JP2001113518A - ミキサー内の残留生コンクリートの処理方法及び利用方法 - Google Patents

ミキサー内の残留生コンクリートの処理方法及び利用方法

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JP2001113518A
JP2001113518A JP29765799A JP29765799A JP2001113518A JP 2001113518 A JP2001113518 A JP 2001113518A JP 29765799 A JP29765799 A JP 29765799A JP 29765799 A JP29765799 A JP 29765799A JP 2001113518 A JP2001113518 A JP 2001113518A
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ready
mixed concrete
coarse aggregate
weight
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Takeshi Arashima
猛 荒島
Sunao Kamiezu
直 上江洲
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OSHIRO NAMAKON KOGYO KK
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
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OSHIRO NAMAKON KOGYO KK
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ミキサー内に残留する生コンクリートを簡便に
且つ経済的に処理し、再利用できる方法を提供する。 【解決手段】ミキサー内に残留する生コンクリート中の
結合材100重量部当たり粗骨材の合計量が1000重
量部以上となるよう新たに粗骨材を該ミキサー内へ投入
し、混合して、その混合物を該ミキサーから排出するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミキサー内の残留生
コンクリートの処理方法及び利用方法に関する。生コン
クリートの製造工場では、生コンクリートを製造するミ
キサー内に、製造した生コンクリートのうちで一部が使
用されずに残留することがしばしば発生する。また製造
した生コンクリートをミキサー車に移し、現場に運搬し
て、打設する場合、ミキサー車のミキサー内に、運搬し
た生コンクリートのうちで一部が使用されずに残留し、
製造工場に戻ってくることがしばしば発生する。上記の
ようなミキサー内に残留する生コンクリートは、該ミキ
サーから排出するが、何ら手当てをすることなくそのま
ま放置すると、岩塊のように固まってしまい、その取り
扱いが誠に厄介なものになる。本発明は、上記のような
ミキサー内に残留する生コンクリートの処理方法及び利
用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミキサー内に残留する生コンクリ
ートの処理方法として一般に、ミキサー内に残留する生
コンクリートを水で洗い出し、排水処理することが行な
われている。そしてかかる排水処理の際に、固形分をそ
の形状や性状等に応じて分離し、分離したものを例えば
生コンクリート製造用の原料として利用する方法も提案
されている(特開平5−238790、特開平5−23
8791、特開平6−23733、特開平6−2386
51、特開平6−305794)。しかし、これらの従
来法には、水で洗い出した生コンクリートの排水処理を
必要とするため、処理に手間がかかり、また排水処理設
備や固形分の分離設備を含め結果として処理コストもか
かり、更に排水処理に伴う二次公害を引き起こすおそれ
もあるという問題がある。
【0003】そこで従来、ミキサー内に残留する生コン
クリートの処理方法として別に、ミキサー内に残留する
生コンクリートを第1の分離装置としての例えば篩上に
排出し、その上からセメント凝結遅延剤の水溶液を噴射
して、篩上に残る粗骨材と篩を追加するものとに分離し
た後、更に篩を追加したものを第2の分離装置で細骨材
とその他とに分離し、かくして分離したそれぞれを生コ
ンクリート製造用の原料として利用する方法が提案され
ている(特開平9−123156)。ところが、この従
来法には、排水処理を必要としないという利点があるも
のの、セメント凝結遅延剤を用いる2段階の分離操作を
必要とするため、依然として処理に手間がかかり、また
結果として処理コストもかかるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来法では、ミキサー内に残留する生コン
クリートの処理に手間がかかり、また結果として処理コ
