JP2001130075A - インクリボン保持用カートリッジ - Google Patents

インクリボン保持用カートリッジ

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JP2001130075A
JP2001130075A JP31148199A JP31148199A JP2001130075A JP 2001130075 A JP2001130075 A JP 2001130075A JP 31148199 A JP31148199 A JP 31148199A JP 31148199 A JP31148199 A JP 31148199A JP 2001130075 A JP2001130075 A JP 2001130075A
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shaft
ink ribbon
supply
take
spool
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JP31148199A
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Inventor
Hisakazu Oshima
久和 大島
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消耗品としてのインクリボンのみを交換する
ことを可能とし、その際の取扱いを容易にして、インク
リボンの破損や汚れ、皺より等を防ぐ。 【解決手段】 インクリボン22は、輪ゴム23で束ね
た状態で、両側に分離した保持部材24,25間に挟ん
でインクカートリッジ21を組立てる。インクリボン2
2の供給軸26および巻取軸27には、保持部材24,
25に保持される供給側スプール28,29および巻取
側スプール30,31がそれぞれ挿入される。巻取側ス
プール31には巻取歯車32が設けられ、供給側スプー
ル28にはバックテンション付与機構33が設けられ
る。巻取側スプール31および供給側スプール28に
は、回り止めリブ34,36がそれぞれ設けられ、巻取
軸27および供給軸26に挿入した状態で、回り止めリ
ブ34,36が巻取軸27および供給軸26の端面に設
けられるスリットと嵌合し、回り止め状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボンを用
いて印刷を行う印刷装置に対して、インクリボンを交換
する際に、インクリボンを収納した状態で取扱うための
インクリボン保持用カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば熱転写方式で印刷を行うプリン
タやファクシミリ装置などでは、フィルム状のインクを
用いる。フィルム状のインクは、一定の長さ分が供給軸
に巻付けられた状態から使用が開始され、巻取軸にイン
クフィルムを巻取りながら、フィルム上のインクを部分
的に使用して、印刷すべき内容が紙などの転写材の表面
に転写される。熱転写方式では、瞬間的な加熱によって
転写材料へのインクの転写を行わせている。
【0003】図9は、たとえばファクシミリ装置などに
用いるインクカートリッジ1の概略的な構成を示す。フ
ァクシミリ装置などでは、受信中に印字の途中でインク
リボンが全部使用され、急いで交換する必要がある場合
も想定されるので、インクカートリッジ1にインクリボ
ン2を収納した状態で、インクカートリッジ1をファク
シミリ装置の印字部に装着することができる。インクカ
ートリッジ1には、軸受け3が設けられ、巻取歯車4に
与えられる駆動力によってインクリボン2を巻取ること
ができるように、巻取軸7を回転可能に支持している。
インクリボン2を供給する供給軸6側には、バックテン
ション歯車5が設けられ、インクリボン2を供給軸6か
ら引出す際に、適当なバックテンションがかかり、イン
クリボン2に均一な張力が付与された状態で取出すこと
ができるようにされている。
【0004】図10は、他の従来例を示す。この従来例
では、カートリッジ8とインクリボン2とが分離可能で
ある。インクリボン2の供給軸6および巻取軸7は、そ
れぞれ紙管で形成され、筒状の両端には、スプール9が
外方から挿入される。カートリッジ8で、インクリボン
2と組合せたときに各スプール9が存在するようになる
位置には、予め軸受部10が形成されている。供給軸6
側の紙管には、バックテンションスプール11が挿入さ
れる。バックテンションスプール11には、バックテン
ション歯車5が形成され、印刷装置側でスリップトルク
がかかるようになっている。
【0005】図10に示すようなインクカートリッジ
は、組立式であり、供給軸6と巻取軸7の軸線方向の両
端にスプール9やバックテンションスプール11を装着
した状態で、カートリッジ8の軸受部10にスプール9
やバックテンションスプール11を嵌め込んで、インク
カートリッジとして組立が完了する。バックテンション
スプール11と供給軸6との間で回り止めを行うため
に、供給軸6の端面にはスリット12が形成されてい
る。バックテンションスプール11にはスリット12に
対応してリブ13が設けられ、スリット12にリブ13
が嵌合するようにバックテンションスプール11を供給
軸6に挿入することによって、バックテンションスプー
