JP2001126891A - 圧電トランスインバータ - Google Patents

圧電トランスインバータ

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JP2001126891A
JP2001126891A JP30634599A JP30634599A JP2001126891A JP 2001126891 A JP2001126891 A JP 2001126891A JP 30634599 A JP30634599 A JP 30634599A JP 30634599 A JP30634599 A JP 30634599A JP 2001126891 A JP2001126891 A JP 2001126891A
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voltage
frequency
driving
drive
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Kyoji Toshinari
恭治 俊成
Yasuyuki Morishima
靖之 森島
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • G09G2330/02Details of power systems and of start or stop of display operation
    • G09G2330/021Power management, e.g. power saving

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管電流が一定になるように制御可能で広い入
力電圧範囲と広い出力電流範囲で動作可能であり、かつ
広い調光範囲を実現し、すべての動作領域において高効
率を維持する圧電トランスインバータを提供する。 【解決手段】 誘導性素子L1,L2とスイッチングト
ランジスタQ1,Q2とを有する圧電トランス駆動手段
2によって、入力された電圧をほぼ一定周波数の交流電
圧に変換して圧電トランス1に出力し、スイッチングト
ランジスタQ1,Q2の導通を制御する駆動信号と圧電
トランス1の出力電圧との間の位相差を位相差−電圧変
換手段5で検出し、その位相差が所望の値となるよう
に、周波数制御手段4からパルス電圧信号を圧電トラン
ス駆動手段2に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧電トランスイン
バータに関し、特に、圧電トランスを用いて直流電圧を
交流電圧に変換するための圧電トランスインバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオムービィやノートパソコン
などの携帯用情報処理装置のディスプレイ装置として、
バックライト付液晶ディスプレイが一般的に使用されて
いる。このバックライトの光源としては、冷陰極管など
の蛍光管が用いられている。蛍光管を点灯させるには、
高圧の交流電圧を印加する必要があり、またノートパソ
コンなどの携帯用情報処理装置の入力電源としては、バ
ッテリとACアダプタの併用が一般的である。それゆえ
に、このようなバックライトには、入力電源から供給さ
れる低電圧の直流電圧を蛍光管が点灯可能な高圧の交流
電圧に変換するDC/ACインバータなどの蛍光管点灯
装置が必要となる。従来はこのような蛍光管点灯装置と
して、電磁トランスを用いたDC/ACインバータが使
用されてきた。しかし、近年、小型化・高効率・安全性
などを目的として、圧電トランスを用いた圧電トランス
インバータの開発が進められている。
【0003】このような圧電トランスインバータでは、
負荷に対する出力電圧や出力電流が所望の値になるよう
に制御する必要がある。そのための方法の1つとして、
圧電トランスの入出力位相差−周波数特性に着目した位
相差一定制御方式がある。
【0004】図12〜図15は従来の圧電トランスイン
バータを示す図であり、図12は特開平9−23768
4号公報に記載されたものであり、上述の位相差一定制
御を用いた圧電インバータとして代表的なものである。
図12において、圧電トランス入力電圧と圧電トランス
出力電圧の位相差を位相差検出回路101で検出し、そ
の位相差が所定の値に一致するように制御回路102に
よって電圧を可変し、電圧制御発振回路103から出力
される周波数を制御する。また、管電流検出回路104
で管電流を検出し、その管電流が所定の値に一致するよ
うにパルス幅調整回路105でパルス幅を調整して発振
パルス電圧信号の電力を調整して圧電トランス駆動部1
07に与えている。
【0005】また、図13は特開平8−149850号
公報に記載されたものであり、同じく圧電トランス入力
電圧と圧電トランス出力電圧の位相差を位相差検出回路
111で検出し、その位相差が所定の値に一致するよう
に周波数制御するものである。図12に示した例では圧
電トランス駆動周波数より高い周波数のデューティを制
