JP2001113784A - 画像形成装置のフレーム構造 - Google Patents
画像形成装置のフレーム構造Info
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Abstract
もに、固定後の支柱の高さ精度の良いフレーム構造を提
供すること。 【解決手段】本体ベース4上の各支柱12の立設位置に
植立された取付柱24が植立されている。この取付柱2
4は本体ベース4と一体形成された略四角柱である。こ
の取付柱24の側面のうちの隣接する2側面24A,2
4Bは、本体ベース4の表面4cから垂直に立ち上がっ
ている。略筒状の支柱12を取付柱24に嵌め込むと、
その下端縁12bが本体ベース4の表面4cに直接受け
止められる。タッピングねじ26を支柱12の貫通孔2
7に通し、取付柱24の2側面24A,24Bに形成さ
れた小孔25にねじ込むことにより、支柱12の本体ベ
ース4への固定が達成される。
Description
タ、ファクシミリ等の画像形成装置のためのフレーム構
造に関する。
ム、現像器(装置)、転写器(装置)等の画像形成ユニ
ットや定着用ユニット等の機能部品が備えられている。
これら機能部品は相互の位置関係が予め定める関係にな
るように位置決めされている。このため、通常は、装置
の外観を形成する外側壁の内側に、剛性の高いフレーム
が形成される。
えば、本体ベースと、本体ベースの四隅に立設された金
属製の支柱とを備えている。支柱は、板金を略コの字型
に折り曲げられるとともにその下端縁から折り曲げられ
て形成された底面を有する有底の略筒状のものである。
底面には、取付け用の貫通孔が形成されていて、底面を
本体ベースにねじ止めすることにより支柱が本体ベース
に固定され、このフレームに機能部品が取り付けられ
る。
フレーム構造では、支柱の底面と本体ベースとのねじ止
めにより支柱の本体ベースへの固定が図られているた
め、この固定後に支柱がぐらついてしまうおそれがあ
る。また、折曲げにより形成された底面は必ずしも平坦
ではなく、このために固定後の支柱の高さ精度も十分で
はなかった。
体ベースに固定されるとともに、固定後の支柱の高さ精
度の良いフレーム構造を提供することを目的とする。
題を解決するために、請求項1の発明は、底面部分を形
成する本体ベースと、本体部分に立設される金属製の支
柱とを含むフレーム構造であって、本体ベースは樹脂で
構成されており、本体ベースの前記金属製支柱を立設す
べき位置には、本体ベースと一体形成された支柱取付け
用の低い取付柱が植立されており、前記金属製支柱の下
端部は、内部が中空の略筒状となっていて、当該略筒状
下端部が前記取り付け柱に外嵌され、下端縁は、本体ベ
ースの表面で受け止められ、下端部が取付柱に固定され
ることを特徴とする画像形成装置のフレーム構造であ
る。
レーム構造において、本体ベースに植設された低い取付
柱に嵌め込まれることにより、支柱が本体ベース上に立
設される。立設後は、取付柱に支持されるので、支柱は
本体ベースにぐらつきなくしっかりと固定される。ま
た、支柱の下端縁が本体ベースの表面で受け止められた
状態で、支柱の固定が図られるので、支柱の本体ベース
表面からの高さ寸法は、略筒状の支柱の長さのみによっ
て決定される。これにより、固定後の支柱の高さの寸法
精度が良好に保たれる。
造は、請求項1記載の画像形成装置のフレーム構造にお
いて、前記取付柱は四角柱であり、隣接する2側面は、
本体ベースの表面から垂直に立ち上がっていて、金属製
支柱を垂直に立設するための基準側面となっていること
を特徴とするものである。請求項2によれば、基準側面
となる取付柱の2側面により、異なる2方向で、支柱の
本体ベースの表面に対する垂直が確保される。これによ
り、支柱を本体ベースの表面に対して垂直に立設するこ
とができる。
造は、請求項1または2記載の画像形成装置のフレーム
構造において、前記基準側面と金属製支柱の内面とが密
着され、両者がねじ止めされることを特徴とするもので
ある。請求項3によれば、ねじ止め後は、支柱の内面が
本体ベースの表面から垂直に立ち上がった取付柱の2側
面に密着される。2側面に互いに直交する支柱の内面が
密着することにより、異なる2方向で、支柱の本体ベー
スの表面に対する垂直が確保される。これにより、より
確実に垂直に支柱を立設することができる。
発明の一実施形態について具体的に説明をする。図1
は、この実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す斜
視図である。画像形成装置1は、複写機として使用でき
る装置である。この画像形成装置1は、原稿を読み取る
ための読取り機構を内蔵した光学ユニット2と、光学ユ
ニット2を支持する本体ハウジング3と、画像形成装置
1の底部部分を構成する本体ベース4とを備えている。
をした樹脂製のものであり、本体ベース4内には、用紙
カセット5が収容されている。本体ハウジング3には、
本体ハウジング3の上下方向途中部に設けられた用紙受
