JP2001125538A - 表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

表示装置およびその駆動方法

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JP2001125538A
JP2001125538A JP30313199A JP30313199A JP2001125538A JP 2001125538 A JP2001125538 A JP 2001125538A JP 30313199 A JP30313199 A JP 30313199A JP 30313199 A JP30313199 A JP 30313199A JP 2001125538 A JP2001125538 A JP 2001125538A
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electrode
voltage
electrodes
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JP30313199A
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Yoshio Kaida
佳生 海田
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、発光素子の両端間に印加され
る電圧の立ち上がりの遅れを抑制して、十分な発光輝度
が得られるようにする。 【解決手段】 データ電極駆動回路3は、選択状態のデ
ータ電極に印加する電圧Vddh1の値を非選択状態のデー
タ電極に印加する電圧の値(グランドレベル)よりも大
きな値とし、走査電極駆動回路2は、非選択状態の走査
電極に印加する電圧の値を選択状態の走査電極に印加す
る電圧の値(グランドレベル)よりも大きな値とすると
共に、次に選択される走査電極に対して、選択状態のデ
ータ電極に印加される電圧Vddh1の値および他の非選択
状態の走査電極に印加する電圧Vddh1の値よりも小さ
く、選択状態の走査電極に印加される電圧の値(グラン
ドレベル)よりも大きい値の電圧Vddh2を印加する。そ
の結果、次に選択される走査電極に接続された有機EL
素子に対して予め充電が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発光素子を
有する表示器を備えた表示装置およびその駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機エレクトロルミネセント(El
ectroluminescent;以下、ELとも記す。)素子を用い
た有機ELディスプレイが、以下の理由等から注目を集
めてきている。すなわち、有機ELディスプレイは、自
発光タイプであるため、バックライトが必要なく、その
ため、有機ELディスプレイを含む表示システムの薄型
化を可能にする。また、有機ELディスプレイは、高輝
度、高視野角および応答特性のよいディスプレイとな
る。
【0003】有機ELディスプレイを用いた有機EL表
示装置は、映像を表示させるための有機ELディスプレ
イと、この有機ELディスプレイを駆動するための駆動
部と、表示データの入力、処理および駆動部の制御等を
行う制御部とを備えている。
【0004】図12は、従来の有機EL表示装置の回路
構成の一例を示すブロック図である。この有機EL表示
装置は、有機ELディスプレイ101と、この有機EL
ディスプレイ101を駆動するための走査電極駆動回路
102およびデータ電極駆動回路103と、表示データ
の入力、処理および駆動回路102,103の制御等を
行う制御部104とを備えている。この例では、データ
電極駆動回路103は、複数設けられている。複数のデ
ータ電極駆動回路103は縦続接続されており、初段の
データ電極駆動回路103は、表示データSDataを入力
する。また、前段のデータ電極駆動回路103は、後段
のデータ電極駆動回路103に対して、データSDataを
シフトしたデータS outを出力し、後段のデータ電極駆
動回路103は、このデータをデータSDataの代りに、
入力データS inとして入力する。
【0005】有機ELディスプレイ101は、マトリク
ス状に配置された走査電極およびデータ電極と、これら
走査電極とデータ電極が交差する部分に形成され、両電
極に接続された複数の有機EL素子を有している。
【0006】走査電極駆動回路102は、データの入力
およびシフトを行うシフトレジスタ回路111と、入力
されたデータの読み込みおよび保持を行うラッチ回路1
12と、入力データに従って、有機ELディスプレイ1
01の走査電極を駆動するドライバ回路113とを有し
ている。
【0007】データ電極駆動回路103は、表示データ
の入力およびシフトを行うシフトレジスタ回路114
と、入力されたデータの読み込みおよび保持を行うラッ
チ回路115と、入力データに従って、有機ELディス
プレイ101のデータ電極を駆動するドライバ回路11
6とを有している。
【0008】図12に示した例では、制御部104は、
表示データの入出力や、有機ELディスプレイ101の
表示タイミングや表示サイズ等の制御を行うグラフィッ
クコントローラ121と、このグラフィックコントロー
ラ121やその他の制御部104内部のIC(集積回
路)の制御等を行うCPU(中央処理装置)122と、
アドレスバス125およびデータバス126を介して、
グラフィックコントローラ121およびCPU122に
接続され、表示データを保持するためのRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)123とを有している。
【0009】グラフィックコントローラ121は、表示
データ入力端子124に接続されている。また、グラフ
ィックコントローラ121は、走査電極駆動回路102
に対して供給するクロックCCLKおよびデータCDataと、
データ電極駆動回路103に対して供給するクロックSC
LKおよび表示データSDataとを出力するようになってい
る。図12に示した有機EL表示装置では、クロックCC
LKを反転するインバータ(NOT回路)127が設けら
れている。そして、クロックCCLKはインバータ127に
よって反転されて、ストローブ信号/STBとしてデータ電
極駆動回路103に供給されるようになっている。
【0010】走査電極駆動回路102のドライバ回路1
13は、n本の走査電極のそれぞれに駆動信号C OUT1〜
C OUTnを出力するようになっている。また、データ電極
駆動回路103のドライバ回路116は、n本のデータ
電極のそれぞれに駆動信号S OUT1〜S OUTnを出力するよ
うになっている。
【0011】走査電極駆動回路102およびデータ電極
