JP2001119725A - 三次元表示方法 - Google Patents

三次元表示方法

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JP2001119725A
JP2001119725A JP2000231958A JP2000231958A JP2001119725A JP 2001119725 A JP2001119725 A JP 2001119725A JP 2000231958 A JP2000231958 A JP 2000231958A JP 2000231958 A JP2000231958 A JP 2000231958A JP 2001119725 A JP2001119725 A JP 2001119725A
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史朗 陶山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡なしで、かつ立体視の生理的要因間での
矛盾を抑制でき、さらに、電気的に書換え可能で、動画
表示が可能な三次元表示方法を提供する。 【解決手段】 表示対象物体を観察者の視線から平面に
射影した二次元像を、奥行き位置の異なる複数の表示面
の全てに所望の輝度で表示し、かつ、人間の眼の残像時
間内で表示して三次元立体像を生成する三次元表示方法
において、前記二次元像の表示光の偏光方向を制御し、
通過する光の偏光方向により結像位置の異なる光学系を
通過させることにより、前記二次元像の表示光を前記奥
行き位置の異なる複数の表示面に結像させて、前記二次
元像を前記奥行き位置の異なる複数の表示面に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元表示方法お
よび装置に係わり、特に、三次元像を、情報量を少なく
して、電子的に動画再生できる三次元表示方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気的に書き換え可能で、情報量
が少なく、動画の立体表示を可能とする装置として、図
23に示す液晶シャッタ眼鏡方式がよく知られている。
以下、この液晶シャッタ眼鏡方式の原理について説明す
る。この液晶シャッタ眼鏡方式においては、カメラ(7
02,703)により、三次元物体701を異なる方向
から撮影し、三次元物体701を異なる方向から撮影し
た像(視差像)を生成する。カメラ(702,703)
により撮影された映像を、映像信号変換装置704で合
成して1つの映像信号とし、二次元表示装置(例えば、
CRT表示装置)705に入力する。観察者707は、
液晶シャッタ眼鏡706をかけて二次元表示装置705
の映像を観察する。ここで、二次元表示装置705がカ
メラ703の映像を表示している時に、液晶シャッタ眼
鏡706は左側が非透過状態、右側が透過状態とされ、
また、二次元表示装置705がカメラ702の映像を表
示している時に、液晶シャッタ眼鏡706は左側が透過
状態、右側が非透過状態とされる。前記動作を高速で切
り替えると、眼の残像効果により両眼に視差像が見える
ように感じる。したがって、両眼視差による立体視が可
能となる。
【0003】また、従来の電気的に書き換え可能で、情
報量が少なく、動画の立体表示を可能とする装置とし
て、図24に示す体積型方式も提案されている。以下、
この体積型方式の原理について説明する。この体積型方
式においては、図24(b)に示すように、三次元物体
711を観察者から見て奥行き方向に標本化して二次元
像の集まり712とし、この二次元像の集まり712
を、図24(a)に示す体積型三次元表示装置713を
用いて、例えば、時分割で再び奥行き方向に配置して三
次元の再現像714を再構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
23に示す液晶シャッタ眼鏡方式は、液晶シャッタ眼鏡
706が必須であるため、テレビ会議のような場合に
は、非常に不自然であるという問題点があった。また、
立体視の生理的要因の中で、両眼視差、輻輳と、ピント
調節との間に大きな矛盾が生じる。即ち、前記図23に
示す液晶シャッタ眼鏡方式では、両眼視差と輻輳はほぼ
満足できるが、ピント面が表示面にあるため、この矛盾
により、眼精疲労などを生じるという問題点があった。
【0005】また、前記図24に示す体積型方式は、再
現する三次元物体711の奥行き位置が実際に像を表示
する面に近くて、かつその面に挟まれているため、前記
図23に示す液晶シャッタ眼鏡方式と異なり、両眼視
差、輻輳と、ピント調節との間の矛盾を抑制できる。し
かしながら、この体積型方式では、奥行き方向に位置が
離散的であるため、その中間位置の三次元物体や奥行き
方向に大きく変化している三次元物体を再現するのが困
難であるという問題点があった。
【0006】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、眼鏡な
しで、かつ立体視の生理的要因間での矛盾を抑制でき、
さらに、電気的に書換え可能で、動画表示が可能な三次
元表示方法および装置を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0009】即ち、本発明は、表示対象物体を観察者の
