JP2001118696A - プラズママイクロアンジュレータ装置 - Google Patents

プラズママイクロアンジュレータ装置

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JP2001118696A
JP2001118696A JP29279599A JP29279599A JP2001118696A JP 2001118696 A JP2001118696 A JP 2001118696A JP 29279599 A JP29279599 A JP 29279599A JP 29279599 A JP29279599 A JP 29279599A JP 2001118696 A JP2001118696 A JP 2001118696A
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undulator
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清 橋本
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敏 中川
Yasuo Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】干渉縞の周期長を安定させることができ、それ
により安定した波長の放射光を得ることができるプラズ
ママイクロアンジュレータ装置を提供する。 【解決手段】真空容器1中に配置された蒸気源3と、こ
の蒸気源から発生する蒸気流5の原子を共鳴励起する波
長をもつレーザ光7を発振するレーザ装置6と、このレ
ーザ装置6で発振したレーザ光7を分光するとともに、
その分光したレーザ光を干渉縞の周期長が一定範囲とな
るように干渉させつつ蒸気流に照射する干渉光学系8
と、レーザ光によりイオン化した蒸気流の原子に電子ビ
ームを照射する電子ビーム源9とを備える。干渉光学系
8としてプリズム8aを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ、プラズ
マ、および加速器の応用技術に属し、特に電子ビームを
利用した放射光源として適用されるプラズママイクロア
ンジュレータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ干渉・共鳴イオン化法に
よるプラズママイクロアンジュレータの形成において
は、1本のレーザ光を2本に分光し、この2本のレーザ
光を干渉させる構成が採られている。このような構成に
基づくプラズママイクロアンジュレータ装置の従来例に
ついて、図9(a),(b)を参照して説明する。
【0003】図9(a)は、プラズママイクロアンジュ
レータ装置の全体構成を示している。このプラズママイ
クロアンジュレータ装置は、光透過窓1aを有する真空
容器1を備え、この真空容器1は真空排気系2によって
内部を所定の真空度に設定できるようになっている。真
空容器1内には蒸気源3が配置され、図示しないビーム
等の加熱手段によって加熱される。蒸気源3の上方には
所定径の蒸気孔4aを有するアパーチャ板4が設けら
れ、蒸気源3から発生した蒸気流5が、蒸気孔4を通し
て上方にスポット的に噴出するようになっている。
【0004】真空容器1の外部にはレーザ装置6が設け
られ、蒸気源3から発生する蒸気原子を共鳴励起する波
長をもつレーザ光7を発振する。レーザ光7は、干渉光
学系8によって2つに分光されて真空容器1内に導か
れ、真空容器1内で後述する干渉縞の周期長が一定範囲
となるようにかつ、蒸気流5に照射される構成としてあ
る。また、レーザ装置6とともに電子ビーム源9が備え
られ、発射される電子ビーム10が真空容器1内の蒸気
流5に照射されるようになっている。
【0005】このようなプラズママイクロアンジュレー
タ装置において、従来では上述した干渉光学系8が、ハ
ーフミラー11aおよびミラー11bによって構成され
ている。そして、まず蒸気源3の加熱により蒸気流5が
発生し、アパーチャ板4により蒸気流5がコリメートさ
れる。次に、蒸気流5の原子を共鳴励起する波長をもつ
共鳴イオン化用レーザ装置6からのレーザ光7が、ハー
フミラー11aによって2本のレーザ光7に分光され、
この2本のレーザ光7による干渉縞の周期長が10〜1
00μm程度になるように干渉しながら、蒸気流5に照
射される。
【0006】このとき、干渉領域内の蒸気原子は2本の
レーザ光が強め合う部分でイオン化され、図9(b)に
示すように、干渉縞の明暗に対応した周期をもつプラズ
マ密度リップル12が生じる。規則的な周期長13をも
つプラズマ密度リップル12に、電子ビーム源9から発
生される相対論的電子ビーム10が斜めに入射される
