JP2001113323A - パンチプレスの成形加工方法及びその装置 - Google Patents

パンチプレスの成形加工方法及びその装置

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JP2001113323A
JP2001113323A JP32097999A JP32097999A JP2001113323A JP 2001113323 A JP2001113323 A JP 2001113323A JP 32097999 A JP32097999 A JP 32097999A JP 32097999 A JP32097999 A JP 32097999A JP 2001113323 A JP2001113323 A JP 2001113323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形後に成形形状が損なわれることがなく、
又加工時に板が上下にばたつくことがないパンチプレス
の成形加工方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 ワークの上面からストリッパで押さえる
と共に、上下動するパンチ金型とダイ金型との間でワー
クを成形加工するパンチプレスの成形加工方法におい
て、ワークの板厚に応じて位置制御されたストリッパの
下面によりワークの上面を位置決めすることによりワー
クの下面をパスライン上に位置決めする工程と、パスラ
イン上でワークをストリッパとダイ金型とにより挟持し
た後の、パンチ金型を下降させて下向き成形加工を行う
工程、ダイ金型を上昇させて上向き成形加工を行う工
程、パンチ金型とダイ金型とをそれぞれ独立に上下動さ
せて上向き又は下向き成形加工を行う工程、及びパンチ
金型とダイ金型とを同期移動させて上向き又は下向き成
形加工を行う工程のいずれかの工程とを有する方法及び
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスの成
形加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すパンチプレスは、プレス部
51、制御器29、金型マガジン27装置(以降、マガ
ジン27と呼ぶ)、自動金型交換装置(以降、ATC2
8と呼ぶ)、及びテーブル装置(以降、XYテーブル3
0と呼ぶ)を有している。プレス部51は、制御器29
からの指令信号に基づいて、ワークとしての金属板(以
降、板26と呼ぶ)に穴を開けたり、溝や窪みを形成す
る装置である。制御器29は、予めオペレータにより設
定されている作業条件等に基づいてプレス部51を駆動
する油圧シリンダの時間的な伸縮量の変化指令及びXY
テーブル30の位置決め指令を演算し、演算した変化指
令をプレス部51及びXYテーブル30にそれぞれ出力
する。また、制御器29は、オペレータにより設定され
た作業に必要な金型を決定し、決定した金型をATC2
8によりマガジン27から取り出してプレス部51に装
着する指令をマガジン27及びATC28に出力する。
【0003】マガジン27は、あるパンチ金型31とそ
のパンチ金型31と組み合わせで使用するダイ金型33
とをひとつのペアとして多種類のペアを格納しており、
制御器29が対象とする加工のために使用することを決
定した金型のペアをATC28の所定の金型交換位置ま
で搬送する。ATC28は、搬送された金型のペアをマ
ガジン27から取り出して、プレス部51に装着する。
XYテーブル30は、水平面内でXY方向の2自由度の
軸を有するテーブルであり、このXYテーブル30の上
に板26が載置されている。プレス部51により板26
のある個所が加工されたら板26の次の加工個所をプレ
ス部51の加工軸位置にXYテーブル30が位置決めす
る。
【0004】ここで、プレス部51を説明する。プレス
部51は板26の上方から下方に向けて加圧するパンチ
軸52と、板26の下方から上方に向けて加圧するダイ
軸53とを有している。パンチ軸52の加圧力は、パン
チ軸シリンダ6の内部に摺動自在に嵌挿されているパン
チ軸ピストン1により、またダイ軸53の加圧力は、下
ダイ軸シリンダ22の内部に摺動自在に嵌挿されている
下ダイ軸ピストン19によりそれぞれ生み出される。パ
ンチ軸ピストン1の下面にはパンチ金型31が、また下
ダイ軸ピストン19の上面にはダイ金型33がそれぞれ
着脱自在に嵌入されている。図11に示すように、パン
チ金型31にはストリッパ32がパンチガイドピン47
をガイドとして上下方向に摺動自在に取着されている。
ストリッパ32は、パンチ金型31が板26から円滑に
離脱するために板26を下方に押さえておく離脱補助材
である。また、パンチ金型31とストリッパ32との間
には、パンチ圧縮ばね49が設けてある。ストリッパ3
2の下面からパンチ金型31の上面までの距離におい
て、ストリッパ32がパンチ圧縮ばね49の付勢力に抗
して縮退し、図11に示すクリアランスCrsがゼロに
なったときをパンチシャット高さLpsと呼ぶ。また、
クリアランスCrsが所定の最大値になったときをパン
チオープン高さLpoと呼ぶ。また、ダイ金型33の板
26からの離脱を容易にするためのエジェクタプレート
46が、下ダイガイドピン48をガイドとして上下方向
に摺動自在に取着されている。また、ダイ金型33及び
エジェクタプレート46との間には、下ダイ圧縮ばね5
0が設けてある。エジェクタプレート46の上面からダ
イ金型33の下面までの長さにおいて、エジェクタプレ
ートの下面が下ダイ圧縮ばね50の付勢力に抗して縮退
し、図11に示すクリアランスCreがゼロになったと
きをダイシャット高さLdsと呼ぶ。また、クリアラン
スCreが所定の最大値になったときをダイオープン高
さLdoと呼ぶ。なお、板26の成形方法によっては、
ストリッパ自身が弾性体であり、パンチ圧縮ばね49を
必要としないストリッパを使用することがある。また、
エジェクタプレート46とダイ金型33との間に装着さ
れている下ダイ圧縮ばね50の替わりにウレタン等の弾
性体が使用されることがある。
【0005】板26の下面に凸部を形成する下向き成形
加工の主な加工方法には、ダイ金型33により板26の
下方への動きを抑えておきパンチ金型31を下降させて
加工する方法と、パンチ金型31により板26の上方へ
の動きを抑えておきダイ金型33を上昇させて加工する
方法とがある。通常、ダイ金型33により板26の下方
への動きを抑えておいて、パンチ金型31を下降させて
加工することが多い。この方法の場合には、まず、ダイ
金型33の上面(以降、ダイ金型33の刃先と呼ぶ)を
板26の搬送基準高さ位置(以降、パスラインPhと呼
び、板26の下面の高さ位置とする)に位置決めする。
その後、上方からパンチ金型31が降下してくる。ま
ず、ストリッパ32の下面が板26の上面に当接し、パ
