JP2001111590A - ネットワークアダプタ装置 - Google Patents

ネットワークアダプタ装置

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JP2001111590A
JP2001111590A JP28599899A JP28599899A JP2001111590A JP 2001111590 A JP2001111590 A JP 2001111590A JP 28599899 A JP28599899 A JP 28599899A JP 28599899 A JP28599899 A JP 28599899A JP 2001111590 A JP2001111590 A JP 2001111590A
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尚之 持田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声、映像のデータ受信から音声、映像の再
生までの遅延が小さく高品質な音声、映像受信サービス
を提供すること。 【解決手段】 アダプタ装置4に設けられるフレームフ
ィルタ部6は、イーサネット(登録商標)入力インタフ
ェース部9から入力したフレームのパターンの相違を判
定し、パターンが一致する場合にはフレームの先頭から
予め設定した削除オフセット値だけのデータを取り除
き、残りの部分を音声出力インタフェース部7に送信す
る。一致しない場合にはフレームをそのままコンピュー
タインタフェース部5に送信する。イーサネットへの出
力フレームは、コンピュータインタフェース部5から渡
されたデータをそのままイーサネット出力インタフェー
ス部8を通じて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのネ
ットワークアダプタ装置に関し、特にイーサネットイン
タフェースを具備したネットワークアダプタ装置を用い
たインターネット電話のデータ送受信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来のネットワークアダプタ装
置および音声アダプタ装置を用いたインターネット電話
の構成を示している。イーサネット入出力インタフェー
ス部20を備えたネットワークアダプタ装置18は、コ
ンピュータの拡張カードの一種であり、IEEE80
2.3に準拠したイーサネットフレームを受信し、ホス
トコンピュータ上のイーサネット用デバイスドライバ1
6へ渡す機能と、ホストコンピュータ上のイーサネット
デバイスドライバ16から渡されたデータをイーサネッ
トフレームに変換し、イーサネットへと送信する機能を
具備する。
【0003】音声入出力インタフェース部21を備えた
音声アダプタ装置19は、マイクやスピーカを接続し、
マイクから入力された音声をホストコンピュータ上の音
声用デバイスドライバ17へ渡す機能と、ホストコンピ
ュータ上の音声用デバイスドライバ17から渡されるデ
ータをスピーカに渡し、音を鳴らす機能を具備する。
【0004】こうした従来のネットワークアダプタ装置
および音声アダプタ装置を用いてインターネット電話を
構成する場合、イーサネットから入力されるフレーム
は、通常のデータと何ら変わりはないので、そのままイ
ーサネット用デバイスドライバ16へと渡され、インタ
ーネット電話が使用しているプロトコルに対応するプロ
トコル処理部2を通り、インターネット電話サービスア
プリケーション1に渡される。
【0005】インターネット電話サービスアプリケーシ
ョン1において、当該フレームは音声用デバイスドライ
バ17へと渡される。音声用デバイスドライバ17は音
声アダプタ装置19に当該フレームを渡し、音声アダプ
タ装置19に接続されるスピーカ等の音声出力デバイス
が鳴動されることになる。
【0006】また、逆に音声入出力インタフェース部2
1に接続されたマイク等の音声入力デバイスからの入力
データは、音声用デバイスドライバ17に渡され、音声
用デバイスドライバ17は当該データをインターネット
電話サービスアプリケーション1に渡す。
【0007】インターネット電話サービスアプリケーシ
ョン1において、当該データはインターネット電話が使
用しているプロトコルに対応するプロトコル処理部2に
渡される。プロトコル処理部2は当該データをイーサネ
ット用デバイスドライバ16に渡す。当該データはネッ
トワークアダプタ装置18を通じてイーサネットへ送信
される。
【0008】また、他のネットワークアダプタ装置とし
ては、特公平9−2767085号公報に開示のものが
あるが、この装置は音声アダプタ装置で実現される音声
入出力インタフェース機能を具備しておらず、全ての受
信データは、イーサネット用デバイスドライバを通じて
プロトコル処理部に渡される。また、逆に、イーサネッ
ト上にデータを送信するためには、プロトコル処理部を
経由し、イーサネット用デバイスドライバを通じてデー
タをアダプタ装置に渡す必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のネットワークアダプタ装置においては、アダプタ装置
において受信された全てのデータは、イーサネット用デ
バイスドライバ16を通じてプロトコル処理部2に渡さ
れる。このため、インターネットラジオ放送などに代表
される音声の受信サービスを実行する場合においても、
アダプタ装置によって受信された音声データはイーサネ
ット用デバイスドライバ16を通じてプロトコル処理部
2に渡され、さらにサービス固有のアプリケーション1
に渡され、そのアプリケーション1が音声アダプタ装置
にデータを送り、音声を出力するといった形態を取るた
め、音声データ受信から音声再生までの遅延が大きくな
ってしまうとの問題があった。
【0010】また、このため、インターネットテレビ放
送などに代表される音声および映像の同時受信サービス
を実行する場合においても、アダプタ装置によって受信
された音声データおよび映像データはイーサネット用デ
バイスドライバ16を通じてプロトコル処理部2に渡さ
れ、さらにサービス固有のアプリケーション1に渡さ
れ、そのアプリケーション1が音声アダプタ装置や映像
アダプタ装置にデータを送り、音声や映像を出力すると
いった形態を取るため、音声データ受信から音声再生ま
での遅延、および映像データ受信から映像再生までの遅
延が大きくなってしまうとの問題があった。
【0011】また、上記従来のネットワークアダプタ装
置においては、イーサネットに送信するためのフレーム
についても、全てプロトコル処理部2を介してイーサネ
ット用デバイスドライバ16に渡され、さらにアダプタ
装置に渡されてから送信される。このため、インターネ
ット電話などに代表される音声の送受信サービスを実行
する場合においても、アダプタ装置によって受信された
音声データはイーサネット用デバイスドライバ16を通
じてプロトコル処理部2に渡され、さらにサービス固有
のアプリケーション1に渡され、そのアプリケーション
1が音声用デバイスドライバ17にデータを送る。さら
に音声アダプタ装置にデータは渡され、スピーカなどの
音声出力デバイスに音声を出力する。逆に、マイクなど
の音声入力デバイスからの音声データは音声アダプタ装
置から音声デバイスドライバ17へ渡され、音声デバイ
スドライバ17はサービス固有のアプリケーション1に
データを渡す。サービス固有のアプリケーション1はプ
ロトコル処理部2にデータを渡し、プロトコル処理部2
はさらにデータをイーサネット用デバイスドライバ16
に渡す。イーサネット用デバイスドライバ16はネット
ワークアダプタ装置にデータを渡して、そのデータが送
信されるといった形態を取るため、イーサネットからの
音声データ受信から音声アダプタ装置を通じた音声再生
までの遅延、および音声アダプタ装置からの音声データ
入力からネットワークアダプタ装置を通じた音声データ
送信までの遅延が大きくなってしまうとの問題があっ
た。
【0012】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、イーサネット用のアダプタ機能だけでな
く、音声、映像データ受信から音声、映像再生までの遅
延が小さく高品質な音声、映像受信サービスを提供する
ことが可能であるネットワークアダプタ装置を提供する
ことを目的とする。また、音声インタフェース部からの
音声データ入力からイーサネットへのデータ送信までの
遅延が小さいインターネット電話サービスの提供を目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明は、コンピュータとイーサネ
ットとを接続するためのネットワークアダプタ装置であ
って、コンピュータと接続し各種制御情報やデータを送
受信するためのコンピュータインタフェース部と、イー
サネットと接続しイーサネットフレームを受信するため
のイーサネット入力インタフェース部と、イーサネット
フレームを送信するためのイーサネット出力インタフェ
ース部と、音声出力デバイスと接続し音声データを出力
するための音声出力インタフェース部と、イーサネット
から入力したフレームについて予め設定したパターンと
