱体の梱包枠
具を提供することにある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
異なる大きさの箱体であっても、繰り返して使用できる
とともに、梱包、開梱、回収作業が容易な箱体の梱包枠
具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、箱体が載置される基底部と、箱体の四
隅に対応する位置に配設され、前記基底部に立ち上げ支
持された4本の支柱とを有する梱包枠具において、以下
のような技術的特徴を有する。
めに、本発明は、箱体が載置される基底部と、箱体の四
隅に対応する位置に配設され、前記基底部に立ち上げ支
持された4本の支柱とを有する梱包枠具において、以下
のような技術的特徴を有する。
【0008】すなわち、請求項1記載の発明は、前方の
2本の支柱の上端間、後方の2本の支柱の上端間は、そ
れぞれ水平方向の上部連結棒によって連結され、前方の
2本の支柱の中間部間、後方の2本の支柱の中間部間
は、それぞれ水平方向の中間連結棒1によって連結さ
れ、前方の2本の支柱には、スライド連結棒の一端が回
動可能に取り付けられ、後方の2本の支柱には、スライ
ド連結棒の他端が回動可能に且つ上下に位置調整可能に
取り付けられていることを特徴とする。以上のような請
求項1記載の発明では、前方の2本の支柱と後方の2本
の支柱との間隔は、スライド連結棒の端部のスライド移
動によって伸縮自在となるので、奥行きが異なる箱体で
あっても、同じ梱包枠具を繰り返し使用することができ
る。また、梱包の際には、箱体の奥行きに合わせて、前
方の2本の支柱と後方の2本の支柱との間を伸縮させる
だけで済むので、手間がかからない。
2本の支柱の上端間、後方の2本の支柱の上端間は、そ
れぞれ水平方向の上部連結棒によって連結され、前方の
2本の支柱の中間部間、後方の2本の支柱の中間部間
は、それぞれ水平方向の中間連結棒1によって連結さ
れ、前方の2本の支柱には、スライド連結棒の一端が回
動可能に取り付けられ、後方の2本の支柱には、スライ
ド連結棒の他端が回動可能に且つ上下に位置調整可能に
取り付けられていることを特徴とする。以上のような請
求項1記載の発明では、前方の2本の支柱と後方の2本
の支柱との間隔は、スライド連結棒の端部のスライド移
動によって伸縮自在となるので、奥行きが異なる箱体で
あっても、同じ梱包枠具を繰り返し使用することができ
る。また、梱包の際には、箱体の奥行きに合わせて、前
方の2本の支柱と後方の2本の支柱との間を伸縮させる
だけで済むので、手間がかからない。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の箱
体の梱包枠具において、前記上部連結棒には、箱体上部
の角部に対応する緩衝部材が、水平方向に位置調整可能
に設けられていることを特徴とする。以上のような請求
項2記載の発明では、箱体上部の角部に緩衝部材が当接
するので、箱体の損傷が防止される。また、幅の異なる
箱体であっても、これに合わせて、緩衝部材の位置を調
整できる。
体の梱包枠具において、前記上部連結棒には、箱体上部
の角部に対応する緩衝部材が、水平方向に位置調整可能
に設けられていることを特徴とする。以上のような請求
項2記載の発明では、箱体上部の角部に緩衝部材が当接
するので、箱体の損傷が防止される。また、幅の異なる
箱体であっても、これに合わせて、緩衝部材の位置を調
整できる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の箱体の梱包枠具において、前記上部連結棒の
上側から前記基底部の下側を通る環状に締結される固定
用ベルトが設けられていることを特徴とする。以上のよ
うな請求項3記載の発明では、箱体上部の上部連結棒か
ら箱体下部の基底部までを固定用ベルトによって締結す
ることにより、一層強固に箱体を保持することができ
る。
項2記載の箱体の梱包枠具において、前記上部連結棒の
上側から前記基底部の下側を通る環状に締結される固定
用ベルトが設けられていることを特徴とする。以上のよ
うな請求項3記載の発明では、箱体上部の上部連結棒か
ら箱体下部の基底部までを固定用ベルトによって締結す
ることにより、一層強固に箱体を保持することができ
る。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の箱体の梱包枠具において、前側及び
後側の少なくとも一方の前記中間連結棒は、前記支柱に
対して着脱自在に設けられていることを特徴とする。以
