JP2001118895A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP2001118895A
JP2001118895A JP29451499A JP29451499A JP2001118895A JP 2001118895 A JP2001118895 A JP 2001118895A JP 29451499 A JP29451499 A JP 29451499A JP 29451499 A JP29451499 A JP 29451499A JP 2001118895 A JP2001118895 A JP 2001118895A
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JP
Japan
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semiconductor wafer
inspection
clean
clean box
stage
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JP29451499A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Suzuki
保之 鈴木
Taketo Miyashita
丈人 宮下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェハ等の検査を行う環境を高いクリ
ーン度に保ち、微細なパターンの検査を適切に行うこと
を可能にする。 【解決手段】 半導体ウェハ等の検査を行う装置本体1
0をクリーンボックス3の内部に収容し、この装置本体
10が収容されたクリーンボックス3の内部に、クリー
ンエアユニット4から清浄な空気を供給する。クリーン
エアユニット4には、複数の送風機5a,5bを設け、
クリーンボックス3の内部に供給する清浄な空気の風量
を、これら複数の送風機5a,5b毎に個別に制御でき
るようにする。これにより、クリーンボックス3内の気
流を自在にコントロールすることが可能となり、クリー
ンボックス3内に発生した塵埃等をクリーンボックス3
の外部に効果的に排出し、クリーンボックス3の内部を
高いクリーン度に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のデバイスパ
ターンが形成された半導体ウェハ等の検査に用いられる
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスは、半導体ウェハ上に微
細なデバイスパターンを形成することにより作製され
る。このようなデバイスパターンを形成するときに、半
導体ウェハ上に塵埃等が付着したり、傷が付いたりし
て、欠陥が生じることがある。このような欠陥が生じた
半導体デバイスは、不良デバイスとなり、歩留まりを低
下させる。
【0003】したがって、製造ラインの歩留まりを高い
水準で安定させるためには、塵埃や傷等によって発生す
る欠陥を早期に発見し、その原因を突き止め、製造設備
や製造プロセスに対して有効な対策を講じることが好ま
しい。
【0004】そこで、欠陥が発見された場合には、検査
装置を用いて、その欠陥が何であるかを調べて分類分け
を行い、その欠陥の原因となった設備やプロセスを特定
するようにしている。ここで、欠陥が何であるかを調べ
る検査装置は、いわば光学顕微鏡のようなものであり、
欠陥を拡大して見ることで、その欠陥が何であるかを識
別するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な検査を行う際に半導体ウェハ上に塵埃等が付着する
と、適切な検査を行うことができない。したがって、半
導体ウェハの検査は、クリーンな環境の中で行う必要が
ある。
【0006】半導体ウェハの検査を行う環境をクリーン
に保つ方法としては、検査装置の本体部分をクリーンボ
ックスで覆い、このクリーンボックスの内部を高いクリ
ーン度に保つ方法が有効である。この場合、検査対象で
ある半導体ウェハを密閉式の容器に入れて搬送し、この
容器を介して半導体ウェハをクリーンボックス内に移送
するようにすれば、検査装置が設置される環境全体を高
いクリーン度に保たなくとも、半導体ウェハ上に塵埃等
が付着することを有効に抑制して、半導体ウェハの検査
を適切に行うことが可能となる。
【0007】ところで、検査対象である半導体ウェハの
デバイスパターンは、半導体デバイスの高集積化に伴っ
て、ますます微細化しており、近年では線幅が0.18
μm以下にまでなってきている。このような微細なパタ
ーンの検査を行う上では、従来あまり問題とされていな
かったような非常に微細な塵埃等も適切な検査を阻害す
る要因となる。したがって、このような微細なパターン
の検査を適切に行うために、検査を行う環境を更に高い
クリーン度に保ち、検査の過程で非常に微細な塵埃等が
生じても、これが半導体ウェハ上に付着することを有効
に防止する必要が生じてきている。
【0008】本発明は、以上のような実情に鑑みて創案
されたものであり、高いクリーン環境を実現し、微細な
パターンの検査を適切に行う検査装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、クリーンボックス内
に清浄な空気を供給し、このクリーンボックス内に供給
された清浄な空気の気流を適切にコントロールすること
によって、微細な塵埃等が被検査物に付着することを有
効に防止して、微細なパターンの検査を適切に行うこと
ができることを見出すに至った。
【0010】本発明に係る検査装置は、以上のような知
見に基づいて創案されたものであって、被検査物の検査
を行う装置本体部と、この装置本体部を内部に収容する
クリーンボックスと、このクリーンボックスの上部に設
けられ、クリーンボックスの内部に清浄なエアを供給す
るエア供給部とを備え、空気供給部が、クリーンボック
ス上部の異なる位置に配設された複数の送風機を有し、
クリーンボックスの内部に供給する清浄な空気の風量
を、複数の送風機毎に個別に制御可能とされていること
を特徴とするものである。
【0011】この検査装置によれば、装置本体部を収容
するクリーンボックスの内部は、空気供給部からの清浄
な空気が供給されることにより、クリーンな環境に保た
れる。そして、この検査装置においては、空気供給部か
らクリーンボックスの内部に供給される清浄な空気の風
量が、複数の送風機毎に個別に制御可能とされているの
で、クリーンボックス内の気流を自在にコントロールす
ることができる。これにより、検査の過程で生じた微細
な塵埃等が被検査物に付着することを有効に防止して、
装置本体部による被検査物の検査を適切に行うことがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】本発明を適用した検査装置の外観を図1に
示す。この検査装置1は、所定のデバイスパターンが形
成された半導体ウェハの検査を行うためのものであり、
半導体ウェハに形成されたデバイスパターンに欠陥が発
見された場合に、その欠陥が何であるかを調べて分類分
けを行うものである。
【0014】図1に示すように、この検査装置1は、半
導体ウェハの検査を行う環境をクリーンに保つためのク
リーンユニット2を備えている。このクリーンユニット
2は、ステンレス鋼板等が折り曲げ加工され、中空の箱
状に形成されてなるクリーンボックス3と、このクリー
ンボックス3の上部に一体に設けられたクリーンエアユ
ニット4とを備えている。
【0015】クリーンボックス3には、所定の箇所に窓
部3aが設けられており、検査者がこの窓部3aからク
リーンボックス3の内部を視認できるようになされてい
る。
【0016】クリーンエアユニット4は、クリーンボッ
クス3内に清浄な空気を供給するためのものであり、ク
リーンボックス3の上部の異なる位置にそれぞれ配設さ
れた2つの送風機5a,5bと、これら送風機5a,5
bとクリーンボックス3との間に配設された図示しない
エアフィルタとを備えている。エアフィルタは、例え
ば、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate
Air Filter)やULPAフィルタ(Ultra Low Penetrat
ion Air Filter)等の高性能エアフィルタである。そし
て、このクリーンエアユニット4は、送風機5a,5b
により送風される空気中の塵埃等を高性能エアフィルタ
によって除去し、清浄な空気として、クリーンボックス
3の内部に供給するようになされている。
【0017】本発明を適用した検査装置1では、このク
リーンエアユニット4からクリーンボックス3内に供給
される清浄な空気の風量を、2つの送風機5a,5b毎
に個別に制御することによって、クリーンボックス3内
の気流を適切にコントロールすることができるようにな
されているが、これについては詳細を後述する。なお、
ここでは、クリーンエアユニット4が2つの送風機5
a,5bを備える例を説明するが、送風機の数はクリー
ンボックス3の大きさや形状に合わせて決定すればよ
く、3つ以上の送風機を備える構成とされていてもよ
い。この場合には、クリーンエアユニット4からクリー
ンボックス3内に供給される清浄な空気の風量が、各送
風機毎に個別に制御されることになる。
【0018】クリーンボックス3は、支持脚6によって
床板上に支持されており、その下端部が開放された構造
となっている。そして、クリーンエアユニット4からク
リーンボックス3内に供給された空気は、主にこのクリ
