JP2001113745A - 画像形成装置、その光源装置、および画像形成方法、並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、その光源装置、および画像形成方法、並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2001113745A
JP2001113745A JP29459399A JP29459399A JP2001113745A JP 2001113745 A JP2001113745 A JP 2001113745A JP 29459399 A JP29459399 A JP 29459399A JP 29459399 A JP29459399 A JP 29459399A JP 2001113745 A JP2001113745 A JP 2001113745A
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emitting element
light emitting
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Shigemichi Hamano
成道 浜野
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDアレイプリンタにおいて、LEDアレ
イ間のラインずれによる画素データのずれを吸収するこ
とができ、さらにはLEDアレイ内の不良発光素子の画
像に与える悪影響を少なくし、その欠陥を実質的に目立
たなくする。 【解決手段】 同等の精度の少なくとも2つのLEDア
レイA,Bを用い、各LEDアレイA,Bのそれぞれの
発光素子1001、1002の間隔dが配列方向に均一
になるように配置するとともに、配列方向Xに交差する
方向Yに1ライン分ずらして配置し、ラインデータ(画
像データ)をメモリおよびラッチ回路を使用してその各
LEDアレイA,Bに同時に出力する制御を行う。この
ように高精度の画像形成を実現した上で、LEDアレイ
A,B内の不良発光素子を検出し、その不良発光素子に
より潜像形成される予定であった画素が潜像できない代
わりに、その左右の画素でその不良発光素子の代わりに
潜像形成する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LEDヘッドのよ
うな発光素子列から出射された光を感光体に照射して潜
像を形成することにより画像の形成を行う画像形成装
置、その光源装置、および画像形成方法、並びに画像形
成制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図10〜図14を参照して、感光体上へ
の潜像形成を行うために用いられる光源装置の従来の構
成例を説明する。
【0003】図10は、光源装置としてのLED(発光
ダイオード)ヘッドの従来の構成例を示す。図11は図
10の等価的な回路を簡略して示す。
【0004】図10および図11に示すLEDアレイに
おいて、801はLEDチップの1つであり、LED発
光部803が複数個配列されている。804は、LED
発光部803に対応する接続パッドである。また、80
2は、LED801を駆動するLEDドライバであり、
LED発光部803に対応するドライバ部とボンディン
グワイヤ809により接続されている。当然、LEDド
ライバ802側においても、LEDチップ801側の接
続パッド804に対応する接続パッド805がある。
【0005】このLEDチップ801の場合、LED発
光部803の1個に対して1個の発光制御部が必要であ
り、LEDドライバ802側ではLED発光部803の
数だけ画像信号により、ON・OFF制御できるドライ
ブ制御部806がある。
【0006】光源装置は、LED発光素子がX方向(主
走査方向)に沿って1列にアレイ状に配列されて形成さ
れたLEDチップ801を有し、このLEDチップ80
1が複数個X方向に沿って1列に並べられたLEDアレ
イによって構成されており、これにより1ラインの画像
形成が可能となっている。
【0007】ここで、使用されるLEDアレイは、LE
Dチップ801のアノードもしくはカソードが共通電極
で構成され、片方がドライバ802と接続可能なパッド
804が形成されているものが一般的で、この従来例で
はカソードが共通電極とされている。
【0008】また、従来、LEDアレイとして、自己走
査型発光素子(SLED:Self-scanning Light Emitti
ng Diode)を使用しているものもある。このSLED
は、例えば、特開平1−238962号公報、特開平2
−208067号公報、特開平2−212170号公
報、特開平4−5872号公報、特開平4−23367
号公報、特開平4−296579号公報、特開平5−8
4971号公報等に開示されている。
【0009】また、電子情報通信学会(1990・3.