と、プラズマ電子よりも質量が大きい相対論的電子ビー
ム10はビームの軌道からプラズマ電子を排除するの
で、軌道上にはイオンリップル15が残る。このイオン
リップル15を斜めに通過する相対論的電子ビーム10
は、交番静電力16を受けて放射光17を発生する。
【0007】このとき発生する放射光17の波長はプラ
ズマリップル12の周期長13によって定まり、例えば
周期長13が約20μmのプラズマ密度リップル12で
あると、エネルギー2MeVおよび50MeV程度の相
対論的電子ビーム10を入射することにより、可視光お
よび約1nmの軟X線として放出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプラズ
ママイクロアンジュレータにおいては、干渉光学系8
が、ハーフミラー11aおよびミラー11bによって構
成されていることから、10〜100μmである干渉縞
の微細な周期長13が振動等の影響で変化し易く、この
ため、放射光17の波長が不安定になるという問題があ
った。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、干渉縞の周期長を安定させることができ、
それにより安定した波長の放射光を得ることができるプ
ラズママイクロアンジュレータ装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、真空容器中に配置された
蒸気源と、この蒸気源から発生する蒸気流の原子を共鳴
励起する波長をもつレーザ光を発振するレーザ装置と、
このレーザ装置で発振したレーザ光を分光するととも
に、その分光したレーザ光を干渉縞の周期長が一定範囲
となるように干渉させつつ前記蒸気流に照射する干渉光
学系と、前記レーザ光によりイオン化した前記蒸気流の
原子に電子ビームを照射する電子ビーム源とを備えたプ
ラズママイクロアンジュレータ装置において、前記干渉
光学系としてプリズムを有することを特徴とするプラズ
ママイクロアンジュレータ装置を提供する。
【0011】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、振動等の影響による干渉縞周期長の
変化が軽減する。すなわち、本発明では1つの光学素子
であり、かつ角度が常に一定であるプリズムを適用する
ので、従来の干渉光学系としてハーフミラーおよびミラ
ーの2つの光学素子を用いた場合と異なり、干渉縞周期
長を一定値に安定させることができる。したがって、干
渉縞周期長が安定したプラズマ密度リップルを形成する
ことができ、波長が安定した放射光を得ることができ
る。
【0012】請求項2記載の発明では、レーザ装置から
プリズムへのレーザ光の入射経路に、レーザ光の広がり
角度を変化させる広がり角制御機構を有することを特徴
とする請求項1記載のプラズママイクロアンジュレータ
装置を提供する。
【0013】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、プリズムに入射するレーザ光の広が
り角を制御することで干渉縞周期長を制御できる。すな
わち、本発明によれば、レーザ光広がり角制御機構によ
り、共鳴イオン化用レーザ装置からのレーザ光の広がり
角を変化させた後に、レーザ光をプリズムに入射するこ
とができる。干渉縞周期長はレーザ光の広がり角とプリ
ズム角度とで決まる長さに変化するので、レーザ光広が
り角制御機構にてレーザ光の広がり角を変化させること
で干渉縞周期長を種々設定することができる。したがっ
て、波長可変で、かつ安定した放射光を得ることができ
る。
【0014】請求項3記載の発明では、レーザ装置から
プリズムへのレーザ光の入射経路に、レーザ光を矩形に
成形するレーザ光矩形成形機構を有することを特徴とす
る請求項1または2記載のプラズママイクロアンジュレ
ータ装置を提供する。
【0015】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、干渉に寄与しないレーザ光成分が減
少し、干渉縞の幅をそろえることができる。すなわち、
レーザ光矩形成形機構によりレーザ光を矩形成形するこ
とで、プリズム通過後の干渉領域以外のレーザ光をなく
することができ、干渉縞の幅がそろうので、形状のそろ
ったプラズマ密度リップルが得られる。したがって、相
対論的電子ビームが相互作用するプラズマ密度リップル
の周期数がそろい、空間強度分布の良い放射光を得るこ
とができる。
【0016】請求項4記載の発明では、プリズムは、蒸
気源から発生する蒸気流の方向と平行に干渉縞を形成す
る配置としたことを特徴とする請求項1から3までのい
ずれかに記載のプラズママイクロアンジュレータ装置を
提供する。
