JP2001129295A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001129295A
JP2001129295A JP31775899A JP31775899A JP2001129295A JP 2001129295 A JP2001129295 A JP 2001129295A JP 31775899 A JP31775899 A JP 31775899A JP 31775899 A JP31775899 A JP 31775899A JP 2001129295 A JP2001129295 A JP 2001129295A
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JP
Japan
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washing
dewatering tub
height
washing machine
frame
Prior art date
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JP31775899A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Miyano
譲 宮野
Hiroshi Osugi
寛 大杉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗濯物を取出し易くするための洗濯機。 【解決手段】枠体と枠体内に吊下支持される洗濯脱水槽
と、洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転翼を有す
る洗濯機において、洗濯脱水槽の内径を洗濯脱水槽の高
さの1.7倍以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気洗濯機においては、洗濯物の
取出し作業を軽減するための技術として特開平6−15446
9号や、特開平8−309080号に記載されているように洗濯
槽内に洗濯物を上下させるためのリフターが設けられて
いるものがあった。
【0003】また、リフターを使用しないものとして、
特開平11ー104396号に記載されているように、高齢者や
車いすの人を対象に洗濯物を取出し易くするための技術
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使い勝手の
良い洗濯機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、枠体と前記枠体内に吊下支持される洗濯脱水槽と、
前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転翼を有す
る洗濯機において、前記洗濯脱水槽を浅くしたことを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図21を参照して、
本発明に係る実施形態を説明する。なお、同一の機能や
部位などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略
する。
【0007】(第1の実施の形態)図1から図17は本
発明に係る電気洗濯機の第1の実施の形態であり、図1
と図2が外観図、図3から図6が電気洗濯機の部品展開
図、図7は電気洗濯機の縦断面図、図8,図9が洗濯脱
水槽の説明図、図10から図14は蓋体の説明図、図1
5,図16は操作部の説明図、図17は使用状態の説明
図である。
【0008】先ず、図1を参照して、この実施の形態に
係る電気洗濯機の概略構造を説明する。図1は上部前方
よりみた電気洗濯機の外観斜視図である。図1におい
て、符号1で総括的に示すものは、衣類の洗濯と脱水を
1つの洗濯脱水槽4(図5参照)で行う1槽式の電気洗濯
機であり、前記洗濯脱水槽4を内設する筐体100と、
前記筐体100の上部を覆い、その中央に衣類投入口2
01が配置されるトップカバー200と、前記衣類投入
口201を覆う蓋体300とからその外観を構成してい
る。
【0009】前記筐体100は、両側面と背面を1枚の
鋼板で覆うように折り曲げ加工で形成される主外装体1
01と、この主外装体101の前面を覆うように前記主
外装体101に着脱可能に取り付けられるフロントパネ
ル102と、筐体100の下部を構成するベース筐体1
03と、前記フロントパネル102を前記主筐体101に
取り付けるための取付カバー104から構成される。
【0010】前記トップカバー200は、その上面中央
を凹状とすることで、前後に略3分割され、中央の凹部
202に前記衣類投入口201を配置し、前部に形成さ
れる前部隆起部203に操作部208を配置し、後部に
形成される後部隆起部204に給水口205,206を
配置している。
【0011】前記蓋体300は、前記凹部202の後方
に設けた第1の回転軸部303を介して、その一端を前
記トップカバー200に回転可能に取け付けられる第1
の蓋体301と、この第1の蓋体301の他の一端に第
2の回転軸部304を介して回転可能に取り付けられる
第2の蓋体302とから構成される。そして、前記蓋体
300は、前記第1の回転軸部303により上方に開放
するように回転可能とし、この第1の回転軸部303の
軸線と略平行な軸線を備えた第2の回転軸部304を介
して前記第1の蓋体301と第2の蓋体302が折りた
たみ可能に連結している。
【0012】この構造により、前記蓋体300を閉めた
状態では、この蓋体300が前記凹部202のほぼ全体
を覆って、この蓋体300の外表面が前記前部隆起部2
03と後部隆起部204の外表面と連続して一様に連続
するトップカバー200の上部を構成する。一方、前記
蓋体300を開いた状態では、前記第1の蓋体301と
第2の蓋体302とが折りたたまれて前記凹部202の
後方に縦姿勢で収納される。
【0013】また、前記蓋体300の第2の蓋体302
は、その表面を透光性素材で形成することで、前記洗濯
脱水槽4の上部の一部を視認可能な透明窓305を備え
ている。つまり、この実施の形態では、前記第2の蓋体
302を前後に2分割して、前記第2の回転軸部側を不
透明な平面部306とし、前記第2の回転軸部304側
と対向する端部側を透明な前記透明窓305としてい
る。そして、前記不透明な平面部306の中央の前記透
明窓305側に凹状の取っ手307が設けられている。
この実施の形態では、前記取っ手307を使用者に近い
側の前記第2の蓋体302に設けることにより、蓋体3
00の開閉のし易さを向上させている。
【0014】更に、この実施の形態では、前記透明窓3
05を、その表面を平坦面とすることで光の屈折を押さ
えて洗濯脱水槽4内を見えやすくした第1の窓領域30
8と、その表面にシボ処理や凹凸加工を施して光を乱反
射させることで内部を見え難くした第2の窓領域309
を備えている。前記第1の窓領域308は前記衣類投入
口201の上部を覆う位置に設けられている。また、前
記第2の窓領域309は、前記衣類投入口201の周囲
の凹部202の上部を覆う位置に設けられている。この
実施の形態では、前記第1の窓領域308を、前記衣類
投入口201の前部の上部を覆う位置で、かつ、その前
部を前記第2の窓領域309で囲われ、後部を前記不透
明な平面部306で囲われた半円形状に形成している。
これにより、使用者は、この前記第1の窓領域306を
介して、前記洗濯脱水槽4内を見ることができる。この
際、第2の窓領域309からも前記洗濯脱水槽4内へ光
が入るので内部が見えやすくなる。加えて、前記第2の
窓領域309により、前記衣類投入口201の周囲の部
分が見え難くくなり、かつ強度が必要な第2の回転軸部
304が前記不透明な平面部306により隠蔽されるの
で、意匠性を向上させることができる。
【0015】また、この実施の形態では、前記取っ手3
07を前記第2の蓋体302の後端部に隣接して設ける
ことにより、前記第2の回転軸部304を使用者から隠
すとともに、その前部に設けられる前記透明窓を強度的
に強くしている。
【0016】更に、この実施の形態では、前記洗濯脱水
槽4を底が浅い大口径洗濯脱水槽としている。そして、
多くの使用者にとって使い易い高さにその上端を位置す
るように前記大口径の浅底の洗濯脱水槽4を配置したこ
とにより、使用者は腰に負担をかけることなく衣類の出
し入れを行うことができる。しかも、底が浅くなった部
分を大口径とすることにより、必要な洗濯容量を確保す
ることができる。また、浅底大口径の洗濯脱水槽4を採
用したことにより、前記内部が見え易い透明窓305か
らこの洗濯脱水槽4の内部が見え易くなったので、内部
の洗濯状況を監視しやすくしている。
【0017】また、この実施の形態では、洗濯を簡単な
操作で行いたい「おまかせ派」にも、多用な洗濯を自分
流に行いたい「こだわり派」にも充分満足できる操作性
の良いコンパクトな操作部208を実現している。具体
的には、中央に複数のコース選択ボタンと簡単な状態表
示部とからなるコースボタン群210と、その一方の片
側に、使用頻度が高いために一際大きく取り扱う必要の
あるスタートボタンや主電源スイッチなどからなる主ボ
タン群211を配置し、他の片側に各種の設定を自由に
設定可能なマニュアルボタン群212を設けている。こ
の配列により、片側から他の片側にかけて主ボタン群2
11,コースボタン210,マニュアルボタン群212
と使用頻度及び操作手順に従った配列としているので右
手操作での操作性を向上することができる。更にまた、
前記マニュアルボタン群212の中に配置される給水の