5)においては、PNPNサイリスタ構造を用いた自己
走査型発光素子、ジャパンハードコピー1991(A−
17)においては、駆動回路を集積化した、光プリンタ
用発光素子アレイが記載されている。
【0010】図12は、従来の自己走査機能を有する発
光素子アレイの等価回路を示す。図13は、従来のSL
EDの制御を行うためのコントロール信号及び制御信号
のタイミングを示すものであり、全素子を点灯する場合
の例である。図14は、従来のドライバ部の構成を示
す。
【0011】図12の回路は、図14に示すような発光
ドライバ部802と接続され、スタートパルスのφS、
転送パルスのφ1、φ2、ドライバ信号(画像データ)
のφD(φI)とがそれぞれの抵抗RLを介してそれぞ
れの信号入力部に入力される。
【0012】LEDアレイは、図12に示すように、転
送用のサイリスタSR1´〜SR5´がアレイ状に配列
したものと、発光用サイリスタSR1〜SR5がアレイ
状に配列したものからなり、それぞれの対応した転送サ
イリスタSR1´〜SR5´のゲートと発光部のサイリ
スタSR1〜SR5のゲートとが接続されている。そし
て、これら1番目のサイリスタのゲートは、ポイントa
において、スタートパルスのφSの信号入力部に接続さ
れる。2番目のサイリスタのゲートは、φSの端子に接
続されたダイオードDのカソードに接続され、3番目の
サイリスタは次のダイオードDのカソードに接続され、
というように接続されている。
【0013】ここで、図13のタイミングチャートを参
照して、転送及び発光用のサイリスタの制御について説
明する。
【0014】転送用のサイリスタのスタートは、φSを
0Vから5Vに変化させることにより始まる。φSの発
光ドライバ部が5Vになることにより、Va=5V、V
b=3.7V(ダイオードの順方向電圧降下を1.3V
とする)、Vc=2.4V、Vd=1.1V、Ve以降
は0Vとなり、転送用のサイリスタSR1´とSR2´
のゲート信号は、0Vからそれぞれ5V、3.7Vと変
化する。なお、Va,Vb,Vc,Vd,Veはそれぞ
れ図12のa,b,c,d,eの部分の電圧を示す。
【0015】この状態では、φ1の発光ドライバ部を5
Vから0Vにすることにより、転送用サイリスタSR1
´のそれぞれの電位は、アノード:5V、カソード:0
V、ゲート:5VとなりサイリスタのON条件となっ
て、転送用のサイリスタSR1´がONする。このON
状態で、φSを0Vに変えても転送用サイリスタSR1
´がONしているため、Va≒5Vとなる。その理由
は、φSは抵抗を介してパルスが印加されており、サイ
リスタはONすると、アノードとゲート間の電位がほぼ
等しくなるからである。このため、φSを0Vにして
も、1番目の転送用サイリスタSR1´のON条件が保
持され、1番目のシフト動作が完了する。
【0016】この状態で、発光サイリスタSR1用のド
ライバ信号φI(φD)を5Vから0Vにすると、転送
用サイリスタSRがONした条件と同じになるため、発
光サイリスタSR1がONして、1番目のLEDが点灯
することになる。
【0017】1番目のLEDは、ドライバ信号φIを5
Vに戻すことにより、発光サイリスタSRのアノード・
カソード間の電位差が無くなり、サイリスタの最低保持
電流を流せなくなるため、発光サイリスタSR1はOF
Fする。
【0018】次に、転送用サイリスタSR1´から転送
用サイリスタSR2´に転送するための、サイリスタの
ON条件について説明する。
【0019】発光用サイリスタSR1がOFFしても、
φ1の発光ドライバ部が0Vのままなので、転送用サイ
リスタSR1´はONのままなので、転送用サイリスタ
SR1´のゲート電圧Va≒5Vであり、Vb=3.7
Vである。
【0020】この状態で、φ2の発光ドライバ部を5V
から0Vに変化させることにより、転送用サイリスタS
R2´の電位はアノード:5V、カソード:0V、ゲー
ト:3.7Vとなり、転送用サイリスタSR2´はON
する。そして、転送用サイリスタSR2´がONした
後、φ1の発光ドライバ部を0Vから5Vに変えること
により、転送用サイリスタSR1´は発光用サイリスタ
SR1がOFFしたのと同様にOFFする。このように
して、転送用サイリスタのON状態は、SR1´からS
R2´に移る。そして、φIの発光ドライバ部を5Vか
ら0Vにすることによって、発光用サイリスタSR2が
ON状態となって発光する。
【0021】なお、転送用サイリスタがONしている発
光サイリスタのみ発光できる理由は、転送用サイリスタ
がONしていない場合、ONしているサイリスタの隣の
サイリスタを除いてゲート電圧が0Vであるためサイリ
スタのON条件とならない。隣のサイリスタについても
発光用サイリスタがONすることにより、φIの電位は
3.4V(発光用サイリスタの順方向電圧降下分)とな
るため、隣のサイリスタは、ゲート・カソード間の電位
差がないため、ONすることができない。このようにし
て上記駆動制御を順次繰り返すことによって発光制御が
可能となる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図10に示したように、LEDアレイやSLEDにおい
ては、発光制御を行うための駆動部が複雑化し、特に複
数のLEDアレイを一体に組み付けて光源装置を構成す
るような場合においては、LEDアレイ間の組み付け誤
差や、LEDアレイを構成する発光素子の間隔が不均一
となる。
【0023】このようなLEDアレイの組み付け時等に
発生する誤差は、光源装置を備えた画像形成装置におい
て、画像データの潜像形成を行うに際して、画素間のず
れを発生させてしまい、その結果、高精度な画像形成を
行うことができないということがある。特に、このよう
な画素間のずれは、カラー画像を形成する場合において
深刻なこととなる。
【0024】また、一つの発光素子列のみを用いて画像
形成を行う際に、発光素子の間隔が大きい発光素子アレ
イを場合には、もしも、その発光素子の一つが破損する
と、その発光素子が画像形成を行う予定であった画素部
分が抜け落ちることにより画素の抜けが大きく目立って
