JP2001128607A - ダニ捕獲用粘着剤組成物およびダニ捕獲用粘着シート - Google Patents

ダニ捕獲用粘着剤組成物およびダニ捕獲用粘着シート

Info

Publication number
JP2001128607A
JP2001128607A JP31666699A JP31666699A JP2001128607A JP 2001128607 A JP2001128607 A JP 2001128607A JP 31666699 A JP31666699 A JP 31666699A JP 31666699 A JP31666699 A JP 31666699A JP 2001128607 A JP2001128607 A JP 2001128607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mites
resin
resins
adhesive composition
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31666699A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Takahashi
尚則 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP31666699A priority Critical patent/JP2001128607A/ja
Publication of JP2001128607A publication Critical patent/JP2001128607A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生害虫であるダニの粘着捕獲効果が高く、
ダニの生息域に設置するだけで簡単に捕獲駆除でき、駆
除効果を目視によって容易に確認することができるダニ
捕獲用粘着剤組成物、およびこれを用いてなるダニ捕獲
用粘着シートを提供する。 【解決手段】 天然ゴムおよび/または合成ゴムを主成
分とし、これにロジン系樹脂、テルペン系樹脂、合成石
油樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹脂、脂環族系
石油樹脂、クマロンインデン樹脂、スチレン系樹脂、ジ
シクロペンタジエン系樹脂から選ばれる少なくとも一種
の粘着付与樹脂を含有するゴム系粘着剤から得られる。
合成ゴムとしてはポリイソプレンが好ましく、粘着付与
樹脂としてはテルペン系樹脂および/または合成石油樹
脂を用いることが好ましい。このような組成からなる粘
着剤組成物を、支持体上に層状に形成することによっ
て、ダニ捕獲用粘着シートを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダニ捕獲用粘着剤組
成物、およびこれを用いてなるダニ捕獲用粘着シートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダニは所謂、衛生害虫として従来からよ
く知られており、伝染病を媒介するだけでなく、吸血や
刺咬、規制などによって強烈なかゆみや痛み、不快感な
どを与え、人体に対して肉体的もしくは精神的な苦痛を
与える害虫である。
【0003】また、近年はダニの糞や死骸などが小児喘
息を生起するアレルギー源になると報告されており、非
常に注目されている。
【0004】さらに、近年の技術進歩に伴い、住宅環境
の向上、特に室内の気密性が良くなり、快適な環境が提
供されるようになっている。また、室内ではカーペット
などが敷設されることが一般的になってきたために、ダ
ニが生息するのに好適な環境となり、ダニの増殖を助長
しているのが実状であり、ダニ対策が大きな問題になり
つつある。
【0005】従来から、ダニを駆除する方法としては、
殺虫剤の散布や燻蒸剤による方法、殺虫剤入りのシート
を畳やカーペットの下に敷設する方法などが取られてい
るが、ダニの駆除効果を直接的に確認できるものではな
かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した実状下、ダニ
の駆除効果を目視確認するために、粘着捕獲できる粘着
シートの開発が行われているが、粘着剤の種類によって
は充分な捕獲ができず、未だダニの捕獲に満足できる粘
着シートが知られていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記従来のような粘着剤によるダニの捕獲について鋭意鋭
意研究を重ねた結果、一般的に代表的な粘着剤として知
られているアクリル系粘着剤では充分なダニ捕獲効果を
得ることができないが、天然ゴムや合成ゴムに特定の粘
着付与樹脂を含有させたゴム系粘着剤が優れたダニ捕獲
効果を発揮することことを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0008】即ち、本発明は天然ゴムおよび/または合