ル11に対する供給軸6の回り止めが行われる。巻取軸
7側に装着する巻取歯車4を設けたスプールにも、同様
な回り止めが施される。
【0006】図11は、従来からのインクリボンカート
リッジについてのさらに他の構成を示す。本構成では、
図10のカートリッジ8に相当する部分を左右2つの保
持部材14,15に分けて、巻取歯車4、スプール9お
よびバックテンションスプール11をそれぞれ保持して
いる。ユーザは、インクリボン2の供給軸6と巻取軸7
との両側に保持部材14,15を装着する。左右の保持
部材14,15で巻取歯車4やスプール9、バックテン
ションスプール11を所定の間隔で保持しているので、
ユーザはインクリボン2に巻取歯車4などを同時に装着
することができる。巻取歯車4が設けられているスプー
ル9やバックテンションスプール11は、供給軸6や巻
取軸7となっている紙管との間での回り止めのために、
図10と同様なリブ13を有している。また、保持部材
14,15とバックテンションスプール11との間でス
リップトルクを発生させるために、ばね16を設けてい
るので、印刷装置側にバックテンション付与機構を設け
る必要をなくして、コストダウンを図ることができる。
【0007】インクリボンを一旦カートリッジなどで一
定間隔に保持した状態で印刷装置などに対して着脱する
考え方は、特開平2−050871、特開平2−261
674、特開平6−155845、特開平8−2678
61などにも開示されている。このうち特開平2−05
0871では、供給軸に相当する繰出ロールと巻取軸に
相当する巻取ロールとの間を相対位置保持部材で連結
し、間隔を一定に保った状態でインクリボンを供給する
構成が開示されている。他の先行技術では、巻取軸にイ
ンクリボンが巻取られ、インクリボンの先端が巻取軸に
装着されている状態でインクリボンが供給され、供給軸
と巻取軸との間の間隔を一定に保つように保持部材に装
着してから、インクリボンと保持部材とを印刷装置に着
脱する構成が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すように、イ
ンクカートリッジ1内にインクリボン2が収納されてい
る状態で取扱うことができれば、ユーザはインクカート
リッジ1のユニットを交換するだけでインクリボン2に
は直接触れることなくインクリボンの交換を行うことが
できる。しかしながら、インクカートリッジ1は、イン
クリボン2とともに消耗品となり、新たなインクリボン
2に交換するときにはインクカートリッジ1全体を交換
しなければならなくなる。このためインクカートリッジ
1を使用する印刷装置のランニングコストは高くなって
しまう。
【0009】図10に示すような構成のインクカートリ
ッジでは、消耗品としてインクリボン2のみを交換する
ことができるので、ランニングコストを下げることがで
きる。しかしながら、ユーザはインクリボン2の供給軸
6および巻取軸7に、巻取歯車4およびバックテンショ
ン歯車5を取付け、さらにスプール9を2個取付けなけ
ればならない。巻取歯車4およびバックテンション歯車
5は、巻取軸7および供給軸6との間で、それぞれ回り
止めが必要となり、巻取軸7および供給軸6側にはスリ
ット12を設け、巻取歯車4およびバックテンション歯
車5側にはリブ13を設けて、それぞれ嵌合させる必要
がある。しかも、巻取歯車4とバックテンション歯車5
とを誤って挿入することを防ぐために、スリット12の
数やスリット12の角度等を変える必要がある。さら
に、巻取歯車4およびバックテンション歯車5の色を、
巻取軸7および供給軸6の端面の色に合わせるなど、誤
挿入防止のための構成が必要となる。さらに、ユーザは
インクリボン2を手で持って交換する必要があるので、
インクリボン2を手から落としたり、破損させたり、皺
よせたりして不具合が発生する可能性がある。これらの
点で、ユーザはインクリボン2の交換が非常に煩わしい
ものと感じている。
【0010】図11の構成では、巻取歯車4、バックテ
ンションスプール11およびスプール9を左右の保持部
材14,15に予め取付けておき、保持部材14,15
を軸線方向の両側から嵌め込むだけで一定間隔をあけて
供給軸と巻取軸とが保持される状態となるので、ユーザ
が誤装着を起こす可能性は非常に小さくなり、しかも保
持部材14,15は図10のカートリッジ8などと比較
して小さくすることができるので、材料コストを下げる
こともできる。さらに、バックテンションスプール11
に対して、ばね16を用いて簡単にバックテンションを
付与することができ、印刷装置の本体側にはバックテン
ション機構を設ける必要がなくなり、この点でもコスト
を低減することができる。しかしながら、インクリボン
2を保持部材14,15間に装着する作業は、インクリ
ボン2を供給軸6から巻取軸7側に引出した状態で行わ
なければならないので、図10に示す構成と同様に、イ
ンクリボン2を破損する可能性がある。このようなイン
クリボンを供給軸と巻取軸との間で引出して保持部材に
保持する場合の問題は、特開平2−261674、特開
平6−64271、特開平6−155845、特開平8
−267861などでも同様に生じる。特に、特開平2
−050871のように、相対位置保持部材でインクリ
ボンの間隔を保持している構成では、インクリボンを補
修用備品などとして市場を通じてユーザに供給する際
に、梱包形態が大きくなって、流通コストが高くなって
