JP2001110434A - 燃料電池用冷却板 - Google Patents

燃料電池用冷却板

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JP2001110434A
JP2001110434A JP28816899A JP28816899A JP2001110434A JP 2001110434 A JP2001110434 A JP 2001110434A JP 28816899 A JP28816899 A JP 28816899A JP 28816899 A JP28816899 A JP 28816899A JP 2001110434 A JP2001110434 A JP 2001110434A
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cooling plate
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層に伴い冷却液通路に付加される応力に
対する十分な構造強度を備えると共に、圧力損失の少な
い冷却板を提供する。 【解決手段】セパレータ20の冷却液通路27は、冷却
液供給口21と連通する導入部271、冷却液排出口2
4と連通する導出部272、導入部271と導出部27
2とをつなぐ中間部273とを有している。中間部27
3にはその全長にわたって2本の第1リブ40が形成さ
れている。導入部271にはそのほぼ中心に第1リブ4
0とは異なる独立した1本の第2リブ50が形成されて
いる。第1リブ40の第2リブ対向側と第2リブ50の
第1リブ40対向側との間には隙間が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池の冷却に
用いられる冷却板、およびその冷却板を備える単電池に
関し、さらに詳細には、冷却板の冷却液通路構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料ガスと酸化ガスとの化学反応によっ
て起電する燃料電池では、化学反応に伴う発熱によって
燃料電池の温度が所望温度を超えないように冷却回路を
用いて冷却が実施されている。冷却回路の一部を構成す
る冷却板は、冷却板単体として、あるいは、単電池の一
部を構成するセパレータに冷却機能を持たせるように形
成されている。一般的な冷却板について図8を参照して
説明する。冷却板200は、冷却液が流動する冷却液通
路210を有しており、冷却液通路210には、冷却液
通路内における冷却液の流動分布を均一にするために、
また、冷却液通路210の強度を確保するためにリブ2
20が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図示す
るようにリブ220が冷却液供給口221と連通する導
入部211にまで及んで形成されている場合には、リブ
220によって区画されている冷却液通路210に対す
る冷却液の分配が一旦なされると、その後、分配の偏り
が是正される機会はない。この結果、各々の区画された
冷却通路間において流動特性にばらつきが生じてしま
い、均一な冷却を実施することができないことがある。
また、冷却液流の分配設計の自由度に欠けてしまう。さ
らに、小型の燃料電池では、スペース上の制約から導入
部の幅を十分に採ることができないことがあり、リブ2
20を形成することによって導入部211における流動
断面積が減少し圧力損失が増大してしまう問題があっ
た。
【0004】一方、導入部211におけるリブ220を
除去した場合には、燃料電池組み立て時(積層時)に冷
却板200に対して付加される応力に対して十分な強度
を確保できないという問題があった。さらに、セパレー
タが冷却板機能を有する燃料電池では、セパレータと膜
電極とを組み合わせてモジュール化する際に、導入部2
11に対応する裏側部分に対して十分な押圧を加えるこ
とができず、当該部分におけるセパレータと膜電極とを
十分にシールできない場合があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、積層に伴い冷却液通路に付加される応力
に対する十分な構造強度を有すると共に、圧力損失の少
ない冷却板を提供することを目的とする。また、単電池
組み立て時において優れたシール特性をもたらす冷却板
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために本発明の第1の態様は、燃料電
池に用いられる冷却板を提供する。この冷却板は、前記
冷却板の第1の面に形成されていると共に、端部と中間
部とを有する冷却液通路と、前記冷却液通路の前記中間
部に形成されている第1リブと、前記第1リブとは別個
に前記冷却液通路の前記端部に形成さえている第2リブ
とを備えることを特徴とする。
【0007】このような構成を備えることにより、本発
明の第1の態様は、燃料電池組み立て時に冷却液通路に
