JP2001113233A - 郵便区分機、郵便区分システム及び郵便区分方法 - Google Patents

郵便区分機、郵便区分システム及び郵便区分方法

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JP2001113233A
JP2001113233A JP29337699A JP29337699A JP2001113233A JP 2001113233 A JP2001113233 A JP 2001113233A JP 29337699 A JP29337699 A JP 29337699A JP 29337699 A JP29337699 A JP 29337699A JP 2001113233 A JP2001113233 A JP 2001113233A
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浩道 藤澤
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裕 酒匂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の郵便区分機において、郵便物の宛先情
報が読取り不能となった際に増加する人手の作業を削減
すること。また、従来の郵便区分機における人手による
宛先情報の入力作業を削減できるという長所を生かす一
方、第二の認識手段のためのハードウェアを削減するこ
と。 【解決手段】 郵便区分機において、第一の認識手段と
第二の認識手段とを設け、第一の認識手段が宛先情報を
認識できていない状態で、郵便物が区分棚を通過した後
も、第二の認識手段が認識を続けられるような制御方式
を採用する。また、第一の認識手段と第二の認識手段と
を同一プロセッサで実現させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物等の物品に
記載された、郵便番号や住所等、郵便物の行き先に関す
る情報(宛先情報)を表す文字列を読取り、区分する物
品分類装置に関わる。例えば、本分類装置は、宛先読取
郵便区分機等に用いる。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的な宛名読取郵便区分機の第
一の例は、郵便物供給手段と、画像入力手段と、区分格
納手段と、これらの間を結び郵便物を搬送する搬送手段
と、入力された画像を解析し郵便物に記載されている宛
先情報を認識する認識手段と、区分機全体を制御するシ
ステム制御手段を有する。
【0003】上記の宛名読取郵便区分機では、郵便物供
給手段によって郵便物が搬送手段に供給されたのち、画
像入力手段にて郵便物の画像を電子的に入力し、その電
子的な画像データを認識手段へ転送する。認識手段は、
画像を解析して郵便物に記載されている宛先情報を認識
し、認識結果をシステム制御手段へ送信する。システム
制御手段はその宛先情報に基づいて、所定のルールにし
たがって、区分格納先を決定して、その区分格納先情報
を区分格納手段に送信して、同区分格納手段は該当する
郵便物を指定された区分先に格納する。通常、認識手段
は複数の演算装置を有する計算機で構成され、複数の郵
便物に対する認識を並行して行なえる。このため、画像
入力手段から次々と画像が送られてくる場合、ある画像
に対する処理が完了する前であっても、別の演算装置を
用いて次の画像に対する処理を開始できる。区分格納手
段は、例えば郵便区分機における区分棚のように、認識
結果に応じて郵便物を分類して格納する。この様な構成
のため、認識手段は、郵便物が区分格納手段へ搬送され
る前に認識を完了し、結果をシステム制御手段へ送信す
る必要があった。
【0004】また、従来の典型的な宛名読取郵便区分機
の第二の例では、郵便物供給手段と、画像入力手段と、
宛先情報印刷手段と、識別子印刷手段と区分格納手段
と、これらの間を結び郵便物を搬送する搬送手段と、入
力された画像を解析し郵便物に記載されている宛先情報
を認識する認識手段と、読取り不能となった郵便物の画
像を転送する画像転送手段と、郵便物の画像を表示し郵
便物に記載されている宛先情報を人手で入力する環境を
提供する宛先情報入力手段と、区分機全体を制御するシ
ステム制御手段を有する。
【0005】上記の宛名読取郵便区分機では、郵便物供
給手段によって郵便物が搬送手段に供給されたのち、画
像入力手段にて郵便物の画像を電子的に入力し、認識手
段へ転送する。認識手段は、画像を解析して郵便物に記
載されている宛先情報を認識し、認識結果をシステム制
御手段へ送信する。
【0006】認識が成功しており、かつ郵便物が宛先情
報印刷手段を通過する前であった場合は、システム制御
手段はその宛先情報に基づいて、所定のルールにしたが
って、区分格納先を決定して、その区分格納先情報を区
分格納手段に送信して、同区分格納手段は該当する郵便
物を指定された区分先に格納する。さらに、システム制
御手段は宛先情報を宛先情報印刷手段へ結果を送信す
る。宛先情報印刷手段は認識結果をバーコード等機械処
理に適した記号に変換し、郵便物に印刷する。この宛先
情報を表すバーコードは、バーコードに従って郵便物を
区分する別の機械、バーコード区分機で道順組み立てを
する際に利用される。
【0007】宛先情報が認識手段によって認識不能であ
った場合、あるいは宛先情報印刷手段に郵便物が搬送さ
れるのに間に合わなかった場合には、識別子印刷手段が
郵便物に固有の識別子をバーコード等機械処理に適した
記号で印刷し、さらに区分格納手段は当該郵便物を読取
り不能郵便物として分類する。読取り不能郵便物として
分類された郵便物の画像は画像転送手段により宛先情報
入力手段へ転送され、宛先情報の人手による入力が行な
われる。
【0008】読取り不能となった郵便物の宛先情報が人
手で入力し終わったならば、読取り不能郵便物を再び郵
便区分機に供給することにより、区分することができ
る。以後、この区分を二次区分、二次区分に用いる郵便
区分機を二次区分機と呼ぶ。二次区分機は、郵便物に印
刷された識別子を認識し、人手で入力した宛先情報中か
ら識別子に対応するものを検索し、この結果に応じて郵
便物を区分する。また、二次区分機にも宛先情報印刷手
