JP2001124775A - インフルエンザa型およびb型の存在を視覚的に検出するためのフロースルーアッセイ - Google Patents

インフルエンザa型およびb型の存在を視覚的に検出するためのフロースルーアッセイ

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JP2001124775A
JP2001124775A JP2000264194A JP2000264194A JP2001124775A JP 2001124775 A JP2001124775 A JP 2001124775A JP 2000264194 A JP2000264194 A JP 2000264194A JP 2000264194 A JP2000264194 A JP 2000264194A JP 2001124775 A JP2001124775 A JP 2001124775A
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ミラニック デービッド
Stephen J Lovell
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Becton Dickinson and Co
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    • G01N2333/11Orthomyxoviridae, e.g. influenza virus

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒトインフルエンザA型またはB型を診断す
る方法であって、使用が比較的単純で安価な手法および
装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、臨床検体中のヒトインフルエ
ンザA型抗原およびB型抗原を検出するための診断的試
験に関する。抗原は、インフルエンザA型またはB型に
特異的な抗体の存在を決定することによって検出する。
抗体AおよびBは特徴的な酵素に結合し、抗原が存在す
る場合には酵素が1つ以上の基質と反応して検出可能な
反応生成物を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臨床検体中のヒト
インフルエンザA型およびB型抗原を検出するための診
断的試験に関する。抗原は、インフルエンザA型または
B型に特異的な抗体の存在を決定することによって検出
する。抗体AおよびBは特徴的な酵素に結合し、抗原が
存在する場合には、酵素が1つ以上の基質と反応して検
出可能な反応生成物を生成する。
【0002】
【従来の技術】ウイルス感染の迅速な診断は、有効な医
療行為にとって不可欠な部分をなしている。ウイルスの
中には、抗体が生成されることのできる限定的な抗原を
有しているものがある。これらの抗体および抗原(例え
ば免疫反応物)は互いに結合することができる。その結
果、高い特異的反応機序を引き起こし、これを用いるこ
とによって、生物試料中の特定抗原の存在または濃度を
in vitroで検出することができる。従って、イ
ムノアッセイは、抗原の測定およびビリオンの存在また
は不存在のその後の決定のために広く用いられてきた。
【0003】免疫反応物を用いたイムノアッセイ方法が
いくつか知られており、該方法中、免疫反応物の少なく
とも1つが、分析的に識別されるように、検出可能な成
分で標識されている。例えば、「サンドイッチ」または
「二部位」手法は、抗原と2つの抗体との間で三元複合
系を形成することを含む。このような手法において、複
合体形成を検出するための便利な方法は、固相支持体に
結合した標識されている1抗体および標識されていない
1抗原を供給して、複合体を容易に単離できるようにす
ることである。この例では、固相に結合した標識されて
いる抗体の量が、試験試料中の分析物の量に正比例す
る。
【0004】別の手法は「拮抗的」アッセイである。拮
抗的アッセイの一例では、捕獲機序は不溶性固相に結合
した抗体を再度使用する、しかし、(標識された抗体と
いうよりも)標識された分析物は、固定化抗体に結合す
るために試験試料中に存在する分析物と拮抗する。同様
に、固定化分析物は、標識された抗体に関する分析物に
拮抗することができる。これらの拮抗的アッセイでは、
標識された試薬の捕獲された量が、試料中に存在する分
析物の量に反比例する。
【0005】アッセイ装置および手順は数多くあり、こ
こで、標識された試薬または相補結合要素(ディップス
ティック(dipstick)、テストストリップ(t
eststrip)、フロー−スルーパッド、紙、繊維
マトリックスまたは他の固相材料などの固相上に固定さ
れている)に分析物が結合することによって、分析物の
