JP2001119741A - ハンドセット、基地局、及び携帯電話の通信方法 - Google Patents

ハンドセット、基地局、及び携帯電話の通信方法

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JP2001119741A
JP2001119741A JP29387999A JP29387999A JP2001119741A JP 2001119741 A JP2001119741 A JP 2001119741A JP 29387999 A JP29387999 A JP 29387999A JP 29387999 A JP29387999 A JP 29387999A JP 2001119741 A JP2001119741 A JP 2001119741A
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base station
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hardware
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Toshiaki Nakanishi
利明 中西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、軽量、低コストでありながら複数のモ
ードやバンドに対応できるハンドセットを提供する。 【解決手段】 本発明のハンドセットは、データ伝送速
度を所定の基準値と比較して、データ伝送速度が速いか
どうかを判別する手段と、該判別手段でデータ伝送速度
が速くなると判別したときは、該基地局のネットワーク
と隣接するデータ伝送速度が速くなる基地局のネットワ
ークに接続できる通信プロトコル及びハンドセットのハ
ードウェア変更用ソフトウェアのダウンロード要求を該
基地局に行う手段とを備え、該基地局からダウンロード
された通信プロトコル及びハンドセットのハードウェア
変更用ソフトウェアを用いて、該近隣基地局との間で電
波を授受することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、異なる無線通信
システム間のローミング契約を行っているハンドセット
の改良に関する。また、該ハンドセットと通信を行う基
地局、及び携帯電話の通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話ではアナログ方式のFD
MA(Frequency Division MultipleAccess)や、ディ
ジタル方式のTDMA(Time Division Multiple Acces
s)やCDMA(Code Division Multiple Access)が用
いられている。このような異なる無線通信システム間
を、一台のハンドセットで対応する場合には、通信事業
者との間でローミング契約を行うと共に、ハンドセット
側では各方式に適合する回路やソフトウェアを搭載する
必要がある。図6は従来のマルチ端末の構成ブロック図
で、TDMA、FDMAの1態様であるAMPS、CD
MAの3方式に対応する場合を示している。TDMAで
は、送信/受信切換スイッチT/R SWによって送信
と受信を切換えてアンテナと接続している。受信回路で
は、受信した高周波信号をバンドバスフィルタBPFと
低雑音増幅器LNAを経由して乗算器に送っている。乗
算器では、シンセサイザと受信信号を掛合わせてIF信
号を抽出し、バンドバスフィルタBPFと復調器DEM
ODを介してベースバンド処理が行われる。そして、ベ
ースバンド処理後のデイジタル信号はプロトコル処理部
で通信プロトコルに従い圧縮されたディジタル信号が抽
出され、ディジタル音声符号器−復号器CODECでD
/A変換されて可聴域の音声信号を含むディジタル信号
がオーデイオ回路を介してスピーカSPに送られる。
【0003】送信回路では、マイクMICに入力された
音声信号がオーディオ回路を介してデイジタル音声符号
器−復号器CODECでA/D変換されて、さらに圧縮
される。圧縮された音声ディジタル信号は、プロトコル
処理されたあとベースバンド処理器と変調器MODを介
して乗算器に送られる。乗算器では、シンセサイザから
のローカル信号と送信信号を掛合わせて高周波信号を生
成し、バンドパスフィルタBPFと増幅器PA並びにロ
ーパスフイルタLPFを介して、送信/受信切換スイッ
チT/R SW経由でアンテナから基地局に向けて送信
する。
【0004】AMPSでは、送信回路/受信回路とアン
テナとの接続を同時送受信器DPXで接続している。送
信回路と受信回路の処理の流れは、ディジタル式のTD