段を設け、認識結果を郵便物へ印刷することもある。実
際には、一次区分機と二次区分機は同一の機械であって
もよい。
【0009】このような構成のため、宛名読取郵便区分
機の第二の例では、認識手段が宛先情報を認識できない
場合にも自動的に郵便物を分類できる。一方、認識手段
が郵便物が宛先情報印刷手段へ搬送される前に認識を完
了し結果を送信しなければ、多くの人手の作業が発生す
るという問題点があった。
【0010】さらに別の典型的な宛名読取郵便区分機の
第三の例では(参考文献:"Comprehensive Statement o
n Postal Operation" '94、 '96)、上記の第二の宛名
読取郵便区分機の例の構成に加え、第二の宛先情報認識
手段を有する。
【0011】宛先情報が宛先情報認識手段によって認識
不能であった場合、あるいは宛先情報印刷手段に郵便物
が搬送されるのに間に合わなかった場合には、画像を画
像転送手段により第二の宛先情報認識手段に転送すると
ともに、識別子印刷手段が郵便物に固有の識別子を印刷
し、さらに区分格納手段は当該郵便物を読取り不能郵便
物として分類する。一方、第二の宛先情報認識手段は受
信した画像から宛先情報を認識し、認識結果を二次区分
機へ転送する。第二の認識手段においても認識不能とな
った郵便物の画像は、画像転送手段により宛先情報入力
手段へ転送され、宛先情報の人手による入力が行なわれ
る。さらに、一方、第一の認識手段で読取り不能となっ
た郵便物は、二次区分機に供給し、再度区分する。二次
区分機は、郵便物に印刷された識別子を認識し、識別子
に対応する第二の認識手段の認識結果、あるいは人手に
よる入力結果を検索し、この結果に応じて郵便物を区
分、あるいは認識結果を郵便物へ印刷する。
【0012】宛名読取郵便区分機の第三の例では、この
様な構成のため、人手による宛先情報の入力作業を削減
できる一方、画像の転送や第二の認識手段のために大掛
かりな装置が新たに必要となるという問題点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第一の課題は、従来の郵便区分機において郵便物の
宛先情報が読取り不能となった際に増加する人手の作業
を削減することにある。
【0014】また、本発明が解決しようとする第二の課
題は、従来の典型的な郵便区分機の第三の例で、人手に
よる宛先情報の入力作業を削減できるという長所を生か
す一方、第二の認識手段の為に必要なハードウエアを削
減することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の郵便区分機では、第二の従来の郵便区分機
の構成を基本とするが、認識手段が宛先情報印刷手段に
郵便物が搬送されるのに間に合わなかった場合にも最終
的な結果が得られるまで認識処理を継続する。そのため
に、システム制御手段は、認識手段における認識時間を
制限する制御方式、および宛先情報を分割して認識手段
から受信し必要な部位へ送信する制御方式を採用する。
さらに、認識手段は、認識に費やしている処理時間を監
視し必要な時点で宛先情報を送信する制御方式、複数の
認識手法を組み合わせて起動する制御方式を採用する。
これにより、認識に長い処理時間を要する郵便物の宛先
情報も、第三の従来の郵便区分機の事例における第二の
認識手段を用いなくても自動的に認識結果を得ることが
できるようになる。なお、宛先情報の印刷に間に合わな
かった郵便物は、第二の従来例と同様、二次区分機で宛
先情報の印刷および区分を施す。
【0016】本発明の郵便区分機では、郵便物一通当た
りに要する認識時間が従来より長くなる。一般に認識手
段は複数の演算手段を有する計算機群で構成され、複数
の郵便物に対する認識を並行して行う。しかし、本発明
のように郵便物一通当たりに要する認識時間がある程度
以上長くなると、限られた数の演算手段では読取りきれ
なくなり、読取り不能となる郵便物が増加するという新
たな問題が生じる。そこで、本発明では、上記の認識手
段における認識時間を制限する制御方式をシステム制御
手段に採用する。すなわち個々の画像の認識に許容する
処理時間の上限値t2を設定し、認識開始からの時間が上
限値t2を超えた時点で認識を打ち切ることにより、この
問題を解決する。t2は予測される認識の処理時間の平均
値と認識手段の演算装置の数より決定する。
【0017】また、一般に郵便物の区分格納に必要な宛
先情報は、例えば道順組み立てに必要な宛先情報ほど詳
細である必要がない場合が多い。一方、郵便物が区分格
納手段に達するまでに認識手段が詳細な宛先情報を得ら
れなかった場合でも、区分格納に必要な粗い宛先情報は
得られている場合も多い。そこで、本発明では、上記の
宛先情報を分割して認識手段から受信し必要な部位へ送
信するようなシステム制御手段の制御方式、および認識
に費やしている処理時間を監視し必要な時点で宛先情報
を送信する認識手段の制御方式を採用する。この制御方
式の特徴は、区分格納手段での分類に必要な情報が認識
処理の開始から予め定められた時間t1までに送信される
一方、二次区分機での分類に必要な情報はt2までに送信
されることにある。t1は、郵便物が画像入力手段から区
分格納手段に達するのに要する時間と、通信等によって
生じる遅れ等から決定する。
【0018】また、本発明により、認識手段はより長い
処理時間を確保できるため、精緻な認識手法を用いるこ
とが可能となり、宛先情報の入力作業の削減や、第二の
認識手段のハードウエアの削減に寄与できる。このた
め、本発明の郵便区分機の認識手段は、複数の認識手法
を組み合わせて起動する制御方式を採用する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の宛名認識区分機の実施例
の構成を図1に示す。本実施例は、郵便物を宛先に応じ
て分類すると共に、特定の地域宛の郵便物に関しては宛
先情報をバーコードで郵便物に印刷するような装置10
0である。また、宛先情報が印刷できなかったり、宛先
情報に応じた分類が出来なかった場合に、二次区分機で
再度識別子に応じて分類、印刷を行うため、識別子を印
刷する機能と二次区分機へ情報を送信する機能を有す
る。本発明の宛名認識区分機100は郵便物供給装置1