成ゴムを主成分とし、さらにロジン系樹脂、テルペン系
樹脂、合成石油樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹
脂、脂環族系石油樹脂、クマロンインデン樹脂、スチレ
ン系樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂から選ばれる少な
くとも一種の粘着付与樹脂を含有するゴム系粘着剤から
なることを特徴とするダニ捕獲用粘着剤組成物を提供す
るものである。
【0009】特に、合成ゴムとしてはポリイソプレンが
好ましく、また、粘着付与樹脂としては、テルペン系樹
脂および/または合成石油樹脂を用いることが好まし
い。
【0010】さらに、上記ゴム系粘着剤には蛋白質を含
有しているものを用いることが、ダニを誘引する効果を
発揮するので好ましい。
【0011】また、本発明は、上記のダニ捕獲用粘着剤
組成物を、支持体上に層状に形成してなるダニ捕獲用粘
着シートを提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
【0013】本発明のダニ捕獲用粘着剤組成物は主成分
として天然ゴムおよび合成ゴムのうちの少なくとも一種
を用いてなるものである。
【0014】本発明にて用いる天然ゴムとは、シス−
1,4−イソプレンを主成分として90重量%以上含有
するものである。一方、本発明にて用いる合成ゴムと
は、化学合成によって得られるゴム成分であり、例え
ば、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチル
ゴム、エチレン−プロピレンゴムなどが挙げられ、これ
らのうち、上記天然ゴムに最も近い構造を有するポリイ
ソプレンを用いることが好ましい。
【0015】本発明のダニ捕獲用粘着剤組成物には、上
記主成分としてのゴム成分に粘着付与樹脂を含有させ
る。含有させることができる粘着付与樹脂としては、ロ
ジン系樹脂、テルペン系樹脂、合成石油樹脂、フェノー
ル系樹脂、キシレン系樹脂、脂環族系石油樹脂、クマロ
ンインデン樹脂、スチレン系樹脂、ジシクロペンタジエ
ン樹脂から選ばれる少なくとも一種が挙げられる。
【0016】これらのうち、ダニの捕獲性の点からテル
ペン樹脂や合成石油樹脂を用いることが好ましい。合成
石油樹脂としては、石油中の炭素数が5の留分から得ら
れるC5系と、炭素数が6〜11の留分から得られるC
9系が挙げられるが、特に、テルペン樹脂として安原油
脂工業社製のYSレジン、テルペンフェノール樹脂とし
て安原工業社製のYSポリスター、C5系として日本ゼ
オン社製のクレイトンなどを用いることが好ましい。
【0017】本発明の粘着剤組成物は、上記のように天
然ゴムおよび/または合成ゴムを主成分とし、これに特
定の粘着付与樹脂を含有させたものであるが、これらの
配合量は、ゴム成分100重量部に対して粘着付与樹脂
を50〜120重量部、好ましくは70〜100重量部
配合する。粘着付与樹脂の配合量がこの範囲を下回る
と、粘着剤としての粘着力(タック)が充分に得られ
ず、ダニの捕獲効率が低下する。また、配合量がこの範
囲を超えると、粘着力は高まるが内部凝集力が低下する
ので、粘着シートとしたときに糊流れが生じて取り扱い
性が悪くなり、しかも粘着面へのダニの侵入性が悪くな
るので好ましくない。
【0018】本発明の粘着剤組成物はダニの捕獲性の点
から、粘着剤として代表的なアクリル系粘着剤の使用は
好ましくなく、上記したゴム系の粘着剤組成物を用い
る。ゴム系の粘着剤組成物がダニの粘着捕獲に対して有
効である理由は不明だが、アクリル系粘着剤の場合には
アクリル系モノマーを重合させて得たアクリル系ポリマ
ーを粘着剤組成物の主成分としているので、完全にアク
リル系モノマーが重合せずに、残存するモノマーが揮散
することによる臭いがダニの忌避作用を有するのではな
いかと推察される。
【0019】また、本発明の粘着剤組成物に含有される
粘着剤としては、蛋白質を含有するものを用いることが
好ましい。この理由も明確ではないが、蛋白質を含有す
るゴム系粘着剤を用いることによって、捕獲対象である
ダニを誘引でき捕獲効率が向上すると推察される。含有
させる蛋白質の種類や量は特に限定されず、添加剤とし
て任意の量で配合することもできるが、天然ゴムとして
の市販品に含有されている程度の量でも充分である。
【0020】つまり、粘着シートを用いたダニの粘着捕
獲においては、単にダニを粘着するという要因の検討だ
けでは不充分であり、ダニに対する忌避作用を有さない
こと(できれば誘引作用を有する方が好ましい)、粘着
面にダニが侵入すること(粘着面がベタツキ過ぎても侵
入しない)、侵入したダニが確実に粘着面で捕獲される
ことなど、種々の要因の検討を行なう必要がある。本発
明はこれらの要因を検討した結果、アクリル系粘着剤は
粘着剤としては優れた特性を有するが、ダニに対する忌
避作用を有するようであり、また、粘着面に侵入したダ
