JP2001119419A - 警報通知システム - Google Patents

警報通知システム

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JP2001119419A
JP2001119419A JP29348399A JP29348399A JP2001119419A JP 2001119419 A JP2001119419 A JP 2001119419A JP 29348399 A JP29348399 A JP 29348399A JP 29348399 A JP29348399 A JP 29348399A JP 2001119419 A JP2001119419 A JP 2001119419A
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cell
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alarm notification
notification
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JP29348399A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Egashira
達哉 江頭
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを低下させることなく収集され
た警報情報を適切に通知することができる警報通知シス
テムを提供する。 【解決手段】 OLT10のバッファ監視部14で、警
報通知セル受信バッファ13における警報通知セル蓄積
量を監視する。バックプレッシャー制御セル生成部15
により、所定の制御周期でONT12に対して送出され
るバックプレッシャー制御セルでこの警報通知セル蓄積
量を通知する。ONT12では、バックプレッシャー制
御セルに含まれる警報通知セル蓄積量と、メモリ43に
保存された前回の警報通知セル蓄積量とから、OLT1
0への警報通知セルの送出周期を算出する。算出された
送出周期から送出制御カウンタ44で生成されたタイミ
ング信号に基づいて、警報検出部45で収集された警報
情報が警報通知セルによりOLT10に対して通知され
る。また、警報通知セル蓄積量に応じて、送出制御カウ
ンタ44のカウンタ動作を停止させて、警報通知セルの
送出を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は警報通知システムに
係わり、例えば非同期転送モード−受動光ネットワーク
システムに好適な警報通知ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】加入者に対して提供するVOD(Video
On Demand)等のような情報配信サービスに最適なネット
ワーク構成として、非同期転送モード−受動光ネットワ
ーク(Asynchronous Transfer Mode-Passive Optical N
etwork:以下、ATM−PONと略す。)システムがあ
る。ATM−PONシステムは、加入者ごとに設けられ
た光網終端装置(Optical Network Unit:以下、ONU
と略す。)と、これらを収容する光加入者線収容装置
(Optical Line Terminal:以下、OLTと略す。)と
を光ファイバで接続することで、光電変換を不要とし、
各加入者へのサービス情報を多重化して伝送する。
【0003】現在、OLTとONT間のインタフェース
制御を規定する規格として、国際電気通信連合電気通信
標準化部門(International Telecommunication Union-
Telecommunication:ITU−T)勧告のG.983.
2“The ONT Management Control Interface Specifica
tion for ATM-PON”がある。このITU−T勧告のG.
983.2では、ONT側で収集した警報情報を、固定
長のパケット転送単位であるATMセルの一種としての
警報通知セルに挿入し、この警報通知セルをOLT側に
送出することで警報情報の通知を行う旨が規定されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、IT
U−T勧告のG.983.2で規定されている規格を適
用した警報通知システムでは、ONTで収集した警報は
警報通知セルによりOLTへ通知される。しかしなが
ら、ITU−T勧告のG.983.2では、それ以上の
規定がされていないため、このままでは多数のONTよ
り同時に警報通知セルを受信し続けた場合、OLT側で
警報通知セルの受信バッファがオーバーフローする可能
性があり、オーバーフローの発生を回避する新たな技術
の導入が望まれる。
【0005】ところで、このようなオーバーフローの発
生を回避するために、上述した警報通知システムに適用
可能な技術として、バックプレッシャー制御がある。バ
ックプレッシャー制御は、後段に配置された装置におけ
るオーバーフローの発生を回避すべく、前段に配置され
た装置に対してセル等のデータ転送を停止させる制御方
式である。このようなバックプレッシャー制御に関する
技術について、種々提案されている。
【0006】例えば、特開平10−229414号公報
「バックプレッシャー制御方式」では、前段で発生する
輻輳をバックプレッシャー制御が必要な第1の輻輳とレ
ート制御が必要な第2の輻輳とに分け、第1の輻輳発生
が検出された場合には前段に配置される装置に対してバ
ックプレッシャー制御を行い、第2の輻輳発生が検出さ
れた場合には所定の閾値を超えたときに前段に配置され
る装置に対して送信レートを下げるようにした技術が開
示されている。
【0007】また、特開平11−150534号公報
「バックプレッシャー制御方法およびシステム」では、
受信セルバッファのセル蓄積量およびセル蓄積量微分値
を監視し、セル蓄積量に応じたセル蓄積量微分値が閾値
を超えたときに、バックプレッシャー制御あるいは送信
レート制御を行うことで、受信セルバッファの蓄積容量
を削減させる技術が開示されている。
【0008】しかしながら、警報通知システムにおいて
は、上述した特開平10−299414号公報および特
開平11−150534号公報による制御の対象は警報
情報が挿入された警報通知セルである。したがって、バ
ックプレッシャー制御によりセルの転送が中止されたと