御したパルス電圧を圧電トランス駆動部107に供給し
ているのに対して、図13に示した例では圧電トランス
駆動周波数よりも低い周波数で圧電トランスを間欠的に
駆動することが特徴となっている。
【0006】図14は特開平9−219292号公報に
記載されたものであり、圧電トランス入力電圧と管電流
検出電圧との位相差を位相差検出回路112で検出し、
その位相差が所定の値に一致するように周波数制御して
いる。
【0007】図15は特開平9−199289号公報に
記載されたものであり、圧電トランス入力電圧と圧電ト
ランス出力電圧との位相差を検出し、その位相差が所定
の値に一致するように周波数制御している。これらの図
14および図15に示した例は、周波数制御のみであ
り、パルス幅制御や間欠駆動は含まれていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12〜図15に示し
た従来例では、位相差検出信号はすべて圧電トランス入
力電圧波形を検出している。圧電トランス入力電圧波形
は、圧電トランスを効率よく駆動するため、通常正弦波
もしくはそれに近い波形となっている。また、正弦波は
何らかのLC共振により発生させており、圧電トランス
の入力容量を共振Cとして用いる場合が多い。
【0009】図16は圧電トランスの代表的な等価回路
を示す図であり、図16は入力容量&入力インピーダン
ス−周波数特性を示す。
【0010】図16に示すように圧電トランスの等価入
力容量は、図17に示すように周波数,負荷,入力電
圧,温度などによる変動が大きく、それらのパラメータ
の変動により圧電トランス入力電圧波形の歪や周期およ
び波高値の変動などが発生する。また、共振のLやCの
値は通常±20%などのばらつきがあり、これらがばら
ついた場合も図18に示すように、圧電トランス入力に
発生する共振波形の周波数が変動し(つまりは周期が変
動し)、検出される位相も変動してしまう。以上の説明
から、圧電トランス入力電圧波形の位相(半周期)は、
圧電トランス駆動周波数周期の半周期とは必ずしも一致
しない。よって、圧電トランス入力電圧波形を検出した
場合は、純粋な位相のみの信号を取り出すことができな
い。
【0011】また、バースト調光する場合など、圧電ト
ランス駆動周波数以下の周波数で間欠動作をする場合、
OFFの期間では圧電トランス入力電圧波形が発生しな
いため検出不可能である。
【0012】一方、スイッチング素子駆動制御信号は、
常に駆動周波数の半周期となるため、正確に位相信号を
取り出すことができる。また、圧電トランスはその固有
共振周波数近辺でのバンドパスフィルタの働きをするた
め、ほぼ正弦波に近い電圧波形を出力し、入力波形が多
少歪んだとしても出力波形にはほとんど影響しない。
【0013】よって、「圧電トランス入力−出力電圧」
より「スイッチング素子駆動制御信号−出力電圧」の位
相差を検出した方が、より正確に位相差を検出できて効
率よく最高周波数を精度よく保つことができる。
【0014】図13および図14に示した従来例では、
位相差が一定になるように周波数制御している。位相差
は周波数にほぼ依存しているため、位相差が一定になる
ように制御しているということは周波数も一定になって
いる。よって入力電圧が広い場合(たとえば7〜20
V)には、管電流は入力電圧にほぼ比例して増減してし
まう。輝度は管電流にほぼ比例しているため、入力電圧
変動により変動してしまい、輝度が不安定になってしま
う。
【0015】さらに、図14に示した例では、圧電トラ
ンスの入力電圧と出力電流との位相差を検出している
が、当然ながら出力電流は冷陰極管が点灯しないと流れ
ないため、圧電トランスの出力電圧が冷陰極管の点灯電
圧以下では位相差を検出することができない。これに対
して、圧電トランス出力電圧との位相差を検出すると、
冷陰極管の点灯電圧以下の領域の出力電圧も検出できる
ため、冷陰極管が点灯しない場合や、図19に示すよう
に(圧電トランスの)共振周波数から離れた昇圧比の低
い周波数も含む広い周波数領域での位相差検出が可能と
なる。
【0016】前述の図12に示した例では入力電圧の変
動に対して発振パルス電圧信号の電力を調整することに
より、圧電トランスの入力電圧を安定化しており、入力
電圧変動による輝度の変動を改善している。しかし、調
光機能を圧電トランス平均入力電圧の制御により、管電
流を連続的に制御することにより実現している。そのた
め、調光範囲の広い(10〜100%など)の調光には
対応できない。冷陰極管の管電流規格は、2〜5mAr
msなどの狭い範囲の保証になっており、輝度は管電流
値にほぼ比例するため、管電流を連続的に制御する電圧
調光方法では、広い調光範囲の実現は困難である。
【0017】図13に示した例では、圧電トランス駆動
周波数より低い周波数で圧電トランスを間欠的に駆動
し、管電流を可視周波数以上の周波数でON/OFFす
ることにより調光している。これにより、たとえばON
/OFF比を10%〜100%にして調光範囲を10%
〜100%を実現することができる。しかし、これも図
14および図15の例と同様に入力電圧範囲が広い場合
