JP2001127700A - 送信電力制御装置 - Google Patents

送信電力制御装置

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JP2001127700A
JP2001127700A JP30616999A JP30616999A JP2001127700A JP 2001127700 A JP2001127700 A JP 2001127700A JP 30616999 A JP30616999 A JP 30616999A JP 30616999 A JP30616999 A JP 30616999A JP 2001127700 A JP2001127700 A JP 2001127700A
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JP
Japan
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transmission power
power control
signal
base station
transmission
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JP30616999A
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English (en)
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Kiyoo Sekine
清生 関根
Haruhiro Shiino
玄博 椎野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 送信電力制御部7は、レイク受信器3
が、ハンドオーバ通知信号Stの生成を停止している間
は現在交信中の基地局向け下り回線信号の送信出力の増
減を求める送信電力制御信号Scを出力し、上記移動局
側レイク受信器3が上記ハンドオーバ通知信号Stを生
成している間は、このハンドオーバ通知信号Stを受け
入れて、数ビット毎に交互に繰り返して出力する送信電
力制御擬似停止信号Soを出力し、上記レイク受信器3
が再度上記ハンドオーバ通知信号Stの生成を停止した
とき、ハンドオーバ完了後に交信すべき基地局向け下り
回線信号の送信出力の増減を求める送信電力制御信号S
cを出力する。 【効果】 下りリンクへの送信電力制御の適用が容易に
なり通信品質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多重アク
セス(CDMA)方式移動通信システムのハンドオーバ
処理中に用いられる送信電力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドオーバ処理は以下のように実施さ
れる。移動局は、現在交信中の基地局を含めた複数の基
地局が送出するパイロット信号を監視する。この監視結
果をそれぞれ対応する基地局へ報告する。各基地局は、
その報告を自己が所属する交換局へ転送する。交換局
は、この報告に基づいて複数の基地局の内から上記移動
局が接続される基地局を決定する。以上の制御によって
ハンドオーバが実現される。
【0003】又、ハンドオーバ処理中の送信電力制御は
以下のように実施される。例えば、現在交信中である複
数の基地局を、基地局1、基地局2、基地局3、…移動
局N、としたとき、ある時点でこれらの基地局から送ら
れてくる送信電力の増減を指示する全てのビットが同時
に送信電力「上げ」を指示した場合のみ送信電力を増加
させる。かかる制御の詳細は例えば、“CDMA-Principle
of SpredSpectram Communication”Andrew J.Viterbi,
Addison Wesley,1995.に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。上記ハンドオーバ処理中の送信電力制御は、移動局
