JP2001128245A - Phsデータ通信手段選択方法 - Google Patents
Phsデータ通信手段選択方法Info
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- JP2001128245A JP2001128245A JP30941499A JP30941499A JP2001128245A JP 2001128245 A JP2001128245 A JP 2001128245A JP 30941499 A JP30941499 A JP 30941499A JP 30941499 A JP30941499 A JP 30941499A JP 2001128245 A JP2001128245 A JP 2001128245A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はデータ通信機において、通信回線が
確立するまでの時間を短縮することができるデータ通信
機を提供するものである。 【解決手段】 移動局側のPHS端末機10から固定局
側のPHS端末機15へ通話要求があった場合に、移動
局側のPHS端末機10が自機の位置情報をもとにトラ
ンシーバ通信モードか公衆通信モードかを判断して発呼
する。そして、トランシーバ通信モードにより発呼する
場合は、移動局側のPHS端末機10から固定局側のP
HS端末機15へ直接発呼を行う。また、公衆通信モー
ドにより発呼する場合は、移動局側のPHS端末機10
から通信事業者の施設75を介して固定局側のPHS端
末機15へ発呼をする。
確立するまでの時間を短縮することができるデータ通信
機を提供するものである。 【解決手段】 移動局側のPHS端末機10から固定局
側のPHS端末機15へ通話要求があった場合に、移動
局側のPHS端末機10が自機の位置情報をもとにトラ
ンシーバ通信モードか公衆通信モードかを判断して発呼
する。そして、トランシーバ通信モードにより発呼する
場合は、移動局側のPHS端末機10から固定局側のP
HS端末機15へ直接発呼を行う。また、公衆通信モー
ドにより発呼する場合は、移動局側のPHS端末機10
から通信事業者の施設75を介して固定局側のPHS端
末機15へ発呼をする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信機に係わ
り、特に、トランシーバ通信モード及び公衆通信モード
を有するデータ通信機に関するものである。
り、特に、トランシーバ通信モード及び公衆通信モード
を有するデータ通信機に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のデータ通信機として、特にPHS
(Personal Handy phone System)端末機を用いたデー
タ通信機には、図12(a)に示すようにPHS端末機
間で直接電波の送受信を行うことで通話をするトランシ
ーバ通信モードと、図12(b)に示すようにPHS基
地局等の通信事業者の施設を使用して通話する公衆通信
モードとがある。トランシーバ通信モードは、一般に見
通し距離で100メートルから200メートル以内であ
れば、通信事業者の施設の有無に関わらず他のPHS端
末機と直接通話が可能となるものであり、通話料が不要
なため通信費を削減することができる。
(Personal Handy phone System)端末機を用いたデー
タ通信機には、図12(a)に示すようにPHS端末機
間で直接電波の送受信を行うことで通話をするトランシ
ーバ通信モードと、図12(b)に示すようにPHS基
地局等の通信事業者の施設を使用して通話する公衆通信
モードとがある。トランシーバ通信モードは、一般に見
通し距離で100メートルから200メートル以内であ
れば、通信事業者の施設の有無に関わらず他のPHS端
末機と直接通話が可能となるものであり、通話料が不要
なため通信費を削減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のPHS
端末機を用いた通信手段において発呼方法を使い分ける
には、まず、手動操作によりPHS端末機のスイッチを
トランシーバ通信モードに設定してからトランシーバ通
信モードで発呼し、回線がつながらない場合には、次に
PHS端末機のスイッチを公衆通信モードに設定し、公
衆通信モードで発呼するという方法を用いている。従っ
て、トランシーバ通信モードで発呼するために発呼方法
の設定操作が必要なばかりか、トランシーバ通信モード
で発呼し回線がつながらない場合には公衆通信モードで
発呼するようになるため、通信回線が確立するまでに時
間がかかるという問題があった。
端末機を用いた通信手段において発呼方法を使い分ける
には、まず、手動操作によりPHS端末機のスイッチを
トランシーバ通信モードに設定してからトランシーバ通
信モードで発呼し、回線がつながらない場合には、次に
PHS端末機のスイッチを公衆通信モードに設定し、公
衆通信モードで発呼するという方法を用いている。従っ
て、トランシーバ通信モードで発呼するために発呼方法
の設定操作が必要なばかりか、トランシーバ通信モード
で発呼し回線がつながらない場合には公衆通信モードで
発呼するようになるため、通信回線が確立するまでに時
間がかかるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記問題を解決するため
に、通信回線が確立するまでの時間を短縮することがで
きるデータ通信機を提供することを目的とするものであ
る。
に、通信回線が確立するまでの時間を短縮することがで
きるデータ通信機を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】また、発呼方法の設定操作を少なくするこ
とを別の目的とする。
とを別の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された請求項1に記載の発明によれば、受信手段に
て自機の位置情報を受信し、記憶手段にてトランシーバ
通信モードによる通信が可能か否かを判断するために必
要なエリア情報を記憶し、判断手段にてトランシーバ通
信モードによる通信が可能か否かを判断し、切り替え手
段にて判断手段の判断結果に応じてトランシーバ通信モ
ードと公衆通信モードとを自動的に切り替えるようにし
ている。
に成された請求項1に記載の発明によれば、受信手段に
て自機の位置情報を受信し、記憶手段にてトランシーバ
通信モードによる通信が可能か否かを判断するために必
要なエリア情報を記憶し、判断手段にてトランシーバ通
信モードによる通信が可能か否かを判断し、切り替え手
段にて判断手段の判断結果に応じてトランシーバ通信モ
ードと公衆通信モードとを自動的に切り替えるようにし
ている。
【0007】これにより、トランシーバ通信モードによ
る通信が可能なときはトランシーバ通信モードによる通
信で発呼するため通信費の削減となる。また、発呼前に
トランシーバ通信モードによる通信が可能か否かの判断
