JP2001130108A - プリント装置、情報処理装置および画像出力システム - Google Patents

プリント装置、情報処理装置および画像出力システム

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JP2001130108A
JP2001130108A JP31750999A JP31750999A JP2001130108A JP 2001130108 A JP2001130108 A JP 2001130108A JP 31750999 A JP31750999 A JP 31750999A JP 31750999 A JP31750999 A JP 31750999A JP 2001130108 A JP2001130108 A JP 2001130108A
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JP31750999A
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Masaaki Okada
真昭 岡田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタの回復動作等、所定
時間毎に実行すべき所要の機能を起動させるタイミング
を図るタイムカウンタを省いて、プリンタ側の制御シス
テムを簡略化する。 【解決手段】 ホストコンピュータから供給されるデー
タをプリントするプリント装置において、ホストコンピ
ュータから日時データを受信し、当該受信した日時デー
タを使用して前記プリンタ内の時間制御を行う。日時デ
ータは所定時間間隔で送出され、プリンタ側ではそれを
受信する毎に第1日時データ記憶手段111に書き換え
保持する。また、この日時データに所定時間を加算した
第2日時データを、やはりプリンタ側にある第2日時デ
ータ記億手段112に保持する。このように保持された
第2日時データと、受信する毎に更新される日時データ
とが一致したときに上記機能を起動させるよう時間制御
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント装置およ
び該装置に画像データを供給する情報処理装置並びにこ
れらを具える画像出力システムに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ,複写機,ファクシミリ等に用
いられるプリント装置、あるいはコンピュータやワード
プロセッサ等を含む複合電子機器やワークステーション
などの出力機器として用いられるプリント装置は、プリ
ント情報に基づいて用紙やプラスチック薄板等のプリン
ト媒体(以下記録紙とも言う)に画像(文字や記号等を
含む)をプリントして行くように構成されている。かか
るプリント装置は、プリント方式により、インクジェッ
ト式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式
等に分けることができる。
【0003】この中で加熱による液体(インク)の発泡
現象を利用したインクジェット方式によるプリント装置
(インクジェットプリンタ)は、記録の高密度化が容易
であること、静粛性に優れること、カラー化が容易なこ
とおよび高速印刷に耐え得ること等の優れた特徴を有し
ている。
【0004】図10はインクジェットプリンタおよびこ
れに対するホスト装置を含むシステムの制御系の従来の
構成を示すブロック図である。この図において、901
はホストコンピュータで、所定のオペレーティングシス
テム(OS)に基づいてシステムプログラムが各種アプ
リケーションプログラムの実行状態を管理しており、プ
リンタに画像データを送信するためのプリンタ制御プロ
グラム(以下プリンタドライバと称する)902はこの
システムプログラム上で動作する。
【0005】903はインクジェットプリンタであり、
904はインクジェットプリンタ903の制御システム
部である。
【0006】905はホストコンピュータ901からの
画像データを取り込むためのインターフェースであり、
パラレルあるいはシリアルにデータ伝送を行うインター
フェースが用いられる。906はプリンタをプリント可
能状態にするための起動スイッチやプリント可能状態に
なったことを目視で分かるようにするための表示部(L
EDなど)を搭載したオペレーション部である。
【0007】907はプリンタ全体の制御を司るCP
U、908はCPU907が実行する制御プログラムを
格納するプログラムROM、909は各種データ(前記
画像データやヘッドに転送するプリントデータ等)を一
時的に保持するためのダイナミックRAM(DRAM)
である。910はホストコンピュータ901からの画像
データをプリントデータに変換し、そのプリントデータ
を記録ヘッド912に転送する制御を行うゲートアレー
である。
【0008】911はある一定時間間隔で動作する機能
を起動させるために時間を計測するタイムカウンタであ
り、これを用いてプリンタ903内の時間制御が行われ
る。
【0009】913は記録ヘッドの記録位置を示すため
の位置センサ(エンコーダ)である。
【0010】914は記録ヘッド912を搬送するため
のキャリアモータ、915は記録紙搬送のための紙搬送
モータである。917は記録ヘッド912のインク吐出
性能を維持するためのヘッド回復部であり、吸引回復部
918、ワイピング部919、キャッピング部920お
よびそれらの動作の駆動源をなす回復モータ916等を
有する。
【0011】921はヘッドを駆動するためのヘッドド
ライバ、922、923および924は、それぞれ、キ
ャリアモータ914、紙搬送モータ915および回復モ
ータ916を駆動するためのモータドライバである。
【0012】ここで、記録ヘッド912の性能を維持す
るためのヘッド回復動作についてさらに詳しく説明す
る。
【0013】インクジェットプリンタにおいては、液体
インクを用いる性質上、インク中の溶剤(水など)の蒸
発によるインクの粘度増加は避けることができない。そ
のような粘度増加により記録ヘッド912のインク吐出
口および吐出口に連通する液路(以下これらをノズルと
総称することもある)の目詰まりによる不吐出や不完全
吐出が生じ、画像品位が低下してしまうことがある。こ
のような状態を防ぐために以下のような処理を行ってい
る。すなわち、 1)長時間記録しないまま放置された後では、インクの
粘度増加はノズルの奥深くまで達しており、吐出は不可
能に近い。そこで、吸引ポンプを使用し、粘度増加した
インクを排出するための吸引動作を吸引回復部918で
行う。
【0014】2)ノズルのフェイス面をそのまま放置す
るとインクが乾燥してしまい、吐出不良が生じてしま
う。そこで記録ヘッドの吐出口が設けられた面(フェイ
ス面)にキャッピングを施してインクの乾燥を防止して
いる。これはキャッピング動作と呼ばれ、キャッピング
部920により行われる。
【0015】3)インク吐出時の記録紙からのインクの
跳ね返りによりフェイス面の吐出口周辺が濡れてしまう
と、吐出方向がよれたり、吐出不良が生じたりする。こ
れを防止のためにブレード材によってフェイス面を清掃
し、フェイス面を清浄化している。これはワイピング動
作と呼ばれ、ワイピング部919により行われる。
【0016】4)多数の吐出口を集積してなる記録ヘッ
ド(所謂マルチノズルヘッド)を搭載するオンデマンド
プリンタにおいては、画像データに応じたプリント中
に、ある時間吐出しないノズルが生じる可能性がある。
この非吐出ノズルは、一定時間以上経過するとインクの
粘度増加によって目詰まりを起こす恐れがある。そこ
で、この時間に到る前に、画像データとは無関係に全ノ
ズルより吐出動作を行なわせて目詰まりを防止する。こ
れは予備吐出と呼ばれる。このようなヘッド回復動作は
定期的に行われているが、これにはタイムカウンタ91
1を使用している。すなわち、ヘッド回復動作をしてか
ら次のヘッド回復動作をするまでの時間(例えば72時間
等、ある決まった時間)をタイムカウンタ911にて計
測し、その時間が経過したらCPU907に対して割り
込みをかけ、ヘッド回復動作を行うようCPU907か
らヘッド回復部917に命令を出しているのである。
【0017】また、このタイムカウンタ911は、待機
時の消費電力を軽減するためのパワーセーブモードでも
使用される。このパワーセーブモードとは、ホストコン
ピュータ901から送られてくる画像データに対するプ
リント動作や記録ヘッドの回復動作が終了してから所定
時間経過しても何も命令がない場合に、CPU907を