ンチ金型31の降下にしたがって大きくなるパンチ圧縮
ばね49の付勢力により板26が下方に押さえつけられ
る。このとき、ダイ金型33の刃先はパスラインPhの
位置を保持している。パンチ金型31が所定の距離だけ
降下したとき、パンチ金型31の下面(以降、パンチ金
型31の刃先と呼ぶ)が板26に上面に当接し、その
後、なおもパンチ金型31が下降を続けることにより、
パンチ金型31とダイ金型33との間に挟まれている板
26に所定の成形がなされる。成形後は、まずパンチ金
型31が上昇し、パンチ金型31の刃先が、次にストリ
ッパ32の下面が板26から離脱する。ストリッパ32
が板26から離脱するときに、エジェクタプレート46
も下ダイ圧縮ばね50の付勢力により同時に上昇し、板
26をダイ金型33の刃先から離脱させる。その後ダイ
金型33がエジェクタプレート46とともに下降して成
形が完了する。
【0006】板26の上面に凸部を形成する上向き成形
加工の主な加工方法には、パンチ金型31により板26
の上方への動きを抑えておきダイ金型33を上昇させて
加工する方法と、ダイ金型33により板26の下方への
動きを抑えておきパンチ金型31を下降させて加工する
方法とがある。通常、パンチ金型31により板26の上
方への動きを抑えておいて、ダイ金型33を上昇させて
加工することが多い。この方法の場合には、まず、パン
チ金型31の刃先を板26の上面の位置に位置決めす
る。その後、下方からダイ金型33が上昇してくる。ま
ず、エジェクタプレート46の上面が板26の下面に当
接し、ダイ金型33の上昇にしたがって大きくなる下ダ
イ圧縮ばね50の付勢力により板26が上方に押さえつ
けられる。このとき、パンチ金型31の刃先はパスライ
ンPhの位置から板26の厚さだけ高い位置を保持して
いる。ダイ金型33が所定の距離だけ上昇したとき、ダ
イ金型33の刃先が板26の下面に当接し、その後、な
おもダイ金型33が上昇を続けることにより、ダイ金型
33とパンチ金型31との間に挟まれている板26に所
定の成形がなされる。成形後は、まずダイ金型33が下
降する。ダイ金型33が所定の距離下降したときにダイ
金型33の刃先が、次にエジェクタプレート46の上面
が板26から離脱する。エジェクタプレート46の上面
が板26の下面から離脱するときに、ストリッパ32も
パンチ圧縮ばね49の付勢力により同時に下降し、板2
6をパンチ金型31の刃先から離脱させる。その後パン
チ金型31がストリッパとともに上昇して成形が完了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10,11により説
明したパンチプレス機(以降、従来機と呼ぶ)におい
て、図12に示すような円形の窪みを成形するエンボス
加工時の問題を次に説明する。図13(a)に、ダイ金
型33がパスラインPhに位置決めされた後、パンチ金
型31が下降完了し、成形が完了した状態を示してい
る。このとき、ストリッパ32はパンチ金型31に密着
しており、ウレタン等の弾性体を材料とした下ダイ圧縮
ばね50は圧縮量Hcだけ圧縮された状態にある。下ダ
イ圧縮ばね50が自然長のときには、エジェクタプレー
ト46の上面はダイ金型33の上面と一致している。成
形完了後は、まず、パンチ金型31が上昇する。パンチ
金型31の上昇量が小さいときには、ストリッパ32の
下面が板26を下方に押さえているので、パンチ金型3
1の刃先は板26から円滑に離脱する。その後、パンチ
金型31が上昇するにしたがって、上からの板26への
ストリッパ32による加圧力が小さくなってくる。する
と、図13(b)に示すように圧縮されていた下ダイ圧
縮ばね50が自然長に戻ろうとするので、エジェクタプ
レート46の上面が上方に押し上げられて、エンボスの
底部の成形形状が損なわれるという問題がある。
【0008】次に、従来機において、図14に示すよう
な鍵型を成形する下向きZ加工時の問題を説明する。図
15(a)は、ダイ金型33の刃先の高さがパスライン
Phに一致する高さまで上昇してその位置を保持し、パ
ンチ金型31は上方で待機している状態を示す。通常、
ダイ金型33の刃先をパスラインPhに位置制御するの
で、このとき、板26はパスラインPhから第1ずれ距
離H1だけ上方にずれている。第1ずれ距離H1はエジ
ェクタプレート46の所定のストロークと同一の距離で
ある。この状態のとき、上方からパンチ金型31が下降
してくると、ストリッパ32の下面及びパンチ金型31
の刃先が同時に板26の上面に当接する。この後、パン
チ金型31の下降にしたがって、図15(b)に示すよ
うに、板26の下面はパスラインPhまで押し下げられ
て成形される。成形完了後は、まず、パンチ金型31が
上昇する。パンチ金型31の上昇量が小さいときには、
ストリッパ32の下面が板26を下方に押さえているの
で、パンチ金型31の刃先は板26から円滑に離脱す
る。その後、パンチ金型31が上昇するにしたがって、
上からの板26へのストリッパ32による加圧力が小さ
くなってくる。すると、圧縮されていた下ダイ圧縮ばね
50が自然長に戻ろうとするので、エジェクタプレート
46の上面が上方に押し上げられて、板26の下面が再
度パスラインPhから第1ずれ距離H1だけ上方に押し
上げられる。その後、ダイ金型33が下降すると再度板
26はパスラインPhにまで戻る。このように、一回の
加工中に板26が上下動が2回繰り返されるので、板2
6がばたついてミクロジョイントが外れ易い。また、ば
たつきにより、大きな騒音が発生する。なお、板26に
大きな開口部を加工するときに、開口する箇所を小さい
穴の連続加工により板26から分離させるが、一個所だ
け約0.1〜0.15mmの幅の連結部を残して加工し
ており、この連結部をミクロジョイントと呼ぶ。板26
全面を加工後、XYテーブル30から板26を外し、少
しの衝撃を加えれば簡単に開口箇所が板26から分離す
るようにしている。
【0009】さらに、従来機において、図16に示す板
の上下面に凸部を成形するようなブリッジ成形加工時の
問題を説明する。図17(a)は、パンチ金型31の刃
先の高さがパスラインPhに一致する高さまで下降して
その位置を保持し、ダイ金型33は下方で待機している
状態を示す。通常、パンチ金型31の刃先を板26の厚
さ及びパスラインPhの高さを考慮した位置に位置制御
するので、このとき、板26の下面はパスラインPhか
ら第2ずれ距離H2だけ下方にずれている。第2ずれ距
離H2は弾性体のストリッパの所定のストロークと同一
の距離である。この状態のとき、下方からダイ金型33
が上昇してくると、エジェクタプレート46の上面及び
ダイ金型33の刃先が同時に板26の下面に当接する。
この後、ダイ金型33の上昇にしたがって、図17
(b)に示すように、板26の下面はパスラインPhま
で押し上げられて成形される。成形完了後は、まず、ダ
