JP2001128132A - ビデオ会議システム、方法、およびその方法を記録した記録媒体 - Google Patents

ビデオ会議システム、方法、およびその方法を記録した記録媒体

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JP2001128132A
JP2001128132A JP30660399A JP30660399A JP2001128132A JP 2001128132 A JP2001128132 A JP 2001128132A JP 30660399 A JP30660399 A JP 30660399A JP 30660399 A JP30660399 A JP 30660399A JP 2001128132 A JP2001128132 A JP 2001128132A
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Hiromasa Hirata
寛将 平田
Koji Fukuda
浩司 福田
Hiroshi Shinsenji
浩史 秦泉寺
Satoshi Hayama
聡 端山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ビデオ会議システムにおいて、画
像送信にスケーラビリティを持たせ、かつ発言者の画像
やユーザが意図的に注目したい画像の画質を落とさない
でユーザの不快感を減少させる。 【解決手段】 端末とMCUとの間で使用帯域を定め、
MCUは、話者ユーザを判断しあるいは端末から依頼さ
れたユーザについては動画ストリームを間引かないで他
について間引きを行って、使用帯域に見合うデータ量に
抑えて配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末相互間
でビデオ会議を行うビデオ会議システム、方法、および
その方法を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の端末を接続してビデオ会議
を行う多地点TV会議システムにおいては、ネットワー
ク帯域や処理負荷などの技術上の制約の為、各々の端末
において会議参加中の全ユーザの画像を表示せずに、発
言中のユーザの画像のみを表示する場合が多い、また、
各々の端末において全ユーザの画像を表示するシステム
もあるが、この様な多画面送信型多地点会議システム
は、広帯域のネットワークと処理能力の高い端末とを用
意しないと実現できず、利用できる環境は限られたもの
になる。
【0003】また、広帯域でないネットワークで、多画
面送信型多地点会議システムを適用する為に、画像デー
タを単純に減少させ、画像送信にスケーラビリティ性を
持たせる方法もあるが、単純に画像データを減少させた
だけでは、画質が低下し、ユーザの不快感が高まってし
まう問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を克服する為に、ビデオ会議システムにおいて、画像
送信にスケーラビリティを持たせ、かつ、発言者の画像
やユーザが意図的に注目したい画像の画質を落とさない
でユーザの不快感を減少させる、ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(動作内容) (1) 構成#1 図1に、本発明のMCUのメインプログラムのフローチ
ャートを示す。なお、MCUは、多地点会議用サーバで
あって、多地点TV会議を行う1つの端末がMCUの機
能を兼用することもある。
【0006】S102では、音声データの処理を定期的に行
う間隔Taudio、画像データの処理を定期的に行う間隔Tv
ideo、MCUに接続するクライアント数の最大数Cmax、
MCUが利用できるネットワーク帯域Nmcuを設定する。
ここで、Taudioは音声データをパケット化する間隔、Tv
ideoは図6に示すタイムスロットとする(Tvideo はキー
フレームから次のキーフレームまでの時間、また、フレ
ーム間差分の画像圧縮を用いる場合は、キーフレームは
イントラフレームとする) 。
【0007】S103では、全クライアントに対し、音声デ
ータをミキシングし、配信を行うAudio-thread(void)を
子プロセスとして起動する。
【0008】S104では、全クライアントに対し、各クラ
イアントが利用するネットワーク帯域に応じ、画像デー
タ量を調整して配信するVideo-thread(void)を起動す
る。
【0009】S105では、クライアントからの接続を受け
る。S106では、S105で接続があった場合には処理をS107