01、画像入力装置103、宛先情報印刷装置104、
識別子印刷装置105、区分格納装置106、これらの
間を結んで郵便物を搬送する搬送装置102、認識装置
107、画像転送装置108、第二認識装置109、宛
先情報入力装置110、システム制御装置111からな
る。本図では、黒の太線はデータの流れを示す。画像デ
ータ、認識成否、宛先情報等は、全て後述する識別子と
ともに送受されるが、図中では省略する。また、本図で
表されているデータの流れは論理的なもので、本発明の
宛名郵便区分機の実現に必要な通信のための装置類は図
10に示してある。
【0020】処理対象の郵便物は、郵便物供給装置10
1に人手で投入する。郵便物供給装置101は郵便物を
自動的に搬送装置102に供給する。次に郵便物は画像
入力装置103へ搬送される。画像入力装置103は郵
便物表面の画像を電子的に入力し、画像情報を識別子と
共に認識装置107と画像転送制御装置108へ送信す
る。この際、画像入力装置103は、各画像を特定する
ための通し番号(識別子)を決定する。
【0021】認識装置107は、画像を解析して郵便物
に記載されている宛先情報を認識し、認識処理の成否と
認識結果の宛先情報とをシステム制御装置111へ出力
する。認識装置107は、十分に確からしい宛先情報を
得る事が出来た場合には認識が成功した旨を、十分に確
からしい宛先情報を得る事が出来なかった場合には認識
が失敗した旨を、認識成否情報として出力する。
【0022】認識が成功した場合には、システム制御装
置111は宛先情報印刷装置104に宛先情報を送信
し、宛先情報印刷装置104は宛先情報をバーコード等
機械処理に適した記号に変換し、郵便物に印刷する。さ
らにシステム制御装置111は宛先情報に基づいて郵便
物の区分格納先を決定し、区分格納装置106へ送信す
る。区分格納装置106は受信した区分先に応じて郵便
物を分類する。さらにシステム制御装置111は認識が
成功した旨を画像転送装置108へ通知する。
【0023】認識が失敗した場合、あるいは宛先情報印
刷に間に合わなかった場合、システム制御装置111は
識別子印刷装置105へ認識が失敗した旨を通知する。
識別子印刷装置105は当該郵便物の識別子をバーコー
ド等機械処理に適した記号で印刷する。さらに、システ
ム制御装置111は認識が失敗した郵便物の区分格納先
を決定し、区分格納装置106へ送信する。区分格納装
置106は受信した区分先に応じて郵便物を分類する。
【0024】認識装置107は宛先情報印刷に間に合わ
なかった場合にも、さらに認識処理を継続する。この
際、継続前の認識処理の途中結果を利用し、途中結果か
ら認識処理の継続を行うようにすれば認識処理の処理効
率を高くできる。また、継続前の認識処理と継続後の認
識処理とを異なる認識処理、つまり、異なる認識方法で
行ってもよい。所定の認識処理時間内で認識処理が終了
できていない、又は、認識が成功しなかった場合であっ
ても、認識処理の継続、すなわち、前記した所定の認識
処理時間内で得られた認識処理の途中結果である認識結
果に対し再度認識処理を施すのである。
【0025】最終的に認識処理が失敗に終わった場合、
認識装置107はシステム制御装置111を介して認識
が失敗した旨を画像転送装置108へ通知する。
【0026】画像転送装置108は画像入力装置103
で得られた画像を識別子と共に一時的に記憶する。その
後、システム制御装置111から認識が成功した旨を通
知された場合には、当該する識別子の画像を削除する。
また、認識が失敗した場合には、画像を第二認識装置1
09へ転送する。さらに第二認識装置109での認識が
失敗した場合には、当該画像データを宛先情報入力装置
へ転送するとともに、当該画像データを削除する。
【0027】第二認識装置109は、画像データを解析
し、宛先情報を認識し、認識成否と認識結果の宛先情報
を出力する。構成は後述する認識装置107の構成と同
様である。ただし、認識装置107で認識できなかった
ものも認識できるよう、認識装置107と異なる認識手
法を採用する。認識が成功した場合には、宛先情報を二
次区分機へ送信する。また、認識の成否は、画像転送装
置108へ送信される。
【0028】宛先情報入力装置は110は、画像データ
を表示し、人手により宛先情報を入力するための装置で
ある。入力された宛先情報は、二次区分機へ送信され
る。
【0029】宛先情報印刷装置104は、宛先情報をバ
ーコードなど機械処理に適した形で郵便物に印刷するた
めの装置である。
【0030】識別子印刷装置105は、郵便物の識別子
をバーコードなど機械処理に適した形で郵便物に印刷す
るための装置である。識別子印刷装置105は、システ
ム制御装置111から認識が失敗した旨、あるいは認識
が宛先情報の印刷に間に合わなかった旨を受信した際
に、識別の印刷を行なう。
【0031】区分格納装置106は、宛先情報認識の成
否、区分に必要な情報が間に合ったか否か、および宛先
情報に応じて郵便物を分類して格納するための装置であ
る。郵便物の区分先はシステム制御装置111によって
決定し、区分格納装置106はそれに従って動作する。
【0032】次に、本実施例におけるシステム制御装置
111の制御方式を図2を用いて説明する。図は左から
右へ向かって時間の経過を示し、図中の長方形は処理に
要する時間を示す。まず郵便物が201で供給され、次
に202で郵便物の画像が入力される。これに続き認識
装置107において宛先情報の認識が行われる。認識装
置は、以下の3つの値を予め記憶している。
【0033】t0:画像を入力した時刻から、宛先情報印
刷に間に合うような宛先情報の送信時刻までの時間の上
限。t0は、郵便物が画像入力装置103から宛先情報印
刷装置104までに達するまでの時間から、通信による
遅れを差し引いた時間を、予め見積もって決める。
【0034】t1:画像を入力した時刻から、区分格納に
間に合うような宛先情報の送信時刻までの時間の上限。
t1は、郵便物が画像入力装置103から区分格納装置1
06までに達するまでの時間から、通信による遅れを差
し引いた時間を、予め見積もって決める。
【0035】t2:t1:認識装置107が宛先情報の認識
に費やす時間の上限。t2は、認識装置107の構成、郵
