JP2001112079A - 車載用吊下型スピーカ装置 - Google Patents
車載用吊下型スピーカ装置Info
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- JP2001112079A JP2001112079A JP28476399A JP28476399A JP2001112079A JP 2001112079 A JP2001112079 A JP 2001112079A JP 28476399 A JP28476399 A JP 28476399A JP 28476399 A JP28476399 A JP 28476399A JP 2001112079 A JP2001112079 A JP 2001112079A
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各車両の車室内の巾に応じてスピーカの本体
を車室内の天井に容易に調節して配置することができる
車載用吊下型スピーカ装置を提供する。 【解決手段】 車室内の天井に平行に配置して両側を支
持して設置されるスピーカ40を収納した本体1を有
し、この本体1内の両側に各々固定されて両側面に開口
する開口穴14cを配置して内側に向かって筒状に複数
延在する嵌入部14を備えた嵌入部材10を設け、車室
内の両側に各々固定して本体1を支持する固定部材30
と、この固定部材30に装着されて内側に向かって複数
突出する棒状の突起部22を備えるとともに嵌入部材1
0の嵌入部14に突起部22を挿入することで本体1の
両側を支持する支持部材20とを設ける。
を車室内の天井に容易に調節して配置することができる
車載用吊下型スピーカ装置を提供する。 【解決手段】 車室内の天井に平行に配置して両側を支
持して設置されるスピーカ40を収納した本体1を有
し、この本体1内の両側に各々固定されて両側面に開口
する開口穴14cを配置して内側に向かって筒状に複数
延在する嵌入部14を備えた嵌入部材10を設け、車室
内の両側に各々固定して本体1を支持する固定部材30
と、この固定部材30に装着されて内側に向かって複数
突出する棒状の突起部22を備えるとともに嵌入部材1
0の嵌入部14に突起部22を挿入することで本体1の
両側を支持する支持部材20とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用吊下型スピ
ーカ装置に係り、より詳細には、車室内の天井に両側を
支持させて設置する車載用吊下型スピーカ装置に関す
る。
ーカ装置に係り、より詳細には、車室内の天井に両側を
支持させて設置する車載用吊下型スピーカ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用のスピーカは、ドアトリ
ム、ダッシュボードなどの狭い設置場所に配置すること
で振動板の背面側の空間が小さくなり、スピーカから放
射される音の中で、特に、低音再生に大きく影響して不
利になってしまうという不具合があった。そこで従来、
このような車載用のスピーカとして、車室内のスペース
を無駄なく使用できるように、車室内の天井に近接させ
て配置する車載用吊下型スピーカ装置が開発されてい
る。図7は、このような車室内の天井に設置する従来の
車載用吊下型スピーカ装置を示す斜視図である。また、
図8は、図7に示した車載用吊下型スピーカ装置の内部
構造を示す分解斜視図である。また、図9は、図8に示
した車載用吊下型スピーカ装置を車室内に取り付ける状
態を示す断面図である。
ム、ダッシュボードなどの狭い設置場所に配置すること
で振動板の背面側の空間が小さくなり、スピーカから放
射される音の中で、特に、低音再生に大きく影響して不
利になってしまうという不具合があった。そこで従来、
このような車載用のスピーカとして、車室内のスペース
を無駄なく使用できるように、車室内の天井に近接させ
て配置する車載用吊下型スピーカ装置が開発されてい
る。図7は、このような車室内の天井に設置する従来の
車載用吊下型スピーカ装置を示す斜視図である。また、
図8は、図7に示した車載用吊下型スピーカ装置の内部
構造を示す分解斜視図である。また、図9は、図8に示
した車載用吊下型スピーカ装置を車室内に取り付ける状
態を示す断面図である。
【0003】図7に示すように、従来の車載用吊下型ス
ピーカ装置は、スピーカ(図示せず)を内部に収納した
本体60を設け、この本体60を車両50の車室内天井
に近接させて配置して車両50の進行方向に対して両側
を支持して固定する構造を備えている。また、このよう
な従来の車載用吊下型スピーカ装置は、図8に示すよう
に、フロントケース64及びリアケース62とにより外
装を形成する本体60と、この本体60内に装着するス
ピーカ40(図8では2箇所)と、本体60内の両側に
固定された板状の取り付け部材70と、この取り付け部
材70に固定される支持部材80と、車室内の進行方向
