JP2001124052A - チルト装置 - Google Patents
チルト装置Info
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- JP2001124052A JP2001124052A JP30250799A JP30250799A JP2001124052A JP 2001124052 A JP2001124052 A JP 2001124052A JP 30250799 A JP30250799 A JP 30250799A JP 30250799 A JP30250799 A JP 30250799A JP 2001124052 A JP2001124052 A JP 2001124052A
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Abstract
きさとのバランスによって被傾動部材の姿勢を保つよう
になっているチルト装置において、小形化を促進し、同
時に、摩擦抵抗の大きさの調節を可能にする。 【解決手段】 軸体1に取付具3を取り付ける。摩擦抵
抗を生じさせるためのトルク発生手段4が、制動体5
と、制動体5を軸体1の円周面12に押し付ける押圧部
材6と、押圧部材6による押圧力を増減調節するための
押圧力調節機構7とを有する。制動体5の傾斜した外周
面53と押圧部材6の作用面63とを押し合わせる。押
圧力調節機構7が、取付具3側の雌ねじ33と、押圧部
材6側の雄ねじ62と、取付具3側の受面34と、制動
体5の外周面53と、押圧部材6の作用面63とを有す
る。
Description
くは、互いに連結された2つの部材のうちの一方側部材
を他方側部材に対して相対的に傾動させることができ、
しかも、傾動後の姿勢にそのまま保持することのできる
チルト装置に関する。
材の姿勢を無段階に調節することができるようにしたも
のでは、被傾動部材の取り付けられる取付具が軸体に回
転可能に取り付けられている。また、回転させた取付具
を回転後の位置に保持するのに必要な力を摩擦抵抗によ
って生じさせるようにしている。そして、その摩擦抵抗
を生じさせる手段としてトルク発生手段が採用されてい
る。
重さとトルク発生手段が発生する摩擦抵抗の大きさとが
バランスしているときに、傾動後の被傾動部材の姿勢が
そのまま保持されるようになるので、被傾動部材がディ
スプレイ筐体のように重いときには、トルク発生手段が
被傾動部材の重さに見合う大きな摩擦抵抗を発生する能
力を有している必要がある。
複数箇所に幅狭谷形断面(V字形断面)の環状面を具備
させた回転軸に、内周の軸方向複数箇所にくさび状断面
を有する円弧状の凸条を備えた一対の半割筒を嵌合させ
ることによって、複数の環状面と複数の凸条の外面とを
各別に接触させると共に、一対の半割筒を取付けねじに
より結合し、軸体側を電子機器本体側に取り付け、ディ
スプレイ筐体を半割筒側に取り付けるようにしたチルト
装置が開示されている。このチルト装置では、環状面と
凸条の外面との接触によって必要な摩擦抵抗を得てい
る。
内周面に雌形テーパ部が形成された合成樹脂製の軸受ホ
ルダーに、回転シャフトの外周面に形成した雄形テーパ
部を嵌合して接触させ、軸受ホルダーをコイルばねで取
り囲んでその軸受ホルダーの拡開変形を防ぐようにした
チルト装置が記載されている。このチルト装置では、軸
受ホルダー側にOA機器本体を取り付け、回転シャフト
側にディスプレー体を取り付けてあり、上記した雌形テ
ーパ部と雄形テーパ部との接触によって必要な摩擦抵抗
を得ている。また、この公報に記載されているチルト装
置では、回転シャフトに板ばねやスプリングワッシャを
圧接させることによって摩擦抵抗を得られるようにもな
っている。
4−25796号公報に記載されているチルト装置で
は、摩擦抵抗を生じさせるのに必要な複数の環状面や複
数の凸条の外面の形状が、軸方向に並んだ複数のV字形
断面や複数のくさび状断面といった非常に複雑な形状に
なっていることからコスト高になり、また、チルト装置
の外観形状が大形化しやすいという問題点を持ってい
る。また、この公報に記載されているチルト装置では、
取付けねじによって一対の半割筒を締付け結合して環状
面と凸条の外面とを圧接させることにより、それらの初
期の圧接力に見合った摩擦抵抗が得られるようになって
いるだけであり、摩擦抵抗の大きさを増減調節したり微
調節したりする機能を備えていない。すなわち、一対の
半割筒を結合している取付けねじを少し緩めたり少し締
め付けたりするだけで、環状面と凸条の外面との圧接力
が急激に小さくなったり急激に大きくなったりするの