(たとえば7〜20V)には、管電流ON時の管電流は
入力電圧にほぼ比例して増減してしまう。輝度は管電流
にほぼ比例しているため入力電圧変動により変動してし
まい、輝度が不安定になってしまう。
【0018】それゆえに、この発明の主たる目的は、所
望の管電流が一定になるように制御可能で、広い入力電
圧範囲と広い出力電流範囲で動作が可能であり、かつ広
い調光範囲を実現し、すべての動作領域において高効率
を維持する圧電トランスインバータを提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
圧電トランスを用いて負荷を駆動するための圧電トラン
スインバータであって、入力電極と出力電極とを有し、
入力電極に印加された交流電圧を昇圧し、出力電極に接
続されている負荷に昇圧された交流電圧を供給する圧電
トランスと、圧電トランスを駆動するために誘導性素子
とスイッチング素子とスイッチング素子を駆動するパル
ス電圧入力信号が入力される駆動回路とを有し、入力さ
れた交流電圧をほぼ一定周波数の交流電圧に変換して圧
電トランスに出力する圧電トランス駆動手段と、スイッ
チング素子の導通を制御する駆動信号と、圧電トランス
の出力電圧との間の位相差を検出し、その位相差に応じ
た制御電圧を出力する位相差検出手段と、位相差が所望
の値となるように、位相差検出手段から与えられた制御
電圧に基づく周波数のパルス電圧信号を圧電トランス駆
動手段の駆動回路に出力する周波数制御手段とを備えて
構成される。
【0020】請求項2に係る発明では、請求項1の発明
の構成に加えて、さらに直流電源と圧電トランス駆動手
段との間に接続され、直流電源から供給される直流電圧
を、直流または圧電トランス駆動周波数以上の周波数で
デューティ比可変のパルス電圧に変換して圧電トランス
駆動手段に出力される平均電圧が一定値となるように制
御する駆動電圧制御手段を備えて構成される。
【0021】請求項3に係る発明では、請求項1の発明
の構成に加えて、さらに直流電源と圧電トランス駆動手
段との間に接続され、直流電源から供給される直流電圧
を、直流または圧電トランス駆動周波数以上の周波数で
デューティ比可変のパルス電圧に変換し、圧電トランス
駆動手段に出力される平均電圧を制御することにより、
圧電トランスの出力電流を所望の設定値に制御する駆動
電圧制御手段を備えて構成される。
【0022】請求項4に係る発明は、請求項2または3
の発明の構成に加えて、駆動電圧制御手段がチョッパ部
を備え、チョッパ部を駆動するパルス信号の周波数を分
周した周波数で圧電トランス駆動手段のスイッチング素
子が駆動される。
【0023】請求項5に係る発明では、請求項1〜4の
いずれかの発明の構成に加えて、圧電トランス駆動手段
の圧電トランス駆動動作を、圧電トランス駆動周波数よ
りも低い周波数での間欠的駆動とする間欠駆動制御手段
を備えて構成される。
【0024】請求項6に係る発明では、請求項5の発明
の構成に加えて、駆動電圧制御手段の出力電圧の周波数
が圧電トランス駆動周波数よりも低い周波数で間欠的に
停止される。
【0025】請求項7に係る発明では、請求項5の発明
の構成に加えて、圧電トランス駆動手段のスイッチング
素子の駆動が圧電トランス駆動周波数よりも低い周波数
で間欠的に停止される。
【0026】請求項8に係る発明では、請求項5〜7の
いずれかの発明の構成に加えて、周波数制御手段が発振
パルスのデッドタイムを設定するデッドタイムコントロ
ール機能を有するデッドタイム回路を有し、そのデッド
タイムを間欠的に100%とすることによりデッドタイ
ムデューティが可変される。
【0027】請求項9に係る発明では、請求項1〜8の
いずれかの発明の構成に加えて、圧電トランス駆動手段
の誘導性素子およびスイッチング素子として第1のコイ
ルおよび第1のスイッチング素子と、第2のコイルおよ
び第2のスイッチング素子とを有し、駆動回路は第1の
コイルおよび第1のスイッチング素子と、第2のコイル
および第2のスイッチング素子とを交互に駆動する2位
相駆動回路を含む。
【0028】請求項10に係る発明では、請求項1〜8
のいずれかの発明の構成に加えて、スイッチング素子と
して第1,第2のスイッチング素子を有し、かつ圧電ト
ランス駆動手段の誘導性素子が2つの端子および中間タ
ップを有する第1,第2のオートトランスであり、オー
トトランスのそれぞれの一方の端子が圧電トランスに接
続されており、中間タップが第1および第2のスイッチ
ング素子に接続されている。
【0029】請求項11に係る発明では、請求項1〜8
のいずれかの発明の構成に加えて、圧電トランス駆動手
段は1つのコイルまたは1つのオートトランスおよびス
イッチング素子を有する。
【0030】請求項12に係る発明では、請求項11の
発明の構成に加えて、圧電トランス駆動手段の誘導性素
子が、1次巻線および2次巻線を有する絶縁トランスで
あり、絶縁トランスの1次巻線の一端にスイッチング素
子が接続されており、2次巻線の一端に圧電トランスの
入力電極が接続されている。
【0031】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態の圧
