JP2001124459A - 熱搬送回路 - Google Patents

熱搬送回路

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JP2001124459A
JP2001124459A JP30506599A JP30506599A JP2001124459A JP 2001124459 A JP2001124459 A JP 2001124459A JP 30506599 A JP30506599 A JP 30506599A JP 30506599 A JP30506599 A JP 30506599A JP 2001124459 A JP2001124459 A JP 2001124459A
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JP
Japan
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heat transfer
heat exchanger
airflow
fins
blower
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JP30506599A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Taniguchi
光▲のり▼ 谷口
Takumi Kida
琢己 木田
Kenichi Morishita
賢一 森下
▲たつ▼井  洋
Hiroshi Tatsui
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫や冷凍庫等の空気強制循環式冷却機器
に使用され、冷媒と空気等の流体間で熱の授受を行い、
空気等を庫内に搬送するための熱搬送回路に関するもの
であり、フィン付熱交換器のフィン配列方向の風量を均
一化することにより、冷却能力を向上させる。 【解決手段】 フィン付熱交換器2と壁7aとの間に送
風装置の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に
向かうに従って、フィン付熱交換器2と壁7aとの間を
大きくした空気のバイパス風路8を設けたことにより、
フィン3の配列方向に均一な風量分布となり、冷却能力
を向上することができるとともに、着霜量もフィン3の
配列方向に均一な分布となり、除霜運転時間も短縮でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫や冷凍庫等の
空気強制循環式冷却機器に使用され、冷媒と空気等の流
体間で熱の授受を行い、冷却空気等を庫内に搬送するた
めの熱搬送回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫あるいは冷凍庫の連続運転
時間を延長するため、フィン付熱交換器と風路との間に
バイパス風路を設け、熱搬送回路の耐着霜性能を向上す
る等の工夫がなされている。
【0003】従来の熱搬送回路としては、特開平2−2
51077号公報に開示されているものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の熱搬
送回路の説明をする。
【0005】図7は、従来の熱搬送回路の正面図であ
る。図7において、1は送風装置であり、プロペラ等を
回転させることにより空気を流動させている。図8は図
7のA−A断面図である。図8において、2はフィン付
熱交換器である。3はアルミ材等を材料とするフィンで
あり、気流と平行に一定間隔で並べられている。4はフ
ィン3に直角に挿入され、気流方向に複数配列された、
銅等を材料とする伝熱管であり、フィン付熱交換器2
は、フィン3及び伝熱管4により構成されている。5は
プラスチック等を材料とする壁であり、フィン付熱交換
器2を挟むように配置されている。6はバイパス風路で
壁5aをフィン付熱交換器2と壁5bとで挟み込むこと
により、気流上流側に設けられている。
【0006】図9は、図7のB−B断面図である。バイ
パス風路6はフィン3の配列方向に均一に設けられてい
る。
【0007】以上のように構成された熱搬送回路につい
て、以下その動作を説明する。
【0008】図8において、伝熱管4の内部はフロン等
の冷媒が循環しており、その冷媒の熱が伝熱管4からフ
ィン3へ伝わり、フィン3間を流れる空気と熱の授受を
行う。空気の冷却が進行するのにともない、フィン付熱
交換器2の気流上流側付近のフィン3表面には霜が形成
