JP2001125558A - 同期信号出力回路および同期信号出力方法、記録媒体、並びに表示装置 - Google Patents

同期信号出力回路および同期信号出力方法、記録媒体、並びに表示装置

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JP2001125558A
JP2001125558A JP30328599A JP30328599A JP2001125558A JP 2001125558 A JP2001125558 A JP 2001125558A JP 30328599 A JP30328599 A JP 30328599A JP 30328599 A JP30328599 A JP 30328599A JP 2001125558 A JP2001125558 A JP 2001125558A
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signal
input
synchronization signal
circuit
vertical synchronizing
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Hirotaka Takekoshi
弘孝 竹腰
Nobuo Yamazaki
信雄 山崎
Koji Murahashi
浩司 村橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直同期信号の周波数の変更に対して、迅速
に応答する。 【解決手段】 端子1には、単独で入力される垂直同期
信号(単独垂直同期信号)が供給され、端子2には、コ
ンポジットシンク信号から分離された垂直同期信号(分
離垂直同期信号)が供給される。周波数計測回路32と
33は、端子1からの単独垂直同期信号と、端子2から
の分離垂直同期信号の周波数をそれぞれ計測し、CPU
16に供給する。CPU16は、単独垂直同期信号およ
び分離垂直同期信号の周波数に基づいて、スイッチ31
を制御し、単独垂直同期信号または分離垂直同期信号の
うちのいずれかを、映像の表示に最終的に用いる垂直同
期信号(最終垂直同期信号)として出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期信号出力回路
および同期信号出力方法、記録媒体、並びに表示装置に
関し、特に、例えば、垂直同期信号の周波数の変更に対
して、迅速に応答すること等ができるようにする同期信
号出力回路および同期信号出力方法、記録媒体、並びに
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、例えば、コンピュータ用のマル
チシンクディスプレイにおいて用いられる、従来の垂直
同期信号出力回路の一例の構成を示している。
【0003】この垂直同期信号出力回路は、選択回路3
およびCPU(Central ProcessingUnit)4で構成されて
いる。また、選択回路3は、有り無し判定回路6、スイ
ッチ7、および周波数計測回路8で構成されており、端
子1または2に入力される信号のいずれか一方を選択し
て、映像を表示するのに用いる垂直同期信号として出力
するようになっている。
【0004】即ち、マルチシンクディスプレイにおいて
は、垂直同期信号と水平同期信号が、それぞれ単独で供
給される場合、両者が合成されたコンポジットシンク信
号の形で供給される場合、さらには、単独の垂直同期信
号と水平同期信号、およびコンポジットシンク信号の両
方が供給される場合があり、端子1には、単独で供給さ
れる垂直同期信号(以下、適宜、単独垂直同期信号とい
う)が入力される。
【0005】また、コンポジットシンク信号が供給され
る場合は、マルチシンクディスプレイが有する垂直同期
信号分離回路(図示せず)において、そのコンポジット
シンク信号から、垂直同期信号だけが分離され、端子2
には、その分離された垂直同期信号(以下、適宜、分離
垂直同期信号という)が入力される。
【0006】なお、コンポジットシンク信号は、それ単
独で供給される場合の他、映像信号に重畳(複合)して
供給される場合がある。即ち、例えば、映像信号が、ア
ナログRGB(Red, Green, Blue)である場合には、コン
ポジットシンク信号は、G成分に重畳されて供給される
ことがある。この場合、マルチシンクディスプレイで
は、G成分から、コンポジットシンク信号が分離され、
さらに、そのコンポジットシンク信号から、垂直同期信
号が分離され、分離垂直同期信号として、端子2に入力
される。
【0007】端子1は、選択回路3の有り無し判別回路