ーンボックス3の下端部からクリーンボックス3の外部
に排出されるようになされている。また、クリーンボッ
クス3の側面部には、詳細を後述するが、所定の箇所に
開口領域が設けられており、クリーンエアユニット4か
らクリーンボックス3内に供給された空気が、このクリ
ーンボックス3の側面部に設けられた開口領域からも外
部に排出されるようになされている。
【0019】クリーンユニット2は、以上のように、ク
リーンボックス3内にクリーンエアユニット4からの清
浄な空気を常時供給し、クリーンボックス3内を気流と
なって循環した空気をクリーンボックス3の外部に排出
させる。これによって、クリーンボックス3内にて発生
した塵埃等をこの空気と共にクリーンボックス3の外部
に排出させ、クリーンボックス3の内部環境を、例えば
クラス1程度の非常に高いクリーン度に保つようにして
いる。
【0020】また、クリーンボックス3は、外部から塵
埃等を含んだ空気が内部に進入する事を防止するため
に、内部の気圧が常に陽圧に保たれている。
【0021】そして、この検査装置1は、図2に示すよ
うに、クリーンボックス3の内部に装置本体10が収容
され、クリーンボックス3の中で、この装置本体10に
よって、所定のデバイスパターンが形成された半導体ウ
ェハの検査が行われるようになされている。ここで、被
検査物となる半導体ウェハは、所定の密閉式の容器7に
入れて搬送され、この容器7を介して、クリーンボック
ス3の内部に移送される。なお、図2は、クリーンボッ
クス3の内部を図1中矢印A1方向から見た様子を示し
ている。
【0022】容器7は、底部7aと、この底部7aに固
定されたカセット7bと、底部7aに着脱可能に係合さ
れてカセット7bを覆うカバー7cとを有している。被
検査物となる半導体ウェハは、複数枚が所定間隔を存し
て重ね合わされるようにカセット7bに装着され、底部
7aとカバー7cとで密閉される。
【0023】そして、半導体ウェハの検査を行う際は、
先ず、半導体ウェハが入れられた容器7がクリーンボッ
クス3の所定の位置に設けられた容器設置スペース8に
設置される。この容器設置スペース8には、後述するエ
レベータ22の昇降台22a上面がクリーンボックス3
の外部に臨むように配されており、容器7は、その底部
7aがこのエレベータ22の昇降台22a上に位置する
ように、容器設置スペース8に設置される。
【0024】容器7が容器設置スペース8に設置される
と、容器7の底部7aとカバー7cとの係合が解除され
る。そして、エレベータ20の昇降台20aが図2中矢
印B方向に下降操作されることによって、容器7の底部
7a及びカセット7bが、カバー7cから分離してクリ
ーンボックス3の内部に移動する。これにより、被検査
物である半導体ウェハが、外気に晒されることなくクリ
ーンボックス3の内部に移送されることになる。
【0025】半導体ウェハがクリーンボックス3内に移
送されると、後述する搬送用ロボット23により、検査
対象の半導体ウェハがカセット7bから取り出されて検
査が行われる。
【0026】検査装置1は、以上のように、高いクリー
ン度に保たれたクリーンボックス3の内部で半導体ウェ
ハの検査を行うようにしているので、検査時に半導体ウ
ェハに塵埃等が付着して適切な検査が阻害されるといっ
た不都合を有効に回避することができる。しかも、被検
査物となる半導体ウェハを密閉式の容器7に入れて搬送
し、この容器7を介して半導体ウェハをクリーンボック
ス3の内部に移送するようにしているので、クリーンボ
ックス3の内部と容器7の内部だけを十分なクリーン度
に保っておけば、検査装置1が設置される環境全体のク
リーン度を高めなくても、半導体ウェハへの塵埃等の付
着を有効に防止することができる。
【0027】このように必要な場所のクリーン度だけを
局所的に高めるようにすることで、高いクリーン度を実
現しつつ、且つ、クリーン環境を実現するためのコスト
を大幅に抑えることができる。なお、密閉式の容器7と
クリーンボックス3との機械的なインターフェースとし
ては、いわゆるSMIF(standard mechanical interf
ace)が好適であり、その場合、密閉式の容器7として
は、いわゆるSMIF−PODが用いられる。
【0028】また、この検査装置1は、図1に示すよう
に、装置本体10を操作するためのコンピュータ等が配
される外部ユニット50を備えている。この外部ユニッ
ト50は、クリーンボックス3の外部に設置されてい
る。この外部ユニット50には、半導体ウェハを撮像し
た画像等を表示するための表示装置51や、検査時の各
種条件等を表示するための表示装置52、装置本体10
への指示入力等を行うための入力装置53等も配されて
いる。そして、半導体ウェハの検査を行う検査者は、外
部ユニット50に配された表示装置51,52を見なが
ら、外部ユニット50に配された入力装置53から必要
な指示を入力して半導体ウェハの検査を行う。
【0029】次に、クリーンボックス3の内部に配設さ
れた装置本体10について、詳細に説明する。
【0030】装置本体10は、図2に示すように、支持
台11を備えている。この支持台11は、装置本体10
の各機構を支持するための台である。この支持台11の
底部には支持脚12が取り付けられており、支持台11
及び支持台11上に設けられた各機構は、この支持脚1
2によってクリーンボックス3とは独立に床板上に支持
される構造となっている。
【0031】支持台11上には、除振台13を介して、
被検査物となる半導体ウェハが載置される検査用ステー
ジ14が設けられている。
【0032】除振台13は、床からの振動や、検査用ス
テージ14を移動操作した際に生じる振動等を抑制する
ためのものであり、検査用ステージ14が設置される石
定盤13aと、この石定盤13aを支える複数の可動脚
部13bとを備えている。そして、この除振台13は、
振動が生じたときにその振動を検知して可動脚部13b
を駆動し、石定盤13a及びこの石定盤13a上に設置
された検査用ステージ14の振動を速やかに打ち消すよ
うにしている。
【0033】この検査装置1では、微細なデバイスパタ
ーンが形成された半導体ウェハの検査を行うため、僅か
な振動でも検査の障害となる場合がある。特に、この検
査装置1では、紫外光を用いて高分解能での検査を行う
ため、振動の影響が大きく現れやすい。そこで、この検
査装置1では、除振台13上に検査用ステージ14を設
置することによって、検査用ステージ14に僅かな振動
が生じた場合であっても、この振動を速やかに打ち消
し、振動の影響を抑えて、紫外光を用いて高分解能での
検査を行う際の検査能力を向上させるようにしている。
【0034】なお、除振台13上に検査用ステージ14
を安定的に設置するには、除振台13の重心がある程度
低い位置にあることが望ましい。そこで、この検査装置
1においては、石定盤13aの下端部に切り欠き部13
cを設け、可動脚部13bがこの切り欠き部13cにて
石定盤13aを支えるようにして、除振台13の重心を
下げるようにしている。
【0035】なお、検査用ステージ14を移動操作した
際に生じる振動等は、事前にある程度予測することがで
きる。このような振動を事前に予測して除振台13を動
作させるようにすれば、検査用ステージ14に生じる振
動を未然に防止することが可能である。したがって、検
査装置1は、検査用ステージ14を移動操作した際に生
じる振動等を事前に予測して除振台13を動作させるよ
うになされていることが望ましい。
【0036】検査用ステージ14は、被検査物となる半
導体ウェハを支持するためのステージである。この検査
用ステージ14は、被検査物となる半導体ウェハを支持
するとともに、この半導体ウェハを所定の検査対象位置
へと移動させる機能も備えている。
【0037】具体的には、検査用ステージ14は、除振
台13上に設置されたXステージ15と、Xステージ1
5上に設置されたYステージ16と、Yステージ16上
に設置されたθステージ17と、θステージ17上に設
置されたZステージ18と、Zステージ18上に設置さ
れた吸着プレート19とを備えている。
【0038】Xステージ15及びYステージ16は、水
平方向に移動するステージであり、Xステージ15とY
ステージ16とで、被検査物となる半導体ウェハを互い
に直交する方向に移動させ、検査対象のデバイスパター
ンを所定の検査位置へと導くようにしている。
【0039】θステージ17は、いわゆる回転ステージ
であり、半導体ウェハを回転させるためのものである。
半導体ウェハの検査時には、θステージ17により、例
えば、半導体ウェハ上のデバイスパターンが画面に対し
て水平又は垂直となるように、半導体ウェハを回転させ
る。
【0040】Zステージ18は、鉛直方向に移動するス
テージであり、ステージの高さを調整するためのもので
ある。半導体ウェハの検査時には、Zステージ18によ
り、半導体ウェハの検査面が適切な高さとなるように、
ステージの高さを調整する。
【0041】吸着プレート19は、検査対象の半導体ウ
ェハを吸着して固定するためのものである。半導体ウェ
ハの検査時に、検査対象の半導体ウェハは、この吸着プ
レート19上に載置され、この吸着プレート18により
吸着されて、不要な動きが抑制される。
【0042】また、除振台12上には、検査用ステージ
14上に位置するように支持部材20によって支持され
た光学ユニット21が配されている。この光学ユニット
21は、半導体ウェハの検査時に、半導体ウェハの画像
を撮像するためのものである。そして、この光学ユニッ
ト21は、検査対象の半導体ウェハの画像の撮像を可視
光を用いて低分解能にて行う機能と、検査対象の半導体
ウェハの画像の撮像を紫外光を用いて高分解能にて行う
