JP2001110728A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理方法

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JP2001110728A
JP2001110728A JP28519899A JP28519899A JP2001110728A JP 2001110728 A JP2001110728 A JP 2001110728A JP 28519899 A JP28519899 A JP 28519899A JP 28519899 A JP28519899 A JP 28519899A JP 2001110728 A JP2001110728 A JP 2001110728A
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JP
Japan
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gas introduction
amount
exhaust
gas
processing chamber
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JP28519899A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yonemura
均 米村
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を汚染することなく、基板に対して面内
均一な処理を行うことができると共に、各処理に汎用的
に用いることが可能な基板処理装置及び基板処理方法を
提供する。 【解決手段】 内部が所定雰囲気に保たれる処理室11
を有する基板処理装置において、処理室11の中央に収
納固定される基板Wを中心にした120°の角度におい
て処置室11に接続されたガス導入管12a,12b,
12cと、処理室11内の中央部を挟んで各ガス導入管
12a,12b,12cと対向する位置に接続された排
気管13a,13b,13cと、これらの管からのガス
導入量及び排気量を制御する制御部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置及び
基板処理方法に関し、特には基板を収納した処理室内に
反応ガスを導入することによって基板表面の成膜処理や
エッチング処理を行うための基板処理装置及び基板処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基板表面の成膜処理やエッチング処理等
を行う場合に用いられる基板処装置は、例えば図15に
示すように、処理室1と、この処理室1内に反応ガスを
供給するためのガス導入管2と、この処理室1内のガス
を排気するための排気管3と、処理室1内において処理
対象となる基板(図示省略)を保持するためのステージ
4とを備えている。このような基板処理装置を用いた基
板処理においては、被処理面積(すなわち基板の表面
積)が大きくなると、基板表面に対する反応ガスの供給
状態を均一に保ことが難しくなり、処理状態の面内均一
性が低下するといった問題がある。例えば、半導体装置
の製造工程においては、ウエハの大口径化が進んでお
り、このような基板処理装置を用いた基板処理において
は、ウエハ面内の処理状態の均一性を確保することが難
しくなってきている。
【0003】そこで、ステージ4に回転機構5を設ける
ことによって、ガス導入管2や排気管3に対する基板の
表面位置を変化させながら基板処理を行い、基板表面に
対して均等に反応ガスが供給されるようにすることで、
基板表面における処理状態の均一性を確保するようにし
ている。
【0004】また、図16(1)及び図16(2)に示
すように、処理室1に、複数のガス導入管2a,2b及
び排気管3a,3bを接続させ、基板処理中にガス導入
管2a,2b及び排気管3a,3bを切り換えるように
した基板処理装置もある。この基板処理装置において
は、処理室1内における反応ガス6の供給方向及び排気
ガス7の排気方向を切り換えることで、処理室1内に収
納した基板8表面における処理状態の均一性を確保する
ようにしている。
【0005】さらに、図17に示すように、ステージ
(図示省略)上に保持させた基板8の表面と対向させた
状態で、ガス導入管2の先端に接続させたシャワーヘッ
ド状のガス導入口9を設けた基板処理装置もある。この
基板処理装置においては、基板8の表面に対して均一に
反応ガス6が供給されるようにし、これによって基板8
表面における処理状態の均一性を確保するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の各基板
処理装置及び基板処理方法には、それぞれ次のような課
題があった。
【0007】すなわち、図15を用いて説明したステー
ジ4の回転機構5を有する基板処理装置及びこれを用い
た基板処理方法では、回転機構5を設けたことで装置構
成が複雑になると共に、回転機構5の作動によって処理
室1内にダストが発生し、この処理室1内に収納された
