JP2001114392A - ワインボトル等のエア式コルク栓抜のピストン杆装置 - Google Patents
ワインボトル等のエア式コルク栓抜のピストン杆装置Info
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- JP2001114392A JP2001114392A JP28965099A JP28965099A JP2001114392A JP 2001114392 A JP2001114392 A JP 2001114392A JP 28965099 A JP28965099 A JP 28965099A JP 28965099 A JP28965099 A JP 28965099A JP 2001114392 A JP2001114392 A JP 2001114392A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、構成が簡単で、優れた押圧気密
性と引抜き気密開放性をもつワインボトル等のエア式コ
ルク栓抜のピストン杆装置の提供にある。 【解決手段】 ピストンロッドの先端に基端に支承面を
もつ軸部を形成し、その軸部に弾性ピストンリングの内
径側に軸方向に連通する空気路を座金と支え当て板によ
り構成すると共に、その空気路をピストンロッドに追従
往復する弾性ピストンリングで開閉して押圧給送する。
性と引抜き気密開放性をもつワインボトル等のエア式コ
ルク栓抜のピストン杆装置の提供にある。 【解決手段】 ピストンロッドの先端に基端に支承面を
もつ軸部を形成し、その軸部に弾性ピストンリングの内
径側に軸方向に連通する空気路を座金と支え当て板によ
り構成すると共に、その空気路をピストンロッドに追従
往復する弾性ピストンリングで開閉して押圧給送する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】この発明は、ワインボトル等
のエア式コルク栓抜に装備されるピストン杆装置に関す
るものである。
のエア式コルク栓抜に装備されるピストン杆装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ワインボトル等のコルク栓抜は、
コイル線型、スクリュウネジ型など非常に多くの種類が
提案されている。
コイル線型、スクリュウネジ型など非常に多くの種類が
提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来のコルク栓
にコイル線金を刺し通し、このコイル線金と一体の柄体
に力を掛けて引き抜くコイル線型は、引き抜き初期に大
きな引き抜き力を必要とする。スクリュウネジ型は、ハ
ンドルを回転させて序々に引き抜くので、大きな引き抜
き力を必要としないが、スクリュウネジが太いために、
コルク栓を破損させることや、スクリュウネジを途中で
ネジ込みから引き抜き推力に変換するために機構が複雑
である等の欠点があった。そこで、先に、本特許出願人
はかかる欠点を改善し、瞬間的な大きな力を全く必要と
せず、初期から開栓までの操作力が一定して軽く、非力
な人が容易に開栓を行えるワインボトル等のエア式コル
ク栓抜（特願平１１−２０６３４３号）を提案してい
る。
にコイル線金を刺し通し、このコイル線金と一体の柄体
に力を掛けて引き抜くコイル線型は、引き抜き初期に大
きな引き抜き力を必要とする。スクリュウネジ型は、ハ
ンドルを回転させて序々に引き抜くので、大きな引き抜
き力を必要としないが、スクリュウネジが太いために、
コルク栓を破損させることや、スクリュウネジを途中で
ネジ込みから引き抜き推力に変換するために機構が複雑
である等の欠点があった。そこで、先に、本特許出願人
はかかる欠点を改善し、瞬間的な大きな力を全く必要と
せず、初期から開栓までの操作力が一定して軽く、非力
な人が容易に開栓を行えるワインボトル等のエア式コル
ク栓抜（特願平１１−２０６３４３号）を提案してい
る。
【０００４】前記エア式コルク栓抜において、ピストン
杆を移動してシンリンダー内の空気を押し出すには、ピ
ストン端面の面積に比例し、かつピストンの押し出し速