存在が示される。そのような特異的結合反応の結果、固
相上に固定化されたものと遊離しているものとの間で標
識されている試薬の分配が生じる。通常試験試料中の分
析物の存在および量は、標識試薬が固相上に固定化され
た程度によって示される。
【0006】特異的結合アッセイの実施において多孔質
のテストストリップを使用することもまた、よく知られ
ている。サンドイッチアッセイ手順では、試験試料はテ
ストストリップの一部に塗布され、毛管現象によってス
トリップ材料を通って移動することができる。検出され
るまたは測定される分析物は、テストストリップを通り
抜け、分析物特異的結合要素が固定化されているテスト
ストリップ上の検出ゾーンへ移動する。分析物が検出ゾ
ーン中で結合している程度が測定される。
【0007】試験溶液から分析物を除去するために、様
々な結合方法が用いられてきた。米国特許第4,02
0,151号には、試験試料中の抗原または抗体を定量
するための固相アッセイが記述されている。試料抗原ま
たは抗体は、陰イオン交換樹脂などの固体支持体表面上
に直接吸収され、その後支持体は、試料抗原または抗体
と免疫反応性である標識特異的結合要素に露出される。
【0008】他の方法は、二次的特異的結合要素の使用
を含む。米国特許第4,624,930には、抗原を3
つのレセプター(抗原および第二レセプターに結合する
第一および第三レセプター、並びに固体支持体に結合
し、第一レセプターに特異的に結合する第二レセプタ
ー)とインキュベートすることによって、多価抗原の存
在を決定する方法が記述されている。
【0009】上述の原理を使用する装置の例が、米国特
許第5,866,322号、5,663,055号、
4,094,647号、4,235,601号、4,3
61,537号、4,366,241号、4,740,
468号、4,879,215号、4,956,275
号、4,059,407号、3,802,842号、
3,915,639号、4,689,309号、4,1
68,146号、4,435,505号、4,594,
327号、4,757,004号、4,956,302
号、4,020,151号、4,145,406号、
4,211,763号、4,362,697号、4,5
17,288号、4,624,930号、4,343,
896号、4,880,751号、4,298,685
号、4,935,147号、4,948,726号、
4,959,303号、4,990,442号、4,8
39,231号、4,780,409号、および4,5
30,900号に記述されており、これらは参照により
本明細書に組み込まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の検討により理解
されるように、診断の分野では重要な動きがある。それ
は使用するのが比較的単純で安価な手法および装置の必
要性が、常に大きくなっていることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】(発明の要約)本発明
は、ヒトインフルエンザA型またはB型を診断する方法
であって、a)インフルエンザA型ウイルスまたはイン
フルエンザB型ウイルスを含んでいる疑いのある試験試
料を準備する工程、b)試験試料を、ウイルス抗原が結
合する固相に接触させる工程、c)固相を、第一酵素へ
結合している抗インフルエンザA型抗体および第二酵素
へ結合している抗インフルエンザB型抗体と接触させる
工程、d)固相を第一酵素と第二酵素の基質に接触させ
る工程、およびe)少なくとも1つの酵素の作用によっ
て固相上に付着した発色沈殿物を視覚的に検出すること
により、ウイルス抗原の存在または量を決定する工程を
含む方法に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】(発明の詳細な説明)本発明は、
臨床検体中のヒトインフルエンザA型およびB型の存在
を検出するために使用することができる。本発明中で試
験される臨床試料は、通常、洗浄液、去痰、吸引または
スワッブ検体として、集められた鼻、咽頭、鼻咽頭また
は呼吸性の分泌物である。
【0013】本発明中で利用できる試薬は、Direc
tigen(登録商標)Flu A製品付記の中で記載
されている通りに調製でき、これは参照により本明細書
に組み込まれる。ただし、好ましい実施形態中では、チ
メロサールはアジ化ナトリウムの代わりになる。
【0014】本発明の好ましい実施形態において使用で
きる試薬の種類の例、およびそれらの使用方法を、以下
のよう説明する。
【0015】試薬A(抽出試薬)――アジ化ナトリウム
の代わりに0.2%チメロサールを使用できることを除
いて、Directigen(登録商標)Fluキット
のものと同様。
【0016】抽出、1.6%ムコリチック剤および6.