基板(図示省略)が汚染され易くなる。
【0008】また、図16(1)及び図16(2)を用
いて説明した反応ガス6の供給方向及び排気ガス7の排
気方向を切り換える基板処理装置及びこれを用いた基板
処理方法では、反応ガス6の供給方向及び排気ガス7の
排気方向を切り換えることによって処理室1内に脈流が
生じ、処理室1内のダストを巻き上げて基板8を汚染す
る要因になる。さらに、ガス条件(例えば処理室内の反
応ガス圧力)が、基板処理の途中で変化するため、この
基板処理が成膜処理である場合には、成膜膜厚の均一性
が低下するといった問題もある。
【0009】そして、図17を用いて説明したシャワー
ヘッド状のガス導入口9を設けた基板処理装置及びこれ
を用いた基板処理方法では、ガス導入口9における穴の
分布やその大きさを最適化するために、プロセス毎に多
数の実験を行う必要があり手間がかかる。さらに、シャ
ワーヘッド状のガス導入口9の加工が複雑であると共
に、基板8の上方にヒータのような温度調節機能を設け
るとができなくなるため、高温反応を伴う基板処理には
用いることができない。
【0010】そこで本発明は、被処理基板を汚染するこ
となく、被処理基板に対して面内均一な処理を行うこと
ができると共に、各処理に汎用的に用いることが可能な
基板処理装置及び基板処理方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は、内部で基板の処理を行なう処理室を
有する基板処理装置において、少なくとも3本のガス導
入管及び排気管を処理室に接続させると共に、各ガス導
入管からのガス導入量と各排気管からの排気量を変化さ
せる制御部を備えている。各ガス導入管は、処理室の外
周に沿った位置に略等間隔を保って接続されている。ま
た、各排気管は、処理室の中央部を挟んで前記各ガス導
入管の接続部とほぼ対向する位置で当該処理室に接続さ
れている。そして、制御部は、各ガス導入管からのガス
導入量を当該ガス導入管の本数分の1の位相差を設けた
同一周期でその配置順に変化させる共に、各排気管から
の排気量をこれらと対向して設けられた前記各ガス導入
管からのガス導入量と同様に変化させる。
【0012】このような基板処理装置及びこの基板処理
装置を用いた基板処理方法では、処理室に接続された少
なくとも3本のガス導入管からのガス導入量と少なくと
も3本の排気管からの排気量が、位相をずらした同一周
期で変化するため、処理室内におけるガス流の方向が一
定周期で変化することになる。ここで、各ガス導入管は
処理室の外周に沿った位置に略等間隔を保って接続され
ており、またこれらにほぼ対向させた位置に各排気管が
接続されていると共に、ガス導入量及び排気量は各ガス
導入管及び排気管の配置順に変化するため、処理室内に
おけるガス流の方向は、一定の周回方向に変化すること
になる。したがって、処理室の中央に配置された基板に
対して、一定の周回方向にガス流の方向を変化させなが
ら反応ガスが供給されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基板処理装置及び
基板処理方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】(第1実施形態)先ず、図1の要部鳥瞰図
及び図2の平面図に基づいて、基板処理装置の一構成例
を説明する。
【0015】この基板処理装置は、処理対象となる基板
W(図1のみに図示)が収納される処理室11と、この
処理室11内に反応ガスを供給するための第1ガス導入
管12a、第2ガス導入管12b及び第3ガス導入管1
2cと、この処理室11内のガスを排気するための第1
排気管13a、第2排気管13b及び第3排気管13c
と、処理室11内において基板Wを保持するためのステ
ージ(図示省略)と、第1ガス導入管12a、第2ガス
導入管12b及び第3ガス導入管12cからの各ガス導
入量と第1排気管13a、第2排気管13b及び第3排
気管13cからの各排気量とを制御する制御部(図示省
略)とを備えている。
【0016】処理室11は、例えば両側の底面が閉じた
円筒形であり、その底面が上下方向になるように設置さ
れる。また、基板Wは、ここでは図示を省略したステー
ジによって、この処理室11の中央に、処理室11の底
面と平行を成す状態で収納保持されることになる。
【0017】第1ガス導入管12a、第2ガス導入管1
2b及び第3ガス導入管12cは、円柱形の処理室11
の曲面を成す側壁においてこの処理室11と接続されて
おり、第1排気管13a、第2排気管13b及び第3排
気管13cの各接続部分と処理室11の底面の中心とを
結ぶ各線の成す角度θが120°になるように構成され
ている。すなわち、処理室11内に収納される基板Wを
中心にして、この処理室11が120°ずつに均等に分
割される各位置に、第1ガス導入管12a、第2ガス導
入管12b及び第3ガス導入管12cが接続され、各接
続部間は等間隔に保たれることになる。また、各ガス導
入管12a,12b,12cは、処理室11の側壁に対
して略垂直を成して設けられ、処理室11の中央に向か
ってガスが導入されるように構成されている。
【0018】そして、第1排気管13a、第2排気管1
