JP2001128253A - 遠隔操作制御装置及び被制御機器並びに遠隔操作制御方法 - Google Patents

遠隔操作制御装置及び被制御機器並びに遠隔操作制御方法

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JP2001128253A
JP2001128253A JP30986299A JP30986299A JP2001128253A JP 2001128253 A JP2001128253 A JP 2001128253A JP 30986299 A JP30986299 A JP 30986299A JP 30986299 A JP30986299 A JP 30986299A JP 2001128253 A JP2001128253 A JP 2001128253A
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学史 大塚
Yosuke Kimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに応じた被制御機器の遠隔操作を行
う。 【解決手段】 リモートコントロール装置10は、ユー
ザの指紋を検知するセンサ13と、このセンサ13によ
り検知して得た信号から特徴データを抽出する個体判別
部14と、特徴データと個体情報とを対応付けて保持す
る個体情報保存部15と、キー操作を取得して認識する
操作キー入力部16と、被制御機器に対して制御信号や
データ等を送信する制御信号送信部17と、各部の動作
を制御するCPU18とを備える。リモートコントロー
ル装置10は、CPU18によって、個体判別部14に
より取得した特徴データと、個体情報保存部15に保持
されている特徴データとを比較して、取得した特徴デー
タの認証を行い、この特徴データに対応する個体情報に
基づいて制御信号を生成し、この制御信号を制御信号送
信部17から被制御機器へと送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被制御機器の遠隔
操作制御を行う遠隔操作制御装置及びこの遠隔操作制御
装置により遠隔操作制御される被制御機器、並びにこれ
らの遠隔操作制御装置及び被制御機器による遠隔操作制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばディジタルテレビやディジ
タル衛星放送向けのセットトップ・ボックス等の各種A
V(Audio Video)機器を、リモートコントロール装置
により遠隔操作することが考えられている。
【0003】このような遠隔操作制御システムにおいて
は、リモートコントロール装置は、被制御機器に対し
て、例えば赤外線等により制御信号を送信する。そし
て、この制御信号を受信した被制御機器は、制御信号に
基づいて動作を行う。
【0004】具体的に、被制御機器が例えばDVD−R
AM(Digital Video Disk-RandomAccess Memory)であ
った場合を考える。この場合、ユーザが、例えばリモー
トコントロール装置に備えられる記録及び/又は再生ボ
タン等を押すことによって、リモートコントロール装置
は、DVD−RAMに対して、記録媒体であるディスク
に対する記録及び/又は再生を行うための制御信号を送
信する。DVD−RAMは、この制御信号の内容に基づ
いて、DVD−RAMがディスクに対する記録及び/又
は再生を行う。
【0005】また、被制御機器が例えばセットトップ・
ボックスであった場合には、ユーザが、例えばリモート
コントロール装置に備えられる電子番組情報ガイド(El
ectronic Program Guide;EPG)表示ボタン等を押す
ことによって、リモートコントロール装置からセットト
ップ・ボックスに対して、電子番組情報ガイドを表示す
るための制御信号が送信される。この制御信号を受信し
たセットトップ・ボックスは、制御信号の内容に応じ
て、接続しているディジタル・テレビ等に電子番組情報
ガイドを表示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の遠隔操作制御システムにおいては、リモートコント
ロール装置を操作している個人を判別することができ
ず、被制御機器を誰が遠隔操作しているのか知ることが
できなかった。そのため、従来の遠隔操作制御システム
においては、ユーザに応じた被制御機器の動作を実現す
るために、ユーザが、被制御機器を遠隔操作する際に、
自らを認証させるための固有のパスワードを入力する必
要があった。また、従来の遠隔操作制御システムにおい
ては、ユーザに応じた被制御機器の動作を実現するため
に、上述したパスワード入力の代わりに、必要に応じ
て、ユーザが個々のリモートコントロール装置を所有す
る必要があった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、従来の遠隔操作制御システムにおける問
題点を解決するために個体判別のための情報を取得し、
ユーザに応じた被制御機器の遠隔操作制御を行う遠隔操
作制御装置及びこの遠隔操作制御装置により遠隔操作制
御される被制御機器、並びにこれらの遠隔操作制御装置
及び被制御機器による遠隔操作制御方法を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる遠隔操作制御装置は、被制御機器に制御
信号を送信して被制御機器を遠隔操作する遠隔操作制御
装置であって、現利用者を検知する検知手段と、この検
知手段により検知して得た信号から現利用者に関する個
体判別情報を取得して現利用者を判別する個体判別手段
とを備えることを特徴としている。
【0009】このような本発明にかかる遠隔操作制御装
置は、現利用者を検知して得た信号から個体判別情報を
取得し、現利用者を判別する。
【0010】また、上述した目的を達成する本発明にか
かる被制御機器は、制御装置から送信された制御信号を
受信し、この制御信号に基づいた動作を行うことによっ
て、制御装置による遠隔操作がなされる被制御機器であ
って、制御装置から送信された制御信号を受信する受信
手段と、利用者に関する情報を保持する記憶手段とを備
えることを特徴としている。
【0011】このような本発明にかかる被制御機器は、
保持している利用者に関する情報を用いて、制御装置か
ら受信した制御信号に基づいた動作を行う。
【0012】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかる遠隔操作制御方法は、制御装置から被制御機器に
制御信号を送信して被制御機器を遠隔操作する遠隔操作
制御方法であって、制御装置が、現利用者を検知して得
た信号から現利用者に関する個体判別情報を取得して現
利用者を判別することを特徴としている。
【0013】このような本発明にかかる遠隔操作制御方
法において、制御装置は、現利用者を検知して得た信号
から個体判別情報を取得して現利用者を判別し、被制御
機器は、この制御装置から受信した制御信号に基づいて
動作する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0015】本発明を適用した第1の実施の形態は、図
1に外観図を示す指紋認証器12を備えた遠隔操作制御
装置であるリモートコントロール装置10と、このリモ
ートコントロール装置10の制御対象となる被制御機器
である。
【0016】リモートコントロール装置10は、同図
(A)に示すように、その表側に、複数の操作キーを有
する操作パネル11を備える。この操作パネル11は、
操作キーの種類や配置等の仕様においてアプリケーショ
ン等により多様にわたるものである。また、リモートコ
ントロール装置10は、同図(B)に示すように、その
裏側に、ユーザの指紋を認証可能とする指紋認証器12
を備える。なお、リモートコントロール装置10は、図
2に示すように、その表側に、指紋認証器12を備えて
もよい。すなわち、リモートコントロール装置10は、
指紋認証器12を備える部分に拘泥するものではない。
