JP2001129017A - 衛生用品の表面材 - Google Patents
衛生用品の表面材Info
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Abstract
優れた衛生用品の表面材の提供。 【構成】 吸収体を備えた衛生用品の該吸収体の表面を
覆う液不透過性材料からなる表面材1であって、前記吸
収体側Aに配される面側に突出して形成された、壁部2
2と底部23とよりなる多数の凹陥部20を有し、且つ
該凹陥部20の前記底部23のみに、それぞれ液透過用
の開孔24が形成されている。
Description
ツ等の衛生用品の表面材、特に、使い捨て衛生用品の表
面材に関する。
性物品は、血液、尿等の液を吸収する吸収体と、該吸収
体の表面を覆い人体表面の肌に当てられる表面材と、吸
収体の裏面を覆い液漏れを防ぐ裏面材とから構成されて
いる。
を吸収体へ移行させて、該吸収体へ吸収させるため、血
液、尿等の液を透過させる液透過性と一度吸収体に吸収
された液を肌側に戻さない液戻り防止性とが要求されて
いる。
性を向上させるため、従来、表面材に開孔を形成した疎
水性シートを表面材として用いる技術(実開昭54−1
24398号公報、特開昭57−1340号公報、特開
昭61−45753号公報)や毛細管構造を有する有孔
フィルム(特公昭57−17081号公報、特開昭60
−259261号公報、特開平1−249052号公
報)が提案されているが、これらの技術は充分な液透過
性を与えるために開孔面積を大きくしようとすると、大
きな開孔部分を通して吸収体が目視されるために遮蔽性
が悪く、使用者に視覚的不快感を与えるという問題点が
ある。
小さくすると、液通過性が悪くなり、人体との接触点で
表面湿潤状態が長く続き、使用者に不快感を与えるとい
う問題点がある。
維持に優れ、且つ遮蔽性にも優れた衛生用品の表面材を
提供することにある。
た衛生用品の該吸収体の表面を覆う液不透過性材料から
なる表面材であって、前記吸収体側に配される面側に突
出して形成された、壁部と底部とよりなる多数の凹陥部
を有し、且つ該凹陥部の前記底部のみに、それぞれ液透
過用の開孔が形成されていることを特徴とする衛生用品
の表面材を提供することにより、上記目的を達成したも
のである。
によれば、表面材の肌側の液は、表面材に形成された凹
陥部の底部の一部のみに形成された開孔により、表面材
を通過して吸収体側へスムーズに流れ、人体と表面材と
の間で表面乾燥状態を維持する。
収された液は、開孔が底部の一部のみに形成されている
ことにより目視し難くなる。
い一実施例を詳細に説明する。
1の実施例について説明する。
生用品の該吸収体の表面を覆う液不透過性材料からなる
表面材であって、吸収体側に配される面側Aに突出して
形成された壁部12a、12bと底部13a、13bと
よりなる凹陥部10を有しており、該凹陥部10の前記
底部13の一部分のみに液透過用の開孔14a、14b
が形成されている。この凹陥部10は、従来の表面材と
同様に、全体に亘って均一に分布するように多数形成さ
れ且つ隣接する凹陥部10同士の間隔が凹陥部10の口
径と略同程度となる寸法に設定されている。
うに、凹陥部10は、二股形状に凹んで形成されてい
る。二股に別れた円筒状の壁部12a、12bは互いに
V字形状を形成するように、斜めに延出されており、そ
の先端部に開孔14a、14bが形成されている。これ
らの一対の開孔14a、14bは、略楕円形状に形成さ
れている。そして、円筒状の壁部12a、12bとの間
の中央部15は、表面からわずかに窪んで略帯状に形成
されている。
いて隠蔽性を付与するため不透明であることが好まし
く、また、液不透過性材料として樹脂フィルムが用いら
れるが、樹脂フィルムと繊維層とを重ね合わせたものを
用いてもよい。
ることが好ましく、樹脂フィルムとしては、例えば、ポ
リオレフィン、オレフィンと他のモノマーの共重合樹
脂、合成樹脂及びこれらのブレンドポリマーなどが挙げ
られる。尚、繊維層には繊維同士が絡合または接着によ
り固定されて成るいわゆる不織布または紙が用いられ
る。
面積の割合(以下、開孔面積率という)は凹陥部10の
開口に対して80%未満が好ましく、表面材上方からみ
たときの表面材全面積に対する開孔部分の面積は50%
未満であることが好ましい。開孔面積率80%以上又は
表面材全面積に対して50%以上であると、視覚による
遮蔽性に劣るからである。
測定して0.1〜50mm2 程度であることが好ましい。
凹陥部10内に吸収すべき液を保持し、人体から速やか
に隔離するためには、凹陥部内で頂部の成す平面から垂