MAの場合と同様であるが、アナログ式なので回路構成
が少し異なっている。CDMAでは、無線周波数回路R
F、ベースバンド処理回路、プロトコル回路、デイジタ
ル音声符号器−復号器CODECを有しており、オーデ
ィオ回路を介してマイクMICとスピーカSPが接続さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマルチ
端末では、複数のモードやバンドに対応させるべく、複
数のハードウェアを設けているので、重量、サイズ、コ
ストが増大するという課題があった。また、マルチ端末
であっても、対応していない通信方式の領域に入ると、
エリア外となって切れてしまうという課題があった。ま
た通話料金が安くなるネットワークのエリアに入っても
安くなるネットワークに途中で切り替えられず通話料金
が高いままになってしまうという課題があった。本発明
は上述する課題を解決するもので、第1の目的は小型、
軽量、低コストでありながら複数のモードやバンドに対
応できるハンドセットを提供することにある。第2の目
的は、上記ハンドセットに適する基地局や通信システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載のハンドセット10は、図1に示すように、
通話中にネットワーク毎に異なるデータ伝送速度を基準
値と比較して、データ伝送速度が速くなることを判別す
るデータ伝送速度判別部18と、データ伝送速度判別部
18でデータ伝送速度が速くなると判別したときは、該
基地局のネットワークと隣接する基地局のネットワーク
に接続できる通信プロトコル及びハンドセットのハード
ウェア変更用ソフトウェアのダウンロード要求を該基地
局に行うダウンロード要求部20とを備えている。そし
て、該基地局からダウンロードされた通信プロトコル及
びハンドセットのハードウェア変更用ソフトウェアを用
いて、該近隣基地局との間で電波を授受することを特徴
とするものである。
【0007】このように構成されたハンドセット10で
は、データ伝送速度判別部18は、通話中にデータ伝送
速度を所定の基準値と比較して、データ伝送速度が速く
なるかどうかを判別する。ダウンロード要求部20は、
データ伝送速度判別部18でデータ伝送速度が速くなる
と判別したときは、該基地局のネットワークと隣接する
基地局のネットワークに接続できる通信プロトコル及び
ハンドセットのハードウェア変更用ソフトウェアのダウ
ンロード要求を該基地局に行う。このようにして、デー
タ伝送速度が速くなると判別した場合に、隣接するデー
タ伝送速度が速くなる基地局のネットワークに接続でき
る通信プロトコル及びハンドセットのハードウェア変更
用ソフトウェアを基地局からダウンロードして、ローミ
ングによりハンドセットと基地局間の通信が確保でき
る。
【0008】好ましくは、請求項3に記載のように、基
地局のネットワークから近隣基地局のネットワークへの
切換に際して該通話を継続して行う構成とすると、基地
局のネットワークから離脱しても近隣基地局のネットワ
ークに切換えて通信が途切れなくてすむ。
【0009】好ましくは、請求項4に記載のように、ダ
ウンロード要求手段20は、前記近隣基地局のネットワ
ークがハンドセット10におけるローミングの対象とな
っている場合に限り、前記隣接する基地局のネットワー
クに接続できる通信プロトコル及びハンドセットのハー
ドウェア変更用ソフトウェアのダウンロード要求を行う
構成とすると、ハンドセットと基地局間の通話が有償で
ある場合、基地局運営者がハンドセット利用者から料金
を徴収できない事態を回避できる。ここで、請求項5に
記載のように、前記ハンドセットは前記基地局からの報
知情報により、ローミング可能な通信方式及び周波数帯
域を予め登録している構成とすると、複数のローミング
可能な近隣基地局の運営者が居る場合に、データ伝送速
度が速くできるネットワークを登録することで、ハンド
セット利用者の利便性が高まる。
【0010】好ましくは、請求項5に記載のように、ハ
ンドセット10は前記基地局のネットワーク及び前記近
隣基地局のネットワークと接続できる複数の通信方式及
び複数の周波数帯域を有する構成とすると、ローミング
可能な近隣基地局の運営者と通信確保の可能性が高ま
る。ここで、請求項7に記載のように、前記通信方式
は、GSM、PCS、PDC、PHS、IS−95、I
S−136、IMT2000の少なくとも1つを含む構
成とすると、代表的な携帯電話の規格の少なくとも1つ
をカバーする。また、請求項8に記載のように、前記周
波数帯域は、800MHz、900MHz、1500M
Hz、1700MHz、1800MHz、1900MH
z、2100MHzの少なくとも1つを含む構成とする
と、代表的な携帯電話の規格の少なくとも1つをカバー