を行い、その判断結果に応じて自動的にモードを切り替
えるため、例えば、トランシーバ通信モードで発呼し、
回線がつながらない場合は公衆通信モードに設定し、発
呼するという操作が必要でないため通信回線が確立する
までの時間を従来より短縮できる。
る通信が可能なときはトランシーバ通信モードによる通
信で発呼するため通信費の削減となる。また、発呼前に
トランシーバ通信モードによる通信が可能か否かの判断
を行い、その判断結果に応じて自動的にモードを切り替
えるため、例えば、トランシーバ通信モードで発呼し、
回線がつながらない場合は公衆通信モードに設定し、発
呼するという操作が必要でないため通信回線が確立する
までの時間を従来より短縮できる。
【0008】また、請求項2に記載の発明によれば、出
力手段にて判断手段によって判断されたトランシーバ通
信モードによる通信が可能か否かの判断結果を外部に出
力する。
力手段にて判断手段によって判断されたトランシーバ通
信モードによる通信が可能か否かの判断結果を外部に出
力する。
【0009】これにより、例えば、判断結果が液晶ディ
スプレイ等の表示部に表示させたり、また、音声により
出力させることにより、発呼者はトランシーバ通信モー
ドによる通信が可能か否かを事前に判断できるため、手
動でモードの設定する場合は、その設定を一度ですます
ことができ、通信回線が確立するまでの時間を従来より
短縮することができる。
スプレイ等の表示部に表示させたり、また、音声により
出力させることにより、発呼者はトランシーバ通信モー
ドによる通信が可能か否かを事前に判断できるため、手
動でモードの設定する場合は、その設定を一度ですます
ことができ、通信回線が確立するまでの時間を従来より
短縮することができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明によれば、ト
ランシーバ通信モードにより発呼した回数が所定回数以
上である場合は、切り替え手段により自動で公衆通信モ
ードに切り替えて発呼する。
ランシーバ通信モードにより発呼した回数が所定回数以
上である場合は、切り替え手段により自動で公衆通信モ
ードに切り替えて発呼する。
【0011】これにより、トランシーバ通信モードによ
る通信の回線がつながらない場合でも手動でモードを切
り替えることなく公衆通信モードによる通信が可能とな
るので、通信回線が確立するまでの時間を従来より短縮
できる。
る通信の回線がつながらない場合でも手動でモードを切
り替えることなく公衆通信モードによる通信が可能とな
るので、通信回線が確立するまでの時間を従来より短縮
できる。
【0012】そして、請求項4に記載の発明によれば、
発呼手段にて、受信手段により受信された自機の位置座
標を示すエリアが、トランシーバ通信モードによる通信
が不可能なエリアであっても、自機の位置座標を示すエ
リアに隣接するエリアにおいて、トランシーバ通信モー
ドによる通信が可能なエリアが所定数以上の場合は、ト
ランシーバ通信モードにより発呼し、書き換え手段に
て、発呼手段により発呼された結果、トランシーバ通信
モードにより通信回線がつながった場合には、記記憶手
段により記憶されている情報をトランシーバ通信モード
による通信が可能なエリア情報として書き換える。
発呼手段にて、受信手段により受信された自機の位置座
標を示すエリアが、トランシーバ通信モードによる通信
が不可能なエリアであっても、自機の位置座標を示すエ
リアに隣接するエリアにおいて、トランシーバ通信モー
ドによる通信が可能なエリアが所定数以上の場合は、ト
ランシーバ通信モードにより発呼し、書き換え手段に
て、発呼手段により発呼された結果、トランシーバ通信
モードにより通信回線がつながった場合には、記記憶手
段により記憶されている情報をトランシーバ通信モード
による通信が可能なエリア情報として書き換える。
【0013】これにより、自機の位置座標の周辺の状況
に応じたエリア情報を得ることが可能となり、より発呼
者に即したものとなる。
に応じたエリア情報を得ることが可能となり、より発呼
者に即したものとなる。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、受信手段
により受信された自機の位置座標のエリアが、トランシ
ーバ通信モードによる通信が可能なエリアであっても、
トランシーバ通信モードにより発呼された結果、トラン
シーバ通信モードによる通信が不可能なエリアであった
ために通信回線がつながらなかった場合には、記憶手段
により記憶されている情報をトランシーバ通信モードに
よる通信が不可能なエリアとして書き換えることができ
る。
により受信された自機の位置座標のエリアが、トランシ
ーバ通信モードによる通信が可能なエリアであっても、
トランシーバ通信モードにより発呼された結果、トラン
シーバ通信モードによる通信が不可能なエリアであった
ために通信回線がつながらなかった場合には、記憶手段
により記憶されている情報をトランシーバ通信モードに
よる通信が不可能なエリアとして書き換えることができ
る。
【0015】これにより、自機の位置座標の周辺の状況
に応じたエリア情報を得ることが可能となり、より発呼
者に即したものとなる。
に応じたエリア情報を得ることが可能となり、より発呼
者に即したものとなる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
る。
【0017】[第一の実施例]本実施例は、図1(a)
に示すように、移動局側のPHS端末機10から固定局
側のPHS端末機15への通話要求があった場合に、移
動局側のPHS端末機10が自機の位置情報をもとにト
ランシーバ通信モードか公衆通信モードかを判断して発
呼する。そして、トランシーバ通信モードにより発呼す
る場合は、図1(b)に示すように、移動局側のPHS
端末機10から固定局側のPHS端末機15へ直接発呼
をし、回線がつながった場合にはPHS端末機同士で直
接通話を行う。また、公衆通信モードにより発呼する場
合は、図1(c)に示すように、移動局側のPHS端末
機10から通信事業者の施設75を介して固定局側のP
HS端末機15へ発呼をする。そして、回線がつながっ
た場合には、通信事業者の施設75である各々のPHS
基地局65と公衆通信網55を介して通話が行われる。
に示すように、移動局側のPHS端末機10から固定局
側のPHS端末機15への通話要求があった場合に、移
動局側のPHS端末機10が自機の位置情報をもとにト
ランシーバ通信モードか公衆通信モードかを判断して発
呼する。そして、トランシーバ通信モードにより発呼す
る場合は、図1(b)に示すように、移動局側のPHS
端末機10から固定局側のPHS端末機15へ直接発呼
をし、回線がつながった場合にはPHS端末機同士で直
接通話を行う。また、公衆通信モードにより発呼する場
合は、図1(c)に示すように、移動局側のPHS端末
機10から通信事業者の施設75を介して固定局側のP
HS端末機15へ発呼をする。そして、回線がつながっ
た場合には、通信事業者の施設75である各々のPHS