加えられる応力に対して十分な強度を有すると共に、単
電池組み立て時(モジュール化時)におけるシール特性
を向上させることができる。
【0008】本発明の第1の態様において、前記冷却液
通路は前記中間部の両端に前記端部を有し、前記両端の
端部には前記第1リブとは別個に第2リブが形成されて
いても良い。また、前記第2リブは前記冷却液通路の前
記端部の略全長にわたり形成されていても良い。さら
に、少なくとも1つ以上の前記第2リブが島状に形成さ
れていても良い。いずれの場合においても、端部に第2
リブが形成されるので、冷却液通路(端部)の構造強度
を確保することができる。
【0009】本発明の第1の態様において、前記冷却液
通路の前記端部の幅は前記冷却液通路の前記中間部の幅
よりも狭く、前記第2リブは第2リブと前記冷却液通路
の前記端部とによって区画される流路の幅が前記第1リ
ブと前記冷却液通路の前記中間部とによって区画される
流路幅と略一致するように形成されていても良い。かか
る構成を備える場合には、第2リブの形成に起因する圧
力損失の増加を回避することができる。
【0010】また、本発明の第1の態様は、前記第1の
面の裏面をなすと共にガス流路を有する第2の面と、前
記ガス流路にガスを供給するガス供給口と、前記ガス流
路を流れた前記ガスを排出するガス排出口とを備えるこ
とができる。かかる構成を備える場合には、冷却板とセ
パレータとを一体化することが可能となり、燃料電池を
小型化することができる。
【0011】本発明の第2の態様は、燃料電池に用いら
れるセパレータを提供する。このセパレータは、その第
1の面に形成されていると共に、端部と中間部とを有す
る冷却液通路と、前記第1の面の裏面をなす第2の面に
形成されているガス流路と、前記冷却液通路の前記中間
部に形成されている第1リブと、前記第1リブとは別個
に前記冷却液通路の前記端部に形成さえている第2リブ
とを備えることを特徴とする。
【0012】このような構成を備えることにより、本発
明の第2の態様は、燃料電池組み立て時に冷却液通路に
加えられる応力に対して十分な強度を有すると共に、単
電池組み立て時(モジュール化時)におけるシール特性
を向上させることができる。
【0013】本発明の第2の態様において、前記第2リ
ブは前記導入部の略全長にわたり形成されていても良
く、また、少なくとも1つ以上の前記第2リブが島状に
形成されているても良い。さらに、前記冷却液通路の前
記端部の幅は前記冷却液通路の前記中間部の幅よりも狭
く、前記第2リブは第2リブと前記冷却液通路の前記端
部とによって区画される流路の幅が前記第1リブと前記
冷却液通路の前記中間部とによって区画される流路幅と
略一致するように形成されていることができる。セパレ
ータ。
【0014】かかる構成を備える場合には、端部に第2
リブが形成されるので、冷却液通路(端部)の構造強度
を確保することができる。また、第2リブの形成に起因
する圧力損失の増加を回避することができる。
【0015】本発明の第3の態様は、燃料電池に用いら
れる冷却板を提供する。この冷却板は、前記冷却板の第
1の面に形成されていると共に、導入部と中間部とを有
する冷却液通路と、前記冷却液通路の前記導入部と連通
されていると共に前記冷却液通路に冷却液を供給する冷
却液供給口と、前記冷却液通路に沿って前記冷却液通路
の前記中間部に形成されている第1リブと、前記第1リ
ブとは別個に、前記冷却液通路の前記導入部に形成され
ている第2リブとを備えることを特徴とする。
【0016】このような構成を備えることにより、本発
明の第3の態様は、燃料電池組み立て時に冷却液通路に
加えられる応力に対して十分な強度を有すると共に、単
電池組み立て時(モジュール化時)におけるシール特性
を向上させることができる。
【0017】本発明の第3の態様において、前記第2リ
ブは前記導入部の略全長にわたり形成されているても良
い。また、少なくとも1つ以上の前記第2リブが島状に
形成されていても良い。いずれの場合においても、導入
部に第2リブが形成されるので、冷却液通路(導入部)
の構造強度を確保することができる。
【0018】本発明の第3の態様において、前記冷却液
通路の前記導入部の幅は前記冷却液通路の前記中間部の
幅よりも狭く、前記第2リブは第2リブと前記冷却液通
路の前記導入部とによって区画される流路の幅が前記第
1リブと前記冷却液通路の前記中間部とによって区画さ
れる流路幅と略一致するように形成されていても良い。
かかる構成を備える場合には、第2リブの形成に起因す
る圧力損失の増加を回避することができる。
【0019】本発明の第3の態様において、前記第1リ
ブは少なくとも2つ形成されており、前記第2リブは少
なくとも1つ形成されていても良い。また、本発明の第
3の態様は更に、前記冷却液通路は導出部を有すると共
に、その導出部と連通されていると共に前記冷却液通路
を流れた前記冷却液を排出する冷却液排出口と、前記第
1リブとは別個に、前記冷却液通路の前記導出部に形成
