JP2001128137A - ストリームデータ送受信システムおよびその方法 - Google Patents

ストリームデータ送受信システムおよびその方法

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JP2001128137A
JP2001128137A JP30220499A JP30220499A JP2001128137A JP 2001128137 A JP2001128137 A JP 2001128137A JP 30220499 A JP30220499 A JP 30220499A JP 30220499 A JP30220499 A JP 30220499A JP 2001128137 A JP2001128137 A JP 2001128137A
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JP
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data
key
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stream data
server
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JP30220499A
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English (en)
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Kazumi Suzuki
一実 鈴木
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Canopus Co Ltd
Original Assignee
Canopus Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の端末での視聴に対して、1枚のIC
カードにて課金を行う。 【解決手段】 端末は、サーバから送信されたデータか
らECMデータを抽出する。ECMデータを抽出する
と、キー要求メッセージを作成し(S53)、サーバに送信
する(S57)。サーバは、キー要求メッセージを受信する
と、ECMコマンドを作成し(S75)、ICカードに渡す
(S77)。ICカードから応答があるとキー応答メッセー
ジを作成し(S81)、端末50に送信する(S85)。端末50
はこれを受信するとデスクランブルキーを抽出して、デ
スクランブラにセットする(S63)。暗号化したまま端末
にストリームデータを送り、抽出したECMをサーバに
送信することにより、サーバにICカードを設けるだけ
で、課金が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明属する技術分野】この発明は、暗号化されたデー
タ利用方法に関し、特に、データの使用管理に関する。
【0002】
【従来技術】有料のデジタル衛星放送では、不正受信防
止のため、放送センタにおいて番組を構成する映像デー
タ及び/又は音声データ(以下、「番組データ」とい
う)を、暗号化(スクランブル)処理をしてから送信し
ている。正規の受信ユーザは、放送センタがスクランブ
ル処理に用いたスクランブル鍵を用いて、スクランブル
を解除することにより、前記番組を視聴することができ
る。
【0003】かかるスクランブル解除処理について図1
を用いて説明する。制御部113は与えられた受信命令
に基づいて、チューナ103を切り換える。これによ
り、アンテナ101およびチューナ103にて所定の周
波数、偏波面の信号が受信、デジタル復調される。復調
された受信データのうちユーザが選択視聴しようとする
番組データは、デスクランブラ105によってデスクラ
ンブル処理がなされる。具体的には、デマルチプレクサ
109は、受信データ中からECM(Entitlement Cont
rol Message)を取り出し、ICカード107に与え
る。ICカード107はかかるECMに基づいて、スク
ランブルを解除するためのデスクランブルキーを生成す
る。デスクランブルキーはデスクランブラ105にセッ
トされる。デスクランブラ105は、このデスクランブ
ルキーを用いて、各パケットを解凍する。デマルチプレ
クサ109は、制御部113から与えられたフィルタリ
ング条件に基づいて、所定のPIDを有するパケットか
らビデオデータおよびオーディオデータを抽出して、M
PEGデコーダ111に出力する。MPEGデコーダ1
11は与えられたビデオデータおよびオーディオデータ
のMPEG圧縮を解いて出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる受信機は、正規
ユーザでない者による視聴を確実に防止することができ
るが、その一方、受信機毎にICカードが必要となり、
当然、これらのICカードの管理も受信機の台数分必要
となる。例えば、1つのビルで100台受信する場合に
は100台分のICカードを管理する必要がある。
【0005】かかる問題を解決するために、図2に示す
ように、1台のサーバ500に1つのICカードを挿入
して、サーバ500にてスクランブルを解除し、複数の
端末600a,600b・・・・に送信することも考え
られる。しかし、サーバ500と端末600a,600
b・・・間でスクランブルのかかっていないデータが伝
送される。このようなスクランブルのかかっていないデ
ータの伝送を防止するために、サーバ500と端末60
0a,600b・・・間で別途暗号化する事も考えられ
るが、この場合には一旦デコードしたデータを再度サー
バ500側でエンコードし、各端末600a,600b
・・・にて再デコードが必要となる。
【0006】かかる問題は衛星放送受信システム以外の
装置、サーバに複数の端末が接続されており、サーバの
ハードディスクに暗号化されて記憶されている複数のコ
ンテンツを端末に送出する場合も同様に問題となる。
【0007】この発明は上記問題を解決し、端末には解
除キー生成手段を設けることなく、別途暗号化が不要で
不正なデータ取得を禁止することができるデータ伝送シ
ステムまたはその方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】1)本
発明にかかるストリームデータ送受信システムまたは方
法においては、サーバは、以下のa1)暗号化された実デ
ータ及び前記暗号化を解除する解除キーを生成するため
の中間キーを含む前記実データのための制御データが混
在したストリームデータを記憶する記憶手段、a2)前記
