JP2001111994A - データ送信装置及びデータ受信装置 - Google Patents

データ送信装置及びデータ受信装置

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JP2001111994A
JP2001111994A JP28578599A JP28578599A JP2001111994A JP 2001111994 A JP2001111994 A JP 2001111994A JP 28578599 A JP28578599 A JP 28578599A JP 28578599 A JP28578599 A JP 28578599A JP 2001111994 A JP2001111994 A JP 2001111994A
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JP28578599A
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Naoe Kato
直江 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送信装置が受信装置の機種毎のダウンロード開
始可能な時間を管理しないにも関わらず、ダウンロード
開始可能時間を正しく認識することができるデータ受信
装置等を提供する。 【解決手段】予め記憶しているデータを送信装置から送
信される新しいデータに書換える書換え処理を行う受信
装置であって、書換え処理に要するであろう所要時間を
予め記憶するダウンロード時間情報記憶部21と、送信
装置が新しいデータの送信を終了する予定である時点を
示す送信終了予定時情報を受信する受信部22と、受信
された送信終了予定時情報により示される時点から予め
記憶された所要時間を差し引いて開始可能最終時点を生
成する開始可能最終時生成部23と、生成された開始可
能最終時点以前において書換え処理を開始するダウンロ
ード部25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信装置及
びデータ受信装置に関し、特に、送信が終了する前に新
しい制御プログラムを受信して記憶された制御プログラ
ムを書換える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、MPEG(Moving Picture Image
Coding Experts Group)トランスポート・ストリーム
(以下、「TS」と記す)等を用いたデジタル放送で
は、画像・音声・その他様々なデータが放送されてい
る。図20は、MPEG2規格のデジタル放送送信装置
の概略を示すブロック図である。
【0003】図20に示すデジタル放送送信装置は、番
組ごとに画像と音声とをデジタル化した後、符号化し圧
縮して画像ストリームと音声ストリームとを生成する複
数のエンコーダ101と、プログラム仕様情報(PS
I:Program Specific Information)や番組情報(SI:
Service Information)等のサービス情報からデータ・ス
トリームを生成するデータ生成回路102と、データ・
ストリームと複数の番組の画像ストリームと音声ストリ
ームとを時分割多重しスクランブルして多重化されスク
ランブルされたTSパケットを生成する多重化回路10
3と、TSパケットをデジタル変調して送出可能な変調
波を生成する変調器104とを備える。
【0004】複数のエンコーダ101で生成された画像
ストリームと音声ストリームと、データ生成回路102
で生成されたデータ・ストリームとが、多重化回路10
3で時分割多重されスクランブルされて、多重化されス
クランブルされたMPEG2規格のTSパケットが生成
され、変調器104がこの多重化されスクランブルされ
たTSパケットをデジタル変調して変調波を生成する。
【0005】ここでは、このようにして変調波を生成す
るユニットを3セット示しており、各変調器104は、
それぞれ別の周波数の変調波を生成して、伝送路(電波
・ケーブル等)に送出する。例えば、デジタル衛星放送
の場合には、衛星(図示せず)が備えるトランスポンダ
(中継器)の数だけの変調器を同時に伝送でき、それぞ
れの変調器104に対するトランスポンダを介して各変
調器が同時に複数のデジタル放送受信装置に伝送され
る。
【0006】図21は、MPEG2規格のデジタル放送
受信装置の概略を示すブロック図である。図21に示す
デジタル放送受信装置は、利用者により指定されたチャ
ンネルが含まれる変調波を伝送路に送出された複数の変
調波の中から選択的に同調させて受信するチューナー2
01と、受信された変調波をデジタル復調して多重化さ
れスクランブルされたTSパケットを生成する復調器2
02と、多重化されスクランブルされたTSパケットの
復号を行い多重化されたTSパケットを生成するデ・ス
クランブラ204と、多重化されたTSパケットから目
的のストリームを取り出すトランスポート・デコーダ
(以下、「TD」と記す)205と、音声ストリームを
伸長し復号化した後アナログ化して音声信号を生成する
音声デコーダ206と、画像ストリームを伸長し復号し
て画像情報を生成する画像デコーダ207と、データ・
ストリームに含まれるサービス情報を格納するサービス
情報格納RAM209と、このデジタル放送受信装置の
各部の制御を行うCPU210と、利用者の契約情報等
が格納されているICカード211と、CPU210の
制御プログラムを記憶するフラッシュROM212と、
CPU210がワークエリアとして使用するメインRA
M213と、画像情報とサービス情報とを合成して画像
信号を生成する画面合成装置214と、データを転送す
るために各構成要素間に接続されたCPUバス215と
を備える。ここで、CPUバス215は、チューナー2
01と、復調器202と、TD205と、CPU210
と、フラッシュROM212と、メインRAM213
と、画面合成装置214とに接続され、CPU210の
制御、またはDMA転送等によりデータを転送するため
に用いられる。
【0007】図21には、音声デコーダ206が生成し
た音声信号を音声に変換するスピーカ216と、画面合
成装置214が生成した画像信号から画像を生成するモ
ニタ217とを、このデジタル放送受信装置と共に示
す。チューナー201で受信された変調波が、復調器2
02で復調されて多重化されてTSパケットが生成さ
れ、TD205で目的のストリームが取り出される。こ
こで、取り出された音声ストリームは、音声デコーダ2
06で音声信号に変換されスピーカ216で音声とな
り、取り出された画像ストリームは画像デコーダ207
で画像情報に変換され、画面合成装置214でサービス
情報と合成されてモニタ217にその画像が表示され
る。ここで、取り出されたデータ・ストリームに含まれ
るサービス情報は、一旦サービス情報格納RAM209
に格納された後、利用者により指定された情報のみが、
TD205経由で画面合成装置214に転送されて画像
情報と合成される。
【0008】ここで、上記デジタル放送送信装置から送
信され、デジタル放送受信装置で受信されるTSパケッ
トのデータ伝送の単位をパケットと呼び、伝送すべき情
報が何から生成されたものかに関わらず、全ての情報が
このパケットで伝送される。なお、このパケットの基本
的なサイズは188バイトである。また、サービス情報
格納RAM209に格納されるサービス情報等のデータ
の構造をセクション構造と呼び、セクション構造のデー
タのひとまとまりをテーブルと呼ぶ。
【0009】図22は、このセクション構造のテーブル
を示す図である。このテーブルには、テーブルID(ta
ble_id)と、テーブルIDエクステンション(table_id
_extention)と、セクション長(section_length)とが
含まれる。テーブルIDとテーブルIDエクステンショ
ンは、TD205が目的のテーブルを取り出すのに用い
られる。
【0010】ここで、テーブルIDとはテーブルの種別
を示す識別子であり、テーブルIDエクステンションと
は、テーブルIDにより示される種別毎にさらに細かい
テーブルの種別を示す拡張識別子である。また、セクシ
ョン長は、8ビット(=1バイト)のデータ・バイト
(data_byte)から成るセクション(section)の全デー
タ量を、バイト単位で示すデータである。
【0011】デジタル放送受信装置の制御プログラム
は、放送局のサービス形態の変更等の理由により変更が
必要となることがある。使用している制御プログラムを
新しい制御プログラムに書換えるには様々な方法があ
り、その中の一つに、放送局から新しい制御プログラム
のデータを送信し、デジタル放送受信装置がその制御プ
ログラムのデータを受信して、今まで使用していた制御
プログラムを受信した制御プログラムのデータを用いて
書換えるという、比較的簡単に行える方法がある。
【0012】図23は、デジタル衛星放送の場合におけ
る、制御プログラムのデータの伝送形態を示す図であ
る。制御プログラムのデータは、画像データや音声デー
タ等と共に、衛星を介して放送局から利用者宅のデジタ
ル放送受信装置へ伝送される。上記デジタル放送受信装
置は、上記デジタル放送送信装置から新しい制御プログ
ラムのデータが送信されているかを監視し、新しい制御
プログラムのデータが送信されている場合には利用者に
よりボタンが押下される等の指示がなされることにより
ダウンロードを実施する。
【0013】伝送される制御プログラムのデータのデー
タフォーマットは通常、ARIB(Association of Rad
io Industries and Businesses)STD−B16で規格
されるダウンロード制御テーブル(Download Control T
able:以下「DCT」と記す)と、ダウンロードテーブ
ル(DownLoad Table:以下「DLT」と記す)とを用い
る。勿論、各放送事業者は個別に独自のフォーマットを
用いることもできる。また、DCTとDLTは共にセク
ション構造のテーブルの一種である。
【0014】図24は、DCTのフォーマットを示す図
である。DCTには、DCTのテーブルID(table_i
d)、セクション長(section_length)、転換先ネット
ワークID(network_id)、伝送レート(transmission
_rate)、トランスポート・ストリームID(transport
_stream_id)、ダウンロード・パケットID(DL_PI
D)、鍵共通情報(Entitlement Control Message:以下
「ECM」と記す)パケットID(ECM_PID)、及び、
機種情報(model_info)等が含まれる。
【0015】転換先ネットワークID(network_id)
は、ダウンロードすることによって転換されるネットワ
ークの識別子を示すものであり、DLTを伝送している
ネットワークと一致する場合は、機能向上とバグフィッ
クスとを目的とするダウンロードであることを意味し、
一致しない場合は、事業者転換ダウンロードであること
を意味する。
【0016】伝送レート(transmission_rate)は、D
LTの伝送レートであり、1秒間に送信されるTSパケ
ットの数を示す。トランスポート・ストリームID(tr
ansport_stream_id)は、トランスポート・ストリーム
の識別子であり、チューナー201で受信すべき変調波
の周波数を特定する。
【0017】ダウンロード・パケットID(DL_PID)、
ECMパケットIDは、それぞれ、DLTが含まれるパ
ケット、DLTのデ・スクランブル鍵のデータを示すE
CMが含まれるパケットの識別子であり、TD205で
取り出すべきパケットを特定する。機種情報(model_in
fo)には、デジタル放送受信装置のメーカーを識別する
メーカーID(maker_id)と、デジタル放送受信装置の
機種を識別するモデルID(model_id)と、デジタル放
送受信装置のソフトバージョンを識別するバージョンI
D(version_id)と、DLTのセクション数を表すDL
Tサイズ(DLT_size)とが含まれる。
【0018】図25は、DLTのフォーマットを示す図
である。DLTには、DLTのテーブルID(table_i
d)、セクション長(section_length)、メーカーID
(maker_id)、モデルID(model_id)、バージョンI
D(version_id)、機種情報(model_info)、及び、ダ
ウンロード・ソフトウェア(code_data_byte)等が含ま
れる。
【0019】DLTのセクション長(section_length)
は常に"0x89C"である。メーカーID(maker_id)、モ
デルID(model_id)、及びバージョンID(version_
id)については、DCTと同様である。機種情報(mode
l_info)には、ソフトウェアに関する任意の情報を記述
でき、そのデータ量は、145バイトである。
【0020】ダウンロード・ソフトウェア(code_data_
byte)は、ソフトウェア本体を表し、そのデータ量は、
8ビット×2048(2Kバイト)である。DCTとD
LTについては、「CSデジタル放送用標準共用受信
機、標準規格、ARIB STANDARD、ARIB
STD−B16 1.0版(社団法人 電波産業
会):p12〜16」に詳しい記載がある。
【0021】DCTは、デジタル放送受信装置で受信さ
れるすべての変調波に多重されている。DLTは、DC
T中のトランスポート・ストリームIDで指定される特
定の変調波に多重されている。DLTのデ・スクランブ