電トランスインバータを示すブロック図である。図1に
おいて、この発明の一実施形態の圧電トランスインバー
タは、圧電トランス1と圧電トランス駆動手段2と駆動
電圧制御手段3と周波数制御手段4と位相差−電圧変換
手段5と出力電流−電圧変換手段6と間欠駆動制御手段
7とから構成されている。
【0032】圧電トランス1は圧電トランス駆動手段2
と負荷(冷陰極管)11との間に接続されている。圧電
トランス駆動手段2はインダクタンスL1,L2の一端
を圧電トランス1の1次側電極にそれぞれ接続し、イン
ダクタンスL1,L2と圧電トランス1の1次側電極と
の接続点と接地間にスイッチングトランジスタQ2,Q
3をそれぞれ接続して構成されている。
【0033】駆動電圧制御手段3は入力電源VDDと圧電
トランス駆動手段2との間に接続され、スイッチングト
ランジスタQ1と、電流保持手段であるダイオードD1
と、駆動電圧制御回路31および積分回路32とから構
成される。駆動電圧制御回路31には、スイッチングト
ランジスタQ1のデッドタイムを設定するデッドタイム
コントロール端子DTを備えている。積分回路32の一
方の入力には基準電源から基準電圧Vref2が与えら
れ、他方の入力端には後述の出力電流−電圧変換手段6
の出力部が接続される。駆動電圧制御回路31の出力は
スイッチングトランジスタQ1に与えられ、駆動電圧制
御回路31の入力には積分回路32の出力と後述の周波
数制御回路42の出力が与えられる。
【0034】周波数制御手段4は積分回路41と周波数
制御回路42と2位相駆動分周回路43とから構成さ
れ、積分回路41の入力の一方には基準電源から基準電
圧Vref1が与えられ、他方の入力には後述の位相差
−電圧変換手段5の出力部が接続されている。積分回路
41と周波数制御回路42は直列に接続され、周波数制
御回路42は2位相駆動分周回路43と上述の駆動電圧
制御手段3に接続されている。2位相駆動分周回路43
は圧電トランス駆動手段2のスイッチングトランジスタ
Q2およびQ3のゲートに接続されている。
【0035】位相差−電圧変換手段5は位相差検出電圧
変換回路51を含み、その入力には圧電トランス駆動手
段2の第1または第2のスイッチングトランジスタQ
2,Q3の駆動信号入力部(ベース,ゲートなど)と圧
電トランス1の出力側とが接続されている。位相差検出
電圧変換回路51の出力は周波数制御手段4に接続され
ている。
【0036】出力電流−電圧変換手段6は、電流−電圧
変換回路61を含み、冷陰極管11と接地間とに接続さ
れている。そして、電流−電圧変換回路61の出力部は
駆動電圧制御手段3の積分回路32に接続されている。
【0037】間欠駆動制御手段7は駆動電圧制御手段3
に接続され、調光信号を受けて圧電トランス駆動周波数
よりも低い周波数(たとえば100〜500Hz)の三
角波を生成する三角波発生回路71と比較器72とから
構成される。
【0038】図2および図3は入力電圧が変動したとき
の圧電トランス駆動状態の各波形を示し、図4は位相差
−電圧変換手段の各波形を示し、図5は位相差変換電圧
−位相差特性を示し、図6は間欠駆動制御手段の各波形
を示す図である。
【0039】次に、図1〜図6を参照して、この発明の
一実施形態の具体的な動作について説明する。
【0040】駆動電圧制御手段3は、出力電流−電圧変
換手段6から出力される「管電流に比例した直流電圧:
VIL」を積分回路32に入力して基準電圧Vref2
に一致するように、チョッパ回路のオンデューティを変
化させることにより、管電流を所望の値になるように制
御している。つまり、入力電圧を入力電源から供給され
た、変動する直流電圧(たとえば7〜20V)をオンデ
ューティ可変のチョッパ回路により、圧電トランス駆動
周波数よりも高い周波数(たとえば240kHz)でか
つ所望の平均電圧の方形波に変換し、圧電トランス駆動
手段2に供給する。
【0041】たとえば、(雰囲気温度,負荷変動など
の)外乱により、管電流が所望の値より小さくなると、
オンデューティを高くし、所望の値より大きくなるとオ
ンデューティを低くして所望の一定の値になるように制
御する。外乱のうち、影響の大きい入力電圧変動を例に
とって説明すると、入力電圧が低いときには図2(a)
に示すようにオンデューティを大きくし、入力電圧の高
いときには図3(a)に示すようにオンデューティを小
さくすることによって、結果的に平均電圧を安定化し、
管電流が所望の値になるように制御する。
【0042】入力電圧×オンデューティ=平均出力電圧 圧電トランス駆動手段2は駆動電圧制御手段3から供給
された方形波を圧電トランス1の共振周波数近傍の周波
数の正弦波に近い交流に変換して圧電トランス1に供給
する。2位相駆動分周回路43により周波数制御回路4
2から出力されるパルス信号を1/2,1/4などの周
波数に分周し、図2(d),(e)、図3(d),
(e)に示すように180°位相のずれた方形波をスイ
ッチングトランジスタQ2,Q3の駆動信号入力部(ベ
ース,ゲートなど)にそれぞれ入力し、交互にON/O