3b及び第3排気管13cは、処理室11の側壁におい
て処理室11の中央部を挟んで第1ガス導入管12a、
第2ガス導入管12b及び第3ガス導入管12cと対向
する位置で、この処理室11と接続されている。すなわ
ち、ガス導入管12a,12b,12c及び排気管13
a,13b,13cは、それぞれ対向して配置された第
1ガス導入管12aと第1排気管13a、第2ガス導入
管12bと第2排気管13b、第3ガス導入管12cと
第3排気管13cをそれぞれ1組とし、これら3組が1
20°づつずれた状態で処理室11の側壁に接続されて
いるのである。また、各排気管13a,13b,13c
は、処理室11の側壁に対して略垂直を成して設けら
れ、処理室11の中央からこれらの接続部に向かってガ
スが排気されるように構成されている。
【0019】さらに、制御部は、これら3組のガス導入
管12a,12b,12cからの各ガス導入量q1 ,q
2 ,q3 及び排気管13a,13b,13cからの排気
量Q1 ,Q2 ,Q3 を、以下のように制御する。
【0020】先ず、図3に示すように、第1ガス導入管
12aからのガス導入量q1 、第2ガス導入管12bか
らのガス導入量q2 、第3ガス導入管12cからのガス
導入量q3 を、振幅q0 及び周期fを同一にしてそれぞ
れ振動させるように制御する。この際、第1ガス導入管
12aからのガス導入量q1 、第2ガス導入管12bか
らのガス導入量q2 、第3ガス導入管12cからのガス
導入量q3 を、ガス導入管12a,12b,12cの本
数分の1ずつ位相をずらし(すなわち、f/3ずつ位相
をずらし)て振動させる。
【0021】つまり、各ガス導入量q1 ,q2 ,q3
は、振動の中心のガス導入量qave に対して、下記式
(1)〜式(3)で表されるように制御される。 q1 =q0 × cosωt+qave …(1) q2 =q0 × cos〔ωt− (2/3)π〕+qave …(2) q3 =q0 × cos〔ωt− (4/3)π〕+qave …(3) ただし、tは経過時間であり、ωは2π/fで求められ
る便宜上の角速度であることとする。また、振幅q0
は、最大導入量qmax と最小導入量qmin とから、q0
=(qmax −qmin )/2であり、振動の中心の導入量
qave は、最大流量qmax と最小流量qmin とから、q
ave =(qmax +qmin )/2であることする。
【0022】また、基板処理装置の制御部は、図4に示
すように、第1排気管13aからの排気量Q1 、第2排
気管13bからの排気量Q2 及び第3排気管13cから
の排気量Q3 を、これらと対を成す各ガス導入管12
a,12b,12cからのガス導入量q1 ,q2 ,q3
の振動に合わせて同一の周期fで制御する。
【0023】つまり、各排気量Q1 ,Q2 ,Q3 は、振
動の中心の排気量Qave に対して、下記式(4)〜式
(6)で表されるように制御される。 Q1 =Q0 × cosωt+Qave …(4) Q2 =Q0 × cos〔ωt− (2/3)π〕+Qave …(5) Q3 =Q0 × cos〔ωt− (4/3)π〕+Qave …(6)
【0024】これらの式(4)〜式(6)において、t
は経過時間であり、ωは2π/fで求められる便宜上の
角速度であることとする。また、振幅Q0 は、最大排気
量Qmax と最小排気量Qmin とから、Q0 =(Qmax −
Qmin )/2であり、振動の中心の排気量Qave は、最
大排気量Qmax と最小排気量Qmin とから、Qave =
(Qmax +Qmin )/2であることする。
【0025】ここで、通常、ガス導入量q1 ,q2 ,q
3 は、基準状態流量〔sccm〕で設定され、排気量Q
1 ,Q2 ,Q3 は、容積流量〔l/min〕で設定され
る。こそでここでは、排気量Q1 ,Q2 ,Q3 は、各ガ
ス導入量q1 ,q2 ,q3 に対して、処理室内を所定の
圧力pに維持する量であることとし、例えば処理室内に
おいて反応がない場合には、下記式(7)及び式(8)
のような関係になるように設定される。 qmin =p×(293+T)/293×Qmin …(7) qmax =p×(293+T)/293×Qmax …(8) ただし、Tは常温(293K)に対して処理室内を加熱
した場合の加熱温度であることとする。
【0026】また、各ガス導入量q1 ,q2 ,q3 及び
各排気量Q1 ,Q2 ,Q3 の変化(振動)の周期fは、
この処理装置における基板処理時間を整数分の1にした
時間であることとする。
【0027】そして、以上のような制御を行う制御部を
有する基板処理装置を用いた基板処理は、次のように行
う。
【0028】先ず、処理室11内に基板Wを収納する。
この際、第1ガス導入管12a、第2ガス導入管12b
及び第3ガス導入管12c、第1排気管13a、第2排
気管13b及び第3排気管13cの接続部分よりも低い
位置において基板Wを水平に保ち、かつ処理室11の中
心と基板Wの中心とを略一致させる。これによって、各
ガス導入間12a,12b,12c及び各排気管13
a,13b,13cの各接続部と基板Wとの距離を等し
くする。
【0029】その後、第1排気管13a、第2排気管1
