JP2001109566A - スイッチ入力検出装置 - Google Patents

スイッチ入力検出装置

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JP2001109566A
JP2001109566A JP28430999A JP28430999A JP2001109566A JP 2001109566 A JP2001109566 A JP 2001109566A JP 28430999 A JP28430999 A JP 28430999A JP 28430999 A JP28430999 A JP 28430999A JP 2001109566 A JP2001109566 A JP 2001109566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用信号線数が少なく、ノイズの影響を受け
ずに操作された1つ以上の操作スイッチS11〜S34
を判別するスイッチ入力検出装置を提供する。 【解決手段】 各操作スイッチS11〜S14、S21
〜S24、S31〜S34と検出抵抗R11〜R14、
R21〜R24、R31〜R34の並列接続回路と終端
抵抗RT1〜RT3とが直列接続された走査信号線SL
1〜SL3、各終端抵抗RT1〜RT3と共通信号出力
点O1間に接続されたダイオードD1〜D3を有するス
イッチ検出部1と、走査信号線SL1〜SL3に各別の
タイミングで走査信号SC1〜SC2を供給する走査信
号発生部2と、A/D変換部3Cを内蔵した制御検出部
3と、共通信号出力点O1とA/D変換部3Cとを接続
する共通信号出力線SOを備え、各検出抵抗R11〜R
34は走査信号線SL1〜SL3毎に抵抗値が異なるよ
うに選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の操作スイ
ッチの中の操作されたスイッチを検出するスイッチ入力
検出装置に係わり、特に、操作されたスイッチの検出を
アナログ電圧の形式で検出することにより、信号出力線
の数を低減し、かつ、ノイズの影響を受け難くしたスイ
ッチ入力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数個の操作スイッチの中の操作
されたスイッチを電気的に検出するスイッチ入力検出装
置としては、各操作スイッチをマトリクス状に配置した
キーマトリクス方式を用いたもの、または、各操作スイ
ッチを抵抗分圧器の各分圧抵抗に並列接続した抵抗分圧
方式を用いたものが知られている。
【0003】ここで、図4は、既知のキーマトリクス方
式のスイッチ入力検出装置の一例を示すもので、その要
部構成を示す回路図である。
【0004】図4に示されるように、このスイッチ入力
検出装置は、キーマトリクス部31と、制御検出部32
とからなっている。この場合、キーマトリクス部31
は、複数本(図示の例では3本)の走査信号線SL1、
SL2、SL3と、複数本(図示の例では4本)の入力
信号線IL1、IL2、IL3、IL4と、複数本の走
査信号線SL1、SL2、SL3と複数本の入力信号線
IL1、IL2、IL3、IL4の交点部分にそれぞれ
接続された複数個(図示の例では12個)の操作スイッ
チS11、S12、S13、S14、S21、S22、
S23、S24、S31、S32、S33、S34と、
複数本の入力信号線IL1、IL2、IL3、IL4と
接地点との間に接続された複数個(図示の例では4個)
の終端抵抗R1、R2、R3、R4と、各一端が複数個
の終端抵抗R1、R2、R3、R4の非接地側に接続さ
れた複数本(図示の例では4本)の出力信号線OL1、
OL2、OL3、OL4とを有している。また、制御検
出部32は、マイクロコンピュータ(MCU)からな
り、複数(図示の例では3つ)の走査信号出力ポートT
P1、TP2、TP3と、複数(図示の例では4つ)の
信号入力ポートIP1、IP2、IP3、IP4とを有
し、複数の走査信号出力ポートTP1、TP2、TP3
が対応する複数本の走査信号線SL1、SL2、SL3
に接続され、複数の信号入力ポートIP1、IP2、I
P3、IP4が対応する複数本の出力信号線OL1、O
L2、OL3、OL4の各他端に接続される。なお、制
御検出部32は、走査信号出力ポートTP1から走査信
号線SL1に第1走査信号SC1を出力し、走査信号出
力ポートTP2から走査信号線SL2に第2走査信号S
C2を出力し、走査信号出力ポートTP3から走査信号
線SL3に第3走査信号SC3を出力する。この場合、
第1乃至第3走査信号SC1乃至SC3の出力タイミン
グは、第1走査信号SC1の出力が終了したときに第2
走査信号SC2が出力され、第2走査信号SC2出力が
終了したときに第3走査信号SC3が出力される。
【0005】前記構成に係わるこのキーマトリクス方式
のスイッチ入力検出装置は、次のように動作する。
【0006】いま、全部の操作スイッチS11乃至S1
4、S21乃至S24、S31乃至S34が操作され
ず、それらの接点が開いている場合、第1乃至第3走査
信号線SL1乃至SL3に供給された第1乃至第3走査
信号SC1乃至SC3は、いずれも第1乃至第4入力信
号線IL1乃至IL4に伝送されないので、第1乃至第
4出力信号線OL1乃至OL4にそれぞれ論理0(接地
電位)が出力される。制御検出部32は、第1乃至第4
信号入力ポートIP1乃至IP4のそれぞれで論理0を
受けたことにより、全部の操作スイッチS11乃至S1
4、S21乃至S24、S31乃至S34が非操作状態
であることを検出する。
【0007】次に、1つの操作スイッチ、例えば操作ス
イッチS23だけが操作され、操作スイッチS23の接
点が閉じている場合、第2走査信号線SL2に供給され
た第2走査信号SC2が操作スイッチS23の接点を通
して第3入力信号線IL3に伝送されるので、第3出力
信号線OL3に論理1(走査信号電位)が出力され、第
