JP2001110181A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001110181A JP29088199A JP29088199A JP2001110181A JP 2001110181 A JP2001110181 A JP 2001110181A JP 29088199 A JP29088199 A JP 29088199A JP 29088199 A JP29088199 A JP 29088199A JP 2001110181 A JP2001110181 A JP 2001110181A
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signal line
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Masabumi Miyawaki
正文 宮脇
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作を実現するDRAM等の半導体記憶
装置を提供することを実現する。 【解決手段】 ゲート回路を介してビット線対と電気的
に接続される、各ビット線対の両端側に配置された信号
線対それぞれに同じタイミングで活性化されるセンスア
ンプを設けることで、ビット線対に対する増幅動作を、
ビット線対の両端部側にて行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
し、特に、ダイナミック型ランダムアクセスメモリ(以
下、DRAMと称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置としては、様々な種類の
ものがある。半導体記憶装置は、データの読み出しとデ
ータの書き込みが可能なランダムアクセスメモリ(以
下、RAMと称する)と、データの読み出し専用のリー
ドオンリメモリ(以下、ROMと称する)とに分けられ
る。RAMにはリフレッシュ機能を有するDRAMの他
に、スタティック型RAMがある。ROMにはマスクR
OMや紫外線あるいは電気的にデータの消去が可能なプ
ログラムROM等がある。
【0003】これらの半導体記憶装置の中で、DRAM
は画像メモリやパーソナルコンピュータ等に広く用いら
れている。DRAMは良く知られているように、メモリ
セルが1つのMOSトランジスタと1つのコンデンサと
で構成される。
【0004】近年においては、半導体記憶装置を内蔵し
た電子機器の動作は高速になっている。この電子機器の
高速化に伴い、DRAMには更なる高速動作化、特に、
メモリセルに書き込まれたデータの読み出し動作におけ
る高速動作化が要求されている。
【0005】また、DRAMの更なる高速動作化を実現
するために、DRAMの製造工程が複雑になることはで
きるだけ避ける方が望ましい。なぜならば、製造工程の
複雑化に伴いDRAMの価格が高くなり、DRAMの利
点である安価であることの障害となりかねないからであ
る。
【0006】また、DRAMの更なる高速動作化を実現
するために、高速動作を実現するためのMOSトランジ
スタ等の素子数の増加はできるだけ少なくした方が望ま
しい。なぜならば、素子数の増加が少ないほど、半導体
記憶装置としてのサイズを小さくすることが望めるから
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、高速動作
を実現するDRAM等の半導体記憶装置を提供すること
を課題とする。
【0008】さらに、製造工程を複雑化することなく、
高速動作を実現するDRAM等の半導体記憶装置を提供
することを課題とする。
【0009】さらに、増加する素子数をできるだけ少な
くして、高速動作を実現するDRAM等の半導体記憶装
置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の講じた手段の一つは、複数のビット線対
と、このビット線対に交差する複数のワード線と、各々
が、複数のビット線対のいずれか1つの一方のビット線
と複数のワード線のいずれか1つに接続された複数のメ
モリセルとを含む第1のメモリセルブロックを有する半
導体記憶装置において、各々が複数のビット線対の対応
する1つにおける一方の端部とデータ転送可能に接続さ
れる複数の第1の信号線対と、各々が複数のビット線対
の対応する1つにおける他方の端部とデータ転送可能に
接続される複数の第2の信号線対と、第1の制御信号に
応答して、各々が第1の信号線対の一つと前記ビット線
対の1つとをデータ転送可能に接続する第1の転送制御
回路と、第1の制御信号に応答して、各々が第2の信号
線対の一つとビット線対の1つとをデータ転送可能に接
続する第2の転送制御回路と、各々が複数の第1の信号
線対のいずれか1つに接続され、第1の活性化信号に応
答して、この第1の信号線対に現れた電位差を増幅する
第1のセンスアンプと、各々が複数の第2の信号線対の
いずれか1つに接続され、第1の活性化信号に応答し
て、この第2の信号線対に現れた電位差を増幅する第2
のセンスアンプと、を有するようにするものである。
【0011】また、上記課題を解決するために、本発明
の講じた手段の他の一つは、第1及び第2のビット線対
と、第1及び前記第2のビット線対にそれぞれ交差する
第1のワード線と、第1のビット線対の一方のビット線
と第1のワード線とに接続された第1のメモリセルと、
第2のビット線対の一方のビット線と第2のワード線と
に接続された第2のメモリセルとを含むメモリセルブロ
ックを有する半導体記憶装置において、第1のビット線
対の一方の端部または第2のビット線対の一方の端部と
データ転送可能に接続される第1の信号線対と、第1の
ビット線対の他方の端部または第2のビット線対の他方
の端部とデータ転送可能に接続される第2の信号線対
と、第1の制御信号に応答して、第1の信号線対と第1
のビット線対とをデータ転送可能に接続する第1の転送
制御回路と、第1の制御信号に応答して、第2の信号線
対と第1のビット線対とをデータ転送可能に接続する第
2の転送制御回路と、第2の制御信号に応答して、第1
の信号線対と第2のビット線対とをデータ転送可能に接
続する第3の転送制御回路と、第2の制御信号に応答し
て、第2の信号線対と第2のビット線対とをデータ転送
可能に接続する第4の転送制御回路と、第1の信号線対
に接続され、第1の活性化信号に応答して、この第1の
信号線対に現れた電位差を増幅する第1のセンスアンプ
と、第2の信号線対に接続され、第1の活性化信号に応
答して、この第2の信号線対に現れた電位差を増幅する
第2のセンスアンプと、を有するようにするものであ
る。
【0012】また、課題を解決するために、上述のよう
な本発明の各手段に対して、更にプリチャージ回路やゲ
ート回路の設け方や複数のメモリセルブロックの設け方
を工夫している。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態についてを、
図面を用いて以下に詳細に説明する。図1は、本発明の
第1の実施の形態における半導体記憶装置の一部を示す
ブロック図である。本発明の第1の実施の形態において
は、DRAMを用いて説明する。
【0014】図1に示すように、本発明のDRAMはメ
モリセルアレイ1及び2、カラムアドレスデコード回路
10、ワード線駆動回路20ー0〜20ー2、ロウアド
レスデコード回路30ー0〜30ー2及び選択回路40
を有する。
【0015】カラムアドレスデコード回路10は、メモ
リセルアレイ1とメモリセルアレイ2との間に配置され
ている。カラムアドレスデコード回路10は、複数ビッ
トから構成されるアドレス情報の一部の数ビットYAD
Rをデコードする。デコードした結果に基づき、カラム
アドレスデコード回路10は電圧レベルが、電源電圧レ
ベル(以下、Hレベルと称する)及び接地電圧レベル
(以下、Lレベルと称する)を有する第1の転送制御信
号TRN0〜TRNnを出力する。なお、カラムアドレ
スデコード回路10は、デコード結果により、第1の転
送制御信号TRN0〜TRNnのいずれか1つの電圧レ
ベルをHレベルとし、他は電圧レベルをLレベルのまま
とする。
【0016】ロウアドレスデコード回路30ー0〜30
ー2はそれぞれ、アドレス情報の一部の数ビットXAD
R(上述したビットYADRとは異なるビット)をデコ
ードする。デコード結果に基づき、ロウアドレスデコー
ド回路30ー0〜30ー2は、アドレス情報で指定され
たメモリセルが接続されたワード線の駆動を指示する駆
動信号DRV0〜DRV2を、それぞれワード線駆動回
路20ー0〜20ー2に対して出力する。なお、デコー
ドの結果、アドレス情報で指定されたメモリセルが不良
のため、冗長回路部分を用いる場合には、ロウアドレス
デコード回路30ー0〜30ー2は、ワード線駆動回路
20ー0〜20ー2に対してそれぞれ冗長指示信号RD
0〜RD2を出力する。
【0017】ワード線駆動回路20ー0〜20ー2は、
それぞれ駆動信号DRV0〜DRV2に従って、複数の
ワード線のいずれか1つを駆動する。図1に示す本発明
においては、ワード線駆動回路20ー0〜20ー2にて
駆動される全てのワード線のうちの1つが駆動される。
なお、明細書中においては、ワード線の駆動とは、ワー
ド線の論理レベルをLレベルからHレベルにすることを
意味するものとする。
【0018】選択回路40は、選択信号SEL0〜1に
より、データ転送信号線対DB0またはDB1のいずれ
か一方を選択し、選択したデータ転送信号線対に伝達さ
れている信号に応じた信号を出力するものである。デー
タ転送信号線対DB0またはDB1は、それぞれメモリ
セルから読み出されたデータを伝達するものである。選
択回路40は、選択信号SEL0の論理レベルがHレベ
ルの時に、データ転送信号線対DB0を選択する。選択
回路40は、選択信号SEL1の論理レベルがHレベル
の時に、データ転送信号線対DB1を選択する。選択回
路40は、選択信号SEL0〜1の論理レベルがいずれ
もLレベルの時には、データ転送信号線対DB0〜DB
1に関係なく、例えばハイインピーダンス状態あるいは
固定された所定の電圧レベルの信号を出力する。
【0019】選択信号SEL0〜SEL1は、データ転
送信号線対DB0〜DB1と関連しているため、選択信
号SEL0〜SEL1の代わりに第1の転送制御信号T
RN0〜TRN1を用いてもよい。図1のように、選択
信号SEL0〜SEL1のように2つの信号にて2つの
データ転送信号線対DB0〜DB1を選択するものであ
れば、選択信号SELは1つの信号としてもよい。例え
ば、選択信号SELの論理レベルがLレベルの時には、
選択回路40はデータ転送信号線対DB0を出力として
選択し、選択信号SELの論理レベルがHレベルの時に