【0017】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、蒸気原子の移動に伴うプラズマ密度
リップルの相対論的電子ビームに対する移動が減少し、
プラズマ密度リップルの持続時間が長くなるので、効率
よく放射光を得ることができる。
【0018】請求項5記載の発明では、真空容器中に蒸
気流と異なる種類のガスを流入するガス供給系を有する
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載
のプラズママイクロアンジュレータ装置を提供する。
【0019】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、封入した気体はレーザ光によりイオ
ン化せず、蒸気流の移動速度が減少し、プラズマ密度リ
ップルの持続時間が長くなるので、効率よく放射光を得
ることができる。
【0020】請求項6記載の発明では、蒸気流の原子の
レーザ共鳴励起下準位密度が高くなる蒸気発生後の時間
に、レーザ光を照射するタイミング制御装置を有するこ
とを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の
プラズママイクロアンジュレータ装置を提供する。
【0021】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、蒸気流中のレーザ共鳴励起下準位密
度が高くなる蒸気発生後の時間にレーザ光を照射するこ
とで高密度のプラズマ密度リップルが形成され、放射光
の輝度はプラズマ密度に依存するので、高輝度の放射光
を得ることができる。
【0022】請求項7記載の発明では、蒸気流の原子の
レーザ共鳴励起下準位密度が高くなる蒸気発生後の空間
に、レーザ光照射するレーザ光軸制御機構を有すること
を特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載のプ
ラズママイクロアンジュレータ装置を提供する。
【0023】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、蒸気流中のレーザ共鳴励起下準位密
度が高くなる蒸気発生後の空間にレーザ光を照射するこ
とで高密度のプラズマ密度リップルが形成され、放射光
の輝度はプラズマ密度に依存するので、高輝度の放射光
を得ることができる。
【0024】請求項8記載の発明では、蒸気流の通過部
位に、磁界印加機構を有することを特徴とする請求項1
から7までのいずれかに記載のプラズママイクロアンジ
ュレータ装置を提供する。
【0025】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、蒸気流中に含まれる荷電粒子が原因
となるプラズマ密度リップル間の荷電粒子を磁界により
排除することができるので、相対論的電子ビームがイオ
ンリップルから大きな交番静電力を受け、高輝度の放射
光を得ることができる。
【0026】請求項9記載の発明では、蒸気流の通過部
位に、電界印加機構を有することを特徴とする請求項1
から8までのいずれかに記載のプラズママイクロアンジ
ュレータ装置を提供する。
【0027】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、蒸気流中に含まれる荷電粒子が原因
となるプラズマ密度リップル間の荷電粒子を電界により
排除することができるので、相対論的電子ビームがイオ
ンリップルから大きな交番静電力を受け、高輝度の放射
光を得ることができる。
【0028】請求項10記載の発明では、蒸気源に加熱
用のビームを照射するビーム照射手段と、前記蒸気源の
表面に配置され前記ビームを受けるターゲットと、この
ターゲットを移動できる移動移動機構とを有することを
特徴とする請求項1から9までのいずれかに記載のプラ
ズママイクロアンジュレータ装置を提供する。
【0029】上記構成のプラズママイクロアンジュレー
タ装置においては、ターゲット移動機構によりターゲッ
トの新しい表面にビームを照射することで、発生量や速
度成分など同じ性質をもった蒸気流を再現性よく得るこ
とができるので、輝度の安定した放射光を再現性よく得
ることができる。
【0030】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について図
面を参照して説明する。なお、説明を容易にするため、
従来例で示したものと同様の構成部分については、図9
に示した符号と同一の符号を使用する。
【0031】第1実施形態(請求項1対応;図1) 図1(a)は、本発明の第1実施形態によるプラズママ
イクロアンジュレータ装置の全体構成を示す図であり、
同図(b),(c),(d)は詳細説明図である。