されている第3リブとを備えることができる。かかる構
成を備える場合には、冷却液通路の導出部における強度
も確保することができる。
【0020】本発明の第3の態様は更に、前記第1の面
の裏面をなすと共にガス流路を有する第2の面と、前記
ガス流路にガスを供給するガス供給口と、前記ガス流路
を流れた前記ガスを排出するガス排出口とを備えること
ができる。かかる構成を備える場合には、冷却板とセパ
レータとを一体化することが可能となり、燃料電池を小
型化することができる。
【0021】本発明の第4の態様は、燃料電池を形成す
る単電池を提供する。この単電池は、本発明の第1また
は第2の態様に係る冷却板と、その冷却板の前記第1の
面の裏面をなす第2の面と接合されている一対のセパレ
ータと、その一対のセパレータの間に介在されている膜
電極を備えることを特徴とする。
【0022】このような構成を備えることにより、本発
明の第4の態様は、燃料電池組み立て時に冷却液通路に
加えられる応力に対して十分な強度を有すると共に、単
電池組み立て時(モジュール化時)におけるシール特性
を向上させることができる。
【0023】本発明の第5の態様は、燃料電池を形成す
る単電池を提供する。この単電池は、本発明の第1また
は第3の態様に係る冷却板を一対のセパレータとして備
え、あるいは、第2の態様に係るセパレータを備え、そ
の一対のセパレータの間に介在されている膜電極を備え
ることを特徴とする。
【0024】このような構成を備えることにより、本発
明の第5の態様は、燃料電池組み立て時に冷却液通路に
加えられる応力に対して十分な強度を有すると共に、単
電池組み立て時(モジュール化時)におけるシール特性
を向上させることができる。
【0025】本発明の第6の態様は、燃料電池に用いら
れる冷却板の冷却液通路構造を提供する。この冷却液通
路構造は、冷却液導入部と、その冷却液導入部に続く中
間部と、その中間部に続く冷却液導出部と、前記中間部
に形成されている第1リブと、その第1リブとは別に前
記冷却液導入部に形成されている第2リブとを備えるこ
とを特徴とする。
【0026】このような構成を備えることにより、本発
明の第6の態様は、燃料電池組み立て時に冷却液通路に
加えられる応力に対して十分な強度を有すると共に、単
電池組み立て時(モジュール化時)におけるシール特性
を向上させることができる。
【0027】本発明の第6の態様において、前記導入部
の幅は前記中間部の幅よりも狭く、前記第2リブは第2
リブと前記導入部とによって区画される流路の幅が前記
第1リブと前記中間部とによって区画される流路幅と略
一致するように形成され得る。かかる構成を備える場合
には、第2リブの形成に起因する圧力損失の増加を回避
しつつ、冷却液通路の強度およびシール特性を確保する
ことができる。
【0028】本発明の第7の態様は、その一の面に冷却
液通路を有し、他の面にガス流路を有する燃料電池用セ
パレータの冷却液通路構造を提供する。この冷却液通路
構造は、冷却液導入部と、その冷却液導入部に続く中間
部と、その中間部に続く冷却液導出部と、前記中間部に
形成されている第1リブと、その第1リブとは別個に前
記冷却液導入部に形成されている第2リブとを備えるこ
とを特徴とする。
【0029】このような構成を備えることにより、本発
明の第7の態様は、燃料電池組み立て時に冷却液通路に
加えられる応力に対して十分な強度を有すると共に、単
電池組み立て時(モジュール化時)におけるシール特性
を向上させることができる。
【0030】本発明の第7の態様において、前記導入部
の幅は前記中間部の幅よりも狭く、前記第2リブは第2
リブと前記導入部とによって区画される流路の幅が前記
第1リブと前記中間部とによって区画される流路幅と略
一致するように形成されているても良い。かかる構成を
備える場合には、第2リブの形成に起因する圧力損失の
増加を回避しつつ、冷却液通路の強度およびシール特性
を確保することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る冷却板につい
て、好適な実施例を図面を参照して基づき説明する。
【0032】・第1実施例:本実施例においては、単電
池を構成するセパレータが冷却板の機能を兼ね備えてお
り、その一面には冷却液通路が形成されている。本実施
例における燃料電池10の概略構成について図1を参照
して説明する。図1は第1実施例に係る燃料電池10の
概略構成を示す説明図である。燃料電池10は、複数の
単電池11、積層された複数の単電池11の両端に配置
される集電板12、集電板12の外側側面に配置される
絶縁板13、および絶縁板13の外側側面に配置される
エンドプレート14、15を備えている。これら各構成
要素は、積層方向に所定圧力で押圧された状態で保持さ
れる。なお、押圧する機構については図示を省略する。
【0033】単電池11の構成について図2を参照して
説明する。図2は図1に示す燃料電池10を切断線2−
2で切断し、単電池11の一部を断面で示す断面図であ