は、選択回路40はデータ転送信号線対DB1を出力と
して選択するようにする。この場合には、データ転送信
号線対DB0〜DB1のいずれか一方に転送されている
データを常時出力するような場合には有効である。ま
た、選択回路40を必ずしも設けなくともよい。ただ
し、先に読み出したデータを選択回路40から出力した
後、新たなデータの読み出しを行なう場合に効果があ
る。つまり、先に読み出したデータへの新たに読み出す
データの影響を与えないようにすることができるからで
ある。
【0020】図1には、第2の転送制御信号TRS0〜
TRS2、第1のプリチャージ信号PCM0〜PCM
2、第2のプリチャージ信号PCS0〜PCS3、セン
スアンプ活性化信号SA0〜SA3が示されているが、
これらの信号の役割については、メモリセルアレイ1及
び2の説明とともに後述する。なお、これらの信号はい
ずれも図示せぬタイミング信号発生回路から発生される
ものである。タイミング信号発生回路は、ロウアドレス
ストローブ信号Q/RAS、カラムアドレスストローブ
信号Q/CAS、書込み制御信号Q/WEのそれぞれの
電圧レベルに基づいて、タイミング制御されてそれぞれ
の信号を発生する。
【0021】図1に示す半導体記憶装置は、上述したよ
うに、第1の情報YADRと第2の情報XADRを含む
アドレス情報に基づいて、カラムデコード回路10及び
ロウデコード回路30ー0〜30ー2にて、アドレス情
報にて指定された所望のメモリセルを選択する。その
後、データ転送信号線対DB0またはDB1のいずれか
一方を用いて、選択されたメモリセルに書き込まれてい
たデータを読み出す、あるいは選択されたメモリセルに
所望のデータを書き込むことができる。
【0022】次に、メモリセルアレイ1及び2の構成に
ついてを説明する。図2は、メモリセルアレイ1の構成
を示す構成図である。メモリセルアレイ2の構成はメモ
リセルアレイ1と同様な構成のため、説明を省略する。
【0023】図2に示されるように、メモリセルアレイ
1は、メモリセルブロック110ー0〜110ー2、第
1のプリチャージ回路ブロック111ー0〜111ー
2、転送制御回路ブロック131〜136、センスアン
プブロック141〜144、第2のプリチャージ回路ブ
ロック151〜154、及びゲート回路ブロック161
〜162とから構成されている。
【0024】メモリセルブロック110ー0〜110ー
2は、それぞれマトリックス状に整列配置された複数の
メモリセルから構成されている。各メモリセルは後述す
るビット線対の一方のビット線とワード線とに接続され
ている。メモリセルブロック110ー0のメモリセルは
ワード線駆動回路30ー0により駆動される複数のワー
ド線WLのいずれか1つに接続される。メモリセルブロ
ック110ー1のメモリセルはワード線駆動回路30ー
1により駆動される複数のワード線WLのいずれか1つ
に接続される。メモリセルブロック110ー2のメモリ
セルはワード線駆動回路30ー2により駆動される複数
のワード線WLのいずれか1つに接続される。具体的な
回路構成は後述する。
【0025】第1のプリチャージ回路ブロック111ー
0〜111ー2は、それぞれメモリセルブロック110
ー0〜110ー2のメモリセルが接続されているビット
線対を所定の電圧レベル、例えば、電源電圧の1/2の
電圧レベルにプリチャージする複数のプリチャージ回路
で構成されている。第1のプリチャージ回路ブロック1
11ー0〜111ー2はそれぞれ、プリチャージ信号P
CM0〜PCM2に応答して、プリチャージ回路が活性
化状態となり、ビット線対のプリチャージを行う。例え
ば、プリチャージ信号PCM0の電圧レベルがHレベル
の時には、プリチャージ回路ブロック111ー0の各プ
リチャージ回路が活性化状態となる。プリチャージ信号
PCM0の電圧レベルがLレベルの時には、プリチャー
ジ回路ブロック111ー0の各プリチャージ回路を非活
性化状態となる。プリチャージ回路は、非活性化状態の
時には、ビット線対のプリチャージを行わない。プリチ
ャージ信号PCM1、PCM2についても上記と同様
に、各プリチャージ回路ブロック111ー1、111ー
2のプリチャージ回路をそれぞれ制御する。プリチャー
ジ回路の具体的な回路構成は後述する。
【0026】第1のプリチャージ回路ブロック111ー
0〜111ー2はそれぞれビット線対をプリチャージす
る役割があるため、ビット線対の略中央(図2における
メモリセルブロック110ー0〜110ー2の略中央)
に配置する方が望ましい。何故ならば、ビット線対の略
中央からプリチャージした方が、ビット線対の両端まで
のプリチャージが均等かつ高速に行えることが望めるか
らである。
【0027】転送制御回路ブロック131〜136は、
それぞれメモリセルアレイブロック110ー0〜110
ー2のいずれか1つと、センスアンプブロック141〜
144のいずれか1つとの間に配置されている。転送制
御回路ブロック131〜136は、それぞれ転送制御信
号TRS0〜TRS2のいずれか1つの電圧レベルに応
答して、ビット線対と後述するセンスアンプブロック1
41〜144を構成するセンスアンプが接続された信号
線対とデータ転送が可能なように接続を制御する複数の
転送制御回路から構成されている。
【0028】図2に示す本発明においては、転送制御回
路ブロック131及び132は、転送制御信号TRS0
の電圧レベルがHレベルの時には、メモリセルブロック
110ー0を構成するメモリセルが接続されたビット線
対と、センスアンプブロック141及び142がデータ
転送可能に接続される。転送制御回路ブロック131及
び132は、転送制御信号TRS0の電圧レベルがLレ
ベルの時には、メモリセルブロック110ー0を構成す
るメモリセルが接続されたビット線対と、センスアンプ
ブロック141及び142がデータ転送可能に接続され
ない。
【0029】同様に、転送制御回路ブロック133及び
134は、転送制御信号TRS1の電圧レベルがHレベ
ルの時には、メモリセルブロック110ー1を構成する
メモリセルが接続されたビット線対と、センスアンプブ
ロック142及び143がデータ転送可能に接続され
る。転送制御回路ブロック133及び134は、転送制
御信号TRS1の電圧レベルがLレベルの時には、メモ
リセルブロック110ー1を構成するメモリセルが接続
されたビット線対と、センスアンプブロック142及び
143がデータ転送可能に接続されない。
【0030】同様に、転送制御回路ブロック135及び
136は、転送制御信号TRS2の電圧レベルがHレベ
ルの時には、メモリセルブロック110ー2を構成する
メモリセルが接続されたビット線対と、センスアンプブ
ロック143及び144がデータ転送可能に接続され
る。転送制御回路ブロック135及び136は、転送制
御信号TRS2の電圧レベルがLレベルの時には、メモ
リセルブロック110ー2を構成するメモリセルが接続
されたビット線対と、センスアンプブロック143及び
144がデータ転送可能に接続されない。
【0031】センスアンプブロック141〜144は、
上述したように信号線対とこの信号線対に接続された複
数のセンスアンプで構成されている。センスアンプブロ
ック141のセンスアンプはセンスアンプ活性化信号S
A0の電圧レベルに応答して活性化状態が制御される。
例えば、センスアンプ活性化信号SA0の電圧レベルが
Hレベルの時には、センスアンプブロック141のセン
スアンプは活性化状態となる。活性化状態のセンスアン
プは、接続されている信号線対間の電位差を増幅する。
センスアンプ活性化信号SA0の電圧レベルがLレベル
の時には、センスアンプブロック141のセンスアンプ
は非活性化状態となる。非活性化状態のセンスアンプ
は、接続されている信号線対間の電位差を増幅しない。
【0032】同様に、センスアンプ活性化信号SA1の
電圧レベルがHレベルの時には、センスアンプブロック
142のセンスアンプは活性化状態となる。活性化状態
のセンスアンプは、接続されている信号線対間の電位差
を増幅する。センスアンプ活性化信号SA1の電圧レベ
ルがLレベルの時には、センスアンプブロック142の
センスアンプは非活性化状態となる。非活性化状態のセ
ンスアンプは、接続されている信号線対間の電位差を増
幅しない。
【0033】同様に、センスアンプ活性化信号SA2の
電圧レベルがHレベルの時には、センスアンプブロック
143のセンスアンプは活性化状態となる。活性化状態
のセンスアンプは、接続されている信号線対間の電位差
を増幅する。センスアンプ活性化信号SA2の電圧レベ
ルがLレベルの時には、センスアンプブロック143の
センスアンプは非活性化状態となる。非活性化状態のセ
ンスアンプは、接続されている信号線対間の電位差を増
幅しない。
【0034】同様に、センスアンプ活性化信号SA3の
電圧レベルがHレベルの時には、センスアンプブロック
144のセンスアンプは活性化状態となる。活性化状態
のセンスアンプは、接続されている信号線対間の電位差
を増幅する。センスアンプ活性化信号SA3の電圧レベ
ルがLレベルの時には、センスアンプブロック144の
センスアンプは非活性化状態となる。非活性化状態のセ
ンスアンプは、接続されている信号線対間の電位差を増
幅しない。
【0035】第2のプリチャージ回路ブロック151〜
154は、それぞれセンスアンプブロック141〜14
4の信号線対を所定の電圧レベル、例えば、電源電圧の
1/2の電圧レベルにプリチャージする複数のプリチャ
ージ回路で構成されている。第2のプリチャージ回路ブ
ロック151〜154はそれぞれ、プリチャージ信号P
CS0〜PCS3に応答して、プリチャージ回路が活性
化状態となり、信号線対のプリチャージを行う。例え
ば、プリチャージ信号PCS0の電圧レベルがHレベル
の時には、プリチャージ回路ブロック151のプリチャ
ージ回路が活性化状態となる。プリチャージ信号PCS
0の電圧レベルがLレベルの時には、プリチャージ回路
ブロック151のプリチャージ回路が非活性化状態とな
る。プリチャージ回路は、非活性化状態の時には、ビッ
ト線対のプリチャージを行わない。プリチャージ信号P
CS1、PCS2、PCS3についても上記と同様に、
各プリチャージ回路ブロック152、153、154の
プリチャージ回路をそれぞれ制御する。プリチャージ回
路の具体的な回路構成は後述する。
【0036】ゲート回路ブロック161〜162は、そ
れぞれセンスアンプブロック141〜144を構成する
センスアンプにて増幅された信号線対の電位差をデータ
転送信号線対DB0〜DB1に伝達することを制御する
複数のゲート回路で構成されている。
【0037】ゲート回路ブロック161を構成する複数
のゲート回路はビット線対の数に対応した数設けられて
いる。各ゲート回路は、対応する第1の転送制御信号T
RN0〜TRNnのいずれか1つの電圧レベルに応答し