度に関連する押圧力を必要とする。次に、ピストン杆を
戻すときには、外部空気をシリンダー内に吸引しなけれ
ばならない。しかるに、そのエア式コルク栓抜をコンパ
クトに形成するため、また、操作力を軽減するため等か
らピストン径を細くする必要がある。しかし、ピストン
径を細くすると、その直径内に空気を吸引するピストン
弁を設けることが技術的に困難である。そこで、互いに
密接するシリンダー内径面とピストン外径面との間から
空気を吸引することになり、ピストン杆の戻し作動を軽
く、円滑に行えない欠点が発生するものである。この欠
点は、ピストン杆をモーター等の原動機構に関連して駆
動する場合も同様の動力損を生じて欠点となるものであ
る。
杆を移動してシンリンダー内の空気を押し出すには、ピ
ストン端面の面積に比例し、かつピストンの押し出し速
度に関連する押圧力を必要とする。次に、ピストン杆を
戻すときには、外部空気をシリンダー内に吸引しなけれ
ばならない。しかるに、そのエア式コルク栓抜をコンパ
クトに形成するため、また、操作力を軽減するため等か
らピストン径を細くする必要がある。しかし、ピストン
径を細くすると、その直径内に空気を吸引するピストン
弁を設けることが技術的に困難である。そこで、互いに
密接するシリンダー内径面とピストン外径面との間から
空気を吸引することになり、ピストン杆の戻し作動を軽
く、円滑に行えない欠点が発生するものである。この欠
点は、ピストン杆をモーター等の原動機構に関連して駆
動する場合も同様の動力損を生じて欠点となるものであ
る。
【０００５】この発明は、かかるエア式コルク栓抜の中
心機構となるピストン杆装置の改良を目的になされたも
のである。
心機構となるピストン杆装置の改良を目的になされたも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】ピストンロッドの先端に
基端に支承面をもつ軸部を形成し、その軸部に弾性ピス
トンリングの内径側に軸方向に連通する空気路を座金と
支え当て板でにより構成すると共に、その空気路をピス
トンロッドに追従往復する弾性ピストンリングで開閉し
て押圧給送するワインボトル等のエア式コルク栓抜のピ
ストン杆装置にある。
基端に支承面をもつ軸部を形成し、その軸部に弾性ピス
トンリングの内径側に軸方向に連通する空気路を座金と
支え当て板でにより構成すると共に、その空気路をピス
トンロッドに追従往復する弾性ピストンリングで開閉し
て押圧給送するワインボトル等のエア式コルク栓抜のピ
ストン杆装置にある。
【０００７】ピストンロッドの先端に基端に環状支承面
をもつ軸部を形成し、その軸部の先端面に開口する取付
孔を設け、その軸部に基端側から、オーリング、座金、
弾性ピストンリングおよび表面側と裏面側に横断して外
径側と内径側に連通する空気路となる表面側溝路と裏面
側溝路と、裏面側の外周面が環状に凹陥する片側開放溝
部を弾性ピストンリングのために具えた支え当金を夫々
嵌合し、支え当金の表面側を前記取付孔に螺合固着する
取付ネジにより締付け、座金と支え当金との間に弾性ピ
ストンリングを遊嵌配備してなるワインボトル等のエア
式コルク栓抜のピストン杆装置としてもよいものであ
る。
をもつ軸部を形成し、その軸部の先端面に開口する取付
孔を設け、その軸部に基端側から、オーリング、座金、
弾性ピストンリングおよび表面側と裏面側に横断して外
径側と内径側に連通する空気路となる表面側溝路と裏面
側溝路と、裏面側の外周面が環状に凹陥する片側開放溝
部を弾性ピストンリングのために具えた支え当金を夫々
嵌合し、支え当金の表面側を前記取付孔に螺合固着する
取付ネジにより締付け、座金と支え当金との間に弾性ピ
ストンリングを遊嵌配備してなるワインボトル等のエア
式コルク栓抜のピストン杆装置としてもよいものであ
る。
【０００８】弾性ピストンリングは、合成ゴム材で構成
し、その先端外周側は断面三角形に拡径し、先端面に所
要深さの環状溝の肉抜をしてもよいものである。
し、その先端外周側は断面三角形に拡径し、先端面に所
要深さの環状溝の肉抜をしてもよいものである。
【０００９】ピストンロッドには、往復動原動機を連係