しまう。
【0011】巻取歯車4やバックテンション歯車5に回
り止めのためのリブ13などを設けずに、供給軸6や巻
取軸7に圧入することによって、回り止めを行うことも
考えられるけれども、圧入寸法のばらつきによって、巻
取軸7や供給軸6と巻取歯車4やバックテンション歯車
5との間が空転してしまったり、巻取る際に摩擦トルク
が発生したりする可能性がある。紙管で構成される供給
軸6や巻取軸7の内径寸法を精度よく管理することは困
難であり、ばらつきも大きい。このため、巻取トルクや
バックテンションがばらつき、印字にも悪影響を及ぼす
おそれも生じる。
【0012】本発明の目的は、簡単な構成で、しかもイ
ンクリボンを広げた状態で取扱う必要がなく、印刷装置
への着脱時には供給軸と巻取軸とを一定間隔に保つこと
が可能なインクリボン保持用カートリッジを提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクリボン
の供給軸と巻取軸とを、一定間隔をあけて保持し、イン
クリボンを使用する印刷装置に対して着脱可能なインク
リボン保持用カートリッジにおいて、インクリボンの供
給軸と巻取軸とが平行な状態で、軸線方向の両側に分離
して配置される第1および第2の保持部材と、供給軸の
軸線方向の両側で、第1および第2の保持部材によって
それぞれ保持され、インクリボンの供給軸を第1および
第2の保持部材に対して回転可能な状態で支持する第1
および第2の供給側支持部材と、巻取軸の軸線方向の両
側で、第1および第2の保持部材によってそれぞれ保持
され、インクリボンの巻取軸を第1および第2の保持部
材に対して回転可能な状態で支持する第1および第2の
巻取側支持部材とを含み、第1および第2の保持部材
は、インクリボンの供給軸と巻取軸とが、大部分のイン
クリボンが供給軸側または巻取軸側の一方に存在する状
態で他方が接触するまで接近する状態と、該一定間隔で
離れる状態との間で移動可能なように、第1および第2
の供給側支持部材と第1および第2の巻取側支持部材と
を保持することを特徴とするインクリボン保持用カート
リッジである。
【0014】本発明に従えば、インクリボンの供給軸と
巻取軸とを平行にした状態で、軸線方向の両側には第1
および第2の保持部材が分離して配置される。供給軸の
軸線方向の両側は、第1および第2の保持部材に対して
回転可能な状態で、第1および第2の供給側支持部材に
よって支持される。巻取軸の軸線方向の両側は、第1お
よび第2の保持部材に対して回転可能な状態で、第1お
よび第2の巻取側支持部材によって保持される。第1お
よび第2の供給側支持部材と、第1および第2の巻取側
支持部材とは、それぞれ第1および第2の保持部材によ
って保持され、かつインクリボンの供給軸と巻取軸とが
接近する状態と、一定間隔を保つ状態との間で移動可能
となる。接近している状態でインクリボンが供給軸に巻
付けられて先端が巻取軸に接合されている状態であると
きに、両側から第1および第2の供給側支持部材と第1
および第2の巻取側支持部材とで供給軸および巻取軸を
支持させてから、必要な一定間隔まで供給軸と巻取軸と
の間を広げることができる。第1および第2の供給側支
持部材と第1および第2の巻取側支持部材とによるイン
クリボンの供給軸と巻取軸との支持の際には、インクリ
ボンを広げる必要はないので、取扱いが容易であり、イ
ンクリボンを破損させたりするおそれはなく、かつイン
クリボンの流通の梱包形態を小型化して、流通コストの
上昇を防ぐことができる。
【0015】また本発明は、前記第1の巻取側支持部材
または前記第2の巻取側支持部材のうちの一方に取付け
られ、印刷装置への装着時に印刷装置側から駆動される
巻取歯車と、前記第1の供給側支持部材または前記第2
の供給側支持部材のうちの少なくとも一方に設けられ、
バックテンションを与えるバックテンション付与機構と
を、さらに含むことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、第1の巻取側支持部材ま
たは第2の巻取側支持部材のうちの一方に巻取歯車が取
付けられ、印刷装置への装着時に印刷装置側から駆動さ
れる。第1の供給側支持部材または第2の供給側支持部
材のうちの少なくとも一方にはバックテンションを与え
るバックテンション付与機構が設けられるので、インク
リボンの供給軸を第1および第2の供給側支持部材によ
って支持するだけで、バックテンションを付与すること
ができ、印刷装置側にはバックテンション付与のための
機構を設ける必要はなくなる。印刷装置への装着時に、
巻取歯車を印刷装置側の駆動歯車に噛合させるだけで印
刷装置側でインクリボンを適切に利用することができ
る。
【0017】また本発明で、前記バックテンション付与
機構が設けられる供給側支持部材は、前記インクリボン
の供給軸の端部に着脱可能なスプールと、該スプールの
供給軸への挿入部から出没可能で、突出した状態で該供
給軸に予め形成されている連結部と嵌合し、該スプール
に対する該供給軸の回り止めを行う回り止め部材と、該
スプールが回転する際にスリップトルクを発生するよう
に、該スプールを前記保持部に対して押圧するばねとを
含むことを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、バックテンション付与機
構は、インクリボンの供給軸の端部に着脱可能なスプー