る。図2に示すように、膜電極30と、膜電極30の両
側面に接合されているセパレータ20(210、22
0、230)とを備えている。セパレータ20と膜電極
30、セパレータ210、セパレータ220、セパレー
タ230とはシール剤45を介して互いに接合されてい
る。セパレータ20は、例えば、ステンレス材料、炭素
材料等から形成される。膜電極30は、電解質膜31、
電解質膜31の両側面にそれぞれ配置されるアノード3
2およびカソード33を備えている。電解質膜31は、
フッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン
交換膜等の固体高分子材料からなり、湿潤状態で良好な
電気伝導性を示す。アノード32およびカソード33
は、例えば、炭素繊維から形成されている。単電池11
は、後述するようにセパレータ210、230と膜電極
30とによって区画形成された燃料ガス通路に導入され
る燃料ガスと、セパレータ220、230と膜電極30
とによって形成された酸化ガス通路に導入される酸化ガ
スとが電解質膜31を介して引き起こす化学反応を通じ
て起電する。
【0034】集電板12は、複数の単電池11が積層さ
れることにより形成された積層体(スタック)の両端に
配置され、各単電池11によって生成された電力を収集
する。収集された電力は、集電板12形成された出力端
子121を介して外部に出力される。
【0035】エンドプレート14には、冷却液を供給す
るための冷却液供給口141、燃料ガスを供給するため
の燃料ガス供給口142、酸化ガスを供給するための酸
化ガス供給口143が形成されている。エンドプレート
15には、燃料電池10を循環した冷却液を排出するた
めの冷却液排出口(図示しない)、未反応燃料ガスを排
出するための燃料ガス排出口(図示しない)、未反応酸
化ガスを排出するための酸化ガス排出口(図示しない)
が形成されている。
【0036】次に、図3〜図6を参照して、セパレータ
20(210、220、230)の構成、特に冷却液通
路の構成を中心に詳述する。図3はセパレータ20(2
10、220)の第1面(冷却液通路形成側)を示す正
面図である。図4はセパレータ210の第2面(燃料ガ
ス通路形成側)を示す背面図である。図5はセパレータ
220の第2面(酸化ガス通路形成側)を示す背面図で
ある。図6は図3に示すセパレータ20の導入部271
を切断線6−6で切断した断面図である。なお、セパレ
ータ210とセパレータ220の構成上の差異は、燃料
ガス通路を有するか、酸化ガス通路を有するかにあるの
で、以下の説明では、特にこれらガス通路について述べ
る場合を除いてセパレータ20として説明する。また、
セパレータ230は冷却液通路27を備えず、さらに、
セパレータ230の各ガス通路の構成は、セパレータ2
10、220がそれぞれ備える各ガス通路の構成と同様
なので、セパレータ210、220について説明するこ
とでその説明を省略する。
【0037】セパレータ20は、その周縁部に図3にお
いて右上角から反時計回りに、冷却液供給口21、燃料
ガス供給口22、酸化ガス供給口23、冷却液排出口2
4、燃料ガス排出口25、および酸化ガス排出口26を
備えている。セパレータ20は、その第1面に、周縁部
を除いて形成されている冷却液循環用の冷却液通路27
を備えている。セパレータ20はその第2面に複数のリ
ブを有する燃料ガス通路60(セパレータ210)、同
様に複数のリブを有する酸化ガス通路61(セパレータ
220)を備えている。
【0038】各供給口21、22、23は、単電池11
が積層された際にそれぞれ供給路を形成し、エンドプレ
ート14の各供給口141、142、143から供給さ
れる冷却液、燃料ガス、酸化ガスを各セパレータ20の
冷却液通路27、燃料ガス通路60、酸化ガス通路61
に対して供給する。また、各排出口24、25、26
は、単電池11が積層された際にそれぞれ排出路を形成
し、各セパレータ20の冷却液通路27、燃料ガス通路
60、酸化ガス通路61を流れ終わった冷却液、燃料ガ
ス、酸化ガスをエンドプレート15の各排出口から燃料
電池10の外部に向けて排出する。各供給路はシール剤
45によって互いに区画されていると共に、外部に対し
て遮断されている。
【0039】図3を参照して冷却液通路27について説
明する。冷却液通路27は、冷却液供給口21と連通す
る導入部271(端部)、冷却液排出口24と連通する
導出部272(端部)、導入部271と導出部272と
をつなぐ中間部273とを有している。中間部273に
はその全長にわたって2本の第1リブ40が形成されて
いる。第1リブ40は冷却液通路27の強度を補強する
とともに、冷却液通路27を流れる冷却液の分布を均一
化する機能を果たしている。
【0040】導入部271にはそのほぼ中心に第1リブ
40とは異なる独立した1本の第2リブ50が形成され
ている。導入部271は図6に図示するような断面を有
している。第1リブ40の第2リブ対向側と第2リブ5