6およびスイッチ7の端子7aに接続されており、従っ
て、端子1に入力される単独垂直同期信号は、有り無し
判別回路6およびスイッチ7の端子7aに供給される。
【0008】また、端子2は、スイッチ7の端子7bに
接続されており、従って、端子2に入力される分離垂直
同期信号は、スイッチ7の端子7bに供給される。
【0009】有り無し判別回路6は、端子1からの信号
に、垂直同期パルスが存在するかどうかを判別し、その
判別結果を、CPU4に供給する。CPU4は、有り無
し判別回路6からの判別結果に基づいて、スイッチ7を
制御する。即ち、CPU4は、端子1からの信号に垂直
同期パルスが存在する場合には、端子7aを選択するよ
うに、また、端子1からの信号に垂直同期パルスが存在
しない場合には、端子7bを選択するように、それぞれ
スイッチ7を制御する。
【0010】従って、端子1からの信号に垂直同期パル
スが存在する場合には、スイッチ7において、端子7a
が選択され、その結果、端子1に入力された信号、即
ち、単独垂直同期信号が出力される。また、端子1から
の信号に垂直同期パルスが存在しない場合には、スイッ
チ7において、端子7bが選択され、その結果、端子2
に入力された信号、即ち、分離垂直同期信号が出力され
る。
【0011】スイッチ7の出力は、映像の表示に最終的
に用いる垂直同期信号(以下、適宜、最終垂直同期信号
という)として出力されるとともに、周波数計測回路8
に供給される。周波数計測回路8は、スイッチ7の出
力、即ち、最終垂直同期信号の周波数を計測し、その計
測結果を、CPU4に供給する。
【0012】CPU4は、周波数計測回路8からの最終
垂直同期信号の周波数に基づいて、各種の制御を行う。
即ち、ディスプレイがコンピュータに接続される場合に
は、コンピュータからディスプレイに対しては、単独垂
直同期信号や、コンポジットシンク信号等の様々なフォ
ーマットで、映像の同期をとるための信号が送信されて
くる。さらに、コンピュータからディスプレイに対して
送信されてくる垂直同期信号や水平同期信号の周波数
は、ディスプレイの画面の解像度等に応じて、コンピュ
ータの設定が行われることにより切り替えられる。この
ため、CPU4は、周波数計測回路8からの最終垂直同
期信号の周波数に基づき、その周波数に適した解像度の
映像の表示を行うことができるように、各種の制御を行
う。
【0013】また、CPU4は、最終垂直同期信号の周
波数が、例えば10Hz以下となった場合には、ディス
プレイのモードを、通常のモードから、その消費電力を
低減させるパワーセーブモードに変更するとともに、そ
の周波数が10Hzより高くなった場合には、パワーセ
ーブモードから通常のモードに変更する等の制御を行
う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、垂直同
期信号出力回路では、CPU4が、最終垂直同期信号の
周波数に基づいて、各種の制御を行うために、周波数計
測回路8において、最終的に映像の表示に用いられる最
終垂直同期信号の周波数が計測されるが、その周波数の
計測は、有り無し判別回路6において、端子1からの信
号に垂直同期パルスが存在するかどうか、即ち、端子1
に、単独垂直同期信号が入力されているかどうかを判定
してから行われる。従って、単独垂直同期信号または分
離垂直同期信号の入力があってから、最終垂直同期信号
の周波数が計測され、その計測値が得られるまでに、あ
る程度の時間を要する。
【0015】このため、通常のモードからパワーセーブ
モードへの変更を行うまでや、パワーセーブモードから
通常のモードへの変更を行うまで、さらには、コンピュ
ータの設定変更等によって、コンピュータが出力する垂
直同期信号の周波数が変更された場合に、ディスプレイ
において、その周波数の変更に対応して、各種の制御を
行うまでに、ある程度の時間を要し、従って、周波数の
変更に対する応答が遅く、ユーザに煩わしさを感じさせ
る課題があった。
【0016】さらに、マルチシンクディスプレイについ
ては、幅広い周波数に対応するために、その製造時に、
幾つかの周波数の異なる垂直同期信号および水平同期信
号を用いて調整が行われるが、上述のように、周波数の
変更に対応して行われる制御等の応答が遅いと、1台あ
たりのディスプレイの製造時間も長くなるため、製造コ
ストの増大を招くことになる。
【0017】一方、ディスプレイに対して、コンポジッ
トシンク信号が入力される場合には、垂直同期パルスに
よって、水平同期が乱され、これに起因して、(水平)
同期回路の設計によっては、画面の上部が歪曲すること
がある。このため、CPU4によって、マルチシンクデ