の相違を判定し、パターンが一致する場合にはフレーム
の先頭から予め設定した削除オフセット値だけのデータ
を取り除き、残りの部分を音声出力インタフェース部に
送信し、一致しない場合にはフレームをそのままコンピ
ュータインタフェース部に送信する機能を有するフレー
ムフィルタ部とを備え、イーサネットからの入力フレー
ムについて、予め設定したパターンを持つもののみをフ
レームフィルタ部において抜き出し、当該フレームのみ
を音声出力インタフェースに出力し、その他のフレーム
はコンピュータインタフェース部を通じてコンピュータ
上のプロトコルソフトウェアに渡し、イーサネットへの
出力フレームについては、コンピュータインタフェース
部から渡されたデータをそのままイーサネット出力イン
タフェース部を通じて出力することを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、フレームフィルタ部に
予めフィルタリングするためのフレームパターン情報、
例えばプロトコルヘッダ情報を設定しておけば、イーサ
ネット入力インタフェース部からの受信フレームのう
ち、前記フレームパターン情報にマッチするフレームの
みを抜き出し、さらに予め設定されたヘッダ削除用のオ
フセット値情報を元に、当該フレームの先頭から当該オ
フセット値までのデータを削除した後に、音声出力イン
タフェース部に送信する。その他のフレームは通常のネ
ットワークアダプタ装置が行うようにホストコンピュー
タ上のイーサネット用デバイスドライバに渡す。以上に
より、イーサネットインタフェース部からの受信フレー
ムのうち、特定のフレームパターンを持ったフレームに
ついて、ホストコンピュータ上のソフトウェアを経由す
ることなくアダプタ装置上でフレームヘッダを取り除
き、生の音声データを取り出し、音声出力インタフェー
ス部に渡すことが可能であり、フレーム受信から音声出
力までの遅延を小さくすることが可能となる。
【0015】また、請求項2記載の本発明は、前記イー
サネット入力インタフェース部と、前記イーサネット出
力インタフェース部と、前記コンピュータインタフェー
ス部と、前記音声出力インタフェース部に加え、映像出
力デバイスと接続し映像データを出力するための映像出
力インタフェース部と、イーサネット入力インタフェー
ス部からの入力フレームについて予め設定した音声用パ
ターンと映像用パターンとの二種類に対して相違を判定
し、音声用パターンと一致する場合には音声出力インタ
フェース部に入力フレームを送信し、映像用パターンと
一致する場合には映像出力インタフェース部に入力フレ
ームを送信し、どちらにも一致しない場合にはコンピュ
ータインタフェース部にデータを送信する機能を有した
フレームフィルタ部を備え、イーサネットからの入力フ
レームについて、予め設定したパターンを持つもののみ
をフレームフィルタ部において抜き出し、フレームの先
頭から予め設定した削除オフセット値だけのデータを取
り除き、残りの部分を音声出力インタフェース部または
映像出力インタフェース部に出力し、その他のフレーム
はそのままコンピュータインタフェース部を通じてコン
ピュータ上のプロトコルソフトウェアに渡し、イーサネ
ットへの出力フレームについては、コンピュータインタ
フェース部から渡されたデータをそのままイーサネット
出力インタフェース部を通じて出力することを特徴とす
る。上記構成によれば、フレームフィルタ部に予めフィ
ルタリングするためのフレームパターン情報、例えばプ
ロトコルヘッダ情報を、映像用と音声用に二種類設定し
ておけば、イーサネット入力インタフェース部からの受
信フレームのうち、前記映像用フレームパターン情報に
マッチするフレームのみを抜き出し、さらに予め設定さ
れたヘッダ削除用のオフセット値情報を元に、当該フレ
ームの先頭から当該オフセット値までのデータを削除し
た後に、映像出力インタフェース部に送信する。同様
に、イーサネット入力インタフェース部からの受信フレ
ームのうち、前記音声用フレームパターン情報にマッチ
するフレームのみを抜き出し、さらに予め設定されたヘ
ッダ削除用のオフセット値情報を元に、当該フレームの
先頭から当該オフセット値までのデータを削除した後
に、音声出力インタフェース部へ送信する。その他のフ
レームは通常のネットワークアダプタ装置が行うように
ホストコンピュータ上のイーサネット用デバイスドライ
バに渡す。以上により、イーサネットインタフェース部
からの受信フレームのうち、特定の映像用および音声用
に設定されたフレームパターンを持ったフレームについ
ては、ホストコンピュータ上のソフトウェアを経由する
ことなくアダプタ装置上でフレームヘッダを取り除き、
生の映像データまたは音声データを取り出し、それぞれ
映像出力インタフェース部または音声出力インタフェー
ス部に渡すことが可能であり、フレーム受信から映像出
力または音声出力までの遅延を小さくすることが可能と
なる。これにより、高品質な映像受信サービスの提供が
可能となる。特に映像データは大量であり、従来の方法
のようにコンピュータ上のソフトウェアを経由して映像
出力インタフェース部に渡すと、コンピュータ上のCPU
資源、メモリ資源等を浪費してしまうが、本発明の方式
によれば、アダプタ上で直接映像データを映像出力イン
タフェース部に渡すため、コンピュータ上のCPU 資源、
メモリ資源等を浪費することなく映像データを受信する
ことが可能となる。
【0016】また、請求項3記載の本発明は、前記イー
サネット入力インタフェース部と前記フレームフィルタ
部と前記音声出力インタフェース部により、イーサネッ
トから受信したフレームについて、予め設定されたパタ
ーン情報に基づくフィルタリング機能を有するととも
に、音声入力デバイスからの入力データを受信しフレー
ム生成部へ送信する機能を有する音声入力インタフェー
ス部と、予め設定されたヘッダ情報を音声入力インタフ
ェースから受信したデータに付加し、フレーム多重部へ
送信する機能を有するフレーム生成部と、コンピュータ
インタフェースからの送信フレームとフレーム生成部か
らの送信フレームを受信し、それらを多重しイーサネッ
ト出力インタフェース部へ送信する機能を有するフレー
ム多重部とを備え、音声入力インタフェースに接続され
た音声出力デバイスからのデータを予め設定されたイー
サネットフレームに変換し、送信することが可能なこと
を特徴とする。上記構成によれば、音声入力インタフェ
ースを通じてマイク等の外部音声入力デバイスからのデ
ータを音声入力インタフェース部において受信し、さら
にそのデータをフレーム生成部へ送る。フレーム生成部
においては、予め設定すべきヘッダ情報が保持されてお
り、フレーム生成部は音声入力インタフェースから受信
したデータの先頭に当該ヘッダ情報を付加し、イーサネ
ット出力可能なフレームを構成し、フレーム多重部へ渡
す。フレーム多重部においては、フレーム生成部におい
て生成されたフレームと、ホストコンピュータ上のイー
サネット用デバイスドライバがコンピュータインタフェ
ース部を通じて送信要求してきたデータとを多重し、イ
ーサネット出力インタフェース部へ渡す。イーサネット
出力インタフェース部は、フレーム多重部から受信した
フレームを順にイーサネットへと送出する。以上より、
イーサネット入力インタフェース部からの受信フレーム
のうち、特定のフレームパターンを持ったフレームにつ
いて、ホストコンピュータ上のソフトウェアを経由する
ことなくアダプタ装置上でフレームヘッダを取り除き、
生の音声データを取り出し、音声出力インタフェース部
に渡すことが可能であり、フレーム受信から音声出力ま
での遅延を小さくすることが可能となる。また、音声入
力インタフェース部に接続された音声入力デバイスから
の音声データについても、ホストコンピュータ上のソフ
トウェアを経由せずに、直接アダプタ装置上でフレーム
化して送出することが可能であり、音声入力からフレー
ム送出までの遅延を小さくすることが可能となる。
【0017】また、請求項4記載の本発明は、前記イー
サネット入力インタフェース部と前記フレームフィルタ
部と前記音声出力インタフェース部と前記映像出力イン
タフェース部により、イーサネットから受信したフレー
ムについて、予め設定されたパターン情報に基づくフィ
ルタリング機能を有するとともに、映像入力デバイスか
らの入力データを受信しフレーム生成部へ送信する機能
を有する映像入力インタフェース部と、予め設定された
ヘッダ情報を映像入力インタフェースから受信したデー
タに付加し、フレーム多重部へ送信する機能を有するフ
レーム生成部と、コンピュータインタフェースからの送
信フレームとフレーム生成部からの送信フレームを受信
し、それらを多重しイーサネット出力インタフェース部
へ送信する機能を有するフレーム多重部とを備え、映像
入力インタフェースに接続された映像出力デバイスから
のデータを予め設定されたイーサネットフレームに変換
し、送信することが可能なことを特徴とする。上記構成
によれば、映像入力インタフェースを通じてビデオカメ
ラ等の外部映像入力デバイスからのデータを映像入力イ
ンタフェース部において受信し、さらにそのデータをフ
レーム生成部へ送る。フレーム生成部においては、予め
設定すべきヘッダ情報が映像データ用と音声データ用の
二種類保持されており、フレーム生成部は映像入力イン