きに警報情報を通知することができない場合を除き、送
信レートを単に下げるだけでは、送信側であるONTに
おいて、次々に収集される警報情報の全てに対して送信
するための帯域を確保できない場合がある。すなわち、
OLTに対して通知できない警報情報が発生するという
問題がある。
【0009】これに対して、あらかじめ広い帯域を確保
することも可能であるが、警報情報の通知のためだけに
限られた帯域を占有することはシステムのスループット
を低下させてしまう。特に、VOD等の情報配信サービ
ス時にはONTからOLTへの帯域は狭いため、スルー
プットの低下が顕著となる。
【0010】そこで本発明の目的は、多数の警報通知セ
ルによる通知が発生した場合であっても、スループット
を低下させることなく、その発生状況に応じて収集され
た警報情報を適切に通知することができる警報通知シス
テムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)受信された警報情報にしたがって警報の監視
を行うとともに前記警報情報の蓄積量を検出し制御デー
タとして送出する第1の装置と、(ロ)内部の警報情報
を収集するとともにこの第1の装置によって送出された
前記制御データから抽出した前記警報情報の蓄積量とこ
れに先立って前回通知された前記警報情報の蓄積量とか
ら算出した周期で前記収集した警報情報を前記第1の装
置に対して送信する第2の装置とを警報通知システムに
具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、第1の
装置では、第2の装置内部で収集された警報情報が通知
され、この通知された警報情報にしたがって警報の監視
を行う。さらに、第1の装置は通知された警報情報の蓄
積量を検出し、制御データにより第2の装置に対して通
知する。これに対して、第2の装置では、第1の装置か
ら制御データにより通知された警報情報の蓄積量と、こ
れに先立って前回通知された警報情報の蓄積量とから警
報情報の送信周期を算出し、これに基づいた周期で、内
部で収集した警報情報を第1の装置に対して送信するよ
うにした。
【0013】請求項2記載の発明では、(イ)受信され
た警報情報が挿入された警報通知データを蓄積する警報
通知データ蓄積手段と、この警報通知データ蓄積手段の
蓄積量を検出しその蓄積量を監視するバッファ監視手段
と、間隔をおいてこのバッファ監視手段によって検出さ
れた蓄積量が挿入された第1の制御データを生成する制
御データ生成手段と、この制御データ生成手段によって
生成された前記第1の制御データを順次送出するデータ
送出手段とを備える第1の装置と、(ロ)前記データ送
出手段によって送出された第1の制御データを受信し蓄
積する受信制御データ蓄積手段と、この受信制御データ
蓄積手段による前記第1の制御データの受信に先立って
前回受信された第1の制御データに挿入された前記警報
通知データ蓄積手段の蓄積量を記憶する記憶手段と、こ
の受信制御データ蓄積手段に蓄積された前記第1の制御
データから抽出された前記蓄積量と前記記憶手段に記憶
されている前回の蓄積量との差に比例した前記警報通知
データの送信周期を算出する送信周期算出手段と、前記
受信制御データ蓄積手段に蓄積された前記第1の制御デ
ータから抽出された前記蓄積量を前記記憶手段に格納す
る格納制御手段と、前記送信周期算出手段によって算出
された前記送信周期に基づいて前記警報通知データによ
る通知タイミングを生成するタイミング生成手段と、内
部で発生した警報を検出し警報情報として収集する警報
情報検出手段と、前記タイミング生成手段によって生成
された前記通知タイミングに同期して前記警報情報検出
手段によって収集された警報情報が挿入された前記警報
通知データを生成する警報通知データ生成手段と、この
警報通知データ生成手段によって生成された前記警報通
知データを前記第1の装置に対して送信する警報通知デ
ータ送信手段とを備える第2の装置とを警報通知システ
ムに具備させる。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、第1の
装置において、警報通知データ蓄積手段により、警報情
報が挿入された警報通知データを受信し、蓄積する。警
報通知データ蓄積手段は、バッファ監視手段により、そ
の蓄積量が監視されており、制御データ生成手段で、間
隔をおいて監視されている蓄積量が挿入された第1の制
御データを生成し、データ送出手段で順次第2の装置に
対して送出する。第2の装置では、受信制御データ蓄積
手段で第1の装置から送出された第1の制御データを受
信して蓄積し、この蓄積された第1の制御データから蓄
積量を抽出する。一方、記憶手段には、この第1の制御
データの受信に先立って前回受信した第1の制御データ
に挿入された蓄積量が記憶されており、送信周期算出手
段で、受信制御データ蓄積手段に蓄積された第1の制御
データから抽出された蓄積量と記憶手段に記憶されてい
る前回の蓄積量との差に比例した警報通知データの送信
周期を算出する。そして、タイミング生成手段で、この
算出した送信周期に対応した通知タイミングを生成し、
この通知タイミングに同期して警報情報検出手段で検出
され収集された警報情報から警報通知セルを生成し、警
報通知セル送出手段で警報通知データを第1の装置に対
して送信するようにしている。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
警報通知システムで、前記第2の装置は、前記蓄積量が
あらかじめ決められた閾値を超えたか否かを判別する蓄
積量判別手段と、この蓄積量判別手段によって前記蓄積
量が前記閾値を超えたと判別されたとき前記タイミング
生成手段による通知タイミングの生成を停止させるタイ
ミング生成停止手段とを備えることを特徴としている。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、第2の
装置に、蓄積量判別手段とタイミング生成停止手段とを
備え、第1の装置におけるセル蓄積量があらかじめ決め
られた閾値を超えたとき、通知タイミングの生成を停止
させて、警報通知データの送信を中止するようにしたの
で、第1の装置でオーバーフローが発生しないようにす
ることができ、システムの信頼性を向上させることがで
きる。
【0017】請求項4記載の発明では、(イ)受信され
た警報情報が挿入された警報通知データを蓄積する警報
通知データ蓄積手段と、この警報通知データ蓄積手段の
蓄積量を検出しその蓄積量を監視するバッファ監視手段