ィスプレイが有する同期回路(図示せず)を制御するこ
とにより、コンポジットシンク信号上の垂直同期パルス
をマスクすることで、水平同期が乱されることを防止す
ることがある。
【0018】しかしながら、従来の垂直同期信号出力回
路では、有り無し判別回路6において、単独垂直同期信
号が入力される端子1に、垂直同期パルスが観測される
と、スイッチ7では、分離垂直同期信号が入力される端
子2に垂直同期パルスが存在するかどうかに無関係に、
端子1に入力される単独垂直同期信号が選択され、最終
垂直同期信号として出力される。従って、端子1に、垂
直同期パルスが存在すると、端子2に垂直同期パルスが
存在しても、その周波数の計測は行われない。
【0019】その結果、単独垂直同期信号と分離垂直同
期信号の両方が入力される場合(端子1および2のいず
れにも、垂直同期パルスが存在する場合)には、CPU
4は、コンポジットシンク信号における垂直同期パルス
の周波数を認識することができないため、その垂直同期
パルスをマスクするように、同期回路を制御することが
できず、上述のように、水平同期が乱され、画面の上部
が歪曲することがある。
【0020】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、同期信号の周波数の変更に対して、迅速
に応答することができるようにするとともに、コンポジ
ットシンク信号が用いられる場合の水平同期の乱れを防
止することができるようにするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の同期信号出力回
路は、第1および第2の入力信号の周波数を計測する計
測手段と、第1または第2の入力信号のうちのいずれか
を選択し、同期信号として出力する選択手段と、第1お
よび第2の入力信号の周波数に基づいて、選択手段によ
る第1または第2の入力信号の選択を制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0022】第1または第2の入力信号のうちの一方
は、単独の垂直同期信号とし、他方は、垂直同期信号と
水平同期信号とが合成されたコンポジットシンク信号か
ら、垂直同期信号を取り出したものとすることができ
る。
【0023】同期信号は、垂直同期信号とすることがで
きる。
【0024】本発明の同期信号出力方法は、第1および
第2の入力信号の周波数を計測する計測ステップと、第
1または第2の入力信号のうちのいずれかを選択し、同
期信号として出力する選択ステップと、第1および第2
の入力信号の周波数に基づいて、選択ステップによる第
1または第2の入力信号の選択を制御する制御ステップ
とを備えることを特徴とする。
【0025】本発明の記録媒体は、第1および第2の入
力信号の周波数を計測する計測ステップと、第1または
第2の入力信号のうちのいずれかを選択し、同期信号と
して出力する選択ステップと、第1および第2の入力信
号の周波数に基づいて、選択ステップによる第1または
第2の入力信号の選択を制御する制御ステップとを備え
るプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0026】本発明の表示装置は、第1および第2の入
力信号の周波数を計測する計測手段と、第1または第2
の入力信号のうちのいずれかを選択し、同期信号として
出力する選択手段と、第1および第2の入力信号の周波
数に基づいて、選択手段による第1または第2の入力信
号の選択を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0027】本発明の同期信号出力回路および同期信号
出力方法、記録媒体、並びに表示装置においては、第1
および第2の入力信号の周波数が計測され、その周波数
に基づいて、第1または第2の入力信号のうちのいずれ
かが選択され、同期信号として出力される。
【0028】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用したコンピ
ュータ用のマルチシンクディスプレイの一実施の形態の
構成例を示している。
【0029】このマルチシンクディスプレイには、例え
ば、アナログRGB(Red, Green, Blue)の映像信号(画
像信号)が入力されるとともに、その映像信号に対する
垂直同期信号および水平同期信号がそれぞれ単独で、ま
たはそれらを合成したコンポジットシンク信号が入力さ
れるようになっている。
【0030】なお、単独で入力される水平同期信号を、
以下、適宜、単独水平同期信号という。
【0031】また、コンポジットシンク信号は、前述し
たように、それ単独で供給される場合の他、G成分に重
