JP3324694B2 - 三次元表示方法および装置 - Google Patents
三次元表示方法および装置Info
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Description
よび装置に係わり、特に、三次元像を、情報量を少なく
して、電子的に動画再生できる三次元表示方法および装
置に関する。
が少なく、動画の立体表示を可能とする装置として、図
23に示す液晶シャッタ眼鏡方式がよく知られている。
以下、この液晶シャッタ眼鏡方式の原理について説明す
る。この液晶シャッタ眼鏡方式においては、カメラ(7
02,703)により、三次元物体701を異なる方向
から撮影し、三次元物体701を異なる方向から撮影し
た像(視差像)を生成する。カメラ(702,703)
により撮影された映像を、映像信号変換装置704で合
成して1つの映像信号とし、二次元表示装置(例えば、
CRT表示装置)705に入力する。観察者707は、
液晶シャッタ眼鏡706をかけて二次元表示装置705
の映像を観察する。ここで、二次元表示装置705がカ
メラ703の映像を表示している時に、液晶シャッタ眼
鏡706は左側が非透過状態、右側が透過状態とされ、
また、二次元表示装置705がカメラ702の映像を表
示している時に、液晶シャッタ眼鏡706は左側が透過
状態、右側が非透過状態とされる。前記動作を高速で切
り替えると、眼の残像効果により両眼に視差像が見える
ように感じる。したがって、両眼視差による立体視が可
能となる。
報量が少なく、動画の立体表示を可能とする装置とし
て、図24に示す体積型方式も提案されている。以下、
この体積型方式の原理について説明する。この体積型方
式においては、図24(b)に示すように、三次元物体
711を観察者から見て奥行き方向に標本化して二次元
像の集まり712とし、この二次元像の集まり712
を、図24(a)に示す体積型三次元表示装置713を
用いて、例えば、時分割で再び奥行き方向に配置して三
次元の再現像714を再構成する。
23に示す液晶シャッタ眼鏡方式は、液晶シャッタ眼鏡
706が必須であるため、テレビ会議のような場合に
は、非常に不自然であるという問題点があった。また、
立体視の生理的要因の中で、両眼視差、輻輳と、ピント
調節との間に大きな矛盾が生じる。即ち、前記図23に
示す液晶シャッタ眼鏡方式では、両眼視差と輻輳はほぼ
満足できるが、ピント面が表示面にあるため、この矛盾
により、眼精疲労などを生じるという問題点があった。
現する三次元物体711の奥行き位置が実際に像を表示
する面に近くて、かつその面に挟まれているため、前記
図23に示す液晶シャッタ眼鏡方式と異なり、両眼視
差、輻輳と、ピント調節との間の矛盾を抑制できる。し
かしながら、この体積型方式では、奥行き方向に位置が
離散的であるため、その中間位置の三次元物体や奥行き
方向に大きく変化している三次元物体を再現するのが困
難であるという問題点があった。
るためになされたものであり、本発明の目的は、眼鏡な
しで、かつ立体視の生理的要因間での矛盾を抑制でき、
さらに、電気的に書換え可能で、動画表示が可能な三次
元表示方法および装置を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
視線から平面に射影した二次元像を、奥行き位置の異な
る二つの表示面の全てにそれぞれ所望の輝度で表示して
三次元立体像を生成する三次元表示方法において、前記
二次元像の表示光の偏光方向を制御し、通過する光の偏
光方向により結像位置の異なる光学系を通過させること
により、前記二次元像の表示光を前記奥行き位置の異な
る二つの表示面に結像させて、前記二次元像を前記奥行
き位置の異なる二つの表示面に表示する際に、前記二つ
の表示面に表示される画像の各々の輝度が、表示対象物
体の奥行き位置に対応して変わるように、前記二次元像
を偏光方向に応じた輝度比で分離・表示することを特徴
とする。
偏光方向を制御することにより、前記奥行き位置の異な
る二つの表示面に結像する二次元像の輝度を表示対象物
体の奥行き位置に対応して変わるように調節することを
特徴とする。
視線から平面に射影した二次元像を表示する二次元像表
示手段と、前記二次元像表示手段から入射される二次元
像の表示光の偏光方向を制御して出射する偏光可変手段
と、前記偏光可変手段から出射される表示光を二つの独
立な偏光方向に分離し、かつ、当該二つの独立な偏光方
向毎の表示光を異なる二つの表示面に結像する偏光型二
焦点光学系とを含む三次元表示装置であって、前記異な
る二つの表示面に結像した各二次元像が、観察者の視線
上で重なり、かつ、異なる奥行き位置に結像した二次元
像となるように、前記二次元像表示手段、前記偏光可変
