JP2001109445A - 顔面装着型映像表示装置 - Google Patents
顔面装着型映像表示装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 術者の姿勢の制限を軽減しつつ、観察画像
(動画像)及びフリーズ画像(静止画像)を同時に観察
することを可能とする。 【解決手段】 内視鏡画像は、FMD装置4により観察
されるので、術者の姿勢の制限が軽減される。また、左
右のLCD51にそれぞれ動画像及び静止画像が表示さ
れ、左右の光路可変機構53により、これら2つの画像
が別々の画像として知覚される向きに光路が変更され、
2つの画像が同時に観察される。
(動画像)及びフリーズ画像(静止画像)を同時に観察
することを可能とする。 【解決手段】 内視鏡画像は、FMD装置4により観察
されるので、術者の姿勢の制限が軽減される。また、左
右のLCD51にそれぞれ動画像及び静止画像が表示さ
れ、左右の光路可変機構53により、これら2つの画像
が別々の画像として知覚される向きに光路が変更され、
2つの画像が同時に観察される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、術者の顔面へ装着
して映像を表示する顔面装着型映像表示装置に関する。
して映像を表示する顔面装着型映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、切開することなく患者の体腔内部
を観察したり、必要に応じて専用の処置具を用いること
により低侵襲な手技を行うことができる内視鏡が医療分
野で普及しつつある。これにより、例えば、内視鏡検査
で得られた観察画像を基に病変部位を可視化し、内視鏡
を用いずには得られなかった詳細な生体情報を得ること
が可能となっている。また、内視鏡画像を記録・印刷す
ることで、前回の検査等との比較や経年変化の確認を容
易に行えるようになっている。更に、従来では外科的に
開腹手術を必要とした疾病を内視鏡下で低侵襲に処置す
ることが可能となり、入院期間の短縮等により患者の負
担が軽減されている。そのため、低侵襲な手技である内
視鏡下外科手術は、今後も発展が期待されている。
を観察したり、必要に応じて専用の処置具を用いること
により低侵襲な手技を行うことができる内視鏡が医療分
野で普及しつつある。これにより、例えば、内視鏡検査
で得られた観察画像を基に病変部位を可視化し、内視鏡
を用いずには得られなかった詳細な生体情報を得ること
が可能となっている。また、内視鏡画像を記録・印刷す
ることで、前回の検査等との比較や経年変化の確認を容
易に行えるようになっている。更に、従来では外科的に
開腹手術を必要とした疾病を内視鏡下で低侵襲に処置す
ることが可能となり、入院期間の短縮等により患者の負
担が軽減されている。そのため、低侵襲な手技である内
視鏡下外科手術は、今後も発展が期待されている。
【0003】現在、内視鏡検査及び内視鏡下外科手術で
は、様々な医療情報を用いて高度な検査及び治療が行わ
れるので、多くの医療情報を同時に見ることができる医
療支援機器が求められるようになっている。
は、様々な医療情報を用いて高度な検査及び治療が行わ
れるので、多くの医療情報を同時に見ることができる医
療支援機器が求められるようになっている。
【0004】例えば、内視鏡で取得した体腔内の観察画
像を観察モニタの同一画面上に表示する際に、観察画像
としての動画像とフリーズ画像としての静止画像の2つ
画像を表示したり、観察画像またはフリーズ画像と患者
情報とを同時に表示したり、また、LANで接続された
画像ファイリング装置により以前取得した同一患者の検
査画像や、他の内視鏡装置、他のモダリティ装置で得ら
れた画像を検索及び表示したり、また、特開平5−28
5102号公報で提案されているように、走査線数がそ
れぞれ異なる内視鏡画像と体腔内に挿入される内視鏡先
端の位置をX線撮像装置で撮像したX線画像とを同一モ
ニタ上に合成表示することで、体腔内に挿入される内視
鏡先端の位置を確認し易くした内視鏡装置がある。
像を観察モニタの同一画面上に表示する際に、観察画像
としての動画像とフリーズ画像としての静止画像の2つ
画像を表示したり、観察画像またはフリーズ画像と患者
情報とを同時に表示したり、また、LANで接続された
画像ファイリング装置により以前取得した同一患者の検
査画像や、他の内視鏡装置、他のモダリティ装置で得ら
れた画像を検索及び表示したり、また、特開平5−28
5102号公報で提案されているように、走査線数がそ
れぞれ異なる内視鏡画像と体腔内に挿入される内視鏡先
端の位置をX線撮像装置で撮像したX線画像とを同一モ
ニタ上に合成表示することで、体腔内に挿入される内視
鏡先端の位置を確認し易くした内視鏡装置がある。
【0005】一方、立体像を表示して観察像の奥行きを
術者に示すことで、内視鏡下外科手術における処置具の
遠隔操作を行い易くする立体内視鏡装置が開発されてお
り、この立体内視鏡装置は、一般に、観察部位の視差が
有る左右の像を2眼式で撮像する観察光学系及び撮像素
子を有する立体内視鏡と、この内視鏡の出力から立体像
の画像信号を生成する立体映像信号処理装置と、生成さ
れた画像信号により立体像を表示する立体表示装置とを
備えて構成されている。
術者に示すことで、内視鏡下外科手術における処置具の
遠隔操作を行い易くする立体内視鏡装置が開発されてお
り、この立体内視鏡装置は、一般に、観察部位の視差が
有る左右の像を2眼式で撮像する観察光学系及び撮像素
子を有する立体内視鏡と、この内視鏡の出力から立体像
の画像信号を生成する立体映像信号処理装置と、生成さ
れた画像信号により立体像を表示する立体表示装置とを
備えて構成されている。
【0006】立体表示装置の一例として、近年、例えば
特開平9−98985号公報に示されるようなFMD
(フェイスマウントディスプレイ)装置或いはHMD
(ヘッドマウントディスプレイ)装置とも呼ばれる顔面
装着型映像表示装置が開発されている。このFMD装置
は、左右の目に対応した位置に配設された小型の画像表
示装置により目の直前で映像を観察するものである。こ
のFMD装置を装着して内視鏡下外科手術を行うと、病
変部等の立体画像を見ながら手術を行えるので、より正
確な手技が可能になると期待されている。また、FMD
装置は、術者が姿勢の制約を受けずに、どの方向を向い
ても常に内視鏡画像を見ることができるという利便性か
ら、立体映像の観察で用いられるばかりでなく、立体映
像観察でない通常観察を行う場合にも、観察モニタに代
わって医療現場で使用される例が増えてきている。
特開平9−98985号公報に示されるようなFMD
(フェイスマウントディスプレイ)装置或いはHMD
(ヘッドマウントディスプレイ)装置とも呼ばれる顔面
装着型映像表示装置が開発されている。このFMD装置
は、左右の目に対応した位置に配設された小型の画像表
示装置により目の直前で映像を観察するものである。こ
のFMD装置を装着して内視鏡下外科手術を行うと、病
変部等の立体画像を見ながら手術を行えるので、より正
確な手技が可能になると期待されている。また、FMD
装置は、術者が姿勢の制約を受けずに、どの方向を向い
ても常に内視鏡画像を見ることができるという利便性か
ら、立体映像の観察で用いられるばかりでなく、立体映
像観察でない通常観察を行う場合にも、観察モニタに代
わって医療現場で使用される例が増えてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術として挙げた
特開平5−285102号公報では、複数の画像情報、
例えば内視鏡画像及びX線画像を観察モニタに表示しよ
うとすると、各種医療機器が設置されている検察室或い
は手術室では、各種機器や術者の位置を確保するため
に、観察モニタの設置場所が制限されるという問題点が
あった。また、このとき、術者は、手技をしながら観察
モニタの方向へ視線を移動させることとなり、術者の姿
勢が制約されるという問題があった。
特開平5−285102号公報では、複数の画像情報、
例えば内視鏡画像及びX線画像を観察モニタに表示しよ
うとすると、各種医療機器が設置されている検察室或い
は手術室では、各種機器や術者の位置を確保するため
に、観察モニタの設置場所が制限されるという問題点が
あった。また、このとき、術者は、手技をしながら観察
モニタの方向へ視線を移動させることとなり、術者の姿
勢が制約されるという問題があった。
【0008】一方、特開平9−98985号公報に示さ
れるような従来のFMD装置では、術者の姿勢が制限さ
れないので術者の負担が軽減されるものの、複数の映像
情報を観察することができなかった。
れるような従来のFMD装置では、術者の姿勢が制限さ
れないので術者の負担が軽減されるものの、複数の映像
情報を観察することができなかった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、内視鏡検査或いは内視鏡下外科手術に係る映像