駆動回路103には、有機ELディスプレイ101を駆
動するための駆動電圧Vddh1と、駆動回路102,10
3内の回路を動作させるための電源電圧Vccとが供給さ
れている。
【0012】図12に示した有機EL表示装置では、走
査電極駆動回路102によって走査電極を順次、一定時
間ずつ選択し、各走査電極の選択期間(走査期間)に、
データ電極駆動回路103によって表示データに基づい
てデータ電極を駆動することによって、有機ELディス
プレイ101にデータが表示される。
【0013】図13は、図12に示した有機EL表示装
置における各信号のタイミングを示したものである。図
13において、(a)〜(e)は走査電極駆動回路10
2に関わり、(a)はクロックCCLKを示し、(b)はデ
ータCDataを示し、(c),(d),(e)はそれぞれ
駆動信号C OUT1,C OUT2,C OUTnを示している。また、
(f)〜(h)はデータ電極駆動回路103に関わり、
(f)はストローブ信号/STBを示し、(g)はクロック
SCLKを示し、(h)はデータSDataを示している。
【0014】図13に示したように、走査電極駆動回路
102では、シフトレジスタ回路111によってデータ
CDataをクロックCCLKに同期してシフトし、ラッチ回路
112によって読み込み、ドライバ回路113に与える
ことで、ドライバ回路113より、駆動信号C OUT1〜C
OUTnが出力される。駆動信号C OUT1〜C OUTnは、各走査
電極の選択期間TsではグランドレベルGNDとなり、非
選択期間では駆動電圧Vddh1のレベルとなる。
【0015】また、データ電極駆動回路103では、ス
トローブ信号/STBの1周期の間、シフトレジスタ回路1
14によってデータSDataをクロックSCLKに同期してシ
フトして、1ライン分のデータSDataを取り込む。
【0016】図14は、図12における有機EL表示器
101、走査電極駆動回路102およびデータ電極駆動
回路103の要部を示す回路図である。図14では、走
査電極CL1〜CL4と、データ電極SL1〜SL3
と、これら走査電極とデータ電極が交差する部分に形成
され、両電極に接続された複数の発光素子としての有機
EL素子とを示している。なお、図14では、有機EL
素子をダイオードとして表している。また、図14で
は、x番目のデータ電極SLxとy番目の走査電極CL
yとに接続された有機EL素子を、Ex,yで表してい
る。
【0017】走査電極駆動回路102は、各走査電極C
Ly毎に設けられたスイッチC0yを有している。各ス
イッチC0yの可動接点は各走査電極CLyに接続され
ている。各スイッチC0yの一方の固定接点には駆動電
圧Vddh1が印加され、他方の固定接点にはグランドレベ
ルGNDが印加されている。
【0018】データ電極駆動回路103は、各データ電
極SLx毎に設けられたスイッチS0xを有している。
各スイッチS0xの可動接点は各データ電極SLxに接
続されている。各スイッチS0xの一方の固定接点には
定電流源117が接続され、他方の固定接点にはグラン
ドレベルGNDが印加されている。定電流源117には駆
動電圧Vddh1が供給されている。定電流源117は、デ
ータ電極SLxに対して、電圧が駆動電圧Vddh1となる
定電流を供給する。
【0019】ここで、図14を参照して、従来の有機E
L表示装置における表示器の駆動方法について説明す
る。従来の駆動方法では、走査電極駆動回路102のス
イッチを一定時間間隔で順にグランドレベルGND側に切
り替えて走査を行う。そして、データ電極駆動回路10
3では、発光させる有機EL素子に接続されたデータ電
極に対応するスイッチのみを定電流源117側に接続
し、他のスイッチをグランドレベルGND側に接続する。
【0020】図14では、有機EL素子E1,1,E2,1を
発光させる例を示している。この例の場合には、データ
電極駆動回路103のスイッチS01,S02の可動接
点は定電流源117側に接続され、スイッチS03の可
動接点はグランドレベルGND側に接続される。また、走
査電極駆動回路102のスイッチC01の可動接点はグ
ランドレベルGND側に接続され、他のスイッチC02〜
C04の可動接点は駆動電圧Vddh1側に接続される。図
14に示した例では、スイッチS01,S02を介して
定電流源117よりデータ電極SL1,SL2に供給さ
れる定電流は、グランドレベルGND側に接続されたスイ
ッチC01には流れるが、駆動電圧Vddh1側に接続され
たスイッチC02〜C04には流れない。その結果、有
機EL素子E1,1,E2,1にのみ順方向に電流が流れ、有
機EL素子E1,1,E2,1が発光する。
【0021】従来の駆動方法では、選択された走査電極
にのみ順方向に電流が流れ、他の走査電極には逆方向に
電圧を印加することで、他の走査電極には順方向に電流
が流れないようにして、誤発光を防止している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有機EL素
子は、素子に流れる電流の変化に対して発光輝度がほぼ
直線的に変化する特性を有する。そのため、有機EL表
示装置では、一般的に、有機EL素子を定電流で駆動す
る手法が採られている。ところが、有機EL素子は容量
成分を持つため、有機EL素子を定電流で駆動する場合
には、有機EL素子に印加される電圧の立ち上がり特性
が問題となってくる。すなわち、有機EL素子を定電流
で駆動する場合には、電流の供給開始後の所定の期間は
有機EL素子の容量成分に充電電流が流れるため、定電
圧駆動を行う場合に比べて、有機EL素子に印加される
電圧の立ち上がりが遅くなる。有機EL素子の容量成分
の容量値は、1素子あたりの面積にもよるが、1素子あ
たり100pF〜1000pF程度である。
【0023】定電流駆動を行う場合に、一走査電極の選
択期間として、有機EL素子の容量成分が充電され、有
機EL素子に印加される電圧が駆動電圧Vddh1のレベル
まで完全に立ち上がるだけの時間を取ることができれ
ば、所望の発光輝度を得ることが可能である。しかし、
表示器のサイズが大きい場合や、階調数が大きい場合
や、表示データ量が多い場合には、一走査電極の選択期
間が短くなるため、1走査電極の選択期間内に、有機E
L素子に印加される電圧が駆動電圧Vddh1のレベルまで
完全に立ち上がらず、所望の発光輝度が得られない場合
も生じる。
【0024】ここで、図15および図16を参照して、
従来の駆動方法を用いた場合における有機EL素子に印
加される電圧の立ち上がり特性の一例について説明す
る。図15は、この例における走査電極駆動回路102
側の信号のタイミングを示したものである。図15にお
いて、(a)はクロックCCLKを示し、(b)は駆動信号
C OUT1を示し、(c)は駆動信号C OUT2を示している。
この例では、一走査電極の選択期間Tsを40μsと
し、駆動電圧Vddh1を12Vとしている。