便物供給装置101の供給速度に応じて予め決める。例
えば、 t2 = (認識装置内の演算装置数)/(単位時
間あたりに供給される郵便物数) で定める。
【0036】認識処理の動作には、以下のような5つの
場合がある。
【0037】ケース1:宛先情報の認識がt0以前に成功
した場合。認識装置107はシステム制御装置111を
介して宛先情報を宛先情報印刷装置104と区分格納装
置106へ送信する。これに応じ、宛先情報の印刷20
8、郵便物の分類210が行われる。また、画像転送装
置108には認識成功を通知する。
【0038】ケース2:宛先情報の認識がt0以前に失敗
した場合。認識装置107はシステム制御装置111を
介して宛先情報を識別子印刷装置105と区分格納装置
106へ送信する。これに応じ、識別子の印刷209、
郵便物の分類210が行われる。また、画像転送装置1
08には認識失敗を通知する。
【0039】ケース3:宛先情報の認識にt0以上t1未満
の処理時間を要した場合。認識装置107は、t0の時点
での宛先情報の認識の途中結果をシステム制御装置11
1へ送信する。これに応じ、システム制御装置111は
識別子印刷装置105へ認識が間に合わなかった旨を通
知し、識別子印刷装置105は識別子の印刷209を行
なう。また、通信の遅れなどにより、認識装置107か
ら認識の途中結果がt0の時点で受信できなかった場合に
も、システム制御装置111は独自に識別子印刷装置1
05へ認識が間に合わなかった旨を通知する。このよう
な冗長性は、システムの安定性に寄与する。さらに認識
装置107は認識を継続し、システム制御装置111へ
最終的な認識結果を送信する。これに応じ、システム制
御装置111は郵便物の区分格納先を区分格納装置10
6へ送信し、区分格納装置106は郵便物の分類210
を行なう。また、システム制御装置111は画像転送装
置108に認識の成否を通知する。また、認識装置10
7の最終的な認識が成功であった場合には、システム制
御装置111は二次区分機へ宛先情報を送信する。
【0040】ケース4:宛先情報の認識にt1以上t2未満
の処理時間を要した場合。認識装置107は、t0の時点
での宛先情報の認識の途中結果をシステム制御装置11
1へ送信する。これに応じ、システム制御装置111は
識別子印刷装置105へ認識が間に合わなかった旨を通
知し、識別子印刷装置105は識別子の印刷209を行
なう。また、通信の遅れなどにより、認識装置107か
ら認識の途中結果がt0の時点で受信できなかった場合に
も、システム制御装置111は独自に識別子印刷装置1
05へ認識が間に合わなかった旨を通知する。さらに認
識装置107は認識を継続し、t1の時点での宛先情報の
認識の途中結果をシステム制御装置111へ送信する。
システム制御装置111は認識処理継続中の郵便物の区
分格納先を決定し、区分格納装置106へ送信する。区
分格納装置106はこれに応じ郵便物の分類210を行
なう。通信の遅れなどにより、認識装置107から認識
の途中結果がt1の時点で受信できなかった場合にも、シ
ステム制御装置111は独自に区分格納装置106へ認
識処理継続中の郵便物の区分格納先を送信する。さらに
認識装置107は認識を継続し、最終的な認識結果をシ
ステム制御装置111へ送信する。システム制御装置1
11は画像転送装置108に認識の成否を通知する。ま
た、認識装置107の最終的な認識が成功であった場合
には、システム制御装置111は二次区分機へ宛先情報
を送信する。
【0041】ケース5:宛先情報の認識にt2以上の処理
時間を要した場合。認識装置107はシステム制御装置
111を介して、t0の時点で認識失敗を識別子印刷装置
105へ送信する。これに応じ、識別子の印刷209が
行われる。さらに、認識を継続し、t1の時点での宛先情
報の認識の途中結果をシステム制御装置111へ送信
し、システム制御装置111は認識処理継続中の郵便物
の区分格納先を区分格納装置106へ送信する。これに
応じ、郵便物の分類210が行われる。さらに、認識を
継続し、t2の時点で認識失敗をシステム制御装置111
を介して画像転送装置108へ送信する。
【0042】この際、ケース4、5で、t1の段階で区分
格納装置106へ送信する認識不能の信号に、認識継続
中である事を示す信号を加える事により、ケース2、3
で認識不能となった場合と区別することができる。これ
により後述するように認識継続中の郵便物を別に分類す
ることが可能となる。同様に、認識継続中の郵便物に認
識継続中を表す記号を印刷する事も可能である。
【0043】次に、認識装置107の構成を図3を用い
て説明する。認識装置107は、待行列301、認識演
算装置群302、出力制御装置303、時間管理装置3
05からなる。認識演算装置群302は複数の演算装置
からなるコンピュータ群である。本実施例では、各演算
装置は1通の郵便物に宛先情報の認識を行うが、機能の
ことなる演算装置を用い、1通の郵便物に宛先情報の認
識を複数の演算装置で行ってもよい。各演算装置は独立
に動作可能であり、ある郵便物の認識処理を継続中に次
の郵便物の画像を入力しても、認識処理を並行して行な
うことができる。待行列301は、画像を一時的に格納
し、画像を空いている演算装置304へ転送するするた
めの装置である。出力制御装置303は、演算装置から
出力される認識成否、宛先情報をシステム制御装置11
1へ送信するための装置である。時間管理装置305
は、画像データが待行列301に入力された時刻を記憶
し、演算装置へ送信するための装置である。
【0044】次に、図4で認識装置群中の一つの演算装
置304内でのデータフローを示す。本実施例は、郵便
番号、地名(都道府県名、市町村名、町名、字名等。例
えば図6の602の「川中市小ヶ谷」)を認識して郵便
物の大まかな宛先を求め、特定の地域宛の郵便物に関し
ては街区番号(丁目、番地、号、地番等。例えば図6の
602の「43ー5」)を認識するものである。宛先情
報の認識は、宛先文字列領域抽出401、郵便番号認識
402、特定地域内地名認識403、街区番号認識40
4、全国地名認識406、高精度街区番号認識407か
らなる。各処理は、例えば割り込み等の外部からの信号
で、処理を中断することが出来るように作られる。ま