【0017】このようなリモートコントロール装置10
は、無線や赤外線等を媒体とするワイヤレス通信によっ
て、例えば、セットトップ・ボックスやディジタル・テ
レビ(Digital Television)、各種AV(Audio Visua
l)機器といった被制御機器に対して制御信号を送信
し、被制御機器を遠隔操作制御するものである。
【0018】リモートコントロール装置10は、図3に
示すように、その内部に、指紋を検知する検知手段であ
るセンサ13と、このセンサ13により検知して得た信
号から特徴データを抽出する個体判別手段である個体判
別部14と、特徴データと個体情報とを対応付けて保持
する記憶手段である個体情報保存部15と、キー操作を
取得して認識する操作キー入力部16と、被制御機器に
対して制御信号やデータ等を送信する送信手段である制
御信号送信部17と、各部の動作を制御するCPU18
とを備え、これらの各部は、バス19により接続されて
いる。
【0019】センサ13は、指紋認証器12のセンサ部
であり、ユーザの指が接触することによって、容量の変
化を認識して指紋を走査し、検知した情報を電気的な信
号に変換して個体判別部14へと出力する。
【0020】個体判別部14は、センサ13からの信号
を入力し、この信号の特徴を抽出して個体判別情報であ
る特徴データを取得する。
【0021】個体情報保存部15は、個体判別部14に
より抽出された特徴データと、対応するユーザ個人の情
報である個体情報とを保持する。
【0022】操作キー入力部16は、操作パネル11の
操作キーにより入力されたキー操作を取得して認識す
る。
【0023】制御信号送信部17は、被制御機器に対し
て、ワイヤレス通信により制御信号やデータ等を送信す
る。
【0024】CPU18は、各部の動作を制御するとと
もに、個体判別部14により抽出された特徴データと、
個体情報保存部15に保存されている特徴データとを比
較して一致する特徴データを探索し、ユーザを認識する
探索手段の機能を有する。
【0025】このようなリモートコントロール装置10
は、図4に示すような一連の工程を経ることによって、
制御信号の送信を行う。
【0026】まず、リモートコントロール装置10は、
ステップS1において、ユーザが指紋認証器12に接触
するまで繰り返し待機し、ユーザが指紋認証器12に接
触すると、ステップS2において、センサ13が検知し
て得た信号を個体判別部14へと入力し、個体判別部1
4により信号の特徴を抽出して特徴データを取得する。
【0027】次に、リモートコントロール装置10は、
ステップS3において、CPU18によって、個体判別
部14により取得した特徴データと、個体情報保存部1
5に保持されている特徴データとを比較して、取得した
特徴データの認証を行うことによって、ユーザの認識処
理を行う。
【0028】ここで、個体情報保存部15に保持されて
いる特徴データの中に、個体判別部14により取得した
特徴データが保存されておらず、ユーザを認識すること
ができなかった場合には、リモートコントロール装置1
0は、ステップS4において、個体判別部14により取
得した特徴データとユーザに関する個体情報とを対応付
けて個体情報保存部15に保存して登録し、ステップS
5の処理へと移行する。
【0029】一方、個体情報保存部15に保持されてい
る特徴データの中に、個体判別部14により取得した特
徴データが保存されており、ユーザを認識することがで
きた場合には、リモートコントロール装置10は、ステ
ップS5において、ユーザが操作パネル11の操作キー
を介してキー操作を行うまで繰り返し待機し、キー操作
が行われると、ステップS6において、操作キー入力部
16によりキー操作を取得して入力された内容を認識す
る。
【0030】そして、リモートコントロール装置10
は、ステップS7において、キー操作による入力された
内容と個体情報とに基づいて、CPU18により制御信
号を生成し、この制御信号を制御信号送信部17から被
制御機器へと送信する。
【0031】ここで、CPU18は、図5に示すよう
に、個体情報と入力された内容に基づく制御情報とを加
味した制御信号を生成する。なお、個体情報は、制御信
号のヘッダ部に付加する情報としてもよく、ペイロード
データ部に付加する情報としてもよい。
【0032】このような一連の処理を繰り返し行うこと
によって、リモートコントロール装置10は、個体情報
が付加された制御信号を被制御機器へと送信し、被制御
機器の動作を制御する。
【0033】一方、リモートコントロール装置10に制
御される被制御機器は、図6に示すような各部を備え
る。すなわち、被制御機器20は、リモートコントロー
ル装置10から送信されてきた制御信号やデータ等を受
信する受信手段である制御信号受信部21と、被制御機
器20の機能を実現する機能部22と、ユーザに関する
履歴を保持する記憶手段である個人情報保存部23とを
備え、これらの各部は、バス24により接続されてい
る。
【0034】制御信号受信部21は、ワイヤレス通信に
よりリモートコントロール装置10から送信されてきた
制御信号やデータ等を受信する。
【0035】機能部22は、被制御機器20の機能を実
現する各部を一括したブロックである。例えば、被制御
機器20がDVD−RAM(Digital Video Disk-Rando
m Access Memory)であった場合には、この機能部22
は、記録媒体であるディスクに対して記録及び/又は再
生するために必要な各部や、各部を制御する制御部等が
含まれるものである。
【0036】個人情報保存部23は、被制御機器20を
過去に操作したユーザに関する個体情報や操作内容の履
歴を個体情報テーブルとして保持する。
【0037】このような被制御機器20は、図7に示す
ような一連の工程を経ることによって、外部から送信さ
れてくる制御信号を受信する。
【0038】まず、被制御機器20は、ステップS11
において、制御信号受信部21により制御信号を受信す
るまで繰り返し待機し、制御信号を受信すると、ステッ
プS12において、制御信号に個体情報が付加されてい
るか否かを判別する。
【0039】ここで、制御信号に個体情報が付加されて
いない場合には、被制御機器20は、ステップS17の
処理へと移行し、機能部22によって、後述するような
制御信号における制御情報が示すキー操作の内容にした
がった動作を行う。
【0040】一方、制御信号に個体情報が付加されてい
る場合には、被制御機器20は、ステップS13におい
て、制御信号に付加されている個体情報が、個人情報保
存部23に個体情報テーブルとして保持されているか否
かを、例えば機能部22に備えられる判別手段である図
示しないCPU等により判別して、取得した個体情報の
認証を行うことによって、ユーザの認識処理を行う。
【0041】ここで、制御信号に付加されている個体情
報が、個人情報保存部23に個体情報テーブルとして保
持されておらず、ユーザを認識することができなかった
場合には、被制御機器20は、ステップS14におい
て、このユーザを新規ユーザとみなして、このユーザに
関する情報をまとめる新たな個体情報テーブルを個人情
報保存部23に作成し、ステップS15の処理へと移行
する。
【0042】一方、制御信号に付加されている個体情報
が、個人情報保存部23に個体情報テーブルとして保持
されており、ユーザを認識することができた場合には、
被制御機器20は、ステップS15において、個体情報
と、この個体情報に対応するキー操作の内容とを個体情
報テーブルに登録する。すなわち、制御信号は、ユーザ
によって固有のものであり、異なるユーザが同じキー操
作を行ったとしても、被制御機器20の動作内容が異な
るものとなり得るものである。被制御機器20は、個体
情報によって、制御情報が示すキー操作の内容を把握
し、これらの情報を個体テーブルに登録する。
【0043】そして、被制御機器20は、ステップS1
6において、機能部22によって、キー操作の内容にし
たがった動作又はユーザに応じた制御を行う。
【0044】このキー操作の内容にしたがった動作と