で、摩擦抵抗の大きさを増減調節したり微調節したりす
ることが困難である。
いるチルト装置についても、雌形テーパ部と雄形テーパ
部との初期の圧接力に見合った摩擦抵抗が得られるよう
になっているだけであり、摩擦抵抗の大きさを増減調節
したり微調節したりすることは不可能である。
抵抗の大きさを増減調節したり微調節したりする機能を
備えていなかったので、重さの異なる種々の被傾動部材
を選択的に取り付けることには不向きであり、特定の重
さの被傾動部材に対してその重さに見合う摩擦抵抗を発
揮し得るものを、その特定の被傾動部材に対して専用使
用することを余儀なくされるという不便があり、そのこ
とが、コスト高につながるという問題があった。
のであり、摩擦抵抗の大きさを増減調節したり微調節し
たりすることが容易に可能なチルト装置を提供すること
を目的とする。
ことが可能でありながら、摩擦抵抗の大きさを増減調節
したり微調節したりすることが容易に可能なチルト装置
を提供することを目的とする。
は、被傾動部材の取り付けられる取付具が軸体に取り付
けられている。また、軸体の軸線周りに回転させた取付
具を回転後の位置に保持するのに必要な力を摩擦抵抗に
よって生じさせるトルク発生手段を備えている。したが
って、取付具に取り付けられた被傾動部材と共に取付具
を軸体の軸線周りに回転させて被傾動部材の姿勢を変更
すると、被傾動部材の重さとトルク発生手段の作用によ
って発生した摩擦抵抗の大きさとのバランスによって被
傾動部材が変更後の姿勢に保持される。なお、上記取付
具は、軸体に固着されてその軸体と共にその軸体の軸線
まわりに回転するようになっていても、軸体に回転可能
に取り付けられていてもよい。
軸体に具備されている軸方向に平坦な円周面に接触して
配備された制動体と、この制動体を上記軸体の径方向に
押圧してその制動体を軸体の円周面に押し付ける押圧部
材と、上記制動体に対する押圧部材による押圧力を増減
調節するための押圧力調節機構と、を有している。この
発明において、制動体が押圧部材の押圧力を受けて軸体
の円周面に押し付けられると、押圧部材による押圧力に
見合う摩擦抵抗が軸体と制動体との接触箇所に発生す
る。また、押圧力調節機構によって押圧部材による押圧
力が増減調節されると、それに伴って上記接触箇所で発
生する摩擦抵抗も増減する。そのため、重い被傾動部材
を対象とするときには押圧部材の押圧力を増大させ、軽
い被傾動部材を対象とするときには押圧部材の押圧力を
軽減するといった調節を行うことによって、姿勢変更後
の被傾動部材の姿勢保持を確実にする行いたいあまり
に、被傾動部材の姿勢変更時の回転操作力がいたずらに
大きくなって被傾動部材の姿勢変更操作が行いにくくな
るといった事態を回避することが可能になる。
る軸体の円周面が軸方向に平坦な形状になっているの
で、冒頭で説明した特開平4−25796号公報に記載
されているチルト装置のように、軸体にV字形の環状面
を形成したり凸条にくさび状断面の外面を形成しておく
必要がなくなり、そのことによって顕著なコスト削減作
用が発揮されるようになる。
り囲む形態で配備されており、上記軸体の円周面に接触
される制動体の内面が、上記軸体の円周面に面接触状態
で重なり合う形状を有していることが望ましい。このよ
うになっていると、制動体と軸体の円周面との接触面積
を大きくしてトルク発生手段が発生する摩擦抵抗を大き
くしやすい。そのため、当該チルト装置の外観形状の大
きさの割に、発生させ得る摩擦抵抗の大きさ範囲を広く
定めることが可能になる。
う制動体の内面の形状は、たとえば円弧面とすることが
有益であり、そのためには、上記制動体が、上記軸体に
外嵌可能で円形の内周面を備えた筒体を周方向複数箇所
で分割することによって形成される複数のセグメントで
なる、という構成を採用することが望ましい。
に対して傾斜した外周面が具備されており、その外周面
に当接する作用面が上記押圧部材に具備されているもの
であってもよく、その場合には、上記押付力調節機構
が、制動体の上記外周面と押圧部材の上記作用面とに上
記軸体の軸線方向に向く押合い力を付与する機能(押合
い力発生機能)とその押合い力の大きさを増減調節する
機能(押合い力調節機能)とを備えていることが望まし
い。このものによると、押付力調節機構の機能によって
付与される制動体の外周面と押圧部材の作用面との押合
い力により制動体を軸体の円周面に押圧する力が発生す
る。また、押付力調節機構の機能によって上記押合い力
の大きさを増減調節することができるので、制動体を軸
体の円周面に押圧する力も増減調節することができるよ
うになる。
周面に接触して配備された制動体を収容する凹所と、そ