タフェースから受信したデータの先頭に当該映像データ
用ヘッダ情報を付加し、イーサネット出力可能なフレー
ムを構成し、フレーム多重部へ渡す。フレーム多重部に
おいては、フレーム生成部において生成されたフレーム
と、ホストコンピュータ上のイーサネット用デバイスド
ライバがコンピュータインタフェース部を通じて送信要
求してきたデータとを多重し、イーサネット出力インタ
フェース部へ渡す。イーサネット出力インタフェース部
は、フレーム多重部から受信したフレームを順にイーサ
ネットへと送出する。以上より、イーサネット入力イン
タフェース部からの受信フレームのうち、特定の映像用
および音声用に設定されたフレームパターンを持ったフ
レームについては、ホストコンピュータ上のソフトウェ
アを経由することなくアダプタ装置上でフレームヘッダ
を取り除き、生の映像データまたは音声データを取り出
し、それぞれ映像出力インタフェース部または音声出力
インタフェース部に渡すことが可能であり、フレーム受
信から映像出力または音声出力までの遅延を小さくする
ことが可能となる。また、映像入力インタフェース部に
接続された映像入力デバイスからの映像データについて
も、ホストコンピュータ上のソフトウェアを経由せず
に、直接アダプタ装置上でフレーム化して送出すること
が可能であり、映像入力からフレーム送出までの遅延を
小さくすることが可能となる。さらに、音声入力インタ
フェース部に接続された音声入力デバイスからの音声デ
ータについても、ホストコンピュータ上のソフトウェア
を経由せずに、直接アダプタ装置上でフレーム化して送
出することが可能であり、音声入力からフレーム送出ま
での遅延を小さくすることが可能となる。
【0018】また、請求項5記載の本発明において、前
記フレームフィルタ設定部は、フレームのパターンマッ
チを実行するフィルタ部と、パターン情報を保持するた
めのパターンメモリ部と、パターンが一致したフレーム
について、削除オフセットメモリ部によって保持されて
いる分だけ先頭からヘッダ情報を削除する機能を有する
ヘッダ削除部と、パターンメモリ部のメモリ情報および
削除オフセットメモリ部のメモリ情報を更新するための
メモリ更新手段を備え、ホストコンピュータ上のイーサ
ネット用デバイスドライバは、コンピュータインタフェ
ース部を通じてメモリ更新手段を用いることにより、パ
ターンメモリ部のデータを更新することが可能であり、
同様に削除オフセットメモリ部のデータを更新すること
が可能なことを特徴とする。上記構成によれば、ホスト
コンピュータ上のアプリケーションは、イーサネット用
デバイスドライバを通じて、フィルタリングするフレー
ムパターン情報およびパターンに一致したフレームにつ
いて、削除すべきヘッダの長さを指定する。以上によ
り、パターンマッチを行うプロトコルヘッダのパターン
を指定可能であり、また使用するプロトコルによって異
なるヘッダ長に対しても、削除すべきオフセット値を指
定可能であるため、さまざまなプロトコルによって音声
データや映像データがカプセル化され送信されてきた場
合でも、パターン情報と削除オフセット情報を適切に設
定することで対応可能となる。そして、パターンマッチ
を行うプロトコルヘッダのパターンをそのときに使用す
るプロトコルにあわせて指定可能であり、また使用する
プロトコルによって異なるヘッダ長に対しても、削除す
べきオフセット値を指定可能であるため、さまざまなプ
ロトコルによって音声データや映像データがカプセル化
され送信されてきた場合でも、パターン情報と削除オフ
セット情報を適切に設定することで対応可能となる。
【0019】また、請求項6記載の本発明は、前記フレ
ーム生成部は、受信したデータの先頭に設定すべきヘッ
ダ情報を保持するヘッダ情報メモリ部と、受信データの
先頭にヘッダ情報メモリ部のデータを付加する機能を有
する生成部と、ヘッダ情報メモリ部のデータを更新する
ためのメモリ更新手段を備え、ホストコンピュータ上の
イーサネット用のデバイスドライバは、コンピュータイ
ンタフェース部を通じてメモリ更新手段を用いることに
より、ヘッダ情報メモリ部のデータを更新することが可
能なことを特徴とする。上記構成によれば、ホストコン
ピュータ上のアプリケーションは、イーサネット用デバ
イスドライバを通じて、生成するフレームのヘッダ情報
を指定する。以上により、フレーム生成を行う際のプロ
トコルヘッダの情報を指定可能であるため、さまざまな
プロトコルによって音声データや映像データをカプセル
化して送信する場合でも、ヘッダ情報を適切に設定する
ことで対応可能となる。
【0020】また、請求項7に記載の発明は、イーサネ
ット入力インタフェース部を通じて受信したイーサネッ
トフレームのうち、フレームフィルタ部において抜き出
された音声フレームを受信し、受信したフレームに対し
て予め設定されたプロトコル処理を行った後、音声出力
インタフェース部へ送信する機能、および音声入力イン
タフェース部において受信したデータに対して予め定め
られたプロトコル処理を行った後、フレーム生成部に送
信する機能を有するプロトコル処理部を備え、フレーム
フィルタ部において抜き出され直接音声出力インタフェ
ース部へ送信されるフレームに対してプロトコル処理を
行うことが可能であり、また音声入力インタフェース部
から受信したフレームに対してもプロトコル処理を行う
ことが可能なことを特徴とする。上記構成によれば、フ
レームフィルタ部において不要なヘッダ部のみを削除
し、例えばシーケンス番号処理などのプロトコル処理が
必要なプロトコルのヘッダ部については、フレームフィ
ルタ部においては削除せず、プロトコル処理部において
処理を行う。プロトコル処理部は、プロトコルに応じて
必要とされる処理を行った後、ヘッダ部を削除し、生の
音声データを取り出し、音声出力インタフェース部へ送
信する。また、プロトコル処理部は、音声入力インタフ
ェース部から入力されたデータを受け取り、ヘッダ付与
等のプロトコルに応じたプロトコル処理を行い、データ
をフレーム生成部へ渡す。プロトコル処理部は、イーサ
ネット入力インタフェースからの受信において実施され
るプロトコル処理部と同一であるため、例えばイーサネ
ット入力インタフェースからのフレームに設定されてい
たシーケンス番号に対して、1を加えたヘッダを音声入
力インタフェース部からのデータに付与し、フレーム生
成部へ渡すといった送受信が相互に関係し、動的にヘッ
ダ変わる処理をも可能となる。また、イーサネット入力
インタフェース部から受信したフレームに対して、応答
を返す必要がある場合などにも、プロトコル処理部の内
部においてそのプロトコルのフレームを作成し、さらに
フレーム生成部において下位プロトコルのヘッダを付与
することにより、ホストコンピュータ上のプロトコル処
理部を経由せずとも、予め設定されたプロトコル処理を
行うことが可能となる。
【0021】また、請求項8に記載の発明は、前記音声
データ用のプロトコル処理部に加え、イーサネットイン
タフェース部を通じて受信したイーサネットフレームの
うち、フレームフィルタ部において抜き出された映像フ
レームを受信し、受信したフレームに対して予め設定さ
れたプロトコル処理を行った後、映像出力インタフェー
ス部に送り、また映像入力インタフェース部において受
信したデータに対して予め定められたプロトコル処理を
行った後、フレーム生成部に送信する機能を有する映像
用プロトコル処理部を備え、フレームフィルタ部におい
て抜き出され直接映像出力インタフェース部へ送信され
るフレームに対してプロトコル処理を行うことが可能で
あり、また映像入力インタフェース部から受信したフレ
ームに対してもプロトコル処理を行うことが可能なこと
を特徴とする。上記構成によれば、フレームフィルタ部
において不要なヘッダ部のみを削除し、例えばシーケン
ス番号処理などのプロトコル処理が必要なプロトコルの
ヘッダ部については、フレームフィルタ部においては削
除せず、プロトコル処理部において処理を行う。プロト
コル処理部は、プロトコルに応じて必要とされる処理を
行った後、ヘッダ部を削除し、生の音声データを取り出
し、音声出力インタフェース部へ送信する。また、プロ
トコル処理部は、音声入力インタフェース部から入力さ
れたデータを受け取り、ヘッダ付与等のプロトコルに応
じたプロトコル処理を行い、データをフレーム生成部へ
渡す。以上より、音声についてだけでなく、映像につい
ても、プロトコル処理部により送受信が相互に関係し、
動的にヘッダ変わる処理をも可能となる。また、音声に
ついてだけでなく、映像についても、イーサネット入力
インタフェース部から受信したフレームに対して、応答
を返す必要がある場合などにも、プロトコル処理部の内
部においてそのプロトコルのフレームを作成し、さらに
フレーム生成部において下位プロトコルのヘッダを付与
することにより、ホストコンピュータ上のプロトコル処
理部を経由せずとも、予め設定されたプロトコル処理を
行うことが可能となる。
【0022】また、請求項9に記載の発明は、前記フレ
ームフィルタ部において設定するパターン情報が、TCP/
IP通信またはUDP/IP通信における自ポート番号情報のみ
であることを特徴とする。上記構成によれば、音声デー
タや映像データがTCP/IP通信またはUDP/IP通信を通じて