ルに、出没可能な回り止め部材が設けられ、回り止め部
材が突出した状態で供給軸に予め形成されている連結部
と嵌合して回り止めを行わせることができる。回り止め
部材を突出しない状態でスプールを供給軸の端部に装着
し、回り止め部材の位置が連結部の位置に合った状態で
突出して、回り止めが行われるようにすることができる
ので、スプールを供給軸に装着する際に、連結部の位置
に対して回り止め部材の位置を合わせたりする作業を行
う必要はなく、インクリボンをカートリッジに装着する
作業を容易に行うことができる。スプールは、ばねによ
って押圧され、回転する際にスリップトルクを発生する
ので、スプールと回り止めされている供給軸に対しても
バックテンションを安定に付与して、インクリボンによ
る印刷を安定に行わせることができる。
【0019】また本発明で、前記第1および第2の保持
部材は、前記第1および第2の供給側支持部材、または
前記第1および第2の巻取側支持部材のうちの少なくと
も一方を案内して、前記インクリボンの供給軸と巻取軸
との間隔を変化させる案内部を備えることを特徴とす
る。
【0020】本発明に従えば、第1および第2の保持部
材には、案内部が形成され、第1および第2の供給側支
持部材または第1および第2の巻取側支持部材のうちの
少なくとも一方を案内してインクリボンの供給軸と巻取
軸との間隔を変えることができ、巻取軸と供給軸とが接
近した状態から間隔を連続的に広げて一定間隔まで円滑
に広げることができる。
【0021】また本発明で、前記第1および第2の保持
部材は、折畳み可能であり、折畳んだ状態で前記インク
リボンの供給軸側と巻取軸側とが接触し、展開した状態
で前記インクリボンの供給軸と巻取軸とが前記一定間隔
をあけて保持されることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、第1および第2の保持部
材を折畳んだ状態でインクリボンの供給軸と巻取軸との
間隔を接近させ、第1および第2の保持部材を展開した
状態でインクリボンの供給軸と巻取軸とが一定間隔をあ
けるように保持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
してのインクカートリッジ21の構成を示す。インクカ
ートリッジ21は、インクリボン22が輪ゴム23で結
び付けられている状態で、両側方に分離した保持部材2
4,25で挟んで形成することができる。第1および第
2保持部材である保持部材24,25には、インクリボ
ン22の供給軸26および巻取軸27にそれぞれ両側方
から結合可能な供給側支持部材である供給側スプール2
8,29および巻取側支持部材である巻取側スプール3
0,31が設けられている。第1および第2巻取側支持
部材のうちの一方の巻取側スプール31には、巻取歯車
32が装着され、また第1および第2の供給側支持部材
のうちの一方の供給側スプール28にはバックテンショ
ン付与機構33が備えられている。インクカートリッジ
21は、インクリボン22および輪ゴム23を除いて、
合成樹脂を成形して製造することができる。
【0024】図1(a)はインクリボン22として供給
される形態で両側から保持部材24,25を供給軸26
および巻取軸27に装着する状態を示し、図1(b)は
インクリボン22に保持部材24,25を組合せてイン
クカートリッジ21を形成したあとで、巻取軸27を供
給軸26から離れる方向に移動し、供給軸26と巻取軸
27との間で一定の間隔を保つ状態を示す。図1(b)
に示す状態は、インクカートリッジ21としてたとえば
ファクシミリ装置の印字部にセットして、使用可能な状
態である。図1(a)に示す状態は、インクリボン22
の大部分が供給軸26側に巻付けられ、先端が巻取軸2
7に装着されて、輪ゴム23によって束ねられている状
態に、保持部材24,25で保持する状態を示す。保持
部材24,25では、巻取側スプール30,31が供給
側スプール28,29に近い位置まで接近して保持され
ている。
【0025】供給軸26および巻取軸27は、紙製の
管、すなわち紙管で形成され、軸線方向の両端に供給側
スプール28,29および巻取側スプール30,31が
それぞれ挿入される。巻取歯車32が設けられている巻
取スプール31の挿入部の表面には回り止めリブ34が
突出し、巻取軸27に設けられているスリットに嵌合し
て、回り止めが行われる。バックテンション付与機構3
3は、ばね35を含み、供給側スプール28を供給軸2
6に挿入した状態で、供給側スプール28と保持部材2
4との間で圧縮され、供給軸26の回転に対してスリッ
プトルクを発生してバックテンションを付与する。バッ
クテンション付与機構33が設けられる供給側スプール
28で供給軸26に挿入する部分にも回り止めリブ36
が設けられ、供給側スプール28と供給軸26との間の
回り止めを行う。
【0026】図2は、図1に示すインクカートリッジ2
1を、右側面視した状態を示す。図2(a)および図2
(b)は、図1(a)および図1(b)の状態にそれぞ
れ対応する。図2では、図1に示す保持部材24,25
のうちの一方の保持部材24について示すけれども、他
方の保持部材25も同様である。
【0027】保持部材24は、大略的に細長い形状であ
り、中央部には案内部37が長孔として形成されてい
る。案内部37には、供給側スプール28および巻取側
スプール30がそれぞれ装着される。巻取側スプール3