ル鍵のデータを示すECMも、DLTと同一の変調波に
多重されている。
【0022】図26は、DCT及びDLTの送信タイミ
ングを示す図である。デジタル放送受信装置は、送信さ
れるDCTに自身に適合する受信すべきDLTの存在が
記述されている間は受信及び書換え可能とみなすので、
デジタル放送送信装置は、DCT及びDLTを図26に
示す様なタイミングで送信しなければならない。ここで
図26の横軸tは時間を示し、左から右へ矢印の方向に
時間が経過するものとする。以下に図26に示す送信の
タイミングについて説明する。
【0023】図26に示すDCTには、時刻t1以前及
び時刻t2以後は所定のデジタル放送受信装置に適合す
るDLTの存在が記述されていない。時間t1〜t2は
所定のデジタル放送受信装置に適合するDLTの存在が
記述されている。従って、所定のデジタル放送受信装置
において、時間t1〜t2にのみダウンロード開始可能
とみなされる。
【0024】時間t1〜t2にダウンロード開始可能と
する為に、図26に示す所定のデジタル放送受信装置に
適合するDLTは、時刻t1から送信が開始され、時刻
t2から一定時間経過後の時刻t3に送信が停止され
る。ここで、一定時間t2〜t3は、所定のデジタル放
送受信装置がDCT中に自身に適合するDLTの存在を
認識してから、当該DLT中の制御プログラムのデータ
のダウンロードが完了するまでの時間であり、デジタル
放送受信装置において新しい制御プログラムの受信、及
び、記憶された制御プログラムの書換えに要するであろ
うダウンロード所要時間に相当する。なおダウンロード
所要時間は、デジタル放送送信装置における適合するD
LTの1周期の送信時間と、デジタル放送受信装置にお
けるダウンロードに必要な周期数との積となる。
【0025】このようなタイミングでデジタル放送送信
装置がDCT及びDLTを送信することで、所定のデジ
タル放送受信装置は自身に適合するDLTの存在が記述
されているDCTを受信したいかなる時刻にダウンロー
ドを開始しても、当該DLT中の制御プログラムのデー
タのダウンロードが完了するまでは当該DLTを受信す
ることができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】制御プログラムはそれ
ぞれデータサイズが異なるので、異なる制御プログラム
を使用するデジタル放送受信装置毎に、適合するDLT
の1周期の送信時間が異なる。また、制御プログラムの
ダウンロードは、フラッシュROM等の書換えや安全性
の確保の為の処理等を伴うので1周期を受信するだけで
は完了しないものが多く、ダウンロードに必要な周期数
は、各デジタル放送受信装置におけるCPUの処理能
力、バッファメモリの容量、及び、ダウンロードの手順
等によって差が生じる為にデジタル放送受信装置の機種
毎に異なる。ここでダウンロード所要時間は、適合する
DLTの1周期の送信時間とダウンロードに必要な周期
数との積なので、結局デジタル放送受信装置の機種毎に
ダウンロード所要時間が異なることとなる。
【0027】上記従来のデジタル放送送信装置では、デ
ジタル放送受信装置の機種の数だけダウンロード所要時
間を記憶しておかなけれはならない。またデジタル放送
受信装置のダウンロード所要時間分だけ機種毎にDCT
とDLTの送信タイミングをずらさなければならないの
で処理が複雑であり間違いも生じやすい。ここで、各ダ
ウンロード所要時間の基になる各要素の内、各DLTの
1周期の送信時間の方は送信側で管理できるのでさほど
問題とはならないが、各ダウンロードに必要な周期数の
方は受信側で管理されるのでデジタル放送送信装置では
把握しにくい。しかも、多くの製造メーカーがそれぞれ
複数の機種のデジタル放送受信装置を揃えているのでデ
ジタル放送受信装置の機種はかなり多く、デジタル放送
送信装置は多くの機種分のダウンロード所要時間を記憶
しておかなければならない。さらに、各製造メーカー毎
に新製品が次々と発売されるので、デジタル放送送信装
置は新製品の発売の度に新たなダウンロード所要時間を
追加して記憶しなければならない。特にこの様な追加作
業は、デジタル放送受信装置が各製造メーカーによって
個別に開発され、デジタル放送送信装置が放送事業者に
よって継続的に使用されていることを考慮すると、その
煩雑さは計り知れず、且つ、大変な労力を要する。ま
た、異なる機種のデジタル放送受信装置が同じ制御プロ
グラムを使用する事もあり、この様な場合にデジタル放
送受信装置毎のダウンロードに必要な周期数が異なる
と、全ての機種においてダウンロードが完了するまでD
LTを受信することができるようにする為に、周期数が
長い方のデジタル放送受信装置に合わせざるを得ないの
で、周期数が短い方のデジタル放送受信装置はダウンロ
ード開始可能時間が実際よりも短くなった様に錯覚させ
られてしまう。
【0028】一方、製造メーカーはできるだけ多くの受
信機の制御プログラムを更新させたいのだが、従来のデ
ジタル放送送信装置では利用者により制御プログラムの
更新が指示されないと新しい制御プログラムのデータは
ダウンロードされないので、当該指示がされないまま新
しい制御プログラムのデータの送信が終了すると受信機
はもはや制御プログラムを更新できなくなる。よって、
できるだけ多くの受信機の制御プログラムを更新させる
為には、製造メーカーはできるだけ長い期間制御プログ
ラムのデータを送信しなければならない。しかしなが
ら、ただ闇雲に送信期間を長くしたところで、より多く
の受信機の制御プログラムを更新させることができると
は限らず、またあまり長い期間制御プログラムのデータ
を送信する事は効率的でない。さらに、通常、制御プロ
グラムのデータのダウンロード中は、番組を視聴したり
録画したりできないので、利用者は後で更新の指示をし
ようと思っているうちに新しい制御プログラムのデータ
の送信が終了するといった事態が発生する。
【0029】以上の様な問題は、制御プログラムのデー
タを更新する場合に限らず、受信エラーのチェックや誤
り訂正等の為に、受信に必要な所要時間が受信機毎又は
受信するデータ毎に異なる時には、如何なるデータを受
信する場合においても同様に存在する。そこで、本発明
は、送信側が受信機の機種毎のダウンロード開始可能な
時間を管理しないにも関わらず、受信側がダウンロード
開始可能時間を正しく認識してダウンロードを安全に開
始することができ、また、所定のデータの送信が終了す
る前により多くの受信機が所定のデータを受信すること
ができるデータ送信装置、データ受信装置、データ送信
方法、データ受信方法、データ送信プログラムを記録す
るコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、データ
受信プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るデータ送信装置は、データ受信装置へ
所定のデータを送信するデータ送信装置であって、前記
所定のデータの送信を終了する予定の時点を示す送信終
了予定時情報を含むダウンロード制御情報を入手する入
手手段と、所定の時点から入手されたダウンロード制御
情報に含まれる送信終了予定時情報により示される時点
まで前記所定のデータを繰り返し送信し当該所定のデー
タを送信する同一時間帯に当該ダウンロード制御情報を
繰り返し送信する送信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0031】これによって、所定のデータを送信する同
一時間帯に送信終了予定時情報を送信することができる
ので、データ受信装置が送信終了予定時情報を受信した
時には所定のデータが送信されていることになり、ま
た、データ受信装置は受信した送信終了予定時情報から
送信終了時刻を認識することができる。ここで、所定の
データの書換え処理に要する時間を個々のデータ受信装
置が知っていれば、ダウンロード開始可能な時間帯を個
々のデータ受信装置毎に認識して書換え処理を開始する
ことができる。
【0032】従って、データ送信装置が送信を終了する
前にデータ受信装置に所定のデータを書換えさせること
ができるにも関わらず、データ送信装置では個々のデー
タ受信装置の機種毎のダウンロード開始可能な時間帯を
管理しなくてもよい。また、上記目的を達成するため
に、本発明に係るデータ送信装置は、データ受信装置へ
所定のデータを送信するデータ送信装置であって、前記
所定のデータの送信を開始する予定の時点を示す送信開
始予定時情報と前記所定のデータの送信を終了する予定
の時点を示す送信終了予定時情報とを含むダウンロード
制御情報を入手する入手手段と、入手されたダウンロー
ド制御情報に含まれる送信開始予定時情報により示され
る時点から入手されたダウンロード制御情報に含まれる
送信終了予定時情報により示される時点まで前記所定の
データを繰り返し送信し当該送信開始予定時情報により
示される時点以前から当該送信終了予定時情報により示
される時点まで当該ダウンロード制御情報を繰り返し送
信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0033】これによって、所定のデータを送信する以
前から終了するまで送信開始時刻と送信終了予定時情報
とを送信することができるので、データ受信装置はこの
送信開始予定時情報から送信開始時刻を認識することが
でき、この送信終了予定時情報から送信終了時刻を認識
することができる。ここで、所定のデータの書換え処理
に要する時間を個々のデータ受信装置が知っていれば、
ダウンロード開始可能な時間帯を個々のデータ受信装置
毎に認識して書換え処理を開始することができる。
【0034】従って、データ送信装置が送信を終了する
前にデータ受信装置に所定のデータを書換えさせること
ができるにも関わらず、データ送信装置では個々のデー
タ受信装置の機種毎のダウンロード開始可能な時間帯を
管理しなくてもよい。上記目的を達成するために、本発
明に係るデータ受信装置は、予め記憶している所定のデ
ータをデータ送信装置から送信される新しい所定のデー
タに書換える書換え処理を行うデータ受信装置であっ
て、前記書換え処理に要するであろう所要時間を示す所
要時間情報を予め記憶する記憶手段と、新しい所定のデ
ータの送信を終了する予定である時点を示す送信終了予
定時情報を含むダウンロード制御情報を前記データ送信
装置から受信する受信手段と、受信されたダウンロード
制御情報に含まれる送信終了予定時情報により示される
時点から予め記憶された所要時間情報により示される所
要時間を差し引いて開始可能最終時点を生成する開始可
能最終時生成手段と、生成された開始可能最終時点以前
において前記書換え処理を開始する書換え手段とを備え
ることを特徴とする。
【0035】これによって、データ受信装置毎に開始可
能最終時点を計算して、この開始可能最終時点以前にお
いて書換え処理を開始することができる。従って、デー
タ送信装置においてデータ受信装置の機種毎のダウンロ
ード開始可能な時間帯を管理していないにも関わらず、
個々のデータ受信装置毎に送信が終了される前に所定の
データを書換えることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。なお、各実施の形態におい
てダウンロードの対象となる所定のデータは、データ受
信装置の制御プログラムのデータであるものとして説明
する。 (実施の形態1) <概要>本発明の実施の形態1は、データ送信装置が、
制御プログラムのデータの送信を終了する予定の日時を
示す送信終了予定時情報を、新しい制御プログラムのデ
ータを送信する同一時間帯に繰り返し送信し、データ受
信装置が、記憶している制御プログラムのデータをデー
タ送信装置から送信される新しい制御プログラムに書換
えるダウンロード処理に要するであろうダウンロード所
要時間を各自で保持しておき、送信終了予定時情報を受
信してダウンロード所要時間分だけ遡った日時以前を、
ダウンロード可能な時間帯と認識するものである。
【0037】<データ送信装置の構成>図1は、本発明
の実施の形態1に係るデータ送信装置の概略を示す図で
ある。図1に示すデータ送信装置10は、ダウンロード
制御情報入手部11、及び、送信部12を備える。ダウ
ンロード制御情報入手部11は、送信終了予定時情報を
含むダウンロード制御情報を入手する。
【0038】送信部12は所定の時点から、入手された
ダウンロード制御情報に含まれる送信終了予定時情報に
より示される時点まで制御プログラムのデータを繰り返
し送信し、制御プログラムのデータを送信する同一時間
帯に、ダウンロード制御情報を繰り返し送信する。例え
ば制御プログラムのデータをMPEG2におけるDLT
の規格に沿って送信し、ダウンロード制御情報をMPE
G2におけるDCT中の、制御プログラムのデータに対
応するDLTの識別情報と共に送信する。また例えば、
ダウンロード制御情報と制御プログラムのデータとをM
PEG2におけるDLTの規格に沿って共に送信する。
【0039】なお、ダウンロード制御情報入手部11
は、送信終了予定時情報だけでなく、制御プログラムの
データの1周期分を伝送するのに要する周期時間を示す
周期時間情報をも含むダウンロード制御情報を入手して
もよい。この場合には送信部12は、周期時間情報と送
信終了予定時情報とを含むダウンロード制御情報を繰り
返し送信する。ここで、周期時間情報は、例えば制御プ
ログラムのデータの伝送レートとデータサイズとを示す
情報である。
【0040】また、ここでは制御プログラムのデータと
ダウンロード制御情報とを送信する部分についてのみ記
載したが、実際のデータ送信装置は図1に示した様なM
PEG2規格のデジタル放送送信装置と同様の構成要素