手段および前記偏光型二焦点光学系を配置し、前記各二
次元像の各々の輝度を、表示対象物体の奥行き位置に対
応して変わるように、偏光方向に応じた輝度比で分離・
表示することを特徴とする。
記二次元像表示手段から入射される二次元像の表示光の
偏光状態を変化させて出射することを特徴とする。
記二次元像表示手段から入射される二次元像の表示光
を、前記偏光型二焦点光学系において分離される前記二
つの独立な偏光方向、あるいは、前記二つの独立な偏光
方向の中間の角度の直線偏光に変化させることを特徴と
する。
界または電圧の印加により複屈折性が変化する媒体を含
むことを特徴とする。
媒体が、液晶であることを特徴とする。
が、複数の画素を有し、また、前記偏光可変手段が、複
数の偏光可変要素を有し、前記偏光可変手段の各偏光可
変要素が、前記二次元像表示手段の一つまたは複数の画
素の表示光の偏光をそれぞれ制御することを特徴とす
る。
が、等方性媒体の固定焦点レンズと複屈折性媒体とを含
むことを特徴とする。
施の形態を詳細に説明する。
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
三次元表示装置は、表示対象物体である三次元物体の全
体の奥行き位置を、例えば、複数の結像面間で表現する
三次元表示装置である。図1は、本発明の実施の形態1
の三次元表示装置の概略構成を示す図である。本実施の
形態の三次元表示装置は、二次元表示装置100と、偏
光可変装置101と、偏光型二焦点光学系102とを含
んで構成される。本実施の形態の三次元表示装置におい
ては、二次元表示装置100に表示される二次元像の表
示光は、偏光可変装置101からの出射偏光方向によ
り、偏光型二焦点光学系102の二つの結像面(図1で
は、結像面103と結像面104)に、偏光方向に応じ
た輝度比で分離・表示される。例えば、偏光型二焦点光
学系102における固有偏光方向(二つの独立した偏光
方向を意味する)の一つに、前記偏光可変装置101か
らの出射偏光方向が一致した場合には、例えば、結像面
103上に二次元表示装置100に表示される二次元像
が結像され、出射偏光方向が他方の固有偏光方向に一致
した場合には、例えば、結像面104上に二次元表示装
置100に表示される二次元像が結像される。それ以外
の偏光方向(直線偏光、円偏光、楕円偏光などを含む)
の場合には、結像面103と結像面104における各々
の輝度が、例えば、出射偏光方向を固有偏光方向へ射影
した成分比で分離される。
例えば、CRT表示装置、液晶ディスプレイ、LEDデ
ィスプレイ、プラズマディスプレイ、FEDディスプレ
イ、プロジェクション型ディスプレイ、線描画型ディス
プレイ等が使用可能である。また、偏光可変装置101
としては、例えば、液晶を用いた装置、あるいは複屈折
性を有し、かつ電界によりその複屈折性が制御できるP
LZTを用いた装置等が使用可能である。なお、これら
の装置については後述する。さらに、偏光型二焦点光学
系102としては、例えば、後述する液晶を用いた装
置、または偏光ビームスプリッタと異なる結像面を有す
る二つの光学系、あるいはビームスプリッタと偏光板と
異なる結像面を有する二つの光学系とを含む装置等が使
用可能である。なお、これらの装置については後述す
る。
本動作を説明する。本実施の形態の三次元表示装置にお
いては、図2に示すように、観察者105に提示したい
三次元物体(表示対象物体)106を、観察者105の
両眼の視線方向から、例えば、結像面(103,10
4)へ射影した像(以下、「2D化像」と称する。)1
07を生成し、これを図1に示す二次元表示装置100
に表示する。ここで、2D化像107の生成方法として
は、視線方向から三次元物体106をカメラ撮影した二
次元像を用いる方法、あるいは別の方向から撮影した複
数枚の二次元像から合成する方法、あるいはコンピュー
タグラフィックによる合成技術やモデル化を用いる方法
など種々の方法が採用可能である。
複数の画素群に対応して、偏光可変装置101の一つの
偏光可変要素を対応させる。例えば、図3に示すよう
に、二次元表示装置100の一つの画素110に対応し
て、偏光可変装置101の一つの偏光可変要素111を
対応させ、あるいは、例えば、図4に示すように、二次
元表示装置100の複数の画素120に対応して、偏光
可変装置101の一つの偏光可変要素121を対応させ
る。
要素(例えば、図3の111、図4の121)の出射偏
光方向を、二次元表示装置100の一つの画素(例え
ば、図3の110)あるいは複数の画素(例えば、図4
の120)に対応する三次元物体106の部位の奥行き
位置に対応して変化させる。これにより、この出射偏光
方向に対応した各々の輝度を有する画像(二次元像)が
