JP2001124200A - 作業車両の静油圧式無段変速装置 - Google Patents

作業車両の静油圧式無段変速装置

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JP2001124200A JP30203899A JP30203899A JP2001124200A JP 2001124200 A JP2001124200 A JP 2001124200A JP 30203899 A JP30203899 A JP 30203899A JP 30203899 A JP30203899 A JP 30203899A JP 2001124200 A JP2001124200 A JP 2001124200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常多用される出力要求に合わせてHSTの
容量を定め、作業内容に応じて随時出力を増大できるよ
うにしたHSTを得る。 【解決手段】 可変式油圧ポンプ31と、この油圧ポン
プ31にて駆動される油圧モータ32とを備えた静油圧
式無段変速装置(HST)12に於いて、油圧モータ3
2の傾転角切替ポート41に掛かるポート圧力は、方向
制御弁42の切替により2段階に変更可能であり、この
方向制御弁42は電磁弁45によって切り替わる。HS
Tペダル21の踏み込み量をポテンショメータ39で検
出し、且つ、アーム角センサ28によりアームが上げ位
置にあるか否かを判定する。アーム下げ位置では、コン
トローラ40は作業負荷が大であると見做して電磁弁4
5を開放位置(ハ)にして方向制御弁42を(ロ)位置
に切り替える。従って、油圧モータ32の傾転角が大と
なり、HST12の出力トルクが高トルクとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業車両の静油圧式
無段変速装置に関するものであり、特に、トラクタや田
植え機等の作業車両の静油圧式無段変速装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】比較的
小型の作業車両に於いては、エンジン動力を静油圧式無
段変速装置(HST)によって変速するものが知られて
いる。該HSTはエンジン動力によって駆動される可変
式油圧ポンプと、この油圧ポンプにて駆動される油圧モ
ータとを組み合わせて構成され、トラニオン軸の回転に
て油圧ポンプの傾転角を変更することにより、油圧モー
タの回転を無段階に変速して出力するものである。
【0003】しかし、道路等を高速走行する場合と、作
業機を装着して負荷が掛かった状態で走行する場合とで
は、HSTに対する出力要求が異なってくる。最大の出
力要求に合わせて容量の大きなHSTを搭載した場合は
駆動馬力が大きくなり、出力要求が小さなときであって
も無駄な馬力を消費することになり、非効率であるとと
もに、消費する燃料が多くなって不経済である。一方、
容量の小さいHSTを搭載し、出力要求が大きいときは
変速装置によって出力トルクを増大させることもできる
が、副変速装置の変速段数が増えるため操作性が悪くな
る。
【0004】そこで、通常多用される出力要求に合わせ
てHSTの容量を定め、作業内容に応じて随時出力を増
大できるようにしたHSTを得るために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、エンジンの回転動力
にて駆動され、且つ、変速ペダルの踏み込み操作に応じ
て吐出量を変更する可変式油圧ポンプと、この油圧ポン
プにて駆動される油圧モータとを具備する静油圧式無段
変速装置を搭載した作業車両に於いて、前記油圧モータ
に内部斜板の傾転角を段階的に変更するアクチュエータ
を設けるとともに、機体に連結した作業機の高さを検出
するセンサを設け、該センサの検出値に応じて前記油圧
モータの傾転角を変更し、前記油圧モータの出力トルク
を切り替えるように構成した作業車両の静油圧式無段変