情報を観察する際の術者の姿勢の制限を軽減して、良好
な作業性を確保しつつ、内視鏡画像を含む複数の映像情
報を観察することを可能とする顔面装着型映像表示装置
を提供することを目的としている。
であり、内視鏡検査或いは内視鏡下外科手術に係る映像
情報を観察する際の術者の姿勢の制限を軽減して、良好
な作業性を確保しつつ、内視鏡画像を含む複数の映像情
報を観察することを可能とする顔面装着型映像表示装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1の顔面装着型映像表示装置は、異
なる形態の画像信号を選択的に発生可能な画像信号発生
手段と、使用者の顔面に装着する装着部を有すると共
に、前記画像信号発生手段で発生される画像信号を表示
する表示部を有する顔面装着型表示手段と、前記画像信
号発生手段で発生される画像信号の形態を選択する選択
手段と、前記顔面装着型表示手段に設けられ、前記選択
手段の選択結果に基づいて、前記表示部の光学特性を変
更する光学特性変更手段とを具備したことを特徴として
いる。
め、本発明の請求項1の顔面装着型映像表示装置は、異
なる形態の画像信号を選択的に発生可能な画像信号発生
手段と、使用者の顔面に装着する装着部を有すると共
に、前記画像信号発生手段で発生される画像信号を表示
する表示部を有する顔面装着型表示手段と、前記画像信
号発生手段で発生される画像信号の形態を選択する選択
手段と、前記顔面装着型表示手段に設けられ、前記選択
手段の選択結果に基づいて、前記表示部の光学特性を変
更する光学特性変更手段とを具備したことを特徴として
いる。
【0011】また、本発明の請求項2の顔面装着型映像
表示装置は、異なる形態の画像信号を選択的に発生可能
な画像信号発生手段と、使用者の顔面に装着する装着部
を有すると共に、前記画像信号発生手段で発生される画
像信号を表示する第1及び第2の表示部を有する顔面装
着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生される画
像信号の形態を選択する選択手段と、前記顔面装着型表
示手段に設けられ、前記選択手段の選択結果に基づい
て、前記第1の表示部及び第2の表示部の光学光路を変
更する光学特性変更手段とを具備したことを特徴として
いる。
表示装置は、異なる形態の画像信号を選択的に発生可能
な画像信号発生手段と、使用者の顔面に装着する装着部
を有すると共に、前記画像信号発生手段で発生される画
像信号を表示する第1及び第2の表示部を有する顔面装
着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生される画
像信号の形態を選択する選択手段と、前記顔面装着型表
示手段に設けられ、前記選択手段の選択結果に基づい
て、前記第1の表示部及び第2の表示部の光学光路を変
更する光学特性変更手段とを具備したことを特徴として
いる。
【0012】また、本発明の請求項3の顔面装着型映像
表示装置は、第1及び第2の画像信号を同一対象物に関
する一対の画像信号として出力する第1の形態と、第1
及び第2の画像信号を各々独立した画像信号として出力
する第2の形態とを選択的に切り替え可能な画像信号発
生手段と、使用者の顔面に装着する装着部を有すると共
に、前記画像信号発生手段で発生される前記第1の画像
信号を表示する第1の表示部及び前記第2の画像信号を
表示する第2の表示部を有する顔面装着型表示手段と、
前記画像信号発生手段で発生される画像信号の形態を選
択する選択手段と、前記顔面装着型表示手段に設けら
れ、前記選択手段の選択結果に基づいて、前記第1の表
示部及び第2の表示部の光学光路を変更する光学特性変
更手段とを具備したことを特徴としている。
表示装置は、第1及び第2の画像信号を同一対象物に関
する一対の画像信号として出力する第1の形態と、第1
及び第2の画像信号を各々独立した画像信号として出力
する第2の形態とを選択的に切り替え可能な画像信号発
生手段と、使用者の顔面に装着する装着部を有すると共
に、前記画像信号発生手段で発生される前記第1の画像
信号を表示する第1の表示部及び前記第2の画像信号を
表示する第2の表示部を有する顔面装着型表示手段と、
前記画像信号発生手段で発生される画像信号の形態を選
択する選択手段と、前記顔面装着型表示手段に設けら
れ、前記選択手段の選択結果に基づいて、前記第1の表
示部及び第2の表示部の光学光路を変更する光学特性変
更手段とを具備したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図9は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロ
ック図、図2は内視鏡及び映像信号処理装置の構成を示
すブロック図、図3は操作部の構成を示す説明図、図4
はFMD装置の構成を示す説明図、図5は画像表示装置
の構成を示す説明図、図6は光路可変機構の構成を示す
説明図、図7は光路可変機構の構成を示す説明図、図8
はFMD装置に表示される画像の種類を示す説明図、図
9はFMD装置に表示される画像の種類を示す説明図で
ある。
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図9は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロ
ック図、図2は内視鏡及び映像信号処理装置の構成を示
すブロック図、図3は操作部の構成を示す説明図、図4
はFMD装置の構成を示す説明図、図5は画像表示装置
の構成を示す説明図、図6は光路可変機構の構成を示す
説明図、図7は光路可変機構の構成を示す説明図、図8
はFMD装置に表示される画像の種類を示す説明図、図
9はFMD装置に表示される画像の種類を示す説明図で
ある。
【0014】図1に示す本実施の形態に係る内視鏡装置
は、体腔内に挿入し病変部位等の観察像を撮像して撮像
信号を得る軟性内視鏡(軟性鏡とも呼ばれる)である内
視鏡1と、前記内視鏡1に照明光を供給する光源装置2
と、前記内視鏡1で得られる撮像信号に信号処理を施し
てモニタ表示用の映像信号を得る映像信号処理装置3
と、術者の顔面に装着され前記映像信号処理装置3で得
られる映像信号を入力して内視鏡画像を表示する顔面装
着型映像表示装置であるFMD装置4とを主に備えて構
成されている。
は、体腔内に挿入し病変部位等の観察像を撮像して撮像
信号を得る軟性内視鏡(軟性鏡とも呼ばれる)である内
視鏡1と、前記内視鏡1に照明光を供給する光源装置2
と、前記内視鏡1で得られる撮像信号に信号処理を施し
てモニタ表示用の映像信号を得る映像信号処理装置3
と、術者の顔面に装着され前記映像信号処理装置3で得
られる映像信号を入力して内視鏡画像を表示する顔面装
着型映像表示装置であるFMD装置4とを主に備えて構
成されている。
【0015】図2及び図3に示すように、前記内視鏡1
は、体腔内に挿入する細長の挿入部11と、前記挿入部
11の基端側に連設され、この内視鏡1を把持し操作す
るための操作部12と、前記操作部12の例えば側部か
ら延出し周辺装置と接続するためのユニバーサルケーブ
ル13と、前記ユニバーサルケーブル13の端部に設け
られ前記光源装置2に接続されるコネクタ14と、前記
光源装置2からの照明光を前記コネクタ14に設けられ
た光入射部から入射し、前記挿入部11先端の光出射部
へ導くライトガイド15と、前記挿入部11の先端に設
けられ被写体像を結像する対物レンズ21と、前記挿入
部11の先端に設けられ、前記対物レンズ21で結像さ
れた被写体像を撮像して撮像信号を得る固体撮像素子で
あるCCD22と、前記操作部12に設けられ、観察画
像のフリーズ指示及びその解除指示をそれぞれ入力する
フリーズスイッチ23及びキャンセルスイッチ24と、
前記コネクタ14側部から延出して端部が前記映像信号
処理装置3へ接続され、前記CCD22からの撮像信号
を前記映像信号処理装置3へ伝送するとともに、前記フ
リーズスイッチ23及びキャンセルスイッチ24からの
信号を前記映像信号処理装置3へ伝送する信号ケーブル
25とを備えて構成されている。
は、体腔内に挿入する細長の挿入部11と、前記挿入部
11の基端側に連設され、この内視鏡1を把持し操作す
るための操作部12と、前記操作部12の例えば側部か
ら延出し周辺装置と接続するためのユニバーサルケーブ
ル13と、前記ユニバーサルケーブル13の端部に設け
られ前記光源装置2に接続されるコネクタ14と、前記
光源装置2からの照明光を前記コネクタ14に設けられ
た光入射部から入射し、前記挿入部11先端の光出射部
へ導くライトガイド15と、前記挿入部11の先端に設
けられ被写体像を結像する対物レンズ21と、前記挿入
部11の先端に設けられ、前記対物レンズ21で結像さ
れた被写体像を撮像して撮像信号を得る固体撮像素子で
あるCCD22と、前記操作部12に設けられ、観察画