と、間隔をおいてこのバッファ監視手段によって検出さ
れた蓄積量が挿入された第1の制御データを生成する制
御データ生成手段と、この制御データ生成手段によって
生成された前記第1の制御データを順次送出するデータ
送出手段とを備える第1の装置と、(ロ)前記データ送
出手段によって送出された第1の制御データを受信し蓄
積する受信制御データ蓄積手段と、この受信制御データ
蓄積手段による前記第1の制御データの受信に先立って
前回受信された第1の制御データに挿入された前記警報
通知データ蓄積手段の蓄積量を記憶する記憶手段と、こ
の受信制御データ蓄積手段に蓄積された前記第1の制御
データから抽出された前記蓄積量と前記記憶手段に記憶
されている前回の蓄積量との差に比例した前記警報通知
データの送信周期を算出する送信周期算出手段と、前記
受信制御データ蓄積手段に蓄積された前記第1の制御デ
ータから抽出された前記蓄積量を前記記憶手段に格納す
る格納制御手段と、前記送信周期算出手段によって算出
された前記送信周期に基づいて前記警報通知データの通
知タイミングを生成するタイミング生成手段と、前記蓄
積量があらかじめ決められた閾値を超えたか否かを判別
する蓄積量判別手段と、この蓄積量判別手段によって前
記蓄積量が前記閾値を超えたと判別されたとき前記タイ
ミング生成手段による通知タイミングの生成を停止させ
るタイミング生成停止手段と、内部で発生した警報を検
出し警報情報として収集する警報情報検出手段と、前記
タイミング生成停止手段によって前記通知タイミングの
生成を停止させる間に前記警報情報検出手段によって収
集された警報情報を保持する警報保持手段と、前記タイ
ミング生成手段によって生成された前記通知タイミング
に同期して前記警報保持手段によって保持された警報情
報が挿入された前記警報通知データを生成する警報通知
データ生成手段と、この警報通知データ生成手段によっ
て生成された前記警報通知データを前記第1の装置に対
して送信する警報通知データ送信手段とを備える第2の
装置とを警報通知システムに具備させる。
【0018】すなわち請求項4記載の発明では、第1の
装置において、警報通知データ蓄積手段により、警報情
報が挿入された警報通知データを受信し、蓄積する。警
報通知データ蓄積手段は、バッファ監視手段により、そ
の蓄積量が監視されており、制御データ生成手段で、間
隔をおいて監視されている蓄積量が挿入された第1の制
御データを生成し、データ送出手段で順次第2の装置に
対して送出する。第2の装置では、受信制御データ蓄積
手段で第1の装置から送出された第1の制御データを受
信して蓄積し、この蓄積された第1の制御データから蓄
積量を抽出する。一方、記憶手段には、この第1の制御
データの受信に先立って前回受信した第1の制御データ
に挿入された蓄積量が記憶されており、送信周期算出手
段で、受信制御データ蓄積手段に蓄積された第1の制御
データから抽出された蓄積量と記憶手段に記憶されてい
る前回の蓄積量との差に比例した警報通知データの送信
周期を算出する。タイミング生成手段では、算出した送
信周期で、警報通知セルによる通知タイミングを生成す
るが、蓄積量判別手段により、今回通知された蓄積量が
あらかじめ決められた閾値を超えたと判別されたとき通
知タイミングの生成を停止して、警報通知セルの送信を
中止させている。また、警報保持手段では、蓄積量判別
手段によって今回通知された蓄積量が閾値を超えている
と判別されている間に警報情報検出手段で検出され収集
された警報情報を保持し、蓄積量判別手段によって今回
通知された蓄積量が閾値を超えていないと判別されたと
き、タイミング生成手段により生成された通知タイミン
グにかかわらず、強制的に警報保持手段に保持されてい
る警報情報を即座に第1の装置に対して送信するように
した。
【0019】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
警報通知システムで、前記蓄積量判別手段によって前記
蓄積量が前記閾値を超えていないと判別されたとき前記
警報保持手段によって保持されている前記警報情報が挿
入された前記警報通知データを生成し、これを前記通知
タイミングにかかわらず前記第1の装置に対して送信す
る警報通知データ強制送信手段を備えることを特徴とし
ている。
【0020】すなわち請求項5記載の発明では、警報通
知データ強制送信手段を備え、蓄積量判別手段によって
蓄積量が閾値を超えていないと判別されたときに、警報
保持手段に保持されている警報情報が挿入された警報通
知データを生成し、これを通知タイミングにかかわらず
即座に前記第1の装置に対して送信するようにしてい
る。これにより、バックプレッシャー制御によって警報
情報の通知が中止されている間に第2の装置で次々に蓄
積される警報情報の通知漏れの発生を効果的に防止する
ことができ、システムの信頼性をさらに向上させること
ができる。
【0021】請求項6記載の発明では、請求項2〜請求
項5記載の警報通知システムで、警報通知データおよび
第1の制御データは非同期転送モードセルであることを
特徴としている。
【0022】すなわち請求項6記載の発明では、警報通
知データおよび第1の制御データを非同期転送モードセ
ルにより構成することによって、VOD等のマルチメデ
ィア情報の配信に好適なATM−PONシステムに容易
に適用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
【0024】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0025】第1の実施例
【0026】図1は、本発明の第1の実施例における警
報通知システムの構成の概要を表わしたものである。こ
の警報通知システムは、収容する装置各部から通知され
る警報情報を管理してこれら装置で発生した警報を監視
するOLT10と、光ファイバによって構成される伝送
路11を介しATM加入者系装置としての装置内各部に
おいて収集した警報情報をATM−PONシステムで規
定される警報通知セルに挿入して通知するONT12と
を備えている。
【0027】ONT12は、収集した装置内各部の警報
情報を警報通知セルに挿入して、周期的に伝送路11を
介して送信するようになっている。この警報通知セル
は、固定長パケットのATMセルであり、セル内の所定
位置に配置された識別子により、通常の転送セルと警報
通知セルとを識別することができるようになっている。
OLT10は、ONT12からの警報通知セルを受信し
て、警報通知セル蓄積量を監視し、その蓄積量を所定の
