JP4416227B2 - X線ct装置 - Google Patents
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Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線CT装置に係り、特に被検体の関心領域以外へのX線照射を極力抑制する低被曝化が可能なX線CT装置に属する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT装置は、医療において既に広く利用され、また、様々な利用方法が用いられている。例えば、最近では、病巣の組織検査や治療を実施する場合において、X線CT装置によりリアルタイムに画像を表示し、この画像を穿刺のガイドとして用いることによって、手術時間も短くなり、精度が上がるとして有効視されている。
【0003】
しかしながら、X線CT装置によりリアルタイムに画像を表示する場合には、被曝量が増大するという問題点がある。
【0004】
そこで、低被曝を目的として予め設定した関心領域のみをスキャンする様にX線の照射範囲を制限してX線を照射し、この関心領域のみの投影データを事前に取り込んだ投影データによって補正することで、アーチファクト(疑似画像)の少ない画像を再構成する技術がある(特願平9−199191)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように関心領域のみを連続スキャンして取り込んだ投影データを、事前に取り込んだ被検体全体を含む投影データによって補正を行ない、その補正された投影データに基づいて画像を再構成すると、特に関心領域内の画像を取得した時間と、事前に取り込んだ画像の時間とが、スキャン時間×スキャン回数程度のずれを生じることがあり、数秒のずれが生じる場合など、術者に誤った情報を与え、誤診を招くおそれがある。
【0006】
この時間差は、関心領域以外の背景画像が、事前に取得した画像であるのに対して、関心領域内の画像は、リアルタイムで更新するために生じる。臓器の動きが少なく、変化の少ない画像では、背景と関心領域内とでの時間のずれは大きな問題とならないが、横隔膜近傍の様に、呼吸によって臓器が運動するような領域では、患者全体の骨格等の構造の中に占める関心領域の位置関係が、現実とずれてくることがある。これは、例えば穿刺等をCT透視下で行う場合に、針の通るパスが、現実と表示とでずれが発生する可能性を示唆する。穿刺には、血管や神経をさけて行うことが重要であるが、間違った情報を基に穿刺をガイドすることは避けなければならない。
【0007】
本発明の目的は、関心領域の画像をアーチファクトの少ない画像でリアルタイムに表示するとともに患者あるいは術者の被曝量を低減し、また関心領域外の画像についてもリアルタイムに表示することが可能なX線CT装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、X線源を被検体を中心にして連続回転させるとともに該X線源からX線を照射し、被検体を挟んで前記X線源と対向配置されたX線検出器によって被検体の透過X線を示す投影データを取り込み、該投影データに基づいて画像を表示するX線CT装置において、スキャンの回転軸とX線源とを含む平面によって分けられる左右の検出器の片側部分で得られる投影データによって、画像を再構成する手段と、前記被検体の関心領域を設定する設定手段と、前記平面によって分けられる左右の領域の、少なくとも一方の領域について、前記設定手段によって設定された関心領域のみをスキャンする様に連続回転中にX線の照射範囲を制限する制限手段と、前記平面によって分けられる左右の領域で、別々に取得した投影データを基に補正し、該補正した投影データに基づいて画像を再構成する手段と、を備えたことを特徴とする構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1を用いて、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るX線CT装置の全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、このX線CT装置は、主として、表示装置100、装置全体を統括するホストコンピュータ101、X線源200(図2)、X線検出器250(図2)等を搭載し、患者に対して連続回転可能なスキャナー102、画像の前処理や画像再構成処理、あるいは各種解析処理を担当する画像処理装置103、X線源に高電圧を供給する高電圧発生装置104、及び患者をのせる患者テーブル105等からなる。尚、スキャナー102と患者とは、相対的に回転することができれば良いので、患者が静止して、スキャナー102が回転しても良いし、スキャナー102が固定していて患者の方が回転するとしても良い。
【0010】