像のフリーズ指示及びその解除指示をそれぞれ入力する
フリーズスイッチ23及びキャンセルスイッチ24と、
前記コネクタ14側部から延出して端部が前記映像信号
処理装置3へ接続され、前記CCD22からの撮像信号
を前記映像信号処理装置3へ伝送するとともに、前記フ
リーズスイッチ23及びキャンセルスイッチ24からの
信号を前記映像信号処理装置3へ伝送する信号ケーブル
25とを備えて構成されている。
【0016】図2に示すように、前記映像信号処理装置
3は、前記CCD22で得られる撮像信号に信号処理を
施して例えばRGB形式の映像信号を得る映像信号処理
回路31と、前記映像信号処理回路31で得られる映像
信号を一時記憶して静止画像であるフリーズ画像を得る
画像メモリ32と、前記フリーズスイッチ23及びキャ
ンセルスイッチ24からの信号に基づいて、動画像であ
る観察画像及び静止画像であるフリーズ画像を映像信号
処理装置3から出力すべく、前記映像信号処理回路31
及び前記画像メモリ32を制御するCPU33とを備え
て構成されている。
3は、前記CCD22で得られる撮像信号に信号処理を
施して例えばRGB形式の映像信号を得る映像信号処理
回路31と、前記映像信号処理回路31で得られる映像
信号を一時記憶して静止画像であるフリーズ画像を得る
画像メモリ32と、前記フリーズスイッチ23及びキャ
ンセルスイッチ24からの信号に基づいて、動画像であ
る観察画像及び静止画像であるフリーズ画像を映像信号
処理装置3から出力すべく、前記映像信号処理回路31
及び前記画像メモリ32を制御するCPU33とを備え
て構成されている。
【0017】図4に示すように、前記FMD装置4は、
術者の顔面に装着されるゴーグル41と、前記ゴーグル
41の術者の左右両眼に対向する位置にそれぞれ設けら
れ、映像を表示する画像表示装置42とを備えて構成さ
れている。
術者の顔面に装着されるゴーグル41と、前記ゴーグル
41の術者の左右両眼に対向する位置にそれぞれ設けら
れ、映像を表示する画像表示装置42とを備えて構成さ
れている。
【0018】図5に示すように、前記画像表示装置42
は、左右の各目に対応する映像信号を描出するLCD5
1(液晶ディスプレイ)と、前記LCD51を駆動する
LCD駆動回路52と、前記LCD51からの画像を術
者の目に射出するフリー・シェイプト・プリズム即ち偏
心自由曲面光学系を構成するプリズム55とを備えて構
成されている。
は、左右の各目に対応する映像信号を描出するLCD5
1(液晶ディスプレイ)と、前記LCD51を駆動する
LCD駆動回路52と、前記LCD51からの画像を術
者の目に射出するフリー・シェイプト・プリズム即ち偏
心自由曲面光学系を構成するプリズム55とを備えて構
成されている。
【0019】そして、図6及び図7に示すように、前記
プリズム55と、与えられる制御信号に応じて前記プリ
ズム55の向きを変更する小型のアクチュエータ56と
により、前記LCD51から出力される画像を術者の目
に射出する際の光路を変更可能な光路可変機構53が構
成されている。
プリズム55と、与えられる制御信号に応じて前記プリ
ズム55の向きを変更する小型のアクチュエータ56と
により、前記LCD51から出力される画像を術者の目
に射出する際の光路を変更可能な光路可変機構53が構
成されている。
【0020】このような構成により、前記LCD51に
表示される画像は、前記プリズム55内で反射を繰り返
し、術者の目に射出される。そして、このとき、前記ア
クチュエータ56により、前記プリズム55の向きが自
在に変更されることで、左右の目にそれぞれ対応した2
つのLCD51からの画像が融合されて1つの画像とし
て知覚される向きに調整されたり、2つのLCD51か
らの画像が別々の2つの画像として知覚される向きに調
整される。
表示される画像は、前記プリズム55内で反射を繰り返
し、術者の目に射出される。そして、このとき、前記ア
クチュエータ56により、前記プリズム55の向きが自
在に変更されることで、左右の目にそれぞれ対応した2
つのLCD51からの画像が融合されて1つの画像とし
て知覚される向きに調整されたり、2つのLCD51か
らの画像が別々の2つの画像として知覚される向きに調
整される。
【0021】次に、本実施の形態の作用を説明する。光
源装置2からの照明光は、内視鏡1の挿入部11先端か
ら前方へ出射され、これにより、生体内の病変部位等が
照明される。この照明された病変部位等の被写体からの
像は、挿入部11先端の対物レンズにより結像され、そ
の結像位置に配設されたCCD22により撮像されて、
観察像に対応する撮像信号が得られる。
源装置2からの照明光は、内視鏡1の挿入部11先端か
ら前方へ出射され、これにより、生体内の病変部位等が
照明される。この照明された病変部位等の被写体からの
像は、挿入部11先端の対物レンズにより結像され、そ
の結像位置に配設されたCCD22により撮像されて、
観察像に対応する撮像信号が得られる。
【0022】そして、この撮像信号は、映像信号処理装
置3へ与えられ、モニタ表示可能な映像信号に変換され
て、FMD装置4へ与えられる。すると、図8に示すよ
うに、左右の画像表示装置42には、内視鏡1の観察像
である動画像が表示される。ここで、フリーズスイッチ
23が操作されると、画像メモリ32によりフリーズ画
像である静止画像が得られ、動画像とともに静止画像が
FMD装置4へ与えられる。すると、図9に示すよう
に、左右のうち一方の画像表示装置42に動画像が表示
され、他方の画像表示装置42にフリーズ画像が表示さ
れる。
置3へ与えられ、モニタ表示可能な映像信号に変換され
て、FMD装置4へ与えられる。すると、図8に示すよ
うに、左右の画像表示装置42には、内視鏡1の観察像
である動画像が表示される。ここで、フリーズスイッチ
23が操作されると、画像メモリ32によりフリーズ画
像である静止画像が得られ、動画像とともに静止画像が
FMD装置4へ与えられる。すると、図9に示すよう
に、左右のうち一方の画像表示装置42に動画像が表示
され、他方の画像表示装置42にフリーズ画像が表示さ
れる。
【0023】また、このとき、フリーズスイッチ23が
操作されたことを示す信号が、FMD装置4の画像表示
形態の切替を指示する信号として、FMD装置4へ与え
られる。すると、この信号に応じて、図6に示すよう
に、左右のLCD51に表示される画像が別々の2つの
画像として知覚される向きに、左右のプリズム55の向
きがそれぞれ変化する。これにより、画像即ち動画像及
び静止画像が、重ならずに、別々の2つの画像として術
者に知覚される。
操作されたことを示す信号が、FMD装置4の画像表示
形態の切替を指示する信号として、FMD装置4へ与え
られる。すると、この信号に応じて、図6に示すよう
に、左右のLCD51に表示される画像が別々の2つの
画像として知覚される向きに、左右のプリズム55の向
きがそれぞれ変化する。これにより、画像即ち動画像及
び静止画像が、重ならずに、別々の2つの画像として術
者に知覚される。
【0024】そして、フリーズスイッチ23が操作され
てから所定の時間が経過するか、或いは、キャンセルス
イッチ24が操作されると、図8に示すように、左右の
LCD51に表示される映像信号が切り替えられて、左
右両方のLCD51に動画像が表示される。
てから所定の時間が経過するか、或いは、キャンセルス
イッチ24が操作されると、図8に示すように、左右の
LCD51に表示される映像信号が切り替えられて、左
右両方のLCD51に動画像が表示される。
【0025】また、このとき、フリーズ指示の解除を指
示する信号が、映像信号処理装置3からFMD装置4へ
与えられ、この信号に応じて、図7に示すように、左右
のLCD51に表示される画像が同一の画像として知覚
される向きに即ち通常観察用の向きに、左右のプリズム
55の向きがそれぞれ変化する。
示する信号が、映像信号処理装置3からFMD装置4へ
与えられ、この信号に応じて、図7に示すように、左右
のLCD51に表示される画像が同一の画像として知覚
される向きに即ち通常観察用の向きに、左右のプリズム
55の向きがそれぞれ変化する。
【0026】以上説明した本実施の形態によれば、内視
鏡検査或いは内視鏡下外科手術に際して、観察画像をF
MD装置4で観察できるので、検査室等に設置された観
察モニタで画像を観察する構成に比して、画像を観察す
る際の術者の姿勢の制限が軽減されて、良好な作業性が
確保される。
鏡検査或いは内視鏡下外科手術に際して、観察画像をF
MD装置4で観察できるので、検査室等に設置された観
察モニタで画像を観察する構成に比して、画像を観察す
る際の術者の姿勢の制限が軽減されて、良好な作業性が
確保される。
【0027】また、本実施の形態では、例えば動画像で
ある観察画像及び静止画像であるフリーズ画像という複
数の画像が同時に表示されることで、複数の画像を観察
することができるので、フリーズ画像を表示中であって
