JP2001111890A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2001111890A
JP2001111890A JP28240899A JP28240899A JP2001111890A JP 2001111890 A JP2001111890 A JP 2001111890A JP 28240899 A JP28240899 A JP 28240899A JP 28240899 A JP28240899 A JP 28240899A JP 2001111890 A JP2001111890 A JP 2001111890A
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video
image
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JP28240899A
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English (en)
Inventor
Kensuke Uehara
堅助 上原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯テレビ電話など狭い表示面にオブジェクト
映像と文字情報等の付加情報を一緒に表示させる際に、
付加情報領域が広くオブジェクト映像の表示領域に制約
を受ける。 【解決手段】優先領域抽出部34にオブジェクト映像A
102を入力し、オブジェクト映像A102の重要領域
から優先度に応じて分割する。一方、文字ソース40な
どで構成される付加情報の占める領域を付加領域108
として付加情報領域設定部44で確定する。そして、マ
スク領域推定部50おいて付加領域108が占める領域
以外で空いている領域に、前記のオブジェクト映像A1
02を移動させて、同時に優先度の低い領域を付加領域
108の下側に配置する。以上の動作により、付加領域
108の空いている領域に、オブジェクト映像A102
の重要領域を残してはめ込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示面積の小さな
モニタにオブジェクト映像と文字情報など付加情報を一
緒に表示させる際に、文字情報の表示を優先させて、文
字情報が表示されていない領域にオブジェクト映像を移
動させ、更にオブジェクト映像内で優先度の低い領域を
付加情報でマスクさせて付加情報の表示領域を確保する
映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯テレビ電話は送信側と受
信側が同じ端末を所持し、相互に自分の映像等とともに
音声を相手に送り、相手のモニタに半身像を表示させ、
音声をスピーカあるいはイヤーホーンで聴取することに
より、相手の映像を見ながら会話を行うことができるも
のが開発されている。図14は、このような従来におけ
る例でモニタに相手のオブジェクト映像と背景を表示さ
せた表示図でり、相手方の被写体を含めた映像情報から
被写体の領域を抽出したオブジェクト映像A102及び
背景104を表示させるものである。図15、図16
は、他の従来例を示すもので図15は、相手のオブジェ
クト映像A102と自身のオブジェクト映像B106を
表示させた例を示している。また、図16は、他の従来
例でモニタに相手のオブジェクト映像と背景104、文
字など付加情報を表示させた表示図である。図16によ
ると相手のオブジェクト映像A102および背景104
を左側に寄せて、右側の広い領域に文字など付加領域1
08に付加情報を表示させる例である。この際、被写体
を撮影しているカメラが手ぶれなどで揺れてもオブジェ
クト映像A102が確実に領域抽出できれば、オブジェ
クト映像A102を所定の位置に固定できる。ここで、
付加情報として、相手の身上に対するメモ、あるいは相
手に伝えたい内容を文字として表現した備忘録などであ
る。また、この携帯端末で、別なサービスとして、たと
えば、インターネットサービスを受信して、内容を確認
しながら相手と会話を行うなどの用途がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】付加情報を表示してい
る場合、その付加情報が増加する際には相手のオブジエ
クト映像A102を一時的に画面から消去しなければな
らず、相手の映像を消去するのは、折角、機器に備わっ
ている機能を使わないことになる。図17は、これを改
善するものでモニタに表示する相手のオブジェクト映像
を縮小した表示図である。図17によると付加領域10
8が広い場合、相手のオブジェクト映像A102を縮小
して、付加領域108からはみださないようにする方法
である。しかし、相手のオブジェクト映像A102を縮
小すると相手の表情などが分からなくなってしまう欠点
がある。