は、具体的には、例えば、被制御機器20がDVD−R
AMであり、キー操作の内容がディスク再生を示すもの
であった場合には、機能部22によって、ディスクに記
録されているデータを再生するといった動作のことであ
る。
【0045】また、ユーザに応じた制御とは、例えば、
被制御機器20がセットトップ・ボックスであった場合
に、個体情報テーブルを参照することによって、ユーザ
の嗜好や操作内容の履歴を把握し、接続しているディジ
タル・テレビ等に表示する電子番組情報ガイド(Electr
onic Program Guide;EPG)に、ユーザの嗜好に合っ
たものを多く表示するといった制御動作を行うことであ
る。
【0046】このような一連の処理を繰り返し行うこと
によって、被制御機器20は、受信した制御信号に基づ
いて動作する。
【0047】このように、リモートコントロール装置1
0は、ユーザを認証して得た個体情報を被制御機器20
に送信することによって、ユーザに固有のキー操作で被
制御機器20を制御することができる。ここで、リモー
トコントロール装置10は、個体情報保存部15を備え
ていることから、ユーザは、使用したい被制御機器まで
当該リモートコントロール装置10を持っていくことの
みで、いかなる被制御機器でも自らを認証させることが
できる。さらに、リモートコントロール装置10は、個
体情報保存部15を備えていることから、特徴データを
被制御機器20へ転送する必要がなく、高いセキュリテ
ィを保つことができる。
【0048】また、リモートコントロール装置10にお
いては、ユーザが、被制御機器20に自らを認識させる
ためのパスワード入力といった処理を行う必要がなく、
被制御機器20を遠隔操作することができる。
【0049】さらに、リモートコントロール装置10に
おいては、被制御機器20が個人情報保存部23を備え
ていることから、ユーザの嗜好に合った制御を被制御機
器20に行わせることが可能となるとともに、個人情報
の検索も可能となる。
【0050】なお、リモートコントロール装置10は、
指紋認証器12の代わりに、例えば、図示しないカメラ
やマイクを備え、ユーザの顔の輪郭や網膜を撮像した
り、音声を認識することにより個体判別を行うようにし
てもよく、これらの組み合わせにより個体判別を行うよ
うにしてもよい。すなわち、リモートコントロール装置
10は、個体判別を可能とする認証機器を備えればよ
く、その認証方法の種類に拘泥するものではない。
【0051】つぎに、本発明を適用した第2の実施の形
態として図8乃至図12を参照して説明する。
【0052】図8及び図9に示すリモートコントロール
装置30は、基本構成を図1乃至図3に示したリモート
コントロール装置10と同様とし、表示機能を有するこ
とに特徴を有している。したがって、先に図1乃至図3
に示したリモートコントロール装置10と同様の構成に
ついては同一符号を付して詳細な説明を省略する。ま
た、このリモートコントロール装置30の制御対象とな
る被制御機器は、先に図6に示した被制御機器20と同
様の構成であるため、ここでは、その構成に関する詳細
な説明を省略する。
【0053】リモートコントロール装置30は、図8に
外観図を示すように、例えば液晶パネル等により構成さ
れる表示部31と指紋認証器32a,32bとを備え
る。表示部31は、例えば、複数の操作キーをユーザに
固有の表示形態で表示する。また、指紋認証器32a,
32bは、ユーザの指紋を認証可能とする。なお、リモ
ートコントロール装置30は、ここでは、ユーザが両手
で保持しやすいように2つの指紋認証器32a,32b
を当該リモートコントロール装置30の両側に配置した
が、指紋認証器32a,32bを備える部分に拘泥する
ものではなく、上述したリモートコントロール装置10
と同様に、当該リモートコントロール装置30の裏側に
1つの指紋認証器を配置するようにしてもよい。
【0054】このようなリモートコントロール装置30
は、上述したリモートコントロール装置10と同様に、
無線や赤外線等を媒体とするワイヤレス通信によって、
例えば、セットトップ・ボックスやディジタル・テレ
ビ、各種AV機器といった被制御機器に対して制御信号
を送信し、被制御機器を遠隔操作制御する。
【0055】リモートコントロール装置30は、図9に
示すように、その内部に、上述したセンサ13と、個体
判別部14と、個体情報保存部15と、操作キー入力部
16と、制御信号送信部17と、CPU18とを備える
とともに、画像情報や文字情報等を生成して表示する表
示手段である液晶表示部33をさらに備える。これらの
各部は、バス19により接続されている。
【0056】液晶表示部33は、画像情報や文字情報等
を生成して表示部31に表示する。液晶表示部33は、
CPU18により判別されたユーザに応じて、例えば、
操作キーの種類や配置等を変化させて表示部31に表示
したり、ユーザの嗜好にあった背景画像等の表示形態を
提供する。
【0057】このようなリモートコントロール装置30
は、図10に示すような一連の工程を経ることによっ
て、制御信号の送信を行う。
【0058】まず、リモートコントロール装置30は、
ステップS21において、ユーザが指紋認証器32a,
32bに接触するまで繰り返し待機し、ユーザが指紋認
証器32a,32bに接触すると、ステップS22にお
いて、センサ13が検知して得た信号を個体判別部14
へと入力し、個体判別部14により信号の特徴を抽出し
て特徴データを取得する。
【0059】次に、リモートコントロール装置30は、
ステップS23において、CPU18によって、個体判
別部14により取得した特徴データと、個体情報保存部
15に保持されている特徴データとを比較して、取得し
た特徴データの認証を行うことによって、ユーザの認識
処理を行う。
【0060】ここで、個体情報保存部15に保持されて
いる特徴データの中に、個体判別部14により取得した
特徴データが保存されておらず、ユーザを認識すること
ができなかった場合には、リモートコントロール装置3
0は、ステップS24において、個体判別部14により
取得した特徴データとユーザに関する個体情報とを対応
付けて個体情報保存部15に保存して登録し、ステップ
S25の処理へと移行する。
【0061】一方、個体情報保存部15に保持されてい
る特徴データの中に、個体判別部14により取得した特
徴データが保存されており、ユーザを認識することがで
きた場合には、リモートコントロール装置30は、ステ
ップS25において、液晶表示部33によって、個体情
報保存部15に保持されていた特徴データと対応する個
体情報に応じた操作キーの配列や背景画像といった画像
情報や文字情報等を生成し、これらの画像情報や文字情
報等を表示部31に表示する。
【0062】次に、リモートコントロール装置30は、
ステップS26において、ユーザが表示部31に表示さ
れた図示しない操作キーを介してキー操作を行うまで繰
り返し待機し、キー操作が行われると、ステップS27
において、操作キー入力部16によりキー操作を取得し
て入力された内容を認識する。
【0063】そして、リモートコントロール装置30
は、ステップS28において、キー操作による入力され
た内容と個体情報とに基づいて、CPU18により先に
図5に示したような制御信号を生成し、この制御信号を
制御信号送信部17から被制御機器へと送信する。
【0064】このような一連の処理を繰り返し行うこと
によって、リモートコントロール装置30は、個体情報
が付加された制御信号を被制御機器へと送信し、被制御
機器の動作を制御する。
【0065】一方、リモートコントロール装置30に制
御される被制御機器は、上述したように、先に図6に示
したような各部を備える。そのため、ここではリモート
コントロール装置30が被制御機器20を制御対象とす
るものとし、被制御機器20の構成に関する詳細な説明
は省略する。
【0066】被制御機器20は、図11に示すような一
連の工程を経ることによって、外部から送信されてくる
制御信号を受信する。
【0067】まず、被制御機器20は、ステップS31
において、制御信号受信部21により制御信号を受信す