3b及び第3排気管13cのうちの少なくとも1つから
処理室11内のガスを排気する。そして、処理室11内
が所定の圧力に達した後、制御部によって上述のような
制御を行いながら、第1ガス導入管12a、第2ガス導
入管12b及び第3ガス導入管12cから処理室11内
に同一の反応ガスを導入すると共に、第1排気管13
a、第2排気管13b及び第3排気管13cから処理室
11内のガスを排気する。これによって、基板Wに所定
の圧力雰囲気で反応ガスを供給し、基板Wの処理を行
う。
【0030】このような基板処理においては、処理室1
1の中心(すなわち処理室11の中央に収納保持された
基板W中心)においては、次のようにガスが流れること
になる。
【0031】先ず、図5(1)に示すように、経過時間
t0 においては、第1ガス導入管12aからのガス導入
量q1 が最も多く、第2ガス導入管12bからのガス導
入量q2 及び第3ガス導入管12cからのガス導入量q
3 はそれよりも少ない同量である。また、第1排気管1
3aからの排気量Q1 が最も多く、第2排気管13bか
らの排気量Q2 及び第3排気管13cからの排気量Q3
はそれよりも少ない同量である。このため、処理室11
の中心におけるガス流Vの方向は、第1排気管13aに
向かうことになる。
【0032】その後、図5(2)に示すように、経過時
間t1 においては、第3ガス導入管12cからのガス導
入量q3 が最も少なくなると共に、第3排気管13cか
らの排気量Q3が最も少なくなる。このため、処理室1
1の中心におけるガス流Vの方向は、第1排気管13a
と第2排気管13bとの中間方向に向かうことになる。
【0033】さらに、図5(3)に示すように、経過時
間t2 においては、第2ガス導入管12bからのガス導
入量が最も多くなると共に、第2排気管13cからの排
気量が最も多くなる。このため、処理室11の中心にお
けるガス流Vの方向は、第2排気管13bに向かうこと
になる。
【0034】以上のように、経過時間t0 〜経過時間t
2 に掛けて、処理室11の中心におけるガス流の方向V
は、第1排気管13a方向から、第2排気管13b方向
に徐々に移動するようになる。
【0035】図6には、処理室11の中心から第1排気
管13aに向かう方向を0°とした場合の、処理室11
の中心におけるガス流Vの方向の変化を示した。この図
に示すように、処理室11の中心におけるガス流Vの方
向は、一定速度で周回するのである。
【0036】また、このような基板処理においては、処
理室11の中心におけるガス流Vは、各ガス導入管12
a,12b,12cと排気管13a,13b,13cと
のペア間でのガス流のベクトル合成になる。このため、
処理室11の中心におけるガス流速の成分(Vx,V
y)は、下記式(9)及び式(10)で表されることに
なる。ただし、ここでは、第1ガス導入管12aから処
理室11の中心を通って第1排気管13aに向かう方向
を0°とし、第1ガス導入管12aから第1排気管13
aに向かうガス流速をV1 、第2ガス導入管12bから
第2排気管13bに向かうガス流速をV2 ,第3ガス導
入管12cから第3排気管13cに向かうガス流速をV
3 とした。
【0037】 Vx=V1 +V2 ×cos(2/3)π+V3 ×cos(4/3)π =V1 − (1/2)V2 − (1/2)V3 =(V0 × cosωt+Vave ) − (1/2)×〔V0 × cos{ωt− (2/3)π}+Vave } − (1/2)×〔V0 × cos{ωt− (4/3)π}+Vave } =V0 〔 cosωt−(1/2)cos{ωt− (2/3)π} −(1/2)cos{ωt− (4/3)π}〕 = (3/2)V0 × cosωt…(9)
【0038】 Vy=V2 ×sin(2/3)π+V3 ×sin(4/3)π ={( √3)/2}V2 −{( √3)/2}V3 ={( √3)/2}×〔V0 × cos{ωt− (2/3)π}+Vave ) −{( √3)/2}×〔V0 × cos{ωt− (4/3)π}+Vave ) = (3/2)V0 ×sin ωt…(10)
【0039】ただし、式(9)及び式(10)中、V0
は一組のガス導入管と排気管だけで所定流量のガスを流
したときの処理室11の中心におけるガス流の速度変化
分の1/2であり、q0 ,Q0 に比例した値となる。ま
た、Vave は、一組のガス導入管と排気管だけで所定流
量のガスを流したときの処理室の中心におけるガス流の
速度変化分の平均値であり、qave ,Qave に比例した
値となる。ここで、所定流量とは、例えば一組のガス導
入管と排気管だけを用いて基板処理を行なう場合に目的
の処理を行なうための最適な流量であることとする。
【0040】これらの式(9)及び式(10)から、処
理室11の中心でのガスの流れは、各ガス導入管12
a,12b,12cからのガス導入量q1 ,q2 ,q3
と、各排気管13a,13b,13cからの排気量Q1
,Q2 ,Q3 のみによって決定されることが分かる。
また、ガス流速は (3/2)V0 の一定で、ガス流の方向
は、角速度ωの一定速度で周回することが分かる。
【0041】以上説明したようにこのような基板処理装