ストもかかるという点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
上記の課題を解決するべく研究した結果、ミキサー内に
残留する生コンクリートの処理方法としては、該生コン
クリート中の結合材に対し所定量の粗骨材を新たに該ミ
キサー内へ投入し、混合して、その混合物を該ミキサー
から排出するのが正しく好適であり、またミキサー内に
残留する生コンクリートの利用方法としては、かくして
ミキサーから排出した混合物を新たな生コンクリート製
造用の原料として再利用するのが正しく好適であること
を見出した。
【0006】すなわち本発明は、ミキサー内に残留する
生コンクリート中の結合材100重量部当たり粗骨材の
合計量が1000重量部以上となるよう新たに粗骨材を
該ミキサー内へ投入し、混合して、その混合物を該ミキ
サーから排出することを特徴とするミキサー内の残留生
コンクリートの処理方法に係る。また本発明は、ミキサ
ー内に残留する生コンクリート中の結合材100重量部
当たり粗骨材の合計量が1000重量部以上となるよう
新たに粗骨材を該ミキサー内へ投入し、混合して、その
混合物を該ミキサーから排出した後、その排出物を新た
な生コンクリート製造用の原料として再利用することを
特徴とするミキサー内の残留生コンクリートの利用方法
に係る。
【0007】本発明では、ミキサー内に残留する生コン
クリート中の結合材100重量部当たり粗骨材の合計量
が1000重量部以上となるよう、好ましくは1500
〜5000重量部となるよう、新たに粗骨材を該ミキサ
ー内へ投入し、混合して、その混合物を該ミキサーから
排出する。
【0008】生コンクリートは、水、結合材、細骨材、
粗骨材及び通常はコンクリート混和剤で構成されてい
る。かかる生コンクリートの製造には、結合材として、
普通セメント、早強セメント、超早強セメント、中庸熱
セメント、耐硫酸塩セメント等の各種ポルトランドセメ
ントの他に、高炉セメント、フライアッシュセメント、
シリカヒュームセメント等の各種混合セメント、更には
フライアッシュ、シリカヒューム、炭酸カルシウム等の
微粉末材料が使用される。また細骨材として、川砂、海
砂、山砂、砕砂等が使用され、粗骨材として、川砂利、
砕石、軽量骨材、人工骨材等が使用される。更にコンク
リート混和剤として、セメント分散剤、空気連行剤、消
泡剤、凝結遅延剤、凝結促進剤、防錆剤、防腐剤、防水
剤等が使用される。
【0009】本発明において、ミキサー内に残留する生
コンクリート中の結合材は上記のようなセメント、或は
セメントと微粉末材料を意味し、また粗骨材は上記のよ
うな粗骨材を意味する。ミキサー内に残留する生コンク
リート中の結合材の量は、ミキサー内に残留する生コン
クリートの量と、該生コンクリート中の結合材の単位量
とから計算でき、結合材の単位量は、水の単位量と、水
/結合材比(結合材としてセメントのみを使用した生コ
ンクリートについては水/セメント比、以下同じ)とか
らも計算できる。またミキサー内に残留する生コンクリ
ート中の粗骨材の量は、ミキサー内に残留する生コンク
リートの量と、該生コンクリート中の粗骨材の単位量と
から計算できる。
【0010】生コンクリートは、その物性により、普通
生コンクリート、高強度生コンクリート、高流動生コン
クリート等として通称されるが、これらのいずれにおい
ても、生コンクリートを製造するときには、要求に応じ
て、水の単位量、結合材の単位量或は水/結合材比、粗
骨材の単位量等が設定されているので、実際の場面で
は、ミキサー内に残留する生コンクリートの量を求めれ
ば、該生コンクリート中の結合材及び粗骨材の量を計算
でき、したがってミキサー内に残留する生コンクリート
中の結合材100重量部当たり粗骨材の合計量が100
0重量部以上となるように該ミキサー内へ新たに投入す
る粗骨材の量も計算できる。
【0011】例えば、水の単位量が182kg/m3、水
/セメント比が53%(したがって結合材としてのセメ
ントの単位量は343kg/m3)、粗骨材の単位量が8
05kg/m3の普通生コンクリートを製造し、その一部
がミキサー内に残留した場合、ミキサー内に残留した生
コンクリートの量が1m3のときは、該生コンクリート
中の結合材としてのセメントの量は343kg、また粗骨
材の量は805kgであるので、該ミキサー内へ新たに約
2625kg以上の粗骨材を投入すればよい。
【0012】以上説明したようにミキサー内へ新たに所
定量の粗骨材を投入し、混合して、その混合物を該ミキ
サーから排出すると、排出物は、そのまま放置しても、
岩塊のようには固まらず、もともとバラバラであるか、
或は一見すると固まっているようでも、弱い外力でバラ
バラになる。かかる排出物はその取り扱いが誠に便利で
あり、その性質上、路盤材や新たな生コンクリート製造
用の原料等として再利用できる。
【0013】ミキサー内に残留する生コンクリートの処
理は通常、該生コンクリートの製造工場で行なわれるの
で、上記のような排出物は、新たな生コンクリート製造