周期でONT12に対して送出されるバックプレッシャ
ー制御セルに挿入する。このバックプレッシャー制御セ
ルも、固定長パケットのATMセルであり、所定位置に
配置された識別子により、通常の転送セルとバックプレ
ッシャー制御セルとを識別することができるようになっ
ている。ONT12では、今回のバックプレッシャー制
御セルによって通知されたOLT10の警報通知セルバ
ッファの蓄積量とこれに先立って前回通知された警報通
知セルバッファの蓄積量とから警報通知セルの送出周期
を算出し、これ以降この算出した送出周期で、その時点
までに収集された警報情報が挿入される警報通知セルが
OLT10に対して送信される。
【0028】以下、図1〜図3を参照しながら、第1の
実施例における警報通知システムの構成要部について説
明する。
【0029】OLT10は、警報通知セル受信バッファ
13と、バッファ監視部14と、バックプレッシャー制
御セル生成部15と、送出制御カウンタ16と、セル送
出部17とを備えている。警報通知セル受信バッファ1
3は、伝送路11を介してONT12によって送出され
た警報通知セルを受信して蓄積する。バッファ監視部1
4は、警報通知セル受信バッファ13に蓄積される警報
通知セルの蓄積量を監視して、適時警報通知セル蓄積量
を検出する。バックプレッシャー制御セル生成部15
は、バッファ監視部14による監視結果として検出され
た警報通知セル蓄積量をあらかじめ決められたフォーマ
ット構成のセルの所定位置に挿入し、バックプレッシャ
ー制御セルを生成する。送出制御カウンタ16は、所定
の制御周期Tでバックプレッシャー制御セルが生成され
るようにタイミング信号を生成する。セル送出部17
は、送出制御カウンタ16からのタイミン信号にしたが
ってバックプレッシャー制御セル生成部15で生成され
たバックプレッシャー制御セルを、ONT12に対して
順次伝送路11上に送出する。
【0030】このような構成のOLT10は、図示しな
い中央処理装置(Central Processing Unit:以下、C
PUと略す。)を有しており、所定の記憶装置に格納さ
れた制御プログラムに基づいて、各種制御を実行するこ
とができるようになっている。
【0031】図2は、このようなOLT10における警
報通知セルの受信制御の処理内容の概要を表わしたもの
である。OLT10では、伝送路11を介してONT1
2によって送出された警報通知セルの受信を監視する
(ステップS20:N)。そして、これを検出したとき
(ステップS20:Y)、そのまま警報通知セル受信バ
ッファ13に蓄積し(ステップS21)、バッファ監視
部14に警報通知セル受信バッファ13に警報通知セル
が蓄積される量である警報通知セル蓄積量を検出させ
(ステップS22)、一連の処理を終了する(エン
ド)。すなわち、バッファ監視部14に、ONT12か
ら警報通知セルが受信されるたびに、警報通知セル受信
バッファ13のセル蓄積量を検出させる。
【0032】図3は、OLT10におけるバックプレッ
シャー制御セルの送信制御の処理内容の概要を表わした
ものである。OLT10では、まず送出制御カウンタ1
6によって生成されるタイミング信号を監視する(ステ
ップS30:N)。送出制御カウンタ16は、所定の制
御周期Tでバックプレッシャー制御セルが生成されるよ
うにタイミング信号を生成する。やがて、このタイミン
グ信号を検出したとき(ステップS30:Y)、バック
プレッシャー制御セル生成部15により、あらかじめ決
められたフォーマット構成のセルの所定位置にバックプ
レッシャー制御セルであることを示す識別子と、その時
点でバッファ監視部14によって検出された警報通知セ
ル蓄積量とが挿入されたバックプレッシャー制御セルを
生成する(ステップS31)。そして、ONT12に対
して送信するため、セル送出部17にバックプレッシャ
ー制御セル生成部15で生成されたバックプレッシャー
制御セルを伝送路11上に順次送出させ(ステップS3
2)、一連の処理を終了する(エンド)。
【0033】次に、図1、図4および図5を参照しなが
ら、このようなOLT10に対して周期的に警報通知セ
ルを送出し、OLT10からバックプレッシャー制御セ
ルを受信するONT12について説明する。
【0034】ONT12は、セル受信バッファ40と、
バックプレッシャー制御セル受信部41と、警報通知セ
ル送出周期算出部42と、メモリ43と、送出制御カウ
ンタ44と、警報検出部45と、警報通知セル生成部4
6と、セル送出部47とを備えている。
【0035】セル受信バッファ40は、OLT10から
伝送路11を介して送出された全てのセルを受信し、こ
れらを蓄積する。バックプレッシャー制御セル受信部4
1は、セル受信バッファ40から順次読み出されるセル
の中から、あらかじめ決められたフォーマット構成のセ
ルの所定位置に挿入されたセル識別子に基づいてバック
プレッシャー制御セルを判別して抽出する。
【0036】警報通知セル送出周期算出部42は、まず
バックプレッシャー制御セル受信部41で選別されたバ
ックプレッシャー制御セルから抽出した警報通知セル蓄
積量と、OLT10でオーバーフローが発生するため警
報通知セルの送出を中止するためにあらかじめ決められ
た閾値とを比較する。そして、抽出した警報通知セル蓄
積量がこの閾値以上であるときには、警報通知セルの送
出を中止させるべく、送出制御カウンタ44にカウンタ
動作停止信号を送出する。さらに警報通知セル送出周期
算出部42は、バックプレッシャー制御セル受信部41
によって抽出されたバックプレッシャー制御セルに挿入
された警報通知セル蓄積量と、前回通知された警報通知
セル蓄積量とから警報通知セルの送出周期を算出する。
前回通知された警報通知セル蓄積量は、前回警報通知セ
ルの送出周期算出後にメモリ43に保存されたものであ
る。
【0037】今回算出する送出周期をCi、所定の送出
周期の初期値をC0、今回バックプレッシャー制御セル
受信部41で抽出されたバックプレッシャー制御セルに
挿入された警報通知セル蓄積量Xi、メモリ43に保存
されている前回通知された警報通知セル蓄積量Xi-1
伝送路速度およびバッファ最大容量に依存する比例定数
をKとすると、警報通知セル送出周期算出部42は、次
の(1)式にしたがって送出周期Ciを算出する。
【0038】 Ci=C0+K(Xi−Xi-1) ・・・(1)
【0039】すなわち警報通知セル送出周期算出部42
は、今回通知された警報通知セル蓄積量と、前回通知さ
れた警報通知セル蓄積量との差に比例して、新たな送出
周期を算出する。これにより、送出周期の算出による処