置及びこれを用いた基板処理方法によれば、処理室11
の中心におけるガス流を、一定の流速を保って一定の速
度で周回させることができるため、処理室11の中央に
配置された基板Wに対して、面内均一に反応ガスを供給
することが可能になる。したがって、基板11表面にお
ける処理状態の均一性を確保することが可能になる。し
かも、処理室11内における反応ガス圧力も一定に保た
れるため、安定した基板処理を行なうことが可能にな
る。また、各ガス導入量q1 ,q2 ,q3 及び各排気量
Q1 ,Q2 ,Q3の変化の周期fが、この処理装置にお
ける基板処理時間の整数分の1に設定されているため、
特に基板処理時間が短く、周期fの繰り返し数が少ない
場合であっても、基板Wの各部に対して均等に反応ガス
を流動させた状態で処理を終了させることができる。
尚、基板処理時間が長く、周期fの繰り返し数が十分に
多い場合には、必ずしもこのように周期fを設定するこ
となく十部な均一性を得ることができる。
【0042】さらに、処理室11の中心におけるガス流
が一定の速度で連続的に周回するため、処理室11内に
脈流を生じることがなく、ダストの巻き上げも防止され
る。しかも、基板を回転させるような機械的な駆動装置
を用いていないため、処理室11内におけるダストの発
生がない。これらのことから、基板Wの清浄度を維持し
ながら基板処理を行なうことが可能になる。
【0043】また、各ガス導入管12a,12b,12
c及び各排気管13a,13b,13cは、処理室11
内に収納保持される基板Wの周囲に設けられるため、基
板Wに対向する位置にヒータのような温度調節機能を設
けることができる。このため、高温反応を伴う基板処理
をも行なうことが可能になる等、様々な基板処理に汎用
的に適用することができる。
【0044】(第2実施形態)本実施形態の基板処理装
置と、第1実施形態の基板処理装置との異なることろ
は、制御部による第1ガス導入管12a、第2ガス導入
管12b及び第3ガス導入管12cからのガス導入量の
制御、及び第1排気管13a、第2排気管13b及び第
3排気管13cからの排気量の制御にあり、その他の構
成は第1実施形態と同様であることとする。
【0045】すなわち、この基板処理装置における制御
部は、第1ガス導入管12a、第2ガス導入管12b、
第3ガス導入管12cからのガス導入量q1 ,q2 ,q
3 と、第1排気管13a、第2排気管13b、第3排気
管13cからの排気量Q1 ,Q2 ,Q3 とを、以下のよ
うに制御する。
【0046】先ず、図7に示すように、第1ガス導入管
12aからのガス導入量q1 を、経過時間t0 から経過
時間t2 に掛けて最大導入量qmax から最小導入量qmi
n =0にまで余弦関数的に減少させた後、経過時間t2
から経過時間t4 に掛けて最小導入量qmin =0に保
ち、経過時間t4 から経過時間t6 に掛けて最小導入量
qmin =0から最大導入量qmax にまで正弦関数的に増
加させる。ここで、t2−t0 =t4 −t2 =t6 −t4
であることとし、余弦関数の振幅q0 =正弦関数の振
幅q0 =qmax −qmin であることとする。また、経過
時間t6 以降は、t6 −t0 期間を周期fとして、同様
にガス導入量q1 を変化させる。
【0047】そして、第2ガス導入管12bからのガス
導入量q2 、第3ガス導入管12cからのガス導入量q
3 は、第1ガス導入管12aからのガス導入量q1 と同
様の振幅q0 及び周期fで変化を繰り返すように制御さ
れる。この際、第1ガス導入管12aからのガス導入量
q1 、第2ガス導入管12bからのガス導入量q2 、第
3ガス導入管12cからのガス導入量q3 を、ガス導入
管12a,12b,12cの本数分の1ずつ位相をずら
し(すなわち、f/3ずつ位相をずらし)て変化させ
る。
【0048】つまり、経過時間t0 から経過時間t2 に
掛けては、第1ガス導入管12aからのガス導入量q1
を、最大導入量qmax から最小導入量qmin =0に掛け
て余弦関数的に減少させるのに対して、第2ガス導入管
12bからのガス導入量q2を、最小導入量qmin =0
から最大導入量qmax に掛けて正弦関数的に増加させ、
第3ガス導入管12cからのガス導入量q3 を0に保つ
のである。
【0049】このような各ガス導入量q1 ,q2 ,q3
の制御のうち、経過時間t0 から経過時間t2 に掛けて
の各ガス導入量q1 ,q2 ,q3 は、次式(11)〜
(13)で表される。 q1 =q1(t0) /{√(1− sinωt× cosωt) }× cosωt…(11) q2 =q1(t0) /{√(1− sinωt× cosωt) }× sinωt…(12) q3 =qmin =0…(13) ただし、q1(t0) は、例えば経過時間t0 におけるガス
導入量q1 であり、ここではq1(t0) =qmax である。
また、tはt0 からの経過時間であり、ωは2π/{
(4/3)f}で求める便宜上の角速度であることとする。
【0050】以降、経過時間t2 から経過時間t4 に掛
けての各ガス導入量q1 ,q2 ,q3 、経過時間t4 か
ら経過時間t6 に掛けての各ガス導入量q1 ,q2 ,q