るまで繰り返し待機し、制御信号を受信すると、ステッ
プS32において、制御信号に個体情報が付加されてい
るか否かを判別する。
【0068】ここで、制御信号に個体情報が付加されて
いない場合には、被制御機器20は、ステップS38の
処理へと移行し、機能部22によって、上述したような
制御信号における制御情報が示すキー操作の内容にした
がった動作を行う。
【0069】一方、制御信号に個体情報が付加されてい
る場合には、被制御機器20は、ステップS33におい
て、制御信号に付加されている個体情報が、個人情報保
存部23に個体情報テーブルとして保持されているか否
かを、例えば機能部22に備えられる判別手段である図
示しないCPU等により判別して、取得した個体情報の
認証を行うことによって、ユーザの認識処理を行う。
【0070】ここで、制御信号に付加されている個体情
報が、個人情報保存部23に個体情報テーブルとして保
持されておらず、ユーザを認識することができなかった
場合には、被制御機器20は、ステップS34におい
て、このユーザを新規ユーザとみなして、このユーザに
関する情報をまとめる新たな個体情報テーブルを個人情
報保存部23に作成し、ステップS35の処理へと移行
する。
【0071】一方、制御信号に付加されている個体情報
が、個人情報保存部23に個体情報テーブルとして保持
されており、ユーザを認識することができた場合には、
被制御機器20は、ステップS35において、個体情報
と、この個体情報に対応するキー操作の内容とを個体情
報テーブルに登録する。すなわち、制御信号は、上述し
たように、ユーザによって固有のものであり、異なるユ
ーザが同じキー操作を行ったとしても、被制御機器20
の動作内容を異なるものとすることができる。被制御機
器20は、個体情報によって、制御情報が示すキー操作
の内容を把握し、これらの情報を個体テーブルに登録す
る。
【0072】また、被制御機器20は、ステップS36
において、リモートコントロール装置30に対して、個
体情報に応じた操作キーの配列や背景画像といった画像
情報や文字情報等を生成して表示部31に表示するよう
に制御する。すなわち、被制御機器20は、個体情報テ
ーブルを参照することによって、ユーザの嗜好や操作内
容の履歴を把握し、例えば、ユーザの嗜好に合った動作
を可能とする操作キーの種類等を多く表示部31に表示
するように、リモートコントロール装置30に対して、
制御信号を送信して制御する。
【0073】そして、被制御機器20は、ステップS3
7において、機能部22によって、上述したように、キ
ー操作の内容にしたがった動作又はユーザに応じた制御
を行う。
【0074】このような一連の処理を繰り返し行うこと
によって、被制御機器20は、受信した制御信号に基づ
いて動作する。
【0075】このように、リモートコントロール装置3
0は、ユーザを認証して得た個体情報に基づいて、表示
部31に表示する表示形態を変えることが可能となると
ともに、個体情報を被制御機器20に送信することによ
って、ユーザに固有のキー操作で被制御機器20を制御
することが可能となる。ここで、リモートコントロール
装置30は、個体情報保存部15を備えていることか
ら、ユーザは、使用したい被制御機器まで当該リモート
コントロール装置30を持っていくことのみで、いかな
る被制御機器でも自らを認証させることができる。さら
に、リモートコントロール装置30は、個体情報保存部
15を備えていることから、特徴データを被制御機器2
0へ転送する必要がなく、高いセキュリティを保つこと
ができる。
【0076】また、リモートコントロール装置30にお
いては、上述したリモートコントロール装置10と同様
に、ユーザが、被制御機器20に自らを認識させるため
のパスワード入力といった処理を行う必要がなく、被制
御機器20を遠隔操作することが可能となるとともに、
被制御機器20が個人情報保存部23を備えていること
から、ユーザの嗜好に合った制御を被制御機器20に行
わせることができ、個人情報の検索を行うこともでき
る。
【0077】なお、リモートコントロール装置30は、
図12に外観図を示すように、指紋認証器32a,32
bの代わりに、例えば、カメラ34を備え、ユーザの顔
の輪郭や可能であれば網膜を撮像することによって、個
体判別を行うようにしてもよく、マイク35を備え、音
声により個体判別を行うようにしてもよい。また、リモ
ートコントロール装置30は、指紋認証器32a,32
b、カメラ34、マイク35を組み合わせ、各センサに
よる結果を総合することによって、個体判別を行うよう
にしてもよい。すなわち、リモートコントロール装置3
0は、個体判別を可能とする認証機器を備えればよく、
その認証方法の種類に拘泥するものではない。
【0078】つぎに、本発明を適用した第3の実施の形
態として図13乃至図15を参照して説明する。
【0079】図13及び図14に示すリモートコントロ
ール装置40は、基本構成を図1乃至図3に示したリモ
ートコントロール装置10と同様とし、ユーザが身につ
けている個人認証機器からの信号を受信する無線機能を
有することに特徴を有している。したがって、先に図1
乃至図3に示したリモートコントロール装置10と同様
の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。また、このリモートコントロール装置40の制御対
象となる被制御機器は、先に図6に示した被制御機器2
0と同様の構成であるため、ここでは、その構成に関す
る詳細な説明を省略する。
【0080】リモートコントロール装置40は、図13
に示すように、例えばユーザIDといったユーザに固有
の情報を保持するとともに、その情報を無線信号として
送信する個人認証機器51,52,53からの無線信号
を受信する無線受信部41と、ユーザの皮膚表面を流れ
る電流を検知する電流検知部42とを備える。
【0081】リモートコントロール装置40は、当該リ
モートコントロール装置40から最も近い位置にある個
人認証機器51,52,53からの無線信号を無線受信
部41により受信して個体判別を行う。この個人認証機
器としては、例えば、ピアス型の個人認証機器51、ペ
ンダント型の個人認証機器52、指輪型の個人認証機器
53等があり、ユーザは、これらの個人認証機器51,
52,53のいずれか或いは複数を身につける。リモー
トコントロール装置40は、ユーザが身につけている個
人認証機器51,52,53のいずれか或いは複数を最
も近い位置にある個人認証機器としてみなし、これらの
個人認証機器51,52,53からの無線信号を受信す
る。
【0082】また、リモートコントロール装置40は、
電流検知部42によって、ユーザの皮膚表面を流れる電
流を検知し、上述した無線信号の他にこの信号を加味し
て個体判別を行う。すなわち、リモートコントロール装
置40は、当該リモートコントロール装置40を保持し
ているユーザを検出することによって、個人認証機器5
1,52,53からの無線信号の誤認識を防ぐ。なお、
リモートコントロール装置40は、この電流検知部42
を必ずしも備える必要はない。
【0083】このようなリモートコントロール装置40
は、上述したリモートコントロール装置10と同様に、
無線や赤外線等を媒体とするワイヤレス通信によって、
例えば、セットトップ・ボックスやディジタル・テレ
ビ、各種AV機器といった被制御機器に対して制御信号
を送信し、被制御機器を遠隔操作制御する。
【0084】リモートコントロール装置40は、図14
に示すように、その内部に、上述した操作キー入力部1
6と、制御信号送信部17と、CPU18とを備えると
ともに、個人認証機器51,52,53からの無線信号
を受信する検知手段である無線部43と、ユーザの皮膚
表面を流れる電流を検知するセンサ44と、無線部43
からの信号から個人データを抽出する個体判別部45
と、個人データと個体情報とを対応付けて保持する個体
情報保存部46とをさらに備える。これらの各部は、バ
ス19により接続されている。
【0085】無線部43は、無線受信部41を介して受
信した個人認証機器51,52,53からの無線信号を