を備えているのが一般的であり、この様な場合にはダウ
ンロード制御情報入手部11が入手したダウンロード制
御情報は図1におけるサービス情報として処理されて、
他のサービス情報、映像、及び、音声と共に多重化され
て送信されることになる。
【0041】<データ受信装置の構成>図2は、本発明
の実施の形態1に係るデータ受信装置の概略を示す図で
ある。図2に示すデータ受信装置20は、データ送信装
置10から送信される自身の制御プログラムのデータを
ダウンロードする装置であり、ダウンロード時間情報記
憶部21、受信部22、開始可能最終時生成部23、開
始時点入手部24、ダウンロード部25、周期数保持部
26、及び、ダウンロード時間情報生成部27を備え
る。
【0042】ダウンロード時間情報記憶部21は、ダウ
ンロード所要時間を示すダウンロード時間情報を予め記
憶する。受信部22は、データ送信装置から送信されて
いる送信終了予定時情報を含むダウンロード制御情報を
受信する。開始可能最終時生成部23は、受信されたダ
ウンロード制御情報に含まれる送信終了予定時情報によ
り示される時点から、予め記憶されたダウンロード時間
情報により示されるダウンロード所要時間を差し引い
て、ダウンロードを完了することが可能なダウンロード
開始日時の内で最も遅い時点である開始可能最終時点を
生成する。
【0043】開始時点入手部24は、制御プログラムの
データのダウンロードを開始すべき開始時点を、現在時
点以後で、開始可能最終時生成部23により生成された
開始可能最終時点以前までの時間の中から、利用者に選
択させることにより入手する。ダウンロード部25は、
入手された開始時点において、制御プログラムのデータ
のダウンロードを開始する。また、ダウンロード部25
は、ダウンロードを開始するのに先立って、受信環境が
整い、且つ、受信状態が良いかを確認して、ダウンロー
ドが安全に実施可能か否かを判断する実施可能判断部
と、安全に実施可能でないと判断された場合は、ダウン
ロードの開始を禁止する禁止部とを含む(図示せず)。
【0044】周期数保持部26は、制御プログラムのデ
ータのダウンロードに要する周期数(以下「ダウンロー
ド所要周期数」と言う)を予め保持する。ダウンロード
時間情報生成部27は、受信部22が送信終了予定時情
報だけでなく周期時間情報をも含むダウンロード制御情
報を受信した場合には、開始可能最終時点の生成に先立
って、受信されたダウンロード制御情報に含まれる周期
時間情報により示される周期時間と保持されたダウンロ
ード所要周期数とを乗算することにより、ダウンロード
所要時間を計算してダウンロード時間情報を生成し、ダ
ウンロード時間情報記憶部21に記憶させる。ここで、
周期時間情報が例えば制御プログラムのデータの伝送レ
ートとデータサイズとを示す情報であったとすると、ダ
ウンロード時間情報生成部27は、ダウンロード時間情
報の生成に先立って、受信されたダウンロード制御情報
に含まれるデータサイズと伝送レートとにより、周期時
間を計算する。
【0045】<ダウンロード制御情報の送受信フォーマ
ット例その1>図3は、ダウンロード制御情報を送受信
するためのフォーマットの一例として、ARIBで規定
されている従来のDCTを拡張した拡張DCTを示す図
である。図3に示す様に、拡張DCTは従来のDCTの
機種情報(model_info)に、DLT送信停止日時91
(図中“DLT_end_time”)を追加したものである。ここ
では、新たに追加した情報と、従来のDCT中にある伝
送レート92(transmission_rate)、及び、DLTサ
イズ93(DLT_size)とを合わせてダウンロード制御情
報と呼ぶこととする。
【0046】DLT送信停止日時91は、デジタル放送
送信装置において対応するDLTの送信を停止する日時
を示し、ここでは32ビットとする(上記送信終了予定
時情報に相当する)。伝送レート92は、従来と同じく
DLTの伝送レートであり、1秒間に送信されるTSパ
ケットの数を示し、ここでは8ビットとする。
【0047】DLTサイズ93は、従来と同じくDLT
のセクション数を表わし、ここでは16ビットとする。
また、拡張DCTは、従来のDCTに取って代わり、デ
ジタル放送送信装置から送信される全ての変調波に多重
されるものとする。 <ダウンロード制御情報の送受信フォーマット例その2
>図4は、ダウンロード制御情報を送受信するためのフ
ォーマットの一例として、ARIBで規定されている従
来のDLTを拡張した拡張DLTを示す図である。
【0048】図4に示す様に、拡張DLTは従来のDL
Tの機種情報(model_info)に、DLT送信停止日時9
4(図中“DLT_end_time”)を追加したものである。こ
こでは、新たに追加した情報と、従来のDCT中にある
伝送レート(transmission_rate)、及び、DLTサイ
ズ(DLT_size)とを合わせてダウンロード制御情報と呼
ぶこととする。
【0049】DLT送信停止日時94は、デジタル放送
送信装置において対応する拡張DLTの送信を停止する
日時を示し、ここでは32ビットとする(上記送信終了
予定時情報に相当する)。伝送レートとDLTサイズと
は、図3と同じである。また、拡張DLTは、従来のD
LTに取って代わり、デジタル放送送信装置から送信さ
れる1つの変調波に多重されるものとする。
【0050】<データ送信処理の手順>図5は、本発明
の実施の形態1に係るデータ送信装置によるデータ送信
処理の手順を示す図である。以下に、図5を用いて当該
データ送信処理の手順の概要を示す。 (1)ダウンロード制御情報入手部11がダウンロード
制御情報を入手する(ステップS101)。ここでは、
送信終了予定時情報を含むダウンロード制御情報を入手
する。 (2)送信部12がある時点から制御プログラムのデー
タとダウンロード制御情報とを、それぞれ、又は、一緒
に、他のサービス情報、映像、及び、音声と共に多重化
して送信する(ステップS102)。例えば、制御プロ
グラムのデータをMPEG2におけるDLTの規格に沿
って1つの変調波に多重化して送信し、ダウンロード制
御情報を図3に示す拡張DCTの様に、MPEG2にお
けるDCT中の制御プログラムのデータに対応するDL
Tの識別情報と共に、全ての変調波に多重化して送信す
る。また例えば、図4に示す拡張DLTの様に、ダウン
ロード制御情報と制御プログラムのデータとをMPEG
2におけるDLTの規格に沿って共に、1つの変調波に
多重化して送信する。 (3)送信終了予定時情報により示される時点になるま
で、多重化して送信する処理を繰り返す(ステップS1
03:No、ステップS102)。 (4)送信終了予定時情報により示される時点になると
(ステップS103:Yes)、多重化して送信する処
理を止める。
【0051】<ダウンロード処理の手順その1>図6
は、本発明の実施の形態1に係るデータ受信装置による
ダウンロード処理の手順を示す図である。以下に、図6
を用いて当該ダウンロード処理の手順の概要を示す。な
お、ここではサービス情報、映像、及び、音声等が多重
化された複数の変調波がデータ送信装置から当該データ
受信装置に向けて送出されており、この複数の変調波の
全てにダウンロード制御情報を含む拡張DCTが多重化
され、またこの複数の変調波の内の1つに制御プログラ
ムのデータを含むDLTが多重化されているものとす
る。
【0052】また、以下の各構成要素の制御及び各判断
等は、フラッシュROM212に記憶されているダウン
ロードプログラムを常に実行するCPU210によって
行われる。 (1)チューナー201が何れか1つの変調波を受信
し、TD205が受信された変調波に多重されている拡
張DCTをフィルタリングする(ステップS201)。 (2)フィルタリングされた拡張DCT中のメーカーI
D(maker_id)、及び、モデルID(model_id)がデー
タ受信装置自身のメーカーID及びモデルIDと一致
し、且つ、フィルタリングされた拡張DCT中のバージ
ョンID(version_id)がデータ受信装置自身の現在の
制御プログラムのバージョンよりも新しい場合には適合
するDLTが存在すると判断する。また、その他の場合
には適合するDLTが存在しないと判断して(ステップ
S202:No)には最初(ステップS201)に戻る
(ステップS202)。 (3)適合するDLTが存在すると判断した場合(ステ
ップS202:Yes)には、拡張DCTから伝送レー
ト(transmission_rate)を抽出し、さらに、当該判断
の元になった各ID(メーカーID、モデルID、及
び、バージョンID)と組になっているDLTサイズ
(DLT_size)、及び、DLT送信停止日時(DLT_end_ti
me)を、拡張DCTの機種情報(model_info)から抽出
して、まず、ダウンロード所要時間Tdを計算する(ス
テップS203)。
【0053】ダウンロード所要時間Tdの計算方法を以
下に記す。ここで、DLTサイズを“N”、伝送レート
を“R”とし、DLT1セクション(2207バイト固
定)は通常通り12TSパケットに分割されるものとす
ると、DLT1周期の送信にかかる時間Tfは、 Tf=(12/R)×N ・・・式 となる。
【0054】また、データ受信装置において、ダウンロ
ード処理の開始から完了までに必要な周期数を“X”、
DLTの取りこぼし等が発生した場合に再受信する為に
必要な周期数を“Y”とすると、ダウンロード所要周期
数は(X+Y)であり、従ってダウンロード所要時間T
dは、 Td=(X+Y)×Tf ・・・式 となる。なお、ダウンロード所要周期数は各データ受信
装置の周期数保持部26に予め保持されているものとす
る。
【0055】式に式を代入して、 Td=(X+Y)×(12/R)×N が得られる。 (4)次に、現在日時以後にダウンロードを完了できる
か否かを判断する(ステップS204)。
【0056】開始可能最終時点(“Dl”とする)は、
DLT送信停止日時(“De”とする)からダウンロー
ド所要時間Tdだけさかのぼった時点、つまりDl=
(De−Td)である(ここで、各日時の代数は遅いほ
うが数値が大きいものとし、2つの日時の差である時間
は、遅い方の時間の代数から早い方の時間の代数を差し
引いたものに相当するものとする)。
【0057】よって、開始可能最終時生成部23が、ス
テップS203で抽出したDLT送信停止日時Deから
ステップS203で計算したダウンロード所要時間Td
を差し引いて、開始可能最終時点Dlを生成する。ま
た、開始可能最終時点Dlは現在日時よりも遅く(大き
く)なければ成り立たない。
【0058】従って、開始可能最終時点Dlを現在日時
(“Dc”とする)とを比較して、開始可能最終時点D
l≧現在日時Dcの場合に、ダウンロードを完了できる
と判断(ステップS204:Yes)する。また、開始
可能最終時点Dl<現在日時Dcの場合にダウンロード
を完了できないと判断(ステップS204:No)し
て、最初(ステップS201)に戻る。 (5)ダウンロードを完了できると判断された場合(ス
テップS204:Yes)には、現在時点以後で開始可
能最終時点以前までの期間においてダウンロードの実行
及び予約が可能である旨をメッセージ等により利用者に
伝え、当該期間の中から、利用者が開始時点を選択する
まで(ダウンロードの予約指示又は実行指示を行うま
で)待つ(ステップS205、ステップS206:N
o、ステップS204:Yes)。
【0059】図7は、利用者にダウンロードの予約指示
又は実行指示を行わせる為の画面の例を示す図である。 (6)利用者による選択を待っている間に、ダウンロー
ドを完了できない日時になってしまった場合(ステップ
S205、ステップS206:No、ステップS20
4:No)には、表示を中断して最初(ステップS20
1)に戻る。なお、利用者による選択が所定の期間の間
に無い場合等には、ダウンロードを完了できない日時に
なってしまう前に、自動的にダウンロードの予約指示又
は実行指示を出すようにしてもよい。 (7)ダウンロードを完了できる日時にダウンロードの
予約指示又は実行指示を受付けると(ステップS20
6:Yes)、受付けた指示が予約指示であるか実行指
示であるかを判断する(ステップS207)。実行指示
である場合(ステップS207:実行)はすぐにダウン
ロードの実行を開始するためにダウンロードの事前処理
(ステップS209)へ行く。 (8)予約指示である場合(ステップS207:予約)
は、現在日時Dcが利用者により入力されたダウンロー
ド開始予約日時(“Dd”とする)に達するまで待つ
(ステップS208)。 (9)ダウンロードの事前処理を行い受信環境を整え、
受信状態を確認する(ステップS209)。
【0060】ここではまず、チューナー201がDCT
中の該当するトランスポート・ストリームID(transp
ort_stream_id)で識別される変調波を受信する。次
に、CPU210が拡張DCT中のECMパケットID
(ECM_PID)をTD205に設定することにより、TD
205が設定されたパケットIDを持つECMデータ
(つまりDLTのデ・スクランブル鍵のECMデータ)
を選択的に取り出してサービス情報格納RAM209に
格納する。
【0061】次に、放送事業者で決められたCA(Cond
itional Access)方式に基づき、CPU210がECM
データをICカード211に送ることによってDLTの
デ・スクランブル鍵を得てデ・スクランブラ204に設
定することにより、デ・スクランブラ204がDLTの
デ・スクランブルを解除してTD205に出力できるよ
うになる。
【0062】以上の処理が正常に完了すればダウンロー
ドの事前処理が完了して受信環境が整ったことになり、