1、第2、第4出力信号線OL1、OL2、OL4に前
の場合と同様に論理0が出力される。制御検出部32
は、第2走査信号SC2の出力タイミング時に第3信号
入力ポートIP3で論理1を受けたことにより、操作ス
イッチS23だけが操作され、その他の操作スイッチが
非操作状態であることを検出する。
【0008】さらに、操作スイッチS23が操作されて
いるとき、それ以外の操作スイッチ、例えば操作スイッ
チS32が操作され、操作スイッチS23、S32の接
点が閉じている場合、第2走査信号線SL2に供給され
た第2走査信号SC2が操作スイッチS23の接点を通
して第3入力信号線IL3に伝送されるとともに、第3
走査信号線SL3に供給された第3走査信号SC3が操
作スイッチS32の接点を通して第2入力信号線IL2
に伝送されるので、第3出力信号線OL3及び第2出力
信号線OL2に論理1が出力され、第1及び第4出力信
号線OL1、OL4に前の場合と同様に論理0が出力さ
れる。制御検出部32は、第2走査信号SC2の出力タ
イミング時に第3信号入力ポートIP3で論理1を受
け、また、第3走査信号SC3の出力タイミング時に第
2信号入力ポートIP2で論理1を受けたことにより、
操作スイッチS23、S32だけが操作され、その他の
操作スイッチが非操作状態であることを検出する。
【0009】同じように、他の1つ以上の操作スイッチ
が操作された場合においても、制御検出部32は、第1
乃至第3走査信号SC1乃至SC3の出力タイミング
と、第1乃至第4信号入力ポートIP1乃至IP4で受
ける論理状態とによって、操作スイッチの操作状態及び
非操作状態を検出する。
【0010】また、図5は、既知の抵抗分圧方式のスイ
ッチ入力検出装置の一例を示すもので、その要部構成を
示す回路図である。
【0011】図5に示されるように、このスイッチ入力
検出装置は、抵抗分圧部41と、制御検出部42とから
なっている。この場合、抵抗分圧部41は、電源端子B
+と接地点との間に直列接続された抵抗値が等しい複数
個(図示の例では10個)の抵抗R1、R2、R3、R
4、R5、R6、R7、R8、R9、R10と、複数個
の抵抗R1乃至R10の各接続点と共通出力端Oとの間
にそれぞれ接続された複数個(図示の例では9個)の操
作スイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6、S
7、S8、S9とを有している。また、制御検出部42
は、マイクロコンピュータ(MCU)からなり、アナロ
グーデジタル変換部(A/D)43と検出抵抗44を内
蔵している。抵抗分圧部41の共通出力端Oは、アナロ
グーデジタル変換部43の入力に接続され、アナログー
デジタル変換部43の入力は、検出抵抗44を通して接
地点に接続されている。
【0012】前記構成に係わるこの抵抗分圧方式のスイ
ッチ入力検出装置は、次のように動作する。
【0013】いま、全部の操作スイッチS1乃至S9が
操作されず、それらの接点が開いている場合、複数個の
抵抗R1乃至R10の分圧電圧が共通出力端Oに伝送さ
れないので、共通出力端Oは接地電圧になり、この接地
電圧がアナログーデジタル変換部43に供給される。制
御検出部42は、アナログーデジタル変換部43におい
て供給された接地電圧をアナログーデジタル変換し、得
られたデジタル信号から入力電圧が最低電圧であること
を算出し、その算出結果から全部の操作スイッチS1乃
至S9が非操作状態であることを検出する。
【0014】次に、1つの操作スイッチ、例えば操作ス
イッチS5だけが操作され、操作スイッチS5の接点が
閉じている場合、抵抗R5と抵抗R6の接続点に得られ
た分圧電圧V56が操作スイッチS5を通して共通出力
端Oに伝送され、共通出力端Oは分圧電圧V56にな
り、この分圧電圧V56がアナログーデジタル変換部4
3に供給される。制御検出部42は、アナログーデジタ
ル変換部43において供給された分圧電圧V56をアナ
ログーデジタル変換し、得られたデジタル信号から入力
分圧電圧V56が中間電圧であることを算出し、その算
出結果から操作スイッチS5だけが操作され、他の操作
スイッチS1乃至S4、S6乃至S9が非操作状態であ
ることを検出する。
【0015】さらに、別の1つの操作スイッチ、例えば
S2だけが操作され、操作スイッチS2の接点が閉じて
いる場合、抵抗R2と抵抗R3の接続点に得られた分圧
電圧V23が操作スイッチS2を通して共通出力端Oに
伝送され、共通出力端Oは分圧電圧V23になり、この
分圧電圧V23がアナログーデジタル変換部43に供給
される。制御検出部42は、アナログーデジタル変換部
43において供給された分圧電圧V23をアナログーデ
ジタル変換し、得られたデジタル信号から入力分圧電圧
V23が高い方から2番目の電圧であることを算出し、
その算出結果から操作スイッチS2だけが操作され、他
の操作スイッチS1、S3乃至S9が非操作状態である
ことを検出する。
【0016】同じように、他の操作スイッチが操作され
た場合においても、制御検出部42は、アナログーデジ
タル変換部43において得られたデジタル信号から入力
分圧電圧が高い方から何番目の電圧または低い方から何
番目の電圧であるかを算出し、その算出結果から操作状
態にある操作スイッチ及び非操作状態にある操作スイッ
チを検出する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のキーマトリ
クス方式のスイッチ入力検出装置は、全部の操作スイッ
チS11乃至S14、S21乃至S24、S31乃至S
34の中の操作された1つ以上の操作スイッチを、第1
乃至第3走査信号SC1乃至SC3の出力タイミング
と、第1乃至第4出力信号線OL1乃至OL4に得られ
る論理信号の論理状態とから正確に検出することができ
るという利点があるものの、キーマトリクス部31を構
成する場合に、複数本の走査信号線SL1乃至SL3、