畳されて供給される場合があり、このようにG成分に重
畳されているコンポジットシンク信号を、以下、適宜、
シンクオングリーン(Sync. On Green)信号という。
【0032】単独水平同期信号、あるいは単独で供給さ
れるコンポジットシンク信号は、端子23に入力され
る。端子23は、水平同期信号出力回路11およびスイ
ッチ12の端子12aに接続されており、従って、単独
水平同期信号、および単独で供給されるコンポジットシ
ンク信号は、水平同期信号出力回路11およびスイッチ
12の端子12aに供給される。
【0033】水平同期信号出力回路11は、端子23に
入力される信号に、水平同期パルスが存在するかどうか
を判定するとともに、存在する場合には、その周波数を
計測する。この判定結果、さらには水平同期パルスが存
在する場合には、その周波数は、CPU16に供給され
る。
【0034】さらに、水平同期信号出力回路11は、端
子23に入力される信号に、水平同期パルスが存在する
場合には、端子12aを選択するように、スイッチ12
を制御する。端子12aは、垂直同期信号分離回路13
および周辺装置15に接続されており、従って、端子2
3に、単独水平同期信号またはコンポジットシンク信号
が入力される場合には、その単独水平同期信号またはコ
ンポジットシンク信号は、スイッチ12を介して、垂直
同期信号分離回路13および周辺装置15に供給され
る。
【0035】また、水平同期信号出力回路11は、端子
23に入力される信号に、水平同期パルスが存在しない
場合には、端子12bを選択するように、スイッチ12
を制御する。端子12bは、同期信号分離回路22の出
力が供給されるようになっており、同期信号分離回路2
2には、映像信号のG成分が供給されるようになってい
る。そして、同期信号分離回路22は、そこに供給され
るG成分に、シンクオングリーン信号(コンポジットシ
ンク信号)が重畳されている場合には、そのシンクオン
グリーン信号を分離し、スイッチ12の端子12bに供
給する。従って、端子23に入力される信号に、水平同
期パルスが存在せず、G成分に、シンクオングリーン信
号が重畳されている場合には、そのシンクオングリーン
信号は、同期信号分離回路22で分離され、スイッチ1
2を介して、垂直同期信号分離回路13および周辺装置
15に供給される。
【0036】単独垂直同期信号は、端子24に供給され
るようになっており、端子24は、垂直同期信号出力回
路21に接続されている。従って、端子24に入力され
る単独垂直同期信号は、垂直同期信号出力回路21に供
給される。
【0037】垂直同期信号分離回路13は、そこに、シ
ンクオングリーン信号または単独のコンポジットシンク
信号(端子23に入力されるコンポジットシンク信号)
が供給されると、そのシンクオングリーン信号または単
独のコンポジットシンク信号から、垂直同期パルスを分
離し、分離垂直同期信号として、垂直同期信号出力回路
21に供給する。
【0038】垂直同期信号出力回路21は、選択回路1
4およびCPU16で構成され、選択回路14は、そこ
に供給される単独垂直同期信号および分離垂直同期信号
の周波数を計測し、CPU16に出力する。さらに、選
択回路14は、CPU16の制御に基づいて、単独垂直
同期信号または分離垂直同期信号のうちのいずれか一方
を、最終垂直同期分離信号として選択し、周辺装置15
に出力する。
【0039】CPU16は、各種の処理を行うためのプ
ログラムおよび必要なデータを記憶しているEEPRO
M(Electrically Erasable Programmable Read Only Me
mory)17に記憶されているプログラムを実行すること
で、水平同期信号出力回路11の出力や、選択回路14
の出力に基づき、選択回路14、さらには、周辺装置1
5を構成する同期回路15A、偏向補正波形発生回路1
5B、ビデオアンプ15C、およびOSD回路15Dを
制御し、これにより、各種の垂直同期周波数および水平
同期周波数の映像を、CRT20に表示させる。また、
CPU16は、制御用入出力装置18からの信号に基づ
いて、周辺装置15を制御する。
【0040】周辺装置15は、同期回路15A、偏向補
正波形発生回路15B、ビデオアンプ15C、およびO
SD(On Screen Display)回路15Dから構成され、そ
こには、上述したように、単独水平同期信号や、単独の
コンポジットシンク信号、シンクオングリーン信号、最
終垂直同期信号が供給される他、アナログRGBの映像
信号も供給される。
【0041】同期回路15Aには、単独水平同期信号
や、単独のコンポジットシンク信号、シンクオングリー