【0032】図1(a)に示すように、本実施形態にお
いても、プラズママイクロアンジュレータ装置は、光透
過窓1aを有する真空容器1を備え、この真空容器1は
真空排気系2によって内部を所定の真空度に設定できる
ようになっている。真空容器1内には蒸気源3が配置さ
れ、図示しない加熱源によって加熱されるようになって
いる。蒸気源3の上方には所定径の蒸気孔4aを有する
アパーチャ板4が設けられ、蒸気源3から発生した蒸気
流5が、蒸気孔4を通して上方にスポット的に噴出する
ようになっている。
【0033】真空容器1の外部にはレーザ装置6が設け
られ、蒸気源3から発生する蒸気原子を共鳴励起する波
長をもつレーザ光7を発振するようになっている。レー
ザ光7は、干渉光学系8によって2つに分光されて真空
容器1内に導かれ、真空容器1内で後述する干渉縞の周
期長が一定範囲となるように干渉して蒸気流5に照射さ
れる構成としてある。また、電子ビーム源9が備えら
れ、発射される電子ビーム10が真空容器1内の蒸気流
5に照射されるようになっている。
【0034】このような構成において、本実施形態で
は、干渉光学系8が、ミラー11bの後の最終段にプリ
ズム8aを備えた構成とされている。
【0035】そして本実施形態においては、まず蒸気源
3が蒸気流5を発生し、アパーチャ板4でコリメートす
る。次に、蒸気原子を共鳴励起する波長をもつ共鳴イオ
ン化用レーザ装置6からのレーザ光7をプリズム8aで
2本のレーザ光7に分けると同時に、この2本のレーザ
光を干渉縞の周期長が10〜100μm程度になるよう
に干渉させながら蒸気流5に照射する。
【0036】プリズム8aは図1(b)に示すように、
所定のプリズム角度θを有する構成とされており、1本
の円形のレーザ光7を入射したとき、同図(b)(c)
中に示すような干渉領域14が得られる。
【0037】例えば波長500nmのレーザ光で周期長
10μmおよび100μmの干渉縞を得る場合には、プ
リズム角度θは約6°および約0.6°になる。干渉縞
周期長が100μm以上になると、プリズム角度は小さ
くなり、プリズム製作が困難となる。このようなときに
は図1(d)に示すように、2つのプリズム角度θ1、
θ2をもつプリズム8aを使用すればよい。
【0038】これ以降の作用は従来のプラズマアンジュ
レータ装置と同様であり、干渉領域14内の蒸気原子は
2本のレーザ光7が強め合う部分でイオン化し、干渉縞
の明暗に対応した周期をもつプラズマ密度リップル12
が生じる。規則的な周期長13をもつプラズマ密度リッ
プル12に電子ビーム源9が発生する相対論的電子ビー
ム10を斜めに入射すると、プラズマ電子より質量の大
きい相対論的電子ビーム10はビームの軌道からプラズ
マ電子を排除するので軌道上にはイオンリップル15が
残る。このイオンリップル15を斜めに通過する相対論
的電子ビーム10は交番静電力16を受け放射光17を
発生する。
【0039】本実施形態によれば、従来干渉光学系とし
てハーフミラー39とミラー40の2つの光学素子を用
いていたのに対し、1つの光学素子でよく、しかも角度
が常に一定であるプリズム8aの使用により干渉縞周期
長が一定値に安定するので、周期長13の安定したプラ
ズマ密度リップル12を形成することができ、波長の安
定した放射光17を得ることができる。
【0040】第2実施形態(請求項2対応;図2) 図2(a)は、本発明の第2実施形態によるプラズママ
イクロアンジュレータ装置の全体構成を示す図であり、
同図(b)〜(e)は詳細説明図である。
【0041】図2(a)に示すように、本実施形態は、
前記第1実施形態と同様に、真空容器1、真空排気系
2、真空容器1内に設置された蒸気源3、アパーチャ板
4、共鳴イオン化用レーザ装置6、プリズム8a、電子
ビーム源9等を有する。
【0042】そして、レーザ装置6からプリズム8aへ
のレーザ光の入射経路に、レーザ光の広がり角度を変化
させる広がり角制御機構18を有する。
【0043】このように構成された本実施形態において
は、レーザ光広がり角制御機構18により、共鳴イオン
化用レーザ装置6からのレーザ光7の広がり角を変化さ
せた後に、レーザ光7をプリズム8aに入射させること
ができる。そして、図2(b)〜(e)に示すように、
干渉縞周期長はレーザ光7の広がり角19とプリズム角
度θで決まる長さに変化する。したがって、プリズム角
度θを一定としておけば、レーザ光広がり角制御機構1
8によるレーザ光7の広がり角19を変化させること
で、干渉縞周期長を変化させることができる。
【0044】このように、本実施形態によれば、レーザ
光広がり角制御機構18によってレーザ光7の広がり角
19を変化させることにより、干渉縞周期長を変化させ
ることができるので、周期長を任意に変化させることが
