JP2001109434A - 光量評価機能付き表示装置および光供給制御方法 - Google Patents

光量評価機能付き表示装置および光供給制御方法

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JP2001109434A JP28287099A JP28287099A JP2001109434A JP 2001109434 A JP2001109434 A JP 2001109434A JP 28287099 A JP28287099 A JP 28287099A JP 28287099 A JP28287099 A JP 28287099A JP 2001109434 A JP2001109434 A JP 2001109434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用環境における周囲の光量を考慮して表示
される画像の視認性を向上させることのできる光量評価
機能付き表示装置および光供給制御方法の提供。 【解決手段】 液晶表示装置10は、光量検出部14で液晶
モジュール12の液晶表示部12a の周囲環境から供給され
る光量が検出された際に検出した光量が所定の光量にあ
るかを光量評価部16で判定し、この光量評価部16の評価
結果に応じて光量制御部18が補助光源12b を制御して調
節し、使用環境における光量を考慮して、液晶モジュー
ル12の補助光源12b の光量調節および/または液晶表示
部12aの表示コントラストを調節して情報を表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光量評価機能付き
表示装置および光供給制御方法に関し、特に、たとえ
ば、ディジタルカメラ、およびディジタルビデオカメラ
等に搭載したり、携帯型の情報処理端末装置等に適用し
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイがテレビジョンセット
に用いられるCRT (Cathode Ray Tube)に比べて薄く、省
スペースで済むという利点を活かして様々な分野で使わ
れている。液晶ディスプレイは、そのなかでもディジタ
ルカメラやディジタルビデオカメラに搭載して、ビュー
ファインダの代わりや撮像した画像の再生や一般的な情
報処理装置の情報表示部などに用いられている。最近、
液晶ディスプレイには新たな技術を採用して反射型や採
光式等の液晶ディスプレイが実用化されている。
【0003】反射型の液晶ディスプレイは、液晶の一方
に反射板を配設するタイプである。このタイプの液晶デ
ィスプレイは、これまで時計や電卓などに使われてい
る。また、採光式の液晶ディスプレイは、このディスプ
レイが含む液晶パネル、バックライト、周辺回路に光を
取り込み易くした、たとえばスリットが設けられてい
る。このようにいずれの液晶ディスプレイもバックライ
トを使わずに画像を表示させるように構成されている。
バックライトを常時点灯させるこれまでの透過型の液晶
ディスプレイに比べて消費電力が少なくて済む特徴を有
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した反
射型の液晶ディスプレイを搭載した機器を周囲の明るい
屋外で使用した場合、周囲からの入射光を取り込むこと
により高い視認性を発揮するが、周囲の暗い、たとえば
通常の室内などで動作させると、一般的に光量不足から
液晶表示が見え難いという問題が生じる。これに対処す
るため、反射型の液晶ディスプレイにはフロントライト
が設けられている。ユーザはフロントライトを周囲の状
況に応じて手動によりオン/オフさせている。しかしな
がら、特に、カメラに搭載した場合、このフロントライ
トの点灯操作を撮影中に行うことは、ユーザにとって煩
雑であり不便である。
【0005】また、この他、従前からの方式の透過型の
液晶ディスプレイでは、常時バックライトを点灯し、通
常の室内において高い視認性を確保している。しかしな
がら、周囲が明るい場合、表示が見え難い。このような
場合、液晶ディスプレイの良好な視認性を得るために
は、液晶ディスプレイを遮光して適切な表示状況にする
方法と、周囲の明るさに同等の光量になるようにバック
ライトの不足を補って、バックライトを増光させる方法
がある。後者の方法で対処した場合、周囲の暗い場所で
は液晶ディスプレイは、明るすぎてまぶしく、無駄な電
力消費を行っていることになる。また、前者の方法でも
暗い場所に対応して遮光部材の調整または取り外しを行
うことになる。このように周囲の状況に応じた光量調節
が反射型の液晶ディスプレイと同様に行われる。ただ
し、バックライトの点灯制御はフロントライトの場合と
逆の制御関係にある。液晶表示における視認性の確保に
はユーザにとって煩雑な点灯制御が行われる必要性があ
る。
【0006】ユーザの使用状況に応じて表示手段を自動
的に制御する技術として、たとえば特開平7-87379 号公
報の撮像システムが提案されている。この撮像システム
は、撮影者の使用状況を使用検知手段で検知した結果に
基づいて制御手段が表示手段、駆動手段、または電源手
段を制御することにより、無駄な電力消費を抑制してシ
ステムの長時間使用を可能にしている。ここでの使用状
況は、システム自体の動作状況に主体をおいており、得
られた情報に応じて判断して、消費電力を抑制制御して
いる。
【0007】しかしながら、上述したシステムは使用状
況は、周囲環境の光量を考慮して制御を行い、バックラ
イトの点灯制御を行っているわけではないので、消費電
力の低下は図れるが、状況に応じて画像を液晶ディスプ
レイに表示させることはできない。したがって、表示画
像の視認性はよくならない場合もでてくる。
【0008】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、使用環境における周囲の光量を考慮して表示される
画像の視認性を向上させることのできる光量評価機能付
き表示装置および光供給制御方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、供給される情報を各画素を駆動すること
により表示する表示手段と、この表示手段の周囲環境か
ら供給される光量を検出する光量検出手段と、この光量
検出手段で検出した光量が表示手段の表示を適切に見せ
る所定の光量にあるかどうかを評価する光量評価手段
と、この光量評価手段の評価結果に応じて表示手段の光
量および/または表示手段の表示コントラストを調節す
る光量制御手段とを含むことを特徴とする。
【0010】ここで、表示手段は、供給される情報を液
晶の駆動により表示する液晶表示手段と、この液晶表示
手段に光を供給する光供給手段とを含み、光量制御手段
は、光供給手段を制御することが好ましい。
【0011】また、表示手段は、供給される情報を自発
発光する駆動により表示する自発発光型の表示装置を用
いるとよい。
【0012】光量評価手段は、光量検出手段からの検出
した光量に基づいて白バランス調整を行う白バランス調
整手段と、この白バランス調整手段の結果により得られ
る光源種の色分布を参照して表示手段の配される場所を
評価する場所評価手段と、この装置に刻んだ時刻情報を
出力する時刻情報供給手段とを含むことが好ましい。
【0013】そして、光量評価手段は、光量検出手段か
らの検出した光量に基づいて液晶表示手段に対して入射
光が逆光/順光にあるか評価する逆光/順光評価手段を
含むことが望ましい。
【0014】さらに、光量評価手段は、光量検出手段か
らの検出した光量に基づいて表示手段に対して入射光が
逆光/順光にあるか評価する逆光/順光評価手段と、こ
の逆光/順光評価手段、場所評価手段および時刻情報供
給手段から供給される評価結果の情報に基づいた総合的
な判定を行う情報判定手段とを含むことが有利である。
【0015】光量検出手段は、光学系とともに、光電変
換を行う複数の受光素子が2次元配置された撮像手段
と、この撮像手段が回動可能に配され、この撮像手段が
基準の位置からの回動の回数および現停止角度に応じて
撮像手段の向けられた方向情報を検出する方向検出手段
とを含むことが好ましい。
【0016】この装置は、供給される情報を処理する装
置とが接続手段を介して着脱可能に構成されているとよ
い。
【0017】また、この装置における光量評価手段を含
み、光量評価手段の評価結果に応じて撮影者が覗く電気
的に表示される表示手段に用いられる表示装置でもよ
い。
【0018】本発明の光量評価機能付き表示装置は、供
給される情報を表示する際に、光量検出手段で表示手段
の周囲環境から供給される光量が検出された際に検出し
た光量が所定の光量にあるかを光量評価手段で判定し、