視線から平面に射影した二次元像を、奥行き位置の異な
る複数の表示面の全てにそれぞれ所望の輝度で表示して
三次元立体像を生成する三次元表示方法において、前記
二次元像の表示光の偏光方向を制御し、通過する光の偏
光方向により結像位置の異なる光学系を通過させること
により、前記二次元像の表示光を前記奥行き位置の異な
る複数の表示面に結像させて、前記二次元像を前記奥行
き位置の異なる複数の表示面にそれぞれ所望の輝度で表
示することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、人間の眼の残像時間内に
前記二次元像を順次切り替えるとともに、当該各二次元
像それぞれについて表示光の偏光方向を順次切り替え
て、前記二次元像の表示光を前記奥行き位置の異なる複
数の表示面に結像させることにより、三次元立体の動画
像を生成することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記二次元像の表示光の
偏光方向の切り替えに同期して、当該二次元像の表示光
の輝度を所望の輝度に変化させることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記二次元像の表示光の
偏光方向を制御することにより、前記奥行き位置の異な
る複数の表示面に結像する二次元像の輝度を所望の輝度
に調節することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、表示対象物体を観察者の
視線から平面に射影した二次元像を表示する二次元像表
示手段と、前記二次元像表示手段から入射される二次元
像の表示光の偏光方向を制御して出射する偏光可変手段
と、前記偏光可変手段から出射される表示光を二つの独
立な偏光方向に分離し、かつ、当該二つの独立な偏光方
向毎の表示光を異なる二つの表示面に結像する偏光型二
焦点光学系とを含む三次元表示装置であって、前記異な
る二つの表示面に結像した各二次元像が、観察者の視線
上で重なり、かつ、奥行き位置の異なる二次元像となる
ように、前記二次元像表示手段、前記偏光可変手段およ
び前記偏光型二焦点光学系を配置したことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、前記二次元像表示手段
が、前記偏光可変手段での偏光方向の切り替えと同期し
て表示する二次元像の輝度を変化させることを特徴とす
る。
【0015】また、本発明は、前記偏光可変手段が、前
記二次元像表示手段から入射される二次元像の表示光を
楕円偏光に変化させることを特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記偏光可変手段が、前
記二次元像表示手段から入射される二次元像の表示光
を、前記偏光型二焦点光学系において分離される前記二
つの独立な偏光方向、あるいは、前記二つの独立な偏光
方向の中間の角度の直線偏光に変化させることを特徴と
する。
【0017】また、本発明は、前記二次元像表示手段
が、複数の画素を有し、前記偏光可変手段は、複数の偏
光可変要素を有し、前記偏光可変手段の各偏光可変要素
は、前記二次元像表示手段の一つまたは複数の画素の表
示光の偏光をそれぞれ制御することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0019】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0020】[実施の形態1]本発明の実施の形態1の
三次元表示装置は、表示対象物体である三次元物体の全
体の奥行き位置を、例えば、複数の結像面間で表現する
三次元表示装置である。図1は、本発明の実施の形態1
の三次元表示装置の概略構成を示す図である。本実施の
形態の三次元表示装置は、二次元表示装置100と、偏
光可変装置101と、偏光型二焦点光学系102とを含
んで構成される。本実施の形態の三次元表示装置におい
ては、二次元表示装置100に表示される二次元像の表
示光は、偏光可変装置101からの出射偏光方向によ
り、偏光型二焦点光学系102の二つの結像面(図1で
は、結像面103と結像面104)に、偏光方向に応じ
た輝度比で分離・表示される。例えば、偏光型二焦点光
学系102における固有偏光方向(二つの独立した偏光
方向を意味する)の一つに、前記偏光可変装置101か
らの出射偏光方向が一致した場合には、例えば、結像面
103上に二次元表示装置100に表示される二次元像
が結像され、出射偏光方向が他方の固有偏光方向に一致
した場合には、例えば、結像面104上に二次元表示装
置100に表示される二次元像が結像される。それ以外
の偏光方向(直線偏光、円偏光、楕円偏光などを含む)
の場合には、結像面103と結像面104における各々
の輝度が、例えば、出射偏光方向を固有偏光方向へ射影
した成分比で分離される。
【0021】ここで、二次元表示装置100としては、
例えば、CRT表示装置、液晶ディスプレイ、LEDデ
ィスプレイ、プラズマディスプレイ、FEDディスプレ
イ、プロジェクション型ディスプレイ、線描画型ディス
プレイ等が使用可能である。また、偏光可変装置101
としては、例えば、液晶を用いた装置、あるいは複屈折
性を有し、かつ電界によりその複屈折性が制御できるP
