JP2001125388A - 転写ベルト - Google Patents

転写ベルト

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JP2001125388A
JP2001125388A JP30692899A JP30692899A JP2001125388A JP 2001125388 A JP2001125388 A JP 2001125388A JP 30692899 A JP30692899 A JP 30692899A JP 30692899 A JP30692899 A JP 30692899A JP 2001125388 A JP2001125388 A JP 2001125388A
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transfer belt
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thermoplastic polyimide
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JP30692899A
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Koji Sezaki
好司 瀬崎
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値のバラツキが少なく、転写効率に優
れ、ムラのない画像が得られる転写ベルトを提供する。 【解決手段】 体積固有抵抗値が、104 〜1012Ω・
cmの高分子材料からなる単層または積層体の管状物の
外周表面に、体積固有抵抗値が106 〜1014Ω・cm
の表面層を形成して、転写ベルトを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は転写ベルトに関し、
より詳しくは複写機やレーザービームプリンターあるい
はファクシミリなどの電子写真装置に用いられる、トナ
ーを感光体からベルト表面に転写した後に紙等の媒体に
転写する中間転写方式に用いられる中間転写ベルトまた
は紙やOHPフィルムなどの媒体を搬送し感光体からト
ナーを紙に転写する際に用いられる転写搬送ベルトに関
する。以下、本明細書においては、中間転写ベルトと転
写搬送ベルトを総称して転写ベルトという。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザービームプリンターある
いはファクシミリなどの電子写真装置においては、トナ
ーを感光体からベルト表面に一旦転写した後に、紙等の
媒体に転写する中間転写方式が知られている。たとえば
カラーレーザービームプリンターまたはカラー複写機な
どの電子写真装置において、4色のトナーの転写工程
は、感光体上のトナーを一旦ベルト表面に4色重ねて転
写し、その後に紙に一括転写する。さらには、カラー電
子写真装置においては、印字速度を向上させるために4
色の現像器をタンデムに配置し、紙を搬送して4色を順
番に紙に転写する方式、いわゆる4連タンデム方式も知
られている。これらの方式には、これまで抵抗調整をし
たPC(ポリカーボネート)、PVDF(ポリビニリデ
ンフルオライド)、PI(ポリイミド)、またはETF
E(テトラフルオロエチレン−エチレン)などの樹脂を
用いた転写ベルトが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまで知られている
上記転写ベルトは、いずれも厚み方向の抵抗調整が難し
く、ベルト表面での抵抗値のバラツキが大きく、環境変
動に対する抵抗値変動が大きい。この為、トナーの転写
効率が悪い、転写ムラが生じる、等の問題があった。
【0004】そこで、本発明者等は、カラープリンター
などの電子写真装置の転写効率および画質の向上を達成
するために、用いる転写ベルトの構造と材料特性に着目
して鋭意検討と研究を重ねた結果、転写ベルトを抵抗調
整した管状物と表面層から形成することによって、転写
効率が高く、転写ムラの生じない優れた転写ベルトを想
到するに至ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の転写ベルトは、
体積固有抵抗値が104 〜1012Ω・cmの高分子材料
からなる単層または積層体の管状物の外周表面に、体積
固有抵抗値が106 〜1014Ω・cmの表面層が形成さ
れてなる。
【0006】上記高分子材料は、樹脂単体または樹脂に
添加剤を混合してなる複合樹脂であり得る。
【0007】さらに、上記表面層もまた、樹脂単体また
は樹脂に添加剤を混合してなる複合樹脂から形成され得
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る転写ベルトの
実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
【0009】図1および図2に例示されるように、本発