基地局65と公衆通信網55を介して通話が行われる。
【0018】次に、図2及び図3において、上記動作を
行う移動局側のPHS(Personal Handy phone Syste
m)端末機10及び固定局側のPHS端末機15の全体
構成を示す。
行う移動局側のPHS(Personal Handy phone Syste
m)端末機10及び固定局側のPHS端末機15の全体
構成を示す。
【0019】移動局側のPHS端末機10は、図2に示
すように、固定局側のPHS端末機15と信号の送受信
を行うPHSアンテナ50と、人工衛星からの位置情報
の受信を行うGPS(Global Positioning System)ア
ンテナ140と、GPSにより自機の位置座標情報を受
信し演算処理するGPS受信部150と、後述する制御
部70と、トランシーバ通信モードAと公衆通信モード
Bとを相互に切り替える切り替え部20(本発明におけ
る切り替え手段に相当)と、トランシーバ通信モードA
又は公衆通信モードBによる通信に際して発呼する発呼
部35(本発明における発呼手段に相当)を含む、通信
の信号を送信する送信部40を主要部として構成されて
いる。
すように、固定局側のPHS端末機15と信号の送受信
を行うPHSアンテナ50と、人工衛星からの位置情報
の受信を行うGPS(Global Positioning System)ア
ンテナ140と、GPSにより自機の位置座標情報を受
信し演算処理するGPS受信部150と、後述する制御
部70と、トランシーバ通信モードAと公衆通信モード
Bとを相互に切り替える切り替え部20(本発明におけ
る切り替え手段に相当)と、トランシーバ通信モードA
又は公衆通信モードBによる通信に際して発呼する発呼
部35(本発明における発呼手段に相当)を含む、通信
の信号を送信する送信部40を主要部として構成されて
いる。
【0020】なお、GPSとは、人工衛星を用いた地球
規模の精密位置測定方式をいい、広エリアの位置の検索
には非常に有効な方式である。
規模の精密位置測定方式をいい、広エリアの位置の検索
には非常に有効な方式である。
【0021】PHS端末機10は、さらに、使用者に対
する制御状態の表示を行う液晶ディスプレイ等の表示部
80と、使用者が図示しないキースイッチ等で制御部7
0に指示を与える操作部90と、通話相手の音声や通話
の状態音を知らせるスピーカ100と、話し手の音声を
電気信号に変換するマイクロホン(マイク)110と、
固定局側からのトランシーバ通信モードによる通信又は
公衆通信モードによる通信の信号を受信する受信部60
と、外部のデータ端末200とのデータのやりとりを可
能とする通信ポート190とを備えている。
する制御状態の表示を行う液晶ディスプレイ等の表示部
80と、使用者が図示しないキースイッチ等で制御部7
0に指示を与える操作部90と、通話相手の音声や通話
の状態音を知らせるスピーカ100と、話し手の音声を
電気信号に変換するマイクロホン(マイク)110と、
固定局側からのトランシーバ通信モードによる通信又は
公衆通信モードによる通信の信号を受信する受信部60
と、外部のデータ端末200とのデータのやりとりを可
能とする通信ポート190とを備えている。
【0022】そして、制御部70は、後述するトランシ
ーバ通信モードによる通信が可能なエリア情報(以下、
「エリア情報」という。)を予め記憶させておく記憶部
160と、GPS受信部150から自機の位置座標を受
信し、記憶部160内のトランシーバ通信モードによる
通信が可能なエリア情報と比較照合し、トランシーバ通
信モードによる通信が可能なエリアか否かを判断するエ
リア判断部170(本発明における判断手段に該当す
る)、エリア判断部170によって判断された最新の判
断結果を保持しておく判断結果保持部180と、発呼回
数を数えるカウンター185とを備えている。
ーバ通信モードによる通信が可能なエリア情報(以下、
「エリア情報」という。)を予め記憶させておく記憶部
160と、GPS受信部150から自機の位置座標を受
信し、記憶部160内のトランシーバ通信モードによる
通信が可能なエリア情報と比較照合し、トランシーバ通
信モードによる通信が可能なエリアか否かを判断するエ
リア判断部170(本発明における判断手段に該当す
る)、エリア判断部170によって判断された最新の判
断結果を保持しておく判断結果保持部180と、発呼回
数を数えるカウンター185とを備えている。
【0023】また、制御部70は、エリア判断部170
での判断結果に基づいて、発呼部35をトランシーバ通
信モードAに設定するか、公衆通信モードBに設定する
かの信号を切り替え部20に送信し、操作部90から発
呼要求があった場合に、切り替え部20によって設定さ
れたモードに基づいて固定局側のPHS端末機15に対
して発呼を行う。さらに、制御部70は、表示部80、
スピーカ100等の動作の制御を行い、操作部90、マ
イク110等からの信号を受けて所定の制御を行う。
での判断結果に基づいて、発呼部35をトランシーバ通
信モードAに設定するか、公衆通信モードBに設定する
かの信号を切り替え部20に送信し、操作部90から発
呼要求があった場合に、切り替え部20によって設定さ
れたモードに基づいて固定局側のPHS端末機15に対
して発呼を行う。さらに、制御部70は、表示部80、
スピーカ100等の動作の制御を行い、操作部90、マ
イク110等からの信号を受けて所定の制御を行う。
【0024】一方、図3に示すように、固定局側のPH
S端末機15は、図2おいて説明したGPSアンテナ1
40、GPS受信部150、記憶部160、エリア判断
部170、判断結果保持部180の構成以外は移動局側
のPHS端末機10と同様な構成となっている。従っ
て、ここでは固定局側のPHS端末機15の構成とし
て、移動局側のPHS端末機10と同じ構成には同じ符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
S端末機15は、図2おいて説明したGPSアンテナ1
40、GPS受信部150、記憶部160、エリア判断
部170、判断結果保持部180の構成以外は移動局側
のPHS端末機10と同様な構成となっている。従っ
て、ここでは固定局側のPHS端末機15の構成とし
て、移動局側のPHS端末機10と同じ構成には同じ符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0025】続いて、上述のように構成した本実施例の
PHS端末機10における発呼動作を、図4及び図5に
示すフローチャートを用いて説明する。
PHS端末機10における発呼動作を、図4及び図5に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0026】なお、この処理のプログラムは、PHS端
末機10の制御部70内の図示しないROM内に予め記
憶されている。
末機10の制御部70内の図示しないROM内に予め記
憶されている。
【0027】まず、図4に示すように、ステップ10に