用の原料として、なかでも粗骨材として再利用するのが
有利である。この場合、上記のような排出物はそのまま
新たな生コンクリート製造用の原料として再利用するこ
ともできるが、再利用時まで放置してから或はまたその
間に乾燥してから新たな生コンクリート製造用の原料と
して再利用することもできる。排出物の乾燥は、機械乾
燥で行なうことができるが、自然乾燥で行なうこともで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るミキサー内の残留生
コンクリートの処理方法及び利用方法の実施形態として
は、次の1)〜10)が挙げられる。 1)水の単位量が161kg/m3、水/セメント比が6
1%(したがって結合材としてのセメントの単位量は2
64kg/m3)、粗骨材の単位量が988kg/m3の普通
生コンクリートを製造し、その一部がミキサー内に残留
した場合において、残留生コンクリート1m3当たり、
新たに3236kgの粗骨材を該ミキサー内へ投入し(残
留生コンクリート中の結合材としてのセメント100重
量部当たり粗骨材の合計量は1600重量部)、混合し
て、その混合物を該ミキサーから排出するミキサー内の
残留生コンクリートの処理方法。
【0015】2)水の単位量が161kg/m3、水/セ
メント比が61%(したがって結合材としてのセメント
の単位量は264kg/m3)、粗骨材の単位量が988k
g/m3の普通生コンクリートを製造し、その一部がミキ
サー内に残留した場合において、残留生コンクリート1
3当たり、新たに4028kgの粗骨材を該ミキサー内
へ投入し(残留生コンクリート中の結合材としてのセメ
ント100重量部当たり粗骨材の合計量は1900重量
部)、混合して、その混合物を該ミキサーから排出する
ミキサー内の残留生コンクリートの処理方法。
【0016】3)水の単位量が182kg/m3、水/セ
メント比が53%(したがって結合材としてのセメント
の単位量は343kg/m3)、粗骨材の単位量が956k
g/m3の普通生コンクリートを製造し、その一部がミキ
サー内に残留した場合において、残留生コンクリート1
3当たり、新たに4532kgの粗骨材を該ミキサー内
へ投入し(残留生コンクリート中の結合材としてのセメ
ント100重量部当たり粗骨材の合計量は1600重量
部)、混合して、その混合物を該ミキサーから排出する
ミキサー内の残留生コンクリートの処理方法。
【0017】4)水の単位量が182kg/m3、水/セ
メント比が53%(したがって結合材としてのセメント
の単位量は343kg/m3)、粗骨材の単位量が956k
g/m3の普通生コンクリートを製造し、その一部がミキ
サー内に残留した場合において、残留生コンクリート1
3当たり、新たに5561kgの粗骨材を該ミキサー内
へ投入し(残留生コンクリート中の結合材としてのセメ
ント100重量部当たり粗骨材の合計量は1900重量
部)、混合して、その混合物を該ミキサーから排出する
ミキサー内の残留生コンクリートの処理方法。
【0018】5)水の単位量が175kg/m3、水/セ
メント比が40%(したがって結合材としてのセメント
の単位量は438kg/m3)、粗骨材の単位量が850k
g/m3の高強度生コンクリートを製造し、その一部がミ
キサー内に残留した場合において、残留生コンクリート
1m3当たり、新たに4844kgの粗骨材を該ミキサー
内へ投入し(残留生コンクリート中の結合材としてのセ
メント100重量部当たり粗骨材の合計量は1300重
量部)、混合して、その混合物を該ミキサーから排出す
るミキサー内の残留生コンクリートの処理方法。
【0019】6)水の単位量が175kg/m3、水/セ
メント比が40%(したがって結合材としてのセメント
の単位量は438kg/m3)、粗骨材の単位量が850k
g/m3の高強度生コンクリートを製造し、その一部がミ
キサー内に残留した場合において、残留生コンクリート
1m3当たり、新たに6158kgの粗骨材を該ミキサー
内へ投入し(残留生コンクリート中の結合材としてのセ
メント100重量部当たり粗骨材の合計量は1600重
量部)、混合して、その混合物を該ミキサーから排出す
るミキサー内の残留生コンクリートの処理方法。
【0020】7)水の単位量が183kg/m3、水/結
合材比が33%(したがって結合材の単位量は555kg
/m3)、粗骨材の単位量が850kg/m3の高流動生コ
ンクリートを製造し、その一部がミキサー内に残留した
場合において、残留生コンクリート1m3当たり、新た
に8030kgの粗骨材を該ミキサー内へ投入し(残留生
コンクリート中の結合材としてのセメント100重量部
当たり粗骨材の合計量は1600重量部)、混合して、
その混合物を該ミキサーから排出するミキサー内の残留
生コンクリートの処理方法。
【0021】8)水の単位量が183kg/m3、水/結
合材比が33%(したがって結合材の単位量は555kg
/m3)、粗骨材の単位量が850kg/m3の高流動生コ
ンクリートを製造し、その一部がミキサー内に残留した