送受信される場合においては、フレームフィルタ部にお
いて設定されるパターン情報は、TCP/IP通信またはUDP/
IP通信においてTCP ヘッダまたはUDP ヘッダに設定され
ている自ポート番号のみであり、その他のIPアドレス情
報等については参照せず、自ポート番号のみでフレーム
のフィルタリングを行う。以上により、自ポート番号
(例えば2バイト)という非常に小さいサイズのパター
ンマッチのみで音声データや映像データのフィルタリン
グが可能となる。
【0023】また、請求項10に記載の発明は、前記フ
レームフィルタ部において設定する情報が、H.323
などのインターネット電話による呼制御によって動的に
割り当てられる自ポート番号であり、前記フレーム生成
部において設定する情報がH.323などのインターネ
ット電話による呼制御によって動的に割り当てられる送
信MACアドレスおよび受信MACアドレスおよび送信
IPアドレスおよび送信ポート番号および受信IPアド
レスおよび自ポート番号であることを特徴とする。上記
構成によれば、インターネット電話のように、相手コン
ピュータと呼制御を行い、使用するポートや、相手IP
アドレスが呼制御を行った結果、決定するようなプロト
コルにおいて、呼設定が完了した後で、送信MACアド
レスと受信MACアドレスと送信IPアドレスと送信ポ
ート番号と受信IPアドレスと自ポート番号を、フレー
ム生成部のヘッダ情報メモリに設定可能であり、フレー
ムフィルタ部においてパターンメモリ部に自ポート番号
を、設定可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1はインターネット電話サービスアプリケーシ
ョンである。また、2はホストコンピュータ上のプロト
コル処理部であり、TCP/IPなどのプロトコルを処
理するソフトウェアである。3は、本発明のネットワー
クアダプタ装置用のデバイスドライバであり、このデバ
イスドライバ3を介して、ホストコンピュータ上のプロ
トコル処理部2はデータの送受信を行うことが可能とな
る。
【0025】4は、本発明のネットワークアダプタ装置
であり、ホストコンピュータの拡張スロットにインスト
ールされ、ホストコンピュータをイーサネットに接続す
る役割を果たす。
【0026】5は、コンピュータインタフェース部であ
り、ネットワークアダプタ装置4とデバイスドライバ3
との間に入り、デバイスドライバ3がネットワークアダ
プタ装置4にアクセスするインタフェースを提供する。
例えばPCIバスなどが好適な例として挙げられる。
【0027】6は、フレームフィルタ部であり、イーサ
ネット入力インタフェース部9に入力された受信データ
11のフレームを受け取り、予め設定されたパターン情
報とフレームとを照合し、一致すればそのフレームの先
頭から予め設定された分だけ削除したデータ15を音声
出力インタフェース部7に送る。また、一致しなかった
場合は、フレームの先頭からの削除は行わずに、そのま
まのデータ13をコンピュータインタフェース部5を介
してデバイスドライバ3へ渡す。
【0028】また、プロトコル処理部2がデータを送信
する場合は、デバイスドライバ3にデータを渡し、デバ
イスドライバ3がコンピュータインタフェース部5を介
してデータ14をイーサネット出力インタフェース部8
へと渡す。イーサネット出力インタフェース部8はイー
サネットへ送信データ10を送信する。
【0029】以上に示したように、上記実施形態によれ
ば従来装置(図15記載)と異なり、予め設定されたパ
ターンに一致するフレームの中身については、ホストコ
ンピュータ上のデバイスドライバ3やプロトコル処理部
2、インターネット電話サービスアプリケーション1を
経由せずに、直接アダプタ上で音声出力インタフェース
部7へと渡すことが可能である。
【0030】図2は、上記構成により処理されるデータ
内容を示す図である。同図には、イーサネット入力イン
タフェース部9において受信したフレームが、フレーム
フィルタ部6においてパターンマッチング処理され、さ
らにフレームの先頭から指定バイト数だけ削除されるの
かの一例を、UDP/IP通信が使用される場合について示し
てある。
【0031】図2に示すように、イーサネット入力イン
タフェース部9に入力される受信データ11のフレーム
には、MAC ヘッダ、UDP ヘッダ、IPヘッダおよび実際の
データ(例えば音声データ)が含まれている。イーサネ
ット入力インタフェース部9は、受信データ11からMA
C ヘッダを取り除き、フレームフィルタ部6へデータを
渡す。フレームフィルタ部6では、予め設定された特定
パターンとのマッチングを検査する。例えば特定パター
ンの例としては、先頭から20バイトのオフセットか
ら、4バイト分が0x10100101であるといった
ように設定する。この例では、IPヘッダが20バイトで
あるので、オフセット20バイトからの4バイトはUDP
ヘッダの送信ポート番号と自ポート番号であり、それぞ
れが、0x1010、0x0101であるようなフレー
ムについてはフレームフィルタ部6で抜き出し、その他
のフレームについては、コンピュータインタフェース部
5を介してデバイスドライバ3へ渡す。
【0032】パターンに一致したフレームについては、
さらに予め設定された削除オフセット値で示される部分
以降のデータ15のみを音声出力インタフェース部7へ
渡す。例えば、削除オフセット値として、28バイトが
設定されていた場合は、IPヘッダが20バイトでUDP ヘ
ッダが8バイトなので、IPヘッダとUDP ヘッダを取り除
いた生のデータを音声出力インタフェース部7へ渡すこ
とが可能である。
【0033】以上に示したように、本発明の第1の実施
形態によれば、予め設定した特定パターンを持つフレー
ムのみをイーサネット入力インタフェース部9に入力さ
れた受信データ11のフレームの中から取り出すことが
可能であり、さらにそのフレームの先頭にあるプロトコ
ルヘッダを取り除き、生のデータ15のみを音声出力イ
ンタフェース部7に渡すことが可能である。特に、生の
データ15が音声データである場合には、インターネッ
ト電話等と異なり、コンピュータ上のソフトウェアを経
由することなく、直接アダプタ装置4上でデータを音声
出力インタフェース部7へ渡すことが可能であるので、
フレーム受信から音声出力までの遅延を小さくすること
が可能となり、従って高品質な音声受信サービスを提供
できるようになる。
【0034】(実施の形態2)図3は、本発明の第2の
実施形態を示すブロック図である。この第2実施形態以
下の各実施形態においては、第1の実施形態(図1記
載)の構成と同一構成部には同一の符号を附して詳細な
説明は省略する。図3において、22は映像出力インタ
フェース部である。本実施形態において、フレームフィ
ルタ部6は映像用の前記パターン情報と音声用の前記パ
ターン情報の二種類のパターン情報、および映像用の前
記削除オフセット値と音声用の前記削除オフセット値の
二種類の削除オフセット値に基づき、イーサネット入力
インタフェース部9からの受信データ11のフレームを
受け取り、映像用のパターン情報とフレームとが一致す
れば、映像用の削除オフセット値に基づきフレームの先
頭からデータを削除した後、映像出力インタフェース部
22にデータを渡す。
【0035】イーサネット入力インタフェース部9から
のフレームと音声用のパターン情報とが一致すれば、音
声用の削除オフセット値に基づきフレームの先頭からデ
ータを削除した後、音声出力インタフェース部7にデー
タを渡す。イーサネット入力インタフェース部9からの
フレームが映像用パターン情報とも音声用パターン情報
とも一致しない場合は、そのフレームについては先頭を
削除することなく、そのままコンピュータインタフェー
ス部5を介して、ホストコンピュータ上のデバイスドラ
イバ3(図1参照)にデータを渡す。
【0036】以上に示したように、第2の実施形態によ
れば、予め設定した特定パターンを持つフレームのみを
イーサネット入力インタフェース部9での受信データ1
1のフレームの中から取り出すことが可能であり、さら
にそのフレームの先頭にあるプロトコルヘッダを取り除
き、生のデータを取り出すことが可能である。
【0037】また、映像用および音声用にパターン情報
および削除オフセット値を保持することにより、映像用
パターン情報に一致した場合には、映像用削除オフセッ
ト値に基づき、フレームの先頭にあるプロトコルヘッダ
を取り除き、生の映像データのみを映像出力インタフェ
ース部22に渡すことが可能である。従って、一般の映
像配信アプリケーションのように、コンピュータ上のソ
フトウェアを経由することなく、直接アダプタ装置4上
で映像データを映像出力インタフェース部7へ渡すこと
が可能であるので、フレーム受信から映像出力までの遅
延を小さくすることが可能であり、従って高品質な映像
受信サービスを提供することが可能である。
【0038】また、音声についても同様に、音声用パタ
ーン情報に一致した場合には、音声用削除オフセット値
に基づき、フレームの先頭にあるプロトコルヘッダを取
り除き、生の音声データのみを音声出力インタフェース
部7に渡すことが可能である。従って、一般の音声配信
アプリケーションのように、コンピュータ上のソフトウ
