JP2001114430A - シート材給送装置及び記録装置 - Google Patents

シート材給送装置及び記録装置

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JP2001114430A
JP2001114430A JP29382899A JP29382899A JP2001114430A JP 2001114430 A JP2001114430 A JP 2001114430A JP 29382899 A JP29382899 A JP 29382899A JP 29382899 A JP29382899 A JP 29382899A JP 2001114430 A JP2001114430 A JP 2001114430A
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sheet
feeding
rotary feeder
separation
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Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Shinya Sonoda
園田  信哉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストなシート材給送装置の構成を提供す
る。 【解決手段】 給紙ローラ222a,222bが円弧部
と、円の一部を削除した切り欠き部とを有しており、円
弧部と積載されたシート材Pとがオバーラップするよう
に構成し、切り欠き部がシート材に対向する位置にある
時は、給紙ローラとシート材の間には所定の距離が開く
ように構成し、シート材を給紙ローラに向けて付勢する
ための小圧板21a、21bを給紙ローラ222a、2
22bと略対向位置に配置し、給紙ローラのの駆動軸方
向の長さと略同じ幅で構成したことによって、従来のベ
ース部と圧板のオーバーラップ部が小さくでき、コスト
ダウンが可能になる。さらに、従来の圧板のリリースカ
ムが削除でき、コストダウンになるとともに、部品の位
相合わせなどの作業も不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ,複写
機,ファクシミリ等の記録装置においてシートを一枚ず
つ分離,給送するシート給送装置及びこれを備えた記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ,複写機,ファクシミリ等の記
録装置においては、シートとして、普通紙の他に葉書や
封筒等の厚紙や、プラスチック薄板等の特殊シート等が
使用され、シートの供給は、一枚ずつ手差しで挿入する
か、或いはシート給送装置によって自動的かつ連続的に
送り込むことが行われている。
【0003】従来、このシート給送装置の構成の一つと
して、図9、10に示すような構成がある。シート材P
を積載する1つの圧板21が設けられており、積載され
ているシート材Pは円形状の一部を削除した半月状の給
紙ローラ22により送り出される。圧板21は、給紙ロ
ーラ22に対して所定圧で付勢及び解除されるようにな
っている。なお、図10は圧板21が解除された状態を
示している。
【0004】給紙ローラ22の半月部分が圧板21に対
向した位置にあるときには、給紙ローラ22に接続され
たリリースカム244によって、圧板21が給紙ローラ
22から離れた位置にリリースされ、シート材Pを送り
出すために給紙ローラ22が回転すると、リリースカム
244が圧板21から離れて、左右に設けられている圧
板バネ211a,211bにより圧板21と積載したシ
ート材Pが上昇し、シート材Pが給紙ローラ22に当接
して送り出される。
【0005】ベース20に設けられた図示しない分離爪
がシート材Pの片側の角部に作用することで、普通紙等
は1枚ずつ分離されて送り出される。分離爪が作用でき
ないような厚紙の分離は、圧板21に設けられた図示し
ない厚紙用基準ガイドを立てて分離爪を作用しない位置
にシート材Pをずらしてセットする。
【0006】そして、シート材Pの先端を受けて積載す
る部分を兼ねた、ベース20に設けられた斜面部203
が作用し、1枚ずつ分離可能に構成されている。この
時、印字位置もずらすように構成されているので、シー
ト材Pに対し、印字位置がずれることは無い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のシート材給送装置においては下記に示すような課題
があった。 (1)圧板のサイズが大きくなり、ベース部とオーバラ
ップする部分が大きく、コストアップの要因になってい
た。 (2)圧板リリース用のカムがある為に、部品点数が増
え、コストアップになっていた。さらに、給紙ローラに
上記カムが直接組めない場合には、部品間での位相合わ
せ等の作業が発生していた。 (3)厚紙用ガイドを立てた場合は、印字領域をずらす
が、モーターの駆動構成をそのままずらすと、装置サイ
ズアップになっていた。
【0008】本発明は、前記課題を解決するものであ
り、その目的とするところは、低コストなシート材給送