明の転写ベルト10は、体積固有抵抗値が104 〜10
12Ω・cmの高分子材料からなる単層または積層体の管
状物12の外周表面に、体積固有抵抗値が106 〜10
14Ω・cmの表面層14が形成されてなる。
【0010】本明細書において、体積固有抵抗値は、材
料樹脂を100μmのフィルムに調製し、温度20℃お
よび湿度60%の条件で、24時間放置後、東亜電波工
業(株)製SM−10を用いて測定電圧500Vで測定
した値である。また、本明細書において、転写ベルト全
体の体積固有抵抗値は、転写ベルトを、5cm角にサン
プリングして、温度20℃および湿度60%の条件で、
24時間放置後、東亜電波工業(株)製SM−10を用
いて測定電圧500Vで測定した値である。
【0011】本発明の管状物12は、単層または積層体
であって、各層を形成する高分子材料は、例えば樹脂単
体または複合樹脂である。ここで、複合樹脂とは、樹脂
に添加剤を混合してなる。樹脂は、例えば、エンジニア
リングプラスチックであり、具体的には、ポリアミド
6、ポリアミド66、ポリアミド46、ポリアミドMX
D6、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニ
レンエーテル、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PEN
(ポリエチレンナフタレート)、ポリアリレート、液晶
ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルフ
ォン、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、アラ
ミド、非熱可塑性ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、フ
ッ素樹脂、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリメ
チルペンテン、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン、およびジアリルフタレ
ート樹脂からなる群より選択される1種類または2種類
以上の組み合わせが好ましい。このうち、特に好ましく
は、限定はされないが、例えば、引張弾性率が2000
MPa以上の材料および/またはガラス転移温度150
℃以上の材料であり得る。ここで、引張弾性率は、JI
S K 7127に準拠する方法で測定される。より詳
しくは、材料を100μmのフィルムとして、1号形試
験片を作製し、試験環境23℃±2℃、相対湿度50±
5%において、試験速度を450mm/minとし、3
点平均をとった値である。
【0012】ガラス転移温度は、JIS K 7121
に準拠する方法で測定される。あるいは、本発明の管状
物を形成するのに好ましい樹脂は、非熱可塑性ポリイミ
ド樹脂または熱可塑性ポリイミド樹脂である。
【0013】このうち、熱可塑性ポリイミド樹脂として
は、ガラス転移温度Tgが150℃以上、より好ましく
は230℃以上のものが用いられ得る。本発明の転写ベ
ルトは、複写機やレーザービームプリンターあるいはフ
ァクシミリなどの電子写真装置における転写ベルトであ
る。したがって、ベルトの使用条件において、転写ベル
ト10を構成する熱可塑性ポリイミド樹脂はガラス転移
温度Tgが150℃以上、より好ましくは230℃以上
を有することにより、ガラス転移温度Tg以下で使用さ
れる熱可塑性ポリイミド樹脂は耐熱性樹脂として機能す
る。
【0014】管状物12を、図3に示すような積層体と
することも可能である。この場合、コア層11を非熱可
塑性ポリイミド樹脂または非熱可塑性ポリイミド樹脂を
含む複合樹脂から形成し、コア層11の両面に、熱可塑
性樹脂または熱可塑性樹脂を含む複合樹脂から形成した
層13が積層されている。層13は、好ましくは、熱可
塑性ポリイミド樹脂または熱可塑性ポリイミド樹脂を含
む複合樹脂から形成されるがこれに限定されない。コア
層11および層13のいずれも、体積固有抵抗値が10
4 〜1012Ω・cmになるように調整されている。ま
た、3つの層全体としても体積固有抵抗値は、この範囲
内にある。
【0015】さらに、コア層の両面に複数の熱可塑性ポ
リイミド樹脂層を設けることも可能である。
【0016】ここで、管状物12の体積固有抵抗は、材
料樹脂を選択することあるいは樹脂に添加剤を混合して
最適な複合樹脂を管状物の材料として調製することによ
って調整され得る。体積固有抵抗を調整するために用い
られる添加剤としては、導電性粉末が例示され、これに
は、カーボン粉末、グラファイト、金属粉末、金属酸化
物粉末、導電処理された金属酸化物、帯電防止剤などが
含まれる。目的に応じてこれらの中から選ばれる少なく
とも1種以上の導電性粉末を樹脂に混合することによ
り、容易に体積固有抵抗値の調整ができる。導電性粉末
の添加量は、目的とする管状物12の体積固有抵抗によ
って適宜設定されるが、通常管状物を形成する高分子材
料の全体積に対して、2〜50vol%が好ましく、3