してもよいものである。
してもよいものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】ワインボトルのコルク栓を上下に
貫通して刺し通すエアー給送針を外筒の外筒先端部に内
方と連通配備し、その外筒の外筒内径面と所要に離隔
し、その外筒内径面および外筒先端部内面と、離隔して
エアー溜を構成するエアー給送シリンダーを先端部に逆
止弁を中途に配設した通気孔を開通して外筒内に配備
し、このエアー給送シリンダーの内方に、外端に柄部
を、反対の下端に弾性ピストンリングを具えたピストン
ロッドを嵌装配備してなるワインボトル等のエア式コル
ク栓抜において、前記ピストンロッドの先端に基端に環
状支承面をもつ軸部を形成し、その軸部の先端面に開口
する取付孔を設け、その軸部に基端側から、オーリン
グ、座金、弾性ピストンリングおよび表面側と裏面側に
横断して外径側と内径側に連通する空気路となる表面側
溝路と裏面側溝路と、裏面側の外周面が環状に凹陥する
片側開放溝部を弾性ピストンリングのために具えた支え
当金を夫々嵌合し、支え当金の表面側を前記取付孔に螺
合固着する取付ネジにより締付け、座金と支え当金との
間に弾性ピストンリングを遊嵌配備してなるワインボト
ル等のエア式コルク栓抜のピストン杆装置。
貫通して刺し通すエアー給送針を外筒の外筒先端部に内
方と連通配備し、その外筒の外筒内径面と所要に離隔
し、その外筒内径面および外筒先端部内面と、離隔して
エアー溜を構成するエアー給送シリンダーを先端部に逆
止弁を中途に配設した通気孔を開通して外筒内に配備
し、このエアー給送シリンダーの内方に、外端に柄部
を、反対の下端に弾性ピストンリングを具えたピストン
ロッドを嵌装配備してなるワインボトル等のエア式コル
ク栓抜において、前記ピストンロッドの先端に基端に環
状支承面をもつ軸部を形成し、その軸部の先端面に開口
する取付孔を設け、その軸部に基端側から、オーリン
グ、座金、弾性ピストンリングおよび表面側と裏面側に
横断して外径側と内径側に連通する空気路となる表面側
溝路と裏面側溝路と、裏面側の外周面が環状に凹陥する
片側開放溝部を弾性ピストンリングのために具えた支え
当金を夫々嵌合し、支え当金の表面側を前記取付孔に螺
合固着する取付ネジにより締付け、座金と支え当金との
間に弾性ピストンリングを遊嵌配備してなるワインボト
ル等のエア式コルク栓抜のピストン杆装置。
【００１１】
【実施例】以下、この発明のワインボトル等のエア式コ
ルク栓抜のピストン杆装置を図面に示す実施例のワイン
ボトル等のエア式コルク栓抜１により説明すると、ワイ
ンボトル２のコルク栓３を上下に貫通して刺し通すエア
ー給送針４を外筒５の外筒先端部５ａに内方と連通配備
し、その外筒５の外筒内径面５ｂと所要に離隔し、その
外筒内径面５ｂおよび外筒先端部内面５ａ１と、離隔し
てエアー溜６を構成するエアー給送シリンダー７を先端
部７ａに逆止弁８を中途に配設した通気孔９を開通して
外筒５内に配備し、このエアー給送シリンダー７の内方
に、外端に柄部１０を、反対の下端に下降シール部材と
して、例えば、弾性ピストンリング１１を具えたピスト
ンロッド１２を嵌装配備し、外筒５の先端に、外筒外周
面５ｃにスライド自在に連結する支え筒１３を装備して
なるものである。
ルク栓抜のピストン杆装置を図面に示す実施例のワイン
ボトル等のエア式コルク栓抜１により説明すると、ワイ
ンボトル２のコルク栓３を上下に貫通して刺し通すエア
ー給送針４を外筒５の外筒先端部５ａに内方と連通配備
し、その外筒５の外筒内径面５ｂと所要に離隔し、その
外筒内径面５ｂおよび外筒先端部内面５ａ１と、離隔し
てエアー溜６を構成するエアー給送シリンダー７を先端
部７ａに逆止弁８を中途に配設した通気孔９を開通して
外筒５内に配備し、このエアー給送シリンダー７の内方
に、外端に柄部１０を、反対の下端に下降シール部材と
して、例えば、弾性ピストンリング１１を具えたピスト
ンロッド１２を嵌装配備し、外筒５の先端に、外筒外周
面５ｃにスライド自在に連結する支え筒１３を装備して
なるものである。
【００１２】前記ピストンロッド１２の先端の所要長さ