両側に取り付けて固定する固定部材90とを備えてい
る。
ピーカ装置は、スピーカ(図示せず)を内部に収納した
本体60を設け、この本体60を車両50の車室内天井
に近接させて配置して車両50の進行方向に対して両側
を支持して固定する構造を備えている。また、このよう
な従来の車載用吊下型スピーカ装置は、図8に示すよう
に、フロントケース64及びリアケース62とにより外
装を形成する本体60と、この本体60内に装着するス
ピーカ40(図8では2箇所)と、本体60内の両側に
固定された板状の取り付け部材70と、この取り付け部
材70に固定される支持部材80と、車室内の進行方向
両側に取り付けて固定する固定部材90とを備えてい
る。
【0004】ここで、本体60は、凹状に形成されたフ
ロントケース64とリアケース62とからなり、このフ
ロントケース64とリアケース62とを嵌合することで
内部に空洞部を備えた矩形状の箱体に形成されている。
そして、フロントケース64には、凹状に形成された内
部底面にスピ−カ40を配置している。また、フロント
ケース64には、凹状内の底面両側に各々突出するボス
(図示せず)を設け、このボス上に板状に形成された取
り付け部材70を載置して固定している。この取り付け
部材70には、さらに、板状に形成された支持部材80
が固定されている。この支持部材80は、板状に形成さ
れて一端側を本体60内の取り付け部材70に固定し、
他端側が本体60の両側面から外側に各々突出するよう
に形成されている。そして、この本体60の両側から突
出した支持部材80は、表面に所定の間隔で複数開口し
た貫通穴80aを形成している。
ロントケース64とリアケース62とからなり、このフ
ロントケース64とリアケース62とを嵌合することで
内部に空洞部を備えた矩形状の箱体に形成されている。
そして、フロントケース64には、凹状に形成された内
部底面にスピ−カ40を配置している。また、フロント
ケース64には、凹状内の底面両側に各々突出するボス
(図示せず)を設け、このボス上に板状に形成された取
り付け部材70を載置して固定している。この取り付け
部材70には、さらに、板状に形成された支持部材80
が固定されている。この支持部材80は、板状に形成さ
れて一端側を本体60内の取り付け部材70に固定し、
他端側が本体60の両側面から外側に各々突出するよう
に形成されている。そして、この本体60の両側から突
出した支持部材80は、表面に所定の間隔で複数開口し
た貫通穴80aを形成している。
【0005】また、固定部材90は、薄板状に形成され
てほぼ中央部から略L字状に形成され、一方に支持部材
80を取り付ける取り付け部92と、他方に車室内の所
定の側壁に固定する固定部94とを一体に形成してい
る。この固定部材90は、取り付け部92と固定部94
との表面に所定の間隔で複数開口する貫通穴92a、9
4aを形成している。従って、固定部材90は、固定部
94の貫通穴94aにネジ6を挿入して車室内の所定の
側壁に固定し、この固定した取り付け部92の貫通穴9
2aに支持部材80の貫通穴80aを合わせてネジ5に
より締結することで本体60を所定位置に支持できるよ
うに形成されている。
てほぼ中央部から略L字状に形成され、一方に支持部材
80を取り付ける取り付け部92と、他方に車室内の所
定の側壁に固定する固定部94とを一体に形成してい
る。この固定部材90は、取り付け部92と固定部94
との表面に所定の間隔で複数開口する貫通穴92a、9
4aを形成している。従って、固定部材90は、固定部
94の貫通穴94aにネジ6を挿入して車室内の所定の
側壁に固定し、この固定した取り付け部92の貫通穴9
2aに支持部材80の貫通穴80aを合わせてネジ5に
より締結することで本体60を所定位置に支持できるよ
うに形成されている。
【0006】このような構成からなる従来の車載用吊下
型スピーカ装置を車室内に設置する場合、図9に示すよ
うに、まず、固定部材90を車室内の天井近傍の両側に
ネジ6により固定する。そして、スピーカ40、取り付
け部材70、支持部材80を本体60の内部に装着した
後、この本体60を車室内の天井と固定部材90との間
に設置して支持部材80の貫通穴80aと固定部材90
の貫通穴90aとを合わせてネジ5を挿入して締結す
る。この際、貫通穴80a、90aは、固定部材90及
び支持部材80の表面に所定の間隔で複数形成している
ため、図9に示した車両50の車室内の巾Bに合わせて
穴位置をずらして調節できるように形成されている。
型スピーカ装置を車室内に設置する場合、図9に示すよ
うに、まず、固定部材90を車室内の天井近傍の両側に
ネジ6により固定する。そして、スピーカ40、取り付
け部材70、支持部材80を本体60の内部に装着した
後、この本体60を車室内の天井と固定部材90との間
に設置して支持部材80の貫通穴80aと固定部材90
の貫通穴90aとを合わせてネジ5を挿入して締結す