この光量評価手段の評価結果に応じて光量制御手段が光
供給手段を制御して調節することにより、表示手段の光
量調節および/または表示手段の表示コントラストを調
節して見やすい表示を行わせている。
【0019】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、情報の表示に際して表示する画像の明るさおよび/
または画像のコントラストを照明の点灯/消灯により調
整できる表示手段を用意する工程と、表示手段の環境情
報として周囲の明るさを測光値として検出する測光工程
と、表示手段と光源との位置関係を検出する位置関係検
出工程と、この位置関係検出工程で得られた情報および
/または測光工程で検出した測光値と所定の調整判定値
とを比較して周囲よりも表示手段が暗いとき照明を点灯
させる光供給の制御を行う光供給調整工程とを含むこと
を特徴とする。
【0020】ここで、この方法は、測光工程と位置関係
検出工程との間で、測光工程により得られた情報に基づ
いて白バランスを求める白バランス取込み工程と、この
白バランス取込み工程で得られた白バランスの情報に応
じて情報の表示に関わる信号のゲインを調整するゲイン
調整工程とを含むことが好ましい。
【0021】光供給調整工程は、測光工程により得られ
た情報に基づいて白バランスを求め屋内か屋外か現在の
場所を判定する工程と、供給される現日時の情報に基づ
いて周囲環境の明るさを評価する工程とを含むことが望
ましい。
【0022】また、光供給調整工程は、所定の調整判定
値、現在の場所および/または光源との位置関係に応じ
て複数設定し、この設定と測光値との判定結果に応じて
光供給量を増加させるとよい。
【0023】本発明の光供給制御方法は、表示手段の環
境情報として周囲の明るさ(測光値)と、表示手段と光
源との位置関係とをそれぞれ検出し、得られた情報およ
び/または測光値と所定の調整判定値とを比較して周囲
よりも表示手段が暗いとき照明を点灯させることによ
り、周囲と同程度の明るさで表示手段に情報を表示する
ことになるので、常に適切に見やすい表示を行わせるこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる光量評価機能付き表示装置の実施例を詳細に説明す
る。
【0025】本発明の機能を有する液晶表示装置10に
は、図1に示すように、基本的に液晶モジュール12、光
量検出部14、光量評価部16、および光量制御部18が備え
られている。
【0026】液晶モジュール12には、液晶表示部12a お
よび補助光源12b が含まれている。また、液晶モジュー
ル12には、図示しないが表示に関わる液晶を駆動するド
ライバのように周辺回路も有している。液晶表示部12a
は、たとえば、ガラス基板の間に液晶およびカラーフィ
ルタの層(この他、反射型の場合、ガラス板上に反射板
を最初に挟み込む)を挟み、そのガラス基板上に拡散
板、位相差板および偏光板を順次貼り合わせて液晶パネ
ルが形成されている。液晶モジュール12は、この液晶パ
ネルに、たとえば反射型、透過型等というように供給さ
れる補助光をどの位置から入射させるかによりいくつか
のタイプに分類される。補助光源12b には、蛍光管が用
いられる。補助光源12b が、液晶パネルのフロント(す
なわち、表示)側や側面側に配設されていると反射型、
背面側のいわゆるバックライトが用いられるとき透過型
と呼ばれる。
【0027】光量検出部14は、液晶表示部12a に周囲環
境から入射する光量を測光するセンサがたとえば、液晶
表示面と同じ側の面に設けられている。光量検出部14に
は、図示しないが入射光を有効に集光して検出するため
光学系をセンサの前面側に設けるとよい。また、用いる
センサは複数設けることにより、検出する光量を増やし
て後に行われる評価に誤りが生じないようにすることが
望ましい。センサは光電変換を行う撮像素子を2次元に
配置して用いるとよい。
【0028】光量評価部16には、比較判定部16a および
メモリ16b が備えられている。ここでは図示しないが比
較判定部16a は、検出した光量をディジタル信号に変換
して比較に用いる情報を生成するとともに、得られた情
報から補助光源12b を点灯させるかを判定する。この判
定には、比較情報としてメモリ16b に所定の光量に応じ
た比較基準情報が格納されている。比較判定部16a は、
この両者の情報を比較し大小関係の結果を判定結果とし
て光量制御部18に出力する。
【0029】光量制御部18は、供給される判定結果に応
じて補助光源12b にその光源の点灯/消灯を制御する制
御信号を出力する。光量制御部18は、情報表示の制御等
も担うシステム制御部で対応させてもよい。
【0030】このように構成することにより、周囲の光
量を光関連情報に換算して表し、たとえば反射型の液晶
表示の場合にはこの液晶表示を見せる所定の光量と対応
させて比較し、周囲の光量が周囲の光量よりも暗いと判
断された場合、この判断結果を光量制御部18に供給して
補助光源12b の光量を適切な光量になるように点灯させ
る。逆に所定の光量以上の場合は消灯させるように制御
する。これによって、液晶表示装置10の周囲環境がどん
な光量にあっても液晶表示を適切な明るさで表示するこ
とができるので、画面の視認性を常に良好に保つことが
できる。
【0031】なお、液晶表示装置10は、情報処理装置と
接続コネクタ(図示せず)を介して自在に着脱できるよ
うに構成しているとよい。
【0032】本発明の構成を適用したより具体的な例と
してディジタルスチルカメラ20の場合を以下に例示す
る。特に、ディジタルスチルカメラ20のように自動露出
(AE:Automatic Exposure)機能を有するから、カメラ
が有する基本的な機構や機能を共有させると、前述した
光量検出部14、光量評価部16および光量制御部18を専用
に新たに設けずに済ませることができる。
【0033】ディジタルスチルカメラ20には、光学レン
ズ系22、操作部24、システム制御部28、信号発生部30、
駆動信号供給部32、絞り調節機構34、光学ローパスフィ
ルタ36、色分解部38、撮像部40、前処理部42、A/D 変換
部44、信号処理部46、メモリ48、圧縮/伸張部50、記録
再生部52、およびモニタ54が備えられている。これら各
部を順次説明する。光学レンズ系22は、たとえば、複数
枚の光学レンズを組み合わせて構成されている。光学レ
ンズ系22には、詳細に図示しないが、これら光学レンズ
の配置する位置を調節して画面の画角を操作部24からの
操作信号に応じて調節するズーム機構や被写体とカメラ
20との距離に応じてピント調節する、AF(Automatic Fo
cus:自動焦点)調節機構が含まれている。これらの機構
の調節は、操作部24の一部を成すレリーズシャッタ24a
が、たとえば半押し状態にされた際に予備的な被写界の
撮像を行って得られる情報に基づいて行われる。これが
本撮像に対する予備撮像である。操作信号は、システム
バス26を介してシステム制御部28に供給される。光学レ
ンズ系22には、後述する信号発生部30、駆動信号供給部
32の図示しないタイミング信号発生部、ドライバ部を介
して駆動信号が供給される。本撮像する場合、得られた
情報に応じてピント・露出等が設定された状態で上述し
たレリーズシャッタを全押しすることにより撮像タイミ
ングをシステム制御部28に供給している。システム制御
部28は、この信号を受けて本撮像の撮像および信号読出
しといった撮像制御を行う。
【0034】操作部24には、レリーズシャッタ24a やた
とえばモニタ画面に表示される項目を選択する操作スイ
ッチ24b 、メニューをモニタ54に表示させるメニュース
イッチ24c 、選択項目の実行を操作する実行スイッチ24
d 、電源スイッチ24e が備えられている。特に、レリー
ズシャッタ24a は、複数の段階のそれぞれでカメラ10の
操作を行うようにシステムバス26を介して操作信号をシ
ステム制御部28に出力する。また、本実施例において操
作部24には、各種の動作・処理を行う際のモードの選択
などを行えるように操作スイッチ24b を備えるととも
に、モニタ54に項目選択を行うポインティングデバイス
の表示させる機能も備えている。この場合の操作部24の
操作に応じた信号がシステム制御部28に操作信号として
供給される。特に、モニタ54のフロントライト54b の動
作が手動モードの場合、操作スイッチ24b のユーザ操作
に応じて点灯/消灯が行われる。
【0035】システム制御部28は、たとえば CPU(Cent
ral Processing Unit:中央演算処理装置)を有する。シ
ステム制御部28には、ディジタルスチルカメラ20の動作
手順が書き込まれた ROM(Read Only Memory:読み出し