〜30vol%がより好ましい。導電性粉末の大きさ
は、目的に応じて適宜選択されるが、平均粒子径が通常
50μm以下のものが好ましく、平均粒子径が10μm
以下のものがより好ましく、平均粒子径が1μm以下の
ものがさらに好ましい。
【0017】次に、本発明の転写ベルト10の単層また
は積層体の管状物12に用いられる熱可塑性ポリイミド
樹脂の一例を示す。熱可塑性ポリイミドフィルムは、従
来の非熱可塑性(熱硬化性)ポリイミドフィルムとは異
なり、耐熱性を有しつつ所定の高温域で溶融流動性を有
し、加工性に優れている。また、本発明の転写ベルトに
おける継ぎ目部分の接着性が、非熱可塑性ポリイミドフ
ィルムと比較すると優れている。本発明に係る熱可塑性
ポリイミドは化学構造式が一般式(1)
【0018】
【化1】
【0019】(式中、m,nは整数であり、m/nの比
は、0.01から100の範囲である。A,Bはいずれ
も4価の有機基であり、X,Yは2価の有機基を示
す。)で表される構造が主成分であるものが好ましい。
さらに、熱可塑性を付与する酸二無水物のモノマーから
誘導される一般式(1)中のAが一般式(2)
【0020】
【化2】
【0021】(式中、R1 およびR2 は2価の有機基を
示す。)で表される4価の有機基の群から選択される少
なくとも1種であることが好ましい。さらに、前記一般
式(1)中のBが、
【0022】
【化3】
【0023】で表される4価の有機基の群から選択され
る少なくとも1種であることが好ましい。さらに、ジア
ミンとして、熱可塑性を付与するモノマーから誘導され
る一般式(1)中のX,Yが、一般式(3)
【0024】
【化4】
【0025】(式中、R3 は2価の有機基を示す。)、
及び化5
【0026】
【化5】
【0027】で表される2価の有機基の群から選択され
る少なくとも1種であることが好ましい。
【0028】ここで、本発明の転写ベルトに適用し得る
熱可塑性ポリイミドの製造方法の一例を示す。熱可塑性
ポリイミドは、まず、上記一般式(2)に示す分子鎖中
にエステル基を有する酸二無水物(好適には10〜90
モル%)及び上記化3に示す芳香族酸二無水物(好適に
はピロメリット酸二無水物)から成る酸二無水物と、上
記一般式(3)化4及び化5に示すジアミンとを有機溶
媒中にて反応させ、ポリイミドの前駆体溶液であるポリ
アミド酸溶液を得る。そして、さらに加熱乾燥させてイ
ミド化させることにより、ポリイミドが得られる。しか
し、この実施形態は例示であって、これに限定されな
い。
【0029】転写ベルトの管状物は、例えば、上述の熱
可塑性ポリイミドのみからなるフィルムを用いてもよい
が、熱可塑性ポリイミドに他の樹脂を添加した混合物を
混合したものから成るフィルムを用いてもよい。
【0030】また、本発明の転写ベルトに用いられる非
熱可塑性ポリイミドフィルムとしては、一般式(4)
【0031】
【化6】
【0032】(但し、R4
【0033】
【化7】
【0034】で表される4価の有機基であり、R5 は水
素原子又は1価の置換基であり、m,nは整数であ
る。)で表される構造式の樹脂から成るフィルムを用い
ることができるが、これに限定されない。
【0035】非熱可塑性ポリイミドフィルムの中には、
熱硬化性ポリイミド樹脂あるいは反応硬化型ポリイミド
樹脂などとして表される樹脂を全て含む。非熱可塑性ポ
リイミドフィルムとして、たとえば非熱可塑性ポリイミ
ド樹脂のみから成るフィルムを用いてもよいが、非熱可
塑性ポリイミドフィルムに添加物を混合した混合樹脂か
ら成るフィルムを用いてもよい。非熱可塑性ポリイミド
フィルムに添加物を混合するには、その前駆体に添加物
が混合される。
【0036】本発明の転写ベルト10の管状物12を形
成する方法をより具体的に説明すれば、非熱可塑性高分
子材料フィルムの両端部を熱可塑性材料で接合して管状
に形成する方法や、熱可塑性高分子材料フィルムの両端
部を加熱して接合することにより管状に形成する方法、
あるいは非熱可塑性高分子材料フィルムと熱可塑性高分
子材料フィルムとをそれぞれの突き合わせ端部の位置を
ずらせて積層し且つ管状にして、加熱接合することによ
り管状に形成する方法を用いることができる。さらに、
非熱可塑性高分子材料あるいは熱可塑性高分子材料を金
型などにより直接管状に成形する方法なども用いること
ができる。
【0037】さらには、非熱可塑性高分子材料フィルム
の片面又は両面に熱可塑性樹脂をコーティングまたは積
層し、かかる複数層構成のフィルムを複数回金型に巻き
回した後に、加熱圧着して管状とすることもできる。本
発明においては、均一な材料で管状物を作製する限り、
このように複数回巻き回して作製した管状物も「単層」
と定義される。このように、いずれの方法で管状物12
を成形してもよく、特に限定されない。
【0038】管状物12が、図3に示すような積層体で
ある場合、非熱可塑性ポリイミドフィルムと熱可塑性ポ
リイミドフィルムとを別個に製造し、熱圧着または接着
剤を介した接合により貼り合わて積層フィルムとした
後、熱可塑性ポリイミド樹脂の特性を生かして、加熱接