しまうという解決すべき課題がある。
【0025】そこで、本発明の目的は、上述のような課
題を解決し、簡単な構成で高精度な画像形成を行うこと
が可能な画像形成装置、その光源装置、および画像形成
方法、並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒
体を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、光源装置から出射された光を感
光体に照射して潜像を形成することにより画像の形成を
行う画像形成装置において、複数の発光素子が線状に配
列されて発光素子列を形成し各発光素子をその配列方向
に沿って均一間隔に配置した同等の精度の少なくとも2
つ以上の発光素子アレイを含み、該2つ以上の発光素子
アレイの各々発光素子列を前記配列方向に交差する方向
に平行に1ライン分ずらして、かつ前記配列方向に交互
に発光素子をずらして配置した光源装置と、画像データ
供給源から画像データを1ライン毎にラインデータとし
て順次読み出すラインデータ読み出し手段と、前記ライ
ンデータ読み出し手段により順次読み出されたラインデ
ータを前記発光素子アレイの数nに応じてn−1画素飛
びに振り分けることにより、各発光素子アレイの発光素
子列に対応した画素データ列を作成する画素データ列作
成手段と、前記画素データ列作成手段により作成された
画素データ列を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された画素データ列を対応する前記発光素子アレイに
出力して該発光素子アレイの各発光素子を発光制御する
発光制御手段とを具備することを特徴とする。
【0027】ここで、各画像形成ジョブ毎に前記光源装
置の各発光素子の全点灯を行う全点灯制御手段と、各画
像形成ジョブ毎に前記光源装置の各発光素子の全消灯を
行う全消灯制御手段と、前記全点灯手段により前記光源
装置の各発光素子が点灯しているときに点灯状態を検出
し、前記全消灯手段により前記光源装置の各発光素子が
消灯しているときに消灯状態を検出し、検出した前記点
灯状態と前記消灯状態に基づき、前記光源装置の各発光
素子中の不良発光素子を個別に検出する不良発光素子検
出手段とを更に有することを特徴とすることができる。
【0028】また、前記不良発光素子検出手段は、前記
各発光素子毎に、前記全点灯時の各発光素子の検出光量
と前記全消灯時の各発光素子の検出光量の差分値の絶対
値を求め、該差分値の絶対値が所定値以下であるか否か
を判断することで、不良発光素子を個別に検出すること
を特徴とすることができる。
【0029】また、前記発光制御手段は、前記不良発光
素子検出手段により検出された不良発光素子により潜像
形成される予定であった画素に対して、0データではな
い(あるいは白データではない)値のデータで画像形成
が行われる時には、その画素の左右の画素により不良発
光素子で画像形成する代わりに画像形成させる制御をす
ることを特徴とすることができる。
【0030】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、出射された光を感光体に照射して潜像を形成するた
めの光源装置であって、複数の発光素子が線状に配列さ
れて発光素子列を形成し各発光素子をその配列方向に沿
って均一間隔に配置した同等の精度の少なくとも2つ以
上の発光素子アレイと、該2つ以上の発光素子アレイの
各々発光素子列を前記配列方向に交差する方向に平行に
1ライン分ずらして、かつ前記配列方向に交互に発光素
子をずらして配置する発光素子アレイ支持部材とを具備
することを特徴とする。
【0031】ここで、前記発光素子アレイの各発光素子
の近傍に配置されて該各発光素子の光量を検出する光量
検知センサを有することを特徴とすることができる。
【0032】また、前記光量検知センサは不良発光素子
を検出するために使用されることを特徴とすることがで
きる。
【0033】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、複数の発光素子が線状に配列されて発光素子列を形
成し各発光素子をその配列方向に沿って均一間隔に配置
した同等の精度の少なくとも2つ以上の発光素子アレイ
を含み、該2つ以上の発光素子アレイの各々発光素子列
を前記配列方向に交差する方向に平行に1ライン分ずら
して、かつ前記配列方向に交互に発光素子をずらして配
置した光源装置を備え、該光源装置から出射された光を
感光体に照射して潜像を形成することにより画像の形成
を行う画像形成装置の画像形成方法であって、画像デー
タ供給源から画像データを1ライン毎にラインデータと
して順次読み出すラインデータ読み出しステップと、前
記ラインデータ読み出しステップで順次読み出されたラ
インデータを前記発光素子アレイの数nに応じてn−1
画素飛びに振り分けることにより、各発光素子アレイの
発光素子列に対応した画素データ列を作成する画素デー
タ列作成ステップと、前記画素データ列作成ステップで
作成された画素データ列を記憶媒体に記憶する記憶ステ
ップと、前記記憶媒体に記憶された画素データ列を対応
する前記発光素子アレイに出力して該発光素子アレイの
各発光素子を発光制御する発光制御ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、複数の発光素子が線状に配列されて発光素子列を
形成し各発光素子をその配列方向に沿って均一間隔に配
置した同等の精度の少なくとも2つ以上の発光素子アレ
イを含み、該2つ以上の発光素子アレイの各々発光素子
列を前記配列方向に交差する方向に平行に1ライン分ず
らして、かつ前記配列方向に交互に発光素子をずらして
配置した光源装置を備え、該光源装置から出射された光
を感光体に照射して潜像を形成することにより画像の形
成を行う画像形成装置をコンピュータにより制御するた
めの画像形成制御プログラムを記録した記録媒体であっ
て、該制御プログラムはコンピュータに対し、画像デー
タ供給源から画像データを1ライン毎にラインデータと
して順次読み出させ、順次読み出された前記ラインデー