4%洗浄剤、0.2%チメロサール(防腐剤)含む。
【0017】試薬1――変更なし(アジドなし) 洗浄、150mMクエン酸
【0018】試薬2――アジ化ナトリウムの代わりに
0.2%チメロサールを使用できることを除いて、Di
rectigen(登録商標)Fluキットのものと同
様。
【0019】洗浄、50mMトリスおよびウサギIg
G、0.2%チメロサール(防腐剤)含む。
【0020】試薬3――トリスバッファーで希釈した、
アルカリフォスファターゼ結合抗−インフルエンザA型
モノクローナル抗体(2)およびホースラディッシュペ
ルオキシダーゼ結合抗−インフルエンザB型モノクロー
ナル抗体(1)(Pierce31497)。
【0021】試薬4――アジ化ナトリウムの代わりに
0.2%チメロサールを使用できることを除いて、Di
rectigen(登録商標)Fluキットのものと同
様。
【0022】洗浄、5%ブタノール、2Mウレアおよび
100mMヘペス、0.2%チメロサール(防腐剤)を
含む。
【0023】試薬5――アジ化ナトリウムの代わりに
0.2%チメロサールを使用できることを除いて、Di
rectigen(登録商標)Fluキットのものと同
様。
【0024】洗浄、50mMトリスおよび150mMN
aCl、0.2%チメロサール(防腐剤)を含む。
【0025】試薬6――アルカリフォスファターゼ基質
(コケ(Moss)、Inc.製品番号INTH−10
00)
【0026】試薬7――KPL、HRP基質(50−7
7−00)TMB膜ペルオキシダーゼ基質システム。
【0027】好ましい一実施形態では、本発明中で利用
できる抗原は、インフルエンザB型にはB Lee 4
0株、およびインフルエンザA型にはインフルエンザA
型ウイルスのサブタイプH1N1である。
【0028】本発明で利用される固相装置は、例えばD
irectigen(登録商標)試験キットから選択し
てもよい。
【0029】抗−インフルエンザA型抗体および抗−イ
ンフルエンザB型抗体が酵素と結合していてもよいこと
は、当業者にはよく知られていることである。そのよう
な酵素には、例えば、ペルオキシダーゼ、ウレアーゼ、
ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、アルカリ
フォスファターゼ、およびベータ−グルクロニダーゼが
含まれる。
【0030】図1から4は、本発明によるアッセイをお
おまかに表わした図である。
【0031】図面には、本発明のアッセイが、以下のス
キームに従って行われることが示されている: 1.試料を抽出した後、Directigen(登録商
標)インフルエンザ検出装置(1)のフローコントロー
ラ(2)に塗布する。フローコントローラ(2)には三
角の開口部(3)が装備されており、試料はその開口部
(3)を通ってナイロン膜(4)へ流れる。ナイロン膜
(4)は吸収材料上に支持され、したがって、該サンプ
ルは、抗原をナイロン膜(4)に非特異的に三角形の形
で結合させつつナイロン膜(4)を通り抜け、吸収材料
へも流れ込む。
【0032】2.三角の開口部(3)のついたフローコ
ントローラ(2)を装置(1)から除去する。ナイロン
膜(4)のついた装置(1)には円形の開口部(6)が
装備されている。
【0033】3.次に、洗浄溶液を装置(1)のナイロ
ン膜(4)に塗布する。
【0034】4.次に、酵素に結合した抗インフルエン
ザ抗体を含んでいるトリスバッファー希釈剤を塗布す
る。インフルエンザ抗原が存在するときは、抗体はそこ
へ三角形の形で結合する。
【0035】5.洗浄溶液を塗布し、次に酵素に適した
基質を塗布する。インフルエンザ抗原が存在するとき
は、発色した三角形(7)がみえる。
【0036】好ましくは、アッセイは識別試験によって
インフルエンザA型およびインフルエンザB型を検出す
る。上記工程4で、溶液には異なる酵素に結合したイン
フルエンザA型抗体およびインフルエンザB型抗体が供
給される。特異的抗原の存在は、生成された三角形の色
によって検出される。
【0037】識別試験では、インフルエンザA型抗体に
結合したアルカリフォスファターゼおよびインフルエン
ザB型抗体に結合したホースラディッシュペルオキシダ
ーゼを利用してもよい。上記工程5で、アルカリフォス
ファターゼの基質を添加すると、インフルエンザA型抗
原が存在するときは、オレンジ色の三角形が生じる。好
ましい実施形態では、アルカリフォスファターゼの基質