ストリームデータを端末に送出するストリームデータ送
出手段、a3)前記中間キーを受け取ると、あらかじめ決
められた条件を満たしているか否かを判断して、満たし
ている場合には、前記解除キーを生成して、前記端末に
送信する解除キー生成手段を備え、前記端末は、以下の
b1)前記ストリームデータ、および前記中間キーから生
成された解除キーを受け取り、前記解除キーを用いて前
記ストリームデータ中の実データの暗号化を解除する解
除手段を備えている。
【0009】したがって、端末にてデータの暗号化解除
処理ができるので、サーバと端末を接続している通信媒
体内を暗号解除されたデータが流れることがない。これ
により、不正受信を防止できる。また、サーバに解除キ
ー生成手段を設けることができるので、前記サーバに複
数の端末を接続する場合でも、解除キー生成手段の管理
が容易となるとともに、端末でのストリームデータ利用
をサーバから制限することができる。
【0010】2)本発明にかかるストリームデータ送受
信システムにおいては、サーバは、以下のa1)暗号化さ
れた実データ及び前記暗号化を解除する解除キーを生成
するための中間キーを含む前記実データのための制御デ
ータが混在したストリームデータを選択的に受信する選
択受信手段、a2)前記ストリームデータを前記端末に送
出するストリームデータ送出手段、a3)前記中間キーを
受け取ると、あらかじめ決められた条件を満たしている
か否かを判断して、満たしている場合には、前記解除キ
ーを生成して、前記端末に送信する解除キー生成手段を
備え、前記端末は、以下のb1)前記サーバから前記スト
リームデータ、および前記生成された解除キーを受け取
り、前記解除キーを用いて前記ストリームデータ中の実
データの暗号化を解除する解除手段を備えている。
【0011】したがって、端末にてデータの暗号化解除
処理ができるので、サーバと端末を接続している通信媒
体内を暗号解除されたデータが流れることがない。これ
により、不正受信を防止できる。また、サーバに解除キ
ー生成手段を設けることができるので、前記サーバに複
数の端末を接続する場合でも、解除キー生成手段の管理
が容易となるとともに、端末でのストリームデータ利用
をサーバから制限することができる。
【0012】3)本発明にかかるストリームデータ送受
信システムにおいては、前記端末は、さらに、前記スト
リームデータから前記中間キーを抽出し、前記サーバに
送出する中間キー送出手段を有する。したがって、サー
バは要求に応じてストリームデータを送出するだけでよ
く、サーバ側にて前記ストリームデータから前記中間キ
ーを抽出する必要がない。
【0013】4)本発明にかかるストリームデータ送受
信システムにおいては、前記端末は抽出した中間キー
を、前記サーバ間と決定した暗号化規則に基づき、暗号
化して、前記サーバに送出し、前記サーバは生成した解
除キーを、前記暗号化規則に基づき、暗号化して、前記
端末に送出する。したがって、中間キーおよび解除キー
を不正取得されても、前記実データを解除されるおそれ
がない。
【0014】7)本発明にかかるストリームデータ送受
信方法においては、サーバと端末間で、所定の解除キー
によって解除可能な実データ及び前記解除キーを生成す
るための中間キーを含む前記実データのための制御デー
タが混在したストリームデータを送受信する方法であっ
て、前記サーバは、前記ストリームデータを当該端末に
送出するとともに、前記中間キーを受け取ると、あらか
じめ決められた条件を満たしているか否かを判断して、
満たしている場合には、前記解除キーを生成して、当該
端末に送出し、前記端末は、前記ストリームデータ、お
よび前記生成された解除キーを受け取ると、前記解除キ
ーを用いて前記ストリームデータ中の実データの暗号化
を解除する。
【0015】したがって、端末にてデータの暗号解除処
理ができるので、サーバと端末を接続している通信媒体
内を暗号解除されたデータが流れることがない。これに
より、不正受信を防止できる。また、サーバにて解除キ
ー生成が可能であるので、前記サーバに複数の端末を接
続する場合でも、解除キー生成処理の管理が容易となる
とともに、端末でのストリームデータ利用をサーバから
制限することができる。
【0016】8)本発明にかかるストリームデータ送受
信方法においては、サーバと端末間で、所定の解除キー
によって解除可能な実データ及び前記解除キーを生成す
るための中間キーを含む前記実データのための制御デー
タが混在したストリームデータを送受信する方法であっ
て、前記端末は、前記ストリームデータを送出する命令
を前記サーバに出力し、前記サーバは、端末からのリク
エストに応じて、所定の解除キーによって暗号化を解除
可能な実データ及び前記解除キーを生成するための中間
キーを含む前記実データのための制御データが混在した
ストリームデータを選択的に受信して当該端末に送出す
るとともに、前記中間キーを受け取ると、あらかじめ決
められた条件を満たしているか否かを判断して、満たし
ている場合には、前記解除キーを生成して、当該端末に
送出し、前記端末は、前記ストリームデータ、および前
記生成された解除キーを受け取ると、前記解除キーを用
いて前記ストリームデータ中の実データの暗号化を解除
する。
【0017】したがって、端末にてデータの暗号解除処
理ができるので、サーバと端末を接続している通信媒体
内を暗号解除されたデータが流れることがない。これに
より、不正受信を防止できる。また、サーバにて解除キ
ー生成が可能であるので、前記サーバに複数の端末を接
続する場合でも、解除キー生成処理の管理が容易となる
とともに、端末でのストリームデータ利用をサーバから
制限することができる。
【0018】9)本発明にかかるストリームデータ伝送
方法においては、デジタル通信網を介して、サーバで受
信したストリームデータを接続されている複数の端末の
いずれかに伝送する方法であって、前記ストリームデー
タは、所定の解除キーによって解除可能な実データ及び
前記解除キーを生成するためのECMが混在しており、
前記サーバは、特定されたストリームデータを選択受信
して、当該端末に送信し、前記端末は、前記ストリーム
データから前記中間キーを抽出し、前記サーバに送出
し、前記サーバは、前記中間キーを受け取ると、挿入さ
れたICカードに当該中間キーを渡して、解除キーを受
け取り、当該端末に送出し、前記端末は、この解除キー
を受け取ると、前記解除キーを用いて前記ストリームデ
ータ中の実データの暗号化を解除する。
【0019】したがって、端末にてデータの暗号解除処
理ができるので、サーバと端末を接続している通信媒体
内を暗号解除されたデータが流れることがない。これに
より、不正受信を防止できる。また、サーバ側にてIC