結像面103と結像面104に表示される。但し、結像
面103と結像面104との画像が、観察者105の視
線上で重なるように、結像面(103,104)の位置
関係を適切な光学系を用いて予め調整する。結像面10
3と結像面104との画像が、観察者105の視線上で
重なるようにすることは、例えば、2D化像107の各
々の中心や重心を視線上に配置することで可能である。
点は、偏光可変装置101を用いて各偏光可変要素にお
ける出射偏光方向を変えることにより、結像面103と
結像面104における画像各部位の各々の輝度を、観察
者105から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ、三次
元物体106の奥行き位置に対応して変えることであ
る。その変え方の一例を、図5ないし図8を用いて以下
に説明する。ここで、結像面103が、結像面104よ
り観察者105側にあるとし、かつ、結像面(103,
104)に対応した偏光型二焦点光学系102の固有偏
光方向を各々p11、p12とする。例えば、図5に示
すように、偏光可変装置101の各偏光可変要素におけ
る出射偏光方向をp11と一致させると、結像面103
における画像の輝度は三次元物体106の輝度に等しく
なり、また、結像面104における画像の輝度はゼロと
なり、三次元物体106が結像面103上にある場合を
表現できる。次に、例えば、図6に示すように、偏光可
変装置101の各偏光可変要素における出射偏光方向を
p11より少し傾けると、図5に比べて、結像面103
における画像の輝度は減少し、また、結像面104にお
ける画像の輝度は増加し、三次元物体106が結像面1
03より少し離れて結像面104側に寄った場合を表現
できる。
可変装置101の各偏光可変要素における出射偏光方向
を図6に示す偏光より傾けると、図6に比べて、結像面
103における画像の輝度はさらに減少し、また、結像
面104における画像の輝度はさらに増加し、三次元物
体106が結像面103より結像面104側にさらに寄
った場合を表現できる。遂に、例えば、図8に示すよう
に、偏光可変装置101の各偏光可変要素における出射
偏光方向をp12と一致させると、結像面104におけ
る画像の輝度は三次元物体106の輝度に等しくなり、
また、結像面103における画像の輝度はゼロとなり、
三次元物体106が結像面104上にある場合を表現で
きる。
るいは心理的要因あるいは錯覚により、画像を実際に表
示しているのが結像面(103,104)であっても、
観察者105にはあたかもその中間に三次元物体106
が位置しているように感じられる。本実施の形態の三次
元表示装置は、図23に示す従来の三次元表示装置と異
なり、実際に像を表示する面が、その錯覚位置を挟んで
少なくとも2つ以上存在するため、図23に示す従来の
三次元表示装置で問題となった両眼視差、輻輳と、ピン
ト調節との間の矛盾を大きく抑制でき、眼精疲労などを
抑制できると考えられる。また、図24に示す従来の三
次元表示装置と異なり、像面の中間位置に存在する三次
元物体も観察者に対しては三次元的に見えるため、従来
の書割り的な立体感ではない利点を有する。さらに、本
実施の形態の三次元表示装置では、複数の面の間にある
三次元物体も表現できることから、三次元表示を行う場
合のデータ量を大きく減らせる利点も有する。
像の輝度の変化のみによる人の生理的あるいは心理的要
因あるいは錯覚を利用しているため、光源として、特
に、レーザーなどのコヒーレント光源を必要とせず、か
つカラー化も容易である利点を有している。また、本実
施の形態の三次元表示装置は、機械的駆動部を含まない
ため、軽量化、信頼性の向上などに適している利点を有
する。また、本実施の形態の三次元表示装置は、二次元
表示装置100により二次元方向の表示を受け持ち、偏
光可変装置101により奥行き方向の表現を受け持つた
め、その制御が簡便である利点を有する。さらに、各々
の解像度などに差をつけることができ、情報量を減らせ
る利点を有する。即ち、二次元方向に比べて奥行き方向
の分解能は低いことに鑑みて、奥行き方向の分解能を減
らすことも有効である。
いては、結像面の位置、間隔、大きさ等によって装置の
大きさが必ずしも拘束されない。即ち、結像面(10
3,104)の位置を、例えば、光学系により実像面と
して本装置の全面に配置すること、あるいは、例えば、
光学系により本装置の後ろ側に配置することが可能であ
る。また、結像面(103,104)の間隔も、例え
ば、光学系により本装置より大きく離すことも可能であ
る。さらに、結像する像の大きさも、例えば、光学系に
より本装置より大きくすることが可能である。このた
め、実際に表示装置を配置する方法に比べて、三次元表
示装置全体をコンパクト化できる利点も有する。