専用メモリ)がある。システム制御部28は、たとえば、
ユーザの操作に伴って操作部24から供給される情報とこ
の ROMの情報とを用いて各部の動作を制御する制御信号
を生成する。そのなかでもシステム制御部28には、露光
制御部28a が含まれている。システム制御部28は、生成
した制御信号をシステムバス26を介して信号発生部30、
駆動信号供給部32、あらわに制御信号の供給を示してい
ないが前処理部42、A/D 変換部44の他に、システムバス
26を介して信号処理部46、圧縮/伸張部50、記録再生部
52およびモニタ54にも供給する。特に、システム制御部
28は、駆動信号供給部32に対して予備の撮像と本撮像と
に応じたタイミングの信号が生成されるように切換制御
している。また、システム制御部28は、信号処理部46に
対しても制御を行って画像信号を作成させている。
【0036】特に、露光制御部28a には、図3に示すよ
うに、ディジタルスチルカメラ20の露光制御をするとと
もに、測光して得た情報を用いてモニタ54のフロントラ
イト54b の点灯・消灯を制御する点灯制御部28b が含ま
れている。さらに露光制御部28a の構成を説明する。露
光制御部28a には、測光値算出部280A、グループ化部28
0B、評価値算出部280C、場面判定部280D、露出値算出部
280Eおよび露出制御回路280Fが含まれている。測光値算
出部280AはA/D 変換部44からの画素データを画像として
とらえ、その画像をたとえば格子状に M×N 個のブロッ
クBij (i=0,・・・,M1; j=0, ・・・, N1 ) に分割し、各ブロ
ックの撮像データをまとめてブロックの測光値を算出す
る。測光値は、グループ化部280Bおよび点灯制御部28b
にそれぞれ供給されている。
【0037】グループ化部280Bは、図示しないがヒスト
グラム作成部およびグループ分類部を含んでいる。ヒス
トグラム作成部は、測光値算出部280Aからブロック単位
で供給される測光値を1次元データ配列と考えて、ヒス
トグラムを作成する。ヒストグラム作成部では、このヒ
ストグラムの作成にあたり供給された測光値のレベル範
囲をたとえば4区間に区分して、測光値がどの区間に入
っているかを累積頻度で表している。測光値のレベル範
囲を区分する場合、1区間をどのくらいのレベル範囲に
設定するか、あるいは得られた測光値の全レベル範囲を
何区間に設定するかは任意の選択が可能である。グルー
プ分類部は、ヒストグラム作成部から供給される結果、
すなわち各区間における各ブロック位置、測光値を一組
のデータと扱うように画像を分割して、同じ区分に属す
るデータをまとめる、分類処理を行っている。
【0038】評価値算出部280Cは、グループ化部280Bに
よって分類されたグループの測光値を基に評価値を算出
する。評価値算出部280Cにおける詳細な構成は図示しな
いで説明する。ここで、評価値とは各グループの特質を
表す数値である。評価値の算出方法には各種の方法があ
る。評価値算出部280Cは、たとえば第1の方法による測
光領域の中心からの距離に応じて各ブロックに与えられ
る評価値を基に各グループ内での平均評価値を算出する
位置評価部、第2の方法による各グループの頻度から評
価値を算出する頻度評価算出部、第3の方法による各グ
ループが有する測光値の平均値から評価値を算出する平
均測光値評価部等を含んでいる。位置評価部には、図示
しないが位置評価部、頻度評価算出部、平均測光値評価
部等の少なくとも一つを含むことが望ましい。これらの
評価方法の中で特に位置評価部は、構図を考える際に被
写界の中で主要な被写体が画面中央近傍に配されること
を重要視した方法を用いている。このように、これらの
方法を組み合わせて評価値を求めることは場面判定の精
度を向上させる上で望ましい。
【0039】位置評価部は、測光領域内の各グループが
占める位置の重要性の指標となる数値、すなわち画面中
央からの距離に応じてブロックに空間的重要度を示す数
値(以下、CPV: Center Priority Valueという)を記憶
するルックアップテーブルと、ルックアップテーブルか
ら得られるCPV を基にグループ毎の平均値を算出するグ
ループCPV 算出部とを備えている。ルックアップテーブ
ルは、測光領域の中心から目的のブロックまでの距離に
応じて割り当てた数値を格納している。また、グループ
CPV 算出部は、各ブロックが有するCPV を基にグループ
に含まれるCPVを算出しグループが画面中心にどれだけ
近いかを表す数値を計算している。位置評価部は、ルッ
クアップテーブルから得られる各ブロックのCPV を場面
判定部280Dに出力する。頻度評価算出部および平均測光
値評価部にも、各グループの頻度や測光値の平均値に対
応する評価値を格納するメモリと、このメモリからの数
値をグループ毎に頻度や測光値の平均値を算出するグル
ープ平均評価部をそれぞれ含んでいる。評価値算出部28
0Cは、位置評価部、頻度評価算出部および平均測光値評
価部で得られた各平均値を場面判定部280Dに送ってい
る。これらの供給により場面判定部280Dでの判定精度を
より高くなるとともに、場面判定の適応範囲を広げられ
るようになる。
【0040】場面判定部280Dは、グループ化部280Bで得
られた頻度分布パターン、および評価値算出部280Cから
グループ毎に算出された各種の評価値を基にして被写界
の場面を判定する。場面判定部280Dは、一例としてヒス
トグラム作成部から供給されるデータの中で最も輝度の
高い測光値範囲(ハイライトグループ(最高輝度))で
の頻度をNh、最も輝度の低い測光値範囲(シャドーグル
ープ(最低輝度))での頻度をNs、全測光値範囲の中で
の最小頻度Nminという変数で表す。また、ハイライトグ
ループの頻度と最小頻度Nminの差 (Nh−Nmin) にNud
シャドーグループの頻度と最小頻度Nminの差 (Ns
Nmin) にNld という変数を用いる。この他、たとえば逆
光、過順光、ベタな背景等の判定に用いる閾値Tu, Tl
変数Nud と変数Nld に対応するようにそれぞれ設けてい
る。
【0041】場面判定部280Dは、差Nud を求める減算機
能部と、差Nld を求める減算機能部と、得られた差Nud
と差Nld を加算する加算機能部と、加算機能部の出力か
ら閾値Tuを引く減算機能部と、減算機能部の出力から閾
値Tlを引く減算機能部を含んでいる。減算機能部の出力
が各場面の補正に用いる評価指数である。ここで、評価
指数をインデックス(index:以下、Ixという)で表し、
インデックスIxを露出値算出部280Eに出力する。
【0042】場面判定部280Dによって判定が可能になる
場面には、被写界における被写体の輝度に比べて背景が
極端に明るい逆光の場面、被写界における背景の輝度に
比べて被写体が極端に明るい過順光の場面、被写体およ
び背景の輝度が適切な順光の場面、そして、これまでに
ない被写界において一部の測光値範囲だけの頻度が残り
の測光値範囲に比べて頻度が極端に高い特徴を有する背
景の平坦な、いわゆるベタな背景の場面がある。
【0043】場面の判別を説明する。この判別には、前
述したように頻度を基に得られるパラメータ数値が場面
判定部280Dで用いられる。まず、ヒストグラムの結果を
基に各パラメータNh、Ns、Nminをセットする。また、閾
値Tu, Tlも設定する。次に、差 (Nh−Nmin) 、差 (Ns
Nmin) の演算によってパラメータNud 、Nld の値を算出
して、バイモーダルかどうかの判別処理を行う。バイモ
ーダルとは、ヒストグラムで表した場合、中間の領域に
頻度が少なく、中間の領域の両端(ハイライト側とシャ
ドー側)に頻度が多く、2つの高い山を形成することに
由来して呼ばれている。この判別処理にあたり (Nud
Tu) と (Nld −Tl) を算出する。この算出結果がいずれ
も正の値のとき、バイモーダルと判別する。算出結果が
ともに正の値でないときには、次にベタな背景を有する
場面かどうかの判別を行う。
【0044】ところで、上述の演算は、場面の評価値
(インデックスIx)を表している。この関係をまとめて
表すと、インデックスIxは、一般的に式(1)
【0045】
【数1】 Ix=Nud +Nld −Tu−Tl ・・・(1) で表される。インデックスIxは、露出値算出部280Eでの
露出値を補正する度合いを表す評価値として供給され
る。インデックスIxは、規格化して供給してもよい。
【0046】場面が逆光または過順光の状況かを判別す
る。この場面判別には、各グループのCPVgを用いる。CP
Vgは、グループに含まれるブロック数をn 個、グループ
内のブロックBkが有するCPV をCPV(Bk) と表し、評価値
算出部280Cで各ブロックのCPV(Bk) の総和を n個で割っ
た式(2)