て活性化状態が制御される。なお、nは2以上の整数で
ある。例えば、第1の転送制御信号TRNk(ただし、
kは0あるいは1〜nの整数のいずれか)の電圧レベル
がHレベルの時には、ゲート回路ブロック161を構成
する複数のゲート回路のうち、後述するゲート回路CN
k0が活性化状態となる。ゲート回路CNk0から転送
されるデータは、ゲート回路CNk0が接続された信号
線対の信号をデータ転送信号線対DB0に伝達する。第
1の転送制御信号TRNkの電圧レベルがLレベルの時
には、ゲート回路CNk0は非活性化状態となる。この
場合、ゲート回路CNk0が接続された信号線対の信号
をデータ転送信号線対DB0に伝達しない。
【0038】同様に、ゲート回路ブロック162を構成
する複数のゲート回路の各々は、対応する第1の転送制
御信号TRN0〜TRNnの論理レベルに応答して活性
化状態が制御される。例えば、第1の転送制御信号TR
Nkの電圧レベルがHレベルの時には、ゲート回路ブロ
ック162を構成する複数のゲート回路のうち、後述す
るゲート回路CNk1が活性化状態となる。ゲート回路
CNk1から転送されるデータは、ゲート回路CNk1
が接続された信号線対の信号をデータ転送信号線対DB
1に伝達する。第1の転送制御信号TRNkの電圧レベ
ルがLレベルの時には、ゲート回路CNk1は非活性化
状態となる。この場合、ゲート回路CNk1が接続され
た信号線対の信号をデータ転送信号線対DB0に伝達し
ない。
【0039】上述したように、図2に示すメモリセルア
レイ1においては、次のような読み出し動作を行う。セ
ンスアンプブロック141〜144の各信号線対が、そ
れぞれ第2のプリチャージ回路ブロックを構成する複数
のプリチャージ回路にて所定の電圧レベルにプリチャー
ジされる。信号線対のプリチャージと同時に、メモリセ
ルブロック110ー0〜110ー2の各ビット線対が、
それぞれ第1のプリチャージ回路ブロックを構成する複
数のプリチャージ回路にて所定の電圧レベルにプリチャ
ージされる。
【0040】信号線対及びビット線対のプリチャージの
後、ワード線駆動回路30ー0〜30ー2により駆動さ
れたワード線WLの1つに接続されたメモリセルから読
み出されたデータがビット線対の1つに伝達される。デ
ータ転送制御回路ブロック131〜136のうち、読み
出されたデータが伝達されたビット線対を挟む2つのデ
ータ転送制御回路ブロックのデータ転送制御回路が活性
化状態となる。
【0041】センスアンプブロック141〜144のう
ち、データ転送制御回路が活性化状態となった2つのデ
ータ転送制御回路ブロックにそれぞれ接続されたセンス
アンプブロックのセンスアンプにより、ビット線対に読
み出されたデータが信号線対に伝達され、増幅される。
【0042】増幅されたデータは、ゲート回路ブロック
161〜162のいずれか1つの所望のゲート回路を活
性化状態とすることで、データ転送信号線対DB0また
はDB1に伝達される。データ転送信号線対DB0また
はDB1に伝達されたデータは、選択信号SEL0また
はSEL1にて選択的に選択回路40から出力される。
【0043】また、メモリセルアレイ1における書込み
動作については、データ転送信号線対DB0またはDB
1から入力されてくるデータを、所望のアドレス情報に
基づきカラムアドレスデコード回路10及びロウアドレ
スデコード回路30ー0〜30ー2により選択されたメ
モリセルへ書込むようにしている。本発明においては、
読み出し動作を主として説明する。このため、書込み動
作については上記のように説明を簡略する。
【0044】次に、メモリセルアレイ1を構成する各ブ
ロックの具体的な回路構成を説明する。図3は、本発明
の半導体記憶装置の具体的な回路構成を示す回路図であ
る。
【0045】図3において、メモリセルブロック110
ー0は、ビット線対<BL00,Q/BL00>、<B
L10,Q/BL10>、・・・・、<BLn0,Q/
BLn0>と、各々がこれらビット線対のいずれか1つ
に接続された複数のメモリセルMCから構成されること
が示されている。ここで、nは、前述のように2以上の
整数である。また、図3中において、メモリセルについ
ては、代表の1つに符号として”MC”を付している。
これは、複数のメモリセルそれぞれに対して同様な符号
を付すことで、図面が複雑化するのを避けるためであ
る。図3中において、符号”MC”の付されたメモリセ
ルと同様な構成のものについては、明細書中においては
符号MCを付けてメモリセルを表すようにしている。
【0046】同様に、メモリセルブロック110ー1
は、ビット線対<BL01,Q/BL01>、<BL1
1,Q/BL11>、・・・・、<BLn0,Q/BL
n1>と、各々がこれらビット線対のいずれか1つに接
続された複数のメモリセルMCから構成されることが示
されている。
【0047】メモリセルブロック110ー2は、ビット
線対<BL02,Q/BL02>、<BL12,Q/B
L12>、・・・・、<BLn2,Q/BLn2>と、
各々がこれらビット線対のいずれか1つに接続された複
数のメモリセルMCから構成されることが示されてい
る。
【0048】また、メモリセルブロック110ー0を構
成する複数のメモリセルMCは、それぞれワード線WL
0あるいはWL1のいずれか一方と接続されている。同
様に、メモリセルブロック110ー1を構成する複数の
メモリセルMCは、それぞれワード線WL2あるいはW
L3のいずれか一方と接続されている。同様に、メモリ
セルブロック110ー2を構成する複数のメモリセルM
Cは、それぞれワード線WL4あるいはWL5のいずれ
か一方と接続されている。
【0049】図3において、第1のプリチャージ回路ブ
ロック111ー0は、各々がビット線対<BL00,Q
/BL00>、<BL10,Q/BL10>、・・・
・、<BLn0,Q/BLn0>の対応する1対に接続
された複数のプリチャージ回路PRC01〜PRCn1
から構成されることが示されている。同様に、第1のプ
リチャージ回路ブロック111ー1は、各々がビット線
対<BL01,Q/BL01>、<BL11,Q/BL
11>、・・・・、<BLn1,Q/BLn1>の対応
する1対に接続された複数のプリチャージ回路PRC0
3〜PRCn3から構成されることが示されている。同
様に、第1のプリチャージ回路ブロック111ー2は、
各々がビット線対<BL02,Q/BL02>、<BL
12,Q/BL12>、・・・・、<BLn2,Q/B
Ln2>の対応する1対に接続された複数のプリチャー
ジ回路PRC05〜PRCn5から構成されることが示
されている。
【0050】プリチャージ回路PRC01〜PRCn1
は第1のプリチャージ信号PCM0を受信する。プリチ
ャージ回路PRC03〜PRCn3は第1のプリチャー
ジ信号PCM1を受信する。プリチャージ回路PRC0
5〜PRCn5は第1のプリチャージ信号PCM2を受
信する。
【0051】図3において、転送制御回路ブロック13
1は複数のNチャネル型MOSトランジスタ101ー
1、101ー2、111ー1、111ー2、・・・・、
1n1ー1、1n1ー2にて構成されることが示されて
いる。同様に、転送制御回路ブロック132は複数のN
チャネル型MOSトランジスタ102ー1、102ー
2、112ー1、112ー2、・・・・、1n2ー1、
1n2ー2にて構成されることが示されている。同様
に、転送制御回路ブロック133は複数のNチャネル型
MOSトランジスタ103ー1、103ー2、113ー
1、113ー2、・・・・、1n3ー1、1n3ー2に
て構成されることが示されている。同様に、転送制御回
路ブロック134は複数のNチャネル型MOSトランジ
スタ104ー1、104ー2、114ー1、114ー
2、・・・・、1n4ー1、1n4ー2にて構成される
ことが示されている。同様に、転送制御回路ブロック1
35は複数のNチャネル型MOSトランジスタ105ー
1、105ー2、115ー1、115ー2、・・・・、
1n5ー1、1n5ー2にて構成されることが示されて
いる。同様に、転送制御回路ブロック136は複数のN
チャネル型MOSトランジスタ106ー1、106ー
2、116ー1、116ー2、・・・・、1n6ー1、
1n6ー2にて構成されることが示されている。なお、
実施の形態の説明においては、各ビット線対に接続され
る2つのNチャネル型MOSトランジスタを1つの転送
制御回路としている。
【0052】Nチャネル型MOSトランジスタ101ー
1、101ー2、111ー1、111ー2、・・・・、
1n1ー1、1n1ー2並びに102ー1、102ー
2、112ー1、112ー2、・・・・、1n2ー1、
1n2ー2の各ゲート電極は第2の転送制御信号TRS
0を受信する。Nチャネル型MOSトランジスタ103
ー1、103ー2、113ー1、113ー2、・・・
・、1n3ー1、1n3ー2並びに104ー1、104
ー2、114ー1、114ー2、・・・・、1n4ー
1、1n4ー2の各ゲート電極は第2の転送制御信号T
RS1を受信する。Nチャネル型MOSトランジスタ1
05ー1、105ー2、115ー1、115ー2、・・
・・、1n5ー1、1n5ー2並びに106ー1、10
6ー2、116ー1、116ー2、・・・・、1n6ー
1、1n6ー2の各ゲート電極は第2の転送制御信号T
RS2を受信する。
【0053】Nチャネル型MOSトランジスタ101ー
1、111ー1、・・・・、1n1ー1の第1の電極は
それぞれビット線BL00、BL10、・・・・、BL
n0に接続され、第2の電極はそれぞれ信号線BS0
0、BS10、・・・・、BSn0に接続されている。
Nチャネル型MOSトランジスタ101ー2、111ー
2、・・・・、1n1ー2の第1の電極はそれぞれビッ
ト線Q/BL00、Q/BL10、・・・・、Q/BL
n0に接続され、第2の電極はそれぞれ信号線Q/BS
00、Q/BS10、・・・・、Q/BSn0に接続さ
れている。
【0054】同様に、Nチャネル型MOSトランジスタ
102ー1、112ー1、・・・・、1n2ー1の第1
の電極はそれぞれビット線BL00、BL10、・・・
・、BLn0に接続され、第2の電極はそれぞれ信号線
BS01、BS11、・・・・、BSn1に接続されて
いる。Nチャネル型MOSトランジスタ102ー2、1
12ー2、・・・・、1n2ー2の第1の電極はそれぞ
れビット線Q/BL00、Q/BL10、・・・・、Q
/BLn0に接続され、第2の電極はそれぞれ信号線Q
/BS01、Q/BS11、・・・・、Q/BSn1に
接続されている。
【0055】同様に、Nチャネル型MOSトランジスタ
10(2jー1)ー1、11(2jー1)ー1、・・・
・、1n(2jー1)ー1の第1の電極はそれぞれビッ
ト線BL0(jー1)、BL1(jー1)、・・・・、
BLn(jー1)に接続され、第2の電極はそれぞれ信
号線BS0(jー1)、BS1(jー1)、・・・・、