され、空気の流路が狭くなり、冷却能力が低下するた
め、定期的に冷却運転を停止し、除霜運転を行ってい
る。このため、フィン付熱交換器2と壁5の間に、バイ
パス風路6を設け、空気の流路を確保することにより、
冷却運転時間を延長する工夫がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、フィン付熱交換器2と壁5bの間にバイ
パス風路6がフィン3の配列方向に均一に設けられてい
るため、送風装置1の気流上流側投影部のフィン付熱交
換器2の気流下流側端から送風装置1までの距離が最も
短いため、風路の摩擦抵抗が小さくなることと、比較的
直線的に気流が送風装置1に吸い込まれるため、形状損
失も小さくなることにより、送風装置1の気流上流側投
影部のフィン付熱交換器2を通過する風量が最も多くな
る。これに対し、送風装置1の気流上流側投影部から伝
熱管4と平行な方向に向かうに従い、フィン付熱交換器
2の気流下流側端から送風装置1までの距離が長くな
り、風路の摩擦抵抗が大きくなることと、フィン付熱交
換器2の気流下流側端から送風装置1への屈曲が大きく
なるため、形状損失が大きくなることにより、送風装置
1の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に向か
うに従い、フィン付熱交換器2を通過する風量が少なく
なる。
【0010】これらにより、フィン3のフィン配列方向
に風量分布ができ、送風装置1の気流上流側投影部から
伝熱管4と平行な方向に向かうに従い冷却能力が低下
し、フィン付熱交換器2全体の冷却能力が低下するとい
う問題があった。また、フィン付熱交換器2のフィン3
表面に形成される着霜量も冷却能力が大きい送風装置1
の気流上流側投影部のフィン3には多量に付着し、送風
装置1の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に
向かうに従い、着霜量も減少する。このため、フィン3
の配列方向の着霜量にも分布ができ、除霜運転を行う
と、送風装置1の気流上流側投影部から伝熱管4と平行
な方向に離れた場所のフィン3では、除霜が完了してい
るにもかかわらず、送風装置1の気流上流側投影部のフ
ィン3には霜が残っており、除霜運転時間が長くなると
いう問題もあった。
【0011】本発明は、従来の課題を解決するもので、
風量分布に合わせてバイパス風路の開口部を変えること
により、冷却能力の偏りを低減し、フィン付熱交換器全
体の冷却能力を向上させることにより、熱搬送回路の冷
却能力を向上させることと、着霜量の偏りを低減し、除
霜運転時間を短縮することを目的とする。
【0012】また本発明は、風量分布に合わせてバイパ
ス風路の長さを気流方向に変えることにより、冷却能力
の偏りを低減し、フィン付熱交換器全体の冷却能力を向
上させることにより、熱搬送回路の冷却能力を向上させ
ることを目的とする。
【0013】さらに、本発明は、壁形状を改善すること
により、フィン付熱交換器の冷却能力を向上させること
により、熱搬送回路の冷却能力を向上させることを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、送風装置と、送風装置の吸い込み気流と平
行に一定間隔で並べられ、相互間を空気が流動するフィ
ンとフィンに直交して設けられ、内部を冷媒が流動する
伝熱管とから構成され、フィンの配列方向の長さが送風
装置よりも大きなフィン付熱交換器と、フィン付熱交換
器の気流方向に平行かつ伝熱管の長手方向に対して略垂
直な側面に壁を配置した熱搬送回路において、フィン付
熱交換器と壁との間に送風装置の気流上流側投影部から
伝熱管と平行な方向に向かうに従って、フィン付熱交換
器と壁との間を大きくした空気のバイパス風路を設けた
ものである。
【0015】これにより、気流上流側投影部から伝熱管
と平行な方向に向かうに従い、フィン付熱交換器の気流
上流部の開口面積を大きくすることができ、摩擦抵抗が
低減され、風量分布が比較的均一になり、冷却能力をフ
ィンの配列方向に比較的均一することができ、熱搬送回
路の冷却能力を向上させることができる。また、冷却能
力を均一にできるため、フィン表面の着霜量も比較的均
一にすることができ、除霜運転時間を短くすることがで
きる。
【0016】また、本発明は、送風装置と、送風装置の
吸い込み気流と平行に一定間隔で並べられ、相互間を空
気が流動するフィンとフィンに直交して設けられ、内部
を冷媒が流動する伝熱管とから構成され、フィンの配列