タを前記発光素子アレイの数nに応じてn−1画素飛び
に振り分けることにより、各発光素子アレイの発光素子
列に対応した画素データ列を作成させ、作成された前記
画素データ列を記憶媒体に記憶させ、前記記憶媒体に記
憶された画素データ列を対応する前記発光素子アレイに
出力して該発光素子アレイの各発光素子を発光制御させ
ることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0036】(概要)まず、本発明の一実施形態の概要
について説明する。本発明の一実施形態では、複数の発
光素子を線状(主走査方向X)に配列することによって
発光素子列を構成するLEDアレイを用い、同等の精度
を有する複数の発光素子列を配列方向に交差する方向
(副走査方向Y)にわたって配置し、かつ、配置された
各発光素子列の各発光素子間隔が均等になるように配置
することによって、光源装置を構成する。なお、説明を
簡単にするため、ここでは、同等の精度を有する2つの
LEDアレイを2列に配置した場合について説明する。
【0037】そして、このような光源装置を備えた画像
形成装置において、副走査方向Yに対して2列にわたっ
て配置されたLEDアレイの発光素子列の副走査方向Y
に対するラインずれ量に応じて、画像データとしてのラ
インデータの読み出し、そのラインデータを記憶装置に
記憶し、現在読み出しているラインデータと記憶装置に
記憶されているラインデータとに応じて、各発光素子列
の発光素子を駆動制御する制御装置を構成する。これに
より、ラインずれによる画素データのずれを吸収して、
LEDアレイが1列の場合の発光素子列の画素精度と比
較して、約倍程度の高精度な画像形成を実現する。
【0038】このようにして、高精度な画像形成を実現
することで、もし、発光素子列の一つのLEDが破損し
た場合でも、破損したLEDにより画素形成される予定
であった画素の部分に0データ以外のデータが形成され
る場合には、その両側の画素にその破損画素の代わりに
画像形成させることで破損部分を目立たなくさせること
が可能となる。この場合でも、LEDアレイが1列の場
合の発光素子列の精度と比較すると高精度なため、余計
に目立たなくさせることが可能となる。以下、具体的な
構成例を挙げて説明する。
【0039】(画像形成装置の全体の構成)図9は、本
発明に適用されるカラー画像形成装置の全体の概略構成
を示す。まず、カラーリーダ部1の構成について説明す
る。301は原稿台(プラテン)、302は原稿給紙装
置である。なお、この原稿給紙装置302の代わりに、
鏡面圧板もしくは白色圧板(図示せず)を装着する構成
でもよい。303および304は、原稿を照明するハロ
ゲンランプまたは蛍光灯の光源である。305および3
06は、光源303および304の光を原稿に集光する
反射傘である。307〜309はミラー、310は原稿
からの反射光または投影光をCCD(電荷結合素子)イ
メージセンサ(以下、CCDという)101上に集光す
るレンズである。311はCCD101が実装されてい
る基板、312はプリンタ処理部である。313は他の
IPU(命令処理装置)等とのインターフェース部であ
る。314は、光源303および304と、反射傘30
5および306と、ミラー307とを収容するキャリッ
ジである。315はミラー308および309を収容す
るキャリッジである。なお、キャリッジ314は速度V
で、キャリッジ315は速度V/2で、CCD101の
電気的走査方向(主走査方向X)に対して直交する副走
査方向Yに機械的に移動することによって、原稿の全面
を走査(副走査)する。
【0040】次に、プリンタ部2の構成を説明する。3
17はマゼンタ(M)画像形成部、318はシアン
(C)画像形成部、319はイエロー(Y)の画像形成
部、320はブラック(K)画像形成部である。なお、
各画像形成部の構成は同一なので、以下M画像形成部3
17について詳細に説明し、他の画像形成部318〜3
20の構成についての説明は省略する。
【0041】M画像形成部317において、342は感
光ドラムで、光源装置としてのLED(発光ダイオー
ド)アレイ部210からの光によって、そのドラム表面
に潜像が形成される。LEDアレイ部210は、後述す
る図1から図6において詳細に説明する。
【0042】321は一次帯電器で、感光ドラム342
の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備をす
る。322は現像器で感光ドラム342上の潜像を現像
剤(トナー)を用いて現像して、トナー画像を形成す
る。なお、現像器322には、現像バイアスを印加して
現像するためのスリーブ360が含まれている。
【0043】323は転写帯電器で、転写材搬送ベルト
333の背面から放電を行い、感光ドラム342上のト
ナー画像を、転写材搬送ベルト333上の記録紙などの
転写材へ転写する。なお、本実施形態では転写効率がよ
いため、クリーナ部が配置されていないが、クリーナ部
を装着しても同様な効果を得ることができる。
【0044】次に、記録紙等の転写材上へのトナー画像
を転写する手順を説明する。カセット340,341に
格納された記録紙等の転写材はピックアップローラ33
9および338によって1枚毎に給紙され、給紙ローラ
336,337によって転写材搬送ベルト333上に搬
送される。搬送された記録紙等の転写材は、吸着帯電機
346で帯電させられる。348は転写材搬送ベルトロ
ーラで、転写材搬送ベルト333を駆動し、かつ、吸着
帯電器346と対になって記録紙等の転写材を帯電さ
せ、転写材搬送ベルト333に記録紙等の転写材を吸着
させる。なお、転写材搬送ベルトローラ348を転写材
搬送ベルト333を駆動するための駆動ローラとしても
良く、また反対側に転写材搬送ベルト333を駆動する
ための駆動ローラを配置するようにしても良い。
【0045】347は紙先端センサで、転写材搬送ベル
ト333上の記録紙等の転写材の先端を検知する。な
お、紙先端センサ347の検出信号は、プリンタ部2か
らカラーリーダ部1へ送られて、カラーリーダ部1から