ニが粘着捕獲されずに粘着面上を歩行通過する傾向を示
すことが判明し、ゴム系粘着剤ではこのようなアクリル
系粘着剤が有する問題点を解消できたのである。
【0021】さらに、上記本発明のダニ捕獲用粘着剤組
成物には、上記したゴム成分や粘着付与樹脂の他、酸化
防止剤や加硫剤、架橋剤、他の樹脂成分、充填剤、顔料
など適宜配合することができる。
【0022】また、ダニの捕獲効率を向上させるため
に、粘着剤組成物中に誘引剤を含有させることもでき
る。含有させる誘引剤としては特に限定されないが、例
えば食餌性誘引物質、フェロモン性誘引物質、フレーバ
ー類を用いることができ、これらのうち、チーズや乾燥
酵母、粉末飼料、イリ粉などの食餌性誘引物質や、ゲラ
ニオールやそのエステルなどの誘引物質を用いることが
好ましい。
【0023】本発明の粘着剤組成物にて捕獲できるダニ
は、クモ綱ダニ目の節足動物であり、マダニ、ワクモ、
ハダニ、トゲダニ、コナダニ、チリダニなどが挙げら
れ、体長は0.1〜数mm程度である。従って、粘着捕
獲されたダニは数匹程度では目視確認しがたいが、数十
匹以上になると容易に目視確認できるようになる。な
お、目視確認しがたい場合には拡大鏡などを用いて確認
することができることは云うまでもない。
【0024】本発明のダニ捕獲用粘着シートは、上記粘
着剤組成物を支持体上に層状に形成してなるものであ
る。
【0025】支持体としては粘着剤組成物を層状にして
担持できるものであれば限定されず、織布、不織布、編
布などの布帛類、紙、各種プラスチックシート、金属
箔、これらの積層シートなどを用いることができる。
【0026】支持体上に粘着剤組成物を層状に形成する
方法としては、支持体上に粘着剤組成物の溶液を直接塗
布、乾燥する方法や、セパレータ(剥離紙)上に粘着剤
組成物の溶液を塗布、乾燥してあらかじめ粘着剤層を形
成し、この粘着剤層を支持体上に転写、形成する方法が
挙げられる。支持体が布帛や紙、多孔性のシートの場合
には粘着剤の裏抜けを防止するために、後者の方法を採
用することが好ましい。
【0027】支持体上に形成する粘着剤層の厚みは、通
常10〜50μm程度とする。また、粘着シートは使用
するまでの間、粘着剤層の露出表面にセパレータを被
覆、積層しておくか、ロール状に巻回しておくことによ
って、粘着剤層の露出表面がホコリなどから汚染するこ
とを防止することが好ましい。
【0028】また、本発明の粘着シートは、捕獲したダ
ニの確認を容易にするために、上記支持体およびまたは
粘着剤層を公知の顔料や充填剤などを配合することによ
って着色することが好ましい。捕獲されて死亡したダニ
は体の色が白色に変化するので、黒や濃紺などの色に着
色することが好ましい。なお、支持体の着色は、支持体
の片面に濃暗色の印刷を施すことによって行なうことも
できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明のダニ捕獲用粘着
剤組成物および粘着シートは、以上のような構成からな
るものであるので、ダニの粘着捕獲効果が高く、ダニの
生息域に設置するだけで簡単に捕獲駆除でき、駆除効果
を目視などによって容易に確認することができるもので
ある。本発明の粘着剤組成物および粘着シートは、特
に、コナダニやチリダニに対して効果が顕著である。
【0030】
【実施例】以下に、実施例を用いて本発明を具体的に説
明する。なお、以下の文中で部とあるのは重量部を、%
とあるのは重量%を意味するものである。
【0031】実施例1 天然ゴム100部に、C5系合成石油樹脂75部、テル
ペン変性フェノール樹脂10部、テルペン樹脂5部、ビ
スフェノール系液状酸化防止剤2部、加硫剤0.5部、
架橋剤3部を、トルエン中にて溶解、混合して、本発明
のダニ捕獲用粘着剤組成物を調製した。
【0032】次いで、この粘着剤組成物を60μm厚の
ポリプロピレンフィルムの片面に、乾燥後の厚みが30
μmとなるように塗布乾燥して本発明のダニ捕獲用粘着
シートを作製した。なお、ポリプロピレンフィルムの背
面側には黒色の印刷を施した。
【0033】実施例2 ポリイソプレン100部に、テルペン系樹脂10部、テ
ルペンフェノール系樹脂10部、C5系合成石油樹脂5
0部、ビスフェノール系固形酸化防止剤2部を、トルエ
ン中にて溶解、混合して、本発明のダニ捕獲用粘着剤組
成物を調製した。
【0034】次いで、この粘着剤組成物を30μm厚の
セロファンフィルムの片面に、乾燥後の厚みが15μm
となるように塗布乾燥して本発明のダニ捕獲用粘着シー
トを作製した。なお、セロファンフィルムの中には黒色
の充填剤を配合した。
【0035】比較例1 アクリル酸ブチル100部、アクリル酸5部をトルエン
中で共重合してアクリル系粘着剤を調製した。
【0036】次に、このアクリル系粘着剤を50μm厚
のポリエステルフィルムの片面に、乾燥後の厚みが30
μmとなるように塗布乾燥してダニ捕獲用粘着シートを
作製した。なお、ポリエステルフィルムの中には黒色の
充填剤を配合した。