正常に完了しなければ受信環境が整わないことになる。
また、受信状態が悪いとダウンロード所要時間Td内に
ダウンロードを完了できない可能性が高くなるので、所
定のデータサイズ分だけDLTを仮受信して受信状態が
良好である事を事前に確認する。 (10)受信環境が整い、且つ、受信状態が良いか否か
を確認して、ダウンロードが安全に実施可能か否かを判
断する(ステップS210)。 (11)ダウンロードが安全に実施可能でないと判断し
た場合(ステップS210:No)には、その旨をメー
ルやメッセージ等で利用者に知らせ(ステップS21
1)ダウンロードを実行せずに最初(ステップS20
1)に戻る。 (12)ダウンロードが安全に実施可能であると判断し
た場合には、従来と同様の方法を用いてダウンロードを
実行する(ステップS212)。
【0063】<ダウンロード処理の手順その2>図8
は、本発明の実施の形態1に係るデータ受信装置による
ダウンロード処理の手順を示す図である。以下に、図8
を用いて当該ダウンロード処理の手順の概要を示す。な
お、ここではサービス情報、映像、及び、音声等が多重
化された複数の変調波がデータ送信装置から当該データ
受信装置に向けて送出されており、この複数の変調波の
内の1つにダウンロード制御情報と制御プログラムのデ
ータとを含む拡張DLTが多重化されているものとす
る。ここで図6と同様の処理を行うステップには同一番
号を記してその説明を省略する。
【0064】また、以下の各構成要素の制御及び各判断
等は、フラッシュROM212に記憶されているダウン
ロードプログラムを常に実行するCPU210によって
行われる。 (1)チューナー201が何れか1つの変調波を受信
し、TD205が受信された変調波に多重されているD
CTをフィルタリングする(ステップS301)。 (2)フィルタリングされたDCT中のメーカーID
(maker_id)、及び、モデルID(model_id)がデータ
受信装置自身のメーカーID及びモデルIDと一致し、
且つ、フィルタリングされたDCT中のバージョンID
(version_id)がデータ受信装置自身の現在の制御プロ
グラムのバージョンよりも新しい場合には適合する拡張
DLTが存在すると判断する。また、その他の場合には
適合する拡張DLTが存在しないと判断して(ステップ
S302:No)には最初(ステップS301)に戻る
(ステップS302)。 (3)適合する拡張DLTが存在すると判断した場合
(ステップS302:Yes)には、DCTから伝送レ
ート(transmission_rate)を抽出し、さらに、当該判
断の元になった各ID(メーカーID、モデルID、及
び、バージョンID)と組になっているDLTサイズ
(DLT_size)を、DCTの機種情報(model_info)から
抽出してダウンロード所要時間Tdを計算し、また、拡
張DLTを従来と同様の方法で受信してDLT送信停止
日時(DLT_end_time)を抽出する(ステップS30
3)。
【0065】ダウンロード所要時間Tdの計算方法は図
6の説明における(3)と同様である。 (4)〜(12)図6の説明における(4)〜(12)
と同様(ステップS204〜ステップS212)。 <総括>以上のように、本発明の実施の形態1に係るデ
ータ送信装置によれば、所定のデータを送信する同一時
間帯に送信終了予定時情報を送信することができる。
【0066】また、本発明の実施の形態1に係るデータ
受信装置によれば、送信終了予定時情報を受信した時に
は所定のデータが送信されていることになり、また、受
信した送信終了予定時情報から送信終了時刻を認識する
ことができる。ここで、所定のデータのダウンロードに
要する時間を個々のデータ受信装置が記憶しているの
で、ダウンロード開始可能な時間帯を個々のデータ受信
装置毎に認識してダウンロードを開始することができ
る。
【0067】従って、データ送信装置においてデータ受
信装置の機種毎のダウンロード開始可能な時間帯を管理
していないにも関わらず、個々のデータ受信装置毎に送
信が終了される前に所定のデータをダウンロードするこ
とができる。 (実施の形態2) <概要>本発明の実施の形態2は、データ送信装置が、
制御プログラムのデータの送信を開始する予定の日時を
示す送信開始予定時情報と制御プログラムのデータの送
信を終了する予定の日時を示す送信終了予定時情報と
を、制御プログラムのデータの送信を開始する以前から
制御プログラムのデータの送信を終了する時点まで繰り
返し送信し、データ受信装置が、記憶している制御プロ
グラムのデータをデータ送信装置から送信される新しい
制御プログラムに書換えるダウンロード処理に要するで
あろうダウンロード所要時間を各自で保持しておき、送
信開始予定時情報と送信終了予定時情報とを受信して、
送信開始予定時情報により示される日時以後で、送信終
了予定時情報により示される日時よりダウンロード所要
時間分だけ遡った日時以前を、ダウンロード可能な時間
帯と認識するものである。
【0068】<データ送信装置の構成>図9は、本発明
の実施の形態2に係るデータ送信装置の概略を示す図で
ある。図9に示すデータ送信装置30は、ダウンロード
制御情報入手部31、及び、送信部32を備える。ダウ
ンロード制御情報入手部31は、送信開始予定時情報と
送信終了予定時情報とを含むダウンロード制御情報を入
手する。
【0069】送信部32は入手されたダウンロード制御
情報に含まれる送信開始予定時情報により示される時点
から、入手されたダウンロード制御情報に含まれる送信
終了予定時情報により示される時点まで、前記制御プロ
グラムのデータを繰り返し送信し、当該送信開始予定時
情報により示される時点以前から、当該送信終了予定時
情報により示される時点まで当該ダウンロード制御情報
を繰り返し送信する。例えば制御プログラムのデータを
MPEG2におけるDLTの規格に沿って送信し、ダウ
ンロード制御情報をMPEG2におけるDCT中の、制
御プログラムのデータに対応するDLTの識別情報と共
に送信する。
【0070】なお、ダウンロード制御情報入手部31
は、実施の形態1のダウンロード制御情報入手部11と
同様に、周期時間情報をも含むダウンロード制御情報を
入手してもよい。この場合には送信部32は、周期時間
情報と送信開始予定時情報と送信終了予定時情報とを含
むダウンロード制御情報を繰り返し送信する。 <データ受信装置の構成>図10は、本発明の実施の形
態2に係るデータ受信装置の概略を示す図である。
【0071】図10に示すデータ受信装置40は、デー
タ送信装置30から送信される自身の制御プログラムの
データをダウンロードする装置であり、ダウンロード時
間情報記憶部21、受信部42、開始可能最終時生成部
23、開始時点入手部44、ダウンロード部25、周期
数保持部26、及び、ダウンロード時間情報生成部27
を備える。ここで、実施の形態1における図2に示した
データ受信装置20の構成要素と同一の機能を有するも
のは同一の番号とし、その説明を省略する。
【0072】受信部42は、データ送信装置から送信さ
れている送信開始予定時情報と送信終了予定時情報とを
含むダウンロード制御情報を受信する。開始時点入手部
44は、制御プログラムのデータのダウンロードを開始
すべき開始時点を、受信部42により受信されたダウン
ロード制御情報に含まれる送信開始予定時情報により示
される時点、及び、現在時点の内の何れか遅い方以後
で、開始可能最終時生成部23により生成された開始可
能最終時点以前までの時間の中から、利用者に選択させ
ることにより入手する。
【0073】<ダウンロード制御情報の送受信フォーマ
ット>図11は、ダウンロード制御情報を送受信するた
めのフォーマットの一例として、ARIBで規定されて
いる従来のDCTを拡張した拡張DCTを示す図であ
る。図11に示す様に、拡張DCTは従来のDCTの機
種情報(model_info)に、DLT送信停止日時91(図
中“DLT_end_time”)、及び、DLT送信開始日時95
(図中“DLT_start_time”)を追加したものである。こ
こでは、新たに追加したこれらの情報と、従来からある
伝送レート92(transmission_rate)、及び、DLT
サイズ93(DLT_size)とを合わせてダウンロード制御
情報と呼ぶこととする。ここで、実施の形態1における
図3に示した拡張DCTの構成要素と同一の機能を有す
るものは同一の番号とし、その説明を省略する。
【0074】DLT送信開始日時95は、デジタル放送
送信装置において対応するDLTの送信を開始する日時
を示し、ここでは32ビットとする(上記送信開始予定
時情報に相当する)。また、拡張DCTは、従来のDC
Tに取って代わり、デジタル放送送信装置から送信され
る全ての変調波に多重されるものとする。
【0075】<データ送信処理の手順>図12は、本発
明の実施の形態2に係るデータ送信装置によるデータ送
信処理の手順を示す図である。以下に、図12を用いて
当該データ送信処理の手順の概要を示す。 (1)ダウンロード制御情報入手部31がダウンロード
制御情報を入手する(ステップS401)。ここでは、
送信開始予定時情報と送信終了予定時情報とを含むダウ
ンロード制御情報を入手する。 (2)送信部32が、送信開始予定時情報により示され
る時点以前のある時点からダウンロード制御情報を、他
のサービス情報、映像、及び、音声と共に多重化して送
信する(ステップS402)。例えば、ダウンロード制
御情報を図11に示す拡張DCTの様に、MPEG2に
おけるDCT中の制御プログラムのデータに対応するD
LTの識別情報と共に、全ての変調波に多重化して送信
する。 (3)送信開始予定時情報により示される時刻になるま
で、ダウンロード制御情報を多重化して送信する処理を
繰り返す(ステップS403:No、ステップS40
2)。 (4)送信開始予定時情報により示される時刻になると
(ステップS403:Yes)、送信部32が制御プロ
グラムのデータとダウンロード制御情報とを、他のサー
ビス情報、映像、及び、音声と共に多重化して送信する
(ステップS404)。例えば、制御プログラムのデー
タをMPEG2におけるDLTの規格に沿って1つの変
調波に多重化して送信する。 (5)送信終了予定時情報により示される時刻になるま
で、制御プログラムのデータとダウンロード制御情報と
を多重化して送信する処理を繰り返す(ステップS40
5:No、ステップS404)。 (6)送信終了予定時情報により示される時刻になると
(ステップS405:Yes)、多重化して送信する処
理を止める。
【0076】<ダウンロード処理の手順>図13は、本
発明の実施の形態2に係るデータ受信装置によるダウン
ロード処理の手順を示す図である。以下に、図13を用
いて当該ダウンロード処理の手順の概要を示す。なお、
ここではサービス情報、映像、及び、音声等が多重化さ
れた複数の変調波がデータ送信装置から当該データ受信
装置に向けて送出されており、この複数の変調波の全て
にダウンロード制御情報を含む拡張DCTが多重化さ
れ、またこの複数の変調波の内の1つに制御プログラム
のデータを含むDLTが多重化されているものとする。
ここで図6と同様の処理を行うステップには同一番号を
記してその説明を省略する。
【0077】また、以下の各構成要素の制御及び各判断
等は、フラッシュROM212に記憶されているダウン
ロードプログラムを常に実行するCPU210によって
行われる。 (1)〜(2)図6の説明における(1)〜(2)と同
様(ステップS201〜ステップS202)。 (3)適合するDLTが存在すると判断した場合(ステ
ップS202:Yes)には、拡張DCTから伝送レー
ト(transmission_rate)を抽出し、さらに、当該判断
の元になった各ID(メーカーID、モデルID、及
び、バージョンID)と組になっているDLTサイズ
(DLT_size)、DLT送信開始日時(DLT_start_tim
e)、及び、DLT送信停止日時(DLT_end_time)を拡
張DCTの機種情報(model_info)から抽出して、ま
ず、ダウンロード所要時間Tdを計算する(ステップS
503)。
【0078】ダウンロード所要時間Tdの計算方法は図
6のステップS203と同様である。 (4)次に、現在日時以後にダウンロードを完了できる
か否かを判断する(ステップS504)。図6の説明に
おける(4)と同様に、ステップS503で抽出したD
LT送信停止日時DeからステップS503で計算した
ダウンロード所要時間Tdを差し引いて、開始可能最終
時点Dlを生成する。
【0079】また、開始可能最終時点DlはDLT送信
開始日時(“Ds”とする)及び現在日時(“Dc”と
する)の両方よりも遅く(大きく)なければ成り立たな
い。従って、開始可能最終時点DlをDLT送信開始日
時Ds及び現在日時Dcの両方と比較して、開始可能最
終時点Dl≧DLT送信開始日時Ds、且つ、開始可能
最終時点Dl≧現在日時Dcの場合に、ダウンロードを
完了できると判断(ステップS504:Yes)する。
また、開始可能最終時点Dl<DLT送信開始日時D
s、又は、開始可能最終時点Dl<現在日時Dcの場合
にダウンロードを完了できないと判断(ステップS50
4:No)して、最初(ステップS201)に戻る。 (5)ダウンロードを完了できると判断された場合(ス
テップS504:Yes)には、現在時点以後で開始可
能最終時点以前までの期間においてダウンロードの実行
及び予約が可能である旨をメッセージ等により利用者に
伝え、当該期間の中から、利用者が開始時点を選択する
まで(ダウンロードの予約指示又は実行指示を行うま
で)待つ(ステップS205、ステップS206:N
o、ステップS504:Yes)。ここで、利用者によ