に進め、接続がなかった場合には処理をS105に戻す。
【0010】S107では、新たに接続してきた端末をクラ
イアントとして会議に参加させることで、クライアント
数が最大接続数Cmaxを超えないかを判定する。Cmaxを超
えない場合は処理をS109に進め、Cmaxを超える場合は処
理をS108に進める。
【0011】S108では、接続を拒否する。S109では、接
続順にクライアント固有のID Cidをつける。
【0012】S110では、クライアント毎にClient-threa
dを起動する。Client-threadはCidを引数にとり、クラ
イアントCid からのデータの受信用子プロセスとなる。
【0013】S111では、接続にしたクライアント数Ccou
ntをカウントする。
【0014】S112では、MCUがプログラム終了命令を
受けた場合、処理をS113に進めてプログラムを終了し、
終了命令を受けない場合は、処理をS105に戻す。
【0015】図2に、S110のClient-threadのフローチ
ャートを示す。Client-threadは、クライアントID Cid
を引数に取り、そのクライアントCid からのデータの受
信処理を子プロセスとして行う。
【0016】S202では、各クライアントは、自身が利用
できる帯域Nclient(Cid)をMCUに通知するが、そのNc
lient(Cid)を受信し、設定する。
【0017】S203では、Nclient(Cid)を新たに追加する
ことで、MCUが全クライアントに送信する全データ量
が、MCUで利用できる帯域Nmcuを超えないかを判断す
る。Nmcuを超える場合は、処理をS204に進め、切断処理
を行い、S205で、Client-thread子プロセスを終了す
る。Nmcuを超えない場合には、処理をS216に進める。
【0018】S216では、送受信する音声データのビット
レートNvoiceを設定する(例えば、音声符号化にμ-law
を使っているならば、Nvoiceを64kbpsに、GSMを使っ
ているならば、Nvoiceを16kbpsに設定する)。
【0019】S206では、クライアントCid から送信され
るデータを受ける。S207では受信データの有無をチェッ
クする。
【0020】S208では、S206で受信したデータがログア
ウト命令であるかどうかを判定する。ログアウト命令で
あった場合は、処理をS209にすすめ、ログアウト処理を
行い、Client-thread子プロセスを終了する。ログアウ
ト命令でない場合は、処理をS210へ進める。
【0021】S210では、S207で受信したデータが画像デ
ータであるかどうかを判定する。画像データであった場
合は、処理をS211にすすめ、S211でクライアントCid の
画像データとして全プロセスからアクセスできるデータ
ベースに保存する。画像データでない場合は、処理をS2
12に進める。
【0022】S212では、S207で受信したデータが、音声
データであるかどうかを判定する。音声データであった
場合には、処理をS213へすすめ、S213でS211でクライア
ントCid の音声データとして全プロセスからアクセスで
きるデータベースに保存する。音声データでない場合
は、処理をS206へ戻す。
【0023】S214では、S213で保存した音声データの音
響パワー値Pを計算する(音響パワー値とは、音声サン
プル値の2乗平均値の対数をとったもの、「境久雄、中
山剛、“聴覚と音響心理”、65-67 」を参照)。
【0024】S215では、S214で計算した音圧Pを、クラ
イアントCid の音圧P(Cid) として全プロセスからアク
セスできるデータベースに保存する。
【0025】図3に、S103のAudio-thread(void)のフロ
ーチャートを示す。Audio-thread(void)は、全クライア
ントに対し、送信先のクライアントの音声は含まずにミ
キシングを行い、ミキシングした音声データを送信する
子プロセスである。
【0026】S302では、S102で設定したTaudio間処理を
休止する。S303では、S302でTaudio間休止していた間
に、各クライアント毎のClient-threadのS213でデータ
ベースに保存された音声データを、クライアント毎に全
クライアント分読み込む。
【0027】S304では、全クライアントに対して、送信
先クライアント毎に、S303で読み込んだ音声データを送
信先のクライアントの音声は含まずにミキシングを行う
(この場合のミキシング処理は、単に同じ時刻のサンプ
ル同士を足しあわせるだけ)。
【0028】S305では、全クライアントに対して、送信
先クライアント毎にミキシングした音声データを送信先