装置の構成を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート材を積
載するシート材積載手段と、該シート材積載手段に積載
されたシート材を給送する回転給送体を備えたシート材
給送手段と、前記回転給送体に前記シート材を所定圧で
付勢させる付勢手段と、前記シート材給送手段により送
り出されるシート材を一枚ずつ分離する分離手段と、を
有するシート材給送装置において、前記回転給送体が、
前記シート材積載手段に積載されているシート材とオー
バラップする円弧部と、円の一部を削除した切り欠き部
とを有し、前記回転給送体の前記切り欠き部が積載され
ているシート材に対向する位置にある時は、該回転給送
体とシート材の間に所定の距離が開くように構成し、前
記付勢手段が前記回転給送体と略対向位置に配置され、
該回転給送体の駆動軸方向の長さと略同じ幅で構成され
ていることを特徴とする。
【0010】本発明は、シート材を積載する固定のシー
ト材積載手段と、該シート材積載手段に積載されたシー
ト材を給送する回転給送体を備えたシート材給送手段
と、前記シート材給送手段により送り出されるシート材
を一枚ずつ分離する分離手段と、を有するシート材給送
装置において、前記回転給送体が、前記シート材積載手
段に積載されているシート材とオーバラップする円弧部
と、円の一部を削除した切り欠き部とを有し、前記回転
給送体の前記切り欠き部が積載されているシート材に対
向する位置にある時は、該回転給送体とシート材の間に
所定の距離が開くように構成し、前記回転給送体の両側
の回転中心の保持部分は固定であり、回転給送体または
回転給送体を取付けてある駆動軸が弾性体で構成されて
いることを特徴とする。
【0011】本発明は、前記分離手段がシート材の角を
規制することにより分離を行なう爪分離であることを特
徴とする。
【0012】本発明は、シート材の種類に応じて複数の
用紙基準を有し、該用紙基準の少なくとも1つを規定す
る基準部材がセット、解除可能に構成されていることを
特徴とする。
【0013】本発明は、前記分離手段が摩擦力の差によ
り分離を行なう摩擦分離であることを特徴とする。
【0014】本発明は、前記付勢手段が平行移動可能に
構成されていることを特徴とする。
【0015】本発明は、前記付勢手段が回転可能に構成
されていることを特徴とする。
【0016】本発明は、上記シート材給送装置と、シー
ト材給送装置から送り出されたシート材に記録情報を記
録する記録手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】本発明は、積載されているシート材を送り
出すシート材給送手段と、送り出されたシート材を搬送
する搬送手段と、記録ヘッドを搭載し、前記シート材の
搬送方向に直角に走査して画像を形成するキャリッジ
と、を有する記録装置において、複数の用紙基準を有
し、前記用紙基準のずれ量だけ、少なくとも片方のキャ
リッジ走査時においてキャリッジのランプダウン距離を
短くすることを特徴とする。
【0018】本発明は、前記シート材給送手段に、シー
ト材を積載するシート材積載手段と、積載されているシ
ート材を送り出す回転給送体と、送り出されたシート材
を一枚ずつ分離するための分離爪と、積載されるシート
材を前記分離爪に係合しない用紙基準の位置に規制する
基準部材と、を備え、前記基準部材をセット、解除可能
に構成したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉本発明の実施の
形態1を図1〜図6に沿って説明する。シート材給送装
置を有した記録装置1は、給紙部2、送紙部3、排紙部
4、キャリッジ部5、クリーニング部6から構成されて
いる。そこで、これらを項目に分けて概略を順次述べて
いく。なお、図1は記録装置1の正面図、図2は記録装
置1の側面図、図3は記録装置1の構成断面図、図4は
給紙部2の正面図、図5は給紙装置の動作説明図、図6
は給紙装置を備えた記録装置のキャリッジ動作説明図で
ある。
【0020】(A)給紙部 給紙部2はシート材Pを積載するベース20に、小圧板
21a、21bとシート材Pを給送する給紙ローラ22
が取り付けられる構成となっている。前記ベース20に
は可動サイドガイド23が移動可能に設けられて、シー
ト材Pの幅方向の積載位置を規制している。また、ベー
ス20には着脱可能な給紙トレイ27取り付けれれてお
り、大サイズ等のシート材Pの積載、保持の補助を行な
っている。
【0021】小圧板21a、21bは、給紙ローラ22
の給紙ローラゴム部222a、222bの作用する面積
と略同一のサイズで構成され、ベース20に結合された
回転軸213a,213bを中心に回転可能で、圧板バ
ネ211a、211bにより給紙ローラ22に付勢され
る。小圧板21a、21bはベース20のストッパ部2
07にストッパ部212a、212bを突き当てて位置
を決めている。
【0022】小圧板21a、21bの給紙ローラ22と
対向する部位には、シート材Pの重送を防止する人工皮
等の摩擦係数の大きい材質からなる分離シート214
a、214bが設けられている。
【0023】ベース20には、記録シートPを一枚ずつ
分離するための分離爪208が一体に成型されている。
さらに、ベース20には、固定の分離爪208では分離