の凹所の周壁面に形成された雌ねじと、上記制動体の端
面を受け止める受面とを有し、上記押圧部材が、上記雌
ねじにねじ合わされる雄ねじを外周に備えかつ上記作用
面を内側に備えた筒体と、この筒体を回転操作するため
の手動操作部とを有し、上記押圧力調節機構が、上記雌
ねじと、上記雄ねじと、上記受面と、上記制動体の傾斜
した外周面と、上記押圧部材の作用面と、によって形成
されているものであってもよい。このものによると、手
動操作部で筒体を回転操作することによって、制動体を
軸体の円周面に押圧する力を増減調節してトルク発生手
段が発生する摩擦抵抗の大きさを増減調節することが可
能になる。また、押付力調節機構の押合い力発生機能
が、雌ねじに雄ねじをねじ込むことと、受面が制動体の
端面を受け止めることと、制動体の外周面と押圧部材の
作用面とが押し合うことと、によって発揮され、押付力
調節機構の押合い力調節機能が、雌ねじと雄ねじとのね
じ合わせ量を増減することによって発揮される。
付けられる別の取付具が取り付けられていることが望ま
しい。このようになっていると、たとえば、上記した被
傾動部材としてディスプレイ筐体を選び、別の取付具に
取り付けられる別の部材として、そのディスプレイ筐体
を支える脚体ないし台座を選ぶことが可能である。な
お、別の取付具は、軸体に回転可能に取り付けられる場
合と、軸体に固着されている場合とがある。
使用状態を説明するための側面図、図1のチルト装置を
同図の矢視II方向から見た概略平面図、図3は図2の
III−III線に沿う断面図、図4は図3の要部を拡
大した断面図、図5は軸体1と制動体5とを示す部分縦
断正面図、図6は軸体1と変形例による制動体5とを示
す部分縦断正面図である。
は、短寸でかつ円形断面のピン状シャフトでなる軸体1
と、この軸体1の左右の各端部に取り付けられた左右一
対の可動側取付具2,2と、それらの可動側取付具2,
2の相互間位置で軸体1に取り付けられた固定側取付具
3と、トルク発生手段4とを備えている。
具2,2は軸体1と一体となって軸体1の軸線周りで回
転することができるようになっている。すなわち、図1
に見られるように、可動側取付具2に非円形の取付孔2
1が開設されており、この取付孔21に、軸体1の端部
に形成した非円形断面の取付部13が回転不能に嵌合さ
れている。
可動側取付具2,2を回転させたときに、その可動側取
付具2,2を回転後の位置にそのまま保持するのに必要
な摩擦抵抗を生じさせる働きを担っており、図例では、
トルク発生手段4が、軸体1と固定側取付具3との左右
2箇所の取付け部分に対称に設けられている。
1に具備されている軸方向に平坦な円周面12に接触し
て配備された制動体5と、この制動体5を軸体1の径方
向(矢印a方向)に押圧してその制動体5を軸体1の円
周面12に押し付ける押圧部材6と、制動体5に対する
押圧部材6による押圧力を増減調節するための押圧力調
節機構7と、を有している。
嵌可能で円形の内周面を備えた筒体を周方向2箇所で分
割することによって形成された2つのセグメント51,
51が使われている。そして、2つのセグメント51,
51が、軸体1を取り囲む形態で配備されていて、それ
らの内周全域によって形成されている円弧状の内面5
2,52の全体が、図4及び図5のように軸体1の円周
面12に接触している。したがって、軸体1の円周面1
2と2つのセグメント51,51の内面52,52の全
体とが広い面積に亘って面接触状態で重なり合ってい
る。また、制動体5を形成している2つのセグメント5
1,51のそれぞれの外面に、軸体1の軸線に対して傾
斜した外周面53,53が具備されている。
1が回転可能に貫通されている軸受孔31と、軸体1の
円周面12に接触して配備された制動体5を収容する凹
所32と、その凹所32の周壁面に形成された雌ねじ3
3と、制動体5の径大側の端面54を受け止めるための
受面34とが形成されている。これに対し、押圧部材6
は、筒体61とその筒体61を回転操作するための手動
操作部65とを有している。そして、筒体61の外周に
雄ねじ62が形成され、その筒体61の内周に端拡がり
テーパ状の作用面63を備えている。この押圧部材6
は、筒体61が軸体1に外嵌されて、その雄ねじ62が
固定側取付具3の雌ねじ33にねじ合わされることによ
って固定側取付具3側に保持されている。また、作用面
63が制動体5の2つのセグメント51,51の傾斜し
た外周面53,53に重ね合わされる。
具3の雌ねじ33と、押圧部材6の雄ねじ62と、固定
側取付具3の受面34と、制動体5の傾斜した外周面5
3と、押圧部材6の作用面63とによって形成されてい