3 は、式(11)〜式(13)間において、左辺に対し
て右辺を順次入れ換えることで、各式によって表わされ
る。
【0051】また、図8に示すように、第1排気管13
aからの排気量Q1 、第2排気管13bからの排気量Q
2 及び第3排気管13cからの排気量Q3 は、これらと
対をなす各ガス導入管12a,12b,12cからのガ
ス導入量q1 ,q2 ,q3 の変化に合わせて、最大排気
量Qmax と最小排気量Qmin =0との間で三角関数的に
制御される。ただし、余弦関数の振幅Q0 =正弦関数の
振幅Q0 =Qmax −Qmin であり、周期fは、ガス導入
量12a,12b,12cの変化の周期と同一であるこ
ととする。
【0052】すなわち、経過時間t0 から経過時間t2
に掛けての各排気量Q1 ,Q2 ,Q3 は、次式(14)
〜式(16)で表される。 Q1 =Q1(t0) √(1− sinωt× cosωt) }× cosωt…(14) Q2 =Q1(t0) √(1− sinωt× cosωt) }× sinωt…(15) Q3 =Qmin =0…(16) ただし、Q1(t0) は、例えば経過時間t0 における排気
量Q1 であり、ここではQ1(t0) =Qmax である。ま
た、tはt0 からの経過時間であり、ωは2π/{ (4/
3)f}で求める便宜上の角速度であることとする。
【0053】以降、経過時間t2 から経過時間t4 に掛
けての各排気量Q1 ,Q2 ,Q3 、経過時間t4 から経
過時間t6 に掛けての各排気量Q1 ,Q2 ,Q3 は、式
(14)〜式(16)間において、左辺に対して右辺を
順次入れ換えることで、各式によって表わされる。
【0054】ここで、第1実施形態と同様に、各排気量
Q1 ,Q2 ,Q3 は、各ガス導入量q1 ,q2 ,q3 に
対して、処理室11内を所定の圧力pに維持する量であ
ることとする。また、各ガス導入量q1 ,q2 ,q3 及
び各排気量Q1 ,Q2 ,Q3の変化の周期fは、この処
理装置における基板処理時間を整数分の1にした時間で
あることとする。
【0055】そして、以上のような制御を行う制御部を
有する基板処理装置を用いた基板処理は、第1実施形態
と同様に行う。
【0056】このような基板処理においては、処理室1
1の中心(すなわち処理室11の中央に収納保持された
基板W中心)においては、次のようにガスが流れること
になる。
【0057】先ず、図9(1)に示すように、経過時間
t0 においては、第1ガス導入管12aからのガス導入
と第1排気管13aからの排気のみであるため、処理室
11の中心におけるガス流Vの方向は、第1排気管13
aに向かっている。
【0058】その後、図9(2)に示すように、経過時
間t1 においては、第1ガス導入管12aと第2ガス導
入管12bからのガス導入量q1 ,q2 が等しく、第1
排気管13aと第2排気管13bからの排気量Q1 ,Q
2 が等しく、第3ガス導入管12cのガス導入と第3排
気管13cからの排気はない。このため、処理室11の
中心におけるガス流Vの方向は、第1排気管13aと第
2排気管13bにとの中間方向に向かうことになる。
【0059】さらに、図9(3)に示すように、経過時
間t2 においては、第2ガス導入管12bからのガス導
入と第2排気管13bからの排気のみであるため、処理
室の中心におけるガス流Vの方向は、第2排気管13b
に向かうことになる。
【0060】以上のように、経過時間t0 〜経過時間t
2 に掛けて、処理室11の中心におけるガス流Vの方向
は、第1排気管13a方向から、第2排気管13b方向
に徐々に移動するようになる。
【0061】図10には、処理室11の中心から第1排
気管13aに向かう方向を0°とした場合の、処理室1
1の中心におけるガス流Vの方向の変化を示した。この
図に示すように、処理室11の中心におけるガス流速V
の方向は、ほぼ一定速度で周回するようになる。
【0062】また、このような基板処理においては、処
理室11の中心におけるガス流は、各ガス導入管12
a,12b,12cと排気管13a,13b,13cと
のペア間でのガス流のベクトル合成になる。このため、
例えば経過時間t0 〜経過時間t2 に掛けての処理室1
1の中心におけるガス流速の成分(Vx,Vy)は、下
記式(17)及び式(18)で表されることになる。た
だし、ここでは、第1ガス導入管12aから処理室11
の中心を通って第1排気管13aに向かう方向を0°と
し、第1ガス導入管12aから第1排気管13aに向か
うガス流速をV1、第2ガス導入管12bから第2排気
管13bに向かうガス流速をV2 ,第3ガス導入管12
cから第3排気管13cに向かうガス流速をV3 とし
た。
【0063】 ただし、V0 は、経過時間t0 での処理室11の中心で
のガス流速であることとする。
【0064】そして、これらの式(17)及び式(1
8)から、処理室11の中心でのガス流速を計算する
と、Vx2 +Vy2 =V0 となり、ガス流速は一定にな
ることが分かる。
【0065】また、処理室11の中心におけるガス流の
方向は、下記式(19)に示すようになり、ほぼ一定速