複数本の信号入力線IL1乃至IL4、複数本の信号出
力線OL1乃至OL4というように多数の信号線が必要
になることから、キーマトリクス部31の構成が複雑に
なり、しかも、複数本の信号出力線OL1乃至OL4に
得られる論理信号の論理状態、すなわち論理1と論理0
とによって信号判別を行っているため、論理信号にノイ
ズが重畳した際に稀に誤った判別が行われることがあ
る。
【0018】また、前記既知の抵抗分圧方式のスイッチ
入力検出装置は、複数個の抵抗R1乃至R10からなる
1つの抵抗列を有し、かつ、抵抗分圧部41の共通出力
端Oと制御検出部42とを1本の制御線で結べば足りる
ことから、抵抗分圧部41に多数の信号線を用いる必要
がなく、抵抗分圧部41の構成が簡素化される他に、ア
ナログ的な出力を用いているため、信号にノイズが重畳
しても直ちに誤った判別が行われることがないという利
点を有しているものの、操作された操作スイッチS1乃
至S9を判別する際に、操作された1つの操作スイッチ
の判別を行うことができるだけで、操作された2つ以上
の操作スイッチの判別を行うことができないので、使用
用途に制限があり、必ずしも有用性が高いものというこ
とができない。
【0019】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、使用する信号線の数が多
くなく、ノイズの影響を受けずに操作された1つまたは
それ以上の操作スイッチの判別を行うことができるスイ
ッチ入力検出装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係わるスイッチ入力検出装置は、それぞれ
複数個の操作スイッチ及び検出抵抗の並列接続回路と1
個の終端抵抗とが直列接続された複数本の走査信号線を
有し、複数本の走査信号線の並列接続回路と終端抵抗と
の接続点及び共通出力点間に接続された複数個のバッフ
ァダイオードを有するスイッチ検出部と、複数本の走査
信号線の一端にそれぞれに異なるタイミングで走査信号
を供給する走査信号発生部と、アナログ−デジタル変換
部を内蔵した制御検出部と、共通出力点を共通信号出力
線を介してアナログ−デジタル変換部の入力に接続する
接続手段とを備え、各検出抵抗は、複数本の走査信号線
毎に抵抗値が異なるように選択された第1の構成を具備
する。
【0021】前記第1の構成における一変形例として、
複数本の走査信号線の中の1本の走査信号線は、直列接
続された1個の基準検出抵抗と1個の終端抵抗とからな
り、基準検出抵抗と終端抵抗との接続点に基準電圧が出
力されるように、基準検出抵抗の抵抗値が選択された第
2の構成を具備する。
【0022】前記第1または第2の構成における一具体
例として、走査信号発生部の電源回路内に制御検出部か
らのトリガ信号によって選択的にオンになる制御スイッ
チ回路を接続した第3の構成を具備する。
【0023】前記第1及び第3の構成によれば、スイッ
チ検出部が複数本の走査信号線を備え、複数本の走査信
号線のそれぞれが直列接続された複数個の操作スイッチ
及び検出抵抗の並列接続回路と1個の終端抵抗とからな
り、複数本の走査信号線毎に各並列接続回路の検出抵抗
の抵抗値をそれぞれ異ならせているもので、複数本の走
査信号線への走査信号の供給タイミングによって複数本
の走査信号線が選択され、選択された信号出力線の終端
抵抗に得られたアナログ電圧の大きさを求めることによ
り、複数本の走査信号線毎に操作された操作スイッチを
検出することができ、その結果、全部の操作スイッチの
中から操作された1つまたはそれ以上の操作スイッチを
検出することが可能になる。
【0024】また、前記第2及び第3の構成によれば、
複数本の走査信号線の中の1本を直列接続された1個の
基準検出抵抗と1個の終端抵抗とからなる基準走査信号
線とし、基準走査信号線が選択されたとき、その終端抵
抗に基準電圧を発生させ、他の走査信号線の終端抵抗に
得られるアナログ電圧の電圧値を基準電圧に基づいた判
定を行うことができ、アナログ電圧の大きさの判別が容
易になる。
【0025】また、前記第1乃至第3の構成によれば、
スイッチ検出部の共通出力端点と制御検出部とを1本の
共通信号出力線を用いて接続すれば足りるので、スイッ
チ検出部で用いられる信号線の数を少なくしてスイッチ
検出部の構成を簡素化することができ、その上、1本の
共通信号出力線にアナログ出力信号を伝送させているの
で、アナログ出力信号に対するノイズの影響を少なくす
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】図1は、本発明によるスイッチ入力検出装
置の第1の実施の形態を示すもので、その要部構成を示
す回路図である。
【0028】図1に示されるように、第1の実施の形態
によるスイッチ入力検出装置は、スイッチ検出部1と、
走査信号発生部2と、制御検出部3と、制御スイッチ回
路4とからなる。また、スイッチ検出部1は、第1乃至
第3走査信号線SL1乃至SL3と、第1乃至第3バッ
ファダイオードD1乃至D3とを有する。制御検出部3
は、マイクロコンピュータ(MCU)からなり、アナロ
グーデジタル変換部(A/D)3Cを内蔵している。制
御スイッチ回路4は、制御トランジスタ4Tを具備して
いる。
【0029】スイッチ検出部1において、第1走査信号
線SL1は、一端が走査信号発生部2に、他端が接地点
にそれぞれ接続され、一端側から他端側に向かって、操
作スイッチS11及び検出抵抗R11の並列接続回路、
操作スイッチS12及び検出抵抗R12の並列接続回
路、操作スイッチS13及び検出抵抗R13の並列接続
回路、操作スイッチS14及び検出抵抗R14の並列接
続回路、終端抵抗RT1がそれぞれ直列接続され、各検
出抵抗R11乃至R14はそれぞれ異なる抵抗値のもの
で構成されている。第2走査信号線SL2は、一端が走
査信号発生部2に、他端が接地点にそれぞれ接続され、