から送出される上りリンクの送信出力制御には適用され
るが、基地局から移動局へ送出される下りリンクへの適
用はできなかった。
【0005】即ち、ハンドオーバ時に移動局と通信して
いる基地局は複数個であり、その各々の基地局は互いに
独立である。この複数個の下りリンクの送信電力を同時
に最適に制御することは難しい。その結果下りリンクへ
の送信電力制御の適用には技術的困難さが伴っていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉非ハンドオーバ状態とハンドオーバ状態を検
出する移動局側レイク受信器と、上記移動局側レイク受
信器の検出結果に基づいて上記非ハンドオーバ状態中に
は、現在交信中の基地局に向けて下りリンク信号送信出
力の増減を求める送信電力制御信号を出力し、上記ハン
ドオーバ状態中には、数ビット毎に交互に繰り返して上
記下りリンク送信出力の増減を求める送信電力制御擬似
停止信号を出力し、上記移動局側レイク受信器が再度上
記非ハンドオーバ状態を検出したとき、上記ハンドオー
バ完了後に交信すべき基地局に向けて下りリンク信号の
送信出力の増減を求める送信電力制御信号を出力する移
動局側送信電力制御部と、上りリンク信号に上記送信電
力制御信号又は上記送信電力制御擬似停止信号を多重し
て交信中の基地局に向けて送出するチャネル多重部を備
えることを特徴とする送信電力制御装置。
【0007】〈構成2〉構成1に記載の送信電力制御装
置において、上記移動局側送信電力制御部は、上記非ハ
ンドオーバ状態中には現在交信中の基地局向け下りリン
ク信号の送信出力の増減を求める送信電力制御信号を出
力し、上記ハンドオーバ状態中には、所定の時間間隔で
上記現在交信中の基地局向け上記送信電力制御信号と上
記ハンドオーバ完了後に交信すべき基地局向け送信電力
制御信号を繰り返す送信電力複数制御信号を出力し、上
記移動局側レイク受信器が再度上記非ハンドオーバ状態
を検出したとき、上記ハンドオーバ完了後に交信すべき
基地局向け上記送信電力制御信号を出力することを特徴
とする送信電力制御装置。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1の構成〉本具体例では、上記問題点を解決し
て、下りリンクへの送信電力制御の適用を容易にするた
め、ハンドオーバ時だけは「上げ」指示ビットと「下
げ」指示ビットをビット毎に交互に送出することで送信
電力制御を擬似的に停止させる。かかる機能を持たせる
ために本具体例は以下のように構成される。
【0009】図1は、具体例1による移動局のブロック
図である。図1より、具体例1による移動局は、受信無
線部1と、受信AGCアンプ2と、レイク受信器3と、
チャネル復号器5と、品質調整部6と、送信電力制御部
7と、TPCゲイン計算部8と、チャネル符号化器9
と、チャネル多重部10と、拡散変調部11と、可変ゲ
イン送信アンプ12と、送信無線部13と、タイミング
生成部14を備える。
【0010】受信無線部1は、基地局と移動局間に存在
する無線伝搬路から基地局が送出する無線帯域の信号を
受け入れて拡散帯域の信号に変換して後に続く受信AG
Cアンプ2へ送出する部分である。受信AGCアンプ2
は、受信無線部1から受け入れた拡散帯域の信号のレベ
ルを予め定められている一定レベルに制御してA/D変
換した後、後に続くレイク受信器3と、TPCゲイン計
算部8へ送出する部分である。
【0011】レイク受信器3は、基地局から送られてき
た拡散帯域の信号を逆拡散し、マルチパス合成した後、
後に続くチャネル復号器5へ送出する部分である。又、
内部に備える通知信号発生部4によってハンドオーバ開
始時にハンドオーバ通知信号Stの生成を開始して、後
に説明する送信電力制御部7の制御信号切替部15に送
出し、ハンドオーバ完了時に前記ハンドオーバ通知信号
Stの生成を停止する部分でもある。即ち、非ハンドオ
ーバ状態とハンドオーバ状態を検出して制御信号切替部