速装置を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてトラ
クタ10を示し、機体の前部にエンジン11を搭載し、
該エンジン11の回転動力は静油圧式無段変速装置(H
ST)12により減速されてトランスミッション13に
伝達され、走行系及びPTO系に分岐される。走行系の
動力にて前輪14及び後輪15が駆動され、機体後部に
例えばロータリ作業機(図示せず)等を連結したとき
は、PTO系に動力にて該ロータリ作業機が駆動され
る。尚、16はリフトアームであり、リフトシリンダ1
7の伸縮によって上下回動する。
【0007】一方、運転席18の前方にステアリングハ
ンドル19が設けられ、該ステアリングハンドル19の
近傍に作業機昇降レバー20を設けてある。前述したよ
うに、機体後部にロータリ作業機を連結したときは、該
作業機昇降レバー20の操作により、前記リフトシリン
ダ17が駆動されてリフトアーム16が上下回動し、リ
ンク機構を介してロータリ作業機が昇降する。また、運
転席18の下方のフロアには、変速ペダルであるHST
ペダル21が前後回動可能に設けられ、後述するよう
に、該HSTペダル21を踏み込むことによって、前記
HST12の回転出力を変速できるように形成してあ
る。
【0008】本実施の形態では、当該トラクタ10にて
掘削作業を行えるように、機体の前方に左右一対のアー
ム22,22を取り付け、このアーム22,22の先端
部にバケット23を装着してある。前記アーム22はア
ームシリンダ24の伸縮により上下に回動し、バケット
23はバケットシリンダ25の伸縮によって掬い動作が
行われる。前記ステアリングハンドル19の前方には、
作業機操作レバーであるアーム操作レバー26及びバケ
ット操作レバー27が設けられており、該アーム操作レ
バー26及びバケット操作レバー27にて前記アームシ
リンダ24及びブームシリンダ25の伸縮操作が行われ
る。尚、28はアームの持上げ角を検出するためのアー
ム角センサであり、29はバケットの掬い角を検出する
ためのバケット角センサである。
【0009】図2及び図3に示すように、前記HST1
2はクラッチハウジング30の後壁面に取り付けられて
おり、エンジン11の回転動力にて駆動される可変式油
圧ポンプ31と、この油圧ポンプ31にて駆動される油
圧モータ32とを備え、且つ、該HST12はトランス
ミッション13と一体に固設されたケース33内に収容
されている。エンジン11の回転動力は主クラッチ34
によって入り切りされ、主クラッチ34が入りの状態で
は、エンジン11の回転動力が主クラッチ34から後方
へ突出する回転軸35を経て前記HST12の油圧ポン
プ軸36に入力される。
【0010】油圧ポンプ31の側方に突設されたトラニ
オン軸37は、モータシリンダ若しくは油圧シリンダ等
のアクチュエータ38の駆動によって回動する。オペレ
ータが前記HSTペダル21を前後何れかに踏み込んだ
ときは、該HSTペダル21の踏み込み角をポテンショ
メータ39にて検出し、該ポテンショメータ39の検出
値に基づくコントローラ40から指令信号によって前記
アクチュエータ38が駆動され、トラニオン軸37が回
転して油圧ポンプ31の吐出量が無段階に変更される。
【0011】このように、HSTペダル21の踏み込み
量を電気的に検出してトラニオン軸37を回転させるた
め、HST12の出力を増大するときにHSTペダル2
1の踏力が少なくて済み、走行負荷の増加による踏力の
急変がなくなって安定した操作感が得られる。また、車
速を一定に保持するクルーズコントロール機能を簡単に
構成することができる。
【0012】ここで、油圧モータ32の内部斜版の傾転
角を変更する傾転角切替ポート41に掛かるポート圧力
は、方向制御弁42によって2段階に切り替わり、通常
は該方向制御弁42が(イ)位置にあって、傾転角切替ポ
ート41がタンク43に連通しているため、ポート圧力
が低圧となっている。従って、油圧モータ32の傾転角
が小となり、前記油圧ポンプ31の吐出量に応じて、モ
ータ軸44が低トルクにて回転する。即ち、機体の高速
