JP2001126445A - ディスクドライブ装置およびハードディスクドライブ - Google Patents

ディスクドライブ装置およびハードディスクドライブ

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JP2001126445A
JP2001126445A JP30060399A JP30060399A JP2001126445A JP 2001126445 A JP2001126445 A JP 2001126445A JP 30060399 A JP30060399 A JP 30060399A JP 30060399 A JP30060399 A JP 30060399A JP 2001126445 A JP2001126445 A JP 2001126445A
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magnetic disk
disk drive
magnetic
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Shingo Tsuda
真吾 津田
Kiyoshi Sato
清志 佐藤
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    • GPHYSICS
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof

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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドのシーク速度を向上させつつ、高
回転速度におけるフラッタリングおよび消費電力の増大
を抑制することのできるハードディスクドライブを提供
する。 【解決手段】 エンクロージャケース16は3.5イン
チフォームファクタを有し、磁気ディスク22は、例え
ば84mmの外径を有している。磁気ディスク22の中
心は、エンクロージャケース16の幅方向の中心と一致
せず偏心させている。これにより、ボイスコイル32を
大きく設計し、アクチュエータ26の駆動速度を向上さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータのデー
タ記録手段として用いられるディスクドライブ装置に関
し、特に目的とするトラックに磁気ヘッドがシークする
速度を向上することのできるディスクドライブ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのデータ記録手段として最
も一般的なハードディスクドライブは、単数または複数
の磁気ディスクを同軸上に配置し、それをスピンドルモ
ータで駆動する構造を有している。データの読み出し、
書き込みは、前記磁気ディスクに対向して設けた磁気ヘ
ッドにより行われ、この磁気ヘッドはアクチュエータ、
一般的にはボイスコイルモータにより駆動される。前記
磁気ディスク、磁気ヘッドおよびアクチュエータは、エ
ンクロージャケースと呼ばれる筐体に収納されている。
ハードディスクドライブにおける主要な技術課題として
は、磁気ディスク1枚あたりの記録容量を向上するこ
と、および磁気ディスクに記録されているデータの読み
出し、磁気ディスクへのデータの書き込みの速度を向上
すること、が掲げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後者については、磁気
ヘッドが磁気ディスク上の必要なトラックに移動するシ
ーク時間を短縮することによって、データの読み出し、
書き込み速度を向上することができる。磁気ヘッドは前
述のようにボイスコイルモータにより駆動されているた
め、このボイスコイルモータの性能をアップすることに
よりシーク速度を速くすることが可能である。ボイスコ
イルモータの性能をアップするためには、ボイスコイル
モータを構成する永久磁石をより磁気特性の強いものに
するか、またはその厚みを厚くして、ボイスコイルに印
加される磁界を大きくすればよい。しかし、現在ボイス
コイルモータに用いられているものを越える磁気特性の
永久磁石は見出されていない。また、小スペース化が求
められるハードディスクドライブにおいて永久磁石の厚
みを現状以上にするには限界がある。また、磁気ディス
クの回転速度を速くすることによりデータの読み出し、
書き込み速度を向上することができる。したがって、7
200rpm、10000rpm、さらには12000
rpmといった高回転速度のハードディスクドライブが
