JP2001115932A - 船外機のエンジン構造 - Google Patents

船外機のエンジン構造

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JP2001115932A
JP2001115932A JP29227899A JP29227899A JP2001115932A JP 2001115932 A JP2001115932 A JP 2001115932A JP 29227899 A JP29227899 A JP 29227899A JP 29227899 A JP29227899 A JP 29227899A JP 2001115932 A JP2001115932 A JP 2001115932A
Authority
JP
Japan
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flywheel
outboard motor
engine
recoil starter
pulley
Prior art date
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Pending
Application number
JP29227899A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Tsujii
栄一郎 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リコイルスタータとフライホイールのレイアウ
トの最適化を図ることによりエンジン高さを低くする。 【解決手段】クランク軸22の上端に固定されたフライ
ホイール45およびプーリ54と、該プーリに係合可能
に装着されるリコイルスタータ26とを備え、フライホ
イールの高さ方向の幅H1と、リコイルスタータの高さ
方向の幅H2をラップさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のエンジン
構造、特にリコイルスタータおよびフライホイールの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機においては、エンジンの始動方式
としてマニュアル始動と電気始動があり、マニュアル始
動の場合には、クランク軸の上端に固定されたフライホ
イールにリコイルスタータを設け、スタータ用の紐を引
っ張ることによりエンジンを始動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リコイルスタータ付きの船外機においては、リコイルス
タータとフライホイールの間には大きなデッドスペース
があり、このためエンジンの高さを低くできないという
問題を有している。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、リコイルスタータとフライホイールのレイア
ウトの最適化を図ることによりエンジン高さを低くする
ことができる船外機のエンジン構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、クランク軸22の上端に固
定されたフライホイール45およびプーリ54と、該プ
ーリに係合可能に装着されるリコイルスタータ26とを
備え、フライホイールの高さ方向の幅H1と、リコイル
スタータの高さ方向の幅H2をラップさせることを特徴
とし、請求項2記載の発明は、請求項1において、前記
リコイルスタータ26は、ロープ57により回転される
ロータ56と、ロータに回転可能に配設された係合アー
ム61と、該係合アームをプーリに係合可能にさせるガ
イド部材60を備え、前記ガイド部材60の中央部に凹
部60aを形成し、該凹部にフライホイールをクランク
軸に固定するボルト55を配設したことを特徴とし、請
求項3記載の発明は、請求項1または2において、前記
フライホイールの外周上下に突出部45c、45dが形
成されていることを特徴とし、請求項4記載の発明は、
請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記フライホイ
ールの上面に水抜き孔45eを形成したことを特徴とす
る。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を
容易にするために図面と対比させるもので、これにより
本発明が何ら限定されるものではない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図5は、本発明の船外機
のエンジン構造の1実施形態を示し、図1は船外機の一
部断面を示す側面図である。なお、以下の説明におい
て、各図面間で同一部品には同一番号を付けて説明を省
略する場合がある。また、前部及び後部とは、船体の推
進方向に対して言うものとする。
【0007】図1において、船外機1は、船体2の後部
に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット3と、