イ金型33が下降する。ダイ金型33の下降量が小さい
ときには、エジェクタプレート46の上面が板26を上
方に押さえているので、ダイ金型33の刃先は板26か
ら円滑に離脱する。その後、ダイ金型33が下降するに
したがって、下からの板26へのエジェクタプレート4
6による加圧力が小さくなってくる。すると、弾性体の
ストリッパ32が自然長に戻ろうとするので、ストリッ
パ32の下面が下方に押し下げられて、板26の下面が
再度パスラインPhから第2ずれ距離H2H2だけ下方
に押し下げられる。その後、パンチ金型31が上昇する
ので、再度板26がパスラインPhまで戻る。このよう
に、一回の加工中に板26の上下動が2回繰り返される
ので、大きな騒音が発生し、板26がばたついてミクロ
ジョイントが外れ易い。
【0010】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、成形後に成形形状が損なわれることがな
く、又加工時に板が上下にばたつくことがないパンチプ
レスの成形加工方法及びその装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、ワークの上面からス
トリッパで押さえると共に、上下動するパンチ金型とダ
イ金型との間でワークを成形加工するパンチプレスの成
形加工方法において、ワークの板厚に応じて位置制御さ
れたストリッパの下面によりワークの上面を位置決めす
ることによりワークの下面をパスライン上に位置決めす
る工程と、パスライン上でワークをストリッパとダイ金
型とにより挟持した後の、パンチ金型を下降させて下向
き成形加工を行う工程、ダイ金型を上昇させて上向き成
形加工を行う工程、パンチ金型とダイ金型とをそれぞれ
独立に上下動させて上向き又は下向き成形加工を行う工
程、及びパンチ金型とダイ金型とを同期移動させて上向
き又は下向き成形加工を行う工程のいずれかの工程とを
有する構成としている。
【0012】第1発明によると、ワークの板厚に応じて
位置制御されたストリッパの下面をワークの上面に当接
させる。そして、ダイ金型の上面をワークの下面に当接
させて、ワークをパスライン上でストリッパ及びダイ金
型により挟持する。その後、パンチ金型を下降させて下
向きの成形加工、ダイ金型を上昇させて上向きの成形加
工、パンチ金型及びダイ金型をそれぞれ独立に上下動さ
せて上向き又は下向きの成形加工、及びパンチ金型とダ
イ金型とを同期移動させて上向き又は下向き成形加工の
いずれかの成形加工を行う。これにより、種々の板厚を
有するワークをパスライン上に保持した状態で、ストリ
ッパ及びダイ金型により挟持して成形加工を行うことが
できる。成形加工時には、パンチ金型が下降して成形す
る下向き成形加工、ダイ金型が上昇して成形する上向き
成形加工、パンチ金型及びダイ金型がそれぞれ独立して
上下動して成形する上向き又は下向き成形加工、及びパ
ンチ金型及びダイ金型が同期して上下動して成形する上
向き又は下向き成形加工のいずれの成形加工において
も、成形加工中に、ワークの上下のばたつき、すなわち
ワークの振動がないので、ワークに形成されていたミク
ロジョイントが外れるのを防止できると共に、成形加工
時の振動による騒音も低減できる。さらに、成形終了後
に、成形形状を損ねることを防止できる。
【0013】第2発明は、第1発明に基づいて、ワーク
をストリッパとダイ金型とで挟持し、パスライン上に保
持した状態で、パンチ金型とダイ金型とで上向き又は下
向き成形加工を行った後に、パンチ金型を上昇させ又は
ダイ金型を下降させることによりそれぞれワークより離
脱させ、最後にストリッパを上昇させてワークより離脱
させる構成としている。
【0014】第2発明によると、下向き成形加工の例え
ばワークの下側でZ形状の曲げ加工部を形成するZ曲げ
加工等の際に有効である。まず、ワークをストリッパ及
びダイ金型により挟持する。パンチ金型を下降させて下
向き成形加工を終了した後は、パンチ金型及びストリッ
パよりも先にダイ金型をワークから離脱させる。ダイ金
型がワークから離脱しているとき、ワークの成形された
成形部(例えばZ曲げ加工部)はパンチ金型によりその
形状が確保された状態が保持されている。この後、パン
チ金型を上昇させ、最後にストリッパを上昇させて成形
加工を完了する。さらに、第2発明によると、上向き成
形加工の例えば円形の窪みの凸部がワークの上側に形成
される上エンボスのような形状を成形する際に有効であ
る。まず、ワークをストリッパ及びダイ金型により挟持
する。ダイ金型を上昇させて上向き成形加工を終了した
後は、ダイ金型よりも先にパンチ金型をワークから離脱
させる。パンチ金型がワークから離脱しているとき、ワ
ークの成形された成形部(円形の窪みの凸部)はダイ金
型によりその形状が確保された状態が保持されている。
このとき、ワーク上面は、ストリッパにより上から押さ
えられているのでワーク下面はパスライン位置を保持し
ている。この後、ダイ金型を下降させ、最後にストリッ
パを上昇させて成形加工を完了する。これらにより、下
向き成形加工及び上向き成形加工共に、成形加工の過程
で成形部の形状が変形することがないので成形品の精度
を向上できると共に、パスラインが上下にばたつくこと
がないのでミクロジョイントの外れがなくなり、かつワ
ークの振動による騒音を低減できる。
【0015】第3発明は、上下動自在に設けられたパン
チ軸ピストンに取着されたパンチ金型と、パンチ金型と
同一方向に移動自在に設けられたダイ軸ピストンにパン
チ金型に対向して取着されたダイ金型と、パンチ金型と
同一方向に移動自在に設けられたストリッパ軸ピストン
に取着され、成形加工時にワークの上面から押さえるス
トリッパと、パンチ軸ピストン、ダイ軸ピストン及びス
トリッパ軸ピストンのプレス軸の位置を制御し、パンチ
金型及びダイ金型間でワークを成形加工する制御器とを
備えたパンチプレスの成形加工制御装置において、制御
器は、ワークの板厚に応じて位置制御されたストリッパ
の下面でワークの上面を位置決めすることによりワーク
の下面をパスライン上に位置決めする構成としている。
【0016】第3発明によると、パンチ金型と同一方向
に独立して移動自在に設けられているストリッパを有す
る成形加工制御装置において、制御装置は、予めワーク
の板厚を記憶していて実成形時には、ワークの下面をパ
スライン上に保持した状態で板厚に応じてストリッパの
下面をワークの上面に当接するように位置決めする。そ
して、成形加工中は、常にワークの上面を上からストリ
ッパにより押さえておくと共にワークの下面をパスライ
ン上に位置決めしておく。これにより、成形加工時のワ
ークの上下のばたつきを防止できるので、ミクロジョイ
ントの外れがなくなり、かつワークの振動による騒音を
低減できる。さらに、成形部の形状変形がなくなるの
で、成形品の精度を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施形態を図