る選択を待っている時点が、現在日時Dc≧DLT送信
開始日時Ds、且つ、現在日時Dc≦開始可能最終時点
Dlであれば、現在日時Dcから開始可能最終時点Dl
までの期間におけるダウンロードの予約指示又は現在日
時Dcにおける実行指示を受付け、現在日時Dc<DL
T送信開始日時Dsであれば、DLT送信開始日時Ds
から開始可能最終時点Dlまでの期間におけるダウンロ
ードの予約指示を受付ける。 (6)〜(12)図6の説明における(6)〜(12)
と同様(ステップS206〜ステップS212)。
【0080】<総括>以上のように、本発明の実施の形
態2に係るデータ送信装置によれば、所定のデータを送
信する以前から終了するまで送信開始時刻と送信終了予
定時情報とを送信することができる。また、本発明の実
施の形態2に係るデータ受信装置によれば、この送信開
始予定時情報から送信開始時刻を認識することができ、
この送信終了予定時情報から送信終了時刻を認識するこ
とができる。ここで、所定のデータのダウンロードに要
する時間を個々のデータ受信装置が記憶しているので、
ダウンロード開始可能な時間帯を個々のデータ受信装置
毎に認識してダウンロードを開始することができる。
【0081】従って、データ送信装置においてデータ受
信装置の機種毎のダウンロード開始可能な時間帯を管理
していないにも関わらず、個々のデータ受信装置毎に送
信が終了される前に所定のデータをダウンロードするこ
とができる。 (実施の形態3) <概要>本発明の実施の形態3は、データ送信装置が、
制御プログラムのデータの送信を終了する予定の日時を
示す送信終了予定時情報と、制御プログラムのダウンロ
ードを開始すべき開始時点を指示する開始時指示情報と
を送信し、データ受信装置が、記憶している制御プログ
ラムのデータをデータ送信装置から送信される新しい制
御プログラムに書換えるダウンロード処理に要するであ
ろうダウンロード所要時間を各自で保持しておき、送信
終了予定時情報と開始時指示情報とを受信して、開始時
指示情報により指示される開始時点が送信終了予定時情
報により示される日時よりダウンロード所要時間分だけ
遡った日時以前である場合に、ダウンロードしてよいと
判断するものである。
【0082】<データ送信装置の構成>図14は、本発
明の実施の形態3に係るデータ送信装置の概略を示す図
である。図14に示すデータ送信装置50は、ダウンロ
ード制御情報入手部51、及び、送信部52を備える。
【0083】ダウンロード制御情報入手部51は、送信
終了予定時情報と開始時指示情報とを含むダウンロード
制御情報を入手する。送信部12は所定の時点から、入
手されたダウンロード制御情報に含まれる送信終了予定
時情報により示される時点まで制御プログラムのデータ
を繰り返し送信し、制御プログラムのデータを送信する
同一時間帯に、ダウンロード制御情報を繰り返し送信す
る。例えば制御プログラムのデータをMPEG2におけ
るDLTの規格に沿って送信し、ダウンロード制御情報
をMPEG2におけるDCT中の、制御プログラムのデ
ータに対応するDLTの識別情報と共に送信する。また
例えば、ダウンロード制御情報と制御プログラムのデー
タとをMPEG2におけるDLTの規格に沿って共に送
信する。
【0084】なお、ダウンロード制御情報入手部51
は、実施の形態1のダウンロード制御情報入手部11と
同様に、周期時間情報をも含むダウンロード制御情報を
入手してもよい。この場合には送信部52は、周期時間
情報と送信終了予定時情報と開始時指示情報とを含むダ
ウンロード制御情報を繰り返し送信する。 <データ受信装置の構成>図15は、本発明の実施の形
態3に係るデータ受信装置の概略を示す図である。
【0085】図15に示すデータ受信装置60は、デー
タ送信装置50から送信される自身の制御プログラムの
データをダウンロードする装置であり、ダウンロード時
間情報記憶部21、受信部62、開始可能最終時生成部
23、判断部64、ダウンロード部65、周期数保持部
26、及び、ダウンロード時間情報生成部27を備え
る。ここで、実施の形態1における図2に示したデータ
受信装置20の構成要素と同一の機能を有するものは同
一の番号とし、その説明を省略する。
【0086】受信部62は、データ送信装置から送信さ
れている送信終了予定時情報と開始時指示情報とを含む
ダウンロード制御情報を受信する。判断部64は、受信
されたダウンロード制御情報に含まれる開始時指示情報
により指示される開始時点が、開始可能最終時生成部2
3により生成された開始可能最終時点以前である場合
に、ダウンロードを開始してもよいと判断する。
【0087】ダウンロード部65は、判断部64により
ダウンロードを開始してもよいと判断された場合は、当
該開始時指示情報により指示される開始時点において制
御プログラムのダウンロードを開始する。 <ダウンロード制御情報の送受信フォーマット>図16
は、ダウンロード制御情報を送受信するためのフォーマ
ットの一例として、ARIBで規定されている従来のD
CTを拡張した拡張DCTを示す図である。
【0088】図16に示す様に、拡張DCTは従来のD
CTの機種情報(model_info)に、DLT送信停止日時
91(図中“DLT_end_time”)、及び、ダウンロード自
動実行日時96(図中“download_autoexec_time”)を
追加したものである。ここでは、新たに追加したこれら
の情報と、従来からある伝送レート92(transmission
_rate)、及び、DLTサイズ93(DLT_size)とを合
わせてダウンロード制御情報と呼ぶこととする。ここ
で、実施の形態1における図3に示した拡張DCTの構
成要素と同一の機能を有するものは同一の番号とし、そ
の説明を省略する。
【0089】ダウンロード自動実行日時96は、デジタ
ル放送送信装置において制御プログラムのダウンロード
を開始すべき日時を示し、ここでは32ビットとする
(上記開始時指示情報に相当する)。また、拡張DCT
は、従来のDCTに取って代わり、デジタル放送送信装
置から送信される全ての変調波に多重されるものとす
る。
【0090】<データ送信処理の手順>図17は、本発
明の実施の形態2に係るデータ送信装置によるデータ送
信処理の手順を示す図である。以下に、図17を用いて
当該データ送信処理の手順の概要を示す。ここで図5と
同様の処理を行うステップには同一番号を記してその説
明を省略する。 (1)ダウンロード制御情報入手部51がダウンロード
制御情報を入手する(ステップS601)。ここでは、
送信終了予定時情報と開始時指示情報とを含むダウンロ
ード制御情報を入手する。 (2)送信部52がある時点から制御プログラムのデー
タとダウンロード制御情報とを、それぞれ、又は、一緒
に、他のサービス情報、映像、及び、音声と共に多重化
して送信する(ステップS602)。例えば、制御プロ
グラムのデータをMPEG2におけるDLTの規格に沿
って1つの変調波に多重化して送信し、ダウンロード制
御情報を図16に示す拡張DCTの様に、MPEG2に
おけるDCT中の制御プログラムのデータに対応するD
LTの識別情報と共に、全ての変調波に多重化して送信
する。 (3)〜(4)図5の説明における(3)〜(4)と同
様(ステップS103:No、ステップS602/ステ
ップS103:Yes)。
【0091】<ダウンロード処理の手順>図18は、本
発明の実施の形態3に係るデータ受信装置によるダウン
ロード処理の手順を示す図である。以下に、図18を用
いて当該ダウンロード処理の手順の概要を示す。なお、
ここではサービス情報、映像、及び、音声等が多重化さ
れた複数の変調波がデータ送信装置から当該データ受信
装置に向けて送出されており、この複数の変調波の全て
にダウンロード制御情報を含む拡張DCTが多重化さ
れ、またこの複数の変調波の内の1つに制御プログラム
のデータを含むDLTが多重化されているものとする。
ここで図6と同様の処理を行うステップには同一番号を
記してその説明を省略する。
【0092】また、以下の各構成要素の制御及び各判断
等は、フラッシュROM212に記憶されているダウン
ロードプログラムを常に実行するCPU210によって
行われる。 (1)〜(2)図6の説明における(1)〜(2)と同
様(ステップS201〜ステップS202)。 (3)適合するDLTが存在すると判断した場合(ステ
ップS202:Yes)には、拡張DCTから伝送レー
ト(transmission_rate)を抽出し、さらに、当該判断
の元になった各ID(メーカーID、モデルID、及
び、バージョンID)と組になっているDLTサイズ
(DLT_size)、DLT送信停止日時(DLT_end_time)、
及び、ダウンロード自動実行日時(download_autoexec_
time)を拡張DCTの機種情報(model_info)から抽出
して、まず、ダウンロード所要時間Tdを計算する(ス
テップS703)。
【0093】ダウンロード所要時間Tdの計算方法は図
6の説明におけるステップS203と同様である。 (4)ステップS703で抽出されたダウンロード自動
実行日時にダウンロードを開始してもよいか否かを判断
する(ステップS704)。ここではまず、図6の説明
における(4)と同様に、ステップS703で抽出した
DLT送信停止日時DeからステップS703で計算し
たダウンロード所要時間Tdを差し引いて、開始可能最
終時点Dlを生成する。そして、ダウンロード自動実行
日時が、現在日時以後であり、且つ、生成された開始可
能最終時点以前である場合に、ダウンロード自動実行日
時にダウンロードを開始してもよいと判断する(ステッ
プS704:Yes)。ダウンロードを開始してもよい
と判断されなかった場合(ステップS704:NO)
は、最初(ステップS201)に戻る。 (5)ダウンロードを開始してもよいと判断された場合
(ステップS704:Yes)には、現在日時Dcがダ
ウンロード自動実行日時(“Da”とする)に達するま
で待つ(ステップS705)。 (6)〜(9)図6の説明における(9)〜(12)と
同様(ステップS209〜ステップS212)。
【0094】<総括>以上のように、本発明の実施の形
態3に係るデータ送信装置によれば、複数のデータ受信
装置に一斉に開始時点を指示することができる。また、
本発明の実施の形態3に係るデータ受信装置によれば、
開始時指示情報により指示される開始時点に所定のデー
タのダウンロードを開始してもよいか否かを判断できる
ので、データ受信装置毎に開始時点が適切であるかをチ
ェックでき、所定のデータの送信が終了される前により
多くのデータ受信装置において安全に所定のデータがダ
ウンロードされる。特に所定のデータがデータ受信装置
の制御プログラムのデータの場合には、複数のデータ受
信装置に一斉に制御プログラムの更新を指示することが
できるので、制御プログラムのデータの送信を終了する
前に多くのデータ受信装置において制御プログラムを更
新してもらえる。
【0095】なお、実施の形態3は、実施の形態1を元
にして開始時指示情報による処理を追加したものである
が、実施の形態2を元にしてダウンロード制御情報に開
始時指示情報を追加し、開始時指示情報による処理を追
加して、不要となった開始時点入手部44を削除したも
のも実現可能である。また、送信終了予定時情報により
示される時点以前の任意の日時にダウンロード制御情報
を送信するものであってもよい。
【0096】(変形例)また、実施の形態1〜2の何れ
かにおいて利用者による選択が無かったり、実施の形態
3においてダウンロード自動実行日時にダウンロードを
開始できなと判断されたり、予め自動的にダウンロード
を開始するように設定しておく等、何らかの事情によっ
てダウンロードが開始されない様な状況になっている場
合に、開始可能最終時点以前においてダウンロードを強
制的に開始(以下「強制ダウンロード処理」という)し
てもよい。この場合には実施の形態1〜3の何れかのデ
ータ受信装置の構成要素であるダウンロード部に強制ダ
ウンロード処理の機能が追加される。
【0097】図19は、強制ダウンロード処理の機能が
追加されたダウンロード部の概略を示す図である。図1
9に示すダウンロード部70は、開始判断部71、及
び、強制ダウンロード部72を含む。ここでダウンロー
ド部70は、実施の形態1〜2のダウンロード部25、
及び、実施の形態3のダウンロード部65の何れかに追
加された部分だけを示している。
【0098】開始判断部71は、開始可能最終時生成部
23により生成された開始可能最終時点より前におい
て、制御プログラムのダウンロードが開始されたか否か
を判断する。ここでは、例えば開始可能最終時点より1
時間以上前の午前3時に(ある程度の余裕時間を取り且
つ番組を視聴していない可能性が高い時間を予め設定し
ておく。なお、既にこの時間を過ぎている場合は即実施
する。)制御プログラムのダウンロードが開始されたか
否かを判断する。
【0099】強制ダウンロード部72は、開始判断部7
1によりダウンロードが開始されていないと判断された
場合に、当該開始可能最終時点以前において、強制的に
制御プログラムのダウンロードを開始する。 <総括>以上のように、本発明の変形例に係るデータ受
信装置によれば、開始可能最終時点より前においてダウ
ンロードが開始されていない場合は強制的にダウンロー
ドを開始することができるので、送信が終了される前に
より多くのデータ受信装置が所定のデータをダウンロー
ドすることができる。
【0100】なお、以上の実施の形態1〜3及び変形例
では、ダウンロード制御情報を送受信するためのフォー
マットとして拡張DCT及び拡張DLTを使用する例を
述べたが、如何なるフォーマットを使用しても実施可能