る。この際、貫通穴80a、90aは、固定部材90及
び支持部材80の表面に所定の間隔で複数形成している
ため、図9に示した車両50の車室内の巾Bに合わせて
穴位置をずらして調節できるように形成されている。
【0007】このように、従来の車載用吊下型スピーカ
装置は、図9に示したように、固定部材90及び支持部
材80の表面に所定の間隔で予め複数開口する貫通穴8
0a、90aを形成し、この貫通穴80a、90aを図
9に示した車両50の巾Bに応じて穴位置を調節するこ
とで、ネジ5による締結を可能にして本体60を固定し
ていた。
装置は、図9に示したように、固定部材90及び支持部
材80の表面に所定の間隔で予め複数開口する貫通穴8
0a、90aを形成し、この貫通穴80a、90aを図
9に示した車両50の巾Bに応じて穴位置を調節するこ
とで、ネジ5による締結を可能にして本体60を固定し
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載用吊下型スピーカ装置では、図9に示した固定部材
90を装着する車両50内の巾Bが各車両において大き
く異なるため、予め貫通穴80a、90aを複数形成し
ていても微調整が不可能であり、支持部材80及び固定
部材90の表面に複数の貫通穴80a、90aを開口す
ると強度が低下してしまうという不具合があった。ま
た、このような不具合を解決するため、個々の車両の巾
に合わせた種々の寸法を備えた支持部材80及び固定部
材90を形成すると、製造工数が増加するとともに製造
コストも高くなってしまうという不具合があった。本発
明はこのような課題を解決し、各車両の車室内の巾に応
じてスピーカの本体を車室内の天井に容易に調節して配
置することができる車載用吊下型スピーカ装置を提供す
ることを目的とする。
車載用吊下型スピーカ装置では、図9に示した固定部材
90を装着する車両50内の巾Bが各車両において大き
く異なるため、予め貫通穴80a、90aを複数形成し
ていても微調整が不可能であり、支持部材80及び固定
部材90の表面に複数の貫通穴80a、90aを開口す
ると強度が低下してしまうという不具合があった。ま
た、このような不具合を解決するため、個々の車両の巾
に合わせた種々の寸法を備えた支持部材80及び固定部
材90を形成すると、製造工数が増加するとともに製造
コストも高くなってしまうという不具合があった。本発
明はこのような課題を解決し、各車両の車室内の巾に応
じてスピーカの本体を車室内の天井に容易に調節して配
置することができる車載用吊下型スピーカ装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、車室内の天井に平行に配置して両側を支
持して設置するスピーカの本体を有し、この本体内の両
側に各々固定されて両側面に開口する開口穴を配置して
内側に向かって筒状に複数延在する嵌入部材と、車室内
の両側に各々固定して本体を支持する固定部材と、この
固定部材に装着されて内側に向かって複数突出する棒状
の突起部を備えるとともに嵌入部材に突起部を挿入する
ことで本体の両側を支持する支持部材とを設ける。ここ
で、嵌入部材は、本体の外側からネジを締結することで
筒状内に形成された開口穴の内形が圧縮されて小さくな
るように形成し、突起部を挿入してネジを締結すること
で固定できるように設けることが好ましい。また、本体
は、嵌入部材に突起部を挿入する挿入方向にスライドし
て支持部材の間で位置を微調節できるように設けること
が好ましい。また、嵌入部材と突起部とは、レール状に
形成して嵌入するように設けることが好ましい。また、
本体には、棚、カーテンレールなどの付属部を設けるこ
とが好ましい。
決するために、車室内の天井に平行に配置して両側を支
持して設置するスピーカの本体を有し、この本体内の両
側に各々固定されて両側面に開口する開口穴を配置して
内側に向かって筒状に複数延在する嵌入部材と、車室内
の両側に各々固定して本体を支持する固定部材と、この
固定部材に装着されて内側に向かって複数突出する棒状
の突起部を備えるとともに嵌入部材に突起部を挿入する
ことで本体の両側を支持する支持部材とを設ける。ここ
で、嵌入部材は、本体の外側からネジを締結することで
筒状内に形成された開口穴の内形が圧縮されて小さくな
るように形成し、突起部を挿入してネジを締結すること
で固定できるように設けることが好ましい。また、本体
は、嵌入部材に突起部を挿入する挿入方向にスライドし
て支持部材の間で位置を微調節できるように設けること
が好ましい。また、嵌入部材と突起部とは、レール状に
形成して嵌入するように設けることが好ましい。また、
本体には、棚、カーテンレールなどの付属部を設けるこ
とが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による車載用吊下型スピーカ装置の実施の形態を詳細に
説明する。図1は、本発明による車載用吊下型スピーカ
