JP2001120533A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2001120533A JP30642799A JP30642799A JP2001120533A JP 2001120533 A JP2001120533 A JP 2001120533A JP 30642799 A JP30642799 A JP 30642799A JP 30642799 A JP30642799 A JP 30642799A JP 2001120533 A JP2001120533 A JP 2001120533A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 関心領域の画像をアーチファクトの少ない画
像でリアルタイムに表示するとともに患者あるいは術者
の被曝量を低減すること。 【解決手段】 スキャンの回転軸とX線源とを含む平面
によって分けられる左右の検出器の片側部分で得られる
投影データによって、画像を再構成する手段と、被検体
の関心領域を設定する設定手段と、前記スキャンの回転
軸とX線源とを含む平面によって分けられる左右の領域
の、少なくとも一方の領域について、前記設定手段によ
って設定された関心領域のみをスキャンする様に連続回
転中にX線の照射範囲を制限する制限手段と、前記左右
の領域で、別々に取得した投影データを基に補正し、該
補正した投影データに基づいて画像を再構成する手段
と、を備えたことを特徴とする構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT装置に係
り、特に被検体の関心領域以外へのX線照射を極力抑制
する低被曝化が可能なX線CT装置に属する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、医療において既に広く
利用され、また、様々な利用方法が用いられている。例
えば、最近では、病巣の組織検査や治療を実施する場合
において、X線CT装置によりリアルタイムに画像を表
示し、この画像を穿刺のガイドとして用いることによっ
て、手術時間も短くなり、精度が上がるとして有効視さ
れている。
【0003】しかしながら、X線CT装置によりリアル
タイムに画像を表示する場合には、被曝量が増大すると
いう問題点がある。
【0004】そこで、低被曝を目的として予め設定した
関心領域のみをスキャンする様にX線の照射範囲を制限
してX線を照射し、この関心領域のみの投影データを事
前に取り込んだ投影データによって補正することで、ア
ーチファクト(疑似画像)の少ない画像を再構成する技
術がある(特願平9−199191)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように関心領域のみを連続スキャンして取り込んだ投影
データを、事前に取り込んだ被検体全体を含む投影デー
タによって補正を行ない、その補正された投影データに
基づいて画像を再構成すると、特に関心領域内の画像を
取得した時間と、事前に取り込んだ画像の時間とが、ス
キャン時間×スキャン回数程度のずれを生じることがあ
り、数秒のずれが生じる場合など、術者に誤った情報を
与え、誤診を招くおそれがある。
【0006】この時間差は、関心領域以外の背景画像
が、事前に取得した画像であるのに対して、関心領域内
の画像は、リアルタイムで更新するために生じる。臓器
の動きが少なく、変化の少ない画像では、背景と関心領
域内とでの時間のずれは大きな問題とならないが、横隔
膜近傍の様に、呼吸によって臓器が運動するような領域
では、患者全体の骨格等の構造の中に占める関心領域の
位置関係が、現実とずれてくることがある。これは、例
えば穿刺等をCT透視下で行う場合に、針の通るパス
が、現実と表示とでずれが発生する可能性を示唆する。
穿刺には、血管や神経をさけて行うことが重要である
が、間違った情報を基に穿刺をガイドすることは避けな
ければならない。
【0007】本発明の目的は、関心領域の画像をアーチ
ファクトの少ない画像でリアルタイムに表示するととも
に患者あるいは術者の被曝量を低減し、また関心領域外
の画像についてもリアルタイムに表示することが可能な
X線CT装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、X線源を被検体を中心にして連続回転させるととも