登場してきた。しかし、磁気ディスクの高速回転化は、
磁気ディスクにフラッタリングを増大させるとともに、
消費電力を増大させる。フラッタリングの増大はデータ
の読み出し、書き込みの精度に悪影響を及ぼす。そこで
本発明は、磁気ヘッドのシーク速度を向上させることの
できるディスクドライブ装置の提供を課題とする。さら
に、本発明は磁気ヘッドのシーク速度を向上させつつ、
高回転速度におけるフラッタリングおよび消費電力の増
大を抑制することのできるディスクドライブ装置の提供
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のように、ボイスコ
イルモータの性能を向上するための1手法としてボイス
コイルモータを構成する永久磁石の厚みを厚くすること
が考えられるが、現状では限界がある。そこで本発明者
は、ボイスコイルの回動中心とボイスコイルの外端部と
の距離を大きくすることにより、ボイスコイル側に生ず
るトルクを大きくして駆動速度の向上を図ることに着目
した。図3にボイスコイル32を含むアクチュエータ2
6を示すが、回動中心とボイスコイル32の外端部との
距離(以下、L)を大きくするためには、前記エンクロ
ージャケースにおいてそのためのスペースを確保する必
要がある。ところが、現状のハードディスクドライブで
は、エンクロージャケース内にそのようなスペースを確
保するのは容易でない。エンクロージャケース内に磁気
ディスク、ボイスコイルモータ等の部品が高密度に配置
されているからである。本発明では、これまでのハード
ディスクドライブでは磁気ディスクがその中心とエンク
ロージャケースの幅方向の中心と一致して配置されてい
たのに対し、磁気ディスクをその中心とエンクロージャ
ケースの幅方向の中心とを一致させずに偏心して配置す
ることにより、前記ディスク状記録媒体の中心を境界に
して、エンクロージャケースの幅方向の収容面積が左右
いずれか一方を他方より大きくすることにより、前記距
離Lを大きくするスペースを確保した。すなわち本発明
は、ランダムアクセス可能なディスク状記録媒体と、前
記ディスク状記録媒体に対向して設けられるとともに、
信号の記録再生を行う磁気ヘッドと、前記ディスク状記
録媒体上で前記磁気ヘッドをシークするためのアクチュ
エータと、前記ディスク状記録媒体と、前記磁気ヘッド
と、前記アクチュエータとを収容するとともに、前記デ
ィスク状記録媒体の中心を境界にして、幅方向の収容面
積が左右いずれか一方が他方より大きく設定された筐体
と、からなることを特徴とするディスクドライブ装置で
ある。
【0005】本発明において、前記ディスク状記録媒体
のサイズを前記筐体のフォームファクタに対応するディ
スク状記録媒体のサイズより小さくすることが有効であ
る。つまり、ディスク状記録媒体を小径化することによ
り、ディスク状記録媒体を前記筐体に対して偏心して配
置することを可能とする。なお、フォームファクタは周
知のようにハードディスクドライブを構成する筐体、つ
まりエンクロージャケースの幅を示しているが、通常、
フォームファクタが3.5インチである場合に対応する
のは3.5インチサイズ(一般に、95mm)のディス
ク状記録媒体であるが、本発明ではこれよりも小さいサ
イズのディスク状記録媒体を搭載するというものであ
る。ディスク状記録媒体のサイズが前記筐体のフォーム
ファクタに対応するディスク状記録媒体のサイズより小
さいとは、このことを意味している。また、磁気ディス
クを小径化するとの表現を用いた場合も同様の意味を有
している。また本発明において、前記ディスク状記録媒
体と前記アクチュエータは、前記筐体内の対角線上に位
置するとともに、前記アクチュエータを前記収容面積が
大きい側に配置することができる。このような配置にす
ることにより、アクチュエータのサイズ、具体的な例と
してボイスコイルモータの前記距離Lを大きくすること
が可能となる。したがって、アクチュエータとしての性
能が向上し、前記磁気ヘッドのシーク速度を向上するこ
とができる。なお、アクチュエータを収容面積が大きい
側に配置するとは、アクチュエータの全てが収容面積が
大きい側に存在することを意味するものではなく、少な
くともアクチュエータの駆動軸が当該収容面積が大きい
側に位置していればよいことを意味している。
【0006】また本発明では、データを記録する磁気デ
ィスクと、前記磁気ディスクに対してデータを読み取り
または書き込むためのヘッドと、前記ヘッドを駆動する
ボイスコイルモータと、前記磁気ディスク、前記ヘッド
および前記ボイスコイルモータを収納するエンクロージ
ャケースと、を備え、前記エンクロージャケースは3.