水位スイッチに一対のアップダウンスイッチを採用した
ことにより、大型の前記透明窓305を介して洗濯脱水
槽4内をのぞきながらマニュアルで水位が簡単にできる
とともに、自動運転時にも水の補給を行うことができ
る。
【0018】更に、この実施の形態では、通常のパルセ
ータ5の回転に加えて、バスケット組品4(図5参照)の
回転を組み合わせることにより、多様なコース選択を実
現している。そして、この多様なコース選択を選択する
操作手段を前記コースボタン群210に設けている。例
えば、この実施の形態では、前記コース選択ボタンを汚
れに応じて、「よごれ多め」「標準」「よごれ少なめ」
「ドライ」「おこのみ」からなる複数のダイレクトボタ
ンで構成している。このコースボタン群210での選択
により、「かくはん」と「かくはんと槽回転の組み合わ
せ」と「すすぎ重視」の3つのコースに応じて洗い分け
ることができる。
【0019】前記後部隆起部204は、水道の蛇口から
給水するための第1の給水口205と、お風呂から給水
するための第2の給水口206を備えている。この実施
の形態では、前記後部隆起部204の内部に小形軟水化
装置228を備えて、前記第1の給水口205から給水
される水道水を軟水化させて洗濯効率を向上させること
ができる。また、この実施の形態では、前記後部隆起部
204の内部に給水ポンプ227(図6参照)を設けて
おり、前記第2の給水口206にホースを取り付けるこ
とにより、お風呂の水を自動的にくみ上げることができ
る。
【0020】なお必要により、前記給水ポンプ227を
取り外して、風呂水給水のない機種展開を行うことがで
きる。
【0021】また、前記小形軟水化装置228(図6参
照)は、前記後部隆起部204に設けた開閉蓋213内
に取り外し可能に設置される再生剤収納容器229(図
6参照)に大量の活性剤を投入可能とすることにより、
活性剤の交換効率を向上させるとともに投入回数を減ら
して使い易さを向上させることができる。
【0022】以下、図2から図17を参照して、この実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】先ず、図2を参照して、この実施の形態に
係る電気洗濯機1の外観形状を説明する。図2は前記電
気洗濯機1の外観図であり、(a)図が平面図、(b)
図が正面図、(c)図が右側面図である、この電気洗濯
機1は、本体形状を四隅が隅丸形状のほぼ角柱状とし
て、その上面を、側面からみて、後方部分(前記蓋体3
00の後端部)を頂点として、前方に大きく、後方に小
さく傾斜する一様な大きな円弧形状としている。そし
て、前記蓋体300を閉めた状態で、前記前部隆起部2
03と前記蓋体300と前記後部隆起部204とが前記
一様な円弧形状を形成するように各部が凹凸の少ない形
状としている。これにより、清掃が容易なフラットなデ
ザインとしている。また、図16に示すように、この実
施の形態では、前記蓋体300を開いた状態で露出する
凹部202においても、凹凸の少ないフラットな形状と
するとともに、前記衣類投入口201の周囲に形成され
る傾斜面とを凹凸のすくない連続したフラット面で形成
したことにより、洗剤やごみがたまりにくいため汚れに
くく、かつふき取りが容易である。
【0024】また、この実施の形態では、前記透明窓3
05を内部がすっきり見える第1の領域308と、ぼや
けて見える第2の領域とから構成したため、蓋体に奥行
感を出して意匠性を向上させている。特に、この実施の
形態では、前記第2の蓋体302の開放側を透明窓30
5として、この蓋体300を閉めた状態で、上面を前後
に分割するような帯状の窓形状としたことにより、最も
使用者の目に触れる部分にすりガラスのような透明感が
あるおしゃれなデザインを提供することができる。しか
も、1つの透明部材をシボ加工を施すか否かにより、前
記第1の領域308と第2の領域309を区分けしてい
るので、前記領域の区分けが不自然に見えなく、一体感
を持って多用な奥行感が得られ、意匠的にも、清掃性の
面からも良好である。
【0025】更に、この蓋体300は強度が必要である
ため、蓋体300の周囲や第2の回転軸部304の補強
リブを形成しなくてはならない。したがって、蓋体30
0を透明な材料で形成すると、前記補強リブや堅固な第
2の回転軸部304が使用者から見えてしまい、意匠性
を大きく損なうこととなる。しかし、この実施の形態で
は、前記補強リブを、前記第2の窓領域309と前記不
透明な平面部306により隠すことができるので、意匠
性を損なうことなく透明感覚が得られる電気洗濯機1を
提供することができる。
【0026】そして、この実施の形態では、本体の最頂
部高さH1(最も大きい高さ)を900mmとし、前部隆
起部203の高さ(前面の操作部配置面の操作ボタンの
うちで最も高い部分までの高さ)h1を840mmとし、
横幅W1を570mm、奥行D1を590mmとしている。
ここで、奥行D1は洗濯機の背面から前面までの最大長
さである。
【0027】但し、横幅W1は510mm〜570mmとす
ることにより、奥行D1は530mm〜590mmとするこ
とにより、よりコンパクトな構成となり、洗濯機の設置
スペースを小さくできる。
【0028】また、前部隆起部203の奥行D2を60
mmとし、後部隆起部204の奥行を130mm、蓋体30
0の奥行D3を400mm、第1の蓋体301と第2の蓋
体302の各奥行D5,D6を200mm、透明窓305
の奥行D7を125mmに設定している。
【0029】次に、図3から図6を参照して、この実施
の形態に係る電気洗濯機1の部品構成を説明する。図3
は筐体の部品構成を示す部品展開図、図4は筐体の着脱
状態の説明図、図5は筐体内の部品構成を示す部品展開
図、図6はトップカバーの部品構成を示す部品展開図で
ある。
【0030】先ず、図3を参照して筐体100の備品構
成を説明する。図3において、前記筐体100は、鋼板
で形成される主外装体101とフロントパネル102及
び樹脂材料で形成されるベース筐体103と取付カバー
104とから構成される。両側面と背面を構成する主外
装体101は、前面側(正面側)の両側に取付スペース
116を残して、前面中央部が開放されて形成されてい
る。そして、この開放部の上部に前面補強板117が設
けられ、更に主外装体101の上面四隅にコナー補強材
118が設けられ、更に主外装体101の下端部が前記
ベース筐体103に取り付けられることで、前面が開放し
つつ堅牢な構造を備えた筐体100の骨組みが形成され
る。
【0031】また、前記フロントパネル102は、自身
の強度を保つために、周囲にリブ106a,106bが
設けられるように丸みを持って形成され、この両側に形
成される前記リブ106aに複数の取付リブ107を形
成している。この取付リブ107は、前記リブ106a
の一部を、上方を切り欠いて外側に張り出すように形成
されている。また、前記フロントパネル102の上辺に
形成されるリブ106bを一段落として形成している。
【0032】一方、前記主外装体101の前記取付スペ
ース116には、前記取付リブ107と嵌合する複数の取
付穴108を設けている。そして、前記フロントパネル
102の上辺に形成したリブ106bを前記前面補強材1
17の取付部109に、図4の(a)図に示すように、
前記取付リブ107を前記取付穴108に、それぞれ下
方より上方に向かって挿入されるようにして嵌合し、図
4の(b)図に示すように、フロントパネル102の下
端部のリブ106cをベース筐体103の嵌合部110
に上から下に嵌合するようにして、フロントパネル10
2の下端部に設けたネジ穴111を介して前記取付スペ
ース116に着脱可能に固定する。
【0033】前記取付カバー104は、前記ネジ穴11
1を隠蔽して、外観の意匠性を向上するものである。こ
の取付カバー104は、樹脂材料で成形され、その裏面
側に取付リブ112が設けられ、この取付リブ112を
前記取付スペース116または、ベース筐体103に形
成した嵌合部113に樹脂の弾性を利用して着脱可能に
取り付けられる。また、前記取付カバー104の前面下
部には上部より奥まった段差部104aが形成されて、
全体のボリューム感を軽減している。なお、この段差部
を介してネジ止めすることで、使用者からこの取付ネジ
を見えにくくして意匠性を向上させてもよい。
【0034】また、この取付カバー104は、前記段差
部104の高さ方向の大きさが異なる複数の種類のもの
が用意されている。これにより、集合住宅などに採用さ
れる防水パンと呼ばれる規格化された電気洗濯機1の漏
水用置き台にも、筐体100を大きく変更することな
く、前記取付カバー104を取り替えるだけで対応させ
ることができる。
【0035】また、前記ベース筐体103には、その内
部にホース押さえ金具やホースクリップを介して排水ホ
ース105などが取り付けられる。更に、この実施の形
態では、前記ベース筐体103の下部に設置台237a
を設けてインバータ基板237を設けるようにしている。
これにより、前記インバータ基板237を駆動部7(図
5参照)の近傍に配置して配線を短くするとともに、ト
ップカバー200の周辺部に他の装置を配置する装置配
置スペースを確保し、結果として、ひろびろ衣類投入口
201を実現させている。
【0036】このように、この実施の形態の筐体100
の構造によれば、この筐体100の構造を維持しつつ、
着脱可能なフロントパネル102を介して、前面から内
部のメンテナンスが可能である。しかも、前記フロント
パネル102の取り付けを、取付カバー104の着脱に
より意匠性を損なうことなく、簡単に行うことができ
る。更には、この取付カバー104を介して、多様な設