ェアを経由することなく、直接アダプタ装置4上で音声
データを音声出力インタフェース部へ渡すことが可能で
あるので、フレーム受信から音声出力までの遅延を小さ
くすることが可能であり、従って高品質な音声受信サー
ビスを提供することが可能である。
【0039】また、特に映像データは大量であり、従来
の方法のようにコンピュータ上のソフトウェアを経由し
て映像出力インタフェース部に渡すと、コンピュータ上
のCPU 資源、メモリ資源等を浪費してしまうが、本発明
の方式によれば、アダプタ装置4上で直接映像データを
映像出力インタフェース部22に渡すため、コンピュー
タ上のCPU 資源、メモリ資源等を浪費することなく映像
データを受信することが可能となる。
【0040】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施形態を示すものである。図4において、イーサネット
入力インタフェース部9、フレームフィルタ部6、音声
出力インタフェース部7は、第1の実施形態で説明した
構成と同一であり、イーサネットからの受信データ11
のたフレームから予め設定したパターン情報に基づき音
声フレームのみを抜き出し、音声出力インタフェース部
7に送信する機能を有している。
【0041】図4において、23は音声入力インタフェ
ース部であり、例えばマイク等の外部音声入力デバイス
を接続することができ、外部音声入力デバイスから入力
されたデータをフレーム生成部24へ渡す。
【0042】フレーム生成部24は、予め設定されたヘ
ッダ情報を保持し、音声入力インタフェース部23から
のデータの先頭に、前記ヘッダ情報を付加し、イーサネ
ットフレームを構成し、フレーム多重部25へ渡す。
【0043】フレーム多重部25は、コンピュータイン
タフェース部5から渡されるイーサネットフレームと、
フレーム生成部24から渡されるイーサネットフレーム
とを多重し、イーサネット出力インタフェース部8へと
渡す。
【0044】以上に示したように、第3の実施形態によ
れば、予め設定した特定パターンを持つフレームのみを
イーサネット入力インタフェース部9に入力された受信
データ11フレームの中から取り出すことが可能であ
り、さらにそのフレームの先頭にあるプロトコルヘッダ
を取り除き、生のデータのみを音声出力インタフェース
部7に渡すことが可能である。特に、生のデータが音声
データである場合には、インターネット電話等と異な
り、コンピュータ上のソフトウェアを経由することな
く、直接アダプタ装置4上でデータを音声出力インタフ
ェース部7へ渡すことが可能であるので、フレーム受信
から音声出力までの遅延を小さくすることが可能であ
り、従って高品質な音声受信サービスを提供することが
可能である。
【0045】さらに、予め設定したヘッダ情報を、音声
入力インタフェース部23において受信したデータに付
加することで、フレーム生成部24においてイーサネッ
トフレームを生成することが可能であり、さらにフレー
ム多重部25、イーサネット出力インタフェース部8に
より、当該フレームをイーサネットに送出することが可
能である。上記処理は、コンピュータ上のソフトウェア
を介することなく、アダプタ装置4上で直接処理される
ので、コンピュータ上のソフトウェアを介してイーサネ
ットへ送信する従来の方式に比べて、音声入力からイー
サネット送信までの遅延を小さくすることが可能であ
る。
【0046】(実施の形態4)図5は本発明の第4の実
施形態を示すものである。図5において、イーサネット
入力インタフェース部9に入力された受信データのフレ
ームは、フレームフィルタ部6に渡される。フレームフ
ィルタ部6には、予め映像用および音声用の二種類のパ
ターン情報が保持されており、これらパターン情報に基
づき映像用のパターン情報に一致する場合は、予め設定
した映像用の削除オフセット値だけのデータをフレーム
の先頭から削除した後、残りのデータを映像出力インタ
フェース部22に渡す。音声用のパターン情報に一致し
た場合は、予め設定した音声用の削除オフセット値だけ
のデータをフレームの先頭から削除した後、残りのデー
タを音声出力インタフェース部7に渡す。
【0047】図5において、音声入力インタフェース部
23は、第3の実施の形態で説明した構成と同一であ
り、例えばマイク等の外部音声入力デバイスを接続する
ことができ、外部音声入力デバイスから入力されたデー
タをフレーム生成部24へ渡す。
【0048】26は、映像入力インタフェース部であ
り、例えばビデオカメラ等の外部映像入力デバイスを接
続することができ、外部映像入力デバイスから入力され
たデータをフレーム生成部24へ渡す。
【0049】フレーム生成部24は、予め設定された映
像用ヘッダ情報と音声用ヘッダ情報の二種類のヘッダ情
報を保持し、音声入力インタフェース部7からのデータ
を受信した場合は、データの先頭に、音声用のヘッダ情
報を付加し、イーサネットフレームを構成し、フレーム
多重部25へ渡す。映像入力インタフェース部26から
のデータを受信した場合は、データの先頭に、映像用の
ヘッダ情報を付加し、イーサネットフレームを構成し、
フレーム多重部25へ渡す。
【0050】フレーム多重部25は、コンピュータイン
タフェース部5から渡されるイーサネットフレームと、
フレーム生成部24から渡されるイーサネットフレーム
とを多重し、イーサネット出力インタフェース部8へと
渡す。
【0051】以上に示したように、第4の実施の形態に
よれば、予め設定した特定パターンを持つフレームのみ
をイーサネット入力インタフェース部9に入力された受
信データ11のフレームの中から取り出すことが可能で
あり、さらにそのフレームの先頭にあるプロトコルヘッ
ダを取り除き、生のデータのみを映像出力インタフェー
ス部22または音声出力インタフェース部7に渡すこと
が可能である。従って、コンピュータ上のソフトウェア
を経由することなく、直接アダプタ装置4上でデータを
映像出力インタフェース部22または音声出力インタフ
ェース部7へ渡すことが可能であるので、フレーム受信
から映像出力または音声出力までの遅延を小さくするこ
とが可能であり、高品質な映像受信サービス、音声受信
サービスを提供することが可能である。
【0052】さらに、予め設定したヘッダ情報を、映像
入力インタフェース部26または音声入力インタフェー
ス部において受信したデータに付加することで、フレー
ム生成部24においてイーサネットフレームを生成する
ことが可能であり、さらにフレーム多重部25、イーサ
ネット出力インタフェース部8により、当該フレームを
イーサネットに送出することが可能である。上記処理
は、コンピュータ上のソフトウェアを介することなく、
アダプタ装置4上で直接処理されるので、コンピュータ
上のソフトウェアを介してイーサネットへ送信する従来
の方式に比べて、映像入力または音声入力からイーサネ
ット送信までの遅延を小さくすることが可能である。
【0053】また、映像データは量が多いため、映像デ
ータをコンピュータ上のソフトウェアで処理すると、コ
ンピュータ上のCPU 資源やメモリ資源を浪費してしまう
が、この第4の実施形態によれば、これら資源を使用す
ることなく、映像や音声のサービスを利用することが可
能である。
【0054】(実施の形態5)図6は本発明の第5の実
施形態を示すものである。図6にはフレームフィルタ部
6の内部構成を示されており、以下の各部によって構成
されている。
【0055】27はメモリ更新手段であり、コンピュー
タ上のデバイスドライバ3(図1に記載)は、コンピュ
ータインタフェース部5を介して、このメモリ更新手段
27を用いて、削除オフセットメモリ部28の内容およ
びパターンメモリ部29の内容を更新することが可能で
ある。
【0056】パターンメモリ部29に設定されている内
容は、フィルタ部31によって参照され、イーサネット
入力インタフェース部9で受信データを受信したとき
に、パターンと一致するかどうかの判定に使用される。
【0057】パターンメモリ部29に保持される内容と
しては、パターンの一致をチェックするオフセット値、
すなわち、フレームの先頭から何バイト目からチェック
をするかを保持する値、および実際にチェックするビッ
トパターンを含む。
【0058】フィルタ部31は、上記パターンメモリ部
29の内容を参照し、イーサネット入力インタフェース
部9より受け取ったフレームについて、オフセット値か
らのビットパターンが一致するかどうかを判定する。も
し一致した場合は、ヘッダ削除部へとフレームを渡し、
一致しなかった場合には、フレームをそのままコンピュ
ータインタフェース部5を介して、デバイスドライバ3
に渡す。
【0059】ヘッダ削除部30は、削除オフセットメモ
リ部28に保持されている内容を参照し、フィルタ部3
1から受け取ったフレームについて、フレームの先頭か
ら削除オフセットメモリ部28の値だけを削除した後
に、音声出力インタフェース部7に残ったデータを渡
す。
【0060】以上に示したように、第5の実施形態によ
れば、ホストコンピュータ上のイーサネット用デバイス
ドライバ3は、コンピュータインタフェース部5を通じ
てメモリ更新手段27を用いることにより、パターンメ
モリ部29のデータを更新することが可能であり、同様
に削除オフセットメモリ部28のデータを更新すること