も、操作性良く内視鏡検査を継続することができる。
ある観察画像及び静止画像であるフリーズ画像という複
数の画像が同時に表示されることで、複数の画像を観察
することができるので、フリーズ画像を表示中であって
も、操作性良く内視鏡検査を継続することができる。
【0028】なお、本実施の形態は、種々変形実施可能
である。例えば、本実施の形態では、フリーズ画像表示
時に動画像及びフリーズ画像をそれぞれ左右別々の画像
表示装置42へ描出する構成としているが、このような
構成に限らず、通常観察時には、動画像を両眼へ射出
し、フリーズ画像観察時には、フリーズ画像を両眼へ射
出する構成としてもよい。
である。例えば、本実施の形態では、フリーズ画像表示
時に動画像及びフリーズ画像をそれぞれ左右別々の画像
表示装置42へ描出する構成としているが、このような
構成に限らず、通常観察時には、動画像を両眼へ射出
し、フリーズ画像観察時には、フリーズ画像を両眼へ射
出する構成としてもよい。
【0029】また、図10に示すように、画像ファイリ
ング装置61を内視鏡装置へ接続しても良い。この画像
ファイリング装置61には、以前取得された内視鏡画像
データ及び電子カルテ等の患者データが蓄積され、この
画像ファイリング装置61が、例えばLANを介して、
映像信号処理装置3へ接続されている。そして、図示し
ないスイッチが操作されることで、現在検査中の患者の
既存の検査画像データ或いは患者データが画像ファイリ
ング装置61から読み出され、FMD装置4の一方の画
像表示装置42に現在観察中の観察画像が表示され、他
方の画像表示装置42に既存の検査画像或いは患者デー
タが表示される。これにより、例えば、同一患者の同一
病変部に対する既存の検査画像を確認しながら現在の病
変部の観察画像を観察したり、病変部位に対する経時的
変化を確認することができる。
ング装置61を内視鏡装置へ接続しても良い。この画像
ファイリング装置61には、以前取得された内視鏡画像
データ及び電子カルテ等の患者データが蓄積され、この
画像ファイリング装置61が、例えばLANを介して、
映像信号処理装置3へ接続されている。そして、図示し
ないスイッチが操作されることで、現在検査中の患者の
既存の検査画像データ或いは患者データが画像ファイリ
ング装置61から読み出され、FMD装置4の一方の画
像表示装置42に現在観察中の観察画像が表示され、他
方の画像表示装置42に既存の検査画像或いは患者デー
タが表示される。これにより、例えば、同一患者の同一
病変部に対する既存の検査画像を確認しながら現在の病
変部の観察画像を観察したり、病変部位に対する経時的
変化を確認することができる。
【0030】また、図11に示すように、内視鏡1の先
端位置を撮像するX線装置65を内視鏡装置の映像信号
処理装置3へ接続しても良い。このとき、図示しないス
イッチが操作されることで、内視鏡1の先端位置を示す
X線画像データがX線装置65から読み出され、FMD
装置4の一方の画像表示装置42に現在観察中の観察画
像が表示され、他方の画像表示装置42にX線画像が表
示される。これにより、内視鏡1の先端位置を確認しな
がら内視鏡1の観察画像を観察することができ、操作性
良く内視鏡検査を行うことができる。
端位置を撮像するX線装置65を内視鏡装置の映像信号
処理装置3へ接続しても良い。このとき、図示しないス
イッチが操作されることで、内視鏡1の先端位置を示す
X線画像データがX線装置65から読み出され、FMD
装置4の一方の画像表示装置42に現在観察中の観察画
像が表示され、他方の画像表示装置42にX線画像が表
示される。これにより、内視鏡1の先端位置を確認しな
がら内視鏡1の観察画像を観察することができ、操作性
良く内視鏡検査を行うことができる。
【0031】(第2の実施の形態)図12ないし図17
は本発明の第2の実施の形態に係り、図12は内視鏡装
置の構成を示すブロック図、図13は内視鏡及びカメラ
ヘッドの構成を示すブロック図、図14は映像信号処理
装置の構成を示すブロック図、図15は内視鏡装置の使
用形態の例を示す説明図、図16はFMD装置に表示さ
れる画像の種類を示す説明図、図17はFMD装置に表
示される画像の種類を示す説明図である。なお、本実施
の形態では、第1の実施の形態と同様に構成されている
部位には、同じ符号を付してその説明を省略する。
は本発明の第2の実施の形態に係り、図12は内視鏡装
置の構成を示すブロック図、図13は内視鏡及びカメラ
ヘッドの構成を示すブロック図、図14は映像信号処理
装置の構成を示すブロック図、図15は内視鏡装置の使
用形態の例を示す説明図、図16はFMD装置に表示さ
れる画像の種類を示す説明図、図17はFMD装置に表
示される画像の種類を示す説明図である。なお、本実施
の形態では、第1の実施の形態と同様に構成されている
部位には、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0032】図12に示す本実施の形態の内視鏡装置
は、体腔内に挿入し病変部位等の観察像を光学的に得る
2台の硬性内視鏡(硬性鏡とも呼ばれる)である内視鏡
101と、前記内視鏡101に照明光を供給する光源装
置102と、前記内視鏡101で得られる観察像を撮像
して撮像信号を得るカメラヘッド103と、前記カメラ
ヘッド103で得られる撮像信号に信号処理を施してモ
ニタ表示用の映像信号を得る映像信号処理装置104
と、第1の実施の形態と同様に構成されたFMD装置4
と、前記映像信号処理装置104にケーブル接続され、
前記FMD装置4の表示形態を切り替える指示を入力す
るフットスイッチ106とを備えて構成されている。
は、体腔内に挿入し病変部位等の観察像を光学的に得る
2台の硬性内視鏡(硬性鏡とも呼ばれる)である内視鏡
101と、前記内視鏡101に照明光を供給する光源装
置102と、前記内視鏡101で得られる観察像を撮像
して撮像信号を得るカメラヘッド103と、前記カメラ
ヘッド103で得られる撮像信号に信号処理を施してモ
ニタ表示用の映像信号を得る映像信号処理装置104
と、第1の実施の形態と同様に構成されたFMD装置4
と、前記映像信号処理装置104にケーブル接続され、
前記FMD装置4の表示形態を切り替える指示を入力す
るフットスイッチ106とを備えて構成されている。
【0033】前記内視鏡101は、2台とも同一構成の
ものであり、体腔内に挿入する硬質で細長の挿入部11
1と、この内視鏡101の基端部に設けられこの内視鏡
で得られる観察像を光学的に射出する接眼レンズを有し
て構成された接眼部112と、前記挿入部111の先端
に設けられ被写体像を入射する対物レンズ113と、前
記対物レンズ113から入射された光学像を前記接眼部
112へ導くリレーレンズ114と、照明光を前記光源
装置102から前記挿入部111先端へ導光して被写体
へ向けて照射するライトガイドケーブル115とをそれ
ぞれ備えて構成されている。
ものであり、体腔内に挿入する硬質で細長の挿入部11
1と、この内視鏡101の基端部に設けられこの内視鏡
で得られる観察像を光学的に射出する接眼レンズを有し
て構成された接眼部112と、前記挿入部111の先端
に設けられ被写体像を入射する対物レンズ113と、前
記対物レンズ113から入射された光学像を前記接眼部
112へ導くリレーレンズ114と、照明光を前記光源
装置102から前記挿入部111先端へ導光して被写体
へ向けて照射するライトガイドケーブル115とをそれ
ぞれ備えて構成されている。
【0034】前記カメラヘッド103は、前記内視鏡1
01の接眼部112へ、図示しない光学アダプタを介し
て或いは直接取り付けられるように構成されており、前
記接眼部112から射出される被写体像を結像する結像
光学系103aと、前記結像光学系103aで結像され
る被写体像を撮像して撮像信号を得るCCD103bと
を備えて構成され、前記CCD103bからの撮像信号
は、カメラケーブル103cを介して前記映像信号処理
装置104へ伝送される。
01の接眼部112へ、図示しない光学アダプタを介し
て或いは直接取り付けられるように構成されており、前
記接眼部112から射出される被写体像を結像する結像
光学系103aと、前記結像光学系103aで結像され
る被写体像を撮像して撮像信号を得るCCD103bと
を備えて構成され、前記CCD103bからの撮像信号
は、カメラケーブル103cを介して前記映像信号処理
装置104へ伝送される。
【0035】図14に示すように、前記映像信号処理装
置104は、2台の前記内視鏡101にそれぞれ接続さ
れた前記カメラヘッド103で得られる撮像信号に信号
処理を施しモニタ表示可能な例えばRGB形式の映像信
号を得る映像信号処理部121と、前記映像信号処理部
121を制御し、2台の内視鏡101に対応する出力映
像信号を例えば選択的に切り替えることで、FMD装置
4の表示形態を切り替える画面切替制御部122と、前
記フットスイッチ106及び前記カメラヘッド103に