【0004】図18は、これを改良するもので相手映像
の一部である頭部等をオブジェクト映像とし、付加情報
と一緒に表示させた表示図である。この図18によると
相手のオブジェクト映像A102をモニタの画面の左端
に寄せ、頭部のみを表示させた例である。付加領域10
8は広く取れるが、頭部のみの表示のために、表示を見
ているユーザは視覚的に不自然感や不快感を持つことと
なる。図19は、更にこれを改良するもので相手のオブ
ジェクト映像が上半身を含めて表示された例を示すもの
である。図19によると上半身を含めたオブジェクト映
像A102を表示させたためにユーザに不自然感や不快
感を持たせないが、付加領域108が狭くなってしまう
ために、付加情報が多くなると、付加領域108が足ら
なくなることがある。すなわち、相手のオブジェクト映
像A102を一律に領域抽出しているために、オブジェ
クト映像A102をモニタ画面の内部で移動させて配置
しても、使用できる付加領域108がちょうどよい大き
さになると限らない。
【0005】図20も従来例で、オブジェクト映像A1
02の優先度の低い領域を付加情報でマスクした例を示
した表示図である。即ち、図20によるとオブジェクト
映像A102はモニタの表示画面内の所定の位置に略固
定し、オブジェクト映像A102の優先度の低い領域か
ら付加領域108でマスクする例を示している。図20
によると、手ぶれなどでオブジェクト映像A102が揺
れることが防止するとともに、c、bおよびaの順位で
付加情報の大きさにより優先度の低い領域から付加領域
108でマスクすることで、別な付加領域A110を含
めて、できるだけ全体の付加領域108を広く確保しよ
うとするものである。しかし、オブジェクト映像A10
2の位置が固定されているため、オブジェクト映像A1
02が邪魔になり付加領域108の形状に自由度が少な
くなる欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した点に
鑑みてなされたもので、被写体を含めた映像情報から被
写体の領域を抽出してオブジェクト映像情報を生成する
手段と、このオブジェクト映像情報の優先領域を選択し
て設定する手段と、付加情報を生成する手段と、前記オ
ブジェクト映像情報と前記付加情報をモニタに表示する
表示手段と、前記オブジェクト映像情報の表示手段での
配置位置を移動し、前記オブジェクト映像情報の優先度
の高い領域を避けて優先度の低い領域に前記付加情報が
占める領域でマスクする手段を具備することを特徴とす
る。
【0007】また、本発明は、前記付加情報を前記オブ
ジェクト映像情報に対してマスクする際に、前記オブジ
ェクト映像情報の優先度の高い領域を避けて表示する手
段を具備することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記付加情報を前記オブ
ジェクト映像情報に対してマスクする際に、前記オブジ
ェクト映像情報の優先度の高い領域を避けて表示する手
段を具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記付加情報の領域が前
記オブジェクト映像における優先度の低い領域をマスク
しても、モニタからはみ出す場合、前記オブジェクト映
像情報を縮小して配置する手段を具備することを特徴と
する。
【0010】また、本発明は、前記オブジェクト映像情
報のマスクする優先度の低い領域の抽出を、予めカット
してから領域抽出を行う手段を具備することを特徴とす
る。人物像等の一部のオブジェクト映像が表示されてい
るモニタで、文字情報等の付加情報を一緒に表示する際
に付加情報の占める面積及び形状に応じて、付加情報の
ない領域にオブジェクト映像を移動させ、更に空いてい
る領域に合わせて、オブジェクト映像の優先度の低い領
域に付加情報を重畳させることで、オブジェクト映像を
消去したり、縮小しなくても済むこととするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による映像表示装置
の構成図である。図1によると映像ソースA2と映像ソ
ースB4は蓄積メディアあるいはビデオカメラで撮影し
たリアルタイム映像である。例えば、映像ソースA2は
被写体そのものの映像情報で、頭部も含めて上半身も撮
像されている。映像ソースB4は背景104を撮影した
映像情報である。そして、映像ソースA2は領域抽出部
A6で必要とされる形状の形状情報A8が抽出される。
被写体が人物の場合、形状情報A8は前記頭部を含めた
上半身像になる。また、映像ソースB4が背景104の
場合、従来と同様に矩形画像が撮影され、領域抽出部B
10に入力され、形状情報B12を出力する。ここで、
形状情報B12も矩形になる。オブジェクト映像符号化
部A14では映像ソースA2と形状情報A8を使用し
て、MPEG4方式によるオブジェクト符号化処理を行