【0025】図16は、上記の条件で駆動した場合にお
ける有機EL素子に印加される電圧の立ち上がり特性の
一例を、ストローブ信号/STBと共に示したものである。
この例では、有機EL素子に対する電流の供給開始後、
有機EL素子に印加される電圧が駆動電圧Vddh1まで立
ち上がるのに要する時間(以下、立ち上がり時間と言
う。)が36.6μsになっている。そのため、一走査
電極の選択期間Ts内において、有機EL素子に印加さ
れる電圧が駆動電圧Vddh1で安定している時間(以下、
定常状態時間と言う。)Tcは3.4μsしかない。
【0026】ここで、データ転送方式がシリアル転送
で、フレーム周波数が75Hzで、走査電極数が64本
で、フレームレートコントロール(FRC)法による階
調表示を行う有機EL表示装置を考える。この有機EL
表示装置において、2値表示を行う場合には、一走査電
極の選択期間Tsは、1/(75[Hz]×64)
[s]、すなわち208μsとなる。また、8階調表示
を行う場合には、一走査電極の選択期間Tsは、1/
(7×75[Hz]×64)[s]、すなわち29.7
μsとなる。従って、図16に示した例では、2値表示
の場合には十分な発光輝度が得られるが、8階調表示の
場合には十分な発光輝度が得られない。
【0027】特開平11−231834号公報には、有
機EL素子に印加される電圧の立ち上がり特性を改善す
る方法として、定電圧駆動と定電流駆動とを併用し、始
めに定電圧駆動で有機EL素子の充電を行い、その後、
定電流駆動に切り替える技術が開示されている。しかし
ながら、この技術では、駆動回路が電圧源と電流源を持
たなければならず、回路規模が大きくなるという問題点
がある。
【0028】また、上記公報には、有機EL素子に対す
る電流の供給開始後の所定期間における定電流の値を、
その後の期間における定電流の値よりも大きくする技術
も開示されている。しかしながら、この技術では、定電
流の値の切り替えに時間がかかると意味をなさなくなる
が、短時間で定電流の値を数倍に増加させることは困難
であるため、有機EL素子に印加される電圧の立ち上が
り特性を大幅に改善することは難しい。
【0029】また、特開平9−212128号公報に
は、有機EL素子に発光駆動電圧を印加する前に、有機
EL素子の発光立ち上がりを急峻にせしめる補助電圧を
印加する技術が開示されている。しかしながら、この技
術では、有機EL素子に対して、順方向に常に電圧が印
加されるため、消費電力が増大するという問題点があ
る。
【0030】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な構成で、発光素子の両端間に
印加される電圧の立ち上がりの遅れを抑制して、十分な
発光輝度が得られるようにした表示装置およびその駆動
方法を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、複
数の走査電極と、この複数の走査電極と交差するように
設けられた複数のデータ電極と、これら両電極が交差す
る部分に配置されて両電極に接続され、両電極によって
両端間に所定の電圧が印加されたときに発光する複数の
発光素子とを有する表示器と、走査電極に対して選択状
態と非選択状態とで異なる電圧を印加すると共に、走査
電極を順に選択状態とするように走査電極を駆動する走
査電極駆動手段と、選択状態の走査電極と選択状態のデ
ータ電極とに接続された発光素子の両端間に所定の電圧
が印加されるように、データ電極に対して選択状態と非
選択状態とで異なる電圧を印加すると共に、データ電極
を任意に選択状態とするようにデータ電極を駆動するデ
ータ電極駆動手段とを備え、データ電極駆動手段は、選
択状態のデータ電極に印加する電圧の値を非選択状態の
データ電極に印加する電圧の値よりも大きな値とし、走
査電極駆動手段は、非選択状態の走査電極に印加する電
圧の値を選択状態の走査電極に印加する電圧の値よりも
大きな値とすると共に、次に選択される走査電極に対し
て、選択状態のデータ電極に印加される電圧の値および
他の非選択状態の走査電極に印加する電圧の値よりも小
さく、選択状態の走査電極に印加される電圧の値よりも
大きい値の電圧を印加するものである。
【0032】本発明の表示装置の駆動方法は、複数の走
査電極と、この複数の走査電極と交差するように設けら
れた複数のデータ電極と、これら両電極が交差する部分
に配置されて両電極に接続され、両電極によって両端間
に所定の電圧が印加されたときに発光する複数の発光素
子とを有する表示器と、走査電極を駆動する走査電極駆
動手段と、データ電極を駆動するデータ電極駆動手段と
を備えた表示装置を駆動する方法であって、走査電極駆
動手段によって、走査電極に対して選択状態と非選択状
態とで異なる電圧を印加すると共に非選択状態の走査電
極に印加する電圧の値を選択状態の走査電極に印加する
電圧の値よりも大きな値として、走査電極を順に選択状
態とするように走査電極を駆動し、データ電極駆動手段
によって、選択状態の走査電極と選択状態のデータ電極
とに接続された発光素子の両端間に所定の電圧が印加さ
れるように、データ電極に対して選択状態と非選択状態
とで異なる電圧を印加すると共に選択状態のデータ電極
に印加する電圧の値を非選択状態のデータ電極に印加す
る電圧の値よりも大きな値として、データ電極を任意に
選択状態とするようにデータ電極を駆動し、走査電極駆
動手段によって、次に選択される走査電極に対して、選
択状態のデータ電極に印加される電圧の値および他の非
選択状態の走査電極に印加する電圧の値よりも小さく、
選択状態の走査電極に印加される電圧の値よりも大きい
値の電圧を印加するものである。
【0033】本発明の表示装置またはその駆動方法で
は、次に選択される走査電極に対して、選択状態のデー
タ電極に印加される電圧の値および他の非選択状態の走
査電極に印加する電圧の値よりも小さく、選択状態の走
査電極に印加される電圧の値よりも大きい値の電圧を印
加することにより、次に選択される走査電極に接続され
た発光素子に対して予め充電が行われる。これにより、
走査電極が選択状態になったときには、発光素子の両端
間に印加される電圧の立ち上がりが急峻になる。
【0034】本発明の表示装置またはその駆動方法にお
いて、データ電極駆動手段は、一走査電極の選択期間中
の所定の期間だけ、全てのデータ電極に、選択状態と同
じ電圧を印加するようにしてもよい。
【0035】また、本発明の表示装置またはその駆動方
法において、発光素子は有機エレクトロルミネセント素
子であってもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施の形態に係る表示装置の全体の構成を示す回路図で
ある。本実施の形態に係る表示装置は、定電流駆動を行
うようにした有機EL表示装置の例である。
【0037】本実施の形態に係る有機EL表示装置は、