を、ピストンロッド１２の外径より細い外径の軸部１４
に形成すると共に、その軸部１４の基端におけるピスト
ンロッド１２の外径と軸部１４の外径との差を環状支承
面１４ａに形成し、ピストンロッド１２の先端部には、
軸部１４の先端面に開口する取付孔１５を設け、ピスト
ンロッド１２の軸部１４に基端側から、オーリング１
６、座金１７、弾性ピストンリング１１および表面側と
裏面側に横断して外径側と内径側に連通する空気路とな
る表面側溝路１８と裏面側溝路１９と、裏面側の外周面
が環状に凹陥する片側開放溝部２０を弾性ピストンリン
グ１１のために具えた支え当金２１を夫々嵌合し、支え
当金２１の表面側を前記取付孔１５に螺合固着する取付
ネジ２２により締付け、座金１７と支え当金２１との間
に弾性ピストンリング１１を遊嵌配備してなるものであ
る。
を、ピストンロッド１２の外径より細い外径の軸部１４
に形成すると共に、その軸部１４の基端におけるピスト
ンロッド１２の外径と軸部１４の外径との差を環状支承
面１４ａに形成し、ピストンロッド１２の先端部には、
軸部１４の先端面に開口する取付孔１５を設け、ピスト
ンロッド１２の軸部１４に基端側から、オーリング１
６、座金１７、弾性ピストンリング１１および表面側と
裏面側に横断して外径側と内径側に連通する空気路とな
る表面側溝路１８と裏面側溝路１９と、裏面側の外周面
が環状に凹陥する片側開放溝部２０を弾性ピストンリン
グ１１のために具えた支え当金２１を夫々嵌合し、支え
当金２１の表面側を前記取付孔１５に螺合固着する取付
ネジ２２により締付け、座金１７と支え当金２１との間
に弾性ピストンリング１１を遊嵌配備してなるものであ
る。
【００１３】弾性ピストンリング１１は、合成ゴム材で
構成し、その先端外周１１ｃは断面三角形に拡径し、先
端面に環状溝１１ｄの肉抜きをなしている。
構成し、その先端外周１１ｃは断面三角形に拡径し、先
端面に環状溝１１ｄの肉抜きをなしている。
【００１４】この発明のピストン杆装置が装備されるワ
インボトル等のエア式コルク栓抜１は、上記のように構
成されるから、図１に示すように、ワインボトル２の口
部２ａに支え筒１３を嵌合して全体を支持し、次に、外
筒５を押し下げて先端のエアー給送針４をコルク栓３に
刺し通し、エアー給送針４の先端の空気孔４ａをワイン
ボトル２内に配置する。そこで、他方の手を柄部１０に
掛けてピストンロッド１２を上下に往復動させると、そ
のピストンロッド１２が下降するとき、ピストンロッド
１２の先端は、下降シール部材として、弾性ピストンリ
ング１１で気密にシールされているので、エアー給送シ
リンダー７内の空気を先端の通気孔９からエアー溜６に
送出する。そして、逆止弁８によりエアー給送シリンダ
ー７に戻ることはなく、ピストンロッド１２の下降作動
により圧縮して送出される空気はエアー溜６と連通する
エアー給送針４を通じてワインボトル２内に給送され
る。ピストンロッド１２が上昇するとき、エアー給送シ
リンダー７が真空になるので、弾性ピストンリング１１
が湾曲して外部空気をエアー給送シリンダー７内に吸引
し、ピストンロッド１２を抵抗なく上昇できる。ワイン
ボトル２内で高められ空気は、コルク栓３を外方に押し
出すものである。この時、支え筒１３は、ワインボトル
２と一体に支持しているから、支え筒１３内をコルク栓
３と外筒５とが一体になって上方にスライドして外れ、
外れた後も支え筒１３により支持されるのである。
インボトル等のエア式コルク栓抜１は、上記のように構
成されるから、図１に示すように、ワインボトル２の口
部２ａに支え筒１３を嵌合して全体を支持し、次に、外
筒５を押し下げて先端のエアー給送針４をコルク栓３に
刺し通し、エアー給送針４の先端の空気孔４ａをワイン
ボトル２内に配置する。そこで、他方の手を柄部１０に
掛けてピストンロッド１２を上下に往復動させると、そ
のピストンロッド１２が下降するとき、ピストンロッド
１２の先端は、下降シール部材として、弾性ピストンリ
ング１１で気密にシールされているので、エアー給送シ
リンダー７内の空気を先端の通気孔９からエアー溜６に
送出する。そして、逆止弁８によりエアー給送シリンダ