電気的な信号に変換し、個体判別部45へと出力する。
【0086】センサ44は、電流検知部42のセンサ部
であり、ユーザの皮膚表面を流れる電流を検知し、ユー
ザが接触している旨を示す信号を個体判別部45へと出
力する。
【0087】個体判別部45は、無線部43及びセンサ
44からの信号を入力し、センサ44からの信号により
ユーザが接触していることを検出するとともに、無線部
43からの信号が有するユーザに関する固有の情報を抽
出して個体判別情報である個人データを取得する。
【0088】個体情報保存部46は、個体判別部45に
より抽出された個人データと、対応するユーザ個人の情
報である個体情報とを保持する。
【0089】このようなリモートコントロール装置40
は、図15に示すような一連の工程を経ることによっ
て、制御信号の送信を行う。
【0090】まず、リモートコントロール装置40は、
ステップS41において、電流検知部42からの電流に
よりユーザが接触したことを検出するとともに、個人認
証機器51,52,53からの無線信号を無線受信部4
1を介して受信するまで繰り返し待機し、電流検知部4
2からの電流によりユーザが接触したことを検出すると
ともに、個人認証機器51,52,53からの無線信号
を無線受信部41を介して受信すると、ステップS42
において、無線部43が受信して得た信号を個体判別部
45へと入力し、個体判別部45により信号が有するユ
ーザに関する固有の情報を抽出して個人データを取得す
る。
【0091】次に、リモートコントロール装置40は、
ステップS43において、CPU18によって、個体判
別部45により取得した個人データと、個体情報保存部
46に保持されている個人データとを比較して、取得し
た個人データの認証を行うことによって、ユーザの認識
処理を行う。
【0092】ここで、個体情報保存部46に保持されて
いる個人データの中に、個体判別部45により取得した
個人データが保存されておらず、ユーザを認識すること
ができなかった場合には、リモートコントロール装置4
0は、ステップS44において、個体判別部45により
取得した個人データとユーザに関する個体情報とを対応
付けて個体情報保存部46に保存して登録し、ステップ
S45の処理へと移行する。
【0093】一方、個体情報保存部46に保持されてい
る個人データの中に、個体判別部45により取得した個
人データが保存されており、ユーザを認識することがで
きた場合には、リモートコントロール装置40は、ステ
ップS45において、ユーザが操作パネル11の操作キ
ーを介してキー操作を行うまで繰り返し待機し、キー操
作が行われると、ステップS46において、操作キー入
力部16によりキー操作を取得して入力された内容を認
識する。
【0094】そして、リモートコントロール装置40
は、ステップS47において、キー操作による入力され
た内容と個体情報とに基づいて、CPU18により先に
図5に示したような制御信号を生成し、この制御信号を
制御信号送信部17から被制御機器へと送信する。
【0095】このような一連の処理を繰り返し行うこと
によって、リモートコントロール装置40は、個体情報
が付加された制御信号を被制御機器へと送信し、被制御
機器の動作を制御する。
【0096】一方、リモートコントロール装置40に制
御される被制御機器は、上述したように、先に図6に示
したような各部を備えるとともに、先に図7に示したよ
うな一連の処理工程を行うことによって、外部から送信
されてくる制御信号を受信する。そのため、ここではリ
モートコントロール装置40が被制御機器20を制御対
象とするものとし、被制御機器20の構成及び動作に関
する詳細な説明は省略する。
【0097】このように、リモートコントロール装置4
0は、個人認証機器51,52,53からの無線信号を
受信することによって、ユーザを認証することができ、
得られた個体情報を被制御機器20に送信することによ
って、ユーザに固有のキー操作で被制御機器20を制御
することができる。ここで、リモートコントロール装置
40は、個体情報保存部46を備えていることから、ユ
ーザは、使用したい被制御機器まで当該リモートコント
ロール装置40を持っていくことのみで、いかなる被制
御機器でも自らを認証させることができる。さらに、リ
モートコントロール装置40は、個体情報保存部46を
備えていることから、個人データを被制御機器20へ転
送する必要がなく、高いセキュリティを保つことができ
る。
【0098】また、リモートコントロール装置40にお
いては、上述したリモートコントロール装置10と同様
に、ユーザが、被制御機器20に自らを認識させるため
のパスワード入力といった処理を行う必要がなく、被制
御機器20を遠隔操作することができる。
【0099】さらに、リモートコントロール装置40に
おいては、被制御機器20が個人情報保存部23を備え
ていることから、ユーザの嗜好に合った制御を被制御機
器20に行わせることが可能となるとともに、個人情報
の検索も可能となる。
【0100】なお、リモートコントロール装置40は、
上述したリモートコントロール装置30と同様に、表示
部31及び液晶表示部33をさらに備え、ユーザを認証
して得た個体情報に基づいて、表示部31に表示する表
示形態を変えるように構成してもよい。
【0101】つぎに、本発明を適用した第4の実施の形
態として図16乃至図20を参照して説明する。
【0102】図16に示すリモートコントロール装置6
0及び図19に示す被制御機器70は、それぞれ、基本
構成を図1乃至図3に示したリモートコントロール装置
10及び図6に示した被制御機器20と同様とし、被制
御機器が個体情報を保持することに特徴を有している。
したがって、先に図1乃至図3に示したリモートコント
ロール装置10及び図6に示した被制御機器20と同様
の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0103】まず、図16に示すリモートコントロール
装置60は、上述したリモートコントロール装置10と
同様に、無線や赤外線等を媒体とするワイヤレス通信に
よって、例えば、セットトップ・ボックスやディジタル
・テレビ、各種AV機器といった被制御機器に対して制
御信号を送信し、被制御機器を遠隔操作制御するもので
ある。
【0104】リモートコントロール装置60は、先に図
1に示したように、操作パネル11と、指紋認証器12
とを備えるとともに、図16に示すように、その内部
に、上述したセンサ13と、個体判別部14と、操作キ
ー入力部16と、制御信号送信部17と、CPU18と
を備え、これらの各部は、バス19により接続されてい
る。
【0105】このようなリモートコントロール装置60
は、図17に示すような一連の工程を経ることによっ
て、制御信号の送信を行う。
【0106】まず、リモートコントロール装置60は、
ステップS51において、ユーザが指紋認証器12に接
触するまで繰り返し待機し、ユーザが指紋認証器12に
接触すると、ステップS52において、センサ13が検
知して得た信号を個体判別部14へと入力し、個体判別
部14により信号の特徴を抽出して特徴データを取得す
る。
【0107】次に、リモートコントロール装置60は、
ステップS53において、ユーザが操作パネル11の操
作キーを介してキー操作を行うまで繰り返し待機し、キ
ー操作が行われると、ステップS54において、操作キ
ー入力部16によりキー操作を取得して入力された内容
を認識する。
【0108】そして、リモートコントロール装置60
は、ステップS55において、キー操作による入力され
た内容と個体判別情報である特徴データとに基づいて、
CPU18により制御信号を生成し、この制御信号を制
御信号送信部17から被制御機器へと送信する。
【0109】ここで、CPU18は、図18に示すよう
に、個体判別情報である特徴データと入力された内容に
基づく制御情報とを加味した制御信号を生成する。な
お、個体判別情報は、制御信号のヘッダ部に付加する情
報としてもよく、ペイロードデータ部に付加する情報と
してもよい。