できない厚紙等に対して、分離爪26の作用を避けるた
めに、シート材Pの基準をずらすための、第二基準ガイ
ド28を有し、その第2用紙ガイド28はセット、解除
可能に構成されている。
【0024】給紙ローラ22はイニシャル位置が、給紙
ローラゴム部222a、222bのD型形状の円の一部
を削除した切り欠き部がシート材Pに対向する位置であ
る。シャーシ8に取り付けられた基板9上にはフォトイ
ンタラプタ等からなる給紙ローラセンサ91が設けられ
てている。給紙ローラ22の角度位置は給紙ローラ22
に設けられたセンサ遮光板224が前記給紙ローラセン
サ91を遮光することで検出することができる。
【0025】印字開始に伴い、給紙信号に応じて給紙ロ
ーラ22が回転を始める。給紙ローラゴム部222a、
222bの円弧部と積載されたシート材Pはオーバーラ
ップしているので、給紙ローラゴム部222a、222
bとシート材Pが当接を開始する。この時、小圧板21
a、21bが作用し、当接圧を所定圧に保つようになっ
ている。給紙ローラ22が回転をして、シート材Pを搬
送し、シート材Pの先端が、後述の搬送ローラとピンチ
ローラに到達する。その後、一定の搬送を行なった後
に、給紙ローラゴム部222a、222bの円弧部がシ
ート材Pから離隔する。そして、給紙ローラ22が一回
転すると、上記イニシャル位置に戻る。
【0026】(B)送紙部 曲げ起こした板金からなるシャーシ8に送紙部3が取り
付けられている。送紙部3はシート材Pを搬送する搬送
ローラ36とPEセンサ32を有している。搬送ローラ
36は金属軸の表面にゴムなどの弾性体を巻き付けた構
成であり、軸の両側の金属部分を導電性の軸受け38
(片側のみ図示)で受け、シャーシ8に取り付けられて
いる。搬送ローラ36には回転時の負荷を与え安定した
搬送が行えるために軸受け38と搬送ローラ36の間に
搬送ローラテンションバネ381が設けられて、搬送ロ
ーラ36を付勢することで所定の負荷を与えている。
【0027】搬送ローラ36には従動する複数のピンチ
ローラ37が当接して設けられている。ピンチローラ3
7はピンチローラガイド30に保持され、ピンチローラ
バネ31で付勢することで、ピンチローラ37が搬送ロ
ーラ36に圧接し、シート材Pの搬送力を生み出してい
る。ピンチローラ37はシート材Pの全域を覆う構成で
はなく分割され所定範囲のみを覆う様になっている。従
って、ピンチローラ37が無い部分はピンチローラガイ
ド30からガイドを設けて、シート材Pなどの浮きを防
止している。
【0028】この時、ピンチローラガイド30の回転軸
が上ガイド33の軸受けに取り付けられ、そこを中心に
回転する。さらに、シート材Pが搬送されてくる送紙部
3の入口にはシート材Pをガイドする上ガイド33及び
プラテン34が配設されている。また、上ガイド33に
はシートPの先端、後端検出をPEセンサ(図示せず)
に伝えるPEセンサレバー35が設けられている。
【0029】また、プラテン34の紙基準側にはシート
材Pの端部を覆う紙押さえ(図示せず)が設けられてい
る。これによって、端部が変形、またはカールしたシー
ト材Pにおいても端部が浮き上がってキャリッジ50、
または後述する記録ヘッド7と干渉しないようにしてい
る。さらに、搬送ローラ36の記録シート搬送方向にお
ける下流側には、画像情報に基づいて画像を形成する記
録ヘッド7が設けられている。
【0030】上記構成において、送紙部3に送られたシ
ート材Pはプラテン34、ピンチローラガイド30及び
上ガイド33に案内されて、搬送ローラ36とピンチロ
ーラ37とのローラ対に送られる。この時、PEセンサ
レバ−35により搬送されてきたシート材Pの先端を検
知して、これによりシート材Pの印字位置を求めてい
る。また、シート材PはLFモーター88によりローラ
対36、37が回転することでプラテン34上を搬送さ
れる。
【0031】なお、記録ヘッド7はインクタンクと一体
に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッドが用
いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によりイ
ンクに熱を与えることが可能となっている。そして、こ
の熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の
成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘ
ッド7のノズルからインクが吐出されてシート材P上に
画像が形成される。
【0032】(C)キャリッジ部 キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッ
ジ50を有している。そしてキャリッジ50は、シート
材Pの搬送方向に対して直角方向に往復走査させるため
のガイド軸81及びキャリッジ50の後端を保持して記
録ヘッド7とシート材Pとの隙間を維持するガイドレー
ル82によって支持されている。なお、ガイド軸81は
シャーシ8に取り付けられており、ガイドレール82は
シャーシ8に一体に形成されている。
【0033】以上のように、ガイドレール82をシャー
シ8と一体で形成する構成とすることで部品点数の削
減、取り付け工数の削減となり、コストダウンになる。