い、符号化データA16を出力する。同様に、オブジェ
クト映像符号化部B18で映像ソースB4と形状情報B
12を使用してオブジェクト符号化処理を行い、符号化
データB20を出力する。
【0012】一方、映像ソースA2および映像ソースB
4の表示画面上の座標位置、画像そのものの切り替えタ
イミングなど、映像ソースA2と映像ソースB4を組み
合わせて、シーンを構成する上でのシーン構成情報22
が出力する。符号化データA16、符号化データB20
およびシーン構成情報22は多重化部24で直列データ
に変換され、伝送路26を介して遠隔地に送られる。受
信側の分離部28では前記直列データを元の符号化デー
タA16、符号化データB20およびシーン構成情報2
2に分離する。符号化データA16はオブジェクト映像
復号化部A30に印加されて、元のオブジェクト映像A
102とオブジェクト映像A102に付随した形状情報
A8が再現される。同様に、符号化データB20もオブ
ジェクト映像復号化部B32に印加されて、オブジェク
ト映像B106が再現される。
【0013】形状情報A8は優先領域抽出部34に印加
される。図2は本発明によるオブジェクト映像から優先
領域を抽出するための方法を示した説明図である。図2
の人物像の形状情報A8から頭部を重要領域とする。す
なわちaからf、iからgの区域は付加領域108でマ
スクされないようにする。そして、縦方向ではb、c、
d、eの順に優先度が低くなる。また、横方向で左側は
i、jと優先度が低くなる。右側では、g、hと優先度
が低くなる。すなわち、付加領域108の形状によっ
て、前記優先度の低い領域からマスクしていくことにな
る。
【0014】図3は本発明によるオブジェクト映像にお
ける優先領域を検出する方法を示した説明図である。図
3によると、まず形状情報A8の上部から水平線A36
を下げていき、形状情報A8と接触した点(a)を頭頂
としている。aから右方向で形状情報A8の外周に沿っ
て、辿っていく。そして、耳(b)の近辺で最も右側に
出て、更にたどって行くと、首(c)のあたりで最も左
側に窪んでから、再び右側に寄っていく。首(c)で水
平線B38を引く。水平線A36と水平線B38の間す
なわち、fの区間が頭部となり、重要領域とする。後
は、頭部を基準として図2のように優先度を区別する区
域に分割する。図2において、頭部にかかっているf及
びaは頭部の大きさfから統計的に決める。また、c、
d、eは頭部から下側の区域の大きさを等分割してもよ
い。同様に、j、hもオブジェクト映像A102の横方
向の最大長i、g間を除いた区間を等分割してもよい。
【0015】図4は本発明によるオブジェクト映像の重
要領域を検出する別な方法を示した説明図である。図4
によると前記と同様に頭頂から右側に辿っていき、耳
(b)を検出する。同様に左側に辿っていき耳(e)を
検出する。右の耳(b)と左の耳(e)の間が頭部の横
方向の最大長(h)になる。hの大きさから統計的に頭
部の縦方向の長さiを推定する。もし、帽子などをかぶ
り、耳の部分が実際の耳の位置より大きくなると、iの
大きさも長くなって実際の首の位置より下側に行く可能
性があるが、頭部の重要な部分である、口などがカバー
されれば問題がない。
【0016】図1において文字ソース40と映像ソース
C42が付加情報領域設定部44に印加され、文字ソー
ス40から付加情報の表示領域が設定される。ここで、
映像ソースC42は受信側の端末を携帯しているユーザ
自身の上半身像あるいはその他必要となる映像等であ
る。文字ソース40は前記で説明したように、オブジェ
クト映像A102を表示している途中で、割り込んで表
示する文字等の付加情報であり、端末自体のキー等から
入力される。
【0017】図5は付加情報領域設定部44によりモニ
タ上で付加領域108とオブジェクト映像の表示領域を
示した説明図である。すなわち、付加領域108は文字
ソース40と映像ソースC42を加えた領域で、予め文
字ソース40および映像ソースC42の大きさにより、
パターン化されて、種類を限定することができる。そし
て、映像領域46も前記パターン化された付加領域10
8から残りの空いた領域として一意的に決められる。前
記映像領域46の形状及び位置などを含んだ付加情報領
域設定部44からの映像領域情報48はマスク領域推定
部50に印加される。そして、マスク領域推定部50で
は映像領域46の形状に合わせて、図2のようにマスク
してもよい優先度の低い領域およびオブジェクト映像A
102をどのような位置に移動すべきかを推定する。マ
スク領域推定部50の推定結果によりオブジェクト移動
部A52でオブジェクト映像A102を所定の位置に移
動させる。
【0018】一方、背景104としてのオブジェクト映
像B106はマスク領域推定部50で推定されたオブジ
エクト映像A102の移動座標と同様な位置に、オブジ
ェクト移動部B54で移動させる。なお、映像領域46