(103,104)に表示する2D化像107の輝度を
観察者から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ変化させ
る場合について説明したが、観察者105から見た総体
的な輝度を奥にいくにしたがって徐々に減少させること
で、立体感を強調することはコンピュータグラフィック
においてよく用いられている手法であり、本実施の形態
においてもこれを採用することでその効果をよりいっそ
う助長できることは明らかである。また、2D化像10
7を順次切り替えるとともに、当該2D化像107それ
ぞれについて表示光の偏光方向を順次切り替えて、2D
化像107の表示光を奥行き位置の異なる二つの結像面
(103,104)に表示させることにより、三次元立
体の動画像を生成することができる。また、本実施の形
態の三次元表示装置では、表示対象物体である三次元物
体106を主に2つの結像面(103,104)に二次
元像として表示する場合について説明したが、結像面
は、2つ以上であっても同様な効果が期待できることは
明らかである。また、本実施の形態では、基本的な構成
を説明しているのみであり、例えば、これに光学系を追
加することにより収差などを低減できることは明らかで
ある。さらに、本実施の形態では、観察者105が、三
次元表示装置のほぼ中央、正面位置にいる場合について
主に説明したが、観察者105が他の位置にいる場合で
あっても、光学系などの変更あるいは追加によって容易
に本実施の形態の効果を得ることができることは明らか
である。
有する奥行きを表現する三次元表示装置である点で、前
記実施の形態の三次元表示装置と相違する。図9は、本
発明の参考例の三次元表示装置の概略構成を示す図であ
る。本参考例の三次元表示装置は、前記実施の形態1と
同様、二次元表示装置200と、偏光可変装置201
と、偏光型二焦点光学系202とを含んで構成される。
本参考例の三次元表示装置においても、二次元表示装置
200に表示される二次元像の表示光は、偏光可変装置
201からの出射偏光方向により、偏光型二焦点光学系
202の二つの結像面(図9では、結像面203と結像
面204)に、偏光方向に応じた輝度比で分離・表示さ
れる。
動作を説明する。まず、観察者205に、表示対象物体
である三次元物体の2D化像207を二次元表示装置2
00に表示する。そして、例えば、前記図3、図4に示
すように、この二次元表示装置200の表示の一つある
いは複数の画素に対応して、偏光可変装置201の一つ
の偏光可変要素を対応させる。次に、この対応させた偏
光可変要素の出射偏光方向を、二次元表示装置200の
一つの画素(例えば、図3の110)あるいは複数の画
素(例えば、図4の120)に対応する三次元物体の部
位の奥行き位置に対応して変化させる。これにより、こ
の出射偏光方向に対応した各々の輝度を有する画像が結
像面203と結像面204に表示される。但し、結像面
203と結像面204との画像が、観察者205の視線
上で重なるように、結像面(203,204)の位置関
係を適切な光学系を用いて予め調整する。
は、偏光可変装置201を用いて各偏光可変要素におけ
る出射偏光方向を変えることにより、結像面203と結
像面204における画像各部位の各々の輝度を、観察者
205から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ、三次元
物体の各部位の奥行き位置に対応して変えることであ
る。その変え方の一例を、図10を用いて以下に説明す
る。図10(a)が観察者に近い結像面、例えば、結像
面203に結像される像の一例であり、図10(b)が
観察者に遠い結像面、例えば、結像面204に結像され
る像の一例である。例えば、三次元物体として、図10
に示すようなケーキを例に取ると、上に立てたロウソク
を除き、ケーキの上面及び下面は、例えば、ほぼ平坦で
あり、かつ、その側面は、例えば、円柱状であり、ロウ
ソクは、例えば、上面の円周近傍に配置するものとす
る。この場合の2D化像207では、図10(a)、図
10(b)に示すように、上面及び下面においては上方
の方が奥に位置することとなり、かつ、その側面では真
ん中が手前で端に行くにしたがって奥に位置し、さらに
隠れている上方の真ん中は奥に位置することとなる。こ
の場合における各部位の偏光方向は、結像面(203,
204)の各々において下記のような輝度変化が得られ
るように、偏光型二焦点光学系202の二つの固有偏光
方向を考慮して変化させればよい。
観察者205に近い結像面203においては、図10
(a)に示すように、観察者205に近い部位(2D化
像207では、例えば、下方)が輝度が高く、かつ遠い
部位(2D化像207では、例えば、上方)が輝度が低