【0037】比較例2 アクリル酸2−エチルヘキシル95部、アクリル酸5部
を酢酸エチル中で共重合してアクリル系粘着剤を調製し
た。
【0038】次に、このアクリル系粘着剤を50μm厚
のポリエステルフィルムの片面に、乾燥後の厚みが30
μmとなるように塗布乾燥してダニ捕獲用粘着シートを
作製した。なお、ポリエステルフィルムの中には黒色の
充填剤を配合した。
【0039】上記各実施例および比較例にて得られた粘
着シートを用いて、以下の試験を行なった。
【0040】<歩行性試験>各実施例および比較例にて
得られた粘着シートの粘着面上を、コナダニ(ケナガコ
ナダニ)およびチリダニ(ヤケヒョウヒダニ)をそれぞ
れ約100匹強制的に歩行させて、最もよく歩行したダ
ニ10匹についてその歩行速度の平均値を調べた。結果
を表1に示した。なお、参考例として粘着剤層を形成し
ていない支持体だけの値も併記した。
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果から明らかなように、コナダニ
については実施例の粘着シート上の歩行速度が比較例品
よりも明らかに遅く、ゴム系粘着剤を用いた粘着シート
による粘着捕獲の有効性が確認できた。なお、チリダニ
については実施例品と比較例品に差はなく、ゴム系およ
びアクリル系の粘着剤を問わず、粘着捕獲されることも
判明した。
【0043】しかし、上記歩行試験ではダニを強制的に
歩行させたが、強制的ではなく、自主的な行動で粘着剤
上を歩行させた場合、チリダニの場合、アクリル系粘着
剤を用いた比較例品の上の歩行を嫌がる傾向を示し、忌
避作用が確認された。一方、コナダニの場合にはチリダ
ニのような忌避作用は顕著に現れなかった。
【0044】<捕獲性>コナダニ(ケナガコナダニ)ま
たはチリダニ(ヤケヒョウヒダニ)をそれぞれ約100
0匹入れたケースの中に、各実施例および比較例にて得
られた粘着シート設置し、1日間経過後の粘着捕獲数を
調べた。結果を表2に示した。
【0045】
【表2】
【0046】表2の結果から明らかなように、コナダニ
およびチリダニに対して、実施例品の粘着捕獲数が明ら
かに多かった。
【0047】<集合性>実施例1にて用いた天然ゴムお
よび比較例1にて用いたアクリル系粘着剤について、コ
ナダニの誘引性を調べた。
【0048】つまり、約1000匹のコナダニを円形の
ケース内に入れ、その中央部に餌となる乾燥酵母を置
き、ケース周囲に粘着テープを内側に粘着面が向くよう
に貼り付けた。1日間経過後に、粘着テープに誘引捕獲
されたコナダニ数を調べた。結果を表3に示した。
【0049】
【表3】
【0050】表3から明らかなように、アクリル系粘着
剤に比べて天然ゴムに対するコナダニの集合性(誘引
性)が顕著であり、本発明の有効性が確認できた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ゴムおよび/または合成ゴムを主成
    分とし、さらにロジン系樹脂、テルペン系樹脂、合成石
    油樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹脂、脂環族系
    石油樹脂、クマロンインデン樹脂、スチレン系樹脂、ジ
    シクロペンタジエン樹脂から選ばれる少なくとも一種の
    粘着付与樹脂を含有するゴム系粘着剤からなることを特
    徴とするダニ捕獲用粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 合成ゴムがポリイソプレンである請求項
    1記載のダニ捕獲用粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 粘着付与樹脂がテルペン系樹脂および/
    または合成石油樹脂である請求項1記載のダニ捕獲用粘
    着剤組成物。
  4. 【請求項4】 ゴム系粘着剤が蛋白質を含有する請求項
    1記載のダニ捕獲用粘着剤組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1または4記載のダニ捕獲用粘着
    剤組成物を、支持体上に層状に形成してなるダニ捕獲用
    粘着シート。
JP31666699A 1999-11-08 1999-11-08 ダニ捕獲用粘着剤組成物およびダニ捕獲用粘着シート Pending JP2001128607A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31666699A JP2001128607A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 ダニ捕獲用粘着剤組成物およびダニ捕獲用粘着シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31666699A JP2001128607A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 