である。また、転換先ネットワークが複数存在する場合
も同様に実施可能である。また、送信終了予定時情報を
送受信する替わりに、データ送信装置が制御プログラム
のデータを送信する予定の期間を示す送信予定期間情報
を送受信するものであってもよい。例えば、DLT送信
停止日時Deを送受信する替わりに、デジタル放送送信
装置において対応するDLT又は拡張DLT又を送信す
る予定の期間を示すDLT送信期間を送受信する。
【0101】また、伝送レートとDLTサイズを送受信
する替わりに、周期時間そのものを送受信するものであ
ってもよい。
【0102】
【発明の効果】本発明に係るデータ受信装置は、予め記
憶している所定のデータをデータ送信装置から送信され
る新しい所定のデータに書換える書換え処理を行うデー
タ受信装置であって、前記書換え処理に要するであろう
所要時間を示す所要時間情報を予め記憶する記憶手段
と、新しい所定のデータの送信を終了する予定である時
点を示す送信終了予定時情報を含むダウンロード制御情
報を前記データ送信装置から受信する受信手段と、受信
されたダウンロード制御情報に含まれる送信終了予定時
情報により示される時点から予め記憶された所要時間情
報により示される所要時間を差し引いて開始可能最終時
点を生成する開始可能最終時生成手段と、生成された開
始可能最終時点以前において前記書換え処理を開始する
書換え手段とを備えることを特徴とする。
【0103】これによって、データ受信装置毎に開始可
能最終時点を計算して、この開始可能最終時点以前にお
いて書換え処理を開始することができる。従って、デー
タ送信装置においてデータ受信装置の機種毎のダウンロ
ード開始可能な時間帯を管理していないにも関わらず、
個々のデータ受信装置毎に送信が終了される前に所定の
データを書換えることができる。
【0104】また、前記データ受信装置において、前記
新しい所定のデータと前記ダウンロード制御情報とは所
定の時点から前記送信終了予定時情報により示される時
点までの同一時間帯に繰り返し送信され、前記書換え手
段は前記受信手段によりダウンロード制御情報が受信さ
れた時点以後で前記開始可能最終時生成手段により生成
された開始可能最終時点以前において前記書換え処理を
開始することを特徴とすることもできる。
【0105】これによって、送信終了予定時情報を受信
した時には所定のデータを受信できることがわかるの
で、データ受信装置毎に書換え処理を開始することがで
きる時間帯がわかり、この時間帯において書換え処理を
開始することができる。また、前記データ受信装置は、
さらに、前記書換え処理を開始すべき開始時点を現在時
点以後で前記開始可能最終時生成手段により生成された
開始可能最終時点以前までの時間の中から利用者に選択
させることにより入手する開始時点入手手段を備え、前
記書換え手段は入手された開始時点において前記書換え
処理を開始することを特徴とすることもできる。
【0106】これによって、書換え処理を開始すること
ができる時間帯の中から、書換え処理を開始すべき時点
を利用者に選択させることができるので、利用者にとっ
て都合のよい時点において書換え処理を開始することが
できる。また、前記データ受信装置において、前記デー
タ送信装置から送信されるダウンロード制御情報は、さ
らに、前記データ送信装置が前記新しい所定のデータの
送信を開始する予定である時点を示す送信開始予定時情
報を含み、前記受信手段は前記送信終了予定時情報と前
記送信開始予定時情報とを含むダウンロード制御情報を
受信し、前記書換え手段は受信されたダウンロード制御
情報に含まれる送信開始予定時情報により示される時点
以後で前記開始可能最終時生成手段により生成された開
始可能最終時点以前において前記書換え処理を開始する
ことを特徴とすることもできる。
【0107】これによって、受信した送信開始予定時情
報から送信開始時刻を認識することができるので、デー
タ受信装置毎に書換え処理を開始することができる時間
帯がわかり、この時間帯において書換え処理を開始する
ことができる。また、前記データ受信装置は、さらに、
前記書換え処理を開始すべき開始時点を前記受信手段に
より受信されたダウンロード制御情報に含まれる送信開
始予定時情報により示される時点及び現在時点の内の何
れか遅い方以後で前記開始可能最終時生成手段により生
成された開始可能最終時点以前までの時間の中から利用
者に選択させることにより入手する開始時点入手手段を
備え、前記書換え手段は入手された開始時点において前
記書換え処理を開始することを特徴とすることもでき
る。
【0108】これによって、書換え処理を開始すること
ができる時間帯の中から、書換え処理を開始すべき時点
を利用者に選択させることができるので、利用者にとっ
て都合のよい時点において書換え処理を開始することが
できる。また、前記データ受信装置において、前記デー
タ送信装置から送信されるダウンロード制御情報は、さ
らに、前記書換え処理を開始すべき開始時点を指示する
開始時指示情報を含み、前記受信手段は前記送信終了予
定時情報と前記開始時指示情報とを含むダウンロード制
御情報を受信し、前記データ受信装置は、さらに、受信
されたダウンロード制御情報に含まれる開始時指示情報
により指示される開始時点が前記開始可能最終時生成手
段により生成された開始可能最終時点以前である場合に
前記書換え処理を開始してもよいと判断する判断手段を
備え、前記書換え手段は開始してもよいと判断された場
合は当該開始時指示情報により指示される開始時点にお
いて前記書換え処理を開始することを特徴とすることも
できる。
【0109】これによって、開始時指示情報により指示
される開始時点に所定のデータの書換え処理を開始して
もよいか否かを判断して、よい場合にはその時点におい
て書換え処理を開始することができるので、データ送信
装置から多くのデータ受信装置に一斉に書換えさせるべ
く指示を出すことができ、且つ、データ受信装置毎に開
始時点が適切であるかをチェックできる。
【0110】従って、より多くのデータ受信装置におい
て送信が終了される前に、安全に所定のデータが書換え
られる。また、前記データ受信装置において、前記書換
え手段は、前記開始可能最終時生成手段により生成され
た開始可能最終時点より前において前記書換え処理が開
始されたか否かを判断する開始判断手段と、開始されて
いないと判断された場合に当該開始可能最終時点以前に
おいて前記書換え処理を開始する強制手段とを含むこと
を特徴とすることもできる。
【0111】これによって、開始可能最終時点より前に
おいて書換え処理が開始されていない場合は強制的に書
換え処理を開始することができるので、送信が終了され
る前により多くのデータ受信装置が所定のデータを書換
えることができる。また、前記データ受信装置におい
て、前記書換え手段は、さらに、前記書換え処理を開始
するのに先立って受信環境が整い且つ受信状態が良いか
を確認して当該書換え処理が安全に実施可能か否かを判
断する実施可能判断手段と、安全に実施可能でないと判
断された場合は当該書換え処理の開始を禁止する禁止手
段とを含むことを特徴とすることもできる。
【0112】これによって、書換え処理が安全に実施可
能でない場合には書換え処理を実施しないので、書換え
処理が途中で失敗する可能性が低くなる。特に所定のデ
ータがデータ受信装置の制御プログラムのデータの場合
には、書換え処理が途中で失敗して動作不能になる可能
性が低くなる。また、前記データ受信装置において、前
記予め記憶された所定のデータは前記データ受信装置に
おいて前記書換え処理に少なくとも用いられる制御プロ
グラムのデータであり、前記新しい所定のデータは新し
い制御プログラムのデータであり、前記データ送信装置
から送信されるダウンロード制御情報は、さらに、前記
データ送信装置が新しい制御プログラムのデータの1周
期分を伝送するのに要する周期時間を示す周期時間情報
を含み、前記受信手段は前記送信終了予定時情報と前記
周期時間情報とを含むダウンロード制御情報を受信し、
前記データ受信装置は、さらに、前記書換え処理に要す
るであろう周期数を保持する周期数保持手段と、前記開
始可能最終時点の生成に先立って受信されたダウンロー
ド制御情報に含まれる周期時間情報により示される周期
時間と保持された周期数とを乗算することにより記憶し
ている制御プログラムのデータをデータ送信装置から送
信される新しい制御プログラムのデータに書換える書換
え処理に要するであろう所要時間を計算して所要時間情
報を生成し前記記憶手段に記憶させる所要時間情報生成
手段とを備えることを特徴とすることもできる。
【0113】これによって、周期時間情報からダウンロ
ード時間情報を生成することができる。また、データ送
信装置は、自由に所定のデータの1周期分の周期時間を
変更することができる。また、前記データ受信装置にお
いて、前記周期時間情報は前記制御プログラムのデータ
の伝送レートとデータサイズとを示す情報であり、前記
所要時間情報生成手段は前記所要時間情報の生成に先立
って受信されたダウンロード制御情報に含まれるデータ
サイズと伝送レートとにより前記周期時間を計算するこ
とを特徴とすることもできる。
【0114】これによって、伝送レートとデータサイズ
とからダウンロード時間情報を生成することができる。
また、データ送信装置は自由に所定のデータの伝送レー
トを変更することができ、所定のデータのデータサイズ
の変更にも容易に対応できる。また、前記データ受信装
置において、前記新しい所定のデータはMPEG2にお
けるDLTの規格に沿って送信され、前記ダウンロード
制御情報はMPEG2におけるDCT中の受信すべき新
しい所定のデータに対応するDLTの識別情報と共に送
信され、前記受信手段はDCTを受信して当該DCT中
の受信すべき新しい所定のデータに対応するDLTの識
別情報と共にダウンロード制御情報を受信し、前記書換
え手段は受信された識別情報に基づいて受信すべき新し
い所定のデータに対応するDLTを受信することにより
当該書換え処理を実施することを特徴とすることもでき
る。
【0115】これによって、DCTからダウンロード制
御情報が抽出され、DLTを受信することによって所定
のデータをダウンロードすることができ、データ送信装
置においてデータ毎にDCTとDLTの送信タイミング
をずらさなくてよくなる。また、前記データ受信装置に
おいて、前記ダウンロード制御情報と前記新しい所定の
データとはMPEG2におけるDLTの規格に沿って共
に送信され、前記受信手段は受信すべき新しい所定のデ
ータに対応するDLTを受信して当該DLT中のダウン
ロード制御情報を抽出し、前記書換え手段は受信すべき
新しい所定のデータに対応するDLTを受信することに
より当該書換え処理を実施することを特徴とすることも
できる。
【0116】これによって、DLTからダウンロード制
御情報が抽出され、DLTを受信することによって所定
のデータをダウンロードすることができ、データ送信装
置において、DCTの送信タイミングを考慮することな
くダウンロード制御情報と所定のデータとを同じタイミ
ングで送信できる。本発明に係るデータ送信装置は、デ
ータ受信装置へ所定のデータを送信するデータ送信装置
であって、前記所定のデータの送信を終了する予定の時
点を示す送信終了予定時情報を含むダウンロード制御情
報を入手する入手手段と、所定の時点から入手されたダ
ウンロード制御情報に含まれる送信終了予定時情報によ
り示される時点まで前記所定のデータを繰り返し送信し
当該所定のデータを送信する同一時間帯に当該ダウンロ
ード制御情報を繰り返し送信する送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0117】これによって、所定のデータを送信する同
一時間帯に送信終了予定時情報を送信することができる
ので、データ受信装置が送信終了予定時情報を受信した
時には所定のデータが送信されていることになり、ま
た、データ受信装置は受信した送信終了予定時情報から
送信終了時刻を認識することができる。ここで、所定の
データの書換え処理に要する時間を個々のデータ受信装
置が知っていれば、ダウンロード開始可能な時間帯を個
々のデータ受信装置毎に認識して書換え処理を開始する
ことができる。
【0118】従って、データ送信装置が送信を終了する
前にデータ受信装置に所定のデータを書換えさせること
ができるにも関わらず、データ送信装置では個々のデー
タ受信装置の機種毎のダウンロード開始可能な時間帯を
管理しなくてもよい。本発明に係るデータ送信装置は、
データ受信装置へ所定のデータを送信するデータ送信装
置であって、前記所定のデータの送信を開始する予定の
時点を示す送信開始予定時情報と前記所定のデータの送
信を終了する予定の時点を示す送信終了予定時情報とを
含むダウンロード制御情報を入手する入手手段と、入手
されたダウンロード制御情報に含まれる送信開始予定時
情報により示される時点から入手されたダウンロード制
御情報に含まれる送信終了予定時情報により示される時
点まで前記所定のデータを繰り返し送信し当該送信開始
予定時情報により示される時点以前から当該送信終了予
定時情報により示される時点まで当該ダウンロード制御
情報を繰り返し送信する送信手段とを備えることを特徴
とする。
【0119】これによって、所定のデータを送信する以
前から終了するまで送信開始時刻と送信終了予定時情報
とを送信することができるので、データ受信装置はこの
送信開始予定時情報から送信開始時刻を認識することが
でき、この送信終了予定時情報から送信終了時刻を認識
することができる。ここで、所定のデータの書換え処理
に要する時間を個々のデータ受信装置が知っていれば、
ダウンロード開始可能な時間帯を個々のデータ受信装置