また、ガイドレール82の曲げによって、シャーシ8の
剛性が上がるので強度的な信頼性が向上する。さらに、
従来の強度で十分な場合はシャーシ8を形成する板金の
板厚を小さくできるのでいっそうのコストダウンにな
る。
【0034】また、キャリッジ50はシャーシ8に取り
付けられたキャリッジモーター80によりタイミングベ
ルト83を介して駆動される。このタイミングベルト8
3は、アイドルプーリー84によって張設、支持されて
いる。さらに、キャリッジ50には、電気基板9から記
録ヘッド7にヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基
板56を備えている。
【0035】上記構成において、シート材Pに画像形成
する時は、画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向
の位置)にローラ対36、37がシート材Pを搬送する
と共にキャリッジモーター80によりキャリッジ50を
画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向と垂直な位
置)に移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向
させる。その後、電気基板9からの信号により記録ヘッ
ド7がシート材Pに向けてインクを吐出して画像が形成
される。
【0036】(D)排紙部 排紙部4は、伝達ローラ40が前記搬送ローラ36に当
接し、さらに、伝達ローラ40は排紙ローラ41と当接
して設けられている。したがって、搬送ローラ36の駆
動力が伝達ローラ40を介して排紙ローラ41に伝達さ
れる。また、排紙ローラ41に従動して回転可能な如く
拍車42が排紙ローラ41に当接されている。
【0037】拍車42はプラテン34に設けられた一体
型の拍車ステー341に取り付けられている。このよう
に、拍車ステー341をプラテン34に一体で設けるこ
とにより、拍車42と排紙ローラ41との寸法を同一部
品内で管理することができるので、寸法関係を安定して
保つことができる。
【0038】また、拍車ステー341には一部切り欠き
が設けられており、ヘッド7交換の時にキャリッジ50
がこの位置まで移動してきて、ヘッド7の脱着を行うフ
ックレバー53の操作が行えるようなスペースを確保し
ている。なお、43は拍車をクリーニングするための拍
車クリーナーである。
【0039】以上の構成によって、キャリッジ部5で画
像形成されたシート材Pは、前記排紙ローラ41と拍車
42とのニップに挟まれ、搬送されて不図示の排紙トレ
ー等に排出される。
【0040】(E)クリ−ニング部 クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行
うポンプ(図示せず)と記録ヘッド7の乾燥を抑えるた
めのキャップ(図示せず)及び搬送ローラ36からの駆
動力を給紙部2及びポンプ60に切り換える駆動切り替
えアーム62から構成されている。駆動切り替えアーム
62が給紙、クリーニング以外の時は、搬送ローラ36
の軸心を中心に回転する遊星ギア63を所定位置に固定
しているので、給紙部2及びポンプ60に駆動力は伝達
されない。
【0041】キャリッジ50が移動することで、駆動切
り替えアーム62を切り替えると、遊星ギア63がフリ
ーになるので搬送ローラ36の正転、逆転に応じて遊星
ギア63が移動し、搬送ローラ36が正転したときは給
紙部2に駆動力が伝達され、逆転したときはポンプ60
に駆動力が伝達されるようになっている。
【0042】次にシート材Pの給紙部の本発明に関わる
主要各部の詳細について述べる。
【0043】給紙部2は図2〜4に示すように、ベース
20に各部品が取り付けられて一体のユニットを形成し
ており、ベース20は装置本体に対して、30°〜60
°の角度をもって傾斜させて設けられている。
【0044】給紙部2はシート材Pを積載し、各部品が
取り付けられているベース20、シート材Pを分離、給
紙を行なう給紙ローラ22、シート材Pを1枚ずつ分離
する分離爪208、給紙ローラ22とシート材Pの当接
圧が所定圧になるように作用する小圧板21a、21
b、小圧板バネ211a、211b、可動サイドガイド
23、給紙トレイ27から構成されている。本構成では
シート材Pの左端が基準側になっている。
【0045】ベース20には、シート材Pを積載する積
載部201、基準となる紙端基準部材202、シート材
Pの積載と分離を行なう斜面部203、ギア等の部品を
取り付けた右側板204、サイドガイド23と対応して
位置を固定するローレット部205、給紙トレイ27の
取り付け部206、小圧板21a、21bの位置を決め
るストッパ部207、普通紙を分離するための分離爪2
08、小圧板21a、21bの回転軸を支持する支持部
209、等が形成されている。
【0046】前記給紙ローラ22は側面視略円形状して
いる。給紙ローラ22は左右2個の給紙ローラゴム部2
22a、222bが給紙ローラ22の駆動軸221に一
体で成型されており、外周円弧部には例えば硬度20〜
40°(Aスケール)程度のEPDMゴム等の高摩擦材料が
取り付けられている。給紙ローラ22の給紙ローラゴム
部222a、222bは円の一部を削除したD型形状を