15へ通知する部分である。更に、基地局から送られて
くる上りリンクの送信出力の増減を求める送信電力制御
ビットを分離してTPCゲイン計算部8と、送信電力制
御部7へ送出する部分でもある。
【0012】チャネル復号器5は、レイク受信器3から
受け入れた逆拡散後の信号を誤り訂正復号化して利用者
への下り受信データに変換する部分である。品質調整部
6は、チャネル復号器5での誤り訂正率を監視して、そ
の結果を送信電力制御部7へ送出する部分である。
【0013】送信電力制御部7は、品質調整部6から受
け入れた誤り訂正率に基づいて基地局に対して下りリン
クの送信出力の増減要求をする送信電力制御信号Scを
生成する部分である。又、内部に備える制御信号切替部
15によって上記レイク受信器3が備える通知信号発生
部4がハンドオーバ通知信号Stの生成を停止している
間は現在交信中の基地局に向けて下り回線信号の送信出
力の増減を求める送信電力制御信号Scを出力する。上
記移動局側レイク受信器が上記ハンドオーバ通知信号S
tを生成している間は、このハンドオーバ通知信号St
を受け入れて、ビット毎に交互に繰り返して上記送信出
力の増減を求める送信電力制御擬似停止信号Soを出力
する。上記移動局側レイク受信器が再度上記ハンドオー
バ通知信号Stの生成を停止したとき、上記ハンドオー
バ完了後に交信すべき基地局向け下り回線信号の送信出
力の増減を求める送信電力制御信号Scを出力する部分
でもある。
【0014】TPCゲイン計算部8は、基地局から送ら
れてくる上りリンクの送信出力の増減要求をレイク受信
器3から受け入れて、ゲイン制御信号Sgを生成して後
に説明する可変ゲイン送信アンプ12のゲインを制御す
る部分である。チャネル符号化器9は、利用者から上り
リンクのデータを受け入れて誤り訂正符号化してチャネ
ル多重部10へ送出する部分である。
【0015】チャネル多重部10は、チャネル符号化器
9から誤り符号化されたデータを受け入れて、送信電力
制御部7から受け入れた送信電力制御信号Sc又は送信
電力制御擬似停止信号Soを多重して拡散変調部11へ
送出する部分である。拡散変調部11は、チャネル多重
部10から多重化されたデータを受け入れて拡散変調す
る部分である。
【0016】可変ゲイン送信アンプ12は、拡散変調部
11から拡散変調されたデータを受け入れて、同時にT
PCゲイン計算部8からゲイン制御信号Sgを受け入れ
て、その送信出力を制御する部分である。送信無線部1
3は、可変ゲイン送信アンプ12から拡散変調されたデ
ータを受けて無線帯域の信号に変換して基地局に向けて
無線伝送路中に送出する部分である。タイミング生成部
14は、クロック信号を生成して装置内各部分へ供給す
る部分である。
【0017】次に基地局と交換局の構成について説明す
る。図2は、交換局と基地局のブロック図である。図に
は、基地局1と基地局2が示されているが、双方全く同
様なのでここでは基地局1のみについて説明する。図2
より、基地局は、受信無線部21と、受信AGCアンプ
22と、レイク受信器23と、チャネル復号器25と、
品質調整部26と、送信電力制御部27と、TPCゲイ
ン計算部28と、チャネル符号化器29と、チャネル多
重部30と、拡散変調部31と、可変ゲイン送信アンプ
32と、送信無線部33と、タイミング生成部34と、
パイロット信号送信部36を備える。
【0018】受信無線部21は、基地局と移動局間に存
在する無線伝搬路から移動局が送出する無線帯域の信号
を受け入れて拡散帯域の信号に変換して後に続く受信A
GCアンプ22へ送出する部分である。受信AGCアン
プ22は、受信無線部21から受け入れた拡散帯域の信
号のレベルを予め定められている一定レベルに制御して
後に続くレイク受信器23と、TPCゲイン計算部28
へ送出する部分である。
【0019】レイク受信器23は、複数の基地局から送
られてきた拡散帯域の信号を逆拡散してマルチパス合成
して後に続くチャネル復号器25へ送出する部分であ