BSn(jー1)に接続されている。ただし、図3にお
いて、jは2または3である。Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ10(2jー1)ー2、11(2jー1)ー
2、・・・・、1n(2jー1)ー2の第1の電極はそ
れぞれビット線BL0(jー1)、BL1(jー1)、
・・・・、BLn(jー1)に接続され、第2の電極は
それぞれ信号線BS0(jー1)、BS1(jー1)、
・・・・、BSn(jー1)に接続されている。
【0056】同様に、Nチャネル型MOSトランジスタ
10(2j)ー1、11(2j)ー1、・・・・、1n
(2j)ー1の第1の電極はそれぞれビット線BL0
(jー1)、BL1(jー1)、・・・・、BLn(j
ー1)に接続され、第2の電極はそれぞれ信号線BS0
j、BS1j、・・・・、BSnjに接続されている。
Nチャネル型MOSトランジスタ10(2j)ー2、1
1(2j)ー2、・・・・、1n(2j)ー2の第1の
電極はそれぞれビット線BL0(jー1)、BL1(j
ー1)、・・・・、BLn(jー1)に接続され、第2
の電極はそれぞれ信号線BS0j、BS1j、・・・
・、BSnjに接続されている。
【0057】図3において、第2のプリチャージ回路ブ
ロック151は、各々が信号線対<BS00,Q/BS
00>、<BS10,Q/BS10>、・・・・、<B
Sn0,Q/BSn0>の対応する1対に接続された複
数のプリチャージ回路PRC00、PRC10、・・・
・、PRCn0から構成されることが示されている。第
2のプリチャージ回路ブロック152は、各々が信号線
対<BS01,Q/BS01>、<BS11,Q/BS
11>、・・・・、<BSn1,Q/BSn1>の対応
する1対に接続された複数のプリチャージ回路PRC0
2、PRC12、・・・・、PRCn2から構成される
ことが示されている。第2のプリチャージ回路ブロック
153は、各々が信号線対<BS02,Q/BS02
>、<BS12,Q/BS12>、・・・・、<BSn
2,Q/BSn2>の対応する1対に接続された複数の
プリチャージ回路PRC04、PRC14、・・・・、
PRCn4から構成されることが示されている。第2の
プリチャージ回路ブロック154は、各々が信号線対<
BS03,Q/BS03>、<BS13,Q/BS13
>、・・・・、<BSn3,Q/BSn3>の対応する
1対に接続された複数のプリチャージ回路PRC06、
PRC16、・・・・、PRCn6から構成されること
が示されている。
【0058】プリチャージ回路PRC00〜PRCn0
は第2のプリチャージ信号PCS0を受信する。プリチ
ャージ回路PRC02〜PRCn2は第2のプリチャー
ジ信号PCS1を受信する。プリチャージ回路PRC0
4〜PRCn4は第2のプリチャージ信号PCS2を受
信する。プリチャージ回路PRC06〜PRCn6は第
2のプリチャージ信号PCS3を受信する。
【0059】図3において、センスアンプブロック14
1は、各々が信号線対<BS00,Q/BS00>、<
BS10,Q/BS10>、・・・・、<BSn0,Q
/BSn0>の対応する1対に接続された複数のセンス
アンプAMP00、AMP10、・・・・、AMPn0
から構成されることが示されている。同様に、センスア
ンプブロック142は、各々が信号線対<BS01,Q
/BS01>、<BS11,Q/BS11>、・・・
・、<BSn1,Q/BSn1>の対応する1対に接続
された複数のセンスアンプAMP01、AMP11、・
・・・、AMPn1から構成されることが示されてい
る。センスアンプブロック143は、各々が信号線対<
BS02,Q/BS02>、<BS12,Q/BS12
>、・・・・、<BSn2,Q/BSn2>の対応する
1対に接続された複数のセンスアンプAMP02、AM
P12、・・・・、AMPn2から構成されることが示
されている。センスアンプブロック144は、各々が信
号線対<BS03,Q/BS03>、<BS13,Q/
BS13>、・・・・、<BSn3,Q/BSn3>の
対応する1対に接続された複数のセンスアンプAMP0
3、AMP13、・・・・、AMPn3から構成される
ことが示されている。
【0060】センスアンプAMP00〜AMPn0はセ
ンスアンプ活性化信号SA0を受信する。センスアンプ
AMP01〜AMPn1はセンスアンプ活性化信号SA
1を受信する。センスアンプAMP02〜AMPn2は
センスアンプ活性化信号SA2を受信する。センスアン
プAMP03〜AMPn3はセンスアンプ活性化信号S
A3を受信する。
【0061】図3において、ゲート回路ブロック161
は、各々が信号線対<BS01,Q/BS01>、<B
S11,Q/BS11>、・・・・、<BSn1,Q/
BSn1>の対応する1対に接続された複数のゲート回
路CN00、CN10、・・・・、CNn0から構成さ
れることが示されている。同様に、ゲート回路ブロック
162は、各々が信号線対<BS02,Q/BS02
>、<BS12,Q/BS12>、・・・・、<BSn
2,Q/BSn2>の対応する1対に接続された複数の
ゲート回路CN01、CN11、・・・・、CNn1か
ら構成されることが示されている。
【0062】ゲート回路CNk0は転送制御信号TRN
kを受信する。ゲート回路CNk1は転送制御信号TR
Nkを受信する。
【0063】ここで、図3におけるプリチャージ回路、
センスアンプ、ゲート回路の具体的な回路構成について
を以下に図面を用いて説明する。
【0064】図4はプリチャージ回路の回路図である。
なお、図4においては、ビット線対<BL、Q/BL>
に接続されたプリチャージ回路PRCxyを例として説
明する。ただし、xは0あるいは1〜nのいずれかの整
数、yは1、3、5のいずれかの整数である。なお、信
号線対<BS、Q/BS>に接続されたプリチャージ回
路については、図4におけるビット線対<BL、Q/B
L>を信号線対<BS、Q/BS>に置き換え、プリチ
ャージ信号PCMをPCSに置き換えて、yが2または
4のいずれかであると考えれば、他は同様である。
【0065】図4において、プリチャージ回路PRCx
yは3つのNチャネル型MOSトランジスタ51、5
3、55から構成している。Nチャネル型MOSトラン
ジスタ51の第1の電極はビット線BLに接続されてい
る。Nチャネル型MOSトランジスタ53の第1の電極
はビット線Q/BLに接続されている。Nチャネル型M
OSトランジスタ51及び53の第2の電極には所定の
電圧Vrが印加されている。この所定の電圧Vrはプリ
チャージ電圧(例えば、電源電圧の1/2の電圧)に相
当するものである。Nチャネル型MOSトランジスタ5
5の第1の電極はビット線BLに接続され、第2の電極
はビット線Q/BLに接続されている。Nチャネル型M
OSトランジスタ51、53、55の各ゲート電極はプ
リチャージ信号PCM((yー1)/2)を受信する。
なお、信号線対<BS、Q/BS>に接続されたプリチ
ャージ回路の場合は、PCSyを受信することとなる。
【0066】このように構成されたプリチャージ回路P
RCxyは次のように動作する。プリチャージ信号PC
M((yー1)/2)の電圧レベルがHレベルの時に、
各Nチャネル型MOSトランジスタ51、53、55が
活性化して、導通状態となる。このため、電圧VrがN
チャネル型MOSトランジスタ51、53を介してビッ
ト線対BL、Q/BLに印加されることとなる。これに
より、ビット線対BL、Q/BLが所定の電圧Vrにプ
リチャージされる。なお、Nチャネル型MOSトランジ
スタ55はビット線BLとビット線Q/BLとを電気的
に短絡するために用いられる。Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ55を設けているのは、Nチャネル型MOSト
ランジスタ51あるいは53の不良あるいは性能の違い
によるビット線BLとQ/BLとのプリチャージレベル
の差が生じないようにするため、及び高速なプリチャー
ジを行なうためである。
【0067】プリチャージ信号PCM((yー1)/
2)の電圧レベルがLレベルの時に、各Nチャネル型M
OSトランジスタ51、53、55が非活性化となり、
非導通状態となる。このため、電圧VrがNチャネル型
MOSトランジスタ51、53を介してビット線対B
L、Q/BLに印加されない。この状態では、ビット線
対BL、Q/BLのプリチャージが行なわれない。ま
た、Nチャネル型MOSトランジスタ55も非導通状態
となるので、ビット線BLとビット線Q/BLとは短絡
されず、互いに独立した状態となる。
【0068】なお、図4においては、プリチャージ回路
を全てNチャネル型MOSトランジスタ51、53、5
5で構成しているが、これに限らない。例えば、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ51、53、55を全てPチ
ャネル型MOSトランジスタに置き換えてもよい。この
場合、プリチャージ信号PCM((yー1)/2)の電
圧レベルがLレベルの時に、ビット線対BL、Q/BL
がプリチャージされ、プリチャージ信号PCM((yー
1)/2)の電圧レベルがHレベルの時に、ビット線対
BL、Q/BLのプリチャージが行なわれないようにす
る必要がある。この場合、Nチャネル型MOSトランジ
スタのスレッショルド電圧分の低下を考慮する必要がな
い。
【0069】図5は、センスアンプの回路図である。た
だし、zは0あるいは1〜3のいずれかの整数である。
【0070】センスアンプAMPxzは、3つのNチャ
ネル型MOSトランジスタ61、63、64と3つのP
チャネル型MOSトランジスタ65、67、68から構
成される。Nチャネル型MOSトランジスタ61の第1
の電極は信号線BSに接続され、ゲート電極は信号線Q
/BSに接続されている。Nチャネル型MOSトランジ
スタ63の第1の電極は信号線Q/BSに接続され、ゲ
ート電極は信号線BSに接続されている。Nチャネル型
MOSトランジスタ64の第1の電極には接地電圧Vs
sが印加され、第2の電極はNチャネル型MOSトラン
ジスタ61、63の第2の電極に接続されている。Nチ
ャネル型MOSトランジスタ64のゲート電極は、セン
スアンプ活性化信号SAzを受信する。なお、接地電圧
Vssは0Vとする。
【0071】Pチャネル型MOSトランジスタ65の第
1の電極は信号線BSに接続され、ゲート電極は信号線
Q/BSに接続されている。Pチャネル型MOSトラン
ジスタ67の第1の電極は信号線Q/BSに接続され、
ゲート電極は信号線BSに接続されている。Pチャネル
型MOSトランジスタ68の第1の電極には電源電圧V
ccが印加され、第2の電極はPチャネル型MOSトラ
ンジスタ65、67の第2の電極に接続されている。P
チャネル型MOSトランジスタ68のゲート電極は、セ