可能となり、安定したプラズマ密度リップル12が形成
できる。したがって波長可変であるとともに、安定した
放射光17を得ることができるという効果が奏される。
【0045】第3実施形態(請求項3対応;図3) 図3(a)は、本発明の第3実施形態によるプラズママ
イクロアンジュレータ装置の全体構成を示す図であり、
同図(b)〜(d)は詳細説明図である。
【0046】図3(a)に示すように、本実施形態にお
いても、前記第1実施形態と同様に、真空容器1、真空
排気系2、真空容器1内に設置された蒸気源3、アパー
チャ板4、共鳴イオン化用レーザ装置6、プリズム8
a、電子ビーム源9等を有する。
【0047】そして、レーザ装置6からプリズム8aへ
のレーザ光の入射経路に、レーザ光を矩形に成形するレ
ーザ光矩形成形機構20を有する。
【0048】このように構成された本実施形態において
は、レーザ光矩形成形機構20により、一般的に円形で
ある共鳴イオン化用レーザ装置6からのレーザ光7を矩
形に変化させ、レーザ光7をプリズム8aに入射するこ
とができる。したがって、図3(b)〜(d)に示すよ
うに、レーザ光7が円形ビームのときに見られる干渉領
域以外のレーザ光21が(図3(c))、矩形ビームの
ときには見られなくなり(図3(d))、干渉縞の幅を
揃えることができる。
【0049】本実施形態によれば、レーザ光矩形成形機
構20によりレーザ光7を矩形成形することで、プリズ
ム8a通過後の干渉領域以外のレーザ光21を消失させ
ることができ、干渉縞の幅を揃えることができる。よっ
て、形状の揃ったプラズマ密度リップル12が得られ、
相対論的電子ビーム10が相互作用するプラズマ密度リ
ップル12の周期長も揃い、空間強度分布の良い放射光
17を得ることができる。
【0050】第4実施形態(請求項4対応;図4) 図4(a)は、本発明の第4実施形態によるプラズママ
イクロアンジュレータ装置の全体構成を示す図であり、
同図(b)〜(e)は詳細説明図である。
【0051】図4(a)に示すように、本実施形態にお
いても、前記第1実施形態と同様に、真空容器1、真空
排気系2、真空容器1内に設置された蒸気源3、アパー
チャ板4、共鳴イオン化用レーザ装置6、プリズム8
a、電子ビーム源9等を有する。
【0052】そして、本実施形態においては、プリズム
8aが、蒸気源3から発生する蒸気流5の移動方向aと
平行に干渉縞を形成する配置で設けられている。すなわ
ち、図4(b)、(c)に示すように、形成されたプラ
ズマ密度リップル12は、蒸気流5の移動方向aと平行
な方向bに移動する。ここで、移動速度v、大きさdの
プラズマ密度リップル12に対して同図(b)に示すよ
うに横方向から相対論的電子ビーム10が入射される場
合、プラズマ密度リップル12の持続時間tは、t=d
/vとなる。
【0053】仮に、図4(d),(e)に示すように、
蒸気流移動方向aとプラズマ密度リップル12の形成方
向cとが異なり(θ‘)、相対論的電子ビーム10の入
射方向が図の横方向に沿う関係であれば、プラズマ密度
リップル12の持続時間tは、t=dcosθ'/vと
なる。したがって、本実施形態においてはプラズマ密度
リップル12の持続時間が長くなる。
【0054】本実施形態によれば、プラズマ密度リップ
ル12の持続時間が長くなるので、効率よく放射光17
を得ることができる。
【0055】第5実施形態(請求項5対応;図5) 図5は、本発明の第5実施形態によるプラズママイクロ
アンジュレータ装置の全体構成を示す図である。
【0056】図5に示すように、本実施形態において
も、前記第1実施形態と同様に、真空容器1、真空排気
系2、真空容器1内に設置された蒸気源3、アパーチャ
板4、共鳴イオン化用レーザ装置6、プリズム8a、電
子ビーム源9等を有する。
【0057】そして、本実施形態では、蒸気流を生成す
る真空中に蒸気流5の原子と異なる種類のガスを流入す
るガス供給系24を有する。
【0058】このように構成された本実施形態において
は、真空容器1中にガス供給系24から蒸気流5の原子
と異なるガスを流入する。このガスにより蒸気源3から
発生した蒸気流5の移動速度が減少するので、プラズマ
密度リップル12の移動速度も減少する。
【0059】本実施形態によれば、プラズマ密度リップ
ル12の移動速度が減少するので、プラズマ密度リップ
ル12の持続時間が長くなり、効率よく放射光17を得
ることができる。
【0060】第6実施形態(請求項6、7対応;図6) 図6(a)は、本発明の第6実施形態によるプラズママ
イクロアンジュレータ装置の全体構成を示す図であり、
同図(b)は詳細説明図である。
【0061】図6(a)に示すように、本実施形態にお
いても、前記第1実施形態と同様に、真空容器1、真空
排気系2、真空容器1内に設置された蒸気源3、アパー