スリープモードにしてクロックや内部モジュールを停止
させ、電力消費を低下させるという機能である。タイム
カウンタ911はこの所定時間を計測するのに使用され
るのである。
【0018】このタイムカウンタは、プリンタ内ではな
くホストコンピュータ上のプリンタドライバに設けられ
る場合もあり、この場合はある一定時間間隔で動作を行
う機能に対しての動作命令をプリンタドライバが行うの
である。例えば、特開平9−58014号公報では、プ
リント状態を良好にするためのメンテナンス動作を、ホ
ストコンピュータ上のカウント手段でタイミングを計っ
て行う技術が開示されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のインクジェットプリンタでは、ヘッド性能を維持
するためのヘッド回復動作の開始時間や消費電力低減の
ためのパワーセーブモードに移行するタイミングを規定
するべく時間の計測を行うタイムカウンタが必要である
が、それぞれの機能に対して独立してタイミングを図ら
なければならない。このためタイムカウンタを各々の機
能に対して個々に設けなければならず、制御系の構成が
複雑になり、コストアップが生じるという問題がある。
【0020】また、プリンタの電源がオフとなったとき
にタイムカウンタがリセットされるので、電源が再びオ
ンとされたときにタイムカウンタが「1」からカウント
動作を始めてしまう。従って、長時間オフとされていた
状態からオンとされたときには、さらにある一定の時間
が経過しないとヘッド回復動作が行わないため、プリン
トしようとしたときに記録ヘッドの状態が良好でなく、
プリント不良を起こすおそれがある。
【0021】さらに前述した特開平9−58014号公
報に記載されているプリンタでは、タイムカウンタがプ
リンタ内に設けられないのでプリンタの制御系自体は簡
略化することが可能であるが、タイムカウンタをプリン
タドライバに設けたことでプリンタドライバ側の制御シ
ステムが反対に複雑になってしまう。その上、上記機能
動作の実施の要否または可否に関して、ホストコンピュ
ータとプリンタとでステータスの交換を要することか
ら、双方向通信可能なインターフェースを用いなくては
ならず、さらに複数のユーザがそれぞれ用いている複数
のホストコンピュータで画像出力端末として1台のプリ
ンタを共有するような使用態様を考慮すれば、ホストコ
ンピュータおよびプリンタの双方に制約を与えることに
もなる。
【0022】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたもので、インクジェットプリンタのヘッド回
復動作やパワーセーブモードなど、プリント装置所要の
動作のタイミングを規定するタイムカウンタを省くこと
で、プリンタおよびプリンタドライバの制御系を簡略化
するとともに、コスト低減にも寄与することを目的とす
るものである。また、この際、既存のプリンタドライバ
の構成ないし仕様の大きな変更を伴わずにこれを可能と
し、どのホストコンピュータにおいても所要のプリンタ
ドライバを動作させることができるようにする。
【0023】さらに、本発明は、長時間プリンタがオフ
の状態にあった場合でも、オンとされたときにプリンタ
内の日時データに応じて直ちにヘッド回復動作等所要の
動作が実施されるようになし、ヘッド性能を常に安定に
維持して、常に正常なプリントが可能となるようにす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
情報処理装置から画像データを受容してプリント媒体上
にプリントを行なうプリント装置において、前記情報処
理装置から日時データを受信する手段と、当該受信した
日時データを使用して内部の時間制御を行う手段とを具
えたことを特徴とする。
【0025】ここで、前記受信手段は前記情報処理装置
から一定時間毎に送信されてくる前記日時データを受信
し、当該受信毎に前記制御手段は日時データを第1日時
データ記憶手段に更新保持するものとすることができ
る。
【0026】さらに、前記制御手段は、前記第1日時デ
ータ記憶手段に保持した日時データに、所定時間間隔で
動作する機能を起動するのに要する当該所定時間を加算
した第2日時データを第2の日時データ記億手段に保持
し、当該保持された第2日時データと、前記一定時間毎
の受信に応じて前記第1日時データ記憶手段内に更新保
持された日時データとが一致したときに、前記所定時間
間隔で動作する機能を起動させるよう前記時間制御を行
うことができる。
【0027】または、前記制御手段は、前記第1日時デ
ータ記憶手段に保持した日時データに、それぞれ所定時
間間隔で動作する複数の機能を起動するのに要するそれ
ぞれ固有の所定時間を加算したデータを複数の日時デー
タ記憶手段に保持し、前記一定時間毎の受信に応じて前
記第1日時データ記憶手段内に更新保持された日時デー
タと前記複数の日時データ記憶手段にそれぞれ保持して
いる日時データのいずれかとが一致したときに、それに
該当する機能を起動させるよう前記時間制御を行うこと
ができる。
【0028】これらにおいて、前記所定時間間隔で動作
する機能に対応した前記日時データ記憶手段を、電気的
に読み書きが可能な不揮発性記憶手段とすることができ
る。
【0029】ここで、前記プリント装置の電源が投入さ
れたとき、前記情報処理装置から受信して前記第1日時
データ記憶手段内に更新保持した日時データが、前記所
定の時間間隔で動作する機能に対応した日時データ記憶
手段に保持している日時データ以上である場合、当該機
能を起動させるよう時間制御を行うことができる。
【0030】また、本発明は、インクを吐出するための
プリントヘッドを用い、情報処理装置から受容した画像
データに基づいてインクを吐出させることによりプリン
ト媒体上にプリントを行なうプリント装置において、前
記情報処理装置から日時データを受信する手段と、当該
受信した日時データを使用して前記インクの吐出性能を
維持するための回復動作を所定時間間隔で行うための時
間制御を行う手段とを具えたことを特徴とする。
【0031】ここで、前記受信手段は前記情報処理装置
から一定時間毎に送信されてくる前記日時データを受信
し、当該受信毎に前記制御手段は日時データを第1日時
データ記憶手段に更新保持するものとすることができ
る。
【0032】さらに、前記制御手段は、前記第1日時デ
ータ記憶手段に保持した日時データに所定時間を加算し
た第2日時データを第2の日時データ記億手段に保持
し、当該保持された第2日時データと、前記一定時間毎
の受信に応じて前記第1日時データ記憶手段内に更新保
持された日時データとが一致したときに、前記回復動作
を起動させるよう前記時間制御を行うことができる。
【0033】ここで、前記第2の日時データ記憶手段を
電気的に読み書きが可能な不揮発性記憶手段とすること
ができる。
【0034】そして、前記プリント装置の電源が投入さ
れたとき、前記情報処理装置から受信して前記第1日時
データ記憶手段内に更新保持した日時データが、前記第
2の日時データ記憶手段に保持している日時データ以上
である場合、前記回復動作を起動させることができる。
【0035】さらに、本発明は、情報処理装置から画像
データを受容してプリント媒体上にプリントを行なうプ
リント装置において、前記情報処理装置から日時データ
を受信する手段と、当該受信した日時データを使用し
て、動作命令が所定時間ない場合に待機時の消費電力を
軽減するパワーセーブモードに移行するための時間制御
を行う手段とを具えたことを特徴とする。
【0036】ここで、前記受信手段は前記情報処理装置
から一定時間毎に送信されてくる前記日時データを受信
し、当該受信毎に前記制御手段は日時データを第1日時
データ記憶手段に更新保持するものとすることができ
る。
【0037】さらに、前記制御手段は、前記第1日時デ
ータ記憶手段に保持した日時データに所定時間を加算し
た第2日時データを第2の日時データ記億手段に保持
し、当該保持された第2日時データと、前記一定時間毎
の受信に応じて前記第1日時データ記憶手段内に更新保
持された日時データとが一致したときに、前記パワーセ
ーブモードに移行させることができる。
【0038】以上において、前記情報処理装置からの日
時データを受信するためのインターフェースとして、片
方向通信を行なうためのインターフェースと双方向通信
を行なうためのインターフェースとのいずれをも使用可
能である。
【0039】また、以上において、インクを吐出するこ
とによりプリントを行うヘッドを用いることができ、前
記ヘッドは、インクを吐出するために利用されるエネル
ギとしてインクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生
する発熱素子を有するものとすることができる。
【0040】さらに、本発明情報処理装置は、以上のい
ずれかのプリント装置に対して画像データを供給すると
ともに、前記日時データを送信する手段を具えたことを
特徴とする。
【0041】また、本発明画像出力システムは、その情
報処理装置と、上記のいずれかのプリント装置とを具え
たことを特徴とする。
【0042】加えて、本発明は、上記の情報処理装置に
前記日時データの送信を行なわせるための制御プログラ
ムを記憶した記憶媒体に存する。
【0043】なお、本明細書において、「プリント」
(「記録」という場合もある)とは、文字、図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであ
るか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、
パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も
言うものとする。
【0044】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リント装置で用いられている紙のみならず、広く布,プ
ラスチックフィルム,金属板等、ヘッドによって吐出さ
れるインクを受容可能なものも言うものとする。
【0045】さらに「インク」とは、上記「プリント」
の定義と同様広く解釈されるべきもので、プリント媒体
上に付与されることによって画像,模様,パターン等の
形成、またはプリント媒体の加工に供されうる液体を言
うものとする。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0047】(実施形態の第1例)図1は、本発明の一
実施形態によるホストコンピュータおよびインクジェッ
トプリンタからなる画像出力システムの制御系の構成例
を示すブロック図である。
【0048】このブロック図において、101は画像デ
ータの供給源をなすホストコンピュータであり、システ
ムプログラムが所定のOSに基づいて各種アプリケーシ
ョンプログラムの実行状態を管理し、またホストコンピ
ュータ内の日時管理も行っている。このシステムプログ
ラム上で動作するプリンタ制御プログラム(プリンタド
ライバ)102は、各種アプリケーションプログラム上
で作成された画像データをプリンタ105へ出力するた
めの制御を行う画像データ出力部103と、システムプ
ログラム上で管理されている日時データをプリンタ10
5に出力する日時データ出力部104とを有している。
【0049】106はプリンタ105の制御部であり、
次の各部を有する。
【0050】制御部106内において、107はホスト
コンピュータ101からプリンタ105内に画像データ
および日時データを取り込むためのインターフェースで
あり、パラレルあるいはシリアルにデータ伝送を行うイ
ンターフェースが用いられる。
【0051】108はCPUであり、プリンタ105の
起動処理、画像データの処理、記録ヘッドの駆動制御、
各種モータの駆動制御、ヘッド回復動作、パワーセーブ
モード移行制御、および時間制御等を行うことができ
る。109はCPU108が実行する各制御プログラム
を格納するプログラムROM、110はDRAMであ
り、画像データや記録ヘッド115に転送する印字デー
タを一時的に保持するための記憶手段である。さらにこ
のDRAM110には、ホストコンピュータ101から
送られてくる日時データを保持する第1日時データ記憶
手段111、および第1日時データ記憶手段111内の
日時データ(Taとする)にある一定時間Δtを加えた
日時データ(Tb〔=Ta+Δt〕とする)を保持する
第2日時データ記憶手段112を含む。
【0052】113はホストコンピュータ101から供
給された画像データをプリントデータに変換し、そのプ
リントデータを記録ヘッド115に転送するという制御
を行うゲートアレーである。114はプリンタ105を
ホストコンピュータ101からの画像データについてプ
リント可能状態(ON LINE)にするための設定ス
イッチや、プリント可能状態になったことを目視で分か
るようにするための表示部(LEDなど)を設けたオペ
レーション部である。
【0053】次に、以上の構成の制御部106に対し
て、116は記録ヘッド115の記録時の位置等を規定
するために用いられる位置センサ(エンコーダ)であ
る。117は記録ヘッド115を搭載して記録紙に対し
主走査するキャリアを駆動するためのキャリアモータ、
118は記録紙を搬送(副走査)するための搬送モータ
である。120は記録ヘッド115のインク吐出性能を
維持するためのヘッド回復部であり、吸引回復部12
1、ワイピング部122、キャッピング部123および
それらの動作の駆動源をなす回復モータ119等を有す
る。
【0054】124はヘッドを駆動するためのヘッドド
ライバ、125、126および127は、それぞれ、キ
ャリアモータ117、搬送モータ118および回復モー
タ119を駆動するためのモータドライバである。
【0055】図2は図1に示した画像出力システムの制
御手順の一例を示すフローチャートである。
【0056】ホストコンピュータ101内のシステムプ
ログラム上で動作するプリンタ制御プログラム(プリン
タドライバ)102は、ホストコンピュータ101の電
源オンに伴い(ステップS201)、日時データ出力部
104によってシステムプログラム上で管理されている
日時データを参照し(ステップS202)、その日時デ
ータをプリンタ105に出力するように動作する。この
日時データ出力部104は日時データをある一定時間間
隔(例えば1分間隔)でプリンタ105へ転送する(ス
テップS203)。
【0057】プリンタ105の電源がオンとされた後
(ステップS204)、受信した日時データはDRAM
110内の第1日時データ記憶手段111に保持される
(ステップS205,S206)。その第1日時データ
記憶手段111内の日時データTaは次の日時データを
受信する毎に書き換えていくようにする。
【0058】次にプリンタ105内において、所定時間
間隔Δtで(または所定時間の経過後に)動作する機能
(所定の回復動作など)が起動し、そして終了した場合
に、次にこの機能が動作する日時としての日時データT
b[=Ta+Δt]を第2日時データ記憶手段112に
保持する(ステップS207)。
【0059】CPU108は、ホストコンピュータ10
1から日時データを受信する毎に、第1日時データ記憶
手段111内の日時データTaと第2日時データ記憶手
段112内の日時データTbとを比較する(ステップS
208,S209,S210)。そして、TaとTbと
が一致した場合には、CPU107は割り込み処理とし
て、ある一定時間間隔Δtで動作する機能を起動させる
のである(ステップS211)。
【0060】そしてこの機能の動作が終了した時に(ス
テップS212)、その時点の第1日時データ記憶手段
110内に記憶している日時データTaを参考にして次
にこの機能が動作する日時である日時データTb[=T
a+Δt]を新たに第2日時データ記憶手段112に保
持する(ステップS207)。
【0061】このような本実施形態のプリンタにおい
て、所定時間間隔で動作する機能は、ホストコンピュー
タ101およびプリンタ105の双方の電源がオンであ
る限り繰り返し動作が行われるのである。
【0062】なお、本発明の一実施形態に適用可能なプ
リンタ105としては、次のような構成とすることがで
きる。
【0063】図3は本実施形態のシステムに適用可能な
インクジェットプリント装置の全体構成例を示す概略斜
視図である。図においては、インクタンクと、そのイン
クタンクの裏側にあり、図3には示されていない記録ヘ
ッド(プリントヘッド)115とを有するヘッドカート
リッジ1004および1005が、キャリア1002に
着脱自在に搭載されている。
【0064】ここで、ヘッドカートリッジ1004とし
ては例えばブラックのインクを収容したインクタンクと
対応するプリントヘッドとを有するものとし、一方ヘッ
ドヘッドカートリッジ1005としては例えばイエロ
ー,マゼンタおよびシアンのインクの収容部を持つイン
クタンク部と、各色に対応する吐出部を持つプリントヘ
ッドとを有するものとすることができる。これらを用い
ることによってフルカラープリントが可能となるが、イ
ンク色ないしインクカートリッジおよびプリントヘッド
の個数や形態はこれに限定されないのは勿論である。ま