合することで管状に形成することができる。あるいは、
非熱可塑性ポリイミドフィルムの両面に熱可塑性樹脂を
コーティングし、積層フィルムとした後、熱可塑性ポリ
イミド樹脂の特性を生かして加熱接合することで管状に
形成することができる。さらに、非熱可塑性ポリイミド
樹脂を直接管状に成形した後、熱可塑性ポリイミド樹脂
をコーティングして本発明の管状物12を得るなど、そ
の製造方法は限定されない。
【0039】本発明の転写ベルト10を構成する表面層
14は、体積固有抵抗が106 〜1014Ω・cmである
樹脂単体または複合樹脂である。
【0040】表面層14の形成に使用される樹脂として
は、熱可塑性樹脂、非熱可塑性樹脂、ゴム、および熱可
塑性エラストマーが挙げられる。この中には、熱硬化性
樹脂、反応硬化性樹脂、あるいはアイオノマーとして知
られている樹脂も含まれる。より具体的には、イソブチ
レン無水マレイン酸コポリマー、AAS(アクリロニト
リル−アクリル−スチレン共重合体)、AES(アクリ
ロニトリル−エチレン−スチレン共重合体)、AS(ア
クリロニトリル−スチレン共重合体)、ABS(アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、ACS
(アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレン共
重合体)、MBS(メチルメタクリレート−ブタジエン
−スチレン共重合体)、エチレン−塩ビ共重合体、EV
A(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、EVA系(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体系)、EVOH(エチレンビ
ニルアルコール共重合体)、ポリ酢酸ビニル、塩素化塩
化ビニール、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ン、カルボキシビニルポリマー、ケトン樹脂、ノルボル
ネン樹脂、プロピオン酸ビニル、PE(ポリエチレ
ン)、PP(ポリプロピレン)、メチルペンテンポリマ
ー、ポリブタジエン、PS(ポリスチレン)、スチレン
無水マレイン酸共重合体、メタクリル、EMAA(エチ
レンメタクリル酸)、PMMA(ポリメチルメタクリレ
ート)、PVC(ポリ塩化ビニール)、ポリ塩化ビニリ
デン、PVA(ポリビニルアルコール)、ポリビニルエ
ーテル、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマー
ル、セルロース系、ナイロン6、ナイロン6共重合体、
ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイ
ロン11、ナイロン12、共重合ナイロン、ナイロンM
XD、ナイロン46、メトキシメチル化ナイロン、アラ
ミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT
(ポリブチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネ
ート)、POM(ポリアセタール)、ポリエチレンオキ
シド、PPE(ポリフェニレンエーテル)、変性PPE
(ポリフェニレンエーテル)、PEEK(ポリエーテル
エーテルケトン)、PES(ポリエーテルサルフォ
ン)、PSO(ポリサルフォン)、ポリアミンサルフォ
ン、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAR
(ポリアリレート)、ポリパラビニールフェノール、ポ
リパラメチレンスチレン、ポリアリルアミン、芳香族ポ
リエステル、液晶ポリマー、PTFE(ポリテトラフル
オロエチレン)、ETFE(テトラフルオロエチレン−
エチレン)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサ
フルオロプロピレン)、EPE(テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアル、キ
ルビニルエーテル)、PFA(テトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルキルビニルエーテル)、PCTFE
(ポリクロロトリフルオロエチレン)、ECTFE(エ
チレン−クロロトリフルオロエチレン)、PVDF(ポ
リビニリデンフルオライド系)、PVF(ポリビニルフ
ルオライド)、PU(ポリウレタン)、フェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン系樹脂、グアナミン樹脂、ビ
ニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル、オリゴエステ
ルアクリレート、ジアリルフタレート、DKF樹脂、キ
シレン樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、PI(ポリイ