LZTを用いた装置等が使用可能である。なお、これら
の装置については後述する。さらに、偏光型二焦点光学
系102としては、例えば、後述する液晶を用いた装
置、または偏光ビームスプリッタと異なる結像面を有す
る二つの光学系、あるいはビームスプリッタと偏光板と
異なる結像面を有する二つの光学系とを含む装置等が使
用可能である。なお、これらの装置については後述す
る。
【0022】以下、本実施の形態の三次元表示装置の基
本動作を説明する。本実施の形態の三次元表示装置にお
いては、図2に示すように、観察者105に提示したい
三次元物体(表示対象物体)106を、観察者105の
両眼の視線方向から、例えば、結像面(103,10
4)へ射影した像(以下、「2D化像」と称する。)1
07を生成し、これを図1に示す二次元表示装置100
に表示する。ここで、2D化像107の生成方法として
は、視線方向から三次元物体106をカメラ撮影した二
次元像を用いる方法、あるいは別の方向から撮影した複
数枚の二次元像から合成する方法、あるいはコンピュー
タグラフィックによる合成技術やモデル化を用いる方法
など種々の方法が採用可能である。
【0023】この二次元表示装置100の一つあるいは
複数の画素群に対応して、偏光可変装置101の一つの
偏光可変要素を対応させる。例えば、図3に示すよう
に、二次元表示装置100の一つの画素110に対応し
て、偏光可変装置101の一つの偏光可変要素111を
対応させ、あるいは、例えば、図4に示すように、二次
元表示装置100の複数の画素120に対応して、偏光
可変装置101の一つの偏光可変要素121を対応させ
る。
【0024】次に、この偏光可変装置101の偏光可変
要素(例えば、図3の111、図4の121)の出射偏
光方向を、二次元表示装置100の一つの画素(例え
ば、図3の110)あるいは複数の画素(例えば、図4
の120)に対応する三次元物体106の部位の奥行き
位置に対応して変化させる。これにより、この出射偏光
方向に対応した各々の輝度を有する画像(二次元像)が
結像面103と結像面104に表示される。但し、結像
面103と結像面104との画像が、観察者105の視
線上で重なるように、結像面(103,104)の位置
関係を適切な光学系を用いて予め調整する。結像面10
3と結像面104との画像が、観察者105の視線上で
重なるようにすることは、例えば、2D化像107の各
々の中心や重心を視線上に配置することで可能である。
【0025】本実施の形態の三次元表示装置における要
点は、偏光可変装置101を用いて各偏光可変要素にお
ける出射偏光方向を変えることにより、結像面103と
結像面104における画像各部位の各々の輝度を、観察
者105から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ、三次
元物体106の奥行き位置に対応して変えることであ
る。その変え方の一例を、図5ないし図8を用いて以下
に説明する。ここで、結像面103が、結像面104よ
り観察者105側にあるとし、かつ、結像面(103,
104)に対応した偏光型二焦点光学系102の固有偏
光方向を各々p11、p12とする。例えば、図5に示
すように、偏光可変装置101の各偏光可変要素におけ
る出射偏光方向をp11と一致させると、結像面103
における画像の輝度は三次元物体106の輝度に等しく
なり、また、結像面104における画像の輝度はゼロと
なり、三次元物体106が結像面103上にある場合を
表現できる。次に、例えば、図6に示すように、偏光可
変装置101の各偏光可変要素における出射偏光方向を
p11より少し傾けると、図5に比べて、結像面103
における画像の輝度は減少し、また、結像面104にお
ける画像の輝度は増加し、三次元物体106が結像面1
03より少し離れて結像面104側に寄った場合を表現
できる。
【0026】さらに、例えば、図7に示すように、偏光
可変装置101の各偏光可変要素における出射偏光方向
を図6に示す偏光より傾けると、図6に比べて、結像面
103における画像の輝度はさらに減少し、また、結像
面104における画像の輝度はさらに増加し、三次元物
体106が結像面103より結像面104側にさらに寄
った場合を表現できる。遂に、例えば、図8に示すよう
に、偏光可変装置101の各偏光可変要素における出射
偏光方向をp12と一致させると、結像面104におけ
る画像の輝度は三次元物体106の輝度に等しくなり、
また、結像面103における画像の輝度はゼロとなり、
三次元物体106が結像面104上にある場合を表現で
きる。
【0027】前記した表示方法によれば、人の生理的あ
るいは心理的要因あるいは錯覚により、画像を実際に表
示しているのが結像面(103,104)であっても、
観察者105にはあたかもその中間に三次元物体106
が位置しているように感じられる。本実施の形態の三次
元表示装置は、図23に示す従来の三次元表示装置と異
なり、実際に像を表示する面が、その錯覚位置を挟んで
少なくとも2つ以上存在するため、図23に示す従来の
三次元表示装置で問題となった両眼視差、輻輳と、ピン
ト調節との間の矛盾を大きく抑制でき、眼精疲労などを
抑制できると考えられる。また、図24に示す従来の三
次元表示装置と異なり、像面の中間位置に存在する三次
元物体も観察者に対しては三次元的に見えるため、従来