クライアントに送信する。
【0029】S306では、MCUがプログラム終了命令を
受けた場合には、処理をS307に進め終了命令を受けない
場合は、処理をS302に戻す。S307では、Audio-thread(v
oid)を終了する。
【0030】図4に、S104のVideo-thread(void)のフロ
ーチャートを示す。Video-thread(void)は、全クライア
ントに対して画像データ送信処理を行うが、送信先のク
ライアントの利用帯域に応じて送信する画像データ量を
調整して送信する。
【0031】S402では、S102で設定したTvideo間処理を
休止する。S403では、S402でTvideo間休止していた間
に、各クライアント毎のClient-threadのS215でデータ
ベースに保存された音圧Pを、クライアント毎に全クラ
イアント分読み込む。
【0032】S404では、S403で読み込んだ音圧Pをクラ
イアント間で比較し、最大音圧のクライアントを話者の
クライアントCtalk とする。
【0033】S405では、各クライアントの帯域に応じて
送信する画像データ量を調整し、送信するDelete-Send
関数を、全クライアントに対し実行する。
【0034】S406では、MCUがプログラム終了命令を
受けた場合には、処理をS407に進め、終了命令を受けな
い場合は、処理をS402に戻す。S407では、Video-thread
(void)を終了する。
【0035】図5に、S405のDelete-Send関数のフロー
チャートを示す。Delete-Send関数は、引数として受け
るCid のクライアントに対して、画像データ量を調整し
て送信する(注:この図5が、構成#1の特許の1つの
特徴であり、画像データを一様に削減して画像データ量
を調整するのではなく、話者の画像データは削減せず、
その他のクライアントの画像データを削減して、画像デ
ータ量を調整する)。
【0036】S502では、Tvideo間にS211で保存した画像
データを、クライアント毎に区別して全クライアント分
読み込む。
【0037】S503では、S502で読み込んだクライアント
Ctalk の画像データのビットレートNvideo-talk(=(S
502で読み込んだCtalk の画像データ量)/Tvideo)を
計算する。
【0038】S504では、Nvideo-talkとNvoice以外にク
ライアントCid に送信できる余りの帯域Nspare(=Ncli
ent(Cid)・Nvideo-talk-Nvoice )を計算する。
【0039】S505では、S502で読み込んだ画像データか
ら、1クライアント分の画像データを読み込む。
【0040】S506では、S505で読み込んだ画像データの
送信元クライアントが、Ctalk (所定のクライアントの
1人)かどうかを判別する。Ctalk であった場合は、処
理をS507に進め、Ctalk でなかった場合は、処理をS508
に進める。
【0041】S507では、S505で読み込んだ画像データを
そのままクライアントCid に送信する。
【0042】S508では、S505で読み込んだ画像データの
送信元クライアントが、画像送信を休むリストLstop に
登録されクライアントの1人Cstop であるかどうかを判
別する。Lstop に登録されている場合、処理をS509に進
めて、一回画像送信処理を行わず、S505で読み込んだ画
像データの送信元クライアントをLstop から削除する。
【0043】S510では、S505で読み込んだ画像データの
内、キーフレームのデータ量がNspare*Tvideo以上かど
うかを判別する。Nspare*Tvideo以下の場合、処理を次
回のキーフレームを送信するのを休むため、S505で読み
込んだ画像S511に進め、Nspare *Tvideo以上の場合、処
理をS512に進める。
【0044】S511では、データの送信元クライアントを
Lstop に登録し、S505で読み込んだ画像データのキーフ
レームを送信する(キーフレームだけでも送信しない
と、画像は止まったままになってしまう。その為、キー
フレームだけは送信するが、そのキーフレームがNspare
*Tvideo以上の場合、次のキーフレームの送信を休むこ
とで、Nclient(Cid)からオーバーする量を少なくする。
また、設定により、一回以上キーフレームの送信を休ん
でもよい)。
【0045】S512では、S505で読み込んだ画像データの
内、キーフレームを先頭にNspare*Tvideo内のデータ量
のフレームを送信し(図7参照)、処理をS513に進める
(クライアントの帯域Nclient(Cid)が広帯域の場合は、