た、プリントヘッドは、図示の如くインクタンクと一体
に構成(互いに分離可能とすることもできる)されてキ
ャリア1002に対し同時に着脱されるものでもよく、
あるいは別体に構成されて独立した着脱を可能とするも
のでもよい。さらには、プリントヘッド自体はキャリア
に固着されて着脱を前提としないものでもよい。
【0065】キャリア1002はフレーム1006に両
端部が固定され互いに平行に配置されたガイドシャフト
1007とガイドレール1008とによってその軸方向
に摺動可能に支持されている。キャリア1002は不図
示のベルト駆動装置とステッピングモータ等の回転駆動
源により往復駆動される。
【0066】プリント用紙Pは搬送ローラ1009とこ
れに当接するピンチローラ(不図示)とによって挟持搬
送される。なお、プリント機構に対しての給紙はオート
シートフィーダ(ASF)1010、上段カセット10
11または下段カセット1012から行われる。
【0067】なお、本例のプリントヘッドでは、インク
吐出を行わせるために利用されるエネルギとして熱エネ
ルギを発生する電気熱変換体を備え、通電に応じた熱エ
ネルギの発生により膜沸騰を伴うインクの状態変化を生
起させてインク吐出を行わせる形態のものを用いてい
る。しかしピエゾ等の電気機械エネルギ変換体を吐出エ
ネルギ発生素子として用いたものでもよい。
【0068】本実施形態によれば、プリンタ自身に時計
機能やタイムカウンタがなくても、ホストコンピュータ
の日時データを利用してプリンタ内の時間制御を行うよ
うにしているため、プリンタの制御系の構成が簡易化さ
れ、またシステム全体のコストも低減される。
【0069】また、ホストコンピュータからプリンタに
送信する日時データを所定時間間隔で送出することで、
日時データ送信によるインターフェースの占有率を低く
し、ホストコンピュータからの画像データの出力ひいて
はプリントのスループットに対して影響を与えることが
極めて少ない。
【0070】さらに、ホストコンピュータから送られて
くる日時データと所定時間間隔で動作を行う機能を起動
させる日時データとの二つの日時データをCPUにて比
較し、それぞれの日時データが一致した場合にCPUに
割り込みをかけてその機能を起動させている。従って、
二つの日時データを保持するメモリ以外にはハードウェ
アによる制御回路は必要とされず、従ってプリンタない
しシステム全体の制御系の構成が簡略化され、システム
全体のコストも低減される。さらに所定時間間隔で動作
する機能を起動させる日時データをメモリで保持してい
るため、接続されるホストコンピュータが他のホストコ
ンピュータに変わっても、その機能を適切な所定時間間
隔で起動させることが可能である。
【0071】加えて、ホストコンピュータとプリンタと
を接続するインターフェースは、片方向通信を行なうも
のと双方向通信を行なうものとのいずれが用いられる場
合でも、ホストコンピュータからの日時データ受信は等
しく可能であるので、接続可能なホストコンピュータが
制約されることがない。従って、システムのフレキシビ
リティを向上することができる。
【0072】(実施形態の第2例)図4は本発明の第2
の実施形態によるホストコンピュータおよびインクジェ
ットプリンタからなる画像出力システムの制御系の構成
例を示すブロック図、図5は図4に示した画像出力シス
テムの制御手順の一例を示すフローチャートであり、上
述の第1例と同様に構成できる各部および処理ステップ
には対応箇所に同一の符号を付してある。
【0073】本例は、所定時間間隔で動作する機能がn
個(n≧2:整数)ある場合に対応するもので、そのた
めに図4に示すように、第1日時データ記憶手段311
と、ここに保持してある日時データTaに各々の機能に
応じた固有時間Δt1〜Δtnを加算した日時データT
b1[Ta+Δt1〕〜Tbn[Ta+Δtn]を保持
する第2〜第(n+1)日時データ記憶手段312とを
有するDRAM310を設けた構成としてある。
【0074】そして、図5に示すように、ホストコンピ
ュータ101から受信した日時データをDRAM110
内の第1日時データ記憶手段111に保持した後(ステ
ップS206)、当該保持された日時データTaに各々
の機能が持つ固有の一定時間Δt1〜Δtnを加算した
日時データTb1[Ta+Δt1〕〜Tbn[Ta+Δ
tn]をDRAM3l0内の第2〜第(n+1)日時デ
ータ記憶手段312にそれぞれ保持する(ステップS4
07)。
【0075】CPU108はホストコンピュータ101
から日時データを受信し、保持する毎に(ステップS4
08,S409)、第1日時データ記憶手段311内の
日時データTaと第2〜第(n+1)日時データ記憶手
段312内の各々の日時データTb1〜Tbnとを比較
する(ステップS410)。 そしてTaとTb1〜Tb
nのうちのいずれかが一致した場合(例えばTbnがT
aと一致した場合)に、CPU108は割り込み処理と
して、Tbn時間間隔で動作する機能を起動させるので
ある(ステップS411)。
【0076】この機能の動作が終了した時(ステップS
412)、その時点の第1日時データ記憶手段311内
に記憶している日時データTaを参考にして次にこの機
能が動作する日時である日時データTbn[=Ta+Δ
tn]を新たに第(n+1)日時データ記憶手段312
に保持する(ステップS413)。
【0077】このような本実施形態のプリンタ305に
おいて、所定時間間隔で動作する機能は、ホストコンピ
ュ一タ101およびプリンタ305の双方の電源がオン
である限り繰り返し動作が行われるのである。
【0078】本実施形態によれば、上記第1例と同様の
効果に加え、次のような効果も得られる。すなわち、そ
れぞれ所定時間間隔で動作する機能がn個(n≧2:整
数)あった場合、従来は時間制御のためのタイムカウン
タも存在する機能の数だけ用意する必要があったためプ
リンタの制御系の構成が複雑になってしまったが、本例
ではホストコンピュータから送られてくる日時データと
それぞれ所定時間間隔で動作する機能を起動させる日時
データn個分に対応したメモリがあれば足りるので、そ
のような所定時間間隔で動作する機能が複数あるプリン
タでも制御系の構成を簡略化することが可能である。
【0079】なお、それぞれ所定時間間隔で動作する複
数の機能は、プリンタの構成に応じた所要の機能とする
ことができ、プリントヘッドのインク吐出性能を維持す
るための回復動作にのみ限られない。また、回復動作で
あってもそれが複数種類あり、それぞれ異なった時間毎
に実行されるような場合、例えば上記吸引回復,ワイピ
ング,予備吐出等による回復動作がそれぞれ、または適
宜組み合わせて実行されるような場合には、それらに対
応させることもできる。これらのことは、次に述べる実
施形態の第3例についても同様である。
【0080】(実施形態の第3例)図6は本発明の第3
の実施形態によるホストコンピュータおよびインクジェ
ットプリンタからなる画像出力システムの制御系の構成
例を示すブロック図、図7は図6に示した画像出力シス
テムの制御手順の一例を示すフローチャートであり、上
述の第1例と同様に構成できる各部および処理ステップ
には対応箇所に同一の符号を付してある。
【0081】本例は、上述の第2例と同様、所定時間間
隔で動作する機能がn個(n≧2:整数)ある場合に対
応するものであるが、図6に示すように、第1日時デー
タ記憶手段512と、ここに保持してある日時データT
aに各々の機能に応じた固有時間Δt1〜Δtnを加算
した日時データTb1[Ta+Δt1〕〜Tbn[Ta
+Δtn]を保持する第2〜第(n+1)日時データ記
憶手段513とを電気的に読み書きが可能な不揮発性記
憶手段であるEEPROM511内に設けた構成として
ある。
【0082】そして、図7に示すように、ホストコンピ
ュータ101から受信した日時データをEEPROM5
11内の第1日時データ記憶手段512に保持した後
(ステップS606)、当該保持された日時データTa
に各々の機能が持つ固有の一定時間Δt1〜Δtnを加
算した日時データTb1[Ta+Δt1〕〜Tbn[T
a+Δtn]をEEPROM511内の第2〜第(n+
1)日時データ記憶手段312にそれぞれ保持する(ス
テップS607)。
【0083】CPU108はホストコンピュータ101
から日時データを受信し、保持する毎に(ステップS6
08,S409)、第1日時データ記憶手段311内の
日時データTaと第2〜第(n+1)日時データ記憶手
段312内の各々の日時データTb1〜Tbnとを比較
する(ステップS610)。 そしてTaがTb1〜Tb
nのうちのいずれかが以上となった場合(例えばTaが