一端側から他端側に向かって、操作スイッチS21及び
検出抵抗R21の並列接続回路、操作スイッチS22及
び検出抵抗R22の並列接続回路、操作スイッチS23
及び検出抵抗R23の並列接続回路、操作スイッチS2
4及び検出抵抗R24の並列接続回路、終端抵抗RT2
がそれぞれ直列接続され、各検出抵抗R21乃至R24
はそれぞれ異なる抵抗値のもので構成されている。第3
走査信号線SL3は、一端が走査信号発生部2に、他端
が接地点にそれぞれ接続され、一端側から他端側に向か
って、操作スイッチS31及び検出抵抗R31の並列接
続回路、操作スイッチS32及び検出抵抗R32の並列
接続回路、操作スイッチS33及び検出抵抗R33の並
列接続回路、操作スイッチS34及び検出抵抗R34の
並列接続回路、終端抵抗RT3がそれぞれ直列接続さ
れ、各検出抵抗R31乃至R34は異なる抵抗値のもの
で構成されている。この場合、各検出抵抗R11乃至R
14、R21乃至R24、R31乃至R34の抵抗値
は、例えば抵抗R11、R21、R31の抵抗値をrに
選んだ場合、抵抗R12、R22、R32の抵抗値を2
rに、抵抗R13、R23、R33の抵抗値を4rに、
抵抗R14、R24、R34の抵抗値を8rにそれぞれ
選ぶようにする。
【0030】同じく、スイッチ検出部1において、第1
バッファダイオードD1は、アノード側が操作スイッチ
S14及び検出抵抗R14の並列接続回路と終端抵抗R
T1との接続点に、カソード側が共通信号出力点O1に
それぞれ接続される。第2バッファダイオードD2は、
アノード側が操作スイッチS24及び検出抵抗R24の
並列接続回路と終端抵抗RT2との接続点に、カソード
側が共通信号出力点O1にそれぞれ接続される。第3バ
ッファダイオードD3は、アノード側が操作スイッチS
34及び検出抵抗R34の並列接続回路と終端抵抗RT
3との接続点に、カソード側が共通信号出力点O1にそ
れぞれ接続される。
【0031】また、制御検出部3において、アナログー
デジタル変換部3Cは、入力が1本の共通出力信号線S
Oを通して共通信号出力点O1に接続される。さらに、
制御スイッチ回路4において、制御トランジスタ4T
は、コレクタが電源端子B+に、エミッタが走査信号発
生部2の電源入力端子(記号なし)に、ベースが制御検
出部2のトリガ信号出力端子(記号なし)にそれぞれ接
続される。
【0032】続く、図2は、図1に図示されたスイッチ
入力検出装置の各部に得られる信号または電圧状態を示
す波形図であって、図示の例では、操作スイッチS1
1、S22、S33がそれぞれ操作されたときの状態を
示すものである。
【0033】図2において、第1段目は制御検出部3か
ら制御スイッチ回路4に供給されるトリガ信号TRであ
り、第2段目は第1走査信号線SL1に供給される第1
走査信号SC1であり、第3段目は第2走査信号線SL
2に供給される第2走査信号SC2であり、第4段目は
第3走査信号線SL3に供給される第3走査信号SC3
であり、第5段目は共通信号出力点O1に供給されるア
ナログ出力信号TO1であり、第6段目(最下段)は制
御検出部2におけるアナログ信号検知タイミングであ
る。また、横軸は時間を表す。
【0034】ここで、第1の実施の形態に係わるスイッ
チ入力検出装置の動作を、図1及び図2を用いて説明す
る。
【0035】始めに、制御検出部2は、時間t0乃至t
2の期間に第1のトリガ信号TRを発生し、その後の時
間t2乃至t3の期間にトリガ信号TRの発生を停止
し、時間t3乃至t5の期間に再び第2のトリガ信号T
Rを発生し、その後の時間t5乃至t6の期間にトリガ
信号TRの発生を停止し、時間t6乃至t8の期間に3
度第3のトリガ信号TRを発生し、その後の時間t8に
トリガ信号TRの発生を停止する。第1乃至第3のトリ
ガ信号TRは、制御スイッチ回路4の制御トランジスタ
4Tのベースに供給され、第1乃至第3のトリガ信号T
Rの供給期間だけ制御スイッチ回路4をオンにし、電源
端子B+の電源電圧を断続的に走査信号発生部2に供給
する。走査信号発生部2は、第1回の電源電圧が供給さ
れた時間t0乃至t2の期間内に第1走査信号線SL1
に第1走査信号SC1を出力し、第2回に電源電圧が供
給された時間t3乃至t5の期間内に第2走査信号線S
L2に第2走査信号SC2を出力し、第3回に電源電圧
が供給された時間t6乃至t8の期間内に第3走査信号
線SL3に第3走査信号SC3を出力し、スイッチ検出
部1の第1乃至第3走査信号線SL1乃至SL3をそれ
ぞれを異なるタイミングの第1乃至第3走査信号SC1
乃至SC2で走査する。
【0036】いま、全部の操作スイッチS11乃至S1
4、S21乃至S24、S31乃至S34が操作され
ず、それらの接点が開いている場合、第1走査信号線S
L1には全ての検出抵抗R11乃至R14が接続され、
それらの総合抵抗値が15r(最大抵抗値)になり、第
2走査信号線SL2にも全ての検出抵抗R21乃至R2
4が接続され、それらの総合抵抗値が15r(最大抵抗
値)になり、第3走査信号線SL3にも全ての検出抵抗
R31乃至R34が接続され、検出抵抗R31乃至R3
4の総合抵抗値が15r(最大抵抗値)になっているの
で、第1乃至第3走査信号SC1乃至SC3が供給され
た際に、終端抵抗RT1、RT2、RT3に得られる電
圧は最低電圧、例えば第1乃至第3バッファダイオード
D1乃至D3のPN接合電圧を僅かに超えた電圧にな
る。
【0037】このため、第1乃至第3走査信号SC1乃
至SC3が供給されるタイミング時に、共通信号出力点
O1に出力される検出電圧はそれぞれ電圧レベルL0
(最低レベル)になり、この電圧レベルL0が共通出力
信号線SOを通してアナログ−デジタル変換部3Cに供
給される。制御検出部2は、時間t0乃至t2の中間の
時間t1のタイミングでアナログ−デジタル変換部3C
に入力された電圧レベルL0に基づいて、第1走査信号
線SL1の全ての操作スイッチS11乃至S14が非操