【0110】このような一連の処理を繰り返し行うこと
によって、リモートコントロール装置60は、個体判別
情報が付加された制御信号を被制御機器へと送信し、被
制御機器の動作を制御する。
【0111】一方、リモートコントロール装置60に制
御される被制御機器は、図19に示すような各部を備え
る。すなわち、被制御機器70は、上述した被制御機器
20と同様に、リモートコントロール装置60から送信
されてきた制御信号やデータ等を受信する受信手段であ
る制御信号受信部21と、被制御機器70の機能を実現
する機能部22とを備え、その他に、特徴データと個体
情報とを対応付けて保持するとともに、ユーザに関する
履歴を保持する記憶手段である個人情報保存部71を備
え、これらの各部は、バス24により接続されている。
【0112】個人情報保存部71は、リモートコントロ
ール装置60の個体判別部14により抽出されて制御信
号に付加されて送信されてきた特徴データと、対応する
ユーザ個人の情報である個体情報とを保持するととも
に、被制御機器70を過去に操作したユーザに関する個
体情報や操作内容の履歴を個体情報テーブルとして保持
する。
【0113】このような被制御機器70は、図20に示
すような一連の工程を経ることによって、外部から送信
されてくる制御信号を受信する。
【0114】まず、被制御機器70は、ステップS61
において、制御信号受信部21により制御信号を受信す
るまで繰り返し待機し、制御信号を受信すると、ステッ
プS62において、制御信号に個体判別情報である特徴
データが付加されているか否かを判別する。
【0115】ここで、制御信号に特徴データが付加され
ていない場合には、被制御機器70は、ステップS70
の処理へと移行し、機能部22によって、後述するよう
な制御信号における制御情報が示すキー操作の内容にし
たがった動作を行う。
【0116】一方、制御信号に特徴データが付加されて
いる場合には、被制御機器70は、ステップS63にお
いて、特徴データを取得した後、ステップS64におい
て、取得した特徴データと、個人情報保存部71に保持
されている特徴データとを、例えば機能部22に備えら
れる探索手段である図示しないCPU等により比較し
て、取得した特徴データの認証を行う。
【0117】ここで、個人情報保存部71に保持されて
いる特徴データの中に、取得した特徴データが保存され
ていなかった場合には、被制御機器70は、ステップS
65において、このユーザを新規ユーザとみなして、取
得した特徴データとユーザに関する個体情報とを対応付
けて個体情報テーブルとして個人情報保存部71に保存
して登録し、ステップS66の処理へと移行する。
【0118】一方、個体情報保存部71に保持されてい
る特徴データの中に、取得した特徴データが保存されて
いた場合には、被制御機器70は、ステップS66にお
いて、取得した特徴データに対応する個体情報が、個人
情報保存部71に個体情報テーブルとして保持されてい
るか否かを、例えば機能部22に備えられる探索手段で
ある図示しないCPU等により判別して、取得した個体
情報の認証を行うことによって、ユーザの認識処理を行
う。
【0119】ここで、取得した特徴データに対応する個
体情報が、個人情報保存部71に個体情報テーブルとし
て保持されておらず、ユーザを認識することができなか
った場合には、被制御機器70は、ステップS67にお
いて、このユーザを新規ユーザとみなして、このユーザ
に関する情報をまとめる新たな個体情報テーブルを個人
情報保存部71に作成し、ステップS68の処理へと移
行する。
【0120】一方、取得した特徴データに対応する個体
情報が、個人情報保存部71に個体情報テーブルとして
保持されており、ユーザを認識することができた場合に
は、被制御機器70は、ステップS68において、個体
情報と、この個体情報に対応するキー操作の内容とを個
体情報テーブルに登録する。すなわち、上述した被制御
機器20の場合と同様に、制御信号は、ユーザによって
固有のものとなり、異なるユーザが同じキー操作を行っ
たとしても、被制御機器70の動作内容が異なるものと
なり得る。被制御機器70は、個体情報によって、制御
情報が示すキー操作の内容を把握し、これらの情報を個
体テーブルに登録する。
【0121】そして、被制御機器70は、ステップS6
9において、機能部22によって、上述したように、キ
ー操作の内容にしたがった動作又はユーザに応じた制御
を行う。
【0122】このような一連の処理を繰り返し行うこと
によって、被制御機器70は、受信した制御信号に基づ
いて動作する。
【0123】このように、リモートコントロール装置6
0は、ユーザの個体判別情報である特徴データのみを被
制御機器70に送信することによっても、被制御機器7
0が個体情報を個人情報保存部71に保持していること
から、ユーザに固有のキー操作で被制御機器70を制御
することができる。
【0124】すなわち、被制御機器70は、個人情報保
存部71に個体情報を保持することによって、リモート
コントロール装置60から送信されてきたユーザの特徴
データを受信して、ユーザの認証を行うことができる。
【0125】このようなシステムを構築することによっ
て、リモートコントロール装置60は、個体情報を保持
する必要がなく、スリム化された簡易な構成で機能を実
現することができる。
【0126】また、リモートコントロール装置60にお
いては、上述したリモートコントロール装置10と同様
に、ユーザが、被制御機器70に自らを認識させるため
のパスワード入力といった処理を行う必要がなく、被制
御機器70を遠隔操作することができる。
【0127】さらに、リモートコントロール装置60に
おいては、被制御機器70が個人情報保存部71を備え
ていることから、ユーザの嗜好に合った制御を被制御機
器70に行わせることが可能となるとともに、個人情報
の検索も可能となる。
【0128】なお、リモートコントロール装置70は、
指紋認証器12の代わりに、例えば、図示しないカメラ
やマイクを備え、ユーザの顔の輪郭や網膜を撮像した
り、音声を認識することにより得た特徴データを被制御
機器70に送信するようにしてもよく、これらの組み合
わせにより特徴データを抽出するようにしてもよい。す
なわち、リモートコントロール装置60は、特徴データ
の抽出を可能とする認証機器を備えればよく、その認証
方法の種類に拘泥するものではない。
【0129】また、リモートコントロール装置60は、
上述したリモートコントロール装置30と同様に、表示
部31及び液晶表示部33をさらに備え、被制御機器7
0がユーザを認証して得た個体情報に基づいて、表示部
31に表示する表示形態を変えるように構成してもよ
い。
【0130】さらに、リモートコントロール装置60
は、上述したリモートコントロール装置40と同様に、
個人認証機器51,52,53からの無線信号を受信す
ることによって、ユーザの個人データを取得し、この個
人データを被制御機器70に送信することによって、被
制御機器70がユーザを認証するように構成することも
可能である。
【0131】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態として示すリモートコントロール装置及び被制御機
器は、制御信号に付加された個体情報や個体判別情報
を、リモートコントロール装置から被制御機器へ送信す
ることによって、ユーザを認証することができる。この
ことにより、ユーザが、被制御機器に自らを認識させる
ためのパスワード入力といった処理を行う必要がなく、
リモートコントロール装置は、ユーザに応じて被制御機
器の制御方法を変更することができる。また、被制御機
器がユーザに関する履歴を保持することができるため、
リモートコントロール装置は、履歴を加味して被制御機
器を制御することができる。
【0132】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、上述した異なる実施の
形態を可能な範囲で組み合わせることも可能である。ま
た、本発明は、被制御機器を遠隔操作するために、リモ
ートコントロール装置を用いたが、例えばコンピュータ