度で周回することがわかる。 tan θ=Vy/Vx ={( √3)/2× sinωt}/{ cosωt−(1/2)sinωt}…(19)
【0066】詳しくは、この式(19)から、処理室1
1の中心でのガス流の方向の周回速度は、図11に示す
ようにほぼ一定速度になる。
【0067】以上説明したようにこのような基板処理装
置及びこれを用いた基板処理方法によれば、処理室11
の中心におけるガス流を、一定の流速を保ってほぼ一定
の速度で周回させることができるため、処理室11の中
央に配置された基板Wに対して、面内均一に反応ガスを
供給することが可能になる。第1実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0068】さらに、制御部以外の装置構成は、第1実
施形態と同様であるため、第1実施形態と同様に、基板
の清浄度を維持しながら基板処理を行なうことが可能で
あり、様々な基板処理に汎用的に適用することができ
る。
【0069】尚、第2実施形態においては、基板処理装
置の制御部による各ガス導入管12a,12b,12c
からのガス導入量q1 ,q2 ,q3 の制御において、各
ガス導入量q1 ,q2 ,q3 の最小導入量qmin =0と
した。しかし、図12に示すように、各ガス導入量q1
,q2 ,q3 の最小導入量qmin >0であっても良
い。この場合、図13に示すように、各排気管13a,
13b,13cからの最小排気量Qmin >0とし、処理
室11内が一定の圧力に保たれるようにする。
【0070】また、第1実施形態及び第2実施形態にお
いて図1及び図2を用いて説明した基板処理装置は、ガ
ス導入管12a,12b,12c及び排気管13a,1
3b,13cの数を3本ずつとした。しかし、本発明の
基板処理装置は、これらはそれぞれ3本に限定されるこ
とはなく、3本以上であってもよい。また、ガス導入管
と排気管の数は、処理室の中央部を挟んでほぼ対向する
位置に配置されていれば、同一である必要はない。
【0071】尚、制御部による各ガス導入量と各排気量
との制御は、ガス導入管と排気管との配置状態によっ
て、適宜設定されることとする。この際、処理室11の
中心におけるガス流を、ほぼ一定の流速を保ってほぼ一
定の速度で周回させることができるように、各ガス導入
量と各排気量とを周期的に制御することとする。
【0072】さらに、図1及び図2を用いて説明した基
板処理装置では、処理室11の側壁にガス導入管12
a,12b,12c及び排気管13a,13b,13c
を接続させた場合を説明した。しかし、本発明の基板処
理装置においては、処理室11に対するガス導入管12
a,12b,12cの接続箇所は、処理室11の外周に
沿った位置において、各ガス導入管12a,12b,1
2cが略等間隔に配置されていれば良く、また排気管1
3a,13b,13cの接続箇所は、処理室11の中央
部を挟んで各ガス導入管12a,12b,12cの接続
部とほぼ対向する位置であれば良い。
【0073】このため、図14に示すように、処理室1
1に対するガス導入管12a,12b,12c及び排気
管13a,13b,13cの接続箇所は、処理室11の
上面や底面であっても良い。この図に示した例において
は、基板Wの中心と各ガス導入管12a,12b,12
cの接続部とを結ぶ各線がそれぞれ120°を成してお
り、処理室11が3当分に分割される位置に各ガス導入
管12a,12b,12cが接続されることになる。
【0074】また、各ガス導入管12a,12b,12
cは、複数のガス管21を1束にしたものあっても良
い。各ガス導入管12a,12b,12cをこのような
構成にすることで、混合ガスを用いた処理を行う際に処
理室11導入前にガスを混合できない場合、各種のガス
を各ガス管21から処理室に導入することが可能にな
る。
【0075】尚、この場合、各ガス導入管12a,12
b,12cを構成する複数のガス管21からのガス導入
量の合計が、制御部によって上述のように制御されるこ
ととする。
【0076】さらに、複数のガス管21で構成された各
ガス導入管12a,12b,12cに、シャワーヘッド
のような直前混合室22を設け、複数のガス管21から
供給された異なる種類の反応ガスを直前混合室22内で
混合した後、処理室11内に供給するようにしても良
い。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、処
理室に接続された3本以上のガス導入管からのガス導入
量と3本以上の排気管からの排気量を、位相をずらした
同一周期でその配置順に変化させることで、処理室の中
央に配置された基板に対して一定の周回方向にガス流の
方向を変化させながら反応ガスを供給することが可能に
なる。したがって、脈流によるダストの巻き上げや、処
理室内における機械的駆動によるダストの弾き飛ばしや
ダスト発生を起こすことなく、基板を清浄に保った状態
で、基板表面において面内均一な処理を行うことが可能
になる。しかも、処理室内に収納される基板と対向して
シャワーヘッドを設ける必要がないので、基板と対向す
る位置にヒータ等の温調手段を配置することができるた
め、高温での基板処理にも適用可能になり、汎用性を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の基板処理装置の要部鳥瞰図である。