作状態であること、時間t3乃至t5の中間の時間t4
のタイミングでアナログ−デジタル変換部3Cに入力さ
れた電圧レベルL0に基づいて、第2走査信号線SL2
の全ての操作スイッチS21乃至S24が非操作状態で
あること、時間t6乃至t8の中間の時間t7のタイミ
ングで、アナログ−デジタル変換部3Cに入力された電
圧レベルL0に基づいて、第3走査信号線SL3の全て
の操作スイッチS31乃至S34が非操作状態であるこ
とをそれぞれ検出する。
【0038】この場合、制御検出部3が、アナログ−デ
ジタル変換部3Cに入力された電圧レベルL0をそれぞ
れ、時間t0乃至t2の中間の時間t1のタイミング、
時間t3乃至t5の中間の時間t4のタイミング、時間
t6乃至t8の中間の時間t7のタイミングで検出して
いる理由は、第1乃至第3走査信号SC1乃至SC3が
第1乃至第3走査信号線SL1乃至SL3に出力された
後、第1乃至第3走査信号線SL1乃至SL3の電圧の
過渡変動状態が解消され、各終端抵抗RT1乃至RT3
から安定化された状態のアナログ電圧レベルを検出する
ためである。そして、以下に述べるそれぞれの場合にお
いても、制御検出部3は、アナログ−デジタル変換部3
Cに入力されたアナログ電圧レベルを、第1乃至第3走
査信号SC1乃至SC3の供給期間の中間、すなわち時
間t1、t4、t7に該当する各タイミングで検出す
る。
【0039】次に、1つの操作スイッチ、例えば操作ス
イッチS11だけが操作され、操作スイッチS11の接
点が閉じている場合、第1走査信号線SL1には3つの
検出抵抗R12乃至R14が接続され、3つの検出抵抗
R12乃至R14の総合抵抗値が14r(2番目に大き
い抵抗値)になるので、第1走査信号SC1が供給され
た際に、終端抵抗RT1で検出される電圧は、第1バッ
ファダイオードD1のPN接合電圧を少し超えた低電圧
(2番目に低い電圧)になる。このとき、第2走査信号
線SL2には全ての検出抵抗R21乃至R24が接続さ
れ、検出抵抗R21乃至R24の総合抵抗値が15r
(最大抵抗値)になり、同様に、第3走査信号線SL3
には全ての検出抵抗R31乃至R34が接続され、検出
抵抗R31乃至R34の総合抵抗値が15r(最大抵抗
値)になるので、第2乃至第3走査信号SC2乃至SC
3が供給された際に、終端抵抗RT2、RT3における
検出電圧は、いずれも第2乃至第3バッファダイオード
D2乃至D3のPN接合電圧を僅かに超えた最低電圧に
なる。
【0040】このため、第1走査信号SC1の供給タイ
ミング時に共通信号出力点O1に出力される検出電圧は
電圧レベルL1(2番目に低いレベル)になり、また、
第2乃至第3走査信号SC2乃至SC3の供給タイミン
グ時に共通信号出力点O1に出力される検出電圧はそれ
ぞれ最低電圧レベルL0になり、これらの電圧レベルL
1、L0、L0が共通出力信号線SOを通してアナログ
−デジタル変換部3Cに供給される。制御検出部3は、
時間t1のタイミングでアナログ−デジタル変換部3C
に入力された電圧レベルL1に基づいて、第1走査信号
線SL1の操作スイッチS11が操作され、残りの操作
スイッチS12乃至S14が非操作状態であることを検
出し、時間t4、t7のタイミングでアナログ−デジタ
ル変換部3Cに入力された電圧レベルL0に基づいて、
第2走査信号線SL2の全ての操作スイッチS21乃至
S24及び第3走査信号線SL3の全ての操作スイッチ
S31乃至S34が非操作状態であることを検出する。
【0041】次いで、他の1つの操作スイッチ、例えば
操作スイッチS22だけが操作され、操作スイッチS2
2の接点が閉じている場合、第2走査信号線SL2には
3つの検出抵抗R11、R13、R14が接続され、3
つの検出抵抗R11、R13、R14の総合抵抗値が1
3r(3番目に大きい抵抗値)になるので、第2走査信
号SC2が供給された際に、終端抵抗RT2の検出電圧
は、第2バッファダイオードD2のPN接合電圧を超え
た電圧(3番目に低い電圧)になる。このとき、第1走
査信号線SL1には全ての検出抵抗R11乃至R14が
接続され、検出抵抗R11乃至R14の総合抵抗値が1
5rになり、第3走査信号線SL3には全ての検出抵抗
R31乃至R34が接続され、検出抵抗R31乃至R3
4の総合抵抗値が15rになるので、第1及び第3走査
信号SC1、SC3が供給された際に、終端抵抗RT
1、RT3の検出電圧は、いずれも第1及び第3バッフ
ァダイオードD1、D3のPN接合電圧を僅かに超えた
最低電圧になる。
【0042】このため、第2走査信号SC2の供給タイ
ミング時に、共通信号出力点O1に出力される検出電圧
は電圧レベルL2(3番目に低いレベル)になり、一
方、第1及び第3走査信号SC1、SC3の供給タイミ
ング時に、共通信号出力点O1に出力される検出電圧は
それぞれ最低電圧レベルL0になり、これらの電圧レベ
ルL0、L2、L0が共通出力信号線SOを通してアナ
ログ−デジタル変換部3Cに供給される。制御検出部3
は、時間t1のタイミングでアナログ−デジタル変換部
3Cに入力された電圧レベルL0に基づいて、第1走査
信号線SL1の全ての操作スイッチS11乃至S14が
非操作状態であること、時間t4のタイミングでアナロ
グ−デジタル変換部3Cに入力された電圧レベルL2に
基づいて、第2走査信号線SL2の操作スイッチS22
が操作され、残りの操作スイッチS21、S23、S2
4が非操作状態であること、時間t7のタイミングでア
ナログ−デジタル変換部3Cに入力された電圧レベルL
0に基づいて、第3走査信号線SL3の全ての操作スイ
ッチS31乃至S34が非操作状態であることをそれぞ
れ検出する。
【0043】続いて、さらに別の1つの操作スイッチ、
例えば操作スイッチS33だけが操作され、操作スイッ
チS33の接点が閉じている場合も前述の場合と同様で
あって、第3走査信号SC3の供給タイミング時に、共
通信号出力点O1に出力される検出電圧は電圧レベルL