の書割り的な立体感ではない利点を有する。さらに、本
実施の形態の三次元表示装置では、複数の面の間にある
三次元物体も表現できることから、三次元表示を行う場
合のデータ量を大きく減らせる利点も有する。
【0028】また、本実施の形態の三次元表示装置は、
像の輝度の変化のみによる人の生理的あるいは心理的要
因あるいは錯覚を利用しているため、光源として、特
に、レーザーなどのコヒーレント光源を必要とせず、か
つカラー化も容易である利点を有している。また、本実
施の形態の三次元表示装置は、機械的駆動部を含まない
ため、軽量化、信頼性の向上などに適している利点を有
する。また、本実施の形態の三次元表示装置は、二次元
表示装置100により二次元方向の表示を受け持ち、偏
光可変装置101により奥行き方向の表現を受け持つた
め、その制御が簡便である利点を有する。さらに、各々
の解像度などに差をつけることができ、情報量を減らせ
る利点を有する。即ち、二次元方向に比べて奥行き方向
の分解能は低いことに鑑みて、奥行き方向の分解能を減
らすことも有効である。
【0029】また、本実施の形態の三次元表示装置にお
いては、結像面の位置、間隔、大きさ等によって装置の
大きさが必ずしも拘束されない。即ち、結像面(10
3,104)の位置を、例えば、光学系により実像面と
して本装置の全面に配置すること、あるいは、例えば、
光学系により本装置の後ろ側に配置することが可能であ
る。また、結像面(103,104)の間隔も、例え
ば、光学系により本装置より大きく離すことも可能であ
る。さらに、結像する像の大きさも、例えば、光学系に
より本装置より大きくすることが可能である。このた
め、実際に表示装置を配置する方法に比べて、三次元表
示装置全体をコンパクト化できる利点も有する。
【0030】なお、前記説明において、複数の結像面
(103,104)に表示する2D化像107の輝度を
観察者から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ変化させ
る場合について説明したが、観察者105から見た総体
的な輝度を奥にいくにしたがって徐々に減少させること
で、立体感を強調することはコンピュータグラフィック
においてよく用いられている手法であり、本実施の形態
においてもこれを採用することでその効果をよりいっそ
う助長できることは明らかである。また、2D化像10
7を順次切り替えるとともに、当該2D化像107それ
ぞれについて表示光の偏光方向を順次切り替えて、2D
化像107の表示光を奥行き位置の異なる複数の結像面
(103,104)に表示させることにより、三次元立
体の動画像を生成することができる。また、本実施の形
態の三次元表示装置では、表示対象物体である三次元物
体106を主に2つの結像面(103,104)に二次
元像として表示する場合について説明したが、結像面
は、2つ以上であっても同様な効果が期待できることは
明らかである。また、本実施の形態では、基本的な構成
を説明しているのみであり、例えば、これに光学系を追
加することにより収差などを低減できることは明らかで
ある。さらに、本実施の形態では、観察者105が、三
次元表示装置のほぼ中央、正面位置にいる場合について
主に説明したが、観察者105が他の位置にいる場合で
あっても、光学系などの変更あるいは追加によって容易
に本実施の形態の効果を得ることができることは明らか
である。
【0031】[実施の形態2]本発明の実施の形態2の
三次元表示装置は、三次元物体自体が有する奥行きを表
現する三次元表示装置である点で、前記実施の形態の三
次元表示装置と相違する。図9は、本発明の実施の形態
2の三次元表示装置の概略構成を示す図である。本実施
の形態の三次元表示装置は、前記実施の形態1と同様、
二次元表示装置200と、偏光可変装置201と、偏光
型二焦点光学系202とを含んで構成される。本実施の
形態の三次元表示装置においても、二次元表示装置20
0に表示される二次元像の表示光は、偏光可変装置20
1からの出射偏光方向により、偏光型二焦点光学系20
2の二つの結像面(図9では、結像面203と結像面2
04)に、偏光方向に応じた輝度比で分離・表示され
る。
【0032】以下に、本実施の形態の三次元表示装置の
基本動作を説明する。まず、観察者205に、表示対象
物体である三次元物体の2D化像207を二次元表示装
置200に表示する。そして、例えば、前記図3、図4
に示すように、この二次元表示装置200の表示の一つ
あるいは複数の画素に対応して、偏光可変装置201の
一つの偏光可変要素を対応させる。次に、この対応させ
た偏光可変要素の出射偏光方向を、二次元表示装置20
0の一つの画素(例えば、図3の110)あるいは複数
の画素(例えば、図4の120)に対応する三次元物体
の部位の奥行き位置に対応して変化させる。これによ
り、この出射偏光方向に対応した各々の輝度を有する画
像が結像面203と結像面204に表示される。但し、
結像面203と結像面204との画像が、観察者205
の視線上で重なるように、結像面(203,204)の
位置関係を適切な光学系を用いて予め調整する。
【0033】本実施の形態の三次元表示装置における要
点は、偏光可変装置201を用いて各偏光可変要素にお
ける出射偏光方向を変えることにより、結像面203と
結像面204における画像各部位の各々の輝度を、観察