くなるようにその奥行き位置に対応して徐々に変化させ
る。また、観察者205に遠い結像面204において
は、図10(b)に示すように、観察者205に近い部
位(2D化像207では、例えば、下方)が輝度が低
く、かつ遠い部位(2D化像207では、例えば、上
方)が輝度が高くなるようにその奥行き位置に対応して
徐々に変化させる。次に、円柱部分の輝度変化もその奥
行き位置に対応して、観察者205に近い結像面203
においては、図10(a)に示すように、観察者205
に近い部位(例えば、真ん中付近)が輝度が高く、かつ
遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が低くなるよ
うに徐々に変化させる。また、観察者205に遠い結像
面204においては、図10(b)に示すように、観察
者205に近い部位(例えば、真ん中付近)が輝度が低
く、かつ遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が高
くなるように徐々に変化させる。なお、図10(a)、
図10(b)において、色の濃い部分が、輝度の高い部
分を表現している。前記した表示方法によれば、人の生
理的あるいは心理的要因あるいは錯覚により、実際に表
示しているのが二次元像であっても、観察者205には
あたかも上面、下面がほぼ平らな円柱状のケーキがある
ように感じられる。このように、本参考例の三次元表示
装置によれば、連続的な奥行きを有する三次元物体を簡
便に表現することができる。
使用可能な偏光型二焦点光学系について説明する。図1
1は、前記実施の形態ならび参考例の三次元表示装置に
使用可能な偏光型二焦点光学系の一例を示す図である。
図11(a)〜図11(d)に示す偏光型二焦点光学系
は、固定焦点レンズ301と、複屈折領域302とから
構成される。ここで、固定焦点レンズ301は、例え
ば、図11(d)に示すガラスあるいはプラスチック製
の凸レンズ、または、図11(c)に示すガラスあるい
はプラスチック製の凹レンズ、または、図11(a)、
(b)に示すガラスあるいはプラスチック製の凸レン
ズ、凹レンズ、プリズムなどの組み合わせによるレンズ
系、あるいは、ガラスあるいはプラスチック製の凸レン
ズ、凹レンズ、プリズムなどの組み合わせによるミラー
系等により構成される。また、複屈折領域302、例え
ば、液晶やPLZT等からなる複領域屈折性を有する媒
体で構成される。
n1とし、複屈折領域302における固有偏光方向をそ
れぞれp21、p22とし、それぞれの偏光における屈
折率をn21、n22とする。例えば、複屈折領域30
2から光を入射した場合、入射光はその偏光状態に応じ
てp21、p22の偏光に分離し、それぞれに屈折率n
21、n22を感じて進行した後、屈折率n1の固定焦
点レンズ301と接することになる。したがって、図1
2に示すように、出射光は二つの偏光に分離したまま、
その屈折率の相違に応じて異なった位置に結像する。即
ち、偏光方向により分離する二焦点光学系として動作す
る。逆に、固定焦点レンズ301側から入射した場合に
も、同様に固有偏光方向に応じた屈折率により、二つの
結像面に分離して結像する。
302が液晶の場合、配向膜303を付け加えることに
より、複屈折領域302側から入射した光に対して、面
内均一な分離を得ることができる。配向膜303が複屈
折領域302の一方のみに設けられている場合であって
も、旋光性により光は複屈折媒体の配向に応じてねじれ
ていき、その感じる屈折率は変化しないため、前記した
効果には支障はない。なお、固定焦点レンズ301との
界面側にも配向膜を設けることは、固定焦点レンズ30
1側からの入射を行う場合、あるいはこのような配向依
存性を有する光学系をシリーズにつないで使用する場合
には有効である。
光学系において、固定焦点レンズ301がない場合で
も、屈折領域302の片面あるいは両面が、図13に示
すように、例えば、レンズ形状やプリズム形状をしてい
る場合、図11、図12に示す場合と同様な効果がある
ことは明らかである。また、複屈折性を有する媒体とし
ては、液晶が屈折率異方性が大きいために有益であり、
その種類としては通常のネマティック液晶の他、例え
ば、高分子分散型液晶、ホログラフィック高分子分散型
液晶、高分子液晶、スメクティック液晶、強誘電液晶、
高分子安定化強誘電液晶などがある。さらに、液晶以外
でも高分子材料の主軸を揃えて形成することにより複屈
折性を得ることができることは明らかである。
装置に使用可能な偏光型二焦点光学系の他の例を示す図
である。図14に示す偏光型二焦点光学系は、入射側に
おける分離用の偏光ビームスプリッタ401と、焦点距
離等の異なる二種類の光学系(402,403)と、出