理の負荷をかけることなく、セル蓄積量に応じた適切な
周期で警報通知セルを送信させることができるようにな
り、OLT10における警報通知セル受信バッファ13
のバッファ容量を過剰に備える必要がなくなり、バッフ
ァ容量を削減することができる。
【0040】送出制御カウンタ44は、警報通知セル送
出周期算出部42により(1)式にしたがって算出され
た送出周期Ciから、警報通知セルの生成が周期的にな
るようにタイミング信号を生成する。すなわち、このタ
イミング信号は、警報通知セルによる通知タイミングを
規定する。ただし、警報通知セル送出周期算出部81か
らカウンタ動作停止信号が通知されたときにはタイミン
グ信号の生成は行わない。警報検出部45は、ONT1
2における各部の全警報情報を収集する。警報通知セル
生成部4は、送出制御カウンタ44によって生成された
タイミング信号にしたがって、警報検出部45によって
収集された警報情報があらかじめ決められたフォーマッ
ト構成のセルの所定位置に挿入された警報通知セルを生
成する。セル送出部47は、警報通知セル生成部46で
生成された警報通知セルを、OLT10に対して送信す
るため、伝送路11上に順次送出する。
【0041】このような構成のONT12は、図示しな
いCPUを有しており、所定の記憶装置に格納された制
御プログラムに基づいて、各種制御を実行することがで
きるようになっている。
【0042】図4は、このようなONT12におけるバ
ックプレッシャー制御セルの受信制御の処理内容の概要
を表わしたものである。ONT12では、伝送路11を
介して全てのセルの受信を監視する(ステップS50:
N)。これらセルの受信を検出したとき(ステップS5
0:Y)、そのままセル受信バッファ40に蓄積させ
る。続いて、セル受信バッファ40に蓄積されているセ
ルを順次読み出し、バックプレッシャー制御セル受信部
41で、あらかじめ決められたフォーマット構成のセル
の所定位置に挿入された識別子を参照して、バックプレ
ッシャー制御セルを選別する(ステップS51)。次
に、選別されたバックプレッシャー制御セルから、その
セルの所定位置に挿入された警報通知セル蓄積量を抽出
する(ステップS52)。そして、警報通知セル送出周
期算出部42で、メモリ43に保存されている前回の警
報通知セル蓄積量を読み出して、上述した(1)式にし
たがって警報通知セルの送出周期Ciを算出する(ステ
ップS53)。次に、ステップS52で抽出した警報通
知セル蓄積量を、メモリ43に保存し(ステップS5
4)、一連の処理を終了する(エンド)。これにより、
次回バックプレッシャー制御セルを受信した場合、新た
に送出周期を算出する際の前回通知された警報通知セル
蓄積量として用いる。
【0043】図5は、ONT12における警報通知セル
の送信制御の処理内容の概要を表わしたものである。O
NT12では、まず警報通知セル送出周期算出部42に
おいて、図4のステップS52で抽出された警報通知セ
ル蓄積量と、あらかじめ設定されている閾値とを比較す
る(ステップS60)。この閾値は、OLT10の警報
通知セル受信バッファ13でバックプレッシャー制御に
ともなうオーバーヘッド時間を加味し、オーバーフロー
が発生しないようにあらかじめ決められたバッファの閾
値である。ステップS60で、警報通知セル蓄積量が、
この閾値を超えていないと判定されたとき(ステップS
60:Y)、警報通知セル送出周期算出部42で生成さ
れた送出周期を送出制御カウンタ44に通知する(ステ
ップS61)。警報通知セル送出周期算出部42では、
送出制御カウンタ44により通知された送出周期にした
がって、警報通知セルの生成が周期的になるようにタイ
ミング信号が生成される。そして、警報通知セル生成部
46においてこのタイミング信号が入力されないとき
(ステップS62:N)、再びステップS61に戻って
警報通知セル送出周期算出部42より最新の送出周期を
通知させる。一方、ステップS62で、警報通知セル生
成部46において、送出制御カウンタ44で生成された
タイミング信号が入力されたとき(ステップS62:
Y)、警報検出部45で収集した全警報情報を警報通知
セル生成部46に通知させ(ステップS63)、この警
報通知セル生成部46においてあらかじめ決められたフ
ォーマット構成のセルの所定位置に挿入した警報通知セ
ルを生成させる(ステップS64)。そして、OLT1
0に対して送信するため、セル送出部47に生成された
警報通知セルを伝送路11上に順次送出させ(ステップ
S65)、一連の処理を終了する(エンド)。
【0044】一方、ステップS60で、警報通知セル送
出周期算出部42において、図4のステップS52で抽
出された警報通知セル蓄積量が、あらかじめ設定されて
いる閾値以上であると判定されたとき(ステップS6
0:N)、警報通知セルの送出を停止するため、送出制
御カウンタ44に対してカウンタ動作停止信号を送信し
て、カウンタ動作を停止させ(ステップS66)、一連
の処理を終了する(エンド)。
【0045】次に、図6を参照しながら、このような構
成のOLT10およびONT12を有する第1の実施例
における警報通知システムの動作について説明する。
【0046】図6は、第1の実施例における警報通知シ
ステムの動作の概要を表わしたものである。ここでは、
縦軸を時間軸として、時間の経過とともにOLT10と
ONT12との間で行われる各セルの送受信動作につい
て模式的に示している。ここでは、OLT10からは、
送出制御カウンタ16で所定の制御周期Tごとに生成さ
れたタイミング信号にしたがって、バックプレッシャー
制御セルが送信されている(バックプレッシャー制御セ
ル701〜703)。ONT12からは、バックプレッシ
ャー制御セル701、702の受信間隔においては、送出
制御カウンタ44によって生成された送出周期C1で警
報通知セルが送信されている(警報通知セル711〜7
3)。また、バックプレッシャー制御セル702、70
3の受信間隔においては、ONT12からは、送出制御
カウンタ44によって生成された送出周期C2で警報通
知セルが送信されている(警報通知セル721〜7
6)。
【0047】すなわち、時刻t1の時点で、OLT10
のバッファ監視部14において検出された警報通知セル
受信バッファ13の警報通知セル蓄積量X1は、バック
プレッシャー制御セル701でONT12に通知され
る。ONT12では、バックプレッシャー制御セル70
1を受信すると、これに挿入された警報通知セル蓄積量
1を抽出し、前回の警報通知セル蓄積量を読み出し
て、上述した(1)式にしたがって、送出周期C1を算