ダニ捕獲用粘着剤組成物およびダニ捕獲用粘着シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001128607A true JP2001128607A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18079566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31666699A Pending JP2001128607A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 ダニ捕獲用粘着剤組成物およびダニ捕獲用粘着シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001128607A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9572337B2 (en) 2013-11-22 2017-02-21 Kamoi Kakoshi Co., Ltd. Mite propagation inhibition sheet
CN108611021A (zh) * 2018-05-21 2018-10-02 贵州曌梅果蔬种植有限公司 一种核桃防虫方法
CN110839631A (zh) * 2019-11-15 2020-02-28 福建农林大学 一种魔芋葡甘聚糖除螨虫帖及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9572337B2 (en) 2013-11-22 2017-02-21 Kamoi Kakoshi Co., Ltd. Mite propagation inhibition sheet
CN108611021A (zh) * 2018-05-21 2018-10-02 贵州曌梅果蔬种植有限公司 一种核桃防虫方法
CN110839631A (zh) * 2019-11-15 2020-02-28 福建农林大学 一种魔芋葡甘聚糖除螨虫帖及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101973920B1 (ko) 진드기 포착시트
EP2900062A2 (en) Compositions and methods for the attraction and repulsion of insects
JP5854481B2 (ja) 鶏舎用ダニ類増殖抑制シート
EP2440046A2 (en) Compositions for attracting blood-feeding insects
KR100699323B1 (ko) 포충용 도포지 및 그 제조방법
IL168770A (en) Methods for controlling pests using metallic particles
JP2001128607A (ja) ダニ捕獲用粘着剤組成物およびダニ捕獲用粘着シート
WO2005004597A1 (en) Volatile insect control sheet and method of manufacture thereof
US4911907A (en) Cockroach attractants
US8586068B2 (en) Insect attractants and their use in methods of insect control
JP2000262202A (ja) 小生物捕獲用粘着組成物およびこれを用いた小生物捕獲具
KR100377961B1 (ko) 상온에서 도포 가능한 유인포충용 끈끈이액 및 그 제조방법
US20230292750A1 (en) Insect repellent patches and tubular articles
JPH0851909A (ja) 捕虫シート
JP6236268B2 (ja) ロール式掃除具の粘着性シート
KR200425474Y1 (ko) 모기잡이 끈끈이
JP2022172750A (ja) ダニ類捕獲用粘着剤組成物及びダニ類捕獲用粘着シート
JP2002088331A (ja) 飛翔害虫捕獲粘着シート用組成物
JP2009051763A (ja) イチモンジカメムシの誘引剤
CA2089172A1 (en) Attracting and ingestion-stimulating agent for cockroach
WO2010130990A2 (en) Use of a carboxylic acid or an aldehyde
JPS63230605A (ja) ダニ誘引剤
CN215224188U (zh) 一种可降解诱虫板
JP2024025695A (ja) ダニ類誘引剤、ダニ類捕獲器、およびダニ類誘引方法
WO2020130126A1 (ja) 害虫忌避用粘着テープ