者205から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ、三次
元物体の各部位の奥行き位置に対応して変えることであ
る。その変え方の一例を、図10を用いて以下に説明す
る。図10(a)が観察者に近い結像面、例えば、結像
面203に結像される像の一例であり、図10(b)が
観察者に遠い結像面、例えば、結像面204に結像され
る像の一例である。例えば、三次元物体として、図10
に示すようなケーキを例に取ると、上に立てたロウソク
を除き、ケーキの上面及び下面は、例えば、ほぼ平坦で
あり、かつ、その側面は、例えば、円柱状であり、ロウ
ソクは、例えば、上面の円周近傍に配置するものとす
る。この場合の2D化像207では、図10(a)、図
10(b)に示すように、上面及び下面においては上方
の方が奥に位置することとなり、かつ、その側面では真
ん中が手前で端に行くにしたがって奥に位置し、さらに
隠れている上方の真ん中は奥に位置することとなる。こ
の場合における各部位の偏光方向は、結像面(203,
204)の各々において下記のような輝度変化が得られ
るように、偏光型二焦点光学系202の二つの固有偏光
方向を考慮して変化させればよい。
【0034】まず、上面及び下面における輝度変化は、
観察者205に近い結像面203においては、図10
(a)に示すように、観察者205に近い部位(2D化
像207では、例えば、下方)が輝度が高く、かつ遠い
部位(2D化像207では、例えば、上方)が輝度が低
くなるようにその奥行き位置に対応して徐々に変化させ
る。また、観察者205に遠い結像面204において
は、図10(b)に示すように、観察者205に近い部
位(2D化像207では、例えば、下方)が輝度が低
く、かつ遠い部位(2D化像207では、例えば、上
方)が輝度が高くなるようにその奥行き位置に対応して
徐々に変化させる。次に、円柱部分の輝度変化もその奥
行き位置に対応して、観察者205に近い結像面203
においては、図10(a)に示すように、観察者205
に近い部位(例えば、真ん中付近)が輝度が高く、かつ
遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が低くなるよ
うに徐々に変化させる。また、観察者205に遠い結像
面204においては、図10(b)に示すように、観察
者205に近い部位(例えば、真ん中付近)が輝度が低
く、かつ遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が高
くなるように徐々に変化させる。なお、図10(a)、
図10(b)において、色の濃い部分が、輝度の高い部
分を表現している。前記した表示方法によれば、人の生
理的あるいは心理的要因あるいは錯覚により、実際に表
示しているのが二次元像であっても、観察者205には
あたかも上面、下面がほぼ平らな円柱状のケーキがある
ように感じられる。このように、本実施の形態の三次元
表示装置によれば、連続的な奥行きを有する三次元物体
を簡便に表現することができる。
【0035】[実施の形態3]以下、前記各実施の形態
の三次元表示装置に使用可能な偏光型二焦点光学系につ
いて説明する。図11は、前記各実施の形態の三次元表
示装置に使用可能な偏光型二焦点光学系の一例を示す図
である。図11(a)〜図11(d)に示す偏光型二焦
点光学系は、固定焦点レンズ301と、複屈折領域30
2とから構成される。ここで、固定焦点レンズ301
は、例えば、図11(d)に示すガラスあるいはプラス
チック製の凸レンズ、または、図11(c)に示すガラ
スあるいはプラスチック製の凹レンズ、または、図11
(a)、(b)に示すガラスあるいはプラスチック製の
凸レンズ、凹レンズ、プリズムなどの組み合わせによる
レンズ系、あるいは、ガラスあるいはプラスチック製の
凸レンズ、凹レンズ、プリズムなどの組み合わせによる
ミラー系等により構成される。また、複屈折領域30
2、例えば、液晶やPLZT等からなる複領域屈折性を
有する媒体で構成される。
【0036】ここで、固定焦点レンズ301の屈折率を
n1とし、複屈折領域302における固有偏光方向をそ
れぞれp21、p22とし、それぞれの偏光における屈
折率をn21、n22とする。例えば、複屈折領域30
2から光を入射した場合、入射光はその偏光状態に応じ
てp21、p22の偏光に分離し、それぞれに屈折率n
21、n22を感じて進行した後、屈折率n1の固定焦
点レンズ301と接することになる。したがって、図1
2に示すように、出射光は二つの偏光に分離したまま、
その屈折率の相違に応じて異なった位置に結像する。即
ち、偏光方向により分離する二焦点光学系として動作す
る。逆に、固定焦点レンズ301側から入射した場合に
も、同様に固有偏光方向に応じた屈折率により、二つの
結像面に分離して結像する。
【0037】ここで、図11に示すように、複屈折領域
302が液晶の場合、配向膜303を付け加えることに
より、複屈折領域302側から入射した光に対して、面
内均一な分離を得ることができる。配向膜303が複屈
折領域302の一方のみに設けられている場合であって
も、旋光性により光は複屈折媒体の配向に応じてねじれ
ていき、その感じる屈折率は変化しないため、前記した
効果には支障はない。なお、固定焦点レンズ301との
界面側にも配向膜を設けることは、固定焦点レンズ30