する。
【0011】上記課題を解決する請求項9に記載の基地
局は、図3に示すように、通信領域内に位置するハンド
セットの電源投入時に位置登録を行う位置登録部34
と、該ハンドセットから通信プロトコル及びハンドセッ
トのハードウェア変更用ソフトウェアのダウンロード要
求があったときに、隣接する基地局のネットワークに接
続できる通信プロトコル及びハンドセットのハードウェ
ア変更用ソフトウェアのダウンロードを実行する手段3
8と、該ハンドセットの通話を自局のネットワークから
該隣接する基地局のネットワークにハンドオーバーする
手段39とを具備することを特徴としている。好ましく
は、請求項10に記載のように、ローミング可能な通信方
式及び周波数帯域、ネットワーク毎のデータ伝送速度の
情報を待ち受け或いは通話状態のハンドセットに送信す
る構成とするとよい。
【0012】上記課題を解決する請求項11に記載の携帯
電話の通信方法は、最初に基地局の通信領域内に位置す
るハンドセットの電源投入時に位置登録を行う。次に、
ネットワーク毎に異なるデータ伝送速度を所定の基準値
と比較して、データ伝送速度が所定の基準以上となると
ハンドセットが判別したときは、該基地局のネットワー
クと隣接する基地局のネットワークに接続できる通信プ
ロトコル及びハンドセットのハードウェア変更用ソフト
ウェアのダウンロード要求を該ハンドセットが該基地局
に対して行う。次に、該ハンドセットから通信プロトコ
ル及びハンドセットのハードウェア変更用ソフトウェア
のダウンロード要求があったときに、該隣接する基地局
のネットワークに接続できる通信プロトコル及びハンド
セットのハードウェア変更用ソフトウェアのダウンロー
ドを該基地局が実行する。最後に、該基地局からダウン
ロードされた通信プロトコル及びハンドセットのハード
ウェア変更用ソフトウェアを用いて、該近隣基地局との
間で該ハンドセットの通話を切れ目なく継続する。
【0013】
【発明の実施の形態】 以下、図面を用いて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態を
説明するハンドセットの構成ブロック図である。図にお
いて、ハンドセット10は、基地局30との通信を行う
基地局通信部12を有しており、例えばアンテナ、送受
信回路、ベースバンド処理部、通信プロトコル処理部、
メモリー、デイジタル音声符号器−復号器CODECが
該当している。デフォルト通信方式及び周波数帯域記憶
部14は、ハンドセット10の電源オン時にデフォルト
として基地局通信部12に登録されるもので、例えば日
本国内用であればPDC(Personal Digital Cellula
r)やPHS(Personal Handyphone System)を登録
し、欧州用であればGSM(Global System for Mobil
Communications)を登録し、北米用であればAMPSや
CDMAを登録する。ローミング対象通信方式及び周波
数帯域記憶部16は、ハンドセット10がローミング対
象として選択したデフォルト以外の通信方式及び周波数
帯域について基地局通信部12に登録可能なものを記憶
している。
【0014】データ伝送速度判定部18は、データ伝送
速度を所定の基準値と比較することによってデータ伝送
速度が速いかどうかを判別する。データ伝送速度が所定
の基準値より速くなると基地局30の報知情報から得たデ
ータ伝送速度の速くてすむネットワークを選択し、ダウ
ンロード要求を行なう。
【0015】ダウンロード要求部20は、データ伝送速
度判別部18がデータ伝送速度が所定の基準値より速く
なると判別したときは、基地局30のネットワークと隣
接する基地局のネットワークに接続できる通信プロトコ
ル及びハンドセットのハードウェア変更用ソフトウェア
のダウンロード要求を基地局30に行う。この場合、近
隣基地局のネットワークがハンドセット10におけるロ
ーミングの対象となっている場合に限り、隣接する基地
局のネットワークに接続できる通信プロトコル及びハン
ドセットのハードウェア変更用ソフトウェアのダウンロ
ード要求を行う構成とすると、基地局運営者とハンドセ
ット利用者との料金授受が円滑に行える。また、ダウン
ロード要求の対象となるネットワークは、予めデフォル
ト通信方式及び周波数帯域記憶部14又はローミング対
象通信方式及び周波数帯域記憶部16に登録されている
ものに限る。この登録は、ハードウェアの制限を表すも
ので、製造出荷時点で登録を済ませておくと良い。ハン
ドセットが対応できるネットワークは、代表的な通信方
式に限られているためである。
【0016】近隣基地局用通信プロトコルバッファ22
は、基地局30からダウンロードされた通信プロトコル