置環境に大きな設計変更を行うことなく簡単に対応させ
ることができる。
【0037】次に、前記筐体100の内部構造の概略を
図5を用いて説明する。筐体100内には外槽部組品3
と、この外槽組品内に回転可能に設けられるバスケット
(洗濯槽)組品4と、バスケット組品4内の底部に回転
可能に設けられるパルセータ(回転翼)5と、前記外槽
部組品3の上端部に取り付けられる槽カバー6と、前記
外槽部組品3の下部に設けられる前記バスケット組品4
と前記パルセータ5を回転させるための駆動部7とから
構成される。前記外槽部組品3は、前記筐体100の上
端の四隅に取り付けられるコーナー補強材118に、4
本の吊り棒組品8を介して、下部四隅が支持されてい
る。これにより、前記洗濯脱水槽4が筐体100に支持
されている。この他、前記外槽部組品3には、前記排水
ホース105が取り付けられる排水弁9,OFFホース
10,PSチューブ11が取り付けられ、前記バスケッ
ト組品4の内側には、洗濯時の糸屑などの除去を行う複
数のフイルタが取り付けられる。また、この実施の形態
では、前記駆動部7を、前記洗濯脱水槽4の底面に取り
付けられる取付ベース14と、この取付ベース14に取
り付けられるクラッチ組品15と、このクラッチ組品1
5に直結されるモータ部16とから構成される。そし
て、前記クラッチ組品15とモータ部16とを取付フレ
ーム17を介して、前記取付ベース14に取り付けてい
る。この実施の形態では、モータ部16の回転軸にクラ
ッチ組品15を前記洗濯脱水槽4に直結するダイレクト
駆動方式を採用する構造とすることにより前記駆動部7
を、前記バスケット組品4等が設けられた外槽部組品3
の重心に設けることができ、振動が少なく、かつ静音効
果を向上させている。
【0038】なお、図5中12は前記第1の給水口20
5と水道の蛇口を連結する水道給水パイプ組品、13
は、お風呂の水を前記第2の給水口206に導くための
お風呂給水組品である。
【0039】次に、図6を参照して、トップカバー20
0周辺の部品構成を説明する。図6において、前記トッ
プカバー200は、このトップカバー200の骨格を成
すベースカバー200aと、前記前部隆起部203を構
成する前部隆起カバー203aと、前記後部隆起部204を
構成する後部隆起カバー204aとから構成される。こ
れら3つのカバーは、いずれも樹脂材料で形成され、ネ
ジ216を介して固定されている。また、この実施の形
態では、凹部202の片側を樹脂材料で形成される着脱
可能な側カバー222で構成している。
【0040】そして、この実施の形態では、前部隆起カ
バー203aを、その後部を一段低くすることによっ
て、前記凹部202の前部を構成するようにし、この後
部を介して前部隆起カバー203aをネジ216で止め
ることでより、前記蓋体300を閉めた状態で前記ネジ
216を隠蔽して意匠性を向上している。したがって、
この実施の形態の前記凹部202は、その前部を前部隆
起カバー203aで、一方の片側を前記ベースカバー2
00aで、他の片側を前記側カバー222で構成し、こ
れらが一様に連続するフラット面となるようにしてい
る。
【0041】前記ベースカバー200aの前部は凹状に
形成され、この上部を覆う前記前部隆起カバー203a
とで、前部装置収納スペース217を構成する。前記前
部隆起カバー203aは、その上面に複数の操作ボタン
穴及び表示部穴が形成され、その表面に、各種の操作ボ
タンの表示やクリック感を与える操作ボタンの外形が形
成または印刷された透明な樹脂シートが一体成形(シー
トインサート成形)されることで、部品点数の低減を図
っている。この前記前部隆起カバー203aの下部に
は、防水処理が図られた操作基板218が取り付けられ
る。前記操作基板218は、前記前部隆起部カバー20
3aと下部取付板219とで形成される前部装置収納ス
ペース217内に収められて、2重の防水処理が図られ
ている。また、前記前部装置収納スペース217には、
前記操作基板218の他に、水位センサ221と、電源
スイッチ220と、ロック駆動部を内蔵した前記洗濯脱
水槽4の異常や蓋体300の開閉を検知するアンバラン
ス検知部222を設けている。
【0042】このように、この実施の形態では、前記前
部装置収納スペース217の中央から一方の片側に、前
記操作基板218と水位センサ221を設け、他の片側
に電源スイッチ220とアンバランス検知部222を設
けることにより、前記前部装置収納スペース217の実
装効率を向上させている。特に、この実施の形態では、
従来から後部装置収納スペース223に配置されていた
前記アンバランス検知部222を前記前部装置収納スペ
ース217に配置したことにより、前記前部装置収納ス
ペース217においては実装効率を向上させ、前記後部
装置収納スペース223にゆとりを持たせて、大型の再
生剤収納容器229の配置スペースを確保している。即
ち、前記アンバランス検知部222を前記前部装置収納
スペース217に配置することで前記再生剤収納容器2
29の大型化を実現し、小形軟水化装置228の長期間
の使用を実現している。
【0043】更に、この実施の形態では、前記アンバラ
ンス検知部222に前記蓋体300の運転時の開放を固
定するロック機構を備えている。このロック機構部は、
前記前部隆起部203の前部に配置される前記アンバラ
ンス検知部222に内蔵された図示しないロック駆動部
と、このロック駆動部と対となり蓋体300の前端部に
設けられる図示しないロック受機構部とから構成され
る。そして、この実施の形態のロック機構部では、少な
くとも脱水時の蓋体300の開放を固定するようにす
る。これにより、前記洗濯脱水槽4が高速回転中に前記
蓋体300が開放されないようにすることで、安全性を
より向上させている。なお、このロック機構部は必要に
より前記アンバランス検知部222に組み込むようにし
てもよい。前記ベースカバー200aの上部後方は凹状
に形成され、この凹部を覆う前記後部隆起カバー204
aとで後部装置収納スペース223を構成する。この後
部装置収納スペース223は、このスペースの左右略中
央に設けられるボックス収納部224aにより、左右に
3分割され、この中央に設けられるボックス収納部224a
を洗剤類集中ボックス215及びこの洗剤類集中ボック
ス215に給水するための給水装置を備えた給水スペー
ス224とし、一方の片側、この実施の形態では右側に
前記第2の給水口206と連結される給水ポンプ227
が配置されるポンプ収納スペース225とし、他の片側
に小形軟水化装置228と再生剤収納容器229、及び
第1の給水口205と連結される電磁弁230が収納さ
れる軟水化装置収納スペース226としている。
【0044】前記小形軟水化装置228と再生剤収納容
器229は上下に配置され、その片側に3個の弁を備え
た前記電磁弁230が左右に並設されている。
【0045】このように、この実施の形態では、前記衣
類投入口201の前後に設けられる前記前部装置収納ス
ペース217と前記後部装置収納スペース223に各種
の装置を効率よく配置することで、全体の実装効率を向
上するとともにコンパクト化を図っている。
【0046】前記後部隆起カバー204aには、その上
部を前記開閉蓋213に覆われた前記再生剤収納容器2
29の容器収納部232が設けられ、前記第1の給水口
205から前記電磁弁230を介して、この容器収納部2
32内に収められた前記再生剤収納容器229と、この
容器収納部232の下部に配置される前記小形軟水化装
置228に給水され、軟水化した水道水を前記洗剤類集
中ボックス215に供給するようにしている。
【0047】ここで、前記小形軟水化装置228には、
イオン交換樹脂が設けられており、このイオン交換樹脂
に吸着したカルシュームイオンやマグネシュームイオン
などの金属イオンをすすぎ中に前記再生剤収納容器22
9にセットされる活性剤(塩)の水溶液を介して洗い流し
て排水すようになっている。
【0048】前記洗剤類集中ボックス215は、衣類投
入口201の後方の壁面に設けた開口部より、前記給水
スペース224内の所定の位置に収まるように引出し可
能に取り付けられている。この洗剤類集中ボックス21
5は、前部に横幅一杯まで設けられたシャワー給水エリ
ア233が設けられ、その後方に左右に仕切られた主給
水部234と、サブ給水部235が設けられている。そ
して、前記主給水部234に液体洗剤用アダプタ234
aと、粉洗剤用アダプタ234bを使い分けることによ
り目づまりのない給水を実現している。
【0049】この構造によれば、前記主給水部234に
予約洗濯の際に洗剤を入れ、前記サブ給水部235にソ
フト剤をいれることで、一括して洗濯に必要な洗剤など
を1つの操作で行うことができる。
【0050】また、この実施の形態では、前記コンパト
な操作部208を実現するための、各種の基板を分散し
て前記トップカバー200周辺のデッドスペースに設け
ている。例えば、従来、操作基板218の下部に配置し
てたサポート基板236を衣類投入口201の片側に着
脱可能に設けた前記側カバー222内に設ける。更にま
た、前記したように、前記インバータ基板237を前記
筐体100の下部に分散して設けることで、前記トップ
カバー200周辺部分のコンパクト化を実現している。
更に、前記サポート基板236を着脱可能な側カバー2
22内に設けたことにより、前記トップカバー200を
取り外すことなく容易にメンテナンスが可能である。
【0051】また、前記トップカバー200の中央の凹
部202には、周囲が略すり鉢状の傾斜面で形成される
衣類投入口201が形成されている。この傾斜面の下端
部が前記リング状の前記槽カバー6(図3参照)に略接