0の第1リブ40対向側との間には隙間が形成されてい
る。第2リブ50が導入部271に形成されていること
によって、セパレータ20と膜電極30、セパレータ2
10とセパレータ220とをシール剤45によって接合
して単電池11を組み立てるモジュール化作業時に、導
入部271の形成位置に対応するセパレータ20の第2
面には十分な面圧が付加される。したがって、モジュー
ル化作業時に、膜電極30と導入部271の形成位置に
対応するセパレータ20の第2面とが確実に接合され、
良好なシール特性を確保することができる。
【0041】また、第2リブ50によって導入部271
の構造強度(断面係数)が向上されているので、組み立
てによって導入部271に押圧力が付加されてもたわ
み、損傷等のおそれがない。なお、この第2リブ50と
導入部271とによって区画される冷却液の流路の幅
は、図2、図3および図6に示すように第1リブ40と
冷却液通路27とによって区画される冷却液の流路の幅
とほぼ同一であることが好ましい。
【0042】導出部272にはそのほぼ中心に第1リブ
40とは異なる独立した1本の第3リブ55が形成され
ている。第1リブ40の第3リブ55対向側と第3リブ
55の第1リブ40対向側との間には隙間が形成されて
いる。第3リブ55が導出部272に形成されているこ
とによって、モジュール化作業時に、導出部272の形
成位置に対応するセパレータ20の第2面には十分な面
圧が付加される。したがって、モジュール化作業時に、
膜電極30と導出部272の形成位置に対応するセパレ
ータ20の第2面とが確実に接合され、良好なシール特
性を確保することができる。この第3リブ55と導出部
272とによって区画される冷却液の流路の幅は、第1
リブ40と冷却液通路27とによって区画される冷却液
の流路の幅とほぼ同一であることが好ましい。また、第
3リブ55によって導出部272の強度が確保されてい
るため、積層時においてもたわみ、破損等のおそれがな
い。
【0043】各ガス流路60、61はセパレータの第2
面に形成されており、対をなすセパレータのうちセパレ
ータ210には燃料ガス通路60が、セパレータ220
には酸化ガス通路61がそれぞれ形成されている。燃料
ガス通路60は、例えば、図4に示す構造を備えてお
り、セパレータ210の燃料ガス供給口22から供給さ
れた燃料ガスは燃料ガス通路60を流れ、燃料ガス排出
口25から排出される。同様に、酸化ガス通路61は、
例えば、図5に示す構造を備えており、セパレータ22
0の酸化ガス供給口23から供給された酸化ガスは酸化
ガス通路61を流れた後、酸化ガス排出口26から排出
される。
【0044】次に、冷却液通路を流れる冷却液の流れを
説明する。エンドプレート14の冷却液供給口141か
ら燃料電池10内に供給された冷却液は、各セパレータ
20の冷却液供給口21が積層されることにより形成さ
れた冷却液供給通路を介して各セパレータ20に分配供
給される。各セパレータ20に分配された冷却液は、冷
却液供給口21を介して冷却液通路27の導入部271
に供給される。導入部271に供給された冷却液は、第
2リブ50によって2方向へと分配される。第2リブ5
0によって分配された冷却液は、冷却液通路27の中間
部273に供給され、中間部273に形成されている第
1リブ40によって3方向に分配される。ここで、第1
リブ40と第2リブ50とは別個に形成されており、両
者の間には隙間が存在する。したがって、第2リブ50
によって分配された冷却液間に圧力差が生じている場合
には、この隙間を介して圧力の高い冷却液側から圧力の
低い冷却液側へと冷却液が流動する。この結果、冷却液
が中間部273に流入する段階では第2リブ50によっ
て分配された冷却液間の圧力差は解消されていることと
なり、冷却液の均一な流動を実現することができる。
【0045】また、第2リブ50と導入部271とによ
って区画されている冷却液の通路の幅は、第1リブ40
と中間部273とによって区画されている冷却液の通路
の幅とほぼ同一の幅を有している。したがって、冷却液
通路幅が狭小となることに起因する圧力損失の増大は生
じない。
【0046】中間部273に流入した冷却液はその通路
形状に従って流動し、中間部273と導出部272に流
入する。導出部272に流入した冷却液は、第3リブ5
5によって2方向に集約され、冷却液排出口24に排出
される。冷却液排出口24に排出された冷却液は、セパ
レータ20が積層されることにより形成される冷却液排
出通路を介してエンドプレート14の冷却液排出口から
熱交換器等を含む外部冷却回路(図示しない)へと流動
する。外部冷却回路に流入した冷却液は、例えば、熱交
換器を介して冷却された後、再度、エンドプレート14
の冷却液供給口141から燃料電池10内に供給され
る。また、導出部272に形成されている第3リブ55
と導出部272とによって区画された冷却液通路の幅
と、第1リブ40と中間部273とによって区画されて
いる冷却液の通路の幅とほぼ同一の幅を有しているの