直方向に最も距離のある点と頂部との距離は、0.2〜
3.0mmであることが好ましい。また、凹陥部10の単
位面積あたりの個数は、4個/cm2 乃至80個/cm2 が
好ましく、本実施例では約20個/cm2 である。
しい製造方法について説明する。この第1の実施例にか
かる表面材は、図3に示すように、円形形状の孔15が
複数形成された2枚のプレート16a、16bを重ね、
互いに孔が一部づつ重なるように、該プレート16a、
16bをずらして配置し、シート状態のフィルムを加熱
溶融、もしくはTダイより溶出した樹脂フィルムを所定
の孔形状のプレートもしくはロール上に載せ、フィルム
にエアその他流体を吹き付け、若しくは、フィルムを吸
引することによって該シートを形成する。
動作について説明する。生理用ナプキンの表面材として
本実施例の表面材を用いた場合、表面材1上の液(人体
の肌側の液)は凹陥部10内に入り、底部13a、13
bに形成された開孔14a、14bから吸収体(図示せ
ず)に吸収される。この場合、凹陥部10に導入された
液は底部13a、13bの開孔14a、14bに素早く
導入され、通過するので、人体に接触する表面材1の頂
部1aを常時、表面乾燥状態に維持する。
開孔14a、14bを形成しているため、通過した液ま
たは通過して吸収体に吸収された液は、外部から見難く
なり、隠蔽性が保持される。
13bの一部のみであるから、表面材1における凹陥部
10の形状保持性に優れているので、容易に潰れたりせ
ず、圧力下での吸収液の液戻り抑制力が向上する。従っ
て、開孔部分の面積効率を小さくすることによって、凹
陥部の成型保持性を良くし、圧力下での吸収液の液戻り
抑制力を向上することができる。
めに、表面材1自身が肌に接する部位が少ないので、表
面のべとつき感をすくなくすることができる。
る。
うに、頂部1aと壁部22とは折曲線21により境界が
形成されている。壁部22と底部23とは明確な区別は
ないが、壁部は凹陥部20に垂直な方向の部分であり、
底部はこれに交差する部分である。尚、頂部1aは、凹
陥部20の形成されていない部分、即ち、表面材1の非
凹陥部をいう。
の開孔24が、底部23を横断するように、帯状に形成
されている。
えば、特公平1−248524号、特公平2−1622
68号に開示されているような通常の方法により製造さ
れる。即ち、不透過性シートを、凹陥部20に対応した
形状の凸部を有する押し型が形成されたロールと、凸部
に嵌合する押し型が形成されたロールとの間に流して、
両押し型を嵌合させるのである。このとき、押し型がシ
ートに凹陥部20を形成するとともにシートに剪断力を
付与して開孔4を形成する。
ルムを加熱溶融、もしくはTダイより溶出した樹脂フィ
ルムを所定の孔形状のプレートもしくはロール上に載
せ、フィルムにエア等の流体を吹き付け、若しくは、フ
ィルムを吸引することによって凹陥部を形成し、同時に
開孔部を形成する。また、パンチング等の機械的な力を
加えることによって凹陥部の成型、開孔の穿孔を行って
もよい。このとき、フィルム等を熱その他の方法により
軟化させて成型、穿孔を行い易くすることが好ましい。
うに、第2の実施例と異なり、凹陥部30が四角錐台形
状でなく、球面状に形成されている。また、開孔34
は、底部33の略中央部に円形形状に形成されている。
この場合、頂部1aと壁部32、壁部32と底部33と
は連続して変化しており、明確な区別ができない。本発
明は、このような区別を必ずしも明確にすることを必要
としないことは言うまでもないが、図7及び図8に示す
ような形状の凹陥部30の底部33については、次のよ
うに定義することができる。底部33とは、凹陥部30
における最深部35を含む部分で、且つ凹陥部30のあ
る部分36における接線Xと頂部1aを含む平面Yとの
なす角度αが30°未満の部分33をいう(図8参
照)。この第3の実施例によれば第2の実施例と同様な
効果を得ることができる。
陥部40は、略円筒状に形成された壁部42により構成
されており、底部43は円筒状の壁部42の端面として
いる。かかる底部43には、2個の開孔44a、44b
が形成されている。
凹陥部50が、六角柱形状に形成された壁部52と底部
53とより構成されている。この第5の実施例では底部
53は第4の実施例と同様に、平板状の壁部52の端面
となり、底部53の中央部分には六角形形状の開孔54
が形成されている。開孔54の端縁55は、吸収体側A
側に沿って、突設して形成されている。
すように、凹陥部60は二股形状に凹んで形成されてい
る。この第6の実施例では、二股に別れた円筒状の壁部
62a、62bは互いにV字形状を形成するように、斜