するように形成されている。この衣類投入口201の後
部は上面からみて円形状が切り欠かれた形状とし、この
部分に前記洗剤類集中ボックス215が設けられること
で、この前記洗剤類集中ボックス215に設けた前記シ
ャワー給水エリア233が前記洗濯脱水槽4の上部の開
放部上に位置するようにしている。これにより、洗濯脱
水槽4の真上からシャワー状の給水を行うことができ
る。
【0052】前記トップカバー200の前記凹部202
の後方両側には、前記蓋体300の第1の回転軸部30
3を構成する突出した軸受部238a,238bが形成
される。この一方の前記軸受部238aには、蓋体30
0を閉じた時の衝撃を和らげるバネが設けられる。そし
て、この一対の軸受部238a,238bに前記第1の
蓋体301の一端が取り付けられ、前記第1の蓋体30
1の他の一端に前記第2の蓋体302が回転可能に取り
付けられる。
【0053】また、前記衣類投入口201は、その後部
の壁面に引出可能で着脱可能な洗剤類集中ボックス21
5を設けている。これにより、洗剤類の集中セットがで
きるので取扱性を向上することができるとともに、前記
凹部を凹凸感なくスッキリさせて清掃性を向上すること
ができる。また、前記洗剤類集中ボックス215には、
前記衣類投入口201の後部に前記洗濯脱水槽4に給水
するための第3の給水口214を介して給水が行われ、
前記洗剤類集中ボクス215に設けた複数の穴などから
シャワー状に前記洗濯脱水槽4に給水できるので、泡立
ちの軽減やすすぎ効率を向上させることができる。
【0054】次に、図10から図14を参照して蓋体3
00の具体的な構造を更に詳細に説明する。図10は蓋
体300の部品構成図、図11は蓋体300の縦断面
図、図12は第2の回転軸部304を伸ばしたまま蓋体
300を開いた状態の外観図、図13は第2の領域に施
したシボ加工の説明図、図14は電気洗濯機の横断面図
である。なお、図10は、(a)図と(b)図を第1の
回転軸部を中心に回転させた状態を示し、(a)図は蓋
体300を閉めた状態で構成部品を展開した状態を示
し、(b)図は蓋体300を後方に立てて収納した状態
の外観図を示している。
【0055】図10,図11において、本実施の形態に
係る蓋体300は、不透明な樹脂材料(ABS材料)で
形成される第1の蓋体301と、そのベース蓋筐体が透
明な樹脂材料で形成される第2の蓋体302とから構成
される。更に、前記第2の蓋体302は、透明な樹脂材
料(ABS材料)で形成されるベース筐体310と、前
記不透明な平面部306を構成する不透明な樹脂材料
(ABS材料)で形成される飾りパネル311と、不透
明な樹脂材料(ABS材料)で形成される手掛け板31
2とから構成される。この実施の形態では、前記ベース
筐体310と前記第1の蓋体301が前記第2の回転軸
部304を介して連結される。そして、前記ベース筐体
310は、前記第2の回転軸部304に隣接する後方部
を、前部より一段低い取付凹部313を形成して、この
取付凹部313に前記飾りパネル311を嵌合させて、
その互いの接触面の所定の位置に形成したわずかに隆起
させた溶着部を介して超音波溶着するようにする。これ
により、このベース筐体310と前記飾りパネル311
とが一体化される。
【0056】ここで、前記ベース筐体310は、前記取
付凹部313の前側(開放端部側)に横長の三日月形状
の手掛け凹部314を形成している。この手掛け部31
4は後部の周囲が内側に傾斜するように形成され、更に
中央の凹部を残して両側の尖った部分に台部315を形
成している。また、前記ベース筐体310の前記取付凹
部313を覆う前記飾りパネル311は、前記手掛け凹
部314に合わせて、対応する位置を凹状の手掛け凹部
314aが形成される。しかし、前記台部315の部分は
露出するように形成する。そして、この露出した台部3
15に、前記手掛け凹部314の前側(開放端側)を覆
う大きさを備えた前記手掛け板312を直接接触させて
超音波溶着するようにしている。このように、この実施
の形態では、前記手掛け凹部314,314aと前記手
掛け板312とで前記取っ手307を構成する。このよう
な構造を取ることにより、前記べース筐体310に前記
飾りパネル311と手掛け板312が直接溶着されるの
で、溶着間の密着度をあげて強度を強くしている。
【0057】また、この実施の形態では、前記ベース筐
体310を透明材料としているので、前記飾りパネル3
11に隠蔽されない、第2の蓋体302の前部(開放端
側)を透明窓305とすることができる。しかし、この
実施の形態では、この透明窓305全体を内部が見え易
い透明にすると、衣類投入口201以外の見せたくない
部分や蓋体300の構造体を使用者に見せることになる
ので、これを見え難くするように工夫している。
【0058】つまり、この実施の形態では、衣類投入口
201の上部を覆う部分、ここでは衣類投入口201の
前部の円形の一部分(第1の窓領域308)と、この第
1の窓領域308の周囲の部分(第2の窓領域309)
をシボ加工を施すか否かで区分けして、前記第1の窓領
域308を内部が見え易くし、前記第2の領域309を
内部が見え難くくしている。このシボ加工については後
で詳細に説明する。
【0059】このように、この実施の形態では、強度が
必要な第2の回転軸部304を前記ベース筐体310と
前記飾りパネル311を2重に合わせて形成することで
強度を増すとともに、前記第2の回転軸部304を使用
者から隠蔽するようにしている。しかも、前記飾りパネ
ル311と前記ベース筐体310の接合する表面を面一
にするとともに、前記手掛け板312を直接前記ベース
筐体310に溶着することで、強度を向上させつつ、全
体の意匠性を向上させている。
【0060】また、前記第1の蓋体301と前記第2の
蓋体302は、その内側の周囲に縁部316を残すこと
で蓋体300としての強度を維持するようにしている。
特に、前記第2の回転軸部304が設けられる縁部31
6aは、前記蓋体300を閉めた状態で前記他の縁部3
16bが前記凹部202に接するのに対し、前記洗濯脱
水槽4の上部に位置して、その下部に上部からの応力に
対向するものがないので、前記他の縁部316bよりそ
の高さQを大きく(長く)して強度を向上させている。
【0061】なお、前記手掛け板312を他の部材と接
着してもよく、あるいは前記取っ手ベース部322を前
記ベース筐体310に段着(爪を開口部に圧入する加
工)させてもよい。
【0062】次に、図11,図12を参照して前記第1
の回転軸部303と、前記第2の回転軸部304を説明
する。先ず、図12において、前記第1の蓋体301の
一端の両側には、図6で説明した一対の軸受部238
a,238bと連結される回転軸部327a,327b
が設けられ、この一対の軸受部238a,238bと回
転軸部327a,327bとで第1の回転軸部303を
構成している。また、この第1の回転軸部303の内側
には、この第1の回転軸部303の動作範囲を特定する
動作範囲機構部328が設けられている。この動作範囲
機構部328は、前記凹部202に形成される開口部3
29と、前記第1の蓋体301に設けられて、その先端
を前記開口部329内に挿入されているL型突起部33
0とから構成される。この動作範囲機構部328は、L
型突起部330の先端部が前記開口部329の周囲にあ
たることで、第1の蓋体301を水平位置から垂直位置
まで回転可能にしている。
【0063】図11,図12において、この実施の形態
では、前記第2の回転軸部304に隣接する前記第1の
蓋体301の縁部316aと前記第2の蓋体302の縁
体316aの高さ(長さ)Qを長くして、その先端部に
前記第2の回転軸部304を設けることで、上部から前
記第2の回転軸部304に係る応力Yに対向する回転モ
ーメントを得るようにしている。そして、この実施の形
態では、前記応力Yに対向するため、前記第2の回転軸
部304を前記縁部316の先端部に複数個設けてい
る。
【0064】この実施の形態は、前記第1の蓋部301
の縁部316aの先端部をL型に形成し、この外側に張
り出したL型突起部331に回転軸受部332を設けて
いる。一方、前記第2の蓋体302の前記縁部316a
には、その内側に前記回転軸受部332に取り付けられ
る回転軸部333を設けている。
【0065】そして、図12に示すように、この実施の
形態では、一対の前記回転軸受部332と回転軸部33
3を、前記第2の回転軸部304の軸心の方向に複数個
設けることで前記第2の回転軸部304を構成してい
る。この構造により、図11の(a)に示す蓋体300
を閉めた状態では、上方からの応力Yに対して強度のあ
る構造を備えて、前記トップカバー200の凹部202
全体を覆うことができ、この状態から、前記取っ手30
7を介して前記第2の回転軸部304を上方に引き上げ
ながら後方(図面の右側に向かって)に押しやることに
より、前記第1の蓋体301と前記第2の蓋体302が
前記衣類投入口201の後方に略並設された縦姿勢で収
納することができる。
【0066】このように、この実施の形態では、前記第
2の回転軸部304を強固な構造としているために、蓋
体300を透明材料で形成すると、この構造体が使用者
に見えてしまい、意匠性を大きく損なうことになる。ま
た同様に、蓋体300の周囲に形成する縁体316につ
いても、透明材料で形成すると、肉厚が他の部分と大き
く異なるため、使用者に良好な意匠性を与えることがで
きない。この点、この実施の形態では、前記第2の回転
軸部304を不透明な平面部306を備えた飾りパネル
311で隠蔽することができるので意匠性を向上するこ
とができる。