【0047】
【数2】 により得られている。
【0048】そして、場面判定部280Dではヒストグラム
の区分と対応付けて分類されたハイライトグループおよ
びシャドーグループにおけるグループのCPVgを比較す
る。ハイライトグループのCPVhg がシャドーグループの
CPVsg より大きいとき、過順光とみなす。また、シャド
ーグループのCPVsg がハイライトグループのCPVhg より
大きいとき、逆光とみなす。
【0049】また、ベタな背景を有する場面かどうかの
判別を行う。この場合、場面判別にはヒストグラムでの
場面分析とグループの位置(あるいは空間的な)評価値
CPVgを用いて判別を行う。この場面は、これらの分析か
ら、突出して高い頻度の区分が一つ存在することが多い
ことが知られている。ここで、分析の際の最高頻度グル
ープの頻度をNmax, このグループのCPV をCPVmax, この
グループを除く残りのグループのCPVgを平均してCPV
else とする。この判別においても所定の閾値Tbase
用いて、たとえば背景に対応する頻度が場面内にあるか
もチェックしなければならない。CPVmaxとCPVelse を比
較してCPVmaxが場面内の中心から外れているか等も検討
しなければならない。これらを考慮すると、ベタな背景
を有する場面の判別条件は、Nmaxが所定の閾値Tbase
り大きく、かつCPVelse がCPVmaxより大きいときという
条件が得られる。この判別条件を満足するとき、ベタな
背景と判別し、これ以外のとき通常の順光と判断する。
これらの判定結果は露出値算出部280Eおよび点灯制御部
28b に、それぞれ供給されている。
【0050】なお、場面判定部280Dは、分割したグルー
プがさらに複数の小グループに分れている際に、各小グ
ループのブロック数が多い方から算出される評価値を優
先して用いるとよい。この処理はブロック数が多い方の
被写体を重視することになる。インデックスIxは、規格
化して 0〜1 の値で補正するようにしてもよい。
【0051】露出値算出部280Eは、図示しない重み係数
算出部および露出値決定部を含む演算機能部である。重
み係数算出部には、ヒストグラム化部またはグループ化
分類部によって分類したグループ毎に算出される測光値
Gvg [EV]、この測光値の頻度Ng、評価値算出部280Cの位
置評価部により算出されるグループの平均評価値CPVg
各数値が供給されている。重み係数算出部は、上述した
これらの値と測光値Gvg をグループ毎に乗算した結果の
総和から最終露出値E を算出する。露出値算出部280E
は、この算出された最終露出値E からプログラム線図に
よって絞りとシャッタースピードを決定する。露出値算
出部280Eは、場面判定部280Dで求めたインデックスIx
用いて各グループの重み係数Wgを補正して最終露出値E
を算出してもよい。
【0052】露出制御回路280Fは、露出値算出部280Eか
ら供給された絞りとシャッタースピードの値に基づいて
生成した制御信号を駆動信号供給部32にシステムバス26
を介して出力する。後述する駆動信号供給部32は、供給
される制御信号に応じた駆動信号を光学系の一部の絞り
調整機構34、そして撮像部40にそれぞれ出力している。
これら各部は、供給される駆動信号に応じて入射光量を
適切に調整することができる。ディジタルスチルカメラ
20は、被写界の背景や被写体の場面が逆光、過順光、ベ
タな背景等のいずれの場面に対応するか正確に判定し、
判定された場面に適した露出制御を行う。
【0053】点灯制御部28b には、光量評価部280Gおよ
び点灯/消灯制御部280Hが含まれている。さらに光量評
価部280Gには、明暗判定部2800、逆光/順光判定部2802
がある。光量評価部280Gにおける明暗判定部2800は、図
1に示した光量評価部16と基本的に同じである。また、
明暗判定部2800には、測光値の他に、AWB 情報や日時情
報等も供給される。ここでのAWB 情報とは、色の比R/G,
B/Gである。明暗判定部2800は、測光値から液晶表示の
視認性が妨げられる光量に達しているか、AWB情報から
光源種の色分布に換算して屋外と屋内とのいずれか、そ
して測光値、AWB 情報および日時情報を総合的に用いて
朝と夕方とのいずれかを判定する。明暗判定部2800には
日時情報が供給されることを記載したが、図示していな
いがシステム制御部28内の時計またはタイマを供給元と
して含めた構成でもよい。
【0054】また、逆光/順光判定部2802は、被写界か
らの入射光に対する露出制御の判定を行うとともに、液
晶表示部54a に対する入射光の位置関係に関する判定も
行う。通常ディジタルスチルカメラ20の光学系とモニタ
54は固定的に配設する場合、カメラ筐体の配設位置はた
とえば互いに対向するように設ける位置の関係にある。
しかしながら、最近、光学系が撮影者(ユーザ)側に向
くように回動し、この撮影者を含めた被写界の撮影を可
能にするカメラがある。このカメラが回動する場合、光
学系とモニタ54が同方向を向く場合があることから、カ
メラの光学系の向きを基準に逆光・順光の判定するとモ
ニタ54における判定も通常と逆関係になることがある。
すなわち、たとえば光源が光学系に対して順光位置にあ
るときモニタ54から見て逆光;光学系に対して逆光のと
きモニタ54からは順光の位置関係にある。カメラが回動
する場合、先の順光が光学系に対して逆光になりモニタ
54も逆光になる;また、先の逆光が光学系に対して順光
になりモニタ54に対して順光の位置関係になる。
【0055】そこで、逆光/順光判定部2802には、図示
しないが光学系回動検出部からカメラ回動情報も供給さ
れる。カメラ回動情報は、光学系が通常向ける方向と異
なる方向に向けられているかどうかに関する情報であ
る。たとえば、カメラ回動情報が180 °または180 °近
くの値を示し、かつ場面判定部280Dからは逆光と判定さ
れた情報が供給されたとき、判定部2802は、モニタ54に
とって順光の入射光が供給されていると通常時の判定を
逆にする。すなわち、モニタ54に対して逆光と判定す
る。光量評価部280Gは、それぞれ判定した結果を点灯/
消灯制御部280Hに供給する。
【0056】点灯/消灯制御部280Hは、個々の判定結果
を個々にまたは総合的に評価して、フロントライト54b
の点灯/消灯を制御する制御信号を生成する。点灯/消
灯制御部280Hは、このように評価に基づいて生成した点
灯・消灯制御信号をフロントライト54b に出力する。フ
ロントライト54b を点灯させた場合、画面の視認性を消
灯時に比べて向上させることができる。また、フロント
ライト54b を消灯させた場合、画面の視認性が確保しな
がら、ライトをオフにすることで消費電力を抑えること
ができる。
【0057】図1に戻って、信号発生部30は、システム
制御部28からの制御に応じてシステムクロックをVCO (V
oltage Controlled Oscillator)のような発振器により
発生する。信号発生部30は、このシステムクロックを駆
動信号供給部32および信号処理部46に供給する。また、
システムクロックは、たとえばシステムバス26を介して
システム制御部28の動作タイミングの基準としても供給
される。
【0058】駆動信号供給部32には、図示しないがタイ
ミング信号発生部およびドライバ部が備えられている。
駆動信号供給部32は、システム制御部28の制御によって
予備の撮像と本撮像とで切換制御されることにより、異
なるタイミングで撮像した信号電荷を読み出すように駆
動信号を生成する。
【0059】絞り調節機構34は、被写体の撮影において
最適な入射光の光束を撮像部40に供給するように入射光
束断面積(すなわち、絞り開口面積)を調節する機構で
ある。絞り調節機構34にも駆動信号供給部32のドライバ
部(図示せず)から駆動信号が供給される。この駆動信
号は、前述したシステム制御部28からの制御に応じて動
作させるための信号である。この場合、システム制御部
28は、具体的に図示しないが、撮像部40で光電変換した
信号電荷を基にAE(Automatic Exposure :自動露出)処
理として絞り・露光時間を算出している。絞り調節機構
34には、この算出した値に対応する制御信号が駆動信号
供給部32に供給され、この制御信号に応じた駆動信号が
駆動信号供給部32のドライバ部から供給される。
【0060】撮像部40は光電変換する撮像素子を光学レ
ンズ系22の光軸と直交する平面が形成されるように配置
する。また、撮像素子の入射光側には、個々の撮像素子
に対応して光学像の空間周波数をナイキスト周波数以下
に制限する光学ローパスフィルタ36と一体的に色分解す
る色分解部38の色フィルタCFが一体的に配設される。本