方向の長さが送風装置よりも大きなフィン付熱交換器
と、フィン付熱交換器の気流方向に平行かつ伝熱管の長
手方向に対して略垂直な側面に壁を配置した熱搬送回路
において、フィン付熱交換器と壁との間に送風装置の気
流上流側投影部から伝熱管と平行な方向に向かうに従っ
て、フィン付熱交換器と壁との間に気流方向の長さが大
きくなるように空気のバイパス風路を設けたものであ
る。
【0017】これにより、気流上流側投影部から伝熱管
と平行な方向に向かうに従い、バイパス風路部が増すた
め、摩擦損失が低減され、風量分布が比較的均一にな
り、冷却能力をフィンの配列方向に比較的均一すること
ができ、熱搬送回路の冷却能力を向上させることができ
る。また、気流上流側投影部から伝熱管と平行な方向に
向かうに従い、気流と接する温度境界層を分断し冷却能
力が大きいフィンの端部が増し、冷却能力が小さくなる
気流上流側投影部から伝熱管と平行な方向に向かうに従
い冷却能力をさらに向上することができ、熱搬送回路の
冷却能力をさらに向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、送風装置と、前記送風装置の吸い込み気流と平行に
一定間隔で並べられ、相互間を空気が流動するフィンと
前記フィンに直交して設けられ、内部を冷媒が流動する
伝熱管とから構成され、前記フィンの配列方向の長さが
前記送風装置よりも大きなフィン付熱交換器と、前記フ
ィン付熱交換器の気流方向に平行かつ前記伝熱管の長手
方向に対して略垂直な側面に壁を配置した熱搬送回路に
おいて、前記フィン付熱交換器と前記壁との間に前記送
風装置の気流上流側投影部から前記伝熱管と平行な方向
に向かうに従って、前記フィン付熱交換器と前記壁との
間を大きくした空気のバイパス風路を設けたことを特徴
としたものである。
【0019】そして、気流上流側投影部から伝熱管と平
行な方向に向かうに従い、フィン付熱交換器の気流上流
部の開口面積を大きくすることができ、摩擦抵抗が低減
され、風量分布が比較的均一になり、冷却能力をフィン
の配列方向に比較的均一にすることができ、熱搬送回路
の冷却能力を向上させることができる。また、冷却能力
を均一にできるため、フィンの配列方向にフィン表面の
着霜量も比較的均一にすることができ、フィンの配列方
向に均一に除霜できるため、除霜運転時間を短くするこ
とができる。
【0020】請求項2に記載の本発明は、送風装置と、
前記送風装置の吸い込み気流と平行に一定間隔で並べら
れ、相互間を空気が流動するフィンと前記フィンに直交
して設けられ、内部を冷媒が流動する伝熱管とから構成
され、前記フィンの配列方向の長さが前記送風装置より
も大きなフィン付熱交換器と、前記フィン付熱交換器の
気流方向に平行かつ前記伝熱管の長手方向に対して略垂
直な側面に壁を配置した熱搬送回路において、前記フィ
ン付熱交換器と前記壁との間に前記送風装置の気流上流
側投影部から前記伝熱管と平行な方向に向かうに従っ
て、前記フィン付熱交換器と前記壁との間に気流方向の
長さが大きくなるように空気のバイパス風路を設けたこ
とを特徴としたものである。
【0021】そして、気流上流側投影部から伝熱管と平
行な方向に向かうに従い、バイパス風路部が増すため、
摩擦損失が低減され、風量分布が比較的均一になり、冷
却能力をフィンの配列方向に比較的均一することがで
き、熱搬送回路の冷却能力を向上させることができる。
また、気流上流側投影部から伝熱管と平行な方向に向か
うに従い、気流と接する温度境界層を分断し冷却能力が
大きいフィンの端部が増し、冷却能力が小さくなる気流
上流側投影部から伝熱管と平行な方向に向かうに従い冷
却能力をさらに向上することができ、熱搬送回路の冷却
能力をさらに向上させることができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明の壁の表面で、フィン付熱交換器
と相対する面上に気流上流側から順に大きくなるように
凸状の突起を複数設けたものである。
【0023】そして、凸状の突起を空気とフィンとの温
度差が大きく、冷却能力が大きい気流上流側から空気と
フィンとの温度差が小さく、冷却能力が小さい気流下流
側に順に大きくすることにより、フィン付熱交換器内を
流れる風量を気流上流側から下流側へ順に大きくするこ
とができ、フィン全面で効率よく熱交換することができ
るため、冷却能力をさらに向上することができ、熱搬送
回路の冷却能力をさらに向上させることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図
