JP2001125767A - 情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体

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JP2001125767A
JP2001125767A JP30649999A JP30649999A JP2001125767A JP 2001125767 A JP2001125767 A JP 2001125767A JP 30649999 A JP30649999 A JP 30649999A JP 30649999 A JP30649999 A JP 30649999A JP 2001125767 A JP2001125767 A JP 2001125767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の音声情報を、順次再生し提示する手法
と音像定位を用いて同時に再生する手法の両者を適宜切
り替えて用いる事で、複数の情報源の中から一つの情報
を選択する際に良好なユーザインタフェースを提供す
る。 【解決手段】 複数の情報を、少なくとも音像情報とし
て提示する情報提示装置において、音像情報を提示する
際、提示する音像情報の性質又はユーザの状態に応じ
て、その提示状態を変更するための手段を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の音声情報を
用いて、その音声情報源に関連付けられた情報を選択す
る情報選択方法、情報選択装置及びプログラムを記録し
た事を特徴とする記録媒体に関する。
【0002】なお、この明細書で「音像の位置」とは、
可能な限りその場所で音が発声しているように聞こえる
場所、または、その方向から音が聞こえる方向のどちら
の意味にも用いる。
【0003】
【従来の技術】従来の技術として、複数の情報から一つ
の情報を選択する方法として、ディスプレイ上に示され
る文字情報を用いた検索エンジンなどがあげられる。し
かし、画面に注目しつづける作業はユーザにとって負担
になる。そこで、音声を利用する技術が注目されてい
る。また、ラジオ番組、音楽CDなどの多数候補の音声メ
ディアが選択対象にあるときは、文字情報だけを用いて
取捨選択するよりも実際にその内容を聞き、直接選択す
るほうが自然である。
【0004】複数情報から一つの情報を選択する方法に
音声を用いたものとして、情報を一つ一つ提示し、所望
の情報が提示されたときにボタンを押して選択する方法
と、各情報を音像としてユーザの周りの円周上を回転さ
せ、所望の情報が一番大きく再生されたときにボタンを
押して情報を選択する方法が文献1(梅本あずさ、柴尾
忠秀、水口充、浦野直樹(シャープ(株))「音声提示
型インタフェースの提案」(DICOMO'99))に記載され
ている。ここでは、第1の手法(手法1)として、情報
に関連付けられた音声を同時に再生しながら、それぞれ
音像としてユーザのまわりに定位させ、ユーザの前にあ
る仮想的な円周上を回転させ、所望の情報がユーザの一
番近く、つまり音量が一番大きく聞こえたときにボタン
を押す事でユーザは所望の情報をえることができるもの
が紹介され、第2の手法(手法2)として、情報に関連
付けられた音声を自動的もしくは手動で順次切り替えて
再生し、ユーザは所望の情報が再生されている間に決定
ボタンを押す事で所望の情報を得ることができるものが
紹介されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献1
中の手法1において、円周上を回転する際に、提示され
る情報の種類に関わらず一定の速度や半径、間隔で回転
させているため、よく聞き取れるユーザとそうでないユ
ーザが存在してしまう。
【0006】また、手法1において、回転を早めたり戻
したりする操作はできるが、直接隣の音像をすぐに聞き
たいという場合には何回もボタンを押して隣の音像を引
き寄せなければならない。
【0007】また、手法1において、円周上を回る音像
の位置を送ったり戻したりする操作では、ディスプレイ
を伴わない場合、音声そのものしか音像の位置を知る手
がかりがないので、どの程度音像の位置移動を指示した
かを把握しにくい。
【0008】また、手法1では、音楽や放送音声など比
較的長い音声情報を提示するときや、ユーザがどんな情
報が提示されるかあらかじめ予測できておらず一通り眺
め通したい状況であれば便利であるが、そうでない情報
の場合には不便さがある。
【0009】その逆に、手法2は、インデックスのよう
な比較的短い音声を提示するときや、ユーザがどんな情
報が提示されるかあらかじめ予測できている状況であれ
ば便利であるが、それ以外の状況には不便さがある。
【0010】また、提示される音声それぞれに音量差が
ある場合、手法1では、各音像に対して同じような音量
コントロールをしていても遠くにあるはずの音の方が近
くにある音よりも音量レベルが高かった場合、「遠くの
音のほうが小さく聞こえる」ような音量で遠近を判断す
る事ができず、音を正しく聞き分けることが困難であ
り、手法2では提示される音声が変わるたびによく聞こ
えたり聞こえなかったりする音声が出現する。
【0011】また、提示される音声がそれぞれコンサー
ト録音によるステレオ音声である場合、個々の音声には
空間的広がりが感じられる。このような音声を手法1を
用いて提示させた場合、音像の定位位置をユーザが認知
する事が困難となり使い勝手の面で支障をきたしてい
る。
【0012】本発明は上記課題に基づいて創案されたも
ので、複数の情報から一つを選択する際に音声を利用し
たユーザインタフェースとなる情報選択方法、情報選択
装置及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報提示装
置は、複数の情報を、少なくとも音像情報として提示す
る情報提示装置において、音像情報を提示する際、提示
する音像情報の性質又はユーザの状態に応じて、その提
示状態を変更するための手段を備えてなることを特徴と
するものである。
【0014】このように、音像情報の提示状態を変更す
るための手段を持つことにより、提示する音像情報の長
さ、音量、ステレオ/モノラル、サンプリング周波数や
再生ハードに依存した音質と言った、性質や、例えば提
示する情報の前後をユーザが知っている場合と、そうで
ない場合、或は、音像として与えられる情報のユーザの
捉えやすさと言った、ユーザの状態に応じて、音像情報
の提示状態を容易に変更することが可能になる。
【0015】本発明に係る情報提示装置は、前記変更さ
れる提示状態が、複数の音像情報をその提示位置を変え
て同時に提示する状態と、複数の音像情報を順次提示す
る状態とのいずれかを含んでなることを特徴とするもの
である。
【0016】このように、音像情報を同時に提示する状
態と、順次提示する状態とを、選択することにより、画
一的な情報提示でなく、音として情報を提示する場合
に、より的確にその音像情報を提示することが可能にな
る。
【0017】本発明に係る情報提示装置は、前記複数の
音像情報をその提示位置を変えて同時に提示する際、前
記音像情報の位置を個別に時間制御し、配置する手段を
備えて、各音像の位置を略円周上に配置して回転させ、
提示する音像情報の性質に応じて、その回転条件及び、
音像定位条件を設定してなることを特徴とするものであ
る。
【0018】このように、音像情報を略円周上に配置し
て回転させ、その円のある接点にユーザを配置すること
により、複数の音像情報を同時に提示する際、ユーザ自
身が、自分に最も近い音像情報位置、自分に最も遠い音
像情報位置等の音像の相互位置関係を認識することが容
易になる。また、その回転速度、回転半径といった回転
条件、音像間の距離といった音像定位条件を設定するこ
とにより、個々のユーザに合わせた、情報提示環境を作
ることが可能になる。
【0019】尚、この音像情報を配置する円は、全円で
ある必要はなく、同時に提示される音像情報の数や、ユ
ーザの嗜好に合わせて、ユーザからより遠い位置にある
円周の一部がカットされた状態で、音像情報が提示され
ていてもよい。
【0020】本発明に係る情報提示装置は、前記複数の
音像情報をその提示位置を変えて同時に提示する際、前
記音像情報の位置を個別に時間制御し、配置する手段を
備えて、各音像の位置を回転に依らず、ユーザの指示す
る位置に変更させてなることを特徴とするものである。
【0021】このように、各音像の位置を回転に依ら
ず、即ち、回転で回ってくるのを待たずに、ユーザの指
示する位置に変更する手段を有することにより、所望の
情報と関連付けられた音像情報を即座に手元に引き寄せ
る、即ち、「戻し」「送り」ボタン等を何度も押すこと
なく、ワンステップで引き寄せることが可能になる。
【0022】また、提示されている全音像の微妙な位置
変化から、別の音像を直接呼び出すことまで、この情報
提示装置に基いて、様々な情報選択を行うことが可能に
なる。
【0023】本発明に係る情報提示装置は、前記情報の
持つ各音像情報の間の性質に差がある場合、その音像情
報の提示をする前に、各音像情報の性質の均質化を行う
手段を有してなることを特徴とするものである。
【0024】このように、各音像情報の性質の均質化を
行って、例えば、音像情報の音量レベルに差がある場合
は、その正規化を、又、音像情報が、ステレオ音声と、
モノラル音声とが混ざっている場合は、ステレオ音声の
モノラル化を予め行ってから、音像情報として提示する
ことにより、どの音像情報に対しても、ユーザが音像情
報の定位位置を認識することが可能になる。
【0025】本発明に係る情報提示装置は、前記情報
が、音像情報以外の提示情報を有し、各音像情報を提示
する際に、これらの音像情報以外の提示情報を併せて提
示する手段を有してなることを特徴とするものである。
【0026】このように、例えば、画像情報や、触感に
よる情報等、音像情報以外の提示情報を、併せて提示す
ることにより、ユーザは所望の情報の獲得をより容易に
行うことが可能になる。
【0027】本発明に係る情報提示方法は、複数の情報
を、少なくとも音像情報として提示する情報提示方法に
おいて、音像情報を提示する際、提示する音像情報の性
質に応じて、その提示状態を変更するためのステップを
備えてなることを特徴とするものである。
【0028】本発明に係る記録媒体は、複数の情報を、
少なくとも音像情報として提示する際、コンピュータ
を、提示する音像情報の性質に応じて、その提示状態を
変更するための手段として、機能させるための情報提示
プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒
体であることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。 (実施例1)図1は、本発明を実現するための機器のシ
ステム構成図である。システムは、音声記憶部111、
主制御部112、メニュー制御部113、音声変換部1
14、再生制御部115、情報記憶部116を含んだ制
御装置11、ヘッドフォン、スピーカーなどの音声提示
用外部情報提示装置12、ディスプレイなどの音声以外
の情報提示用外部情報提示装置13、決定ボタンを少な
くとも備え、他に十字パッド、ジョグダイヤル、シャト
ルリング、マウスなどを備えた提示指示装置14、から
なる。この図において、制御装置11と、外部情報提示
装置12、13、提示指示装置14とは、ケーブルを用
いて1台のマシンに接続されているが、本願発明はこれ
に限定されるものではなく、ケーブル、ネットワーク経
由、無線(電波やIR等)通信により、相互に接続されて
いてもよい。
【0030】主制御部112は、複数の情報を音像情報
として定位させて同時に再生しながら個別に音量や定位
位置を制御する手法(手法1)と、音声情報を順次切り
替えて提示する手法(手法2)を持っており、情報記憶
部116に格納された情報にしたがって、手法1と手法2
を適宜切り替えて、音声記憶部111に格納されている
音声情報の再生、もしくは情報記憶部116の内容を音
声変換部114で変換した音声の再生を再生制御部11
5に指示する。
【0031】ここで、提示方法の切り替えを指示する流
れを図12を用いて説明する。ユーザの指示により、シ
ステムが起動すると(S1201)提示する一連の音声情報
がシステムに読みこまれ、提示する一連の情報の中にあ
る閾値よりも長い音声情報が含まれているかどうかを調
べ(S1202)含まれているときには手法1(音像情報と
して同時に再生提示)を用いる事とし(S1203)、そう
でないときには手法2(順次切り替えて再生提示)を用
いることとする(S1204)。
【0032】この閾値はシステムが一貫して持つ値でも
よいし、各ユーザの操作履歴から学習したユーザ毎に設
定した値でもよい。
【0033】また、提示を開始する前に音量やステレオ
/モノラルの正規化を行うステップを経てもよい(S120
5)。ここまでをシステムが自動的に行った後、提示を
開始する。提示が始まった(S1206)後でも提示を終了
するまで(S1210)常にユーザからの切り替え指示(手
法の切り替え(S1207,S1208)、音声パラメータの正規
化・正規化の解除(S1209、S1212))を受けつけられる
ようにする。
【0034】手法1について図2、図3を用いて説明す
る。図2は操作イメージ図、図3は手法1の形態の動作を
説明する制御フロー図である。ユーザ1はヘッドフォン
装置2を通して、制御装置3で制御される複数の音像を
聞く。制御装置3の入力手段には巻き戻しボタン4、決
定ボタン5、早送りボタン6を備えたコントローラが設
けられている。
【0035】制御装置3はユーザ1の正面方向の水平面上
にある音像P1〜P2Nを認識できるようにヘッドフォ
ン装置2又はステレオスピーカーの左右の音量を比較
し、調節する演算を用い、複数音像P1〜P2Nが円周
上を一定間隔で回転しているかのように同時再生する制
御を行う。回転制御を行う際、ある音像Pがユーザに最
も近い点Aに来たときにはその音量を最大に設定し、最
も遠い点Bに来たときに最小音量になるよう、回転とと
もに音量を順次下げて行き、その後、Bにて最小音量に
なった後、Aにて最大音量になるよう、順次音量を上げ
る。図2中の各音像の音量の大小関係は、P1>P2>
…>PN>PN+1<P2N、P2N<P1となる(こ
こまで、図3のS321)。
【0036】多チャンネル放送などの番組案内など、数
が多く一度に回転させるのが困難な数の選択肢について
は、一定数のみを抽出して回転させる。一定時間選択さ
れない音像については、ユーザから最も遠い点Bにおい
て未回転の情報と入れ換えることにより多数の選択肢か
ら一つを選ぶ場合に対応する(図3S322,S32
3)。その際、情報が新しくなった事を示すために、通
知音を情報発音の妨げにならない程度に発音させてもよ
い。
【0037】また、音像の回転を制御するために微妙に
音像の位置を進めたい場合には早送りボタン6を短く押
し、戻したい場合は巻き戻しボタン4を短く押す。ま
た、直接別の音像を手元に引き寄せたい場合には適宜早
送りボタン6または巻き戻しボタン4を長めに押せばよ
い。ボタンの押し方は必ずしもこの例に従うものではな
いが、このようなユーザによる音像の位置変化を支持す
るステップを受けて手法1では音像の位置変化の制御を
行う(図3S33,S34)。このとき、位置変化を指
示するボタンに、ユーザがどれだけ音像の位置を動かし
たかを、ボタンの押し具合の抵抗を調整することによっ
て触覚的にフィードバックを行う手段を含むことで、ユ
ーザがどれだけ音像の位置を変化させているかを感じ取
りやすくすることができる。
【0038】また、手法1について、各音像の再生時間
の長さなどに応じて、適宜回転スピードや回転半径、音
像間距離などの音像定位と回転に関するパラメータを変
化させ、ユーザが使いやすいように提示に工夫を加えて
もよい。また、このパラメータを変化する指示をユーザ
が行えるステップや、手段を付け加えてもよい。
【0039】手法2について図4、図5を用いて説明す
る。図4は手法2の操作イメージ図である。ユーザ1
は、ヘッドフォン装置2を通して、制御装置3が提示す
る音声情報を順番に聞く。制御装置3の入力手段には戻
しボタン4、決定ボタン5、送りボタン6を備えたコン
トローラが設けられている。制御装置3は、複数の情報
源に対応する音声情報を順次切り替えて提示する。つま
り、提示されるべき全ての情報PがS個あったとする
と、情報PはP1からPSまでソーティングされてお
り、制御装置3は、P1を提示し終わるとP2の提示、
P2の提示の後はP3…、のように、順次切り替えて提
示していく。
【0040】図5は、図1の実施の形態の動作を説明す
る制御フロー図である。ここでは、N番目の情報PNを
提示しているときについて説明する。システムを起動す
ると、まずソーティング済みの提示されるべき全ての情
報のうち、一番目に順序づけられた情報から提示し始め
ることとする(S501)。
【0041】PNの提示中にボタンが押されなかった場
合、PN+1を次の提示情報とする(S505)。このときN
+1がSを越える、つまりS番目の情報まで提示してし
まった場合は次に1番目の情報を提示するとする(S50
7)。PNの提示中にボタンが押された場合はただちに
PNの提示を中止する(S508)。押されたボタンが戻し
ボタンだった場合は次に提示する情報をPN−1とする
(S511)。N−1が0となる、つまりNが1だった場合
には、次にS番目の情報を提示する(S514)。押された
ボタンが送りボタンだった場合は次の提示する情報をP
N+1とする(S510)。N+1がSを越える場合は前述
のとおりである(S507)。押されたボタンが決定ボタン
だった場合は、PNをユーザの所望の情報であると判断
する(S513)。この手法においても、数が多い場合には
一定数のみを抽出して提示し、一定時間選択されない音
声情報については、順次新しい(まだユーザに提示して
いない)情報と入れ換えて提示してもよい。
【0042】ここで両手法(手法1と手法2)におい
て、このユーザに提示する情報のソーティング順(並び
順)は、以前に情報を選択した際のユーザの好みを反映
するものであってもよい。また、両手法において、提示
する各音声に音量レベルの差があった場合、提示する前
に正規化を行い、全音声がほぼ同音量レベルで再生され
るようにしてもよい。 (実施例2)図6は本発明をメールアプリケーションに
応用したときの操作の流れを示している。この例では、
図2(手法1)と図4(手法2)に記載のいずれかの方法
を複数回繰り返し利用している。以下、図1、図2、図
4、図6を用いて、メールアプリケーションを例にとっ
て説明する。まず最初にアプリケーションをスタートす
るとメールが何件来ているかを音声で知らせる(S60
1)。その後提示する音声情報として「○通目○○さん
より」のように差出人を読み上げたものと、アプリケー
ションを終了させる「終了します」メッセージを用意
し、手法1ならそれぞれを音像として定位させ同時に再
生し、手法2なら順番に再生して提示する(S602)。ユー
ザが上記選択手段に基づいて一つメールを選択すると、
選択されたメールの日付、差出人、件名を読み上げ(S60
3)、そのメールに対する処理を示すメッセージを提示す
べき音声情報として手法1、手法2のいずれかの方法で
提示する(S604)。
【0043】以下同様に、選択できる情報を自動的に手
法1もしくは手法2を用いて提示し、ユーザが前記選択
手段を用いて選択していくことで動作が進行する。情報
の内容を把握するのにメッセージを最初から最後まで聞
く必要のないときは、情報が提示されている間に図2、
4中の送りボタン6を押すことで、手法1であれば先の
音像を呼び出す事ができ、手法2であれば現在提示され
ている情報を飛ばして次の情報の提示を促す事ができ
る。同様に、前に聞いた情報の内容を忘れてしまいもう
一度確認したい場合は図2、4中の戻しボタン4を押す
ことで前に提示されていた情報を再度提示させることが
できる。
【0044】例えば、図6において、返信メールの録音
に失敗しもう一度録音しなおしたい場合は、その他のメ
ッセージ「送信します(S6081)」「送信を取りやめます
(S6082)」を図2、4中の送りボタン6で飛ばし、「録
音をやり直します(S6083)」をすぐに提示させることが
できる。または、図2、4中の戻しボタン4で情報の提
示順を逆順に辿り、提示させてもよい。
【0045】こうして、操作ボタンを3つとし、実際の
操作を音声で提示し、その音声を選択させる形をとって
操作を進めることで、操作ボタンの確認作業を軽減し、
聴覚だけで操作できるインタフェースを実現できる。
【0046】また、提示の方法について、提示するメニ
ューが長い場合や、前後にどのようなメールがあるか知
りながら情報を聞きたい場合には手法1、提示するメニ
ューが比較的短く、一つ一つ聞きたい場合には手法2を
用いることができるようにすることで、どんな内容が提
示されるときでも、常にユーザにとって最適の状態で情
報の提示をすることができる。手法の切り替えは主制御
部112で自動的に行ってもよいし、切り替えをユーザ
が指示できるボタンを設け、ユーザ指示を受けて主制御
部112が切り替えてもよい。
【0047】また、情報の提示を、複数メールを提示
(S602)、選択したメールに対する操作一覧(S604,S60
6,S608)の4段階に分ける事によって、その都度必要な
情報をユーザに提示することができ、メール本体の選択
と選択したメールに対する操作を同じ方法と同じボタン
で扱うことができる。
【0048】このとき、手法1と手法2は少なくとも決定
ボタン5を、ないしは加えて巻き戻しボタン4と早送り
ボタン6を備えるような共通のインタフェースを持つこ
とで、手法が切り替わっても同じボタンと同じ操作でユ
ーザは情報を取り出すことができる。
【0049】次に、図1と図6を用いて、メモリの動き
を説明する。
【0050】まず、主制御部112は情報記憶部116
に従い、到着メール件数に応じて「メールが到着してい
ます。新しいメールは○件です」(S601)の部分に件数
を入れて音声変換部112において音声メッセージに変
換し、変換後の音声の再生を再生制御部115に指示す
る。その後、情報記憶部116に格納されている到着メ
ールの差出人一覧をそれぞれ、音声変換部112を通じ
てそれぞれ「○通目○○さんより」(S6021〜S6023)と
音声に変換したものと、音声記憶部111に格納されて
いる「終了します」(S6024)とをメール選択メニューと
して、情報記憶部116に格納する。
【0051】メニュー制御部116は格納された音声メ
ニューS602をそれぞれ順に再生制御部115に再生する
ように指示する。
【0052】ユーザ15が、メール差出人音声(S6021
〜S6023)が再生されているときに提示指示装置14中の
決定ボタンを押した場合、主制御部112は、ユーザが
ボタンを押したときに提示中であったメールに該当する
題名情報を情報記憶部116に問い合わせ、「○通目○
○さんより○○○について」(S603)のように何通目の
誰から来たどんな題名であるかという音声に音声変換部
112を通じて音声に変換し情報記憶部116に格納
し、再生制御部115で再生する。
【0053】その後、選択されたメールに対して行える
動作を読み上げた音声「読み上げます(S6041)」「次の
メールを読みます(S6042)」を音声記憶部811から読
み出し、機能メニュー(S604)として、情報記憶部11
6に格納する。メニュー制御部113は、情報記憶部1
16に格納された機能メニュー(S604)をそれぞれ再生
制御部115に再生するように指示する。
【0054】以下同様にユーザ15の指示に従って情報
記憶部116に音声メニューを読みこみ、メニュー制御
部113によって、音声提示が指示される。
【0055】図6中のS6024,S604,S605,S606,S607,S608
は固定メッセージのためあらかじめ音声記憶部111に
音声として記憶されており、提示するときには直接情報
記憶部116に読みこみ、再生制御部115で再生され
る。
【0056】S601,S6021〜S6023、S603は、メールの内
容によって変わってくるため、情報記憶部115に格納
されているメール内容を音声変換部114を通じて音声
に変換し、変換後音声を情報記憶部115に格納し、再
生制御部115によって再生する。
【0057】この例では、メールを扱ったために音声変
換部114はテキストを音声合成するものであるが、扱
う情報によっては、音声合成だけとは限らず、人声以外
の音声であってもよい。 (実施例3)次に、本発明を音楽CD検索システムに応
用した例を図7に示し、手法1と手法2を適宜切り替え
る方法について説明する。スタートさせると、まず、ジ
ャンルを読み上げた音声を情報として提示し(S701)、そ
の中から邦楽を選ぶと、邦楽の中のさらに細かいジャン
ルを提示する(S702)。以下同様にしてカテゴリのインデ
ックスを選択決定する動作を繰り返し、所望の情報を選
択する。図7中のS702、S705には、カテゴリのインデッ
クスを音声合成したものではなく、CDのサビの部分な
どでも一意にその情報の中身が理解できるため、直接C
Dの音声をインデックスとして使用してもよい。
【0058】以上のように、検索対象となる情報の数が
多くなる場合にはカテゴライズしてインデックスをユー
ザに提示することで、所望の情報をユーザに提供する。
また、元の操作に(一つ上の階層に)戻るには、図2,
4中の戻しボタン4、決定ボタン5、送りボタンに新た
に一つ前に戻るボタンを付け加えてもよい。また、一つ
前の階層に戻れる場合には、提示する情報とともに「一
つ前のメニューに戻る」という音声情報を提示し、ユー
ザがその情報を選んだときには一つ前の階層に戻ること
ができるようにしてもよい。
【0059】図7の例では、選択できるメニュー、イン
デックスをS701, S702, S703, S705, S706, S707
の7段階に分ける事によって所望の音楽情報を得ること
ができる。また、7段階のインデックス情報に「一つ前
のメニューに戻る」メッセージを付け加え、情報本体
と、システム操作コマンドを同じ次元で扱うこともでき
る。この「一つ前のメニューに戻る」メッセージは、一
連のインデックス中に一つないしは複数用意し、インデ
ックスの数が多い場合には一定間隔おきに用意してもよ
い。
【0060】この応用例について、システムをスタート
させると、まずジャンルを読み上げた音声を情報として
提示することになるが、このとき、「ポップス」「クラ
ッシック」など、比較的短い時間で提示できるガイド音
声による音声情報であったとすると手法2の方が適切で
あると判断し、手法2を用いて音声を順次切り替えてユ
ーザに提示する。ガイド音声ではなくそれぞれのジャン
ルを代表するような音楽をインデックスとして用いる場
合は手法1のほうが適切であると判断し、手法1を用い
てそれぞれの音楽を音像として同じに再生しながら回転
させてユーザに提示する。この例のように、主制御部1
12は提示する音声の性質によって手法1と手法2を切り
替えてユーザに情報を提示する。またこのとき、ユーザ
が好みに応じて手法1と手法2を切り替えることができ
るボタンを付け加え、ユーザ指示に基づいて主制御部1
12が手法1と手法2を切り替えるようにしてもよい。
【0061】このとき、手法1と手法2は少なくとも決定
ボタン5を、ないしは加えて巻き戻しボタン4と早送り
ボタン6を備えるような共通のインタフェースを持つこ
とで、手法が切り替わっても同じボタンと同じ操作でユ
ーザは情報を取り出すことができる。
【0062】多チャンネル放送の番組案内に本発明を応
用する場合には、チャンネル別、時間別の他に、ジャン
ル別、対象年齢別などのインデックスを用意して、ユー
ザが所望の番組を選べるように促してもよい。この場合
も、インデックス名を音声合成したものを提示音声とし
てもよいし、番組中の音声をそのまま用いてもよい。
【0063】現在放送中の番組一覧を本発明の手法で提
示するときには、一定時間ごとにチャンネルを切り替え
て提示してもよいし、それぞれの番組における特徴のあ
る音声を番組の情報として提示してもよい。この場合
は、時間が経ち、あるチャンネルにおいて番組が次の番
組に入れ替わった場合には順次それに対応して、入れ替
わった番組の音声を提示する。
【0064】この場合も、番組の音声をそのまま流すと
きは手法1を、インデックスなどの比較的短い音声を使
用する時などは手法2を用いるように主制御部112が
自動的に判断し切り替えても良いし、手法切り替えのユ
ーザ指示を受けて主制御部112が切り替えてもよい。
【0065】また、提示する各音声がそれぞれ違った録
音レベルで録音されているような場合、そのまま手法1
を用いて提示を行うと「遠い位置の音は小さく、近い位
置の音は大きい」という音像定位位置をユーザが認識す
るきっかけの一つである音量差がつかなくなってしまう
ことがある。そこで、手法1を用いて提示する前に各音
声の音量を正規化し提示することで、使い勝手を損なう
ことなく提示することができる。加えて、手法1と2を
切りかえる手段を持っていれば、音量レベルの正規化を
行いたくないとユーザが判断したときには、音量レベル
はそのままで手法2に切りかえ提示させる事もでき、多
少聴取困難であっても音量レベルを変えずに手法1で提
示させる、こともできるようにすることで、あらゆる場
合でユーザによって使いやすい提示手段を選ぶことがで
きる。
【0066】また、提示する各音声で、コンサート録音
されたような空間的広がり感が感じられるような音声が
あった場合、そのような音声を用いて手法1で提示を行
うと音像を定位した位置をユーザが把握しにくいことが
ある。そこで、手法1を用いて提示する前にそのような
広がり感を持った音声をモノラル音声に変換して提示す
ることで、使い勝手を損なうことなく提示することがで
きる。加えて、手法1と2を切りかえる手段を持ってい
れば、モノラル音声への変換を行いたくないとユーザが
判断したときには、ステレオ音声のままで手法2に切り
替えて維持させる事もでき、多少聴取困難であってもス
テレオ音声のままで手法1で提示させる、こともできる
ようにすることで、あらゆる場合でユーザにとって使い
やすい提示手段を選ぶことができる。
【0067】本発明を用いたほかの応用例として、WWW
上のホームページをブラウズするときには、ホームペー
ジ上のテキスト情報を音声合成する、ホームページに添
付されている音楽情報を用いる、ホームページの色情報
を音に変換する、など、あらかじめ何らかの方法でホー
ムページを音声化しておき、ユーザの欲しそうな情報が
掲載されているホームページの候補を音声として提示す
ることも考えられる。
【0068】以上のように、ユーザに候補として提示し
たい情報を何らかの方法で音声化し、音声化した情報の
音声としての特徴(再生時間など)に従って手法1、手
法2いずれかの方法でユーザに提示することによって、
どんな情報でもユーザが複数の情報をブラウズすること
ができる。
【0069】また、聴覚情報だけでなく、補助的に視覚
情報を用いて、視覚と聴覚の両方で情報をユーザに提示
してもよい。以下視覚情報を補助的に用いた例として図
8、図9、図10を用いて説明する。
【0070】図8は、手法1について視覚情報を用いた
形態のイメージ図である。制御装置3の入力手段には巻
き戻しボタン4、決定ボタン5、早送りボタン6、十字
パッド7、ディスプレイ装置8を備えたコントローラが
設けられている。ユーザ1はヘッドフォン装置2及びデ
ィスプレイ装置8を通して制御装置3で制御される複数
の画像を見、音像を聞く。制御装置3は、画像情報を表
示するためのディスプレイ装置8を用い、一定間隔を置
いて回転する音像P1〜P2Nにそれぞれ対応付けられ
た画像D1〜D2Nを音像に同期させて回転させる制御
を行う。音量と画像の対応は最大音量のとき画像は面積
最大になり、その後音量は順次小さくなり、最小音量に
なる。この音量と対応して画像の面積は面積最大から順
次小さくなり面積が最小になる。その後、音量と面積は
再び、最大から次第に大きくなり、最大音量、面積最大
となる。これによって、どの画像がどの音像に対応して
いて、どの情報がどこにあるか一目でわかるような工夫
をすることができる。なお、このとき提示する画像は静
止画であっても動画であってもよい。
【0071】ユーザが情報を選択する場合には、ポイン
ティングデバイス、例えば十字パッド7を用いてディス
プレイ装置8上のポインタFを操作し、ディスプレイ装
置8上の画像を直接に選択する。あるいは、所望の情報
がユーザから見て奥のほうにある場合は、所望の情報が
手前に来て音像が一番大きく聞こえるまで待つか、早送
りボタン6、巻き戻しボタン4を用いて選びたいものが
手前に来て一番大きく聞こえるようにするように制御
し、決定ボタン5にて決定すればよい。
【0072】図9は、手法2について視覚情報を用いた
形態のイメージ図である。ユーザ1は、ヘッドフォン装
置2を通して、制御装置3が提示する音声情報を順番に
聞く。それと同時に、制御装置3は、提示している音声
情報に関連付けられた画像情報をディスプレイ装置8に
提示する。ディスプレイ装置8には、提示すべき全ての
情報についての画像が一覧表示されており、音声にて提
示中の情報に関連付けられた情報に対応する画像情報は
太枠で囲むなどの、一目で提示中の音声に関連付けられ
ている事がわかるような工夫をする。
【0073】図10は、提示情報が切り替わったときの
ディスプレイ装置8の表示の変化を示している。制御装
置3は、複数の情報源に対応する音声情報を順次切り替
えて提示すると当時に、ディスプレイ装置8に提示して
いる画像情報についても、提示音声を切り替える毎に対
応する画像情報に注目がいくような工夫をする。図6で
は、音声にて提示中の情報に関連付けられた情報に対応
する画像情報は太枠で囲んでいる。S61の状態ではGの情
報を音声にて提示中である。ここで、ユーザの指示がな
い場合もしくは、ユーザが送るボタン6を押すことによ
って次の情報の提示が指示された場合、制御装置3は、
Hの情報を提示し、太枠をHに移動する(S62)。S61の状
態で、ユーザが十字パッドの下方向キーを押したとき、
制御装置3は、ディスプレイ装置8上でGの下に表示し
ているKの情報の提示をユーザによって指示されたと判
断し、Gの音声提示を中止し、Kの音声提示を開始し、当
時に太枠をKに移動する(S63)。
【0074】このように、画像情報を併用することで、
音声で提示中でない他の情報を画像情報を用いて閲覧で
き、また、戻しボタン4、送りボタン6を一回押すだけ
では提示を指示できない情報を十字パッドを用いて提示
を直接指示させることができる。
【0075】ポインティングデバイスとして使用する十
字パッドは、マウス、シャトルリング、ジョグダイア
ル、マウス、ジョイスティックなどでも構わない。
【0076】以上、本発明の方法について説明したが、
図11を参照して、本発明を実現する装置について説明
する。
【0077】1101はディスプレイ装置、1102は
ヘッドフォン、1103はハードディスク、1104は
メモリ、1105はCPU、1106は十字パッド、決
定ボタン、送りボタン、戻しボタン、一つ前の階層に戻
るボタン、を備えたコントローラ、である。プログラム
はネットワーク経由またはプログラム媒体の形でハード
ディスク1103から供給され、メモリ1104に蓄え
られる。CPU1105は、メモリ1104上のプログ
ラムを読み、ヘッドフォン1102に供給する。また、
提示中の音声に合わせ提示中の音声に対応した画像を際
立たせるよう制御してディスプレイ装置1101に供給
する。コントローラ76からの指示があるとCPU11
05はコントローラ1106が押されたときにヘッドフ
ォンに供給していた音声情報に基づく情報をユーザの所
望の情報であると判断する。
【0078】図13は、本発明の情報提示装置に備わる
コントローラの他の例である。戻しボタン4、決定ボタ
ン5、送りボタン6、十字パッド7以外に、音量正規化
/解除指示ボタン9、ステレオ・モノラル切り替えボタ
ン10、提示手法切り替え指示ボタン11のいずれか、
又はすべてを備え、ユーザの手元指示により、情報提示
状態を変更し、提示する音像情報の性質が異なる場合に
は正規化或はモノラル化等の音像情報の性質の均質化を
行ってもよい。
【0079】なお、本発明によるポインティングデバイ
スは、ユーザの操作の度合に応じて、触覚フィードバッ
クを返す機能を兼ね備えていてもよい。例えば、音像情
報は、たとえ、これに画像情報が加わったとしても、ユ
ーザによっては音の位置を知る手がかりが少ない、とい
うこともある。このような場合、例えばトラックボール
等のポインティングデバイス自身も音像の提示状態に合
わせてじわじわと回転して、音像情報を動かすのに早送
りだと、すんなり動かせる一方、巻き戻しだと手に若干
の抵抗が返ってくるなどの触感フィードバックを加える
ことにより、音像位置をより正確にユーザが認識するこ
とが可能になる。また、音像情報を引き寄せる動作にお
いて、音像情報の回転と同期してポインティングデバイ
ス等のインターフェイス装置に触感等によりなんらかの
フィードバックをかけることによって、ユーザサイドの
操作利便性が向上する。
【0080】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。本発明は、コンピュータを制御装置3
として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であってもよく、例えば、
磁気テープ、CD−ROM、ICカード、RAMカード
等のいかなるタイプの記録媒体であってもよい。
【0081】また、本明細書中に記述したメールアプリ
ケーション、CDカタログ、多チャンネル放送、WWWブ
ラウズへの応用のほかにも、本発明は、多くの情報の中
から一つを選ぶ、メニューの中から所望のものを選択す
る形の技術として広い分野で応用が可能である。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いれば、音声
を利用して多くの情報源の中から一つを選択することが
できる。また、ユーザがボタンを押したときに最大の音
量の音像が所望の音像である、もしくは再生されている
音声が所望の情報である、と判断させる事でボタン一つ
でも複数の情報の中からユーザが所望の情報を選択する
ことができる。
【0083】また、回転する音像の回転速度や回転半
径、音像間距離を自動的あるいはユーザ指示によって調
節したり、音像の位置をユーザが自由に変化させられた
り、順番に再生する手法においてユーザ指示によって次
に提示されるべき音声情報の提示、一つ前に提示されて
いた情報の再提示を指示することができる手段を備え
て、複数の情報源の中から一つの情報を選択する際に良
好なユーザインタフェースを提供できる。
【0084】さらに、2手法を提示する音声の特性に応
じて自動的に切り替える、もしくはユーザが手動で切り
替えることができる手段を備える事で、常に効率よく情
報を提示できる。
【0085】また、方向を指示できるコントローラを用
いる事によって、待ち時間をさらに短縮する事ができ、
直接情報を選択することができる。
【0086】また、音声だけでなく、画像を併用して用
いる事で、再生されている音声の持つ情報をを画像を用
いてより具体的に知る事ができ、回転状況、提示状況を
目で確認できるため、さらに容易に所望の情報を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現する装置の構成図である。
【図2】本発明の実施例1の手法1の操作イメージ図で
ある。
【図3】本発明の実施例1の手法1の基本動作を説明す
る制御フロー図である。
【図4】本発明の実施例1の手法2の操作イメージ図で
ある。
【図5】本発明の実施例1の手法2の基本動作を説明す
る制御フロー図である。
【図6】本発明の実施例2による、メールアプリケーシ
ョンに適用したときの、提示情報の移り変わりの様子を
示す制御フロー図である。
【図7】本発明の実施例3による、音楽CD検索に適用し
たときの、提示情報の移り変わりの様子を示す制御フロ
ー図である。
【図8】本発明の実施例3の手法1に画像を併用した形
態の操作イメージ図である。
【図9】本発明の実施例3の手法2に画像を併用した形
態の操作イメージ図である。
【図10】本発明の実施例3の手法2に画像を併用した場
合の表示の変化を表す図である。
【図11】本発明の実施例3を実現する装置の構成図であ
る。
【図12】本発明の情報提示装置による情報提示状態の切
り替えを説明するフロー図である。
【図13】本発明の情報提示装置による、他のコントロー
ラを示す模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦野 直樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5D062 CC13 CC15 5E501 AA20 AB15 AB16 AC33 BA05 CA02 CA08 CB01 CB03 CB04 CB09 CB10 DA14 DA17 FA02 FA32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報を、少なくとも音像情報とし
    て提示する情報提示装置において、 音像情報を提示する際、提示する音像情報の性質又はユ
    ーザの状態に応じて、その提示状態を変更するための手
    段を備えてなることを特徴とする情報提示装置。
  2. 【請求項2】 前記変更される提示状態は、複数の音像
    情報をその提示位置を変えて同時に提示する状態と、複
    数の音像情報を順次提示する状態とのいずれかを含んで
    なることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の音像情報をその提示位置を変
    えて同時に提示する際、 前記音像情報の位置を個別に時間制御し、配置する手段
    を備えて、 各音像の位置を略円周上に配置して回転させ、提示する
    音像情報の性質に応じて、その回転条件及び、音像定位
    条件を設定してなることを特徴とする請求項2に記載の
    情報提示装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の音像情報をその提示位置を変
    えて同時に提示する際、 前記音像情報の位置を個別に時間制御し、配置する手段
    を備えて、 各音像の位置を回転に依らず、ユーザの指示する位置に
    変更させてなることを特徴とする請求項2に記載の情報
    提示装置。
  5. 【請求項5】 前記情報の持つ各音像情報の間の性質に
    差がある場合、その音像情報の提示をする前に、各音像
    情報の性質の均質化を行う手段を有してなることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報提示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記情報が、音像情報以外の提示情報を
    有し、各音像情報を提示する際に、これらの音像情報以
    外の提示情報を併せて提示する手段を有してなることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の情報提示
    装置。
  7. 【請求項7】 複数の情報を、少なくとも音像情報とし
    て提示する情報提示方法において、 音像情報を提示する際、提示する音像情報の性質に応じ
    て、その提示状態を変更するためのステップを備えてな
    ることを特徴とする情報提示方法。
  8. 【請求項8】 複数の情報を、少なくとも音像情報とし
    て提示する際、 コンピュータを、提示する音像情報の性質に応じて、そ
    の提示状態を変更するための手段として、機能させるた
    めの情報提示プログラムを記録したコンピュータで読取
    可能な記録媒体。
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