FFさせる。
【0043】Q2がOFFで、Q3がONのとき、イン
ダクタンスL1と圧電トランス1の入力容量とでLC直
列共振し、圧電トランス1の一方の入力部に図2
(b),図3(b)に示すような半波正弦波を発生させ
る。同様にして、スイッチングトランジスタQ3がOF
Fで、スイッチングトランジスタQ2がONのとき、イ
ンダクタンスL2と圧電トランス1の入力容量とでLC
直列共振し、圧電トランス1の方の入力部に図2
(c),図3(c)に示すような半波正弦波を発生させ
る。これにより、正弦波に近い交流電圧を圧電トランス
1の入力部に印加する。なお、圧電トランス1の入力容
量との共振周波数が圧電トランス共振周波数よりやや高
い周波数になるようにインダクタンスL1,L2の値を
選ぶ必要がある。
【0044】圧電トランス1は圧電トランス駆動手段2
から供給された正弦波に近い交流(たとえば60kH
z,10Vrms)を、圧電トランス1の1次側入力端
子間に印加し、電圧変換して2次側出力端子間から昇圧
された高圧の交流電圧(たとえば60kHz,500V
rms)を出力し、負荷(たとえば冷陰極管11)に供
給する。それにより、冷陰極管11に管電流(たとえば
60kHz,3〜5mArms)を流して点灯させる。
【0045】周波数制御手段4は、スイッチングトラン
ジスタQ2またはQ3の駆動信号(ベース,ゲート電圧
など)と出力電圧の位相差が一定になるように周波数制
御する。つまり、位相差−電圧変換手段5から出力され
る、その位相差に応じた直流電圧Vphを積分回路41
に入力して基準電圧Vref1と比較積分した出力電圧
V0を周波数制御回路42に供給する。出力電圧V0が
入力された周波数制御回路42は、出力電圧V0の値に
応じて決まる周波数の交流信号を、2位相駆動分周回路
43と駆動電圧制御手段3とに供給する。2位相駆動分
周回路43により周波数制御回路42から出力されるパ
ルス信号を1/2,1/4などの周波数に分周し、18
0°位相のずれた方形波を圧電トランス駆動手段2のト
ランジスタQ2,Q3の駆動信号入力部(ベース,ゲー
トなど)にそれぞれ入力し、図2(d),(e),図3
(d),(e)に示すように交互にON/OFFさせ
る。
【0046】位相差−電圧変換手段5は、図4(c)に
示すスイッチングトランジスタQ2またはQ3のゲート
電圧位相検出信号と図4(d)に示す出力電圧位相検出
信号を検出し、図5に示すような位相差に応じた直流電
圧Vphに変換し、この直流電圧Vphを周波数制御手
段4の積分回路41に入力する。つまり、スイッチング
トランジスタQ2またはQ3の駆動信号と出力電圧をそ
の半周期,位相,周波数が同じ方形波に比較器41によ
ってそれぞれ変換し、論理積をとって位相差に応じたデ
ューティの方形波に変え、平滑して、図5に示すような
そのデューティに比例した直流電圧Vphを出力する。
【0047】出力電流−電圧変換手段6は、出力電流−
電圧変換回路61から出力電流をその出力電流に応じた
直流電圧に変換し、変換した直流電圧VILを駆動電圧
制御手段3の積分回路32に入力する。
【0048】間欠駆動制御手段7は、図6(b)に示す
ような外部から入力された調光信号を比較器72の一方
に入力し、比較器72の他方の入力には三角波発生回路
71から図6(a)に示すような三角波が与えられ、比
較器72は両者を比較して図6(c)に示すようなオン
デューティが可変された方形波のバースト信号を出力す
る。このバースト信号を駆動電圧制御回路31のデッド
タイムコントロール端子に入力し、三角波周波数(たと
えば200Hz)の周波数で間欠的にスイッチングトラ
ンジスタQ1のデッドタイムを100%にし、駆動電圧
制御手段3から圧電トランス駆動手段2へ供給する図6
(b)に示すような方形波を三角波周波数で図6(e)
に示すようにON/OFFする。その結果、圧電トラン
ス1を間欠的に駆動することになり、負荷に流れる電流
も図6(f)に示すように間欠的にON/OFFする。
よって、負荷に冷陰極管11などを用いた場合には、こ
のオンデューティを制御することによって、10〜10
0%などの広い調光を実現できる。
【0049】なお、スイッチングトランジスタQ2また
はQ3の駆動信号は、そのベース,ゲート電圧に限ら
ず、ベース・ゲート信号を発生させるもととなる信号で
あってもよい。
【0050】図7は圧電トランスの昇圧比,効率,入出
力位相差に対する駆動周波数の特性を示す。図7から明
らかなように、圧電トランスの効率は、昇圧比が最大と
なる周波数frよりも少し高い周波数で最高となる。ま
た、圧電トランス1の入力電圧と出力電圧の位相差は、
以下の2つのどちらかになる可能性がある。
【0051】 共振周波数よりも低周波側では、位相
差0°近傍であり、共振周波数よりも高周波側では位相
差180°近傍であり、効率最高周波数で位相差90°
近傍となる。
【0052】 共振周波数よりも低周波側では、位相
差0°(360°)近傍であり、共振周波数よりも高周
波側では、位相差−180°(180°)近傍であり、
効率最高周波数で位相差−90°(270°)近傍とな
る。