に該X線源からX線を照射し、被検体を挟んで前記X線
源と対向配置されたX線検出器によって被検体の透過X
線を示す投影データを取り込み、該投影データに基づい
て画像を表示するX線CT装置において、スキャンの回
転軸とX線源とを含む平面によって分けられる左右の検
出器の片側部分で得られる投影データによって、画像を
再構成する手段と、前記被検体の関心領域を設定する設
定手段と、前記平面によって分けられる左右の領域の、
少なくとも一方の領域について、前記設定手段によって
設定された関心領域のみをスキャンする様に連続回転中
にX線の照射範囲を制限する制限手段と、前記平面によ
って分けられる左右の領域で、別々に取得した投影デー
タを基に補正し、該補正した投影データに基づいて画像
を再構成する手段と、を備えたことを特徴とする構成と
した。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を用いて、本発明の実施形態
について説明する。図1は、本発明に係るX線CT装置
の全体構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、このX線CT装置は、主として、表示装置100、
装置全体を統括するホストコンピュータ101、X線源
200(図2)、X線検出器250(図2)等を搭載
し、患者に対して連続回転可能なスキャナー102、画
像の前処理や画像再構成処理、あるいは各種解析処理を
担当する画像処理装置103、X線源に高電圧を供給す
る高電圧発生装置104、及び患者をのせる患者テーブ
ル105等からなる。尚、スキャナー102と患者と
は、相対的に回転することができれば良いので、患者が
静止して、スキャナー102が回転しても良いし、スキ
ャナー102が固定していて患者の方が回転するとして
も良い。
【0010】図2は、上記スキャナー102の詳細を示
す図であり、スキャナー102には、X線源200とX
線検出器250とが180度対向した位置関係で配置さ
れている。このX線源200から発生したX線は、X線
の減衰率の高い物質によって構成されたコリメータ21
0によって、ビームの幅が制限されたX線となって患者
に照射される。X線源は、高電圧発生装置104を介し
てホストコンピュータ101によって制御される。コリ
メータ210は、コリメータ制御手段220によって、
ホストコンピュータ101のデータに基づいて制御され
る。スキャナ全体は、スキャナ角度検出手段230によ
って角度を検出し、検出した角度に基づいて、ホストコ
ンピュータ101が、スキャナ駆動手段240を制御
し、スキャナを駆動する。検出器250によって検出さ
れた検出データは、画像処理装置103において、ホス
トコンピュータ101の持つ、スキャナ角度等のデータ
と照合され、画像再構成等の処理の後に、断層像として
表示装置100にて、表示される。
【0011】図3は、上記コリメータ210の動きを示
したものである。今、u方向を、スキャンの回転軸30
0に垂直方向で、スキャナーの回転方向を正とする。ま
た、v方向を、スキャンの回転軸方向で、患者テーブル
105が進む方向を正と定義する。この時、u方向のコ
リメータ210(u+),210(u−)は、FOV
(視野)を決定し、v方向のコリメータ210(v
+),210(v−)はスライス厚を決定する。このよ
うにしてビーム幅を制限されたX線は、患者を透過し、
X線検出器250に入射する。
【0012】図4に示すように、各々のコリメータ21
0(u−)、210(u+)、210(v−)、210
(v+)は、夫々エンコーダーあるいはポテンショメー
タ等によって、開閉量を検出することができ、さらに夫
々独立にモーターとラック・ピニオンギアの組み合わせ
等によって開閉量を制御できる。
【0013】すなわち、コリメータ210はエンコーダ
400のローラ410と単独のローラ420とを介して
コリメータ支持部材430に支持されており、モータ4
40のピニオンギア450とコリメータ210上に形成
したラックとの噛み合いにもとづき、モータ440の駆
動により、コリメータ210は矢印の方向左右に移動さ
れるようになっている。このような構成により、コリメ
ータ210の開閉量が制御され図3で説明したFOVと
スライス厚とが調節され、所望の値が決定される。
【0014】図5は、通常のCT撮像で用いられるファ
ンビームの例である。図5(a)はX線源200からの
ファンビームの方向がa方向のものを示し、図5(b)