機能とを兼ね備えている。
【0043】また、支持台11上には、図2及び図3に
示すように、被検査物となる半導体ウェハが装着された
カセット7bを容器7から取り出してクリーンボックス
3内に移動させるエレベータ22が設けられている。さ
らに、支持台11上には、図3に示すように、半導体ウ
ェハを搬送するための搬送用ロボット23と、半導体ウ
ェハを検査用ステージ14上に載置する前にそのセンタ
ー出しと位相出しとを行うプリアライナ24とが設けら
れている。なお、図3は装置本体10を上側から見た様
子を模式的に示す平面図である。
【0044】エレベータ22は、上昇及び下降動作され
る昇降台22aを有しており、容器7がクリーンボック
ス3の容器設置スペース8に設置されて容器7の底部7
aとカバー7cとの係合が解除されたときに、昇降台2
2aが下降操作されることによって、容器7の底部7a
及びこれに固定されたカセット7bをクリーンボックス
3の内部に移動させる。
【0045】搬送用ロボット23は、先端部に吸着機構
23aが設けられた操作アーム23bを有しており、こ
の操作アーム23bを移動操作して、その先端部に設け
られた吸着機構23aにより半導体ウェハを吸着し、ク
リーンボックス3内における半導体ウェハの搬送を行う
ようになされている。
【0046】プリアライナ24は、半導体ウェハに予め
形成されているオリエンテーションフラット及びノッチ
を基準として、半導体ウェハの位相出し及びセンター出
しを行うものである。検査装置1は、半導体ウェハを検
査用ステージ14上に載置する前に、プリアライナ24
によってその位相出し等を行うことにより、検査の効率
を向上させるようになされている。
【0047】半導体ウェハを検査用ステージ14上に設
置する際は、先ず、エレベータ22により容器7の底部
7a及びカセット7bがクリーンボックス3の内部に移
動される。そして、カセット7bに装着された複数枚の
半導体ウェハの中から検査対象の半導体ウェハが選択さ
れ、選択された半導体ウェハが搬送用ロボット23によ
りカセット7bから取り出される。
【0048】カセット7bから取り出された半導体ウェ
ハは、搬送用ロボット23によりプリアライナ24へと
搬送される。プリアライナ24へ搬送された半導体ウェ
ハは、このプリアライナ24によって位相出しやセンタ
ー出しが行われる。そして、位相出しやセンター出しが
行われた半導体ウェハが、搬送用ロボット23により検
査用ステージ14へと搬送され、吸着プレート19上に
載置されて検査が行われる。
【0049】検査対象の半導体ウェハが検査用ステージ
14へと搬送されると、搬送用ロボット23によって次
に検査する半導体ウェハがカセット7bから取り出さ
れ、プリアライナ24へと搬送される。そして、先に検
査用ステージ14へと搬送された半導体ウェハの検査が
行われている間に、次に検査する半導体ウェハの位相出
しやセンター出しが行われる。そして、先に検査用ステ
ージ14へと搬送された半導体ウェハの検査が終了する
と、次に検査する半導体ウェハが検査用ステージ14へ
と速やかに搬送される。
【0050】検査装置1は、以上のように、検査対象の
半導体ウェハを検査用ステージ14へ搬送する前に、予
めプリアライナ24により位相出しやセンター出しを行
っておくことにより、検査用ステージ14による半導体
ウェハの位置決めに要する時間を短縮することができ
る。また、検査装置1は、先に検査用ステージ14へと
搬送された半導体ウェハの検査が行われている時間を利
用して、次に検査する半導体ウェハをカセット7bから
取り出し、プリアライナ24による位相出しやセンター
出しを行うことにより、全体での時間の短縮を図ること
ができ、効率よく検査を行うことができる。
【0051】ところで、この検査装置1において、エレ
ベータ22と、搬送用ロボット23と、プリアライナ2
4とは、図3に示すように、それぞれが直線上に並ぶよ
うに支持台11上に設置されている。そして、エレベー
タ22と搬送用ロボット23との間の距離L1と、搬送
用ロボット23とプリアライナ24との間の距離L2と
が略等しい距離となるように、それぞれの設置位置が決
定されている。さらに、搬送用ロボット23から見て、
エレベータ22やプリアライナ24が並ぶ方向と略直交
する方向に、検査用ステージ14が位置するような配置
とされている。
【0052】検査装置1は、各機構が以上のような配置
とされていることにより、被検査物である半導体ウェハ
の搬送を迅速且つ正確に行うことができる。
【0053】すなわち、この検査装置1では、エレベー
タ22と搬送用ロボット23との間の距離L1と、搬送
用ロボット23とプリアライナ24との間の距離L2と
が略等しい距離となっているので、搬送用ロボット23
のアーム23bの長さを変えることなく、カセット7b
から取り出した半導体ウェハをプリアライナ24に搬送
することがでる。したがって、この検査装置1では、搬
送用ロボット23のアーム23bの長さを変えたときに
生じる誤差等が問題とならないので、半導体ウェハをプ
リアライナ24へと搬送する動作を正確に行うことがで
きる。また、エレベータ22と搬送用ロボット23とプ
リアライナ24とが直線上に並んでいるので、搬送用ロ
ボット23は直線的な動きのみにより、カセット7bか
ら取り出した半導体ウェハをプリアライナ24に搬送す
ることがでる。したがって、この検査装置1では、半導
体ウェハをプリアライナ24へと搬送する動作を極めて
正確に且つ迅速に行うことができる。
【0054】さらに、この検査装置1では、搬送用ロボ
ット23から見て、エレベータ22やプリアライナ24
が並ぶ方向と略直交する方向に、検査用ステージ14が
位置するような配置とされているので、搬送用ロボット
23が直線的な動きをすることで、半導体ウェハを検査
用ステージ14へ搬送することができる。したがって、
この検査装置1では、半導体ウェハを検査用ステージ1
4へと搬送する動作を極めて正確に且つ迅速に行うこと
ができる。特に、この検査装置1では、微細なデバイス
パターンが形成された半導体ウェハの検査を行うため、
被検査物である半導体ウェハの搬送及び位置決めを極め
て正確に行う必要があるので、以上のような配置が非常
に有効である。
【0055】次に、上記検査装置1について、図4のブ
ロック図を参照して更に詳細に説明する。
【0056】図4に示すように、検査装置1の外部ユニ
ット50には、表示装置51及び入力装置53aが接続
された画像処理用コンピュータ60と、表示装置52及
び入力装置53bが接続された制御用コンピュータ61
とが配されている。なお、前掲した図1では、画像処理
用コンピュータ60に接続された入力装置53aと、制
御用コンピュータ61に接続された入力装置53bとを
まとめて、入力装53として図示している。
【0057】画像処理用コンピュータ60は、半導体ウ
ェハを検査するときに、光学ユニット21の内部に設置
されたCCD(charge-coupled device)カメラ30,
31により半導体ウェハを撮像した画像を取り込んで処
理するコンピュータである。すなわち、この検査装置1
は、光学ユニット21の内部に設置されたCCDカメラ
30,31により撮像した半導体ウェハの画像を、画像
処理用コンピュータ60により処理して解析することに
より、半導体ウェハの検査を行う。
【0058】なお、画像処理用コンピュータ60に接続
された入力装置53aは、CCDカメラ30,31から
取り込んだ画像の解析等に必要な指示を、画像処理用コ
ンピュータ30に対して入力するためのものであり、例
えば、マウス等のポインティングデバイスやキーボード
等からなる。また、画像処理用コンピュータ60に接続
された表示装置51は、CCDカメラ30,31から取
り込んだ画像の解析結果等を表示するためのものであ
り、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等
からなる。
【0059】制御用コンピュータ61は、半導体ウェハ
を検査するときに、検査用ステージ14、エレベータ2
2、搬送用ロボット23及びプリアライナ24、並びに
光学ユニット12の内部の各機器等を制御するためのコ
ンピュータである。すなわち、この検査装置1は、半導
体ウェハの検査を行う際に、検査対象の半導体ウェハの
画像が、光学ユニット21の内部に設置されたCCDカ
メラ30,31により撮像されるように、制御用コンピ
ュータ61により、検査用ステージ14、エレベータ2
2、搬送用ロボット23及びプリアライナ24、並びに
光学ユニット21の内部の各機器等を制御する。
【0060】また、制御用コンピュータ61は、クリー
ンエアユニット4の送風機5a,5bを制御する機能を
有する。すなわち、この検査装置1は、クリーンエアユ
ニット4の送風機5a,5bを制御用コンピュータ61
が制御することによって、半導体ウェハの検査を行う際
に、クリーンボックス3内に清浄な空気を常時供給し、
また、クリーンボックス3内の気流をコントロールでき
るようにしている。
【0061】なお、制御用コンピュータ61に接続され
た入力装置53bは、検査用ステージ14、エレベータ
22、搬送用ロボット23及びプリアライナ24、光学
ユニット21の内部の各機器、並びにクリーンエアユニ
ット4の送風機5a,5b等を制御するのに必要な指示
を、制御用コンピュータ61に対して入力するためのも
のであり、例えば、マウス等のポインティングデバイス
やキーボード等からなる。また、制御用コンピュータ6
1に接続された表示装置52は、半導体ウェハの検査時
の各種条件等を表示するためのものであり、例えば、C
RTディスプレイや液晶ディスプレイ等からなる。