実施例では単板方式の色フィルタを用いて撮像する。撮
像素子には、 CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素
子)や MOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化型半
導体)タイプがある。撮像部40は、供給される駆動信号
に応じて光電変換によって得られた信号電荷を予備の撮
像と本撮像とそれぞれのモードに合わせて読み出す。
【0061】前処理部42には、図示しないがCDS (Corr
elated Double Sampling: 相関二重サンプリング;以下
CDS という)部が備えられている。CDS 部は、たとえ
ば、CCD 型の撮像素子を用いて、基本的にその素子によ
り生じる各種のノイズを駆動信号供給部32のタイミング
信号発生部からのタイミング信号によりクランプするク
ランプ回路と、タイミング信号により信号電荷をホール
ドするサンプルホールド回路を有する。CDS 部は、ノイ
ズ成分を除去してA/D 変換部44に送る。A/D 変換部44
は、供給される信号電荷というアナログ信号の信号レベ
ルを所定の量子化レベルにより量子化してディジタル信
号に変換するA/D 変換器を有する。A/D 変換部44は、駆
動信号供給部32から供給される変換クロック等のタイミ
ング信号により変換したディジタル信号を信号処理部46
に出力する。
【0062】信号処理部46には、図示しないが得られた
画像をより一層高画質化するためにデータ補正部および
マトリクス処理部が含まれる。データ補正部には、色の
補正を行うガンマ補正回路や自動的にホワイトバランス
の調整を行うAWB (AutomaticWhite Balance)回路等が
ある。特に、ガンマ補正回路は、 ROM(Read Only Memo
ry)に供給されるディジタル信号とこのディジタル信号
に対応して出力する補正データとを組にした複数のデー
タセットの集まりであるルックアップテーブルを用い
る。データ補正部は、この配置に限定されるものでな
く、後段に設けてもよいが、この位置に配することによ
り、ルックアップテーブルの個数が最小で済む。これら
一連のデータ補正においても駆動信号供給部32のタイミ
ング信号発生部からのタイミング信号が供給される。デ
ータ補正部は、この処理した補正データをマトリクス処
理部に出力する。マトリクス処理部は、供給されるガン
マ補正した三原色RGB のそれぞれR データ、G データお
よびB データを用いて、画像表示に用いる形式、すなわ
ち輝度データY 、色差データ(R-Y), (B-Y)に変換する。
これらの出力形式のデータは、各色に定めた混合割合を
乗算し演算することから得られる。混合割合を決める係
数は、従来からの値を用いる。また、この変換した3つ
のデータに各帯域を含み折返し歪が生じないカットオフ
周波数に設定してアンチエリアシング処理を施してもよ
い。このうち、輝度データY をアパーチャ調整部に送っ
て、輝度データY の周波数の高域を持ち上げる。これに
より、画像の輪郭が強調される。このようにしてマトリ
クス処理部は、輝度データY 、色差データ(R-Y), (B-Y)
をメモリ48に出力する。本実施例では、露光制御する処
理を露光制御部28a で行うようにしているが、信号処理
部46でAE(Automatic Exposure)に関わる測光値算出等
の信号処理を行わせてもよい。
【0063】メモリ48は、供給される画素データで構成
される画像を1枚または複数の枚数分格納可能な容量を
有する半導体記録媒体である。メモリ48は、データの入
出力が高速に行うことのできるバッファである。メモリ
48では、システム制御部28の制御によりデータの入出力
が行われる。メモリ48は、格納したデータを圧縮/伸張
部50およびモニタ54に出力する。モニタ54に撮像した画
像を供給する際にシステムバス26を介して画像のデータ
が供給されている。
【0064】圧縮/伸張部50は、たとえば、直交変換を
用いたJPEG(Joint Photographic Experts Group)規格
での圧縮を施す回路と、この圧縮した画像を再び元のデ
ータに伸張する回路とを有する。圧縮/伸張部50は、シ
ステム制御部28の制御により記録時には圧縮したデータ
をシステムバス26を介して記録再生部52に供給する。ま
た、圧縮/伸張部50は、前述と同様にシステム制御部28
の制御により信号処理部46からのデータをスルーさせ、
システムバス26を介してモニタ54に供給させてもよい。
圧縮/伸張部50が伸張処理を行う場合、逆に記録再生部
52から読み出したデータをシステムバス26を介して圧縮
/伸張部50に取り込んで処理する。ここで、処理された
データもモニタ54に供給して表示させる。
【0065】記録再生部52は、記録媒体に記録する記録
処理部と、記録媒体から記録した画像データを読み出す
再生処理部とを含む(ともに図示せず)。記録媒体に
は、たとえば、いわゆる、スマートメディアのような半
導体メモリや磁気ディスク、光ディスク等がある。磁気
ディスク、光ディスクを用いる場合、画像データを変調
する変調部とともに、この画像データを書き込むヘッド
がある。
【0066】モニタ54には、本実施例で反射型の液晶モ
ジュールが用いられている。液晶モジュールには、供給
される情報(データ)に応じた液晶表示を行わせるドラ
イバを含めた周辺回路を有するとともに、情報表示させ
る液晶表示部54a および視認性が悪化した際に視認性改
善用としての反射型液晶用のフロントライト54b が含ま
れている。モニタ54には、液晶モジュールを用いている
ことから、システム制御部28の制御に応じてシステムバ
ス26を介してメモリ48から供給される三原色RGB のデー
タが供給される。フロントライト54b は、システム制御
部28から供給される点灯・消灯制御信号に応じて点灯/
消灯が行われる。この制御を受けながらモニタ54は情報
の表示を行うことにより、液晶画面の視認性を保つとと
もに、無駄な点灯をなくすことにより、消費電力を抑え
るようにすることもできる。
【0067】なお、上述した実施例では、モニタ54に反
射型の液晶モジュールを例示したが、液晶モジュールは
透過型であってもよい。この場合、点灯させる補助光源
としては背面側から照明するバックライトになる。反射
型は屋外で消灯していても視認性が高くなる傾向にあ
り、屋内では低下する傾向にある。透過型ではバックラ
イトの調整にもよるが、一般的に屋外/屋内の視認性が
逆の関係になる傾向がある。すなわち、屋外での表示を
対象に視認性をよくするように輝度を上げると、室内で
は明るすぎてまぶしく視認性を低下させてしまう。
【0068】ディジタルスチルカメラ20における前述し
た構成要素の一部は図4のやや斜め上方より見た概略的
な外観図に示されている。カメラ20の前面側には、図2
に図示していなかったが低照度時などに補助光として用
いられるようにストロボ56を設けるとよい。ストロボ56
は、上述した場合に強制的に発光させて適当な被写体の
照度を得るようにしている。発光の制御は、駆動信号供
給部32からの駆動信号により行われる。また、カメラ20
の背面側に配した液晶表示だけでなく従来のカメラ機能
として光学ファインダ58も設けている。
【0069】本実施例のカメラ20には、記録媒体として
スマートメディアを挿入する挿入口52a が正面から見て
右側側面に設けられている。ディジタルスチルカメラに
フロントライトのように補助光源を設けて制御すると、
単に液晶モジュールに光量評価機能を設ける場合に比べ
て、図1の光量検出部14および光量評価部16の一部をカ
メラ本来の機能を有効に用いることができるので、改め
てライト制御用にスイッチ等を設けることを避けること
ができ、機能追加してもコスト上昇を抑えることができ
非常に有利である。また、操作の煩雑さもなくしても、
視認性を一定以上の視認レベルに保つことができるよう
になる。
【0070】また、前述した実施例では、液晶ディスプ
レイ54に本発明を適用したが、本発明を適用する表示装
置としては液晶ディスプレイに限定されることなく、自
発発光型の平面型の表示装置に適用してもよい。この表
示装置は、液晶ディスプレイの消費電力よりも低く抑え
られる点で適用した装置により一層の貢献を図ることが
できる。周囲の光環境に応じた輝度の変更は、駆動電圧
または駆動電流の供給レベルを変えることにより、表示
装置の発光強度を調節することで容易に行うことができ
る。したがって、画像のコントラストが周囲の光環境に
対応して変化する。このような自発発光の平面型表示装
置には、有機化合物を材料に用いた有機EL(EL: Electr
o-Luminescence)やプラズマ・ディスプレイ(PDP: Pla