装置の実施の形態を示す斜視図である。また、図2は、
図1に示したA−A線の断面を示す断面図である。ま
た、図3は、図2に示したネジ7を締結した状態を示す
断面図である。また、図4は、図1に示した本体1の片
側を車室内に固定する状態を示す図である。また、図5
は、図4に示した本体1の他方の片側に支持部材20を
挿入する状態を示す図である。また、図6は、図5に示
した支持部材20をネジ止めする状態を示す図である。
による車載用吊下型スピーカ装置の実施の形態を詳細に
説明する。図1は、本発明による車載用吊下型スピーカ
装置の実施の形態を示す斜視図である。また、図2は、
図1に示したA−A線の断面を示す断面図である。ま
た、図3は、図2に示したネジ7を締結した状態を示す
断面図である。また、図4は、図1に示した本体1の片
側を車室内に固定する状態を示す図である。また、図5
は、図4に示した本体1の他方の片側に支持部材20を
挿入する状態を示す図である。また、図6は、図5に示
した支持部材20をネジ止めする状態を示す図である。
【0011】本発明による車載用吊下型スピーカ装置の
実施の形態は、図7に示した従来技術と同様に、スピー
カを内部に収納した本体を設け、この本体を車室内の天
井に近接させて配置して車両の進行方向に対して両側を
支持して固定する構造を備えている。また、本発明によ
る車載用吊下型スピーカ装置の実施の形態は、図1に示
すように、フロントケース4及びリアケース2とにより
外装を形成する本体1と、この本体1内に装着するスピ
ーカ40(図1では2箇所)と、本体1内の両側に固定
された嵌入部材10と、この嵌入部材10に挿入して係
合する支持部材20と、車室内の進行方向両側に取り付
けて固定する固定部材30とを備えている。
実施の形態は、図7に示した従来技術と同様に、スピー
カを内部に収納した本体を設け、この本体を車室内の天
井に近接させて配置して車両の進行方向に対して両側を
支持して固定する構造を備えている。また、本発明によ
る車載用吊下型スピーカ装置の実施の形態は、図1に示
すように、フロントケース4及びリアケース2とにより
外装を形成する本体1と、この本体1内に装着するスピ
ーカ40(図1では2箇所)と、本体1内の両側に固定
された嵌入部材10と、この嵌入部材10に挿入して係
合する支持部材20と、車室内の進行方向両側に取り付
けて固定する固定部材30とを備えている。
【0012】ここで、本体1は、凹状に形成されたフロ
ントケース4とリアケース2とからなり、このフロント
ケース4とリアケース2とを嵌合することで内部に空洞
部を備えた矩形状の箱体に形成されている。そして、フ
ロントケース4には、凹状に形成された内部底面にスピ
−カ40を配置している。また、フロントケース40に
は、凹状に形成された内部の底面両側に各々、嵌入部材
10を配置してネジ止めしている。
ントケース4とリアケース2とからなり、このフロント
ケース4とリアケース2とを嵌合することで内部に空洞
部を備えた矩形状の箱体に形成されている。そして、フ
ロントケース4には、凹状に形成された内部底面にスピ
−カ40を配置している。また、フロントケース40に
は、凹状に形成された内部の底面両側に各々、嵌入部材
10を配置してネジ止めしている。
【0013】この嵌入部材10は、板状に形成されてフ
ロントケース4の両側に固定される板部12と、この板
部12の上部に固定されてフロントケース4の両側に開
口する開口穴14cを配置して内側に向かって筒状に複
数延在させた嵌入部14とを備えている。また、嵌入部
材10は、図2に示すように、凹状のフロントケース4
内に突出するボス4aを形成し、このボス4aの上部に
板部12を載置してネジ止めしている。また、この板部
12の上部には、略円筒状に形成された2つの筒部14
aを連結部14bにより連結して一体に形成した嵌入部
14を配置している。この嵌入部14は、筒部14aの
下部と板部12の表面とを溶接することにより固定され
ている。また、連結部14bには、フロントケース4の
外側からネジ7が板部12を介して延在して締結されて
いる。このネジ7は、回転させて連結部14bと締結さ
せることで、図3に示すように、筒部14a内に形成さ
れた開口穴14が変形して内形が圧縮されて小さくなる
ように形成されている。そして、このように形成された
嵌入部材10には、固定部材30に固定される支持部材
20(図1参照)が嵌入して係合するように形成されて
いる。
ロントケース4の両側に固定される板部12と、この板
部12の上部に固定されてフロントケース4の両側に開
口する開口穴14cを配置して内側に向かって筒状に複
数延在させた嵌入部14とを備えている。また、嵌入部
材10は、図2に示すように、凹状のフロントケース4
内に突出するボス4aを形成し、このボス4aの上部に
板部12を載置してネジ止めしている。また、この板部
12の上部には、略円筒状に形成された2つの筒部14