る。移動局から送られてくる下りリンクの送信出力の増
減を求める送信電力制御ビットを分離してTPCゲイン
計算部28と、送信電力制御部27へ送出する部分でも
ある。
【0020】チャネル復号器25は、レイク受信器23
から受け入れた逆拡散後の信号を誤り訂正復号化して交
換機への上り受信データに変換する部分である。品質調
整部26は、チャネル復号器25での誤り訂正率を監視
して、その結果を送信電力制御部27へ送出する部分で
ある。
【0021】送信電力制御部27は、品質調整部26か
ら受け入れた誤り訂正率に基づいて移動局に対して上り
リンクの送信出力の増減要求をする送信電力制御信号S
cを生成する部分である。TPCゲイン計算部28は、
移動局から送られてくる下りリンクの送信出力の増減要
求をレイク受信器23から受け入れて、ゲイン制御信号
Sgを生成して後に説明する可変ゲイン送信アンプ32
のゲインを制御する部分である。チャネル符号化器29
は、交換機から下りリンクのデータを受け入れて誤り訂
正符号化してチャネル多重部30へ送出する部分であ
る。
【0022】チャネル多重部30は、チャネル符号化器
29から誤り符号化されたデータを受け入れて、送信電
力制御部27から受け入れた送信電力制御信号Scを多
重して拡散変調部31へ送出する部分である。拡散変調
部31は、チャネル多重部30から多重化されたデータ
を受け入れて拡散変調する部分である。
【0023】可変ゲイン送信アンプ32は、拡散変調部
31から拡散変調されたデータを受け入れて、同時にT
PCゲイン計算部28から受け入れるゲイン制御信号S
gで、その送信出力を制御する部分である。送信無線部
33は、可変ゲイン送信アンプ32から拡散変調された
データを受けて無線帯域の信号に変換して移動局に向け
て無線伝送路中に送出する部分である。タイミング生成
部34は、クロック信号を生成して装置内各部分へ供給
する部分である。パイロット信号送信部36は、基地局
のエリアを規定する一定送信電力のパイロット信号を生
成して送信無線部33へ送出する部分である。
【0024】交換局内部には上りリンク選択合成部60
が配置されている。この上りリンク選択合成部60は、
複数の基地局から上りデータを受け入れて合成する部分
である。以上で具体例1の構成の説明を終了して、次に
動作について図1、図2を用いて説明する。
【0025】〈具体例1の動作〉公衆網から交換局、基
地局、移動局を介して利用者へデータが送信される、
(1)下りリンクの通常時の送信電力制御処理動作、
(2)下りリンクのハンドオーバ時の送信電力制御処理
動作と、利用者から移動局、基地局、交換局を介して公
衆網へデータが送信される、(3)上りリンクの通常時
の送信電力制御処理動作、(4)上りリンクのハンドオ
ーバ時の送信電力制御処理動作、に分けて説明する。
【0026】(1).下りリンクの通常時の送信電力制
御処理動作 公衆網から交換機を介して送信先である移動局が現在所
属しているエリアを管轄する基地局へ送信データが送ら
れてくる。最初に接続される基地局を基地局1とする。
基地局1へ送られてきた送信データは、チャネル符号化
器29によって誤り訂正符号化された後チャネル多重部
30へ送られる。チャネル多重部30で送信電力制御部
27から送られてくる送信電力制御信号Scに基づく送
信電力制御ビットが、上記送信データに時分割多重され
る。この送信電力制御信号Scは、移動局に対して上り
リンクの送信電力の増減を要求する信号である。送信電
力制御ビットが時分割多重された送信データは、拡散変
調部31へ送られ拡散変調される。
【0027】拡散変調された送信データは、可変ゲイン
送信アンプ32で送信ゲインが調整され、送信無線部3
3で無線帯域の信号に変換された後無線伝送路中に電磁
波となって送出される。この電磁波となった送信データ
は、移動局に受信され受信データとなる。この受信デー
タは、受信無線部1によって無線帯域から拡散帯域に変
換される。
【0028】この拡散帯域の受信データは受信AGCア