【図2】実施形態の基板処理装置の要部平面図である。
【図3】第1実施形態におけるガス導入量の制御を示す
図である。
【図4】第1実施形態における排気量の制御を示す図で
ある。
【図5】第1実施形態の基板処理による処理室内のガス
の流れを説明するための図である。
【図6】第1実施形態の基板処理による処理室内のガス
流の経時変化を示す図である。
【図7】第2実施形態におけるガス導入量の制御を示す
図である。
【図8】第2実施形態における排気量の制御を示す図で
ある。
【図9】第2実施形態の基板処理による処理室内のガス
の流れを説明するための図である。
【図10】第2実施形態の基板処理による処理室内のガ
ス流の経時変化を示す図である。
【図11】第2実施形態の基板処理による処理室内のガ
ス流の経時変化の詳細を示す図である。
【図12】第2実施形態におけるガス導入量の制御の変
化例を示す図である。
【図13】第2実施形態における排気量の制御の変化例
を示す図である。
【図14】本発明における基板処理装置の他の構成例を
示す要部鳥瞰図である。
【図15】従来の基板処理装置の一例を示す構成図であ
る。
【図16】従来の基板処理装置の他の一例を示す構成図
である。
【図17】従来の基板処理装置のさらに他の一例を示す
構成図である。
【符号の説明】
11…処理室、12a…第1ガス導入管、12b…第2
ガス導入管、12c…第3ガス導入管、13a…第1排
気管、13b…第2排気管、13c…第3排気管、W…
基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G075 AA24 BC06 BD05 BD14 BD24 BD26 DA02 DA05 EA02 4K029 DA02 DA06 DA09 EA04 4K030 EA06 EA08 EA11 JA05 5F004 AA01 AA16 BC02 BC03 CA02 5F045 BB02 BB14 DP03 DP04 EB02 EE17 EE20 EF09 EF20 EG06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部で基板の処理を行なう処理室を有す
    る基板処理装置において、 前記処理室の外周に沿った位置に略等間隔を保って接続
    された3本以上のガス導入管と、 前記処理室の中央部を挟んで前記各ガス導入管の接続部
    とほぼ対向する位置で当該処理室に接続された少なくと
    も3本の排気管と、 前記各ガス導入管からのガス導入量を当該ガス導入管の
    本数分の1の位相差を設けた同一周期でその配置順に変
    化させる共に、前記各排気管からの排気量をこれらと対
    向して設けられた前記各ガス導入管からのガス導入量と
    同様に変化させる制御部とを備えたことを特徴とする基
    板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記処理室には、前記ガス導入管と前記排気管とが3本
    ずつ接続されたことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記制御部は、前記ガス導入量及び前記排気量を三角関
    数的に変化させることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記制御部は、前記ガス導入量及び前記排気量の変化の
    周期が、前記処理室内における基板の処理時間の整数分
    の1になるように、前記ガス導入量及び前記排気量を制
    御することを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 処理室の外周に沿った位置に略等間隔を
    保って接続された3本以上のガス導入管と、前記処理室
    の中央部を挟んで前記各ガス導入管の接続部とほぼ対向
    する位置で当該処理室に接続された少なくとも3本の排
    気管とを備えた基板処理装置を用いた基板処理方法であ
    って、 前記各ガス導入管からのガス導入量を当該ガス導入管の
    本数分の1の位相差を設けた同一周期でその配置順に変
    化させる共に、前記各排気管からの排気量をこれらと対
    向して設けられた前記各ガス導入管からのガス導入量と
    同様に変化させることを特徴とする基板処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の基板処理方法において、 前記ガス導入量及び前記排気量を三角関数的に変化させ
    ることを特徴とする基板処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の基板処理方法において、 前記ガス導入量及び前記排気量の変化の周期が、前記処
    理室内における基板の処理時間の整数分の1になるよう
    に、前記ガス導入量及び前記排気量を変化させることを
    特徴とする基板処理方法。
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