走行に適した状態となる。
【0013】いま、前記コントローラ40からの指令に
より電磁弁45が開放位置(ハ)に切り替われば、油圧
源46のパイロット油が該電磁弁45を介して前記方向
制御弁42のパイロットポートに作用し、前記方向制御
弁42が(ロ)位置に切り替わる。従って、油圧ポンプ3
1の吐出油が傾転角切替ポート41に作用してポート圧
力が高圧となり、油圧モータ32の傾転角が大となって
モータ軸44が高トルクにて回転する。即ち、高負荷の
作業に適した状態となる。前記傾転角切替ポート41に
掛かるポート圧力を切り替える方向制御弁42と、該方
向制御弁42のパイロット圧を切り替える電磁弁45等
から、油圧モータ32の傾転角を段階的に変更するアク
チュエータが構成される。
【0014】前記電磁弁45の切り替えは、HSTペダ
ル21の踏み込み量と前記バケット23を装着したアー
ム22の持上げ角によって制御される。図3乃至図5に
示すように、掘削作業中は前記アーム角センサ28の検
出値によりアーム22が上げ位置にあるか否かを監視す
る(ステップ1)。アーム22が下げ位置にあるとき
は、バケット23が地面に接近して土砂を前方に押し寄
せながら走行している状態であり、作業負荷が大であ
る。然るときは、コントローラ40からの指令信号によ
り前記電磁弁45を開放位置(ハ)にし、方向制御弁4
2を(ロ)位置に切り替えて、油圧モータ32をLow
モードにする(ステップ4)。従って、油圧モータ32
の傾転角が大となり、該油圧モータ32は出力トルクが
高トルクにて回転し、図5の実線に示すように、HST
ペダル21の踏み込み量に対して一定の割合で油圧モー
タ32の回転数が増加する。
【0015】これに対して、ステップ1に於いてアーム
22が上げ位置にあるときは、バケット23が地面から
浮上して土砂を運搬するために走行している状態であ
り、土砂を押し寄せながら前進するときよりも作業負荷
が軽くなる。然るときは、前記ポテンショメータ39の
検出値によりHSTペダル21の踏込み量を監視する
(ステップ2)。HSTペダル21の踏み込み量が小で
あるときは、ステップ4にジャンプし、前述と同様にし
て油圧モータ32をLowモードにする。一方、ステッ
プ2に於いてHSTペダル21の踏み込み量が切替えポ
イント以上に大であるときは、前記電磁弁45を閉止位
置(ニ)にして方向制御弁42を(イ)位置に切り替
え、油圧モータ32をHighモードにする(ステップ
3)。従って、油圧モータ32の傾転角が小となり、該
油圧モータ32は低トルクにて高速回転するため、機体
は高速走行が可能となる。
【0016】このように、HSTペダル21の踏み込み
量とアーム操作レバー26の操作に連動し、作業負荷の
変動に応じて前記油圧モータ32の傾転角が変更される
ため、その都度スイッチ切り替え等の操作を行わずし
て、HST12の出力トルクを自動的に高低2段階に切
り替えることができる。
【0017】或いは、図1及び図3に示した作業機昇降
レバー20の操作によって前記電磁弁45を切り替える
ように構成してもよい。該作業機昇降レバー20は、前
述したように、リフトアーム16を回動してロータリ作
業機等を昇降させるものであるが、掘削作業を行う場合
はロータリ作業機が連結されていないので、該作業機昇
降レバー20は不要となっている。この作業機昇降レバ
ー20の操作によって前記電磁弁45を開閉すれば、オ
ペレータがステアリングハンドル19から手を離すこと
なく、前記油圧モータ32の傾転角を変更できる。斯く
して、非使用作業機操作レバーである前記作業機昇降レ
バー20の有効利用が図られるとともに、ステアリング
操作性を損なうことなくHST12の出力トルクを簡単
に切り替えることができる。
【0018】而して、図2に示すように、前記HST1
2にて変速された動力は、HST12の前面部に設けら
れた減速装置47にて減速された後に、駆動伝達軸48
を介してトランスミッション13に伝達され、更に、ト
ランスミッション13にて走行系の動力が変速された後
に、リヤデファレンシャル装置49を経て後輪15が駆