はb方向のファンビームを示している。u方向のコリメ
ータ210(u+),210(−u)は左右対称に開
き、v方向は、一定のスライス厚分に絞って用いる。ス
キャナー102が1回転すると、例えば、患者500体
内の任意の点pと点qとを通過するX線は、a方向とb
方向の2通りがある。
【0015】今、検出器250のチャンネル方向の広が
りを中心角度でα度とし、チャンネル数をnとする。ス
キャナーの角度θ1度で、i番目のチャンネルのデータ
は、スキャナー角度θ2度で、j番目のデータとは、ス
キャン平面内で同じパスを通っている。ここで、θ1と
θ2は、以下の式(1)で関係付けられ、iとjは、以
下の式(2)で関係付けられている。 θ2=θ1+(π−α/2)+(α/n)i (1) j=n−i (2)
【0016】図6は縦軸にスキャナ角度方向0度から3
60度までのスキャナの1回転分を示し、横軸には検出
器250のチャネル数ch0〜chnを示している。図
6でローデータ上での意味を図示すると、スキャナ角度
θ1におけるaの領域のデータとスキャナ角度θ2にお
けるbのデータとは同じパスを通ったデータの配列とな
る。通常のX線CT装置では、これらの同じパスを通っ
た2通りのデータを相補的に用いて、画質を向上させて
いるが、画像を再構成するための最低限のデータセット
としては冗長である。すなわち、a,bの二つの領域の
データが取得されるが、一方のデータのみでも画像再構
成は可能である。図7は、u方向のコリメータ210
(u−),210(u+)のうち、片側のコンメータ2
10(u−)を中心軸直前まで閉めた状態の図である。
スキャナー102が1回転すると、例えば、患者500
体内の任意の点pと点qとを通過するX線は、必ず1通
り存在するため、画像再構成をするために必要なデータ
セットの条件は十分満たしている。
【0017】例えば、コリメータを閉じた側の検出器で
得られるはずのデータを、同じパスを通る片側の検出器
で得たデータで置き換えても画像を再構成する上で原理
的な問題は無い。
【0018】そこで、本発明では、図8に示す様にコリ
メータを閉じた側のローデータを、式(1)、式(2)
により、コリメータを開いた側のローデータで置き換え
ることで、従来の方法で取得したローデータと同じ状態
にして通常の画像再構成演算手段によって画像を再構成
し、半分の照射野で画像を得ることを可能とした。照射
野が半分になることは、被曝量も半分になることを意味
する。すなわち、図8は図6と同様に、スキャナ角度方
向(0〜360度)に対して検出器250のチャネルc
ho〜chnを展開したものであるが、コリメータ12
0(u−)が閉じている側の検出器のチャネル80は角
度θ2においてもbのデータは得られず、コリメータ1
20(u+)が開いている側の検出器のチャネル85は
角度θ1においてaのデータが検出される。この場合、
図5のようにコリメータ210(u−)、210(u
+)がともに開いている場合には、図6のように、a、
bのデータは同じデータとして検出されるが、図8で
は、コリメータが閉じているために得られなかったbの
データは、コリメータが開いていたことによって得られ
たaのデータを使用することによって、aのデータをb
のデータに置きかえることが出来る。矢印83はaから
bへの置換を示している。従って、片側のコリメータ2
10(u−)を閉じても、a、b同じデータが得られる
ため、コリメータを閉じた分に相当する部分だけ被験者
に対するX線の被曝量を低減することができることにな
る。
【0019】しかしながら、通常の半分の照射野では、
画質的に従来のX線CT装置に対して劣るため、本発明
では、図9のように上記の例で閉じていたコリメータ
を、予め設定される関心領域Aに関しては、関心領域A
の半径に合わせてコリメータを制御してスキャンする事
にした。このようにすることで、関心領域Aに関して
は、同じパスを通るデータが2組できることにより、通
常のCT撮像に劣らない画質が得られ、尚且つ、関心領
域A外に関しては、被曝量の低減を可能とした。図9に
ついて、さらに詳述すると、患者500の断層像は腫瘍
90と、この腫瘍90を囲む円形の関心領域Aを有す
る。X線源200が0度時においては、腫瘍90の中心
を通る中心線0に対して、角度θ1だけコリメータ21
0(u−)を開きファンビームの左側の線01を作り、
中心線0と線01で作られるファンビームの中に関心領