で、冷却液通路幅が狭小となることに起因する圧力損失
の増大は生じない。
【0047】以上説明したように、第1実施例に従うセ
パレータ20は、第2リブ50を導入部271に、第3
リブを導出部272にそれぞれ備えるので、燃料電池1
0として組み立てられた際(積層時)、組み立てに伴い
冷却液通路(導入部271、導出部272)に付加され
る応力に対して十分な強度を確保することができる。ま
た、セパレータ20と膜電極30とを組み合わせて単電
池11を製造するモジュール化時には、第2リブ50の
形成位置に対応するセパレータ20の第2の面に対して
十分な面圧を付与することができる。したがって、セパ
レータ20の第2の面を膜電極30に対して十分に押圧
することができ、セパレータ20の第2の面と膜電極3
0とのシール特性を向上させることができる。
【0048】さらに、第1リブ40と第2リブ50とは
別個独立に形成されているので、一旦、導入部271に
おいて第2リブ50によって分配された冷却液も、分配
された冷却液間に圧力差が存在する場合には、第1リブ
40と第2リブ50との隙間を介して再分配され得る。
この結果、中間部273を流れる冷却液の流動特性を均
一化することができる。またさらに、第2リブ50と導
入部271とによって区画形成される流動通路幅と、第
1リブ40と中間部273とによって区画形成される流
動通路幅とが実質的に同一なので、圧力損失を増大させ
ることなく導入部271の強度を確保することができ
る。
【0049】特に、燃料電池の小型化に伴ってセパレー
タ20を含む構成部材は薄層化される傾向にあり、薄層
化に伴って撓みが生じると共に強度が低下する。これら
第1実施例の効果はセパレータ20が薄層化される場合
にあっても有効である。
【0050】以上、第1実施例に基づき本発明に係る冷
却板を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、
本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を
限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許
請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると
共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろん
である。
【0051】例えば、第1実施例では、第2リブ50と
して導入部271に沿って形成されたリブを用いて説明
したが、第2リブは第1リブと別個独立に形成されてい
ればよく、図7に示すように島状の第2リブ51であっ
ても良い。このような島状の第2リブ51であっても、
積層時における応力を受け止めることができると共に導
入部271の断面強度を向上させることができる。ま
た、モジュール化時におけるシール特性についても向上
させることができる。このことは、同様にして第3リブ
55の形状についても当てはまり、図示するような島状
の第3リブ56を備えても良い。
【0052】さらに、第1実施例では、冷却板機能を有
するセパレータ20を用いて説明したが、冷却液通路2
7を有するセパレータ20ではなく、冷却液通路27を
有する独立した冷却板であっても良い。これらの選択
は、要求される仕様に合わせて適宜変更される設計事項
である。単体の冷却板の場合であっても、冷却板の構造
強度の向上、冷却液通路の圧力損失の抑制といった利点
を得ることができる。
【0053】また、第1実施例では2本の第1リブ40
と1本の第1リブ50を有するセパレータ20を用いて
説明したが、これら第1および第2リブ40,50の数
はこれに限られるものではない。さらに、各セパレータ
20が備える冷却液供給口21の配置および冷却液通路
27の形状は一例であり、本発明はこの他の冷却液供給
口の配置および冷却液通路構造を備える冷却板およびセ
パレータに対しても同様に適用し得る。またさらに、ガ
ス供給口および排出口の配置、各ガス通路は例示であ
り、本発明はこれら配置および形状に限られるものでは
ない。
【0054】さらに、第1実施例では、冷却液通路27
を備えるセパレータ210、220と、その両面に燃料
ガス通路60および酸化ガス通路61を備えるセパレー
タ230とを組み合わせて、複数単電池毎に冷却液通路
27を備えるセパレータ210、220を配置したが、
各セパレータ230を用いずに全ての単電池をセパレー
タ210、220で構成しても良い。要求される冷却能
力が高い場合には有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例に従う燃料電池の概略
構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す燃料電池を切断線2−2で切断し、
単電池の一部を断面で示す断面図である。
【図3】セパレータ20(210、220)の第1面