1側からの入射を行う場合、あるいはこのような配向依
存性を有する光学系をシリーズにつないで使用する場合
には有効である。
【0038】また、図11、図12に示す偏光型二焦点
光学系において、固定焦点レンズ301がない場合で
も、屈折領域302の片面あるいは両面が、図13に示
すように、例えば、レンズ形状やプリズム形状をしてい
る場合、図11、図12に示す場合と同様な効果がある
ことは明らかである。また、複屈折性を有する媒体とし
ては、液晶が屈折率異方性が大きいために有益であり、
その種類としては通常のネマティック液晶の他、例え
ば、高分子分散型液晶、ホログラフィック高分子分散型
液晶、高分子液晶、スメクティック液晶、強誘電液晶、
高分子安定化強誘電液晶などがある。さらに、液晶以外
でも高分子材料の主軸を揃えて形成することにより複屈
折性を得ることができることは明らかである。
【0039】[実施の形態4]図14は、前記各実施の
形態の三次元表示装置に使用可能な偏光型二焦点光学系
の他の例を示す図である。図14に示す偏光型二焦点光
学系は、入射側における分離用の偏光ビームスプリッタ
401と、焦点距離等の異なる二種類の光学系(40
2,403)と、出射側における合成用の偏光ビームス
プリッタ404、および光路を曲げるための平面鏡(4
05,406)で構成される。ここで、二種類の光学系
(402,403)は、例えば、凸レンズ、凹レンズ、
プリズム、凸面鏡凹面鏡、平面鏡など、あるいはこれら
の組み合わせ等で構成される。図14に示す偏光型二焦
点光学系において、入射光は、その偏光方向に応じた輝
度比で、偏光ビームスプリッタ401により二つの固有
偏光(p41,p42)に分離され、各々光学系(40
2,403)へ入射される。光学系(402,403)
は、例えば、異なる焦点距離を有するため、これに入射
した偏光(p41,p42)は異なる結像距離を有する
ことになる。したがって、偏光ビームスプリッタ404
により両偏光(p41,p42)を合成すると、二つの
固有偏光(p41,p42)は、各々異なる結像面(4
07,408)に結像することになる。このように、図
14に示す光学系により、偏光方向に対応した輝度比で
分離できる偏光型二焦点光学系を構成できる。ここで、
偏光ビームスプリッタ401の代わりに、図15に示す
構成を含む光学系を用いても同様な効果が得られること
は明らかである。即ち、ビームスプリッタ410(例え
ば、半透過鏡、半透過プリズムなど)と偏光方向が互い
に直交する偏光板(411,412)で構成することに
より、同様な効果を得ることができる。また、偏光ビー
ムスプリッタ404の代わりに、図15に示す構成を含
む光学系を用いることができることは言うまでもない。
【0040】[実施の形態5]以下、前記各実施の形態
の三次元表示装置に使用可能な偏光可変装置について説
明する。前記各実施の形態の三次元表示装置に使用され
る偏光可変装置のように、入射光の偏光方向を変化でき
る装置としては、例えば、電界や電圧により複屈折性を
変化できる媒質(例えば、液晶やPLZT等)を用いた
装置がよく知られている。液晶を用いた装置としては、
例えば「液晶・基礎編」、「液晶・応用編」(岡野、小
林共編、培風館)などに多くの種類が記載されている。
以下に、主な例について、図16ないし図22を用いて
説明する。図16は、前記各実施の形態の三次元表示装
置に使用可能なツイスト・ネマティック型偏光可変装置
の概略構成を示す図である。図16に示すツイスト・ネ
マティック型偏光可変装置は、透明導電膜(透明電極)
501、配向膜502、ネマティック液晶領域503、
配向膜504、透明導電膜(透明電極)505から構成
される。この場合、配向膜502と配向膜504との配
向方向を直交させ、かつ、液晶分子が同一方向に螺旋を
描くようにカイラル材を添加するのが一般的である。
【0041】図17(a)に示すように、透明導電膜
(501,505)間に電圧を印加しない場合には、配
向膜(502,504)の配向規制力とカイラル材の効
果により、液晶分子は90度回転して螺旋を描く。この
ため、直線偏光の入射光はこの液晶の旋光性(複屈折材
料における性質の一つ)により偏光方向がほぼ90度変
化して出射していく。
【0042】これに対して、図17(b)に示すよう
に、透明導電膜(501,505)間に閾値電圧以上の
充分な電圧(V5)を加えると、液晶分子はその印加電
圧方向に整列する。このため、入射光の偏光方向はほと
んど変化せずに出射していく。透明導電膜(501,5
05)間に加える電圧が、V5以下の場合には、その電
圧に応じた偏光方向の変化が連続的に得られる。このよ
うに、透明導電膜(501,505)間に加える電圧に
より、入射光の偏光方向を可変できる。さらに、これら
の要素をマトリックス状に配置し、アクティブな駆動素
子などを用いて駆動することも一般的によく知られたこ
とである。
【0043】図18は、前記各実施の形態の三次元表示
装置に使用可能なイン・プレイン型偏光可変装置の概略
構成を示す図である。図18に示すイン・プレイン型偏
光可変装置は、透明導電膜(透明電極)601、配向膜
602、ネマティック液晶領域603、配向膜604、
透明導電膜(透明電極)605から構成される。ここ
で、配向膜602と配向膜604との配向方向は平行で
あり、透明導電膜(601,605)は同一平面内にあ