【0062】また、画像処理用コンピュータ60と制御
用コンピュータ61とは、メモリリンク機構により、互
いにデータのやり取りが可能とされている。すなわち、
画像処理用コンピュータ60と制御用コンピュータ61
は、それぞれに設けられたメモリリンクインターフェー
ス60a,61aを介して互いに接続されており、画像
処理用コンピュータ60と制御用コンピュータ51との
間で、互いにデータのやり取りが可能となっている。
【0063】一方、検査装置1のクリーンボックス3の
内部には、密閉式の容器7に入れられて搬送されてきた
半導体ウェハを、この容器7のカセット7bから取り出
して検査用ステージ14に設置する機構として、上述し
たように、エレベータ22、搬送用ロボット23及びプ
リアライナ24が配されている。これらは、外部ユニッ
ト50に配された制御用コンピュータ61に、ロボット
制御インターフェース61bを介して接続されている。
そして、エレベータ22、搬送用ロボット23及びプリ
アライナ24には、制御用コンピュータ61からロボッ
ト制御インターフェース61bを介して、制御信号が送
られる。
【0064】すなわち、密閉式の容器7に入れられて搬
送されてきた半導体ウェハを、この容器7のカセット7
bから取り出して検査用ステージ14に設置する際は、
制御用コンピュータ61からロボット制御インターフェ
ース61bを介して、エレベータ22、搬送用ロボット
23及びプリアライナ24に制御信号が送出される。そ
して、エレベータ22、搬送用ロボット23及びプリア
ライナ24がこの制御信号に基づいて動作し、上述した
ように、密閉式の容器7に入れられて搬送されてきた半
導体ウェハを、この容器7のカセット7bから取り出し
て、プリアライナ25による位相出し及びセンター出し
を行い、検査用ステージ14に設置する。
【0065】また、検査装置1のクリーンボックス3の
内部には除振台13が配されており、この除振台13上
に、上述したように、Xステージ15、Yステージ1
6、θステージ17、Zステージ18及び吸着プレート
19を備えた検査用ステージ14が設置されている。
【0066】ここで、Xステージ15、Yステージ1
6、θステージ17、Zステージ18及び吸着プレート
19は、外部ユニット50に配された制御用コンピュー
タ61に、ステージ制御インターフェース61cを介し
て接続されている。そして、Xステージ15、Yステー
ジ16、θステージ17、Zステージ18及び吸着プレ
ート19には、制御用コンピュータ61からステージ制
御インターフェース61cを介して、制御信号が送られ
る。
【0067】すなわち、半導体ウェハの検査を行う際
は、制御用コンピュータ61からステージ制御インター
フェース61cを介して、Xステージ15、Yステージ
16、θステージ17、Zステージ18及び吸着プレー
ト19に制御信号が送出される。そして、Xステージ1
5、Yステージ16、θステージ17、Zステージ18
及び吸着プレート19が、この制御信号に基づいて動作
し、吸着プレート19により検査対象の半導体ウェハを
吸着して固定するとともに、Xステージ15、Yステー
ジ16、θステージ17及びZステージ18により、半
導体ウェハを所定の位置、角度及び高さとなるように移
動する。
【0068】また、除振台12上には、上述したよう
に、光学ユニット21も設置されている。この光学ユニ
ット21は、半導体ウェハの検査時に半導体ウェハの画
像を撮像するためのものであり、上述したように、検査
対象の半導体ウェハの画像の撮像を可視光を用いて低分
解能にて行う機能と、検査対象の半導体ウェハの画像の
撮像を紫外光を用いて高分解能にて行う機能とを兼ね備
えている。
【0069】この光学ユニット21の内部には、可視光
にて半導体ウェハの画像を撮像するための機構として、
可視光用CCDカメラ30と、ハロゲンランプ32と、
可視光用光学系33と、可視光用対物レンズ34と、可
視光用オートフォーカス制御部35とが配されている。
【0070】そして、可視光にて半導体ウェハの画像を
撮像する際は、ハロゲンランプ32を点灯させる。ここ
で、ハロゲンランプ32の駆動源は、外部ユニット50
に配された制御用コンピュータ61に、光源制御インタ
ーフェース61dを介して接続されている。そして、ハ
ロゲンランプ32の駆動源には、制御用コンピュータ6
1から光源制御インターフェース61dを介して制御信
号が送られる。ハロゲンランプ32の点灯/消灯は、こ
の制御信号に基づいて行われる。
【0071】そして、可視光にて半導体ウェハの画像を
撮像する際は、ハロゲンランプ32を点灯させ、このハ
ロゲンランプ32からの可視光を、可視光用光学系33
及び可視光用対物レンズ34を介して半導体ウェハにあ
てて、半導体ウェハを照明する。そして、可視光により
照明された半導体ウェハの像を可視光用対物レンズ34
により拡大し、その拡大像を可視光用CCDカメラ30
により撮像する。
【0072】ここで、可視光用CCDカメラ30は、外
部ユニット50に配された画像処理用コンピュータ60
に、画像取込インターフェース60bを介して接続され
ている。そして、可視光用CCDカメラ30により撮像
された半導体ウェハの画像は、画像取込インターフェー
ス60bを介して画像処理用コンピュータ60に取り込
まれる。
【0073】また、上述のように可視光にて半導体ウェ
ハの画像を撮像する際は、可視光用オートフォーカス制
御部35により、自動焦点位置合わせを行う。すなわ
ち、可視光用オートフォーカス制御部35により、可視
光用対物レンズ34と半導体ウェハの間隔が可視光用対
物レンズ34の焦点距離に一致しているか否かを検出
し、一致していない場合には、可視光用対物レンズ34
又はZステージ18を動かして、半導体ウェハの検査対
象面が可視光用対物レンズ34の焦点面に一致するよう
にする。
【0074】ここで、可視光用オートフォーカス制御部
35は、外部ユニット50に配された制御用コンピュー
タ61に、オートフォーカス制御インターフェース61
eを介して接続されている。そして、可視光用オートフ
ォーカス制御部35には、制御用コンピュータ61から
オートフォーカス制御インターフェース61eを介して
制御信号が送られる。可視光用オートフォーカス制御部
35による可視光用対物レンズ34の自動焦点位置合わ
せは、この制御信号に基づいて行われる。
【0075】また、光学ユニット21の内部には、紫外
光にて半導体ウェハの画像を撮像するための機構とし
て、紫外光用CCDカメラ31と、紫外光レーザ光源3
6と、紫外光用光学系37と、紫外光用対物レンズ38
と、紫外光用オートフォーカス制御部39とが配されて
いる。
【0076】そして、紫外光にて半導体ウェハの画像を
撮像する際は、紫外光レーザ光源36を点灯させる。こ
こで、紫外光レーザ光源36の駆動源は、外部ユニット
50に配された制御用コンピュータ61に、光源制御イ
ンターフェース61dを介して接続されている。そし
て、紫外光レーザ光源36の駆動源には、制御用コンピ
ュータ61から光源制御インターフェース61dを介し
て制御信号が送られる。紫外光レーザ光源36の点灯/
消灯は、この制御信号に基づいて行われる。
【0077】なお、紫外光レーザ光源36には、波長が
266nm程度の紫外光レーザを出射するものを用いる
ことが好ましい。波長が266nm程度の紫外光レーザ
は、YAGレーザの4倍波として得られる。また、レー
ザ光源としては、発振波長が166nm程度のものも開
発されており、そのようなレーザ光源を上記紫外光レー
ザ光源36として用いてもよい。
【0078】紫外光にて半導体ウェハの画像を撮像する
際は、紫外光レーザ光源36を点灯させ、この紫外光レ
ーザ光源36からの紫外光を、紫外光用光学系37及び
紫外光用対物レンズ38を介して半導体ウェハにあて
て、半導体ウェハを照明する。そして、紫外光により照
明された半導体ウェハの像を紫外光用対物レンズ38に
より拡大し、その拡大像を紫外光用CCDカメラ31に
より撮像する。
【0079】ここで、紫外光用CCDカメラ31は、外
部ユニット50に配された画像処理用コンピュータ60
に、画像取込インターフェース60cを介して接続され
ている。そして、紫外光用CCDカメラ31により撮像
された半導体ウェハの画像は、画像取込インターフェー
ス60cを介して画像処理用コンピュータ60に取り込
まれる。
【0080】また、上述のように紫外光にて半導体ウェ
ハの画像を撮像する際は、紫外光用オートフォーカス制
御部39により、自動焦点位置合わせを行う。すなわ
ち、紫外光用オートフォーカス制御部39により、紫外
光用対物レンズ38と半導体ウェハの間隔が紫外光用対
物レンズ38の焦点距離に一致しているか否かを検出
し、一致していない場合には、紫外光用対物レンズ38
又はZステージ18を動かして、半導体ウェハの検査対
象面が紫外光用対物レンズ38の焦点面に一致するよう
にする。
【0081】ここで、紫外光用オートフォーカス制御部
39は、外部ユニット50に配された制御用コンピュー
タ61に、オートフォーカス制御インターフェース61
eを介して接続されている。そして、紫外光用オートフ
ォーカス制御部39には、制御用コンピュータ61から
オートフォーカス制御インターフェース61eを介して
制御信号が送られる。紫外光用オートフォーカス制御部
39による紫外光用対物レンズ38の自動焦点位置合わ
せは、この制御信号に基づいて行われる。
【0082】また、クリーンエアユニット4には、上述
したように、2つの送風機5a,5bが設けられてい
る。これらの送風機5a,5bは、外部ユニット50に
配された制御用コンピュータ61に、風量制御インター
フェース61fを介して接続されている。そして、クリ