おいてPHS端末機10の操作部90により外部からの
発呼要求操作が行われると、続くステップ20において
PHS端末機10の制御部70内のカウンターの初期値
が0に設定され、ステップ30に移行する。
おいてPHS端末機10の操作部90により外部からの
発呼要求操作が行われると、続くステップ20において
PHS端末機10の制御部70内のカウンターの初期値
が0に設定され、ステップ30に移行する。
【0028】そして、ステップ30においては、PHS
端末機10の制御部70内の判断結果保持部180にて
保持されている判断結果に基づいて、トランシーバ通信
モードAによる通信が可能ならばステップ40に移行
し、切り替え部20にて発呼部35がトランシーバ通信
モードAに設定される。一方、トランシーバ通信モード
Aによる通信が不可能ならばステップ100に移行し、
発呼部35が公衆通信モードBに設定される。なお、ス
テップ30の詳細については図5を用いて後述する。
端末機10の制御部70内の判断結果保持部180にて
保持されている判断結果に基づいて、トランシーバ通信
モードAによる通信が可能ならばステップ40に移行
し、切り替え部20にて発呼部35がトランシーバ通信
モードAに設定される。一方、トランシーバ通信モード
Aによる通信が不可能ならばステップ100に移行し、
発呼部35が公衆通信モードBに設定される。なお、ス
テップ30の詳細については図5を用いて後述する。
【0029】次に、ステップ40にてPHS端末機10
の発呼部35がトランシーバ通信モードAに設定された
ならば、続くステップ50にて発呼部35がトランシー
バ通信モードAにより発呼を行う。
の発呼部35がトランシーバ通信モードAに設定された
ならば、続くステップ50にて発呼部35がトランシー
バ通信モードAにより発呼を行う。
【0030】そして、発呼動作を行った後は、ステップ
60にてPHS端末機本体15において着信があったか
否かを以下のように判断する。
60にてPHS端末機本体15において着信があったか
否かを以下のように判断する。
【0031】即ち、PHS端末機10からの送信信号を
PHS端末機15が受信すると、着信ありとの応答信号
がPHS端末機15からPHS端末機10に送信され、
その結果PHS端末機10内の制御部70にて着信あり
との判断がなされる。そして、続くステップ170にて
トランシーバ通信モードAによる通信回線がPHS端末
機15との間で接続される。
PHS端末機15が受信すると、着信ありとの応答信号
がPHS端末機15からPHS端末機10に送信され、
その結果PHS端末機10内の制御部70にて着信あり
との判断がなされる。そして、続くステップ170にて
トランシーバ通信モードAによる通信回線がPHS端末
機15との間で接続される。
【0032】一方、PHS端末機10からの送信信号を
PHS端末機15が受信しない場合には、ステップ60
にて着信なしとの判断がされ、続くステップ70にてP
HS端末機10の制御部70内の発呼回数を数えるカウ
ンター185のカウント値が一つ加えられる。
PHS端末機15が受信しない場合には、ステップ60
にて着信なしとの判断がされ、続くステップ70にてP
HS端末機10の制御部70内の発呼回数を数えるカウ
ンター185のカウント値が一つ加えられる。
【0033】そして、続くステップ80において、PH
S端末機10の制御部70内のカウンター185が所定
値(NMAX1)、例えば3回以上か否かが判断され、
所定値(NMAX1)よりも小さいと判断された時は、
ステップ50に戻り、ステップ50からステップ80ま
での動作を繰り返し行う。
S端末機10の制御部70内のカウンター185が所定
値(NMAX1)、例えば3回以上か否かが判断され、
所定値(NMAX1)よりも小さいと判断された時は、
ステップ50に戻り、ステップ50からステップ80ま
での動作を繰り返し行う。
【0034】一方、ステップ80において、PHS端末
機10の制御部70内のカウンター185が所定値(N
MAX1)以上である判断された時は、ステップ90に
移行しカウント値を0に再設定する。
機10の制御部70内のカウンター185が所定値(N
MAX1)以上である判断された時は、ステップ90に
移行しカウント値を0に再設定する。
【0035】そして、ステップ90においてカウント値
が0に再設定された後は、ステップ100にて切り替え
部20が公衆通信モードBに設定され、続くステップ1
10にて公衆通信モードBによる発呼動作が行われる。
が0に再設定された後は、ステップ100にて切り替え
部20が公衆通信モードBに設定され、続くステップ1
10にて公衆通信モードBによる発呼動作が行われる。
【0036】即ち、ステップ30にてトランシーバ通信
モードAによる通信が可能と判断されて、所定回数(N
MAX1)の発呼動作が行われた後でも、トランシーバ
通信モードAによる回線が接続されない場合には、トラ
ンシーバ通信モードAで発呼するのを中止し、公衆通信
モードBで発呼を行うものである。
モードAによる通信が可能と判断されて、所定回数(N
MAX1)の発呼動作が行われた後でも、トランシーバ
通信モードAによる回線が接続されない場合には、トラ
ンシーバ通信モードAで発呼するのを中止し、公衆通信
モードBで発呼を行うものである。
【0037】そして、ステップ120にて、ステップ6
0と同様にPHS端末機10の制御部70が、PHS端
末機15からの応答信号を受けた場合には、ステップ1
60にてPHS端末機15との間で公衆通信モードBに
より通信回線が接続される。
0と同様にPHS端末機10の制御部70が、PHS端
末機15からの応答信号を受けた場合には、ステップ1
60にてPHS端末機15との間で公衆通信モードBに
より通信回線が接続される。
【0038】一方、PHS端末機10の制御部70が、
PHS端末機15からの応答信号を受けなかった場合に
は、ステップ130にてPHS端末機10の制御部70
内の発呼回数を数えるカウント値が一つ加えられる。
PHS端末機15からの応答信号を受けなかった場合に
は、ステップ130にてPHS端末機10の制御部70
内の発呼回数を数えるカウント値が一つ加えられる。
【0039】そして、続くステップ140において、P
HS端末機10の制御部70内のカウンター185が所
定値(NMAX2)、例えば3回以上か否かが判断さ
れ、所定値(NMAX2)より小さいと判断された時
は、ステップ110に戻り、ステップ110からステッ
プ140までの動作を繰り返し行う。
HS端末機10の制御部70内のカウンター185が所
定値(NMAX2)、例えば3回以上か否かが判断さ
れ、所定値(NMAX2)より小さいと判断された時
は、ステップ110に戻り、ステップ110からステッ
プ140までの動作を繰り返し行う。
【0040】一方、PHS端末機10の制御部70内の
カウンター185が所定値(NMAX2)以上と判断さ
れた時は、ステップ150に移行し、PHS端末機10
の制御部70にていずれのモードでも通信回線が接続で
きなかったとの判断がなされる。
カウンター185が所定値(NMAX2)以上と判断さ