ンスアンプ活性化信号Q/SAzを受信する。なお、電
源電圧Vccは5Vとする。センスアンプ活性化信号Q
/SAzはセンスアンプ活性化信号SAzと相補的な電
圧レベルの信号である。
【0072】このように構成されたセンスアンプAMP
xzは次のように動作する。センスアンプ活性化信号S
Azの電圧レベルがLレベルで、センスアンプ活性化信
号Q/SAzの電圧レベルがHレベルの時には、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ64及びPチャネル型MOS
トランジスタ68は活性化しない。このため、Nチャネ
ル型MOSトランジスタ61、63の第2の電極に接地
電圧Vssが印加されず、Pチャネル型MOSトランジ
スタ65、67の第2の電極に電源電圧Vccが印加さ
れない。この結果、センスアンプAMPxzは信号線対
BS、Q/BS間の電圧レベルの増幅動作を行なわな
い。
【0073】センスアンプ活性化信号SAzの電圧レベ
ルがHレベルで、センスアンプ活性化信号Q/SAzの
電圧レベルがLレベルの時には、Nチャネル型MOSト
ランジスタ64及びPチャネル型MOSトランジスタ6
8は活性化する。このため、Nチャネル型MOSトラン
ジスタ61、63の第2の電極に接地電圧Vssが印加
され、Pチャネル型MOSトランジスタ65、67の第
2の電極に電源電圧Vccが印加される。この結果、セ
ンスアンプAMPxzは信号線対BS、Q/BS間の電
圧レベルの増幅動作を行なう。
【0074】例えば、信号線BSの電圧レベルが1/2
Vccーαであり、信号線Q/BSの電圧レベルが1/
2Vccであったとする。なお、αは微少電圧である。
この場合、Nチャネル型MOSトランジスタ61とPチ
ャネル型MOSトランジスタ67が活性化し、導通状態
となる。このため、信号線BSは電圧レベルが接地電圧
レベル(Lレベル)に増幅され、信号線Q/BSは電圧
レベルが電源電圧レベル(Hレベル)に増幅される。ま
た、信号線BSの電圧レベルが1/2Vccであり、信
号線Q/BSの電圧レベルが1/2Vccーαであった
場合は、Nチャネル型MOSトランジスタ63とPチャ
ネル型MOSトランジスタ65が活性化し、導通状態と
なる。このため、信号線BSは電圧レベルが電源電圧レ
ベル(Hレベル)に増幅され、信号線Q/BSは電圧レ
ベルが接地電圧レベル(Lレベル)に増幅される。
【0075】図6は、ゲート回路の回路図である。ただ
し、fは0あるいは1である。
【0076】図6において、ゲート回路CNxfは2つ
のNチャネル型MOSトランジスタ71、73から構成
されている。Nチャネル型MOSトランジスタ71の第
1の電極は信号線BSに接続され、第2の電極はデータ
転送信号線対DBfの一方の線DBに接続されている。
Nチャネル型MOSトランジスタ73の第1の電極は信
号線Q/BSに接続され、第2の電極はデータ転送信号
線対DBfの他方の線Q/DBに接続されている。Nチ
ャネル型MOSトランジスタ71、73のゲート電極に
は、第1の転送制御信号TRN0〜TRNnのうちの対
応する1つである第1の転送制御信号TRNxを受信す
る。
【0077】このように構成されたゲート回路CNxf
は次のように動作する。第1の転送制御信号TRNxの
電圧レベルがLレベルの時には、Nチャネル型MOSト
ランジスタ71、73はともに活性化しない。このた
め、信号線BS、Q/BSの電圧レベルがデータ転送信
号線DB、Q/DBに伝達されない。
【0078】第1の転送制御信号TRNxの電圧レベル
がHレベルの時には、Nチャネル型MOSトランジスタ
71、73はともに活性化し、導通状態となる。このた
め、信号線BS、Q/BSの電圧レベルがデータ転送信
号線DB、Q/DBに伝達される。この伝達された電圧
レベルが読み出しデータとして用いられる。データの書
込みの場合も、データ転送信号線DB、Q/DBの電圧
レベルが信号線BS、Q/BSに伝達されること以外は
同様である。
【0079】なお、ゲート回路CNxfは、2つのNチ
ャネル型MOSトランジスタの代りに2つのPチャネル
型MOSトランジスタを用いて構成することも可能であ
る。この場合、第1の転送制御信号TRNxの電圧レベ
ルがHレベルで2つのトランジスタが非活性化し、第1
の転送制御信号TRNxの電圧レベルがLレベルで2つ
のトランジスタが活性化するようになる。
【0080】以上のように構成された図3のDRAMの
動作、特に読み出し動作についてを図面を用いて以下に
説明する。図7は図3のDRAMの読み出し動作を説明
するタイミングチャートである。
【0081】初期状態において、プリチャージ信号PC
S0〜3、PCM0〜2の電圧レベルはいずれもHレベ
ル、ワード線WL0〜5の電圧レベルはいずれもLレベ
ル、センスアンプ活性化信号SA0〜3の電圧レベルは
いずれもLレベル、第2の転送制御信号TRS0〜2、
第1の転送制御信号TRN0〜1はいずれも電圧レベル
がLレベルであるとする。このため、ビット線対と信号
線対はいずれも1/2Vccにプリチャージされてい
る。なお、図7においては、説明において、データの読
み出し動作に用いられるビット線対<BL00、Q/B
L00>、<BL01、Q/BL01>のみ示してい
る。同様に、第1の転送制御信号TRN2〜TRNnも
削除しているが、電圧レベルはLレベルのままであると
考慮してよい。
【0082】時刻t0において、第2の転送制御信号の
1つの電圧レベルがHレベルとなる。図7においては、
転送制御信号TRS0の電圧レベルがHレベルとなる。
【0083】また、時刻t0において、プリチャージ信
号PCS0、PCS1、PCM0の論理レベルもLレベ
ルとなる。このため、信号線対<BS00、Q/BS0
0>、<BS10、Q/BS10>、・・・・、<BS
n0、Q/BSn0>、<BS01、Q/BS01>、
<BS11、Q/BS11>、・・・・、<BSn1、
Q/BSn1>、ビット線対<BL00、Q/BL00
>、<BL10、Q/BL10>、・・・・、<BLn
0、Q/BLn0>へのプリチャージ電圧の印加が止め
られる。また、ビット線対<BL00、Q/BL00
>、<BL10、Q/BL10>、・・・・、<BLn
0、Q/BLn0>はそれぞれ信号線対<BS00、Q
/BS00>、<BS10、Q/BS10>、・・・
・、<BSn0、Q/BSn0>に電気的に接続される
とともに、それぞれ<BS01、Q/BS01>、<B
S11、Q/BS11>、・・・・、<BSn1、Q/
BSn1>に電気的に接続される。
【0084】なお、時刻t0において、全てのプリチャ
ージ信号PCS0〜PCS3、PCM0〜PCS2を一
括して変化させてもよい。ただし、本実施の形態のよう
に選択的に制御可能としておけば、1つのデータの読み
出し動作の終了直後に、他のデータの読み出しを行なう
ようにすることに対応可能となるので望ましい。
【0085】時刻t1において、アドレス情報にしたが
って、ワード線WL0が選択され、ワード線WL0の電
圧レベルがHレベルに変化する。つまり、ビット線BL
00、BL10、・・・・、BLn0それぞれに接続さ
れたメモリセルMCが選択されたこととなる。このた
め、図7においては、ビット線BL00の電圧レベルが
1/2Vccーαとなる。
【0086】時刻t2において、センスアンプ活性化信
号SA0、SA1がHレベルに変化する。これにより、
センスアンプAMP00、AMP10、・・・・、AM
Pn0、並びにセンスアンプAMP01、AMP11、
・・・・、AMPn1が活性化する。センスアンプ活性
化信号SA0〜SA3の電圧レベルのLレベルからHレ
ベルへの変化は、それぞれプリチャージ信号PCS0〜
PCS3の電圧レベルのHレベルからLレベルへの変化
に応じて変化するものとしている。
【0087】センスアンプAMP00、AMP10、・
・・・、AMPn0の活性化により、ビット線対<BL
00、Q/BL00>、<BL10、Q/BL10>、
・・・・、<BLn0、Q/BLn0>の各電圧レベル
が、それぞれ信号線<BS00、Q/BS00>、<B
S10、Q/BS10>、・・・・、<BSn0、Q/
BSn0>の端部側から増幅される。同様に、センスア
ンプAMP01、AMP11、・・・・、AMPn1の
活性化により、ビット線対<BL00、Q/BL00
>、<BL10、Q/BL10>、・・・・、<BLn
0、Q/BLn0>の各電圧レベルが、それぞれ信号線
<BS01、Q/BS01>、<BS11、Q/BS1
1>、・・・・、<BSn1、Q/BSn1>の端部側
から増幅される。
【0088】このように、ビット線対の両方の端部に配
置された信号線対それぞれにセンスアンプを設け、これ
らを同時に活性化するようにしている。このため、ビッ
ト線対の両端部において増幅動作が行なわれるので、デ
ータの読み出しのための充分な増幅動作にかかる時間が
短くなる。
【0089】時刻t3において、アドレス情報にしたが
って、第1の転送制御信号TRN0の電圧レベルがHレ
ベルに変化する。これにより、アドレス情報にて、ビッ
ト線BL00とワード線WL0に接続されたメモリセル
MCが指定されたことが分かる。この結果、ゲート回路
ブロック161を構成する複数のゲート回路のうち、ゲ
ート回路CN00が選択的に活性化する。この結果、ア
ドレス情報にて選択されたメモリセルMCのデータは、
ビット線対<BL00、Q/BL00>、信号線対<B
S01、Q/BS01>、ゲート回路CN00を介して
データ転送線対DB0に伝達されることとなる。
【0090】時刻t4において、読み出し動作の終了に
伴い、図示せぬタイミング信号発生回路によって、ワー
ド線WL0、センスアンプ活性化信号SA0、SA1、
第1の転送制御信号TRN0、第2の転送制御信号TR
S0がいずれも電圧レベルがLレベルに戻り、読み出し
処理が完了する。
【0091】この後、時刻t5において、プリチャージ
信号PCS0、PCS1、PCM0のいずれも電圧レベ
ルがHレベルに戻る。この結果、初期状態と同様な状態
に戻る。プリチャージ信号PCS0、PCS1、PCM
0の電圧レベルがHレベルに戻るのは、時刻t4におい
て行なうようにしてもよいが、データ転送信号線対DB
0に誤った信号が伝達されないように、第1の転送制御
信号TRN0の電圧レベルがLレベルに戻るタイミング
と別にしている。
【0092】時刻t6〜t9においては、ビット線BL
01とワード線WL2とに接続されたメモリセルMCの
データを読み出す動作を示している。このため、特に、
時刻t8においては、センスアンプ活性化信号SA1、
SA2の電圧レベルをHレベルに変化している。これに
より、センスアンプAMP01、AMP11、・・・
・、AMPn1、並びにセンスアンプAMP02、AM
P12、・・・・、AMPn2、を活性化している。
【0093】センスアンプAMP01、AMP11、・