ず、入力画像から宛先文字列領域抽出401が郵便番号
(例えば図6の601)、宛先住所(例えば図6の60
2)など宛先情報の記載されている領域を検出する。次
に、郵便番号認識402において、郵便番号を認識す
る。郵便番号の認識が成功した場合、郵便番号から地名
の認識が必要か否かを判断する。必要でない場合は処理
を中断する。必要な場合は、特定地域内地名認識403
により、郵便番号で特定した地域内の地名を認識する。
さらに、特定地域内地名認識403での認識が成功した
場合、地名に応じ街区番号の認識が必要かを判断する。
必要でない場合は処理を中断する。必要な場合は、街区
番号認識404により、街区番号を認識する。送信情報
編集405は認識結果に必要な編集を施し、送信する。
【0045】街区番号の認識が失敗した場合には、さら
に高精度街区番号認識407によって街区を再度認識す
る。文字認識において、精度と処理時間にはトレードオ
フがあることはよく知られており、より精度が高い手法
には多くの処理時間がかかるのが普通である。ここで
は、高精度街区番号認識407には、より多くの処理時
間が見込まれるが高精度な手法を採用することにより、
街区番号認識404で認識できなかったものも認識でき
るようにする。従来の郵便区分機では処理時間が長い認
識手法を用いることは困難であった。しかし、本発明の
ように郵便物が区分格納装置106を通過後も認識を継
続するようにすることにより、より多くの処理時間が見
込まれるが高精度な手法を採用することが可能となっ
た。
【0046】郵便番号認識402が失敗した場合には、
全国地名認識406が全国の地名を対象に宛先を認識す
る。全国地名認識406はより多くの文字種を認識する
ことが必要であり、特定地域内地名認識より処理時間が
多くかかる。しかし、本発明により、より多くの処理時
間が確保できるようになり、郵便番号の認識が失敗した
場合も全国の地名を認識して宛先を特定することが可能
となる。全国地名認識406が成功した場合、地名に応
じ街区番号の認識が必要かを判断する。必要でない場合
は処理を中断する。必要な場合は、街区番号認識40
4、あるいは高精度街区番号認識407により、街区番
号を認識する。認識結果は送信情報編集405によって
送信に必要な編集を施し、送信する。全国地名認識40
6が失敗した場合には、認識処理を中断する。
【0047】また、郵便番号認識402、特定地域内地
名認識403、全国地名認識406の認識結果は、認識
途中結果格納テーブル410へ各処理が終了する毎に格
納する。認識中断時には認識途中結果編集408を例え
ば割り込み処理によって起動する。認識途中結果編集4
08は認識途中結果格納テーブル410内の情報に必要
な編集を施し、送信する。
【0048】また、認識中断割込発生409は、t0、t1
の時点で認識途中結果編集408を例えば割り込み処理
によって起動する。さらにt2の時点では、認識途中結果
編集408を例えば割り込み処理によって起動するとと
もに、実行中の認識処理に中断の信号を発する。
【0049】図5は、演算装置304の処理フローを示
す。まず、ステップ501において、宛先情報が記載さ
れた文字列の領域を抽出する。次に502において郵便
番号を認識する。次に分岐503にて郵便番号認識が成
功したか否かを判定する。もし郵便番号の認識が成功し
たならステップ504にて特定地域内の地名を認識す
る。次に分岐505にて認識が成功したか否かを判定
し、失敗したなら処理を終了する。もし分岐503にて
認識が失敗していたならば、ステップ506にて全国地
名を認識する。次に分岐507にて認識が成功したか否
かを判定し、失敗したなら処理を終了する。次に、も
し、郵便物の宛先が街区番号の認識が必要な地域であっ
た場合、ステップ508にて街区番号を認識する。次
に、分岐509にて認識が成功したか否かを判定し、も
し失敗していたならば、ステップ510にて高精度街区
番号認識を起動する。
【0050】次に、本実施例の対象である、ある郵便局
での郵便物処理の一例を図7を用いて説明する。ここで
は、特定の町のみがこの郵便局の配達担当で、これらの
町宛の郵便物に関しては宛先情報をバーコードで印刷
し、道順組み立てを行う一方、それ以外の郵便物は他の
郵便局へ発送することを想定する。まず、他県宛の郵便
物は県毎に分類し(701)、他の郵便局へ発送する。
宛先県が不明の場合(708)には、二次区分機で再度
分類、宛先情報の印刷をし直す。県内宛かつ市外宛の場
合は、市毎に分類し(702)、他郵便局へ発送する。
宛先市が不明の場合(707)には、二次区分機で再度
分類、宛先情報の印刷をし直す。市内の道順組み立て対
象の町宛の場合、街区番号が特定できている場合には郵
便物を町毎に分類し、宛先情報をバーコードで郵便物に
印刷する(703)。もし、街区番号が特定できていな
い場合には、二次区分機で再度分類、宛先情報の印刷を
し直す(704)。市内の道順組み立て対象以外の町宛
の場合、郵便物を町毎に分類し、他郵便局へ発送する
(705)。もし、町名が不明の場合には、二次区分機
で再度分類、宛先情報の印刷をし直す(706)。
【0051】図2で説明したように、t1の時点で認識が
完了しなかった郵便物であっても、t1の時点で町名が確
定していたならば、これらを町名に応じて分類すること
が可能である。このため、例えば他郵便局宛の郵便物の
発送を道順組み立てより優先して作業を行なう必要があ
る場合にも、例えば他郵便局へ発送する必要がない郵便
物(704)の処理を後回しにすることが可能である。
【0052】また、709に示すように、認識継続中の
郵便物を別に分類しておく事も可能である。認識継続中
の場合は、人手で宛先情報を入力する必要がない可能性
が高い。このため、二次区分をこれらの郵便物を優先し
て行なう事により、業務の効率を向上できる。
【0053】図8は、画像転送装置108の構成を示
す。画像転送装置108は計算機801に通信装置80
3、画像記憶装置802を接続したもので、通信装置は
通信線811で画像入力装置103、認識装置107、
第二認識装置109、宛先情報入力装置110に接続さ
れている。計算機801には、ソフトウエアで画像受信
手段804、認識正否受信手段805、画像削除手段8