0は、案内部37のうち、インクリボン装着位置38お
よび本体セット位置39とに位置を変えて装着可能であ
る。供給側スプール28は、案内部37の一端側に保持
される。案内部37は、供給側スプール28が保持され
る位置および巻取側スプール30のインクリボン装着位
置38および本体セット位置39で径が大きくなり、他
の部分は、供給側スプール28および巻取側スプール3
1の径よりも僅かに小さい幅で形成される。案内部37
の幅は巻取側スプール30の径よりも僅かに小さいけれ
ども、少し力を入れれば巻取側スプール30をインクリ
ボン装着位置38と本体セット位置39との間でスライ
ドして移動させることができる。なお、供給側スプール
28,29を移動させるようにすることもできる。
【0028】図3は、インクリボン22の形状を示す。
図3(a)は正面視した状態、図3(b)は左側面視し
た状態、図3(c)は右側面視した状態をそれぞれ示
す。インクリボン22は消耗品であり、供給軸26に巻
付けられて、先端が巻取軸27に装着された状態で梱包
され、ユーザ側に供給される。供給軸26にインクリボ
ン22が巻付けられた状態で、巻取軸27が離れないよ
うに、輪ゴム23で連結されている。図1に示す巻取歯
車32が設けられる巻取側スプール31が装着される側
の巻取軸27の端面と、バックテンション付与機構33
が備えられる供給側スプール28が挿入される側の供給
軸26には、回り止めリブ34,36にそれぞれ嵌合す
るスリット40が形成されている。
【0029】本実施形態では、図1(a)に示すよう
に、インクリボン22を輪ゴム23で連結した状態で、
保持部材24,25と組合せ、供給軸26および巻取軸
27に供給側スプール28,29および巻取側スプール
30,31をそれぞれ挿入してインクカートリッジ31
を組立て、図1(b)に示すように巻取軸27をセット
位置までスライドさせて中心間距離を延ばしたあとで、
輪ゴム23を除去することができる。輪ゴム23は、伸
縮性があるので、巻取軸27を供給軸26から引き離す
際には延びることができる。さらに少し引き延ばしなが
ら、保持部材24,25のいずれか一方側に引き出し、
輪ゴム23を切端することなく、インクリボン22から
除去することができる。
【0030】本実施形態では、インクリボン22を輪ゴ
ム23で連結した状態で保持部材24,25と組合せる
ので、供給軸26および巻取軸27が安定した状態で、
供給側スプール28,29と巻取側スプール30,31
を挿入し、インクカートリッジ21を容易に組立てるこ
とができる。供給軸28と巻取軸27とが接近したイン
クリボン装着位置でインクカートリッジ21として組立
て、巻取軸27をスライドさせて本体セット位置39ま
で移動させるので、初めから一定の間隔を保った状態で
組立てを行う場合のような不安定さはなく、インクリボ
ン22を組立中に破損させるようなおそれをなくすこと
ができる。
【0031】図4、図5および図6は、バックテンショ
ン付与機構33が設けられる供給側スプール28の構成
を示す。図4は、供給側スプール28が構成部品に分解
されている状態から組立てる状態を示す。図5は、供給
側スプール28が組立てられた状態で、回り止めリブ3
6が出没している状態を示す。図6は、供給軸26に供
給側スプール28を装着した状態を示す。
【0032】図4に示すように、供給側スプール28
は、大略的に円筒状であり、内部に回り止めリブ36を
有する可動部材41を収納している。可動部材41の回
り止めリブ36は、復帰ばね42によって径方向の外方
に突出するように付勢されている。供給側スプール28
は、ばね35によって保持部材24の表面に対して回転
時にスリップトルクが発生するように押圧されている。
【0033】図5(a)は、回り止めリブ36が供給側
スプール28の外周面から突出している状態を示す。図
5(b)は、回り止めリブ36が供給側スプール28の
外周面から径方向の内方に引っ込んでいる状態を示す。
供給軸26に供給側スプール28を挿入すると、スリッ
ト40が設けられていない部分では回り止めリブ36は
図5(b)に示すように引っ込んだ位置まで押し下げら
れる。供給軸26は、インクリボン22が引き出される
のにつれて回転する。供給側スプール28は、ばね35
によって保持部材25に対してスリップトルクが発生す
るので、供給軸26と供給側スプール28との間は空転
する。供給軸26に設けられているスリット40の位置
が回り止めリブ36の位置に合うと、図5(a)に示す
ように回り止めリブ36が突出し、スリット40に嵌ま
り込んで回り止め状態に変化する。すなわち、供給側ス
プール28は、回り止めを意識することなく供給軸26
に挿入し、供給軸26からインクリボン22が引き出さ
れれば自動的に回り止めが行われ、回り止め状態になっ
たあとでは供給軸26に対するバックテンションが付与
されるようになる。図6は、供給軸26に対して供給側
スプール28が挿入され、回り止めが行われている状態
を示す。回り止めリブ36は、復帰ばね42によってス
リット40内に嵌まり込む状態が保持される。
【0034】本実施形態では、供給側スプール28,2
9は、保持部材24,25の案内部37で一端側に保持
され、巻取側スプール30,31がインクリボン装着位
置38から本体セット位置39まで移動する際に、供給
軸26に巻付けられているインクリボン22が引き出さ