域Aの半分が含まれるようにする。一方、中心線0に対
して、角度θ2だけコリメータ210(u+)を開き、
ファンビームの右側の線02を作り、中心線0と線02
とで形成されたファンビームの中に、残された関心領域
Aの半分と中心線0より右側の断層像が含まれるように
する。この場合、すなわち、X線源200が0度時にお
いては、関心領域Aはすべてファンビームに包含される
が線01より左側の断層像にはファンビームがかからず
従って患者500に対するX線の被曝量を低減すること
になる。X線源200が回転して180度に達したとき
は、線01’および02’で形成されるファンビームに
なる。関心領域Aはこのファンビームにすべて包含され
るが、線01’より右側の断層線はファンビーム外にあ
り、その分だけ患者500のX線の被曝量が低減され
る。
【0020】図10は、本発明の動作を説明するもので
ある。患者500の関心領域Aは、ホストコンピュータ
101によって予め設定される。この関心領域Aを含む
患者500の領域にX線源を360度回転して投影デー
タを収集して、これよりコリメータ制御データ10を作
成する。すなわち、スキャナ角度方向0〜360度と検
出器のチャネル方向とでデータを変換すると、患者50
0の領域と関心領域Aの範囲は図の様に表せる。スキャ
ナ角度方向が0度のときは、範囲11で示すように、検
出器のチャネルは、その中心より右側の方のチャネルが
左側の方よりも多くX線を検出し、スキャナ角度が90
度のときは、患者500の厚みが薄くなるため、範囲1
2で示すように、検出器の中心より右側のチャネルの方
が範囲11のチャネルにより少なくなる。180度では
範囲11を反転した範囲13に属する検出器のチャネル
が作動し、270度では範囲12を反転した範囲14に
属するチャネルが作動し、360度では元に戻り範囲1
5になって範囲11と一致するチャネルが作動する。こ
のようにしてコリメータ制御のデータを作動する。今、
u≧0方向のコリメータは、患者500が視野の全てに
入るように制御量16を設定し、u<0方向のコリメー
タは、関心領域AのみをX線で照射するように制御量1
7を設定すると、図に示すように、コリメータはスキャ
ナ角度0〜360度に対して制御量16,17のように
制御される。このような任意のスキャナ角度に応じたコ
リメータ制御データを、コリメータ制御手段に入力す
る。コリメータ制御手段は、スキャナ角度と、制御対象
であるコリメータの開閉量を基に、コリメータを制御し
てスキャンを実行する(18)。患者を透過したX線
は、検出器に入り、画像処理手段に渡される。画像処理
手段は、ホストコンピュータ101から、関心領域Aの
データを受け取り、得られたローデータと比較する。画
像処理手段は、関心領域Aに関しては、対向するビーム
による補正を行ない、アーチファクトの少ない画像を再
構成し、図の様に、関心領域Aに関しては半分の照射野
の画像として、上述の様に画像再構成をする(19)。
画像表示20では、腫瘍90を中心とする関心領域Aは
前述のようにX線の通過するパスが2通りあるので高画
質のものが得られる。また、関心領域A以外の患者50
0に対しては、例えば前述のように、X線源が180度
回転したときには、患者500のほぼ右側の部分はX線
を透過しないので低被曝になる。表示装置は、患者全体
を含む画像に、関心領域の画像を重ねて表わすこともで
きるが、患者全体を含む画像の隣に、関心領域の画像を
拡大して表示することもできる。
【0021】事前の計測で、関心領域外のデータを収集
する方法と異なり、関心領域A内の画像データと関心領
域外の画像データとは、時間的に一致している為、リア
ルタイムで表示する際にも、関心領域の内外でずれが生
じない。
【0022】図11は、図10に示したコリメータ動作
の制御方法を示したものである。本例では、リアルタイ
ムでCT透視をしながら穿刺をする場合を念頭において
説明する。まず、位置決めのための画像を取得する。こ
れは、関心領域を含む1スライスもしくは数スライスの
画像である。患者500の撮影部位を位置決めしてスキ
ャンを行う(S11)。位置決め用の画像中で、関心領
域を図のようにトレースする(S12)。例えば、中心
を含む円形の関心領域の場合、この関心領域に対応する
コリメータの開き量は、X線源の位置が、決定すれば、
CTのジオメトリより決定するのは、図より明らかであ
る。この時のコリメータ開き量:uは、関心領域の中心