【0053】以上,のどちらになるかはスイッチン
グ素子駆動制御信号としてスイッチングトランジスタQ
2,Q3を選ぶか、あるいは圧電トランス1の分極方向
によって決まるため、設計条件によりいずれかを選べば
よい。
【0054】上述のごとく、図1に示した実施形態に従
えば、位相差検出電圧変換回路51に与える一方の信号
をスイッチングトランジスタQ3の駆動信号とすること
により、周波数や負荷,入力電圧が変化したときでもス
イッチングトランジスタQ3の駆動信号はきれいな方形
波であるため、確実にその周期,位相,周波数を検出で
きる。このため、圧電トランス入力電圧を検出した場合
に比較して、より正確な位相差を検出できる。よって、
スイッチングトランジスタQ3の駆動信号と出力電圧の
位相差が一定に保たれるように駆動周波数を制御するこ
とにより、負荷条件や周囲温度が変化した場合でも、圧
電トランス1の最も効率のよい周波数で駆動することが
できる。
【0055】また、バースト調光動作時のバーストOF
F時に圧電トランス入力電圧波形は発生しないが、スイ
ッチング素子駆動信号は発生しているため信号検出が可
能となる。
【0056】さらに、入力電圧が変動したときの管電流
変動に加えて、温度変化,負荷変動などに対しても管電
流が一定になるように制御できる。
【0057】さらに、スイッチング素子駆動信号を分周
することにより、駆動電圧制御手段3からの方形波を正
弦波に近い交流電圧に変換でき、スイッチングトランジ
スタQ2,Q3を正確にデューティ50%で交互に駆動
できる。
【0058】また、駆動電圧制御回路31が駆動電圧を
制御することにより、広い入力電圧範囲で動作が可能と
なる。さらに、バースト調光機能を加えることにより1
0〜100%などのように調光範囲を広くすることがで
きる。これにより、従来回路では困難であった広い入力
電圧範囲,広い調光範囲にわたって高効率を維持するこ
とができる。
【0059】図8はこの発明の第2の実施形態を示すブ
ロック図である。この実施形態は、図1の実施形態と比
べて、駆動電圧制御手段3内に平均電圧検出回路33を
新たに設け、図1に示した出力電流−電圧変換手段6を
省略したものである。平均電圧検出回路23はスイッチ
ングトランジスタQ1のドレインと接地間に抵抗R1と
R2とR3とを直列接続し、抵抗R2とR3とに対して
コンデンサC1を並列接続したものである。そして、抵
抗R2とR3の接続点が積分回路32の一方入力に接続
される。
【0060】このように、平均電圧検出回路33を駆動
電圧制御手段3内に設けたことによって、駆動電圧制御
手段3の出力平均電圧を検出し、その平均電圧に比例し
た直流電圧を積分回路32に入力し、基準電圧Vref
2と一致するようにスイッチングトランジスタQ1のオ
ンデューティを制御する。それにより、駆動電圧制御手
段3の出力平均電圧を所望の一定の値になるように制御
することができる。
【0061】上述のごとく、この第2の実施形態では、
駆動電圧制御出力の平均電圧を平均電圧検出回路23で
検出して駆動電圧制御手段3の出力平均電圧を制御する
ことにより、管電流を検出して制御するよりも制御の応
答性を速くすることができ、急激な負荷変動や入力電圧
変動にも素早く対応できる。しかも、管電流が流れない
場合でも高い入力電圧がそのまま入力することがなく、
素子に過大な電圧ストレスがかかるのを防止できる。
【0062】図9はこの発明の第3の実施形態を示すブ
ロック図である。この実施形態は、図1に示した実施形
態のインダクタンスL1,L2に代えてオートトランス
T1,T2を用いるようにしたものである。オートトラ
ンスT1,T2は1次と2次の巻線比が1:Nに選ばれ
ている。この実施形態を図1の実施形態と比較すると、
圧電トランス入力に印加する電圧が(1+N)倍に大き
くできる。このため、圧電トランス1の昇圧比が不足し
ている場合や、入力電圧が低い場合に使用すると効果的
となる。しかも、インバータの使用により、必要な出力
電圧や出力電流が変更になった場合でも、オートトラン
スT1,T2の巻数比を変えるだけで(圧電トランス1
は共通で)複数のインバータ仕様に対応できる。圧電ト
ランス1の設計変更は困難であるが、オートトランス
T,T2の巻数比の変更は比較的容易であるため、イン
バータの設計変更に柔軟に対応できる。
【0063】図10はこの発明の第4の実施形態を示す
ブロック図である。図1の実施形態では、インダクタン
スL1,L2とスイッチングトランジスタQ2,Q3を
用いているが、図10に示した実施形態では、インダク
タンスL1とスイッチング素子Q2のみを設け、インダ
クタンスL2とスイッチングトランジスタQ3を省略
し、圧電トランス1の入力電極の一方を接地するように
したものである。
【0064】この実施形態では、圧電トランス1の入力
に印加される電圧が、半波正弦波となるため両波と比べ
て出力電圧が約半分となる。よって、入出力の昇圧比は
それほど大きくなくてもよい場合に適用することができ
る。しかも、この実施形態は図1に比べて部品点数が少
なく、コストを低減できる利点がある。
【0065】図11はこの発明の第5の実施形態を示す