面を参照して説明する。図1に本発明に係るパンチプレ
スのハード構成図を示す。図10,11の構成要素と同
一要素には同一符号を付して説明する。図1に示すプレ
ス部51には、パンチ金型31のモーションに影響され
ずに独立して制御できるストリッパ軸54が装着されて
いる。プレス部51は、それぞれの軸中心が一致したパ
ンチ軸52、ダイ軸53及びストリッパ軸54を有して
いる。ストリッパ軸54は、パンチ軸52とダイ軸53
との間に設けてある。パンチ軸52の加圧力はパンチ軸
ピストン1により、ダイ軸53の加圧力は下ダイ軸ピス
トン19により、ストリッパ軸54の加圧力はストリッ
パ軸ピストン10により生み出される。ストリッパ軸ピ
ストン10は中空形状であり、この中空部内にパンチ軸
ピストン1の先端部が挿入されている。パンチ軸ピスト
ン1の下面にはパンチ金型31が、下ダイ軸ピストン1
9の上面にはダイ金型33が、ストリッパ軸ピストン1
0の下面にはストリッパ32がそれぞれ着脱自在に嵌入
されている。ストリッパ32の下面とダイ金型33の上
面との間にパスラインPhが設定されている。
【0018】パンチ軸加圧室8及びパンチ軸引上室9へ
の圧油を制御する電磁操作式のパンチ軸サーボバルブ4
がパンチ軸シリンダ6と油圧源(図示せず)との間に配
設されている。また、ストリッパ軸加圧室17及びスト
リッパ軸引上室18への圧油を制御するストリッパ軸サ
ーボバルブ13がストリッパ軸シリンダ15と油圧源と
の間に配設されている。さらに、下ダイ軸加圧室24及
び下ダイ軸引下室25への圧油を制御する下ダイ軸サー
ボバルブ20が下ダイ軸シリンダ22と油圧源との間に
配設されている。検出器としては、パンチ軸ピストン
1、ストリッパ軸ピストン10、及び下ダイ軸ピストン
19の位置をそれぞれ検出するパンチ軸位置検出器5、
ストリッパ軸位置検出器14、及び下ダイ軸位置検出器
21が、それぞれのピストンの近傍に設けてある。ま
た、パンチ軸加圧室8及びパンチ軸引上室9の油圧を検
出するパンチ軸加圧側圧力検出器11及びパンチ軸引上
側圧力検出器12が、それぞれの室の近傍に取着されて
いる。ストリッパ軸加圧室17及びストリッパ軸引上室
18の油圧を検出するストリッパ軸加圧側圧力検出器1
1及びストリッパ軸引上側圧力検出器12が、それぞれ
の室の近傍に取着されている。
【0019】パンチ軸位置、ストリッパ軸位置、及び下
ダイ軸位置のそれぞれの位置信号と、パンチ軸加圧側圧
力、パンチ軸引上側圧力、ストリッパ軸加圧側圧力、及
びストリッパ軸引上側圧力のそれぞれの油圧信号とが、
制御器29に入力されている。制御器29は、パンチ軸
サーボバルブ4、ストリッパ軸サーボバルブ13及び下
ダイ軸サーボバルブ20に、それぞれのシリンダの時間
的な伸縮量の変化指令を出力している。また、制御器2
9からは、使用する金型をATC28によりマガジン2
7から取り出してプレス部51に装着する指令をマガジ
ン27及びATC28に出力している。
【0020】図2に、本発明に係るパンチプレスの成形
加工制御装置の制御ブロック図を示す。制御器29は、
加工プログラム34、金型管理情報記憶部35、動作パ
ターン記憶部41、プレス軸ストローク制御部43、X
Y軸制御部56及び制御演算部57を有している。ま
た、制御演算部57は、加工指令部36、使用金型情報
設定部37、加工板厚情報記憶部38、待機位置情報記
憶部39、パンチ指令部40、動作パターン設定部42
及びXYテーブル指令部55を有している。加工プログ
ラム34には、加工を行うための指令が記述されてお
り、特に本発明に係る加工する板26の板厚に関する加
工材板厚情報データと、パンチ軸52、ストリッパ軸5
4及びダイ軸53が加工前に待機する位置に関する待機
位置情報データとが記述されている。なお、加工プログ
ラム34はNC言語、PLC言語等のプログラム言語で
記述することができるが、以下の説明では、NC命令に
より記述する例を説明する。金型管理情報記憶部35に
は、表1に示すような使用する金型のデータを予め設定
して記憶させてある。即ち、ペアで使用するパンチ金型
31及びダイ金型33には金型番号が定義されており、
形状、直径等の物理諸元の他に、その金型を使用すると
きのプレス動作パターンが動作パターン内容を示す数値
として記憶されている。図示しない、例えば設定用操作
スイッチ、又はデータ通信等の設定手段により、制御器
29の外部から金型の新規登録及び削除が可能となって
おり、金型の新規登録時には、その金型に最適なプレス
動作パターンを予め設定してある金型形状−動作パター
ンの相関データに基づいて選択できるようになってい
る。
【表1】
【0021】動作パターン記憶部41には、表2に示す
ように、使用する金型に対応したプレス動作パターンが
予め設定して記憶されている。即ち、パターン内容を示
す動作パターン番号毎に、それぞれの軸の速度、待機位
置等がデータ群として記憶されている。
【表2】
【0022】加工指令部36は、実加工を開始する前
に、次のような各データを作成する。第1に、加工プロ
グラム34に記憶されている金型指定指令(NC言語で
はTコード)を検索し、使用される順番に、その命令に
記入された金型番号に対応する金型情報を金型管理情報
記憶部35から抽出し、使用金型情報設定部37に表3
に示すような使用金型順番データを作成する。このと
き、使用したい金型がマガジン27に収納されているか
否かを検知すると共に、その金型の寿命計算をも行って
いる。第2に、加工プログラム34に記述されている加
工材板厚情報データを加工板厚情報記憶部38に転送し
記憶格納させる。第3に、加工プログラム34に記述さ
れている待機位置情報データを待機位置情報記憶部39
に転送し記憶格納させる。
【表3】
【0023】動作パターン設定部42は加工開始すると
使用金型情報設定部37の使用金型順番データの中から
使用順番に従って順次金型データを読み込み、この金型
データの動作パターン番号データを参照して動作パター
ン記憶部41の対応する動作パターン番号のデータ群を
読み込んで記憶する。また、加工板厚情報記憶部38及
び待機位置情報記憶部39から加工材板厚情報データ及
び待機位置情報データを読み込む。これらの読み込んだ
データに基づいて、刃先位置データを演算し、プレス軸
ストローク制御部43に転送する。以上の一連の処理
を、各金型指令命令の実行毎に行う。XYテーブル指令
部55は、加工プログラム34に記述されている加工指
令(NC言語ではG00コード)を読み込んだとき、こ
の加工指令に記憶されている位置データの位置にXYテ
ーブル30を移動させる位置制御指令をXY軸制御部5
6に出力する。そして、この位置決め制御が完了した
ら、パンチ指令部40に加工指令を出力する。XYテー
ブル制御部はXYテーブル指令部からの位置制御指令に