【0067】また、この実施の形態では、前記透明窓3
05を透過度の異なる複数の領域に区分けすることによ
り、使用者に必要な部分のみのぞき見えるようにすると
ともに、従来にない奥行き感が得られる形態を備えた電
気洗濯機を提供することができる。この透明窓305に
ついて、図13,図14を参照して更に説明する。
【0068】図13は、透明窓305の説明図であり、
(a)図が説明の都合で蓋体300の左半分を取り除い
た状態の前方斜視図、(b)図が蓋体の横断面図、図1
4が透明窓の概略断面図であり、(a)図が蓋体300
の裏面にシボ加工を施した状態の断面図、(b)図が蓋
体300の裏面にシートを貼り付けた断面図である。図
13(a)において、この実施の形態では、前記ベース
筐体310の成形時に金型にシボ加工処理を施して前記
第2の窓領域309を形成している。この実施の形態で
は、前記衣類投入口201の周囲に内側に傾斜させて形
成した傾斜面の外形近傍、好ましくは前記傾斜面の外径
P1より内側で、この傾斜面の内径P2より外側の間に
前記第1の窓領域308を外側P3が位置するように形
成することで、使用者の視線からわずらわしい視覚ノイ
ズを取り除くことができる。この実施の形態では、第2
の窓領域309のシボ加工をベース筐体310の表面側
に施すことで、表面側の清掃性を向上している。
【0069】なお、この実施の形態では、前記蓋体30
0の前端部に設けたロック受機構部を前記蓋体300の
裏面側に設けているために、成形の都合や、このロック
受機構部を隠蔽するためにシボ加工を外側の表面に施し
ているが、裏面側にシボ加工を施しても良い。
【0070】また、この実施の形態によれば、図13
(b)に示すように、前記第2の窓領域309から内部
に入り込む光によって、洗濯脱水槽4内が明るくなるの
で、前記意匠的効果に加えて、使用者が内部をのぞき易
くすることができる。
【0071】また、図14において、一般に、シボ加工
は、腐蝕加工とも云われており金属の表面に模様をつけ
ることの総称で金属微細加工法の一つである。この加工
法には、化学的に金属を溶解する化学腐蝕と、電気化学
的に金属を溶解する電解腐蝕の2方法があるが、いずれ
の方法をとってもよい。本実施の形態では樹脂金型への
腐蝕加工を、通常よく使う化学腐蝕で行っている。ま
た、シボ加工には間接法や直接法があるが何れの方法に
よっても良い。このシボ加工によれば、皮模様に限らず
木目,布目などの模様を施すことができる。
【0072】また、第2の窓領域309の作成にあたっ
ては、シボ加工の他、サンドブラスト加工でも良く。ま
た、透明な材料の表面に印刷や模様あるいは色が施され
たシールなどを貼り付けたり、あるいは表面に印刷や模
様あるいは色が施された透明シート(PET材料)を一
体成形(シートインサート成形)して形成してもよい。
更には、前記シボ加工では繊細な凹凸模様で形成される
が、あえて大きな柄の格子模様やダイヤカットなどの模
様を表面側に形成してもよい。
【0073】このように、大柄の凹凸模様を形成するこ
とにより、細かな傷が目立ち難くくすることができる。
【0074】以上のように、本実施の形態の透明窓の狙
いは、透明材料を活かして、明確に内部が見える部分
(第1の窓領域304)と、この内部が見える部分より
見え難い部分(第2の窓領域309)、例えば、「ぼか
し」や「屈折率」が大きい部分を形成することで、奥行
き感を得るようにした点にある。なお、図14は裏面側
にシボ加工やシートを設けるように図示しているが、前
記蓋体300の外側に前記処理を施すようにしてもよ
い。
【0075】次に、図15から図16を参照して、操作
性の良好な前記操作部208を説明する。図15は操作
部の配置図、図16は操作部305の説明図であり、
(a)図が説明の都合で蓋体300の左半分を取り除い
た状態の前方斜視図、(b)図が操作部305の部分拡
大図である。
【0076】図15において、この実施の形態では、操
作部305の中央部分にコースボタン群210を設け、
その右側に主ボタン群211を設け、左側にマニュアル
ボタン群212を設けている。
【0077】前記コースボタン群210は、横長矩形状
の枠内の右側に、標準ボタン601,よごれ少なめボタ
ン602,こだわりすすぎボタン603からなる複数の
ダイレクトボタンと、おこのみボタン604の4個のボ
タンを田の字状に配列し、中央には、前記おこのみボタ
ン604の選択可能なコースを設定するおこのみ設定表
示部607を設け、左側には、洗剤の容量と、残り時間
を表示する表示部619を設けている。
【0078】前記おこのみ設定表示部607は、例え
ば、手造りランプ,おいそぎランプ,毛布ランプ,ドラ
イランプの複数の選択ランプから構成される。このおこ
のみ設定表示部607は前記おこのみボタン604をサ
イクリックに押下することにより、前記選択ランプが順
次表示される。
【0079】前記主ボタン群211は、前記電源スイッ
チ220に取り付けられる電源入/切ボタン608と、
スタート/一時停止ボタン609と、前記再生剤収納容
器229に入れられた活性剤(塩)の補給を表示する補
給表示ランプ610と、前記活性剤の補給カウントをリ
セットするリセットボタン611とから構成される。な
お、この図15に示す実施の形態では、風呂水給水を行
わない設計仕様のものを示している。この操作部305
を使用する場合は、前記ポンプ227を取り付けないよ
うにする。またポンプ227を取りつけたものは、この
主ボタン群211に風呂水から給水する行程を選択する
風呂水選択ボタンと、前記風呂水選択ボタンの選択によ
り洗濯行程で風呂水を使う行程を表示する風呂水洗濯表
示ランプを設けるようにする。
【0080】前記電源入/切ボタン608は、電気洗濯
機1の電源をON,OFFするものであり、この実施の
形態では、他の操作ボタンや表示ランプから離れた位置
に設けることで、他の各行程を設定する操作ボタンとは
別格に表して誤動作を軽減している。前記スタート/一
時停止ボタン609は、この操作ボタンを押下すること
でスタートと一時停止をサイクリックに動作させる。
【0081】前記マニュアルボタン群212は、左右に
3分割され、右側に、脱水時間を設定する脱水ボタン6
14と、すすぎ回数を設定するすすぎボタン615と、
洗い時間を設定する洗いボタン616と、前記3つのボ
タンの各時間または回数を表示する表示部620を左右
に並べて設け、中央には、アップボタン617aとダウ
ンボタン617bとからなる一対の水量ボタン617,
複数のランプからなる水量表示ランプ621とを左右に
並べて設け、左側には予約ボタン618と複数の予約状
況表示ランプ622とを上下に設けている。前記すすぎ
ボタン614は、その押下により、例えば、すすぎ3
回,注水すすぎ3回,すすぎ2回,注水すすぎ2回な
ど、順次選択設定することができる。
【0082】次に、図16を参照して、この実施の形態
の洗濯操作を説明する。先ず、この実施の形態では、前
記電源ボタン608を押下すると、前記マイコンに記録
されている前回実行した洗濯コースが設定される。例え
ば、この実施の形態では、前記コースボタン群210の
何れか1個の操作ボタンが設定される。ここで、おこの
みボタン604以外の前記コースボタン群210の各ボ
タンは、左側部分に設けたランプが点灯し、前記おこの
みボタン604は前記おこのみ設定表示部607の何れか
1個の表示ランプが点灯するので、使用者は、この点灯
の有無により、どのコースが選択されているか知ること
ができる。
【0083】更に、前記マニュアルボタン群212には
前回実行した洗濯コースの設定値が表示される。
【0084】このように、この実施の形態では、前記電
源ボタン608を押下して、前回通りのコースでよけれ
ば、そのまま前記スタート/一時停止ボタン609を押
下することで洗濯を行うことができる。更にコースを変
更する場合は、対応のコースボタンを押下して、そのま
まスタート/一時停止ボタン609を押下することで洗
濯を行うことができる。
【0085】また、この実施の形態では、多様な洗濯コ
ースの中で、使用頻度の高い洗濯コースを独立させて1
個の操作ボタンとすることにより、従来1個の操作ボタ
ンを押下することでサイクリックに設定していた操作を
ダイレクトで選択することができる。また、この実施の
形態では、使用頻度の高い洗濯コース4コースを前記操
作ボタン601〜603に割り当て、残りの洗濯コース
をおこのみ操作ボタン604でサイクリックに設定する
ようにし、更に細部の変更は前記マニュアルボタン群2
12で設定するようにしている。これにより、操作行程
を大幅に削減して操作性を向上させている。更に、前記
操作ボタンなどの配置は右側より左側にかけて使用頻度
に合わせた配置としているので操作性を向上させること
ができる。特に右手操作には良好な操作配置である。ま
た、これらの操作ボタンなどの配置は操作手順に合わせ
た配置としているので、この点でも操作性を向上させて
いる。
【0086】したがって、この実施の形態によれば、
「おまかせ派」と呼ばれるあらかじめ設定されたコース
を選択して簡単に操作したい人は主ボタン群211,コ
ースボタン群210の操作で選択が可能である。また、
「こだわり派」と呼ばれる自分流の選択をこまめに設定
したい人は、マニュアルボタン群212を更に操作する
ことで多用な設定を可能にしている。
【0087】次に、この実施の形態では、通常の前記パ
ルセータ5の回転に加えて、前記バスケット組品4(図
5参照)の回転を組み合わせることにより、多様なコー
ス選択を実現している。これを図15,図16を参照し
て説明する。
【0088】この実施の形態では、前記標準ボタン60
1とこだわりすすぎボタン603を、前記パルセータ5