めに延出されており、その先端部に開孔64a、64b
が形成されている。この場合底部53a、53bには、
円筒形状の壁部を一部に含み実質的に底部の一部に開孔
64a、64bが形成されているのである。この第6の
実施例においても第1の実施例と同様な効果を得ること
ができる。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
つ又は2つに限らず、3つ以上であってもよい。
状態の維持に優れ、且つ遮蔽性にも優れる。更に、肌に
接する部位が少ないので表面のべとつき感がない。
プレートの平面図。
り欠いて示す斜視図。
切り欠いて示す斜視図。
図。
a,54b,64 開孔 10,20,30,40,50,60 凹陥部
1)
開孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
衛生用品の表面材。
体側に突設されていることを特徴とする請求項1又は3
に記載の衛生用品の表面材。
ツ等の衛生用品の表面材、特に、使い捨て衛生用品の表
面材に関する。
性物品は、血液、尿等の液を吸収する吸収体と、該吸収
体の表面を覆い人体表面の肌に当てられる表面材と、吸
収体の裏面を覆い液漏れを防ぐ裏面材とから構成されて
いる。
を吸収体へ移行させて、該吸収体へ吸収させるため、血
液、尿等の液を透過させる液透過性と一度吸収体に吸収
された液を肌側に戻さない液戻り防止性とが要求されて
いる。
性を向上させるため、従来、表面材に開孔を形成した疎
水性シートを表面材として用いる技術(実開昭54−1
24398号公報、特開昭57−1340号公報、特開
昭61−45753号公報)や毛細管構造を有する有孔
フィルム(特公昭57−17081号公報、特開昭60
−259261号公報、特開平1−249052号公
報)が提案されているが、これらの技術は充分な液透過
性を与えるために開孔面積を大きくしようとすると、大
きな開孔部分を通して吸収体が目視されるために遮蔽性
が悪く、使用者に視覚的不快感を与えるという問題点が
ある。
小さくすると、液通過性が悪くなり、人体との接触点で
表面湿潤状態が長く続き、使用者に不快感を与えるとい
う問題点がある。
維持に優れ、且つ遮蔽性にも優れた衛生用品の表面材を
提供することにある。
た衛生用品の該吸収体の表面を覆う液不透過性材料から
なる表面材であって、前記吸収体側に配される面側に突
出して形成された、壁部と底部とよりなる多数の凹陥部
を有し、且つ該凹陥部の前記底部の一部分のみに、それ
ぞれ液透過用の開孔が形成されていることを特徴とする
衛生用品の表面材を提供することにより、上記目的を達
成したものである。
によれば、表面材の肌側の液は、表面材に形成された凹
陥部の底部の一部のみに形成された開孔により、表面材
を通過して吸収体側へスムーズに流れ、人体と表面材と
の間で表面乾燥状態を維持する。
収された液は、開孔が底部の一部のみに形成されている
ことにより目視し難くなる。
品の表面材を詳細に説明する。図1乃至図3は、本発明
の参考例を示す図である。この参考例の表面材は、図示
の通り、凹陥部及び開孔の構成が本発明の表面材とは異
なる以外は、本発明の表面材と同じである。従って、こ
の参考例の説明において、本発明の表面材と同じ点の説
明は、後述の本発明の実施例の説明に適宜適用される。
図4乃至図10は、本発明の実施例(第1乃至第4の実
施例)を示す図である。
考例について説明する。
用品の該吸収体の表面を覆う液不透過性材料からなる表
面材であって、吸収体側に配される面側Aに突出して形
成された壁部12a、12bと底部13a、13bとよ
りなる凹陥部10を有しており、該凹陥部10には、2
個の液透過用の開孔14a、14bが形成されている。
この凹陥部10は、従来の表面材と同様に、全体に亘っ
て均一に分布するように多数形成され且つ隣接する凹陥
部10同士の間隔が凹陥部10の口径と略同程度となる
寸法に設定されている。
凹陥部10は、二股形状に凹んで形成されている。二股
に別れた円筒状の壁部12a、12bは互いにV字形状
を形成するように、斜めに延出されており、その先端部
に開孔14a、14bが形成されている。これらの一対
の開孔14a、14bは、略楕円形状に形成されてい
る。そして、円筒状の壁部12a、12bとの間の中央
部15は、表面からわずかに窪んで略帯状に形成されて
いる。
いて隠蔽性を付与するため不透明であることが好まし
く、また、液不透過性材料として樹脂フィルムが用いら
れるが、樹脂フィルムと繊維層とを重ね合わせたものを
用いてもよい。
ることが好ましく、樹脂フィルムとしては、例えば、ポ