れ、巻取軸26は回転する。この回転の間に回り止めリ
ブ36がスリット40に嵌合する状態が形成され、回り
止めが達成される。巻取軸27側では、巻取側スプール
31の回り止めリブ34は、巻取軸27のスリット40
に手で合わせて嵌合させる必要がある。しかしながら、
巻取軸27にはほとんどインクリボン22が巻付けられ
ていない状態で嵌合させればよいので、スリット40の
位置も解りやすく、嵌合作業は容易に行うことができ
る。
【0035】図7は、本実施形態のインクカートリッジ
21を用いる熱転写ファクシミリ装置48の概略的な構
成を示す。熱転写ファクシミリ装置48は、インクカー
トリッジ21を使用して、普通紙へのカラー印字を可能
にしている。印字が行われる用紙は、通紙経路49に沿
って移動するように、記録紙カセット50から供給され
る。記録紙が記録紙カセット50から取出される部分に
は、給紙ローラ51が設けられる。記録紙カセット50
の本体に支持されるばね52は給紙板53を給紙ローラ
51側に押圧する。給紙板53は先端部が給紙ローラ5
1との間で記録紙を挟み、基端側は記録紙カセット50
の本体に支持され、揺動変位が可能となっている。通紙
経路49に沿って給紙板50が給紙ローラ51に接触て
いる部分の次には、分離板54が設けられる。給紙板5
3上を移動して供給される記録紙は、分離板54によっ
て1枚目のみが分離され、印刷用に繰出される。
【0036】記録紙は、熱転写ファクシミリ装置48の
セット本体55に回転可能なように支持されているプラ
テンローラ56の部分に送り込まれる。プラテンローラ
56は、セット本体55によって支持されるばね57で
付勢されて、プラテンローラ56の表面に圧着させられ
るサーマルヘッド58との間で記録紙を挟む。記録紙と
サーマルヘッドとの間には、インクカートリッジ21か
ら供給されるインクリボン22が挟み込まれる。熱転写
ファクシミリ装置48は、受信した印字データをサーマ
ルヘッド58によって印字することができる。記録紙と
して感熱紙を使用すれば、インクリボン22を用いなく
ても印字を行うことができる。インクリボン22を用い
れば、記録紙が普通紙であっても、さらにはカラーの印
字も可能になる。
【0037】印字データがサーマルヘッド58によって
熱転写された記録紙は、インクリボン22と分離し、排
出ローラ59によってセット本体55の外部に排出され
る。インクリボン22は、モータによって駆動される駆
動歯車60に噛合って巻取歯車32が回転し、インクカ
ートリッジ21の巻取軸27側に巻取られる。初めに供
給軸26側に巻付けられていたインクリボン22の大部
分が巻取軸27側に巻取られると、インクカートリッジ
21をセット本体55から取外して、新たなインクリボ
ン22を有するインクカートリッジ21と交換する。イ
ンクカートリッジ21からは、図1および図2に示した
手順と逆の手順で、供給軸26および巻取軸27を保持
部材24,25から取外し、新たなインクリボン22と
交換する。
【0038】図3に示すように、消耗品として供給され
るインクリボン22は、たとえば輪ゴム23で連結した
状態で、中袋に収納し、さらに外箱内に収納して梱包さ
れる。インクリボン22をインクカートリッジ21に装
着するときには、インクリボン22を輪ゴム23で連結
した状態のまま梱包の外箱から取出し、さらに中袋から
取出す。図3(b)に示すように、巻取軸27側にはス
リット40を2カ所設けておく。図3(c)に示すよう
に、供給軸26側には1カ所のスリット40を設ける。
巻取歯車32が設けられている巻取側スプール31に回
り止めリブ34を2カ所設けて、巻取軸27の正しい側
に挿入するとき以外はうまく装着することができないよ
うにしておくと、巻取側スプール31を誤って供給軸2
6に挿入したり、巻取軸27で誤った側にすれば、その
ことが解りやすくなり、誤りを是正して正しい状態に修
正さることができる。さらに、巻取歯車32や巻取歯車
32が設けられている巻取側スプール31を他のスプー
ルとは色分けしておき、巻取軸27でスリット40が設
けられている端面も同じ色のマーキングを施しておけ
ば、ユーザに対して色でも正しい組合せを解りやすく表
示することができる。
【0039】インクカートリッジ21にインクリボン2
2を装着しようとするユーザは、巻取歯車32が設けら
れている巻取側スプール31の回り止めリブ34を巻取
軸27のスリット40の位置に合わせて挿入する。この
とき、図1(a)および図2(b)に示すように、巻取
側スプール30,31は、供給側スプール28,29と
の間隔が小さくなるインクリボン装着位置38に保持
し、供給軸26と巻取軸27との中心間距離を小さくし
ておく。これによってインクリボン22の輪ゴム23を
切り離すことなく、供給軸26および巻取軸27に、供
給側スプール28,29および巻取側スプール30,3
1をそれぞれ挿入することができる。巻取歯車32が設
けられている巻取側スプール31を巻取軸27の正しい
側に挿入することができれば、バックテンション付与機
構33が設けられている供給側スプール28は、供給軸
26のスリット40が設けられている正しい側に自動的
に挿入することができる。
【0040】回り止めリブ34,36が設けられていな
い供給側スプール29および巻取側スプール30は、供
給軸26および巻取軸27の内径よりも挿入部分の外径
が僅かに小さくなるように形成しておき、容易に挿入す