プリンタ部2にビデオ信号を送る際の副走査同期信号と
して用いられる。
【0046】その後、記録紙等の転写材は、転写材搬送
ベルト333によって搬送され、画像形成部317〜3
20において、M,C,Y,Kの順にその表面トナー画
像が順次形成される。そして、K画像形成部320を通
過した記録紙等の転写材は、転写材搬送ベルト333か
らの分離を容易にするため、除電帯電器349で除電さ
れた後、転写材搬送ベルト333から分離される。そし
て、剥離帯電機350によって、記録紙等の転写材が転
写材搬送ベルト333から分離する際に発生した剥離放
電による画像乱れが防止される。分離された記録紙等の
転写材は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止する
ために、定着前帯電器351,352で帯電された後、
定着器334でトナー画像が熱定着された後、排紙トレ
イ335上に排紙される。
【0047】以下、図1〜図8を参照して、図9のLE
Dアレイ部210〜213に関する、本発明に直接係わ
る要部の構成と作用について説明する。
【0048】(2列に配列された発光素子列を有する光
源装置の構成)本発明では、前述したように、複数の発
光素子を線状(主走査方向X)に配列することによって
発光素子列を構成するLEDアレイを用い、同等の精度
を有する少なくとも2つ以上の発光素子列を配列方向に
交差する方向(副走査方向Y)にわたって配置し、か
つ、配置された各発光素子列の各発光素子間隔が均等に
なるように配置することによって、光源装置を構成す
る。ここでは、同等の精度を有する2つのLEDアレイ
を2列に配置した場合について説明する。
【0049】図1の(a)は、光源装置としてのLED
アレイ部210の構成を示す。このLEDアレイ部21
0は、複数の発光素子1001が主走査方向Xに沿って
線状に配列されて発光素子列Aを形成するLEDアレイ
Aと、複数の発光素子1002が主走査方向Xに沿って
線状に配列されて発光素子列Bを形成するLEDアレイ
Bとによって構成された光源装置である。この場合、発
光素子列A,Bを形成するLEDアレイA,Bは、各発
光素子1001,1002の間隔が等しい間隔2dに配
置されるように、かつ同等の精度の発光素子列が2列に
わたって副走査方向Yに平行にずらして配列されてい
る。また、LEDアレイAの各発光素子1001の中心
と、それと向かい合うLEDアレイBの各発光素子10
02の中心とが、主走査方向Xに対して一定の間隔dず
らして配列されている。
【0050】また、図1の(b),(c)に示すよう
に、2つのLEDアレイA,Bの発光面は、感光ドラム
342に対面するように配置されている。
【0051】まず、図2に示すように、2つのLEDア
レイA,Bが副走査方向Yに対して1ライン間隔Lだけ
平行にずれて配置されている。
【0052】図3は、画像データ供給源(図示しない
が、上記図9の画像形成装置の内に含まれる)から送ら
れるラインデータを示すものであり、1ライン毎に読み
出せるようになっている。なお、図中の丸と四角(○、
□)の図形は画素データを表しており、AおよびBは各
LEDアレイA,Bがその画素データに対応してLED
素子を発光させるということを示している。また、添え
字のx1,x2等は、xラインの1、2番目の画素デー
タを表す。
【0053】図4は、図3のラインデータを、各LED
アレイA,Bへ送信するまでの各信号データの様子を示
す。ここで、/RDは画像データAをメモリから読み出
すリード(読取り)信号、/WRは画像データAをメモ
リに書込むライト(書込み)信号、データBラッチはL
EDアレイBのLED素子を発光させるラインデータ中
のデータBをラッチ回路でラッチするラッチ信号であ
る。
【0054】図5は、図3のラインデータが1画素単位
で、記憶装置10、11に画素データとして記憶され、
その記憶された画素データをLEDアレイA,Bに出力
する概念を表したものである。
【0055】次に、ラインデータの制御処理を図3〜図
5に基づいて説明する。前述した図9に示したカラーリ
ーダ部1やスキャナ等の画像データ入力装置から入力さ
れた画像データは、バッファメモリ(図示しない)から
1ライン毎に読み出される。本例では、図3に示すよう
なラインデータとする。そして、図3のラインデータが
1画素単位で振り分けられ、図5のメモリ10およびフ
リップフロップにより構成されるラッチ回路11にそれ
ぞれ画素データとして記憶される。
【0056】図3に示すラインデータの画素データAに
相当する画素データのうち、メモリ10に記憶されてい
る1ライン前の画素データAは、図4の/RD(反転R
D)信号がイネーブルのタイミングにおいて、LEDア
レイAに出力される。また、バッファメモリ(図示しな
い)から現在読み出されている画素データAは、メモリ
10に対し、図4の/WR(反転WR)信号がイネーブ
ルのタイミングで、既に出力されたデータの記憶されて
いたアドレス番地に記憶される。
【0057】一方、図3に示すラインデータの画素デー
タBにおいては、ラッチ回路11のラッチ信号(データ
Bラッチ)に同期して、図4に示すように、バッファメ
モリ(図示しない)から現在読み出されている画素デー
タBをそのままラッチ回路11からLEDアレイBに出
力する。
【0058】以上のように、メモリ10に記憶される1
画素飛びの画素データ(Axy)とその飛ばされた画素
データ(Bxy)について、各LEDアレイA,Bの1
ライン分のずれ間隔Lによるデータのずれを、メモリ1
0により前ラインのデータ(画素データA)を記憶し、
次ラインでその前ラインのデータ(画素データA)と、
その時に読み出されたデータ(画素データB)を同時
に、各LEDアレイA,Bに出力するように制御を行う
ことによって、1つのLEDアレイを使用する場合に比
べて擬似的に主走査方向に約2倍の精度の画素精度を得
ることが可能となる。
【0059】図6の(a),(b),(c)は、上述し
た出力制御に基づいて、画素データA,B(ラインデー
タ)がLEDアレイA,Bに出力され、そのデータ内容
に応じて感光ドラム342上に潜像が形成されていく様