aを連結部14bにより連結して一体に形成した嵌入部
14を配置している。この嵌入部14は、筒部14aの
下部と板部12の表面とを溶接することにより固定され
ている。また、連結部14bには、フロントケース4の
外側からネジ7が板部12を介して延在して締結されて
いる。このネジ7は、回転させて連結部14bと締結さ
せることで、図3に示すように、筒部14a内に形成さ
れた開口穴14が変形して内形が圧縮されて小さくなる
ように形成されている。そして、このように形成された
嵌入部材10には、固定部材30に固定される支持部材
20(図1参照)が嵌入して係合するように形成されて
いる。
【0014】再び、図1を参照すると、支持部材20
は、板状に形成された取り付け板部24と、この取り付
け板部24の一端側に突出するように複数設けた棒状の
突起部22とを備えている。板部24には、表面に複数
開口する貫通穴24aを形成している。ここで、突起部
22は、板部24の表面に溶接することにより固定され
ている。このような支持部材20は、車室内の両側に固
定する固定部材30にネジ止めされて支持される。
は、板状に形成された取り付け板部24と、この取り付
け板部24の一端側に突出するように複数設けた棒状の
突起部22とを備えている。板部24には、表面に複数
開口する貫通穴24aを形成している。ここで、突起部
22は、板部24の表面に溶接することにより固定され
ている。このような支持部材20は、車室内の両側に固
定する固定部材30にネジ止めされて支持される。
【0015】この固定部材30は、薄板状に形成されて
ほぼ中央部から略L字状に形成され、一方に取り付け板
部24を取り付ける取り付け部32と、他方に車室内の
所定の側壁に固定する固定部34とを一体に形成してい
る。この固定部材30は、取り付け部32と固定部34
との表面に所定の間隔で複数開口する貫通穴32a、3
4aを形成している。従って、固定部材30は、固定部
34の貫通穴34aにネジ6を挿入して車室内の所定の
側壁に固定し、この固定した取り付け部32の貫通穴3
2aに支持部材20の取り付け板部24に形成した貫通
穴24aを合わせてネジ5により締結することで本体1
を所定位置に支持できるように形成されている。
ほぼ中央部から略L字状に形成され、一方に取り付け板
部24を取り付ける取り付け部32と、他方に車室内の
所定の側壁に固定する固定部34とを一体に形成してい
る。この固定部材30は、取り付け部32と固定部34
との表面に所定の間隔で複数開口する貫通穴32a、3
4aを形成している。従って、固定部材30は、固定部
34の貫通穴34aにネジ6を挿入して車室内の所定の
側壁に固定し、この固定した取り付け部32の貫通穴3
2aに支持部材20の取り付け板部24に形成した貫通
穴24aを合わせてネジ5により締結することで本体1
を所定位置に支持できるように形成されている。
【0016】このような構成からなる本発明による車載
用吊下型スピーカ装置の実施の形態を使用して車室内に
設置する場合、図4に示すように、まず、固定部材30
を車室内の天井近傍の両側にネジ6により固定する。そ
して、スピーカ40、嵌入部材10を本体1の内部に装
着した後、この本体1を車室内の天井と水平になるよう
に配置して本体1片側の嵌入部材10に支持部材20を
挿入するとともに、この支持部材20をネジ5により固
定部材30に固定する。
用吊下型スピーカ装置の実施の形態を使用して車室内に
設置する場合、図4に示すように、まず、固定部材30
を車室内の天井近傍の両側にネジ6により固定する。そ
して、スピーカ40、嵌入部材10を本体1の内部に装
着した後、この本体1を車室内の天井と水平になるよう
に配置して本体1片側の嵌入部材10に支持部材20を
挿入するとともに、この支持部材20をネジ5により固
定部材30に固定する。
【0017】また、本体1の片側を支持部材20を介し
て固定部材30に固定した後、図5に示すように、本体
1の他方の片側にも支持部材20を挿入する。そして、
支持部材20を挿入した後、図6に示すように、支持部
材20と固定部材30とをネジ5により締結して固定す
る。これにより、本体1は、固定部材30に固定した支
持部材20により両側を支持されて吊下げた状態に設置
される。その後、本体1を図6に示した矢印方向にスラ
イドさせて所定の位置に配置し、本体1の両側に設けた
ネジ7を締結して図3に示したように筒部14aを圧縮
させて本体1がスライドしないように固定する。従っ
て、図6に示したように、固定部材30を固定する車両
50の車室内の巾Bが各車両によって大きく異なっても
支持部材20の突起部22の長さを調節するだけで容易
に設置することが可能になる。
て固定部材30に固定した後、図5に示すように、本体
1の他方の片側にも支持部材20を挿入する。そして、
支持部材20を挿入した後、図6に示すように、支持部
材20と固定部材30とをネジ5により締結して固定す
る。これにより、本体1は、固定部材30に固定した支