リオレフィン、オレフィンと他のモノマーの共重合樹
脂、合成樹脂及びこれらのブレンドポリマーなどが挙げ
られる。尚、繊維層には繊維同士が絡合または接着によ
り固定されて成るいわゆる不織布または紙が用いられ
る。
面積の割合(以下、開孔面積率という)は凹陥部10の
開口に対して80%未満が好ましく、表面材上方からみ
たときの表面材全面積に対する開孔部分の面積は50%
未満であることが好ましい。開孔面積率80%以上又は
表面材全面積に対して50%以上であると、視覚による
遮蔽性に劣るからである。
測定して0.1〜50mm2 程度であることが好ましい。
凹陥部10内に吸収すべき液を保持し、人体から速やか
に隔離するためには、凹陥部内で頂部の成す平面から垂
直方向に最も距離のある点と頂部との距離は、0.2〜
3.0mmであることが好ましい。また、凹陥部10の単
位面積あたりの個数は、4個/cm2 乃至80個/cm2 が
好ましく、参考例では約20個/cm2 である。
造方法について説明する。この参考例にかかる表面材
は、図3に示すように、円形形状の孔15が複数形成さ
れた2枚のプレート16a、16bを重ね、互いに孔が
一部づつ重なるように、該プレート16a、16bをず
らして配置し、シート状態のフィルムを加熱溶融、もし
くはTダイより溶出した樹脂フィルムを所定の孔形状の
プレートもしくはロール上に載せ、フィルムにエアその
他流体を吹き付け、若しくは、フィルムを吸引すること
によって該シートを形成する。
作について説明する。生理用ナプキンの表面材として参
考例の表面材を用いた場合、表面材1上の液(人体の肌
側の液)は凹陥部10内に入り、底部13a、13bに
形成された開孔14a、14bから吸収体(図示せず)
に吸収される。この場合、凹陥部10に導入された液は
底部13a、13bの開孔14a、14bに素早く導入
され、通過するので、人体に接触する表面材1の頂部1
aを常時、表面乾燥状態に維持する。
開孔14a、14bを形成しているため、通過した液ま
たは通過して吸収体に吸収された液は、外部から見難く
なり、隠蔽性が保持される。
13bの一部のみであるから、表面材1における凹陥部
10の形状保持性に優れているので、容易に潰れたりせ
ず、圧力下での吸収液の液戻り抑制力が向上する。従っ
て、開孔部分の面積効率を小さくすることによって、凹
陥部の成型保持性を良くし、圧力下での吸収液の液戻り
抑制力を向上することができる。
めに、表面材1自身が肌に接する部位が少ないので、表
面のべとつき感をすくなくすることができる。
及び図4乃至図10を参照して、本発明の実施例につい
て説明する。尚、本発明の実施例において、特に詳述し
ない点については、前記参考例における説明が適宜適用
される。
に示すように、頂部1aと壁部22とは折曲線21によ
り境界が形成されている。壁部22と底部23とは明確
な区別はないが、壁部は凹陥部20に垂直な方向の部分
であり、底部はこれに交差する部分である。尚、頂部1
aは、凹陥部20の形成されていない部分、即ち、表面
材1の非凹陥部をいう。
の開孔24が、底部23を横断するように、帯状に形成
されている。
えば、特公平1−248524号、特公平2−1622
68号に開示されているような通常の方法により製造さ
れる。即ち、不透過性シートを、凹陥部20に対応した
形状の凸部を有する押し型が形成されたロールと、凸部
に嵌合する押し型が形成されたロールとの間に流して、
両押し型を嵌合させるのである。このとき、押し型がシ
ートに凹陥部20を形成するとともにシートに剪断力を
付与して開孔24を形成する。
ルムを加熱溶融、もしくはTダイより溶出した樹脂フィ
ルムを所定の孔形状のプレートもしくはロール上に載
せ、フィルムにエア等の流体を吹き付け、若しくは、フ
ィルムを吸引することによって凹陥部を形成し、同時に
開孔部を形成する。また、パンチング等の機械的な力を
加えることによって凹陥部の成型、開孔の穿孔を行って
もよい。このとき、フィルム等を熱その他の方法により
軟化させて成型、穿孔を行い易くすることが好ましい。
うに、第1の実施例と異なり、凹陥部30が四角錐台形
状でなく、球面状に形成されている。また、開孔34
は、底部33の略中央部に円形形状に形成されている。
この場合、頂部1aと壁部32、壁部32と底部33と
は連続して変化しており、明確な区別ができない。本発
明は、このような区別を必ずしも明確にすることを必要
としないことは言うまでもないが、図7及び図8に示す
ような形状の凹陥部30の底部33については、次のよ
うに定義することができる。底部33とは、凹陥部30
における最深部35を含む部分で、且つ凹陥部30のあ