結局、Nspare*Tvideoも大きくなり、Ctalk 以外のクラ
イアントの画像データも削減させず、そのまま送信され
ることになる)。
【0046】S513では、502 で読み込んだ画像データを
S505で全て読み込んだかどうかを判別する。全て読み込
んでない場合は、処理をS505に戻し、全て読み込んだ場
合は、Delete-Send関数を終了する。
【0047】これにより、多画面送信型多地点会議シス
テムにおいても、画像通信にスケーラビリティ性を持つ
ことが出来、かつ、ユーザが注目する話者の画像は画質
を低下させずに、ユーザの不快感を減少させる多画面送
信型多地点会議システムを構築することが出来る。
【0048】図6は、Delete-Send(Cid) での画像デー
タ処理の概念図を示し、画像データストリーム中に「キ
ーフレーム」がもうけられ、キーフレームを先頭とする
タイムスロット(Tvideo)が与えられる。
【0049】また図7は、画像データ削減の概念を示す
図であり、図6の1つのタイムスロット内でキーフレー
ムを先頭とした所定個数分を送信する。
【0050】(2) 構成#2 本構成#2は、構成#1の処理と若干異なるだけであ
る。その違う部分のみを説明する。
【0051】図8に、S111のClient-threadのフローチ
ャートを示す。構成#1のClient-threadと比較し(図
2参照)、S214とS215との処理がなく、S814とS815との
処理が加わっている。
【0052】S814では、S807で受信したデータが、特定
のユーザの画質を高めたい“優先画像指定命令" であっ
た場合、処理をS815に進め、“優先画像指定命令”でな
かった場合、処理をS806に戻す。
【0053】S815では、優先画像指定命令で優先指定さ
れたユーザをCappointとして登録する。
【0054】図9に、S104のVideo-thread(void)のフロ
ーチャートを示す。構成#1のVideo-thread(void)と比
較し(図4参照)、S403とS404の処理がない。
【0055】図10に、S405のDelete-Send関数のフロ
ーチャートを示す(注:この図10が、構成#2の特許
の1つの特徴であり、画像データを一様に削減して画像
データ量を調整するのではなく、ユーザが指定した画像
データは削減せず、その他のクライアントの画像データ
を削減して、画像データ量を調整する)。構成#1のDe
lete-Send関数と比較し(図5参照)、話者クライアン
トCtalk を、ユーザが指定したクライアントCappointに
置き換えただけで、処理の内容は同じである。
【0056】これにより、多画面送信型多地点会議シス
テムにおいても、画像通信にスケーラビリティ性を持つ
ことが出来、かつ、ユーザが指定するユーザの画像は画
質を低下させずに、ユーザの不快感を減少させる多画面
送信型多地点会議システムを構築することができる。
【0057】
【発明の実施の形態】(1) 構成#1の実施例 本構成#1を利用した第一の実施例を、図11に示す。
各クライアントは、ユーザの音声と画像とのデータをリ
アルタイムにMCU(S1101) に送信し、また、MCU(S
1101) から音声データ、そして、複数の画像データを受
信し、リアルタイムに再生できるものとする。そして、
各クライアントでは図11に示すように、全会議参加ユ
ーザの画像が表示される。また、クライアントA(S110
2) 、クライアントB(S1103) のネットワーク帯域は128
kbps で、クライアントC(S1104)のネットワーク帯域は
10Mbpsであり、各クライアントは、各自のネットワーク
帯域を、MCU(S1101) に接続した直後に、MCU(S11
01) に通知する。
【0058】図12に、本実施例の音声通信のシーケン
スを示す。MCU(S1101) は(動作内容)で説明したよ
うに、Taudio間処理を休止し、その間に各クライアント
が受けた音声データを用い、各クライアント毎にミキシ
ング処理を行い、ミキシングした音声データを送信す
る。もちろん、ミキシング処理においては送信先の音声
は含まれないようミキシングを行う。
【0059】図13に、本実施例の画像通信のシーケン
スを示す。MCU(S1101) は(動作内容)で説明したよ
うに、Tvideo間処理を休止し、その間に各クライアント
から送信される画像データを、Delete-Send関数を用
い、各クライアントのネットワーク環境に応じて、送信
する。
【0060】本実施例の場合、クライアントA(S1102)
,B(S1103) のネットワークは128kbps の狭い帯域で