カードを管理できるので、サーバに複数の端末を接続す
る場合でも、ICカードの管理が容易となるとともに、
端末でのストリームデータ利用をサーバから制限するこ
とができる。
【0020】10)本発明にかかる伝送方法において
は、デジタル通信網を介して、サーバで受信したストリ
ームデータを接続されている複数の端末のいずれかに伝
送するストリームデータ伝送方法であって、前記ストリ
ームデータは、所定の解除キーによって解除可能な実デ
ータ及び前記解除キーを生成するためのECMであっ
て、時間経過とともに変化するECMが混在しており、
前記サーバは、特定されたストリームデータを選択受信
して、当該端末に送信し、前記端末は、前記ストリーム
データから前記中間キーを抽出し、前記サーバに送出
し、前記サーバは、前記中間キーを受け取ると、挿入さ
れたICカードに当該中間キーを渡して、解除キーを受
け取り、当該端末に送出し、前記端末は、この解除キー
を受け取ると、前記解除キーを用いて前記ストリームデ
ータ中の実データの暗号化を解除する。
【0021】したがって、端末にてデータの暗号化解除
処理ができるので、サーバと端末を接続している通信媒
体内を暗号解除されたデータが流れることがない。これ
により、不正受信を防止できる。また、サーバに解除キ
ー生成手段を設けることができるので、前記サーバに複
数の端末を接続する場合でも、ICカードによる管理が
容易となるとともに、端末でのストリームデータ利用を
サーバから制限することができる。
【0022】11)本発明にかかるデータ利用方法にお
いては、A)以下のa1)、a2)を含む利用データを利用機
器にて利用するデータ利用方法であって、a1)解除処理
をして初めて利用可能な実データ、a2)前記実データを
ロック解除処理するロック解除キーを生成するための中
間キーを含む利用データであって、前記解除処理は利用
時間経過とともに異なるロック解除キーによる解除処理
が必要な利用データ、B)前記利用機器にて前記実デー
タを利用する場合には、以下の処理を繰り返すこと、b
1)前記利用機器は時間経過に伴って、前記利用データか
ら前記中間キーを抽出して、管理コンピュータにアクセ
スして、前記中間キーを前記管理コンピュータに送信
し、b2)前記管理コンピュータは前記中間キーを受け取
ると、あらかじめ決められた条件を満たしているか否か
を判断して、満たしている場合には、前記ロック解除キ
ーを生成して、前記利用機器に送信し、b3)前記利用機
器は前記中間キーから生成されたロック解除キーを受け
取ると、この解除キーを用いて前記利用データ中の実デ
ータの利用可能な状態とする。
【0023】したがって、利用機器にてデータを利用す
る際には、前記管理コンピュータにアクセスして、前記
解除キーを取得しなければならない。また、前記利用機
器にて利用されるデータは所定の解除処理をしないと利
用できない。かかるロック解除キーは利用時間経過とと
もに異なるので、不正利用を防止しやすい。これによ
り、利用機器におけるデータの利用を前記管理コンピュ
ータにて行うことができる。また、前記管理コンピュー
タにて解除キーを生成するので、前記管理コンピュータ
に複数の利用機器を接続する場合でも、その管理が容易
となるとともに、利用機器でのデータ利用を前記管理コ
ンピュータから制限できる。
【0024】「複数の端末のいずれかに伝送する」とは
いずれか1つだけでなく、2以上の端末に伝送する場合
も含む。
【0025】「ストリームデータ」とは、利用される実
データが時系列に並べられているデータをいい、実施形
態ではビデオデータおよびオーディオデータが該当す
る。なお、実施形態のようにMPEG2形式のストリー
ムデータである場合だけでなく、AVIファイル形式等
であってもよい。また、ビデオデータまたはオーディオ
データのいずれか一方であってもよい。
【0026】「ロック解除」とはスクランブル処理がな
されたデータをスクランブル解除する場合を含む。さら
に、「ロック」とは、データを利用する際にデータの一
部または全部が解除キーが与えられなければ、データ自
身が自分自身でデータを破壊すること含む。したがっ
て、ロック解除とは、前記データ自身による破壊を防止
することも含む。
【0027】上記各手段と、実施形態との対応について
説明する。選択受信手段は図4のチューナ31,トラン
スポートデマルチプレクサ33、CPU23による図6
ステップS11,ステップS13の処理および伝送ボー
ド35が該当する。記憶手段はハードディスク26に該
当する。ストリームデータ送出手段は、CPU23によ
る図7ステップS41,ステップS43のおよび伝送ボ
ード35による伝送処理が該当する。解除キー生成手段
は、CPU23による図8ステップS71,ステップS
75,ステップS81,ステップS85の処理および伝
送ボード35による処理,インターフェイス37、およ
びICカード39が該当する。リクエスト送出手段は、
実施形態には明示していないが、操作者のリクエストを
受けて、サーバに対してサービス指定する処理および伝
送ボード135が該当する。送出命令出力手段は,CP
U123による図7ステップS23による処理、および
伝送ボード135が該当する。解除手段は、CPU12
3による図7ステップS27、ステップS29の処理、
デスクランブラ141および伝送ボード135が該当す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】1.機能ブロック図の説明 本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図3に
示すデータ送受信システムは、サーバ10および端末5
0で構成されている。
【0029】サーバ10は、選択受信手段3,記憶手段
5、ストリームデータ送出手段7、および解除キー生成
手段9を備えている。端末50は、リクエスト送出手段
53、送出命令出力手段55、解除手段57、および中
間キー送出手段59を備えている。
【0030】リクエスト送出手段53は選択受信手段3
に対して、リクエストを送出する。選択受信手段3は、
端末50からのリクエストに応じて、ストリームデータ
を選択的に受信する。ストリームデータとは、暗号化さ
れた実データ及び前記暗号化を解除する解除キーを生成
するための中間キーを含む前記実データのための制御デ
ータが混在したデータをいう。なお、このストリームデ
ータは、前記実データは時間経過とともに異なる暗号化
処理がされており、前記解除キーは前記異なる暗号化処
理をするために時間経過とともに異なっている。記憶手
段5は、前記ストリームデータを記憶する。
【0031】送出命令出力手段55は操作者からの命令
に基づいて、前記ストリームデータ送出命令を前記サー
バに出力する。ストリームデータ送出手段7は、端末5