06、画像送信手段807、第二認識装置認識正否受信
手段808、画像送信手段810を実現する。画像入力
装置103から送られて来た画像データと識別子は、画
像受信手段804により受信し、画像記憶装置802へ
格納する。認識装置107から送信された認識の成否と
識別子は認識成否受信手段805で受信する。認識が成
功の場合は、当該識別子の画像データの指示を画像削除
手段806へ発する。また、認識が失敗の場合は当該識
別子を画像送信手段807へ送信する。画像削除手段8
06は指定された識別子の画像データを画像記憶装置8
02から削除する。画像送信807は指定された識別子
の画像データを画像記憶装置802から読込み、第二認
識装置109へ送信する。第二認識装置109から送信
された認識の成否と識別子は第二認識装置認識成否受信
手段808で受信する。認識が成功の場合は、当該識別
子の画像データの指示を画像削除手段806へ発する。
また、認識が失敗の場合は画像送信手段810へ当該識
別子をへ送信する。画像送信810は指定された識別子
の画像データを画像記憶装置802から読込み、宛先情
報入力装置110へ送信する。
【0054】図9は、宛先情報入力装置110のハード
ウエア構成の一例を示す。宛先情報入力装置110は、
計算機901、画像表示装置902、キーボード903
で構成され、通信線904で画像転送装置108に接続
される。また、このような装置を複数台用いてもよい。
画像転送装置108から通信線904で画像データが送
信されると、画像データは計算機901に格納され、画
像表示装置902に表示される。図中905が画像を表
示するウインドウである。操作者は、この画像をみなが
らキーボード903で宛先情報を入力する。図中906
が宛先情報を入力するためのウインドウである。入力さ
れた宛先情報は、通信線904を介して二次区分機へ送
信される。
【0055】図10は、図1の郵便区分機を実現するの
に必要な通信機器の構成を示す。郵便区分機内外の通信
は、例えば100Base-Tのような規格のネットワーク機器
で実現する。図中の太線はトランシーバケーブルを表
す。郵便区分機100内の郵便物供給装置101、画像
入力装置103、宛先情報印刷装置104、識別子印刷
装置105、区分格納装置106、搬送装置102、認
識装置107、画像転送装置108、第二認識装置10
9、宛先情報入力装置110、システム制御装置111
は、トランシーバケーブルによってハブ1001に接続
する。これらの装置はハブ1001を介して相互に通信
する。また、第二認識装置109、宛先情報入力装置1
10、システム制御装置111はさらにトランシーバケ
ーブルによりハブ1002に接続する。これらの装置
は、ハブ1002を介して郵便区分機100外の二次区
分機等と通信する。
【0056】図11に、図1の郵便区分機100と二次
区分機の接続を示す。図1と同様、認識成否、宛先情報
等は、全て識別子とともに送受されるが、図中では省略
する。郵便区分機100にて得られた宛先情報は、二次
区分機1100中の宛先情報記憶装置1105に識別子
とともに記憶する。一方、二次区分機1100に投入さ
れた郵便物は、郵便物供給装置1101にて搬送装置1
107に供給される。次に郵便物は識別子認識装置11
02へ搬送される。識別子認識装置1102は郵便物に
印刷された識別子を認識し、得られた結果を制御装置1
106に送信する。制御装置1106は識別子に対応す
る宛先情報を宛先情報記憶装置1105から検索し、そ
の結果を宛先情報印刷装置1103へ送信する。宛先情
報印刷装置1103は宛先情報をバーコード等機械処理
に適した記号に変換し、郵便物に印刷する。さらに制御
装置1106は宛先情報に基づいて郵便物の区分格納先
を決定し、区分格納装置1104へ送信する。区分格納
装置1104は受信した区分先に応じて郵便物を分類す
る。
【0057】
【発明の効果】宛先情報の認識のためにより長い処理時
間を確保でき、認識精度を高め、人手の作業を減らすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】宛名認識区分機の実施例の構成を示す。
【図2】認識装置の制御方式をを示す。
【図3】認識装置の構成の例を示す。
【図4】認識処理のデータフローを示す。
【図5】認識処理の処理手順を示す。
【図6】認識対象の画像の例を示す。
【図7】郵便物処理の一例を示す。
【図8】画像転送装置の構成例を示す。
【図9】宛先情報入力装置の構成例を示す。
【図10】宛名認識区分機の実施例のハードウエア構成
を示す。
【図11】郵便区分システム(二次区分機を含む)。
【符号の説明】
101……郵便物供給装置、102……搬送装置、10
3……画像入力装置、104……宛先情報印刷装置、1
05……識別子印刷装置、106……区分格納装置、1
07……認識装置、108……画像転送装置、109…
…第二認識装置、110……宛先情報入力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影広 達彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 酒匂 裕 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 3F079 AA01 BA25 BA26 CA02 CA03 CA06 CB08 CB29 CC13 EA01 5B064 AA04 DA02 DA03 DA10 EA11 EA33 EA39 FA13 FA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】郵便物を供給する郵便物供給手段と、 上記郵便物を搬送する搬送手段と、 上記郵便物に識別子を生成して出力する識別子生成手段
    と、 上記識別子を入力して上記搬送手段で搬送される郵便物
    に該識別子を印刷する識別子印刷手段と、 上記搬送手段で搬送される郵便物の画像情報を読み取
    り、第一の画像情報を出力する画像入力手段と、 上記搬送手段で搬送される郵便物の画像情報を入力して
    から第一の制限時刻までの時間の間、第一の文字認識処