必要に応じて設けられた図示しないスイッチの操作に基
づいて、前記映像信号処理部121及び画面切替制御部
122を制御する例えばCPUで構成された制御部12
3とを備えて構成されている。
置104は、2台の前記内視鏡101にそれぞれ接続さ
れた前記カメラヘッド103で得られる撮像信号に信号
処理を施しモニタ表示可能な例えばRGB形式の映像信
号を得る映像信号処理部121と、前記映像信号処理部
121を制御し、2台の内視鏡101に対応する出力映
像信号を例えば選択的に切り替えることで、FMD装置
4の表示形態を切り替える画面切替制御部122と、前
記フットスイッチ106及び前記カメラヘッド103に
必要に応じて設けられた図示しないスイッチの操作に基
づいて、前記映像信号処理部121及び画面切替制御部
122を制御する例えばCPUで構成された制御部12
3とを備えて構成されている。
【0036】次に、本実施の形態の作用を説明する。内
視鏡下外科手術では、図15に示すように、病変部周辺
に例えば2台の内視鏡101が配置され、異なる向きか
らの観察が行われる。そして、内視鏡101に取り付け
られたカメラヘッド103で得られる撮像信号は、映像
信号処理装置104により、モニタ表示用の映像信号に
変換され、内視鏡101に対応する内視鏡画像がFMD
装置4に描出される。
視鏡下外科手術では、図15に示すように、病変部周辺
に例えば2台の内視鏡101が配置され、異なる向きか
らの観察が行われる。そして、内視鏡101に取り付け
られたカメラヘッド103で得られる撮像信号は、映像
信号処理装置104により、モニタ表示用の映像信号に
変換され、内視鏡101に対応する内視鏡画像がFMD
装置4に描出される。
【0037】このとき、映像信号処理部121からは、
一方の例えば第1の内視鏡101に対応する映像信号が
FMD装置4へ出力され、図16に示すように、第1の
内視鏡101に対応する第1の内視鏡画像がFMD装置
4に表示される。
一方の例えば第1の内視鏡101に対応する映像信号が
FMD装置4へ出力され、図16に示すように、第1の
内視鏡101に対応する第1の内視鏡画像がFMD装置
4に表示される。
【0038】ここで、フットスイッチ106が操作され
ると、この操作を検出した制御部123により、画面切
替制御部122が制御され、映像信号処理部121から
出力される映像信号が、第2の内視鏡101に対応する
映像信号に切り替えられ、図17に示すように、第2の
内視鏡101に対応する第2の内視鏡画像がFMD装置
4に表示される。そして、フットスイッチ106が操作
される毎に、FMD装置4に表示される画像が切り替え
られる。
ると、この操作を検出した制御部123により、画面切
替制御部122が制御され、映像信号処理部121から
出力される映像信号が、第2の内視鏡101に対応する
映像信号に切り替えられ、図17に示すように、第2の
内視鏡101に対応する第2の内視鏡画像がFMD装置
4に表示される。そして、フットスイッチ106が操作
される毎に、FMD装置4に表示される画像が切り替え
られる。
【0039】以上説明した本実施の形態によれば、内視
鏡下外科手術に際して、観察画像をFMD装置4で観察
できるので、検査室等に設置された観察モニタで画像を
観察する構成に比して、画像を観察する際の術者の姿勢
の制限が軽減されて、良好な作業性が確保される。
鏡下外科手術に際して、観察画像をFMD装置4で観察
できるので、検査室等に設置された観察モニタで画像を
観察する構成に比して、画像を観察する際の術者の姿勢
の制限が軽減されて、良好な作業性が確保される。
【0040】また、本実施の形態では、例えば複数の内
視鏡101でそれぞれ得られる内視鏡画像を、フットス
イッチ106により切り替えて、姿勢を変更することな
くFMD装置4に表示して観察することができる。これ
により、良好な作業性を確保しつつ、死角を減らして様
々な向きから病変部位周辺の観察を行うことができる。
視鏡101でそれぞれ得られる内視鏡画像を、フットス
イッチ106により切り替えて、姿勢を変更することな
くFMD装置4に表示して観察することができる。これ
により、良好な作業性を確保しつつ、死角を減らして様
々な向きから病変部位周辺の観察を行うことができる。
【0041】なお、本実施の形態は、種々変形実施可能
である。例えば、内視鏡101は2台に限らず、3台以
上設けられてもよい。このように、内視鏡101の台数
を増やして、多くの向きから被検部位を観察すること
で、被検部位を観察する際の死角を減らすことができ
る。
である。例えば、内視鏡101は2台に限らず、3台以
上設けられてもよい。このように、内視鏡101の台数
を増やして、多くの向きから被検部位を観察すること
で、被検部位を観察する際の死角を減らすことができ
る。
【0042】また、本実施の形態では、2つの内視鏡画
像を切り替えて観察する例が示されているが、第1の実
施の形態で述べたように、光路可変機構53で画像の向
きを調節することで、2つの内視鏡画像を同時に観察す
ることも可能である。
像を切り替えて観察する例が示されているが、第1の実
施の形態で述べたように、光路可変機構53で画像の向
きを調節することで、2つの内視鏡画像を同時に観察す
ることも可能である。
【0043】また、本実施の形態では、2つの硬性鏡を
用いて内視鏡下外科手術を行う例を示したが、図18に
示すように、軟性鏡を用いて内視鏡検査を行うのに応用
することもできる。即ち、図18に示す内視鏡装置は、
図15に示す内視鏡装置の2つの内視鏡101に代わっ
て、患者151の体腔内に挿入して被検部位を撮像し撮
像信号を得る内視鏡152と、患者151の顔を撮像し
て撮像信号を得るカメラ153が設けられている。な
お、内視鏡152は、第1の実施の形態の内視鏡1(図
1参照)と略同様に構成されている。図18に示すよう
な構成によれば、フットスイッチ106を操作すること
で内視鏡152による内視鏡画像とカメラ153による
顔画像とを切り替えながら、FMD装置4で観察するこ
とができる。これにより、患者151の顔の表情を観察
しながら内視鏡検査を行うことができ、内視鏡の挿入位
置等の状態に対する患者の反応を伺いながら内視鏡検査
を行うことができて作業性が良い。
用いて内視鏡下外科手術を行う例を示したが、図18に
示すように、軟性鏡を用いて内視鏡検査を行うのに応用
することもできる。即ち、図18に示す内視鏡装置は、
図15に示す内視鏡装置の2つの内視鏡101に代わっ
て、患者151の体腔内に挿入して被検部位を撮像し撮
像信号を得る内視鏡152と、患者151の顔を撮像し
て撮像信号を得るカメラ153が設けられている。な
お、内視鏡152は、第1の実施の形態の内視鏡1(図
1参照)と略同様に構成されている。図18に示すよう
な構成によれば、フットスイッチ106を操作すること
で内視鏡152による内視鏡画像とカメラ153による
顔画像とを切り替えながら、FMD装置4で観察するこ
とができる。これにより、患者151の顔の表情を観察
しながら内視鏡検査を行うことができ、内視鏡の挿入位
置等の状態に対する患者の反応を伺いながら内視鏡検査
を行うことができて作業性が良い。
【0044】(第3の実施の形態)図19ないし図25
は本発明の第3の実施の形態に係り、図19は内視鏡装
置の構成を示すブロック図、図20はFMD装置の構成
を示すブロック図、図21は映像信号処理装置に関わる
構成を示すブロック図、図22はFMD装置が被検部位
から遠離った状態を示す説明図、図23は縮小された内
視鏡画像の例を示す説明図、図24はFMD装置が被検
部位に近付いた状態を示す説明図、図25は拡大された
内視鏡画像の例を示す説明図である。なお、本実施の形
態では、第1の実施の形態と同様に構成されている部位
には、同じ符号を付してその説明を省略する。
は本発明の第3の実施の形態に係り、図19は内視鏡装
置の構成を示すブロック図、図20はFMD装置の構成
を示すブロック図、図21は映像信号処理装置に関わる
構成を示すブロック図、図22はFMD装置が被検部位
から遠離った状態を示す説明図、図23は縮小された内
視鏡画像の例を示す説明図、図24はFMD装置が被検
部位に近付いた状態を示す説明図、図25は拡大された
内視鏡画像の例を示す説明図である。なお、本実施の形
態では、第1の実施の形態と同様に構成されている部位
には、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0045】図19に示すように、本実施の形態の内視
鏡装置は、第1の実施の形態と略同様に構成された内視
鏡1(図1参照)と、第1の実施の形態と略同様に構成
された光源装置2(図1参照)と、第1の実施の形態の
映像信号処理装置3(図1参照)に代わって設けられた
映像信号処理装置201と、第1の実施の形態のFMD
装置4(図1参照)に代わって設けられたFMD装置2
02とを備えて構成されている。