子を、図6(a)から順番に模式的に示したものであ
る。この図から分かるように、感光ドラム342が副走
査方向YにLEDアレイA,Bの1ライン分のずれ間隔
Lだけ回転したタイミングで、LEDアレイA,Bを同
時に発光することで、潜像を形成する。
【0060】図7にLEDアレイ210内のLEDの概
観を示す。1300は発光素子(LED)であり、13
01は各LEDの光量を個別に検知する光量検知センサ
である。本実施形態では、光量検知センサ1301とし
てLED光の鏡面反射を利用した光量センサを使用して
いるが、直接光を検出する光量検知センサでもよい。こ
の光量検知センサ1301が検出する光量レベルから個
々のLEDがONしているかOFFしているかを判断す
る。
【0061】次に、図8のフローチャートを参照して、
本実施形態での不良発光素子の検出処理について説明す
る。まず、図8の(a)に示すように、画像形成ジョブ
開始後(ステップS11)、画像形成のジョブ毎にLE
DアレイA,Bの各発光素子の消灯制御、点灯制御を実
行する(ステップS12、S13)。消灯制御を実行す
るのは、光量検知センサ1301の光量レベルにより、
実際に発光素子1300がONしているのかOFFして
いるのかを判断するため、消灯レベルをオフセット値と
して利用するためである。したがって、消灯したときの
光量検出レベルLoff と点灯したとの光量検出レベルL
onの差|Lon−Loff |を実際の発光素子の光量とな
る。
【0062】発光素子の光量|Lon−Loff |が所定値
以上であれば(ステップS14)、発光素子は点灯して
いると判断し(ステップS15)、所定値未満であれば
発光素子は消灯していると判断する(ステップS1
6)。このようにして、消灯制御および点灯制御によ
り、全LEDから不良発光素子を検出し、検出した不良
発光素子を所定のメモリ(図示しない)に記憶する(ス
テップS17)。
【0063】全LEDのチェックが終了したら(ステッ
プS18)、図8の(b)に示すように、画像データ供
給源(図示しない)からラインデータを入力し(ステッ
プS21)、不良発光素子で潜像形成される予定であっ
た画素データが(ステップS22)、0ではない(もし
くは白データではない)ときに(ステップS23)、そ
の画素の前後の画素を0ではない画素データで潜像形成
する(ステップS24)。また、不良発光素子で潜像形
成される予定であった画素データが0データのとき(も
しくは白データのとき)には何もしないように制御する
(ステップS23)。このような制御を入力ラインデー
タの全てに対して画素毎に実行する(ステップS2
5)。
【0064】少なくとも一つのLEDアレイで不良発光
画素があり、画像形成されないすじとして画像に現れ、
目立ってしまう従来技術のものに比べれば、上記のよう
に主走査方向の精度を高精度にした上で、不良発光画素
により潜像形成される予定であった画素に対して図8の
(b)の制御を実施することで、上記のような画像に現
れるすじを目立たなくさせることが可能となる。
【0065】(他の実施の形態)なお、本発明は、複数
の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェー
ス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステ
ムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複
写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0066】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0067】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0068】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0069】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同等の精度の少なくとも2つのLEDアレイを用い、各
LEDアレイのそれぞれの発光素子間隔が配列方向に均
一になるように配置するとともに、配列方向Xに交差す
る方向Yに1ライン分ずらして配置し、画像データをメ
モリを使用して各LEDアレイに出力する制御を行うよ
うにしたので、LEDアレイ間のラインずれによる画素
データのずれを吸収することができ、これにより、簡単
な制御によって高精度の画像形成が可能な装置を実現す
ることができる。
【0071】また、本発明によれば、高精度の画像形成
を実現した上で、LEDアレイ内の不良発光素子を検出
し、その不良発光素子により潜像形成される予定であっ
た画素が潜像できない代わりに、その左右の画素で代わ
りに潜像形成するので、通常一つのLEDアレイにより
画像形成する場合で、かつ、そのLEDアレイの内の一
つが不良発光画素である場合に画像に与える影響に比較
すると、高精度なために画像を目立たなくさせることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図であって、
(a)は光源装置を構成するLEDアレイの配置関係を
示す正面図、(b)はLEDアレイと感光ドラムとの位
置関係を示す上面図、(c)はLEDアレイと感光ドラ
ムとの位置関係を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態におけるLEDアレイの
各発光素子の配置間隔を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に適用されるラインデー
タを示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるラインデータの
出力制御を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態におけるラインデータの