図2は、上記スキャナー102の詳細を示す図であり、スキャナー102には、X線源200とX線検出器250とが180度対向した位置関係で配置されている。このX線源200から発生したX線は、X線の減衰率の高い物質によって構成されたコリメータ210によって、ビームの幅が制限されたX線となって患者に照射される。X線源は、高電圧発生装置104を介してホストコンピュータ101によって制御される。コリメータ210は、コリメータ制御手段220によって、ホストコンピュータ101のデータに基づいて制御される。スキャナ全体は、スキャナ角度検出手段230によって角度を検出し、検出した角度に基づいて、ホストコンピュータ101が、スキャナ駆動手段240を制御し、スキャナを駆動する。検出器250によって検出された検出データは、画像処理装置103において、ホストコンピュータ101の持つ、スキャナ角度等のデータと照合され、画像再構成等の処理の後に、断層像として表示装置100にて、表示される。
【0011】
図3は、上記コリメータ210の動きを示したものである。今、u方向を、スキャンの回転軸300に垂直方向で、スキャナーの回転方向を正とする。また、v方向を、スキャンの回転軸方向で、患者テーブル105が進む方向を正と定義する。この時、u方向のコリメータ210(u+),210(u−)は、FOV(視野)を決定し、v方向のコリメータ210(v+),210(v−)はスライス厚を決定する。このようにしてビーム幅を制限されたX線は、患者を透過し、X線検出器250に入射する。
【0012】
図4に示すように、各々のコリメータ210(u−)、210(u+)、210(v−)、210(v+)は、夫々エンコーダーあるいはポテンショメータ等によって、開閉量を検出することができ、さらに夫々独立にモーターとラック・ピニオンギアの組み合わせ等によって開閉量を制御できる。
【0013】
すなわち、コリメータ210はエンコーダ400のローラ410と単独のローラ420とを介してコリメータ支持部材430に支持されており、モータ440のピニオンギア450とコリメータ210上に形成したラックとの噛み合いにもとづき、モータ440の駆動により、コリメータ210は矢印の方向左右に移動されるようになっている。このような構成により、コリメータ210の開閉量が制御され図3で説明したFOVとスライス厚とが調節され、所望の値が決定される。
【0014】
図5は、通常のCT撮像で用いられるファンビームの例である。図5(a)はX線源200からのファンビームの方向がa方向のものを示し、図5(b)はb方向のファンビームを示している。u方向のコリメータ210(u+),210(−u)は左右対称に開き、v方向は、一定のスライス厚分に絞って用いる。スキャナー102が1回転すると、例えば、患者500体内の任意の点pと点qとを通過するX線は、a方向とb方向の2通りがある。
【0015】
今、検出器250のチャンネル方向の広がりを中心角度でα度とし、チャンネル数をnとする。スキャナーの角度θ1度で、i番目のチャンネルのデータは、スキャナー角度θ2度で、j番目のデータとは、スキャン平面内で同じパスを通っている。ここで、θ1とθ2は、以下の式(1)で関係付けられ、iとjは、以下の式(2)で関係付けられている。
θ2=θ1+(π−α/2)+(α/n)i (1)
j=n−i (2)
【0016】
図6は縦軸にスキャナ角度方向0度から360度までのスキャナの1回転分を示し、横軸には検出器250のチャネル数ch0〜chnを示している。図6でローデータ上での意味を図示すると、スキャナ角度θ1におけるaの領域のデータとスキャナ角度θ2におけるbのデータとは同じパスを通ったデータの配列となる。通常のX線CT装置では、これらの同じパスを通った2通りのデータを相補的に用いて、画質を向上させているが、画像を再構成するための最低限のデータセットとしては冗長である。すなわち、a,bの二つの領域のデータが取得されるが、一方のデータのみでも画像再構成は可能である。図7は、u方向のコリメータ210(u−),210(u+)のうち、片側のコンメータ210(u−)を中心軸直前まで閉めた状態の図である。スキャナー102が1回転すると、例えば、患者500体内の任意の点pと点qとを通過するX線は、必ず1通り存在するため、画像再構成をするために必要なデータセットの条件は十分満たしている。
【0017】
例えば、コリメータを閉じた側の検出器で得られるはずのデータを、同じパスを通る片側の検出器で得たデータで置き換えても画像を再構成する上で原理的な問題は無い。
【0018】
そこで、本発明では、図8に示す様にコリメータを閉じた側のローデータを、式(1)、式(2)により、コリメータを開いた側のローデータで置き換えることで、従来の方法で取得したローデータと同じ状態にして通常の画像再構成演算手段によって画像を再構成し、半分の照射野で画像を得ることを可能とした。照射野が半分になることは、被曝量も半分になることを意味する。すなわち、図8は図6と同様に、スキャナ角度方向(0〜360度)に対して検出器250のチャネルcho〜chnを展開したものであるが、コリメータ120(u−)が閉じている側の検出器のチャネル80は角度θ2においてもbのデータは得られず、コリメータ120(u+)が開いている側の検出器のチャネル85は角度θ1においてaのデータが検出される。この場合、図5のようにコリメータ210(u−)、210(u+)がともに開いている場合には、図6のように、a、bのデータは同じデータとして検出されるが、図8では、コリメータが閉じているために得られなかったbのデータは、コリメータが開いていたことによって得られたaのデータを使用することによって、aのデータをbのデータに置きかえることが出来る。矢印83はaからbへの置換を示している。従って、片側のコリメータ210(u−)を閉じても、a、b同じデータが得られるため、コリメータを閉じた分に相当する部分だけ被験者に対するX線の被曝量を低減することができることになる。