・・・、AMPn1の活性化により、ビット線対<BL
01、Q/BL01>、<BL11、Q/BL11>、
・・・・、<BLn1、Q/BLn1>の各電圧レベル
が、それぞれ信号線<BS01、Q/BS01>、<B
S11、Q/BS11>、・・・・、<BSn1、Q/
BSn1>の端部側から増幅される。同様に、センスア
ンプAMP02、AMP12、・・・・、AMPn2の
活性化により、ビット線対<BL01、Q/BL01
>、<BL11、Q/BL11>、・・・・、<BLn
1、Q/BLn1>の各電圧レベルが、それぞれ信号線
<BS02、Q/BS02>、<BS12、Q/BS1
2>、・・・・、<BSn2、Q/BSn2>の端部側
から増幅される。
【0094】このように、本発明における読み出し動作
においては、ビット線対の両方の端部に配置された信号
線対それぞれにセンスアンプを設け、これらを同時に活
性化するようにしている。このため、ビット線対の両端
部において増幅動作が行なわれるので、データの読み出
しのための充分な増幅動作にかかる時間を短くすること
ができる。
【0095】なお、第1の実施の形態においては、ビッ
ト線対の両端側に設けられる各信号線対それぞれに設け
るセンスアンプは同じ構成のものを用いるようにしてい
るため、回路設計等を新たに行なう必要性を低減してい
る。このため、製造工程の複雑化を防止できる。また、
各センスアンプを信号線対の信号線間に設けるようにす
れば、レイアウト上での制約が増えることなく、レイア
ウトの自由度を妨げることはない。よって、半導体記憶
装置を構成するチップの面積を増大することもない。
【0096】次に、本発明の第2の実施の形態における
半導体記憶装置についてを、図面を用いて説明する。図
8は、第2の実施の形態における半導体記憶装置の回路
図である。図8は、図7における回路図の部分に相当す
る。図8において、図7と同様な構成については同じ符
号を付して説明を簡略化する。
【0097】図8においては、信号線対<BS00、Q
/BS00>、<BS10、Q/BS10>、・・・
・、<BSn0、Q/BSn0>それぞれに接続される
ゲート回路CM00、CM10、・・・・、CMn0を
設けている。さらに、信号線対<BS03、Q/BS0
3>、<BS13、Q/BS13>、・・・・、<BS
n3、Q/BSn3>それぞれに接続されるゲート回路
CM01、CM11、・・・・、CMn1を設けてい
る。その他の構成は図7と同様である。
【0098】ゲート回路CM00、CM10、・・・
・、CMn0、並びにゲート回路CM01、CM11、
・・・・、CMn1の具体的な回路は図6のゲート回路
と同様である。ゲート回路CM00、CM10、・・・
・、CMn0はデータ転送信号線対DB0に接続されて
いる。ゲート回路CM01、CM11、・・・・、CM
n1はデータ転送信号線対DB1に接続されている。
【0099】ゲート回路CM00、CM10、・・・
・、CMn0はそれぞれゲート回路CN00、CN1
0、・・・・、CNn0と同じタイミングで活性化す
る。ゲート回路CM01、CM11、・・・・、CMn
1はそれぞれゲート回路CN01、CN11、・・・
・、CNn1と同じタイミングで活性化する。この場
合、図7の時刻t3においては、ゲート回路CN00が
選択されるとともに、ゲート回路CM00が選択される
ものである。また、ゲート回路CN01が選択される場
合には、同時に、ゲート回路CM01が選択されるもの
である。
【0100】このように、同じデータを扱う2つの信号
線対それぞれにゲート回路を設けたので、これらゲート
回路からそれぞれ伝達されるデータ同士を比較すること
により、信号線対に接続されるセンスアンプやプリチャ
ージ回路の動作不良を検出することができる。また、一
方のゲート回路が不良でも他方のゲート回路にてデータ
の読み出しを行なうことができるので、より安定した動
作の半導体記憶装置を提供することができる。
【0101】なお、第2の実施の形態におけるゲート回
路CM00、CM10、・・・・、CMn0やゲート回
路CM01、CM11、・・・・、CMn1はそれぞれ
2つのMOSトランジスタにて構成するものである。こ
のため、各信号線対の信号線間にトランジスタ2つ分の
スペースがあれば、第2の実施の形態の特徴である追加
された各ゲート回路を、各信号線対の信号線間に配置す
ることも可能である。よって、レイアウト上での制約が
増えることなく、レイアウトの自由度を妨げることはな
い。また、チップ面積が増大することもない。
【0102】次に、本発明の第3の実施の形態における
半導体記憶装置についてを、図面を用いて説明する。図
9は、第3の実施の形態における半導体記憶装置の回路
図である。図9は、図7における回路図の部分に相当す
る。図9において、図7と同様な構成については同じ符
号を付して説明を簡略化する。
【0103】図9においては、2つのビット線対にて両
端側にそれぞれ配置される信号線対を共有しているもの
である。例えば、ビット線対<BL00、Q/BL00
>とビット線対<BL10、Q/BL10>にて信号線
対<BS00、Q/BS00>と信号線対<BS01、
Q/BS01>とを共有している。
【0104】信号線対<BS00、Q/BS00>には
センスアンプAMP00とプリチャージ回路PCX00
とが接続されている。信号線BS00とビット線BL0
0とはNチャネル型MOSトランジスタ101ー1にて
電気的に接続可能となっている。信号線Q/BS00と
ビット線Q/BL00とはNチャネル型MOSトランジ
スタ101ー2にて電気的に接続可能となっている。N
チャネル型MOSトランジスタ101ー1、101ー2
のゲート電極はデータ転送制御信号TRS0を受信す
る。信号線BS00とビット線BL10とはNチャネル
型MOSトランジスタ111ー1にて電気的に接続可能
となっている。信号線Q/BS00とビット線Q/BL
10とはNチャネル型MOSトランジスタ111ー2に
て電気的に接続可能となっている。Nチャネル型MOS
トランジスタ111ー1、111ー2のゲート電極はデ
ータ転送制御信号TRS1を受信する。
【0105】さらに、信号線対<BS01、Q/BS0
1>にはセンスアンプAMP01とプリチャージ回路P
CX01とゲート回路CN00とが接続されている。信
号線BS01とビット線BL00とはNチャネル型MO
Sトランジスタ102ー1にて電気的に接続可能となっ
ている。信号線Q/BS01とビット線Q/BL00と
はNチャネル型MOSトランジスタ102ー2にて電気
的に接続可能となっている。Nチャネル型MOSトラン
ジスタ102ー1、102ー2のゲート電極はデータ転
送制御信号TRS0を受信する。信号線BS01とビッ
ト線BL10とはNチャネル型MOSトランジスタ11
2ー1にて電気的に接続可能となっている。信号線Q/
BS01とビット線Q/BL10とはNチャネル型MO
Sトランジスタ112ー2にて電気的に接続可能となっ
ている。Nチャネル型MOSトランジスタ112ー1、
112ー2のゲート電極はデータ転送制御信号TRS1
を受信する。
【0106】同様に、信号線対<BSm0、Q/BSm
0>にはセンスアンプAMPm0とプリチャージ回路P
CXm0とが接続されている。信号線BSm0とビット
線BL(nー1)0とはNチャネル型MOSトランジス
タ1(nー1)1ー1にて電気的に接続可能となってい
る。信号線Q/BSm0とビット線Q/BL(nー1)
0とはNチャネル型MOSトランジスタ1(nー1)1
ー2にて電気的に接続可能となっている。Nチャネル型
MOSトランジスタ1(nー1)1ー1、1(nー1)
1ー2のゲート電極はデータ転送制御信号TRS0を受
信する。信号線BSm0とビット線BLn0とはNチャ
ネル型MOSトランジスタ1n1ー1にて電気的に接続
可能となっている。信号線Q/BSm0とビット線Q/
BLn0とはNチャネル型MOSトランジスタ1n1ー
2にて電気的に接続可能となっている。Nチャネル型M
OSトランジスタ1n1ー1、1n1ー2のゲート電極
はデータ転送制御信号TRS1を受信する。なお、mは
nが奇数の時の(nー1)/2の整数である。
【0107】信号線対<BSm1、Q/BSm1>には
センスアンプAMPm1とプリチャージ回路PCXm1
とゲート回路CNm0とが接続されている。信号線BS
m1とビット線BL(nー1)0とはNチャネル型MO
Sトランジスタ1(nー1)2ー1にて電気的に接続可
能となっている。信号線Q/BSm1とビット線Q/B
L(nー1)0とはNチャネル型MOSトランジスタ1
(nー1)2ー2にて電気的に接続可能となっている。
Nチャネル型MOSトランジスタ1(nー1)2ー1、
1(nー1)2ー2のゲート電極はデータ転送制御信号
TRS0を受信する。信号線BSm1とビット線BLn
0とはNチャネル型MOSトランジスタ1n2ー1にて
電気的に接続可能となっている。信号線Q/BSm1と
ビット線Q/BLn0とはNチャネル型MOSトランジ
スタ1n2ー2にて電気的に接続可能となっている。N
チャネル型MOSトランジスタ1n2ー1、1n2ー2
のゲート電極はデータ転送制御信号TRS1を受信す
る。
【0108】信号線BSm1とビット線BL(nー1)
1とはNチャネル型MOSトランジスタ1(nー1)3
ー1にて電気的に接続可能となっている。信号線Q/B
Sm1とビット線Q/BL(nー1)1とはNチャネル
型MOSトランジスタ1(nー1)3ー2にて電気的に
接続可能となっている。Nチャネル型MOSトランジス
タ1(nー1)3ー1、1(nー1)3ー2のゲート電
極はデータ転送制御信号TRS2を受信する。信号線B
Sm1とビット線BLn1とはNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1n3ー1にて電気的に接続可能となってい
る。信号線Q/BSm1とビット線Q/BLn1とはN
チャネル型MOSトランジスタ1n3ー2にて電気的に
接続可能となっている。Nチャネル型MOSトランジス
タ1n3ー1、1n3ー2のゲート電極はデータ転送制
御信号TRS3を受信する。
【0109】信号線対<BSm2、Q/BSm2>には
センスアンプAMPm2とプリチャージ回路PCXm2
とゲート回路CNm1とが接続されている。信号線BS
m2とビット線BL(nー1)1とはNチャネル型MO
Sトランジスタ1(nー1)4ー1にて電気的に接続可
能となっている。信号線Q/BSm2とビット線Q/B
L(nー1)1とはNチャネル型MOSトランジスタ1
(nー1)4ー2にて電気的に接続可能となっている。
Nチャネル型MOSトランジスタ1(nー1)4ー1、
1(nー1)4ー2のゲート電極はデータ転送制御信号
TRS2を受信する。信号線BSm2とビット線BLn
1とはNチャネル型MOSトランジスタ1n4ー1にて
電気的に接続可能となっている。信号線Q/BSm2と