けトレイ8、用紙カセット5近傍から用紙受けトレイ8
近傍まで用紙を搬送するための図示しない搬送ユニッ
ト、用紙カセット5から搬送される用紙に画像を形成す
る画像形成ユニット6、および、画像形成ユニット6に
よって形成された画像を用紙上に定着させる定着ユニッ
ト7等の機能部品が備えられている。図示しない搬送ユ
ニット内を搬送される用紙が画像形成ユニット6および
定着ユニット7に搬送されるので、これら機能部品は相
互の位置関係が予め定める関係になるように位置決めさ
れている。そして、用紙受けトレイ8には、定着後の用
紙が排出される。つまり、この画像形成装置1は、本体
ハウジング3内に用紙が排出されるいわゆる胴内排紙型
のものである。
には、フレーム11が備えられている。この発明の特徴
の一つは、本体ハウジング3のフレーム構造にある。図
2は、図1の矢印Aから見た画像形成装置1のフレーム
構造を示す斜視図である。本体ベース4の一方の幅方向
の側辺4a沿いに隣接する2隅には、2本の金属製の支
柱12,12がそれぞれ立設されている。2本の支柱1
2,12は、その上端部12a同士が金属製の連結部材
13によって連結されている。
いには、本体ベース4と一体成形された台14が形成さ
れている。この台14は、図2の右側端部がえぐられて
空間が形成されており、この空間に回路基板等を収容す
ることができるようになっている。この台14に、支持
側板15が固定された状態で立設されている。この支持
側板15は、たとえば金属製のものである。連結部材1
3の図2で示す左奥端部13a近傍と支持側板15の上
端15a近傍との間には、両者を連結する金属製の補強
部材16が掛け渡されている。この連結部材13および
補強部材16として、たとえば板金を断面形状が略コの
字となるように加工したしたものを用いることができ
る。
材13、支持側板15、補強部材16および本体ベース
4によりフレーム11が構成される。本体ベース4に剛
性が高い金属製の2本の支柱12が立設されるととも
に、支柱12の上端部12a同士が金属製の連結部材1
3で連結されているため、フレーム11には、十分な剛
性が確保される。この実施形態にかかる画像形成装置1
は、上述のようないわゆる胴内排紙型のものであるの
で、図1に示すように本体ハウジング3の右手前側の上
方が全部開いて、右手前側から自由に手が入れることが
できる構成とされている。このため、右手前側に支柱1
2を配置することができない、しかし、上述のフレーム
構造を採用しているので、右手前側に支柱12を配置し
なくても、十分に高い剛性を得ることができる。
ラを有する定着ユニット7を取り付けることができるよ
うになっている。具体的には、各支柱12には、定着ユ
ニット7を引っ掛けるためのフック18および、定着ユ
ニット7の固定用のねじ孔19が形成されている。フッ
ク18に、定着ユニット7の側板7Aに形成された係合
孔20の上辺が引っ掛けられ、この状態で、固定用のビ
ス22を定着ユニット7の側板7Aに形成された貫通孔
21に通し、支柱12のねじ孔19に締結することによ
り、定着ユニット7が支柱12に固定される。なお、支
柱12への定着ユニット7の取付けは、ビス22を、定
着ユニット7の側板7Aに形成された貫通孔21に通し
てねじ孔19にねじ締めすることのみによってのみ行っ
てもよい。また、この支柱12に設けられる取付構造と
しては、上述のフック18やねじ孔19の他、係合孔、
ボスその他のものであってもよい。
感光体ドラムおよび現像器を備えた画像形成ユニット6
も、定着ユニット7と同様に、2本の支柱12に固定さ
れることとなる。さらにまた、図示しないが、用紙カセ
ット5から引き出された用紙が搬送される搬送ユニット
も、定着ユニット7の場合と同様に、2本の支柱12に
固定されることとなる。本体ベース4に立設された剛性
の高い2本の支柱12に定着ユニット7の取付構造が備
えられているから、定着ユニット7を画像形成装置1内
にしっかりと取り付けることができる。
画像形成ユニット6および搬送ユニットが固定されるの
で、この2本の支柱12により、これらのユニットの位
置関係が予め定める関係となるように位置決めされる。
上述の説明では、補強部材16は、連結部材13と支持
側板15とを連結するものとして説明したが、いずれか
一方の支柱12と支持側板15とを連結するものであっ
てもよい。この場合にも、フレーム11に十分な剛性が
確保される。
構造について説明するための要部斜視図である。支柱1
2は、四角形の筒状を、その一面の一部を上端部12a
から下端縁12bまで切り欠いた形状にされており、そ
の断面形状が略コの字状となっている。そして、残りの
3面は、隣接する面が互いに直交している。この支柱1
2は板金を折り曲げて形成されており、このため、支柱
12の角29がふくれてしまうが、下端縁12bが平坦
となるように、支柱12の角29が斜めに削られてい
る。なお、支柱12は、折曲げ成形でなく、鋳造によっ
て形成された鋳物であってもよい。
置に、本体ベース4と一体形成された取付柱24が植立