混合物は、ブロモクロロインドリルりん酸およびp−イ
ンドニトロートトラゾリウム(p−indonitro
te trazolium)であってよい。インフルエ
ンザA型抗原が存在しないときは、ナイロン膜は未着色
のままである。次に、ホースラディッシュペルオキシダ
ーゼの基質を加える。好ましい実施形態では、ホースラ
ディッシュペルオキシダーゼの基質混合物は、3,
3’,5,5’−テトラメチル−ベンジジンおよび過酸
化水素であってよい。インフルエンザB型抗原が存在す
るときは、青い三角形が生じる。インフルエンザB型抗
原が存在しないときは、ナイロン膜は未着色のままであ
る。試薬を連続して添加する必要をなくすため、インフ
ルエンザA型基質およびインフルエンザB型基質は、1
つの試薬として混ぜておくのが最も好ましい。
【0038】
【実施例】(実施例1)本実施例では、ヒトインフルエ
ンザA型またはヒトインフルエンザB型の存在を検出す
るための識別方法を、本発明アッセイの以下の工程に従
い説明する:
【0039】1.この実験では、Directigen
(登録商標)Fluキット中に用意されている装置を使
用した。
【0040】2.抗原調製は、サブタイプH1N1のイ
ンフルエンザA型ウイルスの調製およびインフルエンザ
B型 Lee 40の調製から成る。
【0041】ネガティブコントロールには、0.2%ア
ジ化ナトリウムを含む洗浄剤処理された卵液体(非感
染)を使用した。
【0042】3.試薬溶液は、アジ化ナトリウムの変わ
りにチメロサールを使用したことを除いてDirect
igen(登録商標)Flu Aキットと同様に調製し
た。溶液を、Directigen(登録商標)Flu
Aキットの製品付記に詳述されている容積で、スポイ
トバイアル中に分注した。
【0043】4.Directigen(登録商標)製
品付記に記述されているように、ネガティブコントロー
ル、インフルエンザA型抗原およびインフルエンザB型
抗原を、抽出試薬Aと別々に混合した;抗原およびネガ
ティブコントロールを、それぞれ四(4)滴チューブに
分注し、続けて試薬Aを八(8)滴分注した。
【0044】5.抽出したインフルエンザA型抗原を装
置に1滴ずつ分注し、完全に吸収させた。
【0045】6.ウェルが一杯になるまで試薬1を装置
に添加し、完全に吸収させた。
【0046】7.フローコントローラを取り、試薬2
(四(4)滴)を装置の膜に塗布した。試薬は完全に吸
収させた。
【0047】8.四(4)滴の試薬3(抗−インフルエ
ンザA型/アルカリフォスファターゼおよび抗−インフ
ルエンザB型/ペルオキシダーゼ)を膜上に分注し、試
薬が完全に吸収された後に装置を二(2)分間放置し
た。
【0048】9.装置ウェルが一杯になるまで試薬4を
分注し、完全に吸収させた。
【0049】10.試薬5(四(4)滴)をウェル上に
分注し、試薬を吸収させた。
【0050】11.試薬6(四(4)滴)、アルカリフ
ォスファターゼの基質を膜上に分注し、装置を五(5)
分間放置した。非常に濃いオレンジの三角形が観察され
た。
【0051】12.試薬7(四(4)滴)、ペルオキシ
ダーゼ基質を分注し、装置を五(5)分間放置した。三
角形の色に変化はなかった。
【0052】13.試薬5(四(4)滴)を膜上に分注
し、完全に吸収させた。
【0053】(実施例2) (工程5で)インフルエンザA型抗原の代りにインフル
エンザB型抗原を利用する点を除いては、実施例1(工
程1〜13)と同様に実験を繰り返した。この場合に、
工程11では三角形は観察されなかった。工程12にお
いて、紺青色の三角形が観察された。
【0054】実験は、工程5においてネガティブコント
ロール溶液を用いて繰り返した。この場合、工程11ま
たは工程12において三角形は観察されなかった。
【0055】本発明は、多くの異なる形態の実施形態に
よって充足され、本発明の好ましい実施形態が詳述され
ている。本発明の開示は明細書中の代表的なものであ
り、本発明がそれらにより制限されるものではないこと
が理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、Directigen(登録商標)
(ベクトン ディッキンソン)インフルエンザ検出装置
のフローコントローラに試料を塗布している状態を表す
図である。
【図2】図2は、洗浄用液をフローコントローラに塗布
している状態を表す図である。
【図3】図3は、インフルエンザA型抗原の存在を示す