基づいて、XYテーブル30の各駆動モータ(図示せ
ず)を位置制御する。パンチ指令部40は、XYテーブ
ル指令部55からの加工指令を入力すると、動作パター
ン設定部42により設定された動作パターンに基づいて
作動するように指令するパンチ指令をプレス軸ストロー
ク制御部43に出力する。プレス軸ストローク制御部4
3は、パンチ指令部40からパンチ指令を受け、設定さ
れた動作パターンに基づいてパンチ軸サーボバルブ4、
ストリップ軸サーボバルブ13及び下ダイ軸サーボバル
ブ20にそれぞれ制御信号を出力し、加工動作を制御す
る。
【0024】以上のような構成のパンチプレスの作動を
図3に示す加工プログラム例に従って説明する。例え
ば、表1に示す金型番号T200が読み込まれるとAT
C28がマガジン27から下エンボス金型を取り出し、
プレス部51に装着する。プレス部51に下エンボス金
型が装着されると、使用金型情報設定部37に設定され
ている表3に示す使用金型順番データの金型番号T20
0に対応するデータが動作パターン設定部42に転送さ
れる。同時に、表3に示す金型番号T200の動作パタ
ーン11に対応するデータ群(表2の動作パターン11
で示されている)が動作パターン記憶部41から動作パ
ターン設定部42に転送される。次に、加工板厚情報記
憶部38及び待機位置情報記憶部39には、加工開始前
に加工指令部36により、加工プログラム34に記述さ
れていた加工材板厚情報データ(図示の(T1.6)に
よる)及び待機位置情報データ(図示の(P5.0)に
よる)がそれぞれ転送格納される。上記データに基づい
て動作パターン設定部42により演算された各軸の動作
パターンのデータがプレス軸ストローク制御部43に転
送されると、ATC28による金型交換位置に位置決め
されていたプレス部51の各軸は、それぞれの待機位置
に移動する。そして、例えば加工プログラム34に示す
「G00X150.Y300.」の移動加工指令によ
り、XYテーブル30が移動位置決めされたら、パンチ
指令部40よりプレス軸ストローク制御部43にパンチ
指令が出力され、プレス部51の各軸が前記演算された
動作パターンにしたがって動作し、板26を加工する。
これら一連の加工制御を、金型番号指令毎に行う。
【0025】以上図1,2,3及び表1,2,3により
説明した本発明に係るパンチプレスによる成形加工の第
1実施形態を、図4,5により説明する。第1実施形態
では、図12に示したエンボス加工例への適用について
説明する。図4は、エンボス加工時のパンチ軸52、ス
トリッパ軸54及びダイ軸53の各ストロークの時間的
なモーションを示しており、縦軸に距離Dをとり、距離
DのゼロはパスラインPhの位置とする。以下の説明で
は、モーションの節目の時刻をEを付した番号で表わ
す。本発明に係るパンチプレスのプレス部51がプレス
軸トローク制御部43からの指令を受けると、パンチ軸
52及びストリッパ軸54は板26の上方から、ダイ軸
53は板26の下方からそれぞれ板26に接近する動作
を開始する。パンチ軸ピストン1は、パンチ金型31の
刃先(モーション図中Ptで表わす)をパンチ高さ及び
加工材板厚に基いて演算した減速位置Pdに位置決めす
る(E1)。ここで減速位置Pdは、板26上面から所
定の距離(例えば2mm)上方の位置とする。ストリッ
パ軸ピストン10は、ストリッパの下面(モーション図
中Stで表わす)をストリッパ厚さ及び加工材板厚に基
づいて演算された板26の上面位置に位置決めする。こ
の位置は、ストリッパの下面が板26の上面に当接して
いる位置である(E2)。ストリッパの下面が板26の
上面に位置決めされた後に下ダイ軸ピストン19は、ダ
イ金型33の刃先(モーション図中Dtで表わす)をダ
イシャット高さを考慮した演算結果に基づいて板26の
下面位置に位置決めされる(E3)。この位置は、ダイ
金型33の刃先が板26の下面に当接している位置であ
る。
【0026】このように図5(a)に示すような板26
がストリッパの下面とダイ金型33の刃先とで挟持され
る状態になった後、ストリッパ軸54を位置制御から圧
力制御に切り換える。ストリッパ軸54が圧力制御に切
り換わると、金型データに設定されているストリッパ圧
力に応じた挟持力により板26は堅固に挟持される。即
ち、制御器29は、ストリッパ軸加圧側圧力検出器11
及びストリッパ軸引上側圧力検出器12により検出され
たストリッパ圧力が前記設定圧力値になるように、スト
リッパ軸の圧力を制御する。ダイ金型33の刃先が板2
6の下面に位置決めされると、パンチ金型31の刃先が
成形位置まで下降する(E4〜E5)。パンチ金型31
の刃先が成形位置まで移動中に板26をダイ金型33に
押し込んで成形する。パンチ軸ピストン1がパンチ金型
31の刃先を成形位置に位置決めしてから所定の成形時
間経過して成形終了した後、ストリッパ軸54を圧力制
御から位置制御に戻す(E6)。このとき、圧力制御終
了時の位置から位置制御が再開される。
【0027】成形終了後、まずダイ金型33の刃先が板
26下面から離脱し始めた後、ダイオープン高さからダ
イシャット高さを差し引いた値だけ、即ちエジェクタプ
レート46のストローク分だけ下降する途中で、パンチ
金型31の刃先を板26上面から離脱上昇させる(E
7)。ダイ金型33の刃先の板26下面からの下降量
が、ダイオープン高さからダイシャット高さを差し引い
た値に達するまでは、板26はストリッパ32の下面と
エジェクタプレート46の上面とにより挟持された状態
である。エジェクタプレート46の上面が板26の下面
から離脱した図5(b)に示すような状態のとき(E
8)には、パンチ金型31は上昇中である。パンチ金型
31の刃先が上昇中に、パンチ金型31の刃先位置がス
トリッパ32の下面の位置よりも高くなったらストリッ
パ軸54も上昇させ(E9)、パンチ軸52、ストリッ
パ軸54ともにその待機位置に位置決めされる(E1
1)。ダイ軸53は、エジェクタプレート46の上面が
板26の下面から所定距離(例えば3mm)離れた位置
に一時的に位置決めされ(E8)、ストリッパの下面が
板26から離脱したら待機位置に移動位置決めされる
(E10)。
【0028】次に、第1実施形態による作用及び効果を
説明する。板26がパスラインPhの高さにある状態で
ストリッパ32の下面が板26の上面に当接する位置に
位置決めされ、この後に、エジェクタプレート46の上
面が板26の下面に当接する位置に位置決めされる。こ
のとき、エジェクタプレート46は、下ダイ圧縮ばね5
0を縮ませてエジェクタプレート46のストロークエン
ドまで縮退している。即ち、ダイ金型33はシャット高
さになっている。これにより、板26はパスラインPh
に保持されたまま、ストリッパ32の下面とエジェクタ
プレート46の上面とにより堅固に挟持される。その
後、パンチ金型31の刃先が成形位置まで降下して板2