クランプブラケット3にチルト軸5を介して上下方向に
回動自在に枢支されるスイベルブラケット6と、このス
イベルブラケット6に水平方向に回動自在に支持される
推進ユニット7とを備えている。前記推進ユニット7
は、スイベルブラケット6に回転自在に支持されるアッ
パケース9を有し、アッパケース9の下部にはロアケー
ス10が取り付けられ、全体としてケーシングを構成し
ている。ロアケース10にはプロペラ11が装着され、
アッパケース9の上部にはボトムカウリング12が取り
付けられ、ボトムカウリング12にトップカウリング1
3が着脱可能に取り付けられている。
【0008】アッパケース9の上部にはエンジン14が
搭載されている。エンジン14は、例えば単気筒OHV
式4サイクルエンジンであり、ヘッドカバー15、シリ
ンダヘッド16、シリンダボディ17及びオイルパンを
兼用するクランクケース19からエンジンボディが構成
され、横置き状態に配設された気筒20及びピストン2
1と縦置き状態に配設されたクランク軸22を備えてい
る。シリンダヘッド16には、排気弁24が装着され、
排気ポート25が形成されている。また、クランク軸2
2の上部にはリコイルスタータ26が連結されている。
なお、18はクランク軸22に連結されたドライブシャ
フト、27はシリンダボディ17の前部に配設された燃
料タンク、43はキャブレター、47はサイレンサであ
る。
【0009】図2(A)は、図1のスイベルブラケット
6周りの断面図、図2(B)は図2(A)のB−B線に
沿う断面図である。エンジン14を支持するアッパケー
ス8は筒状に形成され、内部に排気通路8aが形成され
ており、排気通路8a内にはドライブシャフト18、シ
フトロッド62及び冷却水管61が縦方向に配設されて
いる。アッパケース8の上部には皿状に広がるオイルパ
ン連結部8bが形成され、その下部には小径の筒状部9
cが形成されている。スイベルブラケット6は筒状に形
成され、内周上下2箇所に水平に延びる支持フランジ6
aが形成されている。そして、アッパケース8の外周に
スイベルブラケット6を装着するとき、アッパケース8
の筒状部8cの上下2箇所でスイベルブラケット6の支
持フランジ6aとの間に、ゴム等の弾性材からなるマウ
ント28を配設し、この構成によりスイベルブラケット
6にマウント28を介してアッパケース8を360°回
転自在に支持し、船体を前進、後進可能にするフルピポ
ットタイプの船外機を構成している。なお、28aはア
ッパケース8とマウント28の間に介在されるブッシュ
である。
【0010】図3は、図1のエンジンの拡大断面図、図
4は、図1のXーX線で切断し矢印方向に見た断面図で
ある。クランク軸22には、クランクピン29及びカウ
ンタウエイト30が備えられ、クランクピン29にはコ
ンロッド31を介してピストン21が連結されている。
排気弁24(吸気弁23も同様である)の軸線は、シリ
ンダヘッド16とシリンダボディ17の合い面52に対
して傾斜させられ、楔形燃焼室50を形成している。そ
して、シリンダヘッド16とヘッドカバー15の合い面
51を、排気弁24の軸線に対して鉛直方向で前部側に
傾斜させるようにしている。
【0011】シリンダボディ17には、クランク軸22
に平行にカムシャフト32が配設されて、クランク軸2
2の回転がギヤ33、34を介してカムシャフト32に
伝達される構成になっている。シリンダヘッド16及び
ヘッドカバー15内には動弁室35が形成され、吸気弁
23、排気弁24は、シリンダヘッド16を貫通して動
弁室35内に延設され、バルブスプリング36、リテー
ナ37を介してロッカーアーム39の一端に当接されて
いる。また、シリンダボディ17にはリフター40が摺
動自在に配設されており、リフター40の一端はカムシ
ャフト32のカムに当接され、他端はプッシュロッド4
1介してロッカーアーム39の他端に連結されている。
この構成により、カムシャフト32が回転すると、リフ
ター40、プッシュロッド41が摺動し、これによりロ
ッカーアーム39が揺動するため、吸気弁23及び排気
弁24がバルブスプリング36に抗して開閉駆動され
る。
【0012】クランク軸22の上部には、フライホイー
ル45が固定され、フライホイール45の上部にリコイ
ルスタータ26が装着され、リコイルスタータ26およ
びフライホイール45は、シリンダボディ17に固定さ
れたスタータカバー46で覆われている。フライホイー
ル45の外周には磁石45aが設けられ、また、フライ
ホイール45の外周に近接してイグニッションコイル5
3が配設されている。なお、シリンダヘッド16の上部
には、凹状のブリーザ室47が形成されプレート49で
密閉されている。また、44はクランク軸22により回
転駆動され、シリンダボディ17内へオイルを飛散させ
るスプラッシャギヤである。
【0013】次に、図5により本発明の特徴について説
明する。図5(A)は図3の要部拡大断面図、図5
(B)はフライホイールの平面図である。本発明におい
ては、フライホイール45の高さ方向の幅H1と、リコ
イルスタータ26の高さ方向の幅H2をラップさせるよ