等を制御装置とし、この制御装置がワイヤレス通信や回
線を介して、被制御機器を遠隔操作するようにしてもよ
い。
【0133】また、上述した実施の形態では、被制御機
器が個人情報保存部を備えるように説明したが、本発明
は、これに限定されることはなく、リモートコントロー
ル装置が個人情報保存部を備えるようにしてもよい。こ
のようにすることによって、ユーザの嗜好等を示す情報
がリモートコントロール装置内に保持されることから、
被制御機器に関係なく、ユーザの嗜好に合った制御をす
ることが可能となる。
【0134】さらに、本発明においては、上述した第3
の実施の形態にて示した個人認証機器に個体情報保存部
や個人情報保存部の機能を持たせてもよい。
【0135】さらにまた、本発明においては、指紋等に
よるユーザの認証を行わずに、例えばユーザに関する情
報を保持するユーザに固有のメモリカードをリモートコ
ントロール装置に装着し、ユーザの認証を行うようにし
てもよい。
【0136】その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない
範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0137】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる遠隔操作制御装置は、被制御機器に制御信号を送信
して被制御機器を遠隔操作する遠隔操作制御装置であっ
て、現利用者を検知する検知手段と、この検知手段によ
り検知して得た信号から現利用者に関する個体判別情報
を取得して現利用者を判別する個体判別手段とを備え
る。
【0138】したがって、本発明にかかる遠隔操作制御
装置は、検知手段により現利用者を検知して得た信号か
ら現利用者に関する個体判別情報を取得して現利用者を
判別することによって、現利用者に応じた制御体系のも
とに、被制御機器を遠隔操作することができる。
【0139】また、本発明にかかる被制御機器は、制御
装置から送信された制御信号を受信し、この制御信号に
基づいた動作を行うことによって、制御装置による遠隔
操作がなされる被制御機器であって、制御装置から送信
された制御信号を受信する受信手段と、利用者に関する
情報を保持する記憶手段とを備える。
【0140】したがって、本発明にかかる被制御機器
は、利用者に関する情報を保持することによって、現利
用者に応じて、制御装置から受信した制御信号に基づい
た動作を行うことができる。
【0141】さらに、本発明にかかる遠隔操作制御方法
は、制御装置から被制御機器に制御信号を送信して被制
御機器を遠隔操作する遠隔操作制御方法であって、制御
装置が、現利用者を検知して得た信号から現利用者に関
する個体判別情報を取得して現利用者を判別する。
【0142】したがって、本発明にかかる遠隔操作制御
方法においては、制御装置が、現利用者を検知して得た
信号から個体判別情報を取得して現利用者を判別し、被
制御機器が、この制御装置から制御信号を受信すること
によって、現利用者に応じた制御体系を確立することが
でき、この制御体系のもとに、制御装置による被制御機
器の遠隔操作を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態として示すリモート
コントロール装置の外観を説明する図である。
【図2】同リモートコントロール装置の他の構成におけ
る外観を説明する図である。
【図3】同リモートコントロール装置の内部構成を説明
するブロック図である。
【図4】同リモートコントロール装置が制御信号を被制
御機器に送信するまでの同リモートコントロール装置に
おける一連の工程を説明するフローチャートである。
【図5】同リモートコントロール装置が被制御機器に対
して送信する制御信号のフォーマットを説明する図であ
る。
【図6】同リモートコントロール装置の制御対象となる
被制御機器の内部構成を説明するブロック図である。
【図7】同被制御機器が受信した制御信号に基づいて動
作するまでの同被制御機器における一連の工程を説明す
るフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態として示すリモート
コントロール装置の外観を説明する図である。
【図9】同リモートコントロール装置の内部構成を説明
するブロック図である。
【図10】同リモートコントロール装置が制御信号を被
制御機器に送信するまでの同リモートコントロール装置
における一連の工程を説明するフローチャートである。
【図11】同リモートコントロール装置の制御対象とな
る被制御機器が受信した制御信号に基づいて動作するま
での同被制御機器における一連の工程を説明するフロー
チャートである。
【図12】同リモートコントロール装置の他の構成にお
ける外観を説明する図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態として示すリモー
トコントロール装置と、個人認証機器の使用形態を説明
する図である。
【図14】同リモートコントロール装置の内部構成を説
明するブロック図である。
【図15】同リモートコントロール装置が制御信号を被
制御機器に送信するまでの同リモートコントロール装置
における一連の工程を説明するフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施の形態として示すリモー
トコントロール装置の内部構成を説明するブロック図で
ある。
【図17】同リモートコントロール装置が制御信号を被
制御機器に送信するまでの同リモートコントロール装置
における一連の工程を説明するフローチャートである。
【図18】同リモートコントロール装置が被制御機器に
対して送信する制御信号のフォーマットを説明する図で
ある。
【図19】同リモートコントロール装置の制御対象とな
る被制御機器の内部構成を説明するブロック図である。
【図20】同被制御機器が受信した制御信号に基づいて
動作するまでの同被制御機器における一連の工程を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
10,30,40,60 リモートコントロール装置、
12,32a,32b 指紋認証器、 13,44
センサ、 14,45 個体判別部、 15,46 個
体情報保存部、 16 操作キー入力部、 17 制御
信号送信部、18 CPU、 20,70 被制御機
器、 21 制御信号受信部、 22機能部、 23,
71 個人情報保存部、 31 表示部、 33 液晶
表示部、 34 カメラ、 35 マイク、 41 無
線受信部、 42 電流検知部、 43 無線部、 5
1,52,53 個人認証機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/14 A61B 5/10 320B 322 Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 FG00 VA07 VB03 VB40 5B017 AA01 BA05 BA09 BB03 CA09 CA16 5C056 AA01 AA05 CA08 CA11 CA19 EA05 EA09 EA20 KA01 5K048 AA15 BA02 BA53 DB01 DB04 DC01 EA16 EB02 EB15 FB01 FB02 HA04 HA23

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御機器に制御信号を送信して上記被
    制御機器を遠隔操作する遠隔操作制御装置であって、 現利用者を検知する検知手段と、 上記検知手段により検知して得た信号から上記現利用者
    に関する個体判別情報を取得して上記現利用者を判別す
    る個体判別手段とを備えることを特徴とする遠隔操作制
    御装置。
  2. 【請求項2】 上記個体判別手段により過去に取得した
    個体判別情報と、この個体判別情報に対応する利用者を