6を成形する。成形の間、ストリッパ32とエジェクタ
プレート46は位置決めされた位置を保持しているので
板26はパスラインPhからずれることはない。パンチ
金型31の刃先が成形位置に位置決めされて、所定の成
形時間が経過したとき、パンチ金型31は成形位置を保
持したまま、まずダイ金型33の刃先が板26から離脱
下降する。ダイ金型33が下降してゆき、エジェクタプ
レート46の上面がパスラインPhから離れたときに、
パンチ金型31が板26から離脱上昇を開始する。この
ように、パンチ金型31よりもダイ金型33が先に板2
6から離脱し、パンチ金型31の成形した形状を確保す
る。その後、パンチ金型を上昇させて刃先を板26から
引き離し、最後にストリッパを上昇させて板26から離
脱させる。これにより、エンボスの下部の凹部を下方か
らダイ金型33の刃先が持ち上げて成形後及び各金型離
脱時の形状を損ねることがなく、成形品質の優れたパン
チプレスの成形加工制御装置を得ることができる。
【0029】次に、図6,7により第2実施形態を説明
する。第2実施形態では、図14に示した下向きZ加工
例への適用について説明する。図6は、下向きZ加工時
のパンチ軸52、ストリッパ軸54及びダイ軸53のス
トロークの時間的なモーションを示しており、縦軸に距
離Dをとり、距離DのゼロはパスラインPhの位置とす
る。以下の説明では、モーションの節目の時刻をZを付
した番号で表わす。本発明に係るパンチプレスのプレス
部51がプレス軸ストローク制御部43から指令を受け
ると、パンチ軸52及びストリッパ軸54は板26の上
方から、ダイ軸53は板26の下方からそれぞれ板26
に接近する動作を開始する。パンチ軸ピストン1は、パ
ンチ金型31の刃先(モーション図中Ptで示す)をパ
ンチ高さ及び加工材板厚に基いて演算した減速位置Pd
に位置決めする(Z1)。ここで減速位置Pdは、板2
6上面から所定の距離(例えば2mm)上方の位置とす
る。ストリッパ軸ピストン10は、ストリッパの下面
(モーション図中Stで示す)をストリッパ厚さ及び加
工材板厚に基づいて演算された板26の上面位置に位置
決めする。この位置は、ストリッパの下面が板26の上
面に当接している位置である(Z2)。ストリッパの下
面が板26の上面に位置決めされた後に、下ダイ軸ピス
トン19は、ダイ金型33の刃先(モーション図中Dt
で示す)をダイオープン高さを考慮した演算結果に基づ
いて板26の下面位置に位置決めする(Z3)。この状
態は図7(a)に示すように、エジェクタプレート46
の上面が板26の下面に当接している位置であり、ダイ
高さはオープンのままである。ストリッパの下面が板2
6の上面に位置決めされた後にも、ストリッパ軸54は
位置制御を保持する。
【0030】ストリッパ軸54が位置制御を保持してい
る間、下ダイ軸ピストン19は、ダイ金型33の刃先を
ダイシャット高さに基づいて板26の下面に位置決めす
る(Z4)。ダイ金型33の刃先が板26の下面に位置
決めされると、パンチ金型31の刃先が成形位置まで下
降する(Z5〜Z6)。パンチ金型31の刃先が成形位
置まで移動中に板26をダイ金型33に押し込んで成形
する。図7(b)にパンチ金型31が成形位置に位置決
めされている状態を示す。パンチ軸ピストン1がパンチ
金型31の刃先を成形位置に位置決めしてから所定の成
形時間経過して成形終了後(Z7)、まずダイ金型33
の刃先を板26下面から離脱させ、ダイオープン高さか
らダイシャット高さを差し引いた値だけ、即ちエジェク
タプレート46のストローク分だけ下降する途中で、パ
ンチ金型31の刃先を板26上面から離脱上昇させる
(Z8)。ダイ金型33の刃先の板26下面からの下降
量が、ダイオープン高さからダイシャット高さを差し引
いた値に達するまでは、板26はストリッパの刃先とエ
ジェクタプレート46の上面とにより挟持された状態で
ある。エジェクタプレート46の上面が板26の下面か
ら離脱したZ8のとき、パンチ金型31は上昇中であ
る。パンチ金型31の刃先が上昇中に、パンチ金型31
の刃先位置がストリッパの下面の位置よりも高くなった
ら最後にストリッパ軸54も上昇させ(Z10)、パン
チ軸52、ストリッパ軸54ともにその待機位置に位置
決めされる(Z12)。ダイ軸53は、エジェクタプレ
ート46の上面が板26の下面から所定の距離(例えば
3mm)離れた位置に一時的に位置決めされ(Z9)、
ストリッパの下面が板26から離脱したら待機位置に移
動位置決めされる(Z11)。
【0031】次に、第2実施形態による作用及び効果を
説明する。板26がパスラインPhの高さ位置にある状
態でストリッパ32の下面が板26の上面に当接する位
置に位置決めされ、この後に、エジェクタプレート46
の上面が板26の下面に当接する位置に位置決めされ
る。このとき、エジェクタプレート46は下ダイ圧縮ば
ね50を縮ませてエジェクタプレート46のストローク
エンドまで後退している。即ち、ダイ金型33はシャッ
ト高さになっている。これにより、板26はパスライン
Phに保持されたまま、ストリッパ32の下面とエジェ
クタプレート46の上面とにより堅固に挟持される。そ
の後、パンチ金型31の刃先が成形位置まで降下して板
26を成形する。成形の間、ストリッパ32とエジェク
タプレート46は位置決めされた位置を保持しているの
で板26はパスラインPhからずれることはない。パン
チ金型31の刃先が成形位置に位置決めされて、所定の
成形時間が経過したとき、パンチ金型31は成形位置を
保持したまま、まずダイ金型33の刃先が板26から離
脱下降する。ダイ金型33が下降してゆき、エジェクタ
プレート46の上面がパスラインPhから離れたとき
に、パンチ金型31が板26から離脱上昇を開始しその
刃先が板26から引き離され、最後にストリッパを上昇
させる。このように、各軸が板26に接近し、加工し
て、離脱するまでの間、板26はそのパスラインPhか
らずれることがない。
【0032】本発明に係るパンチプレスは、パンチ軸5
2の作動に影響されず、独立に位置制御できるストリッ
パ軸54を有しており、まず、ストリッパ32の下面を
板26の上面に位置決めすることにより、板26がパス
ラインPhから上方へずれることを阻止する。板26の
上方へずれ移動を阻止した後に、板26の下面を下方か
ら上方に向けてエジェクタプレート46により押圧し、
板26を堅固に挟持する。この状態をパンチ軸が下降し
て板26の加工完了まで保持する。また、成形時間の経
過後、パンチ金型31の刃先位置を成形位置に保持した
まま、先にダイ金型33を離脱下降させ、その後パンチ
金型を上昇させその刃先を板26から引き離して、最後
にストリッパを上昇させ板26から離脱させる。これら
により、成形時及び各金型離脱時の板26のパスライン
Phからずれることによるばたつきがないので、ミクロ
ジョイントの外れることのない安定した生産のでき、ま