ンプ2によって信号レベルが一定に制御された後A/D
変換されてレイク受信器3へ送られる。この受信データ
は、レイク受信器3で逆拡散され更にマルチパス合成さ
れた後チャネル復号器5へ送られる。チャネル復号器5
で誤り訂正復号され利用者の下り受信データになる。
【0029】ここで、移動局における下り送信電力制御
について説明する。レイク受信器3で測定された信号電
力のレベルとチャネル復号器5で監視されたフレーム誤
り率は、送信電力制御部7に送られる。送信電力制御部
7は、これらの信号に基づいて下り送信電力のレベルが
適正レベルであるかどうかを判断する。
【0030】送信電力制御部7は、上記判断結果に基づ
いて送信電力制御信号Scを生成してチャネル多重部1
0へ送る。この送信電力制御信号Scによって、例えば
送信電力の増加を望む場合には送信電力制御ビットに1
が書き込まれる。送信電力の減少を望む場合は送信電力
制御ビットに0が書き込まれる。この送信電力制御信号
はチャネル多重部10で上りリンクの送信データに多重
されて基地局へ送られる。次にハンドオーバ時における
移動局における下り送信電力制御について図1、図2を
用いて説明する。
【0031】(2).下りリンクのハンドオーバ時の送
信電力制御処理動作 図3は、具体例1の送信電力制御信号とハンドオーバ通
知信号のタイミング図である。(a)は、ハンドオーバ
通知信号Stを表し、(b)は、送信電力制御信号Sc
及び送信電力制御擬似停止信号Soを表している。
(a)よりハンドオーバ通知信号Stはハンドオーバが
開始されるとオンになり、ハンドオーバが完了するとオ
フになる。この状態をハンドオーバ状態と定義し、ハン
ドオーバ開始前及びハンドオーバ完了後の状態を非ハン
ドオーバ状態と定義する。(b)より非ハンドオーバ状
態では送信電力制御信号Sc(TPC)であり、ハンド
オーバ状態では送信電力制御擬似停止信号So(ビット
毎に交互に0、1の繰り返し)になる。
【0032】移動局が基地局1のエリアの境界に近づ
き、基地局2のエリアへハンドオーバ処理が開始される
と、移動局のレイク受信器3が所持する通知信号発生部
は、ハンドオーバ通知信号St(図3)を生成して送信
電力制御部7が所持する制御信号切替部15へ送出す
る。制御信号切替部15は、このハンドオーバ通知信号
St(図3)を受け入れたとき、それまで出力していた
送信電力制御信号の送出を送信電力制御擬似停止信号S
o(図3)の送出に切り替える。
【0033】送信電力制御擬似停止信号So(図3)は
1ビット毎に交互に「上げ」(UP=1)、「下げ」
(DW=0)を繰り返すため実質的に「上げ」(UP=
1)、「下げ」(DW=0)状態を停止したと同様の状
態になる。ハンドオーバ状態の間、この送信電力制御擬
似停止信号So(図3)がチャネル多重部10で上りリ
ンクの送信信号に多重されて、拡散変調部11、可変ゲ
イン送信アンプ12、送信無線部13を通って基地局1
へ送られる。
【0034】次に移動局が基地局1のエリアの境界を越
えて、基地局2のエリアへハンドオーバ処理が完了する
と、移動局のレイク受信器3が所持する通知信号発生部
は、ハンドオーバ通知信号St(図3)の生成を停止す
る。このとき制御信号切替部15は、それまで出力して
いた送信電力制御擬似停止信号So(図3)の送出を送
信電力制御信号Sc(図3)の送出に切り替える。
【0035】この送信電力制御信号Sc(図3)がチャ
ネル多重部10で上りリンクの送信信号に多重されて、
拡散変調部11、可変ゲイン送信アンプ12、送信無線
部13を通って基地局2へ送られる。以下、上記
(1).下りリンクの通常処理動作に戻る。但し、動作
の主体は、基地局2になる。次に移動局の上りリンクの
通常処理動作について説明する。
【0036】(3).上りリンクの通常時の送信電力制
御処理動作 受信AGCアンプ2は、受信無線部1から受信信号を受
け入れたとき、受け入れ時点での電力レベルと、制御し
た後の時点での電力レベルをTPCゲイン計算部8へ報
告する。又レイク受信器3は、受信信号に多重されてい