が小さい場合、背景104が写っていても余り効果が少
ないために、映像領域46がある予め決められた大きさ
より小さい場合、背景104を消してもかまわない。ま
た、映像領域46と映像領域46によりマスクされた残
りの領域としての背景104の比率を調べ、比率が予め
決められた大きさより小さい場合背景104を削除して
もよい。
【0019】オブジェクト移動部A52から出力される
オブジェクト映像A102とオブジェクト移動部B54
から出力される背景及び付加情報としての文字ソース4
0および映像ソースC42は映像配置部56に印加され
る。映像配置部56では入力される各情報をメモリーに
記憶し、付加情報を最上位にして、以下オブジェクト映
像Aおよび背景104の順に重ね、図5に示す表示を行
う情報をメモリーから導出され、合成された映像データ
はモニタ58で表示される。
【0020】図6は本発明によりオブジェクト映像を移
動させて、付加領域108でマスクした例を示した説明
図である。図6によると映像領域46にオブジェクト映
像A102と背景104がモニタ58の画面の端まで移
動して、付加領域108によりマスク領域60がマスク
されている。
【0021】これは図1の設定部62において付加情報
の内容に対して、応答形式でデータを入力することでな
され、入力状態によっては付加情報の内容が変わること
により、付加領域108の大きさ及び形状も変わる。そ
して、付加領域108の形状が変わることにより映像領
域46の形状も変わるが、その形状に合わせてオブジェ
クト映像A102のマスクされる領域も自動的に選択さ
れる。
【0022】図7は本発明により、オブジェクト映像が
モニタ画面の端からはみ出した例を示した説明図であ
る。図7によると、映像領域46にオブジェクト映像A
102を収納しようとするとモニタ58の画面からはみ
出してしまう。そこで、マスク領域60は付加情報でマ
スクされ、はみ出したクリッピング領域A64の映像情
報は映像配置部56の中でフレームごとの1画面分のビ
デオメモリに格納しないので、モニタ58に表示されな
い。
【0023】図8は上記図7に更に、付加情報とともに
その人物のオブジェクト映像を含んでいる例を示するも
ので付加情報としての文字情報が人物映像のオブジェク
ト映像と同居している場合である。人物映像のオブジェ
クト映像すなわち映像ソースC42からオブジェクト映
像C66が読み込まれる。ここで、例えばオブジェクト
映像C66は受信側端末のビデオカメラで撮影したユー
ザ自身の上半身像である。そして、オブジェクト映像C
66はオブジェクト映像A102と同格に扱って、優先
度の低い領域は付加領域108によりマスクすることが
できる。また、実施例2と同様にモニタ画面からクリッ
ピング領域B68として削除してもよい。そして、オブ
ジェクト映像A102とオブジェクト映像B66の相互
で、優先度の低い領域はマスクしてもかまわない。ここ
で、上側に来るオブジェクト映像は設定部62から設定
してもよい。相手側から伝送されてくるオブジェクト映
像A102を優先して、受信側のユーザ自身の人物像で
あるオブジェクト映像C66は下側に配置することで、
オブジェクト映像A102がオブジェクト映像C66を
マスクしてもかまわない。 図9は映像領域46にオブ
ジェクト映像を配置しようとしたが、オブジェクト映像
A102が大きすぎて、映像領域46からはみ出してし
まう例を示した説明図である。この場合、映像領域46
からはみ出す情報は、図6、図7によるクリッピングを
して表示させないものである。
【0024】図10はオブジェクト映像を縮小して映像
領域46に収納できるようにした例を示した説明図であ
る。前記の場合、背景104も一緒に縮小して、付加領
域108でマスクしてもよい。また、図9のような場
合、できるだけ付加情報領域設定部44で付加情報の内
容を変えることで、付加領域108を縮小して、オブジ
ェクト映像A102が収納できる形状にしたほうがよ
い。例えば、付加情報が文字を含んでいる場合、フォン
トの大きさを縮小したり、字間、あるいは行間を変え
て、記載されている文字領域が縮小されるようにしたほ
うがよい。
【0025】上述の図6乃至図10では受信端末側で、
オブジェクト映像A102における優先領域を推定し
て、別に設定された付加領域108から空いた領域すな
わち映像領域46に、前記オブジェクト映像A102を
移動させ、更に付加領域108で前記優先度の低い領域
をマスクする方法であるが、このような方法はオブジェ
クト映像A102を付加領域108でマスクするため、
オブジェクト映像A102のマスクされた領域は表示に
関係なくなり、この領域の符号化データは送信側から伝
送する必要がない。図11では映像領域46にオブジェ
クト映像を配置してクリッピング領域とマスク領域60
が生じた例を示した説明図である。図11におけるマス
ク領域60とクリッピング領域A64の符号化データは
送信側から伝送する必要がない。