3(5番目に低いレベル)になり、一方、第1及び第2
走査信号SC1及びSC3の供給タイミング時に、共通
信号出力点O1に出力される検出電圧はそれぞれ電圧レ
ベルL0になる。そして、制御検出部3は、時間t1、
t4のタイミングでアナログ−デジタル変換部3Cにそ
れぞれ入力された電圧レベルL0に基づいて、第1走査
信号線SL1の全ての操作スイッチS11乃至S14及
び第2走査信号線SL2の全ての操作スイッチS21乃
至S24が非操作状態であること、時間t7のタイミン
グでアナログ−デジタル変換部3Cに入力された電圧レ
ベルL3に基づいて、第3走査信号線SL3の操作スイ
ッチS33が操作され、残りの操作スイッチS31、S
32、S34が非操作状態であることをそれぞれ検出す
る。
【0044】前述の各例は、1つの操作スイッチだけが
操作された場合に、その操作された操作スイッチを検出
する場合であるが、第1の実施の形態においては、複数
の操作スイッチが同時に操作された場合であっても、同
じように操作された操作スイッチをそれぞれ検出するこ
とができる。
【0045】まず、第1乃至第3走査信号線SL1乃至
SL3において1つづつ、例えば操作スイッチS11、
S22、S33が操作され、それらの接点が閉じている
場合は、第1走査信号SC1の供給タイミング時に共通
信号出力点O1に出力される検出電圧は電圧レベルL1
に、第2走査信号SC2の供給タイミング時に共通信号
出力点O1に出力される検出電圧は電圧レベルL2に、
第3走査信号SC3の供給タイミング時に共通信号出力
点O1に出力される検出電圧は電圧レベルL3になる。
そして、制御検出部3は、時間t1のタイミングでアナ
ログ−デジタル変換部3Cに入力された電圧レベルL1
に基づいて、第1走査信号線SL1の1つの操作スイッ
チS11が操作され、残りの操作スイッチS12乃至S
14が非操作状態であること、時間t4のタイミングで
アナログ−デジタル変換部3Cに入力された電圧レベル
L2に基づいて、第2走査信号線SL2の1つの操作ス
イッチS22が操作され、残りの操作スイッチS21、
S23、S24が非操作状態であること、時間t7のタ
イミングでアナログ−デジタル変換部3Cに入力された
電圧レベルL3に基づいて、第3走査信号線SL3の1
つの操作スイッチS33が操作され、残りの操作スイッ
チS31、S32、S34が非操作状態であることをそ
れぞれ検出する。
【0046】次に、1本の走査信号線、例えば第1走査
信号線SL1において、複数の操作スイッチ、例えば2
つの操作スイッチS11、S12が操作され、それらの
接点が閉じている場合は、第1走査信号線SL1に2つ
の検出抵抗R13、R14が接続され、検出抵抗R1
3、R14の総合抵抗値が12r(4番目に大きい抵抗
値)になり、第1走査信号SC1が供給された際に、終
端抵抗RT1の検出電圧は、第1バッファダイオードD
1のPN接合電圧を超えた電圧(4番目に低い電圧)に
なる。このとき、第2走査信号線SL2には全ての検出
抵抗R21乃至R24が接続され、検出抵抗R21乃至
R24の総合抵抗値が15rになり、第3走査信号線S
L3には全ての検出抵抗R31乃至R34が接続され、
検出抵抗R31乃至R34の総合抵抗値が15rになる
ので、第2及び第3走査信号SC2及びSC3が供給さ
れた際に、終端抵抗RT2、RT3の検出電圧は、いず
れも第2及び第3バッファダイオードD2、D3のPN
接合電圧を僅かに超えた最低電圧になる。
【0047】このため、第1走査信号SC1の供給タイ
ミング時に、共通信号出力点O1に出力される検出電圧
は電圧レベルL4(4番目に低いレベル)になり、一
方、第2及び第3走査信号SC2、SC3の供給タイミ
ング時に、共通信号出力点O1に出力される検出電圧は
それぞれ電圧レベルL0になり、これらの電圧レベルL
3、L0、L0が共通出力信号線SOを通してアナログ
−デジタル変換部3Cに供給される。制御検出部3は、
時間t1のタイミングでアナログ−デジタル変換部3C
に入力された電圧レベルL4に基づいて、第1走査信号
線SL1の2つの操作スイッチS11、S12が操作さ
れ、残りの操作スイッチS13、S14が非操作状態で
あること、時間t4のタイミングでアナログ−デジタル
変換部3Cに入力された電圧レベルL0に基づいて、第
2走査信号線SL2の全ての操作スイッチS21乃至S
24が非操作状態であること、時間t7のタイミングで
アナログ−デジタル変換部3Cに入力された電圧レベル
L0に基づいて、第3走査信号線SL3の全ての操作ス
イッチS31乃至S34が非操作状態であることをそれ
ぞれ検出する。
【0048】この他に、第1走査信号線SL1の他の2
個の操作スイッチ、例えば操作スイッチS11、S13
が操作され、それらの接点が閉じている場合、第1走査
信号線SL1に2つの検出抵抗R12、R14が接続さ
れ、それらの抵抗値が10rになり、また、第1走査信
号線SL1の他の2個の操作スイッチ、例えば操作スイ
ッチS12、S13が操作され、それらの接点が閉じて
いる場合、第1走査信号線SL1に2つの検出抵抗R1
1、R14が接続され、それらの抵抗値が9rになり、
さらに、第1走査信号線SL1の他の2個の操作スイッ
チ、例えば操作スイッチS11、S14が操作され、そ
れらの接点が閉じている場合、第1走査信号線SL1に
2つの検出抵抗R12、R13が接続され、それらの抵
抗値が6rになるというように、4個の操作スイッチS
11乃至S14の中の2個の操作スイッチが操作された
場合に、操作された2個の操作スイッチの組み合わせに
より、第1走査信号線SL1に接続される2つの検出抵
抗の総合抵抗値が異なり、その結果、第1走査信号SC
1の供給タイミング時に、共通信号出力点O1に出力さ
れる電圧レベルが異なるようになる。そして、制御検出
部3は、アナログ−デジタル変換部3Cに入力された電
圧レベルの相違に基づいて、操作された2個の操作スイ