出する。ここで算出された送出周期C1は、直ちに次回
の警報通知セルの送出タイミングの生成に用いられる。
この結果、ONT12では、次のバックプレッシャー制
御セル702を受信するまで、この送出周期C1で、警報
検出部45において収集された警報情報が警報通知セル
711〜713により通知される。例えば、時刻t10の時
点で、警報検出部45で検出されて収集された警報情報
は、次の警報通知の送出タイミングである警報通知セル
711によりOLT10に対して通知される。
【0048】同様に時刻t2の時点で、OLT10のバ
ッファ監視部14において検出された警報通知セル受信
バッファ13の警報通知セル蓄積量X2は、バックプレ
ッシャー制御セル702でONT12に通知される。O
NT12では、バックプレッシャー制御セル702を受
信すると、これに挿入された警報通知セル蓄積量X2
抽出し、前回の警報通知セル蓄積量X1をメモリから読
み出して、上述した(1)式にしたがって、送出周期C
2を算出する。ここで算出された送出周期C2は、直ちに
次回の警報通知セルの送出タイミングの生成に用いられ
る。この結果、ONT12では、次のバックプレッシャ
ー制御セル703を受信するまで、この送出周期C2で警
報検出部45において収集された警報情報が警報通知セ
ル721〜726により通知される。
【0049】また、時刻t3の時点で、OLT10のバ
ッファ監視部14において検出された警報通知セル受信
バッファ13の警報通知セル蓄積量X3は、バックプレ
ッシャー制御セル703でONT12に通知される。
【0050】このように第1の実施例における警報通知
システムでは、ONT12によって収集された警報情報
が警報通知セルにより通知されるOLT10において、
バッファ監視部14を備え、警報通知セル受信バッファ
13における警報通知セル蓄積量を監視するようにし
た。そして、バックプレッシャー制御セル生成部15に
より、所定の制御周期でONT12に対して送出される
バックプレッシャー制御セルにこの警報通知セル蓄積量
を挿入する。ONT12では、受信したセルの中から、
バックプレッシャー制御セル受信部41でバックプレッ
シャー制御セルを選別する。そして、警報通知セル送出
周期算出部42により、選別したバックプレッシャー制
御セルに含まれる警報通知セル蓄積量と、前回のバック
プレッシャー制御セルによって通知されメモリ43に保
存されている警報通知セル蓄積量とから、ONT12か
らOLT10への警報通知セルの送出周期を算出する。
送出制御カウンタ44は、この算出された送出周期にし
たがってタイミング信号を生成し、これに同期して警報
検出部45で収集された警報情報が挿入された警報通知
セルをOLT10に対して送出する。また、バックプレ
ッシャー制御セルにより通知された警報通知セル蓄積量
が、あらかじめ設定された閾値以上のときは、送出制御
カウンタ44のカウンタ動作を停止させて、警報通知セ
ルが送出されないようにしている。これにより、警報通
知タイミングをダイナミックに制御することができ、O
LT10における警報通知セルの受信バッファのオーバ
ーフローの発生を回避して、効果的に警報情報の収集を
行うことができる。したがって、多数の警報通知セルに
よる通知が発生した場合であっても、その通知発生状況
に応じてスループットを低下させることなく、収集され
た警報情報を適切に処理することができるようになる。
また、警報通知セルの受信バッファのセル蓄積量に応じ
て、警報通知セルの送出タイミング制御を行うことがで
き、OLT10における警報通知セルの受信バッファの
オーバーフロー対策のために必要とするバッファの容量
を削減することができる。
【0051】第2の実施例
【0052】第1の実施例における警報通知システムで
は、ONT12の送出制御カウンタ44によって生成さ
れたタイミングに同期して、警報検出部45で収集され
た警報情報が警報通知セルに挿入されて、OLT10に
対して送出されていた。この場合、警報通知セル送出同
期算出部より送出制御カウンタのカウンタ動作が停止さ
せられて警報通知セルの送出が中止されている間に警報
検出部で収集された警報情報が、OLT10に通知され
ない場合があった。そこで、第2の実施例における警報
通知システムでは、警報保持部を設け、警報検出部で収
集された警報情報を一旦保持するようにしている。
【0053】図7は、第2の実施例における警報通知シ
ステムの構成の概要を表わしたものである。ただし、図
1に示す第1の実施例における警報通知システムと同一
部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。この警
報通知システムは、収容する装置各部から通知される警
報情報を管理してこれら装置で発生した警報を監視する
OLT10と、光ファイバによって構成される伝送路1
1を介しATM加入者系装置としての装置内各部におい
て収集した警報情報をATM−PONシステムで規定さ
れる警報通知セルに挿入して通知するONT80とを備
えている。
【0054】第2の実施例における警報通知システム
が、第1の実施例における警報通知システムと異なるの
は、ONT80において警報保持部82を設けた点にあ
る。ONT80は、セル受信バッファ40と、バックプ
レッシャー制御セル受信部41と、警報通知セル送出周
期算出部81と、メモリ43と、送出制御カウンタ44
と、警報検出部45と、警報保持部82と、警報通知セ
ル生成部46と、セル送出部47とを備えている。
【0055】警報通知セル送出周期算出部81は、第1
の実施例における警報通知セル送出周期算出部42と同
様であるが、カウンタ動作停止信号を警報保持部82に
対しても送出する点で異なる。警報保持部82は、この
カウンタ動作停止信号により、OLT10の警報通知セ
ル受信バッファ13のセル蓄積量が閾値以上である間に
警報検出部45によって検出された警報情報、あるいは
既に警報検出部45によって検出され収集されていた警
報情報を保持するようになっている。警報保持部82
は、カウンタ動作停止信号を参照してOLT10の警報
通知セル受信バッファ13のセル蓄積量が閾値を超えな
くなったとき、保持していた警報情報を警報通知セル生
成部46に通知する。
【0056】すなわち、警報保持部82は、警報検出部
45によって検出されて収集された警報情報を、警報通
知セル送出周期算出部81から通知されるカウンタ動作
停止信号により、OLT10の警報通知セル受信バッフ
ァ13の警報通知セル蓄積量が閾値を超えているか否か