されている。この取付柱24に支柱12の下端部12f
が外嵌されることにより、支柱12が本体ベース4に立
設される。取付柱24は、支柱12と比較して十分に低
くされた略四角柱である。この取付柱24の側面のうち
の隣接する2側面24A,24B(図3で示す手前側の
2側面)は、一方が図3に示す奥行き方向に沿うもので
あり、他方が図3に示す幅方向に沿うものであり、この
2側面24A,24Bは、互いに直交している。2側面
24A,24Bは、本体ベース4の表面4cから垂直に
立ち上がっており、支柱12を本体ベース4に対して垂
直に立設するための基準側面となっている。
の2側面)を取付柱24の2側面24A,24Bに位置
決めした後、支柱12の下端部12fを取付柱24に嵌
め込むと、下端縁12bが本体ベース4の表面4cに直
接受け止められる。取付柱24の2側面24A,24B
には、それぞれ小孔25が形成されており、この状態
で、タッピングねじ26を支柱12の2側面12D,1
2Eに形成された貫通孔27に通し、小孔25にねじ込
むことにより、支柱12の本体ベース4への固定が達成
される。これにより、支柱12は本体ベース4にぐらつ
きなくしっかりと固定される。
た状態を示す断面図である。図4は、支柱12を本体ベ
ース4に固定した後、図3の切断線B−Bで切って示し
たものである。タッピングねじ26をねじ込んで、この
タッピングねじを本体ベース4に締結した後は、支柱1
2の2側面12D,12Eの内面が本体ベース4の表面
4cから垂直に立ち上がった取付柱24の2側面24
A,24Bに密着される。上述のように、取付柱24の
2側面24A,24Bは、基準側面となっており、その
2側面24A,24Bに互いに直交する支柱12の2側
面12D,12Eの内面が密着することにより、異なる
2方向で、支柱12の本体ベース4の表面4cに対する
垂直が確保される。これにより、支柱12を本体ベース
4の表面4cに対して垂直に立設することができる。
体ベース4の表面4cで受け止められた状態で支柱12
の固定が図られるので、固定後の支柱12の本体ベース
4の表面4cからの高さ寸法は、略筒状の支柱12の長
さのみによって決定される。これにより、固定後の支柱
12の高さの寸法精度が良好に保たれる。ところで、図
3および図4を参照して、取付柱24の上面24Cから
は、その長手方向に上端から下端に渡って延びる複数の
孔28(この実施形態では4つ)が形成されている。言
いかえれば、取付柱24は、筒内にリブが形成された構
成となっている。このリブは取付柱24を補強するよう
に働く。これにより、取付柱24は、その成形に用いる
樹脂量が少なく済むとともに、強度は良好に保たれる。
記2側面24A,24B以外の2側面24D,24E
(図3で示す奥側の2側面)は、成形時に型抜きし易い
ように、上向きのテーパが付けられている。なお、上述
の説明では、タッピングねじ26を取付柱24の小孔2
5にねじ込んで支柱12を取付柱24に固定する構成と
したが、ボルト等のねじ溝を有する金具が同時成形によ
って取付柱24に埋め込まれており、このねじ溝にビス
を締結することにより支柱12を取付柱24に固定する
構成であってもよい。
ものであってもよいし、2側面が本体ベース4の表面4
cから垂直に立ち上がるものでなくてもよい。さらに、
四角柱以外の形状を有していてもよい。ところで、画像
形成装置1が両面装置が取付け可能なタイプのものであ
るときには、支柱12に両面装置を取り付けることがで
きる。図5は、両面装置31を取り付けた状態を模式的
に示す断面図である。両面装置31は、用紙を反転させ
るための両面経路32や両面搬送ローラ対33を備えた
ものである。両面経路32を搬送された用紙は、両面装
置31の出口37から画像形成装置1の入口38へ供給
される。このため、両面装置31の出口37は、画像形
成装置1の入口38に合致している必要がある。
両面用搬送ユニットに含まれるものである。この両面用
搬送ユニットは、上述の搬送ユニットと同じように2本
の支柱12に固定されている。画像形成装置1のハウジ
ング34の一側面34aには、画像形成装置1への取付
けのための1対の係合突起35(図5では一方のみ図
示)が設けられており、各支柱12には係合突起35と
係合する係合孔36(図5では一方のみ図示)が形成さ
れている。係合突起35が係合孔36に嵌り合うことに
より、両面装置31が支柱12に取り付けられる。
支柱12に両面装置31を取り付けるので、両面装置3
1の画像形成装置1の入口38に対する位置決めが行え
る。すなわち、出口37が画像形成装置1の入口38と
合致するように、良好に両面装置31が位置決めされ
る。また、本体ベース4に立設された剛性の高い2本の
支柱12に両面装置31の取付構造が備えられているか
ら、両面装置31をしっかりと取り付けることができ
る。
の範囲内で種々の設計変更を施すことが可能である。
す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