あり、クライアントA(S1102) ,B(S1103) ,C(S110
4) の画像をそのまま流すことが出来ない。現在、クラ
イアントA(S1102) のユーザが発言している場合、Dele
te-Send関数(S1301)(S1302)(S1304)(S1305)は、クライ
アントA(S1102) の画像データはそのまま流し、クライ
アントB(S1103) ,C(S1104) の画像は図7で説明した
処理で間引いて送信する。
【0061】これにより、クライアントA(S1102) ,B
(S1103) では、クライアントA(S1102) の画像は画像が
良く動き、クライアントB(S1103) ,C(S1104) に画像
はコマ送り状態の画像になる。しかし、ユーザが注目す
るのは話者の画像であり、話者の画像はスムーズに動く
ので、ユーザの不快感は高まらない。また、クライアン
トC(S1104) のネットワークは10Mbpsの広い帯域であ
り、クライアントA(S1102) ,B(S1103) ,C(S1104)
の画像データをそのまま送信しても問題なく、Delete-S
end関数(S1303)(S1306)は、クライアントA(S1102) ,
B(S1103) ,C(S1104) の全ての画像データをクライア
ントC(S1104) へそのまま送信し、クライアントC(S11
04) では、クライアントA(S1102) ,B(S1103) ,C(S
1104) の全ての画像がスムーズによく動くことになる。
【0062】この様に本発明の構成#1を用いれば、画
像通信にスケーラビリティ性を持つことが出来、かつ、
ユーザが注目する話者の画像は画質を低下させずに、ユ
ーザの不快感を減少させる多画面送信型多地点会議シス
テムを構築される。
【0063】(1) 構成#2の実施例 本構成#2を利用した第二の実施例を、図14に示す。
この第二の実施例の環境は、第一の実施例と同じ環境で
ある。
【0064】各クライアントは、注目したいユーザの画
像を指定し、MCUに通知する。音声通信のシーケンス
は、第一の実施例と同じである(図12参照)、画像通
信のシーケンスを図15に示す。
【0065】シーケンスの流れは第一の実施例と同じで
あるが(図13)、Delete-Send関数の処理内容が異な
る。その動作内容は(動作内容)に記したとおり、各ク
ライアントが指定したユーザの画質は落とさずに、他の
ユーザの画像データを図7で説明した処理で間引いて送
信する。
【0066】クライアントA(S1402) ,B(S1403) で、
クライアントC(S1404) の画像を優先画像ユーザとして
指定した場合、Delete-Send関数(S1501)(S1502)(S1504)
(S1505)は、クライアントC(S1404) の画像は間引かず
に、クライアントA(S1402),B(S1403) の画像データ
を間引く、これにより、クライアントA(S1402) ,B(S
1403) では、クライアントC(S1404) の画像はスムーズ
に動くが、クライアントA(S1402) ,B(S1403) の画像
がコマ送りの状態の画像になる。しかし、ユーザが優先
したいユーザの画像はスムーズに動くので、ユーザの不
快感は高まらない。
【0067】また、クライアントC(S1404) で、クライ
アントB(S1403) の画像を優先画像として指定した場
合、クライアントC(S1404) のネットワークは、10Mbps
の広い帯域であるので、クライアントA(S1102) ,B(S
1103) ,C(S1104) の画像データをそのまま送信しても
問題なく、Delete-Send関数(S1503)(S1506)は、クライ
アントA(S1402) ,C(S1404) の画像データも間引か
ず、全ユーザの画像をそのまま通信する。これにより、
クライアントC(S1404) では、クライアントA(S1402)
,B(S1403) ,C(S1404) ,全てのユーザの画像がス
ムーズに動く。
【0068】この様に本発明の構成#2を用いれば、画
像通信にスケーラビリティ性を持つことが出来、かつ、
ユーザが指定するユーザの画像は画質を低下させずに、
ユーザの不快感を減少させる多画面送信型多地点会議シ
ステムを構築される。
【0069】図16は構成#1の特徴を説明する図であ
る。一般にネットワークの帯域が狭いが、端末101 側が
使用帯域をMCU100 に通知する。
【0070】MCU100 が、現在の話者を判断し、当該
話者の動画ストリームは間引くことなく他の動画ストリ
ームを間引いて、端末101 が通知してきた使用帯域内の
データ量に抑えて配信する。
【0071】端末101 側では、現在の話者の動画だけよ