    特定する個体情報とを保持する記憶手段と、 上記個体判別手段により取得した上記現利用者に関する
    個体判別情報と、上記記憶手段に保持している個体判別
    情報とを比較し、上記現利用者に関する個体判別情報と
    一致する個体判別情報を上記記憶手段から探索する探索
    手段と、 上記探索手段により探索した上記記憶手段に保持してい
    る個体判別情報に対応する個体情報を、上記制御信号に
    付加して上記被制御機器へ送信する送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔操作制御装置。
  3. 【請求項3】 上記個体判別情報を、上記制御信号に付
    加して上記被制御機器へ送信する送信手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の遠隔操作制御装置。
  4. 【請求項4】 上記検知手段は、上記現利用者の指紋を
    検知することを特徴とする請求項1記載の遠隔操作制御
    装置。
  5. 【請求項5】 上記検知手段は、上記現利用者の顔を撮
    像することを特徴とする請求項1記載の遠隔操作制御装
    置。
  6. 【請求項6】 上記検知手段は、上記現利用者が発する
    音声を検知することを特徴とする請求項1記載の遠隔操
    作制御装置。
  7. 【請求項7】 画像情報及び/又は文字情報を生成して
    表示部に表示する表示手段を備え、 上記表示手段は、上記個体判別情報に基づいて上記表示
    部の表示形態を変更することを特徴とする請求項1記載
    の遠隔操作制御装置。
  8. 【請求項8】 上記検知手段は、上記現利用者に固有の
    情報を無線信号として送信する認証機器からの無線信号
    を受信することを特徴とする請求項1記載の遠隔操作制
    御装置。
  9. 【請求項9】 上記制御信号は、上記被制御機器にワイ
    ヤレス通信により送信されることを特徴とする請求項1
    記載の遠隔操作制御装置。
  10. 【請求項10】 制御装置から送信された制御信号を受
    信し、この制御信号に基づいた動作を行うことによっ
    て、上記制御装置による遠隔操作がなされる被制御機器
    であって、 上記制御装置から送信された制御信号を受信する受信手
    段と、 利用者に関する情報を保持する記憶手段とを備えること
    を特徴とする被制御機器。
  11. 【請求項11】 上記記憶手段は、過去に操作した利用
    者を特定する個体情報と、各利用者が行った操作内容の
    履歴を保持し、 上記受信手段は、上記制御装置が取得した現利用者を特
    定する個体情報が付加された制御信号を受信することを
    特徴とする請求項10記載の被制御機器。
  12. 【請求項12】 上記受信手段が受信した上記制御信号
    に付加されている上記現利用者を特定する個体情報を、
    上記記憶手段に保持しているか否かを判別する判別手段
    を備えることを特徴とする請求項11記載の被制御機
    器。
  13. 【請求項13】 上記記憶手段は、過去に操作した利用
    者に関する個体判別情報と、各利用者を特定する個体情
    報とを対応付けて保持するとともに、各利用者が行った
    操作内容の履歴を保持し、 上記受信手段は、上記制御装置が取得した現利用者に関
    する個体判別情報が付加された制御信号を受信すること
    を特徴とする請求項10記載の被制御機器。
  14. 【請求項14】 上記受信手段が受信した上記制御信号
    に付加されている上記現利用者に関する個体判別情報
    と、上記記憶手段に保持している個体判別情報とを比較
    し、上記現利用者に関する個体判別情報と一致する個体
    判別情報に対応する個体情報を探索する探索手段を備え
    ることを特徴とする請求項13記載の被制御機器。
  15. 【請求項15】 上記受信手段は、上記制御装置からワ
    イヤレス通信により上記制御信号を受信することを特徴
    とする請求項10記載の被制御機器。
  16. 【請求項16】 制御装置から被制御機器に制御信号を
    送信して上記被制御機器を遠隔操作する遠隔操作制御方
    法であって、 上記制御装置は、現利用者を検知して得た信号から上記
    現利用者に関する個体判別情報を取得して上記現利用者
    を判別することを特徴とする遠隔操作制御方法。
  17. 【請求項17】 上記制御装置は、過去に取得した個体
    判別情報と、この個体判別情報に対応する利用者を特定
    する個体情報とを保持しており、 取得した上記現利用者に関する個体判別情報と、保持し
    ている個体判別情報とを比較し、保持している個体判別
    情報の中から上記現利用者に関する個体判別情報と一致
    する個体判別情報を探索し、 探索した個体判別情報に対応する個体情報を、上記制御
    信号に付加して上記被制御機器へ送信し、 上記被制御機器は、 過去に操作した利用者を特定する個体情報と、各利用者
    が行った操作内容の履歴を保持しており、 上記制御装置が取得した上記現利用者を特定する個体情
    報が付加された制御信号を受信し、この制御信号に基づ
    いた動作を行うことを特徴とする請求項16記載の遠隔
    操作制御方法。
  18. 【請求項18】 上記被制御機器は、上記制御装置から
    受信した上記制御信号に付加されている上記現利用者を
    特定する個体情報を保持しているか否かを判別すること
    を特徴とする請求項17記載の遠隔操作制御方法。
  19. 【請求項19】 上記制御装置は、 上記個体判別情報を、上記制御信号に付加して上記被制
    御機器へ送信し、 上記被制御機器は、 過去に操作した利用者に関する個体判別情報と、各利用
    者を特定する個体情報とを対応付けて保持するととも
    に、各利用者が行った操作内容の履歴を保持しており、 上記制御装置が取得した上記現利用者に関する個体判別
    情報が付加された制御信号を受信し、この制御信号に基
    づいた動作を行うことを特徴とする請求項16記載の遠
    隔操作制御方法。
  20. 【請求項20】 上記被制御機器は、上記制御装置から
    受信した上記制御信号に付加されている上記現利用者に
    関する個体判別情報と、保持している個体判別情報とを
    比較し、上記現利用者に関する個体判別情報と一致する
    個体判別情報に対応する個体情報を探索することを特徴
    とする請求項19記載の遠隔操作制御方法。
  21. 【請求項21】 上記制御装置は、上記現利用者の指紋
    を検知して得た信号から上記個体判別情報を取得するこ
    とを特徴とする請求項16記載の遠隔操作制御方法。
  22. 【請求項22】 上記制御装置は、上記現利用者の顔を
    撮像して得た信号から上記個体判別情報を取得すること
    を特徴とする請求項16記載の遠隔操作制御方法。
  23. 【請求項23】 上記制御装置は、上記現利用者が発す
    る音声を検知して得た信号から上記個体判別情報を取得
    することを特徴とする請求項16記載の遠隔操作制御方
    法。
  24. 【請求項24】 上記制御装置は、上記個体判別情報に
    基づいて、生成された画像情報及び/又は文字情報を表
    示する表示部の表示形態を変更することを特徴とする請
    求項16記載の遠隔操作制御方法。
  25. 【請求項25】 上記制御装置は、上記現利用者に固有
    の情報を無線信号として送信する認証機器からの無線信
    号を受信して、上記個体判別情報を取得することを特徴
    とする請求項16記載の遠隔操作制御方法。
  26. 【請求項26】 上記制御装置は、上記被制御機器にワ
    イヤレス通信により上記制御信号を送信することを特徴
    とする請求項16記載の遠隔操作制御方法。
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