ビット線Q/BLn1とはNチャネル型MOSトランジ
スタ1n4ー2にて電気的に接続可能となっている。N
チャネル型MOSトランジスタ1n4ー1、1n4ー2
のゲート電極はデータ転送制御信号TRS3を受信す
る。
【0110】信号線BSm2とビット線BL(nー1)
2とはNチャネル型MOSトランジスタ1(nー1)5
ー1にて電気的に接続可能となっている。信号線Q/B
Sm2とビット線Q/BL(nー1)2とはNチャネル
型MOSトランジスタ1(nー1)5ー2にて電気的に
接続可能となっている。Nチャネル型MOSトランジス
タ1(nー1)5ー1、1(nー1)5ー2のゲート電
極はデータ転送制御信号TRS4を受信する。信号線B
Sm2とビット線BLn2とはNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1n5ー1にて電気的に接続可能となってい
る。信号線Q/BSm2とビット線Q/BLn2とはN
チャネル型MOSトランジスタ1n5ー2にて電気的に
接続可能となっている。Nチャネル型MOSトランジス
タ1n5ー1、1n5ー2のゲート電極はデータ転送制
御信号TRS5を受信する。
【0111】信号線対<BSm3、Q/BSm3>には
センスアンプAMPm3とプリチャージ回路PCXm3
とが接続されている。信号線BSm3とビット線BL
(nー1)2とはNチャネル型MOSトランジスタ1
(nー1)6ー1にて電気的に接続可能となっている。
信号線Q/BSm3とビット線Q/BL(nー1)2と
はNチャネル型MOSトランジスタ1(nー1)6ー2
にて電気的に接続可能となっている。Nチャネル型MO
Sトランジスタ1(nー1)6ー1、1(nー1)6ー
2のゲート電極はデータ転送制御信号TRS4を受信す
る。信号線BSm3とビット線BLn2とはNチャネル
型MOSトランジスタ1n6ー1にて電気的に接続可能
となっている。信号線Q/BSm3とビット線Q/BL
n2とはNチャネル型MOSトランジスタ1n6ー2に
て電気的に接続可能となっている。Nチャネル型MOS
トランジスタ1n6ー1、1n6ー2のゲート電極はデ
ータ転送制御信号TRS5を受信する。
【0112】なお、図9において、各信号線対に接続さ
れるプリチャージ回路PCXの具体的な回路は図4のプ
リチャージ回路と同様である。図9において、各信号線
対に接続されるセンスアンプAMPの具体的な回路は図
5のセンスアンプと同様である。図9において、各信号
線対に接続されるゲート回路CNの具体的な回路は図6
のゲート回路と同様である。
【0113】以上のように構成された図9のDRAMの
動作、特に読み出し動作についてを図面を用いて以下に
説明する。図10は図9のDRAMの読み出し動作を説
明するタイミングチャートである。
【0114】初期状態において、プリチャージ信号PC
S0〜3、PCM0〜2の電圧レベルはいずれもHレベ
ル、ワード線WL0〜5の電圧レベルはいずれもLレベ
ル、センスアンプ活性化信号SA0〜3の電圧レベルは
いずれもLレベル、第2の転送制御信号TRS0〜5、
第1の転送制御信号TRN0〜1はいずれも電圧レベル
がLレベルであるとする。このため、ビット線対と信号
線対はいずれも1/2Vccにプリチャージされてい
る。なお、図10においては、説明において、データの
読み出し動作に用いられるビット線対<BL00、Q/
BL00>、<BL01、Q/BL01>のみ示してい
る。同様に、第1の転送制御信号TRN2〜TRNnも
削除しているが、電圧レベルはLレベルのままであると
考慮してよい。
【0115】時刻t0において、第2の転送制御信号の
1つの電圧レベルがHレベルとなる。図9においては、
転送制御信号TRS0の電圧レベルがHレベルとなる。
【0116】また、時刻t0において、プリチャージ信
号PCS0、PCS1、PCM0の電圧レベルもLレベ
ルとなる。このため、信号線対<BS00、Q/BS0
0>、・・・・、<BSm0、Q/BSm0>、<BS
01、Q/BS01>、・・・・、<BSm1、Q/B
Sm1>、ビット線対<BL00、Q/BL00>、<
BL10、Q/BL10>、・・・・、<BLn0、Q
/BLn0>へのプリチャージ電圧の印加が止められ
る。また、第2の転送制御信号TRS0も電圧レベルが
Hレベルとなる。このため、ビット線対<BLn0、Q
/BLn0>のうちnが0あるいは偶数のものはそれぞ
れ信号線対<BSm0、Q/BSm0>のうちmがn/
2のものに電気的に接続されるとともに、<BSm1、
Q/BSm1>のうちmがn/2のものに電気的に接続
される。
【0117】時刻t1において、アドレス情報にしたが
って、ワード線WL0が選択され、ワード線WL0の電
圧レベルがHレベルに変化する。つまり、ビット線BL
00〜BLn0それぞれに接続されたメモリセルMCが
選択されたこととなる。このため、図9においては、ビ
ット線BL00の電圧レベルが1/2Vccーαとな
る。
【0118】時刻t2において、センスアンプ活性化信
号SA0、SA1がHレベルに変化する。これにより、
センスアンプAMP00、・・・・、AMPm0、並び
にセンスアンプAMP01、・・・・、AMPm1が活
性化する。
【0119】センスアンプAMP00、・・・・、AM
Pm0の活性化により、<BLn0、Q/BLn0>の
うちnが0あるいは偶数のものの各電圧レベルが、それ
ぞれ信号線<BSm0、Q/BSm0>のうちmがn/
2のものの端部側から増幅される。同様に、センスアン
プAMP01、・・・・、AMPm1の活性化により、
ビット線対<BLn0、Q/BLn0>のうちnが0あ
るいは偶数のものの各電圧レベルが、それぞれ信号線<
BSm1、Q/BSm1>のうちmがn/2のものの端
部側から増幅される。
【0120】このように、図9のようにDRAMを構成
した場合においても、ビット線対の両方の端部に配置さ
れた信号線対それぞれにセンスアンプを設け、これらを
同時に活性化することができる。このため、ビット線対
の両端部において増幅動作が行なわれるので、データの
読み出しのための充分な増幅動作にかかる時間が短くな
る。
【0121】時刻t3において、アドレス情報にしたが
って、第1の転送制御信号TRN0の電圧レベルがHレ
ベルに変化する。これにより、アドレス情報にて、ビッ
ト線BL00とワード線WL0に接続されたメモリセル
MCが指定されたことが分かる。この結果、ゲート回路
CN00が選択的に活性化する。この結果、アドレス情
報にて選択されたメモリセルMCのデータは、ビット線
対<BL00、Q/BL00>、信号線対<BS01、
Q/BS01>、ゲート回路CN00を介してデータ転
送線対DB0に伝達されることとなる。
【0122】時刻t4において、読み出し動作の終了に
伴い、図示せぬタイミング信号発生回路によって、ワー
ド線WL0、センスアンプ活性化信号SA0、SA1、
第1の転送制御信号TRN0、第2の転送制御信号TR
S0がいずれも電圧レベルがLレベルに戻り、読み出し
処理が完了する。
【0123】この後、時刻t5において、プリチャージ
信号PCS0、PCS1、PCM0がいずれも電圧レベ
ルがHレベルに戻る。この結果、初期状態と同様な状態
に戻る。
【0124】次に、時刻t6において、アドレス情報に
したがって、転送制御信号TRS1の電圧レベルがHレ
ベルとなる。
【0125】また、時刻t6において、プリチャージ信
号PCS0、PCS1、PCM0の電圧レベルもLレベ
ルとなる。このため、信号線対<BS00、Q/BS0
0>、・・・・、<BSm0、Q/BSm0>、<BS
01、Q/BS01>、・・・・、<BSm1、Q/B
Sm1>、ビット線対<BL00、Q/BL00>、<
BL10、Q/BL10>、・・・・、<BLn0、Q
/BLn0>へのプリチャージ電圧の印加が止められ
る。また、第2の転送制御信号TRS1も電圧レベルが
Hレベルとなる。このため、ビット線対<BLn0、Q
/BLn0>のうちnが奇数のものはそれぞれ信号線対
<BSm0、Q/BSm0>のうちmが(nー1)/2
のものに電気的に接続されるとともに、<BSm1、Q
/BSm1>のうちmが(nー1)/2のものに電気的
に接続される。
【0126】時刻t7において、アドレス情報にしたが
って、ワード線WL1が選択され、ワード線WL1の電
圧レベルがHレベルに変化する。つまり、ビット線BL
00〜BLn0それぞれに接続されたメモリセルMCが
選択されたこととなる。このため、図9においては、ビ
ット線BL10の電圧レベルが1/2Vccーαとな
る。
【0127】時刻t8において、センスアンプ活性化信
号SA0、SA1の電圧レベルがHレベルに変化する。
これにより、センスアンプAMP00、・・・・、AM
Pm0、並びにセンスアンプAMP01、・・・・、A
MPm1が活性化する。
【0128】センスアンプAMP00、・・・・、AM
Pm0の活性化により、<BLn0、Q/BLn0>の
うちnが奇数のものの各電圧レベルが、それぞれ信号線
<BSm0、Q/BSm0>のうちmが(nー1)/2
のものの端部側から増幅される。同様に、センスアンプ
AMP01、・・・・、AMPm1の活性化により、ビ
ット線対<BLn0、Q/BLn0>のうちnが奇数の
ものの各電圧レベルが、それぞれ信号線<BSm1、Q
/BSm1>のうちmが(nー1)/2のものの端部側
から増幅される。
【0129】このように、2つのビット線対で信号線対
を共有するようにしても、各ビット線対の両方の端部に
配置された信号線対にて、ビット線対の両端部において
増幅動作を行なうことができる。
【0130】この後、時刻t9において、アドレス情報
にしたがって、第1の転送制御信号TRN0の電圧レベ
ルがHレベルに変化する。これにより、アドレス情報に
て、ビット線BL10とワード線WL1に接続されたメ
モリセルMCが指定されたことが分かる。この結果、ゲ
ート回路CN00が選択的に活性化する。この結果、ア
ドレス情報にて選択されたメモリセルMCのデータは、
ビット線対<BL10、Q/BL10>、信号線対<B
S01、Q/BS01>、ゲート回路CN00を介して
データ転送線対DB0に伝達されることとなる。以降の
動作は時刻t4以降と同様にして、読み出し動作が完了
する。
【0131】なお、第3の実施の形態においては、第2
の転送制御信号TRS0〜TRS5を用いるので、第1
の実施の形態に比べて制御信号の数が増えることとな
る。しかしながら、第2の転送制御信号TRS0〜TR
S5はカラムアドレスデコード回路10にて容易に生成
することができる。例えば、第1の実施の形態における
カラムアドレスデコード回路10による第1の転送制御
信号TRN0〜TRNnの生成処理において、アドレス
情報に基づいて第1の実施の形態における第2の転送制
御信号TRS0〜TRS2それぞれを2つの信号に分割
するようにすればよい。