のみの回転による攪拌の洗濯コースとし、「標準」のコ
ースを、洗濯物に適した内容で自動的に節約して洗う時
短・省エネコースとし、「こだわりすすぎ」のコース
を、軟水化した水をシャワー状に出してすすぎを重視し
たコースとしている。
【0089】また、前記よごれ少なめボタン602で選
択される「よごれ少なめ」のコースは、前記パルセータ
5の攪拌と前記バスケット組品4の槽回転を組み合わせ
たランジェリーなどの汚れの少ない洗濯物を布傷み、布
がらみがなく洗える軽い汚れコースである。この軽い汚
れコースは、先ず前記パルセータ5による所定時間の
攪拌を行い、次に前記バスケット組品4による一方
向、例えば右槽回転を所定時間行い、次に前記バスケ
ット組品4による逆回転、例えば左槽回転を所定時間行
い、次に前記とを所定回、例えば1回繰り返し、
再度前記から前記を所定回繰り返すように動作させ
る。
【0090】このように、この実施の形態では、「すす
ぎ重視」と「攪拌」と「攪拌と槽回転の組み合わせ」の
コースに1個操作ボタンをダイレクトで選択して、これ
らを簡単に使い分けることができる。
【0091】また、図16(b)図に示すように、この実
施の形態では一対のアップダウンスイッチからなる水量
ボタン617を採用することにより、従来技術ではこま
めに水量を調節できなかった課題を解決している。即
ち、この実施の形態では、水量をアップするアップボタ
ン617aと、水量をダウンするダウンボタン617b
を上下に配置することで、そのボタンの位置関係と水量
の上げ下げを同一方向にすることで操作性を向上してい
る。また、前記水量表示ランプ621もまた、上下に複
数のランプを配列して、上部を水位が高く、下部を水位
が低くなるように段階的に表示させることにより、その
表示ランプの位置関係と水位の高低を同一方向に合わせ
ることで、操作性と視認性を向上させている。
【0092】そして、この実施の形態では、前記透明窓
305を見ながら、その目で見た感覚と操作感覚を同一
にしてマニュアルで水位の調整をこまめに設定すること
ができるので、節水を心がけている使用者の操作性を向
上させることができる。また、この実施の形態では、前
記透明窓305を見て、自動運転時での水の補給を行う
ことができる。
【0093】次に、図18,図19を参照して、本発明
に係る他の実施の形態を説明する。図18及び図19は
電気洗濯機の上面図を示している。なお、前記実施の形
態と同一または同様な部材や部位は同一符号を持って示
し説明を省略する。
【0094】先ず、図18において、この実施の形態
は、蓋体300を閉めた状態で、第2の蓋体302の後
端部側に設けた不透明な平面部306を前記透明窓30
5の両側に延長して設けたものである。この実施の形態
では、前記ベース筐体310の第2の回転軸部304側
の端部側と、前記ベース筐体310の両側の端部側にか
けて連続するコ字状の取付凹部313を形成し、この取
付凹部313を覆う大きさを備えたコ字状の飾りパネル
311を設けたものである。この実施の形態によれば、
透明窓305をコンパクトにするとともに、強度を更に
向上させることができる。
【0095】次に、図19において、この実施の形態
は、第1の蓋体301と第2の蓋体302にそれぞれ透
明窓305,305aを設けたものである。前記第1の
蓋体301に設けた透明窓305aも、前記透明窓30
5と同様に、前記衣類投入口201の上部に位置する部
分に透明な第1の窓領域308を形成し、他の透明窓3
05aの部分を裏面にシボ加工が施された第2の窓領域
309を形成している。また、この第1の蓋体301も
また前記第2の蓋体302と同様な構造を備えるように
する。つまり、第1の蓋体301を、前記トップカバー
200及び第2の蓋体302と第1の回転軸部303ま
たは第2の回転軸部304を介して連結する透明な樹脂
材料で形成されるベース筐体310aと、不透明な平面
部306aを備えた飾りパネル311aとで構成する。前記
ベース筐体310aの第1の回転軸部303側の端部側
に、その前部より一段低い取付凹部313aを形成し、
この取付凹部313aに前記飾りパネル311aを溶着
するようにしている。
【0096】この実施の形態では、前記第1の回転軸部
303と第2の回転軸部304をそれぞれ前記飾りパネ
ル311,311aで隠蔽することができ、更に、前記
衣類投入口201の上部以外を第2の窓領域で隠蔽する
ことができるから、衣類投入口201の周囲の視覚ノイ
ズを軽減して洗濯脱水槽4内を見易くすることができ
る。特に、この実施の形態では、奥に配置される前記透
明窓305aを介して洗剤類集中ボックス215の状態
を監視することができるとともに、手前に配置される前
記透明窓305を介して浅底大口径のバケット組品4の
底面に状態を監視することができる。しかも、第2の窓
領域309から採光することができるので、浅底大口径
のバケット組品4の内部を見易くすることができる。
【0097】(第2の実施の形態)次に、本発明の一実
施例である浅底大口径の洗濯脱水槽4について図20,
図21を用いて説明する。
【0098】図20は、洗濯機の底面から操作部配置面
までの高さh1及び、操作部配置面から洗濯脱水槽4の
底部までの深さh2をパラメータにとり、複数の主婦が
洗濯脱水槽4内底部にある靴下を取出し易いかどうかを
評価指数を用いて調べ、その平均値を記載したものであ
る。
【0099】評価指数は1から5までの5段階になって
おり、指数1は洗濯物(靴下)を洗濯槽2から取出し難
い、指数2はやや取出し難い、指数3は洗濯物を普通に
取出せる、指数4は取出し易い、指数5は非常に取出し
易いことを表す。また、パラメータh1は765mmから
865mmまで6段階に変化させ、h2は360mmから5
20mmまで5段階に変化させている。
【0100】評価指数が3以上になるものについて図2
0に網掛けで示してある。
【0101】この表からわかるように、使用者が衣類
(靴下)を洗濯脱水槽4から普通に取出せる指数3以上
になるのは、洗濯機の底面から操作部配置面までの高さ
h1が765mmから865mmで操作部配置面から洗濯脱
水槽4の底部までの深さh2が360mm以下であった。
【0102】また、h1が785mmから865mmの全て
において評価指数が3以上になるのはh2が400mm以
下であった。
【0103】また、h1が825mmから865mmの全て
において評価指数が3以上になるのはh2が440mm以
下であった。
【0104】一方、h2については、480mm以上にな
るとh1の値に関らず評価指数が3よりも低くなり、h
2が440mm以下であれば使用者が衣類(靴下)を普通
に取出せるh1の値があるということがわかる。
【0105】一方、使用者が衣類(靴下)を洗濯脱水槽
4から取出し易いと感じる指数4以上になるのは、洗濯
機の底面から操作部配置面までの高さh1が845mmか
ら865mmで操作部配置面から洗濯脱水槽4の底部まで
の深さh2が360mm以下または、h1が865mmでh
2が400mm以下あった。
【0106】これらのことから、使用者が洗濯脱水槽4
の底部にある衣類を普通に取出せる(取出し難いと感じ
ない)ための洗濯機の底面から操作部配置面までの高さ
h1は、765mmから865mmで操作部配置面から洗濯
脱水槽4の底部までの深さh2が360mm以下、h1が
785mmから865mmでh2が400mm以下、h1が8
25mmから865mmでh2が440mm以下であることが
わかる。また、使用者が衣類(靴下)を洗濯脱水槽4か
ら取出し易いと感じるためには洗濯機の底面から操作部
配置面までの高さh1は、845mmから865mmで操作
部配置面から洗濯脱水槽4の底部までの深さh2が36
0mm以下または、h1が865mmでh2が400mm以下
であればよいことがわかる。
【0107】また、幅広い身長の方に使い易い洗濯機で
あるためには、実用上洗濯機の底面から操作部配置面ま
での高さh1を825mm以上で870mm以下、洗濯機操
作部配置面から洗濯脱水槽4の底面までの高さh2を4
40mm以下にすることが好適であることがわかった。h
1を840mmとし、h2を420mmとすると現行の洗濯
機の容量8kgと比較するとh1が約30mm、h2が約9
0mm程小さくなっている。
【0108】同様に毛布1枚の洗濯脱水槽4から取出し
易さについて図21を用いて説明する。
【0109】パラメータである、洗濯機の底面から操作
部配置面までの高さh1及び操作部配置面から洗濯脱水
槽4の底部までの深さh2の値は図20で説明したもの
と同じである。また、対象となる使用者や評価指数も図
20で説明したのと同様である。
【0110】この図から、洗濯機の底面から操作部配置
面までの高さh1が765mmから865mmで操作部配置
面から洗濯脱水槽4の底部までの深さh2が360mm以
下、またはh1が805mmから865mmでh2が400
mm以下、またはh1が845mmから865mmでh2が44
0mm以下、であることがわかる。
【0111】次に、本発明の他の一実施例について説明
する。
【0112】洗濯脱水槽4の高さ、すなわち洗濯脱水槽
4の底部(パルセータ5の外周付近にある洗濯脱水槽4
底部)からバランスリング4c下部までの高さh3を洗
濯脱水槽4の内径d1の1/2.5以上であって1/1.
5以下好ましくは1/1.7以下にする。すなわち浅底
タイプの洗濯槽(1.5h3≦d1≦2.5h3好ましく
は1.7h3≦d1≦2.5h3)ことにより洗浄力を向
上することができる。これは洗濯脱水槽4を深底タイプ
とするとパルセータ5の回転力が洗濯槽4上方の洗濯物
へ伝わり難いため、浅底タイプ(1.5h3≦d1≦2.
