JP2001126394A - データ再生装置 - Google Patents

データ再生装置

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JP2001126394A
JP2001126394A JP30115099A JP30115099A JP2001126394A JP 2001126394 A JP2001126394 A JP 2001126394A JP 30115099 A JP30115099 A JP 30115099A JP 30115099 A JP30115099 A JP 30115099A JP 2001126394 A JP2001126394 A JP 2001126394A
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JP30115099A
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Tetsushi Itoi
哲史 糸井
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリ等化特性が変化したときでもそれに追従
した等化検出処理を行い、更にビットエラー訂正を行な
うことによりエラーレートを最低値に低減させる。 【解決手段】 パーシャルレスポンス方式によりプリ等
化された再生データと、RAMから出力された再生デー
タに相当する予測データの差分絶対値から、トレリス線
図に従ってパスメトリックとブランチメトリックを計算
し、同じ状態に2箇所からパスが接続されているとき、
接続されている2本のパスの過去のパスメトリックとブ
ランチメトリックの加算値どおしを比較し、小さい値を
持つパスを選択し、選択されなかったパスを消去してい
き、それらを時間的に並べることによりパスを一本化さ
せ、最も確からしいデータを得ることができる構成を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク(光磁
気ディスク、相変化ディスク等を含む)、磁気テープ媒
体等に、ディジタルデータ又はディジタル画像・音声・
システム等のデータを記録することができるディジタル
記録装置に用いられる、データ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル記録ディスク装置、デ
ィジタル記録VTR等では、データをそのまま記録せ
ず、記録符号化した後に記録を行っていた。代表的な記
録符号に1,7符号、2,7符号がある。
【0003】1,7符号は、2ビットのデータビットを
3ビットのチャンネルビットに変換し、あるいは4ビッ
トのデータビットを6ビットのチャンネルビットに変換
した後、NRZI則で記録する。NRZI則とは“1”
で反転、“0”で非反転を行い記録するという規則であ
る。1,7符号の大きい特徴として、変換後、“1”と
“1”の間に“0”が1個以上7個以下存在する、すな
わち最小反転間隔が2であるという特徴がある。
【0004】2,7符号は、2ビットのデータビットを
4ビットのチャンネルビットに変換し、3ビットのデー
タビットを6ビットのチャンネルビットに変換し、ある
いは4ビットのデータビットを8ビットのチャンネルビ
ットに変換した後、NRZI則で記録する。2,7符号
の大きい特徴として、変換後、“1”と“1”の間に
“0”が2個以上7個以下存在する、すなわち最小反転
間隔が3であるという特徴がある。
【0005】また、記録再生信号に対し、パーシャルレ
スポンス等化方式とビタビ復号とを組み合わせてデータ
検出を行なう方法が提案されている。これは、例えば本
発明者による特開平4−298865号公報に開示され
ている。この公報の発明は、1,7符号などの最小反転
間隔=2なる符号を記録したときの再生データ検出方法
であり、PR(1,1)等化し、3値データとして、4
状態ビタビ復号を行なうことにより、ビットエラー訂正
処理を行い、エラーレートを低減するというものであ
る。なお、「PR」とは、パーシャルレスポンスの略で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たパーシャルレスポンス等化方式とビタビ復号を組み合
わせてデータ検出を行なう方法では、ビットエラー訂正
処理を行い、エラーレートを低減することができるもの
の、再生適応処理を行なうことができない。すなわち、
記録時の記録電流変化、記録位置による媒体特性の変
化、記録再生特性の温度による変化などによる再生信号
の変化が発生したときでもPR(1,1)等化は常に固
定等化を行なっているため、等化特性が再生信号の変化
に追従することができないという問題がある。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、プリ等化特性
が変化したときでもそれに追従した等化検出処理を行
い、更にビットエラー訂正を行なうことによりエラーレ
ートを最低限に低減させることができる、データ再生装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ再生
装置は、前記課題を解決したものであり、減算絶対値回
路、比較選択回路、パスメモリ回路、RAM回路及びR
AMデータ修正回路を備えている。減算絶対値回路は、
プリ等化された再生データと出力された予測データとの
減算絶対値を、ブランチメトリックとして出力する。比
較選択回路は、ブランチメトリックと既に計算されたパ
スメトリックを加算した値とを比較して小さい方を選択
し、どちらが選択されたかという選択信号を出力すると
ともに選択された方を新たなパスメトリックとして出力
する。パスメモリ回路は、選択信号を複数段に渡って記
憶し、パスを一本化して最も確からしいパスを得るとと
もに最も確からしいデータを出力する。RAM回路は、
パスメモリ回路の途中出力をアドレスとすることにより
プリ等化された再生データに最も近いと思われる予測デ
ータを出力する。RAMデータ修正回路は、適当な値だ
けディレーしたプリ等化された再生データと、パスメモ
リ回路の連続出力データをアドレスとすることにより得
られるRAM回路の内部データとから、RAM回路の内
部データを更新する。これにより、プリ等化特性が変化
したときでもそれに追従した等化検出処理を行い、更に
ビットエラー訂正を行なうことによりエラーレートを最
低値に低減させることができる。
【0009】換言すると、本発明に係るデータ再生装置
は、パーシャルレスポンス方式によりプリ等化された再
生データと、RAM回路から出力された再生データに相
当する予測データの差分絶対値から、トレリス線図に従
ってパスメトリックとブランチメトリックを計算し、同
じ状態に2箇所からパスが接続されているとき、接続さ
れている2本のパスの過去のパスメトリックとブランチ
メトリックの加算値同士を比較し、小さい値を持つパス
を選択し、選択されなかったパスを消去していき、それ
らを時間的に並べることによりパスを一本化させ、最も
確からしいデータを得る。これにより、ディジタルで記
録再生したデータ、又は伝送受信したデータを、ビット
エラーを訂正して信頼性の高いデータを得ることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るデータ再生
装置の第一実施形態を示すブロック図である。以下、こ
の図面に基づき説明する。
【0011】本実施形態のデータ再生装置は、減算絶対
値回路10、比較選択回路12、パスメモリ回路14、
RAM回路16及びRAMデータ修正回路18を備えて
いる。減算絶対値回路10は、プリ等化された再生デー
タと出力された予測データとの減算絶対値を、ブランチ
メトリックとして出力する。比較選択回路12は、ブラ
ンチメトリックと既に計算されたパスメトリックを加算
した値とを比較して小さい方を選択し、どちらが選択さ
れたかという選択信号を出力するとともに選択された方
を新たなパスメトリックとして出力する。パスメモリ回
路14は、選択信号を複数段に渡って記憶し、パスを一
本化して最も確からしいパスを得るとともに最も確から
しいデータを出力する。RAM回路16は、パスメモリ
回路14の途中出力をアドレスとすることによりプリ等
化された再生データに最も近いと思われる予測データを
出力する。RAMデータ修正回路18は、適当な値だけ
ディレーしたプリ等化された再生データと、パスメモリ
回路14の連続出力データをアドレスとすることにより
得られるRAM回路16の内部データとから、RAM回
路16の内部データを更新する。RAMデータ修正回路
18には、プリ等化された再生データを適当な値だけデ
ィレーするディレー回路20が付設されている。以下
に、各構成要素について、更に詳しく説明する。
【0012】入力データは、図示しないPR(1,2,
1)プリ等化により4値データとなっている。また、R
AM回路16からは、4クロックのブランチデータと2
クロックの過去データとの計6クロックデータから推定
される入力データの予測値が、ブランチメトリックの数
である26サンプル分送られてくる。
【0013】減算絶対値回路10は、入力データと入力
データの予測値との誤差、すなわち減算値を絶対値化し
てブランチメトリックとするものである。減算絶対値回
路10の出力は、減算絶対値計算結果(ブランチメトリ
ック)が26サンプル分である。
【0014】比較選択回路12は、前クロックのパスメ
トリックとブランチメトリックの加算値同士を比較し、
小さい方を選ぶと同時に、新クロックに対するパスメト
リックを計算する。また、比較選択回路12は、パスメ
モリ回路14に対しては比較選択信号を出力し、減算絶
対値回路10に対しては新クロックに対するパスメトリ
ックを出力する。
【0015】パスメモリ回路14は、比較選択回路12
から入力した10ビットの比較選択信号を数十段に渡っ
て記憶し、その値からパスの一本化を検査するととも
に、入力データとの比較用にRAM回路16に格納され
た入力データの予測値を出力するためのRAMアドレス
を発生する。
【0016】RAM回路16は、4クロックのブランチ
データと2クロックの過去データの計6クロックデータ
から推定される入力データの予測値を格納しておくメモ
リであり、最初にプリセットされた値はRAMデータ修
正回路18によって修正される。
【0017】RAMデータ修正回路18は、タイミング
を合わせた入力データと、4クロックのブランチデータ
と2クロックの過去データの計6クロックデータから推
定される入力データの予測値から、より確からしい入力
データの予測値を求め、そのデータを更新する。
【0018】パスメモリ回路14は、10ビットの生き
残りパス情報を数十クロック記憶し、状態S0〜S15
が数十クロックデータから生き残る可能性があるかどう
かを求めるものである。16状態のうち生き残り状態が
1状態のとき、パスが一本化したことを示す。状態S6
〜S9に対してパスの一本化が行われれば、その時点で
の2値出力(NRZ)は“1”、その他の状態に対して
パスの一本化が行われれば、その時点での2値出力(N
RZ)は“0”となる。ただし、これを数十クロックに
渡って計算したとしても必ずしも一本化するとは限らな
い。一本化しなかったとき、状態0〜5,10〜15の
うち生き残っている状態数と状態6〜9のうち生き残っ
ている状態数とを比較し、前者が多ければ2値最終出力
“0”、後者が多ければ2値最終出力“1”とする。
【0019】最後にRAMデータ修正回路18について
説明する。RAM回路16には入力データの予測値が記
憶されている。入力データ特性は時々刻々と変化するた
め、RAM回路16における入力データの予測値もそれ
に合わせて変化させなければならない。しかし、必要以
上に入力データに合わせてしまうとバーストエラー発生
時にRAMデータも破壊されてしまう。したがって、入
力データと旧RAMデータそれぞれに重みを付けて加算
する。すなわちμ(0≦μ≦1)に対して、新RAMデ
ータ=μ×(入力データ)+(1−μ)×(旧RAMデ
ータ)とする。ただしRAMデータを書き替えるための
アドレスはパスメモリ出力から得られるデータのため数
十段の遅延があり、入力データは遅延量を合わせなけれ
ばならない。
【0020】次に、本実施形態のデータ再生装置の動作
について詳述する。
【0021】図2に、最小反転間隔=2なる符号を記録
したときの再生データにPR(1,2,1)プリ等化を
行い、4値データ(0、1、3、4)としたときのシリ
アル状態遷移図を示す。図2において、SS0〜SS5
をシリアルデータ状態、矢印をブランチと呼ぶ。ブラン
チに示された数字に関して、分母をプリ等化出力レベ
ル、分母を2値再生出力データとする。
【0022】図3に、最小反転間隔=2なる符号を記録
したときの再生データにPR(1,2,1)プリ等化を
行い、4値データ(0、1、3、4)としたときの、4
クロックデータトレリス線図を示す。トレリス線図は、
縦軸を16の状態(S0〜S15)、横軸を時間軸で示
し、矢印を図2と同様にブランチと呼ぶ。確率の負の対
数をメトリックと呼ぶものとする。「確率が高い」とい
うことと「メトリックが短い」ということは、同じ意味
を持つ。各状態に対するメトリックをパスメトリックと
呼び、PM(0)〜PM(15)で示す。各ブランチに
対するメトリックをブランチメトリックと呼び、BM
(0)〜BM(25)で示す。
【0023】最小反転間隔=2なる符号をPR(1,
2,1)等化すると、図2に示すように、“0”の次は
“0”又は“1”、“1”の次は“0”、“1”又は
“3”、“3”の次は“1”、“3”又は“4”、
“3”の次は“3”又は“4”となる。したがって、4
クロックデータのブランチは、0000、0001、0
013、0133、0134、1000、1001、1
013、1133、1134、1331、1343、1
344、3100、3101、3113、3310、3
311、3431、3443、3444、4310、4
311、4431、4443、4444の26パターン
となる。
【0024】図3のトレリス線図には、16の状態に対
して26のブランチが示されている。状態S0を“00
0”とし、次に“0”が続けば“0000”のブランチ
が選ばれ、次クロックでは状態S0に至り、1ビット目
の“0”が消去されて“000”が残る。次に“1”が
続けば“0001”のブランチが選ばれ、次クロックに
は状態S1に至り、1ビット目の“0”が消去されて
“001”が残る。状態S1を“001”とし、次に
“3”が続けば“0013”のブランチが選ばれ、次ク
ロックでは状態S2に至り、1ビット目の“0”が消去
されて“013”が残る。図2から、“001”の次に
は“3”以外が続くことはあり得ない。
【0025】したがって、時刻nの16状態に至る4ク
ロック連続データと時刻n+1の16状態に至る4クロ
ックデータとでは3クロック分は共通し、それぞれ、0
00、001、013、100、101、113、13
3、134、310、311、331、343、34
4、431、443、444の16パターンとなる。4
クロックデータをBM(k)、3クロックデータをPM
(k)で表すと、図2及び図3から、これらの関係が以
下のようになる。
【0026】 時刻 n 時刻 n+1 BM(0) 0000→PM(0) 000→BM(0) 0000 又はB M(1) 0001 BM(1) 0001→PM(1) 001→BM(2) 0013 BM(2) 0013→PM(2) 013→BM(3) 0133 又はB M(4) 0134 BM(3) 0133→PM(6) 133→BM(10)1331 BM(4) 0134→PM(7) 134→BM(11)1343 又はB M(12)1344 BM(5) 1000→PM(0) 000→BM(0) 0000 又はB M(1) 0001 BM(6) 1001→PM(1) 001→BM(2) 0013 BM(7) 1013→PM(2) 013→BM(3) 0133 又はB M(4) 0134 BM(8) 1133→PM(6) 133→BM(10)1331 BM(9) 1134→PM(7) 134→BM(11)1343 又はB M(12)1344 BM(10)1331→PM(10)331→BM(16)3310 又はB M(17)3311 BM(11)1343→PM(11)343→BM(18)3431 BM(12)1344→PM(12)344→BM(19)3443 又はB M(20)3444 BM(13)3100→PM(3) 100→BM(5) 1000 又はB M(6) 1001 BM(14)3101→PM(4) 101→BM(7) 1013 BM(15)3113→PM(5) 113→BM(8) 1133 又はB M(9) 1134 BM(16)3310→PM(8) 310→BM(13)3100 又はB M(14)3101 BM(17)3311→PM(9) 311→BM(15)3113 BM(18)3431→PM(13)431→BM(21)4310 又はB M(22)4311 BM(19)3443→PM(14)443→BM(23)4431 BM(20)3444→PM(15)444→BM(24)4443 又はB M(25)4444 BM(21)4310→PM(8) 310→BM(13)3100 又はB M(14)3101 BM(22)4311→PM(9) 311→BM(15)3113 BM(23)4431→PM(13)431→BM(21)4310 又はB M(22)4311 BM(24)4443→PM(14)443→BM(23)4431 BM(25)4444→PM(15)444→BM(24)4443 又はB M(25)4444
【0027】この移行表において、例えば第1行は、ブ
ランチメトリックBM(0)は“0000”のメトリッ
ク、時刻nのパスメトリックPM(0)はBM(0)の
最も過去である1ビット目の“0”を消去した“00
0”のメトリックであり、その後“000”には“0”
又は“1”が続くため、4ビット目に“0”又は“1”
を追加し、時刻n+1ではBM(0)である“000
0”又はBM(1)である“0001”のどちらかに移
行する。
【0028】また、例えば第2行は、ブランチメトリッ
クBM(1)は“0001”のメトリック、時刻nのパ
スメトリックPM(1)はBM(1)の最も過去である
1ビット目の“0”を消去した“001”のメトリック
であり、その後“001”には“3”のみが続くため、
4ビット目に“3”を追加し、時刻n+1ではBM
(2)である“0013”に移行する。第3行〜第26
行に関しても同様の意味を持つ。
【0029】次に、図3において、各状態におけるパス
メトリックは1クロック前のパスメトリックと1クロッ
ク前のパスメトリックから当該パスメトリックに至るブ
ランチメトリックの加算値のうち小さい方を選択するも
のとする。すなわち、以下のようになる。ただし、左辺
のパスメトリックに対して右辺のパスメトリックは1ク
ロック過去の値を示している。
【0030】 PM(0)=min[PM(0)+BM(0),PM(3)+BM(5)] PM(1)=min[PM(0)+BM(1),PM(3)+BM(6)] PM(2)=min[PM(1)+BM(2),PM(4)+BM(7)] PM(3)=PM(8)+BM(13) PM(4)=PM(8)+BM(14) PM(5)=PM(9)+BM(15) PM(6)=min[PM(2)+BM(3),PM(5)+BM(8)] PM(7)=min[PM(2)+BM(4),PM(5)+BM(9)] PM(8) =min[PM(10)+BM(16),PM(13)+BM( 21)] PM(9) =min[PM(10)+BM(17),PM(13)+BM( 22)] PM(10)=PM(6)+BM(10) PM(11)=PM(7)+BM(11) PM(12)=PM(7)+BM(12) PM(13)=min[PM(11)+BM(18),PM(14)+BM( 23)] PM(14)=min[PM(12)+BM(19),PM(15)+BM( 24)] PM(15)=min[PM(12)+BM(20),PM(15)+BM( 25)]
【0031】このようにしてパスメトリックを計算して
パスを選択し、生き残ったパスを矢印の形で連続させて
いくとともに、各パスにおける6ビット推定データを求
める。
【0032】図4に2クロック分パスを選択した例を示
す。実線が選択され生き残ったパス、点線が選択されな
かったパスである。また図中に示されている2クロック
分の4値レベルデータは、その状態に至るまでの過去の
4値レベルデータである。時刻n、状態S0は、“3
1”という4値レベルから至っており、“31”を2ク
ロック過去データと呼ぶ。その後“0000”が続くた
め、合わせて“310000”となり、これが時刻n+
1、状態S0における生き残りパスの6ビット推定デー
タとなる。時刻n+1、状態S0では“310000”
から1ビット目を消去した“10000”のうち1ビッ
ト目と2ビット目の“10”から至っており、“10”
が2クロック過去データとなる。その後“0001”が
続くため、合わせて“100001”となり、これが時
刻n+2、状態S1における生き残りパスの6ビット推
定データとなる。時刻n+2、状態S1では“1000
01”から1ビット目を消去した“00001”のうち
1ビット目と2ビット目の“00”から至っており、
“00”が2クロック過去データとなる。
【0033】時刻n、状態S1は、“10”という4値
レベルから至っており、“10”が2クロック過去デー
タであるが、このパスはその後どこにも接続されていな
い。時刻n、状態S2は、“00”という4値レベルか
ら至っており、“00”が2クロック過去データであ
る。その後“0134”が続くため、合わせて“000
134”となり、これが時刻n+1、状態S7における
生き残りパスの6ビット推定データとなる。時刻n+
1、状態S7では“000134”から1ビット目を消
去した“00134”のうち1ビット目と2ビット目の
“00”から至っており、“00”が2クロック過去デ
ータである。その後“1343”が続き、合わせて“0
01343”となり、これが時刻n+2、状態S11に
おける生き残りパスの6ビット推定データとなるか、あ
るいは、その後“1344”が続き、合わせて“001
344”となり、これが時刻n+2、状態S12におけ
る生き残りパスの6ビット推定データとなる。時刻n+
2、状態S11では“001343”から1ビット目を
消去した“01343”のうち1ビット目と2ビット目
の“01”から至っており、“01”が2クロック過去
データである。時刻n+2、状態S12では“0013
44”から1ビット目を消去した“01344”のうち
1ビット目と2ビット目の“01”から至っており、
“01”が2クロック過去データである。以下、状態S
3〜状態S15に関しても同様である。
【0034】前記2クロック過去データと4クロックブ
ランチデータを合わせた6クロック推定データに対する
入力推定信号とプリ等化された実入力データの差分値の
絶対値を計算し、それをブランチメトリックとするわけ
である。
【0035】図4に対して、トレリス線図をさらに数ク
ロック分連続させた図を図5に示す。図5のようにパス
の選択が行われれば、過去にパスの一本化が可能であ
る。図では時刻n、状態S0の●マークにパスが一本化
している。
【0036】時刻nなる過去の状態S0〜S2に対して
パスの一本化が行われれば、その時点での4値レベルは
“0”、状態S3〜S7に対してパスの一本化が行われ
れば、その時点での4値レベルは“1”、状態S8〜S
12に対してパスの一本化が行われれば、その時点での
4値レベルは“3”、状態S13〜S15に対してパス
の一本化が行われれば、その時点での4値レベルは
“4”と判定できる。そして、4値レベル“0”、
“1”に対して2値出力“0”、4値レベル“3”、
“4”に対して2値出力“1”となり、得られた2値出
力”・・・001110011111000011・・
・”が1,7符号などの最小反転間隔=2なる符号復調
前のNRZIデータを示している。
【0037】又は、状態S6〜S9に対してパスの一本
化が行われれば、その時点での2値出力は“1”、その
他の状態に対してパスの一本化が行われれば、その時点
での2値出力は“0”となり、得られた2値出力”・・
・001001010000100010・・・”が
1,7符号などの最小反転間隔=2なる符号復調前のN
RZデータを示している。
【0038】次に、本発明に係るデータ再生装置の第二
実施形態について説明する。
【0039】図6に、最小反転間隔=2なる符号を記録
したときの再生データにPR(1,2,2,1)プリ等
化を行い、7値データ(0、1、2、3、4、5、6)
としたときのシリアル状態遷移図を示す。図6におい
て、SS0〜SS9をシリアルデータ状態、矢印をブラ
ンチと呼ぶ。ブランチに示された数字に関して、分母を
プリ等化出力レベル、分母を2値再生出力データとす
る。
【0040】図7に、最小反転間隔=2なる符号を記録
したときの再生データにPR(1,2,2,1)プリ等
化を行い、7値データ(0、1、2、3、4、5、6)
としたときの、4ビットデータトレリス線図を示す。ト
レリス線図は、縦軸を26の状態(S0〜S25)、横
軸を時間軸で示し、矢印を図6と同様にブランチと呼
ぶ。また、パスメトリックをPM(0)〜PM(2
5)、ブランチメトリックをBM(0)〜BM(41)
で示す。
【0041】BM(0)〜BM(41)に相当する4ク
ロックデータ、すなわち4クロックブランチデータは、
0000、0001、0013、0134、0135、
1000、1001、1013、1134、1135、
1343、1355、1356、2343、2355、
2356、3100、3101、3113、3234、
3235、3431、3432、3553、3565、
3566、4310、4311、4323、5310、
5311、5323、5531、5532、5653、
5665、5666、6531、6532、6653、
6665、6666の42パターンとなる。
【0042】PM(0)〜PM(25)に相当する3ク
ロックデータは、000、001、013、100、1
01、113、134、135、234、235、31
0、311、323、343、355、356、43
1、432、531、532、553、565、56
6、653、665、666の26パターンとなる。2
クロック過去データは、00、01、10、11、1
3、23、31、32、34、35、43、53、5
5、56、65、66の16パターンとなる。
【0043】なお、パスの選択、パスの一本化に関して
は図4、図5を図7の条件に拡張する。全体ブロック図
は、図1と同様の構成となる。
【0044】次に、本発明に係るデータ再生装置の第三
実施形態について説明する。
【0045】図8に、最小反転間隔=2なる符号を記録
したときの再生データにPR(2,3,3,2)プリ等
化を行い、7値データ(0、2、4、5、6、8、1
0)としたときのシリアル状態遷移図を示す。ただし、
図8では表現の短縮化と見やすさのため、「10」を
「A」で表示している。図8において、SS0〜SS9
をシリアルデータ状態、矢印をブランチと呼ぶ。ブラン
チに示された数字に関して、分母をプリ等化出力レベ
ル、分母を2値再生出力データとする。
【0046】図9に、最小反転間隔=2なる符号を記録
したときの再生データにPR(2,3,3,2)プリ等
化を行い、7値データ(0、2、4、5、6、8、1
0)としたときの、4ビットデータトレリス線図を示
す。ただし、図9でも表現の短縮化と見やすさのため、
「10」を「A」で表示している。トレリス線図は、縦
軸を26の状態(S0〜S25)、横軸を時間軸で示
し、矢印を図8と同様にブランチと呼ぶ。また、パスメ
トリックをPM(0)〜PM(25)、ブランチメトリ
ックをBM(0)〜BM(41)で示す。
【0047】BM(0)〜BM(41)に相当する4ク
ロックデータ、すなわち4クロックブランチデータは、
0000、0002、0025、0256、0258、
2000、2002、2025、2256、2258、
2565、2588、258A、4565、4588、
458A、5200、5202、5225、5456、
5458、5652、5654、5885、58A8、
58AA、6520、6522、6545、8520、
8522、8545、8852、8854、8A85、
8AA8、8AAA、A852、A854、AA85、
AAA8、AAAAの42パターンとなる。
【0048】PM(0)〜PM(25)に相当する3ク
ロックデータは、000、002、025、200、2
02、225、256、258、456、458、52
0、522、545、565、588、58A、65
2、654、852、854、885、8A8、8A
A、A85、AA8、AAAの26パターンとなる。2
クロック過去データは、00、02、20、22、2
5、45、52、54、56、58、65、85、8
8、8A、A8、AAの16パターンとなる。
【0049】なお、パスの選択、パスの一本化に関して
は図4、図5を図9の条件に拡張する。全体ブロック図
は、図1と同様の構成となる。
【0050】次に、本発明に係るデータ再生装置の第四
実施形態について説明する。
【0051】図10に、最小反転間隔=3なる符号を記
録したときの再生データにPR(1,2,1)プリ等化
を行い、4値データ(0、1、3、4)としたときのシ
リアル状態遷移図を示す。図10において、SS0〜S
S5をシリアルデータ状態、矢印をブランチと呼ぶ。ブ
ランチに示された数字に関して、分母をプリ等化出力レ
ベル、分母を2値再生出力データとする。
【0052】図11に、最小反転間隔=3なる符号を記
録したときの再生データにPR(1,2,1)プリ等化
を行い、4値データ(0、1、3、4)としたときの、
4ビットデータトレリス線図を示す。トレリス線図は、
縦軸を12の状態(S0〜S11)、横軸を時間軸で示
し、矢印を図10と同様にブランチと呼ぶ。また、パス
メトリックをPM(0)〜PM(11)、ブランチメト
リックをBM(0)〜BM(17)で示す。
【0053】BM(0)〜BM(17)に相当する4ク
ロックデータ、すなわち4クロックブランチデータは、
0000、0001、0013、0134、1000、
1001、1013、1343、1344、3100、
3101、3431、3443、3444、4310、
4431、4443、4444の18パターンとなる。
【0054】PM(0)〜PM(11)に相当する3ク
ロックデータは、000、001、013、100、1
01、134、310、343、344、431、44
3、444の12パターンとなる。2クロック過去デー
タは、00、01、10、13、31、34、43、4
4の8パターンとなる。
【0055】なお、パスの選択、パスの一本化に関して
は図4、図5を図11の条件に拡張する。全体ブロック
図は、図1と同様の構成となる。
【0056】次に、本発明に係るデータ再生装置の第五
実施形態について説明する。
【0057】図12に、最小反転間隔=3なる符号を記
録したときの再生データにPR(1,2,2,1)プリ
等化を行い、5値データ(0、1、3、5、6)とした
ときのシリアル状態遷移図を示す。図12において、S
S0〜SS7をシリアルデータ状態、矢印をブランチと
呼ぶ。ブランチに示された数字に関して、分母をプリ等
化出力レベル、分母を2値再生出力データとする。
【0058】図13に、最小反転間隔=3なる符号を記
録したときの再生データにPR(1,2,2,1)プリ
等化を行い、5値データ(0、1、3、5、6)とした
ときの、4ビットデータトレリス線図を示す。トレリス
線図は、縦軸を18の状態(S0〜S17)、横軸を時
間軸で示し、矢印を図12と同様にブランチと呼ぶ。ま
た、パスメトリックをPM(0)〜PM(17)、ブラ
ンチメトリックをBM(0)〜BM(25)で示す。
【0059】BM(0)〜BM(25)に相当する4ク
ロックデータ、すなわち4クロックブランチデータは、
0000、0001、0013、0135、1000、
1001、1013、1135、1355、1356、
3100、3101、3113、3553、3565、
3566、5310、5311、5531、5653、
5665、5666、6531、6653、6665、
6666の26パターンとなる。
【0060】PM(0)〜PM(17)に相当する3ク
ロックデータは、000、001、013、100、1
01、113、135、310、311、355、35
6、531、553、565、566、653、66
5、666の18パターンとなる。2クロック過去デー
タは、00、01、10、11、13、31、35、5
3、55、56、65、66の12パターンとなる。
【0061】なお、パスの選択、パスの一本化に関して
は、図4、図5を図13の条件に拡張する。全体ブロッ
ク図は、図1と同様の構成となる。
【0062】次に、本発明に係るデータ再生装置の第六
実施形態について説明する。
【0063】図14に、最小反転間隔=3なる符号を記
録したときの再生データにPR(2,3,3,2)プリ
等化を行い、5値データ(0、2、5、8、10)とし
たときのシリアル状態遷移図を示す。ただし、図14で
は表現の短縮化と見やすさのため、「10」を「A」で
表示している。図14において、SS0〜SS7をシリ
アルデータ状態、矢印をブランチと呼ぶ。ブランチに示
された数字に関して、分母をプリ等化出力レベル、分母
を2値再生出力データとする。
【0064】図15に、最小反転間隔=3なる符号を記
録したときの再生データにPR(2,3,3,2)プリ
等化を行い、5値データ(0、2、5、8、10)とし
たときの、4ビットデータトレリス線図を示す。ただ
し、図15でも表現の短縮化と見やすさのため、「1
0」を「A」で表示している。トレリス線図は、縦軸を
18の状態(S0〜S17)、横軸を時間軸で示し、矢
印を図14と同様にブランチと呼ぶ。また、パスメトリ
ックをPM(0)〜PM(17)、ブランチメトリック
をBM(0)〜BM(25)で示す。
【0065】BM(0)〜BM(25)に相当する4ク
ロックデータ、すなわち4クロックブランチデータは、
0000、0002、0025、0258、2000、
2002、2025、2258、2588、258A、
5200、5202、5225、5885、58A8、
58AA、8520、8522、8852、8A85、
8AA8、8AAA、A852、AA85、AAA8、
AAAAの26パターンとなる。
【0066】PM(0)〜PM(17)に相当する3ク
ロックデータは、000、002、025、200、2
02、225、258、520、522、588、58
A、852、885、8A8、8AA、A85、AA
8、AAAの18パターンとなる。2クロック過去デー
タは、00、02、20、22、25、52、58、8
5、88、8A、A8、AAの12パターンとなる。
【0067】なお、パスの選択、パスの一本化に関して
は、図4、図5を図15の条件に拡張する。全体ブロッ
ク図は、図1と同様の構成となる。
【0068】さて、以上述べてきた実施形態に関し、記
録符号を最小反転間隔=2又は3としたが、それ以外の
値でもいい。最小反転間隔=2の符号は、第一乃至三実
施形態のみに適用することができる。最小反転間隔=3
の符号は、第四乃至第六実施形態に加え、第一乃至第三
実施形態にも適用することができる。最小反転間隔=4
の符号は、第一乃至第六実施形態にそのまま適用するこ
とができる。更に、第一乃至第六実施形態に従ってシリ
アル状態遷移図、トレリス線図を作成し、復号すること
もできる。他の値とした場合でも、前記同様の考え方で
シリアル状態遷移図、トレリス線図が描け、図1〜図1
5を縮小拡張することにより出力データが計算できる。
【0069】また、過去のデータは2クロック分として
示したが、1クロック以下でもよく、3クロック以上で
もよい。例えば3クロック分としたとき、過去3クロッ
クデータは、PMに相当する3クロックデータと同じ値
から選択される。他の値とした場合でも、前記同様の考
え方でシリアル状態遷移図、トレリス線図が描け、図1
〜図15を縮小拡張することにより出力データが計算で
きる。
【0070】更に、プリ等化をPR(1,2,1)、P
R(1,2,2,1)及びPR(2,3,3,2)以外
とした場合でも、前記同様の考え方でシリアル状態遷移
図、トレリス線図が描け、図1〜図15を縮小拡張する
ことにより出力データが計算できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ再生装置によれば、プリ等化された再生データとRA
Mから出力する予測データとの減算絶対値を求めブラン
チメトリックとして出力する減算絶対値回路と、ブラン
チメトリックと既に計算されたパスメトリックを加算し
た値同士を比較し、小さい方を選択し、どちらが選択さ
れたかという選択信号を出力するとともに選択された方
を新たなパスメトリックとして出力する比較選択回路
と、選択信号を数段乃至数十段に渡って記憶し、パスを
一本化して最も確からしいパスを得るとともに最も確か
らしいデータを出力するパスメモリ回路と、パスメモリ
回路の途中出力をアドレスとすることによりプリ等化さ
れた再生データに最も近いと思われる予測データを出力
するRAM回路と、適当な値だけディレーしたプリ等化
された再生データとパスメモリ回路の連続出力データを
アドレスとすることにより得られるRAM内部データか
ら新しいRAM内部データを更新するRAMデータ修正
回路とを備えたことにより、プリ等化特性が変化したと
きでもそれに追従した等化検出処理を行うことができ、
さらにビットエラー訂正を行なうことによりエラーレー
トを最低値に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ再生装置の第一実施形態を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ再生装置の第一実施形態に
おけるシリアル状態遷移図である(最小反転間隔=2、
PR(1,2,1))。
【図3】本発明に係るデータ再生装置の第一実施形態に
おけるトレリス線図である(最小反転間隔=2、PR
(1,2,1))。
【図4】図3において、過去2クロックデータを選択し
た場合のトレリス線図である(パス選択例)。
【図5】図3において、更に数クロック分選択を連続さ
せた場合のトレリス線図である(パスマージの例)。
【図6】本発明に係るデータ再生装置の第二実施形態に
おけるシリアル状態遷移図であり、最小反転間隔=2、
PR(1,2,2,1)である。
【図7】本発明に係るデータ再生装置の第二実施形態に
おけるトレリス線図である(最小反転間隔=2、PR
(1,2,2,1))。
【図8】本発明に係るデータ再生装置の第三実施形態に
おけるシリアル状態遷移図であり、最小反転間隔=2、
PR(2,3,3,2)である。
【図9】本発明に係るデータ再生装置の第三実施形態に
おけるトレリス線図である(最小反転間隔=2、PR
(2,3,3,2))。
【図10】本発明に係るデータ再生装置の第四実施形態
におけるシリアル状態遷移図である(最小反転間隔=
3、PR(1,2,1))。
【図11】本発明に係るデータ再生装置の第四実施形態
におけるトレリス線図である(最小反転間隔=3、PR
(1,2,1))。
【図12】本発明に係るデータ再生装置の第五実施形態
におけるシリアル状態遷移図である(最小反転間隔=
3、PR(1,2,2,1))。
【図13】本発明に係るデータ再生装置の第五実施形態
におけるトレリス線図である(最小反転間隔=3、PR
(1,2,2,1))。
【図14】本発明に係るデータ再生装置の第六実施形態
におけるシリアル状態遷移図である(最小反転間隔=
3、PR(2,3,3,2))。
【図15】本発明に係るデータ再生装置の第六実施形態
におけるトレリス線図である(最小反転間隔=3、PR
(2,3,3,2))。
【符号の説明】
10 減算絶対値回路 12 比較選択回路 14 パスメモリ回路 16 RAM回路 18 RAMデータ修正回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリ等化された再生データと出力された
    予測データとの減算絶対値をブランチメトリックとして
    出力する減算絶対値回路と、 前記ブランチメトリックと既に計算されたパスメトリッ
    クを加算した値とを比較して小さい方を選択し、どちら
    が選択されたかという選択信号を出力するとともに選択
    された方を新たなパスメトリックとして出力する比較選
    択回路と、 前記選択信号を複数段に渡って記憶し、パスを一本化し
    て最も確からしいパスを得るとともに最も確からしいデ
    ータを出力するパスメモリ回路と、 このパスメモリ回路の途中出力をアドレスとすることに
    より前記プリ等化された再生データに最も近いと思われ
    る前記予測データを出力するRAM回路と、 適当な値だけディレーした前記プリ等化された再生デー
    タと前記パスメモリ回路の連続出力データをアドレスと
    することにより得られる前記RAM回路の内部データと
    から、当該RAM回路の内部データを更新するRAMデ
    ータ修正回路と、 を備えたデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 全状態に対して、前クロックから接続さ
    れる2本のパスに関して、前クロックのパスメトリック
    と前クロックから本クロックへのブランチメトリックと
    を加算することにより新しい仮パスメトリックを計算
    し、小さい値を持つ仮パスメトリックを新パスメトリッ
    クとして採用するとともに、そのときどちらのパスが選
    ばれたかというデータを生き残りパス情報とすることに
    より、生き残りパス情報により前クロックの生き残り状
    態を判定し、それを過去にたどっていくことによりL≧
    0なる過去Lクロックのデータとパス一本化を判定し、
    一本化すればその値を2値最終出力とし、一本化しなか
    った場合でも2値最終出力“0”に対する生き残った状
    態数と2値最終出力“1”に対する生き残った状態数と
    の多数決を採ることにより2値最終出力を得る、請求項
    1記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 記録符号を最小反転間隔=2なる符号と
    し、プリ等化をPR(1,2,1)とすることにより、
    プリ等化された再生データを4値(0、1、3、4)と
    し、全状態に対して、あり得ないパターンに相当するパ
    スを除いて計算する、請求項2項記載のデータ再生装
    置。
  4. 【請求項4】 記録符号を最小反転間隔=2なる符号と
    し、プリ等化をPR(1,2,2,1)とすることによ
    り、プリ等化された再生データを7値(0、1、2、
    3、4、5、6)とし、全状態に対して、あり得ないパ
    ターンに相当するパスを除いて計算する、請求項2記載
    のデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 記録符号を最小反転間隔=2なる符号と
    し、プリ等化をPR(2,3,3,2)とすることによ
    り、プリ等化された再生データを7値(0、2、4、
    5、6、8、10)とし、全状態に対して、あり得ない
    パターンに相当するパスを除いて計算する、請求項2記
    載のデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 記録符号を最小反転間隔=3なる符号と
    し、プリ等化をPR(1,2,1)とすることにより、
    プリ等化された再生データを4値(0、1、3、4)と
    し、全状態に対して、あり得ないパターンに相当するパ
    スを除いて計算する、請求項2記載のデータ再生装置。
  7. 【請求項7】 記録符号を最小反転間隔=3なる符号と
    し、プリ等化をPR(1,2,2,1)とすることによ
    り、プリ等化された再生データを5値(0、1、3、
    5、6)とし、全状態に対して、あり得ないパターンに
    相当するパスを除いて計算する、請求項2記載のデータ
    再生装置。
  8. 【請求項8】 記録符号を最小反転間隔=3なる符号と
    し、プリ等化をPR(2,3,3,2)とすることによ
    り、プリ等化された再生データを5値(0、2、5、
    8、10)とし、全状態に対して、あり得ないパターン
    に相当するパスを除いて計算する、請求項2記載のデー
    タ再生装置。
  9. 【請求項9】 記録符号を最小反転間隔=1又は4以上
    とした、請求項2、3、4、5、6、7又は8記載のデ
    ータ再生装置。
  10. 【請求項10】 プリ等化をPR(1,2,1)、PR
    (1,2,2,1)及びPR(2,3,3,2)以外と
    した、請求項2、3、4、5、6、7、8又は9記載の
    データ再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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