しており、このゴム部の回転軌跡の円弧部と、積載され
たシート材Pは積載量+1〜2mmオバーラップする様
に構成され、給紙ローラゴム部222a、222bのD
型形状の円の一部を削除した切り欠き部がシート材Pに
対向する位置にある時は、給紙ローラゴム部222a、
222bとシート材Pの間には、2〜4mm程度の距離
が開くように構成されている。
【0047】小圧板21a、21bは、給紙ローラ22
に向けて付勢されており、各々の付勢力は約100〜2
00g程度に設定されている。
【0048】ベース20に一体に設けられている、記録
シートPを一枚ずつ分離するための分離爪208は、シ
ート材Pの基準側の先端角を用紙端部から3〜5mm程
度覆うように構成されている。給紙ローラ22が給紙を
開始すると、シート材Pは進み始めるが、分離爪208
が作用するために、シート材Pの角部がたわみ始め、ル
ープを形成する。そして、ループが一定の大きさに達し
たときに、角部が分離爪208から離れ、シート材Pが
1枚だけ分離されて送出される。
【0049】前記ベース20には可動サイドガイド23
が移動可能に設けられて、シート材Pの積載位置を規制
している。可動サイドガイド23には、シート材Pの右
端をガイドするためのシートガイド部231、ベース2
0のローレット部205に対応し、サイドガイド23の
位置を保持するためのローレット対応部232、ローレ
ット対応部232を積極的にローレット部205に押し
付けてサイドガイド23の保持をより確実に行なうため
のクリックバネ233、ユーザーがサイドガイドを動か
す時に摘まむ操作部234、等が構成されている。
【0050】操作部234を摘まむことによりローレッ
ト対応部232がローレット部205から離れ、そのま
ま左右に動かすことでローレット形状は作用しないので
スムーズにサイドガイド23を動かすことができる。操
作部234を離すと、再度ローレットが作用し合うの
で、サイドガイド23を所定の位置に保持、固定するこ
とができる。
【0051】給紙ローラ22への駆動は前述したよう
に、搬送ローラ36の駆動を伝達することで供給され
る。図2に示す入力ギア241、伝達ギア242、24
2を介して給紙ローラ22に取り付けられた給紙ローラ
ギア243まで伝達される。
【0052】次に以上のような給紙部の動作について図
5に基づいて説明する。
【0053】図5(a)のように、給紙ローラ22はイ
ニシャル位置として、給紙ローラゴム部222a、22
2bのD型形状の切り欠き部がシート材Pに対向する位
置にある。
【0054】図5(b)のように、印字開始に伴い、給
紙信号に応じて給紙ローラ22が回転を始める。給紙ロ
ーラゴム部222a、222bの円弧部と積載されたシ
ート材Pはオーバーラップしているので、給紙ローラゴ
ム部222a、222bとシート材Pが当接を開始す
る。この時、小圧板21a、21bが作用し、当接圧を
所定圧に保つようになっている。
【0055】図5(c)のように、さらに給紙ローラ2
2が回転すると、シート材Pが搬送され始める。シート
材Pの先端は分離爪208に角端を押さえられているの
で、角端にループが形成される。そのループが一定量に
なると、分離爪208から、シート材Pの角端が外れ
る。この様に、シート材Pの変形抵抗を利用することに
よって、1枚ずつ分離することができる。
【0056】図5(d)のように、給紙ローラ22が回
転を続け、一枚ずつ分離されたシート材Pは送紙部3に
送られる。PEセンサ91により、先端を検知され、所
定量送られ、搬送ローラ36とピンチローラ37により
挟持される。その後、一定の搬送を行なった後に、給紙
ローラゴム部222a、222bの円弧部がシート材P
から離隔する。
【0057】そして、給紙ローラ22が一回転すると、
上記イニシャル位置図5(a)に戻る。従って、給紙ロ
ーラゴム部222a、222bとシート材Pの間には隙
間があるので、シート材Pにはバックテンションがかか
らず、搬送ローラ36の搬送精度に影響を与えることは
ない。
【0058】以上で、一連の給紙動作が終了する。次位
のシート材Pを給紙する際は、上記動作を再度繰り返す
ことになる。
【0059】従って、図9、10に示す従来例と比べベ
ース20と圧板21のオーバーラップ部が小さくでき、
コストダウンが可能になる。さらに、圧板21のリリー
スカム244が削除でき、コストダウンになるととも
に、部品の位相合わせなどの作業も不要になる。
【0060】さらに、ベース20には、固定の分離爪2
08では分離できない厚紙等に対して、分離爪208の
作用を避けるために、シート材Pの基準をずらすため
の、第二基準ガイド28を有し、その第二基準ガイド2
8は図4に示すようにセット、解除可能に構成されてい
る。およそ4〜6mm程度基準位置が内側になるように
構成されている。第二基準ガイド28は、解除時はベー
ス20に収納されるように構成され、セット時はベース
20に設けた回転軸を中心に回転し、ベース20の積載
面にほぼ垂直に立つように構成されている。図6に示す
ように、厚紙印字時は、プリンタドライバー等により、
基準位置がずれた量だけ、印字位置をずらすように構成
されている。この時、図に示すように、キャリッジ50
のランプアップ領域をその分延ばしている。そして、ラ