る。この押圧力調節機構7は、制動体5の2つのセグメ
ント51,51の外周面53,53と押圧部材6の作用
面63とに軸体1の軸線方向に向く押合い力を付与する
機能を備えていると共に、その押合い力の大きさを増減
調節する機能を備えている。
部材6の手動操作部65を適宜工具などを用いて回転さ
せることによって雄ねじ62を固定側取付具3の雌ねじ
33にねじ込んでいくと、押圧部材6の作用面63が制
動体5の2つのセグメント51,51の傾斜した外周面
53,53を押圧し、それらのセグメント51,51の
径大側の端面によって形成されている制動体5の径大側
の端面54が固定側取付具3の受面34によって受け止
められる。この状態からさらに雄ねじ62を雌ねじ33
にねじ込んでいくと、上記のように受面34がセグメン
ト51,51の端面によって形成されている制動体5の
径大側の端面54を受け止めていることから、制動体の
2つのセグメント51,51の外周面53,53と押圧
部材6の作用面63とが軸体1の軸線方向で押し合う作
用が発現し、その押合いによってセグメント51,51
が矢印a,aのように軸体1の径方向に押圧されてそれ
らのセグメント51,51の円弧状の内面52,52が
軸体1の円周面12に押し付けられる。こうしてセグメ
ント51,51が押圧部材6の押圧力を受けて軸体1の
円周面12に押し付けられると、そのときの押圧力に見
合う摩擦抵抗が軸体1とセグメント51,51との接触
箇所に発生する。こうして発生する摩擦抵抗は、セグメ
ント51,51に加えられる押圧部材6による押圧力の
大きさに見合って変化するので、たとえば、雄ねじ62
を雌ねじ33にさらにねじ込んで押圧力を増大させると
上記摩擦抵抗も増大し、雄ねじ62を雌ねじ33からね
じ出して押圧力を減少させると上記摩擦抵抗も減少す
る。このように、摩擦抵抗の増減調節が雄ねじ62と雌
ねじ33とのねじ込み量の調節を介して行われるように
なっていると、摩擦抵抗の大きさを微調節することが容
易である。そのため、可動側取付具2に取り付けた被傾
動部材の重さを勘案した上で、雄ねじ62と雌ねじ33
とのねじ込み量を適切に調節すると、姿勢変更後の被傾
動部材の姿勢保持が確実に行われ、しかも、被傾動部材
の姿勢変更時の回転操作力を可及的小さく抑えて被傾動
部材の姿勢変更操作を行いやすく保つことが可能であ
る。
レイ筐体Dを取り付け、固定側取付具3に脚部と台座部
とを備えたベースBとを取り付けた状態を示している。
このものにおいて、ディスプレイ筐体Dの上側又は下側
を前後に動かすと、そのディスプレイ筐体Dが軸体1や
可動側取付具2と共に軸体1の軸線の周りで傾動する。
また、傾動させた後のディスプレイ筐体Dは、ディスプ
レイ筐体Dの重さと上記トルク発生手段4によって適切
に設定された摩擦抵抗の大きさとのバランスによってそ
のまま保持される。
スプレイ筐体Dを示したけれども、被傾動部材はその他
のもの、たとえば電子電気機器類の開閉体といった部材
を適宜選択することが可能であり、また、トルク発生手
段4によって設定される摩擦抵抗の大きさは、可動側取
付具2に取り付けられる被傾動部材の重さを勘案して適
切に定められる。
と軸体1との取付け箇所にトルク発生手段4を介在さ
せ、可動側取付具2と軸体1とを回転不能に取り付けて
あるけれども、この点は、可動側取付具2と軸体1との
取付け箇所にトルク発生手段4を介在させることも可能
であり、その場合には、固定側取付具3を軸体1に回転
不能に取り付ける必要がある。
な筒体を周方向2箇所で分割することによって形成され
る2つのセグメント51,51で形成することができる
ほか、筒体を周方向3箇所以上の箇所で分割することに
よって形成される3つ以上のセグメントによって形成し
ておいてもよい。また、図6のように、筒体の周方向1
箇所だけを分割することによって形成された拡縮径可能
なC字状断面の制動体5を用いることも可能である。
によれば、摩擦抵抗の大きさを増減調節したり微調節し
たりすることが容易に可能になるので、被傾動部材の重
さに合わせて摩砕抵抗の大きさを調節することにより、
種々の被傾動部材に対して同じ仕様の当該チルト装置を
用いることが可能になる。また、従来のチルト装置に比
べて構造が簡単で小形化を促進しやすいために汎用性が
付加される。
ための側面図である。
平面図である。
面図である。
具) 3 固定側取付具(別の取付具) 4 トルク発生手段 5 制動体 6 押圧部材 7 押圧力調節機構 12 円周面 32 凹所 33 雌ねじ 34 受面 51 セグメント 52 制動体の内面 53 傾斜した外周面 61 筒体 62 雄ねじ 63 作用面 65 手動操作部