る。図19(a)に示すように、透明導電膜(601,
605)間に電圧を印加しない場合には、配向膜(60
2,604)の配向規制力により、液晶分子は配向方向
に整列する。これに対して、図19(b)のように、透
明導電膜(601,605)間に閾値電圧以上の充分な
電圧(V6)を加えると、液晶分子はその印加電圧方向
に整列する。このように複屈折性を有する液晶の整列す
る向きが変化するため、出射光の偏光状態を変化でき
る。さらに、透明導電膜(601,605)間に加える
電圧がV6以下の場合には、その電圧に応じた偏光方向
の変化が連続的に得られる。これらの要素をマトリック
ス状に配置し、アクティブな駆動素子などを用いて駆動
することも一般的によく知られていることである。図2
0は、前記各実施の形態の三次元表示装置に使用可能な
ホモジニアス型偏光可変装置の概略構成を示す図であ
る。図20に示すホモジニアス型偏光可変装置は、透明
導電膜(透明電極)611、配向膜612、液晶(例え
ば、ネマティック液晶)領域613、配向膜614、透
明導電膜(透明電極)615から構成される。図20に
示すホモジニアス型偏光可変装置では、ホモジニアス配
向の液晶を用いるため、配向膜612と配向膜614と
の配向方向を同じ(平行)とする。また、図20に示す
ホモジニアス型偏光可変装置では、その偏光方向が配向
膜の配向方向からずれている入射光が入射される。例え
ば、図21(a)に示すように、入射光が直線偏光のと
きには、その偏光方向を、0度方向と90度方向の中間
方向(例えば、45度)にずらした入射光を、図20に
示すホモジニアス型偏光可変装置に入射する。また、図
21(b)および図21(c)に示すように、円偏光あ
るいは楕円偏光の入射光を、図20に示すホモジニアス
型偏光可変装置に入射する。図22(b)のように、透
明導電膜(611,615)間に閾値電圧以上の充分な
電圧(V7)を加えると、液晶分子はその印加電圧方向
に整列する。このため、入射光は、偏光方向をほとんど
変えることなく出射していく。これに対して、図22
(a)に示すように、透明導電膜(611,615)間
に電圧を印加しない場合には、配向膜(612,61
4)の配向規制力により、液晶分子は配向方向に向き、
かつ配向膜(612,614)に平行に並ぶ。このた
め、入射光は、この液晶の複屈折性により偏光方向が変
化して出射する。さらに、透明導電膜(611,61
5)間に加える電圧がV7以下の場合には、その電圧に
応じた偏光方向の変化が連続的に得られる。このよう
に、透明導電膜(611,615)間に印加する印加電
圧により、入射光の偏光方向を可変することができる。
そして、これらの要素をマトリックス状に配置し、アク
ティブな駆動素子などを用いて駆動することも一般的に
よく知られていることである。さらに、ネマティック液
晶以外にも、強誘電液晶や高分子分散型液晶や高分子液
晶などを用いて同様な効果を得られる色々な装置がある
ことは明らかである。以上、本発明者によってなされた
発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。本発明によれば、立体視の生理的要因
間の矛盾を抑制でき、かつ情報量を少なくでき、電気的
に書き換え可能な三次元動画像を再生することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の三次元表示装置の概略
構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の三次元表示装置におけ
る2D化像の生成方法を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態1の三次元表示装置におけ
る、二次元表示装置の各画素と偏光可変装置の各偏光可
変要素との対応関係を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態1の三次元表示装置におけ
る、二次元表示装置の各画素と偏光可変装置の各偏光可
変要素との対応関係を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態1の三次元表示装置におけ
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態1の三次元表示装置におけ
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態1の三次元表示装置におけ
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態1の三次元表示装置におけ
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態2の三次元表示装置の概略
構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2の三次元表示装置にお
ける三次元像の表示方法を説明するための図である。
【図11】本発明の各実施の形態の三次元表示装置に使
用可能な偏光型二焦点光学系の一例を示す図である。
【図12】図11に示す偏光型二焦点光学系における入
射光と出射光との関係を説明するための図である。
【図13】本発明の各実施の形態の三次元表示装置に使
用可能な偏光型二焦点光学系の他の例を示す図である。