チャ板4、共鳴イオン化用レーザ装置6、プリズム8
a、電子ビーム源9等を有する。
【0062】そして、本実施形態では、蒸気流5中の原
子のレーザ共鳴励起下準位密度が高くなる蒸気発生後の
時間に、レーザ光を照射するタイミング制御装置25
と、蒸気流5中の原子のレーザ共鳴励起下準位密度が高
くなる蒸気発生後の空間に、レーザ光を照射するレーザ
光軸制御機構26とを有する。
【0063】このように構成された本実施形態において
は、まず蒸気源3から蒸気流5が発生する。例えば、こ
の蒸気源としてはヒータ加熱方式、電子ビーム照射など
によるビーム加熱方式、レーザ光照射によるアブレーシ
ョン方式などが考えられるが、各方式とも、蒸気流5中
には基底準位以外のいくつかの準位に励起した原子が存
在しており、各準位における原子の占有率も異なる。レ
ーザ共鳴イオン化法では、ある決まった準位(下準位;
一般的には基底準位)に存在する原子をレーザ光照射に
よりイオン化するので、下準位に存在する原子の密度が
高ければ、1回のレーザ光照射で高密度のプラズマを得
ることができる。
【0064】図6(b)に示すように、一般に蒸気流5
中の励起原子は、時間経過とともに低い準位に緩和する
ので、蒸気発生後にレーザ共鳴励起下準位に存在する原
子の密度が高くなる時間27と、位置28とが存在す
る。したがって、蒸気流5中のレーザ共鳴励起下準位密
度が高くなる蒸気発生後の時間27および位置28に、
レーザ光7を照射することにより、高密度のプラズマ密
度リップル12が形成される。
【0065】本実施形態によれば、蒸気流5中のレーザ
共鳴励起下準位密度が高くなる蒸気発生後の時間27と
位置28とに、レーザ光7を照射することで、高密度の
プラズマ密度リップル12が形成でき、放射光17の輝
度はプラズマ密度に依存するので、高輝度の放射光17
を得ることができる。
【0066】第7実施形態(請求項8、9対応;図7) 図7(a)は、本発明の第7実施形態によるプラズママ
イクロアンジュレータ装置の全体構成を示す図であり、
同図(b)は詳細説明図である。
【0067】図7(a)に示すように、本実施形態にお
いても、前記第1実施形態と同様に、真空容器1、真空
排気系2、真空容器1内に設置された蒸気源3、アパー
チャ板4、共鳴イオン化用レーザ装置6、プリズム8
a、電子ビーム源9等を有する。
【0068】そして、本実施形態では、蒸気流5の通過
部位に、磁界印加機構29および電界印加機構30を有
する。
【0069】このように構成された本実施形態において
は、まず蒸気源3から蒸気流5が発生する。特に蒸気源
3として電子ビーム照射などによるビーム加熱方式、レ
ーザ光照射によるアブレーション方式などを適用した場
合には、蒸気流5中に中性原子以外のイオン、電子等の
荷電粒子31が存在する。
【0070】図7(b)に示すように、この蒸気流5が
磁界印加機構29(あるいは電界印加機構30)を通過
すると、蒸気流5中の荷電粒子31は磁界(あるいは電
界)により力32、33を受け、蒸気流移動方向22と
異なる方向に移動する。したがって、蒸気流5中から荷
電粒子31が排除されることとなる。
【0071】共鳴イオン化法で得られたプラズマ密度リ
ップル12間は荷電粒子31が存在せず、真空状態ある
いは中性原子が存在する状態であることが必要である。
仮に、プラズマ密度リップル12間に荷電粒子31が存
在すると、相対論的電子ビーム10がプラズマ密度リッ
プル12からプラズマ電子が排除され、形成されるイオ
ンリップル15から受ける交番静電力16が減少してし
まう。
【0072】本実施形態によれば、磁界印加機構29あ
るいは電界印加機構30により、蒸気流5中の荷電粒子
31を排除することができるので、相対論的電子ビーム
10がイオンリップル15から大きな交番静電力16を
受け、高輝度の放射光7を得ることができる。
【0073】第8実施形態(請求項10対応;図8) 図8(a)は、本発明の第8実施形態によるプラズママ
イクロアンジュレータ装置の全体構成を示す図であり、
同図(b)は詳細説明図である。
【0074】図8(a)に示すように、本実施形態にお
いても、前記第1実施形態と同様に、真空容器1、真空
排気系2、真空容器1内に設置された蒸気源3、アパー
チャ板4、共鳴イオン化用レーザ装置6、プリズム8
a、電子ビーム源9等を有する。
【0075】そして、本実施形態では、蒸気源3に加熱
用のビーム36を照射する図示しないビーム照射手段
と、蒸気源3の表面に配置されビーム36を受けるター
ゲット34と、このターゲット34を移動できる移動移
動機構35とを有する。
【0076】このように構成された本実施形態において
は、まずターゲット34に電子あるいはレーザ光などの
ビーム36を照射することで、蒸気流5が発生する。こ