鏡装置は、第1の実施の形態と略同様に構成された内視
鏡1(図1参照)と、第1の実施の形態と略同様に構成
された光源装置2(図1参照)と、第1の実施の形態の
映像信号処理装置3(図1参照)に代わって設けられた
映像信号処理装置201と、第1の実施の形態のFMD
装置4(図1参照)に代わって設けられたFMD装置2
02とを備えて構成されている。
【0046】図20に示すように、前記FMD装置20
2は、第1の実施の形態のFMD装置4(図1参照)と
略同様に構成され、更に、このFMD装置202と被検
体との距離を検出する距離検出回路211を備えてい
る。この距離検出回路211は、被検体(患者)の体表
面へ向けて赤外光を発する赤外線発光素子212と、被
検体から反射される赤外光を検出する受光素子213
と、前記赤外線発光素子212を駆動するとともに前記
受光素子213の検知出力を検出することで、このFM
D装置202と被検部位との距離を検出する受光量検出
回路214とを備えて構成されている。
2は、第1の実施の形態のFMD装置4(図1参照)と
略同様に構成され、更に、このFMD装置202と被検
体との距離を検出する距離検出回路211を備えてい
る。この距離検出回路211は、被検体(患者)の体表
面へ向けて赤外光を発する赤外線発光素子212と、被
検体から反射される赤外光を検出する受光素子213
と、前記赤外線発光素子212を駆動するとともに前記
受光素子213の検知出力を検出することで、このFM
D装置202と被検部位との距離を検出する受光量検出
回路214とを備えて構成されている。
【0047】図21に示すように、映像信号処理装置2
01は、内視鏡1で得られる撮像信号に信号処理を施し
て例えばRGB形式の映像信号を得る映像信号処理部2
21と、この映像信号処理装置201の各部を制御する
例えばCPUで構成された制御部222と、前記映像信
号処理部221で得られる映像信号に拡大・縮小処理を
施す拡大縮小部223と、前記受光量検出回路214で
得られる距離情報に応じて前記拡大縮小部223の画像
表示倍率を制御する計測制御部224とを備えて構成さ
れている。
01は、内視鏡1で得られる撮像信号に信号処理を施し
て例えばRGB形式の映像信号を得る映像信号処理部2
21と、この映像信号処理装置201の各部を制御する
例えばCPUで構成された制御部222と、前記映像信
号処理部221で得られる映像信号に拡大・縮小処理を
施す拡大縮小部223と、前記受光量検出回路214で
得られる距離情報に応じて前記拡大縮小部223の画像
表示倍率を制御する計測制御部224とを備えて構成さ
れている。
【0048】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。内視鏡検査または内視鏡下外科手術において、内視
鏡1で得られる撮像信号は、映像信号処理装置201に
入力されて、モニタ表示用の映像信号に変換され、この
映像信号はFMD装置202に描出される。
る。内視鏡検査または内視鏡下外科手術において、内視
鏡1で得られる撮像信号は、映像信号処理装置201に
入力されて、モニタ表示用の映像信号に変換され、この
映像信号はFMD装置202に描出される。
【0049】このとき、図22に示すように、術者の顔
面の位置が被検部位から遠離ると、即ち、FMD装置2
02と被検部位との距離が遠離ると、FMD装置202
の距離検出回路211で検出される距離情報が映像信号
処理装置201の計測制御部224へ与えられ、この計
測制御部224で得られる距離情報に応じて、映像信号
処理部221及び拡大縮小部223が制御される。そし
て、例えば図23に示すように、内視鏡画像が縮小され
てFMD装置202に表示される。
面の位置が被検部位から遠離ると、即ち、FMD装置2
02と被検部位との距離が遠離ると、FMD装置202
の距離検出回路211で検出される距離情報が映像信号
処理装置201の計測制御部224へ与えられ、この計
測制御部224で得られる距離情報に応じて、映像信号
処理部221及び拡大縮小部223が制御される。そし
て、例えば図23に示すように、内視鏡画像が縮小され
てFMD装置202に表示される。
【0050】また、図24に示すように、術者の顔面の
位置が被検部位に近付くと、即ち、FMD装置202と
被検部位との距離が近付くと、例えば図25に示すよう
に、内視鏡画像が拡大されてFMD装置202に表示さ
れる。
位置が被検部位に近付くと、即ち、FMD装置202と
被検部位との距離が近付くと、例えば図25に示すよう
に、内視鏡画像が拡大されてFMD装置202に表示さ
れる。
【0051】前記拡大縮小部223の画像表示倍率の算
出に当たっては、FMD装置202と被検体との所定の
距離に対する画像サイズを予め術者が設定することで、
基準距離に対する画像表示倍率の関係を設定しておく。
そして、距離検出回路211により距離情報が随時検出
されると、現在の距離と基準距離とが比較され、基準距
離と画像表示倍率の予め設定された関係に従って、画像
の表示倍率が算出される。
出に当たっては、FMD装置202と被検体との所定の
距離に対する画像サイズを予め術者が設定することで、
基準距離に対する画像表示倍率の関係を設定しておく。
そして、距離検出回路211により距離情報が随時検出
されると、現在の距離と基準距離とが比較され、基準距
離と画像表示倍率の予め設定された関係に従って、画像
の表示倍率が算出される。
【0052】以上述べた本実施の形態によれば、第1の
実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実施の形
態によれば、術者と被検部位との距離に応じて画像の表
示倍率が変更されるので、内視鏡検査或いは内視鏡下外
科手術において、臨場感の有る画像が得られ、作業性が
向上する。また、画像の表示倍率は、内視鏡操作部のス
イッチや映像信号処理装置のフットスイッチ等に対する
煩雑な内視鏡操作を行うことなく調節されるので、術者
の負担が軽減し操作性が良い。
実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実施の形
態によれば、術者と被検部位との距離に応じて画像の表
示倍率が変更されるので、内視鏡検査或いは内視鏡下外
科手術において、臨場感の有る画像が得られ、作業性が
向上する。また、画像の表示倍率は、内視鏡操作部のス
イッチや映像信号処理装置のフットスイッチ等に対する
煩雑な内視鏡操作を行うことなく調節されるので、術者
の負担が軽減し操作性が良い。
【0053】なお、本実施の形態は、種々変形実施可能
である。例えば、図26に示すように、第1の実施の形
態と同様に構成された軟性鏡である内視鏡1(図19参
照)を、第2の実施の形態と同様に構成された硬性鏡で
ある内視鏡101及びカメラヘッド103に組み替えて
も良い。このとき、第2の実施の形態と同様にして、複
数の内視鏡101を設け、フットスイッチ106によ
り、FMD装置202に表示される内視鏡画像を切り替
えるように構成してもよい。
である。例えば、図26に示すように、第1の実施の形
態と同様に構成された軟性鏡である内視鏡1(図19参
照)を、第2の実施の形態と同様に構成された硬性鏡で
ある内視鏡101及びカメラヘッド103に組み替えて
も良い。このとき、第2の実施の形態と同様にして、複
数の内視鏡101を設け、フットスイッチ106によ
り、FMD装置202に表示される内視鏡画像を切り替
えるように構成してもよい。
【0054】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0055】ところで、図27に示すFMD装置301
は、上述の実施の形態で用いられるFMD装置の構成に
加えて、明るさを感知する例えばフォトセンサで構成さ
れた受光量検出素子302が、例えばゴーグル上部に設
けられて構成されたものである。そして、前記受光量検
出素子302が設けられたことで、検査や手技を行う室
内の照明環境の明るさが感知され、映像信号処理装置で
は、受光量検出素子302で検出される明るさ情報に応
じて、表示画像の明るさが調節される。
は、上述の実施の形態で用いられるFMD装置の構成に
加えて、明るさを感知する例えばフォトセンサで構成さ
れた受光量検出素子302が、例えばゴーグル上部に設
けられて構成されたものである。そして、前記受光量検
出素子302が設けられたことで、検査や手技を行う室
内の照明環境の明るさが感知され、映像信号処理装置で
は、受光量検出素子302で検出される明るさ情報に応
じて、表示画像の明るさが調節される。
【0056】これにより、図27、図28及び図29に
示すように、FMD装置301周囲の明るさが変化する
ことに応じて、FMD装置301の表示画像の明るさが
調節されることで、例えば、周囲からFMD装置301
の画像表示部に混入する光量に応じて表示画像の輝度が
調節される等して、表示画像が見易くなる。
示すように、FMD装置301周囲の明るさが変化する