0からストリームデータ送出命令が与えられると、前記
ストリームデータを端末50に送出する。中間キー送出
手段59は前記ストリームデータから前記中間キーを抽
出し、前記サーバに送出する。解除キー生成手段9は前
記中間キーを受け取ると、あらかじめ決められた条件を
満たしているか否かを判断して、満たしている場合に
は、前記解除キーを生成して、端末50に送信する。解
除手段57は前記ストリームデータ、および前記中間キ
ーから生成された解除キーを受け取り、前記解除キーを
用いて前記ストリームデータ中の実データの暗号化を解
除する。
【0032】なお、端末50が抽出した中間キーを、サ
ーバ10間とで決定した暗号化規則に基づき、暗号化し
て、サーバ10に送出し、サーバ10は生成した解除キ
ーを、前記暗号化規則に基づき、暗号化して、前記中間
キーを送出した端末50に送出するようにしてもよい。
【0033】なお、端末50は複数台接続可能である。
また、選択受信手段3が受信したストリームデータは直
接、ストリームデータ送出手段7から送出するようにし
てもよい。
【0034】この例では、端末50にて中間キーを抽出
して、サーバ10がこれを受け取って解除キーを生成し
ているが、サーバ10が端末50からのリクエストに応
じて、コンテンツを特定すると、対応するストリームデ
ータから自ら中間キーを抽出するようにしてもよい。
【0035】さらに、この実施例では再生の際に、サー
バ10からストリームデータを送信するようにしたが、
端末側にてサーバ10から送信されたストリームデータ
を記憶しておき、再生時に、中間キーと解除キーの送受
信だけするようにしてもよい。
【0036】2.ハードウェア構成 図4に、図3に示すサーバ10を、CPUを用いて実現
したハードウェア構成の一例を示す。サーバ10は、複
数の端末と接続されており、デジタル衛星放送にて受信
した複数のコンテンツがあらかじめ、ハードディスクに
記憶されており、端末からの指定されたコンテンツを送
出する実施形態である。
【0037】サーバ10は、CPU23、メモリ27、
ハードディスク26、インターフェイス37、FDD2
5、チューナ31、トランスポートデマルチプレクサ3
3,伝送ボード35、ICカード39およびバスライン
29を備えている。
【0038】CPU23は、ハードディスク26に記憶
されたプログラムにしたがいバスライン29を介して、
各部を制御する。このプログラムは、FDD25を介し
て、プログラムが記憶されたフレキシブルディスク25
aから読み出されてハードディスク26にインストール
されたものである。なお、フレキシブルディスク以外
に、CD−ROM、ICカード等のプログラムを実体的
に一体化したコンピュータ可読の記録媒体から、ハード
ディスクにインストールさせるようにしてもよい。さら
に、通信回線を用いてダウンロードするようにしてもよ
い。
【0039】本実施形態においては、プログラムをフレ
キシブルディスクからハードディスク26にインストー
ルさせることにより、フレキシブルディスクに記憶させ
たプログラムを間接的にコンピュータに実行させるよう
にしている。しかし、これに限定されることなく、フレ
キシブルディスクに記憶させたプログラムをFDD25
から直接的に実行するようにしてもよい。なお、コンピ
ュータによって、実行可能なプログラムとしては、その
ままのインストールするだけで直接実行可能なものはも
ちろん、一旦他の形態等に変換が必要なもの(例えば、
データ圧縮されているものを、解凍する等)、さらに
は、他のモジュール部分と組合して実行可能なものも含
む。
【0040】ハードディスク26には、制御プログラム
およびオペレーティングシステム(OS)を記憶する。
オペレーティングシステムとしては、例えば、(株)マ
イクロソフト社製のWindowsNT(商標)を採用
することができる。
【0041】メモリ27には、後述するように、トラン
スポートデマルチプレクサ33にて選別されたパケット
を一時的に記憶するとともに、各種の演算結果等が記憶
される。チューナ31及びトランスポートデマルチプレ
クサ33、ICカード39は、インターフェイス37を
介してバスライン29に接続されている。伝送ボード3
5は、図3に示す端末50との間でデータの伝送を行
う。伝送ボード35としてはイーサネット用のLANボ
ードを用いることができるが、他の伝送ボードであって
もよい。
【0042】CPU23はチャネル情報をチューナ31
に与え、所望のチャネルが属するトランスポートストリ
ームのみを復調させる。また、受信した制御データに基
づいて、トランスポートデマルチプレクサ23のフィル
タリング条件を設定し、チューナ31が受信したトラン
スポートストリームから所望のチャネルのデータのみを
取り出される。
【0043】CPU23は、後述するように、端末50
からECMデータを受け取ると、インターフェイス37
を介してICカード39に送る。ICカード39はこの
ECMデータからスクランブルキーを復元する。CPU
23は、復元されたスクランブルキーを受け取ると、伝
送ボード35を介して端末50に送り返す。ICカード
39の構成は従来と同様に、CPUおよびスクランブル
キーを復元するプログラムが記憶されたメモリを備えて
おり、インターフェイス37を介して受け取ったECM
データに基づいてスクランブルキーを生成する。
【0044】図5に、図3に示す端末50を、CPUを
用いて実現したハードウェア構成の一例を示す。端末5
0は、サーバ10と接続されており、サーバ10からス
トリームデータを受け取って、再生する。
【0045】端末50は、CPU123、メモリ12
7、ハードディスク126、インターフェイス137、
FDD125、伝送ボード135、デスクランブラ14
1、トランスポートデマルチプレクサ143,MPEG
デコーダ145、ビデオ再生部147、オーディオ再生
部148、リモコン151およびバスライン129を備
えている。
【0046】CPU123は、ハードディスク126に
記憶されたプログラムにしたがいバスライン129を介
して、各部を制御する。このプログラムのインストール
についてはサーバと同様である。なお、端末にハードデ
ィスクを設けない場合には、前記プログラムはフラッシ
ュROMなどにインストールすればよい。サーバ10に
ついても同様である。
【0047】ハードディスク126には、制御プログラ
ムおよびオペレーティングシステム(OS)を記憶す
る。オペレーティングシステムとしては、例えば、
(株)マイクロソフト社製のWindowsCE(商
標)を採用することができる。
【0048】メモリ127には、後述するように、伝送
ボード135にて受け取ったパケットデータを一時的に