ミド系)、PEI(ポリエーテルイミド)、PAI(ポ
リアミドイミド)、アクリルシリコーン、シリコーン、
ポリ(p−ヒドロキシ安息香酸)、マレイン酸樹脂、N
R(天然ゴム)、IR(イソプレンゴム)、SBR(ス
チレンブタジエンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、C
R(クロロプレンゴム)、IIR(イソブチレン・イソ
プレンゴム)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、E
PM(エチレンプロピレンゴム)、EPDM(エチレン
プロピレンジエンゴム)、CPE(塩素化ポリエチレン
ゴム)、CSM(クロロスルフォン化ポリエチレンゴ
ム)、ACM(アクリルゴム)、エチレンアクリルゴ
ム、U(ウレタンゴム)、シリコーンゴム、フッ素ゴ
ム、四フッ化エチレンプロピレンゴム、CHR(エピク
ロルヒドリンゴム)、多硫化ゴム、水素化ニトリルゴ
ム、ポリエーテル系特殊ゴム、液状ゴム、ノルボルネン
ゴム、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマ)、T
PU(ウレタン系熱可塑性エラストマ)、PVC(塩ビ
系熱可塑性エラストマ)、TPS(スチレン系熱可塑性
エラストマ)、TREE(ポリエステル系熱可塑性エラ
ストマ)、PA系(ポリアミドエラストマ)、PB系
(ブタジエンエラストマ)、軟質フッ素樹脂、フッ素系
エラストマ、弾性エポキシ樹脂等またはこれらの中から
選択される2種類以上の樹脂の組み合わせが挙げられ
る。
【0041】これらのうち、本発明の転写ベルト10に
おいて、紙の付着とトナーの剥離性を考慮すると表面層
14を構成する樹脂は、フッ素樹脂であることが好まし
い。
【0042】また、これらのうち、低温・低湿下から高
温・高湿下の範囲で抵抗変動を小さくするためには、表
面層14を形成する樹脂の吸水率は低い方がよい。特
に、吸水率1%以下の樹脂を用いるのが好ましく、より
好ましくは0.5%以下の樹脂を用いるのがよい。具体
的には、吸水率が1%以下のクロロスルフォン化ポリエ
チレンゴム、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、アク
リル系樹脂、シリコーン系樹脂、芳香族系樹脂、ポリア
セタール系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂、ニトリ
ル系樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹
脂、フラン樹脂、およびフッ素系樹脂からなる群より選
択される少なくとも1種類以上の樹脂もしくは吸水率が
1%以下のクロロスルフォン化ポリエチレンゴム、オレ
フィン系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、シリ
コーン系樹脂、芳香族系樹脂、ポリアセタール系樹脂、
ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ア
ミド系樹脂、ウレタン系樹脂、ニトリル系樹脂、フェノ
ール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹
脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、
およびフッ素系樹脂からなる群より選択される少なくと
も1種類以上の樹脂を30vol%以上含む混合樹脂が
あげられる。ここで、吸水率は、JISK7209に基
づいて測定される値である。より具体的には、試験片の
フィルムを50℃±2℃に保った恒温槽内で24±1時
間乾燥し、デシケーターで放冷したものの重量をW1と
し、24時間蒸留水に浸した後、表面の水滴を拭き取っ
たものの重量をW2とし、吸水率(%)=(W2−W
1)÷W1×100の式により算出する。以下、本明細
書で吸水率というときはこの測定および計算法を用い
る。
【0043】表面層14の体積固有抵抗値は106 〜1
14Ω・cmであり、好ましくは108 〜1012Ω・c
mがよい。体積固有抵抗値が106 Ω・cmを下回った
場合は、絶縁性が不足しリーク電流が流れてしまう。ま
た、体積固有抵抗が1014Ω・cmを上回った場合は、
この部分での電圧降下が大きく十分な転写電界が発生出
来ない。すなわち、表面層14表面に、電荷が誘起され
にくくなり、十分な転写電界が得られなくなる。表面層
14が所定の体積固有抵抗を有するように調整するため
に、表面層14を構成する樹脂に導電性粉末を適宜混合
するのが好ましい。
【0044】ここで、表面層14の体積固有抵抗を調整
するために用いられる導電性粉末としては、カーボン粉
末、グラファイト、金属粉末、金属酸化物粉末、導電処
理された金属酸化物、帯電防止剤などを挙げることがで
き、目的に応じてこれらの中から選ばれる少なくとも1
種以上の導電性粉末が用いられる。導電性粉末の添加量
は、目的とする表面層14の体積固有抵抗によって適宜