動される。
【0019】図6は前記HSTペダル21を示し、該H
STペダル21は前進ペダル21Fと後進ペダル21R
の2つのペダルにて構成され、1つのペダル軸51に前
進ペダルのハブ21Faと後進ペダルのハブ21Raが
同軸に枢着されている。図中右側を機体の前方向とすれ
ば、一方のハブ21Faの前方且つ斜め上方に前進ペダ
ル21Fが固設され、他方のハブ21Rの後方且つ斜め
上方に後進ペダル21Rが固設されている。また、前進
ペダルのハブ21Faの下面にアーム21Fbを垂設
し、後進ペダルのハブ21Raの下面にアーム21Rb
を垂設するとともに、一方のアーム21Fbに前進用の
リンク21Fcを連結し、他方のアーム21Rbに後進
用のリンク21Rcを連結する。更に、後進ペダルのア
ーム21Rbの下端部には第2のハブ21Rdが固設さ
れている。図示した状態では、この第2のハブ21Rd
は軸等に装着されず、中空状態となっている。
【0020】而して、オペレータがHSTペダル21を
踏み込むとき、つま先にて前進ペダル21Fを前方へ踏
み込めば、前記ペダル軸51を中心にハブ21Faが図
中時計回りに回動し、前進用のリンク21Fcが後方へ
押されて前記HST12のトラニオン軸37が前進側に
回転するため、機体が前進走行する。これに対して、踵
にて後進ペダル21Rを後方へ踏み込めば、前記ペダル
軸51を中心にハブ21Raが反時計回りに回動し、後
進用のリンク21Rcが前方へ引かれて前記HST12
のトラニオン軸37が後進側に回転するため、機体が後
進走行する。
【0021】図7は2ペダル式の構成を示し、前記ペダ
ル軸51の前方且つ斜め下方に第2のペダル軸52が平
行に設けられており、前述した図6の構成と同様に、一
方のペダル軸51には前進ペダル21Fのハブ21Fa
が枢着されている。また、他方のペダル軸52には前記
後進ペダル21Rを前後逆向きにして第2のハブ21R
dが枢着されている。尚、このとき前記ハブ21Raに
は軸等が装着されず、中空状態となっている。このよう
に、予め2つのペダル軸51,52を設けておくことに
より、図6に示した前後シーソー式のペダル配置と、図
7に示した2ペダル式のペダル配置とを、オペレータが
任意に選択することができる。
【0022】図8は機械式のクルーズコントロール機能
を備えたHSTペダル55を示し、該HSTペダル55
はペダル軸56に枢着されており、該HSTペダル55
と一体に回動可能なアーム57が装着されている。符号
58は前記トラニオン軸37と一体に回動するベルクラ
ンクアームであり、該ベルクランクアーム58の一端部
にリンク59を連結し、このリンク59を介して前記H
STペダル55の動きがトラニオン軸37に伝達され
る。
【0023】また、ピン60を中心に上下回動可能なア
ーム61を枢着し、該アーム61の上面に略V字形の凹
部62を設け、該アーム61の他端部に引張コイルばね
63を係止して該アーム61を上方へ付勢するととも
に、前記ベルクランクアーム58に枢着したローラ64
を該アーム61の凹部62に当接させる。トラニオン軸
37が中立位置にあるときは、該ローラ64が前記凹部
62の中央部に位置するように形成されている。
【0024】従って、オペレータが前記HSTペダル5
5に足を乗せて踏み込み操作を行えば、リンク59を介
してベルクランクアーム58が回動し、トラニオン軸3
7が回転して機体が前進または後進し、これと同時に、
ベルクランクアーム58の回動によって、前記ローラ6
4がアーム61を押し下げながら凹部62の斜面を転動
する。そして、オペレータが前記HSTペダル55から
足を外せば、前記引張コイルばね63によってアーム6
1が上方に付勢されているため、該アーム61に押され
てローラ64が凹部62の中央部に戻される。依って、
トラニオン軸37が中立位置に戻る。即ち、HSTペダ
ル55から足を外せば、HST12は自動的に中立位置
に復帰するように形成されている。
【0025】ここで、前記ベルクランクアーム58の他
端面に鋸歯状のフック65を設け、該フック65と対峙