上のような請求項4記載の発明では、中間連結棒を取り
外すことができるので、箱体の搬入、搬出を容易に行う
ことができる。
ずれか1項に記載の箱体の梱包枠具において、前側及び
後側の少なくとも一方の前記中間連結棒は、前記支柱に
対して着脱自在に設けられていることを特徴とする。以
上のような請求項4記載の発明では、中間連結棒を取り
外すことができるので、箱体の搬入、搬出を容易に行う
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態の構成 請求項1〜4記載の発明に対応する実施の形態を、図1
〜4を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形
態は、図1及び図2に示すように、支柱10〜13、中
間連結棒20,21、スライド連結棒30〜33、上部
連結棒40,41、上部保持金具50〜53、クッショ
ン60〜63、パレット部70及び固定用ベルト80等
によって構成されている。
〜4を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形
態は、図1及び図2に示すように、支柱10〜13、中
間連結棒20,21、スライド連結棒30〜33、上部
連結棒40,41、上部保持金具50〜53、クッショ
ン60〜63、パレット部70及び固定用ベルト80等
によって構成されている。
【0013】支柱10〜13は、箱体の四隅に対応する
位置に立設される4本のパイプである。中間連結棒20
は、前方の2本の支柱10,11の中間を水平方向に連
結するパイプであり、中間連結棒21は、後方の2本の
支柱12,13の中間を水平方向に連結するパイプであ
る。前方の中間連結棒20の両端は、支柱10,11に
固定された連結具20a,20bに対して、着脱自在に
設けられている。
位置に立設される4本のパイプである。中間連結棒20
は、前方の2本の支柱10,11の中間を水平方向に連
結するパイプであり、中間連結棒21は、後方の2本の
支柱12,13の中間を水平方向に連結するパイプであ
る。前方の中間連結棒20の両端は、支柱10,11に
固定された連結具20a,20bに対して、着脱自在に
設けられている。
【0014】スライド連結棒30,31は、左方の2本
の支柱10,12を連結するパイプであり、スライド連
結棒32,33は、右方の2本の支柱11,13を連結
するパイプである。スライド連結棒30〜33の前端
は、前方の2本の支柱10,11に固定された固定具3
0a,31a,32a,33aに対して、回動可能に連
結されている。また、スライド連結棒30〜33の後端
は、後方の2本の支柱12,13に上下にスライド移動
可能に設けられたスライド具30b,31b,32b,
33bに対して、回動可能に連結されている。
の支柱10,12を連結するパイプであり、スライド連
結棒32,33は、右方の2本の支柱11,13を連結
するパイプである。スライド連結棒30〜33の前端
は、前方の2本の支柱10,11に固定された固定具3
0a,31a,32a,33aに対して、回動可能に連
結されている。また、スライド連結棒30〜33の後端
は、後方の2本の支柱12,13に上下にスライド移動
可能に設けられたスライド具30b,31b,32b,
33bに対して、回動可能に連結されている。
【0015】上部連結棒40は、前方の2本の支柱1
0,11の上端を水平方向に連結するパイプである。上
部連結棒41は、後方の2本の支柱12,13の上端を
水平方向に連結するパイプである。そして、上部連結棒
40,41には、それぞれ2つの上部保持金具50〜5
3がスライド移動可能に設けられている。この上部保持
金具50〜53の内面には、自動販売機上部の角を構成
する3面に、それぞれ接するクッション60〜63が取
り付けられている。
0,11の上端を水平方向に連結するパイプである。上
部連結棒41は、後方の2本の支柱12,13の上端を
水平方向に連結するパイプである。そして、上部連結棒
40,41には、それぞれ2つの上部保持金具50〜5
3がスライド移動可能に設けられている。この上部保持
金具50〜53の内面には、自動販売機上部の角を構成
する3面に、それぞれ接するクッション60〜63が取
り付けられている。
【0016】パレット部70は、図2に示すように、互
いに平行に配設された水平方向の2本の角材である脚部
71と、脚部71上に格子状に組み合わされた水平板7
2,73によって構成されている。脚部71の側面に
は、支柱10〜13の下端が挿入される支持具71a,