及びハンドセットのハードウェア変更用ソフトウェアを
一時記憶しておく。近隣基地局用通信プロトコルバッフ
ァ22は、ダウンロード完了報告、切断の後で基地局通
信部12に記憶内容を転送する。
【0017】図2は図1の装置に対応するハンドセット
の構成ブロック図である。なお、図6と同一作用をする
ものには同一符号を付して説明を省略する。送信/受信
切換スイッチT/R SWと低雑音増幅器LNAの間に
設けられた受信用バンドバスフィルタBPFは、基地局
通信部12の扱う周波数帯域に応じて複数設けられてお
り、基地局との通信に適する受信用バンドバスフィルタ
BPFが選択される。周波数帯域は、例えばPDC用で
あれば800MHz、1500MHzの少なくとも1つ
を含むが、他の通信方式に割り当てられている周波数帯
域でも差し支えない。
【0018】ベースバンド処理回路、プロトコル回路、
デイジタル音声符号器−復号器CODECには、各通信
方式に固有の規格を採用していることも多い。そこで、
GSM、PCS、PDC、PHS、IS−95、IS−
136、IMT2000の少なくとも1つの通信プロト
コル及びハンドセットのハードウェア変更用ソフトウェ
アをダウンロードできる構成とする。ハンドセットのハ
ードウェア変更用ソフトウェアには、受信用バンドバス
フィルタBPFの選択も含まれる。
【0019】図3は、本発明の一実施の形態を説明する
基地局の構成ブロック図である。ハンドセット通信部3
2は、基地局30で担当する通信領域内に居るハンドセ
ット10との通信を行うもので、例えば基地局アンテ
ナ、基地局制御装置、ハンドセットの通話先との通信経
路を確保する基地局間通信機能が含まれる。位置登録部
34は、通信領域内に位置するハンドセット10の電源
投入時に位置登録を行う。好ましくは、位置登録の際
に、ローミング可能な通信方式及び周波数帯域を、待ち
受け或いは通話状態のハンドセット10に送信するとよ
い。ネットワーク内基地局ハンドオーバー部36は、基
地局30と同一の通信方式及び周波数帯域のネットワー
クを構成する隣接基地局との境界にハンドセット10が
居るときのハンドオーバーを担当する。
【0020】ローミング対象ネットワーク通信プロトコ
ルダウンロード部38は、ハンドセット10から通信プ
ロトコル及びハンドセットのハードウェア変更用ソフト
ウェアのダウンロード要求があったときに、隣接する基
地局のネットワークに接続できる通信プロトコル及びハ
ンドセットのハードウェア変更用ソフトウェアのダウン
ロードを実行する。ローミング対象ネットワーク近隣基
地局ハンドオーバー部39は、ハンドセット10の通話
を基地局30のネットワークから隣接する基地局のネッ
トワークにハンドオーバーして、ネットワーク切換の際
に通話が切断されるのを防止する。
【0021】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図4はハンドセットの動作を説明する流れ図で
ある。まず、ハンドセット10の電源を入れる(S0
1)と、デフォルトのモード、バンドで基地局の位置登
録を行うと共に、近隣のローミング可能なモード、バン
ド、ネットワーク情報を入手する。モードとは、通信方
式の別をいい、例えば、PHS、PDCの別をいう。バ
ンドとは周波数帯域をいい、例えば800MHz、90
0MHz、1500MHz、1700MHz、1800
MHz、1900MHz、2100MHz等がある。ネ
ットワーク情報とは、例えばローミングの対象となって
いるネットワークの情報で、例えば日本ではNTTドコ
モ、ツーカーホン、Jホーン、IDO等の別がある。
【0022】通話者がハンドセット10を用いて通話に
入り、移動を行ってゆくうちにデータ伝送速度の速いネ
ットワークサービスエリアに入り、データ伝送速度が所
定の基準値よりも速くなる。すると、通信中か判断し
(S02)、通信中であればデータ伝送速度が速くなる
か判断し(S03)、ハンドセット10はモード或いは
バンド変更の必要性を判断する。もし、通信が終了して
いれば、戻りとして(S07)今回の制御周期を終了
し、以下同様の制御を繰返す。
【0023】ハンドセット10がモード或いはバンド変
更の必要性があると判断すると、基地局30から他のモ
ード或いはバンドに切換可能な情報を受けているか判断
する(S04)。切換可能な情報がなければ、戻りとし
て(S07)今回の制御周期を終了する。ローミング契
約していないハンドセット10であれば、基地局30の
ネットワーク外に出れば通話が切れるのは基地局30の
ネットワーク専用のハンドセットと同様である。
【0024】切換可能な情報があれば、ハンドセットは
モード或いはバンド切換の為の要求を基地局へ行う(S
05)。基地局は、ハンドセットからの要求を受けて、