た低騒音のパンチプレスの成形加工制御装置を得ること
ができる。
【0033】図8,9により第3実施形態を説明する。
第3実施形態では、図16に示したブリッジ成形加工例
への適用について説明する。図8は、ブリッジ成形加工
時のパンチ軸52、ストリッパ軸54及びダイ軸53の
各ストロークの時間的なモーションを示しており、縦軸
に距離Dをとり、距離DのゼロはパスラインPhの位置
とする。以下の説明では、モーションの節目の時刻をB
を付した番号で表わす。本発明に係るパンチプレスのプ
レス部51がプレス軸ストローク制御部43から指令を
受けると、パンチ軸52及びストリッパ軸54は板26
の上方から、ダイ軸53は板26の下方からそれぞれ板
26に接近する動作を開始する。まず下ダイ軸ピストン
19は、B1においてダイ金型33の刃先(モーション
図中Dtで示す)をダイオープン高さを考慮した演算結
果に基づいて板26の下面位置に位置決めする。この状
態(B1)は、エジェクタプレート46の上面が板26
の下面に当接している位置であり、ダイ高さはオープン
のままである。次にパンチ軸ピストン1は、パンチ金型
31の刃先(モーション図中Ptで示す)を板26の上
面に当接する位置に位置決めする(B2)。ストリッパ
軸ピストン10は、ストリッパ32の下面(モーション
図中Stで示す)をストリッパ32の厚さ及び加工材板
厚に基づいて演算された板26の上面位置に位置決めす
る(B3)。この位置は、ストリッパの下面が板26の
上面に当接している位置である。ストリッパの下面が板
26の上面に位置決めされた後にも、ストリッパ軸54
は位置制御を保持する。この状態を図9(a)に示す。
【0034】ストリッパ軸54が位置制御を保持してい
る間、下ダイ軸ピストン19はダイ金型33の刃先を、
パンチ軸ピストン1はパンチ金型31の刃先を、それぞ
れの成形位置に向かって同時に同期して移動位置決めす
る(B3〜B4)。パンチ金型31の刃先及びダイ金型
33の刃先がそれぞれの成形位置まで移動中に、板26
は成形される。図9(b)に、パンチ金型31の刃先と
ダイ金型33の刃先とがそれぞれ成形位置に位置決めさ
れている状態を示す。パンチ軸ピストン1及び下ダイ軸
ピストン19が成形位置に位置決めされてから所定の成
形時間経過して成形終了後(B5)、パンチ軸52及び
ダイ軸53は共に板26から離脱する方向に移動する。
このときのパンチ軸52及びダイ軸53は、成形時の移
動方向と反対方向に同期して移動する。そして、ダイ金
型33の刃先が板26下面から離脱し、ダイオープン高
さからダイシャット高さを差し引いた値だけ、即ちエジ
ェクタプレート46のストローク分だけ下降するまでは
(B6まで)、板26はストリッパの刃先とエジェクタ
プレート46の上面とにより挟持された状態である。パ
ンチ金型31が上昇しダイ金型33が下降してゆき、パ
ンチ刃先位置が板26の上面に、ダイ金型33の刃先が
板26の下面からエジェクタプレート46のストローク
分だけ下降した(B6)後に、パンチ軸及びストリッパ
軸は同時に上昇開始する(B7)。その後、各軸はそれ
ぞれの待機位置に位置決めされる。
【0035】次に、第3実施形態による作用と効果を説
明する。まず、ダイ金型33のエジェクタプレート46
の上面を板26の下面、すなわちパスラインPhに当接
した位置に位置決めし、次にパンチ金型31の刃先を板
26の上面に当接させた位置に位置決めする。このと
き、エジェクタプレート46により、板26の下面がパ
スラインを保持した状態でパンチ金型31が上面に当接
するので、パスライン位置がずれることがない。そして
この間、ストリッパ32は下降を続けていて、この後ス
トリッパ32の下面が板26の上面に当接したら位置決
めされその位置を保持する。これにより、板26はスト
リッパ32及びエジェクタプレート46により堅固に挟
持されるので、板26がパスラインPhからずれること
がない。ストリッパ32の下面が板26の上面に当接し
た後に、パンチ金型31とダイ金型33とを対向して同
期させながら、それぞれの成形位置に同時に移動させ
る。この移動中に板26が成形される。パンチ金型31
及びダイ金型33がそれぞれの成形位置に到達して成形
終了後、両金型は接近してきた方向と反対の方向に同期
して離れる。パンチ金型31の刃先が板26の上面に、
またダイ金型の刃先が板26の下面からエジェクタプレ
ート46のストローク分だけ下降した後に、それまで板
26の上面の位置を保持していたストリッパ32は上昇
開始し、同時にダイ金型33の下降にともなって、板2
6の下面の位置を保持していたエジェクタプレート46
も下降開始する。その後、各軸の待機位置に位置決めさ
れて作動は完了する。このように、各軸が板26に接近
し、加工して、離脱するまでの間、板26はそのパスラ
インPhからずれることがない。本実施形態では、それ
ぞれの成形位置に近づくときと離れるとき、パンチ金型
及びダイ金型は同期して作動するとしているが、それぞ
れ独立して作動させるようにしてもよい。即ち、パンチ
金型の作動中にダイ金型は停止した状態でもよいし、パ
ンチ金型の停止中にダイ金型を作動させるようにしても
よい。
【0036】本発明に係るパンチプレスは、パンチ軸5
2の作動に影響されず、独立に位置制御できるストリッ
パ軸54を有しており、加工前に、まずエジェクタプレ
ート46を板26の下面(パスライン位置)に当接させ
た後、次にストリッパ軸32を板26の上面に当接させ
ているので、パスラインがずれることを防止できる。ま
た、板26の上方へのずれ移動を阻止すると同時に、板
26の下面を下方から上方に向けてエジェクタプレート
46により押圧し、板26を堅固に挟持する。この状態
を加工完了まで保持する。また、成形時間の経過後、ス
トリッパ32の下面を板26の上面に位置決めし、かつ
エジェクタプレート46の上面を板26の下面に位置決
めしたまま、パンチ金型31とダイ金型33を同時に板
26から離脱させる。これにより、成形時の板26のパ
スラインPhからのずれによるばたつきがないので、ミ
クロジョイントの外れることのない安定した生産がで
き、また低騒音のパンチプレスの成形加工制御装置を得
ることができる。
【0037】以上、本発明によると、独立に位置制御で
きるストリッパ軸を有しているパンチプレス成形加工制
御装置においては、ストリッパの下面をワークの上面に
当接してワークをパスライン上に位置決めすることによ
り、ワークのパスライン上からの上方へのずれを阻止す
る。ワークの上方へのずれ移動を阻止すると同時に、ワ
ークの下面を下方から上方に向けてエジェクタプレート
により押圧し、ワークをストリッパの下面及びエジェク
タプレートの上面により堅固に挟持する。この状態を成
形完了まで保持する。これにより、成形加工中にワーク
が常にパスライン上に保持され上下にばたつくことがな
いのでミクロジョイントが外れることがなく生産性が向