ン信号、最終垂直同期信号が入力され、同期回路15A
は、そこに入力される信号に基づいて、偏向補正波形発
生回路15Bにおける偏向補正波形の発生タイミングを
制御する。偏向補正波形発生回路15Bは、同期回路1
5Aの出力に基づいて、偏向補正波形を発生し、偏向回
路19に供給する。偏向回路19は、偏向補正波形発生
回路15Bからの偏向補正波形にしたがって、CRT(C
athode Ray Tube)20の偏向ヨークコイル20Aを駆動
する。
【0042】ビデオアンプ15Cには、アナログRGB
の映像信号が入力され、ビデオアンプ15Cは、映像信
号を増幅して、CRT20に供給する。これにより、C
RT20において、映像信号に対応する電子ビームが、
偏向ヨークコイル20Aによって、いわゆるラスタスキ
ャン順に走査され、その映像信号に対応する映像(画
像)が表示される。
【0043】OSD回路15Dは、例えば、後述する前
面パネル制御スイッチ18Aの操作にしたがって、ディ
スプレイの状態等をOSD表示するためのOSDデータ
を生成し、ビデオアンプ15Cに供給するようになって
いる。この場合、ビデオアンプ15Cでは、例えば、映
像信号に、OSDデータが重畳(スーパーインポーズ)
され、CRT20に供給されて表示される。
【0044】制御用入出力装置18は、前面パネル制御
スイッチ18Aと、工場調整用通信装置18Bとから構
成されている。前面パネル制御スイッチ18Aは、例え
ば、ディスプレイの前面に設けられており、CRT20
における映像の表示位置等を調整するときに操作され
る。前面パネル制御スイッチ18Aの操作に対応する操
作信号は、CPU16に供給されるようになっている。
【0045】工場調整用通信装置18Bは、ディスプレ
イの各種の設定を、工場で行う場合に、その設定用のデ
ータを、工場のコンピュータ等との間で通信するための
インタフェースとして機能するようになっており、工場
のコンピュータからのデータを受信して、CPU16に
供給するとともに、CPU16が出力するデータを、工
場のコンピュータに送信するようになっている。
【0046】次に、図3は、図2の垂直同期信号出力回
路21の構成例を示している。なお、図中、図1におけ
る場合と対応する部分については、同一の符号を付して
ある。
【0047】図2の端子24に入力される単独垂直同期
信号は、端子1に供給されるようになっており、垂直同
期信号分離回路13が出力する分離垂直同期信号は、端
子2に供給されるようになっている。そして、端子1
は、スイッチ31の端子31aおよび周波数計測回路3
2に接続されており、端子2は、スイッチ31の端子3
1bおよび周波数計測回路33に接続されている。
【0048】選択回路14は、スイッチ31、並びに周
波数計測回路32および33で構成されており、スイッ
チ31は、CPU16からのスイッチ制御信号にしたが
って、端子31aまたは31bのうちのいずれか一方を
選択するようになっている。周波数計測回路32は、端
子1から入力される単独垂直同期信号の周波数を計測
し、CPU16に供給するようになっている。同様に、
周波数計測回路33も、端子2から入力される単独垂直
同期信号の周波数を計測し、CPU16に供給するよう
になっている。
【0049】CPU16は、周波数計測回路32および
33の出力に基づいて、スイッチ31に対して、スイッ
チ制御信号を出力し、これにより、スイッチ31を制御
するようになっている。その他、CPU16は、図2で
説明したような各種の制御を行う。
【0050】次に、図4のフローチャートを参照して、
図3の垂直同期信号出力回路21の動作について説明す
る。
【0051】まず最初に、ステップS1において、周波
数計測回路32が、端子1からの入力信号の周波数を計
測するとともに、周波数計測回路33が、端子2からの
入力信号の周波数を計測する。そして、周波数計測回路
32および33で計測された周波数は、CPU16に供
給される。
【0052】CPU16は、ステップS2において、周
波数計測回路32および33からの周波数に基づいて、
端子1または2からの入力信号のうち、最終垂直同期信
号とすべき方を決定する。即ち、CPU16は、周波数
計測回路32で計測された端子1からの入力信号の周波
数と、周波数計測回路33で計測された端子2からの入
力信号の周波数が、それぞれ、例えば、所定の周波数の
範囲内に収まっているかどうかを判定し、収まっている
方の入力信号を、最終垂直同期信号として決定する。そ
して、CPU16は、ステップS3において、その最終
垂直同期信号とする方の入力信号をスイッチ31に選択
させるためのスイッチ制御信号を出力する。
【0053】スイッチ31は、ステップS4において、