ことに応じて、FMD装置301の表示画像の明るさが
調節されることで、例えば、周囲からFMD装置301
の画像表示部に混入する光量に応じて表示画像の輝度が
調節される等して、表示画像が見易くなる。
【0057】[付記] (付記項1−1)異なる形態の画像信号を選択的に発生
可能な画像信号発生手段と、使用者の顔面に装着する装
着部を有すると共に、前記画像信号発生手段で発生され
る画像信号を表示する表示部を有する顔面装着型表示手
段と、前記画像信号発生手段で発生される画像信号の形
態を選択する選択手段と、前記顔面装着型表示手段に設
けられ、前記選択手段の選択結果に基づいて、前記表示
部の光学特性を変更する光学特性変更手段とを具備した
ことを特徴とする顔面装着型映像表示装置。
可能な画像信号発生手段と、使用者の顔面に装着する装
着部を有すると共に、前記画像信号発生手段で発生され
る画像信号を表示する表示部を有する顔面装着型表示手
段と、前記画像信号発生手段で発生される画像信号の形
態を選択する選択手段と、前記顔面装着型表示手段に設
けられ、前記選択手段の選択結果に基づいて、前記表示
部の光学特性を変更する光学特性変更手段とを具備した
ことを特徴とする顔面装着型映像表示装置。
【0058】(付記項1−2)異なる形態の画像信号を
選択的に発生可能な画像信号発生手段と、使用者の顔面
に装着する装着部を有すると共に、前記画像信号発生手
段で発生される画像信号を表示する第1及び第2の表示
部を有する顔面装着型表示手段と、前記画像信号発生手
段で発生される画像信号の形態を選択する選択手段と、
前記顔面装着型表示手段に設けられ、前記選択手段の選
択結果に基づいて、前記第1の表示部及び第2の表示部
の光学光路を変更する光学特性変更手段とを具備したこ
とを特徴とする顔面装着型映像表示装置。
選択的に発生可能な画像信号発生手段と、使用者の顔面
に装着する装着部を有すると共に、前記画像信号発生手
段で発生される画像信号を表示する第1及び第2の表示
部を有する顔面装着型表示手段と、前記画像信号発生手
段で発生される画像信号の形態を選択する選択手段と、
前記顔面装着型表示手段に設けられ、前記選択手段の選
択結果に基づいて、前記第1の表示部及び第2の表示部
の光学光路を変更する光学特性変更手段とを具備したこ
とを特徴とする顔面装着型映像表示装置。
【0059】(付記項1−3)第1及び第2の画像信号
を同一対象物に関する一対の画像信号として出力する第
1の形態と、第1及び第2の画像信号を各々独立した画
像信号として出力する第2の形態とを選択的に切り替え
可能な画像信号発生手段と、使用者の顔面に装着する装
着部を有すると共に、前記画像信号発生手段で発生され
る前記第1の画像信号を表示する第1の表示部及び前記
第2の画像信号を表示する第2の表示部を有する顔面装
着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生される画
像信号の形態を選択する選択手段と、前記顔面装着型表
示手段に設けられ、前記選択手段の選択結果に基づい
て、前記第1の表示部及び第2の表示部の光学光路を変
更する光学特性変更手段とを具備したことを特徴とする
顔面装着型映像表示装置。
を同一対象物に関する一対の画像信号として出力する第
1の形態と、第1及び第2の画像信号を各々独立した画
像信号として出力する第2の形態とを選択的に切り替え
可能な画像信号発生手段と、使用者の顔面に装着する装
着部を有すると共に、前記画像信号発生手段で発生され
る前記第1の画像信号を表示する第1の表示部及び前記
第2の画像信号を表示する第2の表示部を有する顔面装
着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生される画
像信号の形態を選択する選択手段と、前記顔面装着型表
示手段に設けられ、前記選択手段の選択結果に基づい
て、前記第1の表示部及び第2の表示部の光学光路を変
更する光学特性変更手段とを具備したことを特徴とする
顔面装着型映像表示装置。
【0060】(付記項1−4)付記項1−1または1−
2に記載の顔面装着型映像表示装置であって、前記画像
信号は、第1及び第2の画像信号で構成される。
2に記載の顔面装着型映像表示装置であって、前記画像
信号は、第1及び第2の画像信号で構成される。
【0061】(付記項1−5)付記項1−3または1−
4に記載の顔面装着型映像表示装置であって、前記第1
及び第2の画像信号は、それぞれ左目用及び右目用の画
像信号である。
4に記載の顔面装着型映像表示装置であって、前記第1
及び第2の画像信号は、それぞれ左目用及び右目用の画
像信号である。
【0062】(付記項1−6)付記項1−2または1−
2に記載の顔面装着型映像表示装置であって、前記光学
特性変更手段は、前記第1の表示部及び前記第2の表示
部で表示される画像を同一の画像として射出する光学光
路とそれぞれ異なる画像として射出する光学光路とを少
なくとも切り替える。
2に記載の顔面装着型映像表示装置であって、前記光学
特性変更手段は、前記第1の表示部及び前記第2の表示
部で表示される画像を同一の画像として射出する光学光
路とそれぞれ異なる画像として射出する光学光路とを少
なくとも切り替える。
【0063】(付記項2−1)使用者の顔面に装着する
装着部を有するとともに、与えられる映像信号を描出す
る表示部を有する顔面装着型表示手段と、前記顔面装着
型表示手段に設けられ、前記顔面装着型表示手段の位置
情報を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に
応じて、前記映像信号の表示倍率を変更する信号処理手
段とを備えたことを特徴とする顔面装着型映像表示装
置。
装着部を有するとともに、与えられる映像信号を描出す
る表示部を有する顔面装着型表示手段と、前記顔面装着
型表示手段に設けられ、前記顔面装着型表示手段の位置
情報を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に
応じて、前記映像信号の表示倍率を変更する信号処理手
段とを備えたことを特徴とする顔面装着型映像表示装
置。
【0064】(付記項2−2)使用者の顔面に装着する
装着部を有するとともに、与えられる映像信号を描出す
る表示部を有する顔面装着型表示手段と、前記顔面装着
型表示手段に設けられ、前記顔面装着型表示手段の周囲
の明るさを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
果に応じて、前記映像信号の明るさを変更する信号処理
手段とを備えたことを特徴とする顔面装着型映像表示装
置。
装着部を有するとともに、与えられる映像信号を描出す
る表示部を有する顔面装着型表示手段と、前記顔面装着
型表示手段に設けられ、前記顔面装着型表示手段の周囲
の明るさを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
果に応じて、前記映像信号の明るさを変更する信号処理
手段とを備えたことを特徴とする顔面装着型映像表示装
置。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内視鏡検査或いは内視鏡下外科手術に係る映像情報を観
察する際の術者の姿勢の制限が軽減されて、良好な作業
性が確保されつつ、内視鏡画像を含む複数の映像情報を
観察することが可能となるという効果が得られる。
内視鏡検査或いは内視鏡下外科手術に係る映像情報を観
察する際の術者の姿勢の制限が軽減されて、良好な作業
性が確保されつつ、内視鏡画像を含む複数の映像情報を
観察することが可能となるという効果が得られる。
【図1】図1ないし図10は本発明の第1の実施の形態
に係り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロック図
に係り、図1は内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図2】内視鏡及び映像信号処理装置の構成を示すブロ
ック図
ック図
【図3】操作部の構成を示す説明図
【図4】FMD装置の構成を示す斜視図
【図5】画像表示装置の構成を示す説明図
【図6】光路可変機構の構成を示す説明図
【図7】光路可変機構の構成を示す説明図
【図8】FMD装置に表示される画像の種類を示す説明
図
図
【図9】FMD装置に表示される画像の種類を示す説明
図
図
【図10】第1の実施の形態の変形例に係り、画像ファ
イリング装置が接続された内視鏡装置の構成を示すブロ
ック図
イリング装置が接続された内視鏡装置の構成を示すブロ
ック図
【図11】第1の実施の形態の変形例に係り、X線装置
が接続された内視鏡装置の構成を示すブロック図
が接続された内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図12】図12ないし図17は本発明の第2の実施の