射側における合成用の偏光ビームスプリッタ404、お
よび光路を曲げるための平面鏡(405,406)で構
成される。ここで、二種類の光学系(402,403)
は、例えば、凸レンズ、凹レンズ、プリズム、凸面鏡凹
面鏡、平面鏡など、あるいはこれらの組み合わせ等で構
成される。図14に示す偏光型二焦点光学系において、
入射光は、その偏光方向に応じた輝度比で、偏光ビーム
スプリッタ401により二つの固有偏光(p41,p4
2)に分離され、各々光学系(402,403)へ入射
される。光学系(402,403)は、例えば、異なる
焦点距離を有するため、これに入射した偏光(p41,
p42)は異なる結像距離を有することになる。したが
って、偏光ビームスプリッタ404により両偏光(p4
1,p42)を合成すると、二つの固有偏光(p41,
p42)は、各々異なる結像面(407,408)に結
像することになる。このように、図14に示す光学系に
より、偏光方向に対応した輝度比で分離できる偏光型二
焦点光学系を構成できる。ここで、偏光ビームスプリッ
タ401の代わりに、図15に示す構成を含む光学系を
用いても同様な効果が得られることは明らかである。即
ち、ビームスプリッタ410(例えば、半透過鏡、半透
過プリズムなど)と偏光方向が互いに直交する偏光板
(411,412)で構成することにより、同様な効果
を得ることができる。また、偏光ビームスプリッタ40
4の代わりに、図15に示す構成を含む光学系を用いる
ことができることは言うまでもない。
に使用可能な偏光可変装置について説明する。前記各実
施の形態ならび参考例の三次元表示装置に使用される偏
光可変装置のように、入射光の偏光方向を変化できる装
置としては、例えば、電界や電圧により複屈折性を変化
できる媒質(例えば、液晶やPLZT等)を用いた装置
がよく知られている。液晶を用いた装置としては、例え
ば「液晶・基礎編」、「液晶・応用編」(岡野、小林共
編、培風館)などに多くの種類が記載されている。以下
に、主な例について、図16ないし図22を用いて説明
する。図16は、前記各実施の形態ならび参考例の三次
元表示装置に使用可能なツイスト・ネマティック型偏光
可変装置の概略構成を示す図である。図16に示すツイ
スト・ネマティック型偏光可変装置は、透明導電膜(透
明電極)501、配向膜502、ネマティック液晶領域
503、配向膜504、透明導電膜(透明電極)505
から構成される。この場合、配向膜502と配向膜50
4との配向方向を直交させ、かつ、液晶分子が同一方向
に螺旋を描くようにカイラル材を添加するのが一般的で
ある。
(501,505)間に電圧を印加しない場合には、配
向膜(502,504)の配向規制力とカイラル材の効
果により、液晶分子は90度回転して螺旋を描く。この
ため、直線偏光の入射光はこの液晶の旋光性(複屈折材
料における性質の一つ)により偏光方向がほぼ90度変
化して出射していく。
に、透明導電膜(501,505)間に閾値電圧以上の
充分な電圧(V5)を加えると、液晶分子はその印加電
圧方向に整列する。このため、入射光の偏光方向はほと
んど変化せずに出射していく。透明導電膜(501,5
05)間に加える電圧が、V5以下の場合には、その電
圧に応じた偏光方向の変化が連続的に得られる。このよ
うに、透明導電膜(501,505)間に加える電圧に
より、入射光の偏光方向を可変できる。さらに、これら
の要素をマトリックス状に配置し、アクティブな駆動素
子などを用いて駆動することも一般的によく知られたこ
とである。
の三次元表示装置に使用可能なイン・プレイン型偏光可
変装置の概略構成を示す図である。図18に示すイン・
プレイン型偏光可変装置は、透明導電膜(透明電極)6
01、配向膜602、ネマティック液晶領域603、配
向膜604、透明導電膜(透明電極)605から構成さ
れる。ここで、配向膜602と配向膜604との配向方
向は平行であり、透明導電膜(601,605)は同一
平面内にある。図19(a)に示すように、透明導電膜
(601,605)間に電圧を印加しない場合には、配
向膜(602,604)の配向規制力により、液晶分子
は配向方向に整列する。これに対して、図19(b)の
ように、透明導電膜(601,605)間に閾値電圧以
上の充分な電圧(V6)を加えると、液晶分子はその印
加電圧方向に整列する。このように複屈折性を有する液
晶の整列する向きが変化するため、出射光の偏光状態を
変化できる。さらに、透明導電膜(601,605)間
に加える電圧がV6以下の場合には、その電圧に応じた
偏光方向の変化が連続的に得られる。これらの要素をマ
トリックス状に配置し、アクティブな駆動素子などを用
いて駆動することも一般的によく知られていることであ
る。図20は、前記各実施の形態ならび参考例の三次元