【0019】
しかしながら、通常の半分の照射野では、画質的に従来のX線CT装置に対して劣るため、本発明では、図9のように上記の例で閉じていたコリメータを、予め設定される関心領域Aに関しては、関心領域Aの半径に合わせてコリメータを制御してスキャンする事にした。このようにすることで、関心領域Aに関しては、同じパスを通るデータが2組できることにより、通常のCT撮像に劣らない画質が得られ、尚且つ、関心領域A外に関しては、被曝量の低減を可能とした。図9について、さらに詳述すると、患者500の断層像は腫瘍90と、この腫瘍90を囲む円形の関心領域Aを有する。X線源200が0度時においては、腫瘍90の中心を通る中心線0に対して、角度θ1だけコリメータ210(u−)を開きファンビームの左側の線01を作り、中心線0と線01で作られるファンビームの中に関心領域Aの半分が含まれるようにする。一方、中心線0に対して、角度θ2だけコリメータ210(u+)を開き、ファンビームの右側の線02を作り、中心線0と線02とで形成されたファンビームの中に、残された関心領域Aの半分と中心線0より右側の断層像が含まれるようにする。この場合、すなわち、X線源200が0度時においては、関心領域Aはすべてファンビームに包含されるが線01より左側の断層像にはファンビームがかからず従って患者500に対するX線の被曝量を低減することになる。X線源200が回転して180度に達したときは、線01’および02’で形成されるファンビームになる。関心領域Aはこのファンビームにすべて包含されるが、線01’より右側の断層線はファンビーム外にあり、その分だけ患者500のX線の被曝量が低減される。
【0020】
図10は、本発明の動作を説明するものである。患者500の関心領域Aは、ホストコンピュータ101によって予め設定される。この関心領域Aを含む患者500の領域にX線源を360度回転して投影データを収集して、これよりコリメータ制御データ10を作成する。すなわち、スキャナ角度方向0〜360度と検出器のチャネル方向とでデータを変換すると、患者500の領域と関心領域Aの範囲は図の様に表せる。スキャナ角度方向が0度のときは、範囲11で示すように、検出器のチャネルは、その中心より右側の方のチャネルが左側の方よりも多くX線を検出し、スキャナ角度が90度のときは、患者500の厚みが薄くなるため、範囲12で示すように、検出器の中心より右側のチャネルの方が範囲11のチャネルにより少なくなる。180度では範囲11を反転した範囲13に属する検出器のチャネルが作動し、270度では範囲12を反転した範囲14に属するチャネルが作動し、360度では元に戻り範囲15になって範囲11と一致するチャネルが作動する。このようにしてコリメータ制御のデータを作動する。今、u≧0方向のコリメータは、患者500が視野の全てに入るように制御量16を設定し、u<0方向のコリメータは、関心領域AのみをX線で照射するように制御量17を設定すると、図に示すように、コリメータはスキャナ角度0〜360度に対して制御量16,17のように制御される。このような任意のスキャナ角度に応じたコリメータ制御データを、コリメータ制御手段に入力する。コリメータ制御手段は、スキャナ角度と、制御対象であるコリメータの開閉量を基に、コリメータを制御してスキャンを実行する(18)。患者を透過したX線は、検出器に入り、画像処理手段に渡される。画像処理手段は、ホストコンピュータ101から、関心領域Aのデータを受け取り、得られたローデータと比較する。画像処理手段は、関心領域Aに関しては、対向するビームによる補正を行ない、アーチファクトの少ない画像を再構成し、図の様に、関心領域Aに関しては半分の照射野の画像として、上述の様に画像再構成をする(19)。画像表示20では、腫瘍90を中心とする関心領域Aは前述のようにX線の通過するパスが2通りあるので高画質のものが得られる。また、関心領域A以外の患者500に対しては、例えば前述のように、X線源が180度回転したときには、患者500のほぼ右側の部分はX線を透過しないので低被曝になる。表示装置は、患者全体を含む画像に、関心領域の画像を重ねて表わすこともできるが、患者全体を含む画像の隣に、関心領域の画像を拡大して表示することもできる。
【0021】
事前の計測で、関心領域外のデータを収集する方法と異なり、関心領域A内の画像データと関心領域外の画像データとは、時間的に一致している為、リアルタイムで表示する際にも、関心領域の内外でずれが生じない。
【0022】