毎に認識して書換え処理を開始することができる。
【0120】従って、データ送信装置が送信を終了する
前にデータ受信装置に所定のデータを書換えさせること
ができるにも関わらず、データ送信装置では個々のデー
タ受信装置の機種毎のダウンロード開始可能な時間帯を
管理しなくてもよい。また、前記データ送信装置におい
て、前記入手手段は前記データ受信装置において前記所
定のデータの受信を開始すべき開始時点を指示する開始
時指示情報をさらに含むダウンロード制御情報を入手
し、前記送信手段は入手されたダウンロード制御情報を
繰り返し送信することを特徴とすることもできる。
【0121】これによって、複数のデータ受信装置に一
斉に開始時点を指示することができるので、所定のデー
タの送信を終了する前に多くのデータ受信装置において
安全に所定のデータが書換えられる。特に所定のデータ
がデータ受信装置の制御プログラムのデータの場合に
は、複数のデータ受信装置に一斉に制御プログラムの更
新を指示することができるので、制御プログラムのデー
タの送信を終了する前に多くのデータ受信装置において
制御プログラムを更新してもらえる。
【0122】また、前記データ送信装置において、前記
所定のデータは前記データ受信装置において記憶してい
る制御プログラムのデータをデータ送信装置から送信さ
れる新しい制御プログラムのデータに書換える書換え処
理に少なくとも用いられる制御プログラムのデータであ
り、前記新しい所定のデータは新しい制御プログラムの
データであり、前記ダウンロード制御情報は、さらに、
前記制御プログラムのデータの1周期分を伝送するのに
要する周期時間を示す周期時間情報を含み、前記入手手
段は前記周期時間情報を含む前記ダウンロード制御情報
を入手し、前記送信手段は入手された前記周期時間情報
を含むダウンロード制御情報を送信することを特徴とす
ることもできる。
【0123】これによって、周期時間情報を送信するこ
とができるので、自由に制御プログラムのデータの1周
期分の周期時間を変更することができる。また、データ
受信装置は、周期時間情報から書換え処理に要する時間
を計算することができる。また、前記データ送信装置に
おいて、前記周期時間情報は前記制御プログラムのデー
タの伝送レートとデータサイズとを示す情報であり、前
記入手手段は前記伝送レートと前記データサイズとを含
むダウンロード制御情報を入手し、前記送信手段は入手
された前記伝送レートと前記データサイズとを含むダウ
ンロード制御情報を送信することを特徴とすることもで
きる。
【0124】これによって、伝送レートとデータサイズ
を送信することができるので、自由に制御プログラムの
データの伝送レートを変更することができ、制御プログ
ラムのデータのデータサイズの変更にも容易に対応でき
る。また、データ受信装置は、伝送レートとデータサイ
ズとから書換え処理に要する時間を計算することができ
る。
【0125】また、前記データ送信装置において、前記
送信手段は、前記所定のデータをMPEG2におけるD
LTの規格に沿って送信する第1送信手段と、前記ダウ
ンロード制御情報をMPEG2におけるDCT中の送信
すべき所定のデータに対応するDLTの識別情報と共に
送信する第2送信手段とを含むことを特徴とすることも
できる。
【0126】これによって、データ毎にDCTとDLT
の送信タイミングをずらさなくてよくなる。また、デー
タ受信装置においては、DCTからダウンロード制御情
報が抽出され、DLTを受信することによって所定のデ
ータがダウンロードされる。また、前記データ送信装置
において、前記送信手段は前記ダウンロード制御情報と
前記所定のデータとをMPEG2におけるDLTの規格
に沿って共に送信することを特徴とすることもできる。
【0127】これによって、DCTの送信タイミングを
考慮することなくダウンロード制御情報と所定のデータ
とを同じタイミングで送信できる。また、データ受信装
置においては、DLTからダウンロード制御情報が抽出
され、DLTを受信することによって所定のデータがダ
ウンロードされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデータ送信装置の
概略を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るデータ受信装置の
概略を示す図である。
【図3】ダウンロード制御情報を送受信するためのフォ
ーマットの一例として、ARIBで規定されている従来
のDCTを拡張した拡張DCTを示す図である。
【図4】ダウンロード制御情報を送受信するためのフォ
ーマットの一例として、ARIBで規定されている従来
のDLTを拡張した拡張DLTを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るデータ送信装置に
よるデータ送信処理の手順を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るデータ受信装置に
よるダウンロード処理の手順を示す図である。
【図7】利用者にダウンロードの予約指示又は実行指示
を行わせる為の画面の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るデータ受信装置に
よるダウンロード処理の手順を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るデータ送信装置の
概略を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係るデータ受信装置
の概略を示す図である。
【図11】ダウンロード制御情報を送受信するためのフ
ォーマットの一例として、ARIBで規定されている従
来のDCTを拡張した拡張DCTを示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係るデータ送信装置
によるデータ送信処理の手順を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るデータ受信装置
によるダウンロード処理の手順を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係るデータ送信装置
の概略を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係るデータ受信装置
の概略を示す図である。
【図16】ダウンロード制御情報を送受信するためのフ
ォーマットの一例として、ARIBで規定されている従
来のDCTを拡張した拡張DCTを示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2に係るデータ送信装置
によるデータ送信処理の手順を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態3に係るデータ受信装置
によるダウンロード処理の手順を示す図である。
【図19】強制ダウンロード処理の機能が追加されたダ
ウンロード部の概略を示す図である。
【図20】MPEG2規格のデジタル放送送信装置の概
略を示すブロック図である。
【図21】MPEG2規格のデジタル放送受信装置の概
略を示すブロック図である。
【図22】セクション構造のテーブルを示す図である。
【図23】デジタル衛星放送の場合における、制御プロ
グラムのデータの伝送形態を示す図である。
【図24】DCTのフォーマットを示す図である。
【図25】DLTのフォーマットを示す図である。
【図26】DCT及びDLTの送信タイミングを示す図
である。
【符号の説明】
10 データ送信装置 11 ダウンロード制御情報入手部 12 送信部 20 データ受信装置 21 ダウンロード時間情報記憶部 22 受信部 23 開始可能最終時生成部 24 開始時点入手部 25 ダウンロード部 26 周期数保持部 27 ダウンロード時間情報生成部 30 データ送信装置 31 ダウンロード制御情報入手部 32 送信部 40 データ受信装置 42 受信部 44 開始時点入手部 50 データ送信装置 51 ダウンロード制御情報入手部 52 送信部 60 データ受信装置 62 受信部 64 判断部 65 ダウンロード部 70 ダウンロード部 71 開始判断部 72 強制ダウンロード部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め記憶している所定のデータを、デー
    タ送信装置から送信される新しい所定のデータに書換え
    る書換え処理を行うデータ受信装置であって、 前記書換え処理に要するであろう所要時間を示す所要時
    間情報を予め記憶する記憶手段と、 新しい所定のデータの送信を終了する予定である時点を
    示す送信終了予定時情報を含むダウンロード制御情報
    を、前記データ送信装置から受信する受信手段と、 受信されたダウンロード制御情報に含まれる送信終了予
    定時情報により示される時点から、予め記憶された所要
    時間情報により示される所要時間を差し引いて、開始可
    能最終時点を生成する開始可能最終時生成手段と、 生成された開始可能最終時点以前において、前記書換え
    処理を開始する書換え手段とを備えることを特徴とする
    データ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記新しい所定のデータと前記ダウンロ
    ード制御情報とは、所定の時点から前記送信終了予定時
    情報により示される時点までの同一時間帯に繰り返し送
    信され、 前記書換え手段は、前記受信手段によりダウンロード制
    御情報が受信された時点以後で、前記開始可能最終時生
    成手段により生成された開始可能最終時点以前におい
    て、前記書換え処理を開始することを特徴とする請求項
    1に記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ受信装置は、さらに、 前記書換え処理を開始すべき開始時点を、現在時点以後
    で、前記開始可能最終時生成手段により生成された開始
    可能最終時点以前までの時間の中から、利用者に選択さ
    せることにより入手する開始時点入手手段を備え、 前記書換え手段は、入手された開始時点において、前記
    書換え処理を開始することを特徴とする請求項2に記載
    のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記データ送信装置から送信されるダウ
    ンロード制御情報は、さらに、前記データ送信装置が前
    記新しい所定のデータの送信を開始する予定である時点
    を示す送信開始予定時情報を含み、 前記受信手段は、前記送信終了予定時情報と前記送信開
    始予定時情報とを含むダウンロード制御情報を受信し、 前記書換え手段は、受信されたダウンロード制御情報に
    含まれる送信開始予定時情報により示される時点以後
    で、前記開始可能最終時生成手段により生成された開始
    可能最終時点以前において、前記書換え処理を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  5. 【請求項5】 前記データ受信装置は、さらに、 前記書換え処理を開始すべき開始時点を、前記受信手段
    により受信されたダウンロード制御情報に含まれる送信
    開始予定時情報により示される時点、及び、現在時点の
    内の何れか遅い方以後で、前記開始可能最終時生成手段
    により生成された開始可能最終時点以前までの時間の中
    から、利用者に選択させることにより入手する開始時点
    入手手段を備え、 前記書換え手段は、入手された開始時点において、前記
    書換え処理を開始することを特徴とする請求項4に記載
    のデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記データ送信装置から送信されるダウ
    ンロード制御情報は、さらに、前記書換え処理を開始す
    べき開始時点を指示する開始時指示情報を含み、 前記受信手段は、前記送信終了予定時情報と前記開始時
    指示情報とを含むダウンロード制御情報を受信し、 前記データ受信装置は、さらに、 受信されたダウンロード制御情報に含まれる開始時指示
    情報により指示される開始時点が、前記開始可能最終時
    生成手段により生成された開始可能最終時点以前である
    場合に、前記書換え処理を開始してもよいと判断する判
    断手段を備え、前記書換え手段は、開始してもよいと判
    断された場合は、当該開始時指示情報により指示される
    開始時点において、前記書換え処理を開始することを特
    徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  7. 【請求項7】 前記書換え手段は、 前記開始可能最終時生成手段により生成された開始可能
    最終時点より前において、前記書換え処理が開始された
    か否かを判断する開始判断手段と、 開始されていないと判断された場合に、当該開始可能最
    終時点以前において、前記書換え処理を開始する強制手
    段とを含むことを備えることを特徴とする請求項1〜6
    の何れか1項に記載のデータ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記書換え手段は、さらに、 前記書換え処理を開始するのに先立って、受信環境が整
    い、且つ、受信状態が良いかを確認して、当該書換え処