表示装置に使用可能なホモジニアス型偏光可変装置の概
略構成を示す図である。図20に示すホモジニアス型偏
光可変装置は、透明導電膜(透明電極)611、配向膜
612、液晶(例えば、ネマティック液晶)領域61
3、配向膜614、透明導電膜(透明電極)615から
構成される。図20に示すホモジニアス型偏光可変装置
では、ホモジニアス配向の液晶を用いるため、配向膜6
12と配向膜614との配向方向を同じ(平行)とす
る。また、図20に示すホモジニアス型偏光可変装置で
は、その偏光方向が配向膜の配向方向からずれている入
射光が入射される。例えば、図21(a)に示すよう
に、入射光が直線偏光のときには、その偏光方向を、0
度方向と90度方向の中間方向(例えば、45度)にず
らした入射光を、図20に示すホモジニアス型偏光可変
装置に入射する。また、図21(b)および図21
(c)に示すように、円偏光あるいは楕円偏光の入射光
を、図20に示すホモジニアス型偏光可変装置に入射す
る。図22(b)のように、透明導電膜(611,61
5)間に閾値電圧以上の充分な電圧(V7)を加える
と、液晶分子はその印加電圧方向に整列する。このた
め、入射光は、偏光方向をほとんど変えることなく出射
していく。これに対して、図22(a)に示すように、
透明導電膜(611,615)間に電圧を印加しない場
合には、配向膜(612,614)の配向規制力によ
り、液晶分子は配向方向に向き、かつ配向膜(612,
614)に平行に並ぶ。このため、入射光は、この液晶
の複屈折性により偏光方向が変化して出射する。さら
に、透明導電膜(611,615)間に加える電圧がV
7以下の場合には、その電圧に応じた偏光方向の変化が
連続的に得られる。このように、透明導電膜(611,
615)間に印加する印加電圧により、入射光の偏光方
向を可変することができる。そして、これらの要素をマ
トリックス状に配置し、アクティブな駆動素子などを用
いて駆動することも一般的によく知られていることであ
る。さらに、ネマティック液晶以外にも、強誘電液晶や
高分子分散型液晶や高分子液晶などを用いて同様な効果
を得られる色々な装置があることは明らかである。以
上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態
に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲において種々変更可能であることは勿論である。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。本発明によれば、立体視の生理的要因
間の矛盾を抑制でき、かつ情報量を少なくでき、電気的
に書き換え可能な三次元動画像を再生することが可能と
なる。
構成を示す図である。
る2D化像の生成方法を説明するための図である。
る、二次元表示装置の各画素と偏光可変装置の各偏光可
変要素との対応関係を説明するための図である。
る、二次元表示装置の各画素と偏光可変装置の各偏光可
変要素との対応関係を説明するための図である。
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
る三次元像の表示方法を説明するための図である。
ある。
表示方法を説明するための図である。
示装置に使用可能な偏光型二焦点光学系の一例を示す図
である。
射光と出射光との関係を説明するための図である。
示装置に使用可能な偏光型二焦点光学系の他の例を示す
図である。
表示装置に使用可能な偏光型二焦点光学系の他の例を示
す図である。
に使用可能な光学系を示す図である。
表示装置に使用可能なツイスト・ネマティック型偏光可
変装置の概略構成を示す図である。
可変装置の動作原理を説明するための図である。
表示装置に使用可能なイン・プレイン型偏光可変装置の
概略構成を示す図である。
の動作原理を説明するための図である。
表示装置に使用可能なホモジニアス型偏光可変装置の概
略構成を示す図である。
入射される入射光と配向膜の配向方向を示す図である。
動作原理を説明するための図である。
す図である。
示す図である。
01…偏光可変装置、102,202…偏光型二焦点光
学系、103,104,203,204,407,40
8…結像面、105,205,707…観察者、10
6,701,711…三次元物体(表示対象物体)、1
07,207…2D化像、110,120…画素、11
1,121…偏光可変要素、301…固定焦点レンズ、
302…複屈折領域、303,502,504,60
2,604,612,614…配向膜、401,404
…偏光ビームスプリッタ、402,403…光学系、4
05,406…平面鏡、410…ビームスプリッタ、4
11,412…偏光板、501,505,601,60