る送信電力制御ビットを分離してTPCゲイン計算部8
へ転送する。TPCゲイン計算部8は、これらの、基地
局から送られてくる上りリンクの送信出力の増減要求を
受け入れて、ゲイン制御信号Sgを生成して可変ゲイン
送信アンプ12のゲインを制御して上りリンクの送信電
力制御を実施する。次にハンドオーバ時における移動局
における上りリンクの送信電力制御について説明する。
【0037】(4).上りリンクのハンドオーバ時の送
信電力制御処理動作 移動局が基地局1のエリアの境界に近づき、基地局2の
エリアへハンドオーバ処理が開始されると、移動局のレ
イク受信器3は、受信信号に多重されている送信電力制
御ビットを分離してTPCゲイン計算部8へ転送する。
この中には基地局1から送られてくる送信電力の増減要
求と、基地局2から送られてくる送信電力の増減要求が
含まれている。TPCゲイン計算部8は、基地局1から
送られてくる送信電力制御ビットと、基地局2から送ら
れてくる送信電力制御ビットの双方を監視して双方とも
「上げ」を要求している場合のみ送信信号出力を増加さ
せる。どちらか一方でも「下げ」を要求している場合
は、送信信号出力を減少させる。
【0038】以上で本具体例の動作の説明を終了する。
上記説明では、説明の都合上ターンオーバ時に交信する
基地局を基地局1と基地局2の2局に限定して説明した
が本発明は、この例に限定されるものではない。即ち3
局以上の多数局であっても良い。但しこの場合は、上記
(4).上りリンクのハンドオーバ時の送信電力制御処
理動作で、全局「上げ」を要求している場合のみ送信信
号出力を増加させ、1局でも「下げ」を要求している場
合は、送信信号出力を減少させことになる。尚、発明の
特徴部分である上記(2).下りリンクのハンドオーバ
時の送信電力制御処理動作には何らの差異も発生しな
い。更に、上記説明では、送信電力制御擬似停止信号S
oは、ビット毎に交互に0、1を繰り返すことに限定し
て説明したが本発明はこの例に限定されるものではな
い。即ち制御ループの応答時間等とのかね合いによって
は、2ビット毎、3ビット毎…であっても良い。
【0039】〈具体例1の効果〉以上説明したようにタ
ーンオーバ時に送信電力制御擬似停止信号を出力するこ
とによって以下の効果を得る。 1.下りリンクへの送信電力制御の適用が容易になる。 2.その結果下りリンクの送信電力を隣接基地局への干
渉を防ぐ最良のレベルに制御できるようになり通信品質
が向上する。
【0040】〈具体例2の構成〉本具体例では、上記問
題点を解決して、下りリンクへの送信電力制御の適用を
容易にするため、ハンドオーバ状態では複数の基地局に
対して所定の時間間隔で現在交信中の基地局向け送信電
力制御信号とハンドオーバ完了後に交信すべき基地局向
け送信電力制御信号を交互に繰り返して出力する。かか
る機能を持たせるために本具体例は以下のように構成さ
れる。
【0041】図4は、具体例2による移動局のブロック
図である。図4より、具体例2による移動局は、受信無
線部1と、受信AGCアンプ2と、レイク受信器3と、
チャネル復号器5と、品質調整部6と、送信電力制御部
27と、TPCゲイン計算部8と、チャネル符号化器9
と、チャネル多重部10と、拡散変調部11と、可変ゲ
イン送信アンプ12と、送信無線部13と、タイミング
生成部14を備える。
【0042】具体例1との差異のみについて説明する。
送信電力制御部27は、品質調整部6から受け入れた誤
り訂正率に基づいて基地局に対して下りリンクの送信出
力を増減要求する送信電力制御信号Scを生成する部分
である。又、内部に備える制御対象切替部35によって
上記レイク受信器3が備える通知信号発生部4がハンド
オーバ通知信号Stの生成を停止している間は現在交信
中の基地局向け下りリンク信号の送信出力の増減を求め
る送信電力制御信号Scを出力する。
【0043】又、上記移動局側レイク受信器3が上記ハ
ンドオーバ通知信号Stを生成している間は、このハン
ドオーバ通知信号Stを受け入れて、所定の時間毎に交