sma Display Panel )等がある。
【0071】次に、ディジタルスチルカメラ20において
配設されているフロントライトの自動点灯/消灯制御の
手順について説明する(図5を参照)。ディジタルスチ
ルカメラ20の動作を開始させるため、電源スイッチ24e
をオンにする(ステップS10)。これにより、カメラ20
はシステムを初期設定に応じて立ち上げる。この立上げ
の際に、モニタ54には情報表示の指示が行われる(ステ
ップS12 )。情報表示は、画像でも文字情報でもよい。
両者を重畳して表示してもよい。この指示により、被写
界の撮像を開始する(ステップS14 )。このときの撮像
は、予備の撮像の一つでモニタ54にムービー撮像表示を
行う。
【0072】この撮像は、本撮像と違って被写界の様子
をモニタ54に時々刻々変化する動的な表示を行うことに
主眼がおかれているので、このムービー表示を適切に行
うため撮像部40から信号電荷を間引きして読み出したり
している。この読み出した信号電荷は、前処理部42、A/
D 変換部44を介してディジタルデータに変換されてい
る。このディジタルデータを画素データと呼ぶことにす
る。画素データは、図2に示したようにシステム制御部
28の露光制御部28a および信号処理部46に供給する。
【0073】露光制御部28a と信号処理部46では、それ
ぞれ、供給された画素データに基づいて周囲環境の明る
さ(測光値)および場面判定ならびに画素データに基づ
いて前述したAWB 情報を判定情報として生成する(サブ
ルーチンSUB1)。これらの情報生成は、所定の間隔毎に
行い、情報生成した際に以下のステップ処理を行う。と
ころで、AWB 情報は、信号処理部46で自動的に調整に用
いる情報をAWB (Automatic White Balance)情報のう
ち、2つの色の比を用いている。AWB 情報の供給は図3
に示す。また、判定情報にはシステム制御部28で扱う年
月日および時分秒の情報も用いる。
【0074】このようにして得られた判定情報を基に判
定を行う。場面判定で得られた被写界の場面で被写界を
照らす光源の位置がどこにあるかを判定する。すなわ
ち、少なくともカメラとして「逆光」または「順光」か
情報から判定する(ステップS16 )。この判定に際して
カメラ20の光学系が回動する機能を有している場合、前
述したカメラ回動情報も考慮して液晶に対して「逆
光」、「順光」を判定させることもできる。この場合
「逆光」、「順光」の関係は逆になる。判定結果が逆光
の場合、点灯制御を行う(ステップS18 )。情報が順光
を示した場合、その順光の周囲環境が液晶表示を適切な
明るさにあるかの判定に進む(ステップS20 へ)。
【0075】ここでの判定は、順光でありながら、所定
の明るさに周囲の明るさ(測光値)が達しているかどう
かを判定する(ステップS20 )。周囲の明るさが十分に
ないとき(NO)、点灯制御に進む(ステップS18 へ)。
また、所定の明るさ以上のとき(YES )、消灯制御に進
む(ステップS22 へ)。
【0076】点灯制御は、ステップS18 にてフロントラ
イト54b を点灯する制御信号を生成してフロントライト
54b に出力する。ところで、この制御の際に、フロント
ライト54b がすでに点灯しているのであれば、そのまま
の制御を維持すればよい。この制御を受けて、フロント
ライト54b が点灯させられる(ステップS24 )。
【0077】また、消灯制御では、フロントライト54b
を消灯する制御信号を生成してフロントライト54b に供
給する。この場合の制御でも、フロントライト54b が消
えているならば、何もせずにこの状況を維持すればよ
い。この制御を受けて、フロントライト54b が消灯させ
られる(ステップS26 )。
【0078】点灯や消灯の制御が施されたのち、電源が
オフになったかどうかを判断する(ステップS28 )。電
源がオフになったとき(YES )、カメラ20の動作を終了
させる。また、電源がオン状態のままのとき(NO)、撮
像(ムービー表示)を継続するようにステップS14 に戻
る。このステップS14 とステップS28 との間でレリーズ
シャッタ24a に本撮像を行う操作が施された際には、割
込み処理によりこれまでに得られている被写界の情報を
用いて撮像が行われる。
【0079】なお、得られた情報を用いてあらわに説明
しなかったが、露光制御および白バランス調整が適宜行
われ、適切な画像が得られるように調整されていること
は言うまでもない。そして、常に良好な視認性を確保し
て表示するためには測光を繰返し行う必要性はあるが、
消費電力を抑えることを考慮して、レリーズシャッタ24
a が半押しされたときをキー情報として用い、この場合
にだけ限定して測光を行うようにしてもよい。
【0080】このように動作させることにより、周囲環
境の明るさを考慮した自動的なフロントライトの点灯/
消灯を制御することができる。ユーザは、煩雑な操作を
行うことなく、視認性の高い画像の提供を常に受けるこ
とができる。
【0081】また、撮像した画像を再表示する場合にも
適用できる。ただし、この場合常に撮像部40を駆動して
情報を取り込んでも画像表示は被写界の表示を行わず、
所定の時間毎に画像サンプリングする。これにより、再
生表示画像の視認性を損なうことなく、適宜の撮像で情
報の取り込みが済むので電力消費を抑えることもでき
る。再生時もこの制御動作のキー情報としてレリーズシ
ャッタ24a を用いるとよい。
【0082】次にサブルーチンSUB1の動作手順を簡単に
説明する。撮像部40、前処理部42、A/D 変換部44を順次
介して供給された画素データからたとえば、AE用の測光
値を算出する(サブステップSS10)。この測光値が周囲
環境の光量を表す情報である。次に、光源がどの位置か
ら被写界を照明しているかを判定する光源位置情報を生
成する(サブステップSS12)。詳細な手順は示さない
が、簡単に光源位置情報の生成手順を説明すると、この
前の処理で得られら測光値をグループ化することにより
作成したヒストグラムのデータ等を用いて評価値を求
め、得られた値に基づいて場面がどのようなシーンにあ
るのか判定を行う。シーンの判定に応じて、たとえば複
数のビットを割り当てて点灯制御部28b に出力する。こ
のビットがカメラから見た場面の判定情報である。液晶
モジュール側から見た場面判定を行う場合、この他、カ
メラ回動情報を考慮して判定情報を生成する。
【0083】次に光源種の評価値を求める(サブステッ
プSS14)。ここでの評価値は、たとえば全面を(64×6
4)に分割し、各エリア毎に三原色RGB それぞれの平均
積算値を求め、得られた2つの平均積算値の色の比R/G,
B/Gで簡易的に評価値として用い、さらにはこれらの比
の関係をプロットすると、光源の状況を示す色の分布領
域60〜68が得られる(図7を参照)。図7の領域60は、
青空を撮像した際にとる色分布領域である。破線領域62
は日陰での色分布領域、領域64は昼光色の色分布領域、
領域66は昼白色である。そして、領域68は、たとえばタ
ングステン電球の色分布領域である。この他、蛍光灯、
ナトリウムランプ、水銀灯等のランプも色分布領域内の
いずれかで表すことができる。
【0084】なお、これら領域60〜68に含まれる分割し
たエリアの個数を求め、この個数に基づいてそれらしさ
を表すメンバシップ関数から得られる値を評価値として
もよい。これらの情報は、信号処理部46での白バランス
調整を行う際の情報にも用いることができる。白バラン
ス調整の手順については省略する。
【0085】次に現時点での日時情報を参照する(サブ
ステップSS16)。システム制御部28において設定されて
いる年月日および時刻(時分秒)の情報を、たとえば光
量評価部280Gに取り込む。この一連の情報生成および取
込み処理が終了したときリターンに進む。リターンを介
して予備の撮像における図5のメインルーチンのステッ
プS16 に移行する。
【0086】次に前述した動作手順に対して供給される
判定情報をすべて用いた場合の液晶モジュールの点灯/
消灯制御について説明する(図8を参照)。このため、
動作ステップには同じステップ番号を用いている。図8
に示すように、先の動作に加えてステップS30, S32をス
テップS16 の判定とステップS20 の間に設けている。こ
の箇所について説明する。光源の位置が順光と判定した
場合(ステップS16 )、現在の場所が屋外かどうかの判
定を次に行う(ステップS30 )。この判定にはサブルー
チンSUB1での光源種の評価値を用いて判定を行う。光源
種の評価値が青空、日陰、昼白色、昼光色の色分布領域
を示しているとき(YES )、屋外と判定してステップS3
2 に進む。また、光源種の評価値がタングステン光を示
す色分布の値のとき(NO)、屋内と判定して光量不足す