5h3好ましくは1.7h3≦d1≦2.5h3)とする
ことにより洗浄効果をより高めるためである。
【0113】また、洗濯脱水槽4の内部を見渡し易くし
て衣類の衣類の取り出しをさらに容易にすることができ
るという効果もある。
【0114】また、洗浄効果については、h3よりもパ
ルセータ5の直径d2を大きくしたり、洗濯脱水槽4の
内径d1の7割以上の大きさを備えたパルセータ5を設
けることで、より洗浄効率を向上させることができる本
実施の形態では洗濯機の固定脚の底部又は床面から操作
部配置面までの高さh1を840mm、前記操作部配置面
から洗濯脱水槽4を構成するバスケット組品4の底面ま
での高さ(パルセータ5の外周付近に位置するバスケッ
ト組品4の底面までの深さ)h2を420mm、バスケッ
ト組品4で洗濯できる実質的なバスケット組品4の深さ
(バランサー4c下部からパルセータ5の外周付近に位
置するバスケット組品4の底面までの深さ)h3を26
3mm、洗濯脱水槽4の内径d1を466mm、パルセータ
の直径d2を375mm(h3の1.43倍、d1の0.8
倍)、バランサー4cの高さh8を75mmに設定してい
る。
【0115】ただし、h3を300mm以下にし、d1を
450mm以上として、1.5h3≦d1≦2.5h3(好
ましくは1.7h3≦d1≦2.5h3)とすることによ
っても洗浄力を向上することができる。
【0116】さらに、h8を75mm以下にすることによ
り外槽3内に洗濯槽4をコンパクトに内置することがで
きる。
【0117】次に、本発明の他の一実施例について説明
する。
【0118】衣類を洗濯脱水槽4から取出し易くするた
めには、洗濯機の底面から操作部配置面までの高さh1
を825mm以上で870mm以下、洗濯機操作部配置面か
ら洗濯脱水槽4の底面までの高さh2を440mm以下に
することが好適であることは前に述べた。
【0119】また、(洗濯脱水槽4の内径d1)≧(洗
濯兼脱水槽4の底部からバランスリング4c下部までの
高さh3)とし、好ましくはh3に比べパルセータ5の
直径d2を大きくしたり、洗濯脱水槽4の内径d1の7
割以上の大きさを備えたパルセータ5を設けることで洗
浄力を向上させることができることについても述べた。
【0120】しかしながら、衣類を洗濯脱水槽4から取
出し易くし、洗浄力を向上させるためには、洗濯機操作
部配置面から洗濯脱水槽4の底面までの高さh2を44
0mm以下としなくてはならないため、洗濯容量は6kg以
下(好ましくは4.2〜5kg)が現実的である。
【0121】洗濯容量が6kg以下は7kgや8kgに比べる
と少ないが、1日の洗濯物(2人で約3kg)や、毛布を
1枚洗える容量(6kg以下)に対するニーズは多い。
【0122】従って、洗濯容量が6kg以下の洗濯機で、
洗濯機の底面から操作部配置面までの高さh1を825
mm以上で870mm以下、洗濯機操作部配置面から洗濯脱
水槽4の底面までの高さh2を440mm以下にし、(洗
濯脱水槽4の内径d1)≧(洗濯兼脱水槽4の底部から
バランスリング4c下部までの高さh3)とすることに
より、衣類を洗濯脱水槽4から取出し易くし、洗浄力を
向上させることができる。すなわち、従来の洗濯容量6
kg以下の洗濯機の洗濯脱水槽4の内径d1よりも大きく
し、高さh3を低くする。このような構成とすることに
より洗濯脱水槽4の下部に設けた駆動部7(上下方向の
長さh4)をゆとりを持って配置することができる。こ
れにより、この駆動部7を湿気の多い設置面から高さh
5の高い位置に設けることができるので耐久性を向上さ
せることができる。更に、この駆動部7の周囲に広い空
間が形成されるので、メンテナンスをする作業者の作業
性を向上できる。特に、この実施の形態では、筐体2の
前面を構成するフロントパネル102を簡単に取り外す
ことができるので、作業者はこのフロントパネル102
を外して、広い空間を活かして作業することができる。
【0123】更に、洗濯容量が6kgよりも大きいもの
(例えば8kg)に使用されていた洗濯脱水槽4を利用す
ることにより、わざわざ大きな設計変更をすることな
く、従来の技術を利用して浅底タイプの洗濯脱水槽4を
作ることができる。つまり最初から洗濯脱水槽4の内径
d1が大きいため、上下方向の長さを切り落とすだけで
浅底タイプの洗濯脱水槽4を作ることができる。これを
図8,図9で説明する。図8は本実施の形態の洗濯脱水
槽4を構成するバケット組品4と深底大口径のバケット
組品4の外観比較図であり、(a)図が本実施の形態に
かかる浅底大口径のバケット組品4、(b)図が深底大
口径のバケット組品4を示している。また、図9はバケ
ット組品4の製造工程の概略図を示している。
【0124】図8(a)図に示すように、この実施の形
態は、前記バケット組品4を、バケット組品4の周囲を
構成する胴体部4aと、この胴体部4aの底面を構成す
る底部4bと、前記胴体部4aの上部を構成するバラン
スリング部4cとから構成している。この実施の形態で
は、これら3つの構成部の中で、前記バランスリング部
4cと底部4bを共用化して、(b)図に示すように、
前記胴体部4aの高さh11を変更することで、前記筐
体2を共通にして多様な洗濯容量を備えた電気洗濯機1
を製造できるので、製造コストを低く押さえ、5kg,6
kg,7kg,8kgとシリーズ化を容易にすることができ
る。
【0125】図9を参照して、製造工程から更に説明す
ると、この実施の形態では、前記胴体部4aをステンレ
ス材料の板材で形成する。即ち、この実施の形態では、
先ず、(a)図に示すように、所定の大きさにステンレ
スの板材4dをカットする。次に、(b)図に示すよう
に、前記バケット組品4の下辺4eとなる一辺を基準辺
として、プレス加工機等の位置決め治具4fに合わせて
取り付け用の穴等をプレス加工する。次に、(c)図に
示すように、プレスされた板材4dの両側の辺4gを取
り付けたリング状の胴体部4aを形成する。そして、
(d)図に示すように、このリング状の胴体部4aを前
記基準辺4eをプレス加工機の位置決め治具に合わせ
て、複数の凹凸模様を形成する。そして、この胴体部4
aの上下に底部4bとバランスリング4cを取り付けて
バケット組品4を組み立てる。なお、(b)図の工程と
(d)図の工程の後に(c)図の工程、(e)図の工程
を行っても良い。
【0126】このような工程で製造されるバケット組品
4によれば、前記板材4dの高さ方向の高さ4hを決め
る辺の大きさ(寸法)を複数個用意すれば洗濯容量の異
なる電気洗濯機を製造することができる。この際、この
実施の形態では、バケット組品4の下部となる板材4d
の下辺4eを基準にして、取り付け用の穴や凹凸模様を
形成しているので、プレス型や治具の共用化を図ること
ができる。
【0127】特に、この実施の形態では、図8の(b)
図に示すように、深底大口径のバケット組品4では、胴
体部4aの高さh11を、中央の凹凸模様部分の高さh
12と、この上下に形成される無模様部分の高さh1
3,h14が形成するようにする。これに対し、(a)
図に示す浅底大口径のバケット組品4では、前記凹凸模
様部分の上部に形成する無模様部分(h14)側をカッ
トするようにしている。この構造を取ることにより、前
記底部4bと胴体部4aとの間に無模様部分を設けるこ
とにより両部の取付を向上させることができる。更に、
このような構造をとることにより、(a)図に示す浅底
大口径のバケット組品4でも、(b)図に示す深底大口
径のバケット組品4でも、バケット組品4の下部が共通
になるため、使用頻度の高い少容量から中容量の洗濯で
は、同じ洗濯性能を得ることができる。なお、h10は
バケット組品4の高さである。
【0128】次に、図17を参照して、前記検証結果に
基づいて発案された本実施の形態を更に説明する。
【0129】図17は、本実施の形態の電気洗濯機1と
深底大口径の洗濯脱水槽の電気洗濯機1aの使用状態の
比較図であり、(a)(b)図が本実施の形態の説明
図、(c)(d)図が深底大口径の洗濯脱水槽4aの説
明図である。この実施の形態および深底大口径の洗濯脱
水槽4aとも床面から操作部配置面までの高さh1が8
60mm前後の高さを備え、この上端前部に操作部を配置
するとともに、前記バケット組品4の内径d1を460
mmの大口径のものを採用している。そして、大きく相違
するのは前記バケット組品4の底までの深さh2であ
る。
【0130】(a)図に示すように、この実施の形態に
よれば、前記操作部配置面までの高さh1が平均的な女
性の使い易い高さに設定されているので、衣類の投入
や、この洗濯脱水槽4の上端前部に配置される操作部の
操作性が良好である。特に、前記操作部配置面までの高
さh1は、無理な姿勢を強いることなく、立ち姿勢の使
用者が片手を操作部の片側につくのに丁度よい高さであ
る。したがって、この片手で支持する姿勢であれば、腰
に負担をかける前かがみの姿勢でも、腰にかかる負荷を
片手で支持できる。したがって、使用者が平均身長より
高くても、使用者は無理な姿勢を強いることなく、操作
部を操作したり、電気洗濯機1に衣類を投入することが
できる。もちろん、この操作部配置面までの高さh1で
あれば平均身長を備えた女性の腰の高さに当たるので、
無理な姿勢を強いることなく両手で衣類を投入すること
ができる。
【0131】さて、この実施の形態によれば、(a)図
の状態から、前かがみの姿勢を強くとって手を伸ばすこ
とにより、その伸びた手が前記バケット組品4の底に届
くので、このバケット組品4の底に張り付いた靴下など
の衣類を簡単に取り出すことができる。この際、衣類投
入口201が大きく開口しているので、底に張り付いた
衣類を目視しながら、取り出すことができるので、手で
底を探したりすることを軽減できる。もちろん、片手で
操作部の片側を支持する姿勢を楽に取れるので、腰にか
かる負担を軽減できる。特に、脱水後の水分を含んだ衣
類は、固まっていて重くなっているので、使用者の腰に
かかる負担は大きいが、本実施の形態のように、大開口
で浅底の洗濯脱水槽4によれば、取り出す姿勢が無理の
少ない姿勢であり、かつまた、身長の大小による操作性
の影響が少ない姿勢を取り得るので、使用者の腰にかか
る負担を軽減できる。また、前記バケット組品4の底か
ら片手で引き上げる距離が短いので、引き上げた衣類を
両手で保持できるから、使用者の腰にかかる負担を軽減
できる。
【0132】更に、前記片手で支持する無理の少ない姿
勢によれば、前かがみ姿勢のお腹が前記操作部に触れ
て、操作設定を誤って変更したりする誤操作や、お腹が
濡れた操作部に触れて衣類が濡れてしまうようなことを
軽減できる。
【0133】しかしながら、(c)(d)図に示す深底
の電気洗濯機1aによれば、平均身長を備えた女性が、
前かがみの姿勢で手を伸ばしても、伸ばした片手が前記
バケット組品4aの底に届かない。このため、(d)図
に示すように、使用者は衣類投入口201に頭を入れる