ることができるようにしておく。バックテンション付与
機構33が設けられている供給側スプール28は、供給
軸26に挿入してから、回り止めリブ36がスリット4
0の位置に合う状態で、自動的に回り止め状態に変化す
る。保持部材24,25間にインクリボン22を装着し
たあとで、巻取側スプール30,31を本体セット位置
39側にスライドさせ、輪ゴム23をインクカートリッ
ジ21から取外す。輪ゴム23は、いずれかの保持部材
24,25側にずらせば、容易にインクカートリッジ2
1から除去することができる。なお、輪ゴム23に代え
て、伸縮性の少ない糸やバンドなどでインクリボン22
を連結しておき、図1(a)および図2(a)に示すよ
うに保持部材24,25間に装着した状態で、結び目を
ほどいたり切り離したりして除去するようにしてもよ
い。
【0041】図8は、本発明の実施の他の形態としての
インクカートリッジ61を右側方から見た状態を示す。
本実施形態で、図1〜図6に示すインクカートリッジ2
1の実施形態に対応する部分には同一の参照符を付し、
重複する説明を省略する。本実施形態では、インクリボ
ン22の供給軸26および巻取軸27は、装着用切欠き
62,63に沿って供給側スプール28および巻取側ス
プール30を着脱可能な状態で、保持部材片64,65
によって保持される。保持部材片64,65は、リンク
支点66で結合され、リンク支点66を中心に揺動変位
可能である。
【0042】図8(a)は、保持部材片64,65をリ
ンク支点66を中心として折り畳み、供給側スプール2
8と巻取側スプール30との距離が、インクリボン22
を図3に示すような状態で、図1(a)および図2
(a)に示すようにして装着可能な状態を示す。図8
(b)は、図1(b)および図2(b)に示すように、
インクリボン22の供給軸26と巻取軸27との間が一
定間隔を保つ状態を示す。図8(b)では、一方の保持
部材片64側に設けられる係合部67と他方の保持部材
片65に設けられる係合部68とが係合し、インクリボ
ン22の供給軸26と巻取軸27との間の一定間隔を安
定に維持することができる。なお、保持部材片64,6
5と対向する側にも同様の折り畳み構造を有する保持部
材が配置され、インクリボン22を両側から挟んで保持
することは、図1〜図6に示すインクカートリッジ21
と同様である。
【0043】図8の実施形態では、保持部材片64,6
5がリンク支点66を中心に相互に揺動変位して供給側
スプール28と巻取側スプール30との間の間隔を変化
させているけれども、保持部材片64,65が相互にス
ライド変位して、間隔を変化させるようにすることも可
能である。
【0044】また、各実施形態のインクカートリッジ2
1,61は、図7に示すような熱転写ファクシミリ装置
48に用いる熱転写インク用のインクリボン22を装着
するようにしているけれども、ドットインパクト方式な
どのように、他の印字方式に用いるインクリボンを同様
に保持することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インクリ
ボンの供給軸と巻取軸との両側に、第1および第2の保
持部材を配置し、第1および第2の保持部材によって保
持される第1および第2の供給側支持部材と第1および
第2の巻取側支持部材とによって供給軸と巻取軸との間
の間隔を一定に保った状態で、印刷装置にインクリボン
を着脱することができる。第1および第2の保持部材間
にインクリボンを支持する操作は、インクリボンの供給
軸と巻取軸とを接近させた状態で行うことができるの
で、インクリボンを引出して供給軸と巻取軸との間を広
げる必要はなく、簡単な操作で第1および第2の保持部
材間にインクリボンを装着して支持することができる。
インクリボンを第1および第2の保持部材間に装着した
あとで供給軸と巻取軸との間隔を一定間隔まで広げるこ
とができるので、インクリボンを破損したり皺よりさせ
たりするおそれがなく、容易に間隔を広げて、安定に使
用することができる。
【0046】また本発明によれば、インクリボンの供給
軸を支持する第1の供給側支持部材または第2の供給側
支持部材のうちの一方にバックテンション付与機構が設
けられ、第1の巻取側支持部材または第2の巻取側支持
部材のうちの一方に巻取歯車が設けられるので、印刷装
置に装着した状態で、容易にインクリボンを利用するこ
とができる。
【0047】また本発明によれば、バックテンション付
与機構を設けた供給側支持部材を、供給軸に容易に装着
し、供給軸に対して確実にバックテンションを付与する
ことができる。
【0048】また本発明によれば、第1および第2の保
持部材に備えられる案内部の移動で第1および第2の保
持部材間に装着したインクリボンの供給軸と巻取軸との
間隔を円滑に変化させることができる。
【0049】また本発明によれば、折曲げた状態の第1
および第2の保持部材間にインクリボンを供給軸と巻取
軸とを接近させた状態で装着し、第1および第2の保持
部材を展開することによって、インクリボンの供給軸と
巻取軸との間隔を一定間隔に広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のインクカートリッジ2
1についての構成を示す正面図である。
【図2】図1の実施形態のインクカートリッジ21の右
側面図である。
【図3】図1の実施形態に使用するインクリボン22の