記憶するとともに、各種の演算結果等が記憶される。リ
モコン151、デスクランブラ141およびトランスポ
ートデマルチプレクサ143はインターフェイス137
を介して、バスライン129に接続されている。トラン
スポートデマルチプレクサ143にはMPEGデコーダ
145が接続されている。MPEGデコーダ145に
は、ビデオ再生部147およびオーディオ再生部148
が接続されている。伝送ボード135は、図3に示すサ
ーバ10との間でデータの伝送を行う。伝送ボード13
5の構成は、伝送ボード35と同様である。
【0049】デスクランブラ141は、設定されたデス
クランブルキーを用いて、与えられたパケットをデスク
ランブル処理してトランスポートデマルチプレクサ14
3に与える。なお、パケットの中には制御データやEC
Mデータのパケットのようにスクランブルがかけられて
いないものも含まれる。スクランブルがかかっていない
パケットの場合、デスクランブラ141は、何も処理を
行わずそのままそのパケットを出力する。なお、スクラ
ンブルがかかっているか否かは、パケットのスクランブ
ルコントロールビット(図示せず)を参照することによ
り判断できる。
【0050】トランスポートデマルチプレクサ143
は、デスクランブラ141からトランスポートストリー
ムを受け、CPU123から指定されたPIDを持つパ
ケットのみを取り出す。トランスポートデマルチプレク
サ143において取り出されたデータの内、制御データ
やECMデータは、記憶部であるメモリ127に記憶さ
れる。ECMデータはCPU123によって、伝送ボー
ド135を介してサーバ10に送られる。
【0051】サーバ10のICカード39は、既に述べ
たように、このECMデータからスクランブルキーを復
元する。復元されたスクランブルキーは、伝送ボード3
5を介して端末50に送り返される。端末50のCPU
123は、これをデスクランブラ141に与える。これ
により、スクランブル解除が可能となる。
【0052】サーバ10から送信されたデータはトラン
スポートデマルチプレクサ143でフィルタリングされ
て取り出される。取り出されたパケットの内、画像デー
タ、音声データは、MPEGデコーダ145によってデ
コードされ、ビデオ再生部147,オーディオ再生部1
48に出力される。これにより、画像および音声が再生
される。
【0053】なお、リモコン151は、操作者の操作に
より、各種の命令入力等を行うためのものである。
【0054】3.フローチャート つぎに、サーバ10と端末50との間のストリームデー
タの転送処理について説明する。この実施形態において
は、サーバ10のハードディスク26に受信したAVス
トリームデータをそのまま記憶しておき、端末50から
読み出して、再生する場合について説明する。サーバ1
0のハードディスク26、端末50のハードディスク1
26に記憶されている各プログラムによる予約録画処理
について図6を用いて説明する。
【0055】端末50では操作者はリモコン151を操
作して、予約命令を与える。本実施形態においては、予
約命令として放送されるサービス(チャンネル)を特定
するようにした。端末50のCPU123は予約命令が
与えられるか否かを判断しているので(図6ステップS
1)、予約命令が与えられると伝送ボード135を介し
て、当該予約命令をサーバ10へ送信する(ステップS
3)。
【0056】サーバ10の伝送ボード35は、この予約
命令を受信する。サーバ10のCPU23は、かかる予
約命令を受信したか否かを判断しており(ステップS1
1)、受信すると予約命令で指定されたサービスを受信
できるように、チューナ31、トランスポートデマチプ
レクサ33の条件を設定する(ステップS13)。かか
る条件設定は、通常のデジタル衛星放送を受信する場合
と同様である。
【0057】すなわち、まず、予約命令で特定されたチ
ャネルが、現在受信しているトランスポートストリーム
に所望のチャネルが含まれているかどうかを判断する。
この判断は、受信した制御データPATまたはNITの
内容を見ることによって行うことができる。現在受信中
のトランスポートストリーム内に所望のチャネルが含ま
れていなければ、CPU23は、制御データNITを参
照して、所望のチャネルが含まれるトランスポートスト
リームid、伝送諸元を取得する。CPU23は、取得し
た伝送諸元をチューナ31に設定する。これにより、所
望のトランスポートストリームのみが選択的に復調され
る。CPU23は、固定値である制御データPATのパ
ケット符号PIDをトランスポートデマルチプレクサ3
3に設定する。これにより、トランスポートデマルチプ
レクサ33は、トランスポートストリームから制御デー
タPATを取り出して、メモリ27に記憶する。CPU
23は、メモリ27に記憶された制御データPATに基
づいて、所望のチャネルの制御データPMTのPIDを
取得して、トランスポートデマルチプレクサ33のフィ
ルタリング条件として設定する。これにより、トランス
ポートデマルチプレクサ33は、与えられたトランスポ
ートストリームから所望のチャネルの制御データPMT
を取り出して、メモリ27に記憶する。CPU23は、
メモリ27に記憶された制御データPMTに基づいて、
所望のチャネルの画像データ、音声データ、中間キーで
あるECMデータのパケット符号PIDを取得し、トラ
ンスポートデマルチプレクサ33のフィルタリング条件
として設定する。
【0058】このようにして、前記予約命令で特定され
たチャンネルのパケットだけが、選別受信され、AVス
トリームデータとともに、その制御データがハードディ
スク26に記憶される(ステップS15)。
【0059】CPU23はそのチャンネルの受信終了条
件を判定し(ステップS17)、受信終了した場合に
は、予約録画終了命令を端末50に出力する(ステップ
S19)。本実施形態においては、全パケットを受信し
たか否かで所定の受信終了条件合致と判断したが、終了
時刻などで判断するようにしてもよい。
【0060】端末50のCPU123は、かかる終了命
令が与えられるか否かを判断しており(ステップS
5)、終了命令が与えられると、処理を終了する。
【0061】このようにして、予約命令で特定されたチ
ャンネルのパケットデータがサーバ10のハードディス
ク26に記憶される。
【0062】つぎに、再生処理について説明する。前記
ハードディスク26に記憶されたストリームデータはス
クランブル処理がなされている。したがって、ECMデ
ータをICカードに与えて解除キーであるデスクランブ
ルキーを生成して、デスクラブンブル(スクランブル解
除)しなければ再生ができない。本実施形態において
は、端末50でECMデータを抽出して、サーバ10に
送信して、サーバ10にてデスクランブルキーを生成し