有機ELディスプレイ1と、この有機ELディスプレイ
1を駆動するための走査電極駆動回路2およびデータ電
極駆動回路3と、表示データの入力、処理および駆動回
路2,3の制御等を行う制御部4とを備えている。この
例では、データ電極駆動回路3は、複数設けられてい
る。有機ELディスプレイ1は本発明における表示器に
対応する。走査電極駆動回路2およびデータ電極駆動回
路3は、それぞれ、本発明における走査電極駆動手段お
よびデータ電極駆動手段に対応する。
【0038】有機ELディスプレイ1は、マトリクス状
に配置された走査電極およびデータ電極と、これら走査
電極とデータ電極が交差する部分に形成され、両電極に
接続された発光素子としての複数の有機EL素子を有し
ている。発光させる有機EL素子には、走査電極駆動回
路2およびデータ電極駆動回路3によって順方向にしき
い値以上の電圧が印可されて電流が流され、有機EL素
子は、例えば電流量に比例した輝度で発光する。
【0039】走査電極駆動回路2には、有機ELディス
プレイ1を駆動するための第1の駆動電圧Vddh1と、後
述する予備充電を行うための第2の駆動電圧Vddh2と、
走査電極駆動回路2内の回路を動作させるための電源電
圧Vccとが供給されている。第2の駆動電圧Vddh2は、第
1の駆動電圧Vddh1よりも小さく、グランドレベルより
も大きい電圧となっている。
【0040】走査電極駆動回路2は、データの入力およ
びシフトを行うシフトレジスタ回路11と、入力された
データの読み込みおよび保持を行うラッチ回路12と、
入力データに従って、有機ELディスプレイ1の走査電
極を駆動するドライバ回路13とを有している。
【0041】走査電極駆動回路2は、更に、制御信号の
入力およびシフトを行うシフトレジスタ回路31と、後
述する予備充電の期間を決めるためのパルス幅設定回路
32と、ドライバ回路13より出力される駆動電圧を、
第1の駆動電圧Vddh1と第2の駆動電圧Vddh2とに切り替
えるスイッチ回路33とを有している。
【0042】データ電極駆動回路3には、有機ELディ
スプレイ1を駆動するための駆動電圧Vddh1と、データ
電極駆動回路3内の回路を動作させるための電源電圧Vc
cとが供給されている。
【0043】データ電極駆動回路3は、表示データの入
力およびシフトを行うシフトレジスタ回路14と、入力
されたデータの読み込みおよび保持を行うラッチ回路1
5と、入力データに従って、有機ELディスプレイ1の
データ電極を駆動するドライバ回路16とを有してい
る。ドライバ回路16は定電流回路を含んでいる。
【0044】制御部4は、表示データの入出力や、有機
ELディスプレイ1の表示タイミングや表示サイズ等の
制御を行うグラフィックコントローラ21と、このグラ
フィックコントローラ21やその他の制御部4内部のI
Cの制御等を行うCPU22と、アドレスバス25およ
びデータバス26を介して、グラフィックコントローラ
21およびCPU22に接続され、表示データを保持す
るためのRAM23とを有している。図示しないが、制
御部4は、更に発振回路やリセット回路等を有してい
る。
【0045】グラフィックコントローラ21は、表示デ
ータ入力端子24に接続されている。また、グラフィッ
クコントローラ21は、走査電極駆動回路2に対して供
給する制御信号CRL、クロックCCLKおよびデータCData
と、データ電極駆動回路3に対して供給するクロックSC
LK、表示データSData、第1のイネーブル信号EN1および
第2のイネーブル信号EN2とを出力するようになってい
る。また、有機EL表示装置は、クロックCCLKを反転す
るインバータ(NOT回路)27を備えている。そし
て、クロックCCLKはインバータ27によって反転され
て、ストローブ信号/STBとしてデータ電極駆動回路3に
供給されるようになっている。
【0046】また、複数のデータ電極駆動回路3は縦続
接続されており、初段のデータ電極駆動回路3は、入力
データD inとして表示データSDataを入力する。また、
前段のデータ電極駆動回路3は、後段のデータ電極駆動
回路3に対して、データSDataをシフトしたデータD out
を出力し、後段のデータ電極駆動回路3は、このデータ
をデータSDataの代りに、入力データD inとして入力す
る。
【0047】走査電極駆動回路2のドライバ回路13
は、n本の走査電極のそれぞれに駆動信号C OUT1〜C OU
Tnを出力するようになっている。また、データ電極駆動
回路3のドライバ回路16は、n本のデータ電極のそれ
ぞれに駆動信号S OUT1〜S OUTnを出力するようになって
いる。なお、ここでは、走査電極の本数とデータ電極の
本数を共にn本としたが、これらは異なっていてもよ
い。
【0048】図2は、図1における走査電極駆動回路2
の構成の一例を示す回路図である。この例における走査
電極駆動回路2は、前述のように、シフトレジスタ回路
11、ラッチ回路12、ドライバ回路13、シフトレジ
スタ回路31、パルス幅設定回路32およびスイッチ回
路33を有している。走査電極駆動回路2は、更に、駆
動信号C OUT(C OUT1〜C OUTnを代表する。)の出力端
44と、パルス幅設定回路32の出力信号を反転するイ
ンバータ(NOT回路)47とを有している。
【0049】図2に示した走査電極駆動回路2におい
て、シフトレジスタ回路11は、クロックCCLKに同期し
て、データCDataの入力およびシフトを行う。ラッチ回
路12は、シフトレジスタ回路11によって入力された
データの読み込みおよび保持を行う。ドライバ回路13
は、ラッチ回路12の出力データに基づいて、有機EL
ディスプレイ1の走査電極を駆動する。ドライバ回路1
3は、入力端がラッチの出力端に接続されたバッファ4
1と、ゲートがバッファ41の出力端に接続された電界
効果トランジスタ42とを有している。電界効果トラン
ジスタ42のドレインは出力端44に接続され、ソース
は接地されている。電界効果トランジスタ42は、対応
する走査電極が選択される際にオンとなり、出力端44
より出力される駆動信号C OUTをグランドレベルとす
る。電界効果トランジスタ42は、対応する走査電極が
選択されないときにはオフとなる。
【0050】シフトレジスタ回路31は、クロックCCLK
に同期して、制御信号CRLの入力およびシフトを行う。
パルス幅設定回路32は、クロックCCLKに同期して動作
し、シフトレジスタ回路31の出力信号に応じたタイミ
ングで、所定のパルス幅の間だけハイレベルとなるパル
ス信号を出力する。パルス幅設定回路32には、パルス
幅を決めるための抵抗45とコンデンサ46とが外付け
されている。
【0051】スイッチ回路33は、2つのスイッチ4
8,49を有している。スイッチ48の一端には第1の
駆動電圧Vddh1が印加され、他端は出力端44に接続さ
れている。スイッチ49の一端には第2の駆動電圧Vddh