が可能であるので、パターンマッチを行うプロトコルヘ
ッダのパターンをそのときに使用するプロトコルにあわ
せて指定可能であり、また使用するプロトコルによって
異なるヘッダ長に対しても、削除すべきオフセット値を
指定可能であるため、さまざまなプロトコルによって音
声データや映像データがカプセル化され送信されてきた
場合でも、パターン情報と削除オフセット情報を適切に
設定することで対応可能となる。
【0061】(実施の形態6)図7は本発明の第6の実
施形態を示すものである。図7にはフレームフィルタ部
24の内部構成が示されている。
【0062】32はメモリ更新手段であり、コンピュー
タインタフェース部5を介して、コンピュータ上のデバ
イスドライバ3(図1記載)は、メモリ更新手段32を
用いて、ヘッダ情報メモリ部33の内容を更新すること
が可能である。
【0063】ヘッダ情報メモリ部33に設定されている
内容は、生成部34によって参照され、音声入力インタ
フェース部7からのデータを受信したときに、データの
先頭にヘッダ情報メモリ部33の内容が付加される。
【0064】ヘッダ情報メモリ部33に保持される内容
としては、イーサネットフレームのヘッダ、すなわちMA
C ヘッダ部分と、そのときに使用されているプロトコル
のヘッダ部分である。例えば、TCP/IP通信を行っている
場合には、自MAC アドレスおよび宛先MAC アドレスを含
むMAC ヘッダ、自IPアドレスおよび宛先IPアドレスおよ
び下位プロトコル種別(この例ではTCP )を含むTCP ヘ
ッダ、自ポート番号、宛先ポート番号を含むTCP ヘッダ
の各プロトコルヘッダである。
【0065】生成部34は、音声入力インタフェース部
7より受けとったデータの先頭に、ヘッダ情報メモリ部
33に設定されている内容をそのまま付加し、イーサネ
ットフレームを構成する。このフレームをフレーム多重
部25に渡す。
【0066】フレーム多重部25では、コンピュータ上
のデバイスドライバ3がコンピュータインタフェース部
5を介して送信要求してきたイーサネットフレームと、
上記フレーム生成部24が送信要求してきたイーサネッ
トフレームが交じり合わないように、フレーム多重を行
い、それらフレームをイーサネット出力インタフェース
部8に渡す。イーサネット出力インタフェース部8にお
いて、渡されたイーサネットフレームはイーサネットに
送出される。
【0067】以上に示したように、第6の実施形態によ
れば、ホストコンピュータ上のイーサネット用のデバイ
スドライバ3は、コンピュータインタフェース部5を通
じてメモリ更新手段32を用いることにより、ヘッダ情
報メモリ部33のデータを更新することが可能であるの
で、ヘッダ付加を行うプロトコルヘッダをそのときに使
用するプロトコルにあわせて指定可能であるため、さま
ざまなプロトコルによって音声データや映像データをカ
プセル化し、送信することが可能となる。
【0068】(実施の形態7)図8は、本発明の第7の
実施形態を示すものである。図8に示すように第7の実
施形態は前述した第3の実施形態(図4記載)の各構成
に加えプロトコル処理部35を設けた構成であり、この
プロトコル処理部35は、フレームフィルタ部から受け
取ったデータについて、プロトコル処理を行う。また逆
に、音声入力インタフェース部23から受け取ったデー
タについて、プロトコル処理を行う。
【0069】図9は、この第7の実施形態における処理
の説明図である。イーサネット入力インタフェース部8
において受信したフレームが、いかにしてフレームフィ
ルタ部6においてパターンマッチング処理され、さらに
フレームの先頭から指定バイト数だけ削除され、プロト
コル処理部35に渡されるのかの一例を、RTP/UDP/IP通
信が使用される場合について示したものである。
【0070】図9に示すように、イーサネット入力イン
タフェース部9に入力される受信データのフレームに
は、MAC ヘッダ、UDP ヘッダ、IPヘッダ、RTP ヘッダお
よび実際のデータ(例えば音声データ)が含まれてい
る。イーサネット入力インタフェース部9は、MAC ヘッ
ダを取り除き、フレームフィルタ部6へデータを渡す。
フレームフィルタ部6では、予め設定された特定パター
ンとのマッチングを検査する。例えば特定パターンの例
としては、先頭から20バイトのオフセットから、4バ
イト分が0x10100101であるといったように設
定する。この例では、IPヘッダが20バイトであるの
で、オフセット20バイトからの4バイトはUDP ヘッダ
の送信ポート番号と自ポート番号であり、それぞれが、
0x1010、0x0101であるようなフレームにつ
いてはフレームフィルタ部6で抜き出し、その他のフレ
ームについては、コンピュータインタフェース部5を介
してデバイスドライバ3へ渡す。
【0071】パターンに一致したフレームについては、
さらに予め設定された削除オフセット値で示される部分
以降のデータのみをプロトコル処理部35へ渡す。例え
ば、削除オフセット値として、28バイトが設定されて
いた場合は、IPヘッダが20バイトでUDP ヘッダが8バ
イトなので、IPヘッダとUDP ヘッダを取り除いた残り部
分(RTPヘッダと音声データ) をプロトコル処理部35へ
渡す。
【0072】プロトコル処理部35においては、予め設
定されたプロトコルに基づく処理が行われる。この第7
の実施形態では、フレームフィルタ部6から受信したデ
ータのRTP ヘッダを参照し、RTP に基づく処理を行い、
RTP ヘッダを削除した後、生の音声データを音声出力イ
ンタフェース部7へ渡すことが可能である。
【0073】また、図10に示すように、プロトコル処
理部35は、音声入力インタフェース部23から入力さ
れたデータを受け取り、ヘッダ付与等のプロトコルに応
じたプロトコル処理を行い、データをフレーム生成部2
4へ渡す。プロトコル処理部35は、イーサネット入力
インタフェース部9からの受信において実施されるプロ
トコル処理と同一であるため、例えばイーサネット入力
インタフェース部9からのフレームに設定されていたシ
ーケンス番号に対して、1を加えたヘッダを音声入力イ
ンタフェース部7からのデータに付与し、フレーム生成
部24へ渡すといった送受信が相互に関係し、動的にヘ
ッダ変わる処理をも可能となる。
【0074】また、イーサネット入力インタフェース部
9から受信したフレームに対して、応答を返す必要があ
る場合などにも、プロトコル処理部35の内部において
そのプロトコルのフレームを作成し、さらにフレーム生
成部24において下位プロトコルのヘッダを付与するこ
とにより、ホストコンピュータ上のプロトコル処理部3
5を経由せずとも予め設定されたプロトコル処理を行う
ことが可能である。
【0075】(実施の形態8)図11は、本発明の第8
の実施形態を示すものである。前記第7の実施形態にお
いて示したように、音声用のプロトコル処理部35はそ
のままであるので、イーサネット入力インタフェース部
9から入力した音声データは、フレームフィルタ部6で
抜き出され、音声用のプロトコル処理部35でプロトコ
ル処理された後、音声出力インタフェース部7に渡され
る。
【0076】逆に、音声入力インタフェース部23より
入力したデータに対して、プロトコル処理部35におい
てプロトコル処理した後、フレーム生成部24において
イーサネットフレームへと変換され、フレーム多重部2
5を介してイーサネット出力インタフェース部8へ送ら
れる。
【0077】図11において、36は映像用プロトコル
処理部であり、フレームフィルタ部6から受け取ったデ
ータについて、プロトコル処理を行う。また逆に、映像
入力インタフェース部26から受け取ったデータについ
て、プロトコル処理を行う。
【0078】イーサネット入力インタフェース部9での
受信データのフレームには、MAC ヘッダの他に、各種の
プロトコルヘッダ(UDPヘッダ、IPヘッダ、RTP ヘッダな
ど)と実際のデータ(例えば音声データ)が含まれてい
る。イーサネット入力インタフェース部9は、MAC ヘッ
ダを取り除き、フレームフィルタ部6へデータを渡す。
フレームフィルタ部6では、予め設定された映像用の特
定パターンと音声用の特定パターンとのマッチングを検
査する。どちらのパターンにも一致しなかったフレーム
については、コンピュータインタフェース部5を介して
デバイスドライバ3へ渡す。映像用のパターンに一致し
たフレームについては、さらに予め設定された映像用削
除オフセット値で示される部分以降のデータのみを映像
用プロトコル処理部36へ渡す。
【0079】映像用プロトコル処理部36においては、
予め設定されたプロトコルに基づく処理が行われる。映
像用プロトコル処理部36は、プロトコルヘッダを取り
除いた後、生の映像データを映像出力インタフェース部
22へ渡すことが可能である。
【0080】また、フレームフィルタ部6において、音
声用の特定パターンと一致したフレームは、第7の実施
形態で示した場合と同様に処理される。
【0081】また、映像用プロトコル処理部36は、映
像入力インタフェース部26から入力されたデータを受
け取り、ヘッダ付与等のプロトコルに応じたプロトコル
処理を行い、データをフレーム生成部24へ渡す。
【0082】映像用プロトコル処理部36は、イーサネ