5インチフォームファクタを有し、前記磁気ディスク
は、その中心が前記エンクロージャケースの幅方向の中
心とずれて配置されるとともに、84±0.1mmの外
径を有している、ことを特徴とするディスクドライブ装
置が提供される。このディスクドライブ装置は、エンク
ロージャケースのフォームファクタが3.5インチであ
るのに対して磁気ディスクの外径は84±0.1mmで
ある。つまり、3.5インチの磁気ディスクの外径は9
5mmであるのに対し、このディスクドライブ装置では
それよりも11mm小径の磁気ディスクを用いる。した
がって、この磁気ディスクを用いているので、その中心
を前記エンクロージャケースの幅方向の中心とずれて配
置すれば、ボイスコイルモータの前記距離Lを大きくす
るスペースを生み出すことができる。また、磁気ディス
クを84±0.1mmと小径化したので、例えば100
00rpmといった高い回転速度で磁気ディスクを回転
したとしても3.5インチの磁気ディスクに比べてフラ
ッタリングを低く抑えることができるとともに、消費電
力を低減することができる。したがって、本発明におい
て磁気ディスクを84±0.1mmとすることは、シー
ク速度を向上するとともに、フラッタリングおよび消費
電力を低減するための臨界的意義を有している。なお、
ここでは磁気ディスクのサイズとして84mmのものを
示したが、本発明はこれ以下のサイズの磁気ディスクを
用いることを許容していることはいうまでもない。
【0007】本発明において、前記ボイスコイルモータ
は、その回動中心とボイスコイルの外端部との距離Lを
34〜37mmとすることができる。この距離Lが大き
い程ボイスコイルモータの駆動速度、つまり磁気ヘッド
のシーク速度を早くすることができるが、エンクロージ
ャケース内で許容されるスペースにも限界があり、34
〜37mmという距離は、エンクロージャケース内で許
容される範囲で高いシーク速度を得るために必要な距離
として位置付けられるものである。本発明において、前
記磁気ディスクの中心と前記エンクロージャケースの幅
方向の中心とのずれ、つまり偏心量は1〜5.5mmと
することが望ましい。これは、1mm未満では前記距離
Lを十分長くすることができず、逆に5.5mmを越え
て偏心させるとエンクロージャケースの側壁が薄くなり
十分な剛性を保つことができなくなるからである。した
がって、望ましい偏心量は3〜4mmである。なお、本
発明では磁気ディスクを小径化することにより、エンク
ロージャケースの幅方向に偏心、つまり幅方向のいづれ
か側に寄ることになるが、これは幅方向に限らず、エン
クロージャケースの長さ方向(深さ方向)の側にも寄る
ことを可能としている。また、本発明のディスクドライ
ブ装置は、7200rpm、10000rpmあるいは
12000rpmといった高回転速度のディスクドライ
ブ装置に適応して、高速な読み出し、書き込みを実現す
るとともに、磁気ディスクのフラッタリングおよび消費
電力の低減を実現することができる。
【0008】ハードディスクドライブにおいて、磁気デ
ィスクとボイスコイルモータはその重量に占める割合が
大きい。ハードディスクドライブは、その重心がエンク
ロージャケースの中心と一致していることが望ましい。
本発明によれば、磁気ディスクを偏心して配置し、磁気
ディスクとボイスコイルモータとをエンクロージャケー
スの体格により近づけることにより、ハードディスクド
ライブの重心をエンクロージャケースの中心により近づ
けることができるという効果を奏する。したがって本発
明によれば、データを記録する磁気ディスクと、前記磁
気ディスクに対してデータを読み取りまたは書き込むた
めの磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを駆動するボイスコ
イルモータと、前記磁気ディスク、前記磁気ヘッドおよ
び前記ボイスコイルモータを収納するエンクロージャケ
ースと、を備えたディスクドライブ装置であって、前記
磁気ディスクの中心を境界にした幅方向の収容面積が左
右いずれか一方が他方より大きくなるように前記磁気デ
ィスクを前記エンクロージャケースに配置し、前記磁気
ディスクと前記ボイスコイルモータとが前記エンクロー
ジャケースの対角線上に配置されることにより、前記デ
ィスクドライブ装置としての重心がエンクロージャケー
スの平面上の中心に一致するかまたは近似することを特
徴とするハードディスクドライブが提供される。本発明
において、磁気ディスクの中心を境界にした幅方向の収
容面積が左右いずれか一方を他方より大きくするために
は、磁気ディスクを小径化すればよい。つまり、前記磁
気ディスクのサイズを前記エンクロージャケースのフォ
ームファクタに対応する磁気ディスクサイズより小さく
すればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態にかかるハ
ードディスクドライブを図面を用いて説明する。図1に
示すように、ディスクドライブ装置としてのハードディ
スクドライブ10では、底浅箱型のアルミニウム合金製
のベース12の開放上部がカバー14で閉成されてエン
クロージャーケース16をなす。このエンクロージャケ
ース16は、矩形な薄箱状とされておりコンピュータ内
またはキーボード内に水平に配置可能である。ブラス製
のカバー14はベース12に矩形枠状のシール部材(図
示せず)を介して、ビス止めされて、エンクロージャケ
ース16内が気密化されている。カバー14上面にはア
コースティックプレート40が配置される。アコーステ
ィックプレート40はエンクロージャケース16内の騒
音が外部に漏れるのを防止するための部材である。この
エンクロージャケース16内には、ベース12の幅方向
中央からやや左端寄りにハブイン構造のスピンドルモー
タ18が設けられている。このスピンドルモータ18の
ハブ20の上面にはガラス基板からなる磁気ディスク2
2がスペーサを介して同軸上に積層してトップクランプ
24で固定装着され、スピンドルモータ18で回転駆動
される。なお、このスピンドルモータ18は定格時に1
0000rpmで回転する。
【0010】また、エンクロージャケース16内には、
アクチュエータ26が設けられている。このアクチュエ
ータ26には一端部に磁気ヘッド28を有し、中間部が
ピボット30を介してベース12上に支持され、ピボッ
ト30回りに回転自在とされる。アクチュエータ26の
他端部にはボイスコイル32が設けられ、このボイスコ
イル32と共働すべくエンクロージャケース16内に設
けられるVCMステータ34によってボイスコイルモー
タ(VCM)が構成される。ボイスコイル32に電流を
供給することにより、アクチュエータ26を回動する。
ベース12外面(下面)には、回路基板としての図示し
ないカードが取り付けられ、このカードはベース12の
外面を覆うような大きさの矩形とされる。前記カードと
上記スピンドルモータ18との間ではモータ駆動用の電
力、信号等の入出力が行われ、カードとアクチュエータ
26との間ではボイスコイル32への動力や磁気ヘッド
28の読み取り等のための電力、信号の入出力が行われ
る。このカードとアクチュエータ26との間での入出力
は、フレキシブルケーブル(FPC)36を介して行わ
れる。
【0011】本実施の形態のハードディスクドライブ1
0はヘッド・ロード・アンロード型と称されるディスク
ドライブ装置である。このヘッド・ロード・アンロード
型ディスクドライブ装置は非動作時にランプブロック3
8にアクチュエータ26を保持させることにより、磁気
ヘッド28を磁気ディスク22の表面に接触させずに退
避位置にアンロードするものである。動作時にはアクチ
ュエータ26が駆動することにより磁気ヘッド28は磁
気ディスク22上に位置することとなる。図2は、本実
施形態にかかるハードディスクドライブ10の平面図を
示している。ただし、理解を容易にするため、磁気ディ
スク22、アクチュエータ26を除いた部分については
省略してある。図2に示すように、本実施形態にかかる
ハードディスクドライブ10のエンクロージャケース1
6(ベース12)は、幅(W)101.6mm、深さ
(D)146mm、高さ25.4mmのサイズを有して
いる。この幅101.6mmのエンクロージャケース1
6は、3.5インチフォームファクタに該当する。磁気
ディスク22は直径84mmとして作成されており、そ
の中心をエンクロージャケース16の幅方向中心より
3.3mm偏心した位置に置いている。したがって、磁
気ディスク22の中心を境として、図中左側の寸法は5
4.1mm、右側の寸法は47.5mmとなり、アクチュ
エータ26を配置する左側のスペースが広くなる。これ
は、アクチュエータ26の寸法、より具体的にはピボッ
ト30の軸中心(回動中心)からボイスコイル32のコ
イル最端部までの距離(図3のL)を大きくすることが
できることを意味している。なお、本実施の形態では、
磁気ディスク22の偏心量を3.3mmとしたが、本発
明ディスクドライブ装置はこれに限定されるものではな
い。例えば、3.5インチフォームファクタのエンクロ
ージャケース16の幅を101.6mm、磁気ディスク
22の外径を84mmとした場合には、最大5.5mm
の偏心が可能である。つまり、3.5インチフォームフ
ァクタのエンクロージャケース16にはこれまで3.5
インチ(外径95mm)の磁気ディスク22が搭載され
ており、この3.5インチ磁気ディスク22が搭載され
ていた範囲で前記外径84mmの磁気ディスクを移動さ
せることができると考え、(95mm−84mm)/2
により5.5mmが偏心できる最大の値となる。この範
囲であれば磁気ディスク22の偏心が可能であり、一
方、偏心量が少なければ、ピボット30の軸中心からボ
イスコイル32のコイル最端部までの距離Lを大きくで
きる度合いが少なくなるので、偏心量は1mm以上、望
ましくは3mm以上とすることがよい。
【0012】図5はこのことを模式的に示した図であ
り、同一のフォームファクタのエンクロージャケース1
6に、同図(a)は本発明にしたがって当該フォームフ
ァクタに対応する磁気ディスク22よりも小さいサイズ
の磁気ディスク22を用い、かつ磁気ディスク22の中
心をエンクロージャケース16の幅方向の中心からずら
して(偏心)配置した例を、同図(b)は当該フォーム
ファクタに対応する磁気ディスク22を用い、かつ磁気
ディスク22の中心とエンクロージャケース16の幅方
向の中心とが一致している例である。なお、現在市場に
流通しているハードディスクドライブにおいて、フォー
ムファクタに合致した磁気ディスク22を用いるもので
は、図5(b)のように磁気ディスク22の中心とエン
クロージャケース16の幅方向の中心とが一致してい
る。これは、磁気ディスク22の径がエンクロージャケ
ース16の幅寸法に近似しているために、必然的に両者
の中心同士が一致するからである。図5(a)、(b)
を比較すればわかるように、磁気ディスク22を小径化
し、さらに偏心させることにより、VCMを大きくする
ことができる。なお、VCMを大きくすることの具体例
として、ピボット30の軸中心からボイスコイル32の
コイル最端部までの距離Lを大きくすることを示した
が、本発明は必ずしもこれに限定されない。
【0013】図4は、前記Lの長さを変えたときの平均
シーク時間の変動をシミュレートした結果を示すグラフ
である。同グラフから、前記Lを3mm長くすることに
より、平均シーク時間を1ms以上短縮できることがわ
かる。このシーク時間の短縮により、データの読み出
し、書き込みの高速化が図られる。
【0014】次に、図6は同一のフォームファクタのエ
ンクロージャケース16に、同図(a)は本発明にした
がって当該フォームファクタに対応する磁気ディスクよ
りもサイズの小さい磁気ディスク22を用い、かつ磁気
ディスク22の中心をエンクロージャケース16の幅方
向の中心からずらして(偏心)配置した例を、同図
(b)は当該フォームファクタに対応する磁気ディスク
よりもサイズの小さい磁気ディスク22を用いたが、磁
気ディスク22の中心とエンクロージャケース16の幅
方向の中心とを一致させた比較例を示している。図6
(a)、(b)に、それぞれのハードディスクドライブ
10としての重心を示す。ところで、磁気ディスク22
(スピンドルモータ18も含め)およびVCMは、ハー
ドディスクドライブ10における重量の大半を占める。
したがって、磁気ディスク22およびVCMの位置がハ
ードディスクドライブ10としての重心位置に及ぼす影
響は大きいといえる。一方、ハードディスクドライブ1
0において、重心がエンクロージャケース16の中心と
一致することが望ましい。それは、磁気ディスク22の
回転に伴う振動を少なくすることができるからである。
【0015】図6(a)に示す本実施の形態にかかるハ
ードディスクドライブ10の場合、磁気ディスク22が
偏心してエンクロージャケース16の右上コーナに近づ
いたために、ハードディスクドライブ10としての重心
がエンクロージャケース16の中心に一致するか、近づ
くことができる。これに対して、図6(b)に示す場合
には、磁気ディスク22の中心がエンクロージャケース
16の幅方向中心に一致して配置されているため、ハー
ドディスクドライブ10としての重心がエンクロージャ
ケース16の左側に偏って位置することになる。しがっ
て、図6(b)に示すハードディスクドライブ10に比
べて、図6(a)に示すハードディスクドライブ10は
振動を小さくすることができる。
【0016】次に、図6(a)、(b)において、符号
42はクロックヘッドである。このクロックヘッド42
は、ハードディスクドライブ10の製造工程中に磁気デ
ィスク22にサーボトラックを書き込むための磁気ヘッ
ドである。通常このクロックヘッド42は、エンクロー
ジャケース16の側壁に開けた貫通孔から挿入して、磁
気ディスク22に対してサーボトラックの書き込みを実
行する。サーボトラックの書き込みを実行するとき、磁
気ディスク22がエンクロージャケース16の側壁に近
いほうが、クロックヘッド42の磁気ディスク22への
アクセス性に優れる。つまり、図6(a)に示す本実施
の形態のように、磁気ディスク22の中心をエンクロー
ジャケース16の中心から偏心させることによって磁気
ディスク22をよりエンクロージャケース16の側壁に
近づけることができたので、クロックヘッド42による
サーボトラックの書き込み作業を容易にする。以上説明
した実施の形態では、フォームファクタを3.5イン
チ、磁気ディスク22のサイズを84mmとして説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、他のフ
ォームファクタのエンクロージャケース、他のサイズの
磁気ディスクを本発明の趣旨に沿って採用することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、平
均シーク速度を向上することができるので、データの読
み出し、書き込み速度を速くすることができる。さらに
本発明によれば、磁気ディスクのフラッタリングおよび
消費電力の低減を実現することかできる。また、本発明
によれば、重心がエンクロージャケースの中心と一致す
るかまたは近似させることができるし、加えて、サーボ
トラックの書き込み作業を容易にすることができるとい
う効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態にかかるハードディスクドライ
ブの分解斜視図である。
【図2】 本実施の形態にかかるハードディスクドライ
ブの平面図である。
【図3】 本実施の形態にかかるハードディスクドライ
ブのアクチュエータ26の拡大図である。
【図4】 本実施の形態にかかる回動中心からボイスコ
イル32のコイル最端部までの距離と平均シーク時間の
関係を示すグラフである。
【図5】 本実施の形態にかかるハードディスクドライ
ブと従来のハードディスクドライブを模式的に示した図
である。
【図6】 本実施の形態にかかるハードディスクドライ
ブと比較にかかるハードディスクドライブを模式的に示
した図である。
【符号の説明】
10…ハードディスクドライブ、12…ベース、14…
カバー、16…エンクロージャケース、18…スピンド
ルモータ、20…ハブ、22…磁気ディスク、24…ト
ップクランプ、26…アクチュエータ、28…磁気ヘッ
ド、30…ピボット、32…ボイスコイル、34…VC
Mステータ、36…フレキシブルケーブル(FPC)、
38…ランプブロック、40…アコースティックプレー
ト、42…クロックヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 清志 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 Fターム(参考) 5D109 AA01 AA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセス可能なディスク状記録
    媒体と、 前記ディスク状記録媒体に対向して設けられるととも
    に、信号の記録再生を行う磁気ヘッドと、 前記ディスク状記録媒体上で前記磁気ヘッドをシークす
    るためのアクチュエータと、 前記ディスク状記録媒体と、前記磁気ヘッドと、前記ア
    クチュエータとを収容するとともに、前記ディスク状記
    録媒体の中心を境界にして、幅方向の収容面積が左右い
    ずれか一方が他方より大きく設定された筐体と、 からなることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク状記録媒体のサイズが前記
    筐体のフォームファクタに対応するディスク状記録媒体
    のサイズより小さいことを特徴とする請求項1に記載の
    ディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスク状記録媒体と前記アクチュ
    エータは、前記筐体内の対角線上に位置するとともに、
    前記アクチュエータは前記収容面積が大きい側に配置さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライ
    ブ装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータを前記筐体の前記収
    容面積が広い側に配置したことにより、アクチュエータ
    を大きくして性能を向上し、前記磁気ヘッドのシーク速
    度を向上したことを特徴とする請求項3に記載のディス
    クドライブ装置。
  5. 【請求項5】 データを記録する磁気ディスクと、 前記磁気ディスクに対してデータを読み取りまたは書き
    込むためのヘッドと、 前記ヘッドを駆動するボイスコイルモータと、 前記磁気ディスク、前記ヘッドおよび前記ボイスコイル
    モータを収納するエンクロージャケースと、を備え、 前記エンクロージャケースは3.5インチフォームファ
    クタを有し、 前記磁気ディスクは、その中心が前記エンクロージャケ
    ースの幅方向の中心とずれて配置されるとともに、84
    ±0.1mmの外径を有していることを特徴とするハー
    ドディスクドライブ。
  6. 【請求項6】 前記ボイスコイルモータは、その回動中
    心とボイスコイルの外端部との距離が34〜37mmで
    あることを特徴とする請求項5に記載のハードディスク
    ドライブ。
  7. 【請求項7】 前記磁気ディスクは、その中心が前記エ
    ンクロージャケースの幅方向の中心と1〜5mmずれて
    配置されたことを特徴とする請求項5に記載のハードデ
    ィスクドライブ。
  8. 【請求項8】 前記磁気ディスクの定格回転速度が72
    00rpm以上であることを特徴とする請求項5に記載
    のハードディスクドライブ。
  9. 【請求項9】 データを記録する磁気ディスクと、 前記磁気ディスクに対してデータを読み取りまたは書き
    込むための磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを駆動するボイスコイルモータと、 前記磁気ディスク、前記磁気ヘッドおよび前記ボイスコ
    イルモータを収納するエンクロージャケースと、を備え
    たハードディスクドライブであって、 前記磁気ディスクの中心を境界にした幅方向の収容面積
    が左右いずれか一方が他方より大きくなるように前記磁
    気ディスクを前記エンクロージャケースに配置し、 前記磁気ディスクと前記ボイスコイルモータとが前記エ
    ンクロージャケースの対角線上に配置されることによ
    り、 前記ハードディスクドライブ装置としての重心がエンク
    ロージャケースの平面上の中心に一致するかまたは近似
    することを特徴とするハードディスクドライブ。
  10. 【請求項10】 前記磁気ディスクのサイズは前記エン
    クロージャケースのフォームファクタより小さいことを
    特徴とする請求項9に記載のハードディスクドライブ。
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