設定されるが、通常電極保護層を形成する全体積に対し
て、2〜50vol%が好ましく、3〜30vol%が
より好ましい。導電性粉末の大きさは、目的に応じて適
宜選択されるが、平均粒子径が通常50μm以下のもの
が好ましく、平均粒子径が10μm以下のものがより好
ましく、平均粒子径が1μm以下のものがさらに好まし
い。
【0045】次に、この転写ベルト10の製造方法の一
例を示すが、本発明の転写ベルト10の製造方法は以下
の例に限定されない。
【0046】まず、ベースとなる管状物12をキャステ
ィング法によりシームレスベルトとして成形した後、そ
の管状物12の外表面に表面層14を形成して、転写ベ
ルト10を製造する。
【0047】また、高分子材料により予めフィルムを形
成した後、そのフィルムの両端を接合してベルト状にし
て管状物12を得た後、同様に表面層14を形成して転
写ベルト10を製造してもよい。
【0048】また、高分子材料により予めフィルムを形
成した後、そのフィルムを円筒金型に複数回巻き回して
ベルト状にし、かかるフィルムを加熱圧着して管状物1
2を得た後に、同様に表面層14を形成して転写ベルト
10を製造してもよい。
【0049】表面層14は、原料の樹脂又は複合樹脂を
ワニス状としておき、そのワニスを管状物12に塗布す
る方法、または原料樹脂又は複合樹脂をあらかじめフィ
ルム状にしておき、そのフィルムを管状物12にラミネ
ートすることによって形成したりできる。後者のラミネ
ート法としては、熱プレス法若しくは熱ロール法による
熱圧着法、またはフィルムを管状物12に複数回巻き回
した後に加熱圧着する方法を挙げることができるが、こ
れらに限定されるものではない。
【0050】本発明の転写ベルトの製造方法は、得られ
る転写ベルトの目的に応じて適宜選択することができ、
また、管状物12の材質に応じて適宜選択される。
【0051】以上、本発明に係る転写ベルトを説明した
が、上述の実施形態は例示であり、これらに限定される
ものではないのは言うまでもない。その他、得られた転
写ベルトの表面に種々の処理を施すことは任意になし得
ることであり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内
で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施し得る。
【0052】本発明の転写ベルトは、電子写真装置の中
間転写方式に用いられ得る。また、紙やOHPフィルム
などの媒体を搬送し、感光体からトナーを紙に転写する
際に使用される転写搬送ベルトとして用いられ得る。以
下、本発明の転写ベルトを装着する電子写真装置の中の
一部の一実施態様について、図面をもとに説明する。
【0053】図4は4色カラー電子写真装置20の概略
構成図である。この電子写真装置20は、OPC(感光
体)22と、このOPC22に隣接して、各色に対応す
るトナー現像器24,26,28,および30と、帯電
ローラ38と、本発明の中間転写ベルト34と、中間転
写ベルト34の一次転写ローラ32と、および中間転写
ベルト34に転写されたトナー像を紙42に転写するた
めの2次転写ローラ36と、紙42にトナー像を定着さ
せる定着ユニット40から構成されている。ここで、一
次転写ローラ32は、中間転写ベルト34をOPC22
に押し付け、OPC22上に形成されたトナー像を中間
転写ベルト34に転写するためのものである。したがっ
て、OPC22の表面にトナー現像器24,26,2
8,および30により各色すなわち黒と3原色である
赤、青、黄のトナー像を重ねていき、得られた4色のト
ナー像が中間転写ベルト34に転写される。その後、中
間転写ベルト34から紙42に4色のトナー像を転写
し、さらに、定着ユニット40によりトナー像が紙42
定着させられる。
【0054】さらに、他の実施態様として図5に、4連
タンデム方式の4色カラー電子写真装置50の模式図を
示した。この電子写真装置50は、4つのOPC52,
54,56,58にそれぞれ接する形で帯電ローラ6
0,62,64,66および現像器68,70,72,
74が配置されている。さらに、4つのOPC52,5
4,56,58に接するように本発明の転写搬送ベルト
78が配設されるとともに、各色のOPC52,54,
56,58毎に転写搬送ベルト78の内側に転写ローラ
80,82,84,86が配置されている。したがっ
て、各OPC52,54,56,58にそれぞれ黒と3
原色の赤、青、黄のトナー像を形成して、送られてきた
紙88の上に順次、1色ずつ転写していき、1つのカラ
ー画像が紙88の上に形成される。
【0055】上記に、本発明の転写ベルトおよびそれを
用いる転写装置を説明したが、上述の実施形態は例示で
あり、これらに限定されるものではないのは言うまでも
ない。その他、転写装置はその趣旨を逸脱しない範囲内
で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施し得る。
【0056】
【実施例】(実施例1)カーボンブラックを30重量%