ッチと操作されない2つの操作スイッチをそれぞれ検出
する。
【0049】同じように、第1走査信号線SL1のいず
れか3個の操作スイッチが操作され、それらの接点が閉
じている場合や、第1走査信号線SL1の2個またはそ
れ以上の操作スイッチが操作され、第2走査信号線SL
2の1個またはそれ以上の操作スイッチが操作され、そ
れらの接点が閉じている場合等においても、制御検出部
3は、アナログ−デジタル変換部3Cに入力された電圧
レベルの相違及びアナログ−デジタル変換部3Cに入力
された電圧レベルの検出タイミングに基づいて、操作さ
れた複数個の操作スイッチと操作されない残りの操作ス
イッチをそれぞれ検出する。
【0050】このように、第1の実施の形態のスイッチ
入力検出装置によれば、第1の走査信号線SL1に操作
スイッチS11乃至S14と対応する検出抵抗R11乃
至R14との並列接続回路を直列接続し、第2の走査信
号線SL2に操作スイッチS21乃至S24と対応する
検出抵抗R21乃至R24との並列接続回路を直列接続
し、第3の走査信号線SL3に操作スイッチS31乃至
S34と対応する検出抵抗R31乃至R34との並列接
続回路を直列接続することにより、第1乃至第3の走査
信号線SL1乃至SL3毎に、操作された操作スイッチ
に基づく検出抵抗の総合抵抗値の変化を電圧レベルに変
換し、この電圧レベルを制御検出部3に供給することに
よって、制御検出部3においては、供給された電圧レベ
ル及びこの電圧レベルの検出タイミングに基づいて、第
1乃至第3の走査信号線SL1乃至SL3に接続されて
いる各操作スイッチS11乃至S14、S21乃至S2
4、S31乃至S34の中の操作された1個またはそれ
以上の操作スイッチ及び操作されない残りの操作スイッ
チをそれぞれ検出することができる。
【0051】次に、図3は、本発明によるスイッチ入力
検出装置の第2の実施の形態を示すもので、その要部構
成を示す回路図である。
【0052】図3に示されるように、第2の実施の形態
のスイッチ入力検出装置は、第3走査信号線SL3を基
準走査信号線として、1個の基準検出抵抗RSTと1個
の終端抵抗RT3との直列接続回路によって構成し、基
準検出抵抗RSTの抵抗値を、第1走査信号線SL1に
接続された各検出抵抗R11乃至R14、及び、第2走
査信号線SL2に接続された各検出抵抗R21乃至24
のいずれかの組み合わせによっても得ることができない
値、例えば16rになるように選んでいる。すなわち、
第2の実施の形態のスイッチ入力検出装置は、第1の実
施の形態のスイッチ入力検出装置において、第3走査信
号線SL3に操作スイッチS31乃至S34とそれに対
応する検出抵抗R31乃至R34との並列接続回路を直
列接続する代わりに、1個の基準検出抵抗RSTを接続
したものである。
【0053】そして、第2の実施の形態のスイッチ入力
検出装置は、第1の実施の形態のスイッチ入力検出装置
と比べ、第3走査信号線SL3の構成が前述のように異
なっているだけで、その他の構成は全く同じである。こ
のため、第2の実施の形態のスイッチ入力検出装置の構
成については、これ以上の説明を省略する。
【0054】また、第2の実施の形態のスイッチ入力検
出装置の動作は、走査信号発生部2から基準走査信号線
(第3走査信号線)SL3に走査信号発生部2から第3
走査信号SC3が供給された際に、基準抵抗RSTの抵
抗値が16rという大きな値に選ばれているために、基
準検出抵抗RSTによる電圧降下が大きく、終端抵抗R
T3の検出電圧は第3バッファダイオードD3のPN接
合電圧よりも若干小さい電圧になって、共通信号出力点
O1に出力される検出電圧は電圧レベルL0よりも低い
電圧レベルLEになる。制御検出部3は、時間t7のタ
イミングでアナログ−デジタル変換部3Cに入力された
電圧レベルLEを基準レベルに設定し、時間t1、t4
のタイミングでアナログ−デジタル変換部3Cに入力さ
れた各電圧レベルを設定した基準レベルに対するレベル
として求め、第1走査信号線SL1の各操作スイッチS
11乃至S14及び第2走査信号線SL2の各操作スイ
ッチS21乃至S24の操作状態及び非操作状態を検出
する。
【0055】そして、第2の実施の形態のスイッチ入力
検出装置におけるその他の動作は、既に述べた第1の実
施の形態のスイッチ入力検出装置で実行される動作と同
じである。このため、第2の実施の形態のスイッチ入力
検出装置の動作については、これ以上の説明を省略す
る。
【0056】このように、第2の実施の形態のスイッチ
入力検出装置によれば、既に述べた第1の実施の形態の
スイッチ入力検出装置で得られる効果とほぼ同じ効果を
得ることができるとともに、制御検出部3における電圧
レベルの検出時に、基準レベルを設定しているので、よ
り正確な電圧レベルの検出を行うことができる。
【0057】なお、前記第1及び第2の実施の形態にお
いては、使用する走査信号線の数が第1乃至第3走査信
号線SL1乃至SL3の3本である例を挙げて説明した
が、本発明のスイッチ入力検出装置において使用する走
査信号線の数は3本である場合に限られず、2本であっ
てもよく、4本またはそれ以上であってもよい。
【0058】また、前記第1及び第2の実施の形態にお
いては、1本の走査信号線に検出抵抗R11乃至R1
4、R21乃至R24、R31乃至R34とともに接続
される操作スイッチS11乃至S14、S21乃至S2
4、S31乃至S34の数がそれぞれ4個である例を挙
げて説明したが、本発明のスイッチ入力検出装置におい
て1本の走査信号線に接続される操作スイッチの数は4
個である場合に限られず、3個またはそれ以下の個数で
あってもよく、5個またはそれ以上の個数であってもよ
い。この場合、1本の走査信号線に接続される操作スイ
ッチの数は同数である必要はなく、各走査信号線に接続
される操作スイッチの数を異なる個数にしてもよい。
【0059】さらに、前記第1及び第2の実施の形態に