【0132】以上のように、本発明の第3の実施の形態
における半導体記憶装置においては、第1の実施の形態
と同様な効果が得られるとともに、信号線対及び信号線
対に接続されるプリチャージ回路、センスアンプ、ゲー
ト回路が第1の実施の形態の半導体記憶装置の半分にす
ることができる。このため、素子数が少なくなることに
より、半導体記憶装置が安価で提供できること、チップ
面積をさらに縮小化することやレイアウトの自由度を向
上することができる。
【0133】以上、本発明の半導体記憶装置について、
DRAMを用いて詳細に説明したが、本発明は上記実施
の形態の構成に限定されるものではない。
【0134】例えば、DRAMに限らず、微少電圧を増
幅することが必要な回路や装置に対しても、本発明のよ
うな構成を適用することは可能である。また、各メモリ
セルブロックのワード線WLの数も、図3のように2本
に限定されず複数本であってもよい。また、第3の実施
の形態においても、第2の実施の形態のように、各信号
線対にゲート回路をそれぞれ設けてもよい。
【0135】つまり、本発明は、本発明の要旨を変更し
ない範囲での種々の変更をすることは可能である。
【0136】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体記憶装置
によれば、高速動作を実現するDRAM等の半導体記憶
装置を提供することができる。
【0137】また、製造工程を複雑化することなく、高
速動作を実現するDRAM等の半導体記憶装置を提供す
ることができる。
【0138】また、増加する素子数をできるだけ少なく
して、高速動作を実現するDRAM等の半導体記憶装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における半導体記憶
装置の一部を示すブロック図である。
【図2】図1におけるメモリセルアレイ1の構成を示す
構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における半導体記憶
装置の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図4】図3におけるプリチャージ回路の回路図であ
る。
【図5】図3におけるセンスアンプの回路図である。
【図6】図3におけるゲート回路の回路図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における半導体記憶
装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態における半導体記憶
装置の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における半導体記憶
装置の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における半導体記
憶装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
BL ビット線 BS 信号線 AMP センスアンプ PRC、PCX プリチャージ回路 CN ゲート回路 TRN 第1の転送制御信号 TRS 第2の転送制御信号 PCM、PCS プリチャージ信号 SA センスアンプ活性化信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビット線対と、前記ビット線対に
    交差する複数のワード線と、各々が、前記複数のビット
    線対のいずれか1つの一方のビット線と前記複数のワー
    ド線のいずれか1つに接続された複数のメモリセルとを
    含む第1のメモリセルブロックを有する半導体記憶装置
    において、 各々が前記複数のビット線対の対応する1つにおける一
    方の端部とデータ転送可能に接続される複数の第1の信
    号線対と、 各々が前記複数のビット線対の対応する1つにおける他
    方の端部とデータ転送可能に接続される複数の第2の信
    号線対と、 第1の制御信号に応答して、各々が前記第1の信号線対
    の一つと前記ビット線対の1つとをデータ転送可能に接
    続する第1の転送制御回路と、 前記第1の制御信号に応答して、各々が前記第2の信号
    線対の一つと前記ビット線対の1つとをデータ転送可能
    に接続する第2の転送制御回路と、 各々が前記複数の第1の信号線対のいずれか1つに接続
    され、第1の活性化信号に応答して、該第1の信号線対
    に現れた電位差を増幅する第1のセンスアンプと、 各々が前記複数の第2の信号線対のいずれか1つに接続
    され、第1の活性化信号に応答して、該第2の信号線対
    に現れた電位差を増幅する第2のセンスアンプと、を有
    することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体記憶装置は、各々が前記複数
    の第1の信号線対のいずれか1つに接続され、第1のプ
    リチャージ信号に応答して、該第1の信号線対を所定の
    電圧レベルにプリチャージする複数の第1のプリチャー
    ジ回路と、各々が前記複数の第2の信号線対のいずれか
    1つに接続され、前記第1のプリチャージ信号に応答し
    て、該第2の信号線対を所定の電圧レベルにプリチャー
    ジする複数の第2のプリチャージ回路と、を有すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体記憶装置は、各々が前記複数
    の第1の信号線対のいずれか1つに接続され、転送信号
    に応答して、該第1の信号線対におけるデータをデータ
    線対に転送する複数の第1のゲート回路を有することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体記憶装置は、各々が前記複数
    の第2の信号線対のいずれか1つに接続され、前記転送
    信号に応答して、該第2の信号線対におけるデータを前
    記データ線対に転送する複数の第2のゲート回路を有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体記憶装置は、複数のビット線
    対と、前記ビット線対に交差する複数のワード線と、各
    々が、前記複数のビット線対のいずれか1つの一方のビ
    ット線と前記複数のワード線のいずれか1つに接続され
    た複数のメモリセルとで構成された第2のメモリセルブ
    ロックを有し、第2の制御信号に応答して、各々が前記
    第1の信号線対の一つと前記第1のメモリセルブロック
    におけるビット線対の1つとをデータ転送可能に接続す
    る第3の転送制御回路が設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 第1及び第2のビット線対と、前記第1
    及び前記第2のビット線対にそれぞれ交差する第1のワ
    ード線と、前記第1のビット線対の一方のビット線と前
    記第1のワード線とに接続された第1のメモリセルと、
    前記第2のビット線対の一方のビット線と前記第2のワ
    ード線とに接続された第2のメモリセルとを含むメモリ
    セルブロックを有する半導体記憶装置において、 前記第1のビット線対の一方の端部または前記第2のビ
    ット線対の一方の端部とデータ転送可能に接続される第
    1の信号線対と、 前記第1のビット線対の他方の端部または前記第2のビ
    ット線対の他方の端部とデータ転送可能に接続される第
    2の信号線対と、 第1の制御信号に応答して、前記第1の信号線対と前記
    第1のビット線対とをデータ転送可能に接続する第1の
    転送制御回路と、 前記第1の制御信号に応答して、前記第2の信号線対と
    前記第1のビット線対とをデータ転送可能に接続する第
    2の転送制御回路と、 第2の制御信号に応答して、前記第1の信号線対と前記
    第2のビット線対とをデータ転送可能に接続する第3の
    転送制御回路と、 前記第2の制御信号に応答して、前記第2の信号線対と
    前記第2のビット線対とをデータ転送可能に接続する第
    4の転送制御回路と、 前記第1の信号線対に接続され、第1の活性化信号に応
    答して、該第1の信号線対に現れた電位差を増幅する第
    1のセンスアンプと、 前記第2の信号線対に接続され、第1の活性化信号に応
    答して、該第2の信号線対に現れた電位差を増幅する第
    2のセンスアンプと、を有することを特徴とする半導体
    記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体記憶装置は、前記第1の信号
    線対に接続され、第1のプリチャージ信号に応答して、
    該第1の信号線対を所定の電圧レベルにプリチャージす
    る第1のプリチャージ回路と、前記第2の信号線対に接
    続され、前記第1のプリチャージ信号に応答して、該第
    2の信号線対を所定の電圧レベルにプリチャージする第
    2のプリチャージ回路と、を有することを特徴とする請
    求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体記憶装置は、前記第1の信号
    線対に接続され、転送信号に応答して、該第1の信号線
    対におけるデータをデータ線対に転送するゲート回路を
    有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載
    の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体記憶装置は、第3及び第4の
    ビット線対と、前記第3及び前記第4のビット線対にそ
    れぞれ交差する第2のワード線と、前記第3のビット線
    対の一方のビット線と前記第2のワード線とに接続され
    た第3のメモリセルと、前記第4のビット線対の一方の
    ビット線と前記第2のワード線とに接続された第4のメ
    モリセルとを含むメモリセルブロックと、 第3の制御信号に応答して、前記第1の信号線対と前記
    第3のビット線対とをデータ転送可能に接続する第5の
    転送制御回路と、 前記第4の制御信号に応答して、前記第1の信号線対と
    前記第4のビット線対とをデータ転送可能に接続する第
    6の転送制御回路と、を有することを特徴とする請求項
    6乃至請求項8のいずれか1つに記載の半導体記憶装
    置。
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