て、端末50に与えるようにしている。
【0063】まず、端末50の操作者は、リモコン15
1を操作して、再生命令を与える。CPU123は、再
生命令が与えられるか否か判断しており(図7ステップ
S21)、再生命令が与えられると、かかる再生命令を
伝送ボード135から送信する(ステップS23)。
【0064】サーバ10のCPU23は、再生命令を受
信したか否か判断しており(ステップS41)、再生命
令を受信すると、ハードディスク26に記憶されている
ストリームデータをそのまま、伝送ボード35を介し
て、送信する(ステップS43)。
【0065】端末のCPU123はサーバよりデータ受
信があるか否か判断しており(ステップS25)、受信
するとメモリ127に記憶する(ステップS27)。C
PU123は、メモリ127に記憶されたデータをイン
ターフェイス137を介して、デスクランブラ141に
出力する(ステップS29)。
【0066】デスクランブラ141におけるデスクラン
ブル処理について説明する。CPU123は、図7の再
生処理と並行して、ECMデータを監視して、サーバに
ECMデータを送信して、デスクランブルキーを取得す
る処理(図8参照)を行っている。
【0067】まず、端末50のCPU123は、サーバ
10から送信されたデータのうち、PATおよびPMT
を参考にして、ECMデータのPIDを取得し、トラン
スポートデマルチプレクサ143にかかるPIDをセッ
トする。これにより、サーバ10より送信されたパケッ
トから、ECMデータのパケットがトランスポートデマ
ルチプレクサ143にて抽出される。
【0068】CPU123は、ECMデータを抽出した
か否か判断しており(図8ステップS51)、ECMデ
ータを抽出すると、キー要求メッセージを作成する(ス
テップS53)。CPU123は、このキー要求メッセ
ージをサーバ10の間で取り決められた暗号化規則に
て、暗号化し(ステップS55)、サーバ10に送信す
る(ステップS57)。
【0069】サーバ10は、伝送ボード35にてキー要
求メッセージを受信したか否か判断しており(ステップ
S71)、CPU23はキー要求メッセージを受信する
と、これを復号化する(ステップS73)。CPU23
は、復号化されたキー要求メッセージに基づいて、EC
Mコマンドを作成する(ステップS75)。CPU23
は、インターフェイス37を介して、ECMコマンドを
ICカード39に出力する(ステップS77)。ICカ
ード39は受け取ったECMコマンドを所定のアルゴリ
ズムに基づいて最終キーを生成して出力する。したがっ
て、与えられたECMコマンドが正しくない場合には、
ロック解除できる最終キーが得られないこととなる。
【0070】CPU23は、ICカード39から応答が
あったか否か判断し(ステップS79)、応答があると
キー応答メッセージを作成する(ステップS81)。キ
ー応答メッセージとは送付メッセージにECMデータか
ら生成されたデスクランブルキーを添付したメッセージ
である。
【0071】CPU23は、このキー応答メッセージを
暗号化し(ステップS83)、端末50に送信する(ス
テップS85)。
【0072】端末50のCPU123はサーバ10から
キー応答メッセージを受信するか否か判断しており(ス
テップS59)、キー応答メッセージを受信するとこれ
を復号化する(ステップS61)。CPU123は、復
号化したキー応答メッセージからデスクランブルキーを
抽出して、デスクランブラ141にセットする(ステッ
プS63)。
【0073】これにより、デスクランブラ141は与え
られたデータをデスクランブルし、トランスポートデマ
ルチプレクサ143に出力する。トランスポートデマル
チプレクサ143はビデオデータおよびオーディオデー
タをMPEGデコーダ145に出力する。MPEGデコ
ーダ145は、MPEG圧縮されたデータを解凍して、
ビデオデータについてはビデオ再生部147に、オーデ
ィオデータについてはオーディオ再生部148に出力す
る。
【0074】なお、前記ECMデータはダイナミックに
変更されていくが、端末50のCPU123は新しいE
CMデータを受け取ると、サーバに送って新たなデスク
ランブルキーを受信して、デスクランブラ141にセッ
トする。かかる処理を繰り返すことにより、つぎつぎと
変更される中間キーを多重化して送信するストリームデ
ータについても、サーバ10にICカードを設けるだけ
で、スクランブル処理したまま、端末に伝送することが
できる。
【0075】中間キーであるECMを端末側で抽出し
て、サーバ側でかかるECMから最終解除キーを生成す
ることにより、以下のような効果がある。
【0076】端末がある程度繰り返し同じコンテンツを
視聴したい場合、端末にハードディスクを設け、このハ
ードディスクにそのままの形式で一旦記憶しておく。す
なわちサーバのハードディスクと同じデータが端末側に
記憶される。再生する場合には、端末側単独ではコンテ
ンツの再生はできず、サーバにECMを送って、最終キ
ーを受け取る必要がある。これにより、コンテンツへの
課金処理を確実に行うことができる。この場合、端末に
記憶されたデータはスクランブルがかかっているので、
MOなどの記録媒体に記録されても、サーバと接続して
最終解除キーを受け取らない限り、視聴できないので、
不正コピーされても、課金なしの視聴を防止することが
できる。さらに、この場合伝送されるのは中間キー程度
のデータであるので、伝送回線の負担を低くすることが
できる。
【0077】また、一般に同報配信(マルチキャスト)
の場合、つながっている全端末にデータが配信される。
この場合でも、正しい課金が可能となる。例えば、サー
バに端末1〜5が接続されており、端末1〜3のみで視
聴したい場合でも、サーバ側でECMを抽出して最終解
除キーを生成して同報配信すると、端末4,5について
も視聴されることとなる。しかし、サーバは、ECMが
送られてきた端末だけに最終解除キーを送出する。これ
により、視聴を希望している端末1〜3だけが視聴でき
るので、同報配信であっても1つのICカードで正しい
課金が可能となる。
【0078】また、ある端末のハードディスクに記憶さ
れたコンテンツを集めてサーバ側にも分類して記憶させ
ることもできる。例えば、サーバのハードディスクに記
憶せずに、そのまま端末に送信していた場合、過去のス
トリームデータはサーバには残っていない。一方、ある
好みで複数のコンテンツがある端末に記憶されている場
合、これをサーバのハードディスクに転送して記憶する
ことにより、前記端末に一旦記憶されたストリームデー
タはスクランブルが解除されていないので、別の端末に
て再度再生が可能となる。さらに、このように端末から
サーバに転送するのではなく、記録媒体に記録させて、