座標:c、関心領域の半径:r、スキャン角度:θの関
数として、u=F(c,r,θ)として記述できる。
c,rは最初の設定で決定すれば、以降変化することが
ないので、コリメータ開き量:uは、スキャン角度:θ
の関数として表すことが出きる(S13)。コリメータ
の実際の制御では、ホストコンピュータにu=F(c,
r,θ)の関数をテーブル化して記憶する(S14)。
ホストコンピュータは、スキャナからスキャナ角度デー
タを取得すると(S15)、コリメータの制御量をテー
ブルより演算し、コリメータを駆動するドライバに制御
値を渡す。ドライバは、制御値にしたがって、駆動され
(S16)、コリメータの位置制御を行う(S17)。
この時の位置制御の方法は、フィードバック制御等の制
御方法で対応可能である。
【0023】図12は、実際の運用方法の例を示したも
のである。先ず患者の患部を含む数スライスの画像を取
得し、適当なスライス面を選択する(S120)。次
に、関心領域(S121)を設定し、コリメータの制御
テーブルを作成する。コリメータの制御テーブルは、前
述の様に、スキャナ角度に応じて、コリメータの制御値
を記録したものである。治療を開始するためにCTを起
動する(S122)。患者にX線を照射し(S12
3)、透視像を得る(S124)。患者にCT透視下で
穿刺をする場合、CT画像上で、穿刺の計画を立てる。
そして、CTを駆動して穿刺を開始する(S125)。
CTのスキャナ回転に合わせて、コリメータを制御し、
スキャン中にファンビームの広がりが関心領域に応じて
変化する。CTのモニタには、関心領域及び背景がリア
ルタイムで変化するのが観察できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、関心領域の画像をアー
チファクトの少ない画像でリアルタイムに表示するとと
もに患者あるいは術者の被曝量を低減し、また関心領域
外の画像についてもリアルタイムに表示すことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例のコリメータの開閉を説明する
ための図である。
【図4】本発明の実施例のコリメータの開閉を説明する
ための側面図である。
【図5】本発明の実施例を説明するためのファンビーム
を示す図である。
【図6】本発明の実施例を説明するのデータの展開図で
ある。
【図7】本発明の実施例を説明するためのファンビーム
を示す図である。
【図8】本発明の実施例を説明するための図7のデータ
の展開図である。
【図9】本発明の実施例の要部を説明するための図であ
る。
【図10】本発明の実施例のコリメータの制御を説明す
るための図である。
【図11】本発明の実施例のコリメータの制御方法を説
明するための図である。
【図12】本発明の実施例のCT透視下における穿刺の
例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
100 表示装置 101 ホストコンピュータ 102 スキャナ 103 画像処理装置 104 高電圧発生装置 105 患者テーブル 200 X線源 210 コリメータ 250 X線検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源を被検体を中心にして連続回転さ
    せるとともに該X線源からX線を照射し、被検体を挟ん
    で前記X線源と対向配置されたX線検出器によって被検
    体の透過X線を示す投影データを取り込み、該投影デー
    タに基づいて画像を表示するX線CT装置において、ス
    キャンの回転軸とX線源からのX線とを含む平面によっ
    て分けられる左右の検出器の片側部分で得られる投影デ
    ータによって画像を再構成する手段と、前記被検体の関
    心領域を設定する設定手段と、前記平面によって分けら
    れる左右の領域の少なくとも一方の領域について、前記
    設定手段によって設定された関心領域のみをスキャンす
    る様に連続回転中にX線の照射範囲を制限する制限手段
    と、前記平面によって分けられる左右の領域で、別々に
    取得した投影データを基に補正した投影データに基づい
    て画像を再構成する手段と、再構成された画像を表示す
    る手段と、を備えたことを特徴とするX線CT装置。
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