    理を行い、該第一の文字認識処理の成否情報を出力する
    第一の認識手段と、 上記第一の文字認識処理が上記第一の制限時刻を過ぎて
    も完了しなかった場合には、上記第一の文字認識処理の
    途中結果に対し、第一の制限時刻以後かつ第三の制限時
    刻までの間、第二の文字認識処理を行い、該第二の文字
    認識処理の成否情報と第二の認識結果を出力する第二の
    認識手段と、 上記第二の文字認識処理が、上記第一の制限時刻と上記
    第三の制限時刻の間の第二の制限時刻以後かつ上記第三
    の制限時刻までに完了した場合には、上記第二の文字認
    識処理の成否情報と上記第二の認識結果とを入力し、該
    第二の文字認識処理の成否情報から上記第二の文字認識
    処理の成否の判定をし、該成否の判定が成功であった場
    合には、該第二の認識結果を出力するシステム制御手段
    と、 上記第二の制限時刻に、上記搬送手段で搬送される郵便
    物を宛先不明の区分口に区分格納する区分格納手段と、 上記識別子と上記第二の認識結果を入力して外部へ出力
    するインターフェイス手段と、 上記第一の文字認識処理が成功した場合には、上記第一
    の制限時刻以後上記搬送手段で搬送される郵便物に宛先
    情報を印刷する宛先情報印刷手段と、を有する郵便区分
    機であって、 上記第一の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記宛先情報印刷手段を通過する時刻であり、 上記第二の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記区分格納手段を通過する時刻であり、 上記第三の制限時刻は、上記インターフェイス手段が上
    記識別子と上記第二の認識結果を出力する時刻であるこ
    とを特徴とする郵便区分機。
  2. 【請求項2】郵便物を供給する郵便物供給手段と、 上記郵便物を搬送する搬送手段と、 上記郵便物に識別子を生成して出力する識別子生成手段
    と、 上記識別子を入力して上記搬送手段に搬送される郵便物
    に該識別子を印刷する識別子印刷手段と、 上記搬送手段で搬送される郵便物の画像情報を読み取
    り、第一の画像情報を出力する画像入力手段と、 上記搬送手段で搬送される郵便物の画像情報を入力して
    から第一の制限時刻までの時間の間、第一の文字認識処
    理を行い、該第一の文字認識処理の成否情報を出力する
    第一の認識手段と、 上記第一の文字認識処理が上記第一の制限時刻を過ぎて
    も完了しなかった場合には、上記第一の文字認識処理の
    途中結果に対し、第一の制限時刻以後かつ第二の制限時
    刻までの間、第二の文字認識処理を行い、該第二の文字
    認識処理の成否情報と第二の認識結果を出力する第二の
    認識手段と、 上記第二の文字認識処理が、上記第一の制限時刻以後か
    つ上記第二の制限時刻までに完了した場合には、上記第
    二の文字認識処理の成否情報と上記第二の認識結果とを
    入力し、該第二の文字認識処理の成否情報から上記第二
    の文字認識処理の成否の判定をし、該成否の判定が成功
    であった場合には、該第二の認識結果を出力するシステ
    ム制御手段と、 上記システム制御手段が出力した第二の認識結果を入力
    し、上記搬送手段で搬送される郵便物を該第二の認識結
    果に含まれる宛先情報に応じた区分口に区分格納する区
    分格納手段と、 上記第一の文字認識処理が成功した場合には、上記第一
    の制限時刻以後に上記搬送手段で搬送される郵便物に宛
    先情報を印刷する宛先情報印刷手段と、を有する郵便区
    分機であって、 上記第一の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記宛先情報印刷手段を通過する時刻であり、 上記第二の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記区分格納手段を通過する時刻であることを特徴
    とする郵便区分機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の郵便区分機は、 上記第一の認識手段と上記第二の認識手段は、同じプロ
    セッサであることを特徴とする郵便区分機。
  4. 【請求項4】郵便物供給手段は郵便物を供給し、 搬送手段は上記郵便物を搬送し、 識別子生成手段は上記郵便物に対して識別子を生成して
    出力し、 識別子印刷手段は上記識別子を入力して上記搬送手段で
    搬送される郵便物に該識別子を印刷し、 画像入力手段は上記搬送手段で搬送される郵便物の画像
    情報を読み取り、第一の画像情報を出力し、 第一の認識手段は上記搬送手段で搬送される郵便物の画
    像情報を入力してから第一の制限時刻までの時間の間、
    第一の文字認識処理を行い、該第一の文字認識処理の成
    否情報を出力し、 第二の認識手段は、上記第一の文字認識処理が上記第一
    の制限時刻を過ぎても完了しなかった場合には、上記第
    一の文字認識処理の途中結果に対し、第一の制限時刻以
    後かつ第三の制限時刻までの間、第二の文字認識処理を
    行い、該第二の文字認識処理の成否情報と第二の認識結
    果を出力し、 システム制御手段は上記第二の文字認識処理が、上記第
    一の制限時刻と上記第三の制限時刻の間の第二の制限時
    刻以後かつ上記第三の制限時刻までに完了した場合に
    は、上記第二の文字認識処理の成否情報と上記第二の認
    識結果とを入力し、該第二の文字認識処理の成否情報か
    ら上記第二の文字認識処理の成否の判定をし、該成否の
    判定が成功であった場合には、該第二の認識結果を出力
    し、 区分格納手段は、上記第二の制限時刻に、上記搬送手段
    で搬送される郵便物を宛先不明の区分口に区分格納し、 インターフェイス手段は、上記識別子と上記第二の認識
    結果を入力して外部へ出力し、 宛先情報印刷手段は、上記第一の文字認識処理が成功し
    た場合には、上記第一の制限時刻以後上記搬送手段で搬