2が印加され、他端は出力端44に接続されている。ス
イッチ48の制御入力端にはインバータ47の出力信号
が印加され、スイッチ49の制御入力端にはパルス幅設
定回路32の出力信号が印加されるようになっている。
【0052】なお、図2では、ドライバ回路13、イン
バータ47およびスイッチ回路33は、一走査電極に対
応する部分のみを示しており、図2に示したこれらの構
成は、実際には各走査電極毎に設けられている。一方、
図2におけるシフトレジスタ回路11、ラッチ回路1
2、シフトレジスタ回路31およびパルス幅設定回路3
2は、全ての走査電極に対して共通であり、ラッチ回路
12およびパルス幅設定回路32は、それぞれ、各走査
電極に対応した複数の信号を出力する。
【0053】ここで、図3を参照して、図2におけるパ
ルス幅設定回路32の動作について説明する。図3にお
いて、(a)はクロックCCLKを示し、(b)は制御信号
CRLを示し、(c)はパルス幅設定回路32の出力信号
aを示し、(d)はインバータ47の出力信号bを示し
ている。パルス幅設定回路32は、制御信号CRLに基づ
いて生成されるシフトレジスタ回路31の出力信号に応
じたタイミングで、所定のパルス幅PWのパルス信号a
を出力する。この信号aがローレベルのときは、信号b
がハイレベルとなり、このとき、スイッチ48が閉じ、
スイッチ49が開く。従って、走査電極が非選択状態
で、信号aがローレベルのときは、駆動信号C OUTのレ
ベルは第1の駆動電圧Vddh1となる。一方、信号aがハ
イレベルのときは、信号bがローレベルとなり、このと
き、スイッチ48が開き、スイッチ49が閉じる。従っ
て、走査電極が非選択状態で、信号aがハイレベルのと
きは、駆動信号C OUTのレベルは第2の駆動電圧Vddh2と
なる。
【0054】信号aがハイレベルとなる期間、すなわち
パルス幅PWは、クロックCCLKの1周期以上にならない
ように、パルス幅設定回路32によって制御される。
【0055】また、制御信号CRLは、データCDataよりも
1クロック前に生成される。これにより、次に選択され
る走査電極に対して、第2の駆動電圧Vddh2を印加する
ことが可能になっている。
【0056】第2の駆動電圧Vddh2の値は、第1の駆動
電圧Vddh1の値から、有機EL素子のしきい値電圧を差
し引いた値以上に設定される。また、第2の駆動電圧Vd
dh2の値は、表示のコントラストを低下させないよう
に、第1の駆動電圧Vddh1の値より2〜5V程度低い値
に設定するのが好ましい。
【0057】図4は、図1におけるデータ電極駆動回路
3の構成の一例を示す回路図である。この例におけるデ
ータ電極駆動回路3は、前述のように、シフトレジスタ
回路14、ラッチ回路15およびドライバ回路16を有
している。データ電極駆動回路3は、更に、ラッチ回路
15の出力データを入力するアンドゲート部51と、こ
のアンドゲート部51の出力データを入力するオアゲー
ト部53と、ドライバ回路16が出力する駆動信号S OU
T1〜S OUTnの定電流の値を設定する定電流値設定回路5
5とを有している。
【0058】アンドゲート部51は、各データ電極に対
応した複数のアンドゲート52を含んでいる。各アンド
ゲート52の一方の入力端には、ラッチ回路15の各デ
ータ電極に対応した出力データが入力されるようになっ
ている。各アンドゲート52の他方の入力端には、第1
のイネーブル信号EN1が入力されるようになっている。
【0059】オアゲート部53は、各データ電極に対応
した複数のオアゲート54を含んでいる。各オアゲート
54の一方の入力端には、アンドゲート部51の各アン
ドゲート52の出力データが入力されるようになってい
る。各オアゲート54の他方の入力端には、第2のイネ
ーブル信号EN2が入力されるようになっている。
【0060】図4に示したデータ電極駆動回路3におい
て、シフトレジスタ回路14は、クロックSCLKに同期し
て、入力データD in(CData)の入力およびシフトを行
い、後段のデータ電極駆動回路3が存在する場合には、
後段のデータ電極駆動回路3にデータD outを出力す
る。ラッチ回路15は、ストローブ信号/STBに同期し
て、シフトレジスタ回路14によって入力されたデータ
の読み込みおよび保持を行う。アンドゲート部51は、
第1のイネーブル信号EN1がハイレベルのときにのみ、
ラッチ回路15の出力データをオアゲート部53に送
る。オアゲート部53は、第2のイネーブル信号EN2が
ローレベルのときは、アンドゲート部51の出力データ
をそのままドライバ回路16に送り、第2のイネーブル
信号EN2がハイレベルのときは、ドライバ回路16への
出力データを全てハイレベルとする。ドライバ回路16
は、オアゲート部53の出力データに基づいて、駆動信
号S OUT1〜S OUTnによって有機ELディスプレイ1のデ
ータ電極を駆動する。定電流値設定回路55は、外部よ
り入力される基準信号REFに応じて、ドライバ回路16
が出力する駆動信号S OUT1〜S OUTnの定電流の値を設定
する。
【0061】本実施の形態では、所定の期間だけ第2の
イネーブル信号EN2をハイレベルにすることによって、
一走査電極の選択期間中の所定の期間だけ、全てのデー
タ電極に、選択状態と同じ電圧である第1の駆動電圧Vd
dh1を印加する。
【0062】次に、本実施の形態に係る有機EL表示装
置の駆動方法と動作について説明する。本実施の形態に
係る有機EL表示装置では、走査電極駆動回路2によっ
て走査電極を順次、一定時間ずつ選択し、各走査電極の
選択期間(走査期間)に、データ電極駆動回路3によっ
て表示データに基づいてデータ電極を駆動することによ
って、有機ELディスプレイ1にデータが表示される。
【0063】図5は走査電極駆動回路2における信号の
タイミングを示したものである。図5において、(a)
はクロックCCLKを示し、(b)は制御信号CRLを示し、
(c)はデータCDataを示し、(d),(e),(f)
はそれぞれ駆動信号C OUT1,C OUT2,C OUTnを示してい
る。
【0064】図5に示したように、走査電極駆動回路2
では、シフトレジスタ回路14によってデータCDataを
クロックCCLKに同期してシフトし、ラッチ回路12によ
って読み込み、ドライバ回路13に与えることで、ドラ
イバ回路13より、駆動信号C OUT1〜C OUTnが出力され
る。駆動信号C OUT1〜C OUTnは、各走査電極の選択期間
TsではグランドレベルGNDとなる。
【0065】また、走査電極駆動回路2では、シフトレ
ジスタ回路31によって制御信号CRLをクロックCCLKに
同期してシフトし、パルス幅設定回路32によってシフ
トレジスタ回路31の出力信号に応じたタイミングで、
所定のパルス幅の間だけハイレベルとなるパルス信号を
出力し、スイッチ回路33によってパルス幅設定回路3