正面図、左側面図および右側面図である。
【図4】図1のインクカートリッジ21に使用するバッ
クテンション付与機構33が設けられる供給側スプール
28を分解した状態を示す断面図である。
【図5】バックテンション付与機構33が設けられてい
る供給側スプール28で、回り止めリブ36が出没する
状態を示す断面図である。
【図6】供給側スプール28を供給軸26に装着した状
態を示す側面図である。
【図7】図1のインクカートリッジ21を用いる熱転写
ファクシミリ装置48の概略的な構成を示す右側面断面
図である。
【図8】本発明の実施の他の形態のインクカートリッジ
61の右側面図である。
【図9】従来からのインクカートリッジ1の概略的な構
成を示す斜視図である。
【図10】従来からの組立形のインクカートリッジの構
成を示す分解斜視図である。
【図11】従来からの組立形のインクカートリッジの他
の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
21,61 インクカートリッジ 22 インクリボン 23 輪ゴム 24,25 保持部材 26 供給軸 27 巻取軸 28,29 供給側スプール 30,31 巻取側スプール 32 巻取歯車 33 バックテンション付与機構 34,36 回り止めリブ 35,52,57 ばね 37 案内部 38 インクリボン装着位置 39 本体セット位置 40 スリット 48 熱転写ファクシミリ装置 50 記録紙カセット 55 セット本体 56 プラテンローラ 58 サーマルヘッド 60 駆動歯車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンの供給軸と巻取軸とを、一
    定間隔をあけて保持し、インクリボンを使用する印刷装
    置に対して着脱可能なインクリボン保持用カートリッジ
    において、 インクリボンの供給軸と巻取軸とが平行な状態で、軸線
    方向の両側に分離して配置される第1および第2の保持
    部材と、 供給軸の軸線方向の両側で、第1および第2の保持部材
    によってそれぞれ保持され、インクリボンの供給軸を第
    1および第2の保持部材に対して回転可能な状態で支持
    する第1および第2の供給側支持部材と、 巻取軸の軸線方向の両側で、第1および第2の保持部材
    によってそれぞれ保持され、インクリボンの巻取軸を第
    1および第2の保持部材に対して回転可能な状態で支持
    する第1および第2の巻取側支持部材とを含み、 第1および第2の保持部材は、インクリボンの供給軸と
    巻取軸とが、大部分のインクリボンが供給軸側または巻
    取軸側の一方に存在する状態で他方が接触するまで接近
    する状態と、該一定間隔で離れる状態との間で移動可能
    なように、第1および第2の供給側支持部材と第1およ
    び第2の巻取側支持部材とを保持することを特徴とする
    インクリボン保持用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記第1の巻取側支持部材または前記第
    2の巻取側支持部材のうちの一方に取付けられ、印刷装
    置への装着時に印刷装置側から駆動される巻取歯車と、 前記第1の供給側支持部材または前記第2の供給側支持
    部材のうちの少なくとも一方に設けられ、バックテンシ
    ョンを与えるバックテンション付与機構とを、さらに含
    むことを特徴とする請求項1記載のインクリボン保持用
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記バックテンション付与機構が設けら
    れる供給側支持部材は、 前記インクリボンの供給軸の端部に着脱可能なスプール
    と、 該スプールの供給軸への挿入部から出没可能で、突出し
    た状態で該供給軸に予め形成されている連結部と嵌合
    し、該スプールに対する該供給軸の回り止めを行う回り
    止め部材と、 該スプールが回転する際にスリップトルクを発生するよ
    うに、該スプールを前記保持部材に対して押圧するばね
    とを含むことを特徴とする請求項1または2記載のイン
    クリボン保持用カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の保持部材は、前記
    第1および第2の供給側支持部材、または前記第1およ
    び第2の巻取側支持部材のうちの少なくとも一方を案内
    して、前記インクリボンの供給軸と巻取軸との間隔を変
    化させる案内部を備えることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のインクリボン保持用カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の保持部材は、折畳
    み可能であり、折畳んだ状態で前記インクリボンの供給
    軸側と巻取軸側とが接触し、展開した状態で前記インク
    リボンの供給軸と巻取軸とが前記一定間隔をあけて保持
    されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のインクリボン保持用カートリッジ。
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