出力制御を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態における画素データの潜
像形成の作成順序を模式的に示す模式図である。
【図7】本発明の一実施の形態におけるLEDアレイを
構成する各LED素子の構造例を示す概観図である。
【図8】本発明の一実施の形態における不良発光素子検
出および検出した際の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】本発明の一実施の形態におけるカラー画像形成
装置の全体構成を示す縦断面図である。
【図10】従来のLEDアレイヘッドの構成例を示すも
のであり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図11】従来の図10の等価的な回路を簡略化して示
す回路図である。
【図12】従来の発光素子アレイの等価回路を示す回路
図である。
【図13】従来のSLEDを制御するための各制御信号
の出力タイミングを示すタイミングチャートである。
【図14】従来のドライバ部の構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 カラーリーダ部 2 プリンタ部 10 メモリ 11 ラッチ回路 210〜213 LEDアレイ部 342〜345 感光ドラム 1001,1002 発光素子 1300 発光素子(LED) 1301 光量検知センサ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源装置から出射された光を感光体に照
    射して潜像を形成することにより画像の形成を行う画像
    形成装置において、 複数の発光素子が線状に配列されて発光素子列を形成し
    各発光素子をその配列方向に沿って均一間隔に配置した
    同等の精度の少なくとも2つ以上の発光素子アレイを含
    み、該2つ以上の発光素子アレイの各々発光素子列を前
    記配列方向に交差する方向に平行に1ライン分ずらし
    て、かつ前記配列方向に交互に発光素子をずらして配置
    した光源装置と、 画像データ供給源から画像データを1ライン毎にライン
    データとして順次読み出すラインデータ読み出し手段
    と、 前記ラインデータ読み出し手段により順次読み出された
    ラインデータを前記発光素子アレイの数nに応じてn−
    1画素飛びに振り分けることにより、各発光素子アレイ
    の発光素子列に対応した画素データ列を作成する画素デ
    ータ列作成手段と、 前記画素データ列作成手段により作成された画素データ
    列を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画素データ列を対応する前記
    発光素子アレイに出力して該発光素子アレイの各発光素
    子を発光制御する発光制御手段とを具備することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 各画像形成ジョブ毎に前記光源装置の各
    発光素子の全点灯を行う全点灯制御手段と、 各画像形成ジョブ毎に前記光源装置の各発光素子の全消
    灯を行う全消灯制御手段と、 前記全点灯手段により前記光源装置の各発光素子が点灯
    しているときに点灯状態を検出し、前記全消灯手段によ
    り前記光源装置の各発光素子が消灯しているときに消灯
    状態を検出し、検出した前記点灯状態と前記消灯状態に
    基づき、前記光源装置の各発光素子中の不良発光素子を
    個別に検出する不良発光素子検出手段とを更に有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記不良発光素子検出手段は、前記各発
    光素子毎に、前記全点灯時の各発光素子の検出光量と前
    記全消灯時の各発光素子の検出光量の差分値の絶対値を
    求め、該差分値の絶対値が所定値以下であるか否かを判
    断することで、不良発光素子を個別に検出することを特
    徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記発光制御手段は、前記不良発光素子
    検出手段により検出された不良発光素子により潜像形成
    される予定であった画素に対して、0データではない
    (あるいは白データではない)値のデータで画像形成が
    行われる時には、その画素の左右の画素により不良発光
    素子で画像形成する代わりに画像形成させる制御をする
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 出射された光を感光体に照射して潜像を
    形成するための光源装置であって、 複数の発光素子が線状に配列されて発光素子列を形成し
    各発光素子をその配列方向に沿って均一間隔に配置した
    同等の精度の少なくとも2つ以上の発光素子アレイと、 該2つ以上の発光素子アレイの各々発光素子列を前記配
    列方向に交差する方向に平行に1ライン分ずらして、か
    つ前記配列方向に交互に発光素子をずらして配置する発
    光素子アレイ支持部材とを具備することを特徴とする光
    源装置。
  6. 【請求項6】 前記発光素子アレイの各発光素子の近傍
    に配置されて該各発光素子の光量を検出する光量検知セ
    ンサを有することを特徴とする請求項5に記載の光源装
    置。
  7. 【請求項7】 前記光量検知センサは不良発光素子を検
    出するために使用されることを特徴とする請求項6に記
    載の光源装置。
  8. 【請求項8】 複数の発光素子が線状に配列されて発光
    素子列を形成し各発光素子をその配列方向に沿って均一
    間隔に配置した同等の精度の少なくとも2つ以上の発光
    素子アレイを含み、該2つ以上の発光素子アレイの各々
    発光素子列を前記配列方向に交差する方向に平行に1ラ
    イン分ずらして、かつ前記配列方向に交互に発光素子を
    ずらして配置した光源装置を備え、該光源装置から出射