ンプダウン時はランプダウン距離を基準位置だけずらし
た距離に設定している。従って、このように複数の紙基
準を有し、前記紙基準のずれ量だけキャリッジのランプ
ダウン距離を短くすることにより、少なくとも片方向の
キャリッジ走査時においては装置サイズを変えることな
く対応できる。
【0061】〈実施の形態2〉前記実施の形態に於て
は、小圧板21a,21bによって、給紙ローラ22と
シート材Pの当接圧を所定圧になるようにしたが、図7
に示すように、給紙ローラ22の駆動軸221を弾性体
で構成し、給紙ローラ22の駆動軸221のたわみを利
用して、給紙ローラ22とシート材Pの当接圧を所定圧
にしても良い。この給紙ローラ22の駆動軸221はコ
イル状のバネで形成されている。この駆動軸221の中
央2箇所に給紙ローラゴム部222a、222bが固定
されて構成されている。また、駆動軸221の両端には
軸受け部223a、223bが固定されて構成されてい
る。シート材Pの積載部には、前記実施の形態のような
小圧板21a、21bは無く、ベース20により、シー
ト材Pが積載されているだけである。
【0062】給紙ローラゴム部222a、222bの円
弧部と積載されたシート材Pはオーバーラップしている
ので、給紙が開始すると、給紙ローラゴム部222a、
222bとシート材Pが当接を開始する。この時、駆動
軸221がたわみ、給紙ローラゴム部222a、222
bが逃げることで、当接圧を所定圧に保つようになって
いる。
【0063】上記構成によって、さらに小圧板、小圧板
バネ等の部品を削除することができる。その他の構成、
作用については前記実施の形態と同様である。
【0064】〈実施の形態3〉前記実施の形態に於て
は、分離方式には爪分離方式を用いたが、図8に示すよ
うに、摩擦分離方式を用いても良い。
【0065】図8に示す様に、給紙ローラ22に対し、
分離パッド25a、25bと小圧板21a、21bが所
定圧で付勢される様に構成されている。分離パッドバネ
253a、253bと圧板バネ211a、211bが付
勢力を生み出している。ベース20に積載されたシート
材Pは、給紙ローラ22によって給送され、分離パッド
25a、25bによって分離される。前記実施の形態と
同様に、小圧板21a、21bはベース20のストッパ
部207にストッパ部211a、211bを突き当てて
位置を決めている。そして、給紙ローラ22の給紙ロー
ラゴム部222a、222bは円の一部を削除したD型
形状をしており、このゴム部の回転軌跡の円形状と、積
載されたシート材Pは1〜2mmオバーラップする様に
構成され、給紙ローラゴム部222a、222bのD型
形状の円の一部を削除した部分がシート材Pに対向する
位置にある時は、給紙ローラゴム部222a、222b
とシート材Pの間には、2〜4mm程度の距離が開くよ
うに構成されている。また、分離パッド25a、25b
が取り付けられた分離パッドホルダー251a、251
bもベース20の分離パッドストッパ部2071にスト
ッパ部254a、254bを突き当てて位置を決めてお
り、給紙ローラゴム部222a、222bの回転軌跡の
円形状と分離パッド25a、25bはオーバラップする
ように構成されていて、給紙ローラゴム部222a、2
22bのD型形状の円の一部を削除した部分がシート材
P及び分離パッド25a、25bに対向する位置にある
時は、給紙ローラゴム部222a、222bと分離パッ
ド25a、25bの間には、2〜4mm程度の距離が開
くように構成されている。
【0066】前記分離動作時に、給紙ローラゴム部22
2a、222bがシート材Pに当接し搬送を始める。最
上位のシート材P1に対して次位のシート材P2が静電
気の作用及び摩擦力が作用することによって、シート材
P2がシート材P1とともに送られることがあるが、シ
ート材P2は、分離パッド25a、25bの次の作用に
よってシート材P1から分離され、最上位のシート材P
1のみが給送されることとなる。まず、シート材P2
は、その先端が分離パッド25a、25bに突き当たる
ことによって、その移動が阻害され、シート材P1から
分離される。次に、給紙ローラ22とシート材P1との
間の摩擦力をf1、シート材P2と分離パッド25a、
25bとの間の摩擦力をf2、シート材P1とシート材
P2との間の摩擦力をf3とすると、f1>f2>f3
なる関係が成立するように給紙ローラ22および分離パ
ッド25a、25bが構成されているため、シート材P
2は分離パッド25a、25bとの間の摩擦力によって
その移動が阻害され、シート材P1から分離されて、シ
ート材P1のみが給送されることとなる。
【0067】上述のような、一連の給紙動作が終了する
と、給紙ローラゴム部222a、222bのD型形状の
円の一部を削除した部分がシート材P及び分離パッドに
対向する位置にあり、給紙ローラゴム部222a、22
2bとシート材P及び分離パッド25a、25bの間に
は、所定の距離が開くようになる。ここで、積載した紙
が落ち込まないように、押さえコロ26a、26bが分
離パッド25a、25bに所定圧で当接している。押さ
えコロ26a、26bは押さえコロホルダー261a、
261bに保持され一体で可動可能にに構成されてお
り、コロバネ262a、262bにより圧を与えられて
いる。