場合において、残留生コンクリート1m3当たり、新た
に9695kgの粗骨材を該ミキサー内へ投入し(残留生
コンクリート中の結合材としてのセメント100重量部
当たり粗骨材の合計量は1900重量部)、混合して、
その混合物を該ミキサーから排出するミキサー内の残留
生コンクリートの処理方法。
【0022】9)前記1)〜8)でミキサーから排出し
た排出物をそのまま新たな生コンクリート製造用の原料
として再利用するミキサー内の残留生コンクリートの利
用方法。
【0023】10)前記1)〜8)でミキサーから排出
した排出物を24〜72時間放置した後、新たな生コン
クリート製造用の粗骨材として再利用するミキサー内の
残留生コンクリートの利用方法。
【0024】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の
構成及び効果をより具体的にするが、本発明が該実施例
に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及
び比較例において、部は重量部を、また%は重量%を意
味する。
【0025】
【実施例】試験区分1(残留生コンクリートの処理及び
その評価) ・実施例1 ミキサー内に残留した生コンクリート(単位量161kg
/m3の水、単位量264kg/m3の結合材としてのポル
トランドセメント、単位量895kg/m3の細骨材、単
位量988kg/m3の粗骨材及び若干量のセメント混和
剤からなる普通生コンクリート)に、該生コンクリート
1m3当たり粗骨材(密度2.66の岡崎産砕石)32
36kgを投入し(結合材としてのポルトランドセメント
100重量部当たり粗骨材の合計量は1600重量
部)、10分間混合して全体を均一化した後、ミキサー
から排出した。排出物を直径3mの円筒形型枠内へ充填
し、24時間放置後、型枠を外して、評価用の試料とし
た。
【0026】・実施例2〜12及び比較例1 実施例1と同様にして、ミキサー内に残留した生コンク
リートを処理し、排出物から評価用の試料を得た。
【0027】・比較例2 実施例1と同じ組成のミキサー内に残留した生コンクリ
ートを、そのままミキサーから排出し、野積みして、2
4時間放置した。
【0028】・評価 各例の試料(但し、比較例1は野積みしたもの)の上
に、体重65kgの作業員が乗り、これによって試料が崩
れる状態を目視して、以下の基準で評価した。 評価基準 ○:簡単に崩れ、取り扱い易い ×:簡単には崩れず、大きな固まりとなっており、取り
扱い難い 各例の処理内容及び評価結果を表1にまとめて示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1において、粗骨材の投入量:残留生コ
ンクリート1m3当たり、ミキサー内へ新たに投入した
粗骨材の量(kg) PC−1:単位量161kg/m3の水、結合材として単
位量264kg/m3のポルトランドセメント、単位量8
95kg/m3の細骨材(密度2.64の大井川産川
砂)、単位量988kg/m3の粗骨材(密度2.66の
岡崎産砕石)及び若干量のコンクリート混和剤からなる
普通生コンクリート PC−2:単位量182kg/m3の水、結合材として単
位量343kg/m3のポルトランドセメント、単位量8
05kg/m3の細骨材(密度2.64の大井川産川
砂)、単位量956kg/m3の粗骨材(密度2.66の
岡崎産砕石)及び若干量のコンクリート混和剤からなる
普通生コンクリート PC−3:単位量175kg/m3の水、結合材として単
位量438kg/m3のポルトランドセメント、単位量9
13kg/m3の細骨材(密度2.64の大井川産川
砂)、単位量850kg/m3の粗骨材(密度2.66の
岡崎産砕石)及び若干量のコンクリート混和剤からなる
高強度生コンクリート PC−4:単位量183kg/m3の水、結合材として単
位量366kg/m3のポルトランドセメント及び単位量
181kg/m3の炭酸カルシウム微粉末、単位量776k
g/m3の細骨材(密度2.64の大井川産川砂)、単位
量850kg/m3の粗骨材(密度2.66の岡崎産砕
石)並びに若干量のコンクリート混和剤からなる高流動
生コンクリート A−1:密度2.66の岡崎産砕石 A−2:密度2.56の瀬戸産山砂利
【0031】試験区分2(処理物の再利用及びその評
価) ・比較例3 50リットルのパン型強制ミキサーに、ポルトランドセ
メント17.15kg、細骨材(密度2.64の大井川産
川砂)40.25kg及び粗骨材(密度2.56の瀬戸産
山砂利)47.8kgを順次投入し、15秒間空練りし
た後、練り混ぜ水9.1kgと共に、コンクリート混和剤
として若干量のセメント分散剤及び空気量調整剤を投入
し、90秒間練り混ぜて、普通生コンクリートを製造し
た。
【0032】・実施例9 粗骨材の20重量%に相当する量(9.56kg)を、試
験区分1の実施例3でミキサーから排出し、24時間野
積みして、大まかに崩したもので代替した以外は、比較
例1と同様に普通生コンクリートを製造した。