【0026】図12はオブジェクト映像におけるマスク
領域60とクリッピング領域を削除したオブジェクト映
像の例を示した説明図である。図12のように予めオブ
ジェクト映像A102の形状に対して修正を加えたオブ
ジェクト映像A102を送信側から伝送したほうが伝送
符号化量が節約できる。
【0027】図13は本発明による映像表示装置の別な
構成図である。オブジェクト映像A102について優先
領域抽出部34で優先領域70が抽出され設定される。
また付加情報領域設定部44で付加領域108が決めら
れる。そして、カット領域推定部72で表示に供しない
領域が推定される。カット領域推定部72の動作はマス
ク領域推定部50の動作と同等である。そして、カット
情報74は分離部28を介して、送信側の制御部76に
送られる。制御部76から前記のカット情報74がオブ
ジェクト映像ごとに分割され、領域分割部A78と領域
分割部B80に分配される。領域分割部A78では形状
情報A8に対して図11におけるマスク領域60とクリ
ッピング領域A64をカットした形状情報、すなわち図
12に相当する形状情報を生成する。同様に、領域分割
部B80では形状情報B12すなわち背景104全体に
対して、映像領域46の部分だけ残してカットした形状
情報を生成する。以降、実施例1と同様にカットされた
オブジェクト映像A102によりオブジェクト映像符号
化部A14で符号化データが生成され、受信側に伝送さ
れ、受信側で元のオブジェクト映像A102に復元され
て、モニタ58で表示される。
【0028】すなわち、本実施例の構成においては予
め、カットされるべき領域を受信側で推定し、推定した
領域情報を送信側に送り、送信側では領域抽出した形状
情報に対して前記領域情報に相当する領域をカットして
から符号化することを特徴としている。送信側で形状情
報のレベルで形状が小さくなるため、符号化量が少なく
なる利点がある。また、形状情報を変形するために符号
化処理は従来のMPEG4の標準化処理の範囲内で行う
ことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、携帯テレビ電話など狭
い表示面にオブジェクト映像と文字など付加情報を一緒
に表示させる際に、オブジェクト映像の重要な領域を前
記付加領域以外で空いた領域に自動的に割り付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像表示装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明によるオブジェクト映像から優先領域を
抽出するための方法を示した説明図である。
【図3】本発明によるオブジェクト映像における優先領
域を検出する方法を示した説明図である。
【図4】本発明によるオブジェクト映像の重要領域を検
出する別な方法を示した説明図である。
【図5】本発明によるモニタ上で付加領域とオブジェク
ト映像の表示領域を示した説明図である。
【図6】本発明によりオブジェクト映像を移動させて、
付加領域でマスクした例を示した説明図である。
【図7】本発明により、オブジェクト映像がモニタ画面
の端からはみ出した例を示した説明図である。
【図8】本発明により、付加情報に人物のオブジェクト
映像を含んでいる例を示した説明図である。
【図9】本発明による映像領域にオブジェクト映像を配
置しようとしたが、オブジェクト映像Aが大きすぎて、
映像領域からはみ出してしまう例を示した説明図であ
る。
【図10】本発明によるオブジェクト映像を縮小して映
像領域に収納できるようにした例を示した説明図であ
る。
【図11】本発明よる映像領域にオブジェクト映像を配
置してクリッピング領域とマスク領域が生じた例を示し
た説明図である。
【図12】本発明によるオブジェクト映像におけるマス
ク領域とクリッピング領域を削除したオブジェクト映像
の例を示した説明図である。
【図13】本発明による映像表示装置の他の実施例を示
す構成図である
【図14】従来例でモニタに相手のオブジェクト映像と
背景を表示させた表示図である。
【図15】従来例でモニタに相手のオブジェクト映像と
背景、及び自分のオブジェクト映像を表示させた表示図
である。
【図16】従来例でモニタに相手のオブジェクト映像と
背景、文字など付加情報を表示させた表示図である。
【図17】従来例でモニタに表示する相手のオブジェク
ト映像を縮小した表示図である。
【図18】従来例で相手の頭部をオブジェクト映像と
し、付加情報と一緒に表示させた表示図である。
【図19】従来例で相手のオブジェクト映像が上半身を
含めて表示された例を示した表示図である。
【図20】従来例で、オブジェクト映像Aの優先度の低
い領域を付加情報でマスクした例を示した表示図であ
る。
【符号の説明】