互に現在交信中の基地局向け下りリンク信号の送信出力
の増減を求める送信電力制御信号とハンドオーバ完了後
に交信すべき基地局向け下りリンク信号の送信出力の増
減を求める送信電力制御信号を繰り返して出力する送信
電力複数制御信号Smを出力する。
【0044】更に、上記移動局側レイク受信器が再度上
記ハンドオーバ通知信号Stの生成を停止したとき、上
記ハンドオーバ完了後に交信すべき基地局向け下りリン
ク信号の送信出力の増減を求める送信電力制御信号Sc
を出力する部分である。他の構成部分及び機能は具体例
1と同様なので説明を割愛する。更に、交換局と基地局
の構成及び機能も具体例1と同様なので説明を割愛す
る。
【0045】〈具体例2の動作〉具体例1では、公衆網
から交換局、基地局、移動局を介して利用者へデータが
送信される、(1)下りリンクの通常時の送信電力制御
処理動作、(2)下りリンクのハンドオーバ時の送信電
力制御処理動作と、利用者から移動局、基地局、交換局
を介して公衆網へデータが送信される、(3)上りリン
クの通常時の送信電力制御処理動作、(4)上りリンク
のハンドオーバ時の送信電力制御処理動作、に分けて説
明した。具体例1と具体例2との差異は(2)下りリン
クのハンドオーバ時の送信電力制御処理動作、のみであ
って他の部分は具体例1と全く同様なので、この(2)
のみについて図2と図4を用いて説明する。
【0046】(2).下りリンクのハンドオーバ時の送
信電力制御処理動作 図5は、具体例2の送信電力制御信号とハンドオーバ通
知信号のタイミング図である。(a)は、ハンドオーバ
通知信号Stを表し、(b)は、送信電力制御信号Sc
及び送信電力複数制御信号Smを表している。(a)よ
りハンドオーバ通知信号Stはハンドオーバが開始され
るとオンになり、ハンドオーバが完了するとオフにな
る。(b)より非ハンドオーバ状態では送信電力制御信
号Sc(BS1)であり、ハンドオーバ状態では送信電
力複数制御信号Smになる。更に、再度の非ハンドオー
バ状態では、送信電力制御信号Sc(BS2)になる。
【0047】移動局が基地局1のエリアの境界に近づ
き、基地局2のエリアへハンドオーバ処理が開始される
と、移動局のレイク受信器3が所持する通知信号発生部
4は、ハンドオーバ通知信号St(図5)を生成して送
信電力制御部27が所持する制御対象切替部35へ送出
する。制御対象切替部35は、このハンドオーバ通知信
号St(図5)を受け入れたとき、現在交信中の基地局
1に向けての送信電力制御信号(BS1(図5))の送
出を送信電力複数制御信号Sm(図5)の送出に切り替
える。
【0048】送信電力複数制御信号Sm(図5)は所定
の時間間隔毎に交互に基地局1に向けての送信電力制御
信号(BS1)と、基地局2に向けての送信電力制御信
号(BS2)を繰り返す信号である。ハンドオーバ状態
の間、この送信電力複数制御信号Sm(図5)がチャネ
ル多重部10で上りリンクの送信信号に多重されて、拡
散変調部11、可変ゲイン送信アンプ12、送信無線部
13を通って基地局1及び基地局2へ送られる。
【0049】次に移動局が基地局1のエリアの境界を越
えて、基地局2のエリアへハンドオーバ処理が完了する
と、移動局のレイク受信器3が所持する通知信号発生部
4は、ハンドオーバ通知信号St(図5)の生成を停止
する。このとき制御対象切替部35は、それまで出力し
ていた送信電力複数制御信号Sm(図5)の送出を基地
局2に向けての送信電力制御信号Sc(BS2(図
5))の送出に切り替える。
【0050】この基地局2に向けての送信電力制御信号
Sc(BS2(図5))がチャネル多重部10で上りリ
ンクの送信信号に多重されて、拡散変調部11、可変ゲ
イン送信アンプ12、送信無線部13を通って基地局2
へ送られる。以下、上記(1).下りリンクの通常処理
動作に戻る。但し、動作の主体は、基地局2になる。こ
こで留意すべき点は以下の通りである。即ち、具体例1
では、ハンドオーバ中は下りリンクへの送信電力制御の