【0033】・実施例10 粗骨材の40重量%に相当する量(19.12kg)を、
試験区分1の実施例4でミキサーから排出し、72時間
野積みして、大まかに崩したもので代替した以外は、比
較例1と同様に普通生コンクリートを製造した。
【0034】・比較例4 50リットルのパン型強制ミキサーに、ポルトランドセ
メント21.9kg、細骨材(密度2.64の大井川産川
砂)45.65kg及び粗骨材(密度2.56の瀬戸産山
砂利)42.5kgを順次投入し、15秒間空練りした
後、練り混ぜ水8.75kgと共に、コンクリート混和剤
として若干量のセメント分散剤及び空気量調整剤を投入
し、90秒間練り混ぜて、高強度生コンクリートを製造
した。
【0035】・実施例11 粗骨材の20重量%に相当する量(8.5kg)を、試験
区分1の実施例5でミキサーから排出し、24時間野積
みして、大まかに崩したもので代替した以外は、比較例
4と同様に高強度生コンクリートを製造した。
【0036】・実施例12 粗骨材の40重量%に相当する量(17kg)を、試験区
分1の実施例6でミキサーから排出し、72時間野積み
して、大まかに崩したもので代替した以外は、比較例4
と同様に高強度生コンクリートを製造した。
【0037】・比較例5 50リットルのパン型強制ミキサーに、ポルトランドセ
メント18.3kg、炭酸カルシウム微粉末9.05kg、
細骨材(密度2.64の大井川産川砂)38.8kg及び
粗骨材(密度2.56の瀬戸産山砂利)42.5kgを順
次投入し、15秒間空練りした後、練り混ぜ水9.15
kgと共に、コンクリート混和剤として若干量のセメント
分散剤及び空気量調整剤を投入し、90秒間練り混ぜ
て、高流動生コンクリートを製造した。
【0038】・実施例13 粗骨材の20重量%に相当する量(8.5kg)を、試験
区分1の実施例7でミキサーから排出し、24時間野積
みして、大まかに崩したもので代替した以外は、比較例
5と同様に高流動生コンクリートを製造した。
【0039】・実施例14 粗骨材の40重量%に相当する量(17kg)を、試験区
分1の実施例8でミキサーから排出し、72時間野積み
して、大まかに崩したもので代替した以外は、比較例5
と同様に高流動生コンクリートを製造した。
【0040】各例で製造した生コンクリートについて、
練り混ぜ直後のスランプ値(比較例3,4及び実施例9
〜12)、スランプフロー値(比較例5及び実施例1
3,14)及び空気量、並びに圧縮強度を下記のように
求め、結果を表2にまとめて示した。
【0041】スランプ値:JIS−A1101に準拠し
て測定した。 スランプフロー値:JIS−A1101に準拠して測定
した。 空気量:JIS−A1128に準拠して測定した。 圧縮強度:各例の生コンクリートを直径10cm×高さ2
0cmの鋼製円筒形型枠へ打設し、20℃で7日又は28
日水中養生したものについて、JIS−A1108に準
拠して測定した。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、ミキサー内に残留する生コンクリートを簡便に
且つ経済的に処理し、再利用できるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上江洲 直 沖縄県沖縄市海邦町3−33 有限会社大城 生コン工業海邦工場内 Fターム(参考) 4D004 AA33 BA02 CA15 CB50 CC11 DA03 DA11 4G056 AA07 AA08 AA25 BA01 CB31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミキサー内に残留する生コンクリート中
    の結合材100重量部当たり粗骨材の合計量が1000
    重量部以上となるよう新たに粗骨材を該ミキサー内へ投
    入し、混合して、その混合物を該ミキサーから排出する
    ことを特徴とするミキサー内の残留生コンクリートの処
    理方法。
  2. 【請求項2】 ミキサー内に残留する生コンクリート中
    の結合材100重量部当たり粗骨材の合計量が1000
    重量部以上となるよう新たに粗骨材を該ミキサー内へ投
    入し、混合して、その混合物を該ミキサーから排出した
    後、その排出物を新たな生コンクリート製造用の原料と
    して再利用することを特徴とするミキサー内の残留生コ
    ンクリートの利用方法。
JP29765799A 1999-10-20 1999-10-20 ミキサー内の残留生コンクリートの処理方法及び利用方法 Pending JP2001113518A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017056615A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 宮松城南株式会社 余剰生コンクリートの再利用方法

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