上し、かつ低騒音のパンチプレスの成形加工装置を得る
ことができる。また、ワークをストリッパとダイ金型と
で挟持しパスライン上に保持した状態で成形加工を行っ
た後にパンチ金型又はダイ金型をワークより離脱させ、
最後にストリッパをワークより離脱させる構成としたの
で、各金型の刃先をワークから引き離すときにワークは
パスライン上に保持され上下にばたつくことがない。こ
れにより、ミクロジョイントが外れることによるトラブ
ルもなく、生産性が向上し、騒音低下による環境改善も
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパンチプレスの説明図である。
【図2】制御器の制御ブロック図である。
【図3】制御器の加工プログラムの例である。
【図4】本発明に係るパンチプレスによるエンボス加工
時の成形モーションの説明図である。
【図5】本発明に係るパンチプレスによるエンボス加工
時の各軸相対位置の説明図である。
【図6】本発明に係るパンチプレスによる下向きZ加工
時の成形モーションの説明図である。
【図7】パンチプレス従来機による下向きZ加工時の各
軸相対位置の説明図である。
【図8】本発明に係るパンチプレスによるブリッジ成形
加工時の成形モーションの説明図である。
【図9】本発明に係るパンチプレスによるブリッジ成形
加工時の各軸相対位置の説明図である。
【図10】パンチプレスの従来機のハード構成図であ
る。
【図11】パンチプレスの従来機のパンチ軸、ストリッ
パ軸及びダイ軸の説明図である。
【図12】エンボス加工の成形形状の説明図である。
【図13】パンチプレス従来機によるエンボス加工時の
各軸相対位置の説明図である。
【図14】下向きZ加工の成形形状の説明図である。
【図15】パンチプレス従来機による下向きZ加工の各
軸相対位置の説明図である。
【図16】ブリッジ成形加工の成形形状の説明図であ
る。
【図17】パンチプレス従来機によるブリッジ成形加工
の各軸相対位置の説明図である。
【符号の説明】
1…パンチ軸ピストン、2…パンチ軸加圧側圧力検出
器、3…パンチ軸引上側圧力検出器、4…パンチ軸サー
ボバルブ、5…パンチ軸位置検出器、6…パンチ軸シリ
ンダ、8…パンチ軸加圧室、9…パンチ軸引上室、10
…ストリッパ軸ピストン、11…ストリッパ軸加圧側圧
力検出器、、12…ストリッパ軸引上側圧力検出器、、
13…ストリッパ軸サーボバルブ、14…ストリッパ軸
位置検出器、15…ストリッパ軸シリンダ、17…スト
リッパ軸加圧室、18…ストリッパ軸引上室、19…下
ダイ軸ピストン、20…下ダイ軸サーボバルブ、21…
下ダイ軸位置検出器、22…下ダイ軸シリンダ、24…
下ダイ軸加圧室、25…下ダイ軸引上室、26…板、2
7…金型マガジン、28…ATC、29…制御器、30
…XYテーブル、31…パンチ金型、32…ストリッ
パ、33…ダイ金型、34…加工プログラム、35…金
型管理情報記憶部、36…加工指令部、37…使用金型
情報設定部、38…加工板厚情報設定部、39…待機位
置情報記憶部、40…パンチ指令部、41…動作パター
ン記憶部、42…動作パターン設定部、43…プレス軸
ストローク制御部、45…ばね式ストリッパ、46…エ
ジェクタプレート、47…パンチガイドピン、48…下
ダイガイドピン、49…パンチ圧縮ばね、50…下ダイ
圧縮ばね、51…プレス部、52…パンチ軸、53…ダ
イ軸、54…ストリッパ軸、55…XYテーブル指令
部、56…XY軸制御部、57…制御演算部、Ph…パ
スライン、Pd…減速位置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの上面からストリッパで押さえる
    と共に、上下動するパンチ金型とダイ金型との間でワー
    クを成形加工するパンチプレスの成形加工方法におい
    て、 ワークの板厚に応じて位置制御されたストリッパの下面
    によりワークの上面を位置決めすることによりワークの
    下面をパスライン上に位置決めする工程と、 パスライン上でワークをストリッパとダイ金型とにより
    挟持した後の、パンチ金型を下降させて下向き成形加工
    を行う工程、ダイ金型を上昇させて上向き成形加工を行
    う工程、パンチ金型とダイ金型とをそれぞれ独立に上下
    動させて上向き又は下向き成形加工を行う工程、及びパ
    ンチ金型とダイ金型とを同期移動させて上向き又は下向
    き成形加工を行う工程のいずれかの工程とを有すること
    を特徴とするパンチプレスに成形加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパンチプレスの成形加工
    方法において、 ワークをストリッパとダイ金型とで挟持し、パスライン
    上に保持した状態で、パンチ金型とダイ金型とで上向き
    又は下向き成形加工を行った後に、パンチ金型を上昇さ
    せ又はダイ金型を下降させることによりそれぞれワーク
    より離脱させ、最後にストリッパを上昇させてワークよ
    り離脱させることを特徴とするパンチプレスの成形加工
    方法。
  3. 【請求項3】 上下動自在に設けられたパンチ軸ピスト
    ンに取着されたパンチ金型と、 パンチ金型と同一方向に移動自在に設けられたダイ軸ピ
    ストンにパンチ金型に対向して取着されたダイ金型と、 パンチ金型と同一方向に移動自在に設けられたストリッ
    パ軸ピストンに取着され、成形加工時にワークの上面か
    ら押さえるストリッパと、 パンチ軸ピストン、ダイ軸ピストン及びストリッパ軸ピ
    ストンのプレス軸の位置を制御し、パンチ金型及びダイ
    金型間でワークを成形加工する制御器とを備えたパンチ
    プレスの成形加工制御装置において、 制御器は、ワークの板厚に応じて位置制御されたストリ
    ッパの下面でワークの上面を位置決めすることによりワ
    ークの下面をパスライン上に位置決めすることを特徴と
    するパンチプレスの成形加工制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008290106A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Mitsui High Tec Inc プレス装置
JP2012254474A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Amada Co Ltd ブリッジ及び雌ねじ部形成方法並びに金型
CN110496919A (zh) * 2019-08-21 2019-11-26 亿和精密工业(苏州)有限公司 一种应用于u形工件拉伸模开模工程的仿形脱料结构

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