の蒸気流5を用い、第1の実施形態と同様の方法で放射
光17を発生させる。次に、ターゲット移動機構35に
よってターゲット34を移動し、図8(b)に示すよう
に、先にビーム36が照射されたターゲット34上の位
置37とは異なる位置38に、ビーム36を照射する。
このように、ターゲット34の新しい表面にビーム36
を照射することで、速度成分など同じ性質をもった蒸気
流5を再現性よく得ることができる。
【0077】本実施形態によれば、ターゲット移動機構
35により、ターゲット34の新しい表面にビーム36
を照射することで、発生量や速度成分など同じ性質をも
った蒸気流5を再現性よく得ることができるので、輝度
の安定した放射光17を再現性よく得ることができる。
【0078】
【発明の効果】以上で詳述したように、請求項1記載の
発明に係るプラズママイクロアンジュレータ装置によれ
ば、一つの光学素子であって角度が常に一定であるプリ
ズムの使用により、干渉縞周期長が一定値に安定するの
で、周期長の安定したプラズマ密度リップルが形成で
き、波長の安定した放射光を得ることができる。
【0079】また、請求項2記載の発明によれば、レー
ザ光広がり角制御機構でレーザ光の広がり角を変化させ
ることにより干渉縞周期長を調整することができ、任意
の周期長への制御が可能となって安定したプラズマ密度
リップルが形成でき、波長可変で、かつ安定した放射光
を得ることができる。
【0080】請求項3記載の発明によれば、レーザ光矩
形成形機構によりレーザ光を矩形成形することで、プリ
ズム通過後の干渉領域以外のレーザ光を消失することが
でき、干渉縞の幅が揃うので、形状の揃ったプラズマ密
度リップルが得られ、相対論的電子ビームが相互作用す
るプラズマ密度リップルの周期数も揃い、空間強度分布
の良い放射光を得ることができる。
【0081】請求項4記載の発明によれば、プラズマ密
度リップルの持続時間が長くなるので、効率よく放射光
を得ることができる。
【0082】請求項5記載の発明によれば、プラズマ密
度リップルの移動速度が減少するので、プラズマ密度リ
ップルの持続時間が長くなり、効率よく放射光を得るこ
とができる。
【0083】請求項6記載の発明によれば、蒸気流中の
レーザ共鳴励起下準位密度が高くなる蒸気発生後の時間
にレーザ光を照射することで、高密度のプラズマ密度リ
ップルが形成され、放射光の輝度はプラズマ密度に依存
するので、高輝度の放射光を得ることができる。
【0084】請求項7記載の発明によれば、蒸気流中の
レーザ共鳴励起下準位密度が高くなる蒸気発生後の空間
にレーザ光を照射することで高密度のプラズマ密度リッ
プルが形成され、放射光の輝度はプラズマ密度に依存す
るので、高輝度の放射光を得ることができる。
【0085】請求項8記載の発明によれば、磁界印加機
構により蒸気流中の荷電粒子を排除することができるの
で、相対論的電子ビームがイオンリップルから大きな交
番静電力を受け、高輝度の放射光を得ることができる。
【0086】請求項9記載の発明によれば、電界印加機
構により蒸気流中の荷電粒子を排除することができるの
で、相対論的電子ビームがイオンリップルから大きな交
番静電力を受け、高輝度の放射光を得ることができる。
【0087】請求項10記載の発明によれば、ターゲッ
ト移動機構によりターゲットの新しい表面にビームを照
射することで、発生量や速度成分など同じ性質をもった
蒸気流を再現性よく得ることができるので、輝度の安定
した放射光を再現性よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態によるプラズマ
マイクロアンジュレータ装置の全体構成図、(b)〜
(d)は詳細説明図。
【図2】(a)は本発明の第2実施形態によるプラズマ
マイクロアンジュレータ装置の全体構成図、(b)〜
(e)は詳細説明図。
【図3】(a)は本発明の第3実施形態によるプラズマ
マイクロアンジュレータ装置の全体構成図、(b)〜
(d)は詳細説明図。
【図4】(a)は本発明の第4実施形態によるプラズマ
マイクロアンジュレータ装置の全体構成図、(b)〜
(e)は詳細説明図。
【図5】本発明の第5実施形態によるプラズママイクロ
アンジュレータ装置の全体構成図。
【図6】(a)は本発明の第6実施形態によるプラズマ
マイクロアンジュレータ装置の全体構成図、(b)は詳
細説明図。
【図7】(a)は本発明の第7実施形態によるプラズマ
マイクロアンジュレータ装置の全体構成図、(b)は詳
細説明図。
【図8】(a)は本発明の第8実施形態によるプラズマ
マイクロアンジュレータ装置の全体構成図、(b)は詳
細説明図。
【図9】従来のプラズママイクロアンジュレータ装置の
全体構成図。
【符号の説明】