6を用いて説明する。なお、従来と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
熱搬送回路の正面図である。図2は図1のC−C断面図
である。図3は図1のD−D断面図である。
【0026】図2において、1は軸流式等の送風装置、
2はフィン付熱交換器、3はフィン、4は伝熱管であ
り、従来の構成と同じものである。7はプラスチック等
を材料とする壁であり、フィン付熱交換器2を挟むよう
に配置されている。8はバイパス風路で壁7aをフィン
付熱交換器2と壁7bとで挟み込むことにより、気流上
流側に設けられている。図3において、バイパス風路8
は送風装置1の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な
方向に向かうに従い、フィン付熱交換器2と壁7bとの
間を大きくするように設けられている。
【0027】以上のように構成された熱搬送回路につい
て、以下その動作を説明する。
【0028】図2において、伝熱管4の内部はフロン等
の冷媒が循環しており、その冷媒の熱が伝熱管4からフ
ィン3へ伝わり、送風装置1が駆動することにより、気
流が生じ、フィン3間を空気が流れ、フィン3と空気が
熱の授受を行う。この際、バイパス風路8は送風装置1
の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に向かう
に従い、フィン付熱交換器2と壁7bとの間を大きくす
るように設けられているため、送風装置1の気流上流側
投影部から伝熱管4と平行な方向に向かうに従い、フィ
ン付熱交換器2の気流上流部の開口面積を大きくするこ
とができ、摩擦抵抗が低減され、風流分布が比較的均一
になり、冷却能力をフィン3の配列方向に比較的均一に
することができ、熱搬送回路の冷却能力を向上させるこ
とができる。また、冷却能力を均一にできるため、フィ
ン3表面の着霜量もフィン3の配列方向に比較的均一に
することができ、フィン3の配列方向で均一に除霜がで
きるため、除霜運転時間を短くすることができる。
【0029】なお、本実施例では、壁7aと壁7bとに
分割した構成としているが、壁7aと壁7bが一体のも
のでも同じ作用を奏する。
【0030】(実施例2)図4は、本発明の実施例2の
熱搬送回路の伝熱管に垂直な方向の断面図である。
【0031】図4において、1は軸流式等の送風装置、
2はフィン付熱交換器、3はフィン、4は伝熱管であ
り、従来の構成と同じものである。9はプラスチック等
を材料とする壁であり、フィン付熱交換器2を挟むよう
に配置されている。10はバイパス風路で壁9aをフィ
ン付熱交換器2と壁9bとで挟み込むことにより、気流
上流側に設けられている。図5は本実施例の送風装置1
と壁7bとを取り除いた斜視図である。
【0032】同図において、バイパス風路10は送風装
置1の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に向
かうに従い、フィン付熱交換器2と壁7bとの間に気流
方向の長さが大きくなるように設けられている。
【0033】以上のように構成された熱搬送回路につい
て、以下その動作を説明する。
【0034】図4において、伝熱管4の内部はフロン等
の冷媒が循環しており、その冷媒の熱が伝熱管4からフ
ィン3へ伝わり、送風装置1が駆動することにより、気
流が生じ、フィン3間を空気が流れ、フィン3と空気が
熱の授受を行う。この際、バイパス風路10は、送風装
置1の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に向
かうに従い、フィン付熱交換器2と壁7bとの間に気流
方向の長さが大きくなるように設けられているため、気
流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に向かうに従
い、バイパス風路10部が増すため、摩擦損失が低減さ
れ、風量分布が比較的均一になり、冷却能力をフィン3
の配列方向に比較的均一にすることができ、熱搬送回路
の冷却能力を向上させることができる。
【0035】また、気流上流側投影部から伝熱管4と平
行な方向に向かうに従い、気流と接する温度境界層を分
断し冷却能力が大きいフィン3の端部が増し、冷却能力
が小さくなる気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方
向に向かうに従い冷却能力をさらに向上することがで