ーンエアユニット4の送風機5a,5bには、制御用コ
ンピュータ61から風量制御インターフェース61fを
介して、制御信号が送られる。送風機5a,5bの回転
数の制御やオン/オフの切り替え等は、この制御信号に
基づいて行われる。
【0083】次に、上記検査装置1の光学ユニット21
の光学系について、図5を参照して更に詳細に説明す
る。なお、ここでは、オートフォーカス制御部35,3
9についての説明は省略し、検査対象の半導体ウェハを
照明する光学系と、検査対象の半導体ウェハを撮像する
光学系とについて説明する。
【0084】図5に示すように、光学ユニット21は、
可視光にて半導体ウェハの画像を撮像するための光学系
として、ハロゲンランプ32と、可視光用光学系33
と、可視光用対物レンズ34とを備えている。
【0085】ハロゲンランプ32からの可視光は、光フ
ァイバ40によって可視光用光学系33へと導かれる。
可視光用光学系33へと導かれた可視光は、先ず、2つ
のレンズ41,42を透過してハーフミラー43に入射
する。そして、ハーフミラー43に入射した可視光は、
ハーフミラー43によって可視光用対物レンズ34へ向
けて反射され、可視光用対物レンズ34を介して半導体
ウェハに入射する。これにより、半導体ウェハが可視光
により照明される。
【0086】そして、可視光により照明された半導体ウ
ェハの像は、可視光用対物レンズ34により拡大され、
ハーフミラー43及び撮像用レンズ44を透過して、可
視光用CCDカメラ30により撮像される。すなわち、
可視光により照明された半導体ウェハからの反射光が、
可視光用対物レンズ34、ハーフミラー43及び撮像用
レンズ44を介して可視光用CCDカメラ30に入射
し、これにより、半導体ウェハの拡大像が可視光用CC
Dカメラ30によって撮像される。そして、可視光用C
CDカメラ30によって撮像された半導体ウェハの画像
(以下、可視画像と称する。)は、画像処理用コンピュ
ータ60へと送られる。
【0087】また、光学ユニット21は、紫外光にて半
導体ウェハの画像を撮像するための光学系として、紫外
光レーザ光源36と、紫外光用光学系37と、紫外光用
対物レンズ38とを備えている。
【0088】紫外光レーザ光源36からの紫外光は、光
ファイバ45によって紫外光用光学系37へ導かれる。
紫外光用光学系37へと導かれた紫外光は、先ず、2つ
のレンズ46,47を透過してハーフミラー48に入射
する。そして、ハーフミラー48に入射した可視光は、
ハーフミラー48によって紫外光用対物レンズ38へ向
けて反射され、紫外光用対物レンズ38を介して半導体
ウェハに入射する。これにより、半導体ウェハが紫外光
により照明される。
【0089】そして、紫外光により照明された半導体ウ
ェハの像は、紫外光用対物レンズ38により拡大され、
ハーフミラー48及び撮像用レンズ49を透過して、紫
外光用CCDカメラ31により撮像される。すなわち、
紫外光により照明された半導体ウェハからの反射光が、
紫外光用対物レンズ38、ハーフミラー48及び撮像用
レンズ49を介して紫外光用CCDカメラ31に入射
し、これにより、半導体ウェハの拡大像が紫外光用CC
Dカメラ31によって撮像される。そして、紫外光用C
CDカメラ31によって撮像された半導体ウェハの画像
(以下、紫外画像と称する。)は、画像処理用コンピュ
ータ60へと送られる。
【0090】以上のような検査装置1では、可視光より
も短波長の光である紫外光により、半導体ウェハの画像
を撮像して検査することができるので、可視光を用いて
欠陥の検出や分類分けを行う場合に比べて、より微細な
欠陥の検出や分類分けを行うことができる。
【0091】しかも、上記検査装置1では、可視光用の
光学系と紫外光用の光学系とを兼ね備えており、可視光
を用いた低分解能での半導体ウェハの検査と、紫外光を
用いた高分解能での半導体ウェハの検査との両方を行う
ことができる。したがって、上記検査装置1では、可視
光を用いた低分解能での半導体ウェハの検査により、大
きい欠陥の検出や分類分けを行い、且つ、紫外光を用い
た高分解能での半導体ウェハの検査により、小さい欠陥
の検出や分類分けを行うといったことも可能である。
【0092】なお、上記検査装置1において、紫外光用
対物レンズ40の開口数NAは、大きい方が好ましく、
例えば0.9以上とする。このように、紫外光用対物レ
ンズ40として、開口数NAの大きなレンズを用いるこ
とで、より微細な欠陥の検出が可能となる。
【0093】ところで、半導体ウェハの欠陥が、引っ掻
き傷のように色情報が無く凹凸だけからなる場合、可干
渉性を持たない光では、その欠陥を見ることは殆どでき
ない。これに対して、レーザ光のように可干渉性に優れ
た光を用いた場合には、引っ掻き傷のように色情報が無
く凹凸だけからなる欠陥であっても、凹凸の段差近辺で
光が干渉することにより、当該欠陥をはっきりと見るこ
とができる。そして、上記検査装置1では、紫外光の光
源として紫外域のレーザ光を出射する紫外光レーザ光源
36を用いている。したがって、上記検査装置1では、
引っ掻き傷のように色情報が無く凹凸だけからなる欠陥
であっても、当該欠陥をはっきりと検出することができ
る。すなわち、上記検査装置1では、ハロゲンランプ3
2からの可視光(インコヒーレント光)では検出が困難
な位相情報を、紫外光レーザ光源36からの紫外光レー
ザ(コヒーレント光)を用いて、容易に検出することが
できる。
【0094】次に、上記検査装置1で半導体ウェハを検
査するときの手順の一例を、図6のフローチャートを参
照して説明する。なお、図6のフローチャートでは、検
査対象の半導体ウェハが検査用ステージ14に設置され
た状態以降の処理の手順を示している。また、図6に示
すフローチャートは、半導体ウェハ上の欠陥の位置が予
め分かっている場合に、その欠陥を上記検査装置1によ
り検査して分類分けを行うときの手順の一例を示してい
る。また、ここでは、半導体ウェハ上に同様なデバイス
パターンが多数形成されているものとし、欠陥の検出や
分類分けは、欠陥がある領域の画像(欠陥画像)と、そ
の他の領域の画像(参照画像)とを撮像し、それらを比
較することで行うものとする。
【0095】先ず、ステップS1−1に示すように、制
御用コンピュータ61に欠陥位置座標ファイルを読み込
む。ここで、欠陥位置座標ファイルは、半導体ウェハ上
の欠陥の位置に関する情報が記述されたファイルであ
り、欠陥検出装置等により、半導体ウェハ上の欠陥の位
置を予め計測して作成しておく。そして、ここでは、そ
の欠陥位置座標ファイルを制御用コンピュータ61に読
み込む。
【0096】次に、ステップS1−2において、制御用
コンピュータ61によりXステージ15及びYステージ
16を駆動させ、欠陥位置座標ファイルが示す欠陥位置
座標へ半導体ウェハを移動させ、半導体ウェハの検査対
象領域が可視光用対物レンズ34の視野内に入るように
する。
【0097】次に、ステップS1−3において、制御用
コンピュータ61により可視光用オートフォーカス制御
部35を駆動させ、可視光用対物レンズ34の自動焦点
位置合わせを行う。
【0098】次に、ステップS1−4において、可視光
用CCDカメラ30により半導体ウェハの画像を撮像
し、撮像した可視画像を画像処理用コンピュータ60に
送る。なお、ここで撮像される可視画像は、欠陥位置座
標ファイルが示す欠陥位置座標における画像、すなわ
ち、欠陥があるとされる領域の画像(以下、欠陥画像と
称する。)である。
【0099】次に、ステップS1−5において、制御用
コンピュータ61によりXステージ15及びYステージ
16を駆動させ、参照位置座標へ半導体ウェハを移動さ
せて、半導体ウェハの参照領域が可視光用対物レンズ3
4の視野内に入るようにする。ここで、参照領域は、半
導体ウェハの検査対象領域以外の領域であって、半導体
ウェハの検査対象領域におけるデバイスパターンと同様
なデバイスパターンが形成されている領域である。
【0100】次に、ステップS1−6において、制御用
コンピュータ61により可視光用オートフォーカス制御
部35を駆動させ、可視光用対物レンズ34の自動焦点
位置合わせを行う。
【0101】次に、ステップS1−7において、可視光
用CCDカメラ30により半導体ウェハの画像を撮像
し、撮像した可視画像を画像処理用コンピュータ60に
送る。なお、ここで撮像される可視画像は、半導体ウェ
ハの検査対象領域におけるデバイスパターンと同様なデ
バイスパターンが形成されている領域の画像(以下、参
照画像と称する。)である。
【0102】次に、ステップS1−8において、画像処
理用コンピュータ60により、ステップS1−4で取り
込んだ欠陥画像と、ステップS1−7で取り込んだ参照
画像とを比較し、欠陥画像から欠陥を検出する。そし
て、欠陥が検出できた場合には、ステップS1−9へ進
み、欠陥が検出できなかった場合には、ステップS1−
11へ進む。
【0103】ステップS1−9では、画像処理用コンピ
ュータ60により、検出された欠陥が何であるかを調べ
て分類分けを行う。そして、欠陥の分類分けができた場
合には、ステップS1−10へ進み、欠陥の分類分けが
できなかった場合には、ステップS1−11へ進む。
【0104】ステップS1−10では、欠陥の分類結果
を保存する。ここで、欠陥の分類結果は、例えば、画像
処理用コンピュータ60や制御用コンピュータ61に接
続された記憶装置に保存する。なお、欠陥の分類結果
は、画像処理用コンピュータ60や制御用コンピュータ
61にネットワークを介して接続された他のコンピュー
タに転送して保存するようにしてもよい。
【0105】ステップS1−10での処理が完了した
ら、半導体ウェハの欠陥の分類分けが完了したこととな