うにして、フライホイール45の質量を確保しつつエン
ジンの高さを低くするようにしている。以下にこれを詳
述する。
【0014】クランク軸22の上端には、フライホイー
ル45および椀状のプーリ54がボルト55により固定
されている。フライホイール45は、円盤状の基板45
bと基板45bの外周上下に突出する突出部45c、4
5dを備え、基板45bには水抜き孔45eが形成され
ている。また、プーリ54の外周には、複数の係合凹部
54aが形成されている。
【0015】一方、スタータカバー46の下面には、ロ
ータ56およびガイド部材60が回転自在に装着され、
ロータ56はロープ57を介してスタータハンドル59
に連結されている。ガイド部材60は、中央部に形成さ
れた凹部60aと、凹部60aの下方外周に形成された
ガイド部60bを備え、凹部60a内にボルト55が位
置するように取り付けられている。ロータ56の下面に
は係合アーム61が軸61aを支点に回動可能に取り付
けられ、この係合アーム61とプーリ54およびロータ
56によりワンウエイクラッチを構成している。
【0016】スタータハンドル59を引っ張ると、ロー
プ57によりロータ56が回転し、係合アーム61はガ
イド部材60に案内されてプーリ54の係合凹部54a
に係合するため、プーリ54およびクランク軸22が回
転する。エンジンが始動するとワンウエイクラッチの作
用により、係合アーム61の係合は解除される。
【0017】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、単
気筒OHV式4サイクルエンジンに適用した例を示して
いるが、複数気筒エンジンでもよく、またOHC式エン
ジンに適用してもよく、また、2サイクルエンジンに適
用してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1、2記載の発明によれば、リコイルスタータとフライ
ホイールのレイアウトの最適化を図ることによりエンジ
ン高さを低くすることができ、請求項3記載の発明によ
れば、フライホイールの質量を確保することができ、回
転変動を吸収することができ、請求項4記載の発明によ
れば、フライホイールに水が溜まるのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の船外機のブリーザ室構造の1実施形態
を示し、船外機の一部断面を示す側面図である。
【図2】図2(A)は、図1のスイベルブラケット周り
の断面図、図2(B)は図2(A)のB−B線に沿う断
面図である。
【図3】図1のエンジンの拡大断面図である。
【図4】図1のXーX線で切断し矢印方向に見た断面図
である。
【図5】図5(A)は図3の要部拡大断面図、図5
(B)はフライホイールの平面図である。
【符号の説明】
22…クランク軸 26…リコイルスタータ 45…フライホイール 45c、45d…突出部 45e…水抜き孔 54…プーリ 55…ボルト 56…ロータ 57…ロープ 60…ガイド部材 60a…凹部 61…係合アーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸の上端に固定されたフライホイ
    ールおよびプーリと、該プーリに係合可能に装着される
    リコイルスタータとを備え、フライホイールの高さ方向
    の幅と、リコイルスタータの高さ方向の幅をラップさせ
    ることを特徴とする船外機のエンジン構造。
  2. 【請求項2】前記リコイルスタータは、ロープにより回
    転されるロータと、ロータに回転可能に配設された係合
    アームと、該係合アームをプーリに係合可能にさせるガ
    イド部材を備え、前記ガイド部材の中央部に凹部を形成
    し、該凹部にフライホイールをクランク軸に固定するボ
    ルトを配設したことを特徴とする請求項1記載の船外機
    のエンジン構造。
  3. 【請求項3】前記フライホイールの外周上下に突出部が
    形成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の船外機のエンジン構造。
  4. 【請求項4】前記フライホイールの上面に水抜き孔を形
    成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の船外機のエンジン構造。
JP29227899A 1999-10-12 1999-10-14 船外機のエンジン構造 Pending JP2001115932A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1316500A3 (en) * 2001-11-29 2003-10-29 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Outboard motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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