    送される郵便物に宛先情報を印刷する、郵便区分方法で
    あって、 上記第一の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記宛先情報印刷手段を通過する時刻であり、 上記第二の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記区分格納手段を通過する時刻であり、 上記第三の制限時刻は、上記インターフェイス手段が上
    記識別子と上記第二の認識結果を出力する時刻であるこ
    とを特徴とする郵便区分方法。
  5. 【請求項5】郵便物供給手段は郵便物を供給し、 搬送手段は上記郵便物を搬送し、 識別子生成手段は上記郵便物に対して識別子を生成して
    出力し、 識別子印刷手段は上記識別子を入力して上記搬送手段で
    搬送される郵便物に該識別子を印刷し、 画像入力手段は上記搬送手段で搬送される郵便物の画像
    情報を読み取り、第一の画像情報を出力し、 第一の認識手段は上記搬送手段で搬送される郵便物の画
    像情報を入力してから第一の制限時刻までの時間の間、
    第一の文字認識処理を行い、該第一の文字認識処理の成
    否情報を出力し、 第二の認識手段は、上記第一の文字認識処理が上記第一
    の制限時刻を過ぎても完了しなかった場合には、上記第
    一の文字認識処理の途中結果に対し、第一の制限時刻以
    後かつ第二の制限時刻までの間、第二の文字認識処理を
    行い、該第二の文字認識処理の成否情報と第二の認識結
    果を出力し、 システム制御手段は、上記第二の文字認識処理が、上記
    第一の制限時刻以後かつ上記第二の制限時刻までに完了
    した場合には、上記第二の文字認識処理の成否情報と上
    記第二の認識結果とを入力し、該第二の文字認識処理の
    成否情報から上記第二の文字認識処理の成否の判定を
    し、該成否の判定が成功であった場合には、該第二の認
    識結果を出力し、 区分格納手段は、上記システム制御手段が出力した第二
    の認識結果を入力し、上記搬送手段で搬送される郵便物
    を該第二の認識結果に含まれる宛先情報に応じた区分口
    に区分格納し、 宛先情報印刷手段は、上記第一の文字認識処理が成功し
    た場合には、上記第一の制限時刻以後に上記搬送手段で
    搬送される郵便物に宛先情報を印刷する、郵便区分方法
    であって、 上記第一の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記宛先情報印刷手段を通過する時刻であり、 上記第二の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記区分格納手段を通過する時刻であることを特徴
    とする郵便区分方法。
  6. 【請求項6】郵便物を供給する郵便物供給手段と、 上記郵便物を搬送する搬送手段と、 上記郵便物に識別子を生成して出力する識別子生成手段
    と、 上記識別子を入力して上記搬送手段で搬送される郵便物
    に該識別子を印刷する識別子印刷手段と、 上記搬送手段で搬送される郵便物の画像情報を読み取
    り、第一の画像情報を出力する画像入力手段と、 上記搬送手段で搬送される郵便物の画像情報を入力して
    から第一の制限時刻までの時間の間、第一の文字認識処
    理を行い、該第一の文字認識処理の成否情報を出力する
    第一の認識手段と、 上記第一の文字認識処理が上記第一の制限時刻を過ぎて
    も完了しなかった場合には、上記第一の文字認識処理の
    途中結果に対し、第一の制限時刻以後かつ第三の制限時
    刻までの間、第二の文字認識処理を行い、該第二の文字
    認識処理の成否情報と第二の認識結果を出力する第二の
    認識手段と、 上記第二の文字認識処理が、上記第一の制限時刻と上記
    第三の制限時刻の間の第二の制限時刻以後かつ上記第三
    の制限時刻までに完了した場合には、上記第二の文字認
    識処理の成否情報と上記第二の認識結果とを入力し、該
    第二の文字認識処理の成否情報から上記第二の文字認識
    処理の成否の判定をし、該成否の判定が成功であった場
    合には、該第二の認識結果を出力するシステム制御手段
    と、 上記第二の制限時刻に、上記搬送手段で搬送される郵便
    物を宛先不明の区分口に区分格納する第一の区分格納手
    段と、 上記識別子と上記第二の認識結果を入力して外部へ出力
    するインターフェイス手段と、 上記第一の文字認識処理が成功した場合には、上記第一
    の制限時刻以後上記搬送手段で搬送される郵便物に宛先
    情報を印刷する第一の宛先情報印刷手段と、 上記インターフェイス手段から出力された上記識別子と
    上記第二の認識結果を入力して記憶する宛先情報記憶手
    段と、 上記搬送手段で搬送される郵便物に印刷された識別子を
    読み取り出力する識別子認識手段と、 上記識別子認識手段から出力された識別子を入力し、該
    識別子に対応する上記第二の認識結果を上記宛先情報記
    憶手段から読み出し、該第二の認識結果を出力する第二
    のシステム制御手段と、 上記第二のシステム制御手段の出力した上記第二の認識
    結果を入力し、上記搬送手段で搬送される郵便物に宛先
    情報を印刷する第二の宛先情報印刷手段と、 上記宛先情報を印刷された郵便物を該宛先情報に応じて
    区分口に区分格納する第二の区分格納手段と、を有する
    郵便区分システムであって、 上記第一の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記第一の宛先情報印刷手段を通過する時刻であ
    り、 上記第二の制限時刻は、上記搬送手段で搬送される郵便
    物が上記第一の区分格納手段を通過する時刻であり、 上記第三の制限時刻は、上記インターフェイス手段が上
    記識別子と上記第二の認識結果を出力する時刻であるこ
    とを特徴とする郵便区分システム。
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