ハンドセットへ新たな通信プロトコル及びハードウェア
変更用ソフトウェアのダウンロードをする。ハンドセッ
トはダウンロードされたソフトウェアを実行し、新たな
モード、バンドの異なったネットワークへの接続要求を
して(S06)、今回の制御周期を終了する(S0
7)。このようにして、近隣基地局の別のネットワーク
による通話の継続が確保される。
【0025】図5はハンドセットのネットワーク切換を
説明する構成図である。ここでは、基地局30のネット
ワークをAとし、近隣基地局のネットワークをBとす
る。まず、ハンドセット10はネットワークAを用いて
通信中であるとする(S11)。相手先はネットワーク
Aを介して通信をしている(S30)。ハンドセット1
0はネットワークBの通信エリアに近づいた場合は、ネ
ットワークAに対して通信可能な他のネットワークを問
い合わせる(S12)。ネットワークAの基地局30
は、ハンドセット10の問合せに対する情報を送信する
(S13)。ハンドセット10は送信された情報を元
に、次に接続するネットワークBを決定して、ネットワ
ークAに対して新たな通信プロトコル及びハードウェア
変更用ソフトウェアのダウンロードを要求する(S1
4)。すると、ネットワークAでは、ネットワークB用
の通信プロトコル及びハードウェア変更用ソフトウェア
のダウンロードを実行する(S15)。これに対して、
ハンドセット10はダウンロード完了報告をネットワー
クAに対して行い、接続を断する(S16。このとき、
相手先はネットワークAにおいて接続呼の保留をする
(S31)。
【0026】また、ネットワークAはネットワークBに
対して、接続呼のネットワーク転送を行う(S20)。
他方、ハンドセット10は、ネットワークBに対してサ
ーチ要求を行い、ネットワークBでのハンドセット10
の位置登録を行う(S21)。そして、ハンドセット1
0は、ネットワークBに対して接続要求を行う(S2
2)。これに応答して、ネットワークBの近隣基地局は
ハンドセット10に対して接続許可を出す(S23)。
これによって、ネットワークAからネットワークBへの
ネットワーク切換を行いつつ、通話を中断することな
く、通話を継続できる(S24)。相手先はネットワー
クBを介して通話を継続する(S32)。
【0027】尚、上記実施例においてはハンドセットに
よりローミング対象となるネットワーク切換を実行する
場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、基地局側でハンドセットに対するネットワーク切換
を実行する構成としてもよい。
【0028】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明のハンド
セットによれば、データ伝送速度の速いネットワークの
エリアに入った場合にデータ伝送速度が速い基地局のネ
ットワークに接続できる通信プロトコル及びハンドセッ
トのハードウェア変更用ソフトウェアを基地局からダウ
ンロードして、ローミングによりハンドセットと基地局
間の通信が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を説明するハンドセッ
トの構成ブロック図である。
【図2】 本発明のハンドセットにおける一具体例を示
すハードウェアの構成ブロック図である。
【図3】 本発明の一実施の形態を説明する基地局の構
成ブロック図である。
【図4】 本発明のハンドセットの動作を説明する流れ
図である。
【図5】 本発明のハンドセットのネットワーク切換を
説明する構成図である。
【図6】 従来のマルチ端末の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10 ハンドセット 12 基地局通信部 14 デフォルト通信方式及び周波数帯域記憶部 16 ローミング対象通信方式及び周波数帯域記憶部 18 データ伝送速度判別部 20 ダウンロード要求部 22 近隣基地局用通信プロトコルバッファ 30 基地局 32 ハンドセット通信部 34 位置登録部 36 ネットワーク内基地局ハンドオーバー部 38 ローミング対象ネットワーク通信プロトコルダウ
ンロード部 39 ローミング対象ネットワーク近隣基地局ハンドオ
ーバー部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と通信するハンドセットにおい
    て、基地局からの情報によりデータ伝送速度を判別する
    判別手段と、検出したネットワークの中でデータ伝送速
    度がある基準値よりも変化すると判別したときは、該基
    地局のネットワークと隣接する基地局のネットワークに
    接続できる通信プロトコル及びハンドセットのハードウ