ー７に戻ることはなく、ピストンロッド１２の下降作動
により圧縮して送出される空気はエアー溜６と連通する
エアー給送針４を通じてワインボトル２内に給送され
る。ピストンロッド１２が上昇するとき、エアー給送シ
リンダー７が真空になるので、弾性ピストンリング１１
が湾曲して外部空気をエアー給送シリンダー７内に吸引
し、ピストンロッド１２を抵抗なく上昇できる。ワイン
ボトル２内で高められ空気は、コルク栓３を外方に押し
出すものである。この時、支え筒１３は、ワインボトル
２と一体に支持しているから、支え筒１３内をコルク栓
３と外筒５とが一体になって上方にスライドして外れ、
外れた後も支え筒１３により支持されるのである。
【００１５】そしてピストン杆装置２３は前述のように
なるから、座金１７の裏面はオーリング１６に圧接して
いるので、座金１７の内径面１７ａは気密に構成され、
弾性ピストンリング１１は、座金１７に底面１１ａを接
し、内径面１１ｂを支え当金２１の片側開放溝部２０に
接して位置決めされるので、ピストンロッド１２を押し
下げて弾性ピストンリング１１に空気圧が掛かると、そ
の底面１１ａが座金１７に接して気密になり、また、ピ
ストンロッド１２を上昇させて弾性ピストンリング１１
が引上げられて支え当金２１に当たると、弾性ピストン
リング１１の底面１１ａが座金１７から離れて弾性ピス
トンリング１１の底面１１ａと座金１７との気密がなく
なり、支え当金２１の裏面側溝路１９の外径側は、弾性
ピストンリング１１により区画されるエアー給送シリン
ダー７の基端側室７ｂに通じて外気に連通し、反対に裏
面側溝路１９の内径側は支え当金２１の内径面２１ａに
通じて表面側溝路１８と連通し、弾性ピストンリング１
１により区画されるエアー給送シリンダー７の先端側室
７ａ１に連通する。そこで、外気とエアー給送シリンダ
ー７の先端側室７ａ１に空気路が連通する。そこで、ピ
ストンロッド１２を押し下げるときには、弾性ピストン
リング１１が空気路は遮断されて先端側室７ａ１内の空
気を押し出し、反対にピストンロッド１２を引上げると
きには、外気を先端側室７ａ１内に吸引できるものであ
る。
なるから、座金１７の裏面はオーリング１６に圧接して
いるので、座金１７の内径面１７ａは気密に構成され、
弾性ピストンリング１１は、座金１７に底面１１ａを接
し、内径面１１ｂを支え当金２１の片側開放溝部２０に
接して位置決めされるので、ピストンロッド１２を押し
下げて弾性ピストンリング１１に空気圧が掛かると、そ
の底面１１ａが座金１７に接して気密になり、また、ピ
ストンロッド１２を上昇させて弾性ピストンリング１１
が引上げられて支え当金２１に当たると、弾性ピストン
リング１１の底面１１ａが座金１７から離れて弾性ピス
トンリング１１の底面１１ａと座金１７との気密がなく
なり、支え当金２１の裏面側溝路１９の外径側は、弾性
ピストンリング１１により区画されるエアー給送シリン
ダー７の基端側室７ｂに通じて外気に連通し、反対に裏
面側溝路１９の内径側は支え当金２１の内径面２１ａに
通じて表面側溝路１８と連通し、弾性ピストンリング１
１により区画されるエアー給送シリンダー７の先端側室
７ａ１に連通する。そこで、外気とエアー給送シリンダ
ー７の先端側室７ａ１に空気路が連通する。そこで、ピ
ストンロッド１２を押し下げるときには、弾性ピストン
リング１１が空気路は遮断されて先端側室７ａ１内の空
気を押し出し、反対にピストンロッド１２を引上げると
きには、外気を先端側室７ａ１内に吸引できるものであ
る。
【００１６】弾性ピストンリング１１は、合成ゴム材で
構成し、その先端外周１１ｃは断面三角形に拡径し、先
端面に環状溝１１ｄの肉抜きをなしているから、ピスト
ンロッド１２を押し下げるときには、その先端外周１１
ｃ側が外側に外径を拡長してシリンダーの内径面に圧着
して空気漏れをなくし、反対にピストンロッド１２を引
上げるときには、その先端外周１１ｃ側が内側に外径を
縮小してシリンダーの内径面との間の空気を通過させる
と共にシリンダーの内径面と摩擦を軽減するものであ
る。
構成し、その先端外周１１ｃは断面三角形に拡径し、先
端面に環状溝１１ｄの肉抜きをなしているから、ピスト