    理が安全に実施可能か否かを判断する実施可能判断手段
    と、 安全に実施可能でないと判断された場合は、当該書換え
    処理の開始を禁止する禁止手段とを含むことを特徴とす
    る請求項1〜7の何れか1項に記載のデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記予め記憶された所定のデータは、前
    記データ受信装置において前記書換え処理に少なくとも
    用いられる制御プログラムのデータであり、前記新しい
    所定のデータは、新しい制御プログラムのデータであ
    り、 前記データ送信装置から送信されるダウンロード制御情
    報は、さらに、前記データ送信装置が新しい制御プログ
    ラムのデータの1周期分を伝送するのに要する周期時間
    を示す周期時間情報を含み、 前記受信手段は、前記送信終了予定時情報と前記周期時
    間情報とを含むダウンロード制御情報を受信し、 前記データ受信装置は、さらに、 前記書換え処理に要するであろう周期数を保持する周期
    数保持手段と、 前記開始可能最終時点の生成に先立って、受信されたダ
    ウンロード制御情報に含まれる周期時間情報により示さ
    れる周期時間と保持された周期数とを乗算することによ
    り、記憶している制御プログラムのデータをデータ送信
    装置から送信される新しい制御プログラムのデータに書
    換える書換え処理に要するであろう所要時間を計算して
    所要時間情報を生成し、前記記憶手段に記憶させる所要
    時間情報生成手段とを備えることを特徴とする請求項1
    〜8の何れか1項に記載のデータ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記周期時間情報は、前記制御プログ
    ラムのデータの伝送レートとデータサイズとを示す情報
    であり、 前記所要時間情報生成手段は、前記所要時間情報の生成
    に先立って、受信されたダウンロード制御情報に含まれ
    るデータサイズと伝送レートとにより、前記周期時間を
    計算することを特徴とする請求項9に記載のデータ受信
    装置。
  11. 【請求項11】 前記新しい所定のデータはMPEG2
    におけるDLTの規格に沿って送信され、 前記ダウンロード制御情報は、MPEG2におけるDC
    T中の受信すべき新しい所定のデータに対応するDLT
    の識別情報と共に送信され、 前記受信手段は、DCTを受信して、当該DCT中の受
    信すべき新しい所定のデータに対応するDLTの識別情
    報と共に、ダウンロード制御情報を受信し、 前記書換え手段は、受信された識別情報に基づいて、受
    信すべき新しい所定のデータに対応するDLTを受信す
    ることにより、当該書換え処理を実施することを特徴と
    する請求項1〜10の何れか1項に記載のデータ受信装
    置。
  12. 【請求項12】 前記ダウンロード制御情報と前記新し
    い所定のデータとは、MPEG2におけるDLTの規格
    に沿って、共に送信され、 前記受信手段は、受信すべき新しい所定のデータに対応
    するDLTを受信して、当該DLT中のダウンロード制
    御情報を抽出し、 前記書換え手段は、受信すべき新しい所定のデータに対
    応するDLTを受信することにより、当該書換え処理を
    実施することを特徴とする請求項1〜10の何れか1項
    に記載のデータ受信装置。
  13. 【請求項13】 データ受信装置へ所定のデータを送信
    するデータ送信装置であって、 前記所定のデータの送信を終了する予定の時点を示す送
    信終了予定時情報を含むダウンロード制御情報を入手す
    る入手手段と、 所定の時点から、入手されたダウンロード制御情報に含
    まれる送信終了予定時情報により示される時点まで、前
    記所定のデータを繰り返し送信し、当該所定のデータを
    送信する同一時間帯に、当該ダウンロード制御情報を繰
    り返し送信する送信手段とを備えることを特徴とするデ
    ータ送信装置。
  14. 【請求項14】 データ受信装置へ所定のデータを送信
    するデータ送信装置であって、 前記所定のデータの送信を開始する予定の時点を示す送
    信開始予定時情報と前記所定のデータの送信を終了する
    予定の時点を示す送信終了予定時情報とを含むダウンロ
    ード制御情報を入手する入手手段と、 入手されたダウンロード制御情報に含まれる送信開始予
    定時情報により示される時点から、入手されたダウンロ
    ード制御情報に含まれる送信終了予定時情報により示さ
    れる時点まで、前記所定のデータを繰り返し送信し、当
    該送信開始予定時情報により示される時点以前から、当
    該送信終了予定時情報により示される時点まで当該ダウ
    ンロード制御情報を繰り返し送信する送信手段とを備え
    ることを特徴とするデータ送信装置。
  15. 【請求項15】 前記入手手段は、前記データ受信装置
    において、前記所定のデータの受信を開始すべき開始時
    点を指示する開始時指示情報を、さらに含むダウンロー
    ド制御情報を入手し、 前記送信手段は、入手されたダウンロード制御情報を繰
    り返し送信することを特徴とする請求項13及び14の
    何れか1項に記載のデータ送信装置。
  16. 【請求項16】 前記所定のデータは、前記データ受信
    装置において、記憶している制御プログラムのデータを
    データ送信装置から送信される新しい制御プログラムの
    データに書換える書換え処理に少なくとも用いられる制
    御プログラムのデータであり、前記新しい所定のデータ
    は、新しい制御プログラムのデータであり、 前記ダウンロード制御情報は、さらに、前記制御プログ
    ラムのデータの1周期分を伝送するのに要する周期時間
    を示す周期時間情報を含み、 前記入手手段は、前記周期時間情報を含む前記ダウンロ
    ード制御情報を入手し、 前記送信手段は、入手された前記周期時間情報を含むダ
    ウンロード制御情報を送信することを特徴とする請求項
    13〜15の何れか1項に記載のデータ送信装置。
  17. 【請求項17】 前記周期時間情報は、前記制御プログ
    ラムのデータの伝送レートとデータサイズとを示す情報
    であり、 前記入手手段は、前記伝送レートと前記データサイズと
    を含むダウンロード制御情報を入手し、 前記送信手段は、入手された前記伝送レートと前記デー
    タサイズとを含むダウンロード制御情報を送信すること
    を特徴とする請求項16に記載のデータ送信装置。
  18. 【請求項18】 前記送信手段は、 前記所定のデータをMPEG2におけるDLTの規格に
    沿って送信する第1送信手段と、 前記ダウンロード制御情報をMPEG2におけるDCT
    中の、送信すべき所定のデータに対応するDLTの識別
    情報と共に送信する第2送信手段とを含むことを特徴と
    する請求項13〜17の何れか1項に記載のデータ送信
    装置。
  19. 【請求項19】 前記送信手段は、 前記ダウンロード制御情報と前記所定のデータとを、M
    PEG2におけるDLTの規格に沿って共に送信するこ
    とを特徴とする請求項13〜17の何れか1項に記載の
    データ送信装置。
  20. 【請求項20】 データ送信装置が新しい所定のデータ
    の送信を終了する予定である時点を示す送信終了予定時
    情報を含むダウンロード制御情報と、前記新しい所定の
    データとが、前記データ送信装置から送信され、 予め記憶している所定のデータをデータ送信装置から送
    信される新しい所定のデータに書換える書換え処理に要
    するであろう所要時間を示す所要時間情報を予め記憶す
    るデータ受信装置において、前記書換え処理を行うデー
    タ受信方法であって、 前記ダウンロード制御情報を受信する受信ステップと、 受信されたダウンロード制御情報に含まれる送信終了予
    定時情報により示される時点から、予め記憶された所要
    時間情報により示される所要時間を差し引いて、開始可
    能最終時点を生成する開始可能最終時生成ステップと、 生成された開始可能最終時点以前において、前記書換え
    処理を開始する書換えステップとを備えることを特徴と
    するデータ受信方法。
  21. 【請求項21】 データ受信装置へ所定のデータを送信
    するデータ送信方法であって、 前記所定のデータの送信を終了する予定の時点を示す送
    信終了予定時情報を含むダウンロード制御情報を入手す
    る入手ステップと、 所定の時点から、入手されたダウンロード制御情報に含
    まれる送信終了予定時情報により示される時点まで、前
    記所定のデータを繰り返し送信し、当該所定のデータを
    送信する同一時間帯に、当該ダウンロード制御情報を繰
    り返し送信する送信ステップとを備えることを特徴とす
    るデータ送信方法。
  22. 【請求項22】 データ受信装置へ所定のデータを送信
    するデータ送信方法であって、 前記所定のデータの送信を開始する予定の時点を示す送
    信開始予定時情報と前記所定のデータの送信を終了する
    予定の時点を示す送信終了予定時情報とを含むダウンロ
    ード制御情報を入手する入手ステップと、 入手されたダウンロード制御情報に含まれる送信開始予
    定時情報により示される時点から、入手されたダウンロ
    ード制御情報に含まれる送信終了予定時情報により示さ
    れる時点まで、前記所定のデータを繰り返し送信し、当
    該送信開始予定時情報により示される時点以前から、当
    該送信終了予定時情報により示される時点まで当該ダウ
    ンロード制御情報を繰り返し送信する送信ステップとを
    備えることを特徴とするデータ送信方法。
  23. 【請求項23】 データ送信装置が新しい所定のデータ
    の送信を終了する予定である時点を示す送信終了予定時
    情報を含むダウンロード制御情報と、前記新しい所定の
    データとが、前記データ送信装置から送信され、 記憶している所定のデータをデータ送信装置から送信さ
    れる新しい所定のデータに書換える書換え処理に要する
    であろう所要時間を示す所要時間情報を予め記憶するデ
    ータ受信装置において、予め記憶している所定のデータ
    を、データ送信装置から送信される新しい所定のデータ
    に書換えるデータ受信プログラムを記録するコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体であって、 前記データ受信装置に、 前記ダウンロード制御情報を受信する受信ステップと、 受信されたダウンロード制御情報に含まれる送信終了予
    定時情報により示される時点から、予め記憶された所要
    時間情報により示される所要時間を差し引いて、開始可
    能最終時点を生成する開始可能最終時生成ステップと、 生成された開始可能最終時点以前において、前記書換え
    処理を開始する書換えステップと を実行させることを特徴とするデータ受信プログラムを
    記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 データ受信装置へ所定のデータを送信
    するデータ送信プログラムを記録するコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 前記所定のデータの送信を終了する予定の時点を示す送
    信終了予定時情報を含むダウンロード制御情報を入手す
    る入手ステップと、 所定の時点から、入手されたダウンロード制御情報に含
    まれる送信終了予定時情報により示される時点まで、前
    記所定のデータを繰り返し送信し、当該所定のデータを
    送信する同一時間帯に、当該ダウンロード制御情報を繰
    り返し送信する送信ステップとを実行させることを特徴
    とするデータ送信プログラムを記録するコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 データ受信装置へ所定のデータを送信
    するデータ送信プログラムを記録するコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 前記所定のデータの送信を開始する予定の時点を示す送
    信開始予定時情報と前記所定のデータの送信を終了する
    予定の時点を示す送信終了予定時情報とを含むダウンロ
    ード制御情報を入手する入手ステップと、 入手されたダウンロード制御情報に含まれる送信開始予
    定時情報により示される時点から、入手されたダウンロ
    ード制御情報に含まれる送信終了予定時情報により示さ
    れる時点まで、前記所定のデータを繰り返し送信し、当
    該送信開始予定時情報により示される時点以前から、当
    該送信終了予定時情報により示される時点まで当該ダウ
    ンロード制御情報を繰り返し送信する送信ステップとを
    実行させることを特徴とするデータ送信プログラムを記
    録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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