る部分36における接線Xと頂部1aを含む平面Yとの
なす角度αが30°未満の部分33をいう(図8参
照)。この第2の実施例によれば第1の実施例と同様な
効果を得ることができる。
陥部40は、略円筒状に形成された壁部42により構成
されており、底部43は円筒状の壁部42の端面として
いる。かかる底部43には、2個の開孔44a、44b
が形成されている。
凹陥部50が、六角柱形状に形成された壁部52と底部
53とより構成されている。この第4の実施例では底部
53は第3の実施例と同様に、平板状の壁部52の端面
となり、底部53の中央部分には六角形形状の開孔54
が形成されている。開孔54の端縁(縁部)55は、吸
収体側A側に沿って、突設して形成されている。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、底部に形成される開孔は、各底部夫々に1つ又
は2つに限らず、3つ以上であってもよい。
状態の維持に優れ、且つ遮蔽性にも優れる。更に、肌に
接する部位が少ないので表面のべとつき感がない。
トの平面図。
り欠いて示す斜視図。
切り欠いて示す斜視図。
開孔 10,20,30,40,50 凹陥部
Claims (3)
- 【請求項1】 吸収体を備えた衛生用品の該吸収体の表
面を覆う液不透過性材料からなる表面材であって、 前記吸収体側に配される面側に突出して形成された、壁
部と底部とよりなる多数の凹陥部を有し、且つ該凹陥部
の前記底部のみに、それぞれ液透過用の開孔が形成され
ていることを特徴とする衛生用品の表面材。 - 【請求項2】 前記凹陥部の前記底部には複数個の前記
開孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
衛生用品の表面材。 - 【請求項3】 前記開孔の縁部が前記底部より前記吸収
体側に突設されていることを特徴とする請求項1記載の
衛生用品の表面材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000252402A JP3696063B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | 衛生用品の表面材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000252402A JP3696063B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | 衛生用品の表面材 |
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---|---|---|---|
JP03089761A Division JP3125935B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 衛生用品の表面材及びその製造方法 |
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---|---|
JP2001129017A true JP2001129017A (ja) | 2001-05-15 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000252402A Expired - Fee Related JP3696063B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | 衛生用品の表面材 |
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---|---|---|---|---|
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KR100635624B1 (ko) * | 2002-07-02 | 2006-10-17 | 주식회사 한진피앤씨 | 방수막이 합지된 천공 부직포 |
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-
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- 2000-08-23 JP JP2000252402A patent/JP3696063B2/ja not_active Expired - Fee Related
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