持部材20により両側を支持されて吊下げた状態に設置
される。その後、本体1を図6に示した矢印方向にスラ
イドさせて所定の位置に配置し、本体1の両側に設けた
ネジ7を締結して図3に示したように筒部14aを圧縮
させて本体1がスライドしないように固定する。従っ
て、図6に示したように、固定部材30を固定する車両
50の車室内の巾Bが各車両によって大きく異なっても
支持部材20の突起部22の長さを調節するだけで容易
に設置することが可能になる。
【0018】以上、本発明による車載用吊下型スピーカ
装置の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述し
た実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で変更可能である。例えば、支持部材に突
出する2つの突起部を設けた実施の形態を詳細に説明し
たが、これに限定されるものではなく、支持部材に複数
形成して強度を向上させてもよい。また、本体内にスピ
ーカを2つ配置した実施の形態を詳細に説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、本体内にスピー
カを1つまたは2つ以上配置してもよい。また、突起部
を円柱状に形成して嵌入部を円筒状に形成した実施の形
態を詳細に説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、突起部と嵌入部とがレール状に嵌入するよ
うに形成してもよい。さらに、本体を箱状に形成した実
施の形態を説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、棚、カーテンレール等の付属部を更に形成
してもよい。
装置の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述し
た実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で変更可能である。例えば、支持部材に突
出する2つの突起部を設けた実施の形態を詳細に説明し
たが、これに限定されるものではなく、支持部材に複数
形成して強度を向上させてもよい。また、本体内にスピ
ーカを2つ配置した実施の形態を詳細に説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、本体内にスピー
カを1つまたは2つ以上配置してもよい。また、突起部
を円柱状に形成して嵌入部を円筒状に形成した実施の形
態を詳細に説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、突起部と嵌入部とがレール状に嵌入するよ
うに形成してもよい。さらに、本体を箱状に形成した実
施の形態を説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、棚、カーテンレール等の付属部を更に形成
してもよい。
【0019】
【発明の効果】このように本発明による車載用吊下型ス
ピーカ装置によれば、各車両で大きく異なる車室内の巾
に合わせて寸法を変えて形成する必要がなくなり、嵌入
部材と支持部材とを設けることにより共通化ができ、設
計時間の短縮ができるとともに、製造工数及び製造コス
トの削減を実現することができる。
ピーカ装置によれば、各車両で大きく異なる車室内の巾
に合わせて寸法を変えて形成する必要がなくなり、嵌入
部材と支持部材とを設けることにより共通化ができ、設
計時間の短縮ができるとともに、製造工数及び製造コス
トの削減を実現することができる。
【図1】本発明による車載用吊下型スピーカ装置の実施
の形態を示す斜視図。
の形態を示す斜視図。
【図2】図1に示したA−A線の断面を示す断面図。
【図3】図2に示したネジを締結した状態を示す断面
図。
図。
【図4】図1に示した本体の片側を車室内に固定する状
態を示す図。
態を示す図。
【図5】図4に示した本体の他方の片側に支持部材を挿
入する状態を示す図。
入する状態を示す図。
【図6】図5に示した支持部材をネジ止めする状態を示
す図。
す図。
【図7】従来の車載用吊下型スピーカ装置を示す斜視
図。
図。
【図8】図7に示した車載用吊下型スピーカ装置の内部
構造を示す分解斜視図。
構造を示す分解斜視図。
【図9】図8に示した車載用吊下型スピーカ装置を車室
内に取り付ける状態を示す断面図。
内に取り付ける状態を示す断面図。
1 本体 2 リアケース 4 フロントケース 5、6、7 ネジ 10 嵌入部材 12 板部 14 嵌入部 14a 筒部 14b 連結部 14c 開口穴 20 支持部材 22 突起部 24 取り付け板部 24a 貫通穴 30 固定部材 32 取り付け部 32a 貫通穴 34 固定部 34a 貫通穴 40 スピーカ 50 車両
Claims (5)
- 【請求項1】 車室内の天井に平行に配置して両側を支