れた時は、ステップ150に移行し、PHS端末機10
の制御部70にていずれのモードでも通信回線が接続で
きなかったとの判断がなされる。
【0041】次に、ステップ30における、トランシー
バ通信モードAによる通信が可能なエリアか否かを判断
する処理を図5により説明する。
バ通信モードAによる通信が可能なエリアか否かを判断
する処理を図5により説明する。
【0042】まず、ステップ210において、GPS受
信部150にて受信されたPHS端末機10の位置座標
の信号がPHS端末機10の制御部70内のエリア判断
部170に送信される。
信部150にて受信されたPHS端末機10の位置座標
の信号がPHS端末機10の制御部70内のエリア判断
部170に送信される。
【0043】そして、ステップ220において、PHS
端末機10の記憶部160に記憶されているトランシー
バ通信モードAによる通信が可能なエリア情報を参照す
る。ここで、トランシーバ通信モードAによる通信が可
能なエリア情報の内容は、例えば、図6(a)に示すよ
うに縦軸を経度、横軸を緯度とした座標系により、トラ
ンシーバ通信モードAによる通信が可能なエリアならば
「1」、トランシーバ通信モードAによる通信が不可能
なエリアならば「0」とのデジタルの情報が記憶されて
いる。
端末機10の記憶部160に記憶されているトランシー
バ通信モードAによる通信が可能なエリア情報を参照す
る。ここで、トランシーバ通信モードAによる通信が可
能なエリア情報の内容は、例えば、図6(a)に示すよ
うに縦軸を経度、横軸を緯度とした座標系により、トラ
ンシーバ通信モードAによる通信が可能なエリアならば
「1」、トランシーバ通信モードAによる通信が不可能
なエリアならば「0」とのデジタルの情報が記憶されて
いる。
【0044】次に、ステップ230では、PHS端末機
10の座標位置がトランシーバ通信モードAによる通信
が可能なエリアか否かを判断する。具体的には、例え
ば、図6(b)に示すように、GPSにより測定された
位置座標が経度135.0003、緯度が36.000
3の場合、記憶部160にて記憶されている座標系にお
いて該当するエリアを検索し、検索されたエリアが
「1」として設定されているか、又は「0」として設定
されているかを判断する。
10の座標位置がトランシーバ通信モードAによる通信
が可能なエリアか否かを判断する。具体的には、例え
ば、図6(b)に示すように、GPSにより測定された
位置座標が経度135.0003、緯度が36.000
3の場合、記憶部160にて記憶されている座標系にお
いて該当するエリアを検索し、検索されたエリアが
「1」として設定されているか、又は「0」として設定
されているかを判断する。
【0045】そして、検索されたエリアが「1」である
と判断された場合は、ステップ240においてトランシ
ーバ通信モードAによる通信が可能との判断結果が判断
結果保持部180に記憶される。一方、検索されたエリ
アが「0」と判断された場合は、ステップ250におい
てトランシーバ通信モードAによる通信が不可能との判
断結果が判断結果保持部180に記憶される。
と判断された場合は、ステップ240においてトランシ
ーバ通信モードAによる通信が可能との判断結果が判断
結果保持部180に記憶される。一方、検索されたエリ
アが「0」と判断された場合は、ステップ250におい
てトランシーバ通信モードAによる通信が不可能との判
断結果が判断結果保持部180に記憶される。
【0046】ここで、ステップ210からステップ25
0までの処理は繰り返し行われ、一つの処理が行われる
ごとに新たな判断結果が判断結果保持部180に記憶さ
れる。そして、PHS端末機10において発呼要求があ
った場合に、PHS端末機10の判断結果保持部180
に記憶されている判断結果が、図4のステップ30にお
ける判断の対象とされる。
0までの処理は繰り返し行われ、一つの処理が行われる
ごとに新たな判断結果が判断結果保持部180に記憶さ
れる。そして、PHS端末機10において発呼要求があ
った場合に、PHS端末機10の判断結果保持部180
に記憶されている判断結果が、図4のステップ30にお
ける判断の対象とされる。
【0047】なお、上記判断結果は、実際に発呼要求が
ある場合のみに、PHS端末機10の判断結果保持部1
80から出力されるというわけではなく、発呼要求がな
い場合であっても、例えば、表示部80に判断結果の内
容を表示するために出力することも可能である。
ある場合のみに、PHS端末機10の判断結果保持部1
80から出力されるというわけではなく、発呼要求がな
い場合であっても、例えば、表示部80に判断結果の内
容を表示するために出力することも可能である。
【0048】以上説明したように、本実施例によれば、
PHS端末機10の制御部70内の判断結果保持部18
0にて保持されている判断結果に基いて、トランシーバ
通信モードAによる通信が可能ならば切り替え部20を
トランシーバ通信モードAに設定し、トランシーバ通信
モードAによる通信が不可能ならば切り替え部20を公
衆通信モードBに設定する。
PHS端末機10の制御部70内の判断結果保持部18
0にて保持されている判断結果に基いて、トランシーバ
通信モードAによる通信が可能ならば切り替え部20を
トランシーバ通信モードAに設定し、トランシーバ通信
モードAによる通信が不可能ならば切り替え部20を公
衆通信モードBに設定する。
【0049】従って、PHS端末機10をトランシーバ
通信モードAで発呼する際に従来のように手動でのスイ
ッチによる設定操作の必要がない。
通信モードAで発呼する際に従来のように手動でのスイ
ッチによる設定操作の必要がない。
【0050】また、トランシーバ通信モードAで発呼し
回線がつながらない場合には自動的に公衆通信モードB
で発呼するため、通信回線が確立するまでの時間が従来
より短縮できる。
回線がつながらない場合には自動的に公衆通信モードB
で発呼するため、通信回線が確立するまでの時間が従来
より短縮できる。
【0051】さらに、トランシーバ通信モードAでの発
呼が所定回数(NMAX1)以上なされても回線がつな
がらない場合には、カウント値を0に設定し、切り替え
部20により発呼部35が公衆通信モードBとして設定
され、発呼される。
呼が所定回数(NMAX1)以上なされても回線がつな
がらない場合には、カウント値を0に設定し、切り替え
部20により発呼部35が公衆通信モードBとして設定
され、発呼される。
【0052】これにより、PHS端末機10が発呼動作
を行った結果、PHS端末機15と回線がつながらなか
った場合でも、再度操作部90により操作を行わなくて
も、自動的に公衆通信モードBにより回線をつなげるこ
とが可能なため、操作の手間をなくすことができ、通信
回線が確立するまでの時間を短縮できる。
を行った結果、PHS端末機15と回線がつながらなか
った場合でも、再度操作部90により操作を行わなくて
も、自動的に公衆通信モードBにより回線をつなげるこ
とが可能なため、操作の手間をなくすことができ、通信