5,611,615…透明導電膜、503,603,6
13…ネマティック液晶、702,703…カメラ、7
04…映像信号変換装置、706…液晶シャッタ眼鏡、
712…二次元像の集まり、713…体積型三次元表示
装置、714…三次元の再現像。
Claims (13)
- 【請求項1】 表示対象物体を観察者の視線から平面に
射影した二次元像を、奥行き位置の異なる二つの表示面
の全てにそれぞれ所望の輝度で表示して三次元立体像を
生成する三次元表示方法において、 前記二次元像の表示光の偏光方向を制御し、通過する光
の偏光方向により結像位置の異なる光学系を通過させる
ことにより、前記二次元像の表示光を前記奥行き位置の
異なる二つの表示面に結像させて、前記二次元像を前記
奥行き位置の異なる二つの表示面に表示する際に、 前記二つの表示面に表示される画像の各々の輝度が、表
示対象物体の奥行き位置に対応して変わるように、前記
二次元像を偏光方向に応じた輝度比で分離・表示する こ
とを特徴とする三次元表示方法。 - 【請求項2】 前記二次元像の表示光の偏光方向を制御
することにより、前記奥行き位置の異なる二つの表示面
に結像する二次元像の輝度を表示対象物体の奥行き位置
に対応して変わるように調節することを特徴とする請求
項1に記載の三次元表示方法。 - 【請求項3】 表示対象物体を観察者の視線から平面に
射影した二次元像を表示する二次元像表示手段と、 前記二次元像表示手段から入射される二次元像の表示光
の偏光方向を制御して出射する偏光可変手段と、 前記偏光可変手段から出射される表示光を二つの独立な
偏光方向に分離し、かつ、当該二つの独立な偏光方向毎
の表示光を異なる二つの表示面に結像する偏光型二焦点
光学系とを含む三次元表示装置であって、 前記異なる二つの表示面に結像した各二次元像が、観察
者の視線上で重なり、かつ、異なる奥行き位置に結像し
た二次元像となるように、前記二次元像表示手段、前記
偏光可変手段および前記偏光型二焦点光学系を配置し、前記各二次元像の各々の輝度を、表示対象物体の奥行き
位置に対応して変わるように、偏光方向に応じた輝度比
で分離・表示する ことを特徴とする三次元表示装置。 - 【請求項4】 前記偏光可変手段は、前記二次元像表示
手段から入射される二次元像の表示光の偏光状態を変化
させて出射することを特徴とする請求項3に記載の三次
元表示装置。 - 【請求項5】 前記偏光可変手段は、前記二次元像表示
手段から入射される二次元像の表示光を、前記偏光型二
焦点光学系において分離される前記二つの独立な偏光方
向、あるいは、前記二つの独立な偏光方向の中間の角度
の直線偏光に変化させることを特徴とする請求項3に記
載の三次元表示装置。 - 【請求項6】 前記偏光可変手段は、電界または電圧の
印加により複屈折性が変化する媒体を含むことを特徴と
する請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の三
次元表示装置。 - 【請求項7】 前記複屈折性が変化する媒体は、液晶で
あることを特徴とする請求項6に記載の三次元表示装
置。 - 【請求項8】 前記二次元像表示手段は、複数の画素を
有し、 また、前記偏光可変手段は、複数の偏光可変要素を有
し、 前記偏光可変手段の各偏光可変要素は、前記二次元像表
示手段の一つまたは複数の画素の表示光の偏光をそれぞ
れ制御することを特徴とする請求項3ないし請求項7の
いずれか1項に記載の三次元表示装置。 - 【請求項9】 前記偏光型二焦点光学系は、等方性媒体
の固定焦点レンズと複屈折性媒体とを含むことを特徴と
する請求項3ないし請求項8のいずれか1項に記載の三
次元表示装置。 - 【請求項10】 前記偏光型二焦点光学系は、レンズ形
状の複屈折性媒体を含むことを特徴とする請求項3ない
し請求項8のいずれか1項に記載の三次元表示装置。 - 【請求項11】 前記複屈折性媒体は、液晶であること
を特徴とする請求項9または請求項10に記載の三次元
表示装置。 - 【請求項12】 前記偏光型二焦点光学系は、前記偏光
可変手段から出射される表示光を二つの独立な偏光方向
に分離する第1の偏光ビームスプリッタと、 前記第1の偏光ビームスプリッタで二つに分離された表
示光を、それぞれを通過させる結像位置の異なる二つの
光学系と、 前記二つの光学系を通過した表示光を合成する第2の偏
光ビームスプリッタとを有することを特徴とする請求項
3ないし請求項8のいずれか1項に記載の三次元表示装
置。 - 【請求項13】 前記第1または第2の偏光ビームスプ
リッタに代えて、ビームスプリッタと偏光方向の異なる
二つの偏光板とを用いることを特徴とする請求項12に
記載の三次元表示装置。
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