ット入力インタフェース部9からの受信において実施さ
れる映像用プロトコル処理と同一であるため、例えばイ
ーサネット入力インタフェース部9からのフレームに設
定されていたシーケンス番号に対して、1を加えたヘッ
ダを映像入力インタフェース部26からのデータに付与
し、フレーム生成部24へ渡すといった送受信が相互に
関係し、動的にヘッダ変わる処理をも可能となる。
【0083】また、イーサネット入力インタフェース部
9の受信データのフレームに対して、応答を返す必要が
ある場合などにも、映像用プロトコル処理部36の内部
においてそのプロトコルのフレームを作成し、さらにフ
レーム生成部24において下位プロトコルのヘッダを付
与することにより、ホストコンピュータ上のプロトコル
処理部2を経由せずとも、予め設定されたプロトコル処
理を行うことが可能である。
【0084】(実施の形態9)図12は、本発明の第9
の実施形態を示すものである。図12において、37は
自ポート番号フィールドを示す。
【0085】図12に示すように、自ポート番号フィー
ルド37は、TCP/IP通信における場合と、UDP/IP通信に
おける場合とで同一の場所にあり、また、そのサイズは
2バイトである。
【0086】この2バイトのみのデータをフレームフィ
ルタ部6において保持し、パターン判定する方式では、
固定オフセット位置の非常に小さい量(2バイト)のみ
のマッチングでよいため、パターン判定が非常に高速に
行うことが可能であり、パターン判定の回路のハードウ
ェア化も低コストで容易に行える。
【0087】また、TCP/IP通信およびUDP/IP通信におけ
るひとつのコネクションは、プロトコル、自IPアドレ
ス、相手IPアドレス、自ポート番号、相手ポート番号で
識別可能であり、もし自らのコンピュータ上に到着した
イーサネットフレームであれば、プロトコルと自ポート
番号で識別可能である。異なるプロトコルで同じポート
番号を使用することは稀であるので、自ポート番号のみ
を用いて、フレームフィルタリングを実行しても、所望
のデータのみを取り出すことが可能である。
【0088】(実施の形態10)図13は、本発明の第
10の実施形態を示す図である。図13において、H.
323に代表されるインターネット電話のプロトコル
は、コンピュータ上の呼制御プロトコルソフトウェア4
0を用いて、電話の相手との間で通話に使用するコネク
ションを設定する。インターネット電話においては、こ
のコネクションは一般にTCP/IPコネクションかUDP/IPコ
ネクションを使用する。
【0089】TCP/IPやUDP/IPでは、コネクションは、宛
先IPアドレス、宛先ポート番号、自IPアドレス、自ポー
ト番号で指定される。従って、呼制御プロトコルによっ
てコネクションが設定されるとは、この通信相手との間
で使用するポート番号が定まるということである。
【0090】この第10の実施形態によれば、こうした
動的に設定されたコネクションに対して、フレームフィ
ルタ部6において上記コネクションの自ポート番号を設
定する。
【0091】また、こうしたコネクションが定まると、
さらに宛先MACアドレスを含む図14に示したような
MACヘッダ、IPヘッダ、UDPヘッダを構成するこ
とが可能となり、インターネット電話アプリケーション
は、デバイスドライバ3を通じて、これらMACヘッ
ダ、IPヘッダ、UDPヘッダの情報を、コンピュータ
インタフェース部5を介してフレーム生成部24に設定
可能である。
【0092】また、多くのインターネット電話アプリケ
ーションでは、単なるUDP/IP通信ではなく、RT
P/UDP/IP通信を用いている。RTPでは、シー
ケンス番号の割り付け等の処理が必要になるため、フレ
ーム生成部24に半固定的に設定されるヘッダ情報だけ
では対応ができないが、アダプタ装置4上に設けたプロ
トコル処理部35をRTPに対応させておくことで、フ
レームフィルタ部6においては自ポート番号によるフィ
ルタリングを行い、UDPヘッダ、IPヘッダを削除
し、プロトコル処理部35においては、RTPヘッダを
解釈、処理、削除を行った後、音声出力インタフェース
部7へ渡す。インターネット電話アプリケーションで使
用されるプロトコルスタックの処理を、こうして分割し
て処理することが可能である。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、直接アダプタ上でデー
タを入出力インタフェース部に受け渡しする構成である
ため、フレーム受信から音声、映像の出力までの遅延を
小さくすることが可能であり、従って高品質な音声、映
像受信サービスを提供することが可能な効果が得られ
る。
【0094】特に、映像データは大量であるが、アダプ
タ上で直接映像データを映像出力インタフェース部に渡
すため、コンピュータ上のCPU 資源、メモリ資源等を浪
費することなく映像データを受信することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークアダプタ装置の第1の実
施形態におけるインターネット電話サービスのシステム
構成図
【図2】本発明の第1の実施形態におけるフレームフィ
ルタ部の説明図
【図3】本発明の第2の実施形態におけるネットワーク
アダプタ装置の構成図
【図4】本発明の第3の実施形態におけるネットワーク
アダプタ装置の構成図
【図5】本発明の第4の実施形態におけるネットワーク
アダプタ装置の構成図
【図6】本発明の第5の実施形態におけるネットワーク
アダプタ装置内のフレームフィルタ部の構成図
【図7】本発明の第6の実施形態におけるネットワーク
アダプタ装置内のフレーム生成部の構成図
【図8】本発明の第7の実施形態におけるネットワーク
アダプタ装置の構成図
【図9】本発明の第7の実施形態におけるフレームフィ
ルタ部およびプロトコル処理部の処理の説明図
【図10】本発明の第7の実施形態におけるフレーム生
成部の処理の説明図
【図11】本発明の第8の実施形態におけるネットワー
クアダプタ装置の構成図
【図12】本発明の第9の実施形態におけるフレームフ
ィルタ部の動作の説明図
【図13】本発明の第10の実施形態におけるネットワ
ークアダプタ装置の動作の構成図
【図14】本発明の第10の実施形態におけるフレーム
生成部およびプロトコル処理部の処理の説明図
【図15】従来のネットワークアダプタ装置によるイン
ターネット電話サービスのシステム構成図
【符合の説明】
1 インターネット電話サービスアプリケーション 2 ホストコンピュータ上のプロトコル処理部 3 デバイスドライバ 4 ネットワークアダプタ装置 5 コンピュータインタフェース部 6 フレームフィルタ部 7 音声出力インタフェース部 8 イーサネット出力インタフェース部 9 イーサネット入力インタフェース部 10 イーサネットへの送信データ 11 イーサネットからの受信データ 12 音声出力デバイスへの送信データ 13 フィルタパターンと一致しなかったデータ 14 ホストコンピュータからの送信データ 15 フィルタパターンと一致したデータ 16 イーサネット用デバイスドライバ 17 音声用デバイスドライバ 18 イーサネットアダプタ装置 19 音声アダプタ装置 20 イーサネットインタフェース部 21 音声インタフェース部 22 映像出力インタフェース部 23 音声入力インタフェース部 24 フレーム生成部 25 フレーム多重部 26 映像入力インタフェース部 27 フレームフィルタ部のメモリ更新手段 28 削除オフセットメモリ部 29 パターンメモリ部 30 ヘッダ削除部 31 フィルタ部 32 フレーム生成部のメモリ更新手段 33 ヘッダ情報メモリ部 34 生成部 35 プロトコル処理部 36 映像用プロトコル処理部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータとイーサネットとを接続す
    るためのネットワークアダプタ装置であって、 コンピュータと接続し各種制御情報やデータを送受信す
    るためのコンピュータインタフェース部と、 イーサネットと接続しイーサネットフレームを受信する
    ためのイーサネット入力インタフェース部と、 イーサネットフレームを送信するためのイーサネット出
    力インタフェース部と、 音声出力デバイスと接続し音声データを出力するための
    音声出力インタフェース部と、 イーサネットから入力したフレームについて予め設定し
    たパターンとの相違を判定し、パターンが一致する場合
    にはフレームの先頭から予め設定した削除オフセット値
    だけのデータを取り除き、残りの部分を音声出力インタ
    フェース部に送信し、一致しない場合にはフレームをそ
    のままコンピュータインタフェース部に送信する機能を
    有するフレームフィルタ部とを備え、 イーサネットからの入力フレームについて、予め設定し
    たパターンを持つもののみをフレームフィルタ部におい
    て抜き出し、当該フレームのみを音声出力インタフェー
    スに出力し、その他のフレームはコンピュータインタフ
    ェース部を通じてコンピュータ上のプロトコルソフトウ
    ェアに渡し、イーサネットへの出力フレームについて
    は、コンピュータインタフェース部から渡されたデータ