ような姿勢や、顔を横にして手を伸ばすような無理な姿
勢を取らなければならない。このような、無理な姿勢で
あれば、操作部の片側で支持する他の片手で、体を支え
る姿勢でも、使用者は爪先立ちで、お腹を操作部に付け
るなどして、前記バケット組品4aの底の衣類を取らな
ければならない。このように、この実施の形態にかかる
電気洗濯機1は、浅底大口径の洗濯脱水槽4を使用者の
使い勝手のよい適切位置に設けたので、洗濯作業におけ
る使用者の腰にかかる負担を軽減して使い易さを向上さ
せている。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、使い勝手の良い洗濯機
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の外観
斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の外観
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の筐体
の部品構成を示す部品展開図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の筐体
の着脱状態の説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の筐体
内の部品構成を示す部品展開図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機のトッ
プカバーの部品構成を示す部品展開図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の縦断
面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機のバケ
ット組品の比較外観図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機のバケ
ット組品の製造工程説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の蓋
体の部品構成図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の蓋
体の縦断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の第
2の回転軸部を伸ばしたまま蓋体を開いた状態の外観図
である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の第
2の領域に施したシボ加工の説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の電
気洗濯機の横断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の操
作部の配列図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の操
作部の機能説明図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る電気洗濯機の使
用状態図である。
【図18】本発明の他の実施の形態に係る電気洗濯機の
上面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態に係る電気洗濯機の
上面図である。
【図20】洗濯槽から靴下を取出すときの取出し易さの
評価指数。
【図21】洗濯槽から毛布1枚を取出すときの取出し易
さの評価指数。
【符号の説明】
1…電気洗濯機、2…洗濯脱水槽、4…バケット組品、
100…筐体、200…トップカバー、201…衣類投
入口、202…凹部、203…前部隆起部、204…後
部隆起部、205…第1の給水口、206…第2の給水
口、208…操作部、210…コースボタン群、211
…主ボタン群、212…マニュアルボタン群、300…
蓋体、301…第1の蓋体、302…第2の蓋体、30
3…第1の回転軸部、304…第2の回転軸部、305
…透明窓、306…不透明な平面部、307…取っ手、
308…第1の窓領域、309…第2の窓領域、310
…ベース筐体、311…飾りパネル、312…手掛け
板、313…取付凹部、314…手掛け凹部、315…
台部、316…縁体、h1…操作部配置面までの高さ、
h2…バケット組品の底までの深さ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体と前記枠体内に吊下支持される洗濯脱
    水槽と、前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転
    翼を有し、前記洗濯脱水槽の内径を前記洗濯脱水槽の高
    さの1.7倍以上とすることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】枠体と前記枠体内に吊下支持される洗濯脱
    水槽と、前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転
    翼と、前記洗濯脱水槽上部に設置されたバランスリング
    とを有し、前記洗濯脱水槽の内径を前記洗濯脱水槽の底
    部から前記バランスリング下部までの高さの1.7倍以
    上とすることを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】枠体と前記枠体内に吊下支持される洗濯脱
    水槽と、前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転
    翼と、前記洗濯脱水槽上部に設置されたバランスリング
    とを有し、前記洗濯脱水槽の底部から前記バランスリン
    グ下部までの高さを274mm以下とし、前記洗濯脱水槽
    の内径を466mm以上にしたことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】枠体と、前記枠体上部に設置されるトップ
    カバーと、前記枠体内に吊下支持される洗濯脱水槽と、
    前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転翼と、前
    記洗濯脱水槽上部に設置されたバランスリングとを有す
    る洗濯機であって、前記洗濯脱水槽の底部から前記バラ
    ンスリング下部までの高さと前記洗濯脱水槽内径との比
    を1/1.7 以下とし、洗濯機操作部配置面から前記洗
    濯脱水槽の底部までの高さを440mm以下にしたことを
    特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】枠体と、前記枠体内に吊下支持される洗濯
    脱水槽と、前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回
    転翼と、前記洗濯脱水槽上部に設置されたバランスリン
    グとを有する洗濯機であって、洗濯機の底面から洗濯コ
    ース等を設定するための操作部配置面までの高さを82
    5mmから870mmとし、前記操作部配置面から前記洗濯
    脱水槽の底部までの高さを440mm以下にすることを特
    徴とする洗濯機。
  6. 【請求項6】枠体と、前記枠体内に吊下支持される洗濯
    脱水槽と、前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回
    転翼と、前記洗濯脱水槽上部に設置されたバランスリン
    グとを有する洗濯機であって、 洗濯機の底面から洗濯コース等を設定するための操作部
    配置面までの高さh1が765mmから865mmで前記操
    作部配置面から前記洗濯脱水槽の底部までの高さh2が
    360mm以下、 またはh1が805mmから865mmでh2が400mm以
    下、 またはh1が845mmから865mmでh2が440mm以
    下、とすることを特徴とする洗濯機。
  7. 【請求項7】枠体と、前記枠体上部に設置されるトップ
    カバーと、前記枠体内に吊下支持される洗濯脱水槽と、
    前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転翼と、前
    記洗濯脱水槽上部に設置されたバランスリングとを有す
    る洗濯機であって、 前記洗濯脱水槽の底部から前記バランスリング下部まで
    の高さと前記洗濯脱水槽内径との比を1/1.7以下と
    し、 洗濯機の底面から洗濯コース等を設定するための操作部
    配置面までの高さを825mmから870mmとし、前記操
    作部配置面から前記洗濯脱水槽の底部までの高さを44
    0mm以下にすることを特徴とする洗濯機。
  8. 【請求項8】枠体と、前記枠体上部に設置されるトップ
    カバーと、前記枠体内に吊下支持される洗濯脱水槽と、
    前記洗濯脱水槽内に回転自在に設置される回転翼と、前
    記洗濯脱水槽上部に設置されたバランスリングとを有す
    る洗濯機であって、 前記洗濯機の洗濯容量は6kg以下で前記洗濯脱水槽の
    底部から前記バランスリング下部までの高さと前記洗濯
    脱水槽内径との比を1/1.7以下とし、 洗濯機の底面から洗濯コース等を設定するための操作部
    配置面までの高さh1が765mmから865mmで前記操
    作部配置面から前記洗濯脱水槽の底部までの高さh2が
    360mm以下、 またはh1が805mmから865mmでh2が400mm以
    下、 またはh1が845mmから865mmでh2が440mm以
    下、とすることを特徴とする洗濯機。
  9. 【請求項9】請求項2〜8のいずれか1項において、前
    記攪拌翼の直径を前記洗濯脱水槽の底部から前記バラン
    スリング下部までの高さよりも大きくしたことを特徴と
    する洗濯機。
  10. 【請求項10】請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記攪拌翼の直径を前記洗濯脱水槽の内径の7割以上と
    したことを特徴とする洗濯機。
  11. 【請求項11】請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記枠体の奥行を590mm以下としたことを特徴とする
    洗濯機。
  12. 【請求項12】請求項2〜8のいずれか1項において、
    前記バランスリングの高さを75mm以下とししたことを
    特徴とする洗濯機。
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