回線が確立するまでの時間を短縮できる。
【0053】[第二の実施例]次に第二の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0054】上記第一の実施例においては、トランシー
バ通信モードAによる通信が可能なエリア情報はPHS
端末機10の記憶部160において記憶されていたが、
この情報はいつも不変の情報である必要はなく、例え
ば、自機の位置座標に隣接するエリアで、トランシーバ
通信モードAによる通信が可能なエリアの数に応じて情
報を更新させることも可能である。
バ通信モードAによる通信が可能なエリア情報はPHS
端末機10の記憶部160において記憶されていたが、
この情報はいつも不変の情報である必要はなく、例え
ば、自機の位置座標に隣接するエリアで、トランシーバ
通信モードAによる通信が可能なエリアの数に応じて情
報を更新させることも可能である。
【0055】ここで、本実施例の構成は、図7に示すよ
うに、図2において説明したPHS端末機10と同様な
構成となっている。但し、制御部70内には本発明の特
徴となる書き換え部165(本発明における書き換え手
段に相当)を備える。
うに、図2において説明したPHS端末機10と同様な
構成となっている。但し、制御部70内には本発明の特
徴となる書き換え部165(本発明における書き換え手
段に相当)を備える。
【0056】そして、この構成によって、図8のフロー
チャートに示すような処理が行われる。
チャートに示すような処理が行われる。
【0057】まず、ステップ300においてPHS端末
機10の操作部90からの発呼操作があった場合には、
続くステップ310において、前述のようにPHS端末
機10の記憶部160において記憶されている座標系に
て対応するエリアを参照する。
機10の操作部90からの発呼操作があった場合には、
続くステップ310において、前述のようにPHS端末
機10の記憶部160において記憶されている座標系に
て対応するエリアを参照する。
【0058】次に、ステップ320にて、ステップ31
0において参照されたエリア(以下「対応エリア」と言
う。)がトランシーバ通信モードAによる通信が可能な
エリア「1」として設定されているか否かを判断する。
そして、対応エリアが「1」に設定されている場合に
は、ステップ330においてトランシーバ通信モードA
により発呼を行い、ステップ340に移行する。
0において参照されたエリア(以下「対応エリア」と言
う。)がトランシーバ通信モードAによる通信が可能な
エリア「1」として設定されているか否かを判断する。
そして、対応エリアが「1」に設定されている場合に
は、ステップ330においてトランシーバ通信モードA
により発呼を行い、ステップ340に移行する。
【0059】一方、ステップ320にて、ステップ31
0において参照される対応エリアが「0」に設定されて
いる場合には、ステップ370に移行し、対応エリアに
隣接するエリアで「1」に設定されているエリアの合計
を算出する。
0において参照される対応エリアが「0」に設定されて
いる場合には、ステップ370に移行し、対応エリアに
隣接するエリアで「1」に設定されているエリアの合計
を算出する。
【0060】そして、続くステップ330にて、前記隣
接するエリアで「1」に設定されているエリアの合計が
所定値(SMAX)、例えば4つ以上ならば、ステップ
330に移行しトランシーバ通信モードAにより発呼を
行い、ステップ340に移行する。また、隣接するエリ
アで「1」に設定されているエリアの合計が所定値(S
MAX)、例えば4つより小さいならば、ステップ39
0にて公衆通信モードBにより発呼を行い、ステップ4
00にて発呼操作を終了する。
接するエリアで「1」に設定されているエリアの合計が
所定値(SMAX)、例えば4つ以上ならば、ステップ
330に移行しトランシーバ通信モードAにより発呼を
行い、ステップ340に移行する。また、隣接するエリ
アで「1」に設定されているエリアの合計が所定値(S
MAX)、例えば4つより小さいならば、ステップ39
0にて公衆通信モードBにより発呼を行い、ステップ4
00にて発呼操作を終了する。
【0061】そして、ステップ340にて、トランシー
バ通信モードAによる通信回線がPHS端末機15との
間でつながったならば、ステップ350において対応エ
リアを「1」に設定し、ステップ400において処理を
終了する。
バ通信モードAによる通信回線がPHS端末機15との
間でつながったならば、ステップ350において対応エ
リアを「1」に設定し、ステップ400において処理を
終了する。
【0062】一方、ステップ340にて、トランシーバ
通信モードAによる通信回線がPHS端末機15と接続
されなかったならば、対応エリアを「0」に設定しステ
ップ390において公衆通信モードBにより発呼を行
い、ステップ400において処理を終了する。
通信モードAによる通信回線がPHS端末機15と接続
されなかったならば、対応エリアを「0」に設定しステ
ップ390において公衆通信モードBにより発呼を行
い、ステップ400において処理を終了する。
【0063】具体的には、図9(a)に示すように、G
PSにより測定された位置座標が経度135.000
1、緯度36.0003の場合に、対応エリアがあらか
じめ「0」に設定されているとする。ここで、対応エリ
アに隣接するエリアにおいて「1」に設定されているエ
リア数が、例えば4つ以上の場合には、トランシーバ通
信モードAで発呼する。その結果、PHS端末機本体1
5との通信回線がつながった場合には、図9(b)に示
すように当初設定されていた対応エリアの「0」を書き
換え部165により「1」に書き換える。
PSにより測定された位置座標が経度135.000
1、緯度36.0003の場合に、対応エリアがあらか
じめ「0」に設定されているとする。ここで、対応エリ
アに隣接するエリアにおいて「1」に設定されているエ
リア数が、例えば4つ以上の場合には、トランシーバ通
信モードAで発呼する。その結果、PHS端末機本体1
5との通信回線がつながった場合には、図9(b)に示
すように当初設定されていた対応エリアの「0」を書き
換え部165により「1」に書き換える。
【0064】一方、図10(a)に示すようにGPSに
より測定された位置座標が経度135.0001、緯度
36.0002の場合に、対応エリアがあらかじめ
「1」に設定されているとする。ここで、エリア判定部
170がトランシーバ通信モードAによる通信が可能と
判断して、PHS端末機10がトランシーバ通信モード
Aで発呼した結果、PHS端末機15との間で通信回線
がつながらなかった場合には、図10(b)に示すよう
に当初設定されていた対応エリアの「1」を書き換え部
165により「0」に書き換える。
より測定された位置座標が経度135.0001、緯度
36.0002の場合に、対応エリアがあらかじめ
「1」に設定されているとする。ここで、エリア判定部
170がトランシーバ通信モードAによる通信が可能と
判断して、PHS端末機10がトランシーバ通信モード