ポジティブな試験結果を表す図である。
【図4】図4は、インフルエンザA型抗原の不存在を示
すネガティブな試験結果を表す図である。
【符号の説明】
1 装置 2 フローコントローラ 3 三角の開口部 4 ナイロン膜 6 円形の開口部 7 発色した三角形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 デービッド ミラニック アメリカ合衆国 55082 ミネソタ州 ス ティルウォーター ユニット 4ビー 60 ストリート ノース 14847 (72)発明者 スティーブン ジェイ. ラベル アメリカ合衆国 21093 メリーランド州 ルーテルビル オールド エルム コー ト 1

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトインフルエンザA型またはB型を診
    断するための方法であって、 a)インフルエンザA型ウイルスまたはインフルエンザ
    B型ウイルスを含んでいる疑いのある試験試料を準備す
    る工程と、 b)試験試料を、ウイルス抗原が結合する固相に接触さ
    せる工程と、 c)固相を、第一酵素へ結合している抗インフルエンザ
    A型抗体および第二酵素へ結合している抗インフルエン
    ザB型抗体と接触させる工程と、 d)固相を第一酵素と第二酵素の基質に接触させる工程
    と、 e)第一酵素と第二酵素の少なくとも一方の作用によっ
    て固相上に付着した発色沈殿物を視覚的に検出すること
    により、ウイルス抗原の存在または量を決定する工程と
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 第一酵素がペルオキシダーゼ、ウレアー
    ゼ、ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、アル
    カリフォスファターゼ、およびベータ−グルクロニダー
    ゼからなる群から選択され、第二酵素がペルオキシダー
    ゼ、ウレアーゼ、ガラクトシダーゼ、グルコースオキシ
    ダーゼ、アルカリフォスファターゼ、およびベータ−グ
    ルクロニダーゼからなる群から選択されることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 固相として、Directigen(登
    録商標)インフルエンザキット中に用意されている装置
    を使用することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ウイルス抗原が、インフルエンザA
    型抗原またはインフルエンザB型抗原であることを請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記インフルエンザB型抗原が、B L
    ee 40株であることを特徴とする請求項4に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記インフルエンザA型抗原が、サブタ
    イプH1N1のインフルエンザA型ウイルスであること
    を特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 インフルエンザA型抗体が、アルカリフ
    ォスファターゼに結合していることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 インフルエンザB型抗体が、ホースラデ
    ィッシュペルオキシダーゼに結合していることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 インフルエンザA型抗体が、ベータ−グ
    ルクロニダーゼに結合していることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 インフルエンザB型抗体が、ベータ−
    グルクロニダーゼに結合していることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
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Cited By (11)

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