配布するようにしてもよい。
【0079】また、端末に一旦ストリームデータを記憶
する場合、再生する際には、中間キー程度の伝送でよい
ので、伝送回線に負担をかけることなく視聴時間に応じ
た再生が可能となる。特に、スクランブルキーが次々と
異なる様な場合でも、伝送回線の負担を少なくできる。
なお、この場合専用線を用いた常時接続する場合以外
に、無線LANを採用してもよい。また、通信データ量
に応じて伝送回線使用料がかかる無線LANを採用する
ことにより、より少ない負担でサーバと端末間でデータ
をやりとりできる。伝送パケットの量に応じた通信料金
の課金システムとしては、例えば、NTT移動通信社の
iモード(商標)を用いればよい。
【0080】また、この場合、1つのストリームデータ
であっても、次々とスクランブルキーを変更することが
可能となるので、視聴部分に応じた課金も可能となる。
【0081】5.他の実施形態 本実施形態においては、端末からリクエストを与えるよ
うにしたが、端末からの要求を受けずに、サーバ独自の
スケジューリングにより、ストリームデータを送出また
は蓄積することもできる。サーバにおける送出または蓄
積開始する動作は、あらかじめトリガ信号を定めておき
これを送信して、かかるトリガ信号の格納された制御パ
ケットを受信したことをトリガ信号とすればよい。ま
た、あらかじめスケジュールデータを配信しておき、こ
のスケジュールデータに基づいて前記動作を開始しても
よい。また、制御データPATを監視しておきこれが変
更されると、対象サービスの放送開始であると判断して
検出するようにしてもよい。なお、監視対象の制御デー
タとしては制御データPAT以外の制御データを用いて
もよい。
【0082】また、サーバ側にはトランスポートデマル
チプレクサ33を設けずに、チューナから与えられた全
パケットを記憶するようにしてもよい。
【0083】また、本実施形態においては、ストリーム
データの配信手法として、デジタル衛星放送を用いた
が、DVDROM等を用いてもよく、また、ケーブルT
Vやデジタルネットワークなどを用いてもよい。
【0084】なお、前記各プログラムのうち一部を、オ
ペレーティングシステム(OS)プログラムが実行する
ようにしてもよい。すなわち、プログラム単独で行って
も、オペレーティングシステム(OS)と分担して、実
現するようにしてもよい。
【0085】なお、本実施形態においては、図3に示す
機能を実現する為に、一部はハードウェアおよびCPU
23を用いソフトウェアによってこれを実現している。
しかし、ハードウェアとソフトウェアの棲み分けについ
ては任意の組み合わせが可能である。例えば、端末のト
ランスポートデマルチプレクサについては専用チップで
なく、CPUによって処理させてもよい。また、ロジッ
ク回路を用いてもよい。また、ロジック回路ではなく、
既にプログラミングされているICチップを用いるよう
にしてもよい。
【0086】なお、上記実施形態においては、ストリー
ムデータを例として説明した。これはストリームデータ
は利用(再生)が時系列順に行われ、かつデータが次々
と異なる暗号キーで暗号化されている典型的なデータで
あるからである。しかし、かかるストリームデータに限
定されず、データが次々と異なる暗号キーで暗号化され
ているデータである場合には同様に適用することができ
る。例えば、ビデオデータやオーディオデータではな
く、HTMLデータなどの記述的言語、デジタル通信プ
ロトコルデータなどの各種のデータをMPEGプライベ
ートデータとしてデータ通信する場合も同様に適用する
ことができる。例えば、衛星通信システムを用いて、百
科事典のデータをA社からB社に送信し、B社にてさら
に社内に接続されている複数の機器でこれを利用する場
合に、B社では1つのICカードでこれを管理すること
ができる。かかるデータについてはデータの利用順に完
全に時系列に並んでいるわけではないが、かかるデータ
を利用しようとするとデスクランブル処理が必要となる
からである。
【0087】なお、データ全体をスクランブル処理する
のではなく、その一部だけをスクランブル処理するよう
にしてもよい。
【0088】さらに、アプリケーションプログラム、ゲ
ームソフトプログラム、機器制御プログラムなどの各種
のプログラムについても同様に適用できる。なお、かか
るプログラムについてはプログラム全体をスクランブル
処理するのではなく、その一部(例えば、ゲームプログ
ラムの画像データなど)だけをスクランブル処理するよ
うにしてもよい。また、前記端末にてダウンロードした
プログラムは、端末のハードディスクには記憶できない
ようにしておいてもよい。これにより、デスクランブル
処理されたプログラムが端末に残ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタル衛星受信機の機能ブロック図で
ある。
【図2】サーバ側にてスクランブルを解除して、端末に
送信するストリームデータ伝送システムの機能ブロック
図である。
【図3】本発明にかかるストリームデータ伝送システム
1の機能ブロック図である。
【図4】サーバ10をCPUを用いて構成したハードウ
ェア構成の一例を示す図である。
【図5】端末50をCPUを用いて構成したハードウエ
ア構成の一例を示す図である。
【図6】サーバへの記録処理のフローチャートである。
【図7】端末における再生処理のフローチャートであ
る。
【図8】デスクランブルキー取得処理のフローチャート
である。
【符号の説明】
1・・・・・ストリームデータ伝送システム 10・・・・サーバ 23・・・・CPU 26・・・・ハードディスク 31・・・・チューナ 33・・・・トランスポートデマルチプレクサ 35・・・・伝送ボード 39・・・・ICカード 50・・・・端末 123・・・CPU 126・・・ハードディスク 135・・・伝送ボード 141・・・デスクランブラ 143・・・トランスポートデマルチプレクサ 145・・・MPEGデコーダ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)以下を備えたサーバ、 暗号化処理された実データ及び前記暗号化された実デー
    タを解除する解除キーを生成するための中間キーが混在
    したストリームデータを記憶する記憶手段、 前記ストリームデータを端末に送出するストリームデー
    タ送出手段、 前記中間キーを受け取ると、あらかじめ決められた条件
    を満たしているか否かを判断して、満たしている場合に
    は、前記解除キーを生成して、前記端末に送信する解除
    キー生成手段、 B)以下を備えた端末、 前記ストリームデータ、および前記中間キーから生成さ