る虞を考慮してステップS18 に進む。
【0087】ステップS32 では、供給される日時情報か
ら現時点での明るさを判定する。すなわち、日中かどう
かの判定である。たとえば、月日は季節で変化する日中
の長さを考慮し、時分秒はその一日の中で十分な光量が
得られる可能性の高い時間領域(日中)の場合、次に明
るさの判定に進む(ステップS20 )。また、時分秒が光
量不足の可能性が高くなる時間領域(早朝または夕暮
れ)のとき、ステップS18 に進む。
【0088】このように個々の判定情報を用いて光に関
する周囲環境を判定して的確にフロントライトを点灯/
消灯制御することにより、常に視認性の高い表示をユー
ザに提供できる。また、個々に判定情報を用いた判定に
限ることなく、判定情報の組合せにより総合的に判定し
てもよい。これにより、状況判断がより一層的確なもの
にすることができる。
【0089】この判定情報の組合せにより総合的に判定
する場合を説明する(図9を参照)。この場合、透過型
の液晶モジュールを用いた場合で説明する。基本的な構
成は図2に同じである。構成要素の参照符合も同じもの
を用いて説明する。ただし、補助光源は、フロントライ
トでなく、バックライトである(図示せず)。本実施例
でも電源オンにして動作開始にする(ステップS40 )。
そして、初期状態として情報表示の指示制御が行われて
液晶モジュールの液晶表示部54a にたとえば、メニュー
表示が行われる(ステップS42 )。
【0090】次に補助光源のバックライトを点灯させる
(ステップS44 )。この点灯は、初期状態としてあまり
周囲環境を考慮せず、たとえば室内での点灯に設定する
とともに、おおまかに消費電力も抑えた点灯にしてい
る。
【0091】この点灯の後、メニュー選択に関わらずた
だちに、またはメニューにより画像表示を選択した場合
液晶表示部54a に画像の表示を行うように撮像を開始す
る(ステップS46 ) 。この撮像は、予備の撮像に対応す
るものである。その表示を行いながら、レリーズシャッ
タ24a が半押しされたかどうかを判定する(ステップS4
8 )。半押しされていない場合(NO)、ムービー撮像だ
けを繰り返す(ステップS46 に戻る)。半押しされた場
合(YES )、判定情報の生成を行う(サブルーチンSUB
1)。生成の手順は、前述した通りである。すなわち、
図6のサブルーチンSUB1および図7に示した関係を考慮
した手順により判定情報を生成する。
【0092】判定情報が生成された後、撮影場所が屋内
かどうかの判定を行う(ステップS50 )。この屋内と屋
外の判定には、前述したいずれの色分布領域に取り込ん
だ画像の分割エリアが多く含まれるか等で表される情報
を含むAWB 情報を用いて行われる。判定が屋内のとき
(YES )、明るさの判定に進む(ステップS52 )。判定
が屋外のとき(NO)、バックライトを増光させる処理に
進む(ステップS54 )。この段階では、カメラ20に対し
て光源が逆光の位置にある場合を想定して増光させる制
御を行うことが好ましい。
【0093】明るさの判定(ステップS52 )において
は、周囲よりも液晶表示が暗いかを判定する。屋内にお
いて想定されている光量よりも周囲の測光値の方が大き
いとき(YES )、視認性が劣るので、バックライトの増
光処理に進む(ステップS56 )。想定の光量以下の測光
値のとき(NO)、屋内での視認性は良好と判断して電源
オフの判定処理に進む(ステップS58 )。バックライト
の増光処理(ステップS56 )は、システム制御部28の制
御により、たとえば1段明るくなるように制御信号がバ
ックライトに供給される。この制御信号に応じてバック
ライトを増光させている。ステップS46 〜ステップS58
のループを繰り返すことにより、室内におけるバックラ
イト光量に自動的に設定することができる。なお、増光
処理について説明したが測光値とAWB 情報を用いて判定
してもよく、たとえば室内が多少明るくても消費電力を
抑制したいとき、バックライトを暗めに設定するさせる
こともできる。
【0094】そして、バックライトを増光させたのち、
このバックライトの光量が適切な光量かどうか判定する
(ステップS60 )。光量が不足していると判定されたと
き(YES )、再びライトの増光処理を行う(ステップS6
2 )。ここでの想定する光量は、屋外における所定の光
量である。また、十分な光量があると判定したとき(N
O)、光源の位置がカメラとして順光かどうかの判定に
進む(ステップS64 )。この場合、液晶表示部54a には
光源の位置が逆光に相当していることから、周囲の明る
さと同程度以上にあるとしても光量を増光させるように
動作させる(ステップS62 )このように状況に応じた細
かい設定のプログラムをメニューで選択しておくとユー
ザの要求に細かく対応することができるようになる。ま
た、処理条件の簡素化を重視した場合、個々の判定情報
の一つだけで判定するように図ることもできる。この
他、夕暮れ、早朝、ミックス光源の場合、光量を低下さ
せ、これ以外では光量を増加させるように制御してもよ
い。この処理後、電源オフにするかの判定に進む(ステ
ップS58 )。
【0095】電源をオフにする場合(YES )、ディジタ
ルカメラ20の動作を終了させる。また、電源をオフにし
ない場合(NO)、ムービー撮像を継続する(ステップS4
6 )。
【0096】このように動作させても点灯/消灯等の制
御操作を自動的に行うことにより、煩雑なユーザ操作を
回避しながら、液晶表示の視認性を確保することができ
る。そして、細かい制御を行うことで電力の消費も抑え
ることができるので、使用するカメラの利便性にも貢献
することができる。特に、図9に示した動作手順は、常
時バックライトを点灯する中で屋内から屋外に出た場合
の動作手順である。したがって、バックライトは増光す
るように制御されている。しかしながら、図示しない
が、屋外から屋内に入った場合、得られる判定情報、特
に場所や光源の種類等を駆使して現状を把握してバック
ライトを光の周囲環境に適応するように多段階に減光さ
せていくこともできる。これにより、屋外において最大
輝度に設定していても、屋内に入った時点から段階的に
視認性のよいバックライトの輝度に自動的に減光するの
で、これまでのようなまぶしくて屋内で見ずらい状況を
回避することができる。
【0097】以上のように構成することにより、用いる
液晶モジュールのタイプ(反射型・透過型)を考慮しな
がら、露光制御部28a 、点灯制御部28b や信号処理部46
で取り込んだ光の情報に基づいて判定情報を生成し、生
成した判定情報と基準とする所定の値とを比較判定する
ことにより、液晶表示部54a を照らす補助光源の点灯/
消灯を制御して表示される情報の視認性を一定レベル以
上に保つことができるようになる。この制御を適切に行
うことで、同時に効率的な電力消費の寄与および点灯/
消灯の煩わしい操作を意識することのない操作に貢献す
ることができる。また、レリーズボタンを半押しして触
れたとき、AE/AWBの情報が得られるから、再生を除き、
この操作からフロントライトまたはバックライトの点灯
/消灯を行う、この一連の制御を行うようにし、この制
御下にないとき補助光源を非点灯にしておくと、カメラ
の消費電力に対して若干ながらも貢献することができ
る。さらに、マニュアル操作では条件に関係なく、ユー
ザの操作により補助光源の点灯/消灯を行えることは言
うまでもない。
【0098】なお、本実施例のディジタルスチルカメラ
のように撮像部および露光制御部といった共通の手段を
有する装置に適用すると新たに追加する部品点数が少な
くても実現できるので有利である。また、実施例では明
るさを調節する手順を説明すたが明るさに限定されるも
のでなく、具体的に図示していないが視認性の向上を図
る上でコントラストも判定条件に応じて調節させること
ができることは言うまでもない。
【0099】
【発明の効果】このように本発明の光量評価機能付き液
晶表示装置によれば、供給される情報を表示する際に、
光量検出手段で表示手段の周囲環境から供給される光量
が検出された際に検出した光量が所定の光量にあるかを
光量評価手段で判定し、この光量評価手段の評価結果に
応じて光量制御手段が光供給手段を制御して調節し、使
用環境における光量を考慮することにより、表示手段の
光量調節および/または表示手段の表示コントラストを
調節して表示される画像の視認性とその制御に伴う操作
性をも同時に向上させることができる。電力消費の削減
にも貢献できる。
【0100】また、本発明の光供給制御方法は、表示手
段の環境情報として周囲の明るさ(測光値)と、表示手
段と光源との位置関係とをそれぞれ検出し、得られた情
報および/または測光値と所定の調整判定値とを比較し