を判別する。そして、この警報通知セル蓄積量が、閾値
以上のときは、警報検出部45により収集された警報情
報を保持し、閾値を超えなくなったときは、保持してい
た警報情報を警報通知セル生成部46に通知する。さら
に警報保持部82は、警報通知セル生成部46に対し、
通知した警報情報を挿入した警報通知セルを生成させ、
送出制御カウンタ44によって生成されるタイミング信
号にかかわらず強制的に、即座にセル送出部47からO
LT10に対して、警報通知セルを送出させる。
【0057】その他の点については、第1の実施例にお
ける警報通知システムの動作と同様であるため、図示お
よび説明を省略する。
【0058】このように第2の実施例における警報通知
システムでは、ONT80に、警報保持部82を備え、
OLT10の警報通知セル受信バッファ13のセル蓄積
量が閾値以上である間に警報検出部45によって検出さ
れた警報情報、あるいは既に警報検出部45によって検
出され収集されていた警報情報を保持し、このセル蓄積
量が閾値を超えなくなったとき、保持していた警報情報
を警報通知セル生成部46に通知して警報通知セルを生
成させ、送出制御カウンタ44によって生成されるタイ
ミング信号にかかわらず即座に、セル送出部47からO
LT10に対して送出させるようにした。これにより、
OLT10の警報通知セル受信バッファ13のセル蓄積
量が閾値以上である間に警報通知セルの送出が中止され
ることによって、警報検出部45によって検出された警
報情報等がOLT10に通知されない事態を回避するこ
とができ、警報通知システムの信頼性を向上させること
ができる。
【0059】なお、第1および第2の実施例における警
報通知システムでは、ATMセルにより警報情報の通知
およびバックプレッシャー制御を行うものとして説明し
たが、これに限定されるものではない。OLTで受信し
て蓄積された警報情報の蓄積量を検出して、これに基づ
いてONT側から警報情報の通知間隔を制御することが
できればよい。
【0060】なお、第2の実施例における警報通知シス
テムでは、警報保持部82に保持されていた警報情報を
通知する際、送出制御カウンタ44によって生成される
タイミング信号にかかわらず、即座にOLT10に対し
て通知するものとして説明したが、これに限定されるも
のではない。第1の実施例と同様に、送出制御カウンタ
44によって生成されるタイミング信号に同期して、O
LT10に対して通知するようにしても良く、システム
に応じて適切に選択されるものである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または請求
項2記載の発明によれば、警報通知タイミングをダイナ
ミックに制御することができ、第1の装置における警報
通知セルの受信バッファのオーバーフローの発生を回避
して、効果的に警報情報の収集を行うことができる。し
たがって、多数の警報通知セルによる通知が発生した場
合であっても、その通知発生状況に応じてスループット
を低下させることなく、収集された警報情報を適切に処
理することができるようになる。また、警報通知セルの
受信バッファのセル蓄積量に応じて、警報通知セルの送
出タイミング制御を行うことができ、OLTにおける警
報通知セルの受信バッファのオーバーフロー対策のため
に必要とするバッファの容量を削減することができる。
さらに、請求項2記載の発明では、今回および前回通知
された蓄積量の差に比例した送信周期を算出するように
したので、処理負荷をかけることなくシステムに応じた
警報通知タイミングを制御することができる。
【0062】さらに請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明の効果に加えて、第1の装置でオーバー
フローが発生しないようにすることができる。
【0063】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
第1の装置の警報通知セルの蓄積量が閾値以上である間
に警報通知セルの送出が中止されることによって、第2
の装置において収集された警報情報が、第1の装置に対
して通知されない事態を回避することができ、警報通知
システムの信頼性を向上させることができる。
【0064】さらに請求項5記載の発明によれば、強制
的に、第1の装置に対して、バックプレッシャー制御に
よって警報情報の通知が中止されている間に第2の装置
で次々に蓄積される警報情報を通知するようにしたの
で、請求項4記載の発明に比べて、このバックプレッシ
ャー制御中に蓄積される警報情報の通知漏れの発生を効
果的に防止することができ、システムの信頼性をさらに
向上させることができる。
【0065】さらにまた請求項6記載の発明によれば、
警報通知データおよび第1の制御データを非同期転送モ
ードセルにより構成することによって、VOD等のマル
チメディア情報の配信に好適なATM−PONシステム
に容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における警報通知システ
ムの構成の概要を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例におけるOLTの警報通知セルの
受信制御の処理内容の概要を示す流れ図である。
【図3】第1の実施例におけるOLTのバックプレッシ
ャー制御セルの送信制御の処理内容の概要を示す流れ図
である。
【図4】第1の実施例におけるONTのバックプレッシ
ャー制御セルの受信制御の処理内容の概要を示す流れ図
である。
【図5】第1の実施例におけるONTの警報通知セルの
送信制御の処理内容の概要を示す流れ図である。
【図6】第1の実施例における警報通知システムの動作
の概要を示すシーケンス図である。
【図7】第2の実施例における警報通知システムの構成
の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 OLT 11 伝送路 12、80 ONT 13 警報通知セル受信バッファ 14 バッファ監視部 15 バックプレッシャー制御セル生成部 16、44 送出制御カウンタ 17、47 セル送出部 40 セル受信バッファ 41 バックプレッシャー制御セル受信部 42、81 警報通知セル送出周期算出部 43 メモリ 45 警報検出部 46 警報通知セル生成部 82 警報保持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された警報情報にしたがって警報の
    監視を行うとともに前記警報情報の蓄積量を検出し制御