(冷却液通路形成側)を示す正面図である。
【図4】セパレータ210の第2面(燃料ガス通路形成
側)を示す背面図である。
【図5】セパレータ220の第2面(酸化ガス通路形成
側)を示す背面図である。
【図6】図3に示すセパレータ20の導入部271を切
断線6−6で切断した断面図である。
【図7】他の実施例に従う第2リブを有するセパレータ
の第1面を示す正面図である。
【図8】従来の冷却板における冷却液通路の構造を示す
説明図である。
【符号の説明】
10…燃料電池 11…単電池 12…集電板 13…絶縁板 14,15…エンドプレート 20、210、220、230…セパレータ 21…冷却液供給口 22…燃料ガス供給口 23…酸化ガス供給口 24…冷却液排出口 25…燃料ガス排出口 26…酸化ガス排出口 27…冷却液通路 271…導入部(端部) 272…導出部(端部) 273…中間部 40…第1リブ 50、51…第2リブ 55、56…第3リブ 60…燃料ガス通路 61…酸化ガス通路 121…出力端子 141…冷却液供給口 142…燃料ガス供給口 143…酸化ガス供給口 200…冷却板 210…冷却液通路 211…導入部 220…リブ 221…冷却液供給口

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池に用いられる冷却板であって、 前記冷却板の第1の面に形成されていると共に、端部と
    中間部とを有する冷却液通路と、 前記冷却液通路の前記中間部に形成されている第1リブ
    と、 前記第1リブとは別個に前記冷却液通路の前記端部に形
    成さえている第2リブとを備える冷却板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冷却板において、 前記冷却液通路は前記中間部の両端に前記端部を有し、 前記両端の端部には前記第1リブとは別個に第2リブが
    形成されている冷却板。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の冷却板
    において、 前記第2リブは前記冷却液通路の前記端部の略全長にわ
    たり形成されている冷却板。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの請
    求項に記載の冷却板において、 少なくとも1つ以上の前記第2リブが島状に形成されて
    いる冷却板。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの請
    求項に記載の冷却板において、 前記冷却液通路の前記端部の幅は前記冷却液通路の前記
    中間部の幅よりも狭く、 前記第2リブは第2リブと前記冷却液通路の前記端部と
    によって区画される流路の幅が前記第1リブと前記冷却
    液通路の前記中間部とによって区画される流路幅と略一
    致するように形成されている冷却板。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかの請
    求項に記載の冷却板であって、更に、 前記第1の面の裏面をなすと共にガス流路を有する第2
    の面と、 前記ガス流路にガスを供給するガス供給口と、 前記ガス流路を流れた前記ガスを排出するガス排出口と
    を備える冷却板。
  7. 【請求項7】 燃料電池に用いられるセパレータであっ
    て、 前記セパレータの第1の面に形成されていると共に、端
    部と中間部とを有する冷却液通路と、 前記第1の面の裏面をなす第2の面に形成されているガ
    ス流路と、 前記冷却液通路の前記中間部に形成されている第1リブ
    と、 前記第1リブとは別個に前記冷却液通路の前記端部に形
    成さえている第2リブとを備えるセパレータ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のセパレータにおいて、 前記第2リブは前記導入部の略全長にわたり形成されて
    いるセパレータ。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載のセパレ
    ータにおいて、 少なくとも1つ以上の前記第2リブが島状に形成されて
    いるセパレータ。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれかの
    請求項に記載のセパレータにおいて、 前記冷却液通路の前記端部の幅は前記冷却液通路の前記
    中間部の幅よりも狭く、 前記第2リブは第2リブと前記冷却液通路の前記端部と
    によって区画される流路の幅が前記第1リブと前記冷却
    液通路の前記中間部とによって区画される流路幅と略一
    致するように形成されているセパレータ。
  11. 【請求項11】 燃料電池に用いられる冷却板であっ
    て、 前記冷却板の第1の面に形成されていると共に、導入部