    れた解除キーを受け取り、前記解除キーを用いて前記ス
    トリームデータ中の実データの暗号化を解除する解除手
    段、 を備えたことを特徴とするストリームデータ送受信シス
    テム。
  2. 【請求項2】A)以下を備えたサーバ、 暗号化処理された実データ及び前記暗号化された実デー
    タを解除する解除キーを生成するための中間キーが混在
    したストリームデータを選択的に受信する選択受信手
    段、 前記ストリームデータをこの端末に送出するストリーム
    データ送出手段、 前記中間キーを受け取ると、あらかじめ決められた条件
    を満たしているか否かを判断して、満たしている場合に
    は、前記解除キーを生成して、前記端末に送信する解除
    キー生成手段、 B)以下を備えた端末、 前記サーバから前記ストリームデータ、および前記生成
    された解除キーを受け取り、前記解除キーを用いて前記
    ストリームデータ中の実データの暗号化を解除する解除
    手段、 を備えたことを特徴とするストリームデータ送受信シス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のストリームデー
    タ送受信システムにおいて、 前記ストリームデータは、前記実データは時間経過とと
    もに異なる暗号化処理がされており、前記解除キーは前
    記異なる暗号化処理をするために時間経過とともに異な
    っていること、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかのストリー
    ムデータ送受信システムにおいて、 前記端末は、さらに、前記ストリームデータから前記中
    間キーを抽出し、前記サーバに送出する中間キー送出手
    段を有すること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項4のストリームデータ送受信システ
    ムにおいて、 前記端末は抽出した中間キーを、前記サーバ間と決定し
    た暗号化規則に基づき、暗号化して、前記サーバに送出
    し、 前記サーバは生成した解除キーを、前記暗号化規則に基
    づき、暗号化して、前記端末に送出すること、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1のストリームデータ送受信システ
    ムにおけるサーバ。
  7. 【請求項7】請求項1のストリームデータ送受信システ
    ムにおける端末。
  8. 【請求項8】サーバと端末間で、暗号化処理された実デ
    ータ及び前記暗号化された実データを解除する解除キー
    を生成するための中間キーが混在したストリームデータ
    を送受信する方法であって、 前記サーバは、前記ストリームデータを当該端末に送出
    するとともに、前記中間キーを受け取ると、あらかじめ
    決められた条件を満たしているか否かを判断して、満た
    している場合には、前記解除キーを生成して、当該端末
    に送出し、 前記端末は、前記ストリームデータ、および前記生成さ
    れた解除キーを受け取ると、前記解除キーを用いて前記
    ストリームデータ中の実データの暗号化を解除するこ
    と、 を特徴とするストリームデータ送受信方法。
  9. 【請求項9】サーバと端末間で、暗号化処理された実デ
    ータ及び前記暗号化された実データを解除する解除キー
    を生成するための中間キーが混在したストリームデータ
    を送受信する方法であって、 前記サーバは、所定の解除キーによって暗号化を解除可
    能な実データ及び前記解除キーを生成するための中間キ
    ーを含む前記実データのための制御データが混在したス
    トリームデータを選択的に受信して前記端末に送出する
    とともに、前記中間キーを受け取ると、あらかじめ決め
    られた条件を満たしているか否かを判断して、満たして
    いる場合には、前記解除キーを生成して、当該端末に送
    出し、 前記端末は、前記ストリームデータ、および前記生成さ
    れた解除キーを受け取ると、前記解除キーを用いて前記
    ストリームデータ中の実データの暗号化を解除するこ
    と、 を特徴とするストリームデータ送受信方法。
  10. 【請求項10】デジタル通信網を介して、サーバで受信
    したストリームデータを接続されている複数の端末のい
    ずれかに伝送する方法であって、 前記ストリームデータは、所定の解除キーによって解除
    可能な実データ及び前記解除キーを生成するためのEC
    Mであって、時間経過とともに変化するECMが混在し
    ており、 前記サーバは、特定されたストリームデータを選択受信
    して、当該端末に送信し、 前記端末は、前記ストリームデータから前記中間キーを
    抽出し、前記サーバに送出し、 前記サーバは、前記中間キーを受け取ると、挿入された
    ICカードに当該中間キーを渡して、解除キーを受け取
    り、当該端末に送出し、 前記端末は、この解除キーを受け取ると、前記解除キー
    を用いて前記ストリームデータ中の実データの暗号化を
    解除すること、 を特徴とするストリームデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】A)以下のa1)、a2)を含む利用データを
    利用機器にて利用するデータ利用方法であって、 a1)解除処理をして初めて利用可能な実データ、 a2)前記実データをロック解除処理するロック解除キー
    を生成するための中間キーを含む利用データであって、
    前記解除処理は利用時間経過とともに異なるロック解除
    キーによる解除処理が必要な利用データ、 B)前記利用機器にて前記実データを利用する場合に
    は、以下の処理を繰り返すこと、 b1)前記利用機器は時間経過に伴って、前記利用データ
    から前記中間キーを抽出して、管理コンピュータにアク
    セスして、前記中間キーを前記管理コンピュータに送信
    し、 b2)前記管理コンピュータは前記中間キーを受け取る
    と、あらかじめ決められた条件を満たしているか否かを
    判断して、満たしている場合には、前記ロック解除キー
    を生成して、前記利用機器に送信し、 b3)前記利用機器は前記中間キーから生成されたロック
    解除キーを受け取ると、この解除キーを用いて前記利用
    データ中の実データの利用可能な状態とすること、 を特徴とするデータ利用方法。
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