2 映像ソースA 4 映像ソースB 6 領域抽出部A 8 形状情報A 10 領域抽出部B 12 形状情報B 14 オブジェクト映像符号化部A 16 符号化データA 18 オブジェクト映像符号化部B 20 符号化データB 22 シーン構成情報 24 多重化部 26 伝送路 28 分離部 30 オブジェクト映像復号化部A 32 オブジェクト映像復号化部B 34 優先領域抽出部 36 水平線A 38 水平線B 40 文字ソース 42 映像ソースC 44 付加情報領域設定部 46 映像領域 48 映像領域情報 50 マスク領域推定部 52 オブジェクト移動部A 54 オブジェクト移動部B 56 映像配置部 58 モニタ 60 マスク領域 62 設定部 64 クリッピング領域A 66 オブジェクト映像C 68 クリッピング領域B 70 優先領域 72 カット領域推定部 74 カット情報 76 制御部 78 領域分割部A 80 領域分割部B 102 オブジェクト映像A 104 背景 106 オブジェクト映像B 108 付加領域 110 付加領域A
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/14 H04N 7/14 5E501 // G06F 3/00 651 G06F 3/00 651A H04N 7/24 H04N 7/13 Z Fターム(参考) 5C023 AA02 AA04 AA11 AA16 AA18 AA21 AA38 BA01 BA11 BA15 BA19 CA01 CA05 DA08 5C059 KK36 MA00 MB01 MB02 MB11 MB12 MB21 MB22 PP04 RC11 RC19 SS07 UA02 UA05 5C064 AA01 AC12 AC13 AC22 AD06 AD14 5C076 AA02 AA13 AA14 AA16 AA17 AA19 AA22 BA06 CA02 CA10 5C082 AA27 BA02 BA12 BA27 CA18 CA34 CA52 CA54 CA59 CA66 CB01 MM10 5E501 AB02 CA04 CB14 DA04 EA12 EA13 EB17 FA13 FA15 FA47 FB04 FB22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像情報からオブジェクト映像情報を生成
    する手段と、このオブジェクト映像情報の優先領域を選
    択して設定する手段と、付加情報を生成する手段と、前
    記オブジェクト映像情報と前記付加情報をモニタに表示
    する表示手段と、前記オブジェクト映像情報の表示手段
    での配置位置を移動し、前記オブジェクト映像情報の優
    先度の高い領域を避けて優先度の低い領域に前記付加情
    報が占める領域でマスクする手段を具備することを特徴
    とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】前記オブジェクト映像情報を移動する際
    に、オブジェクト映像情報の優先度の低い領域が表示領
    域の端に来た場合、前記オブジェクト映像情報が表示領
    域からはみ出した部分はクリッピングする手段を具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 【請求項3】前記付加情報を前記オブジェクト映像情報
    に対してマスクする際に、前記オブジェクト映像情報の
    優先度の高い領域を避けて表示する手段を具備すること
    を特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  4. 【請求項4】前記付加情報の領域が前記オブジェクト映
    像における優先度の低い領域をマスクしても、モニタか
    らはみ出す場合、前記オブジェクト映像情報を縮小して
    配置する手段を具備することを特徴とする請求項1記載
    の映像表示装置。
  5. 【請求項5】前記オブジェクト映像情報のマスクする優
    先度の低い領域の抽出を、予めカットしてから領域抽出
    を行う手段を具備することを特徴とする請求項1記載の
    映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006254129A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Casio Comput Co Ltd ヒストグラム表示装置

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JP2006254129A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Casio Comput Co Ltd ヒストグラム表示装置

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