Tbn以上である場合)に、CPU108は割り込み処
理として、Tbn時間間隔で動作する機能を起動させる
のである(ステップS611)。
【0084】この機能の動作が終了した時(ステップS
612)、その時点の第1日時データ記憶手段512内
に記憶している日時データTaを参考にして次にこの機
能が動作する日時である日時データTbn[=Ta+Δ
tn]を新たに第(n+1)日時データ記憶手段513
に保持する(ステップS613)。
【0085】このような本実施形態のプリンタ505に
おいて、所定時間間隔で動作する機能は、ホストコンピ
ュ一タ101およびプリンタ505の双方の電源がオン
である限り繰り返し動作が行われるのである。また、本
例では、プリンタ505が例えば暫くの間オフとされて
その後再びオンとなった場合でも、前記各機能は所定時
間間隔で動作するのである。
【0086】なお、本例では第1日時データ記億手段5
12もEEPROM511に設けたが、DRAM510
内に設けられるものでもよい。
【0087】本実施形態によれば、上記第1例および第
2例と同様の効果に加え、次のような効果も得られる。
すなわち、少なくとも第2〜第(n+1)日時データ記
億手段を電気的に読み書きが可能な不揮発性記憶手段と
することで、プリンタの電源がオフになっても第2〜第
(n+1)日時データ記憶手段内の日時データを保持す
ることが可能であり、後に電源がオンになっても第2〜
第(n+1)日時データ記憶手段内の日時データを参照
して、それぞれ所定時間間隔で動作する複数の機能に対
する時間制御を行うことが可能である。特に、プリンタ
が長時間オフとなっており、その間に所定時間が経過し
ていたような場合、再度のオン時には直ちに当該所定時
間間隔で動作する機能を起動させることができるため、
プリンタ自体の信頼性が高くなる。
【0088】(実施形態の第4例)図8は本発明の第4
の実施形態によるホストコンピュータおよびインクジェ
ットプリンタからなる画像出力システムの制御手順の一
例を示すフローチャートであり、上述の第1例と同様に
構成できる処理ステップには対応箇所に同一の符号を付
してある。また、本例の制御系は上述の第3例と同様の
もの(図6)を採用することができる。
【0089】本例のプリンタでは、記録ヘッド516の
インク吐出性能を維持するために、ヘッド回復部521
により所定時間間隔でヘッド回復動作を行う。具体的に
は粘度増加したインクを排出するための吸引動作52
2、記録ヘッド516のフェイス面の汚れを清掃するた
めのワイピング動作523、およびフェイス面のインク
の乾燥を防止するためのキャッピング動作524を行
う。
【0090】例えば72時間間隔でヘッド回復動作を行う
場合は、ある時点でヘッド回復動作が起動し、そしてそ
れが終了したときに、EEPROM511内の第1日時
データ記憶手段512に保持している日時データTaに
「72時間」を加算して、その日時データTbを第2日時
データ記憶手段513に保持する(ステップS706,
S707)。
【0091】CPU108はホストコンピュータ101
から日時データを受信する毎に第1日時データ記憶手段
512内の日時データTaと第2日時データ記憶手段5
13内の日時データTbとを比較する(ステップS70
8,S709,S710)。そこでTaとTbとが一致
した場合もしくはTaがTbを超えている場合は、CP
U108は割り込み処理としてヘッド回復動作を起動さ
せるのである(ステップS711)。
【0092】そしてこの機能の動作が終了した時に、そ
の時点の第1日時データ記憶手段512内に記憶してい
る日時データTaを参考にして次にヘッド回復動作を行
う日時データを新たに第2日時データ記憶手段513に
保持する(ステップS712,S707)。
【0093】なお、本例でも第1日時データ記億手段5
12はDRAM510内に設けられていてもよい。
【0094】本実施形態によれば、インクを吐出してプ
リントを行なうプリンタにおいて、プリンタ自身には時
計機能やタイムカウンタがなくても、ホストコンピュー
タからの日時データを使って、所定時間間隔でインク吐
出性能を維持する記録ヘッドの回復動作を行うための時
間制御を行っている。従って、プリンタの制御系の構成
が簡易化され、またシステム全体のコストも低減され
る。
【0095】また、ホストコンピュータからプリンタに
送信する日時データを所定時間間隔で送出することで、
日時データ送信によるインターフェースの占有率を低く
し、ホストコンピュータからの画像データの出力ひいて
はプリントのスループットに対して影響を与えることが
極めて少ない。
【0096】さらに、ホストコンピュータから送られて
くる日時データとヘッド回復動作を起動させる日時デー
タとの二つの日時データをCPUにて比較し、それぞれ
の日時データが一致した場合にCPUに割り込みをかけ
てヘッド回復動作を起動させている。従って、二つの日
時データを保持するメモリ以外にはハードウェアによる
制御回路は必要とされず、従ってプリンタないしシステ
ム全体の制御系の構成が簡略化され、システム全体のコ
ストも低減される。さらにヘッド回復動作を起動させる
日時データをメモリで保持しているため、接続されるホ
ストコンピュータが他のホストコンピュータに変わって
も、ヘッド回復動作を適切な所定時間間隔で起動させる
ことが可能である。
【0097】また、少なくとも第2日時データ記憶手段
を電気的に読み書きが可能な不揮発性記憶手段とするこ
とで、プリンタの電源がオフになっても第2日時データ
記憶手段内の日時データを保持することが可能であり、
後に電源がオンになっても第2日時データ記憶手段内の
日時データを参照して、ヘッド回復動作を所定時間間隔
で行うことが可能である。特に、プリンタが長時間オフ
となっており、その間に所定時間が経過していたような
場合、再度のオン時には直ちにヘッド回復動作を起動さ
せることができるため、常に品位の高いプリントを行な
うことが可能である。
【0098】加えて、ホストコンピュータとプリンタと
を接続するインターフェースは、片方向通信を行なうも
のと双方向通信を行なうものとのいずれが用いられる場
合でも、ホストコンピュータからの日時データ受信は等
しく可能であるので、接続可能なホストコンピュータが
制約されることがない。従って、システムのフレキシビ
リティを向上することができる。
【0099】(実施形態の第5例)図9は本発明の第5
の実施形態によるホストコンピュータおよびインクジェ
ットプリンタからなる画像出力システムの制御手順の一
例を示すフローチャートであり、上述の第1例と同様に
構成できる処理ステップには対応箇所に同一の符号を付
してある。また、本例の制御系も上述の第1例と同様の
もの(図1)を採用することができる。
【0100】本例では、ホストコンピュータ101から
送られてくる画像データについてのプリント動作や、記
録ヘッド115のヘッド回復動作等のプリンタ内部の動
作が終了してから、所定時間経過しても何の動作命令を
プリンタ105が受け取らない場合に、パワーセーブモ
ードとしてCPU108をスリープモードに設定し、ク
ロックや内部モジユールを停止させて電力消費を低下さ
せる。
【0101】例えばある動作が終了して5分後にパワー
セーブモードに移行する場合は、まずある動作が終了し
たときに、DRAM110内の第1日時データ記憶手段
111に保持されている日時データTaに「5分」を加
算した日時データTbを第2日時データ記憶手段112
に保持する(ステップS807)。
【0102】CPU108は、ホストコンピュータ10
1から日時データを受信する毎に、第1日時データ記憶
手段111内の日時データTaと第2日時データ記憶手
段112内の日時データTbとを比較する(ステップS
810,S811,S812)。そこでもしTaとTb
とが一致した場合には、CPU108は割り込み処理と
してパワーセーブモードに移行するのである(ステップ
S813)。
【0103】またTaとTbとが一致する前にCPU1
08に動作命令があった場合は、その動作が終了した後
に、新たにDRAM110内の第1日時データ記憶手段
111に保持されている日時データTaに「5分」を加
算した日時データTbを第2日時データ記憶手段112
に保持する(ステップS808,S809,S80
7)。
【0104】パワーセーブモード中にCPU108に動
作命令が発生してCPU108が通常動作状態に戻った
時も(ステップS814,S815)、その動作が終了
した時点の第1日時データ記憶手段111内の日時デー
タTaを参考に次にパワーセーブモードに移行する日時