き、熱搬送回路の冷却能力をさらに向上させることがで
きる。
【0036】なお、本実施例では、壁9aと壁9bとに
分割した構成としているが、壁9aと壁9bが一体のも
のでも同じ作用を有する。
【0037】(実施例3)図6は、本発明の実施例3の
熱搬送回路の伝熱管に垂直な方向の断面図である。
【0038】図6において、1は軸流式等の送風装置、
2はフィン付熱交換器、3はフィン、4は伝熱管であ
り、従来の構成と同じものである。11はプラスチック
等を材料とする壁であり、フィン付熱交換器2を挟むよ
うに配置されている。12はバイパス風路で壁11aを
フィン付熱交換器2と壁11bとで挟み込むことによ
り、気流上流側に設けられており、実施例2のバイパス
風路10と同じものである。13は壁11bの表面で、
フィン付熱交換器2と相対する面上に気流上流側から順
に大きくなるように設けられた凸状の突起である。
【0039】以上のように構成された熱搬送回路につい
て、以下その動作を説明する。
【0040】図6において、伝熱管4の内部はフロン等
の冷媒が循環しており、その冷媒の熱が伝熱管4からフ
ィン3へ伝わり、送風装置1が駆動することにより、気
流が生じ、フィン3間を空気が流れ、フィン3と空気が
熱の授受を行う。この際、バイパス風路12は、送風装
置1の気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に向
かうに従い、フィン付熱交換器2と壁11bとの間に気
流方向の長さが大きくなるように設けられているため、
気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方向に向かうに
従い、バイパス風路12部が増すため、摩擦損失が低減
され、風量分布が比較的均一になり、冷却能力をフィン
3の配列方向に比較的均一にすることができ、熱搬送回
路の冷却能力を向上させることができる。
【0041】また、気流上流側投影部から伝熱管4と平
行な方向に向かうに従い、気流と接する温度境界層を分
断し冷却能力が大きいフィン3の端部が増し、冷却能力
が小さくなる気流上流側投影部から伝熱管4と平行な方
向に向かうに従い冷却能力を向上することができ、かつ
凸状の突起13を空気とフィン3との温度差が大きく、
冷却能力が大きい気流上流側から空気とフィン3との温
度差が小さく、冷却能力が小さい気流下流側に順に大き
くすることにより、フィン付熱交換器2内を流れる風量
を気流上流側から下流側へ順に大きくすることにより、
フィン3全面で効率よく熱交換することができるため、
冷却能力をさらに向上することができ、熱搬送回路の冷
却能力をさらに向上させることができる。
【0042】なお、本実施例では、壁11aと壁11b
とに分割した構成としているが、壁11aと壁11bが
一体のものでも同じ作用を有する。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送風装置
と、送風装置の吸い込み気流と平行に一定間隔で並べら
れ、相互間を空気が流動するフィンとフィンに直交して
設けられ、内部を冷媒が流動する伝熱管とから構成さ
れ、フィンの配列方向の長さが送風装置よりも大きなフ
ィン付熱交換器と、フィン付熱交換器の気流方向に平行
かつ伝熱管の長手方向に対して略垂直な側面に壁を配置
した熱搬送回路において、フィン付熱交換器と壁との間
に送風装置の気流上流側投影部から伝熱管と平行な方向
に向かうに従って、フィン付熱交換器と壁との間を大き
くした空気のバイパス風路を設けたので、気流上流側投
影部から伝熱管と平行な方向に向かうに従い、フィン付
熱交換器の気流上流部の開口面積を大きくすることがで
き、摩擦抵抗が低減され、風量分布が比較的均一にな
り、冷却能力をフィンの配列方向に比較的均一にするこ
とができ、熱搬送回路の冷却能力を向上させることがで
きる。また、冷却能力を均一にできるため、フィンの配
列方向にフィン表面の着霜量も比較的均一にすることが
でき、フィンの配列方向に均一に除霜できるため、除霜
運転時間を短くすることができる。
【0044】また、送風装置と、送風装置の吸い込み気
流と平行に一定間隔で並べられ、相互間を空気が流動す
るフィンとフィンに直交して設けられ、内部を冷媒が流
動する伝熱管とから構成され、フィンの配列方向の長さ
が送風装置よりも大きなフィン付熱交換器と、フィン付
熱交換の気流方向に平行かつ伝熱管の長手方向に対して
略垂直な側面に壁を配置した熱搬送回路において、フィ
ン付熱交換器と壁との間に送風装置の気流上流側投影部