るので、これで処理を終了する。ただし、半導体ウェハ
上に複数の欠陥がある場合には、ステップS1−2へ戻
って、他の欠陥の検出及び分類分けを行うようにしても
よい。
【0106】一方、ステップS1−8で欠陥検出ができ
なかった場合や、ステップS1−9で欠陥の分類分けが
できなかった場合には、ステップS1−11以降へ進
み、紫外光を用いて高分解能での撮像を行って欠陥の検
出や分類分けを行う。
【0107】その場合は、先ず、ステップS1−11に
おいて、制御用コンピュータ61によりXステージ15
及びYステージ16を駆動させ、欠陥位置座標ファイル
が示す欠陥位置座標へ半導体ウェハを移動させて、半導
体ウェハの検査対象領域が紫外光用対物レンズ38の視
野内に入るようにする。
【0108】次に、ステップS1−12において、制御
用コンピュータ61により紫外光用オートフォーカス制
御部39を駆動させ、紫外光用対物レンズ38の自動焦
点位置合わせを行う。
【0109】次に、ステップS1−13において、紫外
光用CCDカメラ31により半導体ウェハの画像を撮像
し、撮像した紫外画像を画像処理用コンピュータ60に
送る。なお、ここで撮像される紫外画像は、欠陥位置座
標ファイルが示す欠陥位置座標における画像、すなわち
欠陥画像である。また、ここでの欠陥画像の撮像は、可
視光よりも短波長の光である紫外光を用いて、可視光を
用いた場合の撮像よりも高分解能にて行う。
【0110】次に、ステップS1−14において、制御
用コンピュータ61によりXステージ15及びYステー
ジ16を駆動させ、参照位置座標へ半導体ウェハを移動
させて、半導体ウェハの参照領域が紫外光用対物レンズ
38の視野内に入るようにする。ここで、参照領域は、
半導体ウェハの検査対象領域以外の領域であって、半導
体ウェハの検査対象領域におけるデバイスパターンと同
様なデバイスパターンが形成されている領域である。
【0111】次に、ステップS1−15において、制御
用コンピュータ61により紫外光用オートフォーカス制
御部39を駆動させ、紫外光用対物レンズ38の自動焦
点位置合わせを行う。
【0112】次に、ステップS1−16において、紫外
光用CCDカメラ31により半導体ウェハの画像を撮像
し、撮像した紫外画像を画像処理用コンピュータ60に
送る。なお、ここで撮像される紫外画像は、半導体ウェ
ハの検査対象領域におけるデバイスパターンと同様なデ
バイスパターンが形成されている領域の画像、すなわち
参照画像である。また、ここでの参照画像の撮像は、可
視光よりも短波長の光である紫外光を用いて、可視光を
用いた場合よりも高分解能にて行う。
【0113】次に、ステップS1−17において、画像
処理用コンピュータ60により、ステップS1−13で
取り込んだ欠陥画像と、ステップS1−16で取り込ん
だ参照画像とを比較し、欠陥画像から欠陥を検出する。
そして、欠陥が検出できた場合には、ステップS1−1
8へ進み、欠陥が検出できなかった場合には、ステップ
S1−19へ進む。
【0114】ステップS1−18では、画像処理用コン
ピュータ60により、検出された欠陥が何であるかを調
べて分類分けを行う。そして、欠陥の分類分けができた
場合には、ステップS1−10へ進み、上述したよう
に、欠陥の分類結果を保存する。一方、欠陥の分類分け
ができなかった場合には、ステップS1−19へ進む。
【0115】ステップS1−19では、欠陥の分類分け
ができなかったことを示す情報を保存する。ここで、欠
陥の分類分けができなかったことを示す情報は、例え
ば、画像処理用コンピュータ60や制御用コンピュータ
61に接続された記憶装置に保存する。なお、この情報
は、画像処理用コンピュータ60や制御用コンピュータ
61にネットワークを介して接続された他のコンピュー
タに転送して保存するようにしてもよい。
【0116】以上のような手順により、先ず、可視光用
CCDカメラ30により撮像された画像を処理して解析
することで低分解能にて半導体ウェハの検査を行い、可
視光での欠陥の検出や分類分けができなかった場合に、
次に、紫外光用CCDカメラ31により撮像された画像
を処理して解析することで高分解能にて半導体ウェハの
検査を行う。
【0117】ここで、CCDカメラ30,31によって
撮像された参照画像及び欠陥画像から欠陥を検出する手
法について、図7を参照して説明する。
【0118】図7(a)は、検査対象領域におけるデバ
イスパターンと同様なデバイスパターンが形成されてい
る参照領域の画像、すなわち参照画像の一例を示してい
る。また、図7(b)は、欠陥があるとされる検査対象
領域の画像、すなわち欠陥画像の一例を示している。
【0119】このような参照画像及び欠陥画像から欠陥
を検出する際は、参照画像から色情報や濃淡情報などに
基づいて、図7(c)に示すようにデバイスパターンを
抽出する。また、参照画像と欠陥画像から差の画像を求
め、差の大きな部分を図7(d)に示すように欠陥とし
て抽出する。
【0120】そして、図7(e)に示すように、図7
(c)に示したデバイスパターン抽出結果の画像と、図
7(d)に示した欠陥抽出結果の画像とを重ね合わせた
画像を得て、欠陥がデバイスパターンに存在する割合な
どを、欠陥に関する特徴量として抽出する。
【0121】以上のような手法により、CCDカメラ3
0,31によって撮像された参照画像及び欠陥画像を画
像処理用コンピュータ60で処理し解析することで欠陥
を検出し、半導体ウェハの検査を行うことができる。
【0122】検査装置1は、上述したように、先ず、可
視光用CCDカメラ30により撮像された画像を処理し
て解析することで低分解能にて半導体ウェハの検査を行
い、可視光での欠陥の検出や分類分けができなかった場
合に、次に、紫外光用CCDカメラ31により撮像され
た画像を処理して解析することで高分解能にて半導体ウ
ェハの検査を行うようにしているので、可視光だけを用
いて欠陥の検出や分類分けを行う場合に比べて、より微
細な欠陥の検出や分類分けを行うことができる。
【0123】ただし、可視光を用いて低分解能にて撮像
した方が、一度に撮像できる領域が広いので、欠陥が十
分に大きい場合には、可視光を用いて低分解能にて半導
体ウェハの検査を行った方が効率が良い。したがって、
最初から紫外光を用いて欠陥の検査や分類分けを行うの
ではなく、上述のように、最初に可視光を用いて欠陥の
検査や分類分けを行うようにすることで、より効率良く
半導体ウェハの検査を行うことができる。
【0124】ところで、この検査装置1では、上述した
ように、半導体ウェハの検査を行う装置本体10をクリ
ーンボックス3の内部に設置し、クリーンボックス3の
内部に清浄な空気を供給して高いクリーン度に保つこと
によって、検査が行われる環境のクリーン度のみを局所
的に高め、クリーンな環境の中で検査が行えるようにし
ている。
【0125】しかしながら、このような構造の検査装置
1では、半導体ウェハの検査を行う際に、検査用ステー
ジ14や搬送用ロボット23等が動作されることに伴っ
て、クリーンボックス3内に摩耗粉等の塵埃が発生する
場合がある。そして、この湯にクリーンボックス3内に
発生した塵埃等が検査用ステージ14上に設置された半
導体ウェハや、容器7を介してクリーンボックス3内に
搬送されてきた半導体ウェハに付着すると、適切な検査
が阻害されてしまう。したがって、検査装置1において
は、クリーンボックス3内で発生した塵埃等を半導体ウ
ェハに付着させることなく速やかにクリーンボックス3
の外部に排出することが重要である。
【0126】特に、この検査装置1では、紫外光レーザ
光源36や紫外光用CCDカメラ31等を用いて、例え
ば、線幅が0.18μm以下とされた非常に微細なデバ
イスパターンを高分解能にて検査するようになされてい
るので、これまであまり問題とならなかったような微細
な塵埃等も適切な検査を阻害する要因となる。
【0127】そこで、この検査装置1では、クリーンボ
ックス3内の気流を適切にコントロールすることによっ
て、クリーンボックス3内で発生した塵埃等を、非常に
微細なものも含めてクリーンボックス3の外部に効果的
に排出し、半導体ウェハに付着させないようにしてい
る。
【0128】具体的には、この検査装置1では、クリー
ンエアユニット4からクリーンボックス3内に供給され
る清浄な空気の風量を、送風機5a,5b毎に個別に制
御することによって、クリーンボックス3内の気流を自
在にコントロールできるようにしている。
【0129】クリーンエアユニット4からクリーンボッ
クス3内に供給される清浄な空気の風量を、送風機5
a,5b毎に個別に制御する方法としては、例えば、送
風機5a,5bの回転数を個別に調整することが考えら
れる。検査装置1では、上述したように、送風機5a,
5bが、風量制御インターフェース61fを介して制御
用コンピュータ61に接続されている。そして、制御用
コンピュータ61から風量制御インターフェース61f
を介して送風機5a,5bに制御信号を送出することに
よって、送風機5a,5bの回転数を制御することがで
きるようになされている。
【0130】したがって、この検査装置1では、検査者
が入力装置53bを介して制御用コンピュータ61に必
要な指示を入力することによって、送風機5a,5bの
回転数を個別に調整し、クリーンエアユニット4からク
リーンボックス3内に供給される清浄な空気の風量を、
送風機5a,5b毎に個別に制御することができる。
【0131】送風機5a,5bから送風される空気は、
高性能エアフィルタを通過することによって塵埃等が除
去された清浄な空気とされ、これら送風機5a,5bの
下方に位置するクリーンボックス3内の各領域に、ダウ