71bが取り付けられている。左右の水平板73は、そ
れぞれ二本の板を、自動販売機の脚が挿通される間隔を
開けて平行に配設することによって構成されている。
いに平行に配設された水平方向の2本の角材である脚部
71と、脚部71上に格子状に組み合わされた水平板7
2,73によって構成されている。脚部71の側面に
は、支柱10〜13の下端が挿入される支持具71a,
71bが取り付けられている。左右の水平板73は、そ
れぞれ二本の板を、自動販売機の脚が挿通される間隔を
開けて平行に配設することによって構成されている。
【0017】さらに、固定用ベルト80は、左右に2本
設けられ、上部連結棒40,41の上部から、パレット
部70の水平板72の下部を通る環状に締結可能な長さ
を有し、その端部に止め具80aが設けられている。
設けられ、上部連結棒40,41の上部から、パレット
部70の水平板72の下部を通る環状に締結可能な長さ
を有し、その端部に止め具80aが設けられている。
【0018】(2)実施の形態の作用 以上のような構成を有する本実施の形態の作用を、梱包
作業、開梱作業、折り畳み作業に分けて説明する。
作業、開梱作業、折り畳み作業に分けて説明する。
【0019】2−1.梱包作業 まず、箱体の梱包時には、パレット部70の水平板73
を構成する2枚の平行板の間に自動販売機Aの脚部がく
るように、自動販売機Aをパレット70上に載せる。そ
して、前方の中間連結棒20を取り外し、支柱12,1
3の下端を、パレット部70の支持具71bに挿入す
る。さらに、支柱10,11を前方へスライド移動さ
せ、支柱10,11の下端をパレット部70の支持具7
1aに挿入後、中間連結棒20を取り付ける。
を構成する2枚の平行板の間に自動販売機Aの脚部がく
るように、自動販売機Aをパレット70上に載せる。そ
して、前方の中間連結棒20を取り外し、支柱12,1
3の下端を、パレット部70の支持具71bに挿入す
る。さらに、支柱10,11を前方へスライド移動さ
せ、支柱10,11の下端をパレット部70の支持具7
1aに挿入後、中間連結棒20を取り付ける。
【0020】次に、クッション60〜63が自動販売機
Aの上部の四隅に接するように、上部保持金具50〜5
3の位置を調整する。そして、固定用ベルト80を止め
具80aによって環状に締め付け固定する。
Aの上部の四隅に接するように、上部保持金具50〜5
3の位置を調整する。そして、固定用ベルト80を止め
具80aによって環状に締め付け固定する。
【0021】2−2.開梱作業 上記のような手順によって梱包し運搬した後に、止め具
80aを外して固定用ベルト80による締め付けを開放
する。そして、中間連結棒20を取り外して、支柱1
0,11の下端をパレット部70の支持具71aより抜
き取り、支柱10,11を前方から後方へスライド移動
させ、支柱12,13の下端をパレット部70の支持具
71bより抜き取り、中間連結棒20を取り付ける。そ
の後、パレット部70より自動販売機Aを搬出する。
80aを外して固定用ベルト80による締め付けを開放
する。そして、中間連結棒20を取り外して、支柱1
0,11の下端をパレット部70の支持具71aより抜
き取り、支柱10,11を前方から後方へスライド移動
させ、支柱12,13の下端をパレット部70の支持具
71bより抜き取り、中間連結棒20を取り付ける。そ
の後、パレット部70より自動販売機Aを搬出する。
【0022】2−3.折り畳み作業 さらに、本実施の形態の梱包枠具は、以下のように折り
畳んで回収・保存することができる。すなわち、図4に
示すように、後方の上部連結棒41に設けられた上部保
持金具52,53を中央部に寄せる。そして、前方の支
柱10,11と後方の支柱12,13との間を狭めて行
くと、後端のスライド具30b〜33bが下方にスライ
ド移動するので、スライド連結棒30〜33が支柱10
〜11と平行な角度に近づいて行き、最終的に折り畳ま
れる。
畳んで回収・保存することができる。すなわち、図4に
示すように、後方の上部連結棒41に設けられた上部保
持金具52,53を中央部に寄せる。そして、前方の支
柱10,11と後方の支柱12,13との間を狭めて行
くと、後端のスライド具30b〜33bが下方にスライ
ド移動するので、スライド連結棒30〜33が支柱10
〜11と平行な角度に近づいて行き、最終的に折り畳ま
れる。
【0023】このとき、中央に寄せた後方の上部保持金
具52,53は、前方の上部保持金具50,51の間に
入る。この状態で、固定用ベルト80を止め具80aに