    と中間部とを有する冷却液通路と、 前記冷却液通路の前記導入部と連通されていると共に前
    記冷却液通路に冷却液を供給する冷却液供給口と、 前記冷却液通路に沿って前記冷却液通路の前記中間部に
    形成されている第1リブと、 前記第1リブとは別個に、前記冷却液通路の前記導入部
    に形成されている第2リブとを備える冷却板。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の冷却板において、 前記第2リブは前記導入部の略全長にわたり形成されて
    いる冷却板。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
    冷却板において、 少なくとも1つ以上の前記第2リブが島状に形成されて
    いる冷却板。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし請求項13のいずれ
    かの請求項に記載の冷却板において、 前記冷却液通路の前記導入部の幅は前記冷却液通路の前
    記中間部の幅よりも狭く、 前記第2リブは第2リブと前記冷却液通路の前記導入部
    とによって区画される流路の幅が前記第1リブと前記冷
    却液通路の前記中間部とによって区画される流路幅と略
    一致するように形成されている冷却板。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし請求項14のいずれ
    かの請求項に記載の冷却板において、 前記第1リブは少なくとも2つ形成されており、 前記第2リブは少なくとも1つ形成されている冷却板。
  16. 【請求項16】 請求項11ないし請求項15のいずれ
    かの請求項に記載の冷却板であって、更に、 前記冷却液通路は導出部を有すると共に、 その導出部と連通されていると共に前記冷却液通路を流
    れた前記冷却液を排出する冷却液排出口と、 前記第1リブとは別個に、前記冷却液通路の前記導出部
    に形成されている第3リブとを備える冷却板。
  17. 【請求項17】 請求項11ないし請求項16のいずれ
    かの請求項に記載の冷却板であって、更に、 前記第1の面の裏面をなすと共にガス流路を有する第2
    の面と、 前記ガス流路にガスを供給するガス供給口と、 前記ガス流路を流れた前記ガスを排出するガス排出口と
    を備える冷却板。
  18. 【請求項18】 燃料電池を形成する単電池であって、 請求項1ないし請求項5、請求項11ないし請求項16
    のいずれかの請求項に記載の冷却板と、 その冷却板の前記第1の面の裏面をなす第2の面と接合
    されている一対のセパレータと、 その一対のセパレータの間に介在されている膜電極とを
    備える単電池。
  19. 【請求項19】 燃料電池を形成する単電池であって、 請求項6または請求項17に記載の冷却板を一対のセパ
    レータとして備えると共に、 その一対のセパレータの間に介在されている膜電極を備
    える単電池。
  20. 【請求項20】 燃料電池を形成する単電池であって、 請求項7ないし請求項10に記載のセパレータと、 その一対のセパレータの間に介在されている膜電極とを
    備える単電池。
  21. 【請求項21】燃料電池に用いられる冷却板の冷却液通
    路構造であって、 冷却液導入部と、 その冷却液導入部に続く中間部と、 その中間部に続く冷却液導出部と、 前記中間部に形成されている第1リブと、 その第1リブとは別個に前記冷却液導入部に形成されて
    いる第2リブとを備える冷却液通路構造。
  22. 【請求項22】請求項16に記載の冷却液通路構造であ
    って、 前記導入部の幅は前記中間部の幅よりも狭く、 前記第2リブは第2リブと前記導入部とによって区画さ
    れる流路の幅が前記第1リブと前記中間部とによって区
    画される流路幅と略一致するように形成されている冷却
    液通路構造。
  23. 【請求項23】その一の面に冷却液通路を有し、他の面
    にガス流路を有する燃料電池用セパレータの冷却液通路
    構造であって、 冷却液導入部と、 その冷却液導入部に続く中間部と、 その中間部に続く冷却液導出部と、 前記中間部に形成されている第1リブと、 その第1リブとは別個に前記冷却液導入部に形成されて
    いる第2リブとを備える冷却液通路構造。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の冷却液通路構造であ
    って、 前記導入部の幅は前記中間部の幅よりも狭く、 前記第2リブは第2リブと前記導入部とによって区画さ
    れる流路の幅が前記第1リブと前記中間部とによって区
    画される流路幅と略一致するように形成されている冷却
    液通路構造。
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