2の出力信号に基づいて、駆動信号C OUT1〜C OUTnのレ
ベルを、第1の駆動電圧Vddh1と第2の駆動電圧Vddh2と
の間で切り替える。その結果、図5の(d)〜(f)に
示したように、駆動信号C OUT1〜C OUTnは、非選択期間
のうち、選択期間Tsの直前の所定の期間では、第2の
駆動電圧Vddh2のレベルとなり、他の非選択期間では駆
動電圧Vddh1のレベルとなる。駆動信号C OUT1〜C OUTn
が第2の駆動電圧Vddh2のレベルとなる期間では、後述
するように、走査電極に接続された有機EL素子に対し
て、走査電極の選択前に予め充電が行われる。以下、こ
のように走査電極の選択前に行われる充電を予備充電と
言い、駆動信号C OUT1〜C OUTnが第2の駆動電圧Vddh2の
レベルとなる期間を予備充電期間Tpと言う。
【0066】図6はデータ電極駆動回路3における信号
のタイミングを示したものである。図6において、
(a)はストローブ信号/STBを示し、(b)は第1のイ
ネーブル信号EN1を示し、(c)は第2のイネーブル信
号EN2を示し、(d)はクロックSCLKを示し、(e)は
データSDataを示している。
【0067】図6に示したように、データ電極駆動回路
3では、ストローブ信号/STBの1周期の間、すなわち一
走査電極の選択期間中、シフトレジスタ回路14によっ
てデータSDataをクロックSCLKに同期してシフトして、
1ライン分のデータSDataを取り込む。
【0068】また、データ電極駆動回路3では、一走査
電極の選択期間中の最後の所定の期間だけ、第2のイネ
ーブル信号EN2がハイレベルとなり、この期間では、全
てのデータ電極に、選択状態と同じ電圧である第1の駆
動電圧Vddh1が印加される。以下、このように全てのデ
ータ電極に第1の駆動電圧Vddh1が印加される期間を、
全データ電極選択期間と言う。全データ電極選択期間を
設けない場合には、選択されていないデータ電極に接続
された有機EL素子には予備充電が行われないが、全デ
ータ電極選択期間を設けることにより、選択されていな
いデータ電極に接続された有機EL素子にも予備充電が
行われることになる。
【0069】全データ電極選択期間では、選択されてい
る走査電極に接続された有機EL素子が全て点灯状態と
なるため、全データ電極選択期間は、表示のコントラス
トが低下しない程度の長さに調整する。具体的には、全
データ電極選択期間は、次に選択される走査電極に接続
された有機EL素子の両端間の電圧が、予備充電により
2〜5V程度になるような長さに設定するのが好まし
い。
【0070】次に、図7ないし図9を参照して、本実施
の形態に係る有機EL表示装置の駆動方法について詳し
く説明する。
【0071】図7ないし図9は、図1における有機EL
表示器1、走査電極駆動回路2およびデータ電極駆動回
路3の要部を示している。これらの図では、走査電極C
L1〜CL4と、データ電極SL1〜SL3と、これら
走査電極とデータ電極が交差する部分に形成され、両電
極に接続された複数の発光素子としての有機EL素子と
を示している。なお、図7ないし図9では、有機EL素
子をダイオードとして表している。また、図7ないし図
9では、x番目のデータ電極SLxとy番目の走査電極
CLyとに接続された有機EL素子を、Ex,yで表して
いる。
【0072】走査電極駆動回路2は、各走査電極CLy
毎に設けられたスイッチC0yを有している。各スイッ
チC0yの可動接点は各走査電極CLyに接続されてい
る。各スイッチC0yは3つの固定接点を有し、各固定
接点にはそれぞれ第1の駆動電圧Vddh1、第2の駆動電
圧Vddh2、グランドレベルGNDが印加されている。
【0073】データ電極駆動回路3は、各データ電極S
Lx毎に設けられたスイッチS0xを有している。各ス
イッチS0xの可動接点は各データ電極SLxに接続さ
れている。各スイッチS0xの一方の固定接点には定電
流源17が接続され、他方の固定接点にはグランドレベ
ルGNDが印加されている。定電流源17には第1の駆動
電圧Vddh1が供給されている。定電流源17は、データ
電極SLxに対して、電圧が第1の駆動電圧Vddh1とな
る定電流を供給する。
【0074】本実施の形態における駆動方法では、走査
電極駆動回路2のスイッチを一定時間間隔で順にグラン
ドレベルGND側に切り替えて走査を行う。そして、デー
タ電極駆動回路3では、発光させる有機EL素子に接続
されたデータ電極に対応するスイッチのみを定電流源1
7側に接続し、他のスイッチをグランドレベルGND側に
接続する。
【0075】以下、走査電極CL1が選択されている状
態から走査電極CL2が選択されている状態へ移行する
までの状態の推移を順に説明する。
【0076】図7は、走査電極CL1が選択されている
状態の一例を示している。図7では、有機EL素子E1,
1,E2,1を発光させる例を示している。この例の場合に
は、データ電極駆動回路3のスイッチS01,S02の
可動接点は定電流源17側に接続され、スイッチS03
の可動接点はグランドレベルGND側に接続される。ま
た、走査電極駆動回路2のスイッチC01の可動接点は
グランドレベルGND側に接続され、他のスイッチC02
〜C04の可動接点は第1の駆動電圧Vddh1側に接続さ
れる。図7に示した例では、スイッチS01,S02を
介して定電流源17よりデータ電極SL1,SL2に供
給される定電流は、グランドレベルGND側に接続された
スイッチC01には流れるが、駆動電圧Vddh1側に接続
されたスイッチC02〜C04には流れない。その結
果、有機EL素子E1,1,E2,1にのみ順方向に電流が流
れ、有機EL素子E1,1,E2,1が発光する。このよう
に、本実施の形態では、選択された走査電極にのみ順方
向に電流が流れ、他の走査電極には逆方向に電圧を印加
することで、他の走査電極には順方向に電流が流れない
ようにして、誤発光を防止している。なお、図7に示し
た状態では、有機EL素子E1,1,E2,1以外の有機EL
素子では充電は行われない。
【0077】本実施の形態では、次に選択される走査電
極に接続された有機EL素子に対して予備充電を行う。
図8は、予備充電期間における状態を示したものであ
る。予備充電期間では、走査電極駆動回路2のスイッチ
C01の可動接点はグランドレベルGND側に接続され、
スイッチC02の可動接点は第2の駆動電圧Vddh2側に
接続され、他のスイッチC03,C04の可動接点は第
1の駆動電圧Vddh1側に接続される。また、予備充電期
間では、データ電極駆動回路3のスイッチS01〜S0
3の可動接点は、所定の期間だけ全て定電流源17側に
接続される。この状態では、有機EL素子E1,1,E2,1
が発光したまま、次に選択される走査電極CL2に接続
された有機EL素子E1,2,E2,2,E3,2に、順方向に
第1の駆動電圧Vddh1のレベルと第2の駆動電圧Vddh2の