CPU16が出力するスイッチ制御信号にしたがい、端
子31aまたは31bのうちのいずれか一方を選択し、
これにより、端子1からの入力信号としての単独垂直同
期信号、または端子2からの入力信号としての分離垂直
同期信号のうちのいずれか一方を、最終垂直同期信号と
して出力し、処理を終了する。
【0054】以上のように、端子1からの単独垂直同期
信号、および端子2からの分離垂直同期信号の周波数を
計測し、その周波数に基づいて、単独垂直同期信号また
は分離垂直同期信号のうちのいずれかを選択して、最終
垂直同期信号として出力するようにしたので、CPU1
6では、垂直同期信号の周波数の変更に対応して、各種
の制御を、即座に行うことが可能となる。
【0055】さらに、垂直同期信号出力回路21に対し
て、単独垂直同期信号と、コンポジットシンク信号(ま
たはシンクオングリーン信号)から分離された分離垂直
同期信号の両方が入力される場合でも、CPU16は、
単独垂直同期信号だけでなく、分離垂直同期信号の周波
数も認識することができるとともに、スイッチ12か
ら、周辺装置15の同期回路15Aに対して供給される
信号が、単独水平同期信号か、またはコンポジットシン
ク信号かを認識することができる。従って、CPU16
は、スイッチ12から周辺装置15の同期回路15Aに
対して供給される信号がコンポジットシンク信号である
場合には、そのコンポジットシンク信号における垂直同
期パルスをマスクするように、同期回路15Aを制御す
ることができ、その結果、前述したように、水平同期が
乱され、画面の上部が歪曲することを防止することがで
きる。
【0056】さらに、図3の実施の形態では、ソフトウ
ェアで、即ち、CPU16に、EEPROM17に記憶
されたプログラムを実行させることで、スイッチ31を
制御させるようにしたので、スイッチ31を、ディスプ
レイの仕様にあわせて柔軟に制御することが容易に可能
となる。即ち、例えば、端子1に入力される単独垂直入
力信号、および端子2に入力される分離垂直同期信号の
周波数が、いずれも仕様の範囲外の値である場合や、い
ずれも仕様の範囲内の値である場合に、それぞれの周波
数の高低や、ユーザによるディスプレイの使用状況等に
基づいて、適応的にスイッチ31を切り替えるようなこ
とが可能となる。
【0057】なお、図3の実施の形態では、スイッチ3
1として、2入力のスイッチを用いているが、スイッチ
31としては、3入力以上のスイッチを用いることも可
能である。スイッチ31として、例えば、3入力のスイ
ッチを用いる場合には、そのうちの2つの入力として、
単独垂直入力信号および分離垂直同期信号を用い、残り
の1入力として、例えば、ハイインピーダンス状態を用
いるようにすることが可能である。
【0058】また、図3の実施の形態では、CPU16
に、単独垂直入力信号および分離垂直同期信号の周波数
に基づいて、スイッチ31を制御させるようにしたが、
スイッチ31の制御は、例えば、単独垂直入力信号およ
び分離垂直同期信号の周波数が、所定の範囲内にあるか
どうかの比較を行う比較回路を、ANDゲート等のゲート
回路や、コンパレータ等を用いて構成し、その比較回路
に行わせるようにすることも可能である。
【0059】さらに、本実施の形態では、映像を、CR
T20に表示するようにしたが、本発明は、液晶ディス
プレイや、プロジェクタ等にも適用可能である。
【0060】また、本実施の形態では、本発明をコンピ
ュータディスプレイに適用した場合について説明した
が、本発明は、その他、例えば、テレビジョン受像機等
にも適用可能である。
【0061】次に、垂直同期信号出力回路21は、専用
のハードウェアで実現することもできるし、ソフトウェ
アで実現することもできる。垂直同期信号出力回路21
を、ソフトウェアで実現する場合には、そのソフトウェ
アを構成するプログラムが、1チップのマイクロコンピ
ュータや、汎用のコンピュータ等にインストールされ
る。
【0062】そこで、図5は、垂直同期信号出力回路2
1としての機能するコンピュータの一実施の形態の構成
例を示している。
【0063】コンピュータを、垂直同期信号出力回路2
1として機能させるためのプログラムは、コンピュータ
に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク10
5やROM103に予め記録しておくことができる。
【0064】あるいはまた、プログラムは、フロッピー
ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),M
O(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile
Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブ
ル記録媒体111に、一時的あるいは永続的に格納(記
録)しておくことができる。このようなリムーバブル記
録媒体111は、いわゆるパッケージソフトウエアとし
て提供することができる。
【0065】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体111からコンピュータにインストー
ルする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放
送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送し
たり、LAN(Local Area Network)、インターネットとい
ったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送
し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくる
プログラムを、通信部108で受信し、内蔵するハード
ディスク105にインストールすることができる。
【0066】コンピュータは、CPU(Central Processing
Unit)102を内蔵している。CPU102には、バス1
01を介して、入出力インタフェース110が接続され
ており、CPU102は、入出力インタフェース110を
介して、ユーザによって、キーボードやマウス等で構成
される入力部107が操作されることにより指令が入力
されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)
103に格納されているプログラムを実行する。あるい
は、また、CPU102は、ハードディスク105に格納
されているプログラム、衛星若しくはネットワークから
転送され、通信部108で受信されてハードディスク1
05にインストールされたプログラム、またはドライブ
109に装着されたリムーバブル記録媒体111から読
み出されてハードディスク105にインストールされた
プログラムを、RAM(Random Access Memory)104にロ
ードして実行する。これにより、CPU102は、上述し
た図4に示したフローチャートにしたがった処理を行
う。そして、CPU102は、その処理結果を、必要に応
じて、例えば、入出力インタフェース110を介して、
LCD(Liquid CryStal Display)やスピーカ等で構成され
る出力部106から出力、あるいは、通信部108から
送信、さらには、ハードディスク105に記録等させ
る。
【0067】ここで、本明細書において、コンピュータ
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0068】また、プログラムは、1のコンピュータに
より処理されるものであっても良いし、複数のコンピュ
ータによって分散処理されるものであっても良い。さら
に、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実
行されるものであっても良い。
【0069】
【発明の効果】本発明の同期信号出力回路および同期信
号出力方法、記録媒体、並びに表示装置によれば、第1
および第2の入力信号の周波数が計測され、その周波数
に基づいて、第1または第2の入力信号のうちのいずれ
かが選択され、同期信号として出力される。従って、同
期信号の周波数の変更に対して、迅速に応答すること等
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の垂直同期信号出力回路の一例の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明を適用したディスプレイの一実施の形態
の構成例を示すブロック図である。
【図3】垂直同期信号出力回路21の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】垂直同期信号出力回路21の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】本発明を適用したコンピュータの一実施の形態
の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 端子, 11 水平同期信号出力回路, 12
スイッチ, 12a,12b 端子, 13 垂直同
期信号分離回路, 14 選択回路, 15周辺装置,