て周囲よりも表示手段が暗いとき照明を点灯させること
により、使用環境における光量を考慮して、周囲と同程
度の明るさで表示手段に情報を表示させるので、画像の
視認性を向上させ、操作性も意識することなく適宜行う
ことができるようになる。そして消費電力の節電も貢献
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光量評価機能付き表示装置の基本的な
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の表示装置を液晶表示装置に適用した際
の概略的なディジタルスチルカメラの構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2の露光制御部の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図2のディジタルスチルカメラをやや右斜め前
上方およびやや右斜め後上方よりそれぞれ見た模式的な
外観図である。
【図5】図2のディジタルスチルカメラのムービー撮像
における液晶表示およびその表示における自動的な点灯
/消灯制御の手順を説明するフローチャートである。
【図6】図5のサブルーチンSUB1において点灯/消灯制
御を行う上で用いる判定情報の生成手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】図6の判定情報を生成する際の色分布領域と被
写界の状況および光源種の関係を示す図である。
【図8】図2のディジタルスチルカメラのムービー撮像
において判定情報すべて用いて自動的な点灯/消灯制御
の手順を説明するフローチャートである。
【図9】図2のディジタルスチルカメラに透過型の液晶
モジュールを用いてムービー撮像する際の自動的なライ
ト増光の手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 12 液晶モジュール 14 光量検出部 16 光量評価部 18 光量制御部 12a 液晶表示部 12b 補助光源
フロントページの続き Fターム(参考) 5C006 AA01 AA22 AB03 AF52 AF63 AF69 BF01 EA01 EC02 FA47 FA54 5C022 AA13 AB03 AB19 AB67 AC01 AC03 5C066 AA01 CA27 EA14 FA02 GA35 KA12 KM10 KM13 5C080 AA10 BB05 CC03 DD26 DD30 EE28 EE32 JJ02 JJ06 JJ07 KK43

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される情報を各画素を駆動すること
    により表示する表示手段と、 該表示手段の周囲環境から供給される光量を検出する光
    量検出手段と、 該光量検出手段で検出した光量が前記表示手段の表示を
    適切に見せる所定の光量にあるかどうかを評価する光量
    評価手段と、 該光量評価手段の評価結果に応じて前記表示手段の光量
    および/または前記表示手段の表示コントラストを調節
    する光量制御手段とを含むことを特徴とする光量評価機
    能付き表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記表
    示手段は、供給される情報を液晶の駆動により表示する
    液晶表示手段と、 該液晶表示手段に光を供給する光供給手段とを含み、 前記光量制御手段は、前記光供給手段を制御することを
    特徴とする光量評価機能付き表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、前記表
    示手段は、供給される情報を自発発光する駆動により表
    示する自発発光型の表示装置を用いることを特徴とする
    光量評価機能付き表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、前記光
    量評価手段は、前記光量検出手段からの検出した光量に
    基づいて白バランス調整を行う白バランス調整手段と、 該白バランス調整手段の結果により得られる光源種の色
    分布を参照して前記表示手段の配される場所を評価させ
    る場所評価手段と、 該装置に刻んだ時刻情報を出力する時刻情報供給手段と
    を含むことを特徴とする光量評価機能付き表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、前記光
    量評価手段は、前記光量検出手段からの検出した光量に
    基づいて前記表示手段に対して入射光が逆光/順光にあ
    るか評価する逆光/順光評価手段を含むことを特徴とす
    る光量評価機能付き表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の装置において、前記光
    量評価手段は、前記光量検出手段からの検出した光量に
    基づいて前記表示手段に対して入射光が逆光/順光にあ
    るか評価する逆光/順光評価手段と、 該逆光/順光評価手段、前記場所評価手段および前記時
    刻情報供給手段から供給される評価結果の情報に基づい
    た総合的な判定を行う情報判定手段とを含むことを特徴
    とする光量評価機能付き表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、前記光
    量検出手段は、光学系とともに、光電変換を行う複数の
    受光素子が2次元配置された撮像手段と、 該撮像手段が回動可能に配され、該撮像手段が基準の位
    置からの回動の回数および現停止角度に応じて前記撮像
    手段の向けられた方向情報を検出する方向検出手段とを
    含むことを特徴とする光量評価機能付き表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか一項に記載
    の装置において、該装置は、供給される情報を処理する
    装置とが接続手段を介して着脱可能に構成されているこ
    とを特徴とする光量評価機能付き表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の装置における前記光量
    評価手段を含み、前記光量評価手段の評価結果に応じて
    撮影者が覗く電気的に表示する表示手段に用いられるこ
    とを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 情報の表示に際して表示する画像の明
    るさおよび/または画像のコントラストを照明の点灯/
    消灯により調整できる表示手段を用意する工程と、 前記表示手段の環境情報として周囲の明るさを測光値と
    して検出する測光工程と、 前記表示手段と光源との位置関係を検出する位置関係検
    出工程と、 該位置関係検出工程で得られた情報および/または前記
    測光工程で検出した測光値と所定の調整判定値とを比較
    して周囲よりも前記表示手段が暗いとき前記照明を点灯
    させる光供給の制御を行う光供給調整工程とを含むこと
    を特徴とする光供給制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、該方
    法は、前記測光工程と前記位置関係検出工程との間で、
    前記測光工程により得られた情報に基づいて白バランス
    を求める白バランス取込み工程と、 該白バランス取込み工程で得られた白バランスの情報に
    応じて前記情報の表示に関わる信号のゲインを調整する
    ゲイン調整工程とを含むことを特徴とする光供給制御方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の方法において、前記
    光供給調整工程は、前記測光工程により得られた情報に
    基づいて白バランスを求め屋内か屋外か現在の場所を判
    定する工程と、 供給される現日時の情報に基づいて周囲環境の明るさを
    評価する工程とを含むことを特徴とする光供給制御方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の方法において、前記
    光供給調整工程は、前記所定の調整判定値、前記現在の
    場所および/または前記光源との位置関係に応じて複数
    設定し、該設定と前記測光値との判定結果に応じて光供
    給量を増加させることを特徴とする光供給制御方法。
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