く動き他は紙芝居程度の表示が行われる。
【0072】図17は構成#2の特徴を説明する図であ
る。この場合も一般にネットワークの帯域は狭い。端末
101 がMCU100 に対して(a) 表示したいユーザ、(b)
使用帯域、(c) 表示ユーザのプライオリティを通知す
る。
【0073】MCU100 は、端末101 が通知してきた
“(a) 表示したいユーザ”の動画ストリームを配信する
が、このとき、端末101 が通知してきた“(c) 表示ユー
ザのプライオリティ”をつけて動画ストリームを間引
き、“(b) 使用帯域”内のデータ量に抑えて配信する。
【0074】端末101 側では、ユーザが見たいユーザの
動画だけを表示し、かつ、その中でもよりよく見たいユ
ーザの動画がよく動くように表示する。
【0075】この結果、どのような帯域のネットワーク
でも利用でき、かつ帯域の狭いネットワークの下で利用
した場合でも必要とする動画ストリームの画質について
は低下させないのでユーザへの不快感を減少させること
ができる。
【0076】以上において、ビデオ会議システムおよび
そのための方法について説明したが、当該方法はデータ
処理装置が利用し得る記録媒体にプログラムの形で記録
しておくことができる。本発明は当該記録媒体も本発明
の対象とするものである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多画面送信型多地点会議システムにおいて、画像送信に
スケーラビリティを持たせ、かつ、発言者の画像やユー
ザが意図的に注目したい画像の画質は落とさずにユーザ
の不快感を減少させる、ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMCUのメインプログラムのフローチ
ャートを示す。
【図2】S110のClient-threadのフローチャートを示
す。
【図3】S103のAudio-thread(void)のフローチャートを
示す。
【図4】S104のVideo-thread(void)のフローチャートを
示す。
【図5】S405のDelete-Send関数のフローチャートを示
す。
【図6】Delete-Send(Cid) での画像データ処理の概念
図を示す。
【図7】S510の画像データ削減方法の概念図を示す。
【図8】S111のClient-threadのフローチャートを示
す。
【図9】S104のVideo-thread(void)のフローチャートを
示す。
【図10】S405のDelete-Send関数のフローチャートを
示す。
【図11】構成#1を利用した第一の実施例を示す。
【図12】第一の実施例の音声通信のシーケンスを示
す。
【図13】第一の実施例の画像通信のシーケンスを示
す。
【図14】構成#2を利用した第二の実施例を示す。
【図15】第二の実施例の画像通信のシーケンスを示
す。
【図16】構成#1の特徴を説明する図である。
【図17】構成#2の特徴を説明する図である。
【符号の説明】
100 :MCU 101 :端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秦泉寺 浩史 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 端山 聡 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C059 MA31 SS07 SS20 TA19 TA60 TC47 UA02 5C064 AA02 AC08 AC09 AD02 AD14 5K015 AA00 AB00 AB01 JA00 JA01 JA10 JA14 5K030 HB01 HB02 JT01 JT04 KA01 KA02 KA19 LD08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末を接続して、夫々の端末から
    の画像データおよび/または音声データを互いに送受し
    て行うビデオ会議システムにおいて、 各端末からのデータを受信しかつ各端末へデータを送信
    する機能をもつ多地点会議用サーバをそなえ、 当該多地点会議用サーバが、当面の話者端末を抽出し、
    かつ当該話者端末以外の端末の画像データについては画
    像データ量を削減した画像データを送信すると共に、当
    該話者端末の画像データについては当該削減された画像
    データにくらべてより多い画像データ量をもつ画像デー
    タとして送信するようにしたことを特徴とするビデオ会
    議システム。
  2. 【請求項2】 複数の端末を接続して、夫々の端末から