から伝熱管と平行な方向に向かうに従って、フィン付熱
交換器と壁との間に気流方向の長さが大きくなるように
空気のバイパス風路を設けたので、気流上流側投影部か
ら伝熱管と平行な方向に向かうに従い、バイパス風路部
が増すため、摩擦損失が低減され、風量分布が比較的均
一になり、冷却能力をフィンの配列方向に比較的均一に
することができ、熱搬送回路の冷却能力を向上させるこ
とができる。また、気流上流側投影部から伝熱管と平行
な方向に向かうに従い、気流と接する温度境界層を分断
し冷却能力が大きいフィンの端部が増し、冷却能力が小
さくなる気流上流側投影部から伝熱管と平行な方向に向
かうに従い冷却能力をさらに向上することができ、熱搬
送回路の冷却能力をさらに向上させることができる。
【0045】また、壁の表面で、フィン付熱交換器と相
対する面上に気流上流側から順に大きくなるように凸状
の突起を複数設けたので、空気とフィンとの温度差が大
きく、冷却能力が大きい気流上流側から空気とフィンと
の温度差が小さく、冷却能力が小さい気流下流側に順に
凸状の突起を大きくすることにより、フィン付熱交換器
内を流れる風量を気流上流側から下流側へ順に大きくす
ることにより、フィン全面で効率よく熱交換することが
できるため、冷却能力をさらに向上することができ、熱
搬送回路の冷却能力をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による熱搬送回路の正面図
【図2】図1におけるC−C断面図
【図3】図1におけるD−D断面図
【図4】本発明の実施例2による熱搬送回路の断面図
【図5】本発明の実施例2による熱搬送回路の斜視図
【図6】本発明の実施例3による熱搬送回路の断面図
【図7】従来の熱搬送回路の正面図
【図8】図7におけるA−A断面図
【図9】図7におけるB−B断面図
【符号の説明】
1 送風装置 2 フィン付熱交換器 3 フィン 4 伝熱管 7a,7b,9a,9b,11a,11b 壁 8,10,12 バイパス風路 13 突起
フロントページの続き (72)発明者 森下 賢一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 ▲たつ▼井 洋 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風装置と、前記送風装置の吸い込み気
    流と平行に一定間隔で並べられ、相互間を空気が流動す
    るフィンと前記フィンに直交して設けられ、内部を冷媒
    が流動する伝熱管とから構成され、前記フィンの配列方
    向の長さが前記送風装置よりも大きなフィン付熱交換器
    と、前記フィン付熱交換器の気流方向に平行かつ前記伝
    熱管の長手方向に対して略垂直な側面に壁を配置した熱
    搬送回路において、前記フィン付熱交換器と前記壁との
    間に前記送風装置の気流上流側投影部から前記伝熱管と
    平行な方向に向かうに従って、前記フィン付熱交換器と
    前記壁との間を大きくした空気のバイパス風路を設けた
    ことを特徴とする熱搬送回路。
  2. 【請求項2】 送風装置と、前記送風装置の吸い込み気
    流と平行に一定間隔で並べられ、相互間を空気が流動す
    るフィンと前記フィンに直交して設けられ、内部を冷媒
    が流動する伝熱管とから構成され、前記フィンの配列方
    向の長さが前記送風装置よりも大きなフィン付熱交換器
    と、前記フィン付熱交換器の気流方向に平行かつ前記伝
    熱管の長手方向に対して略垂直な側面に壁を配置した熱
    搬送回路において、前記フィン付熱交換器と前記壁との
    間に前記送風装置の気流上流側投影部から前記伝熱管と
    平行な方向に向かうに従って、前記フィン付熱交換器と
    前記壁との間に気流方向の長さが大きくなるように空気
    のバイパス風路を設けたことを特徴とする熱搬送回路。
  3. 【請求項3】 前記壁の表面で、前記フィン付熱交換器
    と相対する面上に気流上流側から順に大きくなるように
    凸状の突起を複数設けた請求項1または請求項2に記載
    の熱搬送回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015075266A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 昭和電工株式会社 冷蔵装置

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