ンフローとしてそれぞれ送られることになる。ここで、
送風機5a,5bからの空気の風量がそれぞれ同じであ
るとすると、これら送風機5a,5bの下方に位置する
クリーンボックス3内の各領域における風速が、クリー
ンボックス3の形状やクリーンボックス3内における装
置本体10の配置等に依存する各領域の広さに応じてそ
れぞれ異なったものとなる。そして、この各領域におけ
る風速の違いに起因して、予期しない乱気流が生じ、ク
リーンボックス3内に発生した塵埃等を巻き上げて半導
体ウェハに付着させてしまう場合がある。
【0132】検査装置1では、送風機5a,5bの回転
数を個別に調整して、クリーンエアユニット4からクリ
ーンボックス3内に供給される清浄な空気の風量を、送
風機5a,5b毎に個別に制御することによって、例え
ば、クリーンボックス3内の各領域における風速を均一
にすることができるので、半導体ウェハへの塵埃等の付
着を有効に防止することが可能である。
【0133】また、半導体ウェハへの塵埃等の付着を防
止するには、クリーンボックス3内に供給された清浄な
空気を、半導体ウェハが設置される検査用ステージ14
上や半導体ウェハが装着されたカセット7b内に導くこ
とが非常に有効である。このように、半導体ウェハが設
置される検査用ステージ14上や半導体ウェハが装着さ
れたカセット7b内に清浄な空気を導くようにすれば、
塵埃等を巻き上げた乱気流が検査用ステージ14上やカ
セット7b内に進入してくることを有効に防止すること
ができるばかりでなく、仮に、検査ステージ14上に設
置された半導体ウェハやカセット7b内に装着された半
導体ウェハに塵埃等が付着した場合にも、これを除去し
て、クリーンボックス3の外部に効果的に排出すること
ができる。
【0134】検査装置1では、送風機5a,5bの回転
数を個別に調整し、クリーンエアユニット4からクリー
ンボックス3内に供給される清浄な空気の風量を、送風
機5a,5b毎に個別に制御することによって、クリー
ンボックス3内の気流を適切にコントロールすることが
できるので、清浄な空気を半導体ウェハが設置される検
査用ステージ14上や半導体ウェハが装着されたカセッ
ト7b内に導いて、半導体ウェハへの塵埃等の付着を有
効に防止することが可能である。
【0135】なお、クリーンボックス3内の気流は、気
流可視化装置を用いれば目視により確認することができ
る。したがって、検査者は、クリーンボックス3内の気
流を目視により確認しながら、クリーンエアユニット4
からクリーンボックス3内に供給される清浄な空気の風
量を、送風機5a,5b毎に個別に制御して、クリーン
ボックス3内の気流が適切なものとなるようにコントロ
ールすることができる。
【0136】また、クリーンエアユニット4からクリー
ンボックス3内に供給される清浄な空気の風量を、送風
機5a,5b毎に個別に制御する方法としては、図8に
示すように、クリーンエアユニット4のクリーンボック
ス3と対向する側に、開口部を有する仕切板70を設
け、この仕切板70の開口部の開口率を、送風機5a,
5bに対応した位置毎に個別に調整することが考えられ
る。換言すると、送風機5aに対応した位置の仕切板7
0の開口部の開口率と、送風機5bに対応した位置の仕
切板70の開口部の開口率とを個別に調整するようにす
れば、クリーンエアユニット4からクリーンボックス3
内に供給される清浄な空気の風量を、送風機5a,5b
毎に個別に制御することができる。
【0137】クリーンエアユニット4とクリーンボック
ス3とを仕切る仕切板70は、例えば、所定の開口率を
有するパンチングメタル71,72が重ね合わされてな
る。仕切板70は、これらパンチングメタル71,72
の重ね方を変えることにより、その開口率を変化させる
ことができる。検査装置1では、これら2枚のパンチン
グメタル71,72の重ね方を、送風機5aに対応した
位置と送風機5bに対応した位置とでそれぞれ個別に調
整し、仕切板70の開口部の開口率を、送風機5a,5
bに対応した位置毎に個別に調整するようにしている。
【0138】なお、送風機5aに対応した位置からクリ
ーンボックス3内に供給する清浄な空気の風量の好まし
い値と、送風機5bに対応した位置からクリーンボック
ス3内に供給する清浄な空気の風量の好ましい値とが予
め分かっている場合には、送風機5aに対応した位置と
送風機5bに対応した位置とに、それぞれ好ましい風量
が確保できる開口率のパンチングメタルを配設し、これ
を仕切板70としてもよい。
【0139】なお、以上は、クリーンエアユニット4が
2つの送風機5a,5bを備える例を説明したが、送風
機の数はクリーンボックス3の大きさや形状に合わせて
決定すればよく、3つ以上の送風機を備える構成とされ
ていてもよい。この場合には、クリーンエアユニット4
からクリーンボックス3内に供給される清浄な空気の風
量が、各送風機毎に個別に制御されることになる。
【0140】また、この検査装置1では、クリーンボッ
クス3内に供給された清浄な空気を半導体ウェハが設置
される検査用ステージ14上に導くために、図2及び図
9に示すように、検査用ステージ14の側方に位置する
クリーンボックス3の側面部に開口領域80が設けられ
ている。なお、図9は、クリーンユニット2を図2中矢
印A2方向から見た様子を示す側面図である。
【0141】具体的には、例えば、検査用ステージ14
の側方に位置するクリーンボックス3の側面部に所定の
開口率を有するパンチングメタルがはめ込まれ、このパ
ンチングメタルがはめ込まれた部分が開口領域80とさ
れている。検査装置1は、以上のように、検査用ステー
ジ14の側方に位置するクリーンボックス3の側面部に
開口領域80が設けられることにより、クリーンエアユ
ニット4からダウンフローとしてクリーンボックス3内
に供給された清浄な空気の一部を、検査用ステージ14
上を通過させて、その側方に設けられた開口領域80に
導き、この開口領域80からクリーンボックス3の外部
に排出させることができる。
【0142】また、この検査装置1では、クリーンボッ
クス3内に供給された清浄な空気を半導体ウェハが設置
される検査用ステージ14上に適切に導くために、図2
及び図9に示すように、クリーンボックス3の側面部に
内方に向かって張り出す張出部81が設けられ、クリー
ンボックス3内の気室が、検査用ステージ14の下端部
を境に分離されている。この張出部81は、所定の開口
率のパンチングメタルよりなり、クリーンユニット4か
らダウンフローとしてクリーンボックス3内に供給され
た清浄な空気の一部をクリーンボックス3の下端部に導
くと共に、他の一部を横方向に流し、検査テーブル14
上に導く。なお、この張出部81の先端部は、装置本体
10から僅かな隙間を存して離間した状態とされてい
る。これは、クリーンボックス3に生じた振動を装置本
体10に伝えないためである。この検査装置1では、上
述したように、僅かな振動も検査の障害となるので、こ
のような振動対策が非常に有効である。
【0143】以上のように、クリーンエアユニット4か
ら供給された清浄な空気を半導体ウェハが設置される検
査用ステージ14上に導き、この検査用ステージ14上
を通過させるようにすれば、クリーンボックス3内の塵
埃等を巻き上げた乱気流が検査用ステージ14上に進入
してくることを有効に防止することができる。
【0144】また、クリーンエアユニット4から供給さ
れた清浄な空気を半導体ウェハが設置される検査用ステ
ージ14上に導き、この検査用ステージ14上を通過さ
せるようにすれば、検査ステージ14上に設置された半
導体ウェハに塵埃等が付着した場合であっても、清浄な
空気によってこの塵埃等を半導体ウェハから除去し、開
口領域80を介してクリーンボックス3の外部に適切に
排出させることができる。
【0145】なお、この検査装置1において、検査用ス
テージ14の側方に設けられた開口領域80及び張出部
81は、上述した仕切板70と同様に、2枚のパンチン
グメタルを重ね合わせ、一方のパンチングメタルを可動
にした構成とされていてもよい。この場合には、開口領
域80及び張出部81の開口率を自在に変化させること
ができるので、クリーンボックス3内の気流をコントロ
ールする上で非常に有利である。
【0146】また、この検査装置1では、クリーンボッ
クス3内に供給された清浄な空気を半導体ウェハが装着
されたカセット7b内に導くために、図1に示すよう
に、クリーンボックス3のカセット7bが収容される箇
所の側方に位置する側面部に、開口領域90が設けられ
ている。
【0147】具体的には、例えば、クリーンボックス3
のカセット7bが収容される箇所の側方に位置する側面
部に所定の開口率を有するパンチングメタルがはめ込ま
れ、このパンチングメタルがはめ込まれた部分が開口領
域90とされている。検査装置1は、以上のように、ク
リーンボックス3のカセット7bが収容される箇所の側
方に位置する側面部に開口領域90が設けられることに
より、クリーンエアユニット4からダウンフローとして
クリーンボックス3内に供給された清浄な空気の一部
を、クリーンボックス3内に移送されたカセット7b内
を通過させて、その側方に設けられた開口領域90に導
き、この開口領域90からクリーンボックス3の外部に
排出させることができる。
【0148】また、この検査装置1では、クリーンボッ
クス3内に供給された清浄な空気を半導体ウェハが装着
されたカセット7b内に適切に導くために、図10に示
すように、クリーンボックス3内のカセット7bが収容
される箇所の近傍に、カセット7bが収容される箇所に
向かって傾斜する傾斜ガイド部91が設けられている。
【0149】具体的には、装置本体10の支持台11上