15A 同期回路, 15B 偏向補正波形発生回
路, 15Cビデオアンプ, 15D OSD回路,
16 CPU, 17 EEPROM, 18 制御用
入出力装置, 18A 前面パネル制御スイッチ, 1
8B工場調整用通信装置, 19 偏向回路, 20
CRT, 20A 偏向ヨークコイル, 21 垂直同
期信号出力回路, 22 同期信号分離回路, 31ス
イッチ, 31a,31b 端子, 32,33 周波
数計測回路, 101 バス, 102 CPU, 10
3 ROM, 104 RAM, 105 ハードディスク,
106 出力部, 107 入力部, 108 通信
部, 109ドライブ, 110 入出力インタフェー
ス, 111 リムーバブル記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村橋 浩司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C020 AA18 AA32 AA35 BA01 BA07 BA09 CA20 5C082 BC16 CA84 CB01 DA76 DA86 DA87 MM02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の入力信号を処理して、
    同期信号を出力する同期信号出力回路であって、 前記第1および第2の入力信号の周波数を計測する計測
    手段と、 前記第1または第2の入力信号のうちのいずれかを選択
    し、前記同期信号として出力する選択手段と、 前記第1および第2の入力信号の周波数に基づいて、前
    記選択手段による前記第1または第2の入力信号の選択
    を制御する制御手段とを備えることを特徴とする同期信
    号出力回路。
  2. 【請求項2】 前記第1または第2の入力信号のうちの
    一方は、単独の垂直同期信号であり、他方は、垂直同期
    信号と水平同期信号とが合成されたコンポジットシンク
    信号から、前記垂直同期信号を取り出したものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の同期信号出力回路。
  3. 【請求項3】 前記同期信号は、垂直同期信号であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の同期信号出力回路。
  4. 【請求項4】 第1および第2の入力信号を処理して、
    同期信号を出力する同期信号出力方法であって、 前記第1および第2の入力信号の周波数を計測する計測
    ステップと、 前記第1または第2の入力信号のうちのいずれかを選択
    し、前記同期信号として出力する選択ステップと、 前記第1および第2の入力信号の周波数に基づいて、前
    記選択ステップによる前記第1または第2の入力信号の
    選択を制御する制御ステップとを備えることを特徴とす
    る同期信号出力方法。
  5. 【請求項5】 第1および第2の入力信号を処理して、
    同期信号を出力することを、コンピュータに行わせるプ
    ログラムが記録されている記録媒体であって、 前記第1および第2の入力信号の周波数を計測する計測
    ステップと、 前記第1または第2の入力信号のうちのいずれかを選択
    し、前記同期信号として出力する選択ステップと、 前記第1および第2の入力信号の周波数に基づいて、前
    記選択ステップによる前記第1または第2の入力信号の
    選択を制御する制御ステップとを備えるプログラムが記
    録されていることを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】 第1および第2の入力信号を処理し、同
    期信号を得て、その同期信号に同期して、画像を表示す
    る表示装置であって、 前記第1および第2の入力信号の周波数を計測する計測
    手段と、 前記第1または第2の入力信号のうちのいずれかを選択
    し、前記同期信号として出力する選択手段と、 前記第1および第2の入力信号の周波数に基づいて、前
    記選択手段による前記第1または第2の入力信号の選択
    を制御する制御手段と、 前記同期信号に同期して、前記画像を表示する表示手段
    とを備えることを特徴とする表示装置。
JP30328599A 1999-10-26 1999-10-26 同期信号出力回路および同期信号出力方法、記録媒体、並びに表示装置 Withdrawn JP2001125558A (ja)

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