おいては、各検出抵抗R11乃至R14、R21乃至R
24、R31乃至R34及び基準検出抵抗RSTの抵抗
値として、検出抵抗R11、R21、R31をr、検出
抵抗R12、R22、R32をそれぞれ2r、検出抵抗
R13、R23、R33をそれぞれ4r、検出抵抗R1
4、R24、R34をそれぞれ8r、基準検出抵抗RS
Tを16rにした例を挙げて説明したが、本発明のスイ
ッチ入力検出装置において各検出抵抗R11乃至R1
4、R21乃至R24、R31乃至R34及び基準検出
抵抗RSTの抵抗値はこのような抵抗値のものに限られ
るものでなく、第1乃至第3走査信号線SL1乃至SL
3毎に各検出抵抗R11乃至R14、R21乃至R2
4、R31乃至R34の抵抗値が異なり、かつ、基準検
出抵抗RSTの抵抗値が各検出抵抗R11乃至R14、
R21乃至R24、R31乃至R34の抵抗値の組み合
わせによっても得ることができない抵抗値であれば、他
の抵抗値を選んでもよい。
【0060】この他に、前記第1及び第2の実施の形態
においては、走査信号発生部2から出力される各走査信
号SC1乃至SC3の出力タイミングを制御検出部3で
制御するために、制御スイッチ回路4を走査信号発生部
2の電源に接続しているが、本発明のスイッチ入力検出
装置において制御検出部3と走査信号発生部2とのタイ
ミング合わせのために制御スイッチ回路4を用いたもの
に限られず、制御検出部3からの制御信号を直接走査信
号発生部2に供給する等の他のタイミング合わせ手段を
用いてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スイッ
チ検出部が複数本の走査信号線を備え、複数本の走査信
号線のそれぞれが直列接続された複数個の操作スイッチ
及び検出抵抗の並列接続回路と1個の終端抵抗とからな
り、複数本の走査信号線毎に各並列接続回路の検出抵抗
の抵抗値を異ならせるようにしているもので、複数本の
走査信号線への走査信号の出力タイミングによって複数
本の走査信号線が選択され、その選択時に複数本の信号
出力線の終端抵抗に得られたアナログ電圧の大きさを求
めることにより、複数本の走査信号線毎に操作された操
作スイッチを選択することが可能になり、その結果、全
部の操作スイッチの中から操作された1つまたはそれ以
上の操作スイッチを検出することができるという効果が
ある。
【0062】また、本発明によれば、スイッチ検出部の
共通信号出力点と制御検出部とを1本の共通信号出力線
を用いて接続すれば足りるので、スイッチ検出部で用い
られる信号線の数を少なくしてスイッチ検出部の構成を
簡素化することができ、その上、1本の共通信号出力線
にアナログ出力信号を伝送させているので、アナログ出
力信号に対するノイズの影響を少なくできるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチ入力検出装置の第1の実
施の形態を示すもので、その要部構成を示す回路図であ
る。
【図2】図1に図示されたスイッチ入力検出装置の各部
に得られる信号または電圧状態を示す波形図である。
【図3】本発明によるスイッチ入力検出装置の第2の実
施の形態を示すもので、その要部構成を示す回路図であ
る。
【図4】既知のキーマトリクス方式のスイッチ入力検出
装置の一例を示すもので、その要部構成を示す回路図で
ある。
【図5】既知の抵抗分圧方式のスイッチ入力検出装置の
一例を示すもので、その要部構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 スイッチ検出部 2 走査信号発生部 3 制御検出部 3C アナログーデジタル変換部(A/D) 4 制御スイッチ回路 4T 制御トランジスタ SL1 第1走査信号線 SL2 第2走査信号線 SL3 第3走査信号線 SO 共通出力信号線 R11〜R14、R21〜R24、R31〜R34 検
出抵抗 RST 基準検出抵抗 S11〜S14、S21〜S24、S31〜S34 操
作スイッチ RT1〜RT3 終端抵抗 D1 第1バッファダイオード D2 第2バッファダイオード D3 第3バッファダイオード O1 共通信号出力点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数個の操作スイッチ及び検出
    抵抗の並列接続回路と1個の終端抵抗とが直列接続され
    た複数本の走査信号線を有し、前記複数本の走査信号線
    の前記並列接続回路と前記終端抵抗との接続点及び共通
    信号出力点間に接続された複数個のバッファダイオード
    を有するスイッチ検出部と、前記複数本の走査信号線の
    一端にそれぞれに異なるタイミングで走査信号を供給す
    る走査信号発生部と、アナログ−デジタル変換部を内蔵
    した制御検出部と、前記共通出力点を共通信号出力線を
    介して前記アナログ−デジタル変換部の入力に接続する
    接続手段とを備え、前記各検出抵抗は、前記複数本の走
    査信号線毎に抵抗値が異なるように選択されていること
    を特徴とするスイッチ入力検出装置。
  2. 【請求項2】 前記複数本の走査信号線の中の1本は、
    1個の基準検出抵抗と1個の終端抵抗との直列回路から
    なる基準走査信号線とし、前記基準走査信号線の前記終
    端抵抗に基準電圧が出力されるように前記基準検出抵抗
    の抵抗値が選択されていることを特徴とする請求項1に
    記載のスイッチ入力検出装置。
  3. 【請求項3】 前記走査信号発生部は、電源回路内に前
    記制御検出部からのトリガ信号によって選択的にオンに
    なる制御スイッチ回路が接続されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のスイッチ入力検出装置。
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