持して設置するスピーカの本体を有し、この本体内の両
側に各々固定されて両側面に開口する開口穴を配置して
内側に向かって筒状に複数延在する嵌入部材と、前記車
室内の両側に各々固定して前記本体を支持する固定部材
と、この固定部材に装着されて内側に向かって複数突出
する棒状の突起部を備えるとともに、前記嵌入部材に前
記突起部を挿入することで前記本体の両側を支持する支
持部材とを設けたことを特徴とする車載用吊下型スピー
カ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車載用吊下型スピーカ
装置において、 前記嵌入部材は、前記本体の外側からネジを締結するこ
とで前記筒状内に形成された開口穴の内形が圧縮されて
小さくなるように形成し、前記突起部を挿入して前記ネ
ジを締結することで固定できるように設けたことを特徴
とする車載用吊下型スピーカ装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の車載用吊下型スピーカ
装置において、 前記本体は、前記嵌入部材に前記突起部を挿入する挿入
方向にスライドして前記支持部材の間で位置を微調節で
きるように設けたことを特徴とする車載用吊下型スピー
カ装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の車載用吊下型スピーカ
装置において、 前記嵌入部材と突起部とは、レール状に形成されて嵌入
するように設けたことを特徴とする車載用吊下型スピー
カ装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の車載用吊下型スピーカ
装置において、 前記本体には、棚、カーテンレールなどの付属部を設け
ていることを特徴とする車載用吊下型スピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28476399A JP2001112079A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 車載用吊下型スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28476399A JP2001112079A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 車載用吊下型スピーカ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001112079A true JP2001112079A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17682704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28476399A Pending JP2001112079A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 車載用吊下型スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001112079A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100517694B1 (ko) * | 2002-11-18 | 2005-09-29 | 현대모비스 주식회사 | 자동차의 스피커장치 |
JP2012257114A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Alpine Electronics Inc | 車載用スピーカ |
JP2017100559A (ja) * | 2015-12-01 | 2017-06-08 | トヨタ紡織株式会社 | ブラケット及びこれを備える機能装置の取付構造 |
-
1999
- 1999-10-05 JP JP28476399A patent/JP2001112079A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100517694B1 (ko) * | 2002-11-18 | 2005-09-29 | 현대모비스 주식회사 | 자동차의 스피커장치 |
JP2012257114A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Alpine Electronics Inc | 車載用スピーカ |
JP2017100559A (ja) * | 2015-12-01 | 2017-06-08 | トヨタ紡織株式会社 | ブラケット及びこれを備える機能装置の取付構造 |
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