    された光を感光体に照射して潜像を形成することにより
    画像の形成を行う画像形成装置の画像形成方法であっ
    て、 画像データ供給源から画像データを1ライン毎にライン
    データとして順次読み出すラインデータ読み出しステッ
    プと、 前記ラインデータ読み出しステップで順次読み出された
    ラインデータを前記発光素子アレイの数nに応じてn−
    1画素飛びに振り分けることにより、各発光素子アレイ
    の発光素子列に対応した画素データ列を作成する画素デ
    ータ列作成ステップと、 前記画素データ列作成ステップで作成された画素データ
    列を記憶媒体に記憶する記憶ステップと、 前記記憶媒体に記憶された画素データ列を対応する前記
    発光素子アレイに出力して該発光素子アレイの各発光素
    子を発光制御する発光制御ステップとを有することを特
    徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 各画像形成ジョブ毎に前記光源装置の各
    発光素子の全点灯を行う全点灯制御ステップと、 各画像形成ジョブ毎に前記光源装置の各発光素子の全消
    灯を行う全消灯制御ステップと、 前記全点灯ステップで前記光源装置の各発光素子が点灯
    しているときに点灯状態を検出し、前記全消灯ステップ
    で前記光源装置の各発光素子が消灯しているときに消灯
    状態を検出し、検出した前記点灯状態と前記消灯状態に
    基づき、前記光源装置の各発光素子中の不良発光素子を
    個別に検出する不良発光素子検出ステップとを更に有す
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記不良発光素子検出ステップでは、
    前記各発光素子毎に、前記全点灯時の各発光素子の検出
    光量と前記全消灯時の各発光素子の検出光量の差分値の
    絶対値を求め、該差分値の絶対値が所定値以下であるか
    否かを判断することで、不良発光素子を個別に検出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記発光制御ステップでは、前記不良
    発光素子検出ステップで検出された不良発光素子により
    潜像形成される予定であった画素に対して、0データで
    はない(あるいは白データではない)値のデータで画像
    形成が行われる時には、その画素の左右の画素により不
    良発光素子で画像形成する代わりに画像形成させる制御
    をすることを特徴とする請求項9または10に記載の画
    像形成方法。
  12. 【請求項12】 複数の発光素子が線状に配列されて発
    光素子列を形成し各発光素子をその配列方向に沿って均
    一間隔に配置した同等の精度の少なくとも2つ以上の発
    光素子アレイを含み、該2つ以上の発光素子アレイの各
    々発光素子列を前記配列方向に交差する方向に平行に1
    ライン分ずらして、かつ前記配列方向に交互に発光素子
    をずらして配置した光源装置を備え、該光源装置から出
    射された光を感光体に照射して潜像を形成することによ
    り画像の形成を行う画像形成装置をコンピュータにより
    制御するための画像形成制御プログラムを記録した記録
    媒体であって、該制御プログラムはコンピュータに対
    し、 画像データ供給源から画像データを1ライン毎にライン
    データとして順次読み出させ、 順次読み出された前記ラインデータを前記発光素子アレ
    イの数nに応じてn−1画素飛びに振り分けることによ
    り、各発光素子アレイの発光素子列に対応した画素デー
    タ列を作成させ、 作成された前記画素データ列を記憶媒体に記憶させ、 前記記憶媒体に記憶された画素データ列を対応する前記
    発光素子アレイに出力して該発光素子アレイの各発光素
    子を発光制御させることを特徴とする画像形成制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記制御プログラムはコンピュータに
    対し、 各画像形成ジョブ毎に前記光源装置の各発光素子の全点
    灯を行なわせ、 各画像形成ジョブ毎に前記光源装置の各発光素子の全消
    灯を行なわせ、 前記全点灯で前記光源装置の各発光素子が点灯している
    ときに点灯状態を検出させ、前記全消灯で前記光源装置
    の各発光素子が消灯しているときに消灯状態を検出さ
    せ、検出した前記点灯状態と前記消灯状態に基づき、前
    記光源装置の各発光素子中の不良発光素子を個別に検出
    させることを特徴とする請求項12に記載の画像形成制
    御プログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記制御プログラムはコンピュータに
    対し、 前記不良発光素子を検出させる際に、前記各発光素子毎
    に、前記全点灯時の各発光素子の検出光量と前記全消灯
    時の各発光素子の検出光量の差分値の絶対値を求めさ
    せ、該差分値の絶対値が所定値以下であるか否かを判断
    させることで、不良発光素子を個別に検出させることを
    特徴とする請求項13に記載の画像形成制御プログラム
    を記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記制御プログラムはコンピュータに
    対し、 検出された不良発光素子により潜像形成される予定であ
    った画素に対して、0データではない(あるいは白デー
    タではない)値のデータで画像形成が行われる時には、
    その画素の左右の画素により不良発光素子で画像形成す
    る代わりに画像形成させることを特徴とする請求項13
    または14に記載の画像形成制御プログラムを記録した
    記録媒体。
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