に、搬送用ロボット23やプリアライナ24が設置され
る設置板92が、クリーンボックス3に設けられた張出
部81と同じ高さ位置で設けられ、この設置板92の一
端側に、カセット7bが収容される箇所に向かって傾斜
する傾斜ガイド部91が設けられている。なお、図10
は、クリーンボックス3内の装置本体10を、エレベー
タ22や搬送用ロボット23、プリアライナ24等が配
設された側から見た様子を示す斜視図である。
【0150】このように、クリーンボックス3内のカセ
ット7bが収容される箇所の近傍に、カセット7bが収
容される箇所に向かって傾斜する傾斜ガイド部91が設
けられることにより、クリーンボックス3内に供給され
た清浄な空気を傾斜ガイド部91により案内し、半導体
ウェハが装着されたカセット7b内に適切に導くことが
できる。
【0151】以上のように、クリーンエアユニット4か
ら供給された清浄な空気を半導体ウェハが装着されたカ
セット7b内に導き、このカセット7b内を通過させる
ようにすれば、クリーンボックス3内の塵埃等を巻き上
げた乱気流がカセット7b内に進入してくることを有効
に防止することができる。
【0152】また、クリーンエアユニット4から供給さ
れた清浄な空気を半導体ウェハが装着されたカセット7
b内に導き、このカセット7b内を通過させるようにす
れば、カセット7b内に装着された半導体ウェハに塵埃
等が付着した場合であっても、清浄な空気によってこの
塵埃等を半導体ウェハから除去し、開口領域90を介し
てクリーンボックス3の外部に適切に排出させることが
できる。
【0153】なお、この検査装置1において、クリーン
ボックス3のカセット7bが収容される箇所の側方に設
けられた開口領域90は、上述した仕切板70と同様
に、2枚のパンチングメタルを重ね合わせ、一方のパン
チングメタルを可動にした構成とされていてもよい。こ
の場合には、開口領域90の開口率を自在に変化させる
ことができるので、クリーンボックス3内の気流をコン
トロールする上で非常に有利である。
【0154】また、この検査装置1では、図10に示す
ように、装置本体10の検査用ステージ14が配設され
た領域と、エレベータ22や搬送用ロボット23、プリ
アライナ24等が配設された領域との間に、これらの領
域を仕切る仕切壁93が設けられている。
【0155】この仕切壁93は、検査用ステージ14が
配設された領域に生じた微細な塵埃等が、エレベータ2
2や搬送用ロボット23、プリアライナ24等が配設さ
れた領域に進入することを防止するためのものであり、
具体的には、光学ユニット21を支持する支持部材20
の下端部に、所定の高さで上側に立ち上げられた立ち上
げ片が一体形成され、この立ち上げ片が仕切壁93とさ
れている。
【0156】検査装置1は、以上のように、装置本体1
0の検査用ステージ14が配設された領域と、エレベー
タ22や搬送用ロボット23、プリアライナ24等が配
設された領域との間に、これらの領域を仕切る仕切壁9
3が設けられることにより、クリーンエアユニット4か
ら供給された清浄な空気を半導体ウェハが装着されたカ
セット7b内に導くときに、検査用ステージ14が配設
された領域に生じた微細な塵埃等が清浄な空気と共にカ
セット7内に進入してしまうといった不都合を有効に防
止することができる。
【0157】なお、以上の説明では、本発明を適用した
検査装置1を、半導体ウェハの欠陥が何であるかを調べ
るために用いるものとしてきた。しかし、本発明に係る
検査装置1の用途は、半導体ウェハの欠陥識別以外の用
途にも使用可能である。すなわち、本発明に係る検査装
置1は、例えば、半導体ウェハ上に形成したデバイスパ
ターンが、所望するパターン通りに適切な形状に形成さ
れているか否かを検査するのに用いることもできる。更
に、本発明に係る検査装置1の用途は、半導体ウェハの
検査に限定されるものでもなく、本発明に係る検査装置
1は、微細パターンの検査に対して広く適用可能であ
り、例えば、微細なパターンが形成されたフラットパネ
ルディスプレイの検査などにも有効である。
【0158】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る検査装置では、空気供給部からクリーンボックスの内
部に供給される清浄な空気の風量が、複数の送風機毎に
個別に制御可能とされているので、クリーンボックス内
の気流を自在にコントロールして、検査の過程で生じた
微細な塵埃等が被検査物に付着することを有効に防止
し、被検査物の検査を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した検査装置の外観を示す斜視図
である。
【図2】上記検査装置のクリーンボックスの内部に配設
された装置本体を図1中矢印A1方向から見た様子を示
す図である。
【図3】上記検査装置の装置本体を上側から見た様子を
模式的に示す平面図である。
【図4】上記検査装置の一構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】上記検査装置の光学ユニットの光学系の一構成
例を示す図である。
【図6】上記検査装置で半導体ウェハの検査を行うとき
の手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】参照画像と欠陥画像とから欠陥を検出する手法
を説明するための図である。
【図8】上記検査装置のクリーンボックスとクリーンエ
アユニットとを分離した状態を模式的に示す斜視図であ
る。
【図9】上記検査装置のクリーンボックスを図2中矢印
A2方向から見た様子を示す側面図である。
【図10】上記検査装置の装置本体の斜視図である。
【符号の説明】
1 検査装置、2 クリーンユニット、3 クリーンボ
ックス、4 クリーンエアユニット、5a,5b 送風
機、10 装置本体、14 検査用ステージ、21 光
学ユニット、22 エレベータ、23 搬送用ロボッ
ト、24 プリアライナ、30 可視光用CCDカメ
ラ、31 紫外光用CCDカメラ、32 ハロゲンラン
プ、33 可視光用光学系、34 可視光用対物レン
ズ、36 紫外光レーザ光源、37 紫外光用光学系、
38 紫外光用対物レンズ、50 外部ユニット、5
1,52 表示装置、53 入力装置、60 画像処理
用コンピュータ、61 制御用コンピュータ、70 仕
切板、71,72 パンチングメタル、80 開口領
域、81 張出部、90 開口領域、91 傾斜ガイド
部、92 設置板、93 仕切壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 AA61 BB02 CC19 DD13 DD14 DD15 FF01 FF04 GG02 GG04 GG21 JJ03 JJ05 JJ26 PP12 QQ25 QQ31 SS01 SS13 TT04 2G051 AA51 AB01 AB02 BA01 BA05 BA10 BA20 CA04 CB01 CB02 DA03 DA08 DA17 EA08 EA11 EB09 EC01 4M106 AA01 BA05 BA07 CA41 DB04 DB07 DB08 DB30 DJ02 DJ04 DJ05 DJ06 DJ07 DJ11 DJ23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の検査を行う装置本体部と、 上記装置本体部を内部に収容するクリーンボックスと、 上記クリーンボックスの上部に設けられ、上記クリーン
    ボックスの内部に清浄な空気を供給する空気供給部とを
    備え、 上記空気供給部は、上記クリーンボックス上部の異なる
    位置に配設された複数の送風機を有し、上記クリーンボ
    ックスの内部に供給する清浄な空気の風量を、上記複数
    の送風機毎に個別に制御可能とされていることを特徴と
    する検査装置。
  2. 【請求項2】 上記空気供給部は、上記複数の送風機の
    回転数が個別に調整されることにより、上記クリーンボ
    ックスの内部に供給する清浄な空気の風量を、上記複数
    の送風機毎に個別に制御可能とされていることを特徴と
    する請求項1記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 上記空気供給部は、上記クリーンボック
    スとの間に、少なくとも上記複数の送風機に対応した位
    置に開口部が設けられた仕切板を有し、 上記仕切板の上記複数の送風機に対応した位置に設けら
    れた開口部の開口率が個別に調整されることにより、上
    記クリーンボックスの内部に供給する清浄な空気の風量
    を、上記複数の送風機毎に個別に制御可能とされている
    ことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 上記装置本体部は、上記被検査物に対し
    て紫外光を照射し、その反射光又は透過光を検出するこ
    とで、上記被検査物の検査を行う検査部を備えることを
    特徴とする請求項1記載の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6941792B2 (en) * 2001-08-10 2005-09-13 Kabushiki Kaisha Topcon Surface inspection system
WO2011039945A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 検査装置およびその方法

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