する位置に、鋸歯状のラックアーム66を枢着する。オ
ペレータがHSTペダル55を踏み込んでトラニオン軸
37を回転させ、機体が走行しているときに、クルーズ
コントロール用のレバー若しくはペダル(何れも図示せ
ず)の操作により、リンク67を介して前記ラックアー
ム66がベルクランクアーム58側に押圧されると、前
記ラックアーム66にフック65が係止してベルクラン
クアーム58の回動が止まり、トラニオン軸37の回転
位置が保持される。従って、オペレータがHSTペダル
55の踏み込み操作を止めたとしても、機体が一定速度
で走行する。
【0026】クルーズコントロールを解除するには、H
STペダル55を前進側に(図中時計回りに)踏み込む
ことにより、フック65とラックアーム66の係止が外
れてベルクランクアーム58が回動可能となり、再び機
体の走行速度を任意に変更することができる。
【0027】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、作業車両に静油圧式無段変速装置(HST)を搭
載し、且つ、該HSTの油圧モータの傾転角を段階的に
変更するアクチュエータを設けるとともに、作業機の高
さを検出するセンサを設けてある。そして、作業機の高
さに応じて前記アクチュエータを駆動し、前記油圧モー
タの出力トルクを切り替えるようにしたので、スイッチ
切り替え等の操作を行わずして、作業負荷が増減に応じ
て自動的にHSTの出力トルクを変更することができ
る。
【0029】斯くして、通常多用される出力要求に合わ
せてHSTの容量を定めることができ、無駄な馬力を消
費することなく、作業内容に応じて随時出力を増大する
ことが可能となる等、正に著大なる効果を奏する発明で
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】掘削作業仕様のトラクタの側面図。
【図2】HST及びトランスミッションの構成を示す展
開縦断側面図。
【図3】HSTの制御回路図。
【図4】制御の手順を示すフローチャート。
【図5】HSTの出力特性を示すグラフ。
【図6】(a)は前後シーソー式のHSTペダルの平面
図、(b)は前後シーソー式のHSTペダルの側面図。
【図7】(a)は2ペダル式のHSTペダルの平面図、
(b)は2ペダル式のHSTペダルの側面図。
【図8】機械式のクルーズコントロール機能を備えたH
STペダルの側面図。
【符号の説明】
10 トラクタ 11 エンジン 12 静油圧式無段変速装置(HST) 26 アーム操作レバー 28 アーム角センサ 31 油圧ポンプ 32 油圧モータ 37 トラニオン軸 38 アクチュエータ 39 ポテンショメータ 40 コントローラ 41 傾転角切替ポート 42 方向制御弁 45 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D042 AA01 AA05 AB12 BA02 BA08 BD02 3J053 AA01 AB01 AB31 DA26 EA01 FC01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転動力にて駆動され、且
    つ、変速ペダルの踏み込み操作に応じて吐出量を変更す
    る可変式油圧ポンプと、この油圧ポンプにて駆動される
    油圧モータとを具備する静油圧式無段変速装置を搭載し
    た作業車両に於いて、前記油圧モータに内部斜板の傾転
    角を段階的に変更するアクチュエータを設けるととも
    に、機体に連結した作業機の高さを検出するセンサを設
    け、該センサの検出値に応じて前記油圧モータの傾転角
    を変更し、前記油圧モータの出力トルクを切り替えるよ
    うに構成したことを特徴とする作業車両の静油圧式無段
    変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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