形態に係り、図12は内視鏡装置の構成を示すブロック
図
形態に係り、図12は内視鏡装置の構成を示すブロック
図
【図13】内視鏡及びカメラヘッドの構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図14】映像信号処理装置の構成を示すブロック図
【図15】内視鏡装置の使用形態の例を示す説明図
【図16】FMD装置に表示される画像の種類を示す説
明図
明図
【図17】FMD装置に表示される画像の種類を示す説
明図
明図
【図18】第2の実施の形態の変形例に係り、内視鏡装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図19】図19ないし図25は本発明の第3の実施の
形態に係り、図19は内視鏡装置の構成を示すブロック
図
形態に係り、図19は内視鏡装置の構成を示すブロック
図
【図20】FMD装置の構成を示すブロック図
【図21】映像信号処理装置に関わる構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図22】FMD装置が被検部位から遠離った状態を示
す説明図
す説明図
【図23】縮小された内視鏡画像の例を示す説明図
【図24】FMD装置が被検部位に近付いた状態を示す
説明図
説明図
【図25】拡大された内視鏡画像の例を示す説明図
【図26】第3の実施の形態の変形例に係り、内視鏡装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図27】図27ないし図29は本発明の変形例に係
り、FMD装置の構成を示すブロック図
り、FMD装置の構成を示すブロック図
【図28】図27に示すより暗い場所でFMD装置が使
用される状態を示す説明図
用される状態を示す説明図
【図29】図28に示すより暗い場所でFMD装置が使
用される状態を示す説明図
用される状態を示す説明図
3…映像信号処理装置 4…FMD装置 23…フリーズスイッチ 42…画像表示装置 51…LCD 53…光路可変機構 55…プリズム 56…アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 H04N 5/64 511 H04N 5/64 511A (72)発明者 天野 敦之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 都築 勝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大石 浩子 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小笠原 弘太郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 藤田 征哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 市川 純一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC00 DD00 WW10 WW11 5C006 AA01 AA11 AB01 BB11 BF02 EC08 EC13 5C080 AA10 BB05 DD13 DD21 EE19 EE29 JJ01 JJ02 JJ06 KK26 5C082 AA04 AA21 AA27 AA37 BA20 BA41 BB15 BD02 CA32 CA76 CB01 CB03 CB06 DA87 MM02 MM05 MM09 MM10 5G435 AA00 BB12 CC11 DD03 EE17 GG03 GG21
Claims (3)
- 【請求項1】異なる形態の画像信号を選択的に発生可能
な画像信号発生手段と、 使用者の顔面に装着する装着部を有すると共に、前記画
像信号発生手段で発生される画像信号を表示する表示部
を有する顔面装着型表示手段と、 前記画像信号発生手段で発生される画像信号の形態を選
択する選択手段と、 前記顔面装着型表示手段に設けられ、前記選択手段の選
択結果に基づいて、前記表示部の光学特性を変更する光
学特性変更手段とを具備したことを特徴とする顔面装着
型映像表示装置。 - 【請求項2】異なる形態の画像信号を選択的に発生可能
な画像信号発生手段と、 使用者の顔面に装着する装着部を有すると共に、前記画
像信号発生手段で発生される画像信号を表示する第1及
び第2の表示部を有する顔面装着型表示手段と、 前記画像信号発生手段で発生される画像信号の形態を選
択する選択手段と、 前記顔面装着型表示手段に設けられ、前記選択手段の選
択結果に基づいて、前記第1の表示部及び第2の表示部
の光学光路を変更する光学特性変更手段とを具備したこ
とを特徴とする顔面装着型映像表示装置。 - 【請求項3】第1及び第2の画像信号を同一対象物に関
する一対の画像信号として出力する第1の形態と、第1
及び第2の画像信号を各々独立した画像信号として出力
する第2の形態とを選択的に切り替え可能な画像信号発
生手段と、 使用者の顔面に装着する装着部を有すると共に、前記画
像信号発生手段で発生される前記第1の画像信号を表示
する第1の表示部及び前記第2の画像信号を表示する第
2の表示部を有する顔面装着型表示手段と、 前記画像信号発生手段で発生される画像信号の形態を選
択する選択手段と、 前記顔面装着型表示手段に設けられ、前記選択手段の選
択結果に基づいて、前記第1の表示部及び第2の表示部
の光学光路を変更する光学特性変更手段とを具備したこ
とを特徴とする顔面装着型映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28712399A JP2001109445A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 顔面装着型映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28712399A JP2001109445A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 顔面装着型映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001109445A true JP2001109445A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17713380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28712399A Withdrawn JP2001109445A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 顔面装着型映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001109445A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006208997A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Konica Minolta Photo Imaging Inc | 映像表示装置及び映像表示システム |
EP1743568A3 (en) * | 2005-07-13 | 2007-05-02 | Olympus Medical Systems Corp. | Image processing device |
JP2009530037A (ja) * | 2006-03-24 | 2009-08-27 | ストライカー・コーポレーション | 患者の体との関係で手術器具を三次元トラッキングするためのシステム及び方法 |
-
1999
- 1999-10-07 JP JP28712399A patent/JP2001109445A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006208997A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Konica Minolta Photo Imaging Inc | 映像表示装置及び映像表示システム |
EP1743568A3 (en) * | 2005-07-13 | 2007-05-02 | Olympus Medical Systems Corp. | Image processing device |
JP2009530037A (ja) * | 2006-03-24 | 2009-08-27 | ストライカー・コーポレーション | 患者の体との関係で手術器具を三次元トラッキングするためのシステム及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |