JP2001125660A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JP2001125660A
JP2001125660A JP30188399A JP30188399A JP2001125660A JP 2001125660 A JP2001125660 A JP 2001125660A JP 30188399 A JP30188399 A JP 30188399A JP 30188399 A JP30188399 A JP 30188399A JP 2001125660 A JP2001125660 A JP 2001125660A
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入と同時に指紋センサーにより検出さ
れた指紋データの照合によって、特定使用者のみ使用で
き、かつ、使用者ごとに設定されたアプリケーションが
自動的に起動する情報処理システムを提供する。 【解決手段】 電源入力部1より電源投入の支持がある
と、まず、サブ電源21からの電源供給が開始され、次
に電源入力部1に設置された指紋読取部31により指紋
が読み取られ、指紋照合部32により指紋記憶部に41
に登録されている指紋との比較が行われ、既登録指紋と
一致すれば、情報処理システムのメイン電源22からの
電源供給を開始される。続いてアプリ判定部により、ア
プリ記憶部42に登録指紋別にあらかじめ登録されてい
る起動アプリから、起動すべきアプリを検索し、該当ア
プリが自動的に実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あらかじめ登録さ
れた使用者に対して使用を許可する情報処理システムに
関し、具体的には、登録者の認証を指紋の照合によって
行う情報処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータに代表される従
来の情報処理システムのうち、初期のものは、使用者を
限定しないものが多かった。すなわち、電源投入スイッ
チによってシステムに電源投入するだけでシステムが起
動し、誰もがシステムを使用する事ができた。このた
め、セキュリティ保護の観点から使用者を限定したり、
使用者によってシステムの使用可能な機能を制限するた
めに、パスワード入力を課す等の手段がとられたが、パ
スワード入力によるセキュリティ保護には、パスワード
忘れ、パスワード入力中の第三者への漏洩といった問題
があった。
【0003】そこで、パスワード入力にとらわれない使
用者の制限システムが開発されるに至り、例えば特開平
4−348408号公報においては、電源スイッチに設
けられた指紋センサにより、電源投入時に使用者の指紋
を読み取り、あらかじめ登録された指紋(既登録者)か
どうかを判別し、既登録者であることを確認した上で情
報処理本体の主電源投入を行うという特定使用者認証技
術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−348408号公報で開示されている技術は、指紋
の照合による認証によって、あらかじめ登録された特定
使用者であったときは電源投入が行われるものの、いっ
たんシステムにログインに成功すると、その後の処理は
従来の情報処理装置と何らかわるところがなく、ログイ
ンできた人はすべて同じ計算機環境でこのシステムを使
用せねばならないという問題点があった。さらに、特定
使用者によるログイン後、そのシステム端末から第三者
によるファイル操作も事実上可能であるため、個々のフ
ァイルに対して、ログインした者が本当に操作を行って
いるかどうか確認することができず、システム管理上不
都合が生じることがあった。
【0005】本発明は、これらの点を鑑み、使用者のロ
グイン、ファイル操作を制限すると共に、制限されたこ
れら使用者一人一人に対する計算機環境を整えることが
できる情報処理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】指紋データの照合を行う
情報処理システムにおいて、電源供給開始を指示する電
源投入手段と、前記電源投入を行った者の指紋をデジタ
ル情報としてシステムへ取り込む指紋読み取り手段と、
前記指紋読み取り手段によって読み取られた指紋データ
に対してアプリケーションプログラムを登録するアプリ
ケーションプログラム登録手段と、前記アプリケーショ
ンプログラム登録手段によって登録されたアプリケーシ
ョンプログラムと前記登録対象となった指紋データとを
組にして記憶する指紋データ記憶手段と、前記指紋読み
取り手段により読み取られた指紋データと前記指紋デー
タ記憶手段に登録された指紋データとを照合する指紋照
合手段と、使用者が電源投入した時、前記指紋読み取り
手段により当該使用者の指紋を読み取り、前記指紋照合
手段により指紋の照合を行い、照合された指紋データに
登録されたアプリケーションプログラムをシステム起動
後直ちに実行するよう制御する制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】また、指紋データの照合を行う、ファイル
システムを備えた情報処理システムにおいて、指紋をデ
ジタル情報としてシステムへ取り込む指紋読み取り手段
と、前記指紋読み取り手段によって読み取られた指紋デ
ータをファイルの属性情報として処理するファイル処理
手段と、前記ファイル処理手段によって処理されたファ
イルを記憶するファイル記憶手段と、前記指紋読み取り
手段により読み取られた指紋データと、前記ファイル記
憶手段に記憶されたファイルの属性情報である指紋デー
タとを照合する指紋照合手段と、使用者がファイルにア
クセスした時、前記指紋照合手段による指紋照合の結果
にしたがって、当該ファイルに対する使用制限を行うよ
う制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】さらに、前記ファイル処理手段は、属性情
報となる指紋データを認証鍵とする秘密化処理を行う秘
密化処理手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る情報処理シ
ステムの実施の形態に関して、図面を用いて詳細に説明
する。なお、アプリケーションプログラムを、以下アプ
リと呼ぶこととする。
【0010】図1は、本発明に使用される情報処理シス
テムのブロック構成を示す構成図ある。図1において、
電源ボタン等で構成される電源入力部1と、この電源入
力部1により電源供給が開始されるサブ電源21と、使
用者の指紋を読み取る指紋読取部31と、読み取った指
紋を記憶する指紋記憶部41と、指紋記憶部41に記憶
されている指紋と指紋読取部31が読み取った指紋を照
合する指紋照合部32と、この照合により一致と判定さ
れたとき、電源供給が開始されるメイン電源22と、指
紋記憶部41に記憶されている指紋別に登録されている
起動アプリの実体を記憶するアプリ記憶部42と、読み
取った指紋から登録されている起動アプリを判別するア
プリ判別部33と、メイン電源22から供給される電源
により情報処理システムを動作開始させるシステム起動
部34と、既に登録された指紋データ毎に暗号化、非表
示設定等、秘密化されたファイルや通常のファイルを記
憶するファイル記憶部43と、読み取った指紋データか
らファイル記憶部43に記憶されている秘密化ファイル
を判別するファイル判別部35と、ファイルの新規作
成、編集等をつかさどる、図示しない通常ファイル操作
処理部に加えて、ファイルの秘密化及び解除を行う秘密
化処理部361を備えた、ファイル処理部36とで構成
されている。
【0011】図2乃至図5は本発明に係る情報処理シス
テムの起動時の動作シーケンスを示すフローチャートで
ある。処理は大きく2つに大別でき、指紋を読み取って
アプリ起動(システム起動を含む、以下同じ)する処理
と、読み取った指紋を登録または指紋別に起動アプリに
登録、指紋別にファイルを秘密化する処理に分かれる。
【0012】図2及び図3は指紋を読み取ってアプリ起
動後、ファイル処理を行うまでの流れを示し、図4及び
図5は、読み取った指紋の登録または指紋別に起動アプ
リを登録、指紋別にファイルを秘密化する処理の流れを
示す。
【0013】まず、指紋読み取りからアプリ起動後、フ
ァイル操作する場合の動作について説明する。
【0014】電源入力部1は、ボタンスイッチ及び電気
的接続回路等で構成されており、この上部には図示しな
い指紋センサが設けられている。ボタンスイッチが押さ
れるとサブ電源が投入され(S101)、指紋読取部3
1、指紋照合部32ならびに指紋記憶部に必要最小限の
電源が供給される。同時に、先ほどスイッチを押下した
ことにより、指が指紋センサに触れることになるので、
指紋読取部31はこの使用者の指紋を読み取る(S10
2)。ここで、スイッチ押下と同時に指紋を読み取るメ
カニズムについては公知の技術を用いており、例えば特
開平4−348408の図2に開示されているものでよ
い。なお、この段階ではメイン電源22はまだ電源供給
を開始していない。
【0015】次に、指紋照合部32により、情報処理シ
ステムに既登録の指紋があるかどうかがチェックされる
(S103)。これは、図示しないカウンタを参照する
等して既登録者数を調べることにより行われる。ここ
で、登録者数が1以上の場合であっても皆無であって
も、システムはメイン電源22からの電源供給を開始す
ることになるが、詳細な動作は、両者次のように異な
る。
【0016】[登録者数がゼロ(S103でNo)の場
合]メイン電源22からの電源供給を開始する(S10
4)と共に、オペレーティングシステム等の基本ソフト
を動作させ、システムとしての稼動を開始する(S10
5)。必要なプログラムの実行を終え、正常にシステム
が稼動するとユーザの指示待ち状態となる(S10
6)。この状態では、アプリ実行、データの入出力等が
従来通りに行われる。なお、ファイルに対する操作があ
ったときはS116へ進むが、このファイル処理の詳細
は後述する。つまるところ、指紋登録が1件もなされて
いない場合は従来の情報処理システム動作と同様であ
る。したがって、指紋登録がなされていない使用初期の
段階における不都合は生じない。
【0017】[登録者数が1以上(S103でYes)
の場合]指紋照合部32において、さきほど読み取られ
た指紋と指紋記憶部41にあらかじめ登録されている指
紋との照合が行われる(S108)。照合方法は公知の
方法を用いており、一般的なものとしては、入力指紋画
像中の特徴点のパターン及び座標を抽出して入力指紋画
像を辞書に登録すると共に登録指紋画像を入力指紋画像
と比較して指紋の照合を行う指紋照合方法等が挙げられ
る。
【0018】このような指紋照合により、読み取った指
紋が既登録のものでないときは、直ちに電源を切り(S
115)、システムの立ち上げを行わないが、読み取っ
た指紋が既登録のものであることが判明すれば(S11
0でYes)、メイン電源22からの電源供給を開始し
(S110)、システム稼動を開始する(S111)。
【0019】システム稼動後、さきほど読み取られた指
紋から、アプリ記憶部42に指紋別に登録されているア
プリの検索が行われる(S112)。その結果、読み取
られた指紋に対応してアプリが登録されていれば(S1
13でYes)、該当アプリを実行する(S114)。
一方で登録指紋に対応したアプリがないとき(S113
でNo)は、従前の情報処理システム環境となる(S1
06)。なお、このS106のシステム稼動中に新たな
指紋登録を行うことができるがこれについては後述す
る。
【0020】次に、システム稼動中に、使用者からファ
イル処理に関する指示があったときの動作を説明する。
【0021】図3は、システム稼動中のファイル処理動
作シーケンスを示すフローチャートである。
【0022】使用者によりファイル選択が行われると
(S1161)、ファイル判別部35により、当該ファ
イルが秘密化処理を施されたものかどうか判別される
(S1162)。秘密化処理とは、暗号化、非表示設定
等、特定の人に限定してファイルが扱えるように施され
た処理である。また、このような秘密化処理を施された
ファイルを秘密化ファイルと呼ぶことにする。また、秘
密化処理が施されているかどうかの判別情報は、図示し
ないフラグ変数等の設定手段により保持され、指紋毎に
登録されるアプリとともに、ファイル毎に管理されてい
る。また、図示しないが、ファイル毎に管理されたフラ
グ変数等の保持の仕方としては、任意に開放するか指紋
登録を行った者に限定して開放するか等のフラグに加え
て、利用できる使用者を限定する場合は、利用可能な使
用者の指紋データへのポインタリスト等、複数の設定情
報を持たせることができる。
【0023】引き続き、S1161で選択されたファイ
ルが秘密化ファイルかどうかがファイル判別部35によ
り判定され(S1163)、秘密化ファイルであると判
定されたときは、ファイル処理部36から指紋照合部3
2への指示による指紋データの照合が行われ(S116
4)、このファイルに使用許可が与えられている使用者
かどうかが確認される(S1165)。ここで、使用許
可が与えられていることが確認されれば(S1165で
Yes)、ファイル編集等の動作モードに移行するが
(S1167)、使用許可が与えられていないことが判
明すると(S1165でNo)、「使用付加」なる旨の
表示を、図示しない表示部に表示することにより、その
ファイルの使用禁止を伝える(S1166)とともに、
シャットダウンを指示しない限り(S1168でYe
s)、S106に復帰し処理を続行する。
【0024】このようにして、ログイン時に取得した指
紋情報と、それぞれのファイルが持つ設定情報に含まれ
た指紋情報との照合により、厳格なファイル使用制限を
かけることが可能になる。
【0025】もちろん、ログイン時に取得した指紋情報
を元にした照合に限定せず、ファイルアクセスがある度
に、あらたな指紋を要求しあらためて指紋照合を行うよ
うにしてもよく、この場合はセキュリティ上より堅牢な
システムが実現する。実施形態としては、S1162あ
るいはS1164において、ファイル処理部36から指
紋読取部31へ改めて指紋読み取りを行うよう指示すれ
ばよい。このとき、必要なメッセージ表示(「センサに
指を当ててください」等)があることが望ましい。
【0026】次に、図4及び図5に示すフローチャート
にそくして、指紋の新規登録、登録指紋への起動アプリ
の関連付け、並びにファイルの秘密化処理の流れについ
て説明する。本実施例では、これらの処理は1つのアプ
リプログラムとして実装されており、当該プログラム
(以下、処理選択プログラム)を実行することにより、
それぞれの処理が選択可能となっている。したがって、
図4及び図5に示すフローは、たとえば図2のS106
におけるプログラム処理の一形態として位置付けること
ができる。
【0027】処理選択プログラムを実行すると、メニュ
ー選択等により、1)指紋登録、2)アプリ登録、3)
ファイル秘密化処理を選択できる(S201、S20
2)。なお、フローチャートの表現上、判断に順序があ
るように見えるがこれに限定されるものではなく、実装
上はマウスやペン等のポインティングデバイスを用いた
メニューによる選択やボタン押下による選択等、グラフ
ィカルユーザインタフェースシステムによる指示手段の
みならず、キー操作によるコマンド入力による選択手段
も可能である。
【0028】さて、指紋登録処理が選択されると(S2
02でYes)、使用者が図示しないセンサ表面に指を
押し当てることにより、図示しない撮像素子による指紋
形状の映像信号への変換が行われ、この指紋データは指
紋照合部32へ送出され、指紋読み取り部31による指
紋読み取りが完了する(S203)。次に、メッセージ
表示等により指紋読み取りが完了したことを告げると共
に、本当に登録してもよいかどうか確認する(S20
4)。キャンセルする場合(S204でNo)は、読み
込まれた指紋データを破棄するとともにS211に進む
が、登録を続行するときはS205へ進む。なお、この
S204の処理は省略可能である。
【0029】S205では、指紋照合部32による指紋
照合が行われる。つまり、さきほど読み取られた指紋デ
ータが、既に登録された指紋データと重複しないかどう
かの確認が行われ、重複している場合(S206でYe
s)は、「既に登録されています」といったメッセージ
表示等を行い(S207)、S209へ進む。まだ登録
されていない場合(S206でNo)は、S208へ進
む。
【0030】なお、S204で登録の意思表示がされた
場合において、図示しない既登録件数カウンタを参照し
て、件数がゼロ件であったとき、以上説明した指紋照合
を行わずに直ちにS208へ進むようにすると、より無
駄のない処理手順となる。
【0031】登録処理(S208)では、指紋の持ち主
情報等必要な情報の入力を行い、続いて、いま登録され
た指紋に対してアプリの関連付けを行うかどうかが問わ
れる(S209)。アプリの関連付けとは、当該指紋照
合によるシステム起動が行われたとき、その指紋に関連
付けられたアプリを自動起動するためのリンクであり、
これによって、ユーザ別のシステム環境を構築すること
が可能となる。そこで、S209でYesが選択された
ときは、S210へ進んでアプリの指定が行われるが、
S209でNoが選択された場合は、新規の指紋が登録
されるに止まる。なお、このアプリ登録は事後登録が可
能であるのみならず、随時変更/削除することが可能で
ある。
【0032】起動アプリ指定処理(S210)では、登
録された指紋に対して関連付けを行うアプリのリスト表
示等を行い、使用者のアプリ選択を待つ。ここで使用者
は好みのアプリを選択するが、1つの指紋に対して複数
のアプリ登録も可能である。
【0033】起動アプリの指定が完了すると、処理選択
プログラムの終了確認が行われる(S211)が、続行
したい場合(S211でNoを選択)は、再び指紋登録
を選択することのみならず、アプリ登録、ファイル秘密
化処理を選択することも可能である。S211でYes
を選択したときは、当処理選択プログラムが終了する。
【0034】次に、アプリ登録を選択した場合(S21
2〜)は、ファイル処理部36において、既に登録がな
された指紋に対するアプリの関連付けが行われる。ま
ず、図示しないカウンタ変数等を参照することにより、
指紋の既登録件数を調べる(S213)。ここで登録件
数がゼロであったとき(S213でNo)は、登録を促
す確認ボタン付きメッセージ表示等を行い(S21
5)、当処理選択プログラムは再度処理選択待ちとな
る。一方、既登録件数が1件以上であれば(S213で
Yes)、起動アプリ指定を行う(S214)。ここ
で、S213における判定を既登録件数の有無に限定せ
ずに、登録件数が1件以上であった場合は、さらに、指
紋照合による認証をすることを前提として、別指紋の選
択を可能にする(登録対象の指紋を変更可能にする)構
成にしてもよい。なお、起動アプリ指定(S214)
は、S210と同様であるので省略する。
【0035】次に、ファイル秘密化処理を選択した場合
(S201でYes)の処理シーケンスを、図5に示し
たフローチャートにそくして説明する。
【0036】ファイル秘密化処理が選択されるとS21
3と同様に、指紋の既登録件数が参照され(S21
6)、登録件数がゼロ件であったとき(S216でN
o)は、新規登録を促す確認ボタン付きメッセージ表示
等をし(S217)、処理を抜ける。一方、既登録件数
が1件以上であれば(S216でYes)、秘密化処理
部361においてファイル秘密化処理を行う(S21
8)。ここで、S216における判定を既登録件数の有
無に限定せずに、登録件数が1件以上であった場合は、
さらに、指紋照合による認証をすることを前提として、
別指紋の選択を可能にする(登録対象の指紋を変更可能
にする)構成にしてもよい。
【0037】ファイル秘密化処理(S218)は、ファ
イル処理部36内の秘密化処理部361において行わ
れ、1つ以上の任意のファイルを指定し、暗号化、第三
者への非表示設定等が可能である。また、秘密化の解除
を行うこともできることは言うまでもない。
【0038】なお、図示していないが、図4における処
理のスタート時に指紋の既登録件数をチェックし、指紋
登録が未だ1件も行われていないときは1)指紋登録の
み選択可能にし、2)アプリ登録、及び3)ファイル秘
密化処理は選択不可となるよう設定してもよい。
【0039】また、ファイル毎に保持された利用可能者
の指紋情報リストへの登録追加/削除は随時可能である
が、特定の管理者を決めて、この管理者にのみ変更の権
限を与えるようにしてもよい。あるいは、特定の管理者
を決めず、任意の使用者が勝手に登録追加/削除を行え
るようにしてよい。さらに、登録は自由に可能である
が、削除は特定の管理者しかできないものとしてもよ
い。
【0040】なお、これらのファイル操作制限に関する
管理を、アプリの実行制限に関する管理にも適用できる
ことは明らかであり、特に説明を要しない。
【0041】以上、本発明に係る情報処理システムの特
徴をまとめると、以下のようになる。
【0042】既に1人以上の登録がなされている場合
は、システム起動時に指紋照合が行われ、既登録者であ
ることが確認されてから、システムが起動される。この
際、あらかじめアプリが関連付けられて登録されていた
ときはこのアプリを自動実行させる。
【0043】システム稼動中にファイル操作が行われた
ときは、当該ファイルの属性情報として指紋が登録され
ているかどうかの検証を行い、この属性情報に含まれた
指紋との照合によりファイル操作を許可する等の制限を
かける。
【0044】また、システム稼動中に、指紋登録、アプ
リ登録、ファイル秘密化処理を選択メニューとして備え
た処理選択プログラムを実行することができ、これによ
り、指紋登録を選択したときは、指紋の新規登録ととも
に、必要であれば関連アプリの登録を複数行うことがで
き、アプリ登録を選択したときは、現使用者に対するア
プリ登録を行い、ファイル秘密化処理を選択したとき
は、個々のファイルに対する暗号化、非表示設定等の属
性情報を、登録指紋に対応付けて設定/変更/解除する
ことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る情報処理システムによれ
ば、特に、指紋登録によるアプリ実行制限管理を行う
ことができることと、指紋照合によるファイル操作管
理を行うことができることにより、次のような効果が得
られる。
【0046】システム起動時の指紋照合において、一致
する指紋があった場合に、この指紋データに関連付けら
れて登録されているアプリを複数自動実行させることが
できるので、使用者にとって定形となる傾向にある環境
設定を容易に行うことができる。
【0047】また、実施例において説明したように、フ
ァイル毎に保持された利用可能者の指紋情報リストへ登
録追加/削除は随時可能であるが、これを、任意の使用
者が勝手に登録追加/削除を行えるようにした場合、フ
ァイル操作に際し、使用者にとって必要なファイルに対
しては一度指紋登録が行われ、登録を行わないファイル
との明確な差異をシステムが認識できるので、大規模な
共有システムにおいても、使用者とは関係ないファイル
を安易に削除してしまうというようなケースにもシステ
ムによるチェックを施すことが可能となり、かかる事故
を未然に防ぐことができる。
【0048】さらに、登録は自由に可能であるが、削除
は特定の管理者しかできないものとした場合は、使用者
にとっては、ファイル毎に指紋登録さえ行えば使いたい
ファイルが自由に使えるオープンでフレンドリーなシス
テムとなる一方、一度登録された指紋は特別な手段によ
らなければ消去することができないので、ファイル毎の
利用履歴を残すことができ、いつ、誰がそのファイルを
参照したのかといった情報を確実に記録する事が可能と
なり、管理者にとってはデータ情報管理上好適なシステ
ムとしても実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理システムのブロック構成
を示す構成図である。
【図2】本発明に係る情報処理システムの動作シーケン
スの概要を説明するフローチャートである。
【図3】本発明に係る情報処理システムにおけるファイ
ル処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る情報処理システムにおける指紋登
録及びアプリ登録処理シーケンスを示すフローチャート
である。
【図5】本発明に係る情報処理システムにおけるファイ
ルの秘密化処理シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 電源入力部 21 サブ電源 22 メイン電源 3 制御部 31 指紋読取部 32 指紋照合部 33 アプリ判別部 34 システム起動部 35 ファイル判別部 36 ファイル処理部 361 秘密化処理部 4 記憶部 41 指紋記憶部 42 アプリ記憶部 43 ファイル記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋データの照合を行う情報処理システ
    ムにおいて、 電源供給開始を指示する電源投入手段と、 前記電源投入を行った者の指紋をデジタル情報としてシ
    ステムへ取り込む指紋読み取り手段と、 前記指紋読み取り手段によって読み取られた指紋データ
    に対してアプリケーションプログラムを登録するアプリ
    ケーションプログラム登録手段と、 前記アプリケーションプログラム登録手段によって登録
    されたアプリケーションプログラムと前記登録対象とな
    った指紋データとを組にして記憶する指紋データ記憶手
    段と、 前記指紋読み取り手段により読み取られた指紋データと
    前記指紋データ記憶手段に登録された指紋データとを照
    合する指紋照合手段と、 使用者が電源投入した時、前記指紋読み取り手段により
    当該使用者の指紋を読み取り、前記指紋照合手段により
    指紋の照合を行い、照合された指紋データに登録された
    アプリケーションプログラムをシステム起動後直ちに実
    行するよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴と
    する情報処理システム。
  2. 【請求項2】 指紋データの照合を行う、ファイルシス
    テムを備えた情報処理システムにおいて、 指紋をデジタル情報としてシステムへ取り込む指紋読み
    取り手段と、 前記指紋読み取り手段によって読み取られた指紋データ
    をファイルの属性情報として処理するファイル処理手段
    と、 前記ファイル処理手段によって処理されたファイルを記
    憶するファイル記憶手段と、 前記指紋読み取り手段により読み取られた指紋データ
    と、前記ファイル記憶手段に記憶されたファイルの属性
    情報である指紋データとを照合する指紋照合手段と、 使用者がファイルにアクセスした時、前記指紋照合手段
    による指紋照合の結果にしたがって、当該ファイルに対
    する使用制限を行うよう制御を行う制御手段と、を備え
    たことを特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】前記ファイル処理手段は、属性情報となる
    指紋データを認証鍵とする秘密化処理を行う秘密化処理
    手段を備えたことを特徴とする前記請求項2記載の情報
    処理システム。
JP30188399A 1999-10-25 1999-10-25 情報処理システム Pending JP2001125660A (ja)

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