レベルに相当する電位差が生じる。その結果、有機EL
素子E1,2,E2,2,E3,2に順方向に電流が流れ、有機
EL素子E1,2,E2,2,E3,2に予備充電が行われる。
【0078】図9は、選択される走査電極が走査電極C
L2に移行した後の状態の一例を示している。図9で
は、有機EL素子E2,2,E3,2を発光させる例を示して
いる。この例の場合には、データ電極駆動回路3のスイ
ッチS02,S03の可動接点は定電流源17側に接続
され、スイッチS01の可動接点はグランドレベルGND
側に接続される。また、走査電極駆動回路2のスイッチ
C02の可動接点はグランドレベルGND側に接続され、
他のスイッチC01,C03,C04の可動接点は第1
の駆動電圧Vddh1側に接続される。本実施の形態では、
走査電極CL2の選択前に、有機EL素子E2,2,E3,2
に予備充電が行われるため、有機EL素子E2,2,E3,2
の両端間に印加される電圧の立ち上がりの遅れが抑制さ
れ、有機EL素子E2,2,E3,2において十分な発光輝度
が得られる。以下、選択される走査電極が切り替えられ
ながら、図7ないし図9に示した動作が繰り返し実行さ
れる。
【0079】次に、図10および図11を参照して、本
実施の形態に係る駆動方法を用いた場合における有機E
L素子に印加される電圧の立ち上がり特性の一例につい
て説明する。図10は、この例における走査電極駆動回
路2側の信号のタイミングを示したものである。図10
において、(a)はクロックCCLKを示し、(b)は駆動
信号C OUT1を示し、(c)は駆動信号C OUT2を示してい
る。この例では、一走査電極の選択期間Tsを40μs
とし、第1の駆動電圧Vddh1を12Vとし、第2の駆動
電圧Vddh2を8.5Vとし、予備充電期間Tpを15μ
sとしている。
【0080】図11は、上記の条件で駆動した場合にお
ける有機EL素子に印加される電圧の立ち上がり特性の
一例を、ストローブ信号/STBと共に示したものである。
この例では、有機EL素子に対する電流の供給開始後、
有機EL素子に印加される電圧が駆動電圧Vddh1まで立
ち上がるのに要する時間(立ち上がり時間)が27μs
になっている。そのため、一走査電極の選択期間Ts内
において、有機EL素子に印加される電圧が駆動電圧Vd
dh1で安定している時間(定常状態時間)Tcは13μ
sになっている。
【0081】このように、図11に示した例では、次に
選択される走査電極に接続された有機EL素子に対して
予備充電を行うことにより、図16に示した従来の駆動
方法を用いた場合における電圧の立ち上がり特性の一例
に比べて、電圧の立ち上がりが急峻になり、電圧の立ち
上がり特性が改善されている。具体的には、図11に示
した例では、図16に示した例に比べて、立ち上がり時
間が約25%改善されている。
【0082】以上説明したように、本実施の形態では、
データ電極駆動回路3は、選択状態のデータ電極に印加
する電圧Vddh1の値を非選択状態のデータ電極に印加す
る電圧の値(グランドレベルGND)よりも大きな値と
し、走査電極駆動回路2は、非選択状態の走査電極に印
加する電圧の値を選択状態の走査電極に印加する電圧の
値(グランドレベルGND)よりも大きな値とすると共
に、次に選択される走査電極に対して、選択状態のデー
タ電極に印加される電圧Vddh1の値および他の非選択状
態の走査電極に印加する電圧Vddh1の値よりも小さく、
選択状態の走査電極に印加される電圧の値(グランドレ
ベルGND)よりも大きい値の電圧Vddh2を印加するように
している。その結果、本実施の形態では、次に選択され
る走査電極に接続された有機EL素子に対して予備充電
が行われる。これにより、本実施の形態によれば、有機
EL素子の両端間に印加される電圧の立ち上がりの遅れ
を抑制して、十分な発光輝度が得ることが可能となる。
【0083】また、本実施の形態によれば、駆動電圧を
切り替えるための簡単な構成の回路と、この回路を制御
する手段を付加するだけの簡単な構成で、有機EL素子
の両端間に印加される電圧の立ち上がりの遅れを抑制す
ることができる。
【0084】また、本実施の形態によれば、一走査電極
の選択期間中の所定の期間だけ全てのデータ電極に選択
状態と同じ電圧Vddh1を印加する全データ電極選択期間
を設定したので、選択されていないデータ電極に接続さ
れた有機EL素子にも予備充電を行うことができ、有機
EL素子の両端間に印加される電圧の立ち上がり特性の
改善を均一化することができる。
【0085】また、本実施の形態では、非選択状態の走
査電極に接続された有機EL素子に電流が流れるのは、
走査電極が選択状態となる直前だけなので、消費電力が
大きく増えることはない。
【0086】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明は、
予備充電期間は設定するが、全データ電極選択期間は設
定しない場合も含む。この場合には、データ電極が非選
択状態から選択状態に移行するときに、そのようなデー
タ電極に接続された発光素子(有機EL素子)では予備
充電が行われない。しかし、データ電極が非選択状態か
ら選択状態に移行するのは表示のパターンの変化部分で
あり、このような部分では元々輝度が変化するため、予
備充電が行われる発光素子と行われない発光素子の輝度
差は目立たない。特に、中間調表示を行う場合には、上
記輝度差が目立たなくなる。
【0087】また、実施の形態では、マトリクス状に配
置された走査電極およびデータ電極を有する有機ELデ
ィスプレイ1を用いた表示装置の例を挙げたが、本発明
は、セグメント電極構成の表示装置にも適用することが
できる。
【0088】また、本発明は、有機EL表示装置に限ら
ず、発光素子が容量成分を有するような表示装置全般に
適用可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし3の
いずれかに記載の表示装置装置または請求項4ないし6
のいずれかに記載の表示装置の駆動方法によれば、次に
選択される走査電極に対して、選択状態のデータ電極に
印加される電圧の値および他の非選択状態の走査電極に
印加する電圧の値よりも小さく、選択状態の走査電極に
印加される電圧の値よりも大きい値の電圧を印加するこ
とにより、次に選択される走査電極に接続された発光素
子に対して予め充電を行うようにしたので、簡単な構成
で、発光素子の両端間に印加される電圧の立ち上がりの
遅れを抑制して、十分な発光輝度を得ることが可能にな
るという効果を奏する。
【0090】また、請求項2記載の表示装置または請求
項5記載の表示装置の駆動方法によれば、一走査電極の
選択期間中の所定の期間だけ、全てのデータ電極に、選
択状態と同じ電圧を印加するようにしたので、発光素子
の両端間に印加される電圧の立ち上がり特性の改善を均