【0068】上記構成によって、厚紙等も基準を変えず
に給紙搬送することができる。その他の構成、作用につ
いては前記実施の形態と同様である。
【0069】上記実施の形態1及び2では、分離爪をシ
ート材の片側の角部に対応する位置に取り付けた構成で
本発明を説明したが、分離爪をシート材の両側の角部に
対応する位置に設けた構成でも本発明は適用できる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば以下の効果がある。
【0071】(1)回転給送体が円弧部と、円の一部を
削除した切り欠き部とを有しており、円弧部と積載され
たシート材とがオバーラップするように設け、切り欠き
部がシート材に対向する位置にある時は、回転給送体と
シート材の間には所定の距離が開くように構成され、付
勢手段が回転給送体と略対向位置に配置され、該回転給
送体の駆動軸方向の長さと略同じ幅で構成されているこ
とから、従来のベース部と圧板のオーバーラップ部が小
さくでき、コストダウンが可能になる。さらに、従来の
圧板のリリースカムが削除でき、コストダウンになると
ともに、部品の位相合わせなどの作業も不要になる。
【0072】(2)回転給送体が円弧部と、円の一部を
削除した切り欠き部とを有しており、円弧部と積載され
たシート材とがオバーラップするように構成し、切り欠
き部がシート材に対向する位置にある時は、回転給送体
とシート材の間には所定の距離が開くように構成され、
前記回転給送体の両側の回転中心の保持部分は固定であ
り、回転給送体または回転給送体を取付けてある回転軸
が弾性体で構成されていることから、従来の圧板が不要
になり、従来のベース部と圧板のオーバーラップ部が無
くなり、コストダウンが可能になる。さらに、従来の圧
板のリリースカムが削除でき、コストダウンになるとと
もに、部品の位相合わせなどの作業も不要になる。
【0073】(3)複数の紙基準を有し、前記紙基準の
ずれ量だけ、少なくとも片方のキャリッジ走査時におい
てキャリッジのランプダウン距離を短くすることによ
り、シート材による複数の用紙基準を有し、印字領域を
ずらす場合も、装置サイズを変えることなく、対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態における給紙装置を備
えた記録装置の正面図
【図2】本発明の第1実施の形態における給紙装置を備
えた記録装置の側面図
【図3】本発明の第1実施の形態における給紙装置を備
えた記録装置の構成断面図
【図4】本発明の第1実施の形態における給紙装置の正
面図
【図5】本発明の第1実施の形態における給紙装置の給
紙動作の説明図
【図6】本発明の第1実施の形態における給紙装置を備
えた記録装置のキャリッジ動作説明図
【図7】本発明の第2実施の形態における給紙装置の正
面図
【図8】本発明の第3実施の形態における給紙装置の断
面図
【図9】従来例における給紙装置の側面図
【図10】従来例における給紙装置の断面図
【符号の説明】
1 記録装置 2 給紙装置 3 送紙部 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 記録ヘッド 8 シャーシー 9 電気基板 91 給紙ローラセンサ 20 ベース 201 積載部 202 シート基準部 203 斜面部 204 右側板 205 ローレット部 206 給紙トレイ取付け部 207 小圧板ストッパ部 2071 分離パッドストッパ部 208 分離爪 209 小圧板回転中心 21 圧板 21a 小圧板 21b 小圧板 211a 圧板バネ 211b 圧板バネ 212a ストッパ部 212b ストッパ部 213a 回転軸 213b 回転軸 214a 分離シート 214a 分離シート 22 給紙ローラ 221 駆動軸 222a 給紙ローラゴム部 222b 給紙ローラゴム部 223a 軸受け部 223b 軸受け部 224 センサ遮光板 23 可動サイドガイド 231 シートガイド部 232 ローレット対応部 233 クリックバネ 234 操作部 241 入力ギア 242 伝達ギア 243 給紙ローラギア 244 リリースカム 25a 分離パッド 25b 分離パッド 251a 分離パッドホルダー 251b 分離パッドホルダー 252a 分離パッドホルダー回転軸 252b 分離パッドホルダー回転軸 253a 分離パッドバネ 253b 分離パッドバネ 254a 分離パッドストッパ部 254b 分離パッドストッパ部 26a 押さえコロ 26b 押さえコロ 261a 押さえコロホルダー 261b 押さえコロホルダー 262a コロバネ 262b コロバネ 27 給紙トレイ 28 第二基準ガイド 30 ピンチローラガイド 31 ピンチローラバネ 32 PEセンサ 33 上ガイド 34 プラテン 341 拍車取り付け部 35 PEセンサレバー 36 搬送ローラ 37 ピンチローラ 38 軸受け 381 ローラテンションバネ 39 軸受け 40 伝達ローラ 41 排紙ローラ 42 拍車 43 拍車クリーナー 50 キャリッジ 53 フックレバー 54 HPセンサ 56 フレキシブル基板 62 切り替えアーム 63 遊星ギア 80 キャリッジモータ 81 ガイド軸 82 ガイドレール 83 タイミングベルト 84 アイドルプリー 88 LFモーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FA06 FA09 FA17 FB02 FB03 FB04 FC01 GA02 GB01 GC01 GD01 HA12 HB01 HD08 HD09 HD17 JA03 JA12 JA17 JD03 JD08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を積載するシート材積載手段