Aで発呼した結果、PHS端末機15との間で通信回線
がつながらなかった場合には、図10(b)に示すよう
に当初設定されていた対応エリアの「1」を書き換え部
165により「0」に書き換える。
【0065】以上のように本実施例によれば、GPSに
より測定された自機の位置座標に対応するエリアが、ト
ランシーバ通信モードAによる通信が不可能なエリア
「0」として設定されていても、隣接するエリアで、ト
ランシーバ通信モードAによる通信が可能なエリア
「1」の数が所定値(SMAX)以上の場合は、トラン
シーバ通信モードAで発呼し、回線がつながれば、予め
記憶部160に記憶されている「0」との情報をトラン
シーバ通信モードAにより通信が可能なエリア「1」と
して書き換えることが可能である。
より測定された自機の位置座標に対応するエリアが、ト
ランシーバ通信モードAによる通信が不可能なエリア
「0」として設定されていても、隣接するエリアで、ト
ランシーバ通信モードAによる通信が可能なエリア
「1」の数が所定値(SMAX)以上の場合は、トラン
シーバ通信モードAで発呼し、回線がつながれば、予め
記憶部160に記憶されている「0」との情報をトラン
シーバ通信モードAにより通信が可能なエリア「1」と
して書き換えることが可能である。
【0066】一方、GPSにより測定された自機の位置
座標に対応するエリアが、トランシーバ通信モードAに
よる通信が可能なエリア「1」として設定されていて
も、トランシーバ通信モードAで発呼したところ、実際
にはトランシーバ通信モードAによる通信が不可能なエ
リアであったために回線がつながらなければ、予め記憶
部160に記憶されている「1」との情報をトランシー
バ通信モードAによる通信が不可能なエリア「0」とし
て書き換えることが可能である。
座標に対応するエリアが、トランシーバ通信モードAに
よる通信が可能なエリア「1」として設定されていて
も、トランシーバ通信モードAで発呼したところ、実際
にはトランシーバ通信モードAによる通信が不可能なエ
リアであったために回線がつながらなければ、予め記憶
部160に記憶されている「1」との情報をトランシー
バ通信モードAによる通信が不可能なエリア「0」とし
て書き換えることが可能である。
【0067】従って、記憶部160に予め記憶されてい
るトランシーバ通信モードAによる通信が可能なエリア
情報に限られず、周辺の状況に応じてエリア情報を書き
換えることができるため、より発呼者に即したエリア情
報が得られる。
るトランシーバ通信モードAによる通信が可能なエリア
情報に限られず、周辺の状況に応じてエリア情報を書き
換えることができるため、より発呼者に即したエリア情
報が得られる。
【0068】[第三の実施例]次に第三の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0069】ここで、本実施例の構成は、第一の実施例
で示したPHS端末機10と同様であるが、制御部70
内には図示しない出力手段を備える。
で示したPHS端末機10と同様であるが、制御部70
内には図示しない出力手段を備える。
【0070】この出力手段は、エリア判断部170によ
って判断されたトランシーバ通信モードAによる通信が
可能か否かの判断結果を外部に出力する。例えば、図1
1に示すように、トランシーバ通信モードAによる通信
が可能との判断がされたならば、液晶ディスプレイ等の
表示部80にその旨の表示320を点灯させ、一方、公
衆通信モードBによる通信が可能との判断がされたなら
ば、「公衆」との表示310を点灯させる。さらに、通
信の電波状況に応じて縦棒300の表示本数を1−3に
変えることも可能である。
って判断されたトランシーバ通信モードAによる通信が
可能か否かの判断結果を外部に出力する。例えば、図1
1に示すように、トランシーバ通信モードAによる通信
が可能との判断がされたならば、液晶ディスプレイ等の
表示部80にその旨の表示320を点灯させ、一方、公
衆通信モードBによる通信が可能との判断がされたなら
ば、「公衆」との表示310を点灯させる。さらに、通
信の電波状況に応じて縦棒300の表示本数を1−3に
変えることも可能である。
【0071】なお、本実施例は、映像による出力に限ら
れず、音によりスピーカ100を通して外部に出力させ
たりすることもできる。
れず、音によりスピーカ100を通して外部に出力させ
たりすることもできる。
【0072】本実施例によれば、発呼者はトランシーバ
通信モードAによる通信が可能か否かを事前に判断でき
るため、手動でモードの設定を行う場合は、その設定を
一度ですますことができ、通信回線が確立するまでの時
間を従来より短縮することが可能となる。
通信モードAによる通信が可能か否かを事前に判断でき
るため、手動でモードの設定を行う場合は、その設定を
一度ですますことができ、通信回線が確立するまでの時
間を従来より短縮することが可能となる。
【図1】第一の実施例の概要を表す図であり、(a)移
動局から固定局への発呼要求を示す概念図、(b)トラ
ンシーバ通信モードによる通信を示す概念図、(c)公
衆通信モードによる通信を示す概念図である。
動局から固定局への発呼要求を示す概念図、(b)トラ
ンシーバ通信モードによる通信を示す概念図、(c)公
衆通信モードによる通信を示す概念図である。
【図2】移動局側のPHS端末機の全体構成図である。
【図3】固定局側のPHS端末機の全体構成図である。
【図4】第一実施例を説明するためのフローチャートで
ある。
ある。
【図5】トランシーバ通信モードAによる通信が可能か
否かの判断を説明するためのフローチャートである。
否かの判断を説明するためのフローチャートである。
【図6】記憶部に記憶されているトランシーバ通信モー
ドAによる通信が可能なエリアを表す座標図であり、
(a)その具体図、(b)自機の位置座標を示すエリア
を表す座標図である。
ドAによる通信が可能なエリアを表す座標図であり、
(a)その具体図、(b)自機の位置座標を示すエリア
を表す座標図である。
【図7】第二の実施例におけるPHS端末機の全体構成
図である。
図である。
【図8】第二の実施例を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図9】第二の実施例を説明するための座標図であり、
(a)自機の位置座標を含むエリアが、トランシーバ通
信モードAによる通信が不可能エリア情報であることを
示す座標図、(b)トランシーバ通信モードAによる通
信が不可能エリア情報を、トランシーバ通信モードAに
よる通信が可能なエリア情報に書き換えることを示す座
標図である。
(a)自機の位置座標を含むエリアが、トランシーバ通
信モードAによる通信が不可能エリア情報であることを
示す座標図、(b)トランシーバ通信モードAによる通
信が不可能エリア情報を、トランシーバ通信モードAに
よる通信が可能なエリア情報に書き換えることを示す座
標図である。
【図10】第二の実施例を説明するための座標図であ
り、(a)自機の位置座標を含むエリアが、トランシー