視図である。
である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】底面部分を形成する本体ベースと、本体部
分に立設される金属製の支柱とを含むフレーム構造であ
って、 本体ベースは樹脂で構成されており、 本体ベースの前記金属製支柱を立設すべき位置には、本
体ベースと一体形成された支柱取付け用の低い取付柱が
植立されており、 前記金属製支柱の下端部は、内部が中空の略筒状となっ
ていて、 当該略筒状下端部が前記取り付け柱に外嵌され、下端縁
は、本体ベースの表面で受け止められ、下端部が取付柱
に固定されることを特徴とする画像形成装置のフレーム
構造。 - 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置のフレーム構
造において、 前記取付柱は四角柱であり、 隣接する2側面は、本体ベースの表面から垂直に立ち上
がっていて、金属製支柱を垂直に立設するための基準側
面となっていることを特徴とする画像形成装置のフレー
ム構造。 - 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置のフ
レーム構造であって、 前記基準側面と金属製支柱の内面とが密着され、両者が
ねじ止めされることを特徴とする画像形成装置のフレー
ム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29999699A JP3401214B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 画像形成装置のフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29999699A JP3401214B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 画像形成装置のフレーム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001113784A true JP2001113784A (ja) | 2001-04-24 |
JP3401214B2 JP3401214B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=17879489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29999699A Expired - Fee Related JP3401214B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 画像形成装置のフレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3401214B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7106165B2 (en) | 2003-07-01 | 2006-09-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fuse, battery pack using the fuse, and method of manufacturing the fuse |
JP2009156918A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2015165283A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 枠体構造、装置枠体、および画像形成装置 |
JP2016122123A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP29999699A patent/JP3401214B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4683039B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2011-05-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2015165283A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 枠体構造、装置枠体、および画像形成装置 |
JP2016122123A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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JP3401214B2 (ja) | 2003-04-28 |
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