    と、該シート材積載手段に積載されたシート材を給送す
    る回転給送体を備えたシート材給送手段と、前記回転給
    送体に前記シート材を所定圧で付勢させる付勢手段と、
    前記シート材給送手段により送り出されるシート材を一
    枚ずつ分離する分離手段と、を有するシート材給送装置
    において、 前記回転給送体が、前記シート材積載手段に積載されて
    いるシート材とオーバラップする円弧部と、円の一部を
    削除した切り欠き部とを有し、前記回転給送体の前記切
    り欠き部が積載されているシート材に対向する位置にあ
    る時は、該回転給送体とシート材の間に所定の距離が開
    くように構成し、前記付勢手段が前記回転給送体と略対
    向位置に配置され、該回転給送体の駆動軸方向の長さと
    略同じ幅で構成されていることを特徴とするシート材給
    送装置。
  2. 【請求項2】 シート材を積載する固定のシート材積載
    手段と、該シート材積載手段に積載されたシート材を給
    送する回転給送体を備えたシート材給送手段と、前記シ
    ート材給送手段により送り出されるシート材を一枚ずつ
    分離する分離手段と、を有するシート材給送装置におい
    て、 前記回転給送体が、前記シート材積載手段に積載されて
    いるシート材とオーバラップする円弧部と、円の一部を
    削除した切り欠き部とを有し、前記回転給送体の前記切
    り欠き部が積載されているシート材に対向する位置にあ
    る時は、該回転給送体とシート材の間に所定の距離が開
    くように構成し、前記回転給送体の両側の回転中心の保
    持部分は固定であり、回転給送体または回転給送体を取
    付けてある駆動軸が弾性体で構成されていることを特徴
    とするシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 前記分離手段がシート材の角を規制する
    ことにより分離を行なう爪分離であることを特徴とする
    請求項1または2のシート材給送装置。
  4. 【請求項4】 シート材の種類に応じて複数の用紙基準
    を有し、該用紙基準の少なくとも1つを規定する基準部
    材がセット、解除可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項3のシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段が摩擦力の差により分離を
    行なう摩擦分離であることを特徴とする請求項1または
    2のシート材給送装置。
  6. 【請求項6】 前記付勢手段が平行移動可能に構成され
    ていることを特徴とする請求項1のシート材給送装置。
  7. 【請求項7】 前記付勢手段が回転可能に構成されてい
    ることを特徴とする請求項1のシート材給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に
    記載のシート材給送装置と、前記シート材給送装置から
    送り出されたシート材に記録情報を記録する記録手段
    と、を備えたことを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 積載されているシート材を送り出すシー
    ト材給送手段と、送り出されたシート材を搬送する搬送
    手段と、記録ヘッドを搭載し、前記シート材の搬送方向
    に直角に走査して画像を形成するキャリッジと、を有す
    る記録装置において、 複数の用紙基準を有し、前記用紙基準のずれ量だけ、少
    なくとも片方のキャリッジ走査時においてキャリッジの
    ランプダウン距離を短くすることを特徴とする記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記シート材給送手段に、シート材を
    積載するシート材積載手段と、積載されているシート材
    を送り出す回転給送体と、送り出されたシート材を一枚
    ずつ分離するための分離爪と、積載されるシート材を前
    記分離爪に係合しない用紙基準の位置に規制する基準部
    材と、を備え、前記基準部材をセット、解除可能に構成
    したことを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
JP29382899A 1999-10-15 1999-10-15 シート材給送装置及び記録装置 Withdrawn JP2001114430A (ja)

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