バ通信モードAによる通信が可能なエリア情報であるこ
とを示す座標図、(b)トランシーバ通信モードAによ
る通信が可能なエリア情報を、トランシーバ通信モード
Aによる通信が不可能なエリア情報に書き換えることを
示す座標図である。
り、(a)自機の位置座標を含むエリアが、トランシー
バ通信モードAによる通信が可能なエリア情報であるこ
とを示す座標図、(b)トランシーバ通信モードAによ
る通信が可能なエリア情報を、トランシーバ通信モード
Aによる通信が不可能なエリア情報に書き換えることを
示す座標図である。
【図11】トランシーバ通信モードAによる通信が可能
か、又は公衆通信モードBによる通信が可能かの判断結
果を表示部に示す線図である。
か、又は公衆通信モードBによる通信が可能かの判断結
果を表示部に示す線図である。
【図12】従来のPHS端末機の通信手段を示す図であ
り、(a)トランシーバ通信モードによる通信を示す概
念図、(b)公衆通信モードによる通信を示す概念図で
ある。
り、(a)トランシーバ通信モードによる通信を示す概
念図、(b)公衆通信モードによる通信を示す概念図で
ある。
10…移動局側のPHS端末機,15…固定局側のPH
S端末機,20…切り換え部,35…発呼部,40…送
信部,70…制御部,150…GPS受信部,160…
記憶部,165…書き換え部,170…エリア判断部,
180…判断結果保持部,185…カウンター
S端末機,20…切り換え部,35…発呼部,40…送
信部,70…制御部,150…GPS受信部,160…
記憶部,165…書き換え部,170…エリア判断部,
180…判断結果保持部,185…カウンター
Claims (5)
- 【請求項1】 自機の位置情報を受信する受信手段と、 トランシーバ通信モードによる通信が可能か否かを判断
するために必要なエリア情報を記憶する記憶手段と、 前記受信手段により受信された自機の位置情報と、前記
記憶手段により記憶されているエリア情報とを比較し、
トランシーバ通信モードによる通信が可能か否かを判断
する判断手段と、 前記判断手段の判断結果に応じてトランシーバ通信モー
ドと公衆通信モードとを自動的に切り替える切り替え手
段とを備えることを特徴とするデータ通信機。 - 【請求項2】 自機の位置情報を受信する受信手段と、 トランシーバ通信モードによる通信が可能か否かを判断
するために必要なエリア情報を記憶する記憶手段と、 前記受信手段により受信された自機の位置情報と、前記
記憶手段により記憶されているエリア情報とを比較し、
トランシーバ通信モードによる通信が可能か否かを判断
する判断手段と、 前記判断手段にて判断された判断結果を外部に出力する
出力手段とを備えることを特徴とするデータ通信機。 - 【請求項3】 トランシーバ通信モードにより発呼され
た回数が所定回数以上である場合は、前記切り替え手段
により公衆通信モードに切り替えて発呼することを特徴
とする請求項1又は2に記載のデータ通信機。 - 【請求項4】 前記受信手段により受信された自機の位
置座標を示すエリアが、トランシーバ通信モードによる
通信が不可能なエリアであっても、自機の位置座標を示
すエリアに隣接するエリアにおいて、トランシーバ通信
モードによる通信が可能なエリアの数が所定数以上の場
合は、トランシーバ通信モードにより発呼する発呼手段
を備え、 前記発呼手段により発呼された結果、トランシーバ通信
モードにより通信回線がつながった場合には、前記記憶
手段により記憶されている情報をトランシーバ通信可能
なエリア情報として記憶情報を書き換える書き換え手段
を備えることを特徴とする請求項1乃至3に記載のデー
タ通信機。 - 【請求項5】 前記受信手段により受信された自機の位
置座標を示すエリアが、前記記憶手段によりトランシー
バ通信モードによる通信が可能なエリアとして記憶され
ていても、トランシーバ通信モードにより発呼された結
果、トランシーバ通信モードによる通信が不可能であっ
たため、通信回線がつながらなかった場合には、前記記
憶手段により記憶されている情報をトランシーバ通信モ
ードによる通信が不可能なエリア情報として記憶情報を
書き換える書き換え手段を備えることを特徴とする請求
項1乃至4に記載のデータ通信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30941499A JP2001128245A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | Phsデータ通信手段選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30941499A JP2001128245A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | Phsデータ通信手段選択方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001128245A true JP2001128245A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17992727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30941499A Withdrawn JP2001128245A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | Phsデータ通信手段選択方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001128245A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005512422A (ja) * | 2001-11-29 | 2005-04-28 | モトローラ・インコーポレイテッド | ローカル・エリア・ネットワーク・デバイスでのサービス獲得を制御する方法および装置 |
JP2007312053A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 携帯端末装置及びプログラム |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP30941499A patent/JP2001128245A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005512422A (ja) * | 2001-11-29 | 2005-04-28 | モトローラ・インコーポレイテッド | ローカル・エリア・ネットワーク・デバイスでのサービス獲得を制御する方法および装置 |
JP2007312053A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 携帯端末装置及びプログラム |
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