ンロッド１２を押し下げるときには、その先端外周１１
ｃ側が外側に外径を拡長してシリンダーの内径面に圧着
して空気漏れをなくし、反対にピストンロッド１２を引
上げるときには、その先端外周１１ｃ側が内側に外径を
縮小してシリンダーの内径面との間の空気を通過させる
と共にシリンダーの内径面と摩擦を軽減するものであ
る。
【００１７】
【発明の効果】この発明のワインボトル等のエア式コル
ク栓抜のピストン杆装置は、以上のようになるから、構
成が簡単で、優れた押圧気密性と引抜き気密開放性をも
つものである。
ク栓抜のピストン杆装置は、以上のようになるから、構
成が簡単で、優れた押圧気密性と引抜き気密開放性をも
つものである。
【図１】図面は、この発明のワインボトル等のエア式コ
ルク栓抜のピストン杆装置を装備したワインボトル等の
エア式コルク栓抜をワインボトルに連接して栓抜き作動
状態を示す縦断面図である。
ルク栓抜のピストン杆装置を装備したワインボトル等の
エア式コルク栓抜をワインボトルに連接して栓抜き作動
状態を示す縦断面図である。
【図２】同じく、この発明のワインボトル等のエア式コ
ルク栓抜のピストン杆装置の要部を拡大して示す一部切
欠き断面部分図である。
ルク栓抜のピストン杆装置の要部を拡大して示す一部切
欠き断面部分図である。
【図３】同じく、この発明のワインボトル等のエア式コ
ルク栓抜のピストン杆装置の分解斜視図である。
ルク栓抜のピストン杆装置の分解斜視図である。
【図４】同じく、この発明のワインボトル等のエア式コ
ルク栓抜のピストン杆装置を構成する支え当金単体の後
面側からの斜視図である。
ルク栓抜のピストン杆装置を構成する支え当金単体の後
面側からの斜視図である。
１ ワインボトル等のエア式コルク栓抜 ２ ワインボトル ２ａ 口部 ３ コルク栓 ４ エアー給送針 ４ａ 空気孔 ５ 外筒 ５ａ 外筒先端部 ５ａ１ 外筒先端部内面 ５ｂ 外筒内径面 ５ｃ 外筒外周面 ６ エアー溜 ７ エアー給送シリンダー ７ａ 先端部 ７ａ１ 先端側室 ７ｂ 基端側室 ８ 逆止弁 ９ 通気孔 １０ 柄部 １１ 弾性ピストンリング １１ａ 底面 １１ｂ 内径面 １１ｃ 先端外周 １１ｄ 環状溝 １２ ピストンロッド １３ 支え筒 １４ 軸部 １４ａ 環状支承面 １５ 取付孔 １６ オーリング １７ 座金 １７ａ 内径面 １８ 表面側溝路 １９ 裏面側溝路 ２０ 片側開放溝部 ２１ 支え当金 ２１ａ 内径面 ２２ 取付ネジ ２３ ピストン杆装置
Claims (4)
- 【請求項１】 ピストンロッドの先端に基端に支承面を
もつ軸部を形成し、その軸部に弾性ピストンリングの内
径側に軸方向に連通する空気路を座板と支え当て板によ
り構成すると共に、その空気路をピストンロッドに追従
往復する弾性ピストンリングで開閉して押圧給送するワ
インボトル等のエア式コルク栓抜のピストン杆装置。 - 【請求項２】 ピストンロッドの先端に基端に環状支承
面をもつ軸部を形成し、その軸部の先端面に開口する取
付孔を設け、その軸部に基端側から、オーリング、座
金、弾性ピストンリングおよび表面側と裏面側に横断し
て外径側と内径側に連通する空気路となる表面側溝路と
裏面側溝路と、裏面側の外周面が環状に凹陥する片側開
放溝部を弾性ピストンリングのために具えた支え当金を
夫々嵌合し、支え当金の表面側を前記取付孔に螺合固着
する取付ネジにより締付け、座金と支え当金との間に弾
性ピストンリングを遊嵌配備してなるワインボトル等の
エア式コルク栓抜のピストン杆装置。 - 【請求項３】 弾性ピストンリングは、合成ゴム材で構
成し、その先端外周側は断面三角形に拡径し、先端面に
所要深さの環状溝の肉抜をしてなる請求項２のワインボ
トル等のエア式コルク栓抜のピストン杆装置。 - 【請求項４】 ピストンロッドには、往復動原動機を連
係してなる請求項１、請求項２または請求項３のワイン
ボトル等のエア式コルク栓抜のピストン杆装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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