【図14】本発明の各実施の形態の三次元表示装置に使
用可能な偏光型二焦点光学系の他の例を示す図である。
【図15】図14に示す偏光ビームスプリッタの代わり
に使用可能な光学系を示す図である。
【図16】本発明の各実施の形態の三次元表示装置に使
用可能なツイスト・ネマティック型偏光可変装置の概略
構成を示す図である。
【図17】図16に示すツイスト・ネマティック型偏光
可変装置の動作原理を説明するための図である。
【図18】本発明の各実施の形態の三次元表示装置に使
用可能なイン・プレイン型偏光可変装置の概略構成を示
す図である。
【図19】図18に示すイン・プレイン型偏光可変装置
の動作原理を説明するための図である。
【図20】本発明の各実施の形態の三次元表示装置に使
用可能なホモジニアス型偏光可変装置の概略構成を示す
図である。
【図21】図20に示すホモジニアス型偏光可変装置に
入射される入射光と配向膜の配向方向を示す図である。
【図22】図20に示すホモジニアス型偏光可変装置の
動作原理を説明するための図である。
【図23】従来の三次元表示装置の一例の概略構成を示
す図である。
【図24】従来の三次元表示装置の他の例の概略構成を
示す図である。
【符号の説明】
100,200,705…二次元表示装置、101,2
01…偏光可変装置、102,202…偏光型二焦点光
学系、103,104,203,204,407,40
8…結像面、105,205,707…観察者、10
6,701,711…三次元物体(表示対象物体)、1
07,207…2D化像、110,120…画素、11
1,121…偏光可変要素、301…固定焦点レンズ、
302…複屈折領域、303,502,504,60
2,604,612,614…配向膜、401,404
…偏光ビームスプリッタ、402,403…光学系、4
05,406…平面鏡、410…ビームスプリッタ、4
11,412…偏光板、501,505,601,60
5,611,615…透明導電膜、503,603,6
13…ネマティック液晶、702,703…カメラ、7
04…映像信号変換装置、706…液晶シャッタ眼鏡、
712…二次元像の集まり、713…体積型三次元表示
装置、714…三次元の再現像。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示対象物体を観察者の視線から平面に
    射影した二次元像を、奥行き位置の異なる二つの表示面
    の全てに観察者の視線上で重なるようにそれぞれ所望の
    輝度で表示して三次元立体像を生成する三次元表示方法
    において、 前記二次元像の表示光の偏光方向を制御し、通過する光
    の偏光方向により結像位置の異なる光学系を通過させる
    ことにより、前記二次元像の表示光を奥行き位置の異な
    る二つの表示面に結像させて、前記二次元像を前記奥行
    き位置の異なる二つの表示面に表示する際に、 前記二つの表示面に表示する二次元像の輝度を、 前記表示対象物体の観察者に近い部位に対応する部位の
    輝度が、前記二つの表示面のうちの観察者に近い表示面
    においては高くなり、観察者から遠い表示面においては
    低くなるように、 かつ前記表示対象物体の観察者から遠い部位に対応する
    部位の輝度が、前記二つの表示面のうちの観察者に近い
    表示面においては低くなり、観察者から遠い表示面にお
    いては高くなるように、 前記表示対象物体の各部位の奥行き位置に応じて対応す
    る各部位の輝度を変化させることを特徴とする三次元表
    示方法。
  2. 【請求項2】 前記二つの表示面に表示する各二次元像
    の各部位の輝度を、観察者から見た総体的な輝度を一定
    に保って表示することを特徴とする請求項1に記載の三
    次元表示方法。
  3. 【請求項3】 前記二つの表示面に表示する各二次元像
    の各部位の輝度を、観察者から見た総体的な輝度を奥に
    いくに従って徐々に減少させて表示することを特徴とす
    る請求項1に記載の三次元表示方法。
  4. 【請求項4】 人間の眼の残像時間内に前記二次元像を
    順次切り替えるとともに、当該各二次元像それぞれにつ
    いて表示光の偏光方向を順次切り替えて、前記二次元像
    の表示光を前記奥行き位置の異なる二つの表示面に結像
    させることにより、三次元立体の動画像を生成すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    三次元表示方法。
  5. 【請求項5】 前記二次元像の表示光の偏光方向の切り
    替えに同期して、当該二次元像の表示光の輝度を所望の
    輝度に変化させることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載の三次元表示方法。
  6. 【請求項6】 前記二次元像の表示光の偏光方向を制御
    することにより、前記奥行き位置の異なる二つの表示面
    に結像する二次元像の輝度を所望の輝度に調節すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    三次元表示方法。
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