よって環状に締め付け固定することにより、持ち運び時
における開きが防止される。
具52,53は、前方の上部保持金具50,51の間に
入る。この状態で、固定用ベルト80を止め具80aに
よって環状に締め付け固定することにより、持ち運び時
における開きが防止される。
【0024】(3)実施の形態の効果 以上のような本実施の形態の効果は、以下のとおりであ
る。すなわち、前方の支柱10,11と後方の支柱1
2,13との間隔が伸縮自在であり、上部保持金具50
〜53がスライド移動可能に設けられているので、奥行
きや幅が異なる自動販売機Aであっても同じ梱包枠具を
繰り返して使用することができ、経済性、環境調和の点
で優れている。
る。すなわち、前方の支柱10,11と後方の支柱1
2,13との間隔が伸縮自在であり、上部保持金具50
〜53がスライド移動可能に設けられているので、奥行
きや幅が異なる自動販売機Aであっても同じ梱包枠具を
繰り返して使用することができ、経済性、環境調和の点
で優れている。
【0025】また、梱包、開梱作業時には工具が不要で
あり、支柱10〜13、中間連結棒20,21、スライ
ド連結棒30〜33、上部連結棒40,41、上部保持
金具50〜53等の各部材は、常時連結されているの
で、面倒な組み立て作業が不要となる。さらに、前方の
中間連結棒20の着脱によって、支柱10,11の前方
への移動をスムーズに行うことができる。
あり、支柱10〜13、中間連結棒20,21、スライ
ド連結棒30〜33、上部連結棒40,41、上部保持
金具50〜53等の各部材は、常時連結されているの
で、面倒な組み立て作業が不要となる。さらに、前方の
中間連結棒20の着脱によって、支柱10,11の前方
への移動をスムーズに行うことができる。
【0026】また、全体の部材数が比較的少なく、製造
コストを節約することができる。特に、支柱10〜1
3、中間連結棒20,21、スライド連結棒30〜3
3、上部連結棒40,41、上部保持金具50〜53等
の各部材は、常時連結されているので、部材の紛失が生
じない。
コストを節約することができる。特に、支柱10〜1
3、中間連結棒20,21、スライド連結棒30〜3
3、上部連結棒40,41、上部保持金具50〜53等
の各部材は、常時連結されているので、部材の紛失が生
じない。
【0027】また、折り畳み式なので、収納・保存スペ
ースを節約することができ、回収・運搬作業も大量に且
つ容易に行うことができる。特に、上部保持金具50〜
53をスライド移動可能とすることにより、互いに干渉
せずにコンパクトに折り畳むことができる。
ースを節約することができ、回収・運搬作業も大量に且
つ容易に行うことができる。特に、上部保持金具50〜
53をスライド移動可能とすることにより、互いに干渉
せずにコンパクトに折り畳むことができる。
【0028】また、クッション60〜63、固定用ベル
ト80によって、運搬時における自動販売機Aのガタつ
きや損傷が防止される。特に、固定用ベルト80は、折
り畳んで持ち運ぶ際の開きを防止することもできる。
ト80によって、運搬時における自動販売機Aのガタつ
きや損傷が防止される。特に、固定用ベルト80は、折
り畳んで持ち運ぶ際の開きを防止することもできる。
【0029】(4)その他の実施の形態 なお、本発明は、上記のような実施の形態に限定される
ものではなく、各部材の大きさ、形状、数、配置等は適
宜変更可能である。例えば、上記の実施の形態において
は、前方の中間連結棒20のみを、支柱10,11に対
して着脱自在としたが、後方の中間連結棒21のみを、
支柱12,13に対して着脱自在として、支柱12,1
3を前方から後方へスライドする構成としてもよい。ま
た、双方の中間連結棒20,21を着脱自在として、前
方からも後方からも支柱10,11又は支柱12,13
をスライドさせる構成としてもよい。
ものではなく、各部材の大きさ、形状、数、配置等は適
宜変更可能である。例えば、上記の実施の形態において
は、前方の中間連結棒20のみを、支柱10,11に対
して着脱自在としたが、後方の中間連結棒21のみを、
支柱12,13に対して着脱自在として、支柱12,1
3を前方から後方へスライドする構成としてもよい。ま
た、双方の中間連結棒20,21を着脱自在として、前
方からも後方からも支柱10,11又は支柱12,13
をスライドさせる構成としてもよい。
【0030】また、中間連結棒20,21を着脱式とせ
ずに、支柱10〜13に対して固定した構成としてもよ
い。かかる場合には、パレット部70上に自動販売機A
を載置した後、その上部から被せるようにして自動販売
機Aを支柱10〜13内に収容し、支柱10〜13の下
端をパレット部70の支持具71a,71bに挿入する
ことになる。
ずに、支柱10〜13に対して固定した構成としてもよ
い。かかる場合には、パレット部70上に自動販売機A
を載置した後、その上部から被せるようにして自動販売
機Aを支柱10〜13内に収容し、支柱10〜13の下
端をパレット部70の支持具71a,71bに挿入する
ことになる。
【0031】また、支持具71a,71bの奥行き方向
の間隔は、自動販売機Aの奥行きに応じて決定される
が、複数種の自動販売機Aに対応できるように、奥行き
方向に3つ以上設けることも可能である。また、支持具
71a,71bを奥行き方向にスライド移動可能な構成
としたり、複数箇所に着脱自在な構成とすることによっ
て、位置を可変とし、奥行きの異なる自動販売機Aに対
応させることもできる。
の間隔は、自動販売機Aの奥行きに応じて決定される
が、複数種の自動販売機Aに対応できるように、奥行き
方向に3つ以上設けることも可能である。また、支持具
71a,71bを奥行き方向にスライド移動可能な構成
としたり、複数箇所に着脱自在な構成とすることによっ
て、位置を可変とし、奥行きの異なる自動販売機Aに対
応させることもできる。
【0032】また、支柱10〜13の高さに応じて、ス
ライド連結棒30〜33の数を変えてもよい。例えば、
左右に1本づつとしたり、左右に3本づつ以上設けるこ
とも可能である。さらに、上記の実施の形態とは逆に、
スライド連結棒30〜33の前端をスライド移動可能と
して、後端を固定する構成とすることも可能である。
ライド連結棒30〜33の数を変えてもよい。例えば、
左右に1本づつとしたり、左右に3本づつ以上設けるこ
とも可能である。さらに、上記の実施の形態とは逆に、
スライド連結棒30〜33の前端をスライド移動可能と
して、後端を固定する構成とすることも可能である。
【0033】また、支柱10〜13、中間連結棒20,
21、スライド連結棒30〜33、上部連結棒40,4
1等の部材は、金属製や人工樹脂製等とすることが考え
られるが、搬送時に要求される強度が得られるものであ
れば、どのようなものを用いてもよく、パイプ状ではな
く、円柱形状、角柱形状としてもよい。また、クッショ
ン60の材質は、発泡スチロール、スポンジ、ゴム等が
考えられるが、その他の緩衝用の材料であれば、どのよ
うなものを用いてもよい。さらに、本発明によって梱包
される箱体は、自動販売機Aに限定されるものではな
く、どのような箱体であっても適用可能である。
21、スライド連結棒30〜33、上部連結棒40,4
1等の部材は、金属製や人工樹脂製等とすることが考え
られるが、搬送時に要求される強度が得られるものであ
れば、どのようなものを用いてもよく、パイプ状ではな
く、円柱形状、角柱形状としてもよい。また、クッショ
ン60の材質は、発泡スチロール、スポンジ、ゴム等が
考えられるが、その他の緩衝用の材料であれば、どのよ
うなものを用いてもよい。さらに、本発明によって梱包
される箱体は、自動販売機Aに限定されるものではな
く、どのような箱体であっても適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる大きさの箱体であっても、繰り返して使用できる
とともに、梱包、開梱、回収作業が容易な箱体の梱包枠
具を提供することができる。
異なる大きさの箱体であっても、繰り返して使用できる
とともに、梱包、開梱、回収作業が容易な箱体の梱包枠
具を提供することができる。
【図1】本発明の箱体の梱包枠具の一つの実施の形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態におけるパレット部を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】図1の実施の形態における自動販売機Aの梱包
時を示す斜視図である。
時を示す斜視図である。
【図4】図1の実施の形態における折り畳み時を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】従来の梱包枠具の一例を示す斜視図である。
1…木製支柱 3,4…横連結板 5…補強連結板 6…パッキン部材 7…パレット部 8,72,73…水平板 10,11,12,13…支柱 20,21…中間連結棒 20a,20b…連結具 30,31,32,33…スライド連結棒 30b,31b,32b,33b…スライド具 30a,31a,32a,33a…固定具 40,41…上部連結棒 50,51,52,53…上部保持金具 60…クッション 70…パレット部 71…脚部 71a…支持具 80…固定用ベルト 80a…止め具 A…自動販売機 X…梱包枠具
Claims (4)
- 【請求項1】 箱体が載置される基底部と、箱体の四隅
に対応する位置に配設され、前記基底部に立ち上げ支持
された4本の支柱とを有する梱包枠具において、 前方の2本の支柱の上端間、後方の2本の支柱の上端間
は、それぞれ水平方向の上部連結棒によって連結され、 前方の2本の支柱の中間部間、後方の2本の支柱の中間
部間は、それぞれ水平方向の中間連結棒によって連結さ
れ、 前方の2本の支柱には、スライド連結棒の一端が回動可
能に取り付けられ、後方の2本の支柱には、スライド連
結棒の他端が回動可能に且つ上下に位置調整可能に取り
付けられていることを特徴とする箱体の梱包枠具。 - 【請求項2】 前記上部連結棒には、箱体上部の角部に
対応する緩衝部材が、水平方向に位置調整可能に設けら
れていることを特徴とする請求項1記載の箱体の梱包枠
具。 - 【請求項3】 前記上部連結棒の上側から前記基底部の
下側を通る環状に締結される固定用ベルトが設けられて
いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の箱体
の梱包枠具。 - 【請求項4】 前側及び後側の少なくとも一方の前記中
間連結棒は、前記支柱に対して着脱自在に設けられてい
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
の箱体の梱包枠具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31869999A JP2001130622A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 箱体の梱包枠具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31869999A JP2001130622A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 箱体の梱包枠具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001130622A true JP2001130622A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18102025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31869999A Pending JP2001130622A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 箱体の梱包枠具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001130622A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009036629A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Otsuka Denshi Co Ltd | サイズ可変ステージ及び液晶基板の検査装置 |
-
1999
- 1999-11-09 JP JP31869999A patent/JP2001130622A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009036629A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Otsuka Denshi Co Ltd | サイズ可変ステージ及び液晶基板の検査装置 |
TWI426253B (zh) * | 2007-08-01 | 2014-02-11 | Otsuka Denshi Kk | Variable size abutment and liquid crystal substrate inspection device |
KR101518051B1 (ko) | 2007-08-01 | 2015-05-06 | 오츠카 일렉트로닉스 가부시키가이샤 | 사이즈 가변 스테이지 및 액정 기판의 검사 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060417 |