図11は、図10に示したコリメータ動作の制御方法を示したものである。本例では、リアルタイムでCT透視をしながら穿刺をする場合を念頭において説明する。まず、位置決めのための画像を取得する。これは、関心領域を含む1スライスもしくは数スライスの画像である。患者500の撮影部位を位置決めしてスキャンを行う(S11)。位置決め用の画像中で、関心領域を図のようにトレースする(S12)。例えば、中心を含む円形の関心領域の場合、この関心領域に対応するコリメータの開き量は、X線源の位置が、決定すれば、CTのジオメトリより決定するのは、図より明らかである。この時のコリメータ開き量:uは、関心領域の中心座標:c、関心領域の半径:r、スキャン角度:θの関数として、u=F(c,r,θ)として記述できる。c,rは最初の設定で決定すれば、以降変化することがないので、コリメータ開き量:uは、スキャン角度:θの関数として表すことが出きる(S13)。コリメータの実際の制御では、ホストコンピュータにu=F(c,r,θ)の関数をテーブル化して記憶する(S14)。ホストコンピュータは、スキャナからスキャナ角度データを取得すると(S15)、コリメータの制御量をテーブルより演算し、コリメータを駆動するドライバに制御値を渡す。ドライバは、制御値にしたがって、駆動され(S16)、コリメータの位置制御を行う(S17)。この時の位置制御の方法は、フィードバック制御等の制御方法で対応可能である。
【0023】
図12は、実際の運用方法の例を示したものである。先ず患者の患部を含む数スライスの画像を取得し、適当なスライス面を選択する(S120)。次に、関心領域(S121)を設定し、コリメータの制御テーブルを作成する。コリメータの制御テーブルは、前述の様に、スキャナ角度に応じて、コリメータの制御値を記録したものである。治療を開始するためにCTを起動する(S122)。患者にX線を照射し(S123)、透視像を得る(S124)。患者にCT透視下で穿刺をする場合、CT画像上で、穿刺の計画を立てる。そして、CTを駆動して穿刺を開始する(S125)。CTのスキャナ回転に合わせて、コリメータを制御し、スキャン中にファンビームの広がりが関心領域に応じて変化する。CTのモニタには、関心領域及び背景がリアルタイムで変化するのが観察できる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、関心領域の画像をアーチファクトの少ない画像でリアルタイムに表示するとともに患者あるいは術者の被曝量を低減し、また関心領域外の画像についてもリアルタイムに表示すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例のコリメータの開閉を説明するための図である。
【図4】本発明の実施例のコリメータの開閉を説明するための側面図である。
【図5】本発明の実施例を説明するためのファンビームを示す図である。
【図6】本発明の実施例を説明するのデータの展開図である。
【図7】本発明の実施例を説明するためのファンビームを示す図である。
【図8】本発明の実施例を説明するための図7のデータの展開図である。
【図9】本発明の実施例の要部を説明するための図である。
【図10】本発明の実施例のコリメータの制御を説明するための図である。
【図11】本発明の実施例のコリメータの制御方法を説明するための図である。
【図12】本発明の実施例のCT透視下における穿刺の例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
100 表示装置
101 ホストコンピュータ
102 スキャナ
103 画像処理装置
104 高電圧発生装置
105 患者テーブル
200 X線源
210 コリメータ
250 X線検出器
Claims (3)
- 被検体にX線を照射するX線源と、
前記被検体を挟んで前記X線源と対向配置され、X線源のビームの幅方向に検出素子が複数チャンネル配置され、前記被検体の透過X線を投影データとして検出するX線検出器と、
前記X線検出器とX線源を連続回転させるスキャナと、
前記スキャナによりX線検出器とX線源を連続回転させながら該X線源からX線を照射し、複数方向の投影データを取り込み、該取り込まれた投影データに基づいて画像を再構成する再構成手段と、
該再構成された画像を表示する表示手段と、を備えたX線CT装置において、
前記被検体の関心領域を設定する関心領域設定手段と、
前記設定された関心領域には前記スキャナが1回転する間はX線照射されるように、前記関心領域以外には前記スキャナが半回転する間はX線照射されないように、前記X線源のビームの幅方向に前記X線照射範囲を制限する制限手段と、
前記スキャナが半回転する間にX線照射されないために取得できなかった前記関心領域以外の投影データとして、反対方向からX線照射される間に取得された投影データを使用することによって投影データを置換する投影データ置換手段と、を備え、
前記再構成手段は、前記置換された投影データと前記取り込まれた投影データに基づいて画像を再構成することを特徴とするX線CT装置。 - 前記関心領域設定手段によって設定される関心領域は円形であり、
前記制限手段は、前記円形の関心領域の半径に合わせて前記X線照射範囲を制限することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。 - 前記表示手段は、前記被検体全体の画像に前記関心領域の画像を重ねて表示する、又は前記被検体全体の画像の隣に前記関心領域の拡大画像を表示することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のX線CT装置。
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