Claims (6)
- 【請求項1】 被傾動部材の取り付けられる取付具が軸
体に取り付けられ、上記軸体の軸線周りに回転させた取
付具を回転後の位置に保持するのに必要な力を摩擦抵抗
によって生じさせるトルク発生手段を備えたチルト装置
において、 上記トルク発生手段が、上記軸体に具備されている軸方
向に平坦な円周面に接触して配備された制動体と、この
制動体を上記軸体の径方向に押圧してその制動体を軸体
の円周面に押し付ける押圧部材と、上記制動体に対する
押圧部材による押圧力を増減調節するための押圧力調節
機構と、を有していることを特徴とするチルト装置。 - 【請求項2】 上記制動体が、上記軸体を取り囲む形態
で配備されており、上記軸体の円周面に接触される制動
体の内面が、上記軸体の円周面に面接触状態で重なり合
う形状を有している請求項1に記載したチルト装置。 - 【請求項3】 上記制動体が、上記軸体に外嵌可能で円
形の内周面を備えた筒体を周方向複数箇所で分割するこ
とによって形成される複数のセグメントでなる請求項2
に記載したチルト装置。 - 【請求項4】 上記制動体に上記軸体の軸線に対して傾
斜した外周面が具備されており、その外周面に当接する
作用面が上記押圧部材に具備され、上記押付力調節機構
が、制動体の上記外周面と押圧部材の上記作用面とに上
記軸体の軸線方向に向く押合い力を付与する機能とその
押合い力の大きさを増減調節する機能とを備えている請
求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載したチル
ト装置。 - 【請求項5】 上記取付具が、上記軸体の円周面に接触
して配備された制動体を収容する凹所と、その凹所の周
壁面に形成された雌ねじと、上記制動体の端面を受け止
める受面とを有し、上記押圧部材が、上記雌ねじにねじ
合わされる雄ねじを外周に備えかつ上記作用面を内側に
備えた筒体と、この筒体を回転操作するための手動操作
部とを有し、上記押圧力調節機構が、上記雌ねじと、上
記雄ねじと、上記受面と、上記制動体の傾斜した外周面
と、上記押圧部材の作用面と、によって形成されている
請求項4に記載したチルト装置。 - 【請求項6】 上記軸体に、別の部材が取り付けられる
別の取付具が取り付けられている請求項1、請求項2、
請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記載したチ
ルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30250799A JP2001124052A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | チルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30250799A JP2001124052A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | チルト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001124052A true JP2001124052A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17909806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30250799A Pending JP2001124052A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | チルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001124052A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009527702A (ja) * | 2006-02-22 | 2009-07-30 | ゴラー ハンス−ペーター | ヒンジ部分 |
-
1999
- 1999-10-25 JP JP30250799A patent/JP2001124052A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009527702A (ja) * | 2006-02-22 | 2009-07-30 | ゴラー ハンス−ペーター | ヒンジ部分 |
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