データを第2日時データ記憶手段112に保持するので
ある(ステップS816,S807)。
【0105】なお本例において、第1日時データ記憶手
段111および第2日時データ記憶手段112はEEP
ROM内に設けられるものでもよい。
【0106】本実施形態によれば、インクを吐出してプ
リントを行なうプリンタにおいて、プリンタ自身には時
計機能やタイムカウンタがなくても、ホストコンピュー
タからの日時データを使って、所定時間プリンタの動作
命令がない場合に待機時の電力消費を軽減するパワーセ
ーブモードに移行するような時間制御を行っている。従
って、プリンタの制御系の構成が簡易化され、またシス
テム全体のコストも低減される。
【0107】また、ホストコンピュータからプリンタに
送信する日時データを所定時間間隔で送出することで、
日時データ送信によるインターフェースの占有率を低く
し、ホストコンピュータからの画像データの出力ひいて
はプリントのスループットに対して影響を与えることが
極めて少ない。
【0108】さらに、ホストコンピュータから送られて
くる日時データとパワーセーブモードに移行する日時デ
ータとの二つの日時データをCPUにて比較し、それぞ
れの日時データが一致した場合にCPUに割り込みをか
けてパワーセーブモードに移行させている。従って、二
つの日時データを保持するメモリ以外にはハードウェア
による制御回路は必要とされず、従ってプリンタないし
システム全体の制御系の構成が簡略化され、システム全
体のコストも低減される。さらにパワーセーブモードに
移行する日時データをメモリで保持しているため、接続
されるホストコンピュータが他のホストコンピュータに
変わっても、その日時まで動作命令がない場合にパワー
セーブモードに移行することが可能である。
【0109】加えて、ホストコンピュータとプリンタと
を接続するインターフェースは、片方向通信を行なうも
のと双方向通信を行なうものとのいずれが用いられる場
合でも、ホストコンピュータからの日時データ受信は等
しく可能であるので、接続可能なホストコンピュータが
制約されることがない。従って、システムのフレキシビ
リティを向上することができる。
【0110】(その他)本発明の目的は、日時データの
出力という所要の機能を実現するソフトウェアのプログ
ラムコードを記録した媒体を情報処理装置に供給し、そ
の装置のコンピュータ本体(またはCPUやMPU)が
記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても達成される。
【0111】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0112】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0113】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
本実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0114】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって本実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0115】加えて、上述の各実施形態では、プリンタ
とこれに対して画像データを供給する情報処理装置(ホ
ストコンピュータ)とからなる画像出力システムに本発
明を適用した場合について説明したが、コンピュータへ
の接続対象としてはプリンタにのみ限られず、所要の時
間制御を行なう情報機器およびコンピュータからなるシ
ステムに対しても本発明は適用可能である。
【0116】また、上記各実施形態では、画像出力シス
テムのプリント装置としてインクジェットプリンタを用
いた場合について説明したが、本発明はその構成に限定
されるものではなく、熱転写方式、感熱方式、ドットイ
ンパクト方式その他プリント方式を問わずいずれのプリ
ント装置を用いる場合にも適用できる。
【0117】しかし、インクジェットプリンタを用いる
場合には、その中でも、インク吐出を行わせるために利
用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段(例
えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネル
ギによりインクの状態変化を生起させる方式のプリント
ヘッド、プリント装置が優れた効果をもたらすものであ
る。かかる方式によればプリントの高密度化,高精細化
が達成できるからである。
【0118】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書,同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
【0119】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変
換体の組合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)
の他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書,米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成
を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。すなわち、プリ
ントヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明
によればプリントを確実に効率よく行うことができるよ
うになるからである。
【0120】さらに、プリント装置がプリントできるプ
リント媒体の最大幅に対応した長さを有するフルライン
タイプのプリントヘッドに対しても本発明は有効に適用
できる。そのようなプリントヘッドとしては、複数プリ
ントヘッドの組合わせによってその長さを満たす構成
や、一体的に形成された1個のプリントヘッドとしての
構成のいずれでもよい。
【0121】加えて、シリアルタイプのものでも、装置
本体に固定されたプリントヘッド、あるいは装置本体に
装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体
からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイ
プのプリントヘッド、あるいはプリントヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
プリントヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0122】また、本発明のプリント装置の構成とし
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
【0123】また、搭載されるプリントヘッドの種類な
いし個数についても、例えば単色のインクに対応して1
個のみが設けられたものの他、プリント色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あってもよい。すなわち、例えばプリント装置のプリン
トモードとしては黒色等の主流色のみのプリントモード
だけではなく、プリントヘッドを一体的に構成するか複
数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラーの各プリン
トモードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0124】さらに加えて、以上説明した本発明実施の
形態においては、インクを液体として説明しているが、
室温やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化
もしくは液化するものを用いてもよく、あるいはインク
ジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用プリント信号付与時にインクが液状をなすものを用い
てもよい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの
固形状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使
用せしめることで積極的に防止するため、またはインク
の蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって
液化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネ
ルギのプリント信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、プリント媒体に到
達する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱
エネルギの付与によって初めて液化する性質のインクを
使用する場合も本発明は適用可能である。このような場
合のインクは、特開昭54−56847号公報あるいは
特開昭60−71260号公報に記載されるような、多
孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保
持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような
形態としてもよい。本発明においては、上述した各イン
クに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実
行するものである。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果の少なくとも一つが達成される。
【0126】(1)プリンタ自身に時計機能やタイムカ
ウンタがなくても、ホストコンピュータの日時データを
利用してプリンタ内の時間制御を行うようにしているた
め、プリンタの制御系の構成が簡易化され、またシステ
ム全体のコストも低減される。
【0127】(2)ホストコンピュータからプリンタに
送信する日時データを所定時間間隔で送出することで、
日時データ送信によるインターフェースの占有率を低く
し、ホストコンピュータからの画像データの出力ひいて
はプリントのスループットに対して影響を与えることを
極めて少なくすることが可能である。
【0128】(3)ホストコンピュータから送られてく
る日時データと所定時間間隔で動作を行う機能を起動さ
せる日時データとの二つの日時データを比較し、それぞ
れの日時データが一致した場合に割り込みをかけてその
機能を起動させている。従って、二つの日時データを保
持するメモリ以外にはハードウェアによる制御回路は必
要とされず、従ってプリンタないしシステム全体の制御
系の構成が簡略化され、システム全体のコストも低減さ
れる。さらに所定時間間隔で動作する機能を起動させる
日時データをメモリで保持しているため、接続されるホ
ストコンピュータが他のホストコンピュータに変わって
も、その機能を適切な所定時間間隔で起動させることが
可能である。
【0129】(4)それぞれ所定時間間隔で動作する機
能がn個(n≧2:整数)あった場合、従来は時間制御
のためのタイムカウンタも存在する機能の数だけ用意す
る必要があったためプリンタの制御系の構成が複雑にな
ってしまうのに対し、本発明ではホストコンピュータか
ら送られてくる日時データとそれぞれ所定時間間隔で動
作する機能を起動させる日時データn個分に対応したメ
モリがあれば足りるので、そのような所定時間間隔で動
作する機能が複数あるプリンタでも制御系の構成を簡略
化することが可能である。
【0130】(5)所定時間間隔で動作する機能を起動
させる日時データを保持する日時データ記億手段を、電
気的に読み書きが可能な不揮発性記憶手段とすること
で、プリンタの電源がオフになっても所要のの日時デー
タを保持することが可能であり、後に電源がオンになっ
ても当該日時データを参照して、所定時間間隔で動作す
る複数の機能に対する時間制御を行うことが可能であ
る。特に、プリンタが長時間オフとなっており、その間
に所定時間が経過していたような場合、再度のオン時に
は直ちに当該所定時間間隔で動作する機能を起動させる
ことができるため、プリンタ自体の信頼性を向上するこ
とができる。
【0131】(6)ホストコンピュータとプリンタとを
接続するインターフェースは、片方向通信を行なうもの
と双方向通信を行なうものとのいずれが用いられる場合
でも、ホストコンピュータからの日時データ受信は等し
く可能であるので、接続可能なホストコンピュータが制
約されることがない。従って、システムのフレキシビリ
ティを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるホストコンピュータ
およびインクジェットプリンタからなる画像出力システ
ムの制御系の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した画像出力システムの制御手順の一
例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に適用可能なプリント装置としてのイン
クジェットプリント装置の全体構成例を示す概略斜視図
である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係り、所定時間間隔
で動作する機能が複数あるインクジェットプリンタおよ
びホストコンピュータからなる画像出力システムの制御
系の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4に示した画像出力システムの制御手順の一
例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態によるホストコンピュ
ータおよびインクジェットプリンタからなる画像出力シ
ステムの制御系の構成例を示すブロック図であり、日時
データを不揮発性メモリに保持する構成例を示す図であ
る。
【図7】図6に示した画像出力システムの制御手順の一
例を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態によるホストコンピュ
ータおよびインクジェットプリンタからなる画像出力シ
ステムの制御手順の一例を示すフローチャートであり、
所定時間間隔でヘッド回復動作を行う場合の動作例を示
すものである。
【図9】本発明の第5の実施形態によるホストコンピュ
ータおよびインクジェットプリンタからなる画像出力シ
ステムの制御手順の一例を示すフローチャートであり、
所定時間のスタンバイでパワーセーブモードに移行する
場合の動作例を示すものである。
【図10】従来のホストコンピュータおよびインクジェ
ットプリンタからなる画像出力システムの構成例を示す
図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 プリンタドライバ 104 日時データ出力部 105 インクジェットプリンタ 108 CPU 109 ROM 110,310,510 DRAM 111,311,512 第l日時データ記憶手段 112 第2日時データ記憶手段 115 記録ヘッド 116 記録位置センサ(エンコーダ) 117 記録ヘッドキャリアモータ 118 搬送モ−タ 119 記録ヘッド回復モータ 120 ヘッド回復部 312,513 第2〜第(n+1)日時データ記憶手
段 511 EEPROM

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置から画像データを受容して
    プリント媒体上にプリントを行なうプリント装置におい
    て、前記情報処理装置から日時データを受信する手段
    と、当該受信した日時データを使用して内部の時間制御
    を行う手段とを具えたことを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段は前記情報処理装置から一
    定時間毎に送信されてくる前記日時データを受信し、当
    該受信毎に前記制御手段は日時データを第1日時データ
    記憶手段に更新保持することを特徴とする請求項1に記
    載のプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1日時データ記
    憶手段に保持した日時データに、所定時間間隔で動作す
    る機能を起動するのに要する当該所定時間を加算した第
    2日時データを第2の日時データ記億手段に保持し、当
    該保持された第2日時データと、前記一定時間毎の受信
    に応じて前記第1日時データ記憶手段内に更新保持され
    た日時データとが一致したときに、前記所定時間間隔で
    動作する機能を起動させるよう前記時間制御を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1日時データ記