    データとして送出する第1の装置と、 内部の警報情報を収集するとともにこの第1の装置によ
    って送出された前記制御データから抽出した前記警報情
    報の蓄積量とこれに先立って前回通知された前記警報情
    報の蓄積量とから算出した周期で前記収集した警報情報
    を前記第1の装置に対して送信する第2の装置とを具備
    することを特徴とする警報通知システム。
  2. 【請求項2】 受信された警報情報が挿入された警報通
    知データを蓄積する警報通知データ蓄積手段と、この警
    報通知データ蓄積手段の蓄積量を検出しその蓄積量を監
    視するバッファ監視手段と、間隔をおいてこのバッファ
    監視手段によって検出された蓄積量が挿入された第1の
    制御データを生成する制御データ生成手段と、この制御
    データ生成手段によって生成された前記第1の制御デー
    タを順次送出するデータ送出手段とを備える第1の装置
    と、 前記データ送出手段によって送出された第1の制御デー
    タを受信し蓄積する受信制御データ蓄積手段と、この受
    信制御データ蓄積手段による前記第1の制御データの受
    信に先立って前回受信された第1の制御データに挿入さ
    れた前記警報通知データ蓄積手段の蓄積量を記憶する記
    憶手段と、この受信制御データ蓄積手段に蓄積された前
    記第1の制御データから抽出された前記蓄積量と前記記
    憶手段に記憶されている前回の蓄積量との差に比例した
    前記警報通知データの送信周期を算出する送信周期算出
    手段と、前記受信制御データ蓄積手段に蓄積された前記
    第1の制御データから抽出された前記蓄積量を前記記憶
    手段に格納する格納制御手段と、前記送信周期算出手段
    によって算出された前記送信周期に基づいて前記警報通
    知データによる通知タイミングを生成するタイミング生
    成手段と、内部で発生した警報を検出し警報情報として
    収集する警報情報検出手段と、前記タイミング生成手段
    によって生成された前記通知タイミングに同期して前記
    警報情報検出手段によって収集された警報情報が挿入さ
    れた前記警報通知データを生成する警報通知データ生成
    手段と、この警報通知データ生成手段によって生成され
    た前記警報通知データを前記第1の装置に対して送信す
    る警報通知データ送信手段とを備える第2の装置とを具
    備することを特徴とする警報通知システム。
  3. 【請求項3】 前記第2の装置は、前記蓄積量があらか
    じめ決められた閾値を超えたか否かを判別する蓄積量判
    別手段と、この蓄積量判別手段によって前記蓄積量が前
    記閾値を超えたと判別されたとき前記タイミング生成手
    段による通知タイミングの生成を停止させるタイミング
    生成停止手段とを備えることを特徴とする請求項2記載
    の警報通知システム。
  4. 【請求項4】 受信された警報情報が挿入された警報通
    知データを蓄積する警報通知データ蓄積手段と、この警
    報通知データ蓄積手段の蓄積量を検出しその蓄積量を監
    視するバッファ監視手段と、間隔をおいてこのバッファ
    監視手段によって検出された蓄積量が挿入された第1の
    制御データを生成する制御データ生成手段と、この制御
    データ生成手段によって生成された前記第1の制御デー
    タを順次送出するデータ送出手段とを備える第1の装置
    と、 前記データ送出手段によって送出された第1の制御デー
    タを受信し蓄積する受信制御データ蓄積手段と、この受
    信制御データ蓄積手段による前記第1の制御データの受
    信に先立って前回受信された第1の制御データに挿入さ
    れた前記警報通知データ蓄積手段の蓄積量を記憶する記
    憶手段と、この受信制御データ蓄積手段に蓄積された前
    記第1の制御データから抽出された前記蓄積量と前記記
    憶手段に記憶されている前回の蓄積量との差に比例した
    前記警報通知データの送信周期を算出する送信周期算出
    手段と、前記受信制御データ蓄積手段に蓄積された前記
    第1の制御データから抽出された前記蓄積量を前記記憶
    手段に格納する格納制御手段と、前記送信周期算出手段
    によって算出された前記送信周期に基づいて前記警報通
    知データの通知タイミングを生成するタイミング生成手
    段と、前記蓄積量があらかじめ決められた閾値を超えた
    か否かを判別する蓄積量判別手段と、この蓄積量判別手
    段によって前記蓄積量が前記閾値を超えたと判別された
    とき前記タイミング生成手段による通知タイミングの生
    成を停止させるタイミング生成停止手段と、内部で発生
    した警報を検出し警報情報として収集する警報情報検出
    手段と、前記タイミング生成停止手段によって前記通知
    タイミングの生成を停止させる間に前記警報情報検出手
    段によって収集された警報情報を保持する警報保持手段
    と、前記タイミング生成手段によって生成された前記通
    知タイミングに同期して前記警報保持手段によって保持
    された警報情報が挿入された前記警報通知データを生成
    する警報通知データ生成手段と、この警報通知データ生
    成手段によって生成された前記警報通知データを前記第
    1の装置に対して送信する警報通知データ送信手段とを
    備える第2の装置とを具備することを特徴とする警報通
    知システム。
  5. 【請求項5】 前記蓄積量判別手段によって前記蓄積量
    が前記閾値を超えていないと判別されたとき前記警報保
    持手段によって保持されている前記警報情報が挿入され
    た前記警報通知データを生成し、これを前記通知タイミ
    ングにかかわらず前記第1の装置に対して送信する警報
    通知データ強制送信手段を備えることを特徴とする請求
    項4記載の警報通知システム。
  6. 【請求項6】 前記警報通知データおよび前記第1の制
    御データは非同期転送モードセルであることを特徴とす
    る請求項2〜請求項5記載の警報通知システム。
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Cited By (2)

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