ブロック図である。この図11に示した実施形態は図1
0に示したインダクタンスL1に代えて絶縁トランスT
3を用いたものである。そして、絶縁トランスT3の1
次巻線の一方端を駆動電圧制御手段3に接続し、1次巻
線の他方をスイッチングトランジスタQ2の出力側に接
続し、2次巻線の一端を圧電トランス1の入力電極の一
方に接続し、2次巻線の他方を接地したものである。圧
電トランス1の他方の入力電極は接地される。
【0066】絶縁トランスT3の1次巻線と2次巻線の
巻線比は1:Nに選ばれる。このため、図10の実施形
態と比較すると、圧電トランス入力に印加する電圧がN
倍と大きくできる。このため、圧電トランス1の昇圧比
が不足している場合や、入力電圧が低い場合に使用する
と効果的となる。また、圧電トランスの入力に印加され
る電圧がほぼ正弦波となるため、図10の実施形態に比
べて効率を高めることができる。
【0067】しかも、絶縁トランスの巻数比の変更が容
易であるため、インバータの設計変更に柔軟に対応でき
る。
【0068】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0069】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、スイ
ッチング素子駆動制御信号と出力電圧の位相差を常に効
率最高となる一定の位相差に保たれるように駆動周波数
を制御することにより、負荷条件や周囲温度が変化した
場合でも圧電トランスの最も高効率の周波数で駆動する
ことができる。
【0070】入力電圧の変動に対しては駆動電圧制御手
段により一定の平均電圧に制御することができる。しか
も、間欠駆動制御手段により調光範囲をたとえば10〜
100%などのように広く制御できる。
【0071】これらにより、負荷条件や周囲温度が変化
した場合でも管電流を所望の一定の値になるように制御
することができ、広い調光範囲を実現しかつすべての動
作領域において高効率を維持する圧電トランスインバー
タを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の圧電トランスインバ
ータのブロック図である。
【図2】 入力電圧が変動したときの圧電トランス駆動
手段の各部の波形図である。
【図3】 入力電圧が変動したときの圧電トランス駆動
手段の各部の波形図である。
【図4】 位相差−電圧変換手段の各部の波形図であ
る。
【図5】 位相差変換電圧−位相差特性を示す図であ
る。
【図6】 間欠駆動制御手段の各部波形図である。
【図7】 圧電トランス:昇圧比,効率,位相差−周波
数特性を示す図である。
【図8】 この発明の第2の実施形態の圧電トランスイ
ンバータのブロック図である。
【図9】 この発明の第3の実施形態の圧電トランスイ
ンバータのブロック図である。
【図10】 この発明の第4の実施形態の圧電トランス
インバータのブロック図である。
【図11】 この発明の第5の実施形態の圧電トランス
インバータのブロック図である。
【図12】 第1の従来例のブロック図である。
【図13】 第2の従来例のブロック図である。
【図14】 第3の従来例のブロック図である。
【図15】 第4の従来例のブロック図である。
【図16】 圧電トランスの代表的な等価回路図であ
る。
【図17】 圧電トランス:入力容量,入力インピーダ
ンス−周波数特性を示す図である。
【図18】 共振LCがばらついたときの位相差−電圧
変換手段の各部波形図である。
【図19】 出力電圧,出力電流−周波数特性を示す図
である。
【符号の説明】
1 圧電トランス、2 圧電トランス駆動手段、3 駆
動電圧制御手段、4周波数制御手段、5 位相差−電圧
変換手段、6 出力電流−電圧変換手段、7間欠駆動制
御手段、11 冷陰極管、31 駆動電圧制御回路、3
2,41積分回路、42 周波数制御回路、43 2位
相駆動分周回路、51 位相差検出電圧変換回路、61
電流−電圧変換回路、71 三角波発生回路、72
比較器、33 平均電圧検出回路、Q1,Q2,Q3
スイッチングトランジスタ、L1,L2 インダクタン
ス、T1,T2 オートトランス、T3 絶縁トラン
ス。
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA01 AA19 BA05 BB01 BC07 EB07 GA03 GB04 GB14 GC04 HA06 HA10 HB03 3K098 CC24 CC44 CC56 DD01 DD22 DD35 DD37 DD43 EE13 EE14 EE32 FF04 FF14 5H007 BB03 CA02 CB06 CC12 DA03 DB01 DC02 EA13 5H730 AA14 AS11 BB13 DD04 DD21 EE48 FD31 FG05 FG07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランスを用いて負荷を駆動するた
    めの圧電トランスインバータであって、 入力電極と出力電極とを有し、入力電極に印加された交