添加した厚み50μmの非熱可塑性ポリイミドフィルム
を図1及び図2に示す管状物12に例示されるような管
状物とした。この時の管状物の体積固有抵抗値は、10
8 Ω・cmであった。
【0057】次に、表面層の作製用として、カーボンブ
ラックを20重量%添加した熱可塑性ポリイミドフィル
ムを作製した。このフィルムの体積固有抵抗値は、10
10Ω・cmであった。このフィルムを上記の管状物に加
熱ラミネートして、表面層を形成し、転写ベルトを得
た。得られた転写ベルトの中心部および端部を含む各部
(5点)を5cm角で切り出して、サンプリングし、そ
れぞれの体積固有抵抗値を測定した結果、これらの体積
固有抵抗値の平均値は、5.7×109 Ω・cmであっ
た。転写ベルト内の各部の抵抗値のバラツキは0.5桁
の範囲内であった。
【0058】この転写ベルトを図5に示す中間転写方式
電子写真装置20に組込み、かかる装置によって、所定
のカラー画像を出力した結果、転写効率が良好であり、
また、目視の結果、画質のムラもない良好な結果が得ら
れた。
【0059】(実施例2)表面層をカーボン添加によっ
て1.5×1010Ω・cmに調整したフッ素樹脂を用い
る以外は実施例1と同様の方法で転写ベルトを作製し
た。得られた転写ベルトの体積固有抵抗は4.6×10
9 Ω・cmであり、転写ベルト内の抵抗のバラツキは
0.6桁であった。得られた転写ベルト10を実施例1
と同様の中間転写方式電子写真装置20に組込み画像評
価を行った。結果、転写効率が良好で、画質ムラのない
画像が得られた。
【0060】(実施例3)実施例2と同じ転写ベルト
を、図5に例示されるような転写搬送ベルト78として
4連タンデム式カラー電子写真装置50に組込んだ。か
かる装置によって、所定のカラー画像を出力した結果、
転写効率、画質ムラ共に良好な画像が得られた。
【0061】(実施例4)体積固有抵抗を1.4×10
9 Ω・cmに調整した厚みが12.5μmの非熱可塑性
ポリイミドフィルムの両面に体積固有抵抗を1.2×1
9 Ω・cmに調整した熱可塑性ポリイミド樹脂を5μ
mの厚さにコーティングした3層構造フィルムを作製
し、かかるフィルムを円筒金型に3回巻き回した後に、
加熱圧着して管状物とし、その後に、体積固有抵抗を
3.5×1010Ω・cmに調整した20μmの厚みのフ
ッ素樹脂フィルムを上記管状物の外側に2回巻き回した
後に加熱圧着して成形し、転写ベルトを得た。かかる転
写ベルトの体積固有抵抗は7.8×1010Ω・cmで、
転写ベルト内の抵抗値のバラツキは0.3桁であった。
ついで、実施例1と同様の中間転写方式カラー電子写真
装置で所定の所定のカラー画像を出力した結果、転写効
率、画質ムラ共に良好な画像が得られた。
【0062】(比較例1)体積固有抵抗が1.0×10
10Ω・cmがPVDF樹脂を押出法で厚み100μmのベ
ルト状に加工して転写ベルトを得た。作製した転写ベル
トの体積固有抵抗は1.0×1010Ω・cmであったが、
ベルト内の抵抗値のバラツキは1.5桁であった。図5
に示した中間転写方式カラー電子写真装置に前記PVD
F系中間転写ベルトを組込んで、所定のカラー画像を出
力した。結果、画質ムラが発生し、良好な画像とは言え
なかった。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る転写ベルトは、抵抗調整し
た管状物の外側に抵抗調整した表面層を備えた転写ベル
トであるため、転写ベルトの抵抗のバラツキが少なく、
また、表面層の材料をトナー種に応じて適宜選択できる
ため、転写効率に優れ、ムラのない画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写ベルトの斜視説明図である。
【図2】図1に示す転写ベルトの要部拡大断面説明図で
ある。
【図3】転写ベルトを構成する管状物の他の1例を示す
要部拡大断面説明図である。
【図4】本発明に係る中間転写方式電子写真装置の概要
説明図である。
【図5】本発明に係る4連タンデム方式電子写真装置の
概要説明図である。
【符号の説明】
10,34,78:転写ベルト 12:管状物 14:表面層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体積固有抵抗値が104 〜1012Ω・c
    mの高分子材料からなる単層または積層体の管状物の外
    周表面に、体積固有抵抗値が106 〜1014Ω・cmの
    表面層が形成されていることを特徴とする、転写ベル
    ト。
  2. 【請求項2】 前記高分子材料が、樹脂単体または樹脂
    に添加剤を混合してなる複合樹脂であることを特徴とす
    る請求項1に記載の転写ベルト。
  3. 【請求項3】 前記高分子材料が、引張弾性率2000
    MPa以上であることを特徴とする、請求項1または2
    に記載の転写ベルト。
  4. 【請求項4】 前記樹脂が、非熱可塑性ポリイミド樹脂
    および/または熱可塑性ポリイミド樹脂であることを特
    徴とする請求項3に記載の転写ベルト。