    をそのままイーサネット出力インタフェース部を通じて
    出力することを特徴とするネットワークアダプタ装置。
  2. 【請求項2】 前記イーサネット入力インタフェース部
    と、前記イーサネット出力インタフェース部と、前記コ
    ンピュータインタフェース部と、前記音声出力インタフ
    ェース部に加え、 映像出力デバイスと接続し映像データを出力するための
    映像出力インタフェース部と、 イーサネット入力インタフェース部からの入力フレーム
    について予め設定した音声用パターンと映像用パターン
    との二種類に対して相違を判定し、音声用パターンと一
    致する場合には音声出力インタフェース部に入力フレー
    ムを送信し、映像用パターンと一致する場合には映像出
    力インタフェース部に入力フレームを送信し、どちらに
    も一致しない場合にはコンピュータインタフェース部に
    データを送信する機能を有したフレームフィルタ部を備
    え、 イーサネットからの入力フレームについて、予め設定し
    たパターンを持つもののみをフレームフィルタ部におい
    て抜き出し、フレームの先頭から予め設定した削除オフ
    セット値だけのデータを取り除き、残りの部分を音声出
    力インタフェース部または映像出力インタフェース部に
    出力し、その他のフレームはそのままコンピュータイン
    タフェース部を通じてコンピュータ上のプロトコルソフ
    トウェアに渡し、イーサネットへの出力フレームについ
    ては、コンピュータインタフェース部から渡されたデー
    タをそのままイーサネット出力インタフェース部を通じ
    て出力することを特徴とする請求項1に記載のネットワ
    ークアダプタ装置。
  3. 【請求項3】 前記イーサネット入力インタフェース部
    と前記フレームフィルタ部と前記音声出力インタフェー
    ス部により、イーサネットから受信したフレームについ
    て、予め設定されたパターン情報に基づくフィルタリン
    グ機能を有するとともに、音声入力デバイスからの入力
    データを受信しフレーム生成部へ送信する機能を有する
    音声入力インタフェース部と、 予め設定されたヘッダ情報を音声入力インタフェースか
    ら受信したデータに付加し、フレーム多重部へ送信する
    機能を有するフレーム生成部と、 コンピュータインタフェースからの送信フレームとフレ
    ーム生成部からの送信フレームを受信し、それらを多重
    しイーサネット出力インタフェース部へ送信する機能を
    有するフレーム多重部とを備え、 音声入力インタフェースに接続された音声出力デバイス
    からのデータを予め設定されたイーサネットフレームに
    変換し、送信することが可能なことを特徴とする請求項
    1に記載のネットワークアダプタ装置。
  4. 【請求項4】 前記イーサネット入力インタフェース部
    と前記フレームフィルタ部と前記音声出力インタフェー
    ス部と前記映像出力インタフェース部により、イーサネ
    ットから受信したフレームについて、予め設定されたパ
    ターン情報に基づくフィルタリング機能を有するととも
    に、映像入力デバイスからの入力データを受信しフレー
    ム生成部へ送信する機能を有する映像入力インタフェー
    ス部と、 予め設定されたヘッダ情報を映像入力インタフェースか
    ら受信したデータに付加し、フレーム多重部へ送信する
    機能を有するフレーム生成部と、 コンピュータインタフェースからの送信フレームとフレ
    ーム生成部からの送信フレームを受信し、それらを多重
    しイーサネット出力インタフェース部へ送信する機能を
    有するフレーム多重部とを備え、 映像入力インタフェースに接続された映像出力デバイス
    からのデータを予め設定されたイーサネットフレームに
    変換し、送信することが可能なことを特徴とする請求項
    2に記載のネットワークアダプタ装置。
  5. 【請求項5】 前記フレームフィルタ設定部は、フレー
    ムのパターンマッチを実行するフィルタ部と、 パターン情報を保持するためのパターンメモリ部と、 パターンが一致したフレームについて、削除オフセット
    メモリ部によって保持されている分だけ先頭からヘッダ
    情報を削除する機能を有するヘッダ削除部と、 パターンメモリ部のメモリ情報および削除オフセットメ
    モリ部のメモリ情報を更新するためのメモリ更新手段を
    備え、 ホストコンピュータ上のイーサネット用デバイスドライ
    バは、コンピュータインタフェース部を通じてメモリ更
    新手段を用いることにより、パターンメモリ部のデータ
    を更新することが可能であり、同様に削除オフセットメ
    モリ部のデータを更新することが可能なことを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載のネットワークアダプタ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記フレーム生成部は、受信したデータ
    の先頭に設定すべきヘッダ情報を保持するヘッダ情報メ
    モリ部と、 受信データの先頭にヘッダ情報メモリ部のデータを付加
    する機能を有する生成部と、 ヘッダ情報メモリ部のデータを更新するためのメモリ更
    新手段を備え、 ホストコンピュータ上のイーサネット用のデバイスドラ
    イバは、コンピュータインタフェース部を通じてメモリ
    更新手段を用いることにより、ヘッダ情報メモリ部のデ
    ータを更新することが可能なことを特徴とする請求項1
    〜5の何れかに記載のネットワークアダプタ装置。
  7. 【請求項7】 イーサネット入力インタフェース部を通
    じて受信したイーサネットフレームのうち、フレームフ
    ィルタ部において抜き出された音声フレームを受信し、
    受信したフレームに対して予め設定されたプロトコル処
    理を行った後、音声出力インタフェース部へ送信する機
    能、および音声入力インタフェース部において受信した
    データに対して予め定められたプロトコル処理を行った
    後、フレーム生成部に送信する機能を有するプロトコル
    処理部を備え、 フレームフィルタ部において抜き出され直接音声出力イ
    ンタフェース部へ送信されるフレームに対してプロトコ
    ル処理を行うことが可能であり、また音声入力インタフ
    ェース部から受信したフレームに対してもプロトコル処
    理を行うことが可能なことを特徴とする請求項1〜6の
    何れかに記載のネットワークアダプタ装置。
  8. 【請求項8】 前記音声データ用のプロトコル処理部に
    加え、イーサネットインタフェース部を通じて受信した
    イーサネットフレームのうち、フレームフィルタ部にお
    いて抜き出された映像フレームを受信し、受信したフレ
    ームに対して予め設定されたプロトコル処理を行った
    後、映像出力インタフェース部に送り、また映像入力イ
    ンタフェース部において受信したデータに対して予め定
    められたプロトコル処理を行った後、フレーム生成部に
    送信する機能を有する映像用プロトコル処理部を備え、 フレームフィルタ部において抜き出され直接映像出力イ
    ンタフェース部へ送信されるフレームに対してプロトコ
    ル処理を行うことが可能であり、また映像入力インタフ
    ェース部から受信したフレームに対してもプロトコル処
    理を行うことが可能なことを特徴とする請求項2、4〜
    6の何れかに記載のネットワークアダプタ装置。
  9. 【請求項9】 前記フレームフィルタ部において設定す
    るパターン情報が、TCP/IP通信またはUDP/IP通信におけ
    る自ポート番号情報のみであることを特徴とする請求項
    1〜8の何れかに記載のネットワークアダプタ装置。
  10. 【請求項10】 前記フレームフィルタ部において設定
    する情報が、H.323などのインターネット電話によ
    る呼制御によって動的に割り当てられる自ポート番号で
    あり、前記フレーム生成部において設定する情報がH.
    323などのインターネット電話による呼制御によって
    動的に割り当てられる送信MACアドレスおよび受信M
    ACアドレスおよび送信IPアドレスおよび送信ポート
    番号および受信IPアドレスおよび自ポート番号である
    ことを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載のネット
    ワークアダプタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113875195A (zh) * 2019-08-14 2021-12-31 倍福自动化有限公司 网络分配器、自动化网络和用于在自动化网络中传输数据的方法

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