    の画像データおよび/または音声データを互いに送受し
    て行うビデオ会議方法において、 各端末からのデータを受信しかつ各端末へデータを送信
    する機能をもつ多地点会議用サーバが、 当面の話者端末を抽出し、 送信可能なデータ量を計算し、 当該話者端末の画像データについては当該話者端末以外
    の端末の画像データにくらべてより多い画像データ量を
    もつ画像データとして送信すると共に、 当該話者端末以外の端末の画像データについては画像デ
    ータ量を削減した画像データを送信するようにしたこと
    を特徴とするビデオ会議方法。
  3. 【請求項3】 複数の端末を接続して、夫々の端末から
    の画像データおよび/または音声データを互いに送受し
    て行うビデオ会議方法をプログラムの形で記録した記録
    媒体において、 各端末からのデータを受信しかつ各端末へデータを送信
    する機能をもつ多地点会議用サーバが、 当面の話者端末を抽出し、 全端末の画像データにもとづいて、話者端末以外の端末
    の画像データについて送信できるビットレートを計算
    し、 当該話者端末の画像データについては、当該話者端末に
    対して、当該話者端末以外の端末の画像データにくらべ
    てより多い画像データ量をもつ画像データとして送信す
    ると共に当該話者端末以外の端末の画像データについて
    は、画像データ量を削減した画像データを送信するよう
    にしたプログラムを記録していることを特徴とする記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 複数の端末を接続して、夫々の端末から
    の画像データおよび/または音声データを互いに送受し
    て行うビデオ会議システムにおいて、 各端末からのデータを受信しかつ各端末へデータを送信
    する機能をもつ多地点会議用サーバをそなえ、 当該多地点会議用サーバが、1つまたは複数の端末から
    の他端末を特定する依頼にもとづいて、当該依頼された
    特定の端末以外の端末の画像データについては、当該依
    頼した端末に対して、画像データ量を削減した画像デー
    タを送信すると共に、当該依頼された特定の端末の画像
    データについては、当該依頼した端末に対して、当該削
    減された画像データにくらべてより多い画像データ量を
    もつ画像データとして送信するようにしたことを特徴と
    するビデオ会議システム。
  5. 【請求項5】 複数の端末を接続して、夫々の端末から
    の画像データおよび/または音声データを互いに送受し
    て行うビデオ会議方法において、 各端末からのデータを受信しかつ各端末へデータを送信
    する機能をもつ多地点会議用サーバが、 1つまたは複数の端末からの他端末を特定する依頼を受
    け、 送信可能なデータ量を計算し、 当該依頼された特定の端末の画像データについては、当
    該依頼を行った端末に対して、当該特定された端末以外
    の端末の画像データにくらべてより多い画像データ量を
    もつ画像データとして送信すると共に、 上記特定の端末以外の端末の画像データについては、当
    該依頼を行った端末に対して、画像データ量を削減した
    画像データを送信するようにしたことを特徴とするビデ
    オ会議方法。
  6. 【請求項6】 複数の端末を接続して、夫々の端末から
    の画像データおよび/または音声データを互いに送受し
    て行うビデオ会議方法をプログラムの形で記録した記録
    媒体において、 各端末からのデータを受信しかつ各端末へデータを送信
    する機能をもつ多地点会議用サーバが、 1つまたは複数の端末からの他端末を特定する依頼を受
    け、 全端末の画像データにもとづいて、当該特定された端末
    以外の端末の画像データについて送信できるビットレー
    トを計算し、 上記依頼された特定された端末の画像データについて
    は、当該依頼を行った端末に対して、当該特定された端
    末以外の端末の画像データにくらべてより多い画像デー
    タ量をもつ画像データとして送信すると共に、 上記特定された端末以外の端末の画像データについて
    は、当該依頼を行った端末に対して、上記特定された端
    末の画像データの画像データ量よりも少ない画像データ
    に削減した画像データを送信するようにしたプログラム
    を記録していることを特徴とする記録媒体。
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