1 真空容器 2 真空排気系 3 蒸気源 4 アパーチャ板 5 蒸気流 6 共鳴イオン化用レーザ装置 7 レーザ光 8 干渉光学系 8a プリズム 9 電子ビーム源 10 相対論的電子ビーム 11b ミラー 12 プラズマ密度リップル 13 周期長 14 干渉領域 15 イオンリップル 16 交番静電力 17 放射光 18 レーザ光広がり角制御機構 20 レーザ光矩形成形機構 24 ガス供給系 25 タイミング制御装置 26 レーザ光軸制御機構 29 磁界印加機構 30 電界印加機構 34 ターゲット 35 ターゲット移動機構 39 ハーフミラー 40 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 延忠 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 橋本 清 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 中川 敏 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 鈴木 康夫 茨城県那珂郡東海村白方字白根2番地の4 日本原子力研究所 東海研究所内 Fターム(参考) 2G085 BA01 BA11 BA20 BE10 CA23 DA02 DB01 DB08 5F071 JJ10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器中に配置された蒸気源と、この
    蒸気源から発生する蒸気流の原子を共鳴励起する波長を
    もつレーザ光を発振するレーザ装置と、このレーザ装置
    で発振したレーザ光を分光するとともに、その分光した
    レーザ光を干渉縞の周期長が一定範囲となるように干渉
    させつつ前記蒸気流に照射する干渉光学系と、前記レー
    ザ光によりイオン化した前記蒸気流の原子に電子ビーム
    を照射する電子ビーム源とを備えたプラズママイクロア
    ンジュレータ装置において、前記干渉光学系としてプリ
    ズムを有することを特徴とするプラズママイクロアンジ
    ュレータ装置。
  2. 【請求項2】 レーザ装置からプリズムへのレーザ光の
    入射経路に、レーザ光の広がり角度を変化させる広がり
    角制御機構を有することを特徴とする請求項1記載のプ
    ラズママイクロアンジュレータ装置。
  3. 【請求項3】 レーザ装置からプリズムへのレーザ光の
    入射経路に、レーザ光を矩形に成形するレーザ光矩形成
    形機構を有することを特徴とする請求項1または2記載
    のプラズママイクロアンジュレータ装置。
  4. 【請求項4】 プリズムは、蒸気源から発生する蒸気流
    の方向と平行に干渉縞を形成する配置としたことを特徴
    とする請求項1から3までのいずれかに記載のプラズマ
    マイクロアンジュレータ装置。
  5. 【請求項5】 真空容器中に蒸気流と異なる種類のガス
    を流入するガス供給系を有することを特徴とする請求項
    1から4までのいずれかに記載のプラズママイクロアン
    ジュレータ装置。
  6. 【請求項6】 蒸気流の原子のレーザ共鳴励起下準位密
    度が高くなる蒸気発生後の時間に、レーザ光を照射する
    タイミング制御装置を有することを特徴とする請求項1
    から5までのいずれかに記載のプラズママイクロアンジ
    ュレータ装置。
  7. 【請求項7】 蒸気流の原子のレーザ共鳴励起下準位密
    度が高くなる蒸気発生後の空間に、レーザ光照射するレ
    ーザ光軸制御機構を有することを特徴とする請求項1か
    ら6までのいずれかに記載のプラズママイクロアンジュ
    レータ装置。
  8. 【請求項8】 蒸気流の通過部位に、磁界印加機構を有
    することを特徴とする請求項1から7までのいずれかに
    記載のプラズママイクロアンジュレータ装置。
  9. 【請求項9】 蒸気流の通過部位に、電界印加機構を有
    することを特徴とする請求項1から8までのいずれかに
    記載のプラズママイクロアンジュレータ装置。
  10. 【請求項10】 蒸気源に加熱用のビームを照射するビ
    ーム照射手段と、前記蒸気源の表面に配置され前記ビー
    ムを受けるターゲットと、このターゲットを移動できる
    移動移動機構とを有することを特徴とする請求項1から
    9までのいずれかに記載のプラズママイクロアンジュレ
    ータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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