一化することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置の全体の
構成を示す回路図である。
【図2】図1における走査電極駆動回路の構成の一例を
示す回路図である。
【図3】図2におけるパルス幅設定回路の動作を説明す
るための波形図である。
【図4】図1におけるデータ電極駆動回路の構成の一例
を示す回路図である。
【図5】図2に示した走査電極駆動回路における信号の
タイミングを示すタイミング図である。
【図6】図4に示したデータ電極駆動回路における信号
のタイミングを示すタイミング図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置
の駆動方法を説明するための説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置
の駆動方法を説明するための説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置
の駆動方法を説明するための説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態における走査電極駆動
回路側の信号のタイミングの一例を示すタイミング図で
ある。
【図11】図10に示した条件で駆動した場合における
有機EL素子に印加される電圧の立ち上がり特性の一例
を示す波形図である。
【図12】従来の有機EL表示装置の回路構成の一例を
示すブロック図である。
【図13】図12に示した有機EL表示装置における各
信号のタイミングを示すタイミング図である。
【図14】従来の有機EL表示装置の駆動方法を説明す
るための説明図である。
【図15】従来の駆動方法を用いた場合における走査電
極駆動回路側の信号のタイミングの一例を示すタイミン
グ図である。
【図16】図15に示した条件で駆動した場合における
有機EL素子に印加される電圧の立ち上がり特性の一例
を示す波形図である。
【符号の説明】
1…有機ELディスプレイ、2…走査電極駆動回路、3
…データ電極駆動回路、4…制御部、11…シフトレジ
スタ回路、12…ラッチ回路、13…ドライバ回路、1
4…シフトレジスタ回路、15…ラッチ回路、16…ド
ライバ回路、31…シフトレジスタ回路、32…パルス
幅設定回路、33…スイッチ回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査電極と、この複数の走査電極
    と交差するように設けられた複数のデータ電極と、これ
    ら両電極が交差する部分に配置されて両電極に接続さ
    れ、両電極によって両端間に所定の電圧が印加されたと
    きに発光する複数の発光素子とを有する表示器と、 前記走査電極に対して選択状態と非選択状態とで異なる
    電圧を印加すると共に、前記走査電極を順に選択状態と
    するように前記走査電極を駆動する走査電極駆動手段
    と、 選択状態の走査電極と選択状態のデータ電極とに接続さ
    れた発光素子の両端間に所定の電圧が印加されるよう
    に、前記データ電極に対して選択状態と非選択状態とで
    異なる電圧を印加すると共に、前記データ電極を任意に
    選択状態とするように前記データ電極を駆動するデータ
    電極駆動手段とを備え、 前記データ電極駆動手段は、選択状態のデータ電極に印
    加する電圧の値を非選択状態のデータ電極に印加する電
    圧の値よりも大きな値とし、 前記走査電極駆動手段は、非選択状態の走査電極に印加
    する電圧の値を選択状態の走査電極に印加する電圧の値
    よりも大きな値とすると共に、次に選択される走査電極
    に対して、選択状態のデータ電極に印加される電圧の値
    および他の非選択状態の走査電極に印加する電圧の値よ
    りも小さく、選択状態の走査電極に印加される電圧の値
    よりも大きい値の電圧を印加することを特徴とする表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記データ電極駆動手段は、一走査電極
    の選択期間中の所定の期間だけ、全てのデータ電極に、
    選択状態と同じ電圧を印加することを特徴とする請求項
    1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子は、有機エレクトロルミネ
    セント素子であることを特徴とする請求項1または2記
    載の表示装置。
  4. 【請求項4】 複数の走査電極と、この複数の走査電極
    と交差するように設けられた複数のデータ電極と、これ
    ら両電極が交差する部分に配置されて両電極に接続さ
    れ、両電極によって両端間に所定の電圧が印加されたと
    きに発光する複数の発光素子とを有する表示器と、 前記走査電極を駆動する走査電極駆動手段と、 前記データ電極を駆動するデータ電極駆動手段とを備え
    た表示装置の駆動方法であって、 前記走査電極駆動手段によって、前記走査電極に対して
    選択状態と非選択状態とで異なる電圧を印加すると共
    に、非選択状態の走査電極に印加する電圧の値を選択状
    態の走査電極に印加する電圧の値よりも大きな値とし
    て、前記走査電極を順に選択状態とするように前記走査
    電極を駆動し、 前記データ電極駆動手段によって、選択状態の走査電極
    と選択状態のデータ電極とに接続された発光素子の両端
    間に所定の電圧が印加されるように、前記データ電極に
    対して選択状態と非選択状態とで異なる電圧を印加する
    と共に、選択状態のデータ電極に印加する電圧の値を非
    選択状態のデータ電極に印加する電圧の値よりも大きな
    値として、前記データ電極を任意に選択状態とするよう
    に前記データ電極を駆動し、 前記走査電極駆動手段によって、次に選択される走査電
    極に対して、選択状態のデータ電極に印加される電圧の
    値および他の非選択状態の走査電極に印加する電圧の値
    よりも小さく、選択状態の走査電極に印加される電圧の
    値よりも大きい値の電圧を印加することを特徴とする表
    示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 更に、前記データ電極駆動手段によっ
    て、一走査電極の選択期間中の所定の期間だけ、全ての
    データ電極に、選択状態と同じ電圧を印加することを特
    徴とする請求項4記載の表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記発光素子は、有機エレクトロルミネ
    セント素子であることを特徴とする請求項4または5記
    載の表示装置の駆動方法。
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