  5. 【請求項5】 前記管状物が、 非熱可塑性ポリイミド樹脂または非熱可塑性ポリイミド
    樹脂を含む複合樹脂から形成されるコア層、および該コ
    ア層の両面に、単層または複数層で積層される熱可塑性
    樹脂または熱可塑性樹脂を含む複合樹脂から形成される
    層からなる、積層体であることを特徴とする請求項1に
    記載の転写ベルト。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂が、熱可塑性ポリイミ
    ド樹脂であることを特徴とする請求項5に記載の転写ベ
    ルト。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性ポリイミド樹脂が、ガラス
    転移温度150℃以上のポリイミド樹脂であることを特
    徴とする請求項4または6に記載の転写ベルト。
  8. 【請求項8】 前記表面層が、樹脂単体または樹脂に添
    加剤を混合してなる複合樹脂から形成されることを特徴
    とする請求項1から7までのいずれかに記載の転写ベル
    ト。
  9. 【請求項9】 前記樹脂が、吸水率が1%以下のクロロ
    スルフォン化ポリエチレンゴム、オレフィン系樹脂、ス
    チレン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、芳
    香族系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリ塩化ビニリデ
    ン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、アミド系樹脂、ウレ
    タン系樹脂、ニトリル系樹脂、フェノール樹脂、ユリア
    樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、ビニルエステル
    樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、およびフッ素系樹脂
    からなる群より選択される少なくとも1種類以上の樹脂
    または吸水率が1%以下のクロロスルフォン化ポリエチ
    レンゴム、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、アクリ
    ル系樹脂、シリコーン系樹脂、芳香族系樹脂、ポリアセ
    タール系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリ塩化ビ
    ニル系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂、ニトリル
    系樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、
    グアナミン樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、
    フラン樹脂、およびフッ素系樹脂からなる群より選択さ
    れる少なくとも1種類以上の樹脂を30vol%以上含
    む混合樹脂であることを特徴とする請求項8に記載の転
    写ベルト。
  10. 【請求項10】 前記表面層が、樹脂フィルムを複数回
    巻付けてなることを特徴とする請求項8または9に記載
    の転写ベルト。
  11. 【請求項11】 前記表面層の厚みが、20μm以上2
    00μm以下であることを特徴とする請求項8から10
    までのいずれかに記載の転写ベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7943239B2 (en) 2006-10-06 2011-05-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Endless belt and process for manufacturing the same, image forming apparatus, functional membrane and process for manufacturing the same, intermediate transfer belt, transfer transport belt, and transport apparatus
US8173229B2 (en) 2008-02-18 2012-05-08 Ricoh Company, Ltd. Intermediate transfer medium, and image forming apparatus using the intermediate transfer medium
KR101549259B1 (ko) 2009-03-31 2015-09-01 코오롱인더스트리 주식회사 심리스 벨트 및 그 제조방법

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