    流電圧を昇圧し、出力電極に接続されている負荷に昇圧
    された交流電圧を供給する圧電トランスと、 前記圧電トランスを駆動するために該圧電トランスに接
    続され、誘導性素子とスイッチング素子と該スイッチン
    グ素子を駆動するパルス電圧信号が入力される駆動回路
    とを有し、入力された交流電圧をほぼ一定周波数の交流
    電圧に変換して、該圧電トランスに出力する圧電トラン
    ス駆動手段と、 前記スイッチング素子の導通を制御する駆動信号と、前
    記圧電トランスの出力電圧との間の位相差を検出し、該
    位相差に応じた制御電圧を出力する位相差検出手段と、 前記位相差が所望の値となるように、前記位相差検出手
    段から与えられた制御電圧に基づく周波数のパルス電圧
    信号を前記圧電トランス駆動手段の駆動回路に出力する
    周波数制御手段とを備えた、圧電トランスインバータ。
  2. 【請求項2】 さらに、直流電源と前記圧電トランス駆
    動手段との間に接続され、前記直流電源から供給される
    直流電圧を、直流または圧電トランス駆動周波数以上の
    周波数でデューティ比可変のパルス電圧に変換し、前記
    圧電トランス駆動手段に出力される平均電圧が一定値と
    なるように制御する駆動電圧制御手段を備えた、請求項
    1に記載の圧電トランスインバータ。
  3. 【請求項3】 さらに、直流電源と前記圧電トランス駆
    動手段との間に接続され、前記直流電源から供給される
    直流電圧を、直流または圧電トランス駆動周波数以上の
    周波数でデューティ比可変のパルス電圧に変換し、前記
    圧電トランス駆動手段に出力される平均電圧を制御する
    ことにより、前記圧電トランスの出力電流を所望の設定
    値に制御する駆動電圧制御手段を備えた、請求項1に記
    載の圧電トランスインバータ。
  4. 【請求項4】 前記駆動電圧制御手段はチョッパ部を備
    え、該チョッパ部を駆動するパルス信号の周波数を分周
    した周波数で前記圧電トランス駆動手段のスイッチング
    素子を駆動する、請求項2または3に記載の圧電トラン
    スインバータ。
  5. 【請求項5】 さらに、前記圧電トランス駆動手段の圧
    電トランス駆動動作を、圧電トランス駆動周波数よりも
    低い周波数での間欠的駆動とする間欠駆動制御手段を備
    えた、請求項1〜4のいずれかに記載の圧電トランスイ
    ンバータ。
  6. 【請求項6】 前記駆動電圧制御手段の出力電圧の周波
    数が、圧電トランス駆動周波数よりも低い周波数で間欠
    的に停止される、請求項5に記載の圧電トランスインバ
    ータ。
  7. 【請求項7】 前記圧電トランス駆動手段のスイッチン
    グ素子の駆動が、前記圧電トランス駆動周波数よりも低
    い周波数で間欠的に停止される、請求項5に記載の圧電
    トランスインバータ。
  8. 【請求項8】 前記周波数制御手段が、発振パルスのデ
    ッドタイムを設定するデッドタイムコントロール機能を
    有するデッドタイム回路を有し、該デッドタイムを間欠
    的に100%とすることによりデッドタイムデューティ
    が可変される、請求項5〜7のいずれかに記載の圧電ト
    ランスインバータ。
  9. 【請求項9】 前記圧電トランス駆動手段の誘導性素子
    およびスイッチング素子として第1のコイルおよび第1
    のスイッチング素子と、第2のコイルおよび第2のスイ
    ッチング素子とを有し、 前記駆動回路は、前記第1のコイルおよび第1のスイッ
    チング素子と前記第2のコイルおよび第2のスイッチン
    グ素子とを交互に駆動する2位相駆動回路である、請求
    項1〜8のいずれかに記載の圧電トランスインバータ。
  10. 【請求項10】 前記スイッチング素子として第1,第
    2のスイッチング素子を有し、 前記圧電トランス駆動手段の誘導性素子が2つの端子お
    よび中間タップを有する第1,第2のオートトランスで
    あり、該オートトランスのそれぞれの一方の端子が前記
    圧電トランスに接続されており、中間タップが前記第1
    および第2のスイッチング素子に接続されている、請求
    項1〜8のいずれかに記載の圧電トランスインバータ。
  11. 【請求項11】 前記圧電トランス駆動手段は、1つの
    コイルまたは1つのオートトランスおよびスイッチング
    素子を有する、請求項1〜8のいずれかに記載の圧電ト
    ランスインバータ。
  12. 【請求項12】 前記圧電トランス駆動手段の誘導性素
    子は1次巻線および2次巻線を有する絶縁トランスであ
    り、該絶縁トランスの1次巻線の一端に前記スイッチン
    グ素子が接続されており、2次巻線の一端に前記圧電ト
    ランスの入力電極が接続されている、請求項11に記載
    の圧電トランスインバータ。
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