    ェア変更用ソフトウェアのダウンロード要求を該基地局
    に行うダウンロード要求手段と、を備え、該基地局から
    ダウンロードされた通信プロトコル及びハンドセットの
    ハードウェア変更用ソフトウェアを用いて、該近隣基地
    局との間で電波を授受することを特徴とするハンドセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 データ伝送速度判別手段は通話中に前記
    基地局からの報知情報によってデータ伝送速度が速いネ
    ットワークを判別し、データ伝送速度が速いネットワー
    クを選択することのできることを特徴とする請求項1に
    記載のハンドセット。
  3. 【請求項3】前記基地局のネットワークから前記近隣基
    地局のネットワークへの切換に際して該通話を継続して
    行うことを特徴とする請求項1に記載のハンドセット。
  4. 【請求項4】 前記ダウンロード要求手段は、前記近隣
    基地局のネットワークが該ハンドセットにおけるローミ
    ングの対象となっている場合に限り、前記隣接する基地
    局のネットワークに接続できる通信プロトコル及びハン
    ドセットのハードウェア変更用ソフトウェアのダウンロ
    ード要求を行うことを特徴とする請求項1に記載のハン
    ドセット。
  5. 【請求項5】 前記ハンドセットは前記基地局からの報
    知情報により、ローミング可能な通信方式及び周波数帯
    域を予め登録していることを特徴とする請求項4に記載
    のハンドセット。
  6. 【請求項6】 前記ハンドセットは、前記基地局のネッ
    トワーク及び前記近隣基地局のネットワークと接続でき
    る複数の通信方式及び複数の周波数帯域を有することを
    特徴とする請求項1に記載のハンドセット。
  7. 【請求項7】 前記通信方式は、GSM、PCS、PD
    C、PHS、IS−95、IS−136、IMT200
    0の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6に
    記載のハンドセット。
  8. 【請求項8】 前記周波数帯域は、800MHz、90
    0MHz、1500MHz、1700MHz、1800
    MHz、1900MHz、2100MHzの少なくとも
    1つを含むことを特徴とする請求項6に記載のハンドセ
    ット。
  9. 【請求項9】 通信領域内に位置するハンドセットの電
    源投入時に位置登録を行う手段と、該ハンドセットから
    通信プロトコル及びハンドセットのハードウェア変更用
    ソフトウェアのダウンロード要求があったときに、隣接
    する基地局のネットワークに接続できる通信プロトコル
    及びハンドセットのハードウェア変更用ソフトウェアの
    ダウンロードを実行する手段と、該ハンドセットの通話
    を自局のネットワークから該隣接する基地局のネットワ
    ークにハンドオーバーする手段と、を具備することを特
    徴とする基地局。
  10. 【請求項10】 ローミング可能な通信方式、周波数帯
    域およびネットワーク毎のデータ伝送速度の情報を、待
    ち受け或いは通話状態のハンドセットに送信する手段を
    有することを特徴とする請求項9に記載の基地局。
  11. 【請求項11】 基地局の通信領域内に位置するハンド
    セットの電源投入時に位置登録を行う工程と、ネットワ
    ーク毎に異なるデータ伝送速度を所定の基準値と比較し
    て、データ伝送速度が所定の基準値より早くなると該ハ
    ンドセットが判別したときは、該基地局のネットワーク
    と隣接するデータ伝送速度が速くなる基地局のネットワ
    ークに接続できる通信プロトコル及びハンドセットのハ
    ードウェア変更用ソフトウェアのダウンロード要求を該
    ハンドセットが該基地局に行う工程と、該ハンドセット
    から通信プロトコル及びハンドセットのハードウェア変
    更用ソフトウェアのダウンロード要求があったときに、
    該隣接する基地局のネットワークに接続できる通信プロ
    トコル及びハンドセットのハードウェア変更用ソフトウ
    ェアのダウンロードを該基地局が実行する工程と、該基
    地局からダウンロードされた通信プロトコル及びハンド
    セットのハードウェア変更用ソフトウェアを用いて、該
    近隣基地局との間で該ハンドセットの通話を切れ目なく
    継続する工程と、を具備することを特徴とする携帯電話
    の通信方法。
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