適用を擬似停止したが具体例2では停止せずに、2つの
送信電力制御信号Sc(BS1)と送信電力制御信号S
c(BS2)を時分割多重した送信電力複数制御信号S
mを生成して基地局1と基地局2を同時に制御している
ことである。
【0051】尚、以上の説明では説明の都合上、送信電
力複数制御信号Smを、基地局1に向けた送信電力制御
信号Sc(BS1)と基地局2に向けた送信電力制御信
号Sc(BS2)の2つを時分割多重したものと限定し
て説明したが、本発明はこの例に限定されるものではな
い。即ち、3以上の制御局に向けたものであっても良
い。即ち送信電力複数制御信号Sm中にハンドオーバ処
理以前に交信していた基地局向けの送信電力制御信号
と、ハンドオーバ処理完了後に交信する基地局に向けて
の送信電力制御信号が含まれていれば良い。
【0052】〈具体例2の効果〉以上説明したようにタ
ーンオーバ時に送信電力複数制御信号を出力することに
よって以下の効果を得る。 1.下りリンクへの送信電力制御の適用が容易になる。 2.ハンドオーバ中でも下りリンクの送信電力制御が可
能になるのでより一層通信品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1による移動局のブロック図である。
【図2】交換局と基地局のブロック図である。
【図3】具体例1の送信電力制御信号とハンドオーバ通
信信号のタイミング図である。
【図4】具体例2による移動局のブロック図である。
【図5】具体例2の送信電力制御信号とハンドオーバ通
信信号のタイミング図である。
【符号の説明】
1 受信無線部 2 受信AGCアンプ 3 レイク受信器 4 通知信号発生部 5 チャネル復号器 6 品質調整部 7 送信電力制御部 8 TPCゲイン計算部 9 チャネル符号化器 10 チャネル多重部 11 拡散変調部 12 可変ゲイン送信アンプ 13 送信無線部 14 タイミング生成部 15 制御信号切替部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非ハンドオーバ状態とハンドオーバ状態
    を検出する移動局側レイク受信器と、 前記移動局側レイク受信器の検出結果に基づいて前記非
    ハンドオーバ状態中には、現在交信中の基地局に向けて
    下りリンク信号送信出力の増減を求める送信電力制御信
    号を出力し、前記ハンドオーバ状態中には、数ビット毎
    に交互に繰り返して前記下りリンク送信出力の増減を求
    める送信電力制御擬似停止信号を出力し、前記移動局側
    レイク受信器が再度前記非ハンドオーバ状態を検出した
    とき、前記ハンドオーバ完了後に交信すべき基地局に向
    けて下りリンク信号の送信出力の増減を求める送信電力
    制御信号を出力する移動局側送信電力制御部と、 上りリンク信号に前記送信電力制御信号又は前記送信電
    力制御擬似停止信号を多重して交信中の基地局に向けて
    送出するチャネル多重部を備えることを特徴とする送信
    電力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の送信電力制御装置にお
    いて、 前記移動局側送信電力制御部は、 前記非ハンドオーバ状態中には現在交信中の基地局向け
    下りリンク信号の送信出力の増減を求める送信電力制御
    信号を出力し、前記ハンドオーバ状態中には、所定の時
    間間隔で前記現在交信中の基地局向け前記送信電力制御
    信号と前記ハンドオーバ完了後に交信すべき基地局向け
    送信電力制御信号を繰り返す送信電力複数制御信号を出
    力し、前記移動局側レイク受信器が再度前記非ハンドオ
    ーバ状態を検出したとき、前記ハンドオーバ完了後に交
    信すべき基地局向け前記送信電力制御信号を出力するこ
    とを特徴とする送信電力制御装置。
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