    憶手段に保持した日時データに、それぞれ所定時間間隔
    で動作する複数の機能を起動するのに要するそれぞれ固
    有の所定時間を加算したデータを複数の日時データ記憶
    手段に保持し、前記一定時間毎の受信に応じて前記第1
    日時データ記憶手段内に更新保持された日時データと前
    記複数の日時データ記憶手段にそれぞれ保持している日
    時データのいずれかとが一致したときに、それに該当す
    る機能を起動させるよう前記時間制御を行うことを特徴
    とする請求項2に記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記所定時間間隔で動作する機能に対応
    した前記日時データ記憶手段を、電気的に読み書きが可
    能な不揮発性記憶手段としたことを特徴とする請求項3
    または4に記載のプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記プリント装置の電源が投入されたと
    き、前記情報処理装置から受信して前記第1日時データ
    記憶手段内に更新保持した日時データが、前記所定の時
    間間隔で動作する機能に対応した日時データ記憶手段に
    保持している日時データ以上である場合、当該機能を起
    動させるよう時間制御を行うことを特徴とする請求項5
    に記載のプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記情報処理装置からの日時データを受
    信するためのインターフェースとして、片方向通信を行
    なうためのインターフェースと双方向通信を行なうため
    のインターフェースとのいずれをも使用可能であること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のプリ
    ント装置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出するためのプリントヘッド
    を用い、情報処理装置から受容した画像データに基づい
    てインクを吐出させることによりプリント媒体上にプリ
    ントを行なうプリント装置において、前記情報処理装置
    から日時データを受信する手段と、当該受信した日時デ
    ータを使用して前記インクの吐出性能を維持するための
    回復動作を所定時間間隔で行うための時間制御を行う手
    段とを具えたことを特徴とするプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記受信手段は前記情報処理装置から一
    定時間毎に送信されてくる前記日時データを受信し、当
    該受信毎に前記制御手段は日時データを第1日時データ
    記憶手段に更新保持することを特徴とする請求項8に記
    載のプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記第1日時データ
    記憶手段に保持した日時データに所定時間を加算した第
    2日時データを第2の日時データ記億手段に保持し、当
    該保持された第2日時データと、前記一定時間毎の受信
    に応じて前記第1日時データ記憶手段内に更新保持され
    た日時データとが一致したときに、前記回復動作を起動
    させるよう前記時間制御を行うことを特徴とする請求項
    9に記載のプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の日時データ記憶手段を電気
    的に読み書きが可能な不揮発性記憶手段としたことを特
    徴とする請求項10に記載のプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記プリント装置の電源が投入された
    とき、前記情報処理装置から受信して前記第1日時デー
    タ記憶手段内に更新保持した日時データが、前記第2の
    日時データ記憶手段に保持している日時データ以上であ
    る場合、前記回復動作を起動させることを特徴とする請
    求項11に記載のプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記情報処理装置からの日時データを
    受信するためのインターフェースとして、片方向通信を
    行なうためのインターフェースと双方向通信を行なうた
    めのインターフェースとのいずれをも使用可能であるこ
    とを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載の
    プリント装置。
  14. 【請求項14】 情報処理装置から画像データを受容し
    てプリント媒体上にプリントを行なうプリント装置にお
    いて、前記情報処理装置から日時データを受信する手段
    と、当該受信した日時データを使用して、動作命令が所
    定時間ない場合に待機時の消費電力を軽減するパワーセ
    ーブモードに移行するための時間制御を行う手段とを具
    えたことを特徴とするプリント装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段は前記情報処理装置から
    一定時間毎に送信されてくる前記日時データを受信し、
    当該受信毎に前記制御手段は日時データを第1日時デー
    タ記憶手段に更新保持することを特徴とする請求項14
    に記載のプリント装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記第1日時データ
    記憶手段に保持した日時データに所定時間を加算した第
    2日時データを第2の日時データ記億手段に保持し、当
    該保持された第2日時データと、前記一定時間毎の受信
    に応じて前記第1日時データ記憶手段内に更新保持され
    た日時データとが一致したときに、前記パワーセーブモ
    ードに移行させることを特徴とする請求項15に記載の
    プリント装置。
  17. 【請求項17】 前記情報処理装置からの日時データを
    受信するためのインターフェースとして、片方向通信を
    行なうためのインターフェースと双方向通信を行なうた
    めのインターフェースとのいずれをも使用可能であるこ
    とを特徴とする請求項14ないし16のいずれかに記載
    のプリント装置。
  18. 【請求項18】 インクを吐出することによりプリント
    を行うヘッドを用いることを特徴とする請求項1ないし
    17のいずれかに記載のプリント装置。
  19. 【請求項19】 前記ヘッドは、インクを吐出するため
    に利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせ
    る熱エネルギを発生する発熱素子を有することを特徴と
    する請求項18に記載のプリント装置。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれかに記載
    のプリント装置に対して画像データを供給するととも
    に、前記日時データを送信する手段を具えたことを特徴
    とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし19のいずれかに記載
    のプリント装置と、請求項20に記載の情報処理装置
    と、を具えたことを特徴とする画像出力システム。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の情報処理装置に前
    記日時データの送信を行なわせるための制御プログラム
    を記憶した記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8011751B2 (en) 2005-10-03 2011-09-06 Seiko Epson Corporation Inkjet printer and recovery method for a print head
US8770708B2